JPH1064373A - スイッチ装置 - Google Patents

スイッチ装置

Info

Publication number
JPH1064373A
JPH1064373A JP22242896A JP22242896A JPH1064373A JP H1064373 A JPH1064373 A JP H1064373A JP 22242896 A JP22242896 A JP 22242896A JP 22242896 A JP22242896 A JP 22242896A JP H1064373 A JPH1064373 A JP H1064373A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switch
housing
multiway
switch device
section
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP22242896A
Other languages
English (en)
Inventor
Masataka Maehara
正孝 前原
Yosuke Sakai
要介 坂井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SMK Corp
Original Assignee
SMK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SMK Corp filed Critical SMK Corp
Priority to JP22242896A priority Critical patent/JPH1064373A/ja
Publication of JPH1064373A publication Critical patent/JPH1064373A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H25/00Switches with compound movement of handle or other operating part
    • H01H25/04Operating part movable angularly in more than one plane, e.g. joystick
    • H01H25/041Operating part movable angularly in more than one plane, e.g. joystick having a generally flat operating member depressible at different locations to operate different controls

Landscapes

  • Switches With Compound Operations (AREA)
  • Switch Cases, Indication, And Locking (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ロータリスイッチと多方向スイッチとの両方の
機能を持つ製造が簡易で低コストなスイッチ装置を提供
する。 【解決手段】リング状に形成したロータリスイッチのリ
ングの中に多方向スイッチを設置し、1個のスイッチ部
品として一体形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種電子機器にお
ける選択操作等に使用される、ロータリスイッチと多方
向スイッチとを組み合わせて1個の部品としたスイッチ
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ロータリスイッチと、複数の押し
ボタンスイッチ(プッシュスイッチともいう)とを組み
合わせたスイッチ装置は存在する。これは、ロータリス
イッチをリング状に形成し、このリングの中に複数の例
えば4個のプッシュスイッチを配設したものである。そ
の代表的な例として、特開平5−217468号公報及
び特開平5−217469号公報に開示されている、ロ
ータリスイッチと2方向スイッチとの組み合わせからな
るスイッチ装置1について図11を用いて概略説明す
る。
【0003】図11(A)は、スイッチ装置1の分解斜
視図を示し、図11(B)は断面図を示す。スイッチ装
置1は、ハウジング4と、操作部材5と、シャトルリン
グ即ちつまみ6と、ホルダ7と、2個の半円形の押しボ
タン8、9とから概略形成されている。以下、押しボタ
ン8、9側を”上”とする。
【0004】ハウジング4の上面中央部には円形の開口
が設けられ、この開口の下部は開口より大きな円形の凹
