JPH1059801A - シクロアルカン誘導体、カルボン酸誘導体及び該誘導体を用いた切り花用鮮度保持剤 - Google Patents

シクロアルカン誘導体、カルボン酸誘導体及び該誘導体を用いた切り花用鮮度保持剤

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JPH1059801A
JPH1059801A JP16340297A JP16340297A JPH1059801A JP H1059801 A JPH1059801 A JP H1059801A JP 16340297 A JP16340297 A JP 16340297A JP 16340297 A JP16340297 A JP 16340297A JP H1059801 A JPH1059801 A JP H1059801A
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JP16340297A
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English (en)
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Takemi Sugiyama
長美 杉山
Takayuki Oritani
隆之 折谷
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Otsuka Chemical Co Ltd
Original Assignee
Otsuka Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 切り花の鮮度保持効果が高く、環境への負荷
が軽減され且つ安価でしかも薬害の発生の少ない切り花
用鮮度保持剤及び該鮮度保持剤のうちの新規な化合物も
しくはその塩を提供する。 【解決手段】 一般式(3)で表わされるシクロアルカ
ン誘導体及び一般式(4)で表わされるカルボン酸誘導
体並びにこれらの塩から選ばれる少なくとも一種を有効
成分として含有することを特徴とする切り花用鮮度保持
剤及び該鮮度保持剤のうちの新規な化合物もしくはその
塩。 【化1】 (式中、n、R3及びR4は明細書に示す。) 【化2】 (式中、R7、R8、R9及びR10は明細書に示す。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シクロアルカン誘
導体、カルボン酸誘導体及び該誘導体等を用いた切り花
用鮮度保持剤及び該鮮度保持剤のうちの新規な化合物も
しくはその塩に関する。
【0002】
【従来の技術】切り花は採花直後から鮮度低下が始ま
り、日を追うに従って花弁や葉の萎れや黄化が進行し、
やがてはその鑑賞価値が失われてしまう。例えば、切り
花の中でも年間7億本消費されているカ−ネ−ションに
おいては、収穫後1週間から10日経過すると内生エチ
レンの急激な増加に伴い花弁が急激に老化(萎凋)す
る。花卉業界においては、今後ますます需要の拡大され
る切り花の鮮度劣化の防止は極めて重要な課題であり、
斯かる課題を解決するために様々な鮮度保持剤が用いら
れている。例えば、近年市場に出回っているカ−ネ−シ
ョンは、鮮度保持を目的としてエチレン作用阻害剤であ
るチオ硫酸銀で処理されている。チオ硫酸銀はカ−ネ−
ションの他にも多くのエチレン感受性切り花に対しても
使用されており、現在の花卉産業においては不可欠な鮮
度保持剤であるといえる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、チオ硫
酸銀は重金属イオンである銀イオンを含有しており、近
年、銀イオンによる環境汚染の懸念から環境負荷の低減
された代替鮮度保持剤の開発が国際的にも求められてい
る。斯かる背景のもと、チオ硫酸銀に代わるべく様々な
鮮度保持剤の開発がなされており、これまでにα−アミ
ノイソ酪酸、アロコロナミン酸あるいはcis−プロペ
ニルホスホン酸等が切り花用鮮度保持剤として提案され
ている。しかしながら、α−アミノイソ酪酸は極めて高
価であり実用性に乏しく、アロコロナミン酸は合成が困
難であるため工業化が困難である。またcis−プロペ
