JPH1057378A - 三次元走査用超音波プローブ - Google Patents
三次元走査用超音波プローブInfo
- Publication number
- JPH1057378A JPH1057378A JP22277796A JP22277796A JPH1057378A JP H1057378 A JPH1057378 A JP H1057378A JP 22277796 A JP22277796 A JP 22277796A JP 22277796 A JP22277796 A JP 22277796A JP H1057378 A JPH1057378 A JP H1057378A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ultrasonic
- outer sheath
- ultrasonic probe
- probe
- buckling prevention
- Prior art date
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- Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】アウターシースが外力の影響で座屈したり変形
しない三次元超音波プローブを提供すること。 【解決手段】三次元走査用超音波プローブを、超音波送
受信部を有する超音波プローブ本体10と、この超音波
プローブ本体10に接続され、前記超音波送受信部をプ
ローブ本体10の軸方向に対して回転及び進退移動の少
なくとも一方の動作をさせる駆動ユニット31と、超音
波プローブ本体10を被覆して、超音波送受信部の移動
範囲に超音波ビーム通過部24を設けたアウターシース
20と、このアウターシース20に設けた超音波ビーム
通過部24の内周または外周の少なくとも一方に設けた
アウターシース座屈防止部材26とを具備して構成し
た。
しない三次元超音波プローブを提供すること。 【解決手段】三次元走査用超音波プローブを、超音波送
受信部を有する超音波プローブ本体10と、この超音波
プローブ本体10に接続され、前記超音波送受信部をプ
ローブ本体10の軸方向に対して回転及び進退移動の少
なくとも一方の動作をさせる駆動ユニット31と、超音
波プローブ本体10を被覆して、超音波送受信部の移動
範囲に超音波ビーム通過部24を設けたアウターシース
20と、このアウターシース20に設けた超音波ビーム
通過部24の内周または外周の少なくとも一方に設けた
アウターシース座屈防止部材26とを具備して構成し
た。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超音波送受信部を
有する超音波プローブ本体を体腔内などに挿入して、超
音波送受信部を回転及び進退移動させて超音波パルスエ
コー法によって被検部位の超音波断層像を得る三次元走
査用超音波プローブに関する。
有する超音波プローブ本体を体腔内などに挿入して、超
音波送受信部を回転及び進退移動させて超音波パルスエ
コー法によって被検部位の超音波断層像を得る三次元走
査用超音波プローブに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、超音波振動子から生体組織内
に超音波パルスを繰り返し送信し、生体組織から反射さ
れる超音波パルスのエコーを同一あるいは別体に設けた
超音波振動子で受信して、この超音波パルスを送受信す
る方向を徐々にずらすことによって、生体内の被検部位
における複数の方向から収集したエコー情報を二次元的
な可視像の超音波断層画像として表示して、病気の診断
等に用いることができるようにした超音波診断装置が種
々提案されている。
に超音波パルスを繰り返し送信し、生体組織から反射さ
れる超音波パルスのエコーを同一あるいは別体に設けた
超音波振動子で受信して、この超音波パルスを送受信す
る方向を徐々にずらすことによって、生体内の被検部位
における複数の方向から収集したエコー情報を二次元的
な可視像の超音波断層画像として表示して、病気の診断
等に用いることができるようにした超音波診断装置が種
々提案されている。
【0003】このような超音波診断装置としては、体外
式超音波プローブによるものが一般的であるが、細径の