部10となって広がっている。この凹部10の底部には
プリント配線基板12が設けられている。このプリント
配線基板12の中心部から円柱状の突起部11が上方に
直立している。
【0005】プリント配線基板12の表面の外側には、
図示していない複数の(図11の場合は2本)の同心円
状の切り換え接片がプリントされており、内側には、押
しボタン8、9にそれぞれ対応する押しボタンスイッチ
14、15が設けられている。
【0006】操作部材5は、ハウジング4の上記円形開
口を回転可能に貫通する筒状部5aと、この筒状部5a
の下部と一体成形された鍔状部5bとからなり、鍔状部
5bの下面とプリント配線基板12の上面とが対面する
ように配置されている。
【0007】操作部材5の鍔状部5bの下面には、プリ
ント配線基板12にプリントされた上記複数の同心円の
切り換え接片とそれぞれ弾性接触する複数の(左右2個
ずつ)可動接点バネ16が取り付けられている。この可
動接点バネ16の弾力により、鍔状部5bの上面は、ハ
ウジング4の内面に押し付けられている。
【0008】操作部材5の直径方向左右に設けられた切
り欠き部17、18は、つまみ6のコマ19、20と係
合され、これによりつまみ6と操作部材5とを結合し、
つまみ6を回すと操作部材5も回るようになっている。
従って、つまみ6を回すことにより、可動接点バネ16
を回しロータリスイッチの機能を果たす。
【0009】ホルダ7には、押しボタン8、9が係止爪
21、22と板バネ23、24により保持されている。
ホルダ7の中央部には突起部25が設けられ、上記プリ
ント配線基板12の突起部11と接続されている。この
突起部25の上面にはスリ割りが設けられている。
【0010】押しボタン8、9の下面には、それぞれ、
押しボタンスイッチ14、15を押下するための突起部
26、27が一体成形で設けられている。
【0011】押しボタン8の内側端部は、弾性ヒンジ2
8によって支持された状態でホルダ7に取り付けられて
いる。押しボタン9の内側端部は、ホルダ7の上記突起
部25に設けたスリ割りにスライド可能に係合してい
る。
【0012】従って、押しボタン8、9は、押下されな
い限り、板バネ23、24の弾力により押しボタンスイ
ッチ14、15から離れる方向に付勢されている。押し
ボタン8(9)を板バネ23(24)の弾力に抗して押
下すると、突起部26(27)は押しボタンスイッチ1
4(15)を押し、切り換え動作を行う。
【0013】上記構成からなるスイッチ装置1は、つま
み6を操作することにより操作部材5が回動すると、可
動接点バネ16と接触する切り換え接片が切り換えら
れ、所謂ロータリスイッチの機能を果たす。また、押し
ボタン8、9のいずれかを押すと、押しボタンスイッチ
14、15のうちの対応する一つが動作しメニュー選択
などのスイッチ機能を果たす。従って、つまみ6を操作
して押しボタン8、9の操作をすれば、ロータリスイッ
チと押しボタンスイッチ8、9との組み合わせにより、
複雑な切り換え又は選択機能を果たすことができる。
【0014】上記発明によるスイッチ装置1において
は、押しボタン8を、押しボタン9と重なるように設け
た弾性ヒンジ28により支持されるような状態で、ホル
ダ7に取り付けている。これにより、操作時のガタ付き
を無くし、操作性の向上を図っている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のスイッチ装置1においては、押しボタンスイッチの
操作感覚を良くするために、上記弾性ヒンジ28等を用
いた複雑な構造としているため、部品点数が多く、組み
立て作業にも時間がかかるため、製造コストが高くなる
という問題点があった。従って、本発明は、上記従来の
問題点を解消し、操作性が良く、構造が簡単で、かつ低
コストなスイッチ装置を提供することに課題を有する。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係るスイッチ装置は、円筒状のシャトル部
を外周方向に回動自在なロータリスイッチと、少なくと
もロータリスイッチの内側に設けた複数の押しボタンス
イッチ及び任意の方向に所定角度傾斜して複数の押しボ
タンスイッチを操作可能な操作部を備えたマルチウェイ
部とからなり、マルチウェイ部と前記ロータリスイッチ
とを一体に形成したことを特徴とするものである。
【0017】上記構成により、ロータリスイッチとマル
チウェイ部との両機能を持ち、かつ、操作性が良いスイ
ッチ装置を、簡単な構造で製造することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明に係るスイッチ装置の望ま
しい実施の形態として、ビデオカメラ、電子レンジ、リ
モコン等各種の電子機器において表示メニューの選択等