ニルホスホン酸は、葉が黄化する等の薬害があることか
ら実用化されていない。即ち、チオ硫酸銀に比べて環境
負荷が低減され、しかも薬害の発生が少なく工業的に製
造可能な鮮度保持剤としては、未だ十分満足できるもの
が得られていないのが現状である。本発明の課題は切り
花の鮮度保持効果が高く、環境への負荷が軽減され且つ
安価でしかも薬害の発生の少ない切り花用鮮度保持剤及
び該鮮度保持剤のうちの新規な化合物もしくはその塩を
提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、一般式(3)
で表わされるシクロアルカン誘導体及び一般式(4)で
表わされるカルボン酸誘導体並びにこれらの塩から選ば
れる少なくとも一種を有効成分として含有することを特
徴とする切り花用鮮度保持剤及び該鮮度保持剤のうちの
新規な化合物もしくはその塩に係る。
【0005】
【化5】 (式中、nは1又は2を、R3は水素原子、アミノ基、
シアノ基、−C(O)R5又はCH2−NHR6を示す。R4
は水酸基、C1〜4アルコキシ基、アミノ基又はアニリノ
基を示す。R5は水酸基、C1〜4アルコキシ基又はアミ
ノ基を示す。R6は水素原子、C1〜11アルキルカルボニ
ル基、フェネチルカルボニル、スチリルカルボニル又は
ベンゾイル基を示す。但し、nが1、R3がアミノ基で
あるとき、R4は水酸基ではない。)
【0006】
【化6】 (式中、R7はシアノ基、アミノ基又はC1〜4アルコキ
シカルボニル基を示す。R8は水酸基又はC1〜4アルコ
キシ基を示す。R9及びR10は同一又は異なって水素原
子又はC1〜4アルキル基を示す。)
【0007】
【発明の実施の形態】前記一般式(1)〜(4)の化合
物において、R1〜R10で示される各基の具体例は以下
の通りである。C1〜4アルキル基としては、メチル、エ
チル、プロピル、イソプロピル、シクロプロピル、ブチ
ル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル及びシク
ロブチル基等が挙げられる。C1〜8アルキル基として
は、前記C1〜4アルキル基に加えて、ペンチル、ヘキシ
ル、シクロヘキシル、ヘプチル及びオクチル基等が挙げ
られる。C1〜11アルキル基としては、前記C1〜4アル
キル基及び前記C1〜8アルキル基に加えて、ノニル、デ
シル、ウンデシル基等が挙げられる。C1〜4アルコキシ
基としては、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプ
ロポキシ及びブトキシ基が挙げられる。C1〜4アルコキ
シカルボニル基としては、メトキシカルボニル、エトキ
シカルボニル、プロポキシカルボニル、イソプロポキシ
カルボニル、ブトキシカルボニル基、tert−ブトキシカ
ルボニル基等が挙げられる。塩としてはナトリウム塩、
カリウム塩、アンモニウム塩、塩酸塩、硫酸塩等を例示
することができる。前記化合物のうちの幾つかは既知の
化合物であるが、いずれも切り花に対して鮮度保持効果
を有することについては知られていなかった。また、前
記化合物のうち、下記のものは文献未記載の化合物であ
る。一般式(1)で表わされる化合物及びその塩(請求
項1の化合物)。
【0008】
【化7】 (式中、R1はC1〜8アルキル基、フェニル基、フェネ
チル基又はスチリル基を示す。)
【0009】一般式(1)の化合物は種々の方法によっ
て製造することができ、1−アミノメチルシクロプロパ
ンカルボン酸を出発物質とした場合、通常行われるアミ
ド化反応により合成される。例えば、1−アミノメチル
シクロプロパンカルボン酸に酸ハロゲン化物 R1COX
(式中 R1は前記に同じ。Xはハロゲン原子を示
す。)を反応させる方法が挙げられる。通常、前者1モ
ルに対し、後者を0.5〜5モル程度使用する。該反応
において、生成するハロゲン化水素酸を除去する目的で
塩基を共存させるのが好ましい。使用する塩基として
は、従来公知のものを広く使用でき、例えばトリエチル
アミン、ピリジン、4−N,N−ジメチルアミノピリジ
ン、N,N−ジメチルアニリン等の有機塩基、水酸化ナ
トリウム、炭酸カリウム等の無機塩基、ブチルリチウ
ム、リチウムジイソプロピルアミド等の有機金属塩基、
