JPH1063395A - 携帯型入力装置 - Google Patents

携帯型入力装置

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JPH1063395A
JPH1063395A JP8222053A JP22205396A JPH1063395A JP H1063395 A JPH1063395 A JP H1063395A JP 8222053 A JP8222053 A JP 8222053A JP 22205396 A JP22205396 A JP 22205396A JP H1063395 A JPH1063395 A JP H1063395A
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JP
Japan
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switch
input
character
input device
character information
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JP8222053A
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English (en)
Inventor
Yukihiro Wakasugi
幸弘 若杉
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Brother Industries Ltd
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作者に目や指、腕の筋肉の疲れを生じさせ
にくく、未熟練者でも誤入力の少ない、操作性に優れた
文字入力が可能な携帯型入力装置を提供すること。 【解決手段】 携帯型入力装置としてのパッド20は、
文字入力装置25を備えている。その文字入力装置25
は、操作者の特定の指によって棒状部材を押し込むよう
に構成された上部入力スイッチ1及び下部入力スイッチ
2を備え、それら各スイッチの押し込み位置を上部ボリ
ューム3及び下部ボリューム4で検出し、文字情報を行
列状に配列する形でROM12に記憶された変換表に基
づいて、所望の文字情報を、その変換表上の前記検出信
号の組合せに対応する位置から選択し、液晶画面21に
よって文字情報の正誤を確認してから決定スイッチ16
によって文字情報を確定することによって文字情報を入
力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パーソナルコンピ
ュータ等の端末機器や、テレビゲーム機等を操作し、文
字情報を入力するための携帯型入力装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、パーソナルコンピュータ等の端末
機器や、テレビゲーム機等に文字を入力する方法とし
て、キーボードを使用する方法や、スクリーンキーボー
ドと称する、画面上に文字の一覧表を表示し、マウス等
のポインティングデバイスを用いて、その一覧表の中か
ら任意の文字を選択、決定する方法等がある。
【0003】しかしながら、キーボードによる文字入力
は、目的の文字に対応したキーの位置を覚えるのに時間
がかかるため、初心者が操作する際に入力時間が長くな
り、また、操作に習熟するために相当な時間を要してい
た。さらに、キーボードは専有する面積が大きく、作業
場所の確保に問題があった。
【0004】一方、ポインティングデバイスによる入力
方法に於いては、操作者は、画面上に表示された文字の
一覧表の中から所望の文字を自分の目で捜し、画面上の
その位置まで矢印等のカーソルをポインティングデバイ
スにより移動し、ボタン等で選択する操作を行わなけれ
ばならないため、入力操作自体が煩雑であり、操作者に
目の疲れが生じやすかった。
【0005】これに対し、特開平7−168658号公
報に於いては、前記の問題を解決するために、多段階の
押下状態を検出可能な複数のスイッチと座標情報入力手
段とを1つの筐体に収納した入力装置を含む文字入力装
置を提案している。
【0006】この文字入力装置に於いては、片手で入力
