JPH106722A - 車両用ラジアルタイヤの空気圧調整方法 - Google Patents

車両用ラジアルタイヤの空気圧調整方法

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Publication number
JPH106722A
JPH106722A JP8184185A JP18418596A JPH106722A JP H106722 A JPH106722 A JP H106722A JP 8184185 A JP8184185 A JP 8184185A JP 18418596 A JP18418596 A JP 18418596A JP H106722 A JPH106722 A JP H106722A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
radial tire
air pressure
vehicle
radial
depth
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP8184185A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuo Gonda
哲夫 権田
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Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Materials Corp filed Critical Mitsubishi Materials Corp
Priority to JP8184185A priority Critical patent/JPH106722A/ja
Publication of JPH106722A publication Critical patent/JPH106722A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両用ラジアルタイヤでのセパレーション発
生を防ぐ。ラジアルタイヤの長期使用を可能とする。 【解決手段】 ラジアルタイヤのトレッド面の最外側か
ら黒色部分11、黄色部分12、赤色部分13を設け
る。このラジアルタイヤを建設車両に装着して使用する
と、トレッド面が磨耗し、トレッド面のゴムの色が黒色
11から黄色12、さらに赤色13に変わる。そこで、
ラジアルタイヤの空気圧を、初期値から例えば3%ずつ
下げる。この結果、ラジアルタイヤでのセパレーション
発生率は大幅に低減される。よって、ラジアルタイヤの
耐用年数を大幅に延ばすことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は車両用ラジアルタ
イヤの空気圧調整方法、特に建設車両用ラジアルタイヤ
の空気圧調整方法に関する。
【0002】
【従来の技術】建設車両用に製造されたラジアルタイヤ
は、一般車両用に比較して大型化されている。この大型
のラジアルタイヤでは、磨耗によりトレッド溝が浅くな
ると、セパレーションが発生することが、本発明者の研
究により知見された。図3に示すように、セパレーショ
ンはラジアルタイヤを構成する複数の層同士が例えば加
熱等により劣化等して相互に剥離が生じるものである。
このセパレーションが発生すると、ラジアルタイヤは使
用不能となり、その交換が必要となる。なお、従来のラ
ジアルタイヤではその空気圧は一定値となるように調整
されて使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、従来の車両
用ラジアルタイヤでは長期使用により、トレッド溝が磨
耗してくると、セパレーションが発生し、その使用を停
止せざるを得なかった。このセパレーションの発生を検
知するため、ラジアルタイヤの検査は定期的に行われ、
また、トレッド溝の一定量の磨滅で交換することとして
いた。
【0004】そこで、本発明者は、鋭意研究の結果、こ
のセパレーション対策として、残ったトレッド溝の深さ
を測定し、このトレッド溝深さに応じて異なる空気圧値
に調整することが、セパレーション発生防止に有効であ
ることを知見した。
【0005】
【発明の目的】すなわち、この発明の目的は、車両用ラ
ジアルタイヤでのセパレーション発生を防ぐことであ
る。また、この発明の目的は、ラジアルタイヤの長期使
用を可能とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、車両用ラジアルタイヤにおいて、そのトレッド溝の
深さが浅くなるにしたがって、そのラジアルタイヤの空
気圧を低減する車両用ラジアルタイヤの空気圧調整方法
である。
【0007】請求項2に記載の発明は、上記車両用ラジ
アルタイヤにおいて、トレッド面の深さ方向に異なる着
色部分を設け、所定色の着色部分が露出したとき、空気
圧を所定値に低減する請求項1に記載の車両用ラジアル
タイヤの空気圧調整方法である。
【0008】請求項3に記載の発明は、上記車両用ラジ
アルタイヤのトレッド面に深さの異なる磨耗検出用の溝
を設け、この溝に基づいて空気圧を調整する請求項1に
記載の車両用ラジアルタイヤの空気圧調整方法である。
【0009】請求項4に記載の発明は、上記車両用ラジ
アルタイヤは、建設車両用ラジアルタイヤである請求項
1〜3のいずれか1項に記載の車両用ラジアルタイヤの
空気圧調整方法である。
【0010】
【作用】請求項1〜請求項4に記載の発明によれば、ラ
ジアルタイヤのトレッド溝の深さが使用開始当初よりも
浅くなると、これを検知してその空気圧を当初のラジア
ルタイヤの空気圧(タイヤ内圧)よりも低くする。この
結果、トレッド溝深さとは無関係に一定の空気圧を維持
させた従来の場合よりも、そのラジアルタイヤでのセパ
レーション発生率は大幅に低減されることとなる。よっ
て、ラジアルタイヤの長期使用が可能となった。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施例を図面
を参照して説明する。図1はこの発明の一実施例に係る
ラジアルタイヤの空気圧調整方法を模式的に示してい
る。この図に示すように、このラジアルタイヤでは半径
方向(タイヤの放射方向)に沿って外側から所定厚さの
黒色部分11が、これに連続して例えば所定厚さの黄色
部分12が、さらにこれに連続して赤色部分13が設け
られている。そして、このラジアルタイヤは例えば建設
車両に装着されての長期使用によりそのトレッド面から
