JPH1063661A - シソーラスデータ管理方法 - Google Patents

シソーラスデータ管理方法

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JPH1063661A
JPH1063661A JP8220972A JP22097296A JPH1063661A JP H1063661 A JPH1063661 A JP H1063661A JP 8220972 A JP8220972 A JP 8220972A JP 22097296 A JP22097296 A JP 22097296A JP H1063661 A JPH1063661 A JP H1063661A
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JP8220972A
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Yoshitsugu Tokuda
圭世 徳田
Hiroshi Tsuji
洋 辻
Hisao Mase
久雄 間瀬
Norichika Nishikawa
記史 西川
Satoru Wakayama
哲 和歌山
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 利用者が個人用に更新することができない共
用シソーラスを、利用者の利用目的に応じた視点の構造
データで表示して参照できるようにすること。 【解決手段】 共用シソーラス100の部分データ構造
を切り出し表示し、該部分データ構造に対して更新を行
い共用シソーラスのデータ構造との差分情報を記憶し、
該記憶情報をもとに修正情報を生成し、該修正情報に識
別子を設け、シソーラスデータと該修正情報とからデー
タを表示することにより、利用者の利用目的に応じたシ
ソーラスデータの参照を可能にしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シソーラスデータ
管理方法に関し、特に、共用として供給された大量のシ
ソーラスデータの利用者が各自の利用目的に応じてシソ
ーラス構造を簡便に個人用にカスタマイズし、これを参
照できるようにしたシソーラスデータ管理方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】データベースの一部を切り出して運用す
る従来技術として、例えば、特開平6−96110号公
報に記載されたものがある。従来、銀行業務におけるオ
ンラインデータベースに用いているファイルを更新する
バッチ処理は顧客残高確定後のオンライン運用終了後に
行われていたが、近年のサンデーバンキングや自動機取
扱時間の延長などの普及に伴い、オンライン処理とバッ
チ処理の処理時間の管理が問題となってきた。上記公開
公報に記載されたものは、この問題を解消するために、
データベースの一部を切り出して別のデータベースを構
築することによってオンライン処理とバッチ処理を並行
して実行できるようにしたものであり、さらに詳しく
は、平日オンラインデータベースから特定口座(休日運
用可能な普通口座)を切り出して休日オンラインデータ
ベース(サブデータベース)を構築し、平日オンライン
データベースのバッチ処理と休日オンラインデータベー
スのオンライン処理とを並行して実行し、その後、両方
の結果を後処理で合体させるようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に、複数の利用者
が共用シソーラスを利用する場合、共用であるためにデ
ータ自体の更新はできないようにすることが望ましい。
また、シソーラスデータなど一般的、普遍的なデータは
CD−ROMのような更新不可能な媒体で提供されるこ
とがある。このような場合、データ自体を利用者が個人
用に更新することは不可能なため利用者の目的に応じた
データ利用に対応できない。大規模で普遍的なデータ
は、そのままではデータ量や分野が広いため利用者には
利用しづらく、共用シソーラスが大規模であると、利用
者が利用したいのは共用シソーラスの一部であるにもか
かわらず冗長部を含んだデータが提供されるため利用効
率が悪い。このため、利用者が各個人の目的にあわせて
共用シソーラスに一部のデータを加えたり、逆に共用シ
ソーラスから一部のデータを切り出して効率的に参照で
きるようにすることが要望されている。
【0004】上記特開平6−96110号公報に記載さ
れた従来技術は、オンライン処理とバッチ処理を効率よ
く実行するために、データベースの一部から別のデータ
ベース(サブデータベース)を生成して両方の処理を並
行して実行できるようにしたものであり、ある時点で
は、オンライン処理に関する更新は、元のデータベース
には行わず(バッチ処理を行っている)、サブデータベ
ースのみについてのみ行うようにしたもの、すなわち、
元のデータベースから生成したサブデータベースに対し
て元のデータベースとは別の処理を行えるようにしたも
のである。しかしながら、この従来技術が対象としてい
るデータはシソーラスデータではないため、シソーラス
データの場合にデータをどのように管理するかについて
は全く考慮されていない。本発明の目的は、複数の利用
者に利用される共用のシソーラスに対し、データ自体の
更新を行うことなく利用者の利用目的に応じた個別の視
点からの参照できるようにしたシソーラスデータ管理方
法、および、視点別データ構造の構築以降、視点別識別
子の指定により利用目的に合わせたデータ構造を参照で
きるようにしたシソーラスデータ管理方法を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のシソーラスデー
タ管理方法は、上記目的を達成するために、単語と単語
間の関係とから構成される共用シソーラスデータに対
し、共用シソーラスデータの部分データ構造を切り出し
て表示し、表示した部分データ構造に対してデータ構造
の更新を行い共用シソーラスデータの構造との差分情報
を記憶し、該記憶情報をもとに修正情報を生成し、シソ
ーラスデータと該修正情報からデータ構造を構築し表示
することにより、利用者が利用目的に応じたシソーラス
データを参照できるようにしている。また、修正情報に
識別子を設けることで利用目的別にシソーラスデータを
管理し、個人の利用目的に応じたシソーラスデータへの
アクセスを識別子で行うことを可能としている。
【0006】さらに詳しくは、 (A)ネットワークに接続された計算機の記憶媒体に単
語と単語間の関係とから構成される少なくとも1つ以上
の共用シソーラスデータと、ネットワークに接続された
1つ以上の端末を有するシステムにおけるシソーラスデ
ータ管理方法であって、端末からの指示により共用シソ
ーラスデータ(100)の少なくとも1つ以上の部分デ
ータ構造を切り出して端末画面に表示する第1のステッ
プ(図1のステップ122)と、切り出した部分データ
構造に対し端末からの指示によりデータ構造の組替え操
作を行う第2のステップ(同ステップ132)と、該組
替え操作により発生するデータ構造の更新情報と、該組
替え操作に付随して発生する付随情報とを一時記憶装置
に記憶する第3のステップ(同ステップ134,13
8)と、端末からの指示が入力される度に逐次組替え状
態を表示する修正処理を行う第4のステップ(同ステッ
プ140)と、修正処理終了後、一時記憶装置(10
6)に記憶した更新情報と関連情報を用いて修正情報を
生成する第5のステップ(同ステップ126)と、該修
正情報を修正情報データベース(108)に記憶する第
6のステップと、該修正情報と上記共用シソーラスデー
タとを用いて端末に合成表示する第7のステップ(同ス
テップ128)を有することを特徴としている。
【0007】(B)また、前記第6のステップにおい
て、修正情報を修正情報データベース(108)に記憶
する際に、修正情報に識別子(id0001〜id00
07など)をつけて記憶し、以降、該識別子を用いて対