可能なように、例えば、ある1本の指に対応する位置に
トラックボール等の座標情報入力手段を配置し、残りの
4本の指でスイッチを操作し、それらのスイッチの押下
状態の組合せで文字コードを発生し、文字を入力する方
法が開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記特
開平7−168658号公報に記載の文字入力装置に於
いては、以下に記述する問題点があった。
【0008】一つは、人間の指の動きは概ね、親指、人
差指、中指の3本については左右に拘らず微妙な調節が
可能であるのに対し、薬指と小指は微妙な調整が利か
ず、また、握る力も前記3本に比べて弱いので、薬指と
小指で多段階調節を行って入力操作をすると、指や腕の
筋肉が疲労しやすい問題があった。
【0009】もう一つは、バネ等に付勢された複数のス
イッチを5本の指の夫々で一定の押下状態の組合せを次
々に作り出すのは困難であり、それらのスイッチの押下
状態の組合せから選択された文字が、所望の文字からず
れてしまうことが頻繁に起こる問題があった。例えば、
親指と人差指、中指の押下状態を保持しながら、薬指の
押下状態を調節しようとしても、中指等の他の指がつら
れて動くことが多く、操作者は、刻々と移り変わる文字
をディスプレイ上で確認しながら、所望の文字の表示が
出た時に、確定スイッチ等でその文字を選択しようとす
るが、確定スイッチを押す寸前に表示文字が操作者の所
望の文字からずれてしまっても、気付かずに確定スイッ
チを押してしまい、誤入力やストレスの原因となってい
た。
【0010】さらに、端末機器等のディスプレイ上で確
認しながら文字入力操作を行おうとしても、そのディス
プレイと操作者との距離が離れていると、表示された文
字が見にくく、入力ミスを多発する問題があった。
【0011】本発明は、以上に記述した問題点を解決す
るためになされたものであり、操作者に目や指、腕の筋
肉の疲れを生じさせにくく、未熟練者でも誤入力の少な
い、操作性に優れた文字入力が可能な携帯型入力装置を
提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1に記載の携帯型入力装置は、棒状部材を押
し込むように構成されたスイッチと、そのスイッチに於
ける前記棒状部材の押し込み位置を検出可能な押し込み
位置検出手段との組が、1組または2組備えられた文字
入力装置を備え、前記スイッチ及び前記押し込み位置検
出手段は、操作者がその携帯型入力装置を手で保持した
とき、その操作者の特定の1つまたは2つの指に相当す
る位置に於いて、前記スイッチの押し込み位置の調整操
作が可能に配置されたことを特徴としている。
【0013】この携帯型入力装置に於いて、操作者は、
自分が操作しやすい特定の1つまたは2つの指で、前記
スイッチに於ける棒状部材の押し込み位置を調整し、そ
の押し込み位置は押し込み位置検出手段で検出され、文
字入力装置は、前記押し込み位置検出手段からの検出信
号に応じて、文字情報を端末機器やゲーム機等に入力す
る。
【0014】請求項2に記載の携帯型入力装置は、前記
文字入力装置によって選択された文字情報を表示する表
示装置を備えたことを特徴としている。
【0015】この携帯型入力装置に於いては、前記文字
入力装置によって選択された文字情報が、その携帯型入
力装置に備えられた表示装置によって表示される。
【0016】請求項3に記載の携帯型入力装置は、前記
表示装置に表示された文字情報に基づいてその文字情報
を確定し、その確定した文字情報を端末機器やゲーム機
等に入力するための確定入力手段を前記文字入力装置に
備えたことを特徴としている。
【0017】この携帯型入力装置に於いては、前記スイ
ッチによって選択された文字情報が表示装置に表示さ
れ、操作者は表示された文字情報を目で確認し、表示さ
れた文字情報が操作者が目的とする文字情報と一致した
場合、その文字情報は確定入力手段によって確定され、
端末機器やゲーム機等に入力される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一つの実施の形
態について、図面を参照して説明する。
【0019】図1は、本実施の形態の携帯型入力装置と
してのパッド20の構成の概略を示す図である。
