JPH1064962A - マルチポート回路の電気的特性測定用プローブヘッド,及びマルチポート回路の電気的特性測定方法 - Google Patents

マルチポート回路の電気的特性測定用プローブヘッド,及びマルチポート回路の電気的特性測定方法

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JPH1064962A
JPH1064962A JP22245796A JP22245796A JPH1064962A JP H1064962 A JPH1064962 A JP H1064962A JP 22245796 A JP22245796 A JP 22245796A JP 22245796 A JP22245796 A JP 22245796A JP H1064962 A JPH1064962 A JP H1064962A
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Jiyunichi Udomoto
純一 宇土元
Makio Komaru
真喜雄 小丸
Yoshinobu Sasaki
善伸 佐々木
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マルチポート回路が形成された半導体チップ
の電気的特性をウエハの状態で正確に測定することので
きるマルチポート回路の電気的特性測定用プローブヘッ
ド,及びマルチポート回路の電気的特性測定方法を提供
する。 【解決手段】 信号端子6a,6bに接続された第1の
ポート用プローブ1、及び該第1のポート用プローブ1
の両側にそれぞれ配置された1対の接地用プローブ2を
それぞれ有する1対の第1のプローブ群A1,2 と、5
0オームで終端する終端回路4に接続された第2のポー
ト用プローブ3、及び該第2のポート用プローブ3の両
側にそれぞれ配置された1対の接地用プローブ2をそれ
ぞれ有するn−2個の第2のプローブ群Bとを備えたも
のである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マルチポート回路
の電気的特性測定用プローブヘッド,及びマルチポート
回路の電気的特性測定方法に関し、特に、測定の際に測
定対象とならないポートを無反射の状態にすることによ
り、半導体チップに形成されたマルチポート回路の電気
的特性をウエハの状態で正確に測定することのできるも
のに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9は1対の入力ポート,及び出力ポー
トを有する電気回路が形成された半導体チップの電気的
特性をウエハの状態で測定する方法を示す上面図であ
る。図において、25は、測定対象であるウエハであ
り、ウエハ25には半導体チップ9が多数形成されてい
る。半導体チップ9には、1対の入力ポート,及び出力
ポートを有する電気回路20、及び接地用のバイアホー
ル18が形成されており、さらに、半導体チップ9の上
面には、該半導体チップ9の対向する辺に電気回路20
の入力ポート,及び出力ポートにそれぞれ接続された入
力ポート用パッド,及び出力ポート用パッドがそれぞれ
配設され、該入力ポート用パッド21,及び出力ポート
用パッド23の両側に接地用のバイアホール18にそれ
ぞれ接続された1対の接地用パッド22がそれぞれ配設
されている。
【0003】5は、測定具である従来のプローブヘッド
であり、1対の入力側プローブヘッド5a,及び出力側
プローブヘッド5bで構成されている。入力側プローブ
ヘッド5aの本体10の先端には、ポート用プローブ1
と1対の接地用プローブ2とが、半導体チップ9の入力
ポート用パッド21,及び接地用パッド22のピッチと
同じピッチで、ポート用プローブ1が中央に位置し、接
地用プローブ2が該ポート用プローブ1の両側に位置す
るようにして配設され、ポート用プローブ1の基端は第
1の信号端子6aに、接地用プローブ2の基端は接地端
子11にそれぞれ接続されている。また、出力側プロー
ブヘッド5bの本体10の先端には、ポート用プローブ
1と1対の接地用プローブ2とが、半導体チップ9の出
力ポート用パッド23,及び接地用パッド22のピッチ
と同じピッチで、ポート用プローブ1が中央に位置し、
接地用プローブ2が該ポート用プローブ1の両側に位置
するようにして配設され、ポート用プローブ1の基端は
第2の信号端子6bに、接地用プローブ2の基端は接地
端子11にそれぞれ接続されている。ここで、接地用プ
ローブ2,及び接地用パッド22は、半導体チップ9の
接地を取るためのものである。
【0004】次に、上記のように構成された従来のプロ
ーブヘッドを用いて、上記ウエハ25の、例えばSパラ
メータを測定する方法を説明する。ウエハ25の測定
は、半導体チップ9単位で行われる。ウエハ25は、固
定具(図示せず)に固定される。入力側プローブヘッド
5a、及び出力側プローブヘッド5bは、該入力側プロ
ーブヘッド5a、及び出力側プローブヘッド5bのポー
ト用プローブ1,及び接地用プローブ2の先端が、半導
体チップ9の入力ポート用パッド21及び接地用パッド
22,及び出力ポート用パッド23及び接地用パッド2
2の上方に位置するようそれぞれステージ(図示せず)
に取付けられ、該入力側プローブヘッド5a、及び出力
側プローブヘッド5bの接地端子11は接地され、第1
の信号端子6a,及び第2の信号端子6bは測定器であ
る例えばネットワークアナライザ(図示せず)のRF
(無線周波数)信号の出力端子,及び入力端子にそれぞ
れ接続される。
【0005】そして、入力側プローブヘッド5a,及び
出力側プローブヘッド5bを降下させて、各プローブ
1,2を半導体チップ9のそれぞれ対応するパッド2
1,22,23に接触させ、第1の信号端子6aにネッ
トワークアナライザからRF信号を入力する。該入力さ
れたRF信号は、半導体チップ9の電気回路20を通過
して、第2の信号端子6bから出力され、ネットワーク
アナライザに入力され、これにより、Sパラメータの測
定が行われる。そして、この測定が、ウエハ25の半導
体チップ9の全てについて順次行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、半導体チッ
プには、少なくとも1つの入力ポート,及び少なくとも
1つの出力ポートを含む3以上のポートを有する、マル
チポートの電気回路(以下マルチポート回路と略記す
る)が形成されたものがある。
【0007】図10はこのマルチポート回路の一例を示
す回路図であり、図において、41は素子であり、各素
子41の入力端子,又は出力端子が順次枝状に接続され
て、全体として32個の入力ポートP1 〜P32と32個
の出力ポートP33〜P64とを有するマルチポート回路が
形成されている。
【0008】かかるマルチポート回路が形成された半導
体チップのSパラメータ,アイソレーション等の電気的
特性をウエハの状態で測定しようとする場合、上記従来
のプローブヘッドをそのまま用いるとすると、測定して
いる1対のポート以外のポートは開放状態となってRF
的にフローティング状態となり、うまく測定することが
できない。
【0009】このため、マルチポート回路が形成された
半導体チップは、実際の回路を接続してSパラメータ,
アイソレーション等の電気的特性を測定しており、ウエ
ハの状態ではかかる電気的特性を測定することができな
いという問題があった。
【0010】ここで、測定対象とならない信号線を考慮
した従来のプローブヘッドとして、測定対象とならない
信号線に接触するプローブに無反射終端器を接続してな
るもの(特開平7−209374号)があるが、この従
来のプローブヘッドは、半導体パッケージのアイソレー
ションを測定するためのもので、ウエハの状態の半導体
チップを測定することはできず、また、測定対象となら
ない信号線の全てに無反射終端器を接続するようにした
ものではないので、マルチポート回路の電気的特性を正
確に測定できるものではない。
