JP3811872B2 - 2つの調製ユニットを有する作物収穫用農業機械 - Google Patents

2つの調製ユニットを有する作物収穫用農業機械 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は農業機械、特に収穫物を調(コンデショニング、conditionnement)する装置を備えた作物収穫械に関するものである。
【0002】
【従来技術】
本発明は下記 (a)〜(d) を有する機収穫械に関するものである:
(a) 可動フレーム、
(b) 上向きの回動軸を中心に回動するように関節継手を介してフレームに連結さ れた、作物収穫械を牽引車両に連結するための牽引棒、
(c) 下記 (i)、(ii)を含む、可動フレームに連結された収穫機構:
(i) 作物を切断するための切断部材を備えた切断機構、
(ii) 互いにほぼ同じ延長線上に並んで配列された2つの調ユニットを含む調装置であって、各調製ユニットは互いに反対方向に回転する2本の調部材を有し、これら2本の調部材は互いに離れる方向へ移動することができ、切断部材によって切断された作物はこれら2本の調部材の間を通過し、処理され、
(d) 2つの調ユニットの間に配置され、下記 (i)、(ii)を備えた伝動ボックス を含む、調ユニットに運動を伝える伝動部材:
(i) 継手を介して伝動ボックスに近い第1調部材の内側末端に連結された第1出力シャフト、
(ii) 伝動装置を介して第2調部材に連結された第2出力シャフト。
【0003】
上記の作物収穫用農業機械は米国特許第4,142,349 号および第3,772,865 号に記載されている。この作物収穫械は輸送造物とこの輸送構造物に連結された支持構造物とで構成され、支持構造物は切断機構および調装置 (コンデショニング装置) を有している。
切断機構は、支持構造物から吊り下げられ、互いに並んで配置された2組の切断部材を有している。各切断部材は伝動部材によって回転駆動されるが、2つの切断部材は切断された作物が収斂して一つの列を形成するように対になって回転される。
調装置は2つの調ユニットを含み、各調製ユニットは一対の切断部材の後方にほぼ同一直線上に互いに並んで配置される。各調ユニットには互いに反対方向に回転する2つの調部材を有し、これら2つの調部材は互いに離れる方向へ移動でき、その間を対応する2つの切断部材によって切断された作物が通過し、処理される。そのために、各支持構造物に固定された低部へ向って後方へ延びた2組のアームが設けられている。各調製部材の両端は円筒形連結部を介して対応するアームに連結されている。
【0004】
調ユニットは伝動部材を介して駆動される。そのために設けられた伝動ボックスは切断機構の後方で2つの調ユニットの間に延びている。伝動ボックスは第1の出力シャフトと第2の出力シャフトとを有し、第1出力シャフトの端部はそれぞれカルダン伝動シャフトを介して対応する調ユニットの第1の調部材の内側末端に連結され、第2出力シャフトの端部は別のカルダン伝動シュフトを介して対応する調ユニットの第2調部材の内側末端に連結されている。
【0005】
しかし、この公知の作物収穫用農業機械にはいくつかの欠点がある。
すなわち、切断部材によって切断された作物の通過量を増減するために調部材の離反運動を確実に行うためには、カルダン伝動シャフトはある程度の長さを有していなければならないため、調ユニット間に広い空間が必要になる。このことは調ユニットの幅をかなり狭くしなければならないことを意味する。この構成の作物収穫用農業機械では切断された作物を2つのかなり幅の狭い調ユニットで全て処理しなければならないので、切断された作物を最適条件で処理することはできない。
さらに、各調部材は既に述べたように両端が軸受を介して対応するアームに連結されている。このような構造は調部材が多数存在するためかなり高価なものになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は上記の作物収穫用農業機械の欠点を解決することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の作物収穫用農業機械は、第1調部材の各内側末端が対応する第1出力シャフトに支持され、第2調部材の各伝動装置がその外側末端を介して対応する第2出力シャフトに連結している。
このようにした作物収穫用農業機械では空間が節約され、作物を最適条件で処理可能な非常に幅の広の調ユニットを収穫機構に設けることができるという利点がある。
さらに、第1調部材の内側末端に特別な軸受はいらない。すなわち、この内側末端は伝動ボックスの対応する第1出力シャフトに支持される。
【0008】
本発明は下記特徴を単独または技術的に可能な範囲で組合せたものである:
(1) 一方の調ユニットの第1調部材の内側末端を伝動ボックスの対応する第1出力シャフトに連結する継手が衝撃を吸収し、第1調部材および上記第1出力シャフトの振動を除去する弾性継手である。
(2) 一方の調ユニットの第2調部材の各伝動装置が第2調部材の外側末端に設置された回動側部ケーシングを含む。
(3) 一方の調ユニットの第2調部材の各伝動装置が対応する第2出力シャフトを回動側部ケーシングに連結する伝動シャフトを含む。
(4) 伝動シャフトが衝撃を吸収し、伝動シャフトおよび第2出力シャフトの振動を除去する弾性継手を介して対応する第2出力シャフトに連結される。
(5) 回動側部ケーシングがエンドレス伝動装置を含み、この伝動装置の駆動ホイールが伝動シャフトに連結され、被駆動ホイールが第2調部材に連結されている。
(6) 回動側部ケーシングのエンドレス伝動装置が鎖伝動である。
(7) 伝動シャフトの長手方向軸線が対応する第2出力シャフトの長手方向軸線と同軸である。
(8) 回動側部ケーシングが対応する第2出力シャフトの長手方向軸線を中心に回動可能で、第2調部材を駆動した状態で第2調部材を第1調部材から遠ざけることが可能である。
【0009】
(9) 回動側部ケーシングが実質的に気密なケーシングであって、潤滑剤を含み、エンドレス伝動装置のメンテナンスを軽減するようになっている。
(10)一方の調ユニットの第2調部材の内側末端が、対応する第2出力シャフトの長手方向軸線付近にこれとほぼ平行に延びた回動軸を中心として回動可能な回動アームに連結されており、第2調部材が第1調部材に対して少なくともほぼ平行に第1調部材から遠ざかるようになっている。
(11)回動アームの回動軸を画定する関節継手が衝撃を吸収し、第2調部材からの振動を除去する弾性関節継手である。
(12)回動側部ケーシングと回動アームとによって可能になる一方の調ユニットの第2調部材の回動運動が弾性変形可能な部材の動作に逆らって行われ、調節装置を用いてこの弾性変形可能な部材の戻りの強度を変化させることができ、それによって、第1と第2の調部材間を通過する切断された作物の量に応じて第2調部材が第1調部材から離れたり元の位置に戻ったりすることが可能になる。