に使用することができる、ロータリスイッチと4方向ス
イッチとを組み合わせた、図1に示すようなスイッチ装
置30について説明する。
【0019】図1(A)、図1(B)、図1(C)は、
それぞれ、スイッチ30の上面、右側面、前側面を示
す。スイッチ装置30は、全体としてほぼ六角形の箱状
に形成されたハウジング31と、ハウジング31の内部
外側にリング状にロータリスイッチとして形成されたシ
ャトル部32と、シャトル部32の上記リングの中に4
方向スイッチとして設置されたほぼ四角なマルチウェイ
部33と、ハウジング31の側面の1ヶ所に形成された
端子部34とから概略構成されている。
【0020】ハウジング31は合成樹脂製の六角形の密
閉された箱状に形成されており、図2(A)及び図2
(B)に示すようにその上板31aには、円形の開口3
1bが設けられている。この開口31bの外方向に突出
したシャトル部32が設けられ、その中側にマルチウェ
イ部33が設けられている。
【0021】ハウジング31の底板31cの上面には、
図2(C)に示すように、プリント配線基板35が設け
られている。このプリント配線基板35の外側部分上に
は、図2(A)に示すように、5個の細い同心リング3
6a、36b、36d、36c1 、36eが設定され、
それぞれのリングには図示しない所定のパターンで帯状
の複数の切り換え接片がプリントされている。
【0022】シャトル部32は、図2(A)及び図2
(B)に示すように、合成樹脂で一体成形されたつまみ
であるロータ37と、5個の接触子を持つブラッシ38
と、コイルスプリング39とを有している。
【0023】ロータ37は、ハウジング31の上面の上
記開口31bをスライド可能に貫通する円筒部37a
と、この円筒部37aの中央部に一体形成された鍔状部
37bとからなる。円筒部37aの上端部はハウジング
31の上板31aから突出しており、指で操作可能なよ
うになっており、その下端部はハウジング31の底板3
1cに接している。
【0024】ロータ37の鍔状部37bの下方には、上
記5個の接触子を持つ人の手状のブラッシ38が固定さ
れている。このブラッシ38の5個の接触子は、それぞ
れ、プリント配線基板35の同心リング36a、36
b、36d、36c1 、36eに弾性接触するようにな
っている。
【0025】ロータ37を任意の角度で止めた時、その
角度において、ブラッシ38の5個の接触子と接触して
いる切り換え接片の有無により端子部34の端子a、
b、d、c1 、eからの電気信号がオン(”1”)又は
オフ(”0”)となって出力されることになる。
【0026】以下、マルチウェイ部33について説明す
る。マルチウェイ部33は、スイッチ装置30の中央に
設置され、その上面は、図2(B)に示すように、ハウ
ジング31の底板31cから直立する2個の係止爪31
d、31eにより両側から係止されている。
【0027】マルチウェイ部33の上面中央からは、マ
ルチウェイ部33の操作部となる棒状の操作片からなる
ジョイスティック40が突出しており、このジョイステ
ィック40は、後述するように、図3(A)に示す90
度置きのA、B、C、Dの四つの操作方向に、それぞれ
約4度傾斜することができるようになっている。
【0028】一方、図1(B)、(C)に示すように、
ジョイステック40に強嵌合して操作つまみ80を取り
付けてもよい。操作つまみ80を取り付ければ、例えば
メニュの選択とメニューの決定操作が1つの操作つまみ
80で行なえる。
【0029】マルチウェイ部33は、原理的には、所謂
センタプッシュ付き4方向クリックタイプマルチウェイ
スイッチであり、ジョイスティック40の各操作方向
は、図3(B)に示すようなスイッチ動作とそれぞれ対
応している。
【0030】即ち、マルチウェイ部33の内部には、後
述するように、端子部34のセンタ端子c2 に対応する
電極Kと、ジョイスティック40の4つの操作方向A、
B、C、Dに1対1で対応する電極A、B、C、Dが設
けられており、これらの電極K、A、B、C、D、は端
子部34の端子c2 、f、i、h、gとそれぞれ接続さ
れている。
【0031】また、マルチウェイ部33の内部には、後
述するように、共通コンタクト41が設けられている。
【0032】ジョイスティック40を押下しながらA、
B、C又はDのいずれかの操作方向に倒すと、対応する
電極A、B、C又はDとセンタ電極Kとは、共通コンタ
クト41を介して接続され、その結果、端子部34の端
子f、i、h又はgとセンタ端子c2 とが接続されるこ
とになる。このことについては図7を用いて後述する。
【0033】以下、マルチウェイ部33の細部の構造に
ついて説明する。マルチウェイ部33は、ハウジング4
2と、アクチュエータ43と、スライダ44と、コイル
