JPH1066688A - X線断層撮影装置 - Google Patents

X線断層撮影装置

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JPH1066688A
JPH1066688A JP9204788A JP20478897A JPH1066688A JP H1066688 A JPH1066688 A JP H1066688A JP 9204788 A JP9204788 A JP 9204788A JP 20478897 A JP20478897 A JP 20478897A JP H1066688 A JPH1066688 A JP H1066688A
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ray
tomographic
ray tomography
tomography apparatus
patient
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JP9204788A
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Barnard M Gordon
ゴードン、バーナード・エム
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Analogic Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、螺旋走査可能なX線断層撮影装置
を提供する。 【解決手段】 患者用テーブルと、この患者用テーブル
の周りに配設され、前記テーブルを横切る仮想平面内で
回転可能なX線断層撮影手段を備えるX線断層撮影装置
において、前記テーブルと前記断層撮影手段を支持する
支持手段と、前記断層撮影手段を、連続的に回転させる
と同時に前記テーブルの少なくとも一部と軸的に平行に
移動させ、前記X線断層撮影手段が作動している間、前
記テーブルの前記一部を含む所定空間内で螺旋走査させ
る駆動手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、概ねX線断層撮影
装置に関し、詳しくは、CATスキャン操作に適した装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】CATスキャン(コンピューター・軸断
層撮影)は、長年にわたり使用されている。概略的に
は、該システムは、人体を通過する単一面内で、異なる
角度から、多様な、断面の、スライスX線写真をとっ
て、操作される。結果は、数理的に編集されて該面にお
ける人体の断面イメージが作られる。一つの形態での、
これらのX線写真を作るには、X線源と検知器列が、選
択された面内で患者の周囲を回転する環状ヨークの対向
する側に配置される。
【0003】スキャンニングにおいての重要な配慮は、
断層撮影器材を、回転中、および、多数のスキャンと患
者のコースにわたり、正確で、一致した整列にさせるこ
とにある。誤整列または動きは、スキャン全体のデータ
にマイナスの影響を与える。この要素を処理するため
に、CATスキャン装置の製造者は、断層撮影器材を装
着する重量のあるヨークを含め、非常に大型で、重い機
械を作っている。この重さの取扱は、装置の残部に重量
を付加し、大型装置を要求する。
【0004】これら機械の余分なサイズと重量の一つの
分かれは、患者の体重がヨークの重量や他の回転部材よ
りも遥かに軽量であるので、患者取扱い装置の条件であ
る。したがって、固定のヨークに対し、患者を所望の位
置に正しく位置させるために、可動の患者用テーブルが
用いられており、さらに、これが、装置のサイズと重量
に貢献している。
【0005】これら機械のサイズと重量にいっそう貢献
するものとしては、X線源への電力を回転装置へ供給す
る問題である。初期に用いられた二つのアプローチは、
回転中、絶えずスイープする電機ブラシ、または、スリ
ップリングと、ヨークの回転をほぼ1回転に制限する延
長ケーブルであった。
【0006】不幸にも、ブラシのアプローチは、検知器
の非常に過敏な出力信号に崩壊的な電気干渉を発生し