超音波プローブを内視鏡の処置具挿通チャンネル等に挿
通して内視鏡を介して体腔内へ導入し、内視鏡観察下に
おいて癌化した粘膜組織、ポリープ等の病変部を含む被
検部位の超音波断層画像を得るようにしたものなどの体
内式超音波プローブを備えた内視鏡装置も用いられてい
る。
式超音波プローブによるものが一般的であるが、細径の
超音波プローブを内視鏡の処置具挿通チャンネル等に挿
通して内視鏡を介して体腔内へ導入し、内視鏡観察下に
おいて癌化した粘膜組織、ポリープ等の病変部を含む被
検部位の超音波断層画像を得るようにしたものなどの体
内式超音波プローブを備えた内視鏡装置も用いられてい
る。
【0004】また、近年では被検体にできている腫瘍な
どの形状を把握したり、体積を計測したりできるように
三次元像が得られる三次元走査用超音波プローブも種々
提案されている。
どの形状を把握したり、体積を計測したりできるように
三次元像が得られる三次元走査用超音波プローブも種々
提案されている。
【0005】特開平2−265536号公報にはラジア
ル走査しながらプローブを軸方向に移動させて、スパイ
ラル状に三次元スキャンを行う超音波プローブが開示さ
れている。
ル走査しながらプローブを軸方向に移動させて、スパイ
ラル状に三次元スキャンを行う超音波プローブが開示さ
れている。
【0006】また、特開平6−30939号公報には軸
方向に移動可能に構成された超音波プローブにおいて、
簡単且つ確実に超音波プローブと駆動部とを着脱できる
ようにプローブの着脱機構を改良すると共に、走査開始
位置へのプローブの移動を速やかに行えるようにして、
より正確に走査を行えるように構成した超音波診断装置
が開示されている。
方向に移動可能に構成された超音波プローブにおいて、
簡単且つ確実に超音波プローブと駆動部とを着脱できる
ようにプローブの着脱機構を改良すると共に、走査開始
位置へのプローブの移動を速やかに行えるようにして、
より正確に走査を行えるように構成した超音波診断装置
が開示されている。
【0007】さらに、特開平8−56947号公報には
手元側操作部での駆動操作による先端部の追従性を向上
させる三次元走査用超音波プローブが開示されている。
手元側操作部での駆動操作による先端部の追従性を向上
させる三次元走査用超音波プローブが開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、三次元
走査用超音波プローブは、超音波を送受信する超音波送
受信部をラジアル走査すると共に、前記超音波送送受信
部を内蔵したプローブ本体を長手軸方向に進退させてリ
ニア走査していたため、プローブ本体を被覆しているア
ウターシースの先端部とプローブ本体の先端部との間に
リニア走査を行うための空間部が設けられている。ま
た、前記アウターシースの先端部は、超音波が通過し易
いように薄肉の材質で形成されている。
走査用超音波プローブは、超音波を送受信する超音波送
受信部をラジアル走査すると共に、前記超音波送送受信
部を内蔵したプローブ本体を長手軸方向に進退させてリ
ニア走査していたため、プローブ本体を被覆しているア
ウターシースの先端部とプローブ本体の先端部との間に
リニア走査を行うための空間部が設けられている。ま
た、前記アウターシースの先端部は、超音波が通過し易
いように薄肉の材質で形成されている。
【0009】このため、図14に示すようにリニア走査
のためにプローブ本体100を後退させると、アウター
シース101内に空隙部102が生じ、この状態でアウ
ターシース101に外力が加わった場合、超音波ビーム
通過部103で座屈または潰れ等の変形をおこしやす
い。
のためにプローブ本体100を後退させると、アウター
シース101内に空隙部102が生じ、この状態でアウ
ターシース101に外力が加わった場合、超音波ビーム
通過部103で座屈または潰れ等の変形をおこしやす
い。
【0010】上述のようにアウターシースが座屈したり
潰れたりすると、プローブ本体がこの座屈した部分に引
っかかって、リニア方向に滑らかに進退することができ
なくなって良好な超音波断層像を得られなくなる。
潰れたりすると、プローブ本体がこの座屈した部分に引
っかかって、リニア方向に滑らかに進退することができ
なくなって良好な超音波断層像を得られなくなる。
【0011】また、座屈してプローブ本体が引っかかっ
