JPH1065387A - 電磁波シールド材 - Google Patents

電磁波シールド材

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JPH1065387A
JPH1065387A JP23253796A JP23253796A JPH1065387A JP H1065387 A JPH1065387 A JP H1065387A JP 23253796 A JP23253796 A JP 23253796A JP 23253796 A JP23253796 A JP 23253796A JP H1065387 A JPH1065387 A JP H1065387A
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JP
Japan
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shielding material
main body
electromagnetic wave
shape
electromagnetic
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JP23253796A
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English (en)
Inventor
Hideji Okabe
秀司 岡部
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OKABE KINZOKU KK
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OKABE KINZOKU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】炭素繊維が混入されたシールド材本体と、この
シールド材本体を所定形状に形状保持する形状保持手段
とを備えることで、電磁波を発生する側の機器、配線か
らの電磁波を遮蔽すると共に、各種電子機器、医療機
器、人体が電磁波の被曝を受けるのを防止することがで
きるのは勿論、上述の形状保持手段によりシールド材本
体を電磁遮蔽対象物等に対応する所定の任意かつ必要形
状に良好に形状保持することができる電磁波シールド材
の提供を目的とする。 【解決手段】炭素繊維1が混入されたシールド材本体3
と、上記シールド材本体3を所定形状に形状保持する形
状保持手段4とを備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば電磁波を
発生する側の機器、配線からの電磁波を遮蔽したり或は
各種電子機器、医療機器、人体もしくは人体に内蔵され
たペースメーカのような人工心臓さらにはその他の人工
臓器が電磁波の被曝を受けるのを防止するような電磁波
シールド材に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に電線、配線などの導体(電気の良
導体)に電流を流すと電磁波が発生し、この電磁波の影
響を受けて比較的近い位置に存在する各種の電子機器、
医療機器、人体に内蔵されたペースメーカのような人工
心臓やその他の人工臓器が誤作動、作動不能となったり
或は長期間にわたる電磁波被曝により各種の健康被害
(たとえば悪性腫瘍、失明、白内障、脳腫瘍、のう腫、
ガン、白血病、頭痛、骨肉腫、染色体異常、流産、メラ
トニン分泌障害、アルツハイマー病、尿道異常、不整
脈、心臓障害、神経障害、睡眠障害、パーキンソン病)
を誘発することが知られている。このため、近年、電磁
波を有効に遮蔽もしくは遮断する技術手段の開発が要請
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明の請求項1記
載の発明は、炭素繊維が混入されたシールド材本体と、
このシールド材本体を所定形状に形状保持する形状保持
手段とを備えることで、電磁波を発生する側の機器、配
線からの電磁波を遮蔽すると共に、各種電子機器、医療
機器、人体が電磁波の被曝を受けるのを防止することが
できるのは勿論、上述の形状保持手段によりシールド材
本体を電磁遮蔽対象物等に対応する所定の任意かつ必要
形状に良好に形状保持することができる電磁波シールド
材の提供を目的とする。
【0004】この発明の請求項2記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の目的と併せて、シールド材本体の少
なくとも片面に形状保持手段を一体形成もしくはシール
ド材本体の内部に形状保持手段を埋没することで、シー
ルド材本体と形状保持手段との一体化を図り、電磁波シ
ールド材それ自体を電磁遮蔽対象物等に配設する際の作
業性向上を図ることができる電磁波シールド材の提供を
目的とする。