【0010】
(13)弾性変形可能な部材が互いに同じび延長線上にある2本の同軸ねじり棒で構成され、これらねじり棒の共通の長手方向軸線が回動アームの回動軸と一致する。
(14) 調ユニット1つにつき単一の調部材を有し、この調節部材が対応する2本のねじり棒の隣接する末端に力を加える。
(15)伝動ボックスが下記 (i)、(ii)を含む:
(i) 端部が対応する調ユニットの第1出力シャフトを構成する第1出力シャフト、
(ii) 端部が対応する調ユニットの第2出力シャフトを構成する第2出力シャフト。
(16)伝動ボックスが、第1の傘歯車対およびエンドレス伝動装置を介して第1出力シャフトに連結され且つ第2の傘歯車対を介して第2出力シャフトに連結された駆動シャフトを含む。
【0011】
(17)第1の傘歯車対および第2の傘歯車対が共通の駆動傘歯車を有し、この共通の傘歯車が駆動シャフトによって支持される。
(18)伝動ボックスのエンドレス伝動装置の駆動ホイールが第1の傘歯車対の被駆動傘歯車に連結されており、エンドレス伝送装置の被駆動ホイールが第1出力シャフトに連結されている。
(19)伝動ボックスのエンドレス伝動装置が鎖伝動である。
(20)伝動ボックスのエンドレス伝送装置の駆動ホイールと第1の傘歯車対の被駆動傘歯車とが、第2出力シャフトに対して同軸で且つ出力シャフトに対して回転連結されていない組立体を構成する。
(21)伝動ボックスが切断機構を駆動するための第3出力シャフトを含む。
(22)駆動シャフトが第3の傘歯車対を介して第3出力シャフトに連結される。
(23)第1の傘歯車対、第2の傘歯車対および第3の傘歯車が共通の駆動傘歯車を有し、これらの傘歯車が駆動シャフトによって支持され、それによって伝動ボックスの小型化が可能になる。
【0012】
(24)伝動ケーシングを有し、これが第3出力シャフトからの運動を受けて、切断機構の少なくとも一つの切断部材を上方から駆動する。
(25)伝動ケーシングによって駆動される切断部材(単数または複数)が、作業時の進行方向を向いた機械の垂直中間面上に位置する。
(26)伝動ボックスがさらに、一対の入力傘歯車を介して駆動軸に連結された入力シャフトを有する入力ケーシングを含む。
(27)駆動シャフトの長手方向軸線が上向きである。
(28)入力ケーシングが、駆動シャフトの長手方向軸線を中心に回動することによって複数の位置を取ることができる。
(29)入力ケーシングが取り得る各種の角度位置が、牽引棒とフレームとを連結する関節継手によって画定される回動軸を中心とした回動によって牽引棒が取ることのできる各種位置に相当する。
(30)駆動シャフトの長手方向軸線が、牽引棒とフレームとを連結する関節継手によって規定される回動軸に対してほぼ平行である。
(31)入力ケーシングの入力シャフトが、少なくとも部分的に牽引棒によって支持されるシャフト系列に連結されている。
【0013】
(32)伝送ボックスが下記(i) 、(ii)を含む:
(i) 第1の傘歯車対、第2の傘歯車対および必要に応じて設けられる第3の傘歯車対を含む第1隔室、および
(ii) エンドレス伝動装置を含む第2隔室。
(33)第2隔室が、エンドレス伝動装置によって飛散した第2隔室内のオイルを回収し、それを第1隔室に移送する滴受けを有する。
(34)第1隔室が第2隔室との連絡通路を有し、第1隔室内のオイルを第2隔室に戻すことができるようになっている。
(35)伝動ボックスが第1隔室内のオイルを入力ケーシングに汲み上げるためのポンプを含み、入力ケーシングがケーシング内のオイルを第1隔室に戻すための連絡通路を有する。
(36)第2調部材の伝動シャフトを第2出力シャフトに連結するための弾性継手が第2出力シャフトに連結されたフランジを有し、一方の第2調部材の継手のフランジが第2出力シャフトの対応する末端に固定され、もう一方の第2調部材の継手のフランジが第2出力シャフトの対応する末端に摺動可能に取付けられており、この構成によってこれら第2調部材が予定よりも離れた場合でもこれら部材を第2出力シャフトに連結することができるようになっている。
【0014】
(37)収穫機構が支持構造体をさらに有し、伝動ボックスが衝撃を吸収し、収穫機構または伝動ボックスからの振動を除去する3つの弾性関節継手を介して支持構造体に連結されていて、これら部品を保護することができるようになっている。
(38)収穫機構が輸送構造体をさらに有し、第1調部材の外側末端が衝撃を吸収し、輸送構造または第1調部材からの振動を除去する弾性軸受を介して輸送構造体に支持されている。
(39)牽引棒とフレームとを連結する関節継手が作業時のほぼ進行方向に向いた機械の垂直中間面上にある。
(40)第2調部材が対応する第1調部材上に延びており、作業時に調部材間を通過する切断された作物が農業用収穫機械の後方に投げ出されるようになっている。
本発明の上記以外の目的、特徴および利点は、添付図面を参照して説明する本発明の作物収穫用農業機械の1つの実施例からより明らかとなろう。しかし、本発明が下記実施例に限定的されるものではない。
【0015】
【実施例】
図1〜8は、草刈り機・調機の形をしたに本発明の野菜収穫用農業機械を示している。この機械は牽引車両(図示せず)に係止されて作業中進行方向2に向かって牽引されるようになっている。以下の記載では『前方』『後方』『前』および『後』という言葉はこの進行方向2を基準に定義され、『右』および『左』という言葉は草刈り機・調機を進行方向2に対して後方から見た状態で定義される。
本発明の草刈り機・調装置1は可動フレーム3、牽引棒4、収穫機構5および伝動部材6を有している。
【0016】
牽引棒4は草刈り機・調機1を牽引車両に連結するためのものである。そのため、牽引棒4の後方末端は幾何学軸線8aを中心に回動する関節継手8を介してフレーム3に連結され、その前方末端は当業者には公知の方法で牽引車両に連結されている。幾何学軸線8aは少なくともほぼ垂直で、少なくとも実質的に作業中進行方向2を向いた草刈り機・調機1の垂直中間面9上にある。フレーム3に対する牽引棒4の角度は関節継手8の軸線8aを中心に牽引棒4を回動させることによって変えることがで、フレーム3と牽引棒4とに連結された液圧動作ラム10(図1にその一部を示す)によって当業者には公知の方法で所望角度位置に設定、保持される。この構成によって可動フレーム3を作業中に牽引車両の左右(図1)に配置でき、往復の草刈りが可能になり、有利である。
【0017】
可動フレーム3フレーム3の外側末端近くに位置した2つの車輪11を介して地面に支持されている。