た。この干渉のいくつかは、シールドを用いることで減
少できる。しかしながら、ブラシがヨークの大きな全周
を回転するので、シールドは、高価なものとなる。ま
た、シールドは、大型化し、重量化の原因になる。より
正確な機械は、回転を制限する延長ケーブルを用いる。
不幸にも、このアプローチは、より大型のモーターを必
要とし、大きなストレスと摩耗を生じる。これは、ヨー
クと移動重量のすべてがヨークの制限された回転範囲に
おいて、適正に操作されるために、すみやかに加速およ
び減速されなければならないからである。
【0007】これらの種々の条件から結果する装置は、
大型で、重く、高価で、移動に困難なものである。広い
床スペースを必要とし、したがって、スペース的に制限
された環境では使用できない。これら装置のサイズと重
量による、さらなる不利益は、装置の可動部分に生ずる
摩耗である。
【0008】従来技術で知られている断層撮影装置の他
の形態においては、X線源と検知器列が、片持ち梁式
で、患者の上で操作できるC形状のフレームに装着され
ている。この装置は、ワイドレンジで操作できるが、広
い空間を必要とし、操作装置のために多くの重量を必要
とする。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明
は、設置のためのスペースをより少ないものとする一
方、サイズと重量が実質的に減り、装置の高度の移動性
を可能とする断層撮影装置を提供する。
【0010】
【発明を解決するための手段】X線断層撮影装置は、患
者用テーブル手段、患者用テーブル手段付近に位置し、
テーブル手段と交わるイメージ面に位置するX線断層撮
影手段、およびテーブル手段と断層撮影手段を支持する
手段で、断層撮影手段を少なくともテーブル手段の一部
にそって移動する手段を含む手段を提供する。
【0011】他の実施例においては、X線断層撮影装置
は、患者の周囲を連続回転するための環状のX線断層撮
影手段を含み、該手段は、電気的に駆動されるX線源
と、X線源へ電力を供給するバッテリーパワー手段を有
する。
【0012】本発明の各種の断層撮影手段は、サイズ、
重量、コストおよび患者と、その他のまわりを回転する
断層撮影手段の独立した動きを向上させる、種々のオプ
ショナルな特徴と組み合わせてもよい。
【0013】これらのオプショナルな特徴は、患者用テ
ーブル手段と断層撮影手段との相対位置を決め、許容さ
れるアライメントの誤差を計算してデート収集に入れる
手段、使用される検知器チャンネルの数を減らすための
検知器の一定でない配列、そして、断層撮影データのワ
イヤレス伝送を行う手段を含む。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、患者用テーブル12、断
層撮影装置14、テーブル12と断層撮影装置14の支
持構造体16を含むX線断層撮影装置10を示す。患者
用テーブル12は、支持構造体16から取り外すことが
できるようになっている。支持構造体16は、ここに記
載する機能を果てせることができる適当な形態をとるこ
とができる。図示のように、構造体16は、側部部材2
0と端部部材22を含む床ブラケト19に接続している
4本の縦方向支持部材または脚18を含む。
【0015】支持構造体16には、断層撮影装置14を
支持する鞍部材24が含まれる。鞍部材24は、下部鞍
部材26と上部鞍部材28を含む。下部鞍部材26は、
各端部において支持構造体16の側部部材20により支
持されている。この支持には、ベアリング面30が設け
られ、支持部材24と断層撮影装置14を少なくとも患
者用テーブル12の長さ部分、移動できるようになって
いる。
【0016】この移動を行うために、駆動手段32が端
部部材22の間に連結されており、下部鞍部材26に係
合している。駆動手段32は、鞍部材と断層撮影装置1
4を必要な距離だけ移動できる手段であればよい。一つ
の適当な手段は、下部鞍部材26の一部に係合するウオ
ームギヤである。他のものは、駆動ベルトである。
【0017】好ましい実施例では、駆動手段32は、断
層撮影手段をテーブル12の全長にかけて移動できるよ
うになっている。これによって、該装置を手術室内で使