【0005】この発明の請求項3記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の目的と併せて、上述の形状保持手段
をシールド材本体の少なくとも片面に一体配設されたラ
ミネート層にて構成することで、このラミネート層によ
りシールド材本体の形状保持機能を確保すると共に、こ
のラミネート層により炭素繊維がシールド材本体から剥
離、離脱するのを防止して、長期にわたる良好な電磁波
遮蔽効果を維持することができる電磁波シールド材の提
供を目的とする。
【0006】この発明の請求項4記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の目的と併せて、上述の形状保持手段
をシールド材本体の少なくとも片面に一体配設されたボ
ード部材により構成することで、シールド材本体からの
炭素繊維の剥離、離脱を防止できるのは勿論、特に建造
物内部その他で使用される仕切板、壁材、衝立などに有
効利用することができる電磁波シールド材の提供を目的
とする。
【0007】この発明の請求項5記載の発明は、炭素繊
維がパルプに混入されたシールド材本体と、このシール
ド材本体の片面に一体配設された離型紙とを備えること
で、電磁波を発生する側の機器、配線からの電磁波を遮
蔽すると共に、各種電子機器、医療機器、人体が電磁波
の被曝を受けるのを防止することができるのは勿論、離
型紙を剥離してシールド材本体を電磁遮蔽対象物等に貼
着固定し、電磁遮蔽対象物等をそのまま形状保持手段に
有効利用することができ、特に建造物の内装材、車両、
船舶、航空機等の内装材として有効利用することができ
る電磁はシールド材の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1記載
の発明は、炭素繊維が混入されたシールド材本体と、上
記シールド材本体を所定形状に形状保持する形状保持手
段とを備えた電磁波シールド材であることを特徴とす
る。
【0009】この発明の請求項2記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の構成と併せて、上記形状保持手段が
シールド材本体の少なくとも片面に一体配設もしくはシ
ールド材本体の内部に埋設された電磁波シールド材であ
ることを特徴とする。
【0010】この発明の請求項3記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の構成と併せて、上記形状保持手段は
シールド材本体の少なくとも片面に一体配設されたラミ
ネート層で形成された電磁波シールド材であることを特
徴とする。
【0011】この発明の請求項4記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の構成と併せて、上記形状保持手段は
シールド材本体の少なくとも片面に一体配設されたボー
ド部材により構成された電磁波シールド材であることを
特徴とする。
【0012】この発明の請求項5記載の発明は、炭素繊
維がパルプに混入されたシート状のシールド材本体と、
上記シールド材本体の片面に一体配設された離型紙とを
備えた電磁波シールド材であることを特徴とする。
【0013】
【発明の作用及び効果】この発明の請求項1記載の発明
によれば、上述の炭素繊維が混入されたシールド材本体
により、電磁波を発生する側の機器、配線からの電磁波
を遮蔽すると共に、各種電子機器、医療機器、人体が電
磁波の被曝を受けるのを防止することができる。このこ
とは、シールド材本体に混入させた所定長さを有する繊
維状の炭素(炭素繊維)のアンテナ効果により電磁波を
乱反射して電磁波シールドするものと推考される。しか
も、上述の形状保持手段によりシールド材本体を電磁遮
蔽対象物等に対応する所定の形状に良好に形状保持させ
ることができる効果がある。
【0014】この発明の請求項2記載の発明によれば、
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、シールド材本
体の少なくとも片面に形状保持手段を一体配設もしくは
シールド材本体の内部に形状保持手段を埋設したので、
シールド材本体と形状保持手段との一体化を図ることが
でき、この結果、電磁波シールド材を電磁遮蔽対象物に
配設する際の作業性向上を図ることができる効果があ
る。
【0015】この発明の請求項3記載の発明によれば、
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、上述の形状保
持手段をシールド材本体の少なくとも片面に一体配設さ
れたラミネート層にて構成したので、このラミネート層
によりシールド材本体の形状保持機能を確保することが
できると共に、このラミネート層により炭素繊維がシー
ルド材本体から剥離、離脱するのを防止して、長期にわ
たる良好な電磁波遮蔽効果を維持することができる効果
がある。
【0016】この発明の請求項4記載の発明によれば、