収穫機構5は垂直中間面9に対して少なくともほぼ対称で、懸下装置12を介して可動フレーム3に連結されている。図示した例では、この懸下装置は下側2本13、14および上側1本15の合計3本の懸下ロッドによって構成されている。これら3本の懸下ロッド13、14、15は可動フレーム3および収穫機構5と供に変形可能な四辺形を構成し、収穫機構5を可動フレーム3に対してほぼ上下に移動させることによって可動フレームから独立して収穫機構を地面の凸凹に適応できるようになっている。収穫機構5は支持構造体16を含み、この支持構造体16には切断機構17および調装置18が連結されている。切断機構17は切断部材19を備え、図示した例では、この切断部材19は進行方向2に対して垂直方向に一列に並んで配置され且つそれそれの回転軸線19aを中心に回転する回転ディスクである。
調装置18はほぼ同一な2つの調ユニット20、20’で構成される。調ユニット20’の各種要素は調ユニット20の要素とほぼ同一であって、同じ参照番号の後に’を付けて表し、調ユニット20’の各種要素については必要な場合のみ説明する。
【0018】
調ユニット20、20’は伝動部材6によって駆動され、切断機構17の後ろに互いに並んで配置されている。
各調ユニット20、20’は互いに反対方向に回転する部材21、21’;22、22’を有し、これらの部材材21、21’;22、22’は互いに遠ざかることができ、その間を切断機構19によって切断された作物が通過し、後方へ吐き出されるようになっている。図示した例では、調部材21、22は当業者には公知のロールで、進行方向に対して直角にほぼ水平に設置され、周囲にリブを有し、このリブが隣接するロール上の切欠き部分と協働するようになっている。第2調部材22は対応する第1調部材のほぼ上側に、第1調部材よりもわずかに前方に配置されている。
伝動部材6は2つの調ユニット20、20’の間に配置された伝動ボックス24を含み、この伝動ボックス24は各調ユニットに対して第1出力シャフト25、25’と第2出力シャフト26、26’とを備えている。この伝動ボックス24は、3つの弾性関節継手27を介して収穫機構5の支持構造体16に連結されている。3つの弾性関節継手27は衝撃を吸収すると供に収穫機構5または伝動ボックス24から伝わってくる振動を吸収して作業条件を改良し、部品の寿命を延ばす。
【0019】
第1調部材21の垂直中間面9に最も近い内側末端28は弾性継手29を介して対応する第1出力シャフト25に連結、支持され、第1調部材21の外側末端30は弾性軸受31を介して支持構造体16に支持されている。図示した例では、この弾性軸受31は支持アーム32で構成され、この支持アーム32の一方の端部は弾性関節継手33を介して支持構造体16に連結され、もう一方の端部は軸受34を介して第1調部材21の外側末端30に連結されている。
弾性関節継手33は、衝撃を吸収すると同時に支持構造16または第1調部材21から伝わってくる振動を除去することによって各種要素、特に軸受34を保護し、これら部品の信頼性を高めると同時に寿命を延す役目をする。弾性軸受31および弾性継手29は第1調部材21をそれぞれ支持構造体16および第1出力シャフト25に連結し、第1調部材21が放射方向にわずかに移動できるようにする。
第2調部材22は第1調部材21に対して少なくともほぼ平行な状態でこの第1調部材から遠ざかる方向に移動して、切断部材19によって切断された後に調部材21、22の間を通る作物の量を増減できるようになっている。
そのために、調ユニット20の第2調部材22の内側末端36は、回動軸37aを中心に回動可能な回動アーム37に連結されている。
【0020】
第2調部材22の外側末端38は、伝動ボックス24の第2出力シャフト26の長手方向軸線26aを中心に回動可能な伝動装置39を介して第2出力シャフト26に連結されている。
回動アーム37の回動軸37aは対応する第2出力シャフト26の長手方向軸線26aの近くにあって長手方向軸線26aに対して少なくともほぼ平行で、記第2調部材22が第1調部材21に対してほぼ平行な状態で第1調部材21から遠ざかることができるようになっている。
この第2調部材22の伝動装置39は回動側部ケーシング40と伝動シャフト42とを含む。
この回動側部ケーシング40は第2調部材22の外側末端38に設置されており、円筒形関節継手43を介して支持構造体16に連結されている。円筒形関節継手43の長手方向軸線43aは少なくともほぼ水平且つ第2調部材22の長手方向軸線22aに対して平行である。
図4に示すように、回動側部ケーシング40は、第2調部材22の長手方向軸線22aが円筒形関節継手43の長手方向軸線43aよりも前方且つ下方に位置するように、前方且つ下方に傾斜していることがわかる。第1調部材21の長手方向軸線21aは長手方向軸線22aよりも下側に位置し且つ長手方向軸線22aと43aとの間を通る垂直平面内にあって、調部材21と22との間を通過する切断された作物が後方上向きの放出方向47に放出されるようになっていることも理解されよう。
【0021】
伝動シャフト42の内側末端44は弾性継手45を介して伝動ボックス24の対応する第2出力シャフト26に連結されて、衝撃を吸収し、伝動シャフト42および第2出力シャフト26から伝わる振動を除去する。伝動シャフト42の外側末端46は回動側部ケーシング40に属するエンドレス伝動装置48に連結されている。図示した例では、このエンドレス伝動装置48は伝動シャフト42の外側末端46に固定された駆動ホイール49と第2調部材22に固定された被駆動ホイールとを含み、2つのホイール49、50がチェーン51によって互いに連結された鎖伝動である。伝動シャフト42の外側末端46は長手方向軸線52aを有する円筒形関節継手52を介して回動側部ケーシング40に連結されている。第2調部材22の外側末端38も円筒形関節継手53を介して回動側部ケーシング40に連結されている。この円筒形関節継手53の長手方向軸線53aは長手方向軸線22aと少なくともほぼ一致する。
図2、図4から分かるように、第2出力シャフト26、伝送シャフト42および円筒形関節継手43、52の各長手方向軸線26a、42a、43a、52aは少なくともほぼ一致して、第2調部材22を駆動しながら回動側部ケーシング40が第2出力シャフト26の長手方向軸線26aを中心に回動できるようになっている。さらに、回動側部ケーシング40がエンドレス伝動装置48の磨耗と加熱を軽減するための潤滑剤を収容したほぼ気密性ケーシングであることは理解されよう。そのため、回動側部ケーシングは支持体54を含み、この支持体にエンドレス伝動装置48を囲むカバー55が取付けられている。支持体54とカバー55との間には回動側部ケーシング40を密閉するための気密ジョイント56が設けられている。
【0022】