順次磨耗していく。このトレッド面の磨耗が進行する
と、例えばトレッド面を構成するゴムの色が黒色11か
ら黄色12、さらには赤色13に変わる。一定量の磨耗
の進行をこれで検知し、そのラジアルタイヤの空気圧
を、初期の値から例えば2%ずつ下げる。この結果、ラ
ジアルタイヤでのセパレーション発生率は大幅に低減さ
れることとなる。よって、このラジアルタイヤの耐用年
数を大幅に延ばすことが可能となった。
【0012】また、この発明に係る車両用ラジアルタイ
ヤの空気圧調整方法の他の実施例について図2を参照し
て以下説明する。この実施例では車両用ラジアルタイヤ
のトレッド溝の深さをゲージなどで定期的に測定する
(ステップS1)。そして、そのトレッド溝深さが浅く
なるにしたがって、そのラジアルタイヤの空気圧を徐々
に低くしていくものである(ステップS2)。例えば、
3ヶ月、6ヶ月毎にトレッド溝深さを測定しておき、そ
の深さが変化して行くにしたがいその空気圧を低くする
ものである。例えばトレッド溝深さが40〜54mmで
は空気圧を7.0〜7.5kg/cm2とし、25〜4
0mmでは6.5〜6.8kg/cm2とにし、25m
m未満では6.0〜6.5kg/cm2とする。なお、
車両用ラジアルタイヤでの走行・作業に必要とされる最
低限度の空気圧以下の値には調整することはない。ま
た、上記定期測定は、そのラジアルタイヤを使用した車
両の走行距離・作業時間等を基準として行うようにして
も良い。
【0013】この実施例にあっても、ラジアルタイヤで
のセパレーションの発生を遅らせることができ、また
は、発生をなくすことができる。よって、ラジアルタイ
ヤの耐用年数を大幅に長期化することができる。これ
は、車両用ラジアルタイヤの使用に係る費用を大幅に低
減することにつながる。
【0014】さらに、この発明に係る車両用ラジアルタ
イヤの空気圧調整方法としては、上記実施例でのトレッ
ド面のゴムの着色の変化でトレッド溝深さを検知する方
法に替えて、以下の方法も考えられる。例えばラジアル
タイヤのトレッド面に溝の深さが異なる検知用溝を複数
設けておき、一定の深さの検知溝が磨滅したら、空気圧
の調整を行う。3段階の深さの検知溝を、ラジアルタイ
ヤの製造時に作製しておき、もっとも浅い検知溝が磨滅
したら(検知溝底面が露出したとき)空気圧を初期値よ
りも3%低減し、2番目に浅い検知溝が磨滅したら、さ
らに3%、3番目に浅い検知溝の磨滅でさらに3%低下
させるものとすることができる。
【0015】なお、この方法にあっても上記着色変化と
同様にいちいちそのトレッド溝の深さを測定することな
く、そのトレッド溝深さを検知することができるという
メリットがある。ラジアルタイヤの長期使用を可能とす
る点では、上記各実施例の場合と同様である。
【0016】このようにラジアルタイヤのトレッド溝深
さに応じて適正な空気圧調整を行うと、ラジアルタイヤ
でのセパレーション発生を抑止することができ、その寿
命を延ばすことができる。さらには、このラジアルタイ
ヤの装着・使用される車両の種類・現場状況等に応じて
その空気圧調整を適正に行うようにしてもよい。ラジア
ルタイヤの種類・大きさなどに対応してトレッド溝深さ
と空気圧との関係を調整することもできる。
【0017】
【発明の効果】この発明によれば、車両用ラジアルタイ
ヤからセパレーション現象の発生を大幅に低減すること
ができる。よって、車両用ラジアルタイヤの耐久性を大
幅に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係るラジアルタイヤの空
気圧調整方法を説明するためのその模式図である。
【図2】この発明の他の実施例に係るラジアルタイヤの
空気圧調整方法を説明するためのそのフローチャートで
ある。
【図3】セパレーションの発生を説明するタイヤ断面図
である。
【符号の説明】
11 黒色部分、 12 黄色部分、 13 赤色部分。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両用ラジアルタイヤにおいて、そのト
    レッド溝の深さが浅くなるにしたがって、そのラジアル
    タイヤの空気圧を低減する車両用ラジアルタイヤの空気
    圧調整方法。
  2. 【請求項2】 上記車両用ラジアルタイヤにおいて、ト
    レッド面の深さ方向に異なる着色部分を設け、所定色の
    着色部分が露出したとき、空気圧を所定値に低減する請
    求項1に記載の車両用ラジアルタイヤの空気圧調整方
    法。
  3. 【請求項3】 上記車両用ラジアルタイヤのトレッド面
    に深さの異なる磨耗検出用の溝を設け、この溝に基づい
    て空気圧を調整する請求項1に記載の車両用ラジアルタ
    イヤの空気圧調整方法。
  4. 【請求項4】 上記車両用ラジアルタイヤは、建設車両
    用ラジアルタイヤである請求項1〜3のいずれか1項に
    記載の車両用ラジアルタイヤの空気圧調整方法。
JP8184185A 1996-06-25 1996-06-25 車両用ラジアルタイヤの空気圧調整方法 Withdrawn JPH106722A (ja)

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JPH106722A true JPH106722A (ja) 1998-01-13

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JP8184185A Withdrawn JPH106722A (ja) 1996-06-25 1996-06-25 車両用ラジアルタイヤの空気圧調整方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020188911A1 (ja) * 2019-03-19 2020-09-24 株式会社Jvcケンウッド タイヤ摩耗状態管理装置、タイヤ摩耗状態管理方法、及びタイヤ摩耗状態管理プログラム

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WO2020188911A1 (ja) * 2019-03-19 2020-09-24 株式会社Jvcケンウッド タイヤ摩耗状態管理装置、タイヤ摩耗状態管理方法、及びタイヤ摩耗状態管理プログラム

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Effective date: 20030902