JPH09149897A - 画像混合を行なうマルチパススキャンを使用するx線骨密度測定システム及び方法 - Google Patents

画像混合を行なうマルチパススキャンを使用するx線骨密度測定システム及び方法

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JPH09149897A
JPH09149897A JP8144027A JP14402796A JPH09149897A JP H09149897 A JPH09149897 A JP H09149897A JP 8144027 A JP8144027 A JP 8144027A JP 14402796 A JP14402796 A JP 14402796A JP H09149897 A JPH09149897 A JP H09149897A
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patient
scan
ray
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distance
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JP8144027A
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Inventor
Jay A Stein
エイ. ステイン ジェイ
Noah Berger
バーガー ノア
Richard E Cabral
イー. キャブレル リチャード
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Hologic Inc
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus or devices for radiation diagnosis; Apparatus or devices for radiation diagnosis combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/54Control of apparatus or devices for radiation diagnosis
    • A61B6/548Remote control of the apparatus or devices

Landscapes

  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 オーバーラップ混合技術を使用して改良した
画像を再現させるX線骨密度測定システム及び方法を提
供する。 【解決手段】 患者を支持すべく構成された可動スキャ
ンテーブル16及び該テーブルと関連するCアーム18
を有している。Cアームは患者の両側において対向した
状態でX線供給源36及びX線検知器38を支持すべく
構成されている。患者の長さ方向に沿って相次ぐスキャ
ンパスにおいてオーバーラップする隣接したX線扇形ビ
ームで患者をスキャンするためにスキャンテーブルとC
アームとを移動させるためのスキャニング機構が設けら
れている。高さ依存性に関連するエラーを補償するため
にオーバーラップ区域を混合するスキャンパス結合技術
が使用されている。この混合処理は、オーバーラップに
おいてスキャンされた患者の部分の高さ及びスキャンパ
スの端部からの距離にしたがって実行される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、骨密度を測定する
システム及び方法に関するものであって、更に詳細に
は、オーバーラップ混合技術を使用して改良した画像再
生を行なう骨密度測定システム及び方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】X線又はガンマー線は、保健専門家が投
影した骨組織密度を観察し且つ評価し、例えば骨多孔症
などの病気に関連することのある年齢に関連した骨損失
をモニタするために使用することの可能な人間の体にお
ける骨の密度及び分布を測定するために使用することが
可能である。付加的に又は代替的に、例えば体脂肪及び
筋肉などの骨以外の体の内容を測定するために同様の技
術を使用することが可能である。
【0003】骨密度測定においては、典型的に、患者の
背骨がテーブルの長さ方向に沿って延在するように、即
ちカーテシアン座標系においてY軸と呼ばれる方向に延
在させて患者をテーブル上に位置させる。仰向けの患者
の場合には、左側及び右側は、通常、X軸と呼ばれる方
向である。患者の片側における供給源が患者の反対側に
おける照射検知器に対し患者を介してラジエーション即
ち照射を供給する。これらの供給源及び検知器は、通
常、Y軸に対して横断する方向(典型的には、垂直な方
向)である供給源・検知器軸に沿ってそれらが整合して
いることを確保するために例えばCアーム等の構造体に
よって機械的に連結されている。
【0004】X線管及びアイソトープの両方が照射供給
源として使用されている。各々の場合において、供給源
からの照射は患者に到達する前に特定のビーム形状へコ
リメートされ、それによりX線又はガンマー線照射フィ
ールドを反対側に検知器が位置されている患者の所定の
領域へ制限させる。X線を使用する場合には、実際上種
々のビーム形状が使用されており、例えば扇形ビーム、
ペンシルビーム及び円錐又はピラミッドビーム形状等が
ある。扇形ビームが使用される場合には、典型的に、該
ビームはY軸に対して横断する(例えば垂直)ビーム面
に適合する。換言すると、そのビームはその面内におい
ては幅広であり且つY軸に沿って薄いものである。ビー
ムの形状と検知器システムの形状とは対応している。扇
形ビームシステムにおける検知器は、典型的に、直線又
は円弧に沿って配列された複数個の検知器要素からなる
長尺状のアレイである。Cアーム及び/又はテーブルを
