JPH1066429A - 2つの調整ユニットを有する作物収穫用農業機械 - Google Patents

2つの調整ユニットを有する作物収穫用農業機械

Info

Publication number
JPH1066429A
JPH1066429A JP9211301A JP21130197A JPH1066429A JP H1066429 A JPH1066429 A JP H1066429A JP 9211301 A JP9211301 A JP 9211301A JP 21130197 A JP21130197 A JP 21130197A JP H1066429 A JPH1066429 A JP H1066429A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output shaft
agricultural machine
transmission
crop harvesting
shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9211301A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3811872B2 (ja
Inventor
Martin Walch
ワルク マルタン
Bernard Wattron
ワトロン ベルナール
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kuhn SAS
Original Assignee
Kuhn SAS
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kuhn SAS filed Critical Kuhn SAS
Publication of JPH1066429A publication Critical patent/JPH1066429A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3811872B2 publication Critical patent/JP3811872B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01DHARVESTING; MOWING
    • A01D43/00Mowers combined with apparatus performing additional operations while mowing
    • A01D43/10Mowers combined with apparatus performing additional operations while mowing with means for crushing or bruising the mown crop
    • A01D43/105Driving mechanisms

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Environmental Sciences (AREA)
  • Harvester Elements (AREA)
  • Agricultural Machines (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Packaging Of Special Articles (AREA)
  • Harvesting Machines For Specific Crops (AREA)
  • Medicines Containing Plant Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 2つの調整ユニットを有する作物収穫用農業
機械 【解決手段】 本発明は、下記(a) 〜(d) : (a) 可動式フレーム、(b) 可動式フレームに連結された
牽引棒、(c) それぞれ反対方向に回転する2つの調整部
材を備えた2つの調整ユニットを含む収穫機構、および
(d) 第1出力シャフトと第2出力シャフトとを備えた伝
動ボックスを含む、上記調整ユニットに動きを与えるた
めの伝動部材を含む植物収穫用農業機械に関するもので
ある。各第1調整部材の内側末端は対応する第1出力シ
ャフトに支持されており、さらに、各第2調整部材の外
側末端は伝動装置を介して対応する第2出力シャフトに
連結されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は農業機械、特に収穫
物を調整 (コンデショニング、conditionnement)する装
置を備えた作物収穫械に関するものである。
【0002】
【従来技術】本発明は下記 (a)〜(d) を有する機収穫械
に関するものである: (a) 可動フレーム、 (b) 上向きの回動軸を中心に回動するように関節継手を
介してフレームに連結された、作物収穫械を牽引車両に
連結するための牽引棒、 (c) 下記 (i)、(ii)を含む、可動フレームに連結された
収穫機構: (i) 作物を切断するための切断部材を備えた切断機
構、(ii) 互いにほぼ同じ延長線上に並んで配列された
2つの調整ユニットを含む調整装置であって、各調整ユ
ニットは互いに反対方向に回転する2本の調整部材を有
し、これら2本の調整部材は互いに離れる方向へ移動す
ることができ、切断部材によって切断された作物はこれ
ら2本の調整部材の間を通過し、処理され、 (d) 2つの調整ユニットの間に配置され、下記 (i)、(i
i)を備えた伝動ボックスを含む、調整ユニットに運動を
伝える伝動部材: (i) 継手を介して伝動ボックスに近い第1調整部材の
内側末端に連結された第1出力シャフト、(ii) 伝動
装置を介して第2調整部材に連結された第2出力シャフ
ト。
【0003】上記の作物収穫用農業機械は米国特許第4,
142,349 号および第3,772,865 号に記載されている。こ
の作物収穫械は輸送造物とこの輸送構造物に連結された
支持構造物とで構成され、支持構造物は切断機構および
調整装置 (コンデショニング装置) を有している。切断
機構は、支持構造物から吊り下げられ、互いに並んで配
置された2組の切断部材を有している。各切断部材は伝
動部材によって回転駆動されるが、2つの切断部材は切
断された作物が収斂して一つの列を形成するように対に
なって回転される。調整装置は2つの調整ユニットを含
み、各調整ユニットは一対の切断部材の後方にほぼ同一
直線上に互いに並んでに配置される。各調整ユニットに
は互いに反対方向に回転する2つの調整部材を有し、こ
れら2つの調整部材は互いに離れる方向へ移動でき、そ
の間を対応する2つの切断部材によって切断された作物
が通過し、処理される。そのために、各支持構造物に固
定された低部へ向って後方へ延びた2組のアームが設け
られている。各調整部材の両端は円筒形連結部を介して
対応するアームに連結されている。
【0004】調整ユニットは伝動部材を介して駆動され
る。そのために設けられた伝動ボックスは切断機構の後
方で2つの調整ユニットの間に延びている。伝動ボック
スは第1の出力シャフトと第2の出力シャフトとを有
し、第1出力シャフトの端部はそれぞれカルダン伝動シ
ャフトを介して対応する調整ユニットの第1の調整部材
の内側末端に連結され、第2出力シャフトの端部は別の
カルダン伝動シュフトを介して対応する調整ユニットの
第2調整部材の内側末端に連結されている。
【0005】しかし、この公知の作物収穫用農業機械に
はいくつかの欠点がある。すなわち、切断部材によって
切断された作物の通過量を増減するために調整部材の離
反運動を確実に行うためには、カルダン伝動シャフトは
ある程度の長さを有していなければならないため、調整
ユニット間に広い空間が必要になる。このことは調整ユ
ニットの幅をかなり狭くしなければならないことを意味
する。この構成の作物収穫用農業機械では切断された作
物を2つのかなり幅の狭い調整ユニットで全て処理しな
ければならないので、切断された作物を最適条件で処理
することはできない。さらに、各調整部材は既に述べた
ように両端が軸受を介して対応するアームに連結されて
いる。このような構造は調整部材が多数存在するためか
なり高価なものになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は上記の
作物収穫用農業機械の欠点を解決することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の作物収穫用農業
機械は、第1調整部材の各内側末端が対応する第1出力
シャフトに支持され、第2調整部材の各伝動装置がその
外側末端を介して対応する第2出力シャフトに連結して
いる。このようにした作物収穫用農業機械では空間が節
約され、作物を最適条件で処理可能な非常に幅の広の調
整ユニットを収穫機構に設けることができるという利点
がある。さらに、第1調整部材の内側末端に特別な軸受
はいらない。すなわち、この内側末端は伝動ボックスの
対応する第1出力シャフトに支持される。
【0008】本発明は下記特徴を単独または技術的に可
能な範囲で組合せたものである: (1) 一方の調整ユニットの第1調整部材の内側末端を伝
動ボックスの対応する第1出力シャフトに連結する継手
が衝撃を吸収し、第1調整部材および上記第1出力シャ