【0020】また、図2は、文字入力装置25の電気的
な回路構成の概略を示すブロック図である。
【0021】パッド20は、文字入力装置25と、座標
入力装置30と、前記文字入力装置25によって選択さ
れた文字情報を表示するための表示装置としての液晶画
面21とから構成されている。
【0022】前記パッド20の上面には、切換スイッチ
14と、選択スイッチ15と、決定スイッチ16と、訂
正スイッチ17と、液晶画面21とが配置されており、
前記パッド20の一つの側面には、上部入力スイッチ1
及び下部入力スイッチ2が配置されている。その上部入
力スイッチ1及び下部入力スイッチ2は、図1に示した
ように、前記パッド20を両手で保持したとき、前記上
部入力スイッチ1は右手人差指、前記下部入力スイッチ
2は右手中指で操作される位置に配置されている。同様
に、前記切換スイッチ14、選択スイッチ15、決定ス
イッチ16、訂正スイッチ17は、右手親指で操作され
る位置に配置されている。
【0023】切換スイッチ14は、通常入力モード(端
末機器やゲーム機等に於ける通常の入力モードであっ
て、パッド20に備えられた全てのスイッチを、例え
ば、カーソル移動やリターンキーに対応するスイッチ、
または、ミサイル発射スイッチやキャラクター移動スイ
ッチ等、端末機器やゲーム機等の操作用に割り当てたモ
ード、以下同じ)と、文字入力モードとを切り替えるた
めのスイッチであり、一回押す度に交互にモードが切り
替わるように、図2に示すCPU13によって制御され
る。したがって、文字入力モードに切り換えられて初め
て、前記選択スイッチ15、決定スイッチ16、訂正ス
イッチ17、上部入力スイッチ1、及び下部入力スイッ
チ2は、以下に記述する機能を奏するものである。
【0024】選択スイッチ15は、入力文字の種類(ひ
らがな、カタカナ、英数字等)を選択するためのスイッ
チであり、一回押す度に、例えば、ひらがな→カタカナ
→英数字→ひらがな→カタカナ→…の如く切り替わるよ
うに、前記CPU13によって制御される。
【0025】確定入力手段としての決定スイッチ16
は、前記上部入力スイッチ1及び下部入力スイッチ2に
よって選択された文字情報を確定するスイッチである。
【0026】訂正スイッチ17は、前記決定スイッチ1
6によって確定された文字情報が、操作者の所望の文字
情報と異なる場合、これを訂正するためのスイッチであ
り、その訂正スイッチ17を押せば、直前に確定された
文字情報が消去されるように、前記CPU13によって
制御される。
【0027】座標入力装置30は、文字入力モードに於
いては、端末機器やゲーム機等のディスプレイ画面上の
文字入力位置の移動を行うために用いられ、通常入力モ
ードに於いては、使用される各種のソフトウェアによっ
てその機能が指定されるものである。
【0028】また、前記のように構成されたパッド20
を端末機器やゲーム機等に接続したときの外観の概略図
を図4に示す。
【0029】ここで、棒状部材を押し込むように構成さ
れたスイッチである上部入力スイッチ1と、その上部入
力スイッチ1に於ける前記棒状部材の押し込み位置を検
出可能な押し込み位置検出手段である上部ボリューム3
との組、及び、同様な構成の下部入力スイッチ2と下部
ボリューム4の組、の計2組備えられた文字入力装置2
5の構成及び動作について、図2及び図3を用いて詳細
に説明する。
【0030】図3は、上部入力スイッチ1及び下部入力
スイッチ2の拡大断面図である。
【0031】上部入力スイッチ1は、図3に示したよう
に、棒状部材としての押し込みバー1aを押し込むよう
に構成されたスイッチであって、その押し込みバー1a
と、カバー1bと、ボールプランジャ上9とから構成さ
れている。前記押し込みバー1a及びカバー1bは、合
成樹脂等の絶縁材料から構成されている。
【0032】前記押し込みバー1aは、スプリング上7
によって付勢されており、図3に於ける上下方向に移動
可能に構成されており、操作者が右手人差指による押し
込み荷重を加えないとき、図3に示されている位置にあ
り、前記荷重によって、上部ボリューム板3aと共に押
し下げられ、その荷重を開放すると、図3に示されてい
る位置に復帰する。
【0033】前記押し込みバー1aには、図3に示した
