JPH106723A - タイヤモニタリング装置における圧力測定値の処理方法 - Google Patents
タイヤモニタリング装置における圧力測定値の処理方法Info
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- B60C23/02—Signalling devices actuated by tyre pressure
- B60C23/04—Signalling devices actuated by tyre pressure mounted on the wheel or tyre
- B60C23/0408—Signalling devices actuated by tyre pressure mounted on the wheel or tyre transmitting the signals by non-mechanical means from the wheel or tyre to a vehicle body mounted receiver
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Abstract
他の全てのタイヤとは実質的に異なるタイヤの膨張状態
を検出できるタイヤモニタリング装置の信号処理方法を
提供すること。 【解決手段】 車両のタイヤをモニタリングする装置の
信号を処理する方法において、車両の他のタイヤと比較
して、明らかに膨張圧力不足のタイヤまたは過大膨張圧
力のタイヤがあるか否かを決定し、他のタイヤの膨張圧
力が均一ばらつきを示すときにのみ運転者に警告を与え
るように構成した。
Description
装置に関し、より詳しくは、膨張圧力が許容範囲内にあ
ってもトラブルを引き起こす潜在的危険性がある状況を
検出する装置の使用方法に関する。
車両の全タイヤが、意図する使用条件下で使用されてい
るか否かを確認できなければならない。実際、これらの
装置は、慣用的に、車両の各タイヤの膨張圧力が、閾値
(公称コールド膨張圧力より約10〜15%低い圧力)
以下に低下しないことを確認している。しかしながら、
この確認は、車両のタイヤの膨張状態の或る異常の検出
を保証するものではない。異常状況の一例として、1つ
のタイヤが他の全てのタイヤに対して明らかに膨張不足
である場合がある。これは、未だ検出されていない非常
に僅かな漏洩によるかも知れないし、或いは、正しい再
膨張が行なわれていないタイヤで走行した結果であると
もいえよう。
の誤った警報を発することなく、車両の他の全てのタイ
ヤとは実質的に異なるタイヤの膨張状態を検出できるタ
イヤモニタリング装置の信号処理方法を提供することに
ある。
のコールド状態を確認した後、各タイヤについて、膨張
圧力を測定し、測定した膨張圧力と公称圧力との間の偏
差を計算し、代数学的値からの偏差が最小である車両の
タイヤを識別して、該タイヤを「最も膨張圧力不足のタ
イヤ」と呼び、最も膨張圧力不足のタイヤを除く車両の
全てのタイヤについて、測定した膨張圧力と公称圧力と
の間の前記偏差のばらつきの特性値を計算し、この特性
値を所与の第1閾値と比較し、前記偏差の特性値が第1
閾値より小さい場合には、前記タイヤの測定した膨張圧
力と公称圧力との間の前記偏差と、他のタイヤの前記偏
差の平均値との間の差を、最も膨張圧力不足のタイヤに
ついて計算し、前記差を所与の第2閾値と比較し、前記
差が前記第2閾値より大きい場合には警報を発する。
に過大膨張されたタイヤがあるか否かを決定するのにも
使用される。この第2試験は、例えば、膨張圧力を正し
い圧力に低下させるのではなく、現在使用されている危
険ホイールを検出するのに有効である。
国特許第4,703,650 号に開示されているようなモニタリ
ング装置を使用できる。このようなモニタリング装置
は、各ホイールの電子測定モジュールを有し、該モジュ
ールは、測定値信号を車両に配置された中央処理装置に
誘導結合により伝達しかつ運転者の近くの表示装置に接
続されている。また、同じ情報を無線により同様な中央
処理装置に伝達する装置を使用することもできる。電子
ホイールモジュールは、少なくとも、該モジュールが取
り付けられたタイヤの膨張圧力を測定する。また、電子
ホイールモジュールは、タイヤ内の空気温度の推定値を
測定することもできる。本発明の方法は、タイヤがコー
ルドであるとき、すなわちタイヤが周囲の空気と熱平衡
状態にあるときに、好ましくは車両の各始動時に使用す
ることを意図したものである。従って、第1ステップ
は、タイヤのホット状態またはコールド状態を検出する
ことである。この確認は、フランス国特許第2,680,136
号に提案されているように、各タイヤの内部温度と車両
内に存在する大気温度との間の測定温度の偏差を比較す
ることにより行なわれる。これらの温度測定値を入手で
きない場合には、車両が停止していた時間が最短時間
(乗用車については約90分、重量車両については約4
時間)より長いか否かを確認することもできる。また、
この冷却時間を、記憶されている車両の前回の使用の関
数として修正することもできる。
ると結論されると、いわゆるホット確認モードに瞬時に
切り換えられる。タイヤのこのホット確認は、コールド
公称圧力に対する膨張圧力のタイヤ毎の比較、同一車軸
のタイヤ間の偏差のモニタリング、並びに、同一車軸ま
たは幾つかの車軸のタイヤ間のこれらの偏差の時間変化
のモニタリングにより行なうのが有効である。最初の確
認により、タイヤがコールド状態にあると結論される
と、各タイヤの膨張圧力が順次測定され、次に、測定し
た膨張圧力と公称コールド圧力との間の偏差が計算され
る。これにより、 Di =Pi −Pi 0 を得る。ここで、Pi はタイヤiの膨張圧力、Pi 0 は