スプリング45と、カバー46と、上記ジョイスティッ
ク40とから構成されている。
【0034】ハウジング42は、図4(A)に示すよう
に、合成樹脂製のほぼ八角形の蓋の無い箱状に形成され
ている。図4(A)及び図4(B)は、それぞれ、ハウ
ジング42を上から及び横から見た図である。図4
(A)において、点線は、導電体の配線の見えない部分
を示す。図4(C)、図4(D)、図4(E)はそれぞ
れ、図4(A)におけるP−P、Q−Q、R−Rの各断
面図である。
【0035】ハウジング42の底面には、中央部とその
周りの操作方向A、B、C、Dに対応する部分との計5
ヶ所に円形の凹部47K、47A、47B、47C、4
7Dが設けられている。凹部47K、47A、47B、
47C、47Dの各中央には、低い円柱状の上記電極
K、A、B、C、Dが設けられている。この電極K、
A、B、C、Dの両側には、共通コンタクト41があ
り、このコンタクト41とは導通していないいわゆるM
Tスイッチの構造となっている。
【0036】ハウジング42の左右には、それぞれ4本
ずつ、外方へ突出して下方に曲げられた端子42a、4
2b、42c、42d、42e、42f、42g、42
hが設けられている。これらの内、端子42a、42
c、42d、42e、42f、42hは、それぞれ、電
極A、D、K、K、B、Cと接続されている。端子42
b、42gは共通コンタクト41と接続されている。
【0037】各凹部47K、47A、47B、47C、
47Dには、それぞれ、後述するアクチュエータ43の
押しボタン48K、48A、48B、48C、48Dの
頭部50が金属反転板41aを介して上下方向にスライ
ド可能に装着されている。押しボタン48K、48A、
48B、48C、48Dの頭部50が押下されると、対
応する電極K、A、B、C、Dは共通コンタクト41と
電気的に導通するようになっている。
【0038】即ち、図7に示すように、凹部47K(、
47A、47B、47C、47D)には、電極K(、
A、B、C、D)を中心として、その両側に共通コンタ
クト41を配置した構造となっている。電極K(、A、
B、C、D)の上部を覆うようにしたドーム状の金属反
転板41aは、共通コンタク41に接続した構造となっ
ている。このような構造からなる凹部47kにおいて
は、金属反転板41aの上部に位置するスライダ44の
突起64及び押しボタン48Kの頭部50により、金属
反転板41aに押しつける。そうすると図の波線で示す
ように金属反転板41aが反転して、電極Kに接続す
る。そして共通コンタクト41と電極Kとの電気的な接
続が得られる。
【0039】アクチュエータ43は、やや弾性のある合
成樹脂により、図5(A)及び図5(B)にそれぞれ上
面及び側面を示すような形状に一体成形され、ハウジン
グ42の底面に嵌め込まれる。
【0040】アクチュエータ43には、ハウジング42
の電極K、A、B、C、Dにそれぞれ対峙する位置にそ
れぞれの頭部50を持つ押しボタン48K、48A、4
8B、48C、48Dが一体成形で設けられている。
【0041】図5(C)及び図5(D)は各押しボタン
48K、48A、48B、48C、48Dの上面及び断
面を示す。各押しボタン48K、48A、48B、48
C、48Dは、矩形状の柄部49と、柄部49の一端部
から垂直に突出する円筒状の頭部50とからなる。各押
しボタン48K、48A、48B、48C、48Dは、
柄部49の他端49aがアクチュエータ43の本体とつ
ながっている以外は、周囲を貫通孔51に囲まれてお
り、これにより、押しボタン48K、48A、48B、
48C、48Dはアクチュエータ43本体からある程度
自由となっている。
【0042】また、アクチュエータ43の上面には、隣
接する押しボタン48A、48B、48C、48Dのう
ちの隣り合う2つの押しボタンの中間位置であって、中
央の押しボタン48Kから各周囲の押しボタン48A、
48B、48C、48Dまでの距離とほぼ等しい距離
に、円弧状の4個の上向きの突起52、53、54、5
5が設けられている。
【0043】また、相対する2個の突起52、54の各
外側には、これらの突起52、54の円周方向の幅と等
しい幅の切り欠き56、57が設けられている。更に、
アクチュエータ43には、ハウジング42の突起と結合
するための貫通孔58、59が設けられている。
【0044】上記のようなアクチュエータ43は、各押
しボタン48K48A、48B、48C、48Dの頭部
50をハウジング42の凹部47K、47A、47B、
47C、47Dに係合させ、貫通孔58、59にハウジ
ング42の突起を嵌合することによりマルチウェイ部3
3に組み込まれる。
【0045】スライダ44は、アクチュエータ43の上
に設置される合成樹脂製の円形の鍔付き帽子状の部材で