ように、5本の溝が形成されており、その溝と前記ボー
ルプランジャ上9の先端部とが係合したときのクリック
感によって、押し込み位置が操作者に知覚されるように
構成されている。
【0034】上部入力スイッチ1の押し込み位置検出手
段としての上部ボリューム3は、前記上部ボリューム板
3aと、その上部ボリューム板3aと摺動する抵抗体3
bと、前記スプリング上7とから構成されている。
【0035】前記上部ボリューム板3aは金属等の良導
体の板状部材であり、前記抵抗体3bと直列に、図2に
示す定電流装置11に対して接続されており、定電流装
置11のプラス端子からの出力線と、前記上部ボリュー
ム板3aと、前記抵抗体3bと、前記定電流装置11の
マイナス端子に接続される出力線とから形成される回路
の抵抗値が、前記上部ボリューム板3aと前記抵抗体3
bの接触位置に応じて変化する、いわゆる可変抵抗器の
ように構成されている。したがって、上部入力スイッチ
1に於ける、押し込みバー1aの押し込み位置は、前記
上部ボリューム板3aと前記抵抗体3bとから形成され
る可変抵抗器に定電流を流したときの端子間電圧として
検知される。
【0036】前記のように、上部入力スイッチ1と上部
ボリューム3との組は、その上部入力スイッチ1に於け
る押し込みバー1aの押し込み位置に応じたアナログ電
圧信号を出力する。
【0037】下部入力スイッチ2及び下部ボリューム4
の組も、前記上部入力スイッチ1及び上部ボリューム3
の組と同様に、下部入力スイッチ2に於ける押し込みバ
ー2aの押し込み位置に応じて、上部ボリューム板4a
と抵抗体4bとから形成された可変抵抗器の端子間電圧
が検出されるように構成されている。なお、図3に於い
て、下部入力スイッチ2は、10段階の押し込み位置が
操作者に知覚されるために、押し込みバー2aに形成さ
れた10本の溝がボールプランジャ下10と係合するよ
うに構成されている。
【0038】図2に於いて、文字入力装置25は、上部
入力スイッチ1及び上部ボリューム3の組と、下部入力
スイッチ2及び下部ボリューム4の組と、上部A/Dコ
ンバータ5と、下部A/Dコンバータ6と、定電流装置
11と、ROM12と、CPU13と、切り替えスイッ
チ14と、選択スイッチ15と、決定スイッチ16と、
訂正スイッチ17と、ケーブル18とから構成されてい
る。
【0039】上部ボリューム3及び下部ボリューム4
は、定電流装置11に接続され、前記したように、押し
込みバー1a及び押し込みバー2aの押し込み位置に応
じた検出信号をアナログ電圧信号として出力し、夫々の
アナログ電圧信号は、上部A/Dコンバータ5及び下部
A/Dコンバータ6に於いてデジタル信号に変換され
る。
【0040】上部A/Dコンバータ5及び下部A/Dコ
ンバータ6から出力された、デジタル変換後の押し込み
位置検出信号は、CPU13に送信され、この信号に基
づいて、入力すべき文字情報が選択される。
【0041】切り替えスイッチ14、選択スイッチ1
5、決定スイッチ16、訂正スイッチ17、及びケーブ
ル18は、夫々CPU13に接続されている。
【0042】前記液晶画面21は、前記文字入力装置2
5によって選択された文字情報を表示するために、前記
CPU13に接続されている。
【0043】次に、パッド20に於ける文字入力操作に
ついて説明する。
【0044】まず、切り替えスイッチ14を押し、通常
入力モードから文字入力モードに切り替え、選択スイッ
チ15を押し、入力文字種類を選択する。この際、選択
スイッチ15を1度押すごとに、ひらがな→カタカナ→
英数字→ひらがな→カタカナ…の順に変わるものとす
る。
【0045】次に、押し込みバー1aを右手人差指で、
押し込みバー2aを右手中指で、夫々任意の位置まで押
し込むと、押し込み位置に応じて、上部ボリューム3及
び下部ボリューム4の回路抵抗値が変化し、定電流装置
11によって定電流が流されたときの端子間出力電圧が
変化する。このアナログ電圧信号は、上部A/Dコンバ
ータ5と下部A/Dコンバータ6によってデジタル信号
に変換される。
【0046】ROM12には、例えば、文字情報が行列
状に配列された変換表として、ひらがな、カタカナ、英
数字の3種類のものが予め記憶されている。CPU13
は、選択スイッチ15で選択された文字種類に従ってR