同じタイヤiのコールド公称圧力である。公称圧力は、
幾つかのタイヤ間、特に異なる車軸のタイヤ間で異なる
ことがあることに留意されたい。従って、最低膨張圧力
より高い方の膨張圧力のタイヤがその公称圧力に対して
不足膨張状態にある間に、最低膨張圧力のタイヤが適正
に膨張される場合も観察されよう。
足のタイヤに等しい最小値が、代数学的に求められる。
このタイヤをタイヤjと呼び、 DJ =Di min を得る。次に、他の全てのタイヤについての偏差のばら
つきを分析する。この分析は、差Mの平均値を次式から
計算することにより行なわれる。
タリングされるタイヤの全個数である。次に、次式か
ら、各タイヤについて差Δi を計算し、 Δi =|Di −M| Δi の最大値と、第1閾値S1 とを比較する。Δi の最
大値はタイヤ1(タイヤjではない)の最大値であり、
タイヤ1の膨張圧力は、偏差Mの平均値から最もかけ離
れている。この最大値Δl が閾値S1 より小さいなら
ば、車両の他の全てのタイヤが、極く僅かなばらつきの
均一膨張圧力値を有することを意味する。
らば、車両の他のタイヤの膨張圧力値のばらつきが非常
に大きく、試験をするには無意味であることを示し、運
転者にこの状況の警告を与えた後、ホットモニタリング
モードに切り換える。圧力が極く僅かなばらつきになっ
たことを確認した後、偏差Dj と平均値Mとの差と、第
2閾値S2 とを比較する。すなわち、 (M−Dj )>S2 この差が閾値S2 より大きいことが証明される場合に
は、タイヤjが車両の他の全てのタイヤより膨張圧力不
足の度合いが大きいことを意味する。この状況は異常で
ある。なぜならば、他の全てのタイヤについて判明した
偏差を考えた場合に良いメインテナンスがなされていた
と推定できる車両が、他のタイヤよりも膨張圧力不足の
度合いが大きいタイヤを有しているからである。一部の
車両所有者の怠慢は多分ここでは無関係であり、むし
ろ、未だ検出されていない非常に僅かな漏洩によるか、
タイヤの膨張圧力の正しい確認が行なわれていないタイ
ヤで走行したことによるものであろう。
を有するものであることを運転者に表示し、運転者がチ
ェックすべきことをアドバイスするのが好ましい。一般
に、約8バールの公称膨張圧力をもつ重量車両の場合に
は、限界警告閾値の慣行値は約1バールである。全ての
膨張圧力が、1バールを超えない範囲内で公称圧力より
大きい場合には、通常、警報は伝達されない。これらの
重量車両の場合には、閾値S1 として約400ミリバー
ル、閾値S2として約800ミリバールを選択できる。
これは、この試験が、僅かな漏洩の場合には早期に異常
状況を開示できることを示すものである。また、図1
は、他のタイヤに比べ最も過大に膨張されたタイヤの識
別に関する同様な試験を例示するものである。この識別
は、より詳しくは、危険ホイール(通常、過大膨張され
たタイヤのホイール)が、膨張圧力を矯正することなく
使用されている場合を検出するのに行なわれる。
Claims (4)
- 【請求項1】 車両のタイヤをモニタリングする装置で
あって、各タイヤについて該タイヤの膨張圧力の少なく
とも1つの測定値を供給する装置の信号をモニタリング
する方法において、タイヤのコールド状態を確認した
後、 各タイヤについて、膨張圧力を測定し、測定した膨張圧
力と公称圧力との間の偏差を計算し、 代数学的値からの偏差が最小である車両のタイヤを識別
して、該タイヤを「最も膨張圧力不足のタイヤ」と呼
び、 最も膨張圧力不足のタイヤを除く車両の全てのタイヤに
ついて、測定した膨張圧力と公称圧力との間の前記偏差
のばらつきの特性値を計算し、この特性値を所与の第1
閾値と比較し、 前記偏差の特性値が第1閾値より小さい場合には、前記
タイヤの測定した膨張圧力と公称圧力との間の前記偏差
と、他のタイヤの前記偏差の平均値との間の差を、最も
膨張圧力不足のタイヤについて計算し、前記差を所与の
第2閾値と比較し、 前記差が前記第2閾値より大きい場合には警報を発する
ことを特徴とする方法。 - 【請求項2】 車両のタイヤをモニタリングする装置で
あって、各タイヤについて該タイヤの膨張圧力の少なく
とも1つの測定値を供給する装置の信号を処理する方法
において、タイヤのコールド状態を確認した後、 各タイヤについて、膨張圧力を測定し、測定した膨張圧
力と公称圧力との間の偏差を計算し、 代数学的値からの偏差が最大である車両のタイヤを識別
して、該タイヤを「最も過大な膨張圧力のタイヤ」と呼
び、 最も過大な膨張圧力のタイヤを除く車両の全てのタイヤ
について、測定した膨張圧力と公称圧力との間の前記偏
差のばらつきの特性値を計算し、この特性値を所与の第
1閾値と比較し、 前記偏差の特性値が第1閾値より小さい場合には、他の
タイヤの前記偏差の平均値と、前記タイヤの測定した膨
張圧力と公称圧力との間の前記偏差との間の差を、最も
過大な膨張圧力のタイヤについて計算し、前記差を所与
の第2閾値と比較し、 前記差が前記第2閾値より大きい場合には警報を発する
ことを特徴とする方法。 - 【請求項3】 最も膨張圧力不足のタイヤまたは最も過
大な膨張圧力のタイヤを除く全てのタイヤを考察し、 膨張圧力と定格圧力との間の偏差の代数学的平均値を計
算し、 各タイヤについて、前記タイヤの膨張圧力と公称圧力と
の間の偏差と、前記代数学的平均値との間の差を計算
し、 絶対値が最大である前記差を、前記偏差のばらつきの特
性値とすることを特徴とする請求項1または2に記載の
方法。 - 【請求項4】 コールドモニタリングの終時にホットモ
ニタリングモードに切り換えることを特徴とする請求項
1乃至3のいずれか1項に記載の方法。
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