酢酸ナトリウム等が例示できる。また溶媒としては、使
用される塩基の種類によっても異なるが、一般には不活
性溶媒が好ましく、例えばベンゼン、トルエン、キシレ
ン等の芳香族炭化水素類、ピリジン、ピコリン等のピリ
ジン類、ジクロロメタン、クロロホルム、1,2−ジク
ロロエタン、1,1,1−トリクロロエタン、テトラクロ
ロエチレン、トリクロロエチレン、クロルベンゼン、o
−ジクロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類、n−ヘ
キサン等の脂肪族炭化水素類、N,N−ジメチルホルム
アミド、ジメチルスルホキシド等の非プロトン性極性溶
媒、ジエチルエ−テル、テトラヒドロフラン、ジオキサ
ン等のエ−テル類、水又はこれらの混合溶媒等が挙げら
れる。該反応は−20〜100℃、好ましくは0℃〜室
温付近の温度範囲で、通常0.1〜24時間程度で終了
する。
【0010】1−シアノシクロプロパンフェニルアミド
(請求項2の化合物)。 この化合物は種々の方法によって製造することができ、
1−シアノシクロプロパンカルボン酸を出発物質とした
場合、通常行われるアミド化反応により製造される。例
えば、1−シアノシクロプロパンカルボン酸を塩化ホス
ホリル、塩化チオニル、五塩化リン、三塩化リン等の無
機ハロゲン化物を作用させて得られる酸ハロゲン化物と
アニリンとを反応させる方法が挙げられる。反応に用い
られる塩基、溶媒、反応試剤使用量、反応温度、反応時
間は上記アミド化反応と同様である。酸ハロゲン化物と
アニリンとの反応では、アニリンを2倍量以上用いるこ
とで、その他塩基を用いなくても製造できる。一般式
(2)で表わされる化合物及びその塩(請求項3の化合
物)。
【0011】
【化8】 (式中R2は水素原子、C1〜11アルキルカルボニル基、
スチリルカルボニル基又はベンゾイル基を示す。)
【0012】一般式(2)の化合物のうち、R2 が水素
原子である化合物(1−アミノメチルシクロブタンカル
ボン酸)は、種々の方法によって製造することができ、
1−シアノシクロブタンカルボン酸を出発物質とした場
合、通常行われるニトリルの還元反応により合成され
る。例えば、1−シアノシクロブタンカルボン酸に水素
化アルミニウムリチウム等の金属水素錯化合物を用いる
か、ラネ−ニッケル、ラネ−コバルトや二酸化白金等の
触媒を用いて接触水素添加することにより製造される。
金属水素錯化合物を用いる還元反応において、溶媒には
通常ジエチルエ−テル、テトラヒドロフラン等のエ−テ
ル類が用いられ、乾燥溶媒が好ましい。触媒等を用いる
接触水素添加反応において、溶媒には通常アルコ−ル、
アンモニア飽和アルコ−ル、酢酸等が用いられる。一般
式(2)の化合物のうち、R2 がC1〜11 アルキルカル
ボニル基、スチリルカルボニル基又はベンゾイル基であ
る化合物は、1−アミノメチルシクロブタンカルボン酸
に酸ハロゲン化物 R2X (式中 R2 は前記に同じ。X
はハロゲン原子を示す。)を反応させることで製造で
きる。使用する溶媒、塩基、反応温度、反応時間等は上
記一般式(1)で示される化合物の製造時と同様であ
る。
【0013】本発明の鮮度保持剤の有効成分として用い
られる化合物のうち、前記以外のもの及びその塩は、既
知の化合物であり、商業的に入手可能であるか、或い
は、例えばJ.Chem.Soc.,75,921〜927
(1899)等に記載の方法等により容易に得ることが
できる。本発明の鮮度保持剤は、上記有効成分を、必要
に応じて適当な界面活性剤や他の成分とともに適当な溶
媒に溶解させることにより製造される。本発明の鮮度保
持剤は、通常、水溶液の形態で用いることができるが、
エタノ−ル等の有機溶媒を用いてもよく、これらを併用
してもよい。また、粉末状、顆粒状、錠剤状で製剤し、
使用時に水に溶解させて用いてもよい。有効成分の濃度
は、対象花卉の種類、処理方法及び処理時間等の条件に
より適宜定められるが、通常0.1〜100mMであ
り、後処理の場合は0.1〜50mM、前処理の場合は
1〜100mM程度とするのが好ましい。
【0014】本発明の鮮度保持剤に用いることのできる
界面活性剤としては、例えばアルキルベンゼンスルホン
酸塩、高級アルコ−ル硫酸エステル塩、アルキルトリメ