た状態で、さらにプローブ本体に力が加わって、アウタ
ーシースやプローブが破壊されるおそれがあった。
た状態で、さらにプローブ本体に力が加わって、アウタ
ーシースやプローブが破壊されるおそれがあった。
【0012】さらに、外力によってアウターシースが潰
れた状態になっている場合には、この潰れた箇所でプロ
ーブ本体がリニア方向に進退しづらくなってプローブが
破壊されるおそれがあった。
れた状態になっている場合には、この潰れた箇所でプロ
ーブ本体がリニア方向に進退しづらくなってプローブが
破壊されるおそれがあった。
【0013】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、アウターシースが外力の影響で座屈したり変形す
ることなく、常にアウターシース内のプローブ本体が滑
らかに進退して良好な超音波画像を得られる三次元超音
波プローブを提供することを目的にしている。
あり、アウターシースが外力の影響で座屈したり変形す
ることなく、常にアウターシース内のプローブ本体が滑
らかに進退して良好な超音波画像を得られる三次元超音
波プローブを提供することを目的にしている。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の三次元走査用超
音波プローブは、超音波送受信部を有する超音波プロー
ブ本体と、この超音波プローブ本体に接続され、前記超
音波送受信部をプローブ本体の軸方向に対して回転及び
進退移動の少なくとも一方の動作をさせる駆動手段と、
前記超音波プローブ本体を被覆して、前記超音波送受信
部の移動範囲に超音波ビーム通過部を設けたアウターシ
ースと、このアウターシースに設けた超音波ビーム通過
部の内周または外周の少なくとも一方に設けたアウター
シース座屈防止部材とを具備している。
音波プローブは、超音波送受信部を有する超音波プロー
ブ本体と、この超音波プローブ本体に接続され、前記超
音波送受信部をプローブ本体の軸方向に対して回転及び
進退移動の少なくとも一方の動作をさせる駆動手段と、
前記超音波プローブ本体を被覆して、前記超音波送受信
部の移動範囲に超音波ビーム通過部を設けたアウターシ
ースと、このアウターシースに設けた超音波ビーム通過
部の内周または外周の少なくとも一方に設けたアウター
シース座屈防止部材とを具備している。
【0015】この構成によれば、アウターシースに加わ
った外力は、このアウターシースの超音波ビーム通過部
に設けたアウターシース座屈防止部材にかかるので、超
音波ビーム通過部が、外力によって座屈したり、潰れた
りする変形がなくなる。
った外力は、このアウターシースの超音波ビーム通過部
に設けたアウターシース座屈防止部材にかかるので、超
音波ビーム通過部が、外力によって座屈したり、潰れた
りする変形がなくなる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
施の形態を説明する。
【0017】図1ないし図7は本発明の第1実施形態に
係り、図1は超音波三次元画像診断システムの概略構成
を示す説明図、図2はプローブ本体の構成を示す説明
図、図3は図2のプローブ本体のプローブ先端部を説明
する拡大図、図4はラジアル走査及びリニア走査するた
めの駆動構造を示す説明図、図5はアウターシースの挿
入部の拡大断面図、図6はアウターシースに対するプロ
ーブ先端部の動きを示す説明図、図7は座屈防止コイル
の作用を示す説明図である。
係り、図1は超音波三次元画像診断システムの概略構成
を示す説明図、図2はプローブ本体の構成を示す説明
図、図3は図2のプローブ本体のプローブ先端部を説明
する拡大図、図4はラジアル走査及びリニア走査するた
めの駆動構造を示す説明図、図5はアウターシースの挿
入部の拡大断面図、図6はアウターシースに対するプロ
ーブ先端部の動きを示す説明図、図7は座屈防止コイル
の作用を示す説明図である。
【0018】図1に示すように超音波三次元画像診断シ
ステム1は、細長で可撓性を有するプローブ挿入部11
のプローブ先端部12に後述する振動子ユニットを配設
し、前記プローブ挿入部11の基端部にコネクタ13を
設けた超音波プローブ本体10と、前記プローブ挿入部
11が挿入される中空で可撓性を有し先端が封止された
管状の挿入部21及び前記超音波プローブ本体10のコ
