JPH1066012A - 映像信号処理装置 - Google Patents

映像信号処理装置

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JPH1066012A
JPH1066012A JP8213867A JP21386796A JPH1066012A JP H1066012 A JPH1066012 A JP H1066012A JP 8213867 A JP8213867 A JP 8213867A JP 21386796 A JP21386796 A JP 21386796A JP H1066012 A JPH1066012 A JP H1066012A
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JP
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video signal
signal
read
field
memory
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JP8213867A
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Inventor
Hiroshi Kobayashi
博 小林
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ちらつきを生ずることなくなめらかな表示画像
を得る。 【解決手段】マイコン10からの信号MCに基づきメモ
リコントローラ24でメモリ21,22を制御してEv
enとOddフィールドの映像信号を書き込む。この映
像信号の書き込み期間が書き込み停止期間よりも短いか
あるいは等しい場合には、動き検出補間回路23でメモ
リ21,22から読み出した映像信号を用いて動き検出
を行い、読み出した映像信号あるいはこの映像信号を内
挿処理して得た映像信号のいずれかを動き検出結果に基
づき出力する。書き込み期間が書き込み停止期間よりも
長い場合、同様に動き検出結果に基づき読み出した映像
信号あるいは内挿処理して得た映像信号を書き込み停止
期間の映像信号として出力する。書き込み期間中の映像
信号はメモリ21,22から読み出す。動画が短期間表
示されることがなく、ちらつきのないなめらかな表示画
像を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は映像信号処理装置
に関する。詳しくは、フレーム単位でメモリ手段に映像
信号の書き込むものとし、書き込み期間が書き込み停止
期間よりも短いかあるいは等しい場合、メモリ手段から
読み出された映像信号を用いて動き検出を行い、動き検
出結果に応じてメモリ手段から読み出された映像信号あ
るいは信号補間手段で生成された映像信号のいずれかを
選択して出力するものとし、書き込み期間が書き込み停
止期間よりも長い場合には、メモリ手段から読み出され
た映像信号を選択して書き込み期間の映像信号を出力す
ると共に、メモリ手段から読み出された映像信号を用い
て動き検出を行い、動き検出結果に応じてメモリ手段か
ら読み出された映像信号あるいは信号補間手段で生成さ
れた映像信号のいずれかを選択して書き込み停止期間の
映像信号として出力することにより、ちらつきの少ない
なめらかな表示画像を得ると共に、動体のぶれを生ずる
ことのないフレーム静止画を得るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、インターレース信号である入力映
像信号に基づいてフレーム静止画を表示させる場合に
は、例えば偶数フィールド(以下「Evenフィール
ド」という)の入力映像信号を記憶するEvenフィー
ルドメモリと奇数フィールド(以下「Oddフィール
ド」という)の入力映像信号を記憶するOddフィール
ドメモリを設けて、Evenフィールドメモリ及びOd
dフィールドメモリの書き込み動作や読み出し動作を制
御すると共に、EvenフィールドメモリやOddフィ
ールドメモリから読み出された映像信号を処理して出力
映像信号を生成することによりフレーム静止画を表示さ
せることが考えられている。
【0003】この場合、EvenフィールドメモリやO
ddフィールドメモリに書き込まれた入力映像信号は、
約1フレーム遅延して読み出されるように読み出し動作
が制御される。また、Evenフィールドメモリおよび
Oddフィールドメモリからは、例えば隣接した2ライ
ンづつ、計4ライン分の映像信号が順次読み出される。
【0004】次に、図13および図14を用いてフレー
ム静止画を表示する場合について説明する。
【0005】図13において、例えばOddフィールド
のL1ライン,L3ラインとEvenフィールドのL2
ライン,L4ラインが読み出されたときに、例えばOd
dフィールドが基準とされると、Evenフィールドの
画素が動いているかどうかが1画素毎に判別されて、動
いていない(静止している)と判別された場合は、L2
ラインの画素が選択される。例えば、e[2,2]の画
素を出力すべきタイミングにおいて、このe[2,2]
の画素が動いていないと判別された場合、e[2,2]
の画素がそのまま出力される。また、動いていると判別
された場合は、OddフィールドのL1ラインとL3ラ
インの画素、例えばo[2,1]とo[2,3]で補間
したデータがe[2,2]の画素の代わりに出力され
る。つまり、静止している部分はOddフィールドある
いはEvenフィールドの映像信号が出力映像信号とさ
れ、動いている部分は基準となるフィールドの画素によ
り補間された映像信号が出力映像信号とされてフレーム
静止画が表示される。
【0006】なお、動画を表示する場合は、通常上述し
た4ラインのうち1ラインがそのまま出力映像信号とさ
れる。
