JPH1059564A - 給紙ローラ - Google Patents

給紙ローラ

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JPH1059564A
JPH1059564A JP22404696A JP22404696A JPH1059564A JP H1059564 A JPH1059564 A JP H1059564A JP 22404696 A JP22404696 A JP 22404696A JP 22404696 A JP22404696 A JP 22404696A JP H1059564 A JPH1059564 A JP H1059564A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
pin
roller
drive shaft
feed roller
Prior art date
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Pending
Application number
JP22404696A
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English (en)
Inventor
Koji Yamamoto
山本幸司
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Murata Machinery Ltd filed Critical Murata Machinery Ltd
Priority to JP22404696A priority Critical patent/JPH1059564A/ja
Publication of JPH1059564A publication Critical patent/JPH1059564A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ファクシミリ等の画像記録装置の紙送りロー
ラとして、安価で確実なクラッチ機構を持った給紙ロー
ラを提供する。 【解決手段】 紙送りローラの内径部に爪2を設け、軸
3a〜bに対して摺動可能に装着したピン1a〜bをそ
れぞれ .ピン1aは軸3aに設けた穴部3dを摺動する。 .ピン1bは軸3bの外部摺動面を摺動する。 ように設置し、軸回転の一方向に対してはピンと爪部と
が係合して回転を伝え、他方向に対してはピンと爪部と
が空転して紙送りローラが空回りすることによってクラ
ッチ作用を得る。又、軸3cに2枚の湾曲した板バネ1
cを羽根車状に配置し、軸回転の一方向に対しては板バ
ネと爪部とが係合して回転を伝え、他方向に対しては板
バネが弾性変形することにより爪部と係合せず紙送りロ
ーラが空回りしてクラッチ作用を得ることが出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばファクシミ
リ、プリンター、複写機等の給紙ローラに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来のファクシミリ等の画像記録装置に
おいて、紙送りローラ部で上流側の低速送りと下流側の
高速送りとの組み合せの時に、該上流部の低速ローラ部
にワンウェイクラッチとして、ワンウェイギヤやスプリ
ングクラッチ等が使われている。図5および図6に従来
の方法による紙送り部を示す。図5はワンウェイギヤ1
4a,16aを使用したものであり、図6は通常のギヤ
14,16とスプリングクラッチ10,11を使用した
ものである。用紙5(図4参照)を送りだすピックアッ
プローラ6とセパレートローラ7とが連結部材13で連
結され、駆動は軸12からギヤ14,15,16を通し
て伝達される。
【0003】図5において、用紙が挿入され駆動が始ま
ると軸12に回転力が伝わり、ワンウェイギヤ14aと
セパレートローラ7が駆動される。その時ピックアップ
ローラ6もギヤ14a,15,16aを通して用紙送り
出し方向に回転される。又連結部材13はギヤ14aの
回転と同方向に回転トルクを受け下方に回動し、ピック
アップローラ6が用紙5に接触して紙送りが始まる。用
紙はリタードローラ8にて1枚ずつ分離されるようにな
っているが、ここでは詳述しない。用紙5が送られ、フ
ィードローラ9に到達すると、フィードローラ9は30
%程高速(周速度)に回転しているため、ピックアップ
ローラ6,セパレートローラ7の送り速度よりも速く紙
送りが行われようとする。その時、用紙5の引張り力が
作用するため、ワンウェイギヤ14a,16aはクラッ
チ部材のクラッチ作用により空回りし、ピックアップロ
ーラ6,セパレートローラ7はそれぞれ空転され、紙送
りがスムースに行われるようになっている。
【0004】図6においても同様にして、用紙送りが行
われるが、ワンウェイギヤの代わりにスプリングクラッ
チを使用しているものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のような従来の方
法では次のような課題がある。すなわち、ワンウェイギ
ヤは高価であり、スプリングクラッチは、入出力軸の連
結部隙間にバネ落ち込み現象が発現し、クラッチ作用を
果たせなくなる等の問題があった。本発明では、画像記
録装置等の紙送りローラ部に使用できる、安価で確実な
ワンウェイクラッチを有する給紙ローラを提供するもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、請求項1に記載の発明においては、給紙ローラ内壁