【0011】本発明は上記のような問題点を解消するた
めになされたもので、マルチポート回路が形成された半
導体チップのSパラメータ,アイソレーション等の電気
的特性を、ウエハの状態で正確に測定することのできる
マルチポート回路の電気的特性測定用プローブヘッド,
及びマルチポート回路の電気的特性測定方法を提供する
ことを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係るマルチポー
ト回路の電気的特性測定用プローブヘッドは、半導体チ
ップに形成された、少なくとも1つの入力ポート,及び
1つの出力ポートを含むn個(nは3以上の整数)のポ
ートを有するマルチポート回路の電気的特性を測定する
ためのプローブヘッドであって、無線周波数の測定信号
が入力される,又は出力される1対の信号端子と、接地
される接地端子と、50オームで終端するn−2個(n
≧3)の終端回路と、その各々が、上記各信号端子に接
続された第1のポート用プローブ、及び該第1のポート
用プローブの両側にそれぞれ配置され、上記接地端子に
接続された1対の接地用プローブからなる1対の第1の
プローブ群と、その各々が、上記各終端回路に接続され
た第2のポート用プローブ、及び該第2のポート用プロ
ーブの両側にそれぞれ配置され、上記接地端子に接続さ
れた1対の接地用プローブからなるn−2個の第2のプ
ローブ群とを備えたものである。
【0013】また、本発明に係るマルチポート回路の電
気的特性測定用プローブヘッドは、上記1対の第1のプ
ローブ群が、互いに隣接して配置されているものであ
る,ものとしたものである。
【0014】また、本発明に係るマルチポート回路の電
気的特性測定用プローブヘッドは、上記1対の第1のプ
ローブ群のうちの少なくともいずれかと、上記各第2の
プローブ群のうちの少なくともいずれかとを入れ替えて
配置することを可能としたものである。
【0015】また、本発明に係るマルチポート回路の電
気的特性測定用プローブヘッドは、半導体チップに形成
された、少なくとも1つの入力ポート,及び1つの出力
ポートを含む3以上のポートを有しかつ該入力ポート,
又は出力ポートの数がm個(mは2以上の整数)である
マルチポート回路の電気的特性を測定するためのプロー
ブヘッドであって、無線周波数の測定信号が入力され
る,又は出力される1対の信号端子と、接地される接地
端子と、50オームで終端するm個の終端回路と、その
各々が、上記信号端子,又は上記各終端回路に切換接続
されるポート用プローブ、及び該第1のポート用プロー
ブの両側にそれぞれ配置され、上記接地端子に接続され
た1対の接地用プローブからなるm個のプローブ群とを
備えたものである。
【0016】また、本発明に係るマルチポート回路の電
気的特性測定用プローブヘッドは、半導体チップに形成
された、少なくとも1つの入力ポート,及び1つの出力
ポートを含むn個(nは3以上の整数)のポートを有す
るマルチポート回路の電気的特性を測定するためのプロ
ーブヘッドであって、無線周波数の測定信号が入力され
る,又は出力される1対の信号端子と、接地される接地
端子と、50オームで終端するn個の終端回路と、その
各々が、上記信号端子の各々,又は上記各終端回路に切
換接続されるポート用プローブ、及び該第1のポート用
プローブの両側にそれぞれ配置され、上記接地端子に接
続された1対の接地用プローブからなるn個のプローブ
群とを備えたものである。
【0017】また、本発明に係るマルチポート回路の電
気的特性測定用プローブヘッドは、半導体チップに形成
された、少なくとも1つの入力ポート,及び1つの出力
ポートを含む3以上のポートを有しかつ該入力ポート,
又は出力ポートの数が2乃至m個(mは2以上の整数)
であるマルチポート回路の電気的特性を測定するための
プローブヘッドであって、無線周波数の測定信号が入力
される,又は出力される信号端子と、接地される接地端
子と、50オームで終端する2m−2個の終端回路と、
上記信号端子に接続された第1のポート用プローブ、及
び該第1のポート用プローブの両側にそれぞれ配置さ
れ、上記接地端子に接続された1対の接地用プローブか
らなる第1のプローブ群と、その各々が、上記各終端回
路に接続された第2のポート用プローブ、及び該第2の
ポート用プローブの両側にそれぞれ配置され、上記接地
端子に接続された1対の接地用プローブからなり、上記
第1のプローブ群の両側に該第1のプローブ群を中心に
直線状又は円弧状に等間隔で配置され、かつその各々が
プローブヘッドの上記半導体チップへの接触動作方向に
おける位置を調整することが可能なものである2m−2
個の第2のプローブ群とを備えたものである。
【0018】また、本発明に係るマルチポート回路の電
気的特性測定用プローブヘッドは、半導体チップに形成
された、少なくとも1つの入力ポート,及び1つの出力
ポートを含むn個(nは3以上の整数)のポートを有す
るマルチポート回路の電気的特性を測定するためのプロ
ーブヘッドであって、無線周波数の測定信号が入力され
る,又は出力される1対の信号端子と、接地される接地
端子と、50オームで終端するn−2個の終端回路と、
その各々が、第1のポート用コンタクト、及び該第1の
ポート用コンタクトの両側にそれぞれ配置された1対の
接地用コンタクトからなる1対の第1のコンタクト群
と、その各々が、第2のポート用コンタクト、及び該第
2のポート用コンタクトの両側にそれぞれ配置された1
対の接地用コンタクトからなるn−2個の第2のコンタ
クト群と、その下面の中央部に上記第1のコンタクト
群,及び第2のコンタクト群が配設され、その外周部に
上記第1のコンタクト群,及び第2のコンタクト群の各
コンタクトに接続された中間接続端子が配設された可撓
性の膜部材と、該膜部材の中央部を下方に押圧するよう
にして該膜部材の外周部を保持し、かつ上記膜部材の中
間接続端子を介して上記各第1のコンタクト群の第1の
ポート用コンタクトにそれぞれ接続された上記1対の信
号端子、上記膜部材の中間接続端子を介して上記各第1
のコンタクト群,及び第2のコンタクト群の接地用コン
タクトにそれぞれ接続された上記接地端子、及び上記膜
部材の中間接続端子を介して上記各第2のコンタクト群
の第2のポート用コンタクトにそれぞれ接続された上記
n−2個の終端回路がそれぞれ配設された枠部材とを備
えたものである。
【0019】また、本発明に係るマルチポート回路の電
気的特性測定方法は、ウエハの状態の半導体チップに形
成された、少なくとも1つの入力ポート,及び1つの出
力ポートを含むn個(nは3以上の整数)のポートを有
するマルチポート回路のある1対のポートに測定器の測
定信号の出力端子,及び入力端子をそれぞれ接続し、か
つ上記マルチポート回路の上記一対のポート以外の全て
のポートに測定系の特性インピーダンスに等しい抵抗値
で終端する終端回路をそれぞれ接続して、上記マルチポ
ート回路の無線周波数における電気的特性を測定するよ
うにしているものである。
【0020】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1は本発明の実施の形態1によるマル
チポート回路の電気的特性測定用プローブヘッドの構成
を模式的に示す上面図であり、図において、5は、プロ
ーブヘッドであり、1対の入力側プローブヘッド5a,
及び出力側プローブヘッド5bで構成される。入力側プ
ローブヘッド5aの本体10の先端には、1個の第1の
プローブ群A1 ,及びm−1個の第2のプローブ群Bが
所定のピッチで直線状に配設されている。
【0021】第1のプローブ群A1 は、所定のピッチで
配設された、中央に位置する第1のポート用プローブ1
と該第1のポート用プローブ1の両側に位置する1対の
接地用プローブ2とで構成され、第1のポート用プロー
ブ1の基端は第1の信号端子6aに接続され、各接地用
プローブ2の基端は接地端子11にそれぞれ接続されて
いる。
【0022】第2のプローブ群Bは、第1のプローブ群
のピッチと同じピッチで配設された、中央に位置する第
