JPH1063948A - 自動取引装置の資金運用支援装置 - Google Patents

自動取引装置の資金運用支援装置

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JPH1063948A
JPH1063948A JP21370896A JP21370896A JPH1063948A JP H1063948 A JPH1063948 A JP H1063948A JP 21370896 A JP21370896 A JP 21370896A JP 21370896 A JP21370896 A JP 21370896A JP H1063948 A JPH1063948 A JP H1063948A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
time
period
input
prediction
Prior art date
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Pending
Application number
JP21370896A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunobu Konta
和宣 紺田
Tetsuya Abe
哲也 阿部
Shigeru Maeda
茂 前田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP21370896A priority Critical patent/JPH1063948A/ja
Publication of JPH1063948A publication Critical patent/JPH1063948A/ja
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  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】平常日に比べ取引傾向の異なる特異日の予測精
度が向上し、予測期間の初めの方の予測精度が向上する
自動取引装置の資金運用支援装置を提供する。 【解決手段】時系列データ入力部3は、自動取引装置1
1 〜1nの取引情報の時系列データを入力し、環境情報
入力部4は、取引発生時の環境情報を入力し、これらは
時系列情報データベース5に格納される。クラスタリン
グ部6は、時系列情報データベース5内の時系列データ
一定時間ごとの単位時間に分割し、この分割した単位時
間の時系列データごとにクラスタリングを行い、その結
果を環境情報とともにパターンデータベース7に格納す
る。パターン検索部9は、予測期間の環境情報を基に適
切な過去の時系列パターンとその環境情報をパターンデ
ータベース7から検索し、必要資金量予測部10は、そ
の検索結果を用いて予測期間の必要資金量を予測し、そ
の予測結果を必要資金量出力部11で出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば、銀行の
現金自動支払機や現金自動預出金機など、金融機関にお
ける自動取引装置の過去の取引情報の時系列データと取
引発生時の環境情報を記憶し、それらのデータを用いて
予測期間の必要資金量を予測する自動取引装置の資金運
用支援装置に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、銀行などの金融機関における
自動取引装置(現金自動支払機、現金自動預出金機な
ど)には、大量の現金が格納されており、この格納に必
要な資金の量は、各支店などにおいて現金を準備すべき
量と密接に関わる重要な事項である。自動取引装置に格
納する現金が少なすぎれば、現金切れが生じて著しいサ
ービス低下を招くし、逆に現金を多くしすぎると、資金
運用上の効率が下がって収益の低下を招く。
【0003】そこで、最近、必要な資金量を予測し、適
切な量の現金を自動取引装置に格納しておこうという考
えが提案されている。そのためには、必要な資金量の予
測が必要であり、既に、そうした資金量予測を行なう装
置の開発がなされている。そして、それらの予測の多く
は、過去の取引情報の時系列データを1箇月分まとめて
クラスタリングすることにより時系列パターンを発見
し、それを参照することにより必要資金量を予測するも
のである。
【0004】また、資金量の予測は、前月のデータを参
照して1箇月分を行なっている。参照先を前月とするこ
とにより、たとえば、ビルのオープンや団地の入居開始
など、自動取引装置の取引量に変化を及ぼす環境の変化
に迅速に対応でき、かつ、データ収集が1箇月間あれば
予測を開始できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来にあっ
ては、たとえば、ボーナス支給日など、特別な取引傾向
のある特異日の予測に関しても前月を参照していたた
め、予測値と実際値との差が大きくなる場合があった。
【0006】また、従来にあっては、参照期間を前月の
データと限定しており、予測期間の始端を予測する場
合、必ず前月のデータを参照するよう補正をかけてい
た。そのため、前月始めの予測値の誤差が大きくなる場
合があった。
【0007】さらに、従来にあっては、参照するデータ
が全て揃わないと予測が行なわれないために、たとえ
ば、ゴールデンウィークや年末年始で月末から次の月の
初旬までを含めた取引量を考慮して自動取引装置に資金
を詰めたくても、それができなかった。
【0008】そこで、本発明は、平常日に比べ取引傾向
の異なる特異日の予測精度が向上するとともに、予測期
間の初めの方の予測精度が向上し、かつ、月末から翌月
への資金運用計画をたてることができるようになる自動
取引装置の資金運用支援装置を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の自動取引装置の
資金運用支援装置は、自動取引装置からの取引情報の時
系列データを入力する第1の入力手段と、前記自動取引
装置の取引発生時の日付、曜日、天候などの環境情報を
入力する第2の入力手段と、前記第1の入力手段で入力
された時系列データと前記第2の入力手段で入力された
環境情報とを対応させて記憶する第1の記憶手段と、こ
の第1の記憶手段に記憶された時系列データを一定時間
ごとの単位時間に分割する分割手段と、この分割手段で
分割された単位時間の時系列データごとにクラスタリン
グすることにより時系列パターンを得るクラスタリング
手段と、このクラスタリング手段で得られた時系列パタ
ーンを前記第2の入力手段で入力された環境情報ととも
に記憶する第2の記憶手段と、前記第2の入力手段で入
力された環境情報を用いて一定時間の単位時間である予
測期間の環境情報を予測する第1の予測手段と、この第
1の予測手段で予測された予測期間の環境情報を用いて
予測期間に対応する過去の時系列パターンとその環境情
報を前記第2の記憶手段から検索する検索手段と、この
検索手段で検索された時系列パターンと環境情報を用い
て予測期間の必要資金量を予測する第2の予測手段と、
この第2の予測手段で予測された予測期間の必要資金量
に関する情報を出力する出力手段とを具備している。
【0010】また、本発明の自動取引装置の資金運用支
援装置は、自動取引装置からの取引情報の時系列データ
を入力する第1の入力手段と、前記自動取引装置の取引
発生時の日付、曜日、天候などの環境情報を入力する第
2の入力手段と、前記第1の入力手段で入力された時系
列データと前記第2の入力手段で入力された環境情報と
を対応させて記憶する第1の記憶手段と、この第1の記
憶手段に記憶された時系列データをクラスタリングする