フトの振動を除去する弾性継手である。 (2) 一方の調整ユニットの第2調整部材の各伝動装置が
第2調整部材の外側末端に設置された回動側部ケーシン
グを含む。 (3) 一方の調整ユニットの第2調整部材の各伝動装置が
対応する第2出力シャフトを回動側部ケーシングに連結
する伝動シャフトを含む。 (4) 伝動シャフトが衝撃を吸収し、伝動シャフトおよび
第2出力シャフトの振動を除去する弾性継手を介して対
応する第2出力シャフトに連結される。 (5) 回動側部ケーシングがエンドレス伝動装置を含み、
この伝動装置の駆動ホイールが伝動シャフトに連結さ
れ、被駆動ホイールが第2調整部材に連結されている。 (6) 回動側部ケーシングのエンドレス伝動装置が鎖伝動
である。 (7) 伝動シャフトの長手方向軸線が対応する第2出力シ
ャフトの長手方向軸線と同軸である。 (8) 回動側部ケーシングが対応する第2出力シャフトの
長手方向軸線を中心に回動可能で、第2調整部材を駆動
した状態で第2調整部材を第1調整部材から遠ざけるこ
とが可能である。
【0009】(9) 回動側部ケーシングが実質的に気密な
ケーシングであって、潤滑剤を含み、エンドレス伝動装
置のメンテナンスを軽減するようになっている。 (10)一方の調整ユニットの第2調整部材の内側末端が、
対応する第2出力シャフトの長手方向軸線付近にこれと
ほぼ平行に延びた回動軸を中心として回動可能な回動ア
ームに連結されており、第2調整部材が第1調整部材に
対して少なくともほぼ平行に第1調整部材から遠ざかる
ようになっている。 (11)回動アームの回動軸を画定する関節継手が衝撃を吸
収し、第2調整部材からの振動を除去する弾性関節継手
である。 (12)回動側部ケーシングと回動アームとによって可能に
なる一方の調整ユニットの第2調整部材の回動運動が弾
性変形可能な部材の動作に逆らって行われ、調節装置を
用いてこの弾性変形可能な部材の戻りの強度を変化させ
ることができ、それによって、第1と第2の調整部材間
を通過する切断された作物の量に応じて第2調整部材が
第1調整部材から離れたり元の位置に戻ったりすること
が可能になる。
【0010】(13)弾性変形可能な部材が互いに同じび延
長線上にある2本の同軸ねじり棒で構成され、これらね
じり棒の共通の長手方向軸線が回動アームの回動軸と一
致する。 (14)調整ユニット1つにつき単一の調整部材を有し、こ
の調節部材が対応する2本のねじり棒の隣接する末端に
力を加える。 (15)伝動ボックスが下記 (i)、(ii)を含む: (i) 端部が対応する調整ユニットの第1出力シャフト
を構成する第1出力シャフト、(ii) 端部が対応する調
整ユニットの第2出力シャフトを構成する第2出力シャ
フト。 (16)伝動ボックスが、第1の傘歯車対およびエンドレス
伝動装置を介して第1出力シャフトに連結され且つ第2
の傘歯車対を介して第2出力シャフトに連結された駆動
シャフトを含む。
【0011】(17)第1の傘歯車対および第2の傘歯車対
が共通の駆動傘歯車を有し、この共通の傘歯車が駆動シ
ャフトによって支持される。 (18)伝動ボックスのエンドレス伝動装置の駆動ホイール
が第1の傘歯車対の被駆動傘歯車に連結されており、エ
ンドレス伝送装置の被駆動ホイールが第1出力シャフト
に連結されている。 (19)伝動ボックスのエンドレス伝動装置が鎖伝動であ
る。 (20)伝動ボックスのエンドレス伝送装置の駆動ホイール
と第1の傘歯車対の被駆動傘歯車とが、第2出力シャフ
トに対して同軸で且つ出力シャフトに対して回転連結さ
れていない組立体を構成する。 (21)伝動ボックスが切断機構を駆動するための第3出力
シャフトを含む。 (22)駆動シャフトが第3の傘歯車対を介して第3出力シ
ャフトに連結される。 (23)第1の傘歯車対、第2の傘歯車対および第3の傘歯
車が共通の駆動傘歯車を有し、これらの傘歯車が駆動シ
ャフトによって支持され、それによって伝動ボックスの
小型化が可能になる。
【0012】(24)伝動ケーシングを有し、これが第3出
力シャフトからの運動を受けて、切断機構の少なくとも
一つの切断部材を上方から駆動する。 (25)伝動ケーシングによって駆動される切断部材(単数
または複数)が、作業時の進行方向を向いた機械の垂直
中間面上に位置する。 (26)伝動ボックスがさらに、一対の入力傘歯車を介して
駆動軸に連結された入力シャフトを有する入力ケーシン
グを含む。 (27)駆動シャフトの長手方向軸線が上向きである。 (28)入力ケーシングが、駆動シャフトの長手方向軸線を
中心に回動することによって複数の位置を取ることがで
きる。 (29)入力ケーシングが取り得る各種の角度位置が、牽引
棒とフレームとを連結する関節継手によって画定される
回動軸を中心とした回動によって牽引棒が取ることので
きる各種位置に相当する。 (30)駆動シャフトの長手方向軸線が、牽引棒とフレーム
とを連結する関節継手によって規定される回動軸に対し
てほぼ平行である。 (31)入力ケーシングの入力シャフトが、少なくとも部分
的に牽引棒によって支持されるシャフト系列に連結され
ている。
【0013】(32)伝送ボックスが下記(i) 、(ii)を含
む: (i) 第1の傘歯車対、第2の傘歯車対および必要に応
じて設けられる第3の傘歯車対を含む第1隔室、および
(ii) エンドレス伝動装置を含む第2隔室。 (33)第2隔室が、エンドレス伝動装置によって飛散した
第2隔室内のオイルを回収し、それを第1隔室に移送す
る滴受けを有する。 (34)第1隔室が第2隔室との連絡通路を有し、第1隔室
内のオイルを第2隔室に戻すことができるようになって
いる。 (35)伝動ボックスが第1隔室内のオイルを入力ケーシン
グに汲み上げるためのポンプを含み、入力ケーシングが
ケーシング内のオイルを第1隔室に戻すための連絡通路
を有する。 (36)第2調整部材の伝動シャフトを第2出力シャフトに
連結するための弾性継手が第2出力シャフトに連結され
たフランジを有し、一方の第2調整部材の継手のフラン
ジが第2出力シャフトの対応する末端に固定され、もう
一方の第2調整部材の継手のフランジが第2出力シャフ
トの対応する末端に摺動可能に取付けられており、この
構成によってこれら第2調整部材が予定よりも離れた場
合でもこれら部材を第2出力シャフトに連結することが
できるようになっている。
【0014】(37)収穫機構が支持構造体をさらに有し、
伝動ボックスが衝撃を吸収し、収穫機構または伝動ボッ
クスからの振動を除去する3つの弾性関節継手を介して
支持構造体に連結されていて、これら部品を保護するこ
とができるようになっている。 (38)収穫機構が輸送構造体をさらに有し、第1調整部材
の外側末端が衝撃を吸収し、輸送構造または第1調整部
材からの振動を除去する弾性軸受を介して輸送構造体に
支持されている。 (39)牽引棒とフレームとを連結する関節継手が作業時の
ほぼ進行方向に向いた機械の垂直中間面上にある。 (40)第2調整部材が対応する第1調整部材上に延びてお
り、作業時に調整部材間を通過する切断された作物が農
業用収穫機械の後方に投げ出されるようになっている。 本発明の上記以外の目的、特徴および利点は、添付図面
を参照して説明する本発明の作物収穫用農業機械の1つ
の実施例からより明らかとなろう。しかし、本発明が下
記実施例に限定的されるものではない。
【0015】
【実施例】図1〜8は、草刈り機・調整機の形をしたに
本発明の野菜収穫用農業機械を示している。この機械は
牽引車両(図示せず)に係止されて作業中進行方向2に
向かって牽引されるようになっている。以下の記載では
『前方』『後方』『前』および『後』という言葉はこの
進行方向2を基準に定義され、『右』および『左』とい
う言葉は草刈り機・調整機を進行方向2に対して後方か
ら見た状態で定義される。本発明の草刈り機調整装置1
は可動フレーム3、牽引棒4、収穫機構5および伝動部
材6を有している。
【0016】牽引棒4は草刈り機・調整機1を牽引車両
に連結するためのものである。そのため、牽引棒4の後
方末端は幾何学軸線8aを中心に回動する関節継手8を
介してフレーム3に連結され、その前方末端は当業者に
は公知の方法で牽引車両に連結されている。幾何学軸線
8aは少なくともほぼ垂直で、少なくとも実質的に作業
中進行方向2を向いた草刈り機・調整機1の垂直中間面
9上にある。フレーム3に対する牽引棒4の角度は関節
継手8の軸線8aを中心に牽引棒4を回動させることに
よって変えることがで、フレーム3と牽引棒4とに連結
された液圧動作ラム10(図1にその一部を示す)によっ
て当業者には公知の方法で所望角度位置に設定、保持さ
れる。この構成によって可動フレーム3を作業中に牽引
車両の左右(図1)に配置でき、往復の草刈りが可能に
なり、有利である。
【0017】可動フレーム3フレーム3の外側末端近く
に位置した2つの車輪11を介して地面に支持されてい
る。収穫機構5は垂直中間面9に対して少なくともほぼ
対称で、懸下装置12を介して可動フレーム3に連結され
ている。図示した例では、この懸下装置は下側2本13、
14および上側1本15の合計3本の懸下ロッドによって構
成されている。これら3本の懸下ロッド13、14、15は可
動フレーム3および収穫機構5と供に変形可能な四辺形
を構成し、収穫機構5を可動フレーム3に対してほぼ上
下に移動させることによって可動フレームから独立して
収穫機構を地面の凸凹に適応できるようになっている。