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、上述の形状保
持手段をシールド材本体の少なくとも片面に一体配設さ
れたボード部材により構成したので、シールド材本体か
らの炭素繊維の剥離、離脱を防止して、長期にわたる良
好な電磁は遮蔽効果を維持することができるのは勿論、
特に建造物内部その他で使用される仕切板、壁材、衝立
などに有効利用することができる効果がある。
【0017】この発明の請求項5記載の発明によれば、
上述の炭素繊維がパルプに混入されたシールド材本体に
より、電磁波を発生する側の機器、配線からの電磁波を
遮蔽すると共に、各種電子機器、医療機器、人体が電磁
波の被曝を受けるのを防止することができる効果があ
る。しかも、上述の離型紙を剥離してシールド材本体を
電磁遮蔽対象物等に貼着固定し、電磁遮蔽対象物等をそ
のまま形状保持手段に有効利用することができ、特に建
造物への内装材、車両、船舶、航空機等の内装材として
有効利用することができる効果がある。
【0018】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面は電磁波シールド材を示し、図1,図2に
おいて、この電磁波シールド材は、炭素繊維1がパルプ
2(pulp、繊維素、望ましくは不織布のパルプ)に均等
に混入されたシート状のシールド材本体3の片面に形状
保持手段としての整形用ワイヤ4を格子状に組合わせて
一体的に接合配設したものである。なお、整形用ワイヤ
4の配列構造は図示の格子状に限定されるものではな
く、シールド材本体3の形状を保持し得る他の配列構造
であってもよい。
【0019】上述のシールド材本体3は例えば炭素繊維
1とパルプ2とを水中にて撹拌混合し、製紙手段の一つ
として紙漉き手段にて製造されるが、この製造方法に限
定されるものではない。
【0020】ここで、上述の炭素繊維1の太さは例えば
0.75デニール前後、長さは1mm未満の場合にはアン
テナ効果が得られず50mmを超過する場合には円滑な撹
拌混合が阻害されることから、1〜50mm前後、望まし
くは3〜5mm程度、混合割合は10wt%以上、望ましく
は20wt%以上で、メッシュは細かい程望ましい。また
シールド材本体3の厚さは0.5mm〜1.0mm前後に形
成される。さらに上述の整形用ワイヤ4としては鋏その
他の工具にて容易に切断できる程度の線径、硬度、材質
のものが選定され、図1、図2に示す丸線の他に平線を
用いることもでき、その材質は金属、樹脂、複合材料を
用いることができ、かつワイヤ4,4間の離間距離(ピ
ッチ)は電磁遮蔽対象物の種類に対応して任意ピッチに
選定される。
【0021】このように構成した電磁はシールド材を使
用して電磁波シールドを行なうには、例えば電子レンジ
やその他、通電部を有する全ての電子機器や医療機器の
操作部、表示部を除いて、これら各機器を電磁波シール
ド材にてその全体もしくは一部分を離間囲繞もしくは密
着囲繞する。
【0022】この際、図1に示すシート状のシールド材
本体3を各機器のサイズや形状に対応させて切断、折曲
げ加工し、各機器の必要部を囲繞する所定形状に保持さ
せる必要があるが、上述のシールド材本体3の片面には
形状保持手段としての整形用ワイヤ4を一体配設したの
で、電磁遮蔽対象物(電子レンジその他、通電部を有す
る全ての電子機器や医療機器など)に対応する所定の形
状に良好に形状保持させることができる効果がある。
【0023】また上述の各機器の機器ケーシング、機器
ハウジング、機器ケースと機器内部構造物との間に電磁
波シールド材の配設に要するスペースがある場合には、
このスペースに電磁波シールド材を配設することもでき
る。この場合にあっても上述の整形用ワイヤ4により機
器内部構造物と干渉しない所定の任意かつ必要形状にシ
ールド材本体3を形状保持させることができる効果があ
る。
【0024】さらに図1、図2に示す電磁波シールド材
にあっては実験の結果、電磁波の周波数が10KHz〜
1000MHzの範囲の電磁波シールド性に最も効果的
なことが判明した。なお、上記周波数帯域以外の範囲に
おいても良好な電磁波シールド性能を発揮することがで
きるのは勿論である。加えて、上述の電磁波シールド材
により電子機器や医療機器の他に屋内配線、屋外配線、
地中テーブルなどの各種配線、コード、ワイヤハーネス
などの電気の導体部を直接囲繞することもできる。
【0025】このように図示実施例の電磁波シールド材
によれば、上述の炭素繊維1がパルプ2に均等に混入さ
れたシールド材本体3により、電磁波を発生する側の機
器、配線からの電磁波を遮蔽すると共に、各種電子機
器、医療機器、人体が電磁波の被曝を受けるのを防止す
ることができる効果がある。
【0026】しかも、上述の形状保持手段としての整形
用ワイヤ4によりシールド材本体3を電磁遮蔽対象物等
に対応する所定の形状(任意かつ必要形状)に良好に形
状保持させることができる効果がある。