応するシソーラスデータへのアクセスを管理することを
特徴としている。 (C)さらに、前記第2のステップにおける組替え操作
は、部分データ構造の表示データ画面上に表示されるシ
ソーラスデータ構造を組替える操作を指示する手段(図
15のクライアント表示画面参照)によって行われるこ
とを特徴としている。 (D)また、前記第2のステップにおける組替え操作
は、少なくとも、単語の追加・削除操作と単語間の関連
の追加・削除操作と単語の組替え操作のいずれかを含む
データ構造の組替え操作であり、前記第3のステップに
おける更新情報は、前記シソーラスデータとの差分であ
ることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載
のシソーラスデータ管理方法。 (E)また、前記第3のステップにおける付随情報は、
一時記憶装置に記憶された更新情報と予め定めた規則と
を照合して生成される情報を含むようにしたことを特徴
としている。 (F)複数の共用シソーラスデータを有し、各共用シソ
ーラスデータにシソーラス識別子を付与するとともに、
利用者が利用する共用シソーラスのシソーラス識別子を
前記修正情報に含ませ、利用者が生成したシソーラスの
シソーラス識別子を該修正情報で管理するようにしたこ
とを特徴としている。 (G)共用シソーラスデータと該共用シソーラスのシソ
ーラス識別子との対応を記述したシソーラステーブルを
端末において管理するようにしたことを特徴としてい
る。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明では、共有シソーラスにお
いて、元データに対する実更新を恒久的に行わなわない
ことを前提としており、利用者の更新要求に対して実際
にはデータの更新を行うことなく擬似的に更新後のデー
タを生成してこれを利用することにより、更新を行わな
い大規模データに対しデータを効率的に参照できるよう
にしている。また、生成したデータを参照・利用するた
めの識別子を管理することにより、該生成データを1つ
のシソーラスデータとして管理し再利用できるようにし
ている。さらに、生成したデータと元データのデータ構
造の差分情報を管理し、元データと該差分情報とを用い
て利用者の利用目的別(視点別)のシソーラスを合成す
ることにより、効率的にシソーラスを生成できるように
している。
【0009】次に、図1〜図22を用いて、本発明の実
施例を詳細に説明する。図1は、本発明で実施するシソ
ーラスデータ管理方法の全体構成を示す図である。同図
は、LAN(Local Area Netwook)/WAN(Wide
Area Netwook)102上に、サーバマシン99によ
って管理される共用シソーラス100と、複数のクライ
アント(図1ではクライアントA104,クライアント
Bだけを示している)が存在する場合を示している。利
用者A101は、クライアントA104に接続された表
示装置103を通して、サーバマシン99が管理してい
る共用シソーラス100を利用する。利用者が共用シソ
ーラス利用時に行う視点別シソーラスデータの構築管理
はクライアントによって行われる。例としてクライアン
トA104について説明すると、図1に示すようなステ
ップ122〜ステップ128を実行する手段を持つこと
により視点別シソーラスデータの構築管理を行い、利用
者に対して視点別データ構造を参照できるようにする。
【0010】データ構造は単語に対応する「ノード」と
単語間の関連に対応するノード間の「リンク」とからな
る。共用シソーラス100は複数の利用者に共用されて
利用されるデータであり、例えば、データベースまたは
CD−ROMなどの記憶媒体に記憶されている。図2に
示したツリー状のデータ構造110は該共用シソーラス
100のデータ構造の例である。また、図3に示したツ
リー状のデータ構造112はデータ構造切り出し処理1
22実行時に利用者が利用するデータ構造を選択したと
きに表示されるデータ構造の例であり、また、図4に示
したツリー状のデータ構造114は修正処理124実行
時にステップ140の表示更新処理で利用者に逐次表示
されるデータ構造の例である。
【0011】また、一時記憶装置106はデータ構造切
り出し処理122および修正処理124実行時に利用者
が行った操作に対応する情報を記憶する記憶装置であ
り、修正情報DB(データベース)108は修正情報生
成処理126実行時に生成した情報を格納するデータベ
ースである。また、図5に示した修正情報118は該修
正情報DB108に格納された修正情報である。さら
に、図6に示したツリー状のデータ構造116は合成表
示処理128実行時に共用シソーラス100と修正情報
118とから合成された利用者に提供するデータ構造の
例である。図1の太線は回線などによる各種装置間の物
理的接続を示し、点線の矢印はデータの流れを示してい
る。
【0012】次に、クライアントが実行するシソーラス
データ管理方法を図1に示されたフローチャートを用い
て説明する。ステップ122(データ構造切り出し処
理)では、共用シソーラス100のデータ構造110の
一部をクライアントの表示画面にスクロール表示し、利
用者の操作に対応して部分データ構造112を切り出し
て表示し、ステップ123に進む。ステップ123(切
り出し操作の記憶)では、ステップ122の切り出し処
理を行う際に利用者が行った操作を一時記憶装置106
に記憶し、ステップ124に進む。ステップ124(修
正処理)は、共用シソーラス100の部分データ構造1
12の修正処理を行うステップであり、この修正処理を
終了した後にステップ126(修正情報生成処理)に進
む。
【0013】次に、ステップ124の修正処理について
さらに詳しく説明する。ステップ124の修正処理は、
更にステップ130〜ステップ140の処理に細分化さ
れる。最初のステップ130(修正終了の判定)では、
部分データ構造112(図3)に対する利用者の修正処
理が全て終了したかどうかを判定し、修正処理が終了し
ている場合にはステップ126の修正情報生成処理に進
み、修正処理が終了していない場合にはステップ132
のデータ構造の組替え処理に進む。
【0014】ステップ132(データ構造の組替え処
理)では、利用者が部分データ構造112に対して行う
組替え操作に基づいてデータ構造の組替え処理を行い、
次のステップ134(組替え操作の記憶)で利用者が行
った該組替え操作を一時記憶装置106に記憶し、ステ
ップ136の付随情報検出処理に進む。ステップ136
(付随情報検出処理)では、ステップ132で行った組
替え操作に関する付随情報の検出処理を行い、検出した
付随情報を次のステップ138(付随情報記憶)で一時
記憶装置106に記憶し、ステップ140の表示更新処
理に進む。ステップ140(表示更新処理)では、ステ
ップ134(組替え操作の記憶)とステップ138(付
随情報記憶)において一時記憶装置106に記憶された
情報から逐次表示更新処理を行い、ステップ130の修
正終了の判定処理に戻る。利用者の修正操作が全て終了
するまでステップ130〜ステップ140の処理を繰り
返す。利用者の修正操作が全て終了すると、ステップ1
30における修正終了の判定がYESとなりステップ12
4の修正処理を終了し、次のステップ126の修正情報
生成処理に進む。以上がステップ124の修正処理であ
る。
【0015】ステップ126(修正情報生成処理)で
は、一時記憶装置106に記憶された情報を用いて修正
情報生成処理を行い、生成された修正情報に視点別識別
子を付与したものを修正情報118(図5)として修正
情報DB108に記憶し、次のステップ128の合成表
示に進む。ステップ128(合成表示)は上記修正情報
118と共用シソーラス100を元にして視点別シソー
ラスを再現し合成表示を行うステップであり、本実施例
では図6に示すようなデータ構造116が合成表示され
る。ステップ128の合成表示処理についての詳細な説
明は後述する。以上で視点別シソーラスのデータ構築を
終了する。
【0016】次に、共用シソーラスについてデータ構造