収穫機構5は支持構造体16を含み、この支持構造体16に
は切断機構17および調整装置18が連結されている。切断
機構17は切断部材19を備え、図示した例では、この切断
部材19は進行方向2に対して垂直方向に一列に並んで配
置され且つそれそれの回転軸線19aを中心に回転する回
転ディスクである。調整装置18はほぼ同一な2つの調整
ユニット20、20’で構成される。調整ユニット20’の各
種要素は調整ユニット20の要素とほぼ同一であって、同
じ参照番号の後に’を付けて表し、調整ユニット20’の
各種要素については必要な場合のみ説明する。
【0018】調整ユニット20、20’は伝動部材6によっ
て駆動され、切断機構17の後ろに互いに並んで配置され
ている。各調整ユニット20、20’は互いに反対方向に回
転する部材21、21’;22、22’を有し、これらの部材材
21、21’;22、22’は互いに遠ざかることができ、その
間を切断機構19によって切断された作物が通過し、後方
へ吐き出されるようになっている。図示した例では、調
整部材21、22は当業者には公知のロールで、進行方向に
対して直角にほぼ水平に設置され、周囲にリブを有し、
このリブが隣接するロール上の切欠き部分と協働するよ
うになっている。第2調整部材22は対応する第1調整部
材のほぼ上側に、第1調整部材よりもわずかに前方に配
置されている。伝動部材6は2つの調整ユニット20、2
0’の間に配置された伝動ボックス24を含み、この伝動
ボックス24は各調整ユニットに対して第1出力シャフト
25、25’と第2出力シャフト26、26’とを備えている。
この伝動ボックス24は、3つの弾性関節継手27を介して
収穫機構5の支持構造体16に連結されている。3つの弾
性関節継手27は衝撃を吸収すると供に収穫機構5または
伝動ボックス24から伝わってくる振動を吸収して作業条
件を改良し、部品の寿命を延ばす。
【0019】第1調整部材21の垂直中間面9に最も近い
内側末端28は弾性継手29を介して対応する第1出力シャ
フト25に連結、支持され、第1調整部材21の外側末端30
は弾性軸受31を介して支持構造体16に支持されている。
図示した例では、この弾性軸受31は支持アーム32で構成
され、この支持アーム32の一方の端部は弾性関節継手33
を介して支持構造体16に連結され、もう一方の端部は軸
受34を介して第1調整部材21の外側末端30に連結されて
いる。弾性関節継手33は、衝撃を吸収すると同時に支持
構造16または第1調整部材21から伝わってくる振動を除
去することによって各種要素、特に軸受34を保護し、こ
れら部品の信頼性を高めると同時に寿命を延す役目をす
る。弾性軸受31および弾性継手29は第1調整部材21をそ
れぞれ支持構造体16および第1出力シャフト25に連結
し、第1調整部材21が放射方向にわずかに移動できるよ
うにする。第2調整部材22は第1調整部材21に対して少
なくともほぼ平行な状態でこの第1調節部材から遠ざか
る方向に移動して、切断部材19によって切断された後に
調整部材21、22の間を通る作物の量を増減できるように
なっている。そのために、調整ユニット20の第2調整部
材22の内側末端36は、回動軸37aを中心に回動可能な回
動アーム37に連結されている。
【0020】第2調整部材22の外側末端38は、伝動ボッ
クス24の第2出力シャフト26の長手方向軸線26aを中心
に回動可能な伝動装置39を介して第2出力シャフト26に
連結されている。回動アーム37の回動軸37aは対応する
第2出力シャフト26の長手方向軸線26aの近くにあって
長手方向軸線26aに対して少なくともほぼ平行で、記第
2調整部材22が第1調整部材21に対してほぼ平行な状態
で第1調整部材21から遠ざかることができるようになっ
ている。この第2調整部材22の伝動装置39は回動側部ケ
ーシング40と伝動シャフト42とを含む。この回動側部ケ
ーシング40は第2調整部材22の外側末端38に設置されて
おり、円筒形関節継手43を介して支持構造体16に連結さ
れている。円筒形関節継手43の長手方向軸線43aは少な
くともほぼ水平且つ第2調整部材22の長手方向軸線22a
に対して平行である。図4に示すように、回動側部ケー
シング40は、第2調整部材22の長手方向軸線22aが円筒
形関節継手43の長手方向軸線43aよりも前方且つ下方に
位置するように、前方且つ下方に傾斜していることがわ
かる。第1調整部材21の長手方向軸線21aは長手方向軸
線22aよりも下側に位置し且つ長手方向軸線22aと43a
との間を通る垂直平面内にあって、調整部材21と22との
間を通過する切断された作物が後方上向きの放出方向47
に放出されるようになっていることも理解されよう。
【0021】伝動シャフト42の内側末端44は弾性継手45
を介して伝動ボックス24の対応する第2出力シャフト26
に連結されて、衝撃を吸収し、伝動シャフト42および第
2出力シャフト26から伝わる振動を除去する。伝動シャ
フト42の外側末端46は回動側部ケーシング40に属するエ
ンドレス伝動装置48に連結されている。図示した例で
は、このエンドレス伝動装置48は伝動シャフト42の外側
末端46に固定された駆動ホイール49と第2調整部材22に
固定された被駆動ホイールとを含み、2つのホイール4
9、50がチェーン51によって互いに連結された鎖伝動で
ある。伝動シャフト42の外側末端46は長手方向軸線52a
を有する円筒形関節継手52を介して回動側部ケーシング
40に連結されている。第2調整部材22の外側末端38も円
筒形関節継手53を介して回動側部ケーシング40に連結さ
れている。この円筒形関節継手53の長手方向軸線53aは
長手方向軸線22aと少なくともほぼ一致する。図2、図
4から分かるように、第2出力シャフト26、伝送シャフ
ト42および円筒形関節継手43、52の各長手方向軸線26
a、42a、43a、52aは少なくともほぼ一致して、第2
調整部材22を駆動しながら回動側部ケーシング40が第2
出力シャフト26の長手方向軸線26aを中心に回動できる
ようになっている。さらに、回動側部ケーシング40がエ
ンドレス伝動装置48の磨耗と加熱を軽減するための潤滑
剤を収容したほぼ気密性ケーシングであることは理解さ
れよう。そのため、回動側部ケーシングは支持体54を含
み、この支持体にエンドレス伝動装置48を囲むカバー55
が取付けられている。支持体54とカバー55との間には回
動側部ケーシング40を密閉するための気密ジョイント56
が設けられている。
【0022】回動アーム37の一端部には弾性関節継手58
があり、この弾性関節継手58は回動アーム37を支持構造
体16に連結し、回動アーム37の回動軸37aを規定する。
この弾性関節継手58は衝撃の吸収と第2調整部材22から
の振動を除去する。回動アーム37の他端部は円筒形関節
継手59を介して第2調整部材22の内側末端36に連結され
ている。この円筒形関節継手59の長手方向軸線59aは第
2調整部材22の長手方向軸線22aと少なくともほぼ一致
する。回動側部ケーシング40および回動アーム37によっ
て可能になる調整ユニット20の第2調整部材22の回動
は、弾性変形可能な部材60の力に逆らって行われる。図
示した例では、この弾性変形可能な部材60は互いに同じ
延長線上にある同軸の2本のねじり棒61、62で構成さ
れ、各ねじり棒の長手方向軸線61a、62aは回動アーム
37の回動軸37aと一致している。図2、図4から分かる
ように、2本のねじり棒61、62は伝動シャフト42の前方
の少し下側に位置している。
【0023】2本のねじり棒62、62は対応する中央末端
63、64の所で互いに隣接し且つ調節部材65に連結してい
る。ねじり棒61の内側末端67は、長手方向軸線61aが弾
性関節継手58の長手方向軸線58aと一致するように回動
アーム37に固定されている。ねじり棒62の外側末端68は
回動側部ケーシング40の支持体54に固定されている。調
節部材65は2本のねじり棒61、62の戻りの強さを調節し
て第1調節部材21と第2調節部材22との間を通る切断さ
れた作物の量に応じて第2調整部材22が第1調整部材か
ら遠ざかる方向に移動する距離が調節できるようにす
る。調節部材65は弾性関節継手58と回動側部ケーシング
40とのほぼ中間にあって、2本のねじり棒61、62の互い
に隣接する末端63、64に力を加える。調節部材65は支持
構造体16に固定された軸受支持体69を含み、この軸受支
持体69の下側部分にはロッキングレバー70が回動可能に
収容され、このロッキングレバーの下側部分で対応する
2本のねじり棒61、62の中央末端63、64を受ける。ロッ
キングレバー70の上側部分には調節ネジ71があり、この
調節ネジは軸受け支持体69の上側部分で回動するジャー
ナル72に螺合している。
【0024】オペレータが2本のねじり棒61、62の戻り
力を増加させて、対応する調整部材21、22間を通る切断
された作物に加わる調整力を強くしたい場合には、オペ
レータは調節ネジ71を時計回り方向に回転させて(図2
の後方図参照)、ロッキングレバー70を前方矢印73の方
向に傾斜させる。これによって2本のねじり棒61、62が
捩じれることになる。図5〜8には伝動ボックス24が示
されている。調整ユニット20、20’の第1調整部材21、
21’に連結された第1出力シャフト25、25’は単一の第