2のポート用プローブ3と該第2のポート用プローブ3
の両側に位置する1対の接地用プローブ2とで構成され
ており、第2のポート用プローブ3の基端は、50オー
ムの終端抵抗4aで終端される終端回路4に接続され、
各接地用プローブ2の基端は接地端子11にそれぞれ接
続されている。
【0023】出力側プローブヘッド5bは、1個の第1
のプローブ群A2 ,及びm−1個の第2のプローブ群B
を有し、第1のプローブ群A2 の第1のポート用プロー
ブ1が第2の信号端子6bに接続されている点を除き、
入力側プローブヘッド5aと同じである。
【0024】図では、半導体チップに形成された、m個
の入力ポートとm個の出力ポートとを有し,全ポート数
がn=2m個であるマルチポート回路のある1対の出力
ポート,及び出力ポートにつき、例えばSパラメータを
測定する場合のプローブヘッドの構成を示しており、上
記マルチポート回路の全ポートにつきSパラメータを測
定するには、測定しようとするポートの位置に対応させ
て第1のプローブ群A1 ,及びA2 の位置をそれぞれ変
えたそれぞれm個の入力側プローブヘッド,及び出力側
プローブヘッドを作製する必要がある。また、マルチポ
ート回路の入力ポートの数と出力ポートの数とが異なる
場合には、それに合わせて入力側プローブヘッドの第1
のプローブ群A1 及び第2のプローブ群Bの数と、出力
側プローブヘッドの第1のプローブ群A2 及び第2のプ
ローブ群Bの数とが異なるようにすることは言うまでも
ない。
【0025】図2は図1のプローブヘッド5を用いて、
マルチポート回路が形成された半導体チップの電気的特
性をウエハの状態で測定する方法を示す上面図である。
図において、25は、測定対象であるウエハであり、ウ
エハ25には矩形の半導体チップ9が多数形成されてい
る。半導体チップ9には、m個の入力ポートとm個の出
力ポートとを有するマルチポート回路(電気回路)2
0、及び接地用のバイアホール(図示せず)が形成され
ている。半導体チップ9の上面には、該半導体チップ9
の互いに対向する辺に、入力側プローブヘッド5a,及
び出力側プローブヘッド5bのプローブ群のピッチと同
じピッチでそれぞれm個の入力側パッド群D,及び出力
側パッド群Eがそれぞれ配設されており、入力側パッド
群Dは、入力側プローブヘッド5aのプローブ群毎のプ
ローブのピッチと同じピッチで配設された、中央に位置
する入力ポート用パッド21と該入力ポート用パッド2
1の両側に位置する1対の接地用パッド22とで構成さ
れており、入力ポート用パッド21は、上記マルチポー
ト回路20の入力ポートに接続され(図示せず)、各接
地用パッド22はバイアホールに接続されている(図示
せず)。出力側パッド群Eは、出力側プローブヘッド5
bのプローブ群毎のプローブのピッチと同じピッチで配
設された、中央に位置する出力ポート用パッド23と該
出力ポート用パッド23の両側に位置する1対の接地用
パッド22とで構成されており、出力ポート用パッド2
3は、上記マルチポート回路20の出力ポートに接続さ
れ(図示せず)、各接地用パッド22はバイアホールに
接続されている(図示せず)。
【0026】次に、図1,2に従い、上記のように構成
されたプローブヘッド5を用いて上記ウエハ25のSパ
ラメータを測定する方法を説明する。まず、ウエハ25
を、固定具(図示せず)に固定する。次いで、入力側プ
ローブヘッド5a、及び出力側プローブヘッド5bをス
テージ(図示せず)にそれぞれ取付ける。この際に、入
力側プローブヘッド5a、及び出力側プローブヘッド5
bの各プローブ1,2の先端が、半導体チップ9の該各
プローブ1,2に対応する各パッド21,22,23の
上方にそれぞれ位置するようにする。次いで、入力側プ
ローブヘッド5a、及び出力側プローブヘッド5bの接
地端子11を接地し、第1の信号端子6a,及び第2の
信号端子6bを、ネットワークアナライザ(図示せず)
のRF信号の出力端子,及び入力端子にそれぞれ接続す
る。ここで、ネットワークアナライザの特性インピーダ
ンスも一般的に50オームである。
【0027】次いで、入力側プローブヘッド5a,及び
出力側プローブヘッド5bを降下させて、各プローブ
1,2を半導体チップ9のそれぞれ対応するパッド2
1,22,23に接触させる。次いで、第1の信号端子
6aにネットワークアナライザの出力端子からRF信号
を入力する。該入力されたRF信号は、第1のプローブ
群A1 の第1のポート用プローブ1を経て半導体チップ
9のマルチポート回路20の入力ポートに入力され、該
マルチポート回路20の出力ポートから第1のプローブ
群A2 の第1のポート用プローブ1を経て第2の信号端
子6bに出力され、ネットワークアナライザの入力端子
に入力される。これにより、Sパラメータの測定が行わ
れる。ここで、上記マルチポート回路20の測定対象と
ならない全てのポートが、第2のポート用プローブ3に
接続された、マルチポート回路の特性インピーダンスに
等しい50オームの終端抵抗4aで終端されるので、上
記測定対象とならない全てのポートが無反射状態とな
り、Sパラメータを正確に測定することができる。
【0028】次いで、入力側プローブヘッド5a,及び
出力側プローブヘッド5bを元の位置まで上昇させる。
これにより、1つの半導体チップ9についての測定が終
了する。次いで、この測定を、ウエハ25の半導体チッ
プ9の各々について順次行うことにより、ウエハ25の
半導体チップ9の全てについての測定を完了する。
【0029】次いで、入力側プローブヘッド5a,又は
出力側プローブヘッド5bを、次に測定すべきポートに
対応するものに交換し、上記の測定を行う。以下、上記
のステップを繰り返すことにより、マルチポート回路の
所望のポートについて、Sパラメータの測定を行うこと
ができる。
【0030】以上のように本実施の形態1においては、
プローブヘッドが、信号端子に接続された第1のポート
用プローブ1、及び該第1のポート用プローブ1の両側
にそれぞれ配置された1対の接地用プローブ2をそれぞ
れ有する1対の第1のプローブ群A1 ,A2 と、50オ
ームで終端する終端回路4に接続された第2のポート用
プローブ3、及び該第2のポート用プローブ3の両側に
それぞれ配置された1対の接地用プローブ2をそれぞれ
有するn−2個(n=2m)の第2のプローブ群とを有
するので、n個の入力ポート及び出力ポートを有するマ
ルチポート回路20が形成された半導体チップ9に対
し、測定の際に、該マルチポート回路20の測定対象と
ならない全てのポートが、第2のポート用プローブ3に
接続された、測定系の特性インピーダンスに等しい50
オームの終端抵抗4aで終端され、該測定対象とならな
い全てのポートが無反射状態となり、Sパラメータをウ
エハの状態で正確に測定することができる。
【0031】また、本実施の形態1においては、マルチ
ポート回路の電気的測定方法として、半導体チップ9に
形成された、n個のポートを有するマルチポート回路2
0のある1対の上記ポートに測定器の測定信号の出力端
子,及び入力端子をそれぞれ接続し、かつ測定系の上記
一対のポート以外の全てのポートに測定系の特性インピ
ーダンスに等しい抵抗値で終端する終端回路4をそれぞ
れ接続して、マルチポート回路20の無線周波数におけ
る電気的特性を測定するようにしているので、マルチポ
ート回路20の測定対象とならない全てのポートが測定
時に無反射の状態となり、Sパラメータ、アイソレーシ
ョン等の電気的特性をウエハの状態で正確に測定するこ
とができる。
【0032】実施の形態2.図3は、本発明の実施の形
態2によるマルチポート回路の電気的特性測定用プロー
ブヘッドの構成を模式的に示す上面図であり、図におい
て、図1と同一符号は同一又は相当する部分を示してお
り、1対の第1のプローブ群A1 ,A2 を、一方のプロ
ーブヘッド5aに互いに隣接するように配置し、他方の
プローブヘッド5bには第2のプローブ群Bのみを配置
した点が、図1(実施の形態1)と異なっている。図で
は、入力側プローブヘッド5aに1対の第1のプローブ