【0007】図14はフレーム静止画を表示する場合の
動作を示した図である。図14Aに示す入力映像信号の
画像では、時間が経過すると共に画面上の球が画面の左
から右に移動される。ここで、時間がt(3)からt(4)と
されるときに、書き込み制御信号WCの信号レベルがロ
ーレベル「L」からハイレベル「H」に立ち上がると、
EvenフィールドメモリおよびOddフィールドメモ
リへの映像信号の書き込みが停止される。また、読み出
し制御信号RCは書き込み制御信号WCに対して1フレ
ーム遅延されて生成されるので、1フレーム遅延された
タイミング、すなわち時間がt(5)からt(6)とされると
きに、読み出し制御信号RCの信号レベルがローレベル
「L」からハイレベル「H」とされる。
【0008】ここで、Oddフィールドが基準とされた
ときに、Evenフィールドから読み出される映像信号
について動き検出を行なわない場合の出力映像信号の画
像は、図14Dに示すように、時間t(5)までは入力映
像信号の画像が1フレーム遅延してそのまま表示される
ので動画表示とされる。また、O(3)フィールドで書き
込みが停止されているので、時間t(6)以降はEven
フィールドメモリとOddフィールドメモリに最後に書
き込まれたE(2)フィールドとO(3)フィールドの映像信
号が繰り返し読み出されてフレーム静止画表示とされ
る。このフレーム静止画は、E(2)フィールドとO(3)フ
ィールドの映像信号に基づくものであるため、図15A
に示すように動体のぶれを生じたフレーム静止画とされ
る。
【0009】動き検出を行なった場合の出力映像信号の
画像は、図14Eに示すように時間t(5)までは動き検
出を行わない場合と同様に動画表示とされる。時間(6)
以降では、Oddフィールドが基準とされているので、
Evenフィールドの静止部分はE(2)フィールドの画
像がそのまま表示されると共に、Evenフィールドの
動きを生じた部分はO(3)フィールドの映像信号で内挿
(補間)処理された画像が表示されてフレーム静止画表
示とされる。なお、図14Eにおいて、この内挿処理に
よって得られたEvenフィールドの画像はEI(2)と
して示している。また図14Fは画像を表示するため用
いられる映像信号を示しており、読み出し制御信号RC
の信号レベルがハイレベル「H」とされる期間中は、動
き部分の表示に用いられる映像信号を示している。
【0010】このように、動きを生じた部分はOddフ
ィールドの映像信号で内挿処理が行われるので、図15
Bに示すように動体であってもぶれを生じることないフ
レーム静止画を表示することができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このフレー
ム静止画は、間欠的に一定の間隔で書き換えが行われる
場合がある。以下このようなフレーム静止画の書き換え
をフラッシュモーションという。
【0012】このフラッシュモーションでは、所定数フ
レームの書き込みが行われたあと所定数フレームの書き
換えが停止されてフレーム静止画の書き換えが行われ
る。ここでは、Yフレームの書き込みが行われたあとX
フレームの書き換えが停止されてフレーム静止画の書き
換えが行われるフラッシュモーションを、フラッシュモ
ーション[X:Y]とする。
【0013】図16はフラッシュモーション[2:
1]、すなわち1フレームの書き込みを行なった後、2
フレームの書き込み停止してフレーム静止画の書き換え
を行う場合の動作を示している。
【0014】図16において、図16Aは入力映像信号
の画像を示している。図16Bに示す書き込み制御信号
WCは、例えば時間t(2)〜t(3)の間はローレベル
「L」とされて入力映像信号の書き込みが行われると共
に、時間t(4)〜t(7)の間はハイレベル「H」とされて
入力映像信号の書き込みが停止される。また、図16C
に示す読み出し制御信号RCは、書き込み制御信号WC
を1フレーム遅延したものであるため、時間t(4)〜t
(5)の間はローレベル「L」とされて書き込まれた映像
信号の読み出しが行われると共に、時間t(6)〜t(9)の
間はハイレベル「H」とされて、時点t(4)〜t(5)に書
き込まれた映像信号の繰り返し読み出しが行われる。
【0015】このため、時間t(0)〜t(3)の間は読み出
し制御信号RCが静止画のモードを意味するハイレベル
「H」の状態となり、信号処理部23によって動き検出
が行われるので、図16Dに示す出力映像信号の画像
は、動体のぶれを生ずることのないフレーム静止画表示
とされる。時間t(4)〜t(5)の間は読み出し制御信号R
Cがローレベル「L」の状態とされるので、書き換えら
れたE(2)フィールドとO(3)フィールドの映像信号に基
づく画像とされる。時間t(6)〜t(9)は、時間t(0)〜
t(3)と同様に基準となるOddフィールドの映像信号
と内挿処理によって得られたEvenフィールドの映像
信号が出力されるので、動体のぶれを生ずることのない
フレーム静止画表示とされる。なお、図16Eは画像を
表示するため用いられる映像信号を示している。
【0016】このように、時間t(4)ではE(2)フィール
ドの映像信号が出力され、時間t(5)ではO(3)フィール
ドの映像信号が出力されるので、1フレーム分だけ動画
が表示(動き検出が効かないのと同様)されて動体がぶ
れを生じてしまう。また動画と補間されたフレーム静止
画との画質の違いが垂直エッジ部で顕著とされて表示さ
れる画像はなめらかさに欠け、ちらついた画像となって
しまう。
【0017】この動体のぶれや画像のちらつきは、フラ
ッシュモーション[2:1]に限られるものではなく、
例えば図17に示すように、フラッシュモーション
[1:1]等の場合にも生ずるものである。
【0018】図17において、図17Aは入力映像信号
の画像を示している。ここで、図17Bに示す書き込み