とデータの格納形式とを具体的な例を用いて説明する。
まず、共用シソーラス100のデータ構造について詳細
に説明する。図2に示されたデータ構造110は共用シ
ソーラス100のデータの一例である。シソーラスデー
タは一般に「単語」と「単語間の関連」とからなり、該
「単語間の関連」とは「単語」の上位下位関係を示すも
のである。データ構造110は「ノード」および「ノー
ド間の関連」とから構成されており、「ノード」にはシ
ソーラスデータの「単語」が対応し、「ノード間の関
連」には「単語間の関連」が対応している。図1に示さ
れたデータ構造110は、「飲食物」ノード150をル
ートノードとするデータ構造をしており、「飲食物」ノ
ード150の下位には「食物」ノード152と「飲料」
ノード154とが存在し、また「食物」ノード152と
「飲料」ノード154もまた下位への関連を持つ構造に
なっている。
【0017】図2におけるデータ構造を示すツリー図
中、白丸で示すノードは一単語に対応するノードであ
り、黒丸で示すノードは下位に展開されるノードが存在
しているが、表示が見づらくなるのを防ぐために下位の
ノードを省略していることを示している。すなわち、デ
ータ構造110の「食物」ノード152の下位にはその
下位ノードが省略された黒丸のノード「肉」「野菜」
「果物」がつながり、「飲料」ノード154の下位には
その下位ノードが省略された黒丸のノード「水」「清涼
飲料」と下位ノードが省略されていない白丸の「アルコ
ール飲料」ノードがつながっている。「アルコール飲
料」ノードには、白丸の「ビール」ノードと「酒」ノー
ドがつながり、さらに「ビール」ノードには白丸の「生
ビール」ノードと「ドライビール」ノードがつながって
いる。さらに、「生ビール」ノードには白丸の「ビール
A」ノードと「ビールB」ノードが、「ドライビール」
ノードには「ビールB」ノードと「ビールC」ノードと
「ビールD」ノードがつながっている。また、「酒」ノ
ードには「洋酒」ノードと「日本酒」ノードがつながっ
ている。「洋酒」ノードと「日本酒」ノードは黒丸であ
り、下位にノードがあるが省略されていることを示して
いる。
【0018】次に、共用シソーラス100を構成するシ
ソーラスデータの格納形式を図7を用いて説明する。シ
ソーラスデータにはデータ構造110の各ノードに対応
する全ての「単語」に関する情報と、データ構造110
の各関連に対応する全ての「単語間の関連」に関する情
報との2種類があり、それぞれノード(単語)テーブル
200と関連テーブル250に格納されている。図7に
示すように、図2におけるデータ構造110の全ての単
語(飲料物,食物,飲料,肉,野菜,・・・)に関する
情報はノードテーブル200のレコード201〜レコー
ド219に、また、関連に関する全ての情報(上位単語
/飲食物に対する下位単語/食物、上位単語/飲食物に
対する下位単語/飲料、上位単語/食物に対する下位単
語/肉、上位単語/食物に対する下位単語/野菜、・・
・)は関連テーブル250のレコード251〜レコード
269に上位単語と下位単語の対表現で格納されてい
る。関連テーブル250に記述されている単語はノード
テーブル200との整合性が保証されており、関連テー
ブル250に記述されている単語はノードテーブル20
0に必ず含まれている。
【0019】ここで、図1のステップ128の合成表示
処理について図8のフローチャートを用いて詳細に説明
する。ステップ128の合成表示処理は、主にデータ構
築処理302とデータ表示処理312とからなる。デー
タ構築処理302では修正情報と共用シソーラスデータ
とを合成処理し、データ表示処理312ではステップ3
02の合成処理で得たデータの表示処理を行う。
【0020】ステップ128の合成表示処理を開始する
と、まずステップ300で、修正情報DB108から、
ルートノード情報に記憶されているルートノードの単語
を探索語としてバッファ(処理装置のレジスタ等、以下
単にバッファという)に記憶し、ステップ302に進
む。ステップ302ではデータ構築処理を行う。データ
構築処理は、さらにステップ304〜ステップ310の
ように細分化される。以下ステップ304〜ステップ3
10について詳細に説明する。ステップ304では、ま
ずデータ構築処理が終了したかどうかを判定し、終了で
あればステップ312に進み、終了でない間はステップ
306に進む。終了であるかどうかは探索語の有無で判
断する。探索語が存在しない場合を終了とし、探索語が
存在している間は終了でないと判断する。
【0021】ステップ306に進んだ場合、共用シソー
ラス100から探索語の下位ノードを検索し、該検索結
果のうち、修正情報DB108中の切断リンク情報(後
述する)にも削除ノード情報(後述する)にも記憶され
ていないノードをバッファに記憶し、次のステップ30
8に進む。ステップ308では、修正情報DB108中
の生成ノード情報(後述する)または生成リンク情報
(後述する)に記憶されている探索語の下位ノードを検
索してバッファに記憶し、次のステップ310に進む。
ステップ310ではステップ306で得た下位ノードと
ステップ308で得た下位ノードとを探索語としてバッ
ファに記憶し、ステップ304に戻る。ステップ304
で、データ構築処理が終了したと判定された場合はステ
ップ312のデータ表示処理に進み、逐次記憶した「ノ
ード」および「ノードの関連」をツリー構造で表示す
る。
【0022】なお、ステップ312におけるデータ表示
処理では、ツリーのデータ構造の各階層のノードの配置
関係およびその下位階層のノードの数などを考慮して全
体がバランスするように整形することにより、データ構
造が見やすく分かりやすい画面になり、より好ましい表
示が得られる。以上で合成表示処理を終了する。
【0023】次に、上記データ構造およびデータ格納形
式を持つ共用シソーラス100を、複数の利用者によっ
て利用することを考える。共用シソーラスの利用の形態
には次の3種類がある。 1)部分データ構造をそのまま利用する形態。 2)部分データ構造を組み替えて利用する形態。 3)部分データ構造に新規ノードを組み入れて新しいデ
ータ構造を生成して利用する形態。以下、これらの各形
態についての実施例を具体的な内容を用いて説明する。
【0024】1)共用シソーラスの部分データ構造をそ
のまま利用する形態。 利用者が利用する共用シソーラス100に対し利用する
シソーラス構造のルートノードを指定すると、該ルート
ノード以下のデータ構造がクライアント表示画面に表示
される。例えば、図1のステップ122(データ構造切
り出し処理)で、利用者A101が「ビール」ノードを
指定すると、図2のデータ構造110から「ビール」ノ
ード156以下の部分データ構造112をクライアント
表示画面に表示し(図1参照)、以後利用者の修正操作
が可能である修正処理モードにして、ステップ123に
進む。ステップ123は切り出し操作の記憶ステップで
あり、利用者A101がデータ構造110に対してデー
タ構造切り出しモードにおいて「ビール」ノード156
を指定したことを一時記憶装置106に記憶し、ステッ
プ124の修正処理に進む。
【0025】ここで、このときのクライアントの表示装
置に表示される表示画面および一時記憶装置106の記
憶内容を図9に示す。同図において、クライアント表示
画面400はステップ122で「ビール」ノードを指定
した場合にクライアントAの表示装置103の画面に表
示される表示画面であり、記憶情報402はステップ1
23で一時記憶装置106に記憶される情報である。今
の場合、記憶情報402には利用者が利用するシソーラ
スデータ構造の使用構造のルートノードとして「ビー
ル」がレコード404として記憶される。
【0026】次に、ステップ124の修正処理では、今
の場合、利用者は共用シソーラスデータの部分データ構
造112を組み替えずにそのまま利用するため、ステッ
プ130で修正処理モードを終了し(ステップ130;
YES)、修正処理を終了したと判定してステップ126
の修正情報生成処理に進む。ステップ126の修正情報