回動アーム37の一端部には弾性関節継手58があり、この弾性関節継手58は回動アーム37を支持構造体16に連結し、回動アーム37の回動軸37aを規定する。この弾性関節継手58は衝撃の吸収と第2調部材22からの振動を除去する。回動アーム37の他端部は円筒形関節継手59を介して第2調部材22の内側末端36に連結されている。この円筒形関節継手59の長手方向軸線59aは第2調部材22の長手方向軸線22aと少なくともほぼ一致する。
回動側部ケーシング40および回動アーム37によって可能になる調ユニット20の第2調部材22の回動は、弾性変形可能な部材60の力に逆らって行われる。図示した例では、この弾性変形可能な部材60は互いに同じ延長線上にある同軸の2本のねじり棒61、62で構成され、各ねじり棒の長手方向軸線61a、62aは回動アーム37の回動軸37aと一致している。
図2、図4から分かるように、2本のねじり棒61、62は伝動シャフト42の前方の少し下側に位置している。
【0023】
2本のねじり棒62、62は対応する中央末端63、64の所で互いに隣接し且つ調節部材65に連結している。ねじり棒61の内側末端67は、長手方向軸線61aが弾性関節継手58の長手方向軸線58aと一致するように回動アーム37に固定されている。ねじり棒62の外側末端68は回動側部ケーシング40の支持体54に固定されている。調節部材65は2本のねじり棒61、62の戻りの強さを調節して第1調部材21と第2調部材22との間を通る切断された作物の量に応じて第2調部材22が第1調部材から遠ざかる方向に移動する距離が調節できるようにする。調節部材65は弾性関節継手58と回動側部ケーシング40とのほぼ中間にあって、2本のねじり棒61、62の互いに隣接する末端63、64に力を加える。
調節部材65は支持構造体16に固定された軸受支持体69を含み、この軸受支持体69の下側部分にはロッキングレバー70が回動可能に収容され、このロッキングレバーの下側部分で対応する2本のねじり棒61、62の中央末端63、64を受ける。ロッキングレバー70の上側部分には調節ネジ71があり、この調節ネジは軸受け支持体69の上側部分で回動するジャーナル72に螺合している。
【0024】
オペレータが2本のねじり棒61、62の戻り力を増加させて、対応する調部材21、22間を通る切断された作物に加わる調力を強くしたい場合には、オペレータは調節ネジ71を時計回り方向に回転させて(図2の後方図参照)、ロッキングレバー70を前方矢印73の方向に傾斜させる。これによって2本のねじり棒61、62が捩じれることになる。
図5〜8には伝動ボックス24が示されている。調ユニット20、20’の第1調部材21、21’に連結された第1出力シャフト25、25’は単一の第1出力シャフト75の一端部で構成され、調ユニット20、20’の第2調部材22、22’に連結された第2出力シャフト26、26’は単一の第2出力シャフト76の一端部で構成されることは理解できよう。2つの出力シャフト75、76の長手方向軸線75a、76aは出力シャフト25、25’;26、26’の長手方向軸線25a、25a’;26a、26a’と一致し、少なくともほぼ水平且つ進行方向2に対して直角である。第1出力シャフト75の長手方向軸線75aは第2出力シャフト76の長手方向76aに対して前方下側にあることは理解されよう。
【0025】
伝動装置39、39’の伝動シャフト42、42’を第2出力シャフト76に連結する弾性継手45、45’が、第2出力シャフト76に連結されたフランジ77、78を含むことに注意されたい。第2出力シャフト76の右側末端に位置するフランジ77は、第2出力シャフトに固定され、フランジ78は、上記第2出力シャフト76の左側末端上で摺動可能に取付けられている。これによって調ユニット20、20’が予想よりもはるかに離れている場合でもこれらユニットの第2調部材22、22’を第2出力シャフト76に取り付けることが可能になる。
伝動ボックス24は気密な主ケーシング79と長手方向軸線80aを有する駆動シャフト80とを有し、この駆動シャフト80が第1の傘歯車対81-82 およびエンドレス伝動装置83を介して第1出力シャフト75に連結されていることも理解されよう。駆動シャフト80の長手方向軸線80aは上方を向いており、正確には垂直中間面9の付近で少なくともほぼ垂直に延び、牽引棒4をフレーム3に連結する関節継手8が規定する回動軸8aに対して少なくともほぼ平行である。
【0026】
第1の傘歯車対81-82 の駆動傘歯車81は駆動シャフト80に支持されている。正確には、駆動傘歯車81は駆動シャフト80の下側末端にその歯が下向きになるように固定されている。第1の傘歯車対81-82 の被駆動ギア82は軸受け85を介して主ケーシング79内で回転案内される。図示した例では軸受85が2つの玉軸受851 、852 で構成され、その長手方向軸線82aが第2出力シャフト76の長手方向軸線76aと少なくともほぼ一致している。
被駆動傘歯車82は被駆動傘歯車82の歯が左に向いて且つ第1傘歯車81の歯と同じポイント86に収斂するような状態で駆動傘歯車と係合している。
図示した例では、エンドレス伝動装置83は駆動ホイール87、被駆動ホイール88および2つのホイール87、88を連結するチェーン89を含む鎖伝動である。
【0027】
駆動ホイール87は被駆動傘歯車82に剛体結合され、この駆動ホイール87の長手方向軸線87aが被駆動傘歯車82の長手方向軸線82aと一致して第2出力シャフト76と同軸な集合体82〜87を構成している。そのため、第2出力シャフト76は集合体82〜87に連結されない状態で長手方向にこの集合体を貫通し、それによって上記出力シャフト76はこの集合体82〜87と同じ回転軸線を中心に回転できる。被駆動ホイール88は、第1出力シャフト75に剛体連結されている。
図8に示すように、エンドレス伝動装置83は関節継手93を介して主ケーシングに関節接続されたシュー92を含むチェーン引張装置90を備えている。シュー92の後ろには、主ケーシング内で案内されるピストン94があり、このピストンは、圧縮バネ95と協働してシュー92をチェーン89に押圧し、チェーンに張力をかける。ピストン94および圧縮バネ95は主ケーシング79によって構成されるチャンバ96内に延びている。主ケーシング79はチャンバ96に向かって開口した開口97を有し、それによって主ケーシン79内に収容された潤滑剤の一部が上記チャンバ96に入ってチャンバ96を満たすようになっていることが理解されよう。これによって草刈り機・調機1の運転時に、チェーン89がばたばたと動くことで生じるピストン94の動きが吸収され、有利である。
【0028】
