JPH1061560A - 汚水ポンプの運転状態監視装置 - Google Patents

汚水ポンプの運転状態監視装置

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Publication number
JPH1061560A
JPH1061560A JP22540196A JP22540196A JPH1061560A JP H1061560 A JPH1061560 A JP H1061560A JP 22540196 A JP22540196 A JP 22540196A JP 22540196 A JP22540196 A JP 22540196A JP H1061560 A JPH1061560 A JP H1061560A
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JP
Japan
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sewage
pump
monitoring
water level
sewage pump
Prior art date
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Pending
Application number
JP22540196A
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English (en)
Inventor
Takeshi Daimon
剛 大門
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Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)
  • Safety Devices In Control Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 下水処理場11および関連して遠隔配置され
る中継ポンプ場12における汚水ポンプ27,16が正
常に運転されているか否かを監視するにあたって、確実
に異常を検知可能とする。 【解決手段】 一日の各時間帯における汚水ポンプ2
7,16の予測運転パターンから予め監視周期を設定し
て、記憶装置41に記憶させておき、その監視周期とな
るたび毎に、制御装置24,33は汚水ポンプ27,1
6が運転されたか否かを判断し、運転されていないとき
には、該汚水ポンプ27,16ならびにその運転停止を
制御するための水位計22,13、フリクトスイッチ2
3,14および制御回路25,15などの異常発生を検
知し、CRT39やプリンタ40によって表示出力す
る。これによって、確実に異常発生を検知することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、下水処理施設にお
けるポンプ場の汚水ポンプの運転状態を監視するための
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】前記下水処理施設において、各家庭など
の汚水の排出源から下水処理場へ自然流下によって汚水
を導入するにあたって、前記汚水の排出源から下水処理
場への落差が小さく、かつ汚水の排出源が下水処理場か
ら離れている場合には、途中に汚水を揚水するために中
継ポンプ場が設置されている。
【0003】そのような中継ポンプ場における汚水ポン
プの運転は、図4で示すようにして自動的に行われてい
る。この図4は、汚水ポンプが3台設置されている場合
の例を示している。前記各汚水の排出源からの汚水はポ
ンプ井1に流込んでおり、このポンプ井1の水位は水位
計2によって検知されている。前記各汚水ポンプは、こ
の水位計2による水位の検知結果に対応して、以下のよ
うに自動的に運転される。
【0004】汚水の流入によってポンプ井1の水位が上
昇し、水位H1以上となると、1台目の汚水ポンプの運
転が行われる。通常、この1台目の汚水ポンプの運転に
よって水位が低下してゆくけれども、汚水の流入量が多
く、さらに上昇してゆくような場合には、水位H2以上
となると、2台目の汚水ポンプも運転される。
【0005】汚水ポンプの運転によって水位が低下し、
水位L2以下となると、まず2台目の汚水ポンプの運転
が停止され、さらに水位L1以下となると、1台目の汚
水ポンプの運転も停止される。また、運転時間の関係等
で1台目の汚水ポンプが停止している状態で水位が上昇
し、前記水位H2よりも高い水位H3となると、3台目
の汚水ポンプの運転が開始され、この3台目の汚水ポン
プは、前記水位L1よりも低い水位L3となると停止さ
れる。
【0006】また、前記ポンプ井1には、前記水位計2
へのヘドロやゴミの付着による該水位計2の機械的な故
障や、電気的な故障に備えて、フリクトスイッチ3が設
けられている。このフリクトスイッチ3は、前記水位H
3よりも高い水位HH以上となると、汚水処理場へ警報
を出力するとともに、水位計2のバックアップとして汚
水ポンプを強制的に運転させる。また、前記水位L3よ
りも低い水位LL以下となると、汚水処理場へ警報出力
を行うとともに、汚水ポンプ3の運転を強制的に停止す
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記フリクトスイッチ
3が故障してしまうと、下水処理場側で中継ポンプ場の
自動運転が正常に行われているか否かを監視することが
できないという問題がある。たとえば、前記水位計2お
よびフリクトスイッチ3がともに故障したときには、ポ
ンプ井1から汚水が溢出し、周辺民家からの苦情によっ
て初めて異常を検知するような場合も生じる。
【0008】本発明の目的は、確実に、汚水ポンプおよ
びその自動運転のための構成の異常を検知することがで
きる汚水ポンプの運転状態監視装置を提供することであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る汚水ポンプ