チルアンモニウムクロリド、ベタイン型化合物、ラウリ
ル硫酸ナトリウム、ナフタレンホルムアルデヒド縮合
物、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエ−ト、ポ
リオキシエチレンスチリルエ−テル、ポリオキシエチレ
ンラウリルエ−テル、ポリオキシエチレンノニルフェニ
ルエ−テル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン
ブロックポリマ−、ショ糖脂肪酸エステル等が挙げられ
る。界面活性剤の濃度としては、界面活性剤の種類、対
象花卉、処理方法及び処理時間により適宜定められる
が、一般には後処理の場合約3〜1000ppm、前処理
の場合は約3〜300ppm程度である。また本発明の鮮
度保持剤には、窒素、リン、カリウム、ショ糖等の栄養
源、鉄、亜鉛、マンガン、銅、ホウ素等の微量栄養素
分、B−ナイン(ダミノジッド)、ベンジルアデニン等
の植物成長調節物質、炭酸水素ナトリウム等のpH調整
剤、硫酸アルミニウム等の沈降剤、他の鮮度保持剤、発
色剤、殺菌剤、防腐剤その他の成分を含有させることが
できる。
【0015】本発明の鮮度処理剤の施用に際しては、切
り花の切り口を本発明の鮮度保持剤に浸漬するだけでよ
く、特別な処理を必要としないので誰でも容易に種々の
場面で実施することができる。より具体的には、例えば
切り花の切り口を本発明鮮度保持剤に浸漬させたままに
しておく方法、または一定時間だけ浸漬させる方法が挙
げられる。前者は店舗等においてバケツ等の容器に切り
花をさして販売する場合や家庭や展覧会等で花器に切り
花を生けておく場合等に採用される所謂後処理と呼ばれ
る方法であり、後者は花卉生産業者が収穫後一定時間、
例えば4〜24時間程度薬剤処理を行ってその後出荷す
る場合に採用される所謂前処理と呼ばれる方法である。
尚、本発明の鮮度保持剤は、葉や花弁へのスプレ−処理
等によっても施用可能である。
【0016】本発明の鮮度保持剤の対象花卉類としては
特に制限はなく、各種の花卉類に有効であるが、例えば
カ−ネ−ション、スイトピ−、スカシユリ、洋種トリカ
ブト、ヤナギトウワタ、ハナトラノオ、デルフィニウ
ム、ハナアオイ、カンパニュラ、ケマンソウ、ベロニ
カ、ユ−フォルビアフルゲンス、アストロメリア、フリ
−ジア、ヒゲナデシコ、キンギョソウ、マツムシソウ、
ストック、カスミソウ、ブ−ゲンビリア、ゼラニウム、
カルセオラリア、洋らん、スタ−チス、ブバルディア、
グロリオサ、コスモス、リシアンサス、ダリア、ホクシ
ャ、サンタカ等に用いた場合特に顕著な効果を奏する。
【0017】
【実施例】以下に参考例、製造例、試験例を挙げて本発
明を更に具体的に説明する。 参考例1 1−アミノメチルシクロプロパンカルボン酸
(10)の合成 酢酸溶媒中、1−シアノシクロプロパンカルボン酸
(2)1g(9ミリモル)を二酸化白金存在下に常温、
常圧にて30時間接触水素添加した。反応液をセライト
濾過し、濾液にトルエンを加え、減圧濃縮して黄色粗結
晶 1.4gを得た。このものをメタノ−ルから再結晶
し、538mgの無色結晶を得た。(収率52%)融点2
35℃(分解)[文献値、238℃(分解)] IR(KBr)νmax(cm-1):3250〜2250
(NH3 +)、1620(δasNH3 +)、1570(νas
COO-)、1520(δasNH3 +)、1400(νs
OO-)、1250、1110、8601 H−NMR(CD3OD):δ0.69〜0.72(2
H、m)、1.16〜1.19(2H,m)、3.30
(2H,s,CH3
【0018】製造例1 1−シアノシクロプロパンフェ
ニルアミド(5)の合成 1−シアノシクロプロパンカルボン酸(2)1.67gと
塩化チオニル 15mlとを混合し、4時間加熱環流を行
った。この溶液に、無水トルエン 30mlに溶解させた
アニリン 4.0g(43ミリモル)を加え、1時間加熱
撹拌した。その後、冷却、注水し、有機層を5%塩酸、
10%水酸化ナトリウム、水の順で洗浄した。有機層
を、乾燥、減圧濃縮して、褐色粗結晶を得た。トルエン
から再結晶して、0.30gの無色結晶を得た。(収率1
1%) 融点90℃ IR(KBr)νmax(cm-1):3250(NH)、3