ことにより時系列パターンを得るクラスタリング手段
と、このクラスタリング手段で得られた時系列パターン
を前記第2の入力手段で入力された環境情報とともに記
憶する第2の記憶手段と、前記第2の入力手段で入力さ
れた環境情報を用いて一定時間の単位時間である予測期
間の環境情報を予測する第1の予測手段と、この第1の
予測手段で予測された予測期間とその予測期間に対応す
る環境情報を入力する第3の入力手段と、この第3の入
力手段で入力された予測期間の環境情報から、その予測
期間が通常の期間の資金取引傾向と異なる資金取引傾向
を持つ特異期間であることを判断する判断手段と、この
判断手段の判断結果により、予測期間の直前の単位時間
もしくは2単位時間以前にさかのぼって、予測期間に対
応する参照期間を決定する決定手段と、この決定手段で
決定された参照期間に対応する過去の時系列パターンと
その環境情報を前記第2の記憶手段から検索する検索手
段と、この検索手段で検索された時系列パターンと環境
情報を用いて予測期間の必要資金量を予測する第2の予
測手段と、この第2の予測手段で予測された予測期間の
必要資金量に関する情報を出力する出力手段とを具備し
ている。
【0011】また、本発明の自動取引装置の資金運用支
援装置は、自動取引装置からの取引情報の時系列データ
を入力する第1の入力手段と、前記自動取引装置の取引
発生時の日付、曜日、天候などの環境情報を入力する第
2の入力手段と、前記第1の入力手段で入力された時系
列データと前記第2の入力手段で入力された環境情報と
を対応させて記憶する第1の記憶手段と、この第1の記
憶手段に記憶された時系列データを一定時間ごとの単位
時間に分割する分割手段と、この分割手段で分割された
単位時間の時系列データごとにクラスタリングすること
により時系列パターンを得るクラスタリング手段と、こ
のクラスタリング手段で得られた時系列パターンを前記
第2の入力手段で入力された環境情報とともに記憶する
第2の記憶手段と、前記第2の入力手段で入力された環
境情報を用いて一定時間の単位時間である予測期間の環
境情報を予測する第1の予測手段と、この第1の予測手
段で予測された予測期間とその予測期間に対応する環境
情報を入力する第3の入力手段と、この第3の入力手段
で入力された予測期間の環境情報から、その予測期間が
通常の期間の資金取引傾向と異なる資金取引傾向を持つ
特異期間であることを判断する判断手段と、この判断手
段の判断結果により、予測期間の直前の単位時間もしく
は2単位時間以前にさかのぼって、予測期間に対応する
参照期間を決定する決定手段と、この決定手段で決定さ
れた参照期間に対応する過去の時系列パターンとその環
境情報を前記第2の記憶手段から検索する検索手段と、
この検索手段で検索された時系列パターンと環境情報を
用いて予測期間の必要資金量を予測する第2の予測手段
と、この第2の予測手段で予測された予測期間の必要資
金量に関する情報を出力する出力手段とを具備してい
る。
【0012】また、本発明の自動取引装置の資金運用支
援装置は、自動取引装置からの取引情報の時系列データ
を入力する第1の入力手段と、前記自動取引装置の取引
発生時の日付、曜日、天候などの環境情報を入力する第
2の入力手段と、前記第1の入力手段で入力された時系
列データと前記第2の入力手段で入力された環境情報と
を対応させて記憶する第1の記憶手段と、この第1の記
憶手段に記憶された時系列データをクラスタリングする
ことにより時系列パターンを得るクラスタリング手段
と、このクラスタリング手段で得られた時系列パターン
を前記第2の入力手段で入力された環境情報とともに記
憶する第2の記憶手段と、前記第2の入力手段で入力さ
れた環境情報を用いて一定時間の単位時間である予測期
間の環境情報を予測する第1の予測手段と、この第1の
予測手段で予測された予測期間とその予測期間に対応す
る環境情報を入力する第3の入力手段と、この第3の入
力手段で入力された予測期間の環境情報を用い、予測期
間の直前の単位時間内から予測期間に対応する参照期間
を決定する第1の決定手段と、前記第3の入力手段で入
力された予測期間の環境情報を用い、予測期間の2単位
前の単位時間内から予測期間に対応する参照期間を決定
する第2の決定手段と、前記第1の決定手段で決定され
た参照期間と前記第2の決定手段で決定された参照期間
とを比較して、どちらの参照期間を予測期間の参照期間
とするかを決定する第3の決定手段と、この第3の決定
手段で決定された参照期間に対応する過去の時系列パタ
ーンとその環境情報を前記第2の記憶手段から検索する
検索手段と、この検索手段で検索された時系列パターン
と環境情報を用いて予測期間の必要資金量を予測する第
2の予測手段と、この第2の予測手段で予測された予測
期間の必要資金量に関する情報を出力する出力手段とを
具備している。
【0013】また、本発明の自動取引装置の資金運用支
援装置は、自動取引装置からの取引情報の時系列データ
を入力する第1の入力手段と、前記自動取引装置の取引
発生時の日付、曜日、天候などの環境情報を入力する第
2の入力手段と、前記第1の入力手段で入力された時系
列データと前記第2の入力手段で入力された環境情報と
を対応させて記憶する第1の記憶手段と、この第1の記
憶手段に記憶された時系列データを一定時間ごとの単位
時間に分割する分割手段と、この分割手段で分割された
単位時間の時系列データごとにクラスタリングすること
により時系列パターンを得るクラスタリング手段と、こ
のクラスタリング手段で得られた時系列パターンを前記
第2の入力手段で入力された環境情報とともに記憶する
第2の記憶手段と、前記第2の入力手段で入力された環
境情報を用いて一定時間の単位時間である予測期間の環
境情報を予測する第1の予測手段と、この第1の予測手
段で予測された予測期間とその予測期間に対応する環境
情報を入力する第3の入力手段と、この第3の入力手段
で入力された予測期間の環境情報を用い、予測期間の直
前の単位時間内から予測期間に対応する参照期間を決定
する第1の決定手段と、前記第3の入力手段で入力され
た予測期間の環境情報を用い、予測期間の2単位前の単
位時間内から予測期間に対応する参照期間を決定する第
2の決定手段と、前記第1の決定手段で決定された参照
期間と前記第2の決定手段で決定された参照期間とを比
較して、どちらの参照期間を予測期間の参照期間とする
かを決定する第3の決定手段と、この第3の決定手段で
決定された参照期間に対応する過去の時系列パターンと
その環境情報を前記第2の記憶手段から検索する検索手
段と、この検索手段で検索された時系列パターンと環境
情報を用いて予測期間の必要資金量を予測する第2の予
測手段と、この第2の予測手段で予測された予測期間の
必要資金量に関する情報を出力する出力手段とを具備し
ている。
【0014】また、本発明の自動取引装置の資金運用支
援装置は、自動取引装置からの取引情報の時系列データ
を入力する第1の入力手段と、前記自動取引装置の取引
発生時の日付、曜日、天候などの環境情報を入力する第
2の入力手段と、前記第1の入力手段で入力された時系
列データと前記第2の入力手段で入力された環境情報と
を対応させて記憶する第1の記憶手段と、この第1の記
憶手段に記憶された時系列データをクラスタリングする
ことにより時系列パターンを得るクラスタリング手段
と、このクラスタリング手段で得られた時系列パターン
を前記第2の入力手段で入力された環境情報とともに記
憶する第2の記憶手段と、前記第2の入力手段で入力さ
れた環境情報を用いて一定時間の単位時間である予測期
間の環境情報を予測する第1の予測手段と、この第1の
予測手段で予測された予測期間の環境情報を用いて予測