1出力シャフト75の一端部で構成され、調整ユニット2
0、20’の第2調整部材22、22’に連結された第2出力
シャフト26、26’は単一の第2出力シャフト76の一端部
で構成されることは理解できよう。2つの出力シャフト
75、76の長手方向軸線75a、76aは出力シャフト25、2
5’;26、26’の長手方向軸線25a、25a’;26a、26
a’と一致し、少なくともほぼ水平且つ進行方向2に対
して直角である。第1出力シャフト75の長手方向軸線75
aは第2出力シャフト76の長手方向76aに対して前方下
側にあることは理解されよう。
【0025】伝動装置39、39’の伝動シャフト42、42’
を第2出力シャフト76に連結する弾性継手45、45’が、
第2出力シャフト76に連結されたフランジ77、78を含む
ことに注意されたい。第2出力シャフト76の右側末端に
位置するフランジ77は、第2出力シャフトに固定され、
フランジ78は、上記第2出力シャフト76の左側末端上で
摺動可能に取付けられている。これによって調整ユニッ
ト20、20’が予想よりもはるかに離れている場合でもこ
れらユニットの第2調整部材22、22’を第2出力シャフ
ト76に取り付けることが可能になる。伝動ボックス24は
気密な主ケーシング79と長手方向軸線80aを有する駆動
シャフト80とを有し、この駆動シャフト80が第1の傘歯
車対81-82 およびエンドレス伝動装置83を介して第1出
力シャフト75に連結されていることも理解されよう。駆
動シャフト80の長手方向軸線80aは上方を向いており、
正確には垂直中間面9の付近で少なくともほぼ垂直に延
び、牽引棒4をフレーム3に連結する関節継手8が規定
する回動軸8aに対して少なくともほぼ平行である。
【0026】第1の傘歯車対81-82 の駆動傘歯車81は駆
動シャフト80に支持されている。正確には、駆動傘歯車
81は駆動シャフト80の下側末端にその歯が下向きになる
ように固定されている。第1の傘歯車対81-82 の被駆動
ギア82は軸受け85を介して主ケーシング79内で回転案内
される。図示した例では軸受85が2つの玉軸受851 、85
2 で構成され、その長手方向軸線82aが第2出力シャフ
ト76の長手方向軸線76aと少なくともほぼ一致してい
る。被駆動傘歯車82は被駆動傘歯車82の歯が左に向いて
且つ第1傘歯車81の歯と同じポイント86に収斂するよう
な状態で駆動傘歯車と係合している。図示した例では、
エンドレス伝動装置83は駆動ホイール87、被駆動ホイー
ル88および2つのホイール87、88を連結するチェーン89
を含む鎖伝動である。
【0027】駆動ホイール87は被駆動傘歯車82に剛体結
合され、この駆動ホイール87の長手方向軸線87aが被駆
動傘歯車82の長手方向軸線82aと一致して第2出力シャ
フト76と同軸な集合体82〜87を構成している。そのた
め、第2出力シャフト76は集合体82〜87に連結されない
状態で長手方向にこの集合体を貫通し、それによって上
記出力シャフト76はこの集合体82〜87と同じ回転軸線を
中心に回転できる。被駆動ホイール88は、第1出力シャ
フト75に剛体連結されている。図8に示すように、エン
ドレス伝動装置83は関節継手93を介して主ケーシングに
関節接続されたシュー92を含むチェーン引張装置90を備
えている。シュー92の後ろには、主ケーシング内で案内
されるピストン94があり、このピストンは、圧縮バネ95
と協働してシュー92をチェーン89に押圧し、チェーンに
張力をかける。ピストン94および圧縮バネ95は主ケーシ
ング79によって構成されるチャンバ96内に延びている。
主ケーシング79はチャンバ96に向かって開口した開口97
を有し、それによって主ケーシン79内に収容された潤滑
剤の一部が上記チャンバ96に入ってチャンバ96を満たす
ようになっていることが理解されよう。これによって草
刈り機・調整機1の運転時に、チェーン89がばたばたと
動くことで生じるピストン94の動きが吸収され、有利で
ある。
【0028】図示した実施例ではエンドレス伝動装置83
の駆動ホイール87および被駆動ホイール88がダブルホイ
ールで、鎖89がダブルチェーンであることは理解できよ
う。伝動ボックス24の駆動シャフト80は第2の傘歯車対
81-99 を介して第2の出力シャフト76に連結されてい
る。第2の傘歯車対81-99 が第1の傘歯車対81-82 と同
一の駆動傘歯車81を有することは理解できよう。第2の
傘歯車対81-99 は駆動傘歯車81と第2の出力シャフト76
に同軸に固定された被駆動傘歯車99とによって構成され
る。被駆動傘歯車99は、その歯が右方向に延びて傘歯車
81および82と同じ点86に向かって収斂するような状態で
駆動傘歯車81と係合している。
【0029】切断機構17の各切断部材19は回転軸線19a
を中心にそれぞれの回転方向100 に回転駆動されるよう
になっている。切断機構17の末端に位置する切断部材19
および垂直中間面9に隣接する切断部材19は、それぞれ
の切断部材19に配置された配列フード101 を有すること
は理解できよう。切断機構17の末端に設置された切断部
材19の回転方向100 は切断幅に沿って収斂し、垂直中間
面9に隣接する切断機構19の回転方向100 は散逸する。
その配列によって、切断された作物は対応する調整ユニ
ット20、20’に向かって両側に配列されることになる。
切断部材19は駆動切断部材19によって回転駆動される。
この実施例では、切断部材19は垂直中間面9の左側に隣
接して配置された駆動切断部材19によって駆動される。
そのため、駆動切断部材19の配列フード101 上に設置さ
れて上部から該部材を駆動する伝動ケーシング102 が設
けられている。このケーシングは固定棒103 を介して垂
直中間面9の反対側の隣接する切断部材19の配列フード
101 に取付けられている。その構成によって伝動ケーシ
ング102 が固定され、対応する2つの切断部材19の配列
フード101 が補強される。
【0030】伝動ケーシング102 は、伝動ボックス24に
属する第3出力シャフト104 の動きを受ける。そのた
め、中間伝動シャフト105 が設置されており、このシャ
フトは少なくともほぼ水平且つ進行方向2に対して直角
に延びる。中間伝動シャフトの一端は伝動シャフト42を
第2出力シャフト26に連結する弾性継手45に類似の弾性
継手108 を介して伝動ケーシング102 の入力シャフト10
7 に連結されている。中間伝動シャフト105 の一端部
は、継手108 に類似の弾性継手109 を介して伝動ボック
ス24の第3出力シャフト104 に連結されている。伝動ケ
ーシング102 の入力シャフト107 はその長手方向軸線10
7 aに沿ってわずかに移動可能であり、それによって、
シャフト104 と107 が予想よりも離れている場合でも、
シャフト105および弾性継手108 、109 を介して入力シ
ャフト107 が第3出力シャフト104 に連結されるように
なっている。第3出力シャフト104 はほぼ水平且つ進行
方向2に対して垂直に延びており、伝動ケーシング102
の方向を向いている。第3出力シャフト104 の長手方向
軸線104 aは先に定義のポイント86を通過する。
【0031】図7からわかるように、駆動シャフト80は
第3の傘歯車歯車対80-110を介して第3出力シャフト10
4 に連結されている。この第3の傘歯車対81-110は、第
1および第2傘歯車対81-82 、81-99 と同一の駆動傘歯
車81を有する。第3の傘歯車対81-110は駆動傘歯車81と
主ケーシング79内部に延びる第3出力シャフト104 の末
端111 に同軸に固定された被駆動傘歯車110 とで構成さ
れる。被駆動傘歯車110 は、歯が垂直後方に延びて傘歯
車81、82、99の歯と同じポイント86に向かって収斂する
ような状態で駆動傘歯車81と係合している。第3出力シ
ャフト104 の末端112 は主ケーシング79の外側に延びて
おり、この末端に固定されたフランジ113 を含み、フラ
ンジ113 は弾性継手109 の一部を構成する。
【0032】伝動ボックス24は主ケーシング79に回動可
能に配置された入力ケーシング115を含む。この入力ケ
ーシング115 は、上から見て牽引棒4の長手方向軸線4
aに対してほぼ平行な長手方向軸線117 aを有する入力
シャフト117 を含む。入力ケーシング115 の側面から見
た場合、図5に示すように、長手方向軸線117 aは長手
方向軸線80aに対して90°以上の角度αを成す。換言す
れば入力シャフト117の長手方向軸線117 aは、収穫機
構5がいわゆる正常な作業位置にある時にほぼ水平に延
びるようになっている。この正常な作業位置とは収穫機
構5が前方斜め下にわずかに傾斜して、比較的地面に近
い作物を切断するために切断部材19が地面に近づいた位
置である。入力ケーシング115 の入力シャフト117 は、
一対の入力傘歯車118-119 を介して駆動シャフト80に連
結されている。傘歯車対118-119 の中の駆動傘歯車118
は、フリーホイール122 を介して入力シャフト117 の両
端120 、112 の一方120 にそれと同軸に連結されてい
る。このフリーホイールは、入力シャフト117 の運動が
駆動傘歯車118 のみに伝わって反対方向には伝わらない
ようにするためのものである。
【0033】傘歯車対118-119 の被駆動傘歯車119 は駆