ネクタ13が配設される接続部22を備えたアウターシ
ース20と、前記コネクタ13及び接続部22が着脱自
在な駆動手段である駆動ユニット31、この駆動ユニッ
ト31を固定支持する支持アーム32、前記駆動ユニッ
ト31から延出するコード31aが接続されるコネクタ
部33aを有する観測装置33及びコネクタ部34aを
有する画像処理装置34、モニタ35を載置したカート
30とで構成されている。
ステム1は、細長で可撓性を有するプローブ挿入部11
のプローブ先端部12に後述する振動子ユニットを配設
し、前記プローブ挿入部11の基端部にコネクタ13を
設けた超音波プローブ本体10と、前記プローブ挿入部
11が挿入される中空で可撓性を有し先端が封止された
管状の挿入部21及び前記超音波プローブ本体10のコ
ネクタ13が配設される接続部22を備えたアウターシ
ース20と、前記コネクタ13及び接続部22が着脱自
在な駆動手段である駆動ユニット31、この駆動ユニッ
ト31を固定支持する支持アーム32、前記駆動ユニッ
ト31から延出するコード31aが接続されるコネクタ
部33aを有する観測装置33及びコネクタ部34aを
有する画像処理装置34、モニタ35を載置したカート
30とで構成されている。
【0019】前記観測装置33と画像処理装置34とは
背面パネルに設けた通信ケーブル(不図示)を介して電
気的に接続され、前記画像処理装置34とモニタ35と
は背面パネルの信号ケーブル(不図示)を介して電気的
に接続されている。
背面パネルに設けた通信ケーブル(不図示)を介して電
気的に接続され、前記画像処理装置34とモニタ35と
は背面パネルの信号ケーブル(不図示)を介して電気的
に接続されている。
【0020】図2に示すように超音波プローブ本体10
は、細長なプローブ挿入部11の先端側に振動子ユニッ
ト16を配設したプローブ先端部12を連設し、基端側
に駆動ユニット31に接続されるコネクタ13を設けて
いる。
は、細長なプローブ挿入部11の先端側に振動子ユニッ
ト16を配設したプローブ先端部12を連設し、基端側
に駆動ユニット31に接続されるコネクタ13を設けて
いる。
【0021】図3に示すように前記超音波プローブ本体
10のプローブ先端部12を形成するシース14内には
金属製のハウジング15が設けられており、このハウジ
ング15の一面に振動子ユニット16が接着固定されて
いる。
10のプローブ先端部12を形成するシース14内には
金属製のハウジング15が設けられており、このハウジ
ング15の一面に振動子ユニット16が接着固定されて
いる。
【0022】前記振動子ユニット16からは同軸ケーブ
ル17が延出しており、この同軸ケーブル17がシース
14内に配設されたフレキシブルシャフト18の中空部
分を挿通して前記観測装置33及び画像処理装置34に
接続されている。なお、前記フレキシブルシャフト18
の先端部分はハウジング15の後端部分に連結固定され
ている。
ル17が延出しており、この同軸ケーブル17がシース
14内に配設されたフレキシブルシャフト18の中空部
分を挿通して前記観測装置33及び画像処理装置34に
接続されている。なお、前記フレキシブルシャフト18
の先端部分はハウジング15の後端部分に連結固定され
ている。
【0023】また、前記フレキシブルシャフト18の外
表面にはこのフレキシブルシャフト18外表面と前記シ
ース14内周面とが接触して発生する摩擦抵抗を低減す
るための親水性潤滑処理層19を設けている。
表面にはこのフレキシブルシャフト18外表面と前記シ
ース14内周面とが接触して発生する摩擦抵抗を低減す
るための親水性潤滑処理層19を設けている。
【0024】さらに、前記シース14内部には水、流動
パラフィン、カルボキシメチルセルロースナトリウム水
溶液等の超音波伝達媒体10aが封入されている。
パラフィン、カルボキシメチルセルロースナトリウム水
溶液等の超音波伝達媒体10aが封入されている。
【0025】なお、前記親水性潤滑処理層19を、前記
シース14の内表面側に設けるようにしたり、フレキシ
ブルシャフト18の外表面及びシース14の内表面の両
面に設けるようにしても良い。
シース14の内表面側に設けるようにしたり、フレキシ
ブルシャフト18の外表面及びシース14の内表面の両
面に設けるようにしても良い。
【0026】図4に示すように前記駆動ユニット31内