期間に対応する過去の時系列パターンとその環境情報を
前記第2の記憶手段から検索する検索手段と、この検索
手段で検索された時系列パターンと環境情報を入力する
第3の入力手段と、この第3の入力手段で入力された時
系列パターンと環境情報から予測期間の予測値を決定す
る第1の決定手段と、前記予測期間の後の期間を延長予
測期間として設定する設定手段と、この設定手段で設定
された延長予測期間に対する参照期間を前記予測期間内
から決定する第2の決定手段と、この第2の決定手段で
決定された延長予測期間の参照期間から予測値をコピー
して延長予測期間の予測値とする延長予測実行手段と、
前記第1の決定手段で決定された予測期間の予測値と前
記延長予測実行手段で得られる延長予測期間の予測値か
ら必要資金指示量を決定する第3の決定手段と、この第
3の決定手段で決定された必要資金指示量に関する情報
を出力する出力手段とを具備している。
【0015】さらに、本発明の自動取引装置の資金運用
支援装置は、自動取引装置からの取引情報の時系列デー
タを入力する第1の入力手段と、前記自動取引装置の取
引発生時の日付、曜日、天候などの環境情報を入力する
第2の入力手段と、前記第1の入力手段で入力された時
系列データと前記第2の入力手段で入力された環境情報
とを対応させて記憶する第1の記憶手段と、この第1の
記憶手段に記憶された時系列データを一定時間ごとの単
位時間に分割する分割手段と、この分割手段で分割され
た単位時間の時系列データごとにクラスタリングするこ
とにより時系列パターンを得るクラスタリング手段と、
このクラスタリング手段で得られた時系列パターンを前
記第2の入力手段で入力された環境情報とともに記憶す
る第2の記憶手段と、前記第2の入力手段で入力された
環境情報を用いて一定時間の単位時間である予測期間の
環境情報を予測する第1の予測手段と、この第1の予測
手段で予測された予測期間の環境情報を用いて予測期間
に対応する過去の時系列パターンとその環境情報を前記
第2の記憶手段から検索する検索手段と、この検索手段
で検索された時系列パターンと環境情報を入力する第3
の入力手段と、この第3の入力手段で入力された時系列
パターンと環境情報から予測期間の予測値を決定する第
1の決定手段と、前記予測期間の後の期間を延長予測期
間として設定する設定手段と、この設定手段で設定され
た延長予測期間に対する参照期間を前記予測期間内から
決定する第2の決定手段と、この第2の決定手段で決定
された延長予測期間の参照期間から予測値をコピーして
延長予測期間の予測値とする延長予測実行手段と、前記
第1の決定手段で決定された予測期間の予測値と前記延
長予測実行手段で得られる延長予測期間の予測値から必
要資金指示量を決定する第3の決定手段と、この第3の
決定手段で決定された必要資金指示量に関する情報を出
力する出力手段とを具備している。
【0016】本発明によれば、通常の日と異なる取引傾
向を持つ特異日の参照パターンとして前月以前の時系列
データを参照することも可能としたことにより、特異日
の予測値として前回の特異日の取引情報を参照し、精度
の高い予測を行なうことができる。
【0017】また、予測を行なう月の初旬の予測に前々
月の時系列データを参照することを可能にするため、月
の初旬の予測の精度をあげることができる。また、予測
期間を幾日分か延長して予測するので、月末から翌月の
初旬までを通した資金運用計画をたてることが可能にな
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。なお、本実施の形態は、た
とえば、銀行における現金自動預出金機などの自動取引
装置の資金運用支援装置に適用した場合を一例として説
明する。
【0019】本実施の形態の自動取引装置の資金運用支
援装置は、資金運用の支援を行なおうとする複数の自動
取引装置の入金、出金などの取引情報の時系列データを
入力し、それをクラスタリングして日付、曜日、天候な
どの取引発生時の環境情報とともに記憶する。そして、
予測期間の環境情報を基に適切な過去の時系列パターン
を検索し、それに基づき予測期間の必要資金量を予測す
るものである。
【0020】図1は、本実施の形態に係る自動取引装置
の資金運用支援装置の概略構成を示すもので、1は自動
取引装置群、2は自動取引装置群1の資金運用の支援を
行なう資金運用支援装置である。自動取引装置群1は、
複数の現金自動預出金機などの自動取引装置(銀行AT
M)11 〜1nから構成される。
【0021】資金運用支援装置2は、第1の入力手段と
しての時系列データ入力部3、第2の入力手段としての
環境情報入力部4、第1の記憶手段としての時系列情報
データベース5、クラスタリング手段としてのクラスタ
リング部6、第2の記憶手段としてのパターンデータベ
ース7、第1の予測手段としての予測期間環境情報予測
部8、検索手段としてのパターン検索部9、第2の予測
手段としての必要資金量予測部10、および、出力手段
としての必要資金量出力部11から構成されている。
【0022】まず、資金運用支援装置2の全体の処理の
流れと各部の概略的な働きを説明する。複数の自動取引
装置11 〜1nからの入金、出金などの取引情報は、時
系列的に時系列データ入力部3に入力される。一方、取
引発生時の日付、曜日、天候などの環境情報は、環境情
報入力部4から入力される。これらは、共に対応させて
時系列情報データベース5に格納される。
【0023】次に、時系列データがある単位時間まとま
ると、環境情報とともにクラスタリング部6へ送られ
る。クラスタリング部6は、送られてきた全時系列デー
タに対し、データの時系列パターンが類似するものを同
じクラスタとして分類する。こうしてクラスタリングさ
れた時系列パターンは、環境情報とともにクラスタリン
グ情報としてパターンデータベース7に送られ、格納さ
れる。
【0024】一方、予測期間環境情報予測部8は、環境
情報入力部4とパターンデータベース7から得られる環
境情報を用いて、予測期間に対する曜日などの固定的な
情報を求めたり、天候などの変動する情報を予測して、
予測期間環境情報としてパターン検索部9に送る。パタ
ーン検索部9は、送られてきた予測期間環境情報を基
に、予測期間に対して最も適切な参照時系列パターンを
パターンデータベース7から検索する。
【0025】必要資金量予測部10は、パターン検索部
9で検索された参照時系列パターンを基に、参照時系列
パターンのノイズ除去を行なったり、予測環境情報と参
照環境情報の類似点や相違点を用いるなどして、予測期
間の必要資金量を予測する。必要資金量出力部11は、
必要資金量予測部10で予測された資金量および予測環
境情報を基に必要資金量に関する情報を出力する。
【0026】以下、要部の詳細を説明する。まず、クラ
スタリング部6について説明する。クラスタリング部6
は、たとえば、図2に示すように、分割手段としての時
系列データ分割部21、および、クラスタリング手段と
しての分割データクラスタリング部22によって構成さ
れている。
【0027】すなわち、時系列データ分割部21は、過
去の取引の時系列データを時系列情報データベース5か
ら取出し、単位時間ごとに分割する。時系列データの単
位時間は、ある環境情報を基準として設定し、たとえ
ば、数箇月、1週間、10日間、数時間、天候が晴れの
日から次の晴れの日まで、などでもよい。たとえば、単
位時間を1箇月とすると、時系列データ分割部21は、
1月1日から1月31日までを一区切り、2月1日から
2月28日までを一区切り、…といった具合に時系列デ
ータを区切って分割データクラスタリング部22に送
る。
【0028】分割データクラスタリング部22は、時系
列データ分割部21で分割された単位時間ごとの時系列