用することができ、使用しないときは、該装置を患者の
足元に置き、外科医や麻酔手の邪魔にならないようにな
る。
【0018】鞍部材24では、上部部材28が下部部材
26に対し回動自由であって、図2に示すように、上部
部材28、したがって、断層撮影装置14をテーブル1
2の長さ方向と平行並行になる位置へ回動させることが
でき、装置10の搬送を容易にする。この機能のほか
に、一対の着脱自在な支持ブロック34駆動手段32に
設けられていて、断層撮影装置を搬送位置に固定する。
【0019】また、脚18は、端部部材22に取り付け
られた斜交部材(図示せず)により補強されていてもよ
く、また、床ブラケット19に車輪が装着されていても
よい。搬送中、テーブル12は、支持構造体16から取
り外され、断層撮影装置14は、支持構造体16の長さ
方向と実質的に平行である第2図に示す位置へ回動され
る。
【0020】図1は、また、テーブル12に対する断層
撮影手段14の位置を決める手段33を示す。この位置
決め機能は、一種の光学測定システムのような適当な手
段によって実現される。該システムは、図1に示すよう
に、断層撮影手段14の部位33に設けられ、テーブル
12に対する基準となるか、または、テーブル12に設
けられて、断層撮影手段14に対する基準となる。
【0021】特別な測定マーキングまたは印も断層撮影
手段14またはテーブル12に設けられて、システムに
よる基準となるようにしてもよい。該測定システムは、
断層撮影手段14の角度位置と回転面における不正合性
の両者に関する情報を提供することができる。この情報
のすべてがスキャンデータからの画像の収集に使用され
る。したがって、スキャン操作の間の不正合性は、スキ
ャン操作の間に集めた複製のデータの量を減らすことが
できるから、画像形成のためのスキャンデータをより多
く提供するために使用できる。
【0022】図3は、図1の線3−3に沿う、断層撮影
手段14の詳細を示す装置の断面図である。断層撮影手
段14は、より審美的な装置にするため、種動のカバー
がとりつけられているが、図3では、そのようなカバー
を取り除かれて、機構を描写するようになっている。
【0023】断層撮影手段14は、X線源40、検知器
列42、制御ならびにデータ操作用のエレクトロニクス
パッケージ44、バッテリー46とパワーコンバーター
47を含むX線源40の電源、ならびにバッテリー48
とパワーコンバーター49を含むエレクトロニクスパッ
ケージ44の電源を含む種々の断層撮影部品を含むもの
として示されている。断層撮影手段14は、約65〜7
0cmの患者用開口即ち内径と、約125〜140cm
の外径を有する。
【0024】X線源40は、周知の方法によりX線を電
気的に発生する。好適な実施例において、X線源40
は、スキャンニング操作の間の連続動作に適するように
なっている。スキャンニングのこの技術は、連続ウエー
ブ・ファン・ビームと言われ、マサチューセッツ、ピー
ボディのアナロジック・コーポレーションに譲渡された
米国特許第4,547,893号に詳細に記載されてい
る。この技術は、付帯コストと重量軽減に必要な信号処
理電子回路を低減する。X線源40は、また、X線ファ
ンビームを決定する視準器(コリメータ)と、X線発生
の際に生ずる過剰な熱を放散する手段とを含む。
【0025】エレクトロニクスパッケージ44は、検知
器42からのデータ処理とX線プロセスの制御を行う。
この制御は、エレクトロニクスパッケージ44とイメー
ジ処理および制御に使用されるコンピュータ50との間
の双方向通信リンクを経由して行われる。この双方向通
信リンクは、どの適当な手段でも達成できる。さらに、
コンピュータ50により使用される制御ならびにイメー
ジ処理方法は、CATスキャンニング技術において周知
である。
【0026】X線源40とデータ処理用のエレクトロニ
クスパッケージ44の電力は、バッテリー46、48と
パワーコンバーター47、49とから、それぞれ供給さ
れる。これらのパワーコンバーター47、49は、電力
を与えるそれぞれの装置に必要な電圧を供給する。パワ
ーコンバーター47は、高電圧を供給し、パワーコンバ
ーター49は、低電圧を供給する。