機械的に移動させることによって、テーブル上の患者に
おける興味のある領域を該照射でスキャン即ち走査する
ことが可能である。骨密度測定における典型的な分析領
域は、背骨、ヒップ及び前腕等があり、それらは個別的
にスキャン即ち走査される。それらは、単一パス(通
過)において比較的狭い角度を有する扇形ビームによる
か、又は、代替的に、ラスターパターンでスキャンする
ペンシルビームによって妥当な時間内において個別的に
カバーすることが可能である。別の分析領域は「体全
体」と呼ばれるものであって、その場合には、患者の体
全体がスキャンされ且つ骨密度及び更に可能な場合には
「体組成」又は体における脂肪及び筋肉の百分率に対す
る分析を行なう。
【0005】X線骨密度測定システムは本願出願人によ
ってQDR−2000+、QDR−2000、QDR−
1500、QDR−1000plus、QDR−100
0の商標名の下で製造販売されている。米国特許第4,
811,373号、第4,947,414号、第4,9
53,189号、第5,040,199号、第5,04
4,002号、第5,054,048号、第5,06
7,144号、第5,070,519号、第5,13
2,995号、第5,148,455号、第4,98
6,273号、第165,410号(これらは各々メデ
ィカル・アンド・サイエンティフィック・エンタプライ
ディズ、インコーポレイテッドへ譲渡されているが、現
在は本願出願人と共有である)は、このようなシステム
に関連するものである。その他の骨密度測定システム
は、ウイスコンシン州のマジソンにおけるルナー(Lu
nar)コーポレイションによって製造されているもの
と思われ、そのシステムはExpertという商標名の
下で販売されているものと思われ且つ米国特許第5,2
28,068号、第5,287,546号、第5,30
5,368号に記載されているものと思われる。
【0006】体全体のスキャニングを行なう1つのシス
テムは1994年11月25日付で出願した米国特許出
願第08/345,069号に記載されており、それを
引用により本明細書に取り込む。そこに記載されている
システムでは、約22度の扇形角度をもった扇形ビーム
を使用しており、それはスキャニング走査のためにCア
ームを回転させるように構成されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上の点に
鑑みなされたものであって、上述した如き従来技術の欠
点を解消し、例えば価格の高い広角扇形ビーム回転型C
アームスキャニングシステムに対する費用効果的な代替
物としての改良したシステム及び方法を提供することを
目的とする。更に、本発明は、体の横方向部分(例え
ば、肩、腕及び手)の前部−後部幅狭扇形ビーム投影に
よって体全体のスキャニングを与えることを可能とする
システム及び方法を提供するものである。前部−後部幅
狭ビーム投影は、幾つかの回転型Cアームシステムによ
って提供される横方向極限の傾斜投影よりも従来の単一
ビームシステムによって与えられるスキャニングにより
直接的に比較可能なものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】概略的には、本発明シス
テムは、骨密度及び柔軟組織体組成測定及び画像形成を
行なうために患者をスキャン即ち走査するための幅狭の
扇形ビームをもったX線を使用している。例えば背骨、
ヒップ及び前腕等の体の部分の単一パススキャニングに
加えて、マルチパス体全体スキャニング方法も提供され
る。オーバーラップ区域をブレンド即ち混合させるスキ
ャンパス結合技術を使用して高さ依存性に関連するエラ
ーを補償する。このブレンド即ち混合はオーバーラップ
区域においてスキャンした患者の部分の高さ及びスキャ
ンパスの端部からの距離にしたがって行なわれる。同様
に、マルチパススキャニングは体全体以外の興味のある
大きな領域に対して適用することも可能である。
【0009】本発明の好適実施形態においては、本シス
テムは、患者を支持し且つ患者がY方向に延在すること
を定義するように構成されたスキャンテーブルを有して
いる。このスキャンテーブルはY方向に移動可能であ
る。Y方向はスキャンテーブルの長手軸に平行なものと
して定義され、且つX方向はテーブル表面の面内におい
てY方向に対して横断(交差)する方向である。スキャ
ンテーブルと関連するCアームは、X線供給源とX線検
知器とを支持すべく構成されており且つY方向に移動可
能である。X線供給源及び検知器は空間的に患者の両側
に位置される。
【0010】X線供給源は、任意のある時間においてX
方向に延在するスキャンライン(走査線)を照射するX
線の角度の狭い扇形ビームを供給する。X線扇形ビーム
の中心光線はZ方向に対して平行であり、Z方向はテー
ブル表面のX−Y面に対して垂直である。検知器はスキ
ャンテーブル及び患者を通過した後に扇形ビームによっ
て張られる角度内においてX線供給源からのX線を受取
り、患者の実質的に前部−後部投影を形成する。好適に
は、検知器は複数個のX線検知器要素からなるアレイか
ら構成されている。検知器に入射するX線は検知器要素
を励起してアナログ信号を発生し、それは変換され且つ
プロセサによってデジタルX線減衰データとして回収さ
れる。X線供給源はパルス型二重エネルギX線を発生
し、それは基準骨及び組織等価物質を介して逐次的にフ
ィルタすることが可能である。
【0011】本システムは、更に、CアームをY方向に
移動させ且つスキャンテーブルをX方向及びY方向の両
方に移動させる駆動機構を提供している。スキャンテー
ブル及びCアームのY方向位置に関連する位置エンコー
ダが位置データを供給し、該データはマルチパススキャ
ンのY方向整合を処理するために使用することが可能で
ある。プロセサがX線供給源を制御し、スキャンテーブ
ル及びCアームの運動を制御し、且つ検知器アレイから
のデータを回収する。更に、プロセサは減衰データを処
理してスキャン画像を構築し且つ骨密度又は体組織組成
結果を計算する。
【0012】本発明は、更に、体全体スキャニング方法