部に爪を設け、駆動軸に該爪部と係合する位置に動力伝
達部材を設け、該軸の回転方向に対しては、該動力伝達
部材と該爪部とが係合して回転を伝え、逆方向の回転に
対しては、該動力伝達部材と該爪部とが係合せず空転す
るような給紙ローラを提供することを要旨とする。
【0007】請求項2に記載の発明では、上記動力伝達
部材としてのピンが上記駆動軸にその直交方向に摺動可
能に取り付けられ、該軸の回転方向に対しては、該ピン
と該爪部とが係合して回転を伝え、逆方向の回転に対し
ては、該ピンと該爪部とが係合せず空転するような給紙
ローラを提供することを要旨とする。
【0008】請求項3に記載の発明では、前記ピンが前
記駆動軸に設けられた孔部に装着され、摺動することに
より、該軸の回転方向に対しては、該ピンと該爪部とが
係合して回転を伝え、逆方向の回転に対しては、該ピン
と該爪部とが係合せず空転するような給紙ローラを提供
することを要旨とする。
【0009】請求項4に記載の発明では、前記ピンが、
その中央部分が偏平な形状をして長穴を有しており、前
記駆動軸の軸部が相対回転不能且つ相互摺動可能に挿入
され、該ピンが該軸の直交方向に摺動することにより、
該軸の回転方向に対しては、該ピンと該爪部とが係合し
て回転を伝え、逆方向の回転に対しては、該ピンと該爪
部とが係合せず空転するような給紙ローラを提供するこ
とを要旨とする。
【0010】請求項5に記載の発明では、前記軸に前記
爪部と係合する位置に弾性体を付与し、該軸の回転方向
に対しては弾性変形を伴わず該弾性体と該爪部とが係合
して回転を伝え、逆方向の回転に対しては該弾性体の弾
性変形により該弾性体と該爪部とが係合せず空転するよ
うな給紙ローラを提供することを要旨とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図1な
いし図4に基づいて詳細に説明する。
【0012】本発明は、図4に示すような用紙給紙装置
のピックアップローラ6、或いはセパレートローラ7等
に好適に採用される。
【0013】図1は本発明の第一の実施形態であり、上
記ピックアップローラに適用した例を示している。該ロ
ーラ6は駆動軸3aに回動可能に取り付けられ、16は
セパレートローラの軸より駆動力を受けるためのギヤで
あり、軸3aに固着されている。ローラ6の一端側は中
空状とされ、この中空状の内壁には3個の爪部2が一定
間隔で求心方向に突設されている。該爪部2は、その頂
部から軸3aの回転方向側では上記中空内壁に向かって
緩やかな傾斜部2aを持ち、反回転方向側は、ローラ6
の径方向に略沿う切り立った壁2bを持つように形成さ
れている。
【0014】上記爪部2が形成された位置に対応する部
位の軸3aにはピン1aがその直交方向に摺動可能に取
り付けられている。即ち、ピン1aは、軸3aに突設さ
れた孔3d内に挿着され、該孔3d内を摺動可能とされ
ている。ピン1aの長さは図の如く爪部2が配置されて
いるときは、(上記中空部内径−爪部2の頂部高さ)よ
り小さく且つ軸3aから抜け落ちない長さであることが
必要である。ここではピンの形状として円柱形を使用し
たが、形状にはこだわらず、孔部に対して摺動可能な形
状であればよい。
【0015】上記のような構成において、軸3aとロー
ラ6との動力の伝達メカニズムについて説明する。駆動
軸3aは、ギヤ16から動力を得て矢視方向に回転す
る。この回転に伴いピン1aは軸3aの孔3d内を回転
遠心力とその自重とによって摺動しながら共に回転しよ
うとする。そして、ピン1aは常に軸3aの径方向に動
作するので端部がいずれかの爪部2の切り立ち部2bに
係合する。この係合によって軸3aの回転力がピン1a
からローラ6に伝達され、ローラ6が協働回転する。一
方、前述の如く用紙5が下流側の速度が高く設定された
フィードローラ9にさしかかると、用紙5の引張り力に
よりローラ6は軸3aより速い速度で且つ軸3aに対し
相対的に反方向に回転しようとする。この場合、上記係
合関係から爪部2の傾斜部2aがピン1aの端部に作用
して、ピン1aがこの傾斜部2aに沿って頂部を乗り越
えることになって、係合が解除されることになる。この
結果ローラ6は軸3aに対し空回転し、図1に示すよう
に軸の孔部にピンを差し込んだだけの簡単な装置でクラ
ッチ作用を得ることが出来る。尚ここでは、爪部2とし
て3個の爪を設置したが、個数にはこだわらず、爪部の
対角には爪部を設けないような、つまり、位相をずらし
てピンの摺動を妨げないような複数個であればよい。
【0016】図2は軸3bの外面に摺動面を形成するよ
うに面取りを施し、該摺動面に摺動可能なように中央部
に長孔を有したピン1bを挿着したものである。止め輪
4はピン1bの抜け防止のためである。この方法によっ
てもギヤ16が矢印の方向へ回転されるとピン1bはピ
ックアップロ−ラ6の内側に設けられた爪部2と係合
し、ピックアップロ−ラ6は用紙送り方向に回転する。
用紙が速く引っ張られ該ピックアップロ−ラ6が矢印の
方向へ回転されると、該ピックアップロ−ラ6の爪とピ
ン1bは係合をはずれて滑る方向になるので、該ピック
アップロ−ラ6は、軸3b,ギヤ16に対して空回り
し、図1と同様のクラッチ作用を得ることが出来る。
【0017】図3は軸3cに板バネ1cを2枚取付け、
ピックアップロ−ラ6の内壁に爪2を2個取り付けたも
のである。板バネ1cは円弧状に湾曲した形状で、2枚
の板バネが、湾曲方向を同じにし、羽根車のように対角