OM12から必要な種類の変換表を選択し、上部A/D
コンバータ5及び下部A/Dコンバータ6から受け取っ
た押し込み位置検出信号に従って、その変換表の中から
文字情報を選択し、液晶画面21の画面に表示する。操
作者は、液晶画面21に出力された文字を確認し、それ
が所望の文字であれば、決定スイッチ16で確定する。
小文字や半角文字にしたい場合は、決定スイッチ16を
押す際、所定の時間押し続けることによって、順番に小
文字→半角文字→半角小文字→大文字の如く変化する。
【0047】前記のように確定された文字情報は、液晶
画面21上で操作者によってあらためて確認され、それ
が操作者の所望の文字情報であれば、決定スイッチ16
をもう一度押すことによって、ケーブル18を通じて、
図4に示す接続先の端末機器またはゲーム機等19に出
力され、そのディスプレイ上に表示される。液晶画面2
1上に表示された文字情報が間違いであった場合は、訂
正スイッチ17を押すことによって文字情報の確定が解
除され、再び上部入力スイッチ1及び下部入力スイッチ
2による文字情報の選択操作が可能となる。
【0048】例えば、ROM12に記憶されているひら
がな変換表に於いて、上部入力スイッチ1には50音の
行、すなわち「あ」、「い」、「う」、「え」、「お」
を割り当て、下部入力スイッチ2には、50音の列、す
なわち「あ」、「か」、「さ」、「た」、「な」、
「は」…が割り当てられている場合、ひらがなの「ひ」
を表示するときは、選択スイッチ15でひらがなを選択
し、上部入力スイッチ1を右手人差し指でクリック1つ
分、下部入力スイッチ2を中指でクリック5つ分押し込
む。
【0049】前記のように構成されたパッド20に於い
ては、上部入力スイッチ1及び下部入力スイッチ2によ
る多段階の押し込み位置調整を、比較的器用で筋力の強
い人差指と中指で行うことができるので、決定スイッチ
16を押すまでの間、前記上部入力スイッチ1及び下部
入力スイッチ2の押し込み状態を維持することが容易
で、しかも、次の文字情報の選択のために人差指、若し
くは中指のみを単独で動かすことも可能であるため、入
力操作が容易で、入力ミスが少なく、手の疲労も少な
い。
【0050】これに対し、薬指や小指は、筋力が弱く、
しかも、薬指若しくは小指単独で押し込み位置を調整し
たり、一定の状態に保持するのは非常に困難であり、手
の疲労が激しい。したがって、多段階の押し込み位置は
人差指や中指(親指でもよい)で調整し、薬指や小指
は、何の操作にも関与せず、単に携帯型入力装置を手で
保持するための支えとして用いるのが最も効果的であ
り、本実施の形態によれば、最も操作性に優れた携帯型
入力装置を提供することができる。
【0051】さらに、前記パッド20に於いては、液晶
画面21で文字情報を確認してから決定スイッチ16を
押して文字情報入力を行うので、文字情報の確認が容易
で、入力ミスが非常に少なく、操作者の目の疲労も少な
い。したがって、長時間の文字入力操作にも適し、ゲー
ム機用操作パッドやインターネット端末機器等の携帯型
入力装置として非常に好適である。
【0052】なお、本発明は以上に記述した実施の形態
に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない
範囲に於いて、種々の変更が可能である。
【0053】例えば、必要に応じてROM12を交換す
ることによって、漢字や仏文字、独文字、定型文等の入
力にも対応させることも可能である。漢字入力の場合、
ローマ字や、かな入力から漢字に変換させる機能をもた
せることも可能である。
【0054】また、前記の実施の形態では、押し込み位
置検出手段として、可変抵抗を用いたが、可変コンデン
サーを使用することも可能であり、さらに、前記のボー
ルプランジャを複数個配列し、各ボールプランジャが押
し込みバーの溝に係合したか否かを検出する機械式のス
イッチを取り付け、そのスイッチのON/OFFをデジ
タルコード化して押し込み位置を検出する方法も利用可
能である。
【0055】また、入力スイッチをもう一組追加するこ
とによって、選択スイッチ15等の代わりに用いること
も可能である。
【0056】
【発明の効果】以上に説明したことから明かなように、
請求項1に記載の携帯型入力装置は、操作者の比較的器
