JPH1062696A - 光学機器の結合機構 - Google Patents

光学機器の結合機構

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JPH1062696A
JPH1062696A JP8222328A JP22232896A JPH1062696A JP H1062696 A JPH1062696 A JP H1062696A JP 8222328 A JP8222328 A JP 8222328A JP 22232896 A JP22232896 A JP 22232896A JP H1062696 A JPH1062696 A JP H1062696A
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    • G02B21/20Binocular arrangements
    • G02B21/22Stereoscopic arrangements
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16BDEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
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Abstract

(57)【要約】 【課題】システム性能を向上させつつも大型化せず、シ
ステムの互換性を維持した光学機器の結合機構を提供す
る。 【解決手段】互いに平行な複数の光路10a,10bを
有する光学機器ユニット10、11を、雄アリ1と雌ア
リ4とからなる丸アリによってユニット間結合する光学
機器の結合機構において、雄アリ1の小径部1bの一部
1dが、該小径部の直径d2 より大きく形成されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、互いに平行な複数
の光路を有する光学機器ユニットを、丸アリによってユ
ニット間結合する光学機器の結合機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の光学機器の結合機構は、
例えば図11に示す実体顕微鏡の各ユニットを結合する
手段として用いられている。この実体顕微鏡は年々多様
化するユーザニーズに対応するために、ズーム鏡体10
1と双眼鏡筒102との間に、写真鏡筒103や同軸落
射照明装置104などの様々な中間鏡筒と称するユニッ
トを挟んでシステムを構築できるようになっている。こ
れらの中間鏡筒とズーム鏡体101との結合機構、中間
鏡筒相互間の結合機構、または中間鏡筒と双眼鏡筒との
結合機構は、殆どの場合、実開昭60−11084号公
報所載の従来例として開示された丸アリ式が採用されて
いる。同様に、実開平1−164401号公報には、組
合せプリズムを用いた実体顕微鏡が開示されており、一
対の光束を透過する双眼鏡筒の下部に丸アリが形成され
た図が示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記従来例
による丸アリによってユニット間結合する光学機器の結
合機構には、つぎのような問題点があった。実体顕微鏡
では、上述のように多様化するユーザニーズに応えるた
め、中間鏡筒を2段、3段と積み重ねてシステムを構成
する例も少なくない。このような場合に、ケラレなどを
発生させずに視野全体を観察するためには、鏡筒側の有
効径を十分大きくとらなければならない。また、性能を
向上させるために視野を大きくしたり、NAを大きくと
るために光束の有効径を大きくとらなければならない。
【0004】実開平1−164401号公報に開示され
た丸アリでは、図12および図13に示すように、丸ア
リの斜面111を押して固定する構造上、胴付きとなる
面の小径部112の直径d11は、大径部113の直径d
12に対してかなり小さくなり、光束の有効径d13は、胴
付きとなる面の小径部112の直径d11により制限され
てしまう。もし、これ以上の有効径をとろうとすると、
アリ自体を大きくするか、左右の光軸間距離を短くする
ことになるが、アリを大きくすれば、装置自体が大型化
することとなる。また、光軸間距離は、物体側の左右光
軸の内向角、NA、および装置自体の大きさでほぼ決ま
ってしまい、ガリレオタイプの実体顕微鏡は22〜24
mmとなっていて、変更は困難である。さらに、システ
ムの互換性のため、アリの大きさや光軸間距離は変更で
きないことが多い。