を提供している。扇形ビーム及び検知器アレイは相次ぐ
隣接したスキャンパスにおいてY方向において患者の長
さにわたりスキャン即ち走査を行なう。各スキャンパス
期間中のCアームとスキャンテーブルの運動は、好適に
は、連続的なものである。スキャンパスのパターンは、
好適には、パスとパスの間の位置決め時間を最小とする
ために直線及び蛇行パターンである。別のスキャンパタ
ーンとしては、例えば対角線パターン等がある。
【0013】別々のスキャンパスからのスキャンデータ
はプロセサによって結合されて隣接するスキャンを形成
する。X線扇形ビームが交差するZ方向距離よりもX線
供給源の焦点からX方向においてより離れている隣接す
るパスの境界近くの患者の区域は、2つのスキャンパス
によって表わされるように2つの多少異なる角度から観
察される。物体がX線供給源から特定のZ距離にある場
合には、オーバーラップする扇形ビームの完全な整合が
可能であることが判明した。更に、立体画像におけるよ
うに、ある被写体深度にわたりオーバーラップする扇形
ビームの許容可能な整合を達成することが可能である。
本発明においては、各オーバーラップする境界において
個別的に所望の距離の周りにレンジを中心位置決めする
ことによって被写体深度の使用が最適化されている。更
に、本発明はオーバーラップ区域をブレンド即ち混合す
るスキャンパスの結合アルゴリズムを使用することによ
り実効的な被写体深度を拡大している。本発明のこれら
の特徴が一体となって、体全体スキャニングの目的のた
めのオーバーラップ区域における充分な被写体深度を提
供している。
【0014】隣接するスキャンパスを結合する技術が、
各オーバーラップ区域を隣接するパスの境界においてブ
レンド即ち混合させる。各オーバーラップに含まれるデ
ータポイント数は、X線供給源と境界位置における患者
の骨又はその他の重要な特徴との間のZ方向における予
測距離の関数として個別的に決定される。ブレンド即ち
混合を行なうことにより、各スキャンパスのオーバーラ
ップ区域における各データ要素又はデータポイントの結
合したスキャンに対する寄与は、そのデータ要素とスキ
ャンパスの端部との間の距離に比例している。
【0015】
【発明の実施の形態】図1を参照すると、スキャニング
システム10は検査ユニット12とワークステーション
14とを有している。ワークステーション14はシステ
ム電源モジュール20を有しており、それはワークステ
ーション及び/又は検査ユニット12、例えばフロッピ
ィディスクドライブ等の着脱自在な記録装置24を有す
るホストコンピュータ22、オペレータコンソールキー
ボード26、ディスプレイモニタ28へ電力を供給す
る。ワークステーション14は、更に、オプションとし
てプリンタ30を有することが可能である。ワークステ
ーション14は検査ユニット12の動作を制御し且つ検
査ユニットから受取ったスキャン及び位置データを診断
目的のためにより有用な形態に処理し、例えば以下によ
り詳細に説明するように患者画像及びレポートの形態に
処理する。
【0016】検査ユニット12は、患者支持表面16a
及び16bを具備する患者テーブル16を有すると共
に、X線供給源及び検知器を支持するCアーム18を有
している。検査ユニット12は電気機械的部品、制御シ
ステム及び患者のスキャニング及びスキャンデータの採
取を行なう場合に関与するその他の部品を有している。
X線供給源36はベース32内に位置されており且つ図
2Aに示したように検知器38へ向かって垂直にX線を
射出するように設けられている。この形態においては、
テーブル16の患者支持表面16aの下側に位置されて
いるX線供給源36からのX線は患者を介して通過し且
つ検知器38によって受取られる。検知器38は、好適
には、例えば64個の要素からなる複数個の検知器要素
のアレイであって、それらの要素はXZ面におけるX軸
に沿って延在する直線形態に配列されている。一方、こ
れらの検知器要素はX線管における焦点を中心とした円
弧に沿って配列することも可能である。検知器31はX
方向において約10インチの長さであり且つビーム36
aの原点から約42インチであり(即ち、検知器と検知
器との間隔は0.16インチ)且つ約14度の扇形角度
を張るものである。好適には、アレイを構成する検知器
要素はシンチレーション物質と結合したシリコンホトダ
イオードであって、それらはX線供給源36に対して固
定されている。その他のタイプの検知器要素を使用する
ことも可能である。各検知器要素はX線扇形ビーム内の
夫々の角度位置においてX線に応答し且つワークステー
ション14におけるコンピュータ22へスキャンデータ
を供給する。この例示的実施例においては、X線供給源
36は静止アノードを有しており、且つA.C.電源に
対して同期された二重エネルギ(DE)パルスシステム
である。
【0017】図2及び2Aを参照しながら説明すると、
X線供給源36と患者との間にスリットコリメータ40
が位置されている。コリメータ40は機械加工又はその
他の方法で形成した1つ又はそれ以上の選択可能なスリ
ットを有しており、X線供給源36からスリットを介し
てX線が患者に対して通過することを可能としており、
それは例えばスリット以外のコリメータの部分を介して
X線が通過することを実質的に阻止するのに充分な厚さ
に例えば鉛又はタングステン等のX線不透過性物質から
構成されている。例えば、コリメータ40はX線供給源
36における焦点から適宜の距離に位置されており且つ
それと適切に整合された64nm長さのコリメータスリ
ットを有している。X線供給源36からのX線照射はコ
リメータ40における選択されたスリットを介して通過
し且つX線の扇形形状ビーム36aを形成する。ビーム
36aによって張られる角度及びX線管の焦点における
その原点と患者との間の距離は、ビーム36aが任意の
時間において典型的な大人の患者の断面全体をカバーす
るようなものではなくその幅の選択した部分のみをカバ
ーするようなものに選択されている。
【0018】扇形ビーム36aは、約0.2度と約30