群A1,A2 を配置した場合を示しているが、マルチポ
ート回路の出力ポート相互間のアイソレーションを測定
する場合には、出力側プローブヘッド5bに1対の第1
のプローブ群A1 ,A2 が配置される。また、本実施の
形態2では、測定の対象であるウエハは実施の形態1
(図2)と同じである。
【0033】次に、図2,3に従い、上記のように構成
されたプローブヘッド5を用いて上記ウエハ25のアイ
ソレーションを測定する方法を説明する。まず、実施の
形態1と同様にして、入力側プローブヘッド5a,及び
出力側プローブヘッド5bをステージに取付けた後、下
降させて、該プローブヘッド5a,5bの各プローブ群
1 ,A2 ,Bを半導体チップ9の各パッド群D,Eに
接触させる。次いで、第1の信号端子6aにネットワー
クアナライザからRF信号を入力する。該入力されたR
F信号は、第1のプローブ群A1 の第1のポート用プロ
ーブ1を経て半導体チップ9のマルチポート回路20の
所定の入力ポートに入力され、この入力に対する該マル
チポート回路20の上記所定の入力ポートに隣接する入
力ポートからの出力が、第1のプローブ群A2 の第1の
ポート用プローブ1を経て第2の信号端子6bに出力さ
れ、ネットワークアナライザの入力端子に入力される。
これにより、アイソレーションの測定が行われる。ここ
で、上記マルチポート回路20の測定対象とならない全
てのポートが、第2のポート用プローブ3に接続され
た、測定系の特性インピーダンスに等しい50オームの
終端抵抗4aで終端されるので、上記測定対象とならな
い全てのポートが無反射状態となり、アイソレーション
を正確に測定することができる。
【0034】次いで、実施の形態1と同様にして、入力
側プローブヘッド5a,及び出力側プローブヘッド5b
を元の位置まで上昇させ、1つの半導体チップ9につい
ての測定を終了し、その後、この測定を、ウエハ25の
半導体チップ9の各々について順次行うことにより、ウ
エハ25の半導体チップ9の全てについての測定を完了
する。
【0035】次いで、入力側プローブヘッド5a,又は
出力側プローブヘッド5bを、測定すべきポートに対応
するものに順次交換して上記の測定を行うことにより、
マルチポート回路の所望のポートについて、アイソレー
ションの測定を行うことができる。
【0036】以上のように、本実施の形態2において
は、1対の第1のプローブ群A1 ,A2 が、互いに隣接
して配置されているものであるようにしたので、マルチ
ポート回路の隣接するポート間のアイソレーションをウ
エハの状態で正確に測定できるプローブヘッドを提供す
ることができる。
【0037】実施の形態3.図4は、本発明の実施の形
態3によるマルチポート回路の電気的特性測定用プロー
ブヘッドの構成を示す斜視図であり、図において、図1
と同一符号は同一又は相当する部分を示しており、入力
側プローブヘッド5a,及び出力側プローブヘッド5b
は、共に、そのプローブヘッド本体10の先端部が、そ
の先端面10aが後方に傾斜した斜面に形成された筐体
形状を有しており、上記先端面10aに、水平方向に互
いに平行に配設した上側水平溝15a,及び下側水平溝
15bの間を、縦方向に等間隔で配設した4本の縦溝1
5cで接続してなるスライド溝15が形成され、該スラ
イド溝15に、4つのプローブ保持部材14が摺動自在
にそれぞれ取付けられている。該4つのプローブ保持部
材14のうち、1つには第1のプローブ群A1,又はA2
の各プローブ1,2が、他の3つには第2のプローブ群
1,2,3 の各プローブ2,3が、所定のピッチでそ
れぞれ固定され、各プローブ群A1,又はA2 ,B1,2,
3 の各プローブ1,2,3は同軸ケーブル等により、
信号端子,接地端子,又は終端回路にそれぞれ接続され
ている(図示せず)。本実施の形態3は、実施の形態1
の入力側プローブヘッド5a,又は出力側プローブヘッ
ド5bのプローブ群の数を4とし、第1のプローブ群A
1,又はA2 と第2のプローブ群B1,2,3 の各々とを
入れ替えて配置することを可能としたものである。
【0038】次に、図4に従い、上記のように構成され
たプローブヘッド5a,5bの操作方法を説明する。各
プローブ保持部材14は、通常は下側水平溝15bに位
置させられている。今、図示するプローブ群の配置で測
定が終わり、次に、第2のプローブ群B2 に対応する位
置にあるポートを測定するものとする。まず、第2のプ
ローブ群B2 を、縦溝15cを通って上側水平溝15a
に移動させた後、該上側水平溝15aの図面左端に移動
させる。次いで、第1のプローブ群A1 を、縦溝15c
を通って上側水平溝15aに移動させた後、該上側水平
溝15a,及び縦溝15cを通って、下側水平溝15b
の第2のプローブ群B2 が位置していた位置に移動させ
る。次いで、上側水平溝15aの左端に移動させていた
第2のプローブ群B2 を、該上側水平溝15a,及び縦
溝15cを通って、下側水平溝15bの第1のプローブ
群A1 が位置していた位置に移動させる。これにより、
第1のプローブ群A1 と第2のプローブ群B2 との入れ
替えが完了する。次いで、測定を行う。
【0039】このように、第1のプローブ群A1 と第2
のプローブ群B1,2,3 のいずれかとを入れ替えて、
測定しようと思うポートに対応する位置に第1の第1の
プローブ群A1 を位置させることにより、4個の入力ポ
ートと4の出力ポートとを有するマルチポート回路の全
ポートについてのSパラメータの測定を、1対の入力側
プローブヘッド5a,及び出力側プローブヘッド5bで
行うことができる。
【0040】なお、上記の説明では、プローブ群の数を
4個としたが、プローブ群の数は2以上の任意の数とす
ることができる。
【0041】また、上記の説明では、第2のプローブ群
1,2,3 の全てを第1のプローブ群A1 と入れ替え
可能としたが、第2のプローブ群B1,2,3 の一部の
みを第1のプローブ群A1 と入れ替え可能としてもよ
い。かかる場合には、入れ替え可能とした第2のプロー
ブ群の数だけ、作製すべき入力側プローブヘッド5a,
又は出力側プローブヘッド5bの数を低減することがで
きる。
【0042】また、上記の説明では、実施の形態1に対
応させて、1つのプローブヘッド5a,5bに1つの第
1のプローブ群Aを配置したが、実施の形態2に対応さ
せて、1つのプローブヘッド5a,5bに2つの第1の
プローブ群を隣接して配置するようにしてもよい。かか
る場合には、マルチポート回路の全ポートについてのア
イソレーションの測定を、1対の入力側プローブヘッド
5a,及び出力側プローブヘッド5bで行うことができ
る。また、かかる場合においても、第2のプローブ群の
一部のみを1対の第1のプローブ群と入れ替え可能とす
ることができるのはいうまでもない。
【0043】以上のように、本実施の形態3において
は、少なくとも1対の第1のプローブ群A1,2 のうち
のいずれかと、少なくとも第2のプローブ群B1,2,
3 のうちのいずれかとを入れ替えて配置することを可能
としたので、マルチポート回路の全ポートについて測定
するのに必要なプローブヘッドの数を、第1のプローブ
群との入れ替えが可能となった第2のプローブ群の数だ
け低減することができる。
【0044】実施の形態4.図5は本発明の実施の形態
4によるマルチポート回路の電気的特性測定用プローブ
ヘッドの構成を模式的に示す上面図であり、図におい
て、図1と同一符号は同一又は相当する部分を示してお
り、7は第3のポート用プローブ、8は各第3のポート
用プローブ7を、50オーム終端抵抗4aで終端する終
端回路4,又は信号端子(入力側プローブヘッド5aで
は第1の信号端子6a,出力側プローブヘッド5bでは
第2の信号端子6b)にそれぞれ切換接続する切換スイ
ッチ、Cは中央に配置された第3のポート用プローブ7
と該第3のポート用プローブ7の両側に配置された1対
の接地用プローブ2で構成される第3のプローブ群であ
る。本実施の形態4は、入力側プローブヘッド5a,及
び出力側プローブヘッド5bの全てのプローブ群が、上