制御信号WCがローレベル「L」とされる時間t(0)〜
t(1)の間および時間t(4)〜t(5)で映像信号の書き込
みが行われる。また、図17Cに示す読み出し制御信号
RCがローレベル「L」とされる時間t(2)〜t(3)の間
および時間t(6)〜t(7)の間で、時間t(0)〜t(1)およ
び時間t(4)〜t(5)の間に書き込まれた映像信号の読み
出しが行われる。このため、時間t(2)〜t(3)の間、書
き換えられたE(0)フィールドとO(1)フィールドの映像
信号が出力されると共に、時間t(4)〜t(5)の間、動き
検出結果により補間されたフレーム静止画の映像信号が
出力され、時間t(6)〜t(7)の間、書き換えられたE
(4)フィールドとO(5)のフィールドの映像信号が出力さ
れるので、図17Dに示すように出力映像信号の画像
は、それぞれ1フレーム分だけ動画表示とされてしま
い、ちらついた画像となってしまう。
【0019】そこでこの発明では、ちらつきを生ずるこ
となくなめらかな表示画像を得ることができると共に、
動体のぶれを生ずることのないフレーム静止画を得るこ
とができる映像信号処理装置を提供するものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】この発明に係る映像信号
処理装置は、フレーム単位で映像信号を記憶するメモリ
手段と、メモリ手段から読み出された一方のフィールド
の映像信号を用いて他方のフィールドの映像信号を生成
する信号補間手段と、メモリ手段から読み出された映像
信号あるいは信号補間手段で生成された映像信号を選択
して出力する信号選択手段と、メモリ手段から読み出さ
れた映像信号を用いて動き検出を行うと共に、信号選択
手段の信号選択動作を制御する選択制御手段と、メモリ
手段と選択制御手段の動作および信号補間手段と信号選
択手段と選択制御手段に対してメモリ手段から読み出さ
れた映像信号の供給を制御する動作制御手段とを有する
ものであり、動作制御手段では、メモリ手段に対する映
像信号の書き込み期間が書き込み停止期間よりも短いか
あるいは等しい場合、選択制御手段を制御してメモリ手
段から読み出された映像信号を用いて動き検出を行い、
動き検出結果に応じて信号選択手段を制御して、メモリ
手段から読み出された映像信号あるいは信号補間手段で
生成された映像信号のいずれかを選択して出力するもの
とし、書き込み期間が書き込み停止期間よりも長い場合
には、信号選択手段でメモリ手段から読み出された映像
信号を選択して書き込み期間の映像信号を出力すると共
に、選択制御手段を制御してメモリ手段から読み出され
た映像信号を用いて動き検出を行い、動き検出結果に応
じて信号選択手段を制御し、メモリ手段から読み出され
た映像信号あるいは信号補間手段で生成された映像信号
のいずれかを選択して書き込み停止期間の映像信号とし
て出力するものである。
【0021】この発明においては、フレーム単位でメモ
リ手段に映像信号が書き込まれ、この映像信号の書き込
み期間が書き込み停止期間よりも短いかあるいは等しい
場合には、選択制御手段でメモリ手段から読み出された
映像信号を用いて動き検出が行われる。ここで、動きが
ない場合にはメモリ手段から読み出された映像信号が信
号選択手段で選択されて出力される。また、動きがある
場合には信号補間手段で生成された映像信号が信号選択
手段で選択されて出力される。
【0022】書き込み期間が書き込み停止期間よりも長
い場合には、メモリ手段から読み出された映像信号が書
き込み期間の映像信号として出力される。また、選択制
御手段でメモリ手段から読み出された映像信号を用いて
動き検出が行われる。ここで、動きがない場合にはメモ
リ手段から読み出された映像信号が信号選択手段で選択
されて、動きがある場合には信号補間手段で生成された
映像信号が信号選択手段で選択されて書き込み停止期間
中の映像信号として出力される。
【0023】
【発明の実施の形態】次に、この発明に係る映像信号処
理装置の実施の一形態について説明する。
【0024】図1はこの発明に係る映像信号処理装置を
用いたカメラ一体型ビデオテープレコーダの構成を示す
図である。
【0025】図1において、レンズ1を通して撮像素子
2の撮像面上に被写体像が形成される。撮像素子2では
この被写体像に基づき撮像信号が生成される。撮像信号
はS/H,AGC回路3を経てA/Dコンバータ4でA
/D変換される。さらにカメラ信号処理回路5でガンマ
補正、ホワイトバランス等のカメラ信号処理が施されて
ディジタル映像信号VDAとされて映像信号処理装置を
構成するメモリブロック6に供給される。
【0026】メモリブロック6には、マイクロコンピュ
ータ(以下「マイコン」という)10が接続される。ま
たマイコン10には操作部11が接続される。このマイ
コン10では、操作部11の操作に応じて供給された操
作信号PCに応じてメモりシステムブロック6の動作を
制御するための制御信号MCが生成されてメモリシステ
ムブロック6に供給される。
【0027】メモリシステムブロック6では、マイコン
10からの制御信号MCに基づいてカメラ信号処理回路
5から供給されたディジタルの映像信号VDAあるいは
後述するビデオ信号再生処理回路19から供給されたデ
ィジタルの映像信号VDBが入力映像信号として記憶さ
れると共に、記憶された映像信号が読み出されると共に
処理されて、出力映像信号としてビデオ信号記録処理回
路12に供給される。
【0028】ビデオ信号記録処理回路12では、この出
力映像信号に基づきコンボジット映像信号が生成され
る。このコンポジット映像信号が、D/Aコンバータ1
3によりアナログのコンポジット映像信号VSに変換さ
れた後、例えばモニタ端子を介して図示しない表示装置
に供給されて出力映像信号に基づく画像表示が行われ
る。また、ビデオ信号記録処理回路12では、ディジタ
ルの輝度信号のエンファシスとFM変調、低域変換等の