050、2240(CN)、1670(C=O,amid
e)、1600、1540、1490、1450、13
30、1250、1180、1080、9701 H−NMR(CD3OD):δ1.60〜1.72(4
H,m)、7.13〜7.54(5H,m,Ph)
【0019】製造例2 1−アセタミドメチルシクロプ
ロパンカルボン酸(11)の合成 0.5%w/wの無水酢酸を加えて蒸留した酢酸 15mlに
二酸化白金 20mg及び1−シアノシクロプロパンカル
ボン酸 1g(9ミリモル)を添加し、室温1atmにて3
0時間かけて接触水素添加した。生成物を濾過し、濾液
を濃縮して黄色粗結晶 1.2gを得た。このものをクロ
ロホルムから再結晶し、353mgの無色結晶を得た。
(収率25%) 融点164℃ IR(KBr)νmax(cm-1):3600〜2300
(COOH)、1710(C=O,carboxyl)、168
0(C=O,amide)、1540、1400、1260
(C−N)、1130(C−O)1 H−NMR(CD3OD):δ0.9〜0.95(2H,
m)、1.18〜1.22(2H,m)、1.95(3
H,s,CH3)、3.31(2H,s,CH2
【0020】製造例3 1−ベンゾイルアミノメチルシ
クロプロパンカルボン酸(21)の合成 1−アミノメチルシクロプロパンカルボン酸(10)に
テトラヒドロフランを加えて撹拌した。これに水 3.4
1mlに溶解させた水酸化ナトリウム 1.37gを加え、
続いて塩化ベンゾイル 2.11mlを加えた。室温で30
分間撹拌した後、0℃で濃塩酸を加えて酸性にし、注水
後、酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせて、飽和食
塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた。減
圧濃縮して淡黄色粗結晶 2.88gを得た。これをヘキ
サン−エーテルから再結晶し、1.31gの結晶を得た。 融点190〜190.5℃ IR(KBr)νmax(cm-1):3370(NH)、32
00〜2500(COOH)、1690(C=O,carb
oxyl)、1610(C=O,amide)、1540、14
20、1240(C−N)、1170(C−O)、10
30(C−N)、9001 H−NMR(CD3OD):δ1.02(2H,q,C
2)、1.23(2H,q,CH2)、3.61(2H,
s,CH2)、7.40〜7.53(5H,m,C65
【0021】製造例4 塩化ベンゾイルに代えて塩化プロピオニル、塩化n−ブ
チリル、塩化イソブチリル、塩化ピバロイル、塩化2−
エチルヘキサノイル、塩化シンナモイルを用いた他は製
造例1と同様にして1−プロピオニルアミノメチルシク
ロプロパンカルボン酸(12)、1−ブチリルアミノメ
チルシクロプロパンカルボン酸(13)、1−イソブチ
リルアミノメチルシクロプロパンカルボン酸(14)、
1−ピバロイルアミノメチルシクロプロパンカルボン酸
(16)、1−エチルヘキサノイルアミノメチルシクロ
プロパンカルボン酸(18)及び1−シンナモイルアミ
ノメチルシクロプロパンカルボン酸(20)を製造し
た。
【0022】1−プロピオニルアミノメチルシクロプロ
パンカルボン酸(12) 無色結晶 IR(KBr)νmax(cm-1):3350(NH)、3
050〜2850(COOH)、1690(C=O,ca
rboxyl)、1620(C=O,amide)、1540、1
460、1420、1310、1240(C−N)、1
180(C−O)、1100、1030、960、92
1 H−NMR(CD3OD):δ1.07(2H,m)、
1.16(3H,t,CH2)、1.32(2H,m)、
2.23(2H,q,CH2)、3.42(2H,d,C
2
【0023】1−ブチリルアミノメチルシクロプロパン
カルボン酸(13) 無色結晶 IR(KBr)νmax(cm-1):3300(NH)、3
100(COOH)、2950、1620(C=O,ca
rboxyl)、1560(C=O,amide)、1420、1
270、1220(C−N)、1110、1060、1
020、905、800、770、6101 H−NMR(CDCl3):δ0.96(3H、t、CH