生成処理では、一時記憶装置106に記憶された記憶情
報402を元に修正情報を生成し、生成した修正情報を
修正情報DB108に格納してステップ128の合成表
示に進む。このときの表示画面および生成した修正情報
422の具体例を図10に示す。
【0027】ここで、修正情報422の具体例を図10
に基づいて説明する。ステップ126の修正情報生成処
理では、ステップ123で一時記憶装置106に記憶し
た利用者が利用する使用構造のルートノードから、視点
別シソーラスのルートノード情報を生成する。ここでは
使用構造のルートノード「ビール」(図9の404参
照)が1つだけ記憶されているので、修正情報422の
ルートノード情報フィールドのレコード428に「ビー
ル」を格納する。
【0028】次に、ステップ134とステップ138で
一時記憶装置106に記憶した修正操作を元にデータ構
造の細部の情報を生成する。今の場合、修正操作が行わ
れていないため、生成ノード情報,生成リンク情報,削
除ノード情報,切断リンク情報などの修正情報は生成さ
れない。次に、視点別のシソーラス識別子を生成し格納
する。ここでは、修正情報422の識別子として「id
001」を生成し、識別子フィールドのレコード424
に「id001」を格納し、該識別子フィールドの見出
しとしてレコード426に該シソーラス構造生成の視点
を説明する「ビール検索」を格納する。以上の処理によ
り、修正情報422として、ルートノード情報フィール
ドのレコード428に格納された情報「ビール」と、識
別子フィールドのレコード424に格納された視点別識
別子「id001」とレコード426に格納された見出
し「ビール検索」とが生成される(図10)。
【0029】次のステップ128では、上記ステップ1
26で生成した修正情報422と共用シソーラス100
とから合成表示処理を行う。ステップ128の合成表示
処理は、図8のステップ300〜ステップ312に細分
化される。ステップ300で、修正情報422のルート
ノード情報からルートノードとして「ビール」ノードを
得て、これを探索語としてバッファに記憶し、ステップ
302のデータ構築処理に進む。
【0030】ステップ302のデータ構築処理では、ま
ず、ステップ304でデータ構築が終了したかどうかを
判定し、終了であればステップ312のデータ表示処理
に進み、終了でなければステップ306に進む。今の場
合、ステップ304では、探索語として「ビール」が存
在するので、データ構築処理を終了せずにステップ30
6に進む。ステップ306で、まず探索語「ビール」の
下位語を共用シソーラス100から検索する。該検索結
果と、修正情報422中の切断リンク情報(後述する)
と削除ノード情報(後述する)とを参照し、該検索結果
のうち該参照情報に存在しないものを共用シソーラスか
ら得た下位語として記憶し、ステップ308に進む。こ
こでは修正情報422には切断リンク情報と削除ノード
情報は存在しないので(図10の422参照)、共用シ
ソーラスの下位語がそのまま検索結果となり、下位語と
して「生ビール」と「ドライビール」とがバッファに記
憶される。
【0031】次のステップ308では、修正情報422
の生成ノード情報と生成リンク情報とを参照し、探索語
の下位語として生成されるノードをバッファに記憶し、
ステップ310に進む。ここでは修正情報422には生
成リンク情報および生成ノード情報が存在しないので、
ステップ308で記憶される情報は存在しない。
【0032】次のステップ310では、ステップ306
とステップ308で記憶した、探索語の下位語を次の探
索語としてバッファに記憶し、ステップ304に戻る。
ここでは探索語として、ステップ306で記憶された
「生ビール」,「ドライビール」がバッファに記憶され
る。以下、ステップ304〜ステップ310の処理を繰
り返し、残っている探索語が存在しなくなったときデー
タ構築の終了とみなし、ステップ312のデータ表示処
理に進む。
【0033】ステップ312のデータ表示処理では、上
述したステップ300〜ステップ310で構築したデー
タ構造を表示する。以上でステップ128の合成表示を
終了する。この場合、クライアントの表示画面に表示さ
れる表示データ構造420は表示データ構造400(図
9)を整形したものに等しい。以上で視点別のシソーラ
スデータ構築処理を終了する。
【0034】2)共用シソーラスの部分データ構造を組
み替えて利用する形態。 利用者が利用する共用シソーラス100に対し利用する
使用構造のルートノードを指定すると、該ルートノード
以下のデータ構造がクライアント表示画面に表示され
る。ステップ122で、利用者A101が、例えば、
「酒」ノードと「ビール」ノードを使用構造のルートノ
ードとして指定したとすると、「酒」ノード158およ
び「ビール」ノード156以下のデータ構造をクライア
ント表示画面に表示し、以後利用者の修正操作が可能で
ある修正処理モードにして、ステップ123に進む。ス
テップ123では、利用者A101がデータ構造110
に対してデータ構造切り出しモードにおいて「酒」ノー
ド158と「ビール」ノード156を使用構造のルート
ノードとして指定したことを一時記憶装置106に記憶
し、ステップ124に進む。
【0035】ここで、このときの表示画面および記憶内
容を図11のクライアント表示画面500および記憶情
報502に示す。クライアント表示画面500はステッ
プ122で表示装置103に表示される表示画面であ
り、記憶情報502はステップ123で一時記憶装置1
06に記憶された情報である。記憶情報502には、利
用者が利用するシソーラスデータ構造の使用構造のルー
トノードとして「酒」と「ビール」がそれぞれレコード
504とレコード506に記憶される。次に、ステップ
124で、利用者はこの部分データ構造を組み替えて利
用するため、ステップ130〜ステップ140の処理を
実行する。ステップ130では修正が終了したかどうか
を判定する。今の場合、修正処理を行うためステップ1
32に進む。
【0036】ステップ132ではデータ構造の組替え処
理を行う。このとき行った組替え操作は、ステップ13
4で逐次一時記憶装置106に記憶される。以下の処理
では、共用シソーラスデータの構造を組み替えて、個人
の利用形態に沿ったシソーラス体系を構築する。例え
ば、ステップ132において、「酒」ノード158と
「ビール」ノード156間に「酒」ノード158を上位
語、「ビール」ノード156を下位語とする関連を生成
する操作がなされると、次のステップ134において、
該ノード間の関連が生成されたことを一時記憶装置10
6に記憶してステップ136に進む。ステップ136
(付随情報検出処理)では、ステップ132の組替え操
作によって新たに付随情報が生じないため、次のステッ
プ140に進む。
【0037】このときの表示画面および一時記憶装置1
06に記憶した記憶情報の内容を図12のクライアント
表示画面520および記憶情報522に示す。クライア
ント表示画面520は図11のクライアント表示画面5
00に対し、利用者が利用するデータ構造間に生成され
たリンク(酒→ビール)を表示した状態を示している。
ステップ132でリンクを生成したことにより記憶情報
522として生成リンクフィールドのレコード530に
「酒:ビール」(酒→ビール,すなわち、酒が上位でビ
ールが下位という関連)が一時記憶装置106に記述さ
れる。次にステップ140では、ステップ132〜ステ
ップ138の処理により、表示を逐次更新してステップ
130に戻る。全ての修正処理が終了した場合には、ス
テップ130で修正処理モードを終了し、修正処理を終
了したと判定してステップ126の修正情報生成処理に
進む。ステップ126(修正情報生成処理)では、一時
記憶装置106に記憶された記憶情報522を元に修正
情報を生成し修正情報データベース108に格納してス
テップ128に進む。このときの表示画面および修正情
報データベース108に格納された修正情報の内容を図
13のクライアント表示画面550および修正情報55
2に示す。
【0038】ここで修正情報552の内容について詳細
に説明する。ステップ126では、まずステップ123
で一時記憶装置106に記憶した利用者が利用する使用
構造のルートノードから、視点別シソーラスのルートノ
ード情報を生成する。ここでは使用構造のルートノード
は2つ(「酒」と「ビール」)記憶されているため、生
成リンクまたは生成ノードに関する情報を参照してルー
トノードを決定する。ここでは、生成リンクとしてレコ
ード530に「酒」から「ビール」へのリンク(酒→ビ
ール)が記憶されていることと、「酒」の上位に位置す
る生成ノードが存在しないことから、ルートノードとし
て「酒」をルートノード情報フィールドのレコード55
8に記憶する。
【0039】次に、生成リンクに関する情報としてレコ
ード530に記憶されている「酒→ビール」を、生成リ
ンク情報フィールドのレコード560に記憶する。次
に、その他の修正について一時記憶装置106を探索す
る。今の場合、その他の修正に関する情報が存在しない
ため、修正情報に関する生成は以上で終了する。次に、
該修正情報に対して視点別のシソーラス識別子を生成し
格納する。このシソーラス識別子は、それ以降の処理に
おいて当該修正情報を参照する場合の識別子として使わ
れる。ここでは、修正情報552の識別子として「id
002」を生成し、識別子フィールドのレコード554
に「id002」を格納し、該識別子フィールドの見出
しとしてレコード556に「アルコール飲料構成」を格
納し、次のステップ128に進む。以上の処理により、
修正情報552が生成される。
【0040】ステップ128ではステップ126で生成
された修正情報552と共用シソーラス100とから合
成表示処理を行う。合成表示処理は上述したようにステ
ップ300〜ステップ312に細分化される。今の場
合、まずステップ300で、修正情報552のルートノ
ード情報のレコード558から「酒」を探索語として得
てこれをバッファに記憶し、ステップ302のデータ構
築処理に進む。ステップ302のデータ構築処理を開始
すると、ステップ304でデータ構築が終了したかどう
かを判定し、終了であればステップ312のデータ表示
処理に、終了でなければステップ306に進む。今の場
合、探索語として「酒」が存在するので、終了せずにス
テップ306に進む。ステップ306で、まず探索語の
下位語を共用シソーラスから検索する。該検索結果と、
修正情報552中の切断リンク情報と削除ノード情報と
を参照し、該検索結果のうち該参照情報に存在しないも
のを共用シソーラスから得た下位語として記憶し、ステ
ップ308に進む。今の場合、修正情報552には切断
リンク情報と削除ノード情報は存在しないので、共用シ
ソーラスの下位語がそのまま検索結果となり、下位語と
して「洋酒」と「日本酒」とがバッファに記憶される。
【0041】次のステップ308で、修正情報552の
生成ノード情報と生成リンク情報とを参照し、探索語の
下位語として生成されるノードをバッファに記憶し、ス
テップ310に進む。今の場合、修正情報552に生成
リンク情報として「酒」を上位語、「ビール」を下位語
とするリンクが生成されているので、探索語である
「酒」の下位語として「ビール」が記憶される。ステッ
プ310では、ステップ306とステップ308で記憶
した、探索語の下位語を次の探索語としてバッファに記
憶し、ステップ304に戻る。今の場合、次の探索語と
して「洋酒」「日本酒」「ビール」が記憶される。以
下、ステップ304〜ステップ310の処理を繰り返
し、探索語が存在しなくなったときデータ構築の終了と
みなし、ステップ312のデータ表示処理に進む。
【0042】ステップ312のデータ表示処理では、ス
テップ300〜ステップ310で構築したデータ構造を
表示し、ステップ128における合成表示処理を終了す
る。ここで、ステップ124の修正処理中の表示画面上
では、利用者が利用する複数の枝データ構造に対し各々
に表示領域が与えられており、各表示領域での組替え処
理と各枝データ構造間の関連を生成することができる。
このため、ステップ128ではステップ124中の表示
画面を、整形し一元化した表示を行う(図13のクライ
アント表示画面550参照)。以上で視点別のシソーラ
スデータ構築処理を終了する。
【0043】3)共用シソーラスの部分データ構造に新
規ノードを組み入れて新しいデータ構造を生成し利用す
る形態。 利用者が利用する共用シソーラス100に対し利用する
使用構造のルートノードを指定すると、該ルートノード
以下のデータ構造がクライアント表示画面に表示され
る。例えば、ステップ122で、利用者A101が「ア
ルコール飲料」というノードを指定すると、「ビール」
ノード156以下の部分データ構造をクライアント表示
画面に表示し、以後利用者の修正操作が可能である修正
処理モードにして、ステップ123に進む。ステップ1
23では、利用者A101がデータ構造110に対して
データ構造切り出しモードにおいて「アルコール飲料」
ノードを指定したことを一時記憶装置106に記憶し、
ステップ124の修正処理に進む。
【0044】ここで、このときの表示画面および記憶内
容を図14に示す。図14において、クライアント表示
画面600はステップ122で表示装置103に表示さ
れる表示画面であり、記憶情報602はステップ123
で一時記憶装置106に記憶された情報である。記憶情
報602には、利用者が利用する使用構造のルートノー
ドとして「アルコール飲料」がレコード604に記憶さ
れる。次に、ステップ124の修正処理では、利用者は
この部分データ構造を組み替えて利用するため、ステッ
プ130〜ステップ140の処理を実行する。まず、ス
テップ130では修正が終了するかどうかを判定し、こ
こでは修正処理を行うため終了せずにステップ132に
進む。
【0045】ステップ132ではデータ構造の組替え処
理を行う。組み替え操作は逐次一時記憶装置106に記
憶される。以下において、共用シソーラスデータのデー
タ構造を組み替えて個人の利用形態に沿ったシソーラス
体系のデータ構造を構築する。例えば、ステップ132
において「酒」ノードと「ビール」ノードと「生ビー
ル」ノードと「ドライビール」ノードとを削除する操作
がなされた場合、ステップ134において、削除ノード
として「酒」「ビール」「生ビール」「ドライビール」
の各ノードを一時記憶装置106に記憶した後、次のス
テップ136に進む。ステップ136では、ステップ1
32の操作によって生じる付随情報を検出し、検出した
付随情報を次のステップ138で記憶する。今の例で
は、上記各ノードの削除に伴い、該ノードの上位語との
関連と下位語との関連とが切断されるため、付随情報に
は削除リンクとして「アルコール飲料:ビール」「アル
コール飲料:酒」「ビール:生ビール」「ビール:ドラ
イビール」「酒:洋酒」「酒:日本酒」「生ビール:ビ
ールA」「生ビール:ビールB」「ドライビール:ビー
ルB」「ドライビール:ビールC」「ドライビール:ビ
ールD」が発生し、これらは次のステップ138で一時
記憶装置106に記憶される。ステップ140でクライ
アント表示画面の表示を更新した後、再びステップ13
0に戻る。
【0046】ステップ130では修正処理を続行するた
めにステップ132に進む。ステップ132で、例え
ば、「国産酒」ノードと「輸入酒」ノードと「輸入ビー
ル」ノードと「国産ビール」ノードとを生成する操作が
なされた場合、ステップ134に進んで生成ノードとし
て「国産酒」「輸入酒」「輸入ビール」「国産ビール」
を一時記憶装置106に記憶した後、ステップ136に
進む。次のステップ136およびステップ138では、
ステップ132の操作に付随して生成される付随情報が
存在しないので、これらのステップで検出されたり,記
憶される付随情報がなく、ステップ140に進む。ステ
ップ140ではクライアント表示画面の表示を更新し、
再びステップ130に戻る。
【0047】このときの表示画面を図15のクライアン
ト表示画面620に、一時記憶装置106に記憶した記
憶内容を図16の記憶情報622に示す。図15の実施
例では表示データ上に組替え手段が設けられており、表
示データに対するマウス操作と組替え操作が対応してい
る。マウス操作と組替え操作の対応について以下に示
す。例えば、表示されたオブジェクトに対しマウスでダ
ブルクリックを行うと、該オブジェクトの組替え処理を
開始する。組替え操作を行うとき、クライアント表示画
面620にはデータ表示領域624のほかに、生成ノー
ド領域626,生成リンクボタン6270を含む生成リ
ンク領域627,削除ノード領域628,削除リンクボ
タン6290を含む削除リンク領域629があり、ダブ
ルクリックで選択したオブジェクトを各領域にドラッグ
することなどによって対応する組替え操作を行う。例え
ば、マウスのダブルクリックで選択したリンクを削除リ
ンク領域にドラッグすると、該リンクの情報が削除リン
ク領域に表示・蓄積され、該領域内の削除リンクボタン
6290が押下(マウスによるクリック)されたとき一
括して削除される。削除ノードについても同様である。
【0048】リンクを生成する場合は一つのノードをダ
ブルクリックし、そこから別のノードにドラッグする
と、ダブルクリックしたノードを上位とするリンクを両
用語間に生成する操作となる。このとき生成リンク領域
に該リンクの情報が表示・蓄積され、該領域内の生成リ
ンクボタン6270が押下されたとき一括して生成され
る。ノード生成に関しては、生成ノード領域に入力した
生成ノード情報に対し、その表示域をダブルクリック
後、データ表示領域にドラッグすることで組替え操作を
行うことができる。また、リンクの組替えに対しては、
例えば、リンクを示す線分をダブルクリックし、線分の
片端を他のノードに移動させてリンクを組み替えること
もできる。
【0049】なお、組替え操作の結果、間接的に組替え
情報が発生する場合がある。例えば、ノードAとノード
Bの下位にノードCの関連が存在する場合、ノードCを
削除する操作を行った結果、間接的にノードAとノード
C間のリンクと、ノードBとノードC間のリンクとが削
除されたという情報が発生する。こういった情報を検出
し修正情報とするための規則を予め定めておく。この場
合、『ノードが削除された場合、該ノードが持つ関連を
全て検出し、リンク削除情報とする。』という規則が定
められている。この規則により、データ構造の組替え
(削除)に対応した付随情報が自動的に生成される。
【0050】このように、ノードが生成されるとそのノ
ード情報は一旦生成ノード領域626に表示され、表示
領域624に示されているデータ構造に組込むまでの間
は生成ノード領域626で管理される。一方、ノードが
削除されると、そのノード情報は一旦削除ノード領域6
28に表示され、削除を確定するまでの間削除ノード領
域628で管理される。これにより、試行錯誤的にデー
タ構造を組み替える場合に、誤った入力に対する修正作
業への影響を少なくすることができる。
【0051】図16は、利用者が行ったノードの削除操
作とノードの生成操作に伴って一時記憶装置106に記
憶された記憶情報622を示している。記憶情報622
にはステップ132の操作により生じた情報と、ステッ
プ136で付随情報として検出されたものとが記憶され
ている。
【0052】次に、ステップ130で、再び修正処理を
続行するためステップ132に進む。ステップ132
で、生成した「国産酒」ノードと「輸入酒」ノードと
「国産ビール」ノードと「輸入ビール」ノードをデータ
構築画面に埋めこみ、該生成ノードと他ノードとの関連
を生成する。ここでは「アルコール飲料:国産酒」「国
産酒:日本酒」「国産酒:国産ビール」「国産ビール:
ビールA」「国産ビール:ビールB」「国産ビール:ビ
ールD」「アルコール飲料:輸入酒」「輸入酒:洋酒」
「輸入酒:輸入ビール」「輸入ビール:ビールC」の関
連を生成する。ステップ134では上述の関連が一時記
憶装置106に記憶され、次のステップに進む。ステッ
プ136では、ステップ132で生成される付随情報が
存在しないため、次のステップ138では付随情報は記
憶されず、ステップ140に進む。ステップ140では
クライアント表示画面の表示を更新し、ステップ130
に戻る。
【0053】このときの表示画面を図17のクライアン
ト表示画面650に、一時記憶装置106に記憶した記
憶情報の内容を図18の記憶情報652に示す。クライ
アント表示画面650は図15のクライアント表示画面
620に対し、表示領域624への生成ノードの埋めこ
みと関連の生成を行った状態を表示したものである。ク
ライアント表示画面650中の四角は新たに生成したノ
ードを示す。記憶情報652は上述の修正処理過程で一
時記憶装置106に記憶された情報であり、修正操作に
より生じた情報(削除ノード,生成ノード)と修正操作
に関連して生じた情報(削除リンク,生成リンク)とが
記憶されている。
【0054】次に、ステップ130で、今度は修正処理
を終了しステップ126に進む。ステップ126は修正
情報生成処理で、一時記憶装置106に記憶された記憶
情報652を元に修正情報を生成し、修正情報DB10
8に記憶してステップ128に進む。このときの表示画
面を図19のクライアント表示画面650に、修正情報
DB108に記憶した修正情報の内容を図20の修正情
報680に示す。
【0055】ここで図20を参照して修正情報680の
内容例を具体的に説明する。ステップ126では、まず
ステップ123で一時記憶装置106に記憶した利用者
が利用する使用構造のルートノードから、視点別シソー
ラスのルートノード情報を生成する。ここでは使用構造
のルートノードは1つ(アルコール飲料)だけ記憶され
ているため、削除ノード情報と削除リンク情報と生成ノ
ード情報と生成リンク情報を参照してルートノードを決
定する。ここでは、利用データ構造のルートノード「ア
ルコール飲料」に対し、それに関する削除ノード情報お
よび削除リンク情報が存在せず、該「アルコール飲料」
の上位に位置するノードが生成されていないことから、
ルートノードとして「アルコール飲料」をルートノード
情報フィールドのレコード682に記憶する。
【0056】次に、一時記憶装置106の生成ノード、
生成リンク、削除ノード、削除リンクに関する情報を修
正情報680にコピーする。次に、該修正情報680に
対して視点別のシソーラス識別子を生成し格納する。こ
こでは、修正情報680の識別子として「id003」
を生成し、識別子フィールドのレコード684に「id
003」を格納し、該識別子フィールドの見出しとして
レコード686に「アルコール飲料の国産・輸入別構
造」を格納し、次のステップ128に進む。以上の処理
により、図20に示す如き修正情報680が生成され
る。
【0057】ステップ128では合成表示処理を行う。
合成表示処理においてはステップ300〜ステップ31
2を実行する。まずステップ300で、修正情報680
のルートノード情報からルートノードとして「アルコー
ル飲料」を得てバッファに記憶し、ステップ302に進
む。ステップ302のデータ構築処理を開始すると、ス
テップ304でデータ構築が終了したかどうかを判定
し、終了であればステップ312に、終了でなければス
テップ306に進む。今の場合、探索語として「アルコ
ール飲料」が存在するので、終了せずにステップ306
に進む。
【0058】ステップ306で、まず探索語の下位語を
共用シソーラスから検索する。該検索結果と、修正情報
中の切断リンク情報と削除ノード情報とを参照し、該検
索結果のうち該参照情報に存在しないものを共用シソー
ラスから得た下位語としてバッファに記憶し、ステップ
308に進む。今の場合、共用シソーラス中に「アルコ
ール飲料」の下位語として「ビール」「酒」が存在し、
一方修正情報680の削除ノード情報に「ビール」
「酒」が存在するため、共用シソーラスから得る下位語
はなく、ステップ308に進む。
【0059】ステップ308では、修正情報680の生
成ノード情報と生成リンク情報とを参照し、探索語の下
位語として生成されるノードをバッファに記憶し、ステ
ップ310に進む。今の場合、修正情報680に生成リ
ンク情報として「アルコール飲料:国産酒」「アルコー
ル飲料:輸入酒」が存在し、生成ノード情報として「国
産酒」「輸入酒」が存在するため、修正情報680から
得る下位語として「国産酒」「輸入酒」をバッファに記
憶し、次のステップ310に進む。ステップ310で
は、ステップ306とステップ308で記憶した、探索
語の下位語を次の探索語として記憶し、ステップ304
に戻る。今の場合、探索語として「国産酒」「輸入酒」
が記憶される。以下、ステップ304〜ステップ310
の処理を繰り返し、探索語が存在しなくなったときデー
タ構築の終了とみなし、ステップ312に進む。ステッ
プ312では、ステップ300〜ステップ310で構築
したデータ構造を表示し、合成表示処理128を終了す
る。以上で視点別のシソーラスデータ構築処理を終了す
る。
【0060】以上、共用シソーラスが一つの場合におけ
る利用形態の実施例を、(1)部分データ構造をそのま
ま利用する形態,(2)部分データ構造を組み替えて利
用する形態,(3)部分データ構造に新規ノードを組み
入れて新しいデータ構造を生成して利用する形態に分け
て詳細に説明した。次に共用シソーラスが複数存在する
場合について説明する。この形態として、マルチサーバ
環境でシソーラスデータを利用する場合や各クライアン
トに配布されたシソーラスデータを格納したCD−RO
Mをネットワーク上で共有する場合が考えられる。
【0061】複数の共用シソーラスがネットワーク上に
存在し、該共用シソーラスを利用して視点別シソーラス
を作成する場合を図21および22を用いて説明する。
図21は複数の共用シソーラスを利用する場合の全体概
略図である。図21において、LAN(Local Area
Netwook)/WAN(Wide AreaNetwook)706上
に共用シソーラスA700と共用シソーラスB702と
共用シソーラスC704が存在し、ネットワーク上のク
ライアントA708とクライアントB710とから該共
用シソーラスを利用できる。各共用シソーラスには互い
に区別するためのシソーラス識別子(TSR・・・)が
割り振られ、ネットワーク上の各クライアントはシソー
ラスとシソーラス識別子の対応を記述したテーブルを持
っている。図21の例では、クライアントB710に関
するものだけを詳細に示している。シソーラスとシソー
ラス識別子の対応を記述したテーブル716には、共有
シソーラスAが識別子TSR001に,共有シソーラス
Bが識別子TSR002に,共有シソーラスCが識別子
TSR003にそれぞれ対応していることを示してい
る。
【0062】図22は、図21の修正情報DB712に
格納される修正情報722を示している。同図に示すよ
うに、修正情報722には、視点別にそれぞれ識別子
「id004」「id005」「id006」「id0
07」を持つシソーラス情報724、726、728、
730が格納されている。各視点別シソーラス情報72
4、726、728、730には、視点別にそれぞれ見
出しと利用するシソーラスのシソーラス識別子(tsr・
・)が格納されている。同図の例は、シソーラス情報7
24は識別子が「id004」,見出しが「入庫アルコ
ール飲料」,利用するシソーラス識別子が「trs00
1」(共用シソーラスAに対応)であり、シソーラス情
報726は識別子が「id005」,見出しが「パソコ
ン備品」,利用するシソーラス識別子が「trs00
2」(共用シソーラスBに対応)であり、シソーラス情
報728は識別子が「id006」,見出しが「国
会」,利用するシソーラス識別子が「trs003」
(共用シソーラスCに対応)であり、シソーラス情報7
30は識別子が「id007」,見出しが「個人用統一
シソーラス」,利用するシソーラス識別子が「trs0
01,trs002,trs003」(共用シソーラス
A〜Cに対応)である場合を示している。
【0063】ネットワーク上の各クライアントA,B
は、利用者が利用する各シソーラスに対して図1に示し
たステップ122〜ステップ128と同様の処理を行
う。但し、ステップ126で生成する修正情報には、さ
らに、利用する共用シソーラスがどれかを特定するため
にシソーラス識別子を追加格納する。なお、クライアン
トBにおけるシソーラス情報724,726,728
は、共用シソーラスが1つの場合と同様の処理により生
成されたシソーラス情報であるが、シソーラス情報73
0は利用する共用シソーラスが複数の場合の例である。
【0064】次に、シソーラス情報730について詳細
に説明する。複数の共用シソーラスデータ構造を利用す
るとき、個人が利用するシソーラスとして各視点別シソ
ーラスを統合する手段を設ける必要がある。上述したシ
ソーラス情報730は利用者が利用する各視点別シソー
ラスを統合して扱えるようにしたものである。まず、統
合するためのルートノードを生成し、生成リンクとして
利用するシソーラスの識別子を該ルートノード下に指定
することで個人用の統合シソーラスを作成する。図21
の例では生成した「myroot」ノードをルートノードと
し、識別子「id004」「id005」「id00
6」の視点別シソーラスを「myroot」の下位に指定して
いる。識別子が下位に指定されると、各識別子のシソー
ラス構造のルートノードが「myroot」の下位にリンクさ
れる。図21のクライアント表示画面720は「myroo
t」ノードをルートノードとした統一シソーラスを表示
したものであり、各視点別シソーラスは下位を展開して
いない状態で表示している(黒丸で表わしている)。例
えば、複数のシソーラスのデータ構造を組み替えたもの
を扱うときは、個人用にシソーラスを統合しておくと利
用が容易である。
【0065】複数のシソーラスデータを扱う場合、該シ
ソーラスデータが異なるデータベース管理システムで管
理されている可能性がある。例えば、共用シソーラスA
700はリレーショナルデータベース管理システム、共
用シソーラスB702はオブジェクト指向データベース
管理システムで管理されているとする。本シソーラスデ
ータ管理方法では、ノードとノード間の関連とのみを用
いてデータ構造を管理しているため、データベース管理
システムに依存しない管理が行える。
【0066】本実施例によると、シソーラスデータが更
新不可能な媒体に記憶されている場合でも、データを最
初から構築することなく目的別の視点からデータ利用環
境を提供できる。さらに、目的別に構成したシソーラス
データを利用すると、例えば検索において共用シソーラ
スをそのまま利用するより不要部分の検索を行う必要が
なくなるためレスポンス速度が向上する。また、利用者
が検索により獲得したい情報に対し冗長な検索結果情報
がカットされるため検索精度の向上が期待できる。
【0067】
【発明の効果】本発明のシソーラスデータ管理方法によ
ると、複数の利用者に利用される共用のシソーラスに対
し、データ自体の更新を行うことなく利用者の利用目的
に応じた個別の視点からの参照が可能になり、また、一
旦視点別データ構造を構築した後は、視点別識別子を指
定するだけで利用目的に合ったデータ構造を参照するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシソーラスデータ管理方法を実施する
全体構成を示す図である。
【図2】共用シソーラスのデータ構造を示す図である。
【図3】クライアントAの表示装置に表示するクライア
ント表示画面を示す図である(その1)。
【図4】クライアントAの表示装置に表示するクライア
ント表示画面を示す図である(その2)。
【図5】修正情報データベースに格納される修正情報を
示す図である。
【図6】クライアントAの表示装置に表示するクライア
ント表示画面を示す図である(その3)。
【図7】共用シソーラスデータの格納形式を示す図であ
る。
【図8】合成表示処理のフローチャート図である。
【図9】部分データ構造をそのまま利用する場合の表示
画面と記憶情報例である。
【図10】部分データ構造をそのまま利用する場合の表
示画面と修正情報例である。
【図11】部分データ構造を組み替えて利用する場合の
表示画面と記憶情報例である(その1)。
【図12】部分データ構造を組み替えて利用する場合の
表示画面と記憶情報例である(その2)。
【図13】部分データ構造を組み替えて利用する場合の
表示画面と修正情報例である(その3)。
【図14】新しいデータ構造を生成する場合の表示画面
と記憶情報の一例である(その1)。
【図15】新しいデータ構造を生成する場合の表示画面
の一例である(その2)。
【図16】新しいデータ構造を生成する場合の記憶情報
の一例である(その2)。
【図17】新しいデータ構造を生成する場合の表示画面
の一例である(その3)。
【図18】新しいデータ構造を生成する場合の記憶情報
の一例である(その3)。
【図19】新しいデータ構造を生成する場合の表示画面
の一例である(その4)。
【図20】新しいデータ構造を生成する場合の修正情報
の一例である。
【図21】複数の共用シソーラスデータを有する場合の
一実施例の表示画面の一例を示す図である。
【図22】複数の共用シソーラスデータを有する場合の
一実施例の修正情報の一例を示す図である。
【符号の説明】
100:共用シソーラス 101:利用者A 102:LAN/WAN 103:表示装置 104:クライアントA 106:一時記憶装置 108:修正情報データベース(DB) 110〜116:データ構造 118:修正情報 122〜140:処理ステップ 150〜158:ノード 200:ノードテーブル 250:関連テーブル 300〜312:処理ステップ 400:クライアント表示画面 402:記憶情報 404:レコード 420:クライアント表示画面 422:修正情報 424〜428:レコード 500:クライアント表示画面 502:記憶情報 504〜506:レコード 520:クライアント表示画面 522:記憶情報 530:レコード 550:クライアント表示画面 552:修正情報 554〜560:レコード 600:クライアント表示画面 602:記憶情報 604:レコード 620:クライアント表示画面 622:記憶情報 624:表示領域 626:生成ノード領域 627:生成リンク領域 6270:生成リンクボタン 628:削除ノード領域 629:削除リンク領域 6290:削除リンクボタン 650:クライアント表示画面 652:記憶情報 655〜661:生成ノード 680:修正情報 682〜686:レコード 700:共用シソーラスA 702:共用シソーラスB 704:共用シソーラスC 706:LAN/WAN 708:クライアントA 710:クライアントB 712:修正情報DB 716:シソーラスとシソーラス識別子の対応テーブル 720:クライアント表示画面 722:修正情報 724〜730:シソーラス情報
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 間瀬 久雄 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 西川 記史 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 和歌山 哲 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町5030番地 株 式会社日立製作所ソフトウェア開発本部内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークに接続された計算機の記憶
    媒体に単語と単語間の関係とから構成される少なくとも
    1つ以上の共用シソーラスデータと、ネットワークに接
    続された1つ以上の端末を有するシステムにおけるシソ
    ーラスデータ管理方法であって、 前記端末からの指示により前記共用シソーラスデータの
    少なくとも1つ以上の部分データ構造を切り出して端末
    画面に表示する第1のステップと、 前記切り出した部分データ構造に対し端末からの指示に
    よりデータ構造の組替え操作を行う第2のステップと、 該組替え操作により発生するデータ構造の更新情報と、
    該組替え操作に付随して発生する付随情報とを一時記憶
    装置に記憶する第3のステップと、 前記端末からの指示が入力される度に逐次組替え状態を
    表示する修正処理を行う第4のステップと、 修正処理終了後、前記第3のステップで一時記憶装置に
    記憶した更新情報と付随情報を用いて修正情報を生成す
    る第5のステップと、 該修正情報を修正情報データベースに記憶する第6のス
    テップと、 該修正情報と上記共用シソーラスデータとを用いて端末
    に合成表示する第7のステップを有することを特徴とす
    るシソーラスデータ管理方法。
  2. 【請求項2】 前記第6のステップにおいて、修正情報
    を修正情報データベースに記憶する際に、修正情報に識
    別子をつけて記憶し、以降、該識別子を用いて対応する
    シソーラスデータへのアクセスを管理することを特徴と
    する請求項1記載のシソーラスデータ管理方法。
  3. 【請求項3】 前記第2のステップにおける組替え操作
    は、部分データ構造の表示データ画面上に表示されるシ
    ソーラスデータ構造を組替える操作を指示する手段によ
    って行われる操作であることを特徴とする請求項1また
    は2記載のシソーラスデータ管理方法。
  4. 【請求項4】 前記第2のステップにおける組替え操作
    は、少なくとも、単語の追加・削除操作と単語間の関連
    の追加・削除操作と単語の組替え操作のいずれかを含む
    データ構造の組替え操作であり、前記第3のステップに
    おける更新情報は、前記シソーラスデータとの差分であ
    ることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載
    のシソーラスデータ管理方法。
  5. 【請求項5】 前記第3のステップにおける付随情報
    は、一時記憶装置に記憶された更新情報と予め定めた規
    則とを照合して生成される情報を含むようにしたことを
    特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のシソー
    ラスデータ管理方法。
  6. 【請求項6】 複数の共用シソーラスデータを有し、各
    共用シソーラスデータにシソーラス識別子を付与すると
    ともに、利用者が利用する共用シソーラスのシソーラス
    識別子を前記修正情報に含ませ、利用者が生成したシソ
    ーラスのシソーラス識別子を該修正情報で管理するよう
    にしたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に
    記載のシソーラスデータ管理方法。
  7. 【請求項7】 共用シソーラスデータと該共用シソーラ
    スのシソーラス識別子との対応を記述したシソーラステ
    ーブルを端末において管理するようにしたことを特徴と
    する請求項6記載のシソーラスデータ管理方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007148574A (ja) * 2005-11-24 2007-06-14 Fuji Xerox Co Ltd ツリー構造表示プログラム、ツリー構造表示方法、ツリー構造表示装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007148574A (ja) * 2005-11-24 2007-06-14 Fuji Xerox Co Ltd ツリー構造表示プログラム、ツリー構造表示方法、ツリー構造表示装置

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