動シャフト80の上側末端124 に同軸に固定されている。
被駆動傘歯車119 の歯は上方に延び、駆動傘歯車118 の
歯は入力シャフト117の他端121 へ向かって延びてい
る。被駆動傘歯車119 と駆動傘歯車118 とはこれらの歯
が駆動シャフト80の長手方向軸線80aと入力シャフト11
7 の長手方向軸線117 aとが交差する点125 に向かって
収斂するような状態で係合している。図5〜7を参照す
ると、第1出力シャフト75、第2出力シャフト76および
第3出力シャフト104 はそれぞれ2つの軸受126 、127
;128 、129 ;130 、131 を介して主ケーシング79内
で回転案内されることが理解できよう。駆動シャフト80
の下側末端84は、軸受132 を介して主ケーシング79内で
回転案内され、駆動シャフト80の上側末端124 は入力ケ
ーシング115 内部へ延びて、ケーシング内で軸受133 に
よって案内され、入力ケーシング115 は軸受134 を介し
て主ケーシング79内部で回転案内されている。軸受134
の長手方向軸線134 aは駆動シャフト80の長手方向軸線
80aおよび軸受132 、133 の長手方向軸線132a、133aと
一致する。
【0034】このような入力ケーシング115 の構成によ
って、入力ケーシングは入力シャフト117 から出力シャ
フト75、76、104 へ運動を伝達しながら、軸受134 の長
手方向軸線134 aによって規定される回動軸を中心に回
転することができる。草刈り機・調整装置1はさらに、
少なくとも部分的に牽引棒4によって支持されたシャフ
ト系列136 を含む。このシャフト系列136 は車両の動力
取り出し装置(図示せず)に連結され且つ入力ケーシン
グ115 の入力シャフト117 に連結されている。車両の動
力取り出し装置から入力ケーシング115 の入力シャフト
117 への回転運動の適切な伝達を保証するために、入力
ケーシングの取り得る各種の角度位置は、牽引棒4が関
節継手8の長手方向軸線8aを中心とした回動で取るこ
とのできる各種の位置に対応する。そのための制御手段
(図示せず)が設けられ、この手段は牽引棒4が取るこ
とのできる位置に応じて入力ケーシング115 を回動させ
る。
【0035】伝動ボックス24を正しく動作させるため
に、オイルを含む潤滑装置137 が設けられている。第1
の傘歯車対81-82 、第2の傘歯車対81-99 および第3の
歯車対81-110は主ケーシング79の第1隔室138 に収容さ
れ、エンドレス伝動装置83は第2隔室139 に収容されて
いる。第2隔室139 は、第2隔室139 に収容されたエン
ドレス伝動装置83のチェーン89によって飛散したオイル
を回収するための滴受け140 を有する。第1隔室138 の
底部には、駆動ホイール142 を介してチェーン89によっ
て駆動される液圧ポンプ141 が設けられている。この液
圧ポンプ141 は、入力ケーシング115 の上部に開口した
ホース143 を介して第1隔室138 内のオイルを入力ケー
シング115 へ送り込む。さらに、入力ケーシング115 は
このケーシング内のオイルを第1隔室138 へ戻すための
連絡通路145 を有することも理解できよう。第1隔室13
8 は、第2隔室139 と連絡して第1隔室138 内のオイル
を第2隔室139 に戻す連絡通路146 を有する。
【0036】図示した実施例では入力ケーシング115 と
第1隔室138 との間の連絡通路145は、入力ケーシング1
15 内のオイルを第1隔室138 へ戻すための穴147 によ
って形成される。作業中、液圧ポンプ141 は第1隔室13
8 底部の静止オイル中に完全に浸漬される。オイル表面
の高さは、第1の傘歯車対81-82 の被駆動傘歯車82と駆
動ホイール87との間に配置された軸受85の玉軸受851 に
よって決まる。すなわち、第1隔室138 に含まれる過剰
のオイルは玉軸上851 内を流れて第2隔室139 に戻るこ
とができる。玉軸受851 は第1隔室138 と第2隔室139
との間の連絡通路を構成する。本発明の草刈り機・調整
機1は下記のように運動する。車両(図示せず)の動力
取り出し装置が牽引棒4によって回転支持されたシャフ
ト系列136 を駆動し、この系列 136は入力ケーシング11
5 の入力シャフト117を駆動する。入力ケーシング115
内部および伝動ボックス24の主ケーシング79内部では入
力シャフト117 、フリーホイール122 、駆動傘歯車118
、被駆動傘歯車119 、駆動シャフト80および駆動傘歯
車81を介して運動が伝わる。この運動は被駆動傘歯車8
2、被駆動傘歯車99および被駆動傘歯車110 に同時に伝
わる。
【0037】被駆動傘歯車82からの運動はエンドレス伝
動装置83の駆動ホイール87、チェーン89および被駆動ホ
ーイル88を経由して第1出力シャフト75に伝達される。
次いで、被駆動傘歯車99から第2出力シャフト79に直接
運動が伝わる。被駆動傘歯車110 から第3出力シャフト
104 に直接運動が伝わり、その後は中間伝動シャフト10
5 および伝動ケーシング102 の入力シャフト107 へ伝わ
り、対応する駆動切断部材19が駆動される。運動は第1
出力シャフト75から、両側に向かって、調整ユニット2
0、20’の第1調整部材21、21’へと伝えられる。ま
た、第2出力シャフト76から両側へ、伝動シャフト42、
42’、駆動ホイール49、49’、チェーン51、51’および
対応する回動側部ケーシング40、40’の被駆動ホイール
50、50’を経由して、調整ユニット20、20’の対応する
第2調整部材22、22’を介して運動が伝わる。
【0038】伝動ボックス24のオイルを利用した潤滑装
置137 は下記のように動作する。静止状態ではオイルの
一部が第2隔室139 の底部にあり、一部が第1隔室138
の底部に玉軸受851 の高さまで入っている。機械が始動
・運転されると、第2隔室139 内のオイルがチェーン89
によって飛散して滴受け140 で回収される。この滴受け
140 は第1隔室138 に向かって開口し、集めたオイルが
流れ出すようになっている。第1隔室138 の底部に収容
されたオイルは液圧ポンプ141 によってホース143 を介
して入力ケーシング115 へ送られる。このホース143 は
一部が主ケーシング79の外側に延びて一部が入力ケーシ
ング115 の外側に延びている。入力ケーシング115 に注
入されたオイルは、重力の影響で穴137 を通過して第1
隔室138 の底部へ流れ、通過の際に入力ケーシング115
および第1隔室138 内の各種要素を潤滑する。第1隔室
138 の底部に収容された過剰なオイルは軸受85の玉軸受
851 を通って第2隔室139 底部へ戻り、通過の際に第2
隔室139 内の各種要素を潤滑する。潤滑装置137 内のオ
イルは伝動ボックス24内の閉回路を循環する。
【0039】上記の各種要素の構成は種々変更が可能で
あり、技術的に均等なもので置換しても特許請求の範囲
にで義される保護範囲をなんら逸脱するものではない。
特に、回動側部ケーシング40および主ケーシング79のエ
ンドレス伝動装置48、83をベルト伝動または歯車列にす
ることが可能である。調整ユニット20、20’の調整部材
21、21’;22、22’は図示したものと異ったものでのも
よい。さらに、伝動ボックス24は第3出力シャフト104
を含まなくてもよく、切断機構17の切断部材19と上記以
外の手段で駆動することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明作物収穫用農業機械の平面図 (一部は
断面で示してある)
【図2】 図1の農業機械を後方から見た図 (縮尺は変
えてあり、一部は断面で示してある)
【図3】 図1の農業機械の平面図 (縮尺は変えてあ
り、一部は断面で示してある)
【図4】 図3のIV−IVにおける断面図
【図5】 伝動ボックスのみを示す後方部分図 (縮尺は
変えてあり、入力ケーシングは断面内にある)
【図6】 伝動ボックスのみを示す平面図 (縮尺は変え
てある)
【図7】 図3のVII −VII での断面図
【図8】 図6のVIII−VIIIでの断面図
【符号の説明】
1 草刈り機・調整機 2 進行
方向 3 可動フレーム 4 牽引
棒 5 収穫機構 6 伝動
部材 8、58、58’ 関節継手 9 垂直
中間面 16 支持構造体 17 切断
機構 19 切断部材 20、20’
調整ユニット 21、21’、22、22’ 調整部材 24 伝動
ボックス 25、25 26、26’、104 出力シャフト 27 弾性
関節継手 29、29’、45、45’ 弾性継手 31、31’
弾性軸受 37、37’ 回動アーム 39、39’
伝動装置 40、40’ 回動側部ケーシング 42、42’
伝動シャフト 48、48’、83 エンドレス伝動装置 49、49’、50、50’、87 駆動ホイール 60、60’
弾性変形可能な部材 61、61’、62、62’ねじり棒 65、65’
調節装置 75、76 出力シャフト 77、78
フランジ 80 駆動シャフト 81、82、99 110 、118 、119 傘歯車 88 被駆
動ホイール 102 伝動ケーシング 115 入
力ケーシング 117 入力シャフト 136 シ
ャフト系列 138 、139 隔室 140 滴
受け 141 ポンプ 145 、14
6 連絡通路