【0027】また、シールド材本体3の片面に形状保持
手段としての整形用ワイヤ4を一体配設したので、シー
ルド材本体3と形状保持手段としての整形用ワイヤ4と
の一体化を図ることができ、この結果、電磁波シールド
材を電磁遮蔽対象物に配設する際の作業性向上を図るこ
とができる効果がある。
【0028】図3は電磁波シールド材の他の実施例を示
す断面図であって、シールド材本体3の片面と面一状に
なるように偏平形状の金属製もしくは合成樹脂製の整形
材5を一体配設したものである。ここで、上述の整形材
5を金属により形成する場合には、切断、折曲げ加工性
を考慮してアルミ、アルミ合金等が望まれ、整形材5を
合成樹脂により形成する場合には、主剤と硬化剤の組合
わせによって各種の性質を持つ樹脂ができ成形収縮が小
さく、耐熱、耐磨耗、耐薬品性に優れ、かつ電気絶縁性
も良好なエポキシ樹脂その他の合成樹脂が望まれる。
【0029】図4は電磁波シールド材のさらに他の実施
例を示す断面図であって、シールド材本体3の両面にそ
の外表面と面一状になるように偏平形状の金属製もしく
は合成樹脂製の整形材5を一体配設したものである。図
5は電磁波シールド材のさらに他の実施例を示す断面図
であって、シールド材本体3の内部に偏平形状の金属製
もしくは合成樹脂製の整形材5を一体埋設したものであ
る。なお、図3〜図5の整形材5も格子状その他適宜形
状に組合わされている。図3、図4、図5に示す如く構
成しても、先の実施例とほぼ同様の作用、効果を奏する
ので、図3〜図5において前図と同一の部分には同一符
号を付してその詳しい説明を省略する。
【0030】図6は電磁波シールド材のさらに他の実施
例を示し、パルプ2に対して所定重量パーセントかつ所
定条件の炭素繊維1が均等に混入されたシート状のシー
ルド材本体3の両面全域に合成樹脂薄層からなるラミネ
ート層6,6が一体形成されたものである。このように
形状保持手段をシールド材本体3の少なくとも片面に一
体配設されたラミネート層6にて構成すると、このラミ
ネート層6によりシールド本体3の形状保持機能を確保
することができると共に、このラミネート層6により炭
素繊維1が接触、摺接等の外力付勢に起因してシールド
材本体3から剥離、離脱するのを防止して、長期にわた
る良好な電磁波遮蔽効果を維持することができる効果が
ある。
【0031】図7は電磁波シールド材のさらに他の実施
例を示し、パルプ2に対して前述同様の所定重量パーセ
ントかつ所定条件の炭素繊維1が均等に混入されたシー
ト状のシールド材本体3の片面全体に粘着層もしくは接
着層(図示せず)を介して離型紙7が一体配設されたも
のである。なお上述の離型紙7に代えてシールド材本体
3の片面に離型紙を有する両面テープを一体配設しても
よい。
【0032】このように構成すると、上述の炭素繊維1
がパルプ2に混入されたシールド材本体3により、電磁
波を発生する側の機器、配線からの電磁波を遮蔽すると
共に、各種電子機器、医療機器、人体が電磁波の被曝を
受けるのを防止することができる効果がある。しかも、
上述の離型紙7剥離してシールド材本体3を電磁遮蔽対
象物もしくは壁面等に貼着固定し、電磁遮蔽対象物もし
くは壁面等をそのまま形状保持手段に有効利用すること
ができ、特に建造物への内装材、車両、船舶、航空機等
の内装材(壁紙など)として有効利用することができる
効果がある。
【0033】図8は電磁波シールド材のさらに他の実施
例を示し、パルプ2に対して所定重量パーセントかつ所
定条件の炭素繊維1が均等に混入されたシールド材本体
3の両面に形状保持手段としての木製、合成樹脂製、繊
維強化プラスチック製もしくは複合材料製のボード部材
8,8を一体接合配設したものである。
【0034】このように、上述の形状保持手段をシール
ド材本体3の少なくとも片面に一体配置されたボード部
材8により構成すると、シールド材本体3からの炭素繊
維1の剥離、離脱を防止して、長期にわたる良好な電磁
は遮蔽効果を維持することができるのは勿論、特に建造
物内部その他で使用される仕切板、壁材、衝立などに有
効利用することができる効果がある。
【0035】図9、図10波電磁波シールド材のさらに
他の実施例を示し、炭素繊維1がパルプ2に均等に混入
された帯状のシールド材本体3を設け、このシールド材
本体3の一方の外表面にはラミネート層6を、他方の外
表面には同図と面一状になるように偏平な2条の整形体
5,5が一体配設されてなる電磁波シールド材10を構
成し、被覆部材12により絶縁被覆された既設の電線1
1を、電磁波シールド材10でスパイラル状に離間囲繞
したものである。
【0036】このように構成すると、電線11をスパイ
ラル状に囲繞するシールド材本体3のスパイラル形状を
上述の成形体5、ラミネート層6にて良好に形状保持さ
せることができ、電線11から発生する電磁波を炭素繊
維1にて良好にシールドすることができる効果がある。
【0037】なお、シールド材本体3を形状保持手段に