に設けられているラジアル駆動ユニット36には超音波
プローブ本体10のコネクタ13が接続される。このコ
ネクタ13をラジアル駆動ユニット36に接続すること
によって、前記フレキシブルシャフト18の先端部分に
接続されている振動子ユニット16がラジアル駆動する
ようになっている。
に設けられているラジアル駆動ユニット36には超音波
プローブ本体10のコネクタ13が接続される。このコ
ネクタ13をラジアル駆動ユニット36に接続すること
によって、前記フレキシブルシャフト18の先端部分に
接続されている振動子ユニット16がラジアル駆動する
ようになっている。
【0027】一方、前記ラジアル駆動ユニット36は、
リニアベース板37に一体的に固定されている。このリ
ニアベース板37は、超音波プローブ本体10を長手軸
方向に対して進退することができるようにサポートユニ
ット38によって軸支されたボールねじ39に噛合して
いるリニアガイド40に一体的に固定されている。な
お、このボールねじ39の一端部は、リニア駆動ユニッ
ト41に接続されている。
リニアベース板37に一体的に固定されている。このリ
ニアベース板37は、超音波プローブ本体10を長手軸
方向に対して進退することができるようにサポートユニ
ット38によって軸支されたボールねじ39に噛合して
いるリニアガイド40に一体的に固定されている。な
お、このボールねじ39の一端部は、リニア駆動ユニッ
ト41に接続されている。
【0028】前記リニア駆動ユニット41は、ユニット
本体41a、微調整用ハンドル41b及び前記微調整用
ハンドル41bとボールねじ39とを連結するシャフト
41cで構成されている。
本体41a、微調整用ハンドル41b及び前記微調整用
ハンドル41bとボールねじ39とを連結するシャフト
41cで構成されている。
【0029】アウターシース20は、前記超音波プロー
ブ本体10に被せた状態で、駆動ユニット31に前記接
続部22を介して固定されている。なお、前記アウター
シース20は、前記ラジアル駆動ユニット36及びリニ
ア駆動ユニット41に接続されていない。また、前記ア
ウターシース20と前記超音波プローブ本体10との間
の空間部には超音波伝達媒体10aが充填されている。
ブ本体10に被せた状態で、駆動ユニット31に前記接
続部22を介して固定されている。なお、前記アウター
シース20は、前記ラジアル駆動ユニット36及びリニ
ア駆動ユニット41に接続されていない。また、前記ア
ウターシース20と前記超音波プローブ本体10との間
の空間部には超音波伝達媒体10aが充填されている。
【0030】図5に示すようにアウターシース20の中
空な挿入部21は、先端側の超音波ビーム通過部24及
び軟性部25とで構成されている。
空な挿入部21は、先端側の超音波ビーム通過部24及
び軟性部25とで構成されている。
【0031】前記超音波ビーム通過部24は、前記振動
子ユニット16が超音波送受信を行う範囲であり、超音
波が通過し易い超音波透過性部材である低密度ポリエチ
レン、ポリメチルペンテン等を用いて薄肉に形成されて
いる。
子ユニット16が超音波送受信を行う範囲であり、超音
波が通過し易い超音波透過性部材である低密度ポリエチ
レン、ポリメチルペンテン等を用いて薄肉に形成されて
いる。
【0032】この薄肉な超音波ビーム通過部24にはこ
の薄肉に形成されている超音波透過性部材の座屈や潰れ
を防止するアウターシース座屈防止部材として、極細の
ステンレス製ワイヤまたは真鍮製ワイヤ等の金属製ワイ
ヤを一定のピッチPでコイル状に形成した座屈防止コイ
ル26が埋設されている。
の薄肉に形成されている超音波透過性部材の座屈や潰れ
を防止するアウターシース座屈防止部材として、極細の
ステンレス製ワイヤまたは真鍮製ワイヤ等の金属製ワイ
ヤを一定のピッチPでコイル状に形成した座屈防止コイ
ル26が埋設されている。
【0033】なお、前記座屈防止コイル26を、超音波
ビーム通過部24の内周側または外周側に接着固定など
の手段で配設するようにしても良い。
ビーム通過部24の内周側または外周側に接着固定など
の手段で配設するようにしても良い。
【0034】前記超音波ビーム通過部24の先端には先
端部分を形成する中実な樹脂製成形部24aが設けら
れ、後端側には前記超音波プローブ本体10との摩擦を
低減するために高密度ポリエチレンやテフロンなどで形
成された内側シース25aと、柔軟性を有する低密度ポ
リエチレンなどで形成された外側シース25bと、この
内側シース25aと外側シース25bとの間に、両シー
スの接着性及び電気ノイズに対するシールド性を向上さ
せるために介在させたステンレス製または真鍮製のプレ
ード25cとで構成された軟性部25が連設している。
端部分を形成する中実な樹脂製成形部24aが設けら
れ、後端側には前記超音波プローブ本体10との摩擦を
低減するために高密度ポリエチレンやテフロンなどで形
成された内側シース25aと、柔軟性を有する低密度ポ
リエチレンなどで形成された外側シース25bと、この
内側シース25aと外側シース25bとの間に、両シー
スの接着性及び電気ノイズに対するシールド性を向上さ
せるために介在させたステンレス製または真鍮製のプレ
ード25cとで構成された軟性部25が連設している。
【0035】上述のように構成した三次元走査用超音波
プローブの動作を説明する。図6(A)に示すように超
音波プローブ本体10をアウターシース20内に挿入
し、例えば超音波プローブ本体10の先端をアウターシ
ース20の最も先端側に配置する。 この状態で、駆動
ユニット31内に設けられたラジアル駆動ユニット36
を駆動させると、ラジアル駆動ユニット36から発生す
る回転力は、コネクタ13、超音波プローブ本体10内
のフレキシブルシャフト18を伝達して振動子ユニット
16を回転させる。この回転動作する振動子ユニット1
6が超音波ビーム通過部24越しに超音波を送受信する
ことによってラジアル走査が行われる。
プローブの動作を説明する。図6(A)に示すように超
音波プローブ本体10をアウターシース20内に挿入
し、例えば超音波プローブ本体10の先端をアウターシ
ース20の最も先端側に配置する。 この状態で、駆動
ユニット31内に設けられたラジアル駆動ユニット36
を駆動させると、ラジアル駆動ユニット36から発生す
る回転力は、コネクタ13、超音波プローブ本体10内
のフレキシブルシャフト18を伝達して振動子ユニット
16を回転させる。この回転動作する振動子ユニット1
6が超音波ビーム通過部24越しに超音波を送受信する
ことによってラジアル走査が行われる。
【0036】一方、駆動ユニット31内に設けられたリ
ニア駆動ユニット41を駆動させると、このリニア駆動
ユニット41から発生する回転力は、ボールねじ39で
直線運動に変換されるため、このボールねじ39に噛合
しているリニアガイド40が直線運動行うためリニアベ
ース板37が軸方向に進退する。このことによって、前
記リニアベース板37に固定されたラジアル駆動ユニッ
ト36及びこのラジアル駆動ユニット36に接続された
超音波プローブ本体10が長手軸方向を直線運動する。
ニア駆動ユニット41を駆動させると、このリニア駆動
ユニット41から発生する回転力は、ボールねじ39で
直線運動に変換されるため、このボールねじ39に噛合
しているリニアガイド40が直線運動行うためリニアベ
ース板37が軸方向に進退する。このことによって、前
記リニアベース板37に固定されたラジアル駆動ユニッ
ト36及びこのラジアル駆動ユニット36に接続された
超音波プローブ本体10が長手軸方向を直線運動する。
【0037】この結果、図6(A)に示す位置にあった
超音波プローブ本体10の振動子ユニット16がアウタ
ーシース20内を図6(B)に示す位置まで後退移動し
たのち再び図6(A)に示した位置に前進する。
超音波プローブ本体10の振動子ユニット16がアウタ
ーシース20内を図6(B)に示す位置まで後退移動し
たのち再び図6(A)に示した位置に前進する。
【0038】図6(B)に示すように前記超音波プロー
ブ本体10の振動子ユニット16が超音波ビーム通過部
24の後端側に後退したとき、アウターシース20内の
先端部分に空隙部27が生じる。この空隙部27が生じ
た状態で、前記アウターシース20に外力が加わった場
合、超音波ビーム通過部24に設けられている座屈防止
コイル26が補強部材になるので、図7に示すように薄
肉の超音波ビーム通過部24は座屈したり、潰れたりし
て変形することなく、ある一定の曲率で撓む。このこと
によって、超音波ビーム通過部24内を進退する超音波
プローブ本体10が滑らかに移動して支障無くリニア走
査が行われる。