データをクラスタリングし、代表パターンデータを生成
する。図3が各時系列データとパターンデータの概略図
である。たとえば、時系列データが7月1日から7月3
1日まで区切られており、在高でクラスタリングが行な
われるとする。
【0029】図3では、時系列データとしてA,B,
C,Dの4つが与えられたとして、AとBがクラスタ1
で代表パターン1、CとDがクラスタ2で代表パターン
2にクラスタリングされた例である。代表パターンの各
時刻における値は、たとえば、クラスタを構成する時系
列データの各時刻の値の平均値とする。
【0030】次に、パターン検索部9について2つの実
施の形態を説明する。まず、第1の実施の形態に係るパ
ターン検索部9は、たとえば、図4に示すように、第3
の入力手段としての予測期間入力部31、判断手段とし
ての特異期間判断部32、決定手段としての参照期間決
定部33、および、検索手段としての参照期間パターン
検索部34によって構成されている。
【0031】すなわち、予測期間入力部31は、予測期
間環境情報予測部8からの予測期間環境情報を入力す
る。特異期間判断部32は、予測期間入力部31で入力
された予測期間環境情報に基づき、予測期間内にボーナ
ス支給日やスーパーの特売日のような、通常の日とは取
引傾向の異なる特異日が含まれているか否かを判断し、
その判断結果を参照期間決定部33に送る。
【0032】参照期間決定部33は、入力される特異期
間判断部32の判断結果に基づき、参照期間を直前の単
位時間にするか、2単位時間以前にまでさかのぼるかど
うかを決めて、予測期間に対する参照期間を決定する。
そして、参照期間パターン検索部34は、参照期間決定
部33で決定された参照期間に対応する過去の時系列パ
ターンと環境情報をパターンデータベース7から検索す
る。
【0033】次に、第1の実施の形態に係るパターン検
索部9の処理について、図5に示すフローチャートを参
照して説明する。まず、ステップS1にて予測期間が入
力されると、ステップS2に進み、参照期間リストを初
期化し、ステップS3に進む。ステップS3では、変数
である予測日を予測期間の初日に設定し、ステップS4
に進む。ステップS4では、予測日に対する参照日を決
定する。なお、ステップS4の詳細については後述す
る。
【0034】次に、ステップS5では、ステップS4で
得た参照日を参照期間リストに加え、ステップS6に進
む。ステップS6では、予測日を1日増やして翌日に設
定し、ステップS7に進む。ステップS7では、予測日
が予測期間内にあるかどうか調べる。予測日が予測期間
内にある場合は、ステップS4に戻り、予測日が予測期
間内にない場合は、ステップS8に進む。ステップS8
では、パターンデータベース7から参照期間リストに含
まれる参照日に対応した時系列パターンを検索して出力
する。
【0035】次に、ステップS4の処理の詳細を図6に
示すフローチャートを参照して説明する。まず、ステッ
プS11にて予測日とその環境情報を入力し、ステップ
S12に進む。ステップS12では、環境情報から予測
日が特異日かどうかを判断し、特異日であるならばステ
ップS13に進む。ステップS13では、過去にあった
特異日のうち、その環境情報と予測日の環境情報から最
も適した日付を求め、その日付を参照日とする。たとえ
ば、予測日がボーナス支給日やスーパーの特売日などの
特別のイベントがある日であるとすると、一番近い過去
で上記と同じイベントがあった日付を参照日としてもよ
い。次に、ステップS15で参照日を出力して終了す
る。
【0036】一方、ステップS12において、予測日が
特異日でないと判断した場合、ステップS14に進む。
ステップS14では、予測日の前月の中から最も適した
日を参照日とする。ここで、参照日は前月同日でもよい
し、前月同日に最も近い同曜日でもよいし、前月同日に
最も近い休日ではない日でもよい。次に、ステップS1
5で参照日を出力して終了する。
【0037】以下、具体例を用いて説明する。なお、こ
の具体例では、図6におけるステップS14は前月同日
を参照日とすることにする。たとえば、上記の予測期間
として1994年6月1日から1994年6月30日で
あり、特異日はボーナス支給日で、毎年6月と12月の
第2金曜日である。まず、参照日リストを初期化し、空
にする。次に、予測日を1994年6月1日に設定し、
1994年6月1日の参照日を決定する。1994年6
月1日は、特異日ではないので、参照日を1994年5
月1日に設定する。上記で設定した参照日の1994年
5月1日を参照日リストに追加し、予測日を1994年
6月2日に設定する。1994年6月2日は、予測期間
1994年6月1日から1994年6月30日の間にあ
るので、参照日を決定する上記の処理を行なう。
【0038】一方、上記の処理を繰り返し、予測日が1
994年6月10日となった場合、1994年6月10
日は第2金曜日であるので、特異日である。そのため、
参照日は、前回の特異日である1993年12月10日
となる。参照日に1993年12月10日を追加し、予
測日付を1994年6月11日として、上記の処理を繰
り返す。
【0039】以上の繰り返しの処理の結果、得た199
4年6月30日までの参照日リストから時系列パターン
を検索する。検索する時系列パターンは、1994年6
月1日から1994年6月9日、および、1994年6
月11日から1994年6月30日までが1994年5
月のパターン、1994年6月10日が1993年12
月のパターンである。
【0040】以上のようにして、ボーナス支給日以外の
参照パターンと、ボーナス支給日の参照パターンの両方
のパターンから、予測期間に対するパターンを検索する
ことができるため、通常の日付の予測には前月のパター
ンから予測値を求めることにより、たとえば、新しいビ
ルが先月オープンして通常の日の総取引量が変化したと
いった、最近の環境の変化を予測に反映し、かつ、ボー
ナス支給日の通常の日付と取引量が大きく異なる場合に
対しては、過去のボーナス支給日を参照することによ
り、通常の日付を参照するよりもボーナス支給日の予測
の精度をあげることができる。
【0041】次に、第2の実施の形態に係るパターン検
索部9は、たとえば、図7に示すように、第3の入力手
段としての予測期間入力部41、第1の決定手段として
の第1の参照期間決定部42、第2の決定手段としての
第2の参照期間決定部43、第3の決定手段としての参
照期間比較決定部44、および、検索手段としての参照
期間パターン検索部45によって構成されている。
【0042】すなわち、予測期間入力部41は、予測期
間環境情報予測部8からの予測期間環境情報を入力す
る。第1の参照期間決定部42は、予測期間入力部21
で入力された予測期間環境情報に基づき、予測期間に対
する参照期間を予測期間の直前の単位時間から決定し、
一方、第2の参照期間決定部43は、予測期間入力部2
1で入力された予測期間環境情報に基づき、予測期間に
対する参照期間を予測期間の2単位時間以前から決定す
る。
【0043】次に、参照期間比較決定部44は、第1の
参照期間決定部42で得た参照日と第2の参照期間決定
部43で得た参照日とを比較して、どちらの参照日を予
測日の参照日とするかを決定する。参照期間パターン検
索部45は、参照期間比較決定部44で決定された参照
期間に対応する過去の時系列パターンと環境情報をパタ
ーンデータベース7から検索する。
【0044】次に、第2の実施の形態に係るパターン検
索部9の処理について、図8に示すフローチャートを参
照して説明する。まず、ステップS21にて予測日と環
境情報が入力されると、ステップS22に進み、予測日
の環境情報から前月のうちで、予測日に最も条件の適し
た日付を第1参照日とする。この場合、あらかじめ与え