Claims (40)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記 (a)〜(d) : (a) 可動フレーム(3) 、 (b) 上向きの回動軸(8a)を中心に回動可能な関節継手
    (8) を介して可動フレーム(3) に連結された、作物収穫
    用農業機械を牽引車両に連結するための牽引棒(4) 、 (c) 下記 (i)、(ii)を含む、可動フレーム(3) に連結さ
    れた収穫機構(5) : (i) 作物を切断するための切断部材(19)を備えた切断
    機構(17)、(ii) 互いにほぼ同じ延長線上に並んで配列
    された2つの調整ユニット(20,20')を含む調整装置(18)
    であって、各調整ユニットは互いに反対方向に回転する
    2本の調整部材(21,21';22,22') を有し、これら2本の
    調整部材(21,21';22,22') は互いに離れる方向へ移動す
    ることができ、切断部材(19)によって切断された作物は
    これら2本の調整部材の間を通過し、処理され、 (d) 2つの調整ユニット(20,20')の間に配置され、下記
    (i)、(ii)を備えた伝動ボックス(24)を含む、調整ユニ
    ット(20,20')に運動を伝える伝動部材(6) : (i) 継手を介して伝動ボックス(24)に近い第1調整部
    材(21,21')の内側末端(28,28')に連結された第1出力シ
    ャフト(25,25')、(ii) 伝動装置(39,39')を介して第2
    調整部材(22,22')に連結された第2出力シャフト(26,2
    6')、を有する作物収穫用農業機械において、下記(e)
    と(f) とを特徴とする作物収穫用農業機械: (e) 第1調整部材(21,21')の内側末端(28,28')が対応す
    る第1出力シャフト(25,25')に支持され、 (f) 第2調整部材(22,22')の伝動装置(39,39')がその外
    側末端(38,38')を対応する第2出力シャフト(26,26')に
    連結している。
  2. 【請求項2】 一方の調整ユニット(20,20')の第1調整
    部材(21,21')の内側末端(28,28')を伝動ボックス(24)の
    対応する第1出力シャフト(25,25')に連結する継手が弾
    性継手(29,29')である請求項1に記載の作物収穫用農業
    機械。
  3. 【請求項3】 一方の調整ユニット(20,20')の第2調整
    部材(22,22')の各伝動装置(39,39')が第2調整部材(22,
    22')の外側末端(38,38')に設置された回動側部ケーシン
    グ(40,40')を含む請求項1に記載の作物収穫用農業機
    械。
  4. 【請求項4】 一方の調整ユニット(20,20')の第2調整
    部材(22,22')の各伝動装置(39, 39') が対応する第2出
    力シャフト(26,26')を回動側部ケーシング(40,40')に連
    結する伝動シャフトを含む請求項3に記載の作物収穫用
    農業機械。
  5. 【請求項5】 伝動シャフト(42, 42') が弾性継手(45,
    45') を介して対応する第2出力シャフト(26, 26') に
    連結されている請求項4に記載の作物収穫用農業機械。
  6. 【請求項6】 回動側部ケーシング(40,40')がエンドレ
    ス伝動装置(48,48')を含み、この伝動装置の駆動ホイー
    ル(49,49')が伝動シャフト(42,42')に連結され、被駆動
    ホイール(50,50')が第2調整部材(22,22')に連結されて
    いる請求項4に記載の作物収穫用農業機械。
  7. 【請求項7】 回動側部ケーシング(40,40')のエンドレ
    ス伝動装置(48,48')が鎖伝動である請求項6に記載の作
    物収穫用農業機械。
  8. 【請求項8】 伝動シャフト(42,42')の長手方向軸線(4
    2a,42'a)が対応する第2出力シャフト(26,26')の長手方
    向軸線(26a,26a')とほぼ同軸である請求項4に記載の作
    物収穫用農業機械。
  9. 【請求項9】 回動側部ケーシング(40,40')が対応する
    第2出力シャフト(26,26')の長手方向軸線(26a,26a')を
    中心に回動可能である請求項8に記載の作物収穫用農業
    機械。
  10. 【請求項10】 回動側部ケーシング(40,40')が潤滑剤
    を含むほぼ気密性なケーシングである請求項3に記載の
    作物収穫用農業機械。
  11. 【請求項11】 一方の調整ユニット(20,20')の第2調
    整部材(22,22')の内側末端(36,36')が、対応する第2出
    力シャフト(26,26')の長手方向軸線(26a,26a')付近へ延
    び且つ長手方向軸線(26a,26a')に対してほぼ平行な回動
    軸(37a,37a')を中心として回動可能な回動アーム(37,3
    7')に連結されている請求項1に記載の作物収穫用農業
    機械。
  12. 【請求項12】 回動アーム(37,37')の回動軸(37a,37
    a')を規定する関節継手(58,58')が弾性関節継手である
    請求項11に記載の作物収穫用農業機械。
  13. 【請求項13】 一方の調整ユニット(20,20')の各第2
    調整部材(22,22')の伝動装置が第2調整部材(22,22')の
    外側末端に配置された回動側部ケーシング(40,40')を含
    み、回動側部ケーシング(40,40')と回動アーム(37,37')
    とによって可能になる第2調整部材(22,22')の回動が弾
    性変形可能な部材(60,60')の運動に逆らって行われ、こ
    の弾性変形可能な部材の戻りの強度は調節装置(65,65')
    を用いて調節可能である請求項11に記載の作物収穫用農
    業機械。
  14. 【請求項14】 弾性変形可能な部材(60,60')が、互い
    に同じ延長線上にある2本の同軸ねじり棒(61,61';62,6
    2') で構成され、各ねじり棒の共通の長手方向軸線(61
    a,61a';62a,62a') が回動アーム(37,37')の回動軸(37a,
    37a')と一致する請求項13に記載の作物収穫用農業機
    械。
  15. 【請求項15】 調整ユニット(20,20')1つに対して1
    つの調節部材(65,65')を備え、この調節部材が対応する
    2本のねじり棒(61,61';62,62') の隣接する末端(63,6
    3';64,64') に力を与える請求項14に記載の作物収穫用
    農業機械。
  16. 【請求項16】 伝動ボックス(24)が下記 (i)、(ii)を
    含む請求項1に記載の作物収穫用農業機械: (i) 端部がそれぞれ対応する調整ユニット(20,20')の
    第1出力シャフト(25,25')を構成する第1出力シャフト
    (75)および(ii) 端部がそれぞれ対応する調整ユニット
    (20,20')の第2出力シャフト(26,26')を構成する第2出
    力シャフト(76)。
  17. 【請求項17】 伝動ボックス(24)が、第1の傘歯車対
    (81-82) およびエンドレス伝動装置(83)を介して第1出
    力シャフト(75)に連結され且つ第2の傘歯車対(81-99)
    を介して第2出力シャフト(76)に連結された駆動シャフ
    ト(80)を含む請求項16に記載の作物収穫用農業機械。
  18. 【請求項18】 第1の傘歯車対(81-82) および第2の
    傘歯車対(81-99) が共通の駆動傘歯車(81)を有し、この
    共通の傘歯車が駆動シャフト(80)によって支持されてい
    る請求項17に記載の作物収穫用農業機械。
  19. 【請求項19】 伝動ボックス(24)のエンドレス伝動装
    置(83)の駆動ホイール(87)が第1の傘歯車対(81-82) の
    被駆動傘歯車(82)に連結されており、エンドレス伝送装
    置(83)の被駆動ホイール(88)が第1出力シャフト(75)に
    連結されている請求項17に記載の作物収穫用農業機械。
  20. 【請求項20】 伝動ボックス(24)のエンドレス伝動装
    置(83)が鎖伝動である請求項19に記載の作物収穫用農業
    機械。
  21. 【請求項21】 伝動ボックス(24)のエンドレス伝動装
    置(83)の駆動ホイール(87)と第1の傘歯車対の被駆動傘
    歯車(82)とが、第2出力シャフト(76)に対して同軸で且
    つこの出力シャフトに対して回転連結されていない組立
    体 (82〜 87)を構成する請求項19に記載の作物収穫用農
    業機械。
  22. 【請求項22】 伝動ボックス(24)が切断機構(17)を駆
    動する第3出力シャフト(104) を含む請求項17に記載の
    作物収穫用農業機械。
  23. 【請求項23】 駆動シャフト(80)が第3の傘歯車対(8
    1-110)を介して第3出力シャフト(104) に連結されてい
    る請求項22に記載の作物収穫用農業機械。
  24. 【請求項24】 第1の傘歯車対(81-82) 、第2の傘歯
    車対(81-99) および第3の傘歯車(81-110)が共通の駆動
    傘歯車(81)を有し、この傘歯車が駆動シャフト(80)によ
    って支持されている請求項23に記載の作物収穫用農業機
    械。
  25. 【請求項25】 伝動ケーシング(102) を有し、この伝
    動ケーシング(102) は第3出力シャフト(104) からの運
    動を受けて、切断機構(17)の少なくとも1つの切断部材
    (19)を上方から駆動する請求項22に記載の作物収穫用農
    業機械。
  26. 【請求項26】 伝動ケーシング(102) によって駆動さ
    れる切断部材(19)が、作業の進行方向(2) を向いた機械
    の垂直中間面(9) 上に位置する請求項25に記載の作物収
    穫用農業機械。
  27. 【請求項27】 伝動ボックス(24)が一対の入力傘歯車
    (118-119) を介して駆動シャフト(80)に連結された入力
    シャフト(17)を有する入力ケーシング(115) を含む請求
    項17に記載の作物収穫用農業機械。
  28. 【請求項28】 駆動シャフト(80)の長手方向軸線(80
    a) が上向きである請求項27に記載の作物収穫用農業機
    械。
  29. 【請求項29】 入力ケーシング(115) が、駆動シャフ
    ト1(80) の長手方向軸線(80a) を中心に回動することに
    よって複数の位置を取ることができる請求項28に記載の
    作物収穫用農業機械。
  30. 【請求項30】 入力ケーシング(115) が取り得る各種
    角度位置が、牽引棒とフレームとを連結する関節継手に
    よって規定される回動軸(8a)を中心とした回動によって
    牽引棒(4) が取ることのできる各種位置に相当する請求
    項29に記載の作物収穫用農業機械。
  31. 【請求項31】 駆動シャフト(80)の長手方向軸線(80
    a) が、牽引棒(4) とフレーム(3) とを連結する関節継
    手によって規定される回動軸(8a)に対してほぼ平行であ
    る請求項28に記載の作物収穫用農業機械。
  32. 【請求項32】 入力ケーシング(115) の入力シャフト
    (117) が、少なくとも部分的に牽引棒(4) によって支持
    されるシャフトライン(136) に連結されている請求項27
    に記載の作物収穫用農業機械。
  33. 【請求項33】 伝動ボックス(24)が切断機構を駆動す
    るための第3出力シャフト(104) を含み、駆動シャフト
    が第3傘歯車対(81-110)を介して第3出力シャフトに連
    結されており、伝動ボックス(24)が下記(i) 、(ii)をさ
    らに含む請求項17に記載の作物収穫用農業機械: (i) 第1の傘歯車対(81-82) と、第2の傘歯車対(81-9
    9) と、必要に応じて設けられる第3の傘歯車対(81-11
    0)とを含む第1隔室(138) 、 (ii) エンドレス伝動装置(83)を含む第2隔室(139) 。
  34. 【請求項34】 第2隔室(139) が、エンドレス伝動装
    置(83)によって飛散した第2隔室(139) 内のオイルを回
    収してこれを第1隔室(138) に移送する滴受け(140) を
    有し、さらに、第1隔室(138) が第2隔室(139) との連
    絡通路(146) を有し、第1隔室(138) 内のオイルを第2
    隔室(139) に戻すことができるようになっている請求項
    33に記載の植物収穫用農業機械。
  35. 【請求項35】 伝動ボックス(24)が、第1隔室(138)
    内のオイルを入力ケーシング(115) に汲み上げるための
    ポンプ(141) を含み、入力ケーシングがこのケーシング
    内のオイルを第1隔室(138) へ戻すための連絡通路(14
    5) を有する請求項27に記載の作物収穫用農業機械。
  36. 【請求項36】 伝動ボックス(24)が第2出力シャフト
    (76)を含み、ここのシャフトの末端が対応する調整ユニ
    ット(20,20')の第2出力シャフト(26,26')を構成し、伝
    動シャフト(42,42')を第2出力シャフト(76)に連結する
    ための弾性継手(45,45')が第2出力シャフト(76)に連結
    されたフランジ(77,78) を有し、これら第2調整部材(2
    2,22')の一方(22)の継手(45)のフランジ(77)が第2出力
    シャフト(76)の対応する末端に固定され、もう一方の第
    2調整部材(22') の継手(45') のフランジ(78)が第2出
    力シャフト(76)の対応する末端に摺動可能に取付けられ
    ている請求項5に記載の作物収穫用農業機械。
  37. 【請求項37】 収穫機構(5) が支持構造体(16)をさら
    に含み、伝動ボックス(24)が3つの弾性関節継手(27)を
    介してこの支持構造体(16)に連結されている請求項1に
    記載の作物収穫用農業機械。
  38. 【請求項38】 収穫機構(5) が支持構造体(16)をさら
    に含み、各第1調整部材(21,21')の外側末端(30,30')が
    弾性軸受(31,31')を介して支持構造体(16)に支持されて
    いる請求項1に記載の作物収穫用農業機械。
  39. 【請求項39】 牽引棒(4) とフレーム(3) とを連結す
    る関節継手(8) が作業時のほぼ進行方向(2) を向いた機
    械の垂直中間面(9) 上にある請求項1に記載の作物収穫
    用農業機械。
  40. 【請求項40】 第2調整部材(22,22')が対応する第1
    調整部材(21,21')の上方を延びている請求項1に記載の
    作物収穫用農業機械。
JP21130197A 1996-07-22 1997-07-22 2つの調製ユニットを有する作物収穫用農業機械 Expired - Fee Related JP3811872B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR9609351 1996-07-22
FR9609351A FR2751166B1 (fr) 1996-07-22 1996-07-22 Machine agricole de recolte de vegetaux avec deux unites de conditionnement