【0005】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたもので、請求項1に係る発明の課題は、システム性
能を向上させつつも大型化せず、システムの互換性を維
持した光学機器の結合機構を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に係る発明は、互いに平行な複数の光路を
有する光学機器ユニットを、雄アリと雌アリとからなる
丸アリによってユニット間結合する光学機器の結合機構
において、前記雄アリの小径部の一部が、該小径部の直
径より大きく形成されていることを特徴とする。
【0007】請求項1に係る発明の作用では、雄アリの
小径部の一部が、該小径部の直径より大きく形成されて
いることにより、互いに平行な複数の光軸を透過する光
束の有効径を大きくした光学系を、上記雄アリの小径部
の直径より大きく形成されている部分に配設することが
できる。
【0008】
【発明の実施の形態1】図1〜図4は発明の実施の形態
1を示し、図1は実体顕微鏡の双眼鏡筒の下面図、図2
は実体顕微鏡の双眼鏡筒の一部正面断面図、図3は図1
のA−A断面図、図4は実体顕微鏡の双眼鏡筒の変形例
の下面図である。
【0009】図1〜図3において、実体顕微鏡の双眼鏡
筒10の下部には、丸アリの一方の雄アリ1が形成され
ている。双眼鏡筒10の雄アリ1の中心を対称軸とした
対称位置に、一対の鏡筒孔10a,10bが互いに平行
に穿設され、鏡筒孔10a,10bには、それぞれ結像
レンズ2が、レンズ枠3を介して固着されている。結像
レンズ2は、観察像を結像させる光学系を形成し、レン
ズ枠3の最小内径は光束の有効径d3 と同一に設定され
ている。図中、2点鎖線で表示されているのは、双眼鏡
筒10と結合されるズーム鏡体11で、主として双眼鏡
筒10の雄アリ1と係合する丸アリの他方たる雌アリ4
が図1および図3に示されている。双眼鏡筒10の胴付
き面10cには、ズーム鏡体11の胴付き面11aが接
触し、この胴付き面11aに立設されたピン6が嵌合す
る一対の長溝10d,10eが穿設されている。この長
溝10d,10eの一つとピン6との嵌合により、丸ア
リの円周方向の位置が規制され、固定される。
【0010】雄アリ1の斜面部1cには、図1および図
2に示すように、鏡筒孔10a,10bの内径d4 との
隔壁を確保するため、小径部1bの直径d2 より大きく
張り出した張出部1dが2箇所に形成されている。張出
部1dの外周は、雄アリ1の大径部1aの直径d1 と同
一に形成されている。張出部1dの幅Wは、鏡筒孔10
a,10bの内径d4 に対して、0.5d4 ≦W≦1.
5d4 の値に設定するのが最適となる。なお、張出部1
d以外の雄アリ1の部分は、従来の丸アリと同様に、大
径部1aと小径部1bとの間をテーパ状にした斜面部1
cを形成している。
【0011】ズーム鏡体11には、雌アリ4が形成され
ているが、当接部4a,4bのみに丸アリが形成され、
他の部分は円弧状の逃げ4cが形成されている。当接部
4a,4bは、一対の長溝10d,10eに嵌入するピ
ン6を基準にした対称位置に配設され、互いになす角を
αとすると、90°≦α≦120°に設定するのが最適
となる。当接部4a,4bの対向面には、雌ネジが穿設
され、固定ネジ5が螺合し、その先端が雄アリ1の斜面
部1cを押圧することにより、反対側の斜面部1cが、
雌アリ4の当接部4a,4bに当接し、双眼鏡筒10の
胴付き面10cとズーム鏡体11の胴付き面11aとを
密着・固定している。
【0012】つぎに、本発明の実施の形態1の作用につ
いて説明する。ズーム鏡体11に螺合されている固定ネ
ジ5を緩め、胴付き面11aに螺着されたピン6と、双
眼鏡筒10の胴付き面10cに穿設された長溝10dと
が嵌合するように、雌アリ4へ雄アリ1を落とし込み、
固定ネジ5を締め込んでズーム鏡体11と双眼鏡筒10
とを連結する。ピン6と長溝10eとが嵌合するよう
に、ズーム鏡体11に双眼鏡筒10を装着すれば、双眼
鏡筒10を逆向きに連結することができる。以上の連結
方法は、従来の実体顕微鏡に使用する丸アリの連結方法
と同様であり、アリの当接面も従来の丸アリと変わるこ
とはない。
【0013】本発明の実施の形態1によれば、双眼鏡筒
の大径部の直径が従来のものと同一であっても、雄アリ
に張出部を設けたことにより、丸アリ本来の機能を失す
ることなく、従来の丸アリよりも光束の有効径を大きく
とることができ、システム性能の向上を図ることができ
る。また、雄アリの張出部の幅Wを、0.5d4 ≦W≦