【0027】断層撮影手段14が、図3に示すように、
スキャン操作の間の休止位置にあるときは、一対の電気
接点52が使用されて、バッテリー46、48の再充電
が行われ、CATスキャンの疑似連続操作が行われるよ
うになっている。これらの接点52は、電路54を介し
てバッテリー46、48に接続するように示されてい
る。コンバーター47、49もコンバーション操作の間
に発生する余剰の熱を放散する手段を含む。
【0028】検知器列42は、検知器56、58の3つ
のセクションを含む。セクション56は、X線源40と
断層撮影手段14の回動中心62を通る中心線60にそ
って位置する。検知器のセクション56は、中心線60
の両側の中央部分にあり、多分、わずかながらオフセッ
トして、中心線60にそっての対称形を避け、データの
収集量を増やすようになっている。
【0029】セクション56内の検知器に当たるX線
は、X線源40から検知器42へ達する輻射線64と6
6の間に位置する輻射線にそって放射される。検知器の
他のセクション58は、セクション56に隣接して位置
し、源40から輻射線66、68、64、70の間のX
線放射に関するX線情報を受けるようになっている。こ
のように、輻射線68、70の間にあるファンビーム7
2内だけに、エネルギーを源40から放射させる。
【0030】二つのグループの検知器を持つ目的は、検
知されるX線の情報内容に関わる。輻射線64、66内
に、人体の主要器官と複合構造のすべてが位置するよう
になっている。輻射線66、68と輻射線64、70の
間に位置する人体構造は、より単純なもので、生命維持
に絶対必要な器官を包囲しない。したがって、輻射線6
4、66の間の情報内容は、輻射線66、68との間、
及び輻射線64、70との間のX線情報内容よりも、よ
り大きく、より重要なものである。
【0031】この理由で、セクション56における検知
器密度を高く、セクション58における検知器密度を低
くする検知器配列にすることを許容する。このことは、
単純に集める情報が存在しない場所に使用される検知器
と関連のエレクトロニクスの数を減らすことができ、コ
ストと重量軽減となる。
【0032】検知器の密度を変える代わりに、または、
組み合わせて、内側の検知器56よりも低いレートで外
側の検知器58をサンプルすることが望ましい。また、
異なる検知器密度及び/または異なるサンプリングレー
トとを有する二つ以上のグループの検知器以上のものを
有することが望ましい。この技術は、同じように、アナ
ロジック・コーポレーションに譲渡された米国特許第
4,677,554号に詳細に述べられている。
【0033】セクション56の左方に位置する検知器を
設けずに、断層撮影手段14を構成することができる点
に注目すべきである。断層撮影手段14が図3に示す位
置にあるとき、輻射線64の左方にある人体のそれらの
部分74のデータは、集めない。
【0034】人体のこれらの部分74は、患者に対して
の他の角度位置を通る断層撮影手段14の回動につれて
X線放射される。このアウター部分74には、致命的な
器官が含まれないから、そこから集められるデータは、
あまり重要でなく、少ないデータ収集を用いて構造を映
像化することができる。このような検知器の付加的セク
ションの削減は、X線装置の一層の重量軽減とコスト節
減を可能にする。
【0035】また、図3には、断層撮影手段14を回動
可能に支持する手段と、回動させる手段とが示されてい
る。図3には、ローラーベアリング80と駆動ベルト装
置82が示されている。これらの手段は、断層撮影手段
14を停止させずに連続回転させて、個々のスキャンの
データを集めることができるようになっている。
【0036】連続回転は、前記した連続ウエーブ・ファ
ンビーム技術の使用を可能にする。連続回転は、断層撮
影手段を電気的に独立させる構造にすることで可能であ
る。断層撮影手段14は、1回転ごとに約4〜5秒また
は毎分当たり12〜15回転の速度で回転する。
【0037】図4は、断層撮影器材を囲む固定の円形フ
レーム即ちトラック92が付加された断層撮影手段14
の他の実施例90を示す。断層撮影器材は、電気ケーブ
ルが通される中空の多数のセパレータ94により連結か
つ離れて保持される。該セパレータ94は、該器材を離