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1066429A true JPH1066429A (ja) 1998-03-10
JP3811872B2 JP3811872B2 (ja) 2006-08-23

Family

ID=9494459

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21130197A Expired - Fee Related JP3811872B2 (ja) 1996-07-22 1997-07-22 2つの調製ユニットを有する作物収穫用農業機械

Country Status (10)

Country Link
US (1) US5992133A (ja)
EP (1) EP0821870B1 (ja)
JP (1) JP3811872B2 (ja)
AT (1) ATE214226T1 (ja)
AU (1) AU715689B2 (ja)
CA (1) CA2209973C (ja)
DE (1) DE69710968T2 (ja)
DK (1) DK0821870T3 (ja)
ES (1) ES2171868T3 (ja)
FR (1) FR2751166B1 (ja)

Families Citing this family (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2759531B1 (fr) 1997-02-14 1999-04-23 Kuhn Sa Machine agricole de coupe comportant un dispositif de suspension perfectionne du mecanisme de coupe
FR2786977B1 (fr) 1998-12-14 2001-02-16 Kuhn Sa Faucheuse comportant un dispositif centralise de reglage de la force d'allegement exercee sur le mecanisme de recolte
FR2774853B1 (fr) 1999-02-15 2001-02-16 Kuhn Sa Organe de coupe pour une machine de coupe notamment une faucheuse
FR2791224B1 (fr) 1999-03-24 2001-05-25 Kuhn Sa Dispositif de coupe d'une machine de coupe, par exemple faucheuse comportant un dispositif d'entrainement du produit coupe
FR2792164B1 (fr) 1999-04-16 2001-05-25 Kuhn Sa Dispositif de traitement de fourrage coupe et faucheuse utilisant un tel dispositif de traitement
FR2792161B1 (fr) 1999-04-16 2001-05-25 Kuhn Sa Machine de coupe comportant un dispositif de coupe lie a un chassis au moyen d'un dispositif de liaison ameliore
FR2793379B1 (fr) 1999-05-11 2001-07-06 Kuhn Sa Dispositif d'adaptation pour barre d'attelage de tracteur
FR2794206B1 (fr) 1999-05-26 2001-07-06 Kuhn Sa Procede de montage/demontage et de reglage automatique de la tension d'un organe de transmission sans fin - machine agricole utilisant un tel procede
FR2823061B1 (fr) * 2001-04-06 2003-09-26 Kuhn Sa Machine de recolte avec un dispositif d'entrainement perfectionne
FR2823636A1 (fr) 2001-04-18 2002-10-25 Kuhn Sa Machine de fenaison, notamment une faucheuse avec un dispositif groupeur d'andains
FR2823637A1 (fr) 2001-04-18 2002-10-25 Kuhn Sa Faucheuse agricole comportant un mecanisme de regroupement d'andains
US6955034B1 (en) * 2004-07-24 2005-10-18 Cnh America Llc Crop Conditioner frame with interchangeable rollers
FR2885483B1 (fr) 2005-05-10 2007-06-15 Kuhn Sa Sa Faucheuse avec des ensembles de fauche repliables
FR2899430B1 (fr) * 2006-04-11 2010-03-19 Kuhn Sa Rouleau conditionneur de faucheuse-conditionneuse, procede de fabrication d'un tel rouleau et faucheuse-conditionneuse equipee d'un tel rouleau
EP2011762B1 (en) * 2007-07-02 2015-09-30 Denso Corporation Semiconductor device with a sensor connected to an external element
US20090107100A1 (en) * 2007-10-30 2009-04-30 Bollinger Shane A Cushioned swing cylinder for agricultural mower
US7658056B2 (en) * 2007-10-30 2010-02-09 Vermeer Manufacturing Co. System for folding an agricultural machine with a floating work tool
US7726109B2 (en) 2007-10-30 2010-06-01 Vermeer Manufacturing Co. Four-bar linkage for suspending a header for an agricultural implement
US7596935B2 (en) * 2007-10-30 2009-10-06 Vermeer Manufacturing Company Suspension system for a floating header on an agricultural implement
FR2930864B1 (fr) * 2008-05-06 2012-11-09 Kuhn Sa Faucheuse avec un dispositif d'allegement perfectionne
FR2930866B1 (fr) 2008-05-06 2010-06-04 Kuhn Sa Machine de fenaison avec un protecteur central perfectionne
US8261521B2 (en) * 2009-08-31 2012-09-11 Vermeer Manufacturing Company Self-leveling four-bar linkage for suspending a header of an agricultural implement
GB201113042D0 (en) * 2010-12-08 2011-09-14 Agco Corp Pull type side pivot rotary mower conditioner gearbox
ITRN20120050A1 (it) * 2012-10-24 2014-04-25 Roc S R L Organo convogliatore per dispositivi di raccolta per prodotti agricoli di forma esile e longilinea e dispositivo di raccolta
FR3009775B1 (fr) 2013-08-23 2015-08-07 Kuhn Sa Machine de recolte comportant un dispositif de lubrification perfectionne
DE102015205086B3 (de) * 2015-03-20 2016-08-25 Maschinenfabrik Kemper Gmbh & Co. Kg Getriebezusammenbau zum Antrieb einer eine untere Schneidscheibe und koaxial darüber angeordnete Förderscheiben umfassenden Mäh- und Einzugseinrichtung einer Maschine zum Mähen von stängelartigem Erntegut
DE102020124992A1 (de) * 2020-09-24 2022-03-24 Claas Saulgau Gmbh Mähwerk mit Walzenaufbereiter