ビデオ信号記録処理を施され、D/Aコンバータ14で
D/A変換されて映像信号VDAに基づくアナログの記
録信号WSが生成される。この記録信号WSは、R/P
アンプを経てビデオヘッド16に送られて、電磁変換に
よりピデオテープ17に記録される。
【0029】ピデオテープ17をビデオヘッド16で再
生して得られた映像信号RSは、R/Pアンプ15を経
てA/Dコンバータ18でデジタル信号に変換される。
この信号はビデオ信号再生処理回路19で、色信号の低
域変換の逆変換、及び輝度信号のFM復調とディエンフ
ァシス等のビデオ信号再生処理を施されて映像信号VD
Bとしてメモリシステムブロック6へ送られる。
【0030】次に、映像信号処理装置の実施の一形態の
構成を図2に示す。図2において、メモリシステムブロ
ック6はEvenフィールドの映像信号を記憶するEv
enフィールドメモリ21とOddフィールドの映像信
号を記憶するOddフィールドメモリ22を用いて構成
されており、マイコン10からの制御信号MCに基づ
き、書き込み用メモリコントローラ24によって書き込
みアドレス信号WAおよび書き込み制御信号WCが生成
されると共に、読み出し用メモリコントローラ25によ
って読み出しアドレス信号RAおよび読み出し制御信号
RCが生成される。なお、動作制御手段は、マイコン1
0や書き込み用メモリコントローラ24、読み出し用メ
モリコントローラ25および後述するマルチプレクサ4
1で構成される。
【0031】ここで、ビデオテープ17に信号を記録す
る記録モードでは映像信号VDA、ビデオテープ17に
記録された信号を再生する再生モードでは映像信号VD
Bが、入力映像信号としてEvenフィールドメモリ2
1及びOddフィールドメモリ22に供給される。ま
た、書き込みアドレス信号WAおよび書き込み制御信号
WCがEvenフィールドメモリ21及びOddフィー
ルドメモリ22に供給されて、入力映像信号の書き込み
が行われる。また読み出しアドレス信号RAがEven
フィールドメモリ21及びOddフィールドメモリ22
に供給されて、それぞれのメモリから例えば隣接した2
ラインづつ、計4ライン分の映像信号が読み出されて動
き検出補間回路23に供給される。この動き検出補間回
路23には、読み出し制御信号RCとマイコン10から
の制御信号MCが供給される。
【0032】動き検出補間回路23は図3に示す構成と
される。この図3において、Evenフィールドメモリ
21及びOddフィールドメモリ22から読み出された
4ライン分の映像信号はマルチプレクサ41に供給され
る。
【0033】マルチプレクサ41では、制御信号MCお
よび読み出し制御信号RCに基づき、Evenフィール
ドあるいはOddフィールドのいずれを基準とするかに
よって、Evenフィールドメモリ21及びOddフィ
ールドメモリ22から供給された4ライン分の映像信号
が切り替えて出力される。
【0034】このマルチプレクサ41から出力された4
ライン分の映像信号は、補間部42や動き検出部43お
よびスイッチ44に供給されて、出力映像信号が生成さ
れる。例えば、Oddフィールドを基準として、図13
に示すようにOddフィールドのL1ラインとL3ライ
ンの映像信号がOddフィールドメモリ22から読み出
されると共に、EvenフィールドのL2ラインとL4
ラインの映像信号がEvenフィールドメモリ21から
読み出されるものとする。
【0035】ここで、Evenフィールドの画像を表示
する場合、L1ラインの映像信号は補間部42と動き検
出部43に供給される。また、L2ラインの映像信号は
動き検出部43とスイッチ44に供給されて、L3ライ
ンの映像信号は補間部42と動き検出部43に供給され
る。さらに、L4ラインの映像信号は動き検出部43に
供給される。
【0036】信号補間手段である補間部42では、L1
ラインとL3ラインの映像信号から補間信号(L1+L
3)/2が生成されてスイッチ44に供給される。
【0037】選択制御手段である動き検出部43では、
L1ライン〜L4ラインの映像信号に基づいて動き検出
がおこなわれて判別信号DMが生成される。この判別信
号DMはスイッチ切替制御信号として信号選択手段であ
るスイッチ44に供給される。
【0038】ここで、動き検出部43で動きがない(静
止している)と判別された場合、スイッチ44では判別
信号DMに基づいてEvenフィールドメモリ21から
読み出されたL2ラインの映像信号が出力映像信号とし
て出力される。また、動き検出部43で動きがあると判
別された場合、スイッチ44では判別信号DMに基づい
て補間信号(L1+L3)/2が出力映像信号として出
力される。
【0039】以下、Evenフィールドメモリ21およ
びOddフィールドメモリ22から順次映像信号が読み
出されて同様に処理されることによりEvenフィール
ドの画像が表示される。
【0040】次に、Oddフィールドの画像を表示する
場合、L3ラインとL5ラインの映像信号がOddフィ
ールドメモリ22から読み出されると共に、Evenフ
ィールドのL2ラインとL4ラインの映像信号がEve
nフィールドメモリ21から読み出される。この場合、
図3においてカッコで示すように、L2ラインの映像信
号は補間部42と動き検出部43に供給される。また、
L3ラインの映像信号は動き検出部43とスイッチ44
に供給されると共に、L4ラインの映像信号は補間部4
2と動き検出部43に供給される。さらに、L5ライン
の映像信号は動き検出部43に供給される。このOdd
フィールドの画像を表示する場合には、マイコン10か
らの制御信号MCに基づき、動き検出部43から出力さ
れる判別信号DMの信号レベルが所定のレベルに固定さ
れて、スイッチ44では水平走査ラインL3の映像信号
が選択される。
【0041】以下同様に、Oddフィールドメモリ22
から順次読み出された映像信号がスイッチ44で選択さ