ておいた知識ベースを用いて第1参照日を決定してもよ
いし、自動取引装置の休業日ではなく、かつ、同曜日で
あり、同日に最も近い日付といったように、複数の環境
情報を複合した条件から第1参照日を求めてもよい。
【0045】次に、ステップS23では、予測日が判断
基準日以前であるか否かを判断し、以前であるならば、
ステップS24に進んで前々月末から最も適した日付を
第2参照日とし、一方、予測日が判断基準日以後である
ならば、ステップS25に進んで第2参照日の値を与え
ず空値とする。
【0046】なお、ステップS24の第2参照日の決定
方法は、あらかじめ与えておいた知識ベースを用いても
よいし、自動取引装置の休業日ではなく、かつ、同曜日
であり、同日に最も近い日付といったように、複数の環
境情報を複合した条件を用いてもよい。また、判断基準
日は、1日や10日といった日付である。
【0047】次に、ステップS26では、上記のように
して決定した第1参照日と第2参照日とをある条件で比
較する。たとえば、予測日に対する前月同日から第1参
照日まで幾日あるかを求め、同様に予測日に対する前月
同日から第2参照日まで幾日あるかを求め、どちらが前
月同日に近いか比較する。なお、第2参照日の値が空値
の場合は、第1参照日の方が近いと判断する。
【0048】ステップS26での比較の結果、第2参照
日の方が適している場合、ステップS27に進んで第2
参照日を参照日とし、一方、第一参照日の方が適してい
る場合、ステップS28に進んで第1参照日を参照日と
する。次に、ステップS29では、ステップS27もし
くはS28で決定した参照日を出力して終了する。
【0049】以下、具体例を用いて説明する。なお、こ
の具体例では、ステップS22で,自動取引装置の休業
日ではなく、かつ、同曜日であり、同日に最も近い日付
といったように、複数の環境情報を複合した条件から第
1参照日を求める。また、判断基準日を10日とする。
また、ステップS24での第2参照日の決定条件は、自
動取引装置の休業日ではなく、かつ、同曜日である前々
月末の日付といったものを用いる。さらに、ステップS
26の第1参照日と第2参照日のどちらの方に適してい
るかという判断は、それぞれの参照日から予測日の前月
同日までの日数が少ない方が適しているとする。
【0050】たとえば、予測期間として1994年6月
1日から1994年6月30日とする。また、祝日およ
び日曜日以外の休日は自動取引装置の休業日であるとす
る。まず、参照日リストを初期化し、空にする。次に、
予測日を1994年6月1日に設定し、1994年6月
1日の参照日を決定する。1994年6月1日は水曜日
であり、前月の水曜日を求めると、1994年5月4
日、1994年5月11日、1994年5月18日、1
994年5月25日である。
【0051】また、1994年5月の水曜日のうち、1
994年5月4日は日曜日以外の休日で、自動取引装置
の休業日であるので、1994年5月11日、1994
年5月18日、1994年5月25日のうち、予測日の
前月同日である1994年5月1日に最も近い日付であ
る1994年5月11日を第1参照日とする。
【0052】次に、予測日は1994年6月1日で、6
月10日以前であるので、前々月末の休業日以外の水曜
日を求める。前々月末の休業日以外の水曜日は、199
4年4月27日であるので、第2参照日を1994年4
月27日とする。次に、第1参照日である1994年5
月11日と、前月同日の1994年5月1日との間は1
0日間あり、第2参照日である1994年4月27日
と、1994年5月1日との間は4日間であるので、1
994年4月27日を参照日として出力する。
【0053】続いて、上記で設定した参照日の1994
年4月27日を参照日リストに追加し、予測日を199
4年6月2日に設定する。1994年6月2日は、予測
期間1994年6月1日から1994年6月30日の間
にあるので、参照日を決定する上記の処理を行なう。
【0054】上記の処理を繰り返し、予測日が1994
年6月4日となった場合、1994年6月4日は土曜日
であり、第1参照日は前月の休業日以外の土曜日のう
ち、前月同日に最も近い日付である1994年5月7日
である。さらに、予測日6月4日は6月10日以前であ
るので、第2参照日は前々月末の休業日以外の土曜日1
994年4月30日である。
【0055】次に、第1参照日である1994年5月7
日と前月同日の1994年5月4日との間は3日間あ
り、第2参照日である1994年4月30日と1994
年5月4日との間は4日間であるので、1994年5月
7日を参照日として出力する。続いて、上記で設定した
参照日の1994年5月7日を参照日リストに追加し、
前述の処理を繰り返す。
【0056】一方、予測日が1994年6月10日以降
となった場合、ステップS25を実行し、第2参照日は
値を与えない。そうして、参照日として常に第1参照日
を選択する。
【0057】以上の繰り返しの処理の結果、得た199
4年6月30日までの参照日リストから時系列パターン
を検索する。検索する時系列パターンは、1994年5
月のパターン、および、1994年4月のパターンであ
る。
【0058】参照日は自動取引装置の休業日や特異日な
ど、通常の日と取引傾向が異なる日を避けて決定するの
で、月の初旬の予測で前月のみを参照期間とすると、参
照日候補の日付から1週間後の日付を選択することにな
る。そのため、曜日に依存した取引傾向は反映できて
も、日付に依存した取引傾向を反映することはできな
い。そこで、取引傾向の特徴が曜日と日付と両方に依存
している場合、月の初旬の予測を行なうには、前月のみ
を参照期間とするよりは前々月も参照期間とし、同曜日
で、かつ、同日に近い日付を選択することができるの
で、曜日と日付の両方の取引傾向を反映させた予測を行
なうことができる。
【0059】なお、以上の実施の形態では、曜日と日付
の取引傾向を反映させる例であったが、天候や気温、給
料日、特異日などの複数の環境情報に対応した取引傾向
を予測に反映させる参照日を決定する場合にも適用でき
る。
【0060】また、以上の実施の形態では、第1参照日
と第2参照日のどちらを選択するかを前月同日までの日
数で決定したが、この決定方法は、あらかじめ与えてお
いた知識ベースを用いてそれぞれの環境情報から決定し
てもよい。
【0061】次に、必要資金量予測部10について説明
する。必要資金量予測部10は、たとえば、図9に示す
ように、第3の入力手段としての時系列パターン入力部
51、第1の決定手段としての予測値決定部52、設定
手段としての延長予測期間設定部53、第2の決定手段
としての延長予測参照期間決定部54、延長予測実行手
段としての延長予測実行部55、および、第3の決定手
段としての資金指示量決定部56によって構成されてい
る。
【0062】すなわち、時系列パターン入力部51は、
パターン検索部9から送られてくる時系列パターンとそ
の環境情報および参照日リストを入力する。予測値決定
部52は、時系列パターン入力部51で入力された時系
列パターンとその環境情報および参照日リストに基づ
き、予測期間の各日付に対する参照日を得て、時系列パ
ターンにおける参照日の値を求め、それを予測期間の各
日付の予測値とする。
【0063】延長予測期間設定部53は、あらかじめ与
えられるか、もしくは、手動あるいは自動を問わず入力
される日数を予測期間の後に加え、その期間を延長予測
期間として設定する。
【0064】延長予測参照期間決定部54は、延長予測
期間設定部53で設定された延長予測期間の各日付に対
する参照日を予測期間の中から選択し、決定する。延長
予測実行部55は、延長予測参照期間決定部54で決定
された延長予測期間の各日付に対する参照日の値をコピ