記第3のプローブ群Cで構成されている点で、実施の形
態1と異なっているものである。
【0045】次に、図5に従い、上記のように構成され
たプローブヘッド5を用いてSパラメータを測定する方
法を説明する。まず、実施の形態1と同様にして、入力
側プローブヘッド5a,及び出力側プローブヘッド5b
をステージに取付けた後、入力側プローブヘッド5a,
及び出力側プローブヘッド5bの測定しようとする1対
のポートに対応する1対の第3のポート用プローブ7
a,7bを、切換スイッチ8により第1の信号端子6
a,第2の信号端子6bにそれぞれ接続し、入力側プロ
ーブヘッド5a,及び出力側プローブヘッド5bの上記
1対の第3のポート用プローブ7a,7b以外の全ての
第3のポート用プローブ7を、切換スイッチ8により終
端回路4にそれぞれ接続する。
【0046】次いで、実施の形態1と同様にしてSパラ
メータの測定を行う。そして、上記ステップを繰り返す
ことにより、マルチポート回路の全てのポートについて
のSパラメータの測定を完了する。
【0047】以上のように、本実施の形態4において
は、信号端子6a,6b,又は50オームで終端する終
端回路4に切換接続されるポート用プローブ7、及び該
ポート用プローブ7の両側にそれぞれ配置された1対の
接地用プローブ2をそれぞれ有するm個のプローブ群C
を備えるようにしたので、これにより、測定しようとし
ているポートに対応するプローブ群Cのポート用プロー
ブ7a,7bを信号端子6a,6bにそれぞれ接続し、
かつ他の全てのプローブ群Cのポート用プローブを終端
回路4にそれぞれ接続するようにすることにより、m個
の入力ポート,又は出力ポートを有するマルチポート回
路が形成された半導体チップのSパラメータを測定する
に際し、該m個の入力ポート,又は出力ポートに使用す
るプローブヘッドを1つで済ますことができる。
【0048】実施の形態5.図6は本発明の実施の形態
5によるマルチポート回路の電気的特性測定用プローブ
ヘッドの構成を模式的に示す上面図であり、図におい
て、図1と同一符号は同一又は相当する部分を示してお
り、17は第4のポート用プローブ、16は各第4のポ
ート用プローブ17を、50オームの終端抵抗4aで終
端する終端回路4,第1の信号端子6a,又は第2の信
号端子6bにそれぞれ切換接続する切換スイッチ、Fは
その中央に配置された第4のポート用プローブ17と該
第4のポート用プローブ17の両側に配置された1対の
接地用プローブ2で構成される第4のプローブ群であ
る。本実施の形態5は、入力側プローブヘッド5a,及
び出力側プローブヘッド5bの全てのプローブ群が、上
記第4のプローブ群Fで構成されている点で、実施の形
態1,2と異なっているものである。
【0049】次に、図5に従い、上記のように構成され
たプローブヘッド5を用いてアイソレーションを測定す
る方法を説明する。まず、実施の形態2と同様にして、
入力側プローブヘッド5a,及び出力側プローブヘッド
5bをステージに取付けた後、入力側プローブヘッド5
aの測定しようとする1対のポートに対応する1対の第
4のポート用プローブ17a,17bを、その一方17
aを切換スイッチ16により第1の信号端子6aに、そ
の他方17bを第2の信号端子6bにそれぞれ接続し、
入力側プローブヘッド5aの上記1対の第4のポート用
プローブ17a,17b以外の全ての第4のポート用プ
ローブ17を、切換スイッチ16により終端回路4にそ
れぞれ接続する。また、出力側プローブヘッド5bの全
てのプローブ群Fの第4のポート用プローブ17を切換
スイッチ16により終端回路4にそれぞれ接続する。
【0050】次いで、実施の形態2と同様にしてアイソ
レーションの測定を行う。そして、上記操作を繰り返す
ことにより、マルチポート回路の全てのポートについて
のアイソレーションの測定を完了する。
【0051】次に、上記のように構成されたプローブヘ
ッド5を用いてSパラメータを測定する方法を説明す
る。まず、上記と同様にして、入力側プローブヘッド5
a,及び出力側プローブヘッド5bをステージに取付け
た後、入力側プローブヘッド5a,及び出力側プローブ
ヘッド5bの測定しようとする1対のポートに対応する
1対の第4のポート用プローブ17を、切換スイッチ1
6により第1の信号端子6a,第2の信号端子6bにそ
れぞれ接続し、入力側プローブヘッド5a,及び出力側
プローブヘッド5bの上記1対の第4のポート用プロー
ブ以外の全ての第4のポート用プローブ17を、切換ス
イッチ16により終端回路4にそれぞれ接続する。次い
で、実施の形態1と同様にしてSパラメータの測定を行
う。そして、上記ステップを繰り返すことにより、マル
チポート回路の全てのポートについてのSパラメータの
測定を完了する。
【0052】以上のように、本実施の形態5において
は、1対の信号端子6a,6bの各々,又は50オーム
で終端する終端回路4に切換接続される第4のポート用
プローブ17と、該第4のポート用プローブ17の両側
にそれぞれ配置された1対の接地用プローブ2とをそれ
ぞれ有するn個(n=2m)の第4のプローブ群Fを備
えるようにしたので、測定しようとしている1対のポー
トの各々に対応する第4のプローブ群Fの第4のポート
用プローブ17を各信号端子6a,6bにそれぞれ接続
し、他の全ての第4のプローブ群Fの第4のポート用プ
ローブ17を終端回路4にそれぞれ接続するようにする
ことにより、n個のポートを有するマルチポート回路の
Sパラメータ,及びアイソレーションの測定を1つのプ
ローブヘッド5で行うことができる。
【0053】実施の形態6.図7は、本発明の実施の形
態6によるマルチポート回路の電気的特性測定用プロー
ブヘッドの構成を示す斜視図であり、図において、図1
と同一符号は同一又は相当する部分を示しており、入力
側プローブヘッド5aは、プローブ本体10の先端部
に、第1のプローブ群A1 及び第2のプローブ群Bが、
第1のプローブ群A1 を中心に、該第1のプローブ群A
1 の両側にそれぞれm−1個の第2のプローブ群Bが配
置されるようにして、直線状に所定のピッチで設けら
れ、各第2のプローブ群Bは、該各第2のプローブ群B
毎に設けられたプローブ保持部材12にそれぞれ固定さ
れている。プローブ保持部材12は、プローブ本体10
に対し、上下方向(紙面の厚み方向)に摺動自在である
とともに、上下方向に貫通するネジ孔(図示せず)を有
しており、該ネジ孔に、ネジ13が螺合されプローブ本
体10に回転自在に保持されている。従って、ネジ13
を左右に回すと、プローブ保持部材12が上下方向に移
動するようになっている。
【0054】また、出力側プローブヘッド5bは、第1
のプローブ群A2 の第1のポート用プローブ1が第2の
信号端子6bに接続されている他は、入力側プローブヘ
ッド5aと同じである。また、本実施の形態6の測定対
象であるウエハは、実施の形態1(図2)と同じであ
る。
【0055】次に、図2,6に従い、上記のように構成
されたプローブヘッド5a,5bを用いてウエハ25の
Sパラメータを測定する方法を説明する。まず、実施の
形態1と同様にして、入力側プローブヘッド5a、及び
出力側プローブヘッド5bをステージにそれぞれ取付け
る。ここで、ステージは、入力側プローブヘッド5a、
及び出力側プローブヘッド5bを、プローブ群A1,2,
Bの配列方向に移動可能な構造を有しているものであ
る。
【0056】次いで、半導体チップ9のマルチポート回
路20の測定しようとしているポートにそれぞれ対応す
る1対の入力側パッド群D,及び出力側パッド群Eの上
方に、第1のプローブ群A1,2 が位置するように入力
側プローブヘッド5a、及び出力側プローブヘッド5b
をプローブ群の配列方向にそれぞれ移動させ、次いで、
第2のプローブ群Bのうち、半導体チップ9の入力側パ
ッド群D,及び出力側パッド群Eの上方に位置するもの
は測定時に各パッド群D,Eに接触するように、その他
の余ったものは測定時に半導体チップ9に接触しないよ
うに、ネジ13を回してそれぞれの高さを調整する。