状に軸3cに固着されており、軸3cを矢印の方向に回
転させると、板バネ1cは、爪部2の切り立ち部2bに
係合した際、湾曲方向とは逆方向の力を受けるため弾性
変形せずに爪部2と係合して、ピックアップロ−ラ6は
軸3cの回転に同期して回転させられる。軸3cを矢印
とは逆の方向に回転させると、板バネ1cはその湾曲方
向に力を受けるため、爪部2の傾斜部と接触しても逃げ
る方向に弾性変形し、爪部2とは係合せず滑りを発現し
回転を伝えることはない。つまりギヤ16を介して軸3
cに矢印方向の用紙送り方向に回転が伝わると、ピック
アップロ−ラ6は同調して回転するため用紙を搬送する
ようになる。搬送される用紙の先端がフィードローラ9
に到達し速い搬送速度で引っ張られると、ピックアップ
ロ−ラ6は、その爪部2が板バネ1cを乗り越える方へ
回転するため、軸3cの回転には拘束されず空転するこ
とになる。つまり、図1と同様のクラッチ作用を得るこ
とが出来る。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ファクシミリ等の画像記録装置の給紙ローラに必要なク
ラッチ作用として、従来のワンウェイギヤやスプリング
クラッチ等を具備した給紙ローラと比較して、安価で確
実なクラッチ機構を持った給紙ローラを得ることが出来
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による軸の孔にピンを差し込んだ形のワ
ンウェイクラッチ機構を持った給紙ローラであって、
(a)は斜視図 (b)は爪部の拡大図である。
【図2】本発明による軸の外周部の摺動面を摺動するピ
ンを持ったワンウェイクラッチ機構を持った給紙ローラ
の斜視図
【図3】本発明による板バネを備えた形のワンウェイク
ラッチ機構を持った給紙ローラの斜視図
【図4】ワンウェイクラッチ機構の使われる用紙送り部
の断面図
【図5】従来のワンウェイギヤを用いた用紙送り部の斜
視図
【図6】従来のスプリングクラッチを用いた用紙送り部
の斜視図
【符号の説明】 1a〜c ピン 2 爪 3a〜c 軸 6 ピックアップローラ 7 セパレートローラ 9 フィードローラ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転駆動軸と、該軸に回動可能に取り付
    けられたローラ本体と、該ローラ本体の内壁部に設けら
    れた爪部と、上記軸に取り付けられ該爪部に対し軸の回
    転方向では係合するが反方向では非係合となる動力伝達
    部材とより成る給紙ローラ。
  2. 【請求項2】 上記動力伝達部材が、上記駆動軸にその
    直交方向に摺動可能に取り付けられているピンから成る
    請求項1に記載の給紙ローラ。
  3. 【請求項3】 上記ピンが、駆動軸の径方向に穿設され
    た孔に摺動可能に挿入されている請求項2に記載の給紙
    ローラ。
  4. 【請求項4】 上記ピンが、その長手方向に沿った長孔
    を有し、この長孔に上記駆動軸の軸部が相対回転不能且
    つ相互摺動可能に挿入されている請求項2に記載の給紙
    ローラ。
  5. 【請求項5】 上記動力伝達部材が、駆動軸に一体に取
    り付けられた弾性片より成り、該弾性片は該軸の回転方
    向では弾性変形を伴わずに爪部に係合するが、反方向で
    は弾性変形により非係合となるものである請求項1に記
    載の給紙ローラ。
JP22404696A 1996-08-26 1996-08-26 給紙ローラ Pending JPH1059564A (ja)

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JP22404696A JPH1059564A (ja) 1996-08-26 1996-08-26 給紙ローラ

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JP22404696A JPH1059564A (ja) 1996-08-26 1996-08-26 給紙ローラ

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JPH1059564A true JPH1059564A (ja) 1998-03-03

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ID=16807753

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JP (1) JPH1059564A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006189142A (ja) * 2004-12-06 2006-07-20 Pioneer Electronic Corp 回転体の逆回転防止機構
JP2006258276A (ja) * 2004-12-06 2006-09-28 Pioneer Electronic Corp 回転体の逆回転防止機構
KR100970707B1 (ko) 2008-08-26 2010-07-16 서원풍력기계주식회사 역회전 방지장치
JP2019120363A (ja) * 2018-01-10 2019-07-22 シャープ株式会社 駆動力伝達機構および画像形成装置

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