Family Cites Families (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2607666A1 (de) * 1976-02-25 1977-09-01 Fahr Ag Maschf Kreiselmaehwerk
US4137696A (en) * 1977-01-07 1979-02-06 Sperry Rand Corporation Header suspension and lift means
US4519188A (en) * 1984-03-02 1985-05-28 Sperry Corporation Linkage for equalizing conditioning roll pressure
FR2562758B1 (fr) * 1984-04-12 1988-05-20 Kuhn Sa Faucheuse
FR2565455B1 (fr) * 1984-06-07 1986-10-03 Kuhn Sa Perfectionnement aux dispositifs de conditionnement de fourrage
FR2566992B1 (fr) * 1984-07-06 1988-10-14 Kuhn Sa Faucheuse rotative.
FR2567710B1 (fr) * 1984-07-19 1987-05-07 Kuhn Sa Procede de transformation d'une machine de recolte pour l'amener d'une position de travail dans une position de transport, et machine de recolte utilisant ce procede
FR2571586B1 (fr) * 1984-10-16 1994-12-09 Kuhn Sa Faucheuse, verin amortisseur et dispositif amortisseur equipant cette faucheuse
FR2572881B1 (fr) * 1984-11-12 1989-04-21 Kuhn Sa Faucheuse comportant un chassis muni d'une structure intermediaire et de moyens destines a empecher l'accrochage de fourrage a la dite structure intermediaire.
FR2594627B1 (fr) * 1986-02-27 1988-06-17 Kuhn Sa Faucheuse rotative
FR2579405B1 (fr) * 1985-03-28 1987-06-19 Kuhn Sa Machine agricole a dispositif de transmission perfectionne
FR2584889B1 (fr) * 1985-07-18 1989-05-05 Kuhn Sa Faucheuse avec mecanisme de delestage
FR2597293B1 (fr) * 1986-04-17 1988-08-05 Kuhn Sa Faucheuse rotative avec barre de coupe et structure support.
FR2608362B1 (fr) * 1986-12-22 1990-10-12 Kuhn Sa Faucheuse avec dispositif de suspension des groupes de fauche perfectionne
DE3702221A1 (de) * 1987-01-26 1988-08-04 Kloeckner Humboldt Deutz Ag Maehmaschine
FR2627942B1 (fr) * 1988-03-04 1990-08-10 Kuhn Sa Perfectionnement aux machines agricoles pour la recolte
US4896484A (en) * 1988-09-02 1990-01-30 Ford New Holland, Inc. Split cutterbar drive mechanism
FR2654896B1 (fr) * 1989-11-24 1992-02-21 Kuhn Sa Faucheuse comportant un groupe d'organes de travail s'etendant au travail transversalement a la direction d'avance.
FR2654897B1 (fr) * 1989-11-24 1992-03-20 Kuhn Sa Faucheuse avec dispositif d'allegement perfectionne.
FR2654893B1 (fr) * 1989-11-24 1992-02-21 Kuhn Sa Machine agricole avec dispositif de suspension du groupe d'organes de travail perfectionne.
FR2660518B1 (fr) * 1990-04-05 1993-06-11 Kuhn Sa Machine agricole avec dispositif de detection de la position intermediaire du moyen de liaison.
FR2668880B1 (fr) * 1990-11-12 1995-06-30 Kuhn Sa Procede de transformation d'une machine de recolte pour l'amener d'une position de transport dans une position de travail, et machine de recolte.
FR2668881B1 (fr) * 1990-11-12 1994-05-27 Kuhn Sa Machine agricole, en particulier faucheuse, s'adaptant aisement au relief du terrain et comportant un carter pivotant.
FR2691037B1 (fr) * 1992-05-14 1999-02-26 Kuhn Sa Machine agricole, notamment faucheuse, avec un dispositif de delestage et de levage perfectionne.
FR2691041B1 (fr) * 1992-05-14 1999-02-26 Kuhn Sa Machine de coupe, notamment faucheuse, s'adaptant aisement au relief du sol.
FR2696898B1 (fr) * 1992-10-16 1994-12-09 Kuhn Sa Faucheuse avec un entraînement perfectionné des rouleaux de traitement.
FR2712764B1 (fr) * 1993-11-23 1996-02-09 Kuhn Sa Machine agricole à timon perfectionné.
FR2715797B1 (fr) * 1994-02-08 1996-04-12 Kuhn Sa Faucheuse rotative avec barre de coupe et structure support.
DE69520119T2 (de) * 1994-04-21 2001-09-13 Jf Fabriken J Freudendahl As S Gezogenes landwirtschaftliches Gerät

Also Published As

Publication number Publication date
EP0821870B1 (fr) 2002-03-13
DE69710968D1 (de) 2002-04-18
CA2209973C (fr) 2005-03-15
FR2751166B1 (fr) 1998-09-18
EP0821870A1 (fr) 1998-02-04
ATE214226T1 (de) 2002-03-15
ES2171868T3 (es) 2002-09-16
DK0821870T3 (da) 2002-07-01
AU715689B2 (en) 2000-02-10
FR2751166A1 (fr) 1998-01-23
JP3811872B2 (ja) 2006-08-23
DE69710968T2 (de) 2002-10-17
US5992133A (en) 1999-11-30
CA2209973A1 (fr) 1998-01-22
AU2942197A (en) 1998-01-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH1066429A (ja) 2つの調整ユニットを有する作物収穫用農業機械
JP2847116B2 (ja) 作業の進行方向を横切る方向に延びた作業具群を備えた草刈機
US7234291B2 (en) Drive train for a header of a harvesting machine
US4216641A (en) Crop harvesting machine
US4858418A (en) Mowing machine
CA2384260C (en) Cutting angle adjustment for mowing heads
US6688091B2 (en) Riding lawn mower
US20040187461A1 (en) Drive train for a header of a harvesting machine
US6651413B2 (en) Multiple belt mule drive apparatus and systems/vehicles using same
BR102017005704A2 (pt) Agricultural harvest
US7252169B2 (en) Windrower rear axle suspension system
US20210337735A1 (en) Drive system for a self-propelling harvester
US3300953A (en) Hay harvester
DE102007019661B4 (de) Selbstfahrende landwirtschaftliche Erntemaschine mit zwei Verbrennungsmotoren
US3555791A (en) Drive system for pull-type mower-conditioner machine
US2263886A (en) Mower
US2767539A (en) Unimount drive power transmission unit
US2214162A (en) Center drive take-off mower
DE202011002195U1 (de) Selbstfahrende landwirtschaftliche Erntemaschine mit einem elektromotorisch angetriebenen Arbeitsorgan
US1815274A (en) Combination tractor harvester
JP4874477B2 (ja) 農作業機
US1923952A (en) Tractor mower
US20220279717A1 (en) Swing-out spreader for agricultural combines
US3520118A (en) Interchangeable header for use with trail-type and self-propelled agricultural harvesting machines
US1109916A (en) Harvester.

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040420

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060215

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060216

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060418

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060518

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090609

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100609

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110609

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110609

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120609

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130609

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees