JPH1063912A - 集光分光光学系及び付着物検知装置 - Google Patents

集光分光光学系及び付着物検知装置

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JPH1063912A
JPH1063912A JP8213703A JP21370396A JPH1063912A JP H1063912 A JPH1063912 A JP H1063912A JP 8213703 A JP8213703 A JP 8213703A JP 21370396 A JP21370396 A JP 21370396A JP H1063912 A JPH1063912 A JP H1063912A
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light
transmitted
wavelength
sheet
absence
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JP8213703A
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Tomomi Ino
知巳 井野
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、紙葉類への付着物を検知する付着物
検知装置全体を小形化し、簡単な構成にするに最適な集
光分光光学系を提供する。 【解決手段】2つの波長λ1 、λ2 を含む光をスキャン
して印刷物1に照射し、このとき印刷物1を透過した光
を円柱状の集光分光光学系48に入射し、ここで各波長
λ1 、λ2 の光に分光してその両端部から出射する。そ
して、これら出射された各波長λ1 、λ2 の光の透過光
量を各光センサ53、53により検出し、これら波長λ
1 、λ2 の光の透過光量に基づいてテープ45の有無を
検知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば2つの波長
の吸収度差を利用して印刷物に貼られたテープ等の付着
物の検知を行うに適用される集光分光光学系、及び印刷
物に貼られたテープ等の付着物の有無の検知を行う付着
物検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図9はかかる付着物検知装置の構成図で
ある。印刷物1は、例えば矢印(イ)方向に搬送中であ
り、それぞれ異なる波長λ1、λ2 を含む光2が照射さ
れる。
【0003】ここで、2つの波長λ1 、λ2 のいずれか
一方の波長、例えば波長λ1 を中心とする波長帯の光
(以下、波長λ1 の光と称する)が、印刷物1に貼られ
たテープに対して吸収度が高ければ、テープを透過した
とき、その透過光量は、一方の波長λ2 を中心とする波
長帯の光(以下、波長λ2 の光と称する)の透過光量よ
りも減少する。
【0004】この印刷物1を透過した光は、集光光学系
3を通してダイクロイックミラー4に入射し、ここで2
つの波長λ1 、λ2 の各光5、6に分光される。これら
光5、6は、それぞれ結像レンズ7、8により各光セン
サ9、10に結像され、これら光センサ9、10は、そ
れぞれ受光量に応じた各電気信号を出力する。
【0005】信号処理回路11において、演算回路12
は、各光センサ9、10から出力された各電気信号を入
力し、これら電気信号に基づいて例えば各波長λ1 、λ
2 の除算値λ1 /λ2 を演算し求める。
【0006】比較回路13は、演算回路12により求め
られた除算値λ1 /λ2 と予め設定されたしきい値を比
較し、この比較結果に基づいてテープ有無の判定出力を
得ている。
【0007】しかしながら、上記装置では、印刷物1を
透過した光の受光側に、集光光学系3の各レンズや各結
像レンズ7、8、さらにはダイクロイックミラー4が配
置されており、装置全体が大型化するとともに構成が複
雑となり、そのうえ高価である。
【0008】又、印刷物1を透過した光の集光効率がレ
ンズのNA(開口数)により制限されてしまう。一方、
図10は別の付着物検知装置の構成図である。
【0009】光源としては例えば赤外ハロゲンランプ2
0が用いられ、この赤外ハロゲンランプ20のを覆うよ
うに楕円ミラー21が配置されている。この楕円ミラー
21は、赤外ハロゲンランプ20から放射されたスペク
トル幅の広い光を集光して印刷物1上に照射する。
【0010】ここで、赤外ハロゲンランプ20から放射
された光に含まれる例えば波長λ1の光が、印刷物1に
貼られたテープに対して吸収度が高ければ、テープを透
過したとき、その透過光量は、他の波長の光の透過光量
よりも減少する。
【0011】この印刷物1を透過した光は、集光光学系
22を通してダイクロイックミラー23に入射し、ここ
で例えば2つの波長λ1 、λ2 の各光24、25に分光
される。
【0012】これら光24、25は、それぞれ結像レン
ズ26、27からλ1 透過干渉フィルタ28、λ2 透過
干渉フィルタ29を透過して各光センサ30、31に結
像され、これら光センサ30、31は、それぞれ受光量
に応じた各電気信号を出力する。
【0013】信号処理回路32において、演算回路33
は、各光センサ30、31から出力された各電気信号を
入力し、これら電気信号に基づいて例えば各波長λ1
λ2の除算値λ1 /λ2 を演算し求める。
【0014】比較回路34は、演算回路33により求め
られた除算値λ1 /λ2 と予め設定されたしきい値を比
較し、この比較結果に基づいてテープ有無の判定出力を
得ている。
【0015】しかしながら、上記装置では、上記同様
に、印刷物1を透過した光の受光側に、集光光学系22
の各レンズや各結像レンズ26、27、さらにはダイク
ロイックミラー23が配置されており、装置全体が大型
化するとともに構成が複雑となり、そのうえ高価であ
る。又、印刷物1を透過した光の集光効率がレンズのN
A(開口数)により制限されてしまう。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】以上のように受光側に
集光光学系3、22やダイクロイックミラー4、23を
配置しなければならず、装置全体が大型化し、構成が複
雑となり、高価である。又、印刷物1を透過した光の集
光効率がレンズの開口数(NA)により制限されてしま
う。
【0017】そこで本発明は、紙葉類への付着物を検知
する付着物検知装置全体を小形化し、簡単な構成にする
に最適な集光分光光学系を提供することを目的とする。
又、本発明は、装置全体を小形化し、簡単な構成で紙葉
類への付着物を確実に検知できる安価な付着物検知装置
を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1によれば、散乱
膜が内面の一部に形成され、かつ入射光を内面で反射さ
せて両端部にそれぞれ伝達する柱状体と、この柱状体の
両端部にそれぞれ設けられたそれぞれ異なる波長帯を透
過させる各干渉フィルタと、を備えた集光分光光学系で
ある。
【0019】このような集光分光光学系であれば、柱状
体に光が入射して散乱膜に照射されると、この散乱膜に
おいて散乱光が発生し、この散乱光が柱状体の内面で反
射して柱状体の両端部に伝達される。そして、散乱光
は、柱状体の両端部にそれぞれ配置された各干渉フィル
タを透過することにより、これら干渉フィルタのそれぞ
れ異なる各波長帯の各光が出射される。
【0020】請求項2によれば、紙葉類への付着物に対
してそれぞれ異なる透過率を有する複数の波長を含む光
を紙葉類に照射したときの透過光量に基づいて付着物の
有無を検知する付着物検知装置において、紙葉類を透過
した光を入射し、この入射光を内面で反射させて両端部
にそれぞれ伝達し、かつ入射光を各波長帯の光に分光し
て両端部からそれぞれ出射する円柱状の集光分光光学系
と、この集光分光光学系の両端部からそれぞれ出射され
た各波長帯の光の光量に基づいて付着物の有無を検知す
る信号処理手段と、を備えた付着物検知装置である。
【0021】このような付着物検知装置であれば、複数
の波長を含む光を紙葉類に照射すると、この紙葉類を透
過した光は、円柱状の集光分光光学系に入射し、ここで
各波長の光に分光されてその両端部から出射される。そ
して、これら出射された各波長の光の光量に基づいて付
着物の有無が検知される。
【0022】請求項3によれば、紙葉類への付着物に対
してそれぞれ異なる透過率を有する複数の波長を含む光
を紙葉類に照射したときの透過光量に基づいて付着物の
有無を検知する付着物検知装置において、光を紙葉類に
対してスキャンするスキャニング手段と、紙葉類を透過
した光を入射し、この入射光を散乱膜に照射して散乱光
を発生させるとともにこの散乱光を内面で反射させて両
端部にそれぞれ伝達する柱状体と、この柱状体の両端部
にそれぞれ配置され、これら両端部に伝達された散乱光
からそれぞれ異なる各波長帯の光を透過させる各干渉フ
ィルタと、これら干渉フィルタを透過した各波長帯の光
をそれぞれ検出してこれら波長の光の光量に応じた電気
信号を出力する各光センサと、これら光センサから出力
された各電気信号に基づいて付着物の有無を検知する信
号処理手段と、を備えた付着物検知装置である。
【0023】このような付着物検知装置であれば、光を
紙葉類に対してスキャンすると、このスキャンによって
紙葉類を透過した光は柱状体で受光される。この柱状体
では、紙葉類を透過した光をその両端部から出射し、こ
れら出射された各光は、それぞれ干渉フィルタを透過す
ることにより各波長帯の光に分光される。そして、これ
ら波長帯の光の光量に基づいて付着物の有無が検知され
る。
【0024】請求項4によれば、紙葉類への付着物に対
してそれぞれ異なる透過率を有する複数の波長を含む光
を紙葉類に照射したときの透過光量に基づいて付着物の
有無を検知する付着物検知装置において、光源から放射
された光から所定の複数の波長帯の光を反射して紙葉類
に照射するミラーと、ミラーで反射して紙葉類を透過し
た複数の光の光量に基づいて付着物の有無を検知する信
号処理手段と、を備えた付着物検知装置である。
【0025】このような付着物検知装置であれば、光源
から放射された光は、ミラーにおいて所定の複数の波長
帯の光が反射して紙葉類に照射される。そして、この紙
葉類を透過した複数の波長帯の光量に基づいて付着物の
有無が検知される。
【0026】請求項5によれば、搬送される紙葉類への
付着物に対してそれぞれ異なる透過率を有する複数の波
長を含む光を紙葉類に照射したときの透過光量に基づい
て付着物の有無を検知する付着物検知装置において、光
源から放射された光から所定の複数の波長帯の光を反射
し、これら光を紙葉類に対して搬送方向に幅をもって照
射するミラーと、このミラーによる光の照射幅内にそれ
ぞれ配置され、紙葉類を透過した光からそれぞれ異なる
波長帯の光を透過させる各干渉フィルタと、これら干渉
フィルタを透過した各波長の光をそれぞれ検出してこれ
ら波長帯の光の光量に応じた電気信号を出力する各光セ
ンサと、これら光センサから出力された各電気信号の紙
葉類に照射する光の位置ずれを補正する位置補正手段
と、各光センサから出力された各電気信号に基づいて付
着物の有無を検知する信号処理手段と、を備えた付着物
検知装置である。
【0027】このような付着物検知装置であれば、光源
から放射された光は、ミラーにおいて所定の複数の波長
帯の光が反射して搬送中の紙葉類に、この搬送方向に対
して幅をもって照射される。そして、この紙葉類を透過
した各照射位置の光は、それぞれ各波長の各干渉フィル
タを透過して各光センサに入射する。ここで、これら光
センサから出力される各電気信号は、紙葉類に照射する
光の位置ずれが補正され、紙葉類の同一照射位置を透過
した各光の各電気信号に基づき、紙葉類を透過した各光
の光量に基づいて付着物の有無が検知される。
【0028】請求項6によれば、請求項5記載の付着物
検知装置において、ミラーは、楕円状に形成されてい
る。請求項7によれば、請求項4又は5記載の付着物検
知装置において、ミラーは、石英により形成される基板
に対して所定の波長を反射する膜をコーティングして構
成されている。請求項8によれば、請求項6記載の付着
物検知装置において、コーティングする膜の屈折率と厚
さに応じて反射する波長領域が異なるものである。
【0029】
【発明の実施の形態】
(1) 以下、本発明の第1の実施の形態について図面を参
照して説明する。図1は付着物検知装置の構成図であ
る。印刷物1は、搬送機構40によって矢印(イ)方向
に搬送されている。
【0030】この搬送機構40の上方には、ダイクロイ
ックミラー42が配置され、このダイクロイックミラー
42に赤外線領域の2つの波長λ1 、λ2 の各光43、
44が入射している。
【0031】これら光43、44の各波長λ1 、λ2
は、印刷物1とこの印刷物1に貼られたテープ45とに
対してそれぞれ異なる吸光度を有するもので、例えばテ
ープ45に対して吸光度の大きい波長λ1 、テープ45
に対して吸光度の小さな波長λ2 に設定されている。
【0032】上記ダイクロイックミラー42は、各波長
λ1 、λ2 の各光43、44を入射し合成して同一光軸
上に出力するものである。このダイクロイックミラー4
2から出力される光の光路上には、スキャニング装置4
6が配置されている。
【0033】このスキャニング装置46は、ダイクロイ
ックミラー42から出力された光を、例えば印刷物1の
搬送方向に対して直交する方向に片道又は往復スキャン
する機能を有している。
【0034】このスキャニング装置46のスキャン光路
上には、fθレンズ47が配置され、スキャン光がfθ
レンズ47を通して印刷物1にスキャンされるものとな
っている。
【0035】一方、搬送機構40の下方で、スキャニン
グ装置46のスキャン光路上には、集光分光光学系48
が配置されている。この集光分光光学系48は、円柱状
に形成され、印刷物1を透過した光を入射し、この入射
光を内面で全反射させて両端部にそれぞれ伝達し、かつ
入射光を各波長λ1 、λ2 の光に分光して両端部からそ
れぞれ出射する機能を有するものである。
【0036】図2はかかる集光分光光学系48の構成図
である。この集光分光光学系48は、柱状体としての円
柱状レンズ49と、この円柱状レンズ49の両端部にそ
れぞれ設けられた各干渉フィルタ50、51とから構成
されている。
【0037】このうち円柱状レンズ49は、例えばアク
リル、石英、BK7、CaF2 、サファイア等の材質に
より円柱状に形成され、かつ図3の断面図に示すように
その側面の一部分に散乱膜52が形成されている。
【0038】この散乱膜52は、例えば酸化マグネシウ
ムにより形成されている。この散乱膜52は、波長によ
り材料が異なるもので、波長が短くなるに従って小さな
粒子の材料が用いられる。
【0039】この円柱状レンズ49は、スキャニング装
置46による光のスキャン方向に一致して配置され、か
つ散乱膜52の形成された側面を下方として印刷物1を
透過した光が散乱膜52に照射されるように配置されて
いる。
【0040】この円柱状レンズ49は、入射した光が散
乱膜52に照射されると、この散乱膜52において散乱
光を発生し、この散乱光を内面で全反射して両端部に設
けられた各干渉フィルタ50、51に伝達する機能を有
している。
【0041】これら干渉フィルタ50、51のうち干渉
フィルタ50は、円柱状レンズ49内を伝達した光のう
ち波長λ1 の光を透過するものであり、干渉フィルタ5
1は、円柱状レンズ49内を伝達した光のうち波長λ2
の光を透過するものである。
【0042】これら干渉フィルタ50、51から透過す
る光の光路上には、それぞれ光センサ53、54が配置
されている。これら光センサ53、54は、それぞれ受
光した光量に応じた各電気信号を出力するもので、この
場合、一方の光センサ53は、受光した波長λ1 の光量
に応じた各電気信号を出力し、他方の光センサ54は、
受光した波長λ2 の光量に応じた各電気信号を出力する
ものとなる。
【0043】信号処理回路55は、各光センサ53、5
4から出力された各電気信号に基づいて印刷物1に貼ら
れているテープ45の有無を検知する機能を有するもの
で、演算回路56及び比較回路57を備えている。
【0044】演算回路56は、各光センサ53、54か
ら出力された各電気信号を入力し、これら電気信号に基
づいて例えば各波長λ1 、λ2 の除算値λ1 /λ2 、又
は差を演算し求める機能を有している。
【0045】比較回路57は、演算回路56により求め
られた除算値λ1 /λ2 と予め設定されたしきい値を比
較し、この比較結果に基づいてテープ有無の判定を出力
する機能を有している。
【0046】次に上記の如く構成された装置の作用につ
いて説明する。印刷物1は、搬送機構40によって矢印
(イ)方向に所定の速度で搬送される。
【0047】赤外線領域の2つの波長λ1 、λ2 の各光
43、44がダイクロイックミラー42に入射すると、
これら光43、44は合成されて光としてスキャニング
装置46に送られる。
【0048】このスキャニング装置46は、ダイクロイ
ックミラー42から出力された光を、印刷物1の搬送方
向に対して直交する方向に連続的に例えば片道スキャン
する。
【0049】このスキャニング装置46によりスキャン
された光は、fθレンズ47を通して搬送中の印刷物1
の表面状に照射される。このとき、印刷物1にテープ4
5が貼られていれば、印刷物1に照射された光の波長λ
1 、λ2 のうち、波長λ1 の光はテープ45に対して吸
収度が大きくなり、波長λ2 の光はテープ45に対する
吸収度が小さくなる。
【0050】この印刷物1にスキャンされて透過した光
は、印刷物1を透過して集光分光光学系48の円柱状レ
ンズ49に入射する。この円柱状レンズ49では、図2
に示すように印刷物1を透過した光が入射すると、この
光は散乱膜52に照射され、散乱光が発生する。この散
乱光は、円柱状レンズ49の内面で全反射しながら両端
面に到達する。
【0051】そして、散乱光は、円柱状レンズ49の両
端面に設けられた各干渉フィルタ50、51を透過する
ことにより、干渉フィルタ50からは波長λ1 の光が透
過し、干渉フィルタ51からは波長λ2 の光が透過し、
これらの波長λ1 、λ2 の各光はそれぞれ各光センサ5
3、54に入射する。
【0052】これら光センサ53、54は、それぞれ受
光した光量に応じた各電気信号を出力するが、この場
合、一方の光センサ53は、受光した波長λ1 の光量に
応じた電気信号を出力し、他方の光センサ54は、受光
した波長λ2 の光量に応じた電気信号を出力する。
【0053】ここで、図4(a) は、印刷物1を透過した
波長λ1 の光の透過光量を示しており、この波長λ1
光は、テープ45に対する吸光度が大きいことからテー
プ45を透過した部分Aでの透過光量が減少している。
【0054】又、同図(b) は印刷物1を透過した波長λ
2 の光の透過光量を示しており、この波長λ2 の光の光
量はテープ45を透過しても透過光量の減少は生じてい
ない。
【0055】従って、光センサ53は、図4(a) に示す
波長λ1 の光の透過光量に応じた電気信号を出力し、光
センサ54は、同図(b) に示す波長λ2 の光の透過光量
に応じた電気信号を出力する。そして、これら光センサ
53、54から出力された各電気信号は、信号処理回路
55に送られる。