れて出力映像信号として出力されOddフィールドの画
像が表示される。
【0042】このカメラ一体型ビデオテープレコーダで
は、操作部11を操作することにより、例えば図4に示
すようなフレーム表示画モードに設定される。ここで、
EvenフィールドメモリおよびOddフィールドメモ
リに、Yフレームの書き込みが行われたあとXフレーム
の書き換えを停止してフレーム静止画を表示する場合を
[X:Y]として示すものとした場合、カメラ一体型ビ
デオテープレコーダが記録モードとされているときには
フラッシュモーション[1:1],[2:1],・・
・,[1:2]・・・等に設定することができる。また
再生モードではフラッシュモーション[1:1],
[2:1],・・・,[1:2]・・・等に加えて、ス
ローモーション[1:1],[2:1],[4:1]・
・・等を設定することができる。
【0043】次に、図5のフローチャートを使用してフ
レーム静止画表示動作について説明する。まず、ステッ
プST1では、フラッシュモーションあるいはスローモ
ーションであるか否かを検出するモード検出が行われ
る。ここで、フラッシュモーションあるいはスローモー
ションであることが検出された場合にはステップST2
に進み、検出されない場合にはステップST1に戻る。
【0044】ステップST2では、フラッシュモーショ
ンあるいはスローモーションのいずれのモードであるか
判定されて、判定結果に基づいてメモリへの書き込み停
止時間と書き込み時間の比率[X:Y]が設定されてス
テップST3に進む。
【0045】ステップST3では、比率を示すデータX
とデータYの比較が行われる。ここでX≧Yであるとき
にはステップST4に進み、X≧Yでないときにはステ
ップST5に進む。
【0046】ステップST4では静止画モード、すなわ
ち読み出し制御信号RCの信号レベルをハイレベル
「H」に固定されてステップST6に進む。
【0047】ステップST5では間欠動画モード、すな
わち書き込み制御信号WCを1フレーム遅延させて読み
出し制御信号RCが生成されてステップST6に進む。
【0048】ステップST6では、書き込み制御信号W
CおよびステップST4あるいはステップST5で生成
された読み出し制御信号RCに基づいてEvenフィー
ルドメモリおよびOddフィールドメモリに対して映像
信号の書き込みや読み出し処理が行われる。
【0049】このステップST1からステップST6ま
での処理が行われると再びステップST1に戻り、上述
の処理が繰り返される。
【0050】このような処理が行われたときのフラッシ
ュモーション、スローモーションの動作を図6〜図9に
示す。
【0051】図6はフラッシュモーション[2:1]の
場合を示している。この場合、X=2,Y=1であるこ
とから静止画モードとされる。図6Aに示す入力映像信
号の画像では、時間が経過すると共に画面上の球が画面
の左から右に移動される。ここで、図6Bに示す書き込
み制御信号WCがローレベル「L」とされる時間t(2)
〜t(3)でEvenフィールドメモリおよびOddフィ
ールドメモリに入力映像信号が書き込まれる。また図6
Cに示す読み出し制御信号RCはハイレベル「H」とさ
れる。
【0052】このとき、時間t(3)で書き込まれたO(3)
フィールドの映像信号を基準として時間t(2)で書き込
まれたE(2)フィールドの映像信号が内挿処理されてE
I(2)フィールドの映像信号が生成される。このEI(2)
フィールドとO(3)フィールドの映像信号が時間t(4)よ
り出力されるので、図6Dに示す出力映像信号の画像
は、動体のぶれを生ずることのない良好なフレーム静止
画表示とされる。なお、図6Dの破線は、内挿処理前
(E(2)フィールド)の球の位置を示している。また、
図6Eは画像を表示するため用いられる映像信号を示し
ており、読み出し制御信号RCの信号レベルがハイレベ
ル「H」とされる期間中は、動き部分の表示に用いられ
る映像信号を示している。
【0053】図7はフラッシュモーション[1:1]の
例である。この場合、X=1,Y=1であることから静
止画モードとされる。図7Aは入力映像信号の画像を示
している。図7Bに示す書き込み制御信号WCがローレ
ベル「L」とされる時間t(0)〜t(1)および時間t(4)
〜t(5)でEvenフィールドメモリおよびOddフィ
ールドメモリに入力映像信号が書き込まれる。また図7
Cに示す読み出し制御信号RCはハイレベル「H」とさ
れる。
【0054】このとき、時間t(1)で書き込まれたO(1)
フィールドの映像信号を基準として時間t(0)で書き込
まれたE(0)フィールドの映像信号が内挿処理されてE
I(0)フィールドの映像信号が生成される。このEI(0)
フィールドとO(1)フィールドの映像信号が時間t(2)か
ら時点t(5)まで出力される。また時間t(5)で書き込ま
れたO(5)フィールドの映像信号を基準として時間t(4)
で書き込まれたE(4)フィールドの映像信号が内挿処理
されてEI(4)フィールドの映像信号が生成される。こ
のEI(4)フィールドとO(5)フィールドの映像信号が時
間t(6)から出力される。このため、図7Dに示す出力映
像信号の画像は、動体のぶれを生ずることのない良好な
フレーム静止画表示とされる。なお、図7Dの破線は、
内挿処理前(E(0)フィールド,E(4)フィールド)の球
の位置を示している。また、図7Eは図6Eと同様に表
示に用いられる映像信号を示している。
【0055】図8はフラッシュモーション[1:2]の
例である。この場合、X=1,Y=2であることから間
欠動作モードと判別される。図8Aは入力映像信号の画
像を示している。図8Bに示す書き込み制御信号WCが
ローレベル「L」とされる時間t(2)〜t(5)でEven
フィールドメモリおよびOddフィールドメモリに入力
映像信号が書き込まれる。また図8Cに示す読み出し制