用な特定の指でスイッチの押し込み位置を調整しながら
入力するため、入力操作中の手の疲れが少なく、一定の
姿勢に保持するのが楽であるために入力ミスも少ない。
また、キーボードによる文字入力のように、慣れるまで
にある程度の習熟を要するものではなく、初心者でも簡
単に操作することができ、且つ、操作に慣れれば入力速
度を上げることも可能で、入力ミスも少ない。さらに、
ポインティングデバイスによる文字入力のように、操作
者の目の疲れが少ない。したがって、長時間の入力操作
にも適し、ゲーム機用操作パッドやインターネット端末
機器等の携帯型入力装置としても好適である。
【0057】また、請求項2に記載の携帯型入力装置
は、選択された文字情報を操作者の手元で確認可能な表
示装置が付属されるので、端末機器等のディスプレイ画
面上で文字を確認するよりも容易に選択文字を確認する
ことができ、操作者の目の疲れが少なく、視力の弱い操
作者や老齢の操作者にも好適である。
【0058】さらに、請求項3に記載の携帯型入力装置
は、選択された入力前の文字情報を操作者の手元の表示
装置で確認した後に、その文字情報を確定して入力する
ことができるため、より確実で入力ミスのない、操作性
に優れた携帯型入力装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一つの実施の形態であるパッド20の
構成の概略を示す図である。
【図2】前記パッド20に備えられた文字入力装置25
の電気的概略構成を示す回路ブロック図である。
【図3】前記パッド20の要部の拡大断面図である。
【図4】前記パッド20と端末機器やゲーム機等との接
続の様子を示す外観図である。
【符号の説明】
1 上部入力スイッチ 1a 押し込みバー 2 下部入力スイッチ 2a 押し込みバー 3 上部ボリューム 4 下部ボリューム 5 上部A/Dコンバータ 6 下部A/Dコンバータ 12 ROM 13 CPU 16 決定スイッチ 20 パッド 21 液晶画面 25 文字入力装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端末機器やゲーム機等を操作し、文字情
    報を入力するための携帯型入力装置に於いて、 棒状部材を押し込むように構成されたスイッチと、その
    スイッチに於ける前記棒状部材の押し込み位置を検出可
    能な押し込み位置検出手段との組が、1組または2組備
    えられた文字入力装置を備え、 前記スイッチ及び前記押し込み位置検出手段は、操作者
    がその携帯型入力装置を手で保持したとき、その操作者
    の特定の1つまたは2つの指に相当する位置に於いて、
    前記スイッチの押し込み位置の調整操作が可能に配置さ
    れたことを特徴とする携帯型入力装置。
  2. 【請求項2】 前記文字入力装置によって選択された文
    字情報を表示する表示装置を備えたことを特徴とする請
    求項1に記載の携帯型入力装置。
  3. 【請求項3】 前記文字入力装置は、前記表示装置に表
    示された文字情報に基づいてその文字情報を確定し、そ
    の確定した文字情報を端末機器やゲーム機等に入力する
    ための確定入力手段を備えたことを特徴とする請求項2
    に記載の携帯型入力装置。
JP8222053A 1996-08-23 1996-08-23 携帯型入力装置 Pending JPH1063395A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100833243B1 (ko) 2006-10-25 2008-05-28 삼성전자주식회사 정보입력장치와 이의 입력방법
KR101415439B1 (ko) * 2007-08-16 2014-07-07 삼성전자주식회사 전자기기에서 메뉴를 선택하기 위한 장치 및 방법

Cited By (2)

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KR100833243B1 (ko) 2006-10-25 2008-05-28 삼성전자주식회사 정보입력장치와 이의 입력방법
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