【0056】この信号処理回路55において、演算回路
56は、各光センサ53、54から出力された各電気信
号を入力し、これら電気信号に基づいて例えば各波長λ
1 、λ2 の除算値λ1 /λ2 を演算し求める。
【0057】図4(c) はかかる除算値λ1 /λ2 の変化
を示しており、テープ45に対応する部分での除算値λ
1 /λ2 が減少している。次に比較回路57は、演算回
路56により求められた除算値λ1 /λ2 を受け取り、
図4(c) に示すように除算値λ1 /λ2 と予め設定され
たしきい値を比較する。
【0058】この比較の結果、テープ45に対応する部
分での除算値λ1 /λ2 がしきい値以下となっており、
比較回路57は、除算値λ1 /λ2 がしきい値以上であ
るときにテープ無の判定出力を行い、除算値λ1 /λ2
がしきい値以下となった部分においてテープ有の判定出
力を行う。
【0059】このように上記第1の実施の形態において
は、2つの波長λ1 、λ2 を含む光を印刷物1に照射し
たときの透過光を円柱状の集光分光光学系48に入射
し、ここで各波長λ1 、λ2 の光に分光してその両端部
から出射し、これら出射された各波長λ1 、λ2 の光の
透過光量に基づいてテープ45の有無を検知するように
したので、従来装置のように集光光学系や結像レンズ、
ダイクロイックミラーを配置する必要がなく、円柱状の
集光分光光学系48を用いることにより装置全体を小形
化でき、かつ構成を簡単として安価にできる。
【0060】又、2つの波長λ1 、λ2 の透過光量を比
較するので、テープ45の有無を印刷の影響や汚れ、破
損の影響を受けず誤検出することなく確実に検知でき
る。又、円柱状の集光分光光学系48は、円柱状レンズ
49及びその両端面にそれぞれ設けられた各干渉フィル
タ50、51から構成されているので、小型で簡単な構
成として光を各波長λ1 、λ2 の光に分光できる。
【0061】従って、この集光分光光学系48を用いれ
ば、付着物検知装置全体を小形化し、簡単な構成にする
ことに寄与できる。又、印刷物1の搬送中に光をスキャ
ンするので、印刷物1上の位置に対応した透過光量を得
ることができ、テープ45の貼られた位置を簡単に検出
できる。
【0062】なお、上記第1の実施の形態は次の通り変
形してもよい。例えば、各波長λ1 、λ2 の光は、それ
ぞれ単波長でなく、波長に幅を持った光でもよい。
【0063】又、円柱状レンズ49に形成する散乱膜5
2は、反射方の回折格子に代えてもよい。又、印刷物1
に対して光をスキャンするに限らず、線状光源を用いて
印刷物1に線状光線を照射してもよい。
【0064】又、集光分光光学系48は、印刷物1を透
過した光でなく、印刷物1からの反射光を入射するよう
にしてもよい。さらに、印刷物1に貼られているテープ
45の検知に限らず、光の波長を変える等すれば、他の
付着物でも検知できる。
【0065】又、柱状体としては、円柱状レンズ49を
使用しているが、これに限らず円柱、楕円柱、角柱等の
形状を用いてもよく、ここでは特に円柱状レンズ49を
使用することにより容易に集光する機能を付加すること
ができる。 (2) 次に本発明の第2の実施の形態について説明する。
【0066】図5は付着物検知装置の構成図である。印
刷物1は、搬送機構によって矢印(イ)方向に搬送され
ている。この搬送される印刷物1の上方には、赤外ハロ
ゲンランプ60が配置されるとともに、この赤外ハロゲ
ンランプ60の背面に楕円ミラー61が配置されてい
る。
【0067】赤外ハロゲンランプ60は、赤外線領域の
光を放射するもので、図6に示す分光放射率を持ってい
る。楕円ミラー61は、楕円状に形成され、赤外ハロゲ
ンランプ60から放射された光から2つの波長λ1 、λ
2 の光を反射し、これら光を搬送中の印刷物1に対して
搬送方向(イ)に対して幅をもって照射する機能を有し
ている。
【0068】図7はかかる楕円ミラー61の分光反射率
を示す図であり、波長λ1 を中心とする波長幅の光と波
長λ2 を中心とする波長幅の光とを反射する性質を有し
ている。
【0069】なお、これら波長λ1 、λ2 は、上記同様
に、印刷物1とこの印刷物1に貼られたテープ45とに
対してそれぞれ異なる吸光度を有するもので、例えばテ
ープ45に対して吸光度の大きい波長λ1 、テープ45
に対して吸光度の小さな波長λ2 に設定されている。
【0070】この楕円ミラー61は、具体的に図8に示
すように石英により形成される基板62の外面及び内面
に例えば五酸化タンタルから成る各膜63、64をそれ
ぞれコーティングして形成されている。
【0071】これらコーティング膜63、64は、その
屈折率と厚さに応じて反射する波長領域を異にするもの
で、このうちコーティング膜63において波長λ1 の光
を反射し、コーティング膜64において波長λ2 の光を
反射するものとなっている。