御信号RCは、書き込み制御信号WCを1フレーム遅延
して生成され、読み出し制御信号RCがローレベル
「L」とされる時間t(4)〜t(7)までEvenフィール
ドメモリおよびOddフィールドメモリに書き込まれた
映像信号の読み出しが行われる。
【0056】ここで、時間t(0)〜t(1)の間、Oddフ
ィールドメモリにはO(-1)フィールドの映像信号が書き
込まれており、EvenフィールドメモリにはE(-2)フ
ィールドの映像信号が書き込まれるので、O(-1)フィー
ルドの映像信号を基準としてE(-2)フィールドの映像信
号が内挿処理されてEI(-2)フィールドの映像信号が生
成される。このEI(-2)フィールドとO(-1)フィールド
の映像信号が時間t(2)〜t(3)まで出力される。その
後、時間t(4)〜t(7)まではEvenフィールドメモリ
およびOddフィールドフィールドメモリに書き込まれ
た映像信号が出力され、時間t(8)では時間t(2)と同様
に、内挿処理して生成されたEI(4)フィールドの映像
信号が出力される。
【0057】このため、図8Dに示す出力映像信号の画
像は、例えば時間(1)〜(3)の間、動体のぶれを生ずるこ
とのない良好なフレーム静止画表示とされる。なお、図
8Eは図6E,7Eと同様に表示に用いられる映像信号
を示している。
【0058】図9はスローモーション[1:1]の例で
ある。このスローモーションモードでは、図9Aに示す
入力映像信号の画像が2フレーム毎に更新されている。
例えば時間t(0)と時間t(2)および時間t(4)と時間t
(6)のEvenフィールドの映像信号が等しいものとさ
れ、時間t(1)と時間t(3)および時間(5)と時間t(7)の
Oddフィールドの映像信号が等しいものとされる。
【0059】スローモーション[1:1]では、X=
1,Y=1であることから静止画モードとされる。図9
Bに示す書き込み制御信号WCがローレベル「L」とさ
れる時間t(0)〜t(1)および時間t(4)〜t(5)でEve
nフィールドメモリおよびOddフィールドメモリに映
像信号が書き込まれる。また図9Cに示す読み出し制御
信号RCはハイレベル「H」とされて、上述のフラッシ
ュモーション[1:1]と同様に処理される。
【0060】このため、スローモーションモードであっ
ても、図9Dに示す出力映像信号の画像は、動体のぶれ
を生ずることのない良好なフレーム静止画表示とされ
る。なお、図9Dの破線は、内挿処理前(E(-2)フィー
ルド,E(0)フィールド,E(2)フィールド)の球の位置
を示している。また、図9Eは図6E,7E等と同様で
ある。
【0061】ところで、ディジタル映像信号をディス
ク、テープ、メモリーなどの記録媒体に記録したり、通
信経路上において伝送したりする場合、一般に画像圧縮
手段を用いて伝送データ量の削減が行われる。この圧縮
されたデータのデータレートが通信経路の伝送レートを
超える場合や、画像圧縮伸張をソフトウェアで時間をか
けて行なう場合、コマ落としによりさらにデータ量が削
減されることがある。また、多チャンネルの番組を一定
の伝送レート内で通信したり記録媒体に記録する場合
も、コマ落としによりデータ量の削減が行われることが
ある。このように、コマ落としが行われて画像の時間間
隔が一定でない場合について図10を用いて説明する。
【0062】図10は、コマ落とし[1:2]、すなわ
ちコマ落としによる映像信号の欠落でメモリの書き込み
を停止するフレームに対して、映像信号の欠落がなくメ
モリに書き込むフレームが2倍である場合を示してい
る。図10Aは入力映像信号の画像を示しており、例え
ば時間t(2)〜t(3)の1フレーム分の映像信号が欠落さ
れているものとする。
【0063】時間t(2)〜t(3)の間は映像信号が欠落し
ていることから、図10Bに示す書き込み制御信号WC
がハイレベル「H」とされて映像信号の書き込みが停止
される。またコマ落とし[1:2]では、X=1,Y=
2であることから間欠動作モードと判別されて、書き込
み制御信号WCが1フレーム遅延されて図10Cに示す
読み出し制御信号RCが生成される。
【0064】ここで、時間t(0)〜t(3)までは、読み出
し制御信号RCがローレベル「L」とされてEvenフ
ィールドメモリに書き込まれた映像信号およびOddフ
ィールドメモリに書き込まれた映像信号が出力される。
書き込み制御信号WCがハイレベル「H」とされる時間
t(2)〜t(3)の間、OddフィールドメモリにはO(1)
フィールドの映像信号が保持されると共に、Evenフ
ィールドメモリにはE(0)フィールドの映像信号が保持
されるので、O(1)フィールドの映像信号を基準として
E(0)フィールドの映像信号が内挿処理されてEI(0)フ
ィールドの映像信号が生成される。
【0065】このように、時間t(0)〜t(3)までは読み
出し制御信号RCがローレベル「L」とされるので、書
き込み期間中であるE(-2)フィールド,O(-1)フィール
ド,E(0)フィールド,O(1)フィールドの映像信号がE
venフィールドメモリあるいはOddフィールドメモ
リから読み出されて出力されると共に、時間t(4)〜t
(5)では内挿処理で生成されたEI(0)フィールドの映像
信号やO(1)フィールドの映像信号が、書き込み停止期
間の映像信号として出力される。その後、時間t(6)か
らE(4)フィールド,O(5)フィールド,E(6)フィール
ドの映像信号が順次が出力される。
【0066】このため、図10Dに示す出力映像信号の
画像では、コマ落としが生じたときに動体のぶれを生ず
ることのない良好なフレーム静止画表示とされて、なめ
らかな間欠動画を得ることができる。なお、図10Dの
破線は、内挿処理前(E(0)フィールド)の球の位置を
示している。また、図10Eは図6E,7E等と同様で
ある。
【0067】さらにコマ落としで信号の欠落が刻々と変