より予め筒状に形成するか或は切目によって筒状がその
長手方向に切断された開閉可能構造の筒形と成して、既
設の電線11、コード、ケーブル、ワイヤハーネスや新
たに配設しようとする電線11、コード、ケーブル、ワ
イヤハーネスの外周部を囲繞して、これらから発生する
電磁波をシールド材本体3にてしゃ断するように構成し
てもよく、以上説明した上述の各実施例を適宜組合わせ
てもよい。
【0038】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明の形状保持手段は、実施例の整形用
ワイヤ4、整形材5、ラミネート層6、ボード8に対応
するも、この発明は上述の実施例の構成のみに限定され
るものではない。
【0039】例えば以上の説明においては主として電子
機器、医療機器を例示したが、導体に電流を流すと必ず
電磁波が発生するので、本発明は、通電部を有する各種
産業分野の全ての機器、装置あるいは建造物その他の各
種配線から発生される電磁波のシールドと、電磁波によ
り悪影響を受ける機器、装置、人体もしくは人工臓器等
が影響を受けないようにする全ての場所に適用すること
ができる。
【0040】また上記実施例においてはシールド材本体
3としてシート材、帯状、スパイラル状のものを例示し
たが、電磁遮蔽対象物等の形状に対応した任意かつ必要
形状に設定することができることは云うまでもない。
【0041】例えばバッテリ(直流)を電源とする自動
車にあってもプラグの放電、セルモータの回転で高い電
磁波が漏洩し、さらにオートマチック車(AT車)にあ
ってはオートマチック部の電子回路から電磁波が漏洩す
るうえ、カーエアコン部(空調部)からも電磁波が漏洩
するので、ダッシュパネル、インストルメントパネルそ
の他の車室内装部に本発明の電磁波シールド材を配設し
て、電磁波をシールドすべく構成してもよいことは云う
までもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の電磁波シールド材を示す正面図。
【図2】 図1のA−A線矢視断面図。
【図3】 本発明の電磁波シールド材の他の実施例を示
す断面図。
【図4】 本発明の電磁波シールド材のさらに他の実施
例を示す断面図。
【図5】 本発明の電磁波シールド材のさらに他の実施
例を示す断面図。
【図6】 本発明の電磁波シールド材のさらに他の実施
例を示す断面図。
【図7】 本発明の電磁波シールド材のさらに他の実施
例を示す断面図。
【図8】 本発明の電磁波シールド材のさらに他の実施
例を示す断面図。
【図9】 本発明の電磁波シールド材の一使用態様を示
す部分斜視図。
【図10】 図9に示す電磁波シールド材拡大断面図。
【符号の説明】
1…炭素繊維 2…パルプ 3…シールド材本体 4…整形用ワイヤ(形状保持手段) 5…整形材(形状保持手段) 6…ラミネート層(形状保持手段) 7…離型紙 8…ボード(形状保持手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】炭素繊維が混入されたシールド材本体と、
    上記シールド材本体を所定形状に形状保持する形状保持
    手段とを備えた電磁波シールド材。
  2. 【請求項2】上記形状保持手段がシールド材本体の少な
    くとも片面に一体配設もしくはシールド材本体の内部に
    埋設された請求項1記載の電磁波シールド材。
  3. 【請求項3】上記形状保持手段はシールド材本体の少な
    くとも片面に一体配設されたラミネート層で形成された
    請求項1記載の電磁波シールド材。
  4. 【請求項4】上記形状保持手段はシールド材本体の少な
    くとも片面に一体配設されたボード部材により構成され
    た請求項1記載の電磁波シールド材。
  5. 【請求項5】炭素繊維がパルプに混入されたシート状の
    シールド材本体と、上記シールド材本体の片面に一体配
    設された離型紙とを備えた電磁波シールド材。
JP23253796A 1996-08-13 1996-08-13 電磁波シールド材 Pending JPH1065387A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002336514A (ja) * 2001-05-21 2002-11-26 Toppan Label Co Ltd 遊技機
JP2002342735A (ja) * 2001-05-14 2002-11-29 Dainippon Printing Co Ltd アンテナ部が漉き込まれている用紙
JP2003060385A (ja) * 2001-08-09 2003-02-28 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 電磁波シールド用シート及び電磁波シールド施工方法

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