すようにバイアスし、かくして、トラック92側へへ押
しつける。該器材は車輪96により、トラック92に係
合する。該トラック92は、断層撮影手段90へ強度を
与えるように助力する。
【0038】さらに図4で述べるように、断層撮影器材
の一つは、円形トラック92内で断層撮影手段90を回
転させる手段98である。この手段98は、内蔵バッテ
リーまたは他の適当な手段で電気的に駆動される移動手
段である。該移動手段98は、歯車機構のような適当な
手段によりトラック92に係合し、第3図の断層撮影手
段と同様に、該手段の連続回転を可能にする。図4の断
層撮影手段90の器材の他の部分は、図3の断層撮影手
段14のそれらと同じである。
【0039】また、一対の三角形状に配置された支持部
材100、102が断層撮影手段90の構造の一部とし
て含まれている。部材100、102の上端部は、X線
源40に、好ましくは、単一接続点(図示せず)で接続
されている。部材100、102の下端部は、検知器列
42の対向端部に接続されている。検知器列42は、剛
直な構造体に支持され、それらの端部は、互いに固定さ
れている。
【0040】検知器列42の端部とX線源40と間の距
離は、等辺またはX線源40側の角部で60°以上の角
度をなす三角形を描く。等辺三角形は、該三角形の側辺
が直線であれば、患者とテーブルに最大のクリアランス
を与える。検知器列が弓状であれば、非等辺三角形も使
用できる。
【0041】かくして、部材100、102と検知器列
42は、疑似三角形構造を形成し、断層撮影手段90の
強度を著しく増大させる。この構成は、X線源40と検
知器列42との間に適正な整合性を与え、他の形状であ
れば、回転動作中、破損するおそれのある断層撮影手段
90の環状形状に著しい堅牢さを与える。
【0042】患者のスキャンニング中本発明の装置は、
いくつかのモードの一つにより操作される。操作の代表
的なモードは、テーブル12上の患者に対し所望の位置
へ、断層撮影手段14を駆動手段32を用い、患者用テ
ーブル12にそわせて位置させる。この操作は、患者を
見ながら行える。断層撮影手段14が正しく位置される
と、これを回転し、連続ウエーブ断層撮影法によりスキ
ャンが行われる。このスキャンを行う信号は、コンピュ
ータ50からエレクトロニクスパッケージ44へ送ら
れ、そこで操作の制御が行われる。
【0043】本装置は、また、スカウトモードと称され
るモードで、患者の単純なX線映像をとるために使用で
きる。これを行うには、断層撮影手段14を回転させる
のではなく、X線撮影を行う間、テーブル12に沿い移
動させる。この操作で集められたデータは、特定器官と
他の部位との一般的な位置関係を決定するような、患者
の通常のX線映像を得るために使用される。
【0044】図3に示すX線の扇形ビームは、患者全
体、特にアウター部分74を覆わないので、回転中心6
2における扇形ビームの幅が患者のスカウトスキャンを
行う前に、体全体を包むに充分となるまで、断層撮影手
段14を単純に回転させる必要がある。このような単純
なX線撮影は、図3に示す位置の断層撮影手段14によ
る第1次のスキャン、ついで、患者の部分74を覆うよ
うに反転された断層撮影手段14による第2次スキャン
の2回、患者をスキャンすることで効果がでる。この方
法で、検知器セクション56によりカバーされる領域の
強調した映像が得られる。
【0045】最後に、断層撮影手段14の回転と患者用
テーブル12に沿う移動とを同時に行うことにより、患
者のヘリカルスキャンを行うことができる。このスキャ
ンニング方法は、三次元データの収集を可能とし、該デ
ータからスキャンした対象のどのようなスライスの画像
も作ることが数理的に可能である。かくして、患者の頭
部も立体的にスキャンでき、エックス線医は、所望する
頭部の画像を得ることができる。これによって、情報を
さらに必要とするとき、患者をX線撮影に戻す必要がな
くなる。
【0046】上記された本発明の実施例は、説明のため
で、限定のためではない。添付の請求の範囲に規定され
た本発明の範囲から逸脱することなく、当業者により、
種々の修正や変更がそれらの実施例になされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例により構成されたX線断層
撮影装置の斜視図である。
【図2】 図1の装置の異なる方向からの斜視図であ
る。
【図3】 2−2線矢視方向の図1の装置の断面図であ
る。
【図4】 図1の装置の一部の他の実施例の側面図であ
る。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 患者用テーブルと、この患者用テーブル
    の周りに配設され、前記テーブルを横切る仮想平面内で
    回転可能なX線断層撮影手段を備えるX線断層撮影装置
    において、 前記テーブルと前記断層撮影手段を支持する支持手段
    と、 前記断層撮影手段を、連続的に回転せると同時に前記テ
    ーブルの少なくとも一部と軸的に平行に移動させ、前記
    X線断層撮影手段が作動している間、前記テーブルの前
    記一部を含む所定空間内で螺旋走査させる駆動手段とを
    備えることを特徴とするX線断層撮影装置。
  2. 【請求項2】 前記断層撮影手段が、X線発生源と、検
    出器配列と、断層撮影用電子回路と、前記断層撮影手段
    に電力を供給する少なくとも1つの給電手段との各構成
    要素を備えることを特徴とする請求項1に記載のX線断
    層撮影装置。
  3. 【請求項3】 制御およびデータ信号の伝達手段を更に
    備えることを特徴とする請求項2に記載のX線断層撮影
    装置。
  4. 【請求項4】 電力を供給する前記給電手段が、電池を
    用いるものであることを特徴とする請求項2または3に
    記載のX線断層撮影装置。
  5. 【請求項5】 連続的に且つ同時に回転および移動させ
    る前記駆動手段が、前記断層撮影手段の構成要素として
    設けられていることを特徴とする請求項1乃至4に記載
    のX線断層撮影装置。
  6. 【請求項6】 前記断層撮影手段を形成する各部品を、
    前記テーブルの周囲で回転可能な環状形状に、物理的に
    相互結合する結合手段を更に備えることを特徴とする請
    求項1乃至5に記載のX線断層撮影装置。
  7. 【請求項7】 前記断層撮影手段が、三角形状に配置さ
    れた構造の部品を更に備え、この部品を前記X線発生源
    と前記検出器配列との間に配置してなることを特徴とす
    る請求項6に記載のX線断層撮影装置。
  8. 【請求項8】 前記検出器配列が、前記三角形状に配置
    された構造の部品間に延びる支持部材を備えることを特
    徴とする請求項7に記載のX線断層撮影装置。
  9. 【請求項9】 前記断層撮影手段の回転がその回転の中
    心を規定し、また前記検出器配列が少なくとも第1およ
    び第2の検出器群を含み、さらに前記第1の検出器群
    は、前記X線発生源、前記回転中心、および前記第1の
    検出器群に隣接して配置された第2の検出器群を通過す
    る仮想線上に実質的に集められていることを特徴とする
    請求項2に記載のX線断層撮影装置。
  10. 【請求項10】 前記第1の検出器群は、前記第2の検
    出器群より高い平均検出器密度を有することを特徴とす
    る請求項9に記載のX線断層撮影装置。
  11. 【請求項11】 前記断層撮影手段と前記患者用テーブ
    ルとの間の相対位置関係を決定する位置決め手段を更に
    備えることを特徴とする請求項1乃至10に記載のX線
    断層撮影装置。
  12. 【請求項12】 前記支持手段は延長可能であり、また
    前記テーブルは前記支持手段から取り外し可能であり、
    更に前記支持手段は、前記仮想平面が前記延長可能な支
    持手段と実質的に平行になる位置まで、前記断層撮影手
    段に回転を許す手段を備えることを特徴とする請求項1
    乃至11に記載のX線断層撮影装置。
JP9204788A 1997-07-30 1997-07-30 X線断層撮影装置 Pending JPH1066688A (ja)

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