度との間の範囲の狭い扇形角度を有している。好適に
は、この扇形角度は14度である。勿論、X線ビーム3
6aは、幅(図面に示したX軸に沿って)を有するばか
りか、コリメータ40におけるスリットの幅(例えば
1.0mmとすることが可能)及びビーム36aの原点
からの距離によって定義されるY軸に沿っての厚さを有
している。スキャンライン(走査線)は、扇形ビーム3
6a及び検知器38によって任意の時間に画像形成され
る患者の部分、即ち任意の時間にデータが収集されるX
線ビームの幅及び厚さによって定義される。スキャンラ
インという用語を使用するが、この「ライン」は、実際
には、X方向における幅とY方向における長さの両方を
有する矩形であることに注意すべきである。完全なスキ
ャンは、興味のある領域の全体が測定される時間期間に
わたって得られる1個又は1組の隣接するスキャンパス
から構成される。本スキャニング装置は、更に、典型的
にコリメータ40と患者との間に位置されるX線ビーム
変調器(不図示)を有することが可能である。ビーム変
調器はあるタイプの診断スキャニングのために周期的な
パターンでX線ビーム36aを変調させる。異なるスキ
ャン及び/又はその他の目的のために所望される場合に
は、X線ビーム36aの強度及び/又はエネルギスペク
トルを変化させるために調節可能なX線ビーム減衰器
(不図示)を設けることも可能である。
【0019】システムスキャニング運動 次に、図2乃至4を参照すると、患者テーブル16は2
つの軸、即ち長手軸(Y軸)及び横断方向即ち横方向軸
(X軸)の2つの軸に沿って並進運動可能である。図3
及び4に示されているように、テーブル16は駆動プー
リ46及びアイドラプーリ48を介してステッパモータ
44によって駆動される歯付き駆動ベルト42を使用す
ることによってY軸に沿って正の方向及び負の方向に駆
動することが可能である。ベルト42はテーブルブラケ
ット50に固定されており、該ブラケット50はテーブ
ル16の患者支持表面16aへ固定されている。モータ
制御器ボード52がモータ44を制御する。一般的に
は、制御器ボード52はワークステーション14におけ
るコンピュータ22へ結合されており且つコンピュータ
22からのコマンド又は命令に応答してモータを動作さ
せる。ステッパモータ44の代わりにDCサーボモータ
を使用することが可能であり、且つ例えばステッパモー
タ駆動型親ネジ等のその他の駆動装置と置換することが
可能である。患者支持表面16aの各運動はコンピュー
タ制御され且つアブソリュートエンコーダ54からフィ
ードバック情報を受取るアブソリュートエンコーダフィ
ードバックシステムによってモニタされる。エンコーダ
54はアイドラプーリ48と結合されており、そのプー
リの回転に関する情報をコンピュータ22へ供給し、そ
れによりY軸に沿っての各方向におけるテーブル16の
患者支持表面16a及びベルト42の運動に関する情報
を供給する。患者支持表面16aの位置を追従するため
に1個又はそれ以上のエンコーダを使用することが可能
である。1個又はそれ以上のエンコーダからの位置デー
タはコンピュータ22へ転送されて処理される。
【0020】更に、上述したように、テーブル16の患
者支持表面16aはX軸に沿って選択的に左及び右へ移
動する。テーブル16は、Y軸に沿ってのテーブル運動
に関して前述したように、モータ制御及びアブソリュー
トエンコーダフィードバックを使用して、ペデスタル6
0の上部部分62におけるモータ及び親ネジ又はベルト
機構によってコンピュータ制御下においてX軸に沿って
各方向へ駆動される。図2Bを参照すると、体全体スキ
ャンを実施するためには、一連のスキャン又はスキャン
パス(図2Bにおいてスキャン1乃至Nとして示してあ
る)のデータが採取される。これらのスキャンから得ら
れたデータはスキャンデータと呼ばれ、それは後にコン
ピュータ22によって処理されて骨密度を決定し且つ例
えばモニタ28上に画像を供給する。
【0021】好適実施例においては、テーブル16aは
Y軸に沿って連続的に移動し、且つ、同時的に、Cアー
ム18はY軸に沿って反対方向に連続的に移動する。そ
の結果、扇形ビームの位置はテーブル表面上において初
期位置「A」から終了位置「B」へ移動される。終了位
置に来ると、テーブル16aは次のスキャンパスに対す
る新たな初期位置「C」へ約3.6インチの予め定めた
距離だけX軸に沿って移動される。次いで、テーブル及
びCアームはY軸に沿って逆方向に移動し扇形ビームを
終了位置「D」に位置させる。この手順は、患者支持表
面16aと関連する患者位置が完全にスキャニング即ち
走査されるまで継続して行なわれる。Cアーム18及び
テーブル16aの各々は患者の全長の約半分であるY軸
における距離移動する。従って、扇形ビームは患者の体
全体をスキャニング用X線に露呈させるために患者支持
表面に対して直線蛇行パターンで移動する。典型的な体
全体スキャンは7個のスキャンパスから構成されてい
る。別の実施例では、テーブル16aの運動を排除する
ことが可能である。然しながら、このような実施例はC
アームをY軸に沿ってより長く移動させることが必要で
あり、従って本システムにより長いベース16bを必要
とする。更に、その他の可能なスキャンパターンとする
ことも可能である。例えば、スキャンパターンは対角線
状のものとすることが可能である。
【0022】スキャナ電気及び電子制御システム 図5を参照して、本発明の一実施例の電気及び電子制御
システムについて説明する。検査ユニット12は図1及
び2に示した構造を有すると共に、X線供給源36用の
適宜の電源モジュール20及び患者テーブル16及びC
アーム18を駆動し且つ減衰器及び変調器(不図示)を
動作するためのモータを有している。これらのモータの
各々はモータ駆動エレクトロニクス及び位置エンコーダ
を具備する局所的な制御器を有している。このようなエ
ンコーダ及びその動作についての詳細な説明は1994
年11月25日付で出願した米国特許出願第08/34