あって、図6(A)、図6(B)、図6(C)はそれぞ
れ、スライダ44を上、下、横から見た図であり、図6
(D)、図6(E)は図6(A)におけるA−A断面図
及びB−B断面図である。
【0046】スライダ44は、中央部の円形ドーム部6
0と、この円形ドーム部60の下部の周囲に設けられた
円形の水平な鍔状部61と、鍔状部61の直径方向両側
からL字状に外側下方に突出した係止部62、63と、
鍔状部61の下面に、アクチュエータ43の押しボタン
48A、48B、48C、48Dとそれぞれ対応する位
置に設けられた半球形の突起64、65、66、67と
を有している。
【0047】この半球形の突起64、65、66、67
は、マルチウェイ部33を組み立てた時、アクチュエー
タ43の押しボタン48A、48B、48C、48Dの
各頭部50の上に対峙して位置し、ジョイスティック4
0を操作した時、対応する押しボタン48A、48B、
48C、48Dの頭部50を押下する作用をする。
【0048】円形ドーム部60の頂上部には、ジョイス
ティック40が貫通する円形孔68が設けられている。
この円形孔68の下半分の周壁は、図8に示すようなジ
ョイスティック40の軸部69が嵌合するように円形と
なっており、上半分の周壁は、ジョイスティック40の
係止部70が嵌合するように、相向き合った二つの部分
円と相向き合った二つの弦とで形成された断面をなして
いる。
【0049】また、鍔状部61の下面には、アクチュエ
ータ43の4個の突起52、53、54、55を嵌合す
るための、溝71、72、73、74が設けられてい
る。
【0050】スライダ44の孔68にジョイスティック
40の軸部69の先端から通し、ジョイスティック40
の係止部70を孔68に係合させることにより、ジョイ
スティック40はスライダ44に固定され、両者は一体
となって動くことになる。
【0051】コイルスプリング45は、弾性金属線によ
り図9に示すように作成され、スライダ44の円形ドー
ム部60の下に設置される。コイルスプリング45の自
由高はH1であり、指定高はH2である。なお、H2
は、マルチウェイ部33が組み立て完了した時のスライ
ダ44とアクチュエータ43との距離である。
【0052】円形ドーム部60の下にコイルスプリング
45を装着したスライダ44は、係止部62、63をア
クチュエータ43の切り欠き56、57に嵌合すること
により、アクチュエータ43に結合される。この時、ス
ライダ44の半球状突起64、65、66、67は、ア
クチュエータ43の押しボタン48A、48B、48
C、48Dにほぼ接する程度である。
【0053】カバー46は、合成樹脂により、図10に
示すような形状に一体成形されている。即ち、カバー4
6は、マルチウェイ部33の大きさに等しい四角形の上
板75と、この上板75の四隅に下方へ直立する4本の
脚部76とからなる。
【0054】上板75の中央には、ジョイスティック4
0とスライダ44の円形ドーム部60とを受け入れるよ
うに下方に向かって広がる円形孔77が設けられてい
る。
【0055】上記ハウジング42に、接触片である金属
反転板41a、アクチュエータ43、コイルスプリング
45、ジョイスティック40を装着したスライダ44、
カバー46の順に上から組み付けることにより、マルチ
ウェイ部33は完成する。
【0056】このように組み立てられたマルチウェイ部
33は、ジョイスティック40を操作しない場合は、5
個の凹部47K、47A、47B、47C、47Dに設
けてある金属反転板41aによりスライダ44は上方に
支持されており、スライダ44の半球形突起64、6
5、66、67と、アクチュエータ43の押しボタン4
8A、48B、48C、48Dとは殆ど接しない程度で
あると共に、ジョイスティック40の下端は金属反転板
41aによってアクチュエータ43の押しボタン48K
とは殆ど接していない程度である。つまり、ジョイステ
ィック40とスライダ44とは5個の金属反転板41a
によって支持された状態にあり、ジョイスティック40
は垂直に保持されている。
【0057】操作時、ジョイスティック40を4方向の
いずれかに倒した(クリック)後にセンタの位置に戻
り、その時に垂直方向に押すことにより、スライダ44
は金属反転板41aの弾力に抗して押下され、ジョイス
ティック40の先端はアクチュエータ43の押しボタン
48Kを押し、その結果、ハウジング42の電極Kは金
属反転板41aを介して共通コンタクト41と電気的に
接続され、電極Kは端子部34の端子c2 と接続される
ことになる。
【0058】また、ジョイスティック40が倒れた方向
のスライダ44の半球形突起64、65、66、67の
一つがアクチュエータ43の押しボタン48A、48
B、48C、48Dの内の対応する一つを押下し、それ