ーして延長予測期間の予測値とする。
【0065】資金指示量決定部56は、予測値決定部5
2で決定された予測期間の予測値と延長予測実行部55
で得られる延長予測期間の予測値に対して、自動取引装
置の資金切れが起きないように安全率を掛けたり、最低
必要量を加えたりして、最終的な必要資金を決定する。
【0066】次に、必要資金量予測部10の処理につい
て、図10および図11に示すフローチャートを参照し
て説明する。まず、ステップS31にて、予測期間の参
照日リストと時系列パターンが入力されると、ステップ
S32に進み、入力された参照日リストから予測期間の
各日付に対する参照日を得て、その参照日の値を時系列
パターンから求め、この求めた値を予測期間の各日付の
予測値とする。
【0067】次に、ステップS33にて延長予測日数を
設定する。延長予測日数は、あらかじめ与えておいたも
のを設定してもよいし、係員が適宜入力してもよい。次
に、ステップS34にて、予測期間の翌日から延長予測
日数分を延長予測期間として設定する。
【0068】次に、ステップS35にて、変数である延
長予測日を延長予測期間の初日に設定し、ステップS3
6に進む。ステップS36では、延長予測日の参照日
を、予測期間内の日付で最も適したものとする。この参
照日の決定方法は、予測期間内から延長予測日の「日」
と同じ「日」を選ぶという方法でもよいし、予測期間内
から延長予測日の曜日と同じ曜日の日付を選ぶ方法でも
よいし、あらかじめ与えておいた知識ベースを用いて延
長予測日の環境情報と予測期間の環境情報から参照日を
決定する方法を用いてもよい。
【0069】次に、ステップS37にて、前記で設定し
た延長予測日の参照日の予測値を延長予測日の予測値と
し、ステップS38に進む。ステップS38では、延長
予測日を翌日に設定し直し、ステップS39に進む。ス
テップS39では、改めて設定し直した延長予測日がス
テップS34で設定した延長予測期間内にあるかどうか
を判断し、延長予測期間内にあればステップS36に戻
り、上記動作を繰り返す。
【0070】ステップS39において、延長予測日が延
長予測期間を越えると、ステップS40に進む。ステッ
プS40では、予測期間と延長予測期間を通した期間を
必要資金量指示期間とし、予測期間の各日付の対応する
予測値それぞれに対して実運用に適した指示量となるよ
うに補正をかけ、それを必要資金指示量とし、さらに、
延長予測期間の各日付に対応する予測値それぞれに対し
ても同様に補正をかけ、必要資金指示量として、必要資
金量予測期間の必要資金指示量を求め、処理を終了す
る。
【0071】上述の予測値に補正を掛ける方法は、各予
測値にある値をかける方法でもよいし、ある最低値を与
えてそれと比較して大きな値を選択する方法でもよい
し、予備量としてある値を与えて予測値に加えるといっ
た方法でもよい。
【0072】以下、具体例を用いて説明する。なお、こ
の具体例では、延長予測日数をあらかじめ7日間として
与え、延長予測日の参照日を決定する方法は予測期間内
から延長予測日の「日」と同じ「日」を選ぶという方法
を用いる。また、予測値に補正を掛ける方法は、予測値
を1.2倍するという方法を用いるとする。
【0073】たとえば、予測期間は、1994年6月1
日から1994年6月30日であるとする。まず、19
94年6月1日から1994年6月30日の参照日リス
トと時系列パターンを得る。ここで、時系列パターンは
総取引量であるとする。参照日リストから、1994年
6月1日の参照日を求める。ここで、1994年6月1
日の参照日が1994年5月1日であったとする。
【0074】次に、1994年5月の時系列パターンか
ら1994年5月1日の総取引量を得て、その値を19
94年6月1日の予測値とする。以上の処理を予測期間
である1994年6月1日から1994年6月30日の
それぞれの日に対して行ない、予測期間の予測値を得
る。
【0075】次に、あらかじめ与えてある予測を延長す
る日数である7日間を得て、予測期間の最終日の翌日で
ある1994年7月1日から7日間分、すなわち、19
94年7月1日から1994年7月7日を延長予測期間
とする。延長予測期間が得られたら、変数である延長予
測日を1994年7月1日に設定する。
【0076】次に、1994年7月1日の参照日を予測
期間内の同じ「1日」である1994年6月1日とす
る。そして、1994年7月1日の予測値を1994年
6月1日の予測値と同じ値に設定し、延長予測日を19
94年7月2日に設定する。新たに設定し直された延長
予測日1994年7月2日は、延長予測期間内にあるの
で、上述の延長予測参照日を決定するステップ以降を行
なう。
【0077】以上の処理を繰り返して、延長予測日が1
994年7月8日となった場合、必要資金量指示期間を
1994年6月1日から1994年7月7日とし、19
94年6月1日から1994年7月7日の各日付におけ
る予測値をそれぞれ1.2倍した値を必要資金指示期間
の必要資金指示量とする。
【0078】以上を図12で概念的に示す。図12
(a)では、予測期間の6月1日から6月30日までの
予測取引量を得た段階までをグラフで表してある。図1
2(b)のように、延長予測期間の7月1日から7月7
日までの予測取引量は、6月1日から6月7日までのデ
ータをコピーして得て、最終的に図12(c)で表す必
要資金指示期間の予測値を得る。図12(c)で表す各
日の値を安全率として1.2倍したものを必要資金指示
量とする。
【0079】なお、延長予測期間の参照日の決定方法
は、上述の同じ日付のものを選択する以外にも、同日に
最も近い同曜日を選んだり、最も近い同じ天気や気温の
日付を選んだりといった方法をとってもよい。
【0080】以上のようにして、予測期間を延長して資
金量を得ることができるので、月末に次の月の始めまで
を含めた資金計画をたてる目安を得ることができる。た
とえば、ゴールデンウィーク中や年末年始など、月末か
ら次の月始めまで、資金の補充回収を行なわない場合な
どは、月末に次の月始めの必要資金量を考慮して、補充
回収作業を行なわなければならない場合に、延長期間の
必要資金を目安にして補充回収作業を行なうことができ
る。
【0081】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の自動取引装
置の資金運用支援装置によれば、通常の日と異なる取引
傾向を持つ特異日の予測は、前回の特異日を遡って参照
することができるので、特異日の予測精度が上がり、月
の初旬の予測は前々月のデータも参照することができる
ので、月の初旬の予測精度が上がり、また、予測期間か
ら幾日分か延長して予測するので、月末から翌月にかけ
て資金運用計画をたてることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る自動取引装置の資金
運用支援装置の構成を概略的に示すブロック図。
【図2】クラスタリング部の概略構成を示すブロック
図。
【図3】クラスタリング方法の概略説明図。
【図4】パターン検索部の第1の実施の形態に係る概略
構成を示すブロック図。
【図5】パターン検索部の第1の実施の形態に係る処理
を説明するフローチャート。
【図6】パターン検索部の第1の実施の形態に係る処理
を説明するフローチャート。
【図7】パターン検索部の第2の実施の形態に係る概略
構成を示すブロック図。
【図8】パターン検索部の第2の実施の形態に係る処理
を説明するフローチャート。
【図9】必要資金量予測部の概略構成を示すブロック
図。
【図10】必要資金量予測部の処理を説明するフローチ
ャート。
【図11】必要資金量予測部の処理を説明するフローチ
ャート。
【図12】必要資金量予測部による延長予測方法の概略