図示した実施例ではエンドレス伝動装置83の駆動ホイール87および被駆動ホイール88がダブルホイールで、鎖89がダブルチェーンであることは理解できよう。伝動ボックス24の駆動シャフト80は第2の傘歯車対81-99 を介して第2の出力シャフト76に連結されている。第2の傘歯車対81-99 が第1の傘歯車対81-82 と同一の駆動傘歯車81を有することは理解できよう。第2の傘歯車対81-99 は駆動傘歯車81と第2の出力シャフト76に同軸に固定された被駆動傘歯車99とによって構成される。被駆動傘歯車99は、その歯が右方向に延びて傘歯車81および82と同じ点86に向かって収斂するような状態で駆動傘歯車81と係合している。
【0029】
切断機構17の各切断部材19は回転軸線19aを中心にそれぞれの回転方向100 に回転駆動されるようになっている。切断機構17の末端に位置する切断部材19および垂直中間面9に隣接する切断部材19は、それぞれの切断部材19に配置された配列フード101 を有することは理解できよう。切断機構17の末端に設置された切断部材19の回転方向100 は切断幅に沿って収斂し、垂直中間面9に隣接する切断機構19の回転方向100 は散逸する。その配列によって、切断された作物は対応する調ユニット20、20’に向かって両側に配列されることになる。
切断部材19は駆動切断部材19によって回転駆動される。この実施例では、切断部材19は垂直中間面9の左側に隣接して配置された駆動切断部材19によって駆動される。
そのため、駆動切断部材19の配列フード101 上に設置されて上部から該部材を駆動する伝動ケーシング102 が設けられている。このケーシングは固定棒103 を介して垂直中間面9の反対側の隣接する切断部材19の配列フード101 に取付けられている。その構成によって伝動ケーシング102 が固定され、対応する2つの切断部材19の配列フード101 が補強される。
【0030】
伝動ケーシング102 は、伝動ボックス24に属する第3出力シャフト104 の動きを受ける。そのため、中間伝動シャフト105 が設置されており、このシャフトは少なくともほぼ水平且つ進行方向2に対して直角に延びる。中間伝動シャフトの一端は伝動シャフト42を第2出力シャフト26に連結する弾性継手45に類似の弾性継手108 を介して伝動ケーシング102 の入力シャフト107 に連結されている。中間伝動シャフト105 の一端部は、継手108 に類似の弾性継手109 を介して伝動ボックス24の第3出力シャフト104 に連結されている。伝動ケーシング102 の入力シャフト107 はその長手方向軸線107 aに沿ってわずかに移動可能であり、それによって、シャフト104 と107 が予想よりも離れている場合でも、シャフト105および弾性継手108 、109 を介して入力シャフト107 が第3出力シャフト104 に連結されるようになっている。
第3出力シャフト104 はほぼ水平且つ進行方向2に対して垂直に延びており、伝動ケーシング102 の方向を向いている。第3出力シャフト104 の長手方向軸線104 aは先に定義のポイント86を通過する。
【0031】
図7からわかるように、駆動シャフト80は第3の傘歯車歯車対80-110を介して第3出力シャフト104 に連結されている。この第3の傘歯車対81-110は、第1および第2傘歯車対81-82 、81-99 と同一の駆動傘歯車81を有する。第3の傘歯車対81-110は駆動傘歯車81と主ケーシング79内部に延びる第3出力シャフト104 の末端111 に同軸に固定された被駆動傘歯車110 とで構成される。
被駆動傘歯車110 は、歯が垂直後方に延びて傘歯車81、82、99の歯と同じポイント86に向かって収斂するような状態で駆動傘歯車81と係合している。
第3出力シャフト104 の末端112 は主ケーシング79の外側に延びており、この末端に固定されたフランジ113 を含み、フランジ113 は弾性継手109 の一部を構成する。
【0032】
伝動ボックス24は主ケーシング79に回動可能に配置された入力ケーシング115を含む。この入力ケーシング115 は、上から見て牽引棒4の長手方向軸線4aに対してほぼ平行な長手方向軸線117 aを有する入力シャフト117 を含む。入力ケーシング115 の側面から見た場合、図5に示すように、長手方向軸線117 aは長手方向軸線80aに対して90°以上の角度αを成す。換言すれば入力シャフト117の長手方向軸線117 aは、収穫機構5がいわゆる正常な作業位置にある時にほぼ水平に延びるようになっている。この正常な作業位置とは収穫機構5が前方斜め下にわずかに傾斜して、比較的地面に近い作物を切断するために切断部材19が地面に近づいた位置である。
入力ケーシング115 の入力シャフト117 は、一対の入力傘歯車118-119 を介して駆動シャフト80に連結されている。
傘歯車対118-119 の中の駆動傘歯車118 は、フリーホイール122 を介して入力シャフト117 の両端120 、112 の一方120 にそれと同軸に連結されている。このフリーホイールは、入力シャフト117 の運動が駆動傘歯車118 のみに伝わって反対方向には伝わらないようにするためのものである。
【0033】
傘歯車対118-119 の被駆動傘歯車119 は駆動シャフト80の上側末端124 に同軸に固定されている。
被駆動傘歯車119 の歯は上方に延び、駆動傘歯車118 の歯は入力シャフト117の他端121 へ向かって延びている。被駆動傘歯車119 と駆動傘歯車118 とはこれらの歯が駆動シャフト80の長手方向軸線80aと入力シャフト117 の長手方向軸線117 aとが交差する点125 に向かって収斂するような状態で係合している。
図5〜7を参照すると、第1出力シャフト75、第2出力シャフト76および第3出力シャフト104 はそれぞれ2つの軸受126 、127 ;128 、129 ;130 、131 を介して主ケーシング79内で回転案内されることが理解できよう。
駆動シャフト80の下側末端84は、軸受132 を介して主ケーシング79内で回転案内され、駆動シャフト80の上側末端124 は入力ケーシング115 内部へ延びて、ケーシング内で軸受133 によって案内され、入力ケーシング115 は軸受134 を介して主ケーシング79内部で回転案内されている。軸受134 の長手方向軸線134 aは駆動シャフト80の長手方向軸線80aおよび軸受132 、133 の長手方向軸線132a、133aと一致する。
【0034】
このような入力ケーシング115 の構成によって、入力ケーシングは入力シャフト117 から出力シャフト75、76、104 へ運動を伝達しながら、軸受134 の長手方向軸線134 aによって規定される回動軸を中心に回転することができる。
草刈り機・調装置1はさらに、少なくとも部分的に牽引棒4によって支持されたシャフト系列136 を含む。このシャフト系列136 は車両の動力取り出し装置(図示せず)に連結され且つ入力ケーシング115 の入力シャフト117 に連結されている。