により、ハウジング42の電極A、B、C、Dの内の対
応する一つが共通コンタクト41と接続される。その結
果、その電極A、B、C、Dは、端子部34の対応する
端子f、g、h、又はiと接続される。
【0059】上記組み立てられたマルチウェイ部33
を、スイッチ装置30のハウジング31の中央部底面
に、上記係止爪31d、31eにより固定する。この
時、8本の端子42a、42b、42c、42d、42
e、42f、42g、42hは、ハウジング31の底板
31cの設けられた貫通孔(図示省略)を通して下方へ
突出するようにする。
【0060】なお、端子42a、42b、42c、42
d、42e、42f、42g、42hは、プリント配線
基板35上で、端子部34の各対応する端子と接続され
ている。
【0061】上述のように製作されたスイッチ装置30
は、ロータ37を回転することによりロータリスイッチ
として使用され、ジョイスティック40を4方向に操作
することにより多方向スイッチとして使用され、ロータ
37でメニューを選択した後に、ジョイスティック40
でメニューを決定する操作をすることにより、端子部3
4から両者の組み合わせからなる出力を得ることができ
る。
【0062】上記実施形態においては、マルチウェイ部
33を4方向としたが、本発明に係るスイッチ装置にお
いては、同様の構造でマルチウェイ部33を8方向、1
6方向等にもすることができることは勿論である。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るスイッ
チ装置は、マルチウェイ部と前記ロータリスイッチとを
一体に形成して1個の部品としたので、例えばメニュー
の選択操作とメニューの決定操作が1つの操作つまみで
行うことができ、使いやすいスイッチ装置を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスイッチ装置の一実施形態の外観
を示す説明図である。
【図2】同実施形態の全体内部構成を示す説明図であ
る。
【図3】同実施形態での多方向スイッチ部分の動作を示
す説明図である。
【図4】同多方向スイッチ部分のハウジングの構造を示
す説明図である。
【図5】同多方向スイッチ部分のアクチュエータの構造
を示す説明図である。
【図6】同多方向スイッチ部分のスライダの構造を示す
説明図である。
【図7】同スイッチ部分の構造を拡大して示した説明図
である。
【図8】同多方向スイッチ部分のジョイスティックの構
造を示す説明図である。
【図9】同多方向スイッチ部分のコイルスプリングの構
造を示す説明図である。
【図10】同多方向スイッチ部分のカバーの構造を示す
説明図である。
【図11】従来のスイッチ装置の構成を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1:スイッチ装置 4:ハウジング 5:操作部材 5
a:筒状部 5b:鍔状部 6:つまみ 7:ホルダ
8、9:押しボタン 10:凹部 11:突起部12:
プリント配線基板 14、15:押しボタンスイッチ
16:可動接点バネ 17、18:切り欠き 19、2
0:コマ 21、22:係止爪 23、24:板バネ
25、26、27:突起部 28:弾性ヒンジ 30:
スイッチ装置 31:ハウジング 31a:上板 31
b:開口 31c:底板 31d、31c:係止爪 3
2:シャトル部 33:マルチウェイ部 34:端子部 35:プリント配線基板 36a、36b、36d、3
6c1、36e:同心リング 37:ロータ 37a:
円筒部 37b:鍔状部 38:ブラッシ 39:コイ
ルスプリング 40:ジョイスティック 41:共通コ
ンタクト 42:ハウジング 43:アクチュエータ
44:スライダ 45:スプリング 46:カバー 4
7K、47A、47B、47C、47D:凹部 48
K、48A、48B、48C、48D:押しボタン 4
9:柄部 50:頭部 51:貫通孔 52、53、54、55:突起 56、57:切り欠き
58、59:貫通孔 60:円形ドーム部 61:鍔状部 62、63:係止
部 64、65、66、67:半球形の突起 68:円
形孔 69:軸部 70:係止部 71、72、73、
74:溝 75:上板 76:脚部 80:操作つまみ
K、A、B、C、D:電極 a、b、c1 、d、e、
f、g、c2 、h、i:端子

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円筒状のシャトル部を外周方向に回動自在
    なロータリスイッチと、少なくとも前記ロータリスイッ
    チの内側に設けた複数の押しボタンスイッチ及び任意の
    方向に所定角度傾斜して前記複数の押しボタンスイッチ
    を操作可能な操作部を備えたマルチウェイ部とからな