3)、1.04〜1.33(4H,m)、2.32(2H,
t,CH2)、3.41(2H,d,CH2
【0024】1−イソブチリルアミノメチルシクロプロ
パンカルボン酸(14) 無色結晶 IR(KBr)νmax(cm-1):3340(NH)、2
960〜2870、2580〜2540、1680(C
OOH)、1620(C=O,amide)、1560、1
470、1420、1310、1230、1190、1
100(C−N)、1040、960、900、86
5、750、680、5801 H−NMR(CDCl3):δ1.08(2H,m)、
1.16(6H,d,2CH3)、1.33(2H,
m)、2.36(1H,m,CH)、3.42(2H,
d,CH2
【0025】1−ピバロイルアミノメチルシクロプロパ
ンカルボン酸(16) 無色結晶 IR(KBr)νmax(cm-1):3350(NH)、2
950、2600、1690(C=O,carboxyl)、1
640(C=O,amide)、1530、1450、14
20、1360、1340、1290、1260、12
00、1080(C−N)、1030、950、91
0、850、640、5301 H−NMR(CDCl3):δ1.07(2H,m)、
1.20(9H,s)、1.32(2H,m)、3.42
(2H,d,CH2
【0026】1−エチルヘキサノイルアミノメチルシク
ロプロパンカルボン酸(18) 無色液状物 IR(film)νmax(cm-1):3340(NH)、32
50〜2700(COOH)、2250、1700(C
=O,carboxyl)、1620(C=O,amide)、15
40、1460、1420、1370、1180(C−
O)1 H−NMR(CD3OD):δ1.09(2H,m,C
2)、3.44(2H,d,CH2)、7.28(1H,
br,OH)
【0027】1−シンナモイルアミノメチルシクロプロ
パンカルボン酸(20) 白色結晶 融点245〜255.5℃ IR(Kbr)νmax(cm-1):3370(NH)、3
250〜2300(COOH)、1680(C=O,ca
rboxyl)、1590(C=O,amide)、1490、1
420、1220(C−N)、1170(C−O)1 H−NMR(CD3OD):δ0.99(2H,q,C
2)、1.23(2H,q、CH2)、3.52(2H,
q,CH2)、6.65(H,s,CH)、6.72
(H,s,CH)、7.30〜7.60(5H、m、C6
5
【0028】製造例5 1−フェニルプロピオニルアミ
ノメチルシクロプロパンカルボン酸(19)の合成 二酸化白金触媒の存在下、酢酸7ml中にて1−シンナモ
イルアミノメチルシクロプロパンカルボン酸(20)
0.5g(2ミリモル)を、室温、1atmにて接触水素添
加した。20時間後、反応液を濾過後、減圧濃縮して2
47mgの黄色結晶を得た。 融点41℃ IR(KBr)νmax(cm-1):3370(NH)、3
300〜2300(COOH)、1690(C=O,ca
rboxyl)、1620(C=O,amide)、1540、1
420、1240(C−N)、1190(C−O)1 H−NMR(CD3OD):δ2.85(2H,t,C
2)、2.95(2H,t,CH2)、3.10(2H,
s,CH2)、7.10〜7.30(5H,m,C65
【0029】製造例6 1−アミノメチルシクロブタン
カルボン酸(24)の合成 二酸化白金触媒、酢酸(単蒸留したもの)7ml、1−シ
アノシクロブタンカルボン酸(23)1.0g(8ミリモ
ル)を順次添加し、室温、1atmにて接触水素添加し
た。25時間後、反応液を濾過後、減圧濃縮して0.7
2gの白色結晶を得た。(収率70%) 融点195〜197°C IR(KBr)νmax(cm-1):3400〜2280(N
3 +)、2180、1620(δasNH3 +)、1560
(νasCOO-)、1510(δsNH3 +)、1390
(νsCOO-)、1250、1180、11301 H−NMR(D2O):δ1.88〜2.05(4H,
m)、2.32〜2.44(2H,m)、3.28(2
H,s,CH2
【0030】製造例7 1−アセトアミドメチルシクロ
ブタンカルボン酸(25)の合成 1−アミノメチルシクロブタンカルボン酸(24)0.