車両の動力取り出し装置から入力ケーシング115 の入力シャフト117 への回転運動の適切な伝達を保証するために、入力ケーシングの取り得る各種の角度位置は、牽引棒4が関節継手8の長手方向軸線8aを中心とした回動で取ることのできる各種の位置に対応する。そのための制御手段(図示せず)が設けられ、この手段は牽引棒4が取ることのできる位置に応じて入力ケーシング115 を回動させる。
【0035】
伝動ボックス24を正しく動作させるために、オイルを含む潤滑装置137 が設けられている。第1の傘歯車対81-82 、第2の傘歯車対81-99 および第3の歯車対81-110は主ケーシング79の第1隔室138 に収容され、エンドレス伝動装置83は第2隔室139 に収容されている。
第2隔室139 は、第2隔室139 に収容されたエンドレス伝動装置83のチェーン89によって飛散したオイルを回収するための滴受け140 を有する。
第1隔室138 の底部には、駆動ホイール142 を介してチェーン89によって駆動される液圧ポンプ141 が設けられている。この液圧ポンプ141 は、入力ケーシング115 の上部に開口したホース143 を介して第1隔室138 内のオイルを入力ケーシング115 へ送り込む。
さらに、入力ケーシング115 はこのケーシング内のオイルを第1隔室138 へ戻すための連絡通路145 を有することも理解できよう。第1隔室138 は、第2隔室139 と連絡して第1隔室138 内のオイルを第2隔室139 に戻す連絡通路146 を有する。
【0036】
図示した実施例では入力ケーシング115 と第1隔室138 との間の連絡通路145は、入力ケーシング115 内のオイルを第1隔室138 へ戻すための穴147 によって形成される。
作業中、液圧ポンプ141 は第1隔室138 底部の静止オイル中に完全に浸漬される。オイル表面の高さは、第1の傘歯車対81-82 の被駆動傘歯車82と駆動ホイール87との間に配置された軸受85の玉軸受851 によって決まる。すなわち、第1隔室138 に含まれる過剰のオイルは玉軸上851 内を流れて第2隔室139 に戻ることができる。玉軸受851 は第1隔室138 と第2隔室139 との間の連絡通路を構成する。
本発明の草刈り機・調機1は下記のように運動する。
車両(図示せず)の動力取り出し装置が牽引棒4によって回転支持されたシャフト系列136 を駆動し、この系列 136は入力ケーシング115 の入力シャフト117を駆動する。入力ケーシング115 内部および伝動ボックス24の主ケーシング79内部では入力シャフト117 、フリーホイール122 、駆動傘歯車118 、被駆動傘歯車119 、駆動シャフト80および駆動傘歯車81を介して運動が伝わる。この運動は被駆動傘歯車82、被駆動傘歯車99および被駆動傘歯車110 に同時に伝わる。
【0037】
被駆動傘歯車82からの運動はエンドレス伝動装置83の駆動ホイール87、チェーン89および被駆動ホーイル88を経由して第1出力シャフト75に伝達される。
次いで、被駆動傘歯車99から第2出力シャフト79に直接運動が伝わる。
被駆動傘歯車110 から第3出力シャフト104 に直接運動が伝わり、その後は中間伝動シャフト105 および伝動ケーシング102 の入力シャフト107 へ伝わり、対応する駆動切断部材19が駆動される。
運動は第1出力シャフト75から、両側に向かって、調ユニット20、20’の第1調部材21、21’へと伝えられる。
また、第2出力シャフト76から両側へ、伝動シャフト42、42’、駆動ホイール49、49’、チェーン51、51’および対応する回動側部ケーシング40、40’の被駆動ホイール50、50’を経由して、調ユニット20、20’の対応する第2調部材22、22’を介して運動が伝わる。
【0038】
伝動ボックス24のオイルを利用した潤滑装置137 は下記のように動作する。
静止状態ではオイルの一部が第2隔室139 の底部にあり、一部が第1隔室138の底部に玉軸受851 の高さまで入っている。
機械が始動・運転されると、第2隔室139 内のオイルがチェーン89によって飛散して滴受け140 で回収される。この滴受け140 は第1隔室138 に向かって開口し、集めたオイルが流れ出すようになっている。第1隔室138 の底部に収容されたオイルは液圧ポンプ141 によってホース143 を介して入力ケーシング115 へ送られる。このホース143 は一部が主ケーシング79の外側に延びて一部が入力ケーシング115 の外側に延びている。入力ケーシング115 に注入されたオイルは、重力の影響で穴137 を通過して第1隔室138 の底部へ流れ、通過の際に入力ケーシング115 および第1隔室138 内の各種要素を潤滑する。第1隔室138 の底部に収容された過剰なオイルは軸受85の玉軸受851 を通って第2隔室139 底部へ戻り、通過の際に第2隔室139 内の各種要素を潤滑する。
潤滑装置137 内のオイルは伝動ボックス24内の閉回路を循環する。
【0039】
上記の各種要素の構成は種々変更が可能であり、技術的に均等なもので置換しても特許請求の範囲に義される保護範囲をなんら逸脱するものではない。
特に、回動側部ケーシング40および主ケーシング79のエンドレス伝動装置48、83をベルト伝動または歯車列にすることが可能である。
調ユニット20、20’の調部材21、21’;22、22’は図示したものと異ったものでもよい。
さらに、伝動ボックス24は第3出力シャフト104 を含まなくてもよく、切断機構17の切断部材19と上記以外の手段で駆動することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明作物収穫用農業機械の平面図 (一部は断面で示してある)
【図2】 図1の農業機械を後方から見た図 (縮尺は変えてあり、一部は断面で示してある)
【図3】 図1の農業機械の平面図 (縮尺は変えてあり、一部は断面で示してある)
【図4】 図3のIV−IVにおける断面図
【図5】 伝動ボックスのみを示す後方部分図 (縮尺は変えてあり、入力ケーシングは断面内にある)
【図6】 伝動ボックスのみを示す平面図 (縮尺は変えてある)
【図7】 図3のVII −VII での断面図
【図8】 図6のVIII−VIIIでの断面図
【符号の説明】
1 草刈り機・調
2 進行方向
3 可動フレーム
4 牽引棒
5 収穫機構
6 伝動部材
8、58、58’ 関節継手
9 垂直中間面
16 支持構造体
17 切断機構
19 切断部材
20、20’ 調ユニット
21、21’、22、22’ 調部材
24 伝動ボックス
25、25 26、26’、104 出力シャフト
27 弾性関節継手
29、29’、45、45’ 弾性継手
31、31’ 弾性軸受
37、37’ 回動アーム
39、39’ 伝動装置
40、40’ 回動側部ケーシング
42、42’ 伝動シャフト