5,069号に記載されており、その説明内容は引用に
よって本明細書に導入する。図5に示したように、テー
ブル16の患者支持表面16aのX方向の並進運動を発
生させる駆動システムXXは、モータ70、モータ位置
エンコーダ72、局所的X運動制御器/モータ駆動エレ
クトロニクス74を有するものとして示されている。説
明の便宜上、患者テーブルのY方向並進運動に対する同
様な構成はブロックYYとして示してある。ブロックQ
QはY方向におけるCアーム並進運動を示している。駆
動システムXX,YY,QQに対する局所的制御器はモ
ータバス76を介して通信を行なう。
【0023】図5に更に示してあるように、Cアーム1
8はCアーム局所的制御器78を有しており、それは、
X線供給源制御器80、X線変調器制御器(CPU82
を含んでいる)、X線減衰器制御器84及び夫々Cアー
ム18と患者テーブル16とに位置されている制御パネ
ル86及び88と通信を行なう。Cアーム制御器78は
Cアーム制御器バス92を介して通信を行なう。
【0024】検知器アレイ38はX線測定値(スキャン
データ)をデータ採取システム(DAS)94へ供給
し、そこで該測定値が回収され且つ予備的に処理するこ
とが可能である。DAS94は、検知器アレイ38の個
々の要素から収集し且つ処理したX線測定値をDASバ
ス96を介して出力する。
【0025】デジタル信号プロセサ(DSP)90がモ
ータバス76、Cアーム制御器バス92、DASバス9
6の各々へ結合されており、且つホストコンピュータシ
ステム22と共に遠隔制御器用の通信交換として機能す
る。本実施例においてはデジタル信号プロセサ90を使
用することが示されているが、種々の局所的プロセスと
ホストコンピュータ22との間のネットワーク通信を行
なうことの可能な任意の公知のシステムを本発明におい
て使用することが可能であることは勿論である。DSP
90は、例えばISAバスによるか、又は通信線98に
対するカードに関する業界標準インターフェース(例え
ば、SCSI,IEEE488等)を介して、従来の態
様でホストコンピュータとの通信を行なうためのインタ
ーフェースを有している。
【0026】DSP90インターフェースを介して複数
個の局所的プロセサ制御器の間での分散処理及び通信ネ
ットワークを使用することにより、種々の制御される装
置とホストコンピュータシステム22との間の配線上の
複雑性が減少される。DSP90は例えばテーブル16
及びCアーム18に関する運動制御等の実時間処理を司
る。ホストコンピュータ22も、全ての別々の局所的制
御器によって通信されるよりも、DSP90のデータバ
ッファにおけるより一体化され且つ一貫性のあるデータ
ストリーム内容を有するという利点を有している。例え
ば、DAS90からのスキャンデータ及び患者テーブル
16及びCアーム18位置エンコーダ(例えば72)か
ら得られたそれと対応する位置データの両方は同一のデ
ータバッファ内に含ませることが可能である。
【0027】ホストコンピュータ22はスキャナシステ
ム全体の中心的なコマンド及び制御を与える。図示した
実施例においては、ホストコンピュータ22はIBMの
ATコンパチアーキテクチュアコンピュータであり、内
部に80486/25MHz又はインテルによって製造
されているより高速のクロックレートのマイクロコンピ
ュータ又は他者の同等の製品を有している。
【0028】本スキャニングシステムの究極的な目標で
あるスキャンデータ処理を実行するために、DAS94
からのスキャンデータはホストコンピュータ38へ転送
され、ホストコンピュータ38は、前述したQDR−2
000及びQDR−2000+システムと同様に、部位
100においてA/D変換を行ない且つ部位102にお
いて予備的データ処理を行なうようにプログラムされて
いる。予備的データ処理機能部位102の出力は別の画
像処理プログラム104へ供給され、該プログラム10
4は種々の計算を行ない且つ前述した初期のシステムに
おいて使用されているのと同様の態様で画像を形成し、
且つ、付加的に、以下に説明するように相次ぐスキャン
からデータをブレンド即ち混合させる。A/D変換機能
部100、予備処理機能部102及び画像処理機能部1
04はホストコンピュータ22のプログラム実行モジュ
ールによって実行することが可能であるが、これらの機
能は別個の専用のデータ処理装置によって実行すること
も可能である。
【0029】プロセサプログラム104からのデータ及
び画像は初期のシステムにおけるものと同様の目的及び
態様でコンソール26、ディスプレイ28及びレコーダ
(例えば、フロッピィディスクドライブ24及び/又は
プリンタ30)へ供給される。図5の要素間において二
方向通信を行なうことが可能であるという事実を示すた
めに二方向矢印が図5の要素を接続させている。尚、説
明を簡略化するために、従来の要素は図面から削除して
おり且つその説明は割愛している。
【0030】画像混合 上述した本システムによって提供されるマルチパススキ
ャンは隣接するスキャンパスの間でオーバーラップ区域
を有している。このビームオーバーラップは図6に示し
てあり且つ角度「θ」が2つのスキャン、例えばスキャ
ン1及びスキャン2の間のオーバーラップ角度を表わし
ている。オーバーラップ角度は扇形ビームの角度と等し
いという本システムの拘束条件(例えば、固定されたC
アーム18角度及び固定されたスキャンテーブル16a
高さ)によって制限されている。ビームオーバーラップ
によって発生される高さ依存性を補償するために、本発
明ではスキャンパスと結合して画像又はスキャン混合技
術を使用している。この技術は、オーバーラップの予測
位置における患者の中間(又は患者の重要な骨特徴部)
の高さの関数である量だけのスキャンデータをスキャン
パスの端部からの距離と結合させる。この高さの仮定は
格納されるか又はコンピュータ22内へエンターされ
る。例えば、7パススキャンの6個のオーバーラップに
対する大人の場合の好適な高さは、夫々、1.5イン
チ、2.5インチ、2.0インチ、2.0インチ、2.
5インチ、1.5インチである。種々の患者の特性(例
えば、大、中、小、男、女、大人、子供等)に対するカ
スタム化した高さを有するスキャン選択を行なうことも
可能である。
【0031】図7は各スキャンパスに対するメモリにお
いてスキャンデータを格納するための例示的なメモリマ
ップを示している。各スキャンパスに対するデータは隣
接するスキャンブロック(スキャンブロック1乃至Nと
して示してある)内に格納される。図8は各スキャンパ
スのオーバーラップ部分を結合した後のメモリマップ及
び結果的に得られるスキャンアレイにおける各スキャン
パスの重み付けした寄与分を示している。スキャン1の
端部「D」からオーバーラップが開始する端部「E」に
かけては、スキャン1による重み付け寄与分は約100
%であり、且つスキャン2の寄与分は約0%である。増
加又は減少によって定義されるオーバーラップ領域にお
いては、スキャンパス1の寄与分は約100%から約0
%へ減少しており、一方スキャンパス2の寄与分は約0
%から約100%へ増加している。オーバーラップ領域
が終了する端部「F」からスキャンパス2の端部「G」
にかけては、スキャン1による重み付け寄与分は約0%
であり、且つスキャンパス2の寄与分は約100%であ
る。
【0032】各パスからの扇形ビームの外側光線が、好
適には、患者表面において又はその前で交差するように
隣接するスキャンパスはX軸において位置決めされてい
る。扇形ビームが交差するZ方向における焦点からの距
離は次式によって与えられる。
【0033】 Di =|Fi+1 −Fi |/(2tanθ/2) (1) 尚、Fi は各パスiに対するX線供給源の焦点位置であ
り、且つθ/2は扇形ビームによって張られる角度の半
分である。
【0034】本発明のスキャニングシステムによって得
られる隣接するスキャンパスにおけるデータ要素(デー
タ点)を結合させるための例示的なアルゴリズムは次の
式2及び3によって表わされる。式3は、各データ要素
からスキャンパスの端部までの距離の扇形関数であるオ
ーバーラップデータのブレンド即ち混合を与える。スキ
ャンパス端部からの距離の関数として使用することの可
能なその他の数学的関数(例えば、二次式及び指数)も
使用可能である。式2及び3のアルゴリズムは、隣接す
る扇形ビームの光線が交差する高さは焦点間の距離を選
択することによって任意的に設定することが可能である
という点において一般的である。
【0035】アレイSTは結果的に得られるスキャンの
スキャンラインを表わしている。アレイSi は各パスi
からの対応するデータ線である。そうであるから、ST
[x]及びSi [x]は夫々アレイST及びSi におけ
るデータ要素である。式2及び3は各パスiに対して1
からNへ繰り返されて完全なスキャンラインを構築す
る。
【0036】各点xに対して(尚、vi-1 ≦xi <nd
−vi )に対して、オーバーラップは存在せず且つ結果
的に得られるアレイSTは次式によって与えられる。
【0037】 ST[xti-1 +x]=Si [x] (2) 各点x(尚、nd−vi ≦xi ≦nd)に対しては、オ
ーバ−ラップが存在しており且つ結果的に得られるアレ
イSTは次式によって与えられる。
【0038】 ST[xti-1 +x]=(1/vi )((nd−x)Si [x]+(vi −(nd−x))Si+1 [vi −(nd−x)] (3) 尚、xti はパスiの後の構築されたスキャンラインに
おける点の総数であり且つ次式(4)によって与えられ
る。
【0039】 xti =xti-1 +nd−vi (4) 及び、vi はスキャンパスiにおけるオーバーラップデ
ータ点の数であり且つ次式(5a),(5b),(5
c)によって定義される。
【0040】 i=0の場合にはv0 =0 (5a) 0<i<Nの場合には、 vi ={2(Hi +hb)(tanθ/2)−|Fi+1 −Fi |}/xd (5b) i=Nの場合には、VN =0 (5c) 尚、ndは各スキャンパスの全てのラインにおけるデー
タ点の数、Hi はスキャンパスiとスキャンパスi+1
のオーバーラップにおけるスキャンテーブル上の患者の
高さ、hbは焦点上方のスキャンテーブルの高さ、θ/
2はX線扇形ビームの角度の半分、Fi はスキャンパス
iにおける焦点の位置、xdは各スキャンパスの各デー
タ点のX次元寸法。
【0041】上述したように、一般的なアルゴリズムに
おいて、扇形ビームが交差する焦点からの距離は任意に
設定することが可能である。隣接するスキャンパスにお
けるX線供給源焦点間の距離が、隣接するパスの扇形ビ
ームがスキャンテーブルの表面のほぼ上部において交差
するようなものである場合には、上述した5の以下のよ
うな簡単化が可能である。
【0042】 2hb(tanθ/2)=|Fi+1 −Fi | (6) その結果、各スキャンパスiにおけるオーバーラップデ
ータ点vi の数は次式の如くなる。
【0043】 vi =(2Hi tanθ/2)/xd (7) 従って、上式(2)及び(3)は、オーバーラップデー
タ点vi が式(2)及び(3)において代入されている
という点を除いて、結果的に得られるスキャンアレイS
Tを表わしている。
【0044】以上、本発明の具体的実施の態様について
詳細に説明したが、本発明は、これら具体例にのみ限定
されるべきものではなく、本発明の技術的範囲を逸脱す