【0072】又、楕円ミラー61は、それぞれ反射する
各波長λ1 、λ2 の光を印刷物1の搬送方向と同一方向
の幅をもって印刷物1に照射するものとなっている。一
方、印刷物1の搬送路の下方で、かつ楕円ミラー61に
より照射される光の幅内には、印刷物1の搬送方向と同
一方向に並んでλ1 透過干渉フィルタ65、λ2 透過干
渉フィルタ66が配置され、かつこれら干渉フィルタ6
5、66に対応して各光センサ67、68が配置されて
いる。
【0073】又、印刷物1の搬送路の上方には、印刷物
1の位置検知として作用する各光電スイッチ69、70
が配置されている。すなわち、これら光電スイッチ6
9、70は、それぞれ印刷物1を検出しているときに検
知信号を出力するものとなっている。
【0074】信号処理回路71は、各光センサ67、6
8から出力された各電気信号に基づいて印刷物1に貼ら
れているテープ45の有無を検知する機能を有するもの
で、位置ずれ補償回路72、演算回路73及び比較回路
74を備えている。
【0075】位置ずれ補償回路72は、各光電スイッチ
69、70から出力された各検知信号を入力し、これら
検知信号から各光電スイッチ69、70の下方を通過す
る印刷物1の時間差を求め、この時間差から各光センサ
67、68から出力される各電気信号の時間的ずれを補
正するための補正信号を演算回路73に送出する機能を
有している。
【0076】演算回路73は、各光センサ67、68か
ら出力された各電気信号を入力するとともに位置ずれ補
償回路72からの補正信号を入力し、この補正信号に基
づいて印刷物1の同一部分を透過した各光センサ67、
68からの各電気信号を抽出し、これら電気信号に基づ
いて例えば各波長λ1 、λ2 の除算値λ1 /λ2 、又は
差を演算し求める機能を有している。
【0077】比較回路74は、演算回路73により求め
られた除算値λ1 /λ2 と予め設定されたしきい値を比
較し、この比較結果に基づいてテープ有無の判定出力す
る機能を有している。
【0078】次に上記の如く構成された装置の作用につ
いて説明する。印刷物1が搬送され、かつ赤外ハロゲン
ランプ60が点灯すると、この赤外ハロゲンランプ60
から放射された赤外線領域の光は、楕円ミラー61に到
達する。
【0079】この楕円ミラー61では、赤外ハロゲンラ
ンプ60から放射された光を図7に示すように外面側の
コーティング膜63において波長λ1 の光を反射し、外
面側のコーティング膜64において波長λ2 の光を反射
し、これら光を搬送中の印刷物1に対して搬送方向
(イ)に対して幅をもって照射する。
【0080】このとき、印刷物1にテープ45が貼られ
ていれば、印刷物1に照射された光の波長λ1 、λ2
うち、波長λ1 の光はテープ45に対して吸光度が大き
くなり、波長λ2 の光はテープ45に対する吸光度が小
さくなる。なお、両波長λ1、λ2 の光は、印刷物1に
対して略同一の吸光度となる。
【0081】このように印刷物1を透過した光は、λ1
透過干渉フィルタ65を透過して波長λ1 の光が光セン
サ67に入射し、これと共にλ2 透過干渉フィルタ66
を透過して波長λ2 の光が光センサ68に入射する。
【0082】これら光センサ67、68のうち一方の光
センサ67は、受光した波長λ1 の光の光量に応じた電
気信号を出力し、他方の光センサ68は、受光した波長
λ2の光の光量に応じた電気信号を出力する。そして、
これら光センサ67、68から出力された各電気信号
は、信号処理回路71に送られる。
【0083】一方、各光電スイッチ69、70は、搬送
中の印刷物1を検出すると、それぞれ検知信号を出力し
て信号処理回路71に送る。この場合、各光電スイッチ
69、70のうち最初に光電スイッチ69が印刷物1を
検出し、続いて光電スイッチ70が印刷物1を検出する
ものとなり、その時間差は印刷物1の搬送速度に応じて
いる。
【0084】信号処理回路71において、位置ずれ補償
回路72は、各光電スイッチ69、70から出力された
各検知信号を入力し、これら検知信号から各光電スイッ
チ69、70の下方を通過する印刷物1の時間差を求
め、この時間差から各光センサ67、68から出力され
る各電気信号の時間的ずれを補正するための補正信号を
演算回路73に送出する。
【0085】この演算回路73は、位置ずれ補償回路7
2からの補正信号に基づいて印刷物1の同一部分を透過
した各光センサ67、68からの各電気信号を抽出す
る。次に演算回路73は、これら抽出した各光センサ5
3、54からの各電気信号に基づいて例えば各波長λ
1 、λ2 の除算値λ1 /λ2 を演算し求める。
【0086】次に比較回路74は、演算回路73により
求められた除算値λ1 /λ2 を受け取り、除算値λ1
λ2 と予め設定されたしきい値を比較する。この比較の
結果、テープ45に対応する部分での除算値λ1 /λ2