の運転状態監視装置は、ポンプ井の水位が予め定める水
位以上となると、汚水ポンプを自動運転するように構成
されたポンプ場における前記汚水ポンプの運転状態を監
視するための装置において、前記汚水ポンプの運転また
は停止を検知する運転検知手段と、各時間帯毎に予め設
定される監視周期を記憶している記憶手段と、前記運転
検知手段の出力を監視し、前記記憶手段から読出した時
間帯に対応した監視周期内で前記汚水ポンプが運転され
なかったときに、異常であることを報知する報知手段と
を含むことを特徴とする。
【0010】上記の構成によれば、たとえば炊事の集中
する時間帯には、ポンプ井に流込む汚水の量が増加する
ことを利用し、水位計に連動した汚水ポンプの1日の運
転パターンを時間帯毎に予め予測しておき、その予測し
た運転パターン通りに運転が行われていなければ、水位
計や汚水ポンプに異常が発生しているものと判定する。
【0011】すなわち、過去の自動運転時の運転パター
ンやポンプ井への流入水量などから、各時間帯において
汚水ポンプを運転すべき時間を予測することができ、そ
の各時間帯毎の運転すべき時間に基づいて作成した監視
周期以内で汚水ポンプの運転が行われたか否かを判断す
ることによって、前記汚水ポンプおよびその自動運転の
ための構成に異常が発生しているか否かを判定すること
ができる。
【0012】したがって、確実に異常を検知することが
できる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について、
図1〜図3に基づいて説明すれば以下の通りである。
【0014】図1は、本発明の実施の一形態の下水処理
施設の運転状態監視装置の電気的構成を示すブロック図
である。下水処理場11には、それに関連して、1また
は複数の中継ポンプ場12が設けられており、したがっ
て下水処理場11に設けられる運転状態監視装置は、こ
れらの中継ポンプ場12の監視も行う。
【0015】中継ポンプ場12では、前述のように、水
位計13およびフリクトスイッチ14からの出力に応答
して、制御回路15が、1または複数の汚水ポンプ16
の運転を制御するように構成されている。
【0016】一方、下水処理場11側では、プログラマ
ブルコントローラなどで実現されるプロセス制御装置2
4が、流量計21、水位計22およびフリクトスイッチ
23などの検出結果に応答し、制御回路25,26を介
して、沈澱池等に設けられる汚水ポンプ27や、曝気槽
等に設けられるブロア28などを制御する。前記プロセ
ス制御装置24と制御回路25,26との間は、LAN
(Local Area Network)29を介し
て、相互に接続されている。
【0017】下水処理場11内には、前記汚水ポンプ2
7やブロア28等を制御するプロセス制御装置24が1
または複数台設置されるとともに、受配電盤31を制御
するプロセス制御装置32や、前記中継ポンプ場12と
の通信用の遠方監視制御装置33などが設けられてい
る。前記受配電盤31とプロセス制御装置32との間は
LAN34で相互に接続されており、また遠方監視制御
装置33と中継ポンプ場12との間は公衆電話回線35
で接続されている。中継ポンプ場12側には、前記制御
回路15から汚水ポンプ16の運転状態を検知し、前記
公衆電話回線35を介して遠方監視制御装置33へ伝送
する通信装置17が設けられている。
【0018】前記下水処理場11内では、前記各制御装
置24,32,33等は、光ファイバなどで実現される
構内LAN36を介して、ホストコンピュータ37と接
続されている。ホストコンピュータ37は親局を構成
し、各制御装置24,32,33は子局を構成する。前
記ホストコンピュータ37に関連して、キーボード3
8、CRT(陰極線管)39およびプリンタ40などの
マンマシンインタフェイスが設けられるとともに、後述
するような監視周期の記憶などに用いられる記憶装置4
1が設けられている。
【0019】上述のように構成される運転状態監視装置
において、下水処理場11側では、運転員が各中継ポン
プ場12における汚水ポンプ16の過去の運転パターン
を用いて、また必要に応じてファジーなどの制御理論を
用いて、1日の各時間帯における運転パターンを予測
し、図2で示すようなCRT39の画面を確認しなが
ら、キーボード38から各時間帯毎の監視周期を設定し
ておく。
【0020】前記監視周期が、たとえば0分と設定され
た場合には、その時間帯は監視しないことを表し、5分
と設定された場合には、たとえば0時台であるときに
は、0時0分、0時5分、0時10分…、すなわち1時
間に12回監視が行われ、10分と設定された場合に
は、0時0分、0時10分…、すなわち1時間に6回監
視が行われる。また、前記監視周期には、たとえば15
分、20分、30分、60分が設定可能であり、60分
が設定された場合には、1時間に1回の監視となる。前
記監視周期は、記憶装置41に記憶される。
【0021】ホストコンピュータ37は、内蔵のタイマ
に応答して、時間帯が変わるたび毎に、対応した監視周
期を記憶装置41から読出し、プロセス制御装置24お
よび遠方監視制御装置33へ伝送する。プロセス制御装
置24および遠方監視制御装置33は、それぞれ制御回
路25,15から、前記監視周期内に汚水ポンプ27,
16を運転したことを表す信号が入力されないときに
は、異常が発生しているものと判定し、CRT39やプ
リンタ40によって前記運転員に異常報知を行う。
【0022】図3は、制御装置24,33による上述の
ような汚水ポンプの運転監視動作を説明するためのフロ
ーチャートである。ステップs1では、監視制御装置に
おいて、各汚水ポンプ27,16の運転状態の監視を行
うことが選択されているか否かが判断され、選択されて
いないときにはステップs2に移って、監視動作を行わ
ず動作を終了し、選択されているときにはステップs3
に移る。
【0023】ステップs3では、各制御装置24,33