【0057】次いで、実施の形態1と同様にしてSパラ
メータの測定を行う。そして、上記ステップを繰り返す
ことにより、マルチポート回路の全てのポートについて
のSパラメータの測定を完了する。
【0058】なお、上記の説明では、プローブヘッドの
プローブ群A1,2,B、及び半導体チップのパッド群
D,Eを直線状に配置したが、これらを円弧状に配置し
てもよい。
【0059】以上のように、本実施の形態7において
は、信号端子6a(6b)に接続された第1のポート用
プローブ1、及び該第1のポート用プローブ1の両側に
それぞれ配置された1対の接地用プローブ2を有する第
1のプローブ群A1 (A2 )と、その各々が、50オー
ムで終端する終端回路4に接続された第2のポート用プ
ローブ3、及び該第2のポート用プローブ3の両側にそ
れぞれ配置された1対の接地用プローブ2からなり、第
1のプローブ群A1 (A2 )の両側に該第1のプローブ
群A1 (A2 )を中心に直線状又は円弧状に等間隔で配
置され、かつその各々がプローブヘッドの半導体チップ
への接触動作方向における位置を調整することが可能な
ものである2m−2個の第2のプローブ群Bとを備える
ようにしたので、これにより、m個以下の入力ポート,
又は出力ポートを有するマルチポート回路が形成され、
かつ各ポートにそれぞれ接続されたポート用パッド,及
び該ポート用パッドの両側に配置された1対の接地用パ
ッドをそれぞれ有するm個以下のパッド群が直線状又は
円弧状に配設された半導体チップのSパラメータを測定
するに際し、測定しようとしているポートに対応するパ
ッド群に第1のプローブ群A1 (A2 )が接触するとと
もにその他の全てのパッド群に第2のプローブ群Bがそ
れぞれ接触し、かつ余った第2のプローブ群Bは半導体
チップに接触しないよう、第1のプローブ群の両側にそ
れぞれ配置される第2のプローブ群Bの数,及びプロー
ブヘッドの半導体チップへの接触動作方向における第
1,第2のプローブ群の位置を調整することにより、該
m個の以下の入力ポート,又は出力ポートに使用するプ
ローブヘッドを1つで済ますことができる。
【0060】実施の形態7.図8は、本発明の実施の形
態7によるマルチポート回路の電気的特性測定用プロー
ブヘッドの構成を示す下面図(図8(a) ),及び断面図
(図8(b) )であり、図において、プローブヘッドは、
中空円板状の外枠31と該外枠31の内周に嵌入される
内枠32とで構成されている。
【0061】内枠32は、円形のメンブレン(膜部材)
35を有しており、該メンブレン35の中央部には基板
45が配設され、該基板45の下面にパターニングされ
た多数のコンタクト36が形成され、該基板45の上面
に圧力板46が配設されており、また、上記メンブレン
35の外周部の上面にはスティフナー37が配設され、
さらに、上記メンブレン35の外周部には該スティフナ
ー37を貫通するようにして(図示せず)上記コンタク
ト36の各々にそれぞれ接続された多数の中間接続端子
51が配設されている。39はほぼ円盤形状を有する内
枠部材であり、該内枠部材39の外周の下端に鍔が形成
されるとともに、該内枠部材39の下面の中心部に凹部
が形成され、該内枠部材39の凹部に、その先端にセン
ターピボット42を有するスプリング40が装着されて
いる。そして、メンブレン35の外周部が、上記内枠部
材39の鍔部にスティフナー37を介してネジ34で固
定されるとともに、該メンブレン35の中央部がセンタ
ーピボット42,及び圧力板46を介してスプリング4
0により下方に押圧されている。
【0062】外枠31は、その内周が内枠32の内枠部
材39の鍔部の外周に嵌合する内径を有するほぼ中空円
板状のプローブカード43を有しており、該プローブカ
ード43の内周部には、その下面に、上記メンブレン3
5の中間接続端子51の各々にそれぞれ対応する位置に
て多数のパターニングされたインターコネクト38が形
成された基板50が配設され、さらに、該プローブカー
ド43の基板50の外側の部分には、上記インターコネ
クト38の各々にそれぞれ接続された多数の外部接続端
子49が放射状に配設され、また、該プローブカード4
3の外周部にはネジ穴33が配設されており、また、上
記外部接続端子49には、本プローブヘッドをステージ
(図示せず)に取付けた際に、ポゴピンコンタクト44
が当接するようになっている。
【0063】そして、内枠32は、内枠部材39を外枠
31のプローブカード43の内周部に嵌入し、トッププ
レート47を用いて、該トッププレート47と内枠32
のスティフナー37とでプローブカード43を挟むよう
にしてネジ48を締結することにより、外枠31に固定
されている。
【0064】また、上記コンタクト36は、実施の形態
1(図1)の第1プローブ群A,及び第2のプローブ群
Bと同様に、第1の信号端子,及び第2の信号端子に接
続された1対の第1のポート用コンタクト、及び該第1
のポート用コンタクトの各々の両側にそれぞれ配置さ
れ、接地端子にそれぞれ接続された接地用コンタクトか
らなる1対の第1のコンタクト群と、50オーム終端抵
抗で終端する終端回路に接続されたn−2個の第2のポ
ート用コンクト、及び該第2のポート用コンタクトの各
々の両側にそれぞれ配置され、接地端子にそれぞれ接続
された接地用コンタクトからなるn−2個の第2のコン
タクト群とで構成されており、上記外部接続端子49
は、上記第1の信号端子,第2の信号端子,及び接地端
子で構成されている。また、上記各終端回路は、外枠3
1に形成されている(図示せず)。
【0065】30はウエハであり、該ウエハ30の各半
導体チップには、実施の形態1(図2)と同様に、上記
第1のコンタクト群,及び第2のコンタクト群に対応す
るパッド群が配設されている。
【0066】次に、図8に従い、上記のように構成され
たプローブヘッドを用いてSパラメータを測定する方法
を説明する。まず、ウエハ30を固定部(図示せず)固
定し、プローブヘッドを、外枠のネジ穴33をネジで締
結することにより、ステージ(図示せず)に取付ける。
ここで、上記外部接続端子49は、ポゴピンコンタクト
44を介して、測定器の測定信号の入力端子,及び出力
端子に接続され、あるいは接地される。次いで、プロー
ブヘッドのコンタクト36をウエハ30の測定しようと
している半導体チップの上方に位置させ、プローブヘッ
ドを所定の位置まで下降させる。下降したプローブヘッ
ドのコンタクト36はスプリング40により半導体チッ
プのパッド群に圧着する。次いで、実施の形態1と同様
にしてSパラメータの測定を行う。
【0067】なお、上記の説明では、Sパラメータの測
定を行う場合を説明したが、1対の第1のコンタクト群
を互いに隣接して配置し、実施の形態2(図3)と同様
にして、測定を行うことにより、アイソレーションの測
定を行うことができる。
【0068】以上のように、本実施の形態7において
は、プローブヘッドをメンブレンプローブ化したので、
より微細化された半導体チップのマルチポート回路の電
気的測定を容易に行うことができる。
【0069】なお、上記実施の形態では、マルチポート
回路の入力ポートに接続されるパッドと出力ポートに接
続されるパッドとが半導体チップの互いに対向する辺に
配設される場合を説明したが、該入力ポートに接続され
るパッドと出力ポートに接続されるパッドとが半導体チ
ップの1辺,又は互いに隣接する辺に配設される場合に
も本発明を同様に適用することができる。
【0070】また、上記実施の形態では、入力側プロー
ブヘッドと出力側プローブヘッドとを別体のものとした
が、両者を一体のものとしてもよい。
【0071】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、信号端子
に接続された第1のポート用プローブ、及び該第1のポ
ート用プローブの両側にそれぞれ配置された1対の接地
用プローブをそれぞれ有する1対の第1のプローブ群
と、50オームで終端する終端回路に接続された第2の
ポート用プローブ、及び該第2のポート用プローブの両