がしきい値以下となっており、比較回路57は、除算値
λ1 /λ2 がしきい値以上であるときにテープ無の判定
出力を行い、除算値λ1 /λ2 がしきい値以下となった
部分においてテープ有の判定出力を行う。
【0087】このように上記第2の実施の形態において
は、赤外ハロゲンランプ60から放射された光を楕円ミ
ラー61において2つの波長λ1 、λ2 の光として反射
して搬送中の印刷物1に照射し、この印刷物1を透過し
た各波長λ1 、λ2 の光の光量に基づいてテープ45の
有無を検知するようにしたので、従来装置のように集光
光学系や結像レンズ、ダイクロイックミラーを配置する
必要がなく、装置全体を小形化でき、かつ構成を簡単と
して安価にできる。
【0088】又、各膜63、64をコーティングした楕
円ミラー61により2つの波長λ1、λ2 の光により分
光して印刷物1に照射するので、テープ45の検知に必
要な波長λ1 、λ2 の光量を低下することなくテープ4
5の有無を印刷の影響や汚れ、破損の影響を受けずに確
実に検知でき、そのうえ熱に弱いλ1 及びλ2 透過干渉
フィルタ65、66上に照射する熱エネルギを低下させ
ることができる。
【0089】従って、これらλ1 及びλ2 透過干渉フィ
ルタ65、66が高い熱エネルギにより破壊されたり、
透過中心波長がずれることもない。又、位置ずれ補償回
路72により各光センサ67、68から出力される各電
気信号の時間的ずれを補正するので、印刷物1の同一部
分を透過した光量に基づいて正確にテープ45の有無を
検知できる。
【0090】なお、上記第2の実施の形態は次の通り変
形してもよい。例えば、印刷物1に貼られているテープ
45の検知に限らず、光の波長を変える等すれば、他の
付着物でも検知できる。
【0091】又、λ1 及びλ2 透過干渉フィルタ65、
66の前面側にレンズ等の結像光学系を配置してもよ
く、又赤外ハロゲンランプ60をセラミックヒータ等の
赤外光源を用いてもよい。
【0092】又、楕円ミラー61は、球面等のその他の
形状に変形してもよい。又、印刷物1の位置検知として
作用する各光電スイッチ69、70は、搬送方向(イ)
に対して各光センサ67、68よりも前方側に配置して
もよく、かつ印刷物1の位置検知を各光センサ67、6
8からの各電気信号の出力タイミング、又はこれら電気
信号の低下を利用して求めるようにしてもよい。
【0093】
【発明の効果】以上詳記したように本発明の請求項1に
よれば、小型で簡単な構成として光を各波長の光に分光
できる集光分光光学系を提供できる。又、本発明の請求
項1によれば、紙葉類への付着物を検知する付着物検知
装置全体を小形化し、簡単な構成にするに寄与できる最
適な集光分光光学系を提供できる。
【0094】又、本発明の請求項2〜8によれば、によ
れば、装置全体を小形化し、簡単な構成で紙葉類への付
着物を確実に検知できる安価な付着物検知装置を提供で
きる。
【0095】又、本発明の請求項4〜8によれば、装置
全体を小形化し簡単な構成にでき、かつ熱に弱い干渉フ
ィルタ上に照射する熱エネルギを低下させて、干渉フィ
ルタを高い熱エネルギにより破壊したり、透過中心波長
がずれることもなく、紙葉類への付着物を確実に検知で
きる安価な付着物検知装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる付着物検知装置の第1の実施の
形態を示す構成図。
【図2】同装置に適用される集光分光光学系の構成図。
【図3】同集光分光光学系における円柱状レンズの断面
図。
【図4】印刷物に対する各波長の透過光量及びその比を
示す図。
【図5】本発明に係わる付着物検知装置の第2の実施の
形態を示す構成図。
【図6】赤外ハロゲンランプの分光放射率を示す図。
【図7】楕円ミラーの分光反射率を示す図。
【図8】楕円ミラーの構成図。
【図9】従来の付着物検知装置の構成図。
【図10】従来の付着物検知装置の構成図。
【符号の説明】
1…印刷物、40…搬送機構、42…ダイクロイックミ
ラー、45…テープ、46…スキャニング装置、47…
fθレンズ、48…集光分光光学系、49…円柱状レン
ズ、50,51…干渉フィルタ、52…散乱膜、53,
54…光センサ、55…信号処理回路、56…演算回
路、57…比較回路、60…赤外ハロゲンランプ、61
…楕円ミラー、62…基板、63,64…コーティング
膜、65…λ1 透過干渉フィルタ、66…λ2 透過干渉
フィルタ、67,68…光センサ、69,70…光電ス
イッチ、71…信号処理回路、72…位置ずれ補償回
路、73…演算回路、74…比較回路。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 散乱膜が内面の一部に形成され、かつ入
    射光を前記内面で反射させて両端部にそれぞれ伝達する
    柱状体と、 この柱状体の両端部にそれぞれ設けられたそれぞれ異な