説明図。
【符号の説明】
1……自動取引装置群、2……資金運用支援装置、3…
…時系列データ入力部、4……環境情報入力部、5……
時系列情報データベース、6……クラスタリング部、7
……パターンデータベース、8……予測期間環境情報予
測部、9……パターン検索部、10……必要資金量予測
部、11……必要資金量出力部、21……時系列データ
分割部、22……分割データクラスタリング部、31…
…予測期間入力部、32……特異期間判断部、33……
参照期間決定部、34……参照期間パターン検索部、4
1……予測期間入力部、42……第1の参照期間決定
部、43……第2の参照期間決定部、44……参照期間
比較決定部、45……参照期間パターン検索部、51…
…時系列パターン入力部、52……予測値決定部、53
……延長予測期間設定部、54……延長予測参照期間決
定部、55……延長予測実行部、56……資金指示量決
定部。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動取引装置からの取引情報の時系列デ
    ータを入力する第1の入力手段と、 前記自動取引装置の取引発生時の日付、曜日、天候など
    の環境情報を入力する第2の入力手段と、 前記第1の入力手段で入力された時系列データと前記第
    2の入力手段で入力された環境情報とを対応させて記憶
    する第1の記憶手段と、 この第1の記憶手段に記憶された時系列データを一定時
    間ごとの単位時間に分割する分割手段と、 この分割手段で分割された単位時間の時系列データごと
    にクラスタリングすることにより時系列パターンを得る
    クラスタリング手段と、 このクラスタリング手段で得られた時系列パターンを前
    記第2の入力手段で入力された環境情報とともに記憶す
    る第2の記憶手段と、 前記第2の入力手段で入力された環境情報を用いて一定
    時間の単位時間である予測期間の環境情報を予測する第
    1の予測手段と、 この第1の予測手段で予測された予測期間の環境情報を
    用いて予測期間に対応する過去の時系列パターンとその
    環境情報を前記第2の記憶手段から検索する検索手段
    と、 この検索手段で検索された時系列パターンと環境情報を
    用いて予測期間の必要資金量を予測する第2の予測手段
    と、 この第2の予測手段で予測された予測期間の必要資金量
    に関する情報を出力する出力手段と、 を具備したことを特徴とする自動取引装置の資金運用支
    援装置。
  2. 【請求項2】 自動取引装置からの取引情報の時系列デ
    ータを入力する第1の入力手段と、 前記自動取引装置の取引発生時の日付、曜日、天候など
    の環境情報を入力する第2の入力手段と、 前記第1の入力手段で入力された時系列データと前記第
    2の入力手段で入力された環境情報とを対応させて記憶
    する第1の記憶手段と、 この第1の記憶手段に記憶された時系列データをクラス
    タリングすることにより時系列パターンを得るクラスタ
    リング手段と、 このクラスタリング手段で得られた時系列パターンを前
    記第2の入力手段で入力された環境情報とともに記憶す
    る第2の記憶手段と、 前記第2の入力手段で入力された環境情報を用いて一定
    時間の単位時間である予測期間の環境情報を予測する第
    1の予測手段と、 この第1の予測手段で予測された予測期間とその予測期
    間に対応する環境情報を入力する第3の入力手段と、 この第3の入力手段で入力された予測期間の環境情報か
    ら、その予測期間が通常の期間の資金取引傾向と異なる
    資金取引傾向を持つ特異期間であることを判断する判断
    手段と、 この判断手段の判断結果により、予測期間の直前の単位
    時間もしくは2単位時間以前にさかのぼって、予測期間
    に対応する参照期間を決定する決定手段と、 この決定手段で決定された参照期間に対応する過去の時
    系列パターンとその環境情報を前記第2の記憶手段から
    検索する検索手段と、 この検索手段で検索された時系列パターンと環境情報を
    用いて予測期間の必要資金量を予測する第2の予測手段
    と、 この第2の予測手段で予測された予測期間の必要資金量
    に関する情報を出力する出力手段と、 を具備したことを特徴とする自動取引装置の資金運用支
    援装置。
  3. 【請求項3】 自動取引装置からの取引情報の時系列デ
    ータを入力する第1の入力手段と、 前記自動取引装置の取引発生時の日付、曜日、天候など
    の環境情報を入力する第2の入力手段と、 前記第1の入力手段で入力された時系列データと前記第
    2の入力手段で入力された環境情報とを対応させて記憶
    する第1の記憶手段と、 この第1の記憶手段に記憶された時系列データを一定時
    間ごとの単位時間に分割する分割手段と、 この分割手段で分割された単位時間の時系列データごと
    にクラスタリングすることにより時系列パターンを得る
    クラスタリング手段と、 このクラスタリング手段で得られた時系列パターンを前
    記第2の入力手段で入力された環境情報とともに記憶す
    る第2の記憶手段と、 前記第2の入力手段で入力された環境情報を用いて一定
    時間の単位時間である予測期間の環境情報を予測する第
    1の予測手段と、 この第1の予測手段で予測された予測期間とその予測期
    間に対応する環境情報を入力する第3の入力手段と、 この第3の入力手段で入力された予測期間の環境情報か
    ら、その予測期間が通常の期間の資金取引傾向と異なる
    資金取引傾向を持つ特異期間であることを判断する判断
    手段と、 この判断手段の判断結果により、予測期間の直前の単位
    時間もしくは2単位時間以前にさかのぼって、予測期間
    に対応する参照期間を決定する決定手段と、 この決定手段で決定された参照期間に対応する過去の時
    系列パターンとその環境情報を前記第2の記憶手段から
    検索する検索手段と、 この検索手段で検索された時系列パターンと環境情報を
    用いて予測期間の必要資金量を予測する第2の予測手段
    と、 この第2の予測手段で予測された予測期間の必要資金量
    に関する情報を出力する出力手段と、 を具備したことを特徴とする自動取引装置の資金運用支
    援装置。
  4. 【請求項4】 自動取引装置からの取引情報の時系列デ
    ータを入力する第1の入力手段と、 前記自動取引装置の取引発生時の日付、曜日、天候など
    の環境情報を入力する第2の入力手段と、 前記第1の入力手段で入力された時系列データと前記第
    2の入力手段で入力された環境情報とを対応させて記憶
    する第1の記憶手段と、 この第1の記憶手段に記憶された時系列データをクラス
    タリングすることにより時系列パターンを得るクラスタ
    リング手段と、 このクラスタリング手段で得られた時系列パターンを前
    記第2の入力手段で入力された環境情報とともに記憶す
    る第2の記憶手段と、 前記第2の入力手段で入力された環境情報を用いて一定
    時間の単位時間である予測期間の環境情報を予測する第
    1の予測手段と、 この第1の予測手段で予測された予測期間とその予測期
    間に対応する環境情報を入力する第3の入力手段と、 この第3の入力手段で入力された予測期間の環境情報を
    用い、予測期間の直前の単位時間内から予測期間に対応
    する参照期間を決定する第1の決定手段と、 前記第3の入力手段で入力された予測期間の環境情報を