5g(4ミリモル)、塩化アセチル0.61g(8ミリモ
ル)、DMF10ml、ピリジン10mlを加えて、室温で
1時間撹拌した。その後、0°Cで濃塩酸3.5mlを加え
て酸性にし、水を20ml入れ、酢酸エチルで抽出した。
有機層を合わせて洗浄、乾燥、減圧濃縮して0.35gの
黄色液体を得た。このものをカラムクロマトグラフィ−
(ヘキサン:酢酸エチル=10:1〜酢酸エチル:メタ
ノ−ル=10:1)で精製し、0.19gの無色液体(2
5)を得た。(収率28%) 融点140〜141℃ IR(Kbr)νmax(cm-1):3360(NH)、33
00〜2400(COOH)、1690(C=O,carb
oxyl)、1630(C=O,amide)、1555、14
20、1205(C−O)、710(C−N)1 H−NMR(D2O):δ1.88〜2.02(4H,
m)、1.96(3H,s,CH3)、2.30〜2.43
(2H,m)、3.57(2H,s,CH2
【0031】製造例8 塩化アセチルに代えてそれぞれ塩化ラウロイル、塩化シ
ンナモイル及び塩化ベンゾイルを用いた他は製造例7と
同様にして1−ラウロイルアミノメチルシクロブタンカ
ルボン酸(26)、1−シンナモイルアミノメチルシク
ロブタンカルボン酸(27)及び1−ベンゾイルアミノ
メチルシクロブタンカルボン酸(28)を合成した。
【0032】1−ラウロイルアミノメチルシクロブタン
カルボン酸(26) 淡黄色結晶 融点45℃ IR(KBr)νmax(cm-1):3310(NH)、32
00〜2700(COOH)、1700(C=O,carb
oxyl)、1640(C=O,amide)、1540、14
60、1430、1380、1240(C−N)、12
10(C−O)1 H−NMR(CD3OD):δ1.90〜2.03(4
H,m)、2.33〜2.42(2H,m)、3.32
(2H,m,CH2
【0033】1−シンナモイルアミノメチルシクロブタ
ンカルボン酸(27) 融点125〜126℃ IR(KBr)νmax(cm-1):3340(NH)、32
20〜2720(COOH)、1690(C=O,carb
oxyl)、1610(C=O,amide)、1550、14
20、1390、1210(C−O)、670(C−
O) 1H−NMR(CDCl3):δ1.91〜2.09(4
H,m)、2.39〜2.46(2H,m)、3.32
(2H,s,CH2)、7.34〜7.41(5H,m,
65
【0034】1−ベンゾイルアミノメチルシクロブタン
カルボン酸(28) 淡黄色結晶 融点116〜116.5℃ IR(KBr)νmax(cm-1):3430(NH)、33
3〜2720(COOH)、1900、1700(C=
O,carboxyl)、1630(C=O,amide)、153
0、1400、1240(C−N)、1160(C−
O)、890 1H−NMR(CDCl3):δ1.89〜2.14(4
H,m)、2.39〜2.47(2H,m)、3.32
(2H,s,CH2)、7.40〜7.52(5H,m,
65) 表1及び表2に本発明の切り花用鮮度保持剤の有効成分
として用いることができる代表的な化合物を示す。尚、
表においてMeはメチル、Etはエチル、Prはプロピ
ル、Buはブチル、Hepはヘプチル、cycl−Prはシ
クロプロピル、Phはフェニルを示す。
【0035】
【表1】
【0036】
【表2】
【0037】試験例1:カ−ネ−ションを用いた切り花
鮮度保持効果試験 収穫したばかりのカ−ネ−ション(品種:ノ−ラ、Dia
nthus caryophyllus,"Nora")をそれぞれがく片の下よ
り20cmで切り揃え、下一節の着生葉を除いたものを用
意した。蒸留水により供試化合物の5mM溶液とし、そ
れぞれ炭酸水素ナトリウムで中和した。その70mlをカ
−ネ−ションを4本挿したバイアルに入れ、液面からの
蒸発を防ぐためラップで蓋をし、24℃、2000Lux
の恒温室においた。すべてのサンプル溶液をカ−ネ−シ
ョンが吸った後は蒸留水を与えた。鮮度保持効果は処理
後の花持ち日数で評価した。また茎葉に対する薬害につ
いても調べた。結果を表3に示す。
【0038】
【表3】
【0039】試験例2:カ−ネ−ションを用いた切り花
鮮度保持効果試験 収穫したばかりのカ−ネ−ション(品種:ノ−ラ、Dia
nthus caryophyllus"Nora")をそれぞれがく片の下よ
り20cmで切り揃え、下一節の着生葉を除いたものを用
意した。蒸留水により供試化合物の5mM溶液とし、そ