1.5d4 の範囲に設定し、雌アリの当接部の互いにな
す角αを、90°≦α≦120°の範囲に設定すること
により、強固にかつ効率よく丸アリを固定した上に、光
束を最大の有効径にとることができる。
【0014】本発明の実施の形態1では、雄アリの張出
部の直径を大径部と同一にしたが、これに制約されるこ
となく、小径部の直径より大きくすればよく、光軸間距
離や鏡筒孔の内径に合わせて適宜設定し、大径部の直径
より小さくても大きくても構わない。だだし、雌アリの
逃げ部の範囲や大きさに合致させる必要がある。また、
丸アリの固定の方向は、図1〜図3に示した方向に限定
されるものではなく、図4に示すように、雄アリの張出
部に当接しない範囲であれば、変更することができる。
【0015】また、本発明の実施の形態1では、ズーム
鏡体に双眼鏡筒を連結する機構について説明したが、ズ
ーム鏡体と中間鏡筒、中間鏡筒相互間、または中間鏡筒
と双眼鏡筒との連結機構にも適用することができる。さ
らに、実体顕微鏡を例に説明したが、他の複数の光路を
有する内視鏡、硬性鏡、またはビデオマイクロスコープ
などの光学機器にも適用でき、同様の作用効果を得るこ
とができる。
【0016】
【発明の実施の形態2】図5〜図7は発明の実施の形態
2を示し、図5は実体顕微鏡の双眼鏡筒の下面図、図6
は実体顕微鏡の双眼鏡筒の一部正面断面図、図7は図5
のB−B断面図である。
【0017】図5〜図7において、実体顕微鏡の双眼鏡
筒20の下部には、丸アリの一方の雄アリ22が形成さ
れている。双眼鏡筒20の雄アリ22の中心を対称軸と
した対称位置に、一対の鏡筒孔20a,20bが互いに
平行に穿設され、鏡筒孔20a,20bには、それぞれ
結像レンズ2が、レンズ枠3を介して固着されている。
結像レンズ2は、観察像を結像させる光学系を形成し、
レンズ枠3の最小内径は光束の有効径d3 と同一に設定
されている。図中、2点鎖線で表示されているのは、双
眼鏡筒20と結合されるズーム鏡体21で、主として双
眼鏡筒20の雄アリ22と係合する丸アリの他方たる雌
アリ23が図5および図7に示されている。
【0018】雄アリ22の斜面部22cには、図5およ
び図6に示すように、鏡筒孔20a,20bの内径d4
との隔壁を確保するため、小径部22bの直径d2 より
大きく張り出した張出部22dが2箇所に形成されてい
る。張出部22dの外周は、雄アリ22の大径部22a
の直径d1 と同一に形成されている。張出部22dの幅
Wは、鏡筒孔20a,20bの内径d4 に対して、1.
2d4 ≦Wの値に設定し、幅Wの両側面23e,23f
は、鏡筒孔20a,20bのそれぞれの光軸を結ぶ線と
平行に形成されている。なお、張出部22d以外の雄ア
リ20の部分は、従来の丸アリと同様に、大径部22a
と小径部22bの間をテーパ状にした斜面部22cを形
成している。
【0019】ズーム鏡体21には、雌アリ23が形成さ
れているが、当接部23a,23bのみに丸アリが形成
され、他の部分は円弧状に逃げ23cが形成されてい
る。当接部23a,23bは、双眼鏡筒20の張出部2
2dの幅Wの一方の側面22eが当接する位置に配設さ
れ、その突き当て面23eは双眼鏡筒20の張出部22
dの側面22eに合致するように、直線的に形成されて
いる。当接部23a,23bの対向面には、雌ネジが穿
設され、固定ネジ5が螺合し、その先端が雄アリ22の
斜面部22cを押圧することにより、反対側の斜面部2
2cが、雌アリ23の当接部23a,23bに当接し、
双眼鏡筒20の胴付き面20cとズーム鏡体21の胴付
き面21aとを密着・固定している。
【0020】つぎに、本発明の実施の形態2の作用につ
いて説明する。ズーム鏡体21に螺合されている固定ネ
ジ5を緩め、当接部23a,23bの突き当て面23e
に、双眼鏡筒20の張出部22dの一方の側面22eが
合致するように、雌アリ23へ雄アリ22を落とし込
み、固定ネジ5を締め込んでズーム鏡体21と双眼鏡筒
20とを連結する。当接部23a,23bの突き当て面
23eに、双眼鏡筒20の張出部22dの幅Wの他方の
側面22fが合致するように、ズーム鏡体21に双眼鏡
筒20を装着すれば、双眼鏡筒20を逆向きに連結する
ことができる。以上の連結方法は、従来の実体顕微鏡に
使用する丸アリの連結方法と同様であり、アリの当接面
も従来の丸アリと変わることはない。
【0021】本発明の実施の形態2によれば、双眼鏡筒
の大径部の直径が従来のものと同一であっても、雄アリ
に張出部を設けたことにより、丸アリ本来の機能を失す
ることなく、従来の丸アリよりも光束の有効径を大きく