ることなしに種々の変形が可能であることは勿論であ
る。例えば、支持表面又はCアームを移動させるために
種々の駆動機能を使用することが可能であり、且つブレ
ンド即ち混合処理を実行するために種々のプロセサを使
用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に基づいて構成されたスキ
ャニングシステムで検査ユニットとワークステーション
とを有するスキャニングシステムを示した概略図。
【図2】 図1の検査ユニットを示した概略斜視図。
【図2A】 図1の検査ユニットの概略側面図。
【図2B】 図2に類似した検査ユニットであってスキ
ャニング装置の例示的なスキャニング運動を示した概略
斜視図。
【図3】 図2の検査ユニット用のモータ駆動系を示し
た概略正面図。
【図4】 図3の装置の概略平面図。
【図5】 図1のスキャニングシステムの電気及び電子
系を示した概略ブロック図。
【図6】 体全体測定を行なう場合の患者のX線扇形ビ
ームのカバー範囲及びマルチスキャンパスを示した概略
図。
【図6A】 X線供給源の焦点からの推定患者高さを示
した図6のX線扇形ビームカバー範囲の一部の概略拡大
図。
【図7】 混合処理を行なう前の各スキャンパスを格納
するメモリマップを示した概略図。
【図8】 混合処理後の各スキャンパスを格納するメモ
リマップと各スキャンパスに対する対応する混合寄与分
図を示した概略図。
【符号の説明】
10 スキャニングシステム 12 検査ユニット 14 ワークステーション 16 患者テーブル 16a 患者支持表面 16b 基部 18 Cアーム 20 システム電源モジュール 22 ホストコンピュータ 24 記録装置 26 オペレータコンソールキーボード 28 ディスプレイモニタ 30 プリンタ 32 ベース 36 X線供給源 38 検知器 40 スリットコリメータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ノア バーガー アメリカ合衆国, マサチューセッツ 02154, ウォルサム, レイク ストリ ート 239, アパートメント 1 (72)発明者 リチャード イー. キャブレル アメリカ合衆国, マサチューセッツ 01876, チュウクスバリー, チャンド ラー ストリート 990

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X線骨密度測定システムにおいては、 患者を支持し且つY方向に延在する患者の位置を画定す
    べく構成されており且つ前記Y方向及びX方向に移動可
    能な患者支持表面を具備するテーブル、 前記テーブルと関連しており且つ前記Y方向に移動可能
    であり、患者の両側において対向させてX線供給源とX
    線検知器とを支持すべく構成されており、前記X線供給
    源がX方向に延在するスキャンラインを任意の時間に照
    射するX線の角度の狭い扇形ビームを射出し且つ前記X
    線検知器がスキャンデータを発生するために患者の位置
    の少なくとも一部を介して通過した後に前記扇形ビーム
    の角度範囲において前記供給源からのX線を受取るCア
    ーム、 先行するスキャンパスに対してX方向において選択的に
    変位させながらX方向に対して横断する方向に沿った相
    次ぐスキャンパスにおいて患者位置を前記角度の狭い扇
    形ビームでスキャンするために前記患者支持表面及び前
    記Cアームを移動させるように構成されたスキャニング
    機構、 前記スキャンデータを受取り且つ前記スキャンパスの各
    々からの前記スキャンデータを結合して複合スキャンデ
    ータを形成するために前記スキャニング機構を動作させ
    るべく構成されており且つ隣接するスキャンパスとオー
    バーラップするスキャンパスにおけるデータ要素を前記
    スキャンパスの端部からの距離の関数として比例的に重
    み付けするように前記スキャンデータを結合すべく構成
    されているプロセサ、を有することを特徴とするシステ
    ム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記オーバーラップ
    の量は、前記X線供給源の焦点からの患者の選択的なZ
    方向距離の関数として決定されることを特徴とするシス
    テム。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記患者の距離は前
    記スキャンパスの各々に対して個別的に選択可能である
    ことを特徴とするシステム。
  4. 【請求項4】 X線骨密度測定システムにおいて、 患者を支持し且つ患者の位置を画定すべく構成されてい
    る患者支持表面を具備するテーブル、 前記テーブルと関連しており且つXY面内において前記
    患者支持表面と相対的に移動可能であり、前記患者の位
    置における患者に対向させてX線供給源及びX線検知器
    を支持すべく構成されており、前記X線供給源は前記患
    者位置の一部を照射する角度の狭いX線扇形ビームを射
    出し、且つ前記X線検知器は前記患者位置を介して通過
    した後にスキャンデータを発生するために前記扇形ビー