が監視すべきポンプ場に運転状態の監視を行うことが選
択されているか否かが判断され、選択されていないとき
には前記ステップs2に移って監視を行わず、選択され
ているときにはステップs4に移って監視を行う。
【0024】ステップs4では、前記ホストコンピュー
タ37から伝送されてきた監視周期となったか否かが判
断され、そうでないときには前記ステップs1に戻り、
そうであるときにはステップs5に移る。ステップs5
では、前回の監視周期から今回の監視周期までの間に汚
水ポンプ27,16が運転されたか否かが判断され、運
転されているときには前記ステップs1に戻り、運転さ
れていないときにはステップs6に移って、ブザーの鳴
動、前記CRT39での画面表示およびプリンタ40の
印字出力などによって、異常発生が運転員に報知され
る。
【0025】ステップs7では、汚水ポンプ27,16
が運転されるまで待機し、運転されると、すなわち作業
員がそのポンプ場へ向って修理を完了すると、ステップ
s8に移り、前記CRT39やプリンタ40によって異
常状態から復帰したことが報知した後、前記ステップs
1に戻る。
【0026】このように、本発明に従う下水処理施設の
運転状態監視装置では、予め予測しておいた運転パター
ンに対応した監視周期で汚水ポンプ27,16の運転状
態を監視し、その監視周期内で運転が行われなければ異
常発生を報知するので、確実に異常の発生を検知するこ
とができる。
【0027】なお、前記監視周期は、曜日や季節等によ
って変更されてもよく、また汚水流路に雨水が流込む場
合には、天候によって変更されてもよい。
【0028】
【発明の効果】本発明に係る汚水ポンプの運転状態監視
装置は、以上のように、予め予測しておいた自動運転の
運転パターンに対応した監視周期以内で汚水ポンプの運
転が行われたか否かから、汚水ポンプおよびその自動運
転のための構成に異常が発生しているか否かを判定す
る。
【0029】それゆえ、確実に異常を検知することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の汚水ポンプの運転状態
監視装置である下水処理施設の運転状態監視装置の電気
的構成を示すブロック図である。
【図2】汚水ポンプが運転されたか否かの監視周期の設
定画面の一例を示す図である。
【図3】汚水ポンプの運転監視動作を詳細に説明するた
めのフローチャートである。
【図4】中継ポンプ場における汚水ポンプの自動運転制
御動作を説明するためのポンプ井の断面図である。
【符号の説明】
11 下水処理場 12 中継ポンプ場 13 水位計 14 フリクトスイッチ 15 制御回路 16 汚水ポンプ 17 通信装置(運転検知手段) 22 水位計 23 フリクトスイッチ 24 プロセス制御装置(運転検知手段) 27 汚水ポンプ 28 ブロア 31 受配電盤 32 プロセス制御装置 33 遠方監視制御装置(運転検知手段) 35 公衆電話回線 36 構内LAN 37 ホストコンピュータ 38 キーボード 39 CRT(報知手段) 40 プリンタ(報知手段) 41 記憶装置(記憶手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポンプ井の水位が予め定める水位以上とな
    ると、汚水ポンプを自動運転するように構成されたポン
    プ場における前記汚水ポンプの運転状態を監視するため
    の装置において、 前記汚水ポンプの運転または停止を検知する運転検知手
    段と、 各時間帯毎に予め設定される監視周期を記憶している記
    憶手段と、 前記運転検知手段の出力を監視し、前記記憶手段から読
    出した時間帯に対応した監視周期内で前記汚水ポンプが
    運転されなかったときに、異常であることを報知する報
    知手段とを含むことを特徴とする汚水ポンプの運転状態
    監視装置。
JP22540196A 1996-08-27 1996-08-27 汚水ポンプの運転状態監視装置 Pending JPH1061560A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22540196A JPH1061560A (ja) 1996-08-27 1996-08-27 汚水ポンプの運転状態監視装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22540196A JPH1061560A (ja) 1996-08-27 1996-08-27 汚水ポンプの運転状態監視装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1061560A true JPH1061560A (ja) 1998-03-03

Family

ID=16828794

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22540196A Pending JPH1061560A (ja) 1996-08-27 1996-08-27 汚水ポンプの運転状態監視装置

Country Status (1)

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JP (1) JPH1061560A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011245387A (ja) * 2010-05-25 2011-12-08 Aquaintec Corp 沈砂池の除砂方法及びその装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011245387A (ja) * 2010-05-25 2011-12-08 Aquaintec Corp 沈砂池の除砂方法及びその装置

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