とることができ、システム性能の向上を図ることができ
る。また、雌アリの突き当て部と雄アリの張出部の側面
とにより、回転方向の位置が決まるので、位置決めピン
などが不要となり、安価な結合機構とすることができ
る。
【0022】本発明の実施の形態2では、雄アリの張出
部の直径を大径部と同一にしたが、これに制約されるこ
となく、小径部の直径より大きくすればよく、光軸間距
離や鏡筒孔の内径に合わせて適宜設定し、大径部の直径
より小さくても大きくても構わない。だだし、雌アリの
逃げ部の範囲や大きさに合致させる必要がある。また、
本発明の実施の形態1では、ズーム鏡体に双眼鏡筒を連
結する機構について説明したが、ズーム鏡体と中間鏡
筒、中間鏡筒相互間、または中間鏡筒と双眼鏡筒との連
結機構にも適用することができる。さらに、実体顕微鏡
を例に説明したが、他の複数の光路を有する内視鏡、硬
性鏡、またはビデオマイクロスコープなどの光学機器に
も適用でき、同様の作用効果を得ることができる。
【0023】
【発明の実施の形態3】図8〜図10は、発明の実施の
形態3を示し、図8は実体顕微鏡の双眼鏡筒の下面図、
図9は実体顕微鏡の双眼鏡筒の側面断面図、図10は実
体顕微鏡の双眼鏡筒の変形例の下面図である。
【0024】図8および図9において、実体顕微鏡の双
眼鏡筒30の下部には、丸アリの一方の雄アリ32が形
成されている。双眼鏡筒30の雄アリ32の中心を軸心
とした円周上の3等分した位置に、3個の鏡筒孔30
a,30b,30cが互いに平行に穿設され、鏡筒孔3
0a,30bには、それぞれ結像レンズ2A,2Bが、
レンズ枠3A,3Bを介して固着され、鏡筒孔30cに
は、結像レンズ2Cが、レンズ枠3Cを介して固着され
ている。結像レンズ2A,2Bは、観察像を結像させる
光学系を形成し、結像レンズ2Cは、写真撮影用の像を
結像させる光学系を形成している。レンズ枠3A,3
B,3Cの最小内径は光束の有効径d3 と同一に設定さ
れている。
【0025】図中、2点鎖線で表示されているのは、双
眼鏡筒30と結合されるズーム鏡体31で、主として双
眼鏡筒30の雄アリ32と係合する丸アリの他方たる雌
アリ33が示されている。双眼鏡筒30の胴付き面30
fには、ズーム鏡体31の胴付き面31aが接触し、こ
の胴付き面31aに立設されたピン6が嵌合する長溝3
0dが穿設されている。この長溝30dとピン6との嵌
合により、丸アリの円周方向の位置が規制され、固定さ
れる。
【0026】雄アリ32の斜面部32cには、図8およ
び図9に示すように、鏡筒孔30a,30b,30cの
内径d4 との隔壁を確保するため、小径部32bの直径
2より大きく張り出した張出部32dが3箇所に形成
されている。張出部32dの外周は、雄アリ32の大径
部32aの直径d1 と同一に形成されている。張出部3
2dの幅Wは、鏡筒孔30a,30b,30cの内径d
4 に対して、0.5d 4 ≦W≦1.5d4 の値に設定す
るのが最適となる。なお、張出部32d以外の雄アリ3
2の部分は、従来の丸アリと同様に、大径部32aと小
径部32bとの間をテーパ状にした斜面部32cを形成
している。
【0027】ズーム鏡体31には、雌アリ33が形成さ
れているが、当接部33a,33bのみに丸アリが形成
され、他の部分は円弧状の逃げ33cが形成されてい
る。当接部33a,33bは、長溝30dに嵌入するピ
ン6を基準にした対称位置に配設され、互いになす角を
αとすると、90°≦α≦120°に設定するのが最適
となる。当接部33a,33bの対向面には、雌ネジが
穿設され、固定ネジ5が螺合し、その先端が雄アリ32
の斜面部32cを押圧することにより、反対側の斜面部
32cが、雌アリ33の当接部33a,33bに当接
し、双眼鏡筒30の胴付き面30fとズーム鏡体31の
胴付き面31aとを密着・固定している。
【0028】つぎに、本発明の実施の形態1の作用につ
いて説明する。ズーム鏡体31に螺合されている固定ネ
ジ5を緩め、胴付き面31aに螺着されたピン6と、双
眼鏡筒30の胴付き面30fに穿設された長溝30dと
が嵌合するように、雌アリ33へ雄アリ32を落とし込
み、固定ネジ5を締め込んでズーム鏡体31と双眼鏡筒
30とを連結する。以上の連結方法は、従来の実体顕微
鏡に使用する丸アリの連結方法と同様であり、アリの当
接面も従来の丸アリと変わることはない。
【0029】本発明の実施の形態2によれば、双眼鏡筒
の大径部の直径が従来のものと同一であっても、雄アリ
に張出部を設けたことにより、丸アリ本来の機能を失す
ることなく、従来の丸アリよりも光束の有効径を大きく