    り、該マルチウェイ部と前記ロータリスイッチとは、一
    体に形成したことを特徴とするスイッチ装置。
  2. 【請求項2】前記操作部は、棒状の操作片からなるジョ
    イスティックであることを特徴とする請求項1に記載の
    スイッチ装置。
JP22242896A 1996-08-23 1996-08-23 スイッチ装置 Pending JPH1064373A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22242896A JPH1064373A (ja) 1996-08-23 1996-08-23 スイッチ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22242896A JPH1064373A (ja) 1996-08-23 1996-08-23 スイッチ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1064373A true JPH1064373A (ja) 1998-03-06

Family

ID=16782246

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22242896A Pending JPH1064373A (ja) 1996-08-23 1996-08-23 スイッチ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1064373A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008093271A (ja) * 2006-10-13 2008-04-24 Terumo Corp マニピュレータ
JP2020512672A (ja) * 2017-03-29 2020-04-23 ダヴ スイッチのための力伝達要素のセット

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008093271A (ja) * 2006-10-13 2008-04-24 Terumo Corp マニピュレータ
JP2020512672A (ja) * 2017-03-29 2020-04-23 ダヴ スイッチのための力伝達要素のセット

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3903731B2 (ja) 多方向入力装置およびこれを用いた電子機器
US5952628A (en) Multiple-way electronic component with push switch
KR100347860B1 (ko) 다방향 조작 스위치 및 이것을 이용한 다방향 조작장치
JP4882842B2 (ja) 多方向入力装置
JP2002025394A (ja) 複合操作スイッチ
US6359243B1 (en) Multi-directional operating switch and electronic device using the same
JP2001351478A (ja) 多方向スイッチ
JP3896734B2 (ja) 多方向操作スイッチおよびこれを用いた電子機器
JP2004013507A (ja) 多方向操作スイッチおよびこれを用いた多方向入力装置
WO2001020629A1 (fr) Dispositif d'entree multidirectionnel
KR100477775B1 (ko) 다방향 스위치장치
JP2004006069A (ja) スイッチ機構および、これを用いた多方向操作スイッチならびに多方向操作ユニット
JPH10188738A (ja) 多方向スイッチ
JP3890863B2 (ja) 多方向操作スイッチ及びこれを用いた電子機器
TWI226074B (en) Depression switch and multidirectional input device
JP3877471B2 (ja) 多方向入力装置
JPH1064373A (ja) スイッチ装置
JP2010003424A (ja) 多方向入力装置
JP3763044B2 (ja) 多方向スイッチ
JP4375381B2 (ja) 多方向入力装置およびこれを備えた電子機器
JP3763676B2 (ja) スイッチ装置、並びにスイッチ装置を使用した電子機器
JP2022174352A (ja) スイッチ装置
US20120125751A1 (en) Multi direction switch
JPH11306918A (ja) 複合スイッチ
JP2000149720A (ja) 押釦スイッチ付き回転式電子部品