化する場合には、上述の図5に示すようなモード判定に
基づいて読み出し制御信号の生成が制御される。
【0068】また、供給された映像信号のコマ落としを
行ってからディスク等の記録媒体に信号を記録する装置
では、コマ落としに関する情報すなわち[X:Y]の情
報が装置内で生成されるので、この情報を利用してなめ
らかな間欠画像を得ることができる。
【0069】通信などにおいて[X:Y]情報が映像信
号データとともに送られてくる場合は、送られてきたこ
の情報に基づき読み出し制御信号RCが生成される。ま
た[X:Y]情報が送られてこない場合には、図11に
示すフローチャートに基づいてフレーム静止画表示が行
われる。
【0070】図11において、ステップST11では入
力映像信号に基づいてフレーム同期検出が行われる。こ
こでフレーム同期が検出されたときにはステップST1
2に進み、検出されないときにはステップST11に戻
り、引き続きフレーム同期検出が行われる。
【0071】ステップST12では検出されたフレーム
同期を利用して、書き込み制御信号WCがローレベル
「L」とされたフレームの連続数が算出されてステップ
ST13に進む。
【0072】ステップST13では、フレームの連続数
が「1」であるか否か、すなわち書き込み制御信号WC
がローレベル「L」とされたフレームが連続したか否か
が判別される。ここで、フレームが連続しておらず連続
数が「1」であるときにはステップST14に進み、フ
レームが連続して連続数が「1」よりも大きいときには
ステップST15に進む。
【0073】ステップST14では、静止画モードとし
て読み出し制御信号RCの信号レベルがハイレベル
「H」に固定されてステップST16に進む。
【0074】ステップST15では、間欠動画モードと
して書き込み制御信号WCを1フレーム遅延させて読み
出し制御信号RCが生成されてステップST16に進
む。
【0075】ステップST16では、書き込み制御信号
WCおよびステップST14あるいはステップST15
で生成された読み出し制御信号RCに基づいてEven
フィールドメモリおよびOddフィールドメモリに対し
て映像信号の書き込みや読み出し処理が行われる。
【0076】ここで、図12を用いて[X:Y]情報が
送られてこない場合の動作を説明する。まず図12Aの
入力映像信号のフレーム同期が検出される。この検出さ
れたフレーム同期を利用して図12Bに示す書き込み制
御信号WCがローレベル「L」とされるフレームの連続
数が算出される。例えば時間t(4)〜t(7)で書き込み制
御信号WCがローレベル「L」とされたときに、時間t
(6)で書き込み制御信号WCがハイレベル「H」とされ
ないことからフレームの連続数は「1」よりも大きく間
欠動作モードとされて、図12Cに示すように書き込み
制御信号WCが1フレーム遅延された読み出し制御信号
RCが生成される。また、この期間中はEvenフィー
ルドメモリおよびOddフィールドメモリに入力映像信
号が書き込まれる。また時間t(10)で書き込み制御信号
WCがローレベル「L」とされたときに、時間t(12)で
書き込み制御信号WCがハイレベル「H」とされたこと
からフレームの連続数は「1」で静止画モードとされる
ことにより、読み出し制御信号RCはハイレベル「H」
とされる。このため、時間t(10)〜時間t(11)の間、書
き込み制御信号WCがローレベル「L」とされても時間
t(12)〜時間t(13)の間、読み出し制御信号RCはロー
レベル「L」とされずハイレベル「H」の状態が保持さ
れる。
【0077】このように、コマ落としで信号の欠落が刻
々と変化する場合であっても、モード判定が行われて読
み出し制御信号の生成が制御されるので、図12Dに示
す出力映像信号は、コマ落としが生じたときに内挿処理
された映像信号が出力されて動体のぶれを生ずることの
ない良好なフレーム静止画が表示されることにより、な
めらかな間欠動画を得ることができる。なお、図12E
は図6E,7E等と同様である。
【0078】以上のように、上述の実施の形態によれ
ば、映像信号の書き込み期間が書き込み停止期間よりも
短いかあるいは等しい場合には、選択制御手段でメモリ
手段から読み出された映像信号を用いて動き検出が行わ
れて、動きがない場合にはメモリ手段から読み出された
映像信号が信号選択手段で選択されて出力される。ま
た、動きがある場合には信号補間手段で生成された映像
信号が信号選択手段で選択されて出力される。
【0079】また、書き込み期間が書き込み停止期間よ
りも長い場合には、メモリ手段から読み出された映像信
号を選択して書き込み期間の映像信号が出力されると共
に、選択制御手段でメモリ手段から読み出された映像信
号を用いて動き検出が行われる。ここで、動きがない場
合にはメモリ手段から読み出された映像信号が信号選択
手段で選択されて、動きがある場合には信号補間手段で
生成された映像信号が信号選択手段で選択されて書き込
み停止期間中の映像信号として出力される。
【0080】このため、例えば1フレーム分だけ動画が
表示されることがなく、また、動きが検出された部分で
はメモり手段の映像信号と信号補間手段で生成された映
像信号によって、動きが検出された部分でもぶれのない
静止画表示が行われるので、チラッキの少ないなめらか
なフラッシュモーション、スローモーション、コマ落と
し画像を得ることができる。
【0081】
【発明の効果】この発明によれば、映像信号の書き込み
期間が書き込み停止期間よりも短いかあるいは等しい場
合、選択制御手段でメモリ手段から読み出された映像信
号を用いて動き検出が行われて、検出結果に基づきメモ
リ手段から読み出された映像信号あるいは信号補間手段
で生成された映像信号が出力される。また書き込み期間
が書き込み停止期間よりも長い場合、メモリ手段から読
み出された映像信号が出力されると共に、選択制御手段
でメモリ手段から読み出された映像信号を用いて動き検