れぞれ炭酸水素ナトリウムで中和した。その70mlをカ
−ネ−ションを4本挿したバイアルに入れ、液面からの
蒸発を防ぐためラップで蓋をし、22℃、2000Lux
の恒温室においた。すべてのサンプル溶液をカ−ネ−シ
ョンが吸った後は蒸留水を与えた。鮮度保持効果は処理
後の花持ち日数で評価した。また茎葉に対する薬害につ
いても調べた。結果を表4に示す。
【0040】
【表4】 供試化合物 日持ち日数 薬害 2 14 なし 11 14 なし 18 10 なし 22 14 なし 28 10 なし 31 14 なし 水+炭酸水素ナトリウム 7 なし 水のみ 8 なし
【0041】
【発明の効果】本発明においては、切り花の鮮度保持効
果が高く、環境への負荷が軽減され且つ安価でしかも薬
害の発生の少ない切り花用鮮度保持剤及び該鮮度保持剤
のうちの新規な化合物もしくはその塩を得ることができ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 255/31 9357−4H C07C 255/31

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(1)で表わされる化合物及びそ
    の塩。 【化1】 (式中、R1はC1〜8アルキル基、フェニル基、フェネ
    チル基又はスチリル基を示す。)
  2. 【請求項2】 1−シアノシクロプロパンフェニルアミ
    ド。
  3. 【請求項3】 一般式(2)で表わされる化合物及びそ
    の塩。 【化2】 (式中R2は水素原子、C1〜11アルキルカルボニル基、
    スチリルカルボニル基又はベンゾイル基を示す。)
  4. 【請求項4】 一般式(3)で表わされるシクロアルカ
    ン誘導体及び一般式(4)で表わされるカルボン酸誘導
    体並びにこれらの塩から選ばれる少なくとも一種を有効
    成分として含有することを特徴とする切り花用鮮度保持
    剤。 【化3】 (式中、nは1又は2を、R3は水素原子、アミノ基、
    シアノ基、−C(O)R5又はCH2−NHR6を示す。R4
    は水酸基、C1〜4アルコキシ基、アミノ基又はアニリノ
    基を示す。R5は水酸基、C1〜4アルコキシ基又はアミ
    ノ基を示す。R6は水素原子、C1〜11アルキルカルボニ
    ル基、フェネチルカルボニル、スチリルカルボニル又は
    ベンゾイル基を示す。但し、nが1、R3がアミノ基で
    あるとき、R4は水酸基ではない。) 【化4】 (式中、R7はシアノ基、アミノ基又はC1〜4アルコキ
    シカルボニル基を示す。R8は水酸基又はC1〜4アルコ
    キシ基を示す。R9及びR10は同一又は異なって水素原
    子又はC1〜4アルキル基を示す。)
  5. 【請求項5】 一般式(3)のシクロアルカン誘導体が
    1−シアノシクロプロパンカルボン酸又は1−シアノシ
    クロブタンカルボン酸である請求項4記載の切り花用鮮
    度保持剤。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7030267B2 (en) * 2003-01-22 2006-04-18 Warner-Lambert Company, Llc Cycloproply β-amino acid derivatives
JP2007501848A (ja) * 2003-08-12 2007-02-01 ベーリンガー インゲルハイム インターナショナル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 1−カルバモイルシクロアルキルカルボン酸化合物、その製法およびその使用法
US20080306299A1 (en) * 2005-12-20 2008-12-11 Basf Se Method for the Production of Aminoalkane Acid Amides

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US8759580B2 (en) * 2005-12-20 2014-06-24 Basf Se Method for the production of aminoalkane acid amides

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