48、48’、83 エンドレス伝動装置
49、49’、50、50’、87 駆動ホイール
60、60’ 弾性変形可能な部材
61、61’、62、62’ねじり棒
65、65’ 調節装置
75、76 出力シャフト
77、78 フランジ
80 駆動シャフト
81、82、99 110 、118 、119 傘歯車
88 被駆動ホイール
102 伝動ケーシング
115 入力ケーシング
117 入力シャフト
136 シャフト系列
138 、139 隔室
140 滴受け
141 ポンプ
145 、146 連絡通路

Claims (40)

  1. 下記 (a)〜(d) :
    (a) 可動フレーム(3) 、
    (b) 上向きの回動軸(8a)を中心に回動可能な関節継手(8) を介して可動フレーム(3) に連結された、作物収穫用農業機械を牽引車両に連結するための牽引棒(4) 、
    (c) 下記 (i)、(ii)を含む、可動フレーム(3) に連結された収穫機構(5) :
    (i) 作物を切断するための切断部材(19)を備えた切断機構(17)、
    (ii) 互いにほぼ同じ延長線上に並んで配列された2つの調製ユニット(20, 20')を含む調装置(18)であって、各調ユニットは互いに反対方向に回転する2本の調部材(21,21';22,22') を有し、これら2本の調部材(21,21';22,22') は互いに離れる方向へ移動することができ、切断部材(19)によって切断された作物はこれら2本の調部材の間を通過し、処理され、
    (d) 2つの調ユニット(20,20')の間に配置され、下記 (i)、(ii)を備えた伝動ボックス(24)を含む、調ユニット(20,20')に運動を伝える伝動部材(6) :
    (i) 継手を介して伝動ボックス(24)に近い第1調部材(21,21')の内側末端(28,28')に連結された第1出力シャフト(25,25')、
    (ii) 伝動装置(39,39')を介して第2調部材(22,22')に連結された第2出力シャフト(26,26')、
    を有する作物収穫用農業機械において、
    下記(e) と(f) とを特徴とする作物収穫用農業機械:
    (e) 第1調部材(21,21')の内側末端(28,28')が対応する第1出力シャフト(25,25')に支持され、
    (f) 第2調部材(22,22')の伝動装置(39,39')がその外側末端(38,38')を対応する第2出力シャフト(26,26')に連結している。
  2. 一方の調ユニット(20,20')の第1調部材(21,21')の内側末端(28,28')を伝動ボックス(24)の対応する第1出力シャフト(25,25')に連結する継手が弾性継手(29,29')である請求項1に記載の作物収穫用農業機械。
  3. 一方の調ユニット(20,20')の第2調部材(22,22')の各伝動装置(39,39')が第2調部材(22,22')の外側末端(38,38')に設置された回動側部ケーシング(40,40')を含む請求項1に記載の作物収穫用農業機械。
  4. 一方の調ユニット(20,20')の第2調部材(22,22')の各伝動装置(39, 39') が対応する第2出力シャフト(26,26')を回動側部ケーシング(40,40')に連結する伝動シャフトを含む請求項3に記載の作物収穫用農業機械。
  5. 伝動シャフト(42, 42') が弾性継手(45, 45') を介して対応する第2出力シャフト(26, 26') に連結されている請求項4に記載の作物収穫用農業機械。
  6. 回動側部ケーシング(40,40')がエンドレス伝動装置(48,48')を含み、この伝動装置の駆動ホイール(49,49')が伝動シャフト(42,42')に連結され、被駆動ホイール(50,50')が第2調部材(22,22')に連結されている請求項4に記載の作物収穫用農業機械。
  7. 回動側部ケーシング(40,40')のエンドレス伝動装置(48,48')が鎖伝動である請求項6に記載の作物収穫用農業機械。
  8. 伝動シャフト(42,42')の長手方向軸線(42a,42'a)が対応する第2出力シャフト(26,26')の長手方向軸線(26a,26a')とほぼ同軸である請求項4に記載の作物収穫用農業機械。
  9. 回動側部ケーシング(40,40')が対応する第2出力シャフト(26,26')の長手方向軸線(26a,26a')を中心に回動可能である請求項8に記載の作物収穫用農業機械。
  10. 回動側部ケーシング(40,40')が潤滑剤を含むほぼ気密性なケーシングである請求項3に記載の作物収穫用農業機械。
  11. 一方の調ユニット(20,20')の第2調部材(22,22')の内側末端(36,36')が、対応する第2出力シャフト(26,26')の長手方向軸線(26a,26a')付近へ延び且つ長手方向軸線(26a,26a')に対してほぼ平行な回動軸(37a,37a')を中心として回動可能な回動アーム(37,37')に連結されている請求項1に記載の作物収穫用農業機械。
  12. 回動アーム(37,37')の回動軸(37a,37a')を規定する関節継手(58,58')が弾性関節継手である請求項11に記載の作物収穫用農業機械。
  13. 一方の調ユニット(20,20')の各第2調部材(22,22')の伝動装置が第2調部材(22,22')の外側末端に配置された回動側部ケーシング(40,40')を含み、回動側部ケーシング(40,40')と回動アーム(37,37')とによって可能になる第2調部材(22,22')の回動が弾性変形可能な部材(60,60')の運動に逆らって行われ、この弾性変形可能な部材の戻りの強度は調節装置(65,65')を用いて調節可能である請求項11に記載の作物収穫用農業機械。
  14. 弾性変形可能な部材(60,60')が、互いに同じ延長線上にある2本の同軸ねじり棒(61,61';62,62') で構成され、各ねじり棒の共通の長手方向軸線(61a,61a';62a,62a') が回動アーム(37,37')の回動軸(37a,37a')と一致する請求項13に記載の作物収穫用農業機械。
  15. 調ユニット(20,20')1つに対して1つの調節部材(65,65')を備え、この調節部材が対応する2本のねじり棒(61,61';62,62') の隣接する末端(63,63';64,64') に力を与える請求項14に記載の作物収穫用農業機械。
  16. 伝動ボックス(24)が下記 (i)、(ii)を含む請求項1に記載の作物収穫用農業機械:
    (i) 端部がそれぞれ対応する調ユニット(20,20')の第1出力シャフト(25, 25')を構成する第1出力シャフト(75)および
    (ii) 端部がそれぞれ対応する調ユニット(20,20')の第2出力シャフト(26, 26')を構成する第2出力シャフト(76)。