出が行われて、検出結果に基づきメモリ手段から読み出
された映像信号あるいは信号補間手段で生成された映像
信号が選択されて書き込み停止期間中の映像信号として
出力される。
【0082】このため、間欠的に一定の間隔で静止画の
書き換えを行うフラッシュモーションやスローモーショ
ン、コマ落とし画像において、メモリ手段に映像信号を
書き込む期間および書き込みを停止する期間に応じて、
動きが検出された部分ではメモり手段に書き込まれた映
像信号とこの映像信号を用いて信号補間手段で生成され
た映像信号によって、動きが検出された部分でもぶれの
ない静止画表示が行われて、チラッキの少ないなめらか
なフラッシュモーション、スローモーション、コマ落と
し画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る映像信号処理装置を用いたカメ
ラ一体型ビデオテープレコーダの構成を示す図である。
【図2】この発明に係る映像信号処理装置の実施の一形
態の構成を示す図である。
【図3】動き検出補間回路の構成を示す図である。
【図4】フレーム静止画モードを示す図である。
【図5】フレーム静止画表示動作を示すフローチャート
である。
【図6】フラッシュモーション[2:1]での動作を説
明するための図である。
【図7】フラッシュモーション[1:1]での動作を説
明するための図である。
【図8】フラッシュモーション[1:2]での動作を説
明するための図である。
【図9】スローモーション[1:1]での動作を説明す
るための図である。
【図10】コマ落とし[1:2]での動作を説明するた
めの図である。
【図11】フレーム静止画表示の他の動作を示すフロー
チャートである。
【図12】[X:Y]情報が送られてこない場合の動作
を説明するための図である。
【図13】OddフィールドとEvenフィールドを示
す図である。
【図14】フレーム静止画表示動作を説明するための図
である。
【図15】動き検出と表示画像を示す図である。
【図16】フラッシュモーション[2:1]での従来の
動作を説明するための図である。
【図17】フラッシュモーション[1:1]での従来の
動作を説明するための図である。
【符号の説明】
6・・・メモリシステムブロック、21・・・Even
フィールドメモリ、22・・・Oddフィールドメモ
リ、23・・・動き検出補間回路、24・・・書き込み
用メモリコントローラ、25・・・読み出し用メモリコ
ントローラ、41・・・マルチプレクサ、42・・・補
間回路、43・・・動き検出回路、44・・・スイッチ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレーム単位で映像信号を記憶するメモ
    リ手段と、 上記メモリ手段から読み出された一方のフィールドの映
    像信号を用いて他方のフィールドの映像信号を生成する
    信号補間手段と、 上記メモリ手段から読み出された映像信号あるいは上記
    信号補間手段で生成された映像信号を選択して出力する
    信号選択手段と、 上記メモリ手段から読み出された映像信号を用いて動き
    検出を行うと共に、上記信号選択手段の信号選択動作を
    制御する選択制御手段と、 上記メモリ手段と上記選択制御手段の動作および上記信
    号補間手段と上記信号選択手段と上記選択制御手段に対
    して上記メモリ手段から読み出された映像信号の供給を
    制御する動作制御手段とを有し、 上記動作制御手段では、上記メモリ手段に対する映像信
    号の書き込み期間が書き込み停止期間よりも短いかある
    いは等しい場合、上記選択制御手段を制御して上記メモ
    リ手段から読み出された映像信号を用いて動き検出を行
    い、動き検出結果に応じて上記信号選択手段を制御し
    て、上記メモリ手段から読み出された映像信号あるいは
    上記信号補間手段で生成された映像信号のいずれかを選
    択して出力するものとし、上記書き込み期間が書き込み
    停止期間よりも長い場合、上記信号選択手段で上記メモ
    リ手段から読み出された映像信号を選択して上記書き込
    み期間の映像信号を出力すると共に、上記選択制御手段
    を制御して上記メモリ手段から読み出された映像信号を
    用いて動き検出を行い、動き検出結果に応じて上記信号
    選択手段を制御し、上記メモリ手段から読み出された映
    像信号あるいは上記信号補間手段で生成された映像信号
    のいずれかを選択して上記書き込み停止期間の映像信号
    として出力することを特徴とする映像信号処理装置。
  2. 【請求項2】 上記メモリ手段からは、奇数フィールド
    と偶数フィールドの映像信号を2ラインずつ隣接して順
    次読み出すものとし、 上記信号補間手段では、一方のフィールドから読み出さ
    れた2ライン分の映像信号を用いて他方のフィールドの
    1ライン分の映像信号を生成することを特徴とする請求
    項1記載の映像信号処理装置。
  3. 【請求項3】 上記メモリ手段からは、奇数フィールド
    と偶数フィールドの映像信号を2ラインずつ隣接して順
    次読み出すものとし、 上記選択制御手段では、上記4ライン分の映像信号に基
    づいて動き検出を行うことを特徴とする請求項1記載の
    映像信号処理装置。
  4. 【請求項4】 映像信号からフレーム同期を検出して書
    き込み期間と書き込み停止期間を検出する期間測定手段
    を備えることを特徴とする請求項1記載の映像信号処理
    装置。
JP8213867A 1996-08-13 1996-08-13 映像信号処理装置 Pending JPH1066012A (ja)

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