とることができ、システム性能の向上を図ることができ
る。また、雄アリの張出部の幅Wを、0.5d4 ≦W≦
1.5d4 の範囲に設定し、雌アリの当接部の互いにな
す角αを、90°≦α≦120°の範囲に設定すること
により、強固にかつ効率よく丸アリを固定した上に、光
束を最大の有効径にとることができる。
【0030】本発明の実施の形態3では、雄アリの張出
部の直径を大径部と同一にしたが、これに制約されるこ
となく、小径部の直径より大きくすればよく、光軸間距
離や鏡筒孔の内径に合わせて適宜設定し、大径部の直径
より小さくても大きくても構わない。だだし、雌アリの
逃げ部の範囲や大きさに合致させる必要がある。また、
本発明の実施の形態3では、3個の光路を持つ例につい
て説明したが、図10に示すように、4個の光路を有す
るユニットに適用することができ、同様の作用効果を発
揮することができる。なお、このようなユニットは、双
眼鏡筒観察のための光路の他に、写真光路や照明光路を
有するものである。
【0031】また、本発明の実施の形態1では、ズーム
鏡体に双眼鏡筒を連結する機構について説明したが、ズ
ーム鏡体と中間鏡筒、中間鏡筒相互間、または中間鏡筒
と双眼鏡筒との連結機構にも適用することができる。さ
らに、実体顕微鏡を例に説明したが、他の複数の光路を
有する内視鏡、硬性鏡、またはビデオマイクロスコープ
などの光学機器にも適用でき、同様の作用効果を得るこ
とができる。
【0032】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、互いに平
行な複数の光軸を透過する光束の有効径を大きくした光
学系を、上記雄アリの小径部の直径より大きく形成され
ている部分に配設することにより、システム性能を向上
させつつも大型化せず、システムの互換性を維持した光
学機器の結合機構を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の実施の形態1の実体顕微鏡の双眼鏡筒の
下面図である。
【図2】発明の実施の形態1の実体顕微鏡の双眼鏡筒の
一部正面断面図である。
【図3】発明の実施の形態1の図1のA−A断面図であ
る。
【図4】発明の実施の形態1の実体顕微鏡の双眼鏡筒の
変形例の下面図である。
【図5】発明の実施の形態2の実体顕微鏡の双眼鏡筒の
下面図である。
【図6】発明の実施の形態2の実体顕微鏡の双眼鏡筒の
一部正面断面図である。
【図7】発明の実施の形態2の図5のB−B断面図であ
る。
【図8】発明の実施の形態3の実体顕微鏡の双眼鏡筒の
下面図である。
【図9】発明の実施の形態3の実体顕微鏡の双眼鏡筒の
側面断面図である。
【図10】発明の実施の形態3の実体顕微鏡の双眼鏡筒
の変形例の下面図である。
【図11】従来例の実体顕微鏡の側面図である。
【図12】従来例の実体顕微鏡の双眼鏡筒の丸アリを示
す縦断面図である。
【図13】従来例の実体顕微鏡の双眼鏡筒の丸アリを示
す下面図である。
【符号の説明】
1 雄アリ 1b 小径部 1d 張出部 4 雌アリ 10 双眼鏡筒 10a 鏡筒孔 10b 鏡筒孔 11 ズーム鏡体 d2 小径部の直径

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに平行な複数の光路を有する光学機
    器ユニットを、雄アリと雌アリとからなる丸アリによっ
    てユニット間結合する光学機器の結合機構において、 前記雄アリの小径部の一部が、該小径部の直径より大き
    く形成されていることを特徴とする光学機器の結合機
    構。
JP22232896A 1996-08-23 1996-08-23 光学機器の結合機構 Expired - Lifetime JP3752320B2 (ja)

Priority Applications (3)

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JP22232896A JP3752320B2 (ja) 1996-08-23 1996-08-23 光学機器の結合機構
US08/916,053 US5969888A (en) 1996-08-23 1997-08-21 Optical unit coupling mechanism
CN97116242A CN1118717C (zh) 1996-08-23 1997-08-22 光学仪器的结合机构及实体显微镜

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