    用い、予測期間の2単位前の単位時間内から予測期間に
    対応する参照期間を決定する第2の決定手段と、 前記第1の決定手段で決定された参照期間と前記第2の
    決定手段で決定された参照期間とを比較して、どちらの
    参照期間を予測期間の参照期間とするかを決定する第3
    の決定手段と、 この第3の決定手段で決定された参照期間に対応する過
    去の時系列パターンとその環境情報を前記第2の記憶手
    段から検索する検索手段と、 この検索手段で検索された時系列パターンと環境情報を
    用いて予測期間の必要資金量を予測する第2の予測手段
    と、 この第2の予測手段で予測された予測期間の必要資金量
    に関する情報を出力する出力手段と、 を具備したことを特徴とする自動取引装置の資金運用支
    援装置。
  5. 【請求項5】 自動取引装置からの取引情報の時系列デ
    ータを入力する第1の入力手段と、 前記自動取引装置の取引発生時の日付、曜日、天候など
    の環境情報を入力する第2の入力手段と、 前記第1の入力手段で入力された時系列データと前記第
    2の入力手段で入力された環境情報とを対応させて記憶
    する第1の記憶手段と、 この第1の記憶手段に記憶された時系列データを一定時
    間ごとの単位時間に分割する分割手段と、 この分割手段で分割された単位時間の時系列データごと
    にクラスタリングすることにより時系列パターンを得る
    クラスタリング手段と、 このクラスタリング手段で得られた時系列パターンを前
    記第2の入力手段で入力された環境情報とともに記憶す
    る第2の記憶手段と、 前記第2の入力手段で入力された環境情報を用いて一定
    時間の単位時間である予測期間の環境情報を予測する第
    1の予測手段と、 この第1の予測手段で予測された予測期間とその予測期
    間に対応する環境情報を入力する第3の入力手段と、 この第3の入力手段で入力された予測期間の環境情報を
    用い、予測期間の直前の単位時間内から予測期間に対応
    する参照期間を決定する第1の決定手段と、 前記第3の入力手段で入力された予測期間の環境情報を
    用い、予測期間の2単位前の単位時間内から予測期間に
    対応する参照期間を決定する第2の決定手段と、 前記第1の決定手段で決定された参照期間と前記第2の
    決定手段で決定された参照期間とを比較して、どちらの
    参照期間を予測期間の参照期間とするかを決定する第3
    の決定手段と、 この第3の決定手段で決定された参照期間に対応する過
    去の時系列パターンとその環境情報を前記第2の記憶手
    段から検索する検索手段と、 この検索手段で検索された時系列パターンと環境情報を
    用いて予測期間の必要資金量を予測する第2の予測手段
    と、 この第2の予測手段で予測された予測期間の必要資金量
    に関する情報を出力する出力手段と、 を具備したことを特徴とする自動取引装置の資金運用支
    援装置。
  6. 【請求項6】 自動取引装置からの取引情報の時系列デ
    ータを入力する第1の入力手段と、 前記自動取引装置の取引発生時の日付、曜日、天候など
    の環境情報を入力する第2の入力手段と、 前記第1の入力手段で入力された時系列データと前記第
    2の入力手段で入力された環境情報とを対応させて記憶
    する第1の記憶手段と、 この第1の記憶手段に記憶された時系列データをクラス
    タリングすることにより時系列パターンを得るクラスタ
    リング手段と、 このクラスタリング手段で得られた時系列パターンを前
    記第2の入力手段で入力された環境情報とともに記憶す
    る第2の記憶手段と、 前記第2の入力手段で入力された環境情報を用いて一定
    時間の単位時間である予測期間の環境情報を予測する第
    1の予測手段と、 この第1の予測手段で予測された予測期間の環境情報を
    用いて予測期間に対応する過去の時系列パターンとその
    環境情報を前記第2の記憶手段から検索する検索手段
    と、 この検索手段で検索された時系列パターンと環境情報を
    入力する第3の入力手段と、 この第3の入力手段で入力された時系列パターンと環境
    情報から予測期間の予測値を決定する第1の決定手段
    と、 前記予測期間の後の期間を延長予測期間として設定する
    設定手段と、 この設定手段で設定された延長予測期間に対する参照期
    間を前記予測期間内から決定する第2の決定手段と、 この第2の決定手段で決定された延長予測期間の参照期
    間から予測値をコピーして延長予測期間の予測値とする
    延長予測実行手段と、 前記第1の決定手段で決定された予測期間の予測値と前
    記延長予測実行手段で得られる延長予測期間の予測値か
    ら必要資金指示量を決定する第3の決定手段と、 この第3の決定手段で決定された必要資金指示量に関す
    る情報を出力する出力手段と、 を具備したことを特徴とする自動取引装置の資金運用支
    援装置。
  7. 【請求項7】 自動取引装置からの取引情報の時系列デ
    ータを入力する第1の入力手段と、 前記自動取引装置の取引発生時の日付、曜日、天候など
    の環境情報を入力する第2の入力手段と、 前記第1の入力手段で入力された時系列データと前記第
    2の入力手段で入力された環境情報とを対応させて記憶
    する第1の記憶手段と、 この第1の記憶手段に記憶された時系列データを一定時
    間ごとの単位時間に分割する分割手段と、 この分割手段で分割された単位時間の時系列データごと
    にクラスタリングすることにより時系列パターンを得る
    クラスタリング手段と、 このクラスタリング手段で得られた時系列パターンを前
    記第2の入力手段で入力された環境情報とともに記憶す
    る第2の記憶手段と、 前記第2の入力手段で入力された環境情報を用いて一定
    時間の単位時間である予測期間の環境情報を予測する第
    1の予測手段と、 この第1の予測手段で予測された予測期間の環境情報を
    用いて予測期間に対応する過去の時系列パターンとその
    環境情報を前記第2の記憶手段から検索する検索手段
    と、 この検索手段で検索された時系列パターンと環境情報を
    入力する第3の入力手段と、 この第3の入力手段で入力された時系列パターンと環境
    情報から予測期間の予測値を決定する第1の決定手段
    と、 前記予測期間の後の期間を延長予測期間として設定する
    設定手段と、 この設定手段で設定された延長予測期間に対する参照期
    間を前記予測期間内から決定する第2の決定手段と、 この第2の決定手段で決定された延長予測期間の参照期
    間から予測値をコピーして延長予測期間の予測値とする
    延長予測実行手段と、 前記第1の決定手段で決定された予測期間の予測値と前
    記延長予測実行手段で得られる延長予測期間の予測値か
    ら必要資金指示量を決定する第3の決定手段と、 この第3の決定手段で決定された必要資金指示量に関す
    る情報を出力する出力手段と、 を具備したことを特徴とする自動取引装置の資金運用支
    援装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013196536A (ja) * 2012-03-22 2013-09-30 Oki Electric Ind Co Ltd 評価装置、評価方法およびプログラム
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