    る波長帯を透過させる各干渉フィルタと、を具備したこ
    とを特徴とする集光分光光学系。
  2. 【請求項2】 紙葉類への付着物に対してそれぞれ異な
    る透過率を有する複数の波長帯を含む光を前記紙葉類に
    照射したときの透過光量に基づいて前記付着物の有無を
    検知する付着物検知装置において、 前記紙葉類を透過した光を入射し、この入射光を内面で
    反射させて両端部にそれぞれ伝達し、かつ前記入射光を
    前記各波長帯の光に分光して前記両端部からそれぞれ出
    射する円柱状の集光分光光学系と、 この集光分光光学系の両端部からそれぞれ出射された前
    記各波長帯の光の光量に基づいて前記付着物の有無を検
    知する信号処理手段と、を具備したことを特徴とする付
    着物検知装置。
  3. 【請求項3】 紙葉類への付着物に対してそれぞれ異な
    る透過率を有する複数の波長帯を含む光を前記紙葉類に
    照射したときの透過光量に基づいて前記付着物の有無を
    検知する付着物検知装置において、 前記光を前記紙葉類に対してスキャンするスキャニング
    手段と、 前記紙葉類を透過した光を入射し、この入射光を散乱膜
    に照射して散乱光を発生させるとともにこの散乱光を内
    面で反射させて両端部にそれぞれ伝達する柱状体と、 この柱状体の両端部にそれぞれ配置され、これら両端部
    に伝達された散乱光からそれぞれ異なる前記各波長帯の
    光を透過させる各干渉フィルタと、 これら干渉フィルタを透過した前記各波長帯の光をそれ
    ぞれ検出してこれら波長の光の光量に応じた電気信号を
    出力する各光センサと、 これら光センサから出力された各電気信号に基づいて前
    記付着物の有無を検知する信号処理手段と、を具備した
    ことを特徴とする付着物検知装置。
  4. 【請求項4】 紙葉類への付着物に対してそれぞれ異な
    る透過率を有する複数の波長帯を含む光を前記紙葉類に
    照射したときの透過光量に基づいて前記付着物の有無を
    検知する付着物検知装置において、 光源から放射された光から所定の複数の波長帯の光を反
    射して前記紙葉類に照射するミラーと、 前記ミラーで反射して前記紙葉類を透過した前記複数の
    光の光量に基づいて前記付着物の有無を検知する信号処
    理手段と、を具備したことを特徴とする付着物検知装
    置。
  5. 【請求項5】 搬送される紙葉類への付着物に対してそ
    れぞれ異なる透過率を有する複数の波長帯を含む光を前
    記紙葉類に照射したときの透過光量に基づいて前記付着
    物の有無を検知する付着物検知装置において、 光源から放射された光から所定の複数の波長帯の光を反
    射し、これら光を前記紙葉類に対して前記搬送方向に対
    して幅をもって照射するミラーと、 このミラーによる光の照射幅内にそれぞれ配置され、前
    記紙葉類を透過した光からそれぞれ異なる波長帯の光を
    透過させる各干渉フィルタと、 これら干渉フィルタを透過した前記各波長帯の光をそれ
    ぞれ検出してこれら波長帯の光の光量に応じた電気信号
    を出力する各光センサと、 これら光センサから出力された各電気信号の前記紙葉類
    に照射する前記光の位置ずれを補正する位置補正手段
    と、 前記各光センサから出力された各電気信号に基づいて前
    記付着物の有無を検知する信号処理手段と、を具備した
    ことを特徴とする付着物検知装置。
  6. 【請求項6】 ミラーは、楕円状に形成されたことを特
    徴とする請求項5記載の付着物検知装置。
  7. 【請求項7】 ミラーは、石英により形成される基板に
    対して所定の波長帯を反射する膜をコーティングして構
    成したことを特徴とする請求項4又は5記載の付着物検
    知装置。
  8. 【請求項8】 コーティングする膜の屈折率と厚さに応
    じて反射する波長帯が異なるものであることを特徴とす
    る請求項6記載の付着物検知装置。
JP8213703A 1996-08-13 1996-08-13 集光分光光学系及び付着物検知装置 Pending JPH1063912A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004001684A1 (de) * 2002-06-19 2003-12-31 Giesecke & Devrient Gmbh Erkennung von fremdobjekten auf oder in banknoten

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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