  17. 伝動ボックス(24)が、第1の傘歯車対(81-82) およびエンドレス伝動装置(83)を介して第1出力シャフト(75)に連結され且つ第2の傘歯車対(81-99) を介して第2出力シャフト(76)に連結された駆動シャフト(80)を含む請求項16に記載の作物収穫用農業機械。
  18. 第1の傘歯車対(81-82) および第2の傘歯車対(81-99) が共通の駆動傘歯車(81)を有し、この共通の傘歯車が駆動シャフト(80)によって支持されている請求項17に記載の作物収穫用農業機械。
  19. 伝動ボックス(24)のエンドレス伝動装置(83)の駆動ホイール(87)が第1の傘歯車対(81-82) の被駆動傘歯車(82)に連結されており、エンドレス伝送装置(83)の被駆動ホイール(88)が第1出力シャフト(75)に連結されている請求項17に記載の作物収穫用農業機械。
  20. 伝動ボックス(24)のエンドレス伝動装置(83)が鎖伝動である請求項19に記載の作物収穫用農業機械。
  21. 伝動ボックス(24)のエンドレス伝動装置(83)の駆動ホイール(87)と第1の傘歯車対の被駆動傘歯車(82)とが、第2出力シャフト(76)に対して同軸で且つこの出力シャフトに対して回転連結されていない組立体 (82〜 87)を構成する請求項19に記載の作物収穫用農業機械。
  22. 伝動ボックス(24)が切断機構(17)を駆動する第3出力シャフト(104) を含む請求項17に記載の作物収穫用農業機械。
  23. 駆動シャフト(80)が第3の傘歯車対(81-110)を介して第3出力シャフト(104) に連結されている請求項22に記載の作物収穫用農業機械。
  24. 第1の傘歯車対(81-82) 、第2の傘歯車対(81-99) および第3の傘歯車(81-110)が共通の駆動傘歯車(81)を有し、この傘歯車が駆動シャフト(80)によって支持されている請求項23に記載の作物収穫用農業機械。
  25. 伝動ケーシング(102) を有し、この伝動ケーシング(102) は第3出力シャフト(104) からの運動を受けて、切断機構(17)の少なくとも1つの切断部材(19)を上方から駆動する請求項22に記載の作物収穫用農業機械。
  26. 伝動ケーシング(102) によって駆動される切断部材(19)が、作業の進行方向(2) を向いた機械の垂直中間面(9) 上に位置する請求項25に記載の作物収穫用農業機械。
  27. 伝動ボックス(24)が一対の入力傘歯車(118-119) を介して駆動シャフト(80)に連結された入力シャフト(17)を有する入力ケーシング(115) を含む請求項17に記載の作物収穫用農業機械。
  28. 駆動シャフト(80)の長手方向軸線(80a) が上向きである請求項27に記載の作物収穫用農業機械。
  29. 入力ケーシング(115) が、駆動シャフト1(80) の長手方向軸線(80a) を中心に回動することによって複数の位置を取ることができる請求項28に記載の作物収穫用農業機械。
  30. 入力ケーシング(115) が取り得る各種角度位置が、牽引棒とフレームとを連結する関節継手によって規定される回動軸(8a)を中心とした回動によって牽引棒(4) が取ることのできる各種位置に相当する請求項29に記載の作物収穫用農業機械。
  31. 駆動シャフト(80)の長手方向軸線(80a) が、牽引棒(4) とフレーム(3) とを連結する関節継手によって規定される回動軸(8a)に対してほぼ平行である請求項28に記載の作物収穫用農業機械。
  32. 入力ケーシング(115) の入力シャフト(117) が、少なくとも部分的に牽引棒(4) によって支持されるシャフトライン(136) に連結されている請求項27に記載の作物収穫用農業機械。
  33. 伝動ボックス(24)が切断機構を駆動するための第3出力シャフト(104) を含み、駆動シャフトが第3傘歯車対(81-110)を介して第3出力シャフトに連結されており、伝動ボックス(24)が下記(i)、(ii)をさらに含む請求項17に記載の作物収穫用農業機械:
    (i) 第1の傘歯車対(81-82) と、第2の傘歯車対(81-99) と、必要に応じて設けられる第3の傘歯車対(81-110)とを含む第1隔室(138) 、
    (ii) エンドレス伝動装置(83)を含む第2隔室(139) 。
  34. 第2隔室(139) が、エンドレス伝動装置(83)によって飛散した第2隔室(139) 内のオイルを回収してこれを第1隔室(138) に移送する滴受け(140) を有し、さらに、第1隔室(138) が第2隔室(139) との連絡通路(146) を有し、第1隔室(138) 内のオイルを第2隔室(139) に戻すことができるようになっている請求項33に記載の植物収穫用農業機械。
  35. 伝動ボックス(24)が、第1隔室(138) 内のオイルを入力ケーシング(115) に汲み上げるためのポンプ(141) を含み、入力ケーシングがこのケーシング内のオイルを第1隔室(138) へ戻すための連絡通路(145) を有する請求項27に記載の作物収穫用農業機械。
  36. 伝動ボックス(24)が第2出力シャフト(76)を含み、ここのシャフトの末端が対応する調ユニット(20,20')の第2出力シャフト(26,26')を構成し、伝動シャフト(42,42')を第2出力シャフト(76)に連結するための弾性継手(45,45')が第2出力シャフト(76)に連結されたフランジ(77,78) を有し、これら第2調部材(22,22')の一方(22)の継手(45)のフランジ(77)が第2出力シャフト(76)の対応する末端に固定され、もう一方の第2調部材(22') の継手(45') のフランジ(78)が第2出力シャフト(76)の対応する末端に摺動可能に取付けられている請求項5に記載の作物収穫用農業機械。
  37. 収穫機構(5) が支持構造体(16)をさらに含み、伝動ボックス(24)が3つの弾性関節継手(27)を介してこの支持構造体(16)に連結されている請求項1に記載の作物収穫用農業機械。
  38. 収穫機構(5) が支持構造体(16)をさらに含み、各第1調部材(21,21')の外側末端(30,30')が弾性軸受(31,31')を介して支持構造体(16)に支持されている請求項1に記載の作物収穫用農業機械。
  39. 牽引棒(4) とフレーム(3) とを連結する関節継手(8) が作業時のほぼ進行方向(2) を向いた機械の垂直中間面(9) 上にある請求項1に記載の作物収穫用農業機械。
  40. 第2調部材(22,22')が対応する第1調部材(21,21')の上方を延びている請求項1に記載の作物収穫用農業機械。
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