ブ本体10の振動子ユニット16が超音波ビーム通過部
24の後端側に後退したとき、アウターシース20内の
先端部分に空隙部27が生じる。この空隙部27が生じ
た状態で、前記アウターシース20に外力が加わった場
合、超音波ビーム通過部24に設けられている座屈防止
コイル26が補強部材になるので、図7に示すように薄
肉の超音波ビーム通過部24は座屈したり、潰れたりし
て変形することなく、ある一定の曲率で撓む。このこと
によって、超音波ビーム通過部24内を進退する超音波
プローブ本体10が滑らかに移動して支障無くリニア走
査が行われる。
【0039】即ち、進退動作する振動子ユニット16が
超音波ビーム通過部24越しに超音波を送受信すること
によってリニア走査が行われる。
超音波ビーム通過部24越しに超音波を送受信すること
によってリニア走査が行われる。
【0040】しかし、本実施形態の三次元走査用超音波
プローブでは、超音波ビーム通過部24に金属製の座屈
防止コイル26を設けているので、この座屈防止コイル
26のエコーがモニタ35の超音波画像上に描出されな
いようにラジアル走査と同時にリニア走査を行うスパイ
ラル走査方式を用いる。このため、図6(B)に示した
座屈防止コイル26のピッチPと、図4に示したボール
ねじ39のピッチとを予め一致させて、図6(C)に示
すように振動子ユニット16の送受信面16aが座屈防
止コイル26に干渉することなく移動するようにしてい
る。
プローブでは、超音波ビーム通過部24に金属製の座屈
防止コイル26を設けているので、この座屈防止コイル
26のエコーがモニタ35の超音波画像上に描出されな
いようにラジアル走査と同時にリニア走査を行うスパイ
ラル走査方式を用いる。このため、図6(B)に示した
座屈防止コイル26のピッチPと、図4に示したボール
ねじ39のピッチとを予め一致させて、図6(C)に示
すように振動子ユニット16の送受信面16aが座屈防
止コイル26に干渉することなく移動するようにしてい
る。
【0041】従って、前記超音波プローブ本体10をア
ウターシース20内に挿入してスパイラル走査を行う
際、予め、超音波ビーム通過部24に設けた座屈防止コ
イル26のピッチP間に振動子ユニット16の送受信面
16aを配置させる必要がある。
ウターシース20内に挿入してスパイラル走査を行う
際、予め、超音波ビーム通過部24に設けた座屈防止コ
イル26のピッチP間に振動子ユニット16の送受信面
16aを配置させる必要がある。
【0042】そこで、超音波プローブ本体10をアウタ
ーシース20内に挿入した状態で、体腔内に挿入する前
に、振動子ユニット16の送受信面16aの位置調整作
業を行うためまず、座屈防止コイル26が金属製である
ことを利用して、モニタ35の超音波画像上に高エコー
が描出されるか否かスパイラル走査を行う。
ーシース20内に挿入した状態で、体腔内に挿入する前
に、振動子ユニット16の送受信面16aの位置調整作
業を行うためまず、座屈防止コイル26が金属製である
ことを利用して、モニタ35の超音波画像上に高エコー
が描出されるか否かスパイラル走査を行う。
【0043】すると、前記送受信面16aが所定位置に
配置されていない場合、モニタ35に座屈防止コイル2
6の高エコー像が表示される。このときには、スパイラ
ル走査を停止して前記微調整用ハンドル41bを回転さ
せてシャフト41cを介して、ボールねじ39を微小移
動させて、アウターシース20内の超音波プローブ本体
10を軸方向に微小移動することにより、振動子ユニッ
ト16の送受信面16aを、超音波ビーム通過部24の
所定位置である座屈防止コイル26のピッチP間に配置
する。
配置されていない場合、モニタ35に座屈防止コイル2
6の高エコー像が表示される。このときには、スパイラ
ル走査を停止して前記微調整用ハンドル41bを回転さ
せてシャフト41cを介して、ボールねじ39を微小移
動させて、アウターシース20内の超音波プローブ本体
10を軸方向に微小移動することにより、振動子ユニッ
ト16の送受信面16aを、超音波ビーム通過部24の
所定位置である座屈防止コイル26のピッチP間に配置
する。
【0044】なお、上述の位置調整作業を行う際、前記
観測装置33または画像処理装置34を利用して行うよ
うにしても良い。即ち、スパイラル走査を行った際、座
屈防止コイル26の高エコー像がモニタ35に表示され