側にそれぞれ配置された1対の接地用プローブをそれぞ
れ有するn−2個の第2のプローブ群とを有するので、
これにより、n個のポートを有するマルチポート回路が
形成され、かつ各ポートにそれぞれ接続されたポート用
パッド,及び該ポート用パッドの両側に配置された1対
の接地用パッドをそれぞれ有するn個のパッド群が配設
された半導体チップを測定するに際し、上記マルチポー
ト回路の測定しようとしている1対のポート以外の全て
のポートが測定系の特性インピーダンスに等しい50オ
ームの抵抗値で終端されて無反射の状態となり、n個の
ポートを有するマルチポート回路が形成された半導体チ
ップのSパラメータ,アイソレーション等の電気的特性
をウエハの状態で正確に測定することができる。
【0072】また、本発明によれば、上記1対の第1の
プローブ群が、互いに隣接して配置されているものであ
るようにしたので、マルチポート回路が形成された半導
体チップのアイソレーションをウエハの状態で正確に測
定できるプローブヘッドを提供することができる。
【0073】また、本発明によれば、上記1対の第1の
プローブ群のうちの少なくともいずれかと、上記n−2
個の第2のプローブ群のうちの少なくともいずれかとを
入れ替えて配置することを可能としたので、上記マルチ
ポート回路のn個のポートについて測定するのに必要な
プローブヘッドの数を、第1のプローブ群との入れ替え
が可能となった第2のプローブ群の数だけ低減すること
ができる。
【0074】また、本発明によれば、信号端子,又は5
0オームで終端する終端回路に切換接続されるポート用
プローブ、及び該ポート用プローブの両側にそれぞれ配
置された1対の接地用プローブをそれぞれ有するm個の
プローブ群を備えるようにしたので、これにより、測定
しようとしているポートに対応するプローブ群のポート
用プローブを信号端子にそれぞれ接続し、かつ他の全て
のプローブ群のポート用プローブを終端回路にそれぞれ
接続するようにすることにより、m個の入力ポート,又
は出力ポートを有するマルチポート回路が形成された半
導体チップのSパラメータを測定するに際し、該m個の
入力ポート,又は出力ポートに使用するプローブヘッド
を1つで済ますことができる。
【0075】また、本発明によれば、1対の信号端子の
各々,又は50オームで終端する終端回路に切換接続さ
れるポート用プローブと、該ポート用プローブの両側に
それぞれ配置された1対の接地用プローブとをそれぞれ
有するn個のプローブ群を備えるようにしたので、測定
しようとしている1対のポートの各々に対応するプロー
ブ群のポート用プローブを各信号端子にそれぞれ接続
し、他の全てのプローブ群のポート用プローブを終端回
路にそれぞれ接続するようにすることにより、n個のポ
ートを有するマルチポート回路のSパラメータ,及びア
イソレーションの測定を1つのプローブヘッドで行うこ
とができる。
【0076】また、本発明によれば、信号端子に接続さ
れた第1のポート用プローブ、及び該第1のポート用プ
ローブの両側にそれぞれ配置された1対の接地用プロー
ブを有する第1のプローブ群と、その各々が、50オー
ムで終端する終端回路に接続された第2のポート用プロ
ーブ、及び該第2のポート用プローブの両側にそれぞれ
配置された1対の接地用プローブからなり、第1のプロ
ーブ群の両側に該第1のプローブ群を中心に直線状又は
円弧状に等間隔で配置され、かつその各々がプローブヘ
ッドの半導体チップへの接触動作方向における位置を調
整することが可能なものである2m−2個の第2のプロ
ーブ群とを備えるようにしたので、これにより、m個以
下の入力ポート,又は出力ポートを有するマルチポート
回路が形成され、かつ各ポートにそれぞれ接続されたポ
ート用パッド,及び該ポート用パッドの両側に配置され
た1対の接地用パッドをそれぞれ有するm個以下のパッ
ド群が直線状又は円弧状に配設された半導体チップのS
パラメータを測定するに際し、測定しようとしているポ
ートに対応するパッド群に第1のプローブ群が接触する
とともにその他の全てのパッド群に第2のプローブ群が
それぞれ接触し、かつ余った第2のプローブ群は半導体
チップに接触しないよう、第1のプローブ群の両側にそ
れぞれ配置される第2のプローブ群の数,及びプローブ
ヘッドの半導体チップへの接触動作方向における第1,
第2のプローブ群の位置を調整することにより、該m個
以下の入力ポート,又は出力ポートに使用するプローブ
ヘッドを1つで済ますことができる。
【0077】また、本発明によれば、プローブヘッドを
メンブレンプローブ化したので、より微細化された半導
体チップのマルチポート回路の電気的測定を容易に行う
ことができる。
【0078】また、本発明によれば、ウエハの状態の半
導体チップに形成された、少なくとも1つの入力ポー
ト,及び少なくとも1つの出力ポートを含むn個のポー
トを有するマルチポート回路のある1対のポートに測定
器の測定信号の出力端子,及び入力端子をそれぞれ接続
し、かつマルチポート回路の上記一対のポート以外の全
てのポートに測定系の特性インピーダンスに等しい抵抗
値で終端する終端回路をそれぞれ接続して、マルチポー
ト回路の無線周波数における電気的特性を測定するよう
にしているので、マルチポート回路の測定対象とならな
い全てのポートが測定時に無反射の状態となり、Sパラ
メータ、アイソレーション等の電気的特性をウエハの状
態で正確に測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1によるマルチポート回
路の電気的特性測定用プローブヘッドの構成を模式的に
示す上面図である。
【図2】 図1のプローブヘッドを用いて、マルチポー
ト回路が形成された半導体チップの電気的特性をウエハ
の状態で測定する方法を示す上面図である。
【図3】 本発明の実施の形態2によるマルチポート回
路の電気的特性測定用プローブヘッドの構成を模式的に
示す上面図である。
【図4】 本発明の実施の形態3によるマルチポート回
路の電気的特性測定用プローブヘッドの構成を示す斜視
図である。
【図5】 本発明の実施の形態4によるマルチポート回
路の電気的特性測定用プローブヘッドの構成を模式的に
示す上面図である。
【図6】 本発明の実施の形態5によるマルチポート回
路の電気的特性測定用プローブヘッドの構成を模式的に
示す上面図である。
【図7】 本発明の実施の形態6によるマルチポート回
路の電気的特性測定用プローブヘッドの構成を模式的に
示す上面図である。
【図8】 本発明の実施の形態7によるマルチポート回
路の電気的特性測定用プローブヘッドの構成を示す下面
図(a) ,及び断面図(b) である。
【図9】 従来のプローブヘッドを用いて半導体チップ
の電気的特性をウエハの状態で測定する方法を示す上面
図である。
【図10】 半導体チップに形成されたマルチポート回
路の一例を示す回路図である。
【符号の説明】
1 第1のポート用プローブ、2 接地用プローブ、3
第2のポート用プローブ、4 終端回路、4a 終端
抵抗、5 プローブヘッド、5a 入力側プローブヘッ
ド、5b 出力側プローブヘッド、6 信号端子、6a
第1の信号端子、6b 第2の信号端子、7 第3の
ポート用プローブ、8,16 切換スイッチ、9 半導
体チップ、10 プローブヘッド本体、11 接地端
子、12,14 プローブ保持部材、13 ネジ、15
スライド溝、17 第4のポート用プローブ、18
接地用のバイアホール、20 マルチポート回路(電気
回路)、21 入力ポート用パッド、22 接地用パッ
ド、23 出力ポート用パッド、25,30 ウエハ、
31 外枠、32 内枠、33 ネジ穴、34,48ネ
ジ、35 メンブレン、36 コンタクト、37 ステ
ィフナー、38 インターコネクト、39 内枠部材、
40 スプリング、41 素子、42 センターピボッ
ト、43 プローブカード、44 ポゴピンコンタク
ト、45 基板、46 圧力板、47 トッププレー
ト、49 外部接続端子、50 基板、51 中間接続
端子、A 第1のプローブ群、B 第2のプローブ群、