    ムによって張られる角度内において前記供給源からのX
    線を受取るべく構成されている複数個の検知要素からな
    るアレイを具備しているCアーム、 前記XY面内において前記患者支持表面と相対的に前記
    Cアームを移動させ且つ相次ぐスキャンパスにおいて前
    記扇形ビームで前記患者位置をスキャンすべく構成され
    ており、前記相次ぐスキャンパスにおけるビームが前記
    患者位置の高さにおいて互いに部分的にオーバーラップ
    している駆動系、 前記スキャンデータを受取り且つ前記スキャンデータを
    結合して複合スキャンデータを形成すべく構成されてお
    り、隣接するスキャンパスとオーバーラップする前記ス
    キャンパスにおけるデータ要素が前記スキャンパスの端
    部からの距離の関数として比例的に重み付けがされるよ
    うに前記スキャンパスを結合すべく構成されているプロ
    セサ、を有することを特徴とするシステム。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記オーバーラップ
    の量が前記X線供給源の焦点からの患者の選択した距離
    の関数として決定されることを特徴とするシステム。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記患者距離が前記
    スキャンパスの各々から個別的に選択可能であることを
    特徴とするシステム。
  7. 【請求項7】 扇形ビーム骨密度測定装置を使用して体
    全体のマルチパススキャニングを行なう方法において、 スキャンテーブルの患者支持表面上に患者を位置させ、 患者の体幅より実質的に小さい角度を張るX線の扇形ビ
    ームで患者を照射し、 前記角度内において配列させた多数の照射検知位置にお
    いて患者を通過した後に前記扇形ビームによって張られ
    る角度内において前記供給源からのX線を受取り、 部分的にオーバーラップするスキャンパスの直線蛇行パ
    ターンで患者全体をスキャンするために患者位置の面内
    における2つの直交する軸の各々に沿って前記患者支持
    表面及び前記扇形ビームに少なくとも一方を選択的に移
    動させ且つ相次ぐパスにおいて患者に沿って前記扇形ビ
    ーム及び検知器をスキャニングし、 隣接するスキャンパスとオーバーラップするものと判別
    された各スキャンパスにおけるデータ要素が前記データ
    要素と前記隣接するスキャンパスにオーバーラップする
    前記スキャンパスの端部との間の距離の関数であり且つ
    前記距離に比例する重み付けで結合したスキャンに寄与
    するように前記相次ぐスキャンパンスを結合させる、上
    記各ステップを有することを特徴とする方法。
  8. 【請求項8】 請求項7において、前記オーバーラップ
    の量が前記X線供給源の焦点からオーバーラップ区域に
    おける患者の骨までの患者の面に対して垂直な選択的距
    離の関数として決定されることを特徴とする方法。
  9. 【請求項9】 扇形ビーム骨密度測定装置を使用するマ
    ルチパススキャニング方法において、 スキャンテーブルの患者支持表面上に患者を位置させ、 患者の体幅より実質的に小さな角度を張るX線扇形ビー
    ムで患者を照射し、 前記角度内において配列された多数の照射検知位置にお
    いて患者を通過した後に前記扇形ビームによって張られ
    る角度内においてX線供給源からのX線を受取り、 少なくとも2つの部分的にオーバーラップするスキャン
    パスで患者の少なくとも1領域をスキャンするために患
    者位置の面内における2つの直交する軸の各々に沿って
    前記患者支持表面及び前記扇形ビームのうちの少なくと
    も一方を選択的に移動させ且つ相次ぐパスにおいて患者
    に沿って前記扇形ビーム及び検知器をスキャニングさ
    せ、 隣接するスキャンパスとオーバーラップするものと判別
    された各スキャンパスにおけるデータ要素が前記データ
    要素と前記隣接するスキャンパスとオーバーラップする
    前記スキャンパスの端部との間の距離の関数であって前
    記距離に比例する重み付けで結合したスキャンに寄与す
    るように前記相次ぐスキャンパスを結合させる、上記各
    ステップを有することを特徴とする方法。
  10. 【請求項10】 請求項9において、前記オーバーラッ
    プの量が患者の面に対して垂直であり前記X線供給源の
    焦点からオーバーラップ区域における患者の骨までの選
    択的距離の関数として決定されることを特徴とする方
    法。
JP8144027A 1995-06-06 1996-06-06 画像混合を行なうマルチパススキャンを使用するx線骨密度測定システム及び方法 Pending JPH09149897A (ja)

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JP2008237911A (ja) * 2007-03-26 2008-10-09 General Electric Co <Ge> テーブル駆動システム

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