C 第3のプローブ群、D 入力側パッド群、E 出力
側パッド群、F 第4のプローブ群、P1 〜P32 入力
側ポート、P33〜P64 出力側ポート。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体チップに形成された、少なくとも
    1つの入力ポート,及び1つの出力ポートを含むn個
    (nは3以上の整数)のポートを有するマルチポート回
    路の電気的特性を測定するためのプローブヘッドであっ
    て、 無線周波数の測定信号が入力される,又は出力される1
    対の信号端子と、 接地される接地端子と、 50オームで終端するn−2個の終端回路と、 その各々が、上記各信号端子に接続された第1のポート
    用プローブ、及び該第1のポート用プローブの両側にそ
    れぞれ配置され、上記接地端子に接続された1対の接地
    用プローブからなる1対の第1のプローブ群と、 その各々が、上記各終端回路に接続された第2のポート
    用プローブ、及び該第2のポート用プローブの両側にそ
    れぞれ配置され、上記接地端子に接続された1対の接地
    用プローブからなるn−2個の第2のプローブ群とを備
    えたことを特徴とするマルチポート回路の電気的特性測
    定用プローブヘッド。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のマルチポート回路の電
    気的特性測定用プローブヘッドにおいて、 上記1対の第1のプローブ群は、互いに隣接して配置さ
    れているものであることを特徴とするマルチポート回路
    の電気的特性測定用プローブヘッド。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のマルチポート回
    路の電気的特性測定用プローブヘッドにおいて、 上記1対の第1のプローブ群のうちの少なくともいずれ
    かと、上記各第2のプローブ群のうちの少なくともいず
    れかとを入れ替えて配置することを可能としたことを特
    徴とするマルチポート回路の電気的特性測定用プローブ
    ヘッド。
  4. 【請求項4】 半導体チップに形成された、少なくとも
    1つの入力ポート,及び1つの出力ポートを含む3以上
    のポートを有しかつ該入力ポート,又は出力ポートの数
    がm個(mは2以上の整数)であるマルチポート回路の
    電気的特性を測定するためのプローブヘッドであって、 無線周波数の測定信号が入力される,又は出力される1
    対の信号端子と、 接地される接地端子と、 50オームで終端するm個の終端回路と、 その各々が、上記信号端子,又は上記各終端回路に切換
    接続されるポート用プローブ、及び該第1のポート用プ
    ローブの両側にそれぞれ配置され、上記接地端子に接続
    された1対の接地用プローブからなるm個のプローブ群
    とを備えたことを特徴とするマルチポート回路の電気的
    特性測定用プローブヘッド。
  5. 【請求項5】 半導体チップに形成された、少なくとも
    1つの入力ポート,及び1つの出力ポートを含むn個
    (nは3以上の整数)のポートを有するマルチポート回
    路の電気的特性を測定するためのプローブヘッドであっ
    て、 無線周波数の測定信号が入力される,又は出力される1
    対の信号端子と、 接地される接地端子と、 50オームで終端するn個の終端回路と、 その各々が、上記信号端子の各々,又は上記各終端回路
    に切換接続されるポート用プローブ、及び該第1のポー
    ト用プローブの両側にそれぞれ配置され、上記接地端子
    に接続された1対の接地用プローブからなるn個のプロ
    ーブ群とを備えたことを特徴とするマルチポート回路の
    電気的特性測定用プローブヘッド。
  6. 【請求項6】 半導体チップに形成された、少なくとも
    1つの入力ポート,及び1つの出力ポートを含む3以上
    のポートを有しかつ該入力ポート,又は出力ポートの数
    が2乃至m個(mは2以上の整数)であるマルチポート
    回路の電気的特性を測定するためのプローブヘッドであ
    って、 無線周波数の測定信号が入力される,又は出力される信
    号端子と、 接地される接地端子と、 50オームで終端する2m−2個の終端回路と、 上記信号端子に接続された第1のポート用プローブ、及
    び該第1のポート用プローブの両側にそれぞれ配置さ
    れ、上記接地端子に接続された1対の接地用プローブか
    らなる第1のプローブ群と、 その各々が、上記各終端回路に接続された第2のポート
    用プローブ、及び該第2のポート用プローブの両側にそ
    れぞれ配置され、上記接地端子に接続された1対の接地
    用プローブからなり、上記第1のプローブ群の両側に該
    第1のプローブ群を中心に直線状又は円弧状に等間隔で
    配置され、かつその各々がプローブヘッドの上記半導体
    チップへの接触動作方向における位置を調整することが
    可能なものである2m−2個の第2のプローブ群とを備
    えたことを特徴とするマルチポート回路の電気的特性測
    定用プローブヘッド。
  7. 【請求項7】 半導体チップに形成された、少なくとも
    1つの入力ポート,及び1つの出力ポートを含むn個
    (nは3以上の整数)のポートを有するマルチポート回
    路の電気的特性を測定するためのプローブヘッドであっ
    て、 無線周波数の測定信号が入力される,又は出力される1
    対の信号端子と、 接地される接地端子と、 50オームで終端するn−2個の終端回路と、 その各々が、第1のポート用コンタクト、及び該第1の
    ポート用コンタクトの両側にそれぞれ配置された1対の
    接地用コンタクトからなる1対の第1のコンタクト群
    と、 その各々が、第2のポート用コンタクト、及び該第2の
    ポート用コンタクトの両側にそれぞれ配置された1対の
    接地用コンタクトからなるn−2個の第2のコンタクト
    群と、 その下面の中央部に上記第1のコンタクト群,及び第2
    のコンタクト群が配設され、その外周部に上記第1のコ
    ンタクト群,及び第2のコンタクト群の各コンタクトに
    接続された中間接続端子が配設された可撓性の膜部材
    と、 該膜部材の中央部を下方に押圧するようにして該膜部材
    の外周部を保持し、かつ上記膜部材の中間接続端子を介
    して上記各第1のコンタクト群の第1のポート用コンタ
    クトにそれぞれ接続された上記1対の信号端子、上記膜
    部材の中間接続端子を介して上記各第1のコンタクト
    群,及び第2のコンタクト群の接地用コンタクトにそれ
    ぞれ接続された上記接地端子、及び上記膜部材の中間接
    続端子を介して上記各第2のコンタクト群の第2のポー
    ト用コンタクトにそれぞれ接続された上記n−2個の終
    端回路がそれぞれ配設された枠部材とを備えたことを特
    徴とするマルチポート回路の電気的特性測定用プローブ
    ヘッド。
  8. 【請求項8】 ウエハの状態の半導体チップに形成され
    た、少なくとも1つの入力ポート,及び1つの出力ポー
    トを含むn個(nは3以上の整数)のポートを有するマ
    ルチポート回路のある1対のポートに測定器の測定信号
    の出力端子,及び入力端子をそれぞれ接続し、かつ上記
    マルチポート回路の上記一対のポート以外の全てのポー
    トに測定系の特性インピーダンスに等しい抵抗値で終端
    する終端回路をそれぞれ接続して、上記マルチポート回
    路の無線周波数における電気的特性を測定することを特
    徴とするマルチポート回路の電気的特性測定方法。
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