た場合、スパイラル走査を停止した後、観測装置33ま
たは画像処理装置34からリニア駆動ユニット41を駆
動させる駆動信号を出力してボールねじ39を回転させ
て、軸方向に微小移動させて、振動子ユニット16の位
置を、超音波ビーム通過部24に設けた座屈防止コイル
26のピッチP間にする。
観測装置33または画像処理装置34を利用して行うよ
うにしても良い。即ち、スパイラル走査を行った際、座
屈防止コイル26の高エコー像がモニタ35に表示され
た場合、スパイラル走査を停止した後、観測装置33ま
たは画像処理装置34からリニア駆動ユニット41を駆
動させる駆動信号を出力してボールねじ39を回転させ
て、軸方向に微小移動させて、振動子ユニット16の位
置を、超音波ビーム通過部24に設けた座屈防止コイル
26のピッチP間にする。
【0045】また、ラジアル走査だけを行いながら、微
調整用ハンドル41bまたはリニア駆動ユニット41を
駆動させ、モニタ35で座屈防止コイル26の高エコー
像を確認しながら超音波プローブ本体10を軸方向に微
小移動させるようにしてもよい。
調整用ハンドル41bまたはリニア駆動ユニット41を
駆動させ、モニタ35で座屈防止コイル26の高エコー
像を確認しながら超音波プローブ本体10を軸方向に微
小移動させるようにしてもよい。
【0046】このように、アウターシースの超音波ビー
ム通過部に座屈防止コイルを設けたことによって、プロ
ーブ本体の振動子ユニットが超音波ビーム通過部の後端
側に後退したとき、超音波ビーム通過部の座屈や潰れ等
の変形を防止することができる。このことにより、アウ
ターシース内を移動するプローブ本体が常に滑らかに進
退して良好な画像が得られる。
ム通過部に座屈防止コイルを設けたことによって、プロ
ーブ本体の振動子ユニットが超音波ビーム通過部の後端
側に後退したとき、超音波ビーム通過部の座屈や潰れ等
の変形を防止することができる。このことにより、アウ
ターシース内を移動するプローブ本体が常に滑らかに進
退して良好な画像が得られる。
【0047】また、超音波ビーム通過部に座屈などの変
形が発生しないため、この変形部にプローブ本体が引っ
かかって発生するプローブの破壊が防止される。
形が発生しないため、この変形部にプローブ本体が引っ
かかって発生するプローブの破壊が防止される。
【0048】さらに、座屈防止コイルのピッチとボール
ねじのピッチとを一致させ且つ、スパイラル走査を行う
前に、超音波ビーム通過部に設けた座屈防止コイルのピ
ッチ間に振動子ユニットの送受信部を配置させて走査す
ることによって、モニタに表示される超音波画像上に座
屈防止コイルの高エコー像が映らない三次元超音波画像
を得ることができる。
ねじのピッチとを一致させ且つ、スパイラル走査を行う
前に、超音波ビーム通過部に設けた座屈防止コイルのピ
ッチ間に振動子ユニットの送受信部を配置させて走査す
ることによって、モニタに表示される超音波画像上に座
屈防止コイルの高エコー像が映らない三次元超音波画像
を得ることができる。
【0049】なお、前記座屈防止コイル26を金属製部
材で形成する代わりに、超音波の減衰の少ない部材であ
る例えばポリメチルペンテン等の樹脂部材を用いて形成
するようにしてもよい。
材で形成する代わりに、超音波の減衰の少ない部材であ
る例えばポリメチルペンテン等の樹脂部材を用いて形成
するようにしてもよい。
【0050】このように、前記座屈防止コイル26を超
音波減衰の少ない樹脂部材で形成することによって、振
動子ユニット16から放射される超音波ビームが座屈防
止コイルに当たっても、超音波画像に座屈防止コイルの
エコー像が映らない三次元超音波画像を得ることができ
る。このため、超音波ビーム通過部24に設けた座屈防
止コイルのピッチ間に振動子ユニット16の送受信面を
配置する必要が無くなるので、体腔内に挿入する前の超
音波プローブ本体10の振動子ユニット16をアウター
シース20内で位置調整する必要がなくなって使用時の
手間が省けると共に、前記微調整用ハンドル41b及び
シャフト41cが不要になる。
音波減衰の少ない樹脂部材で形成することによって、振
動子ユニット16から放射される超音波ビームが座屈防
止コイルに当たっても、超音波画像に座屈防止コイルの
エコー像が映らない三次元超音波画像を得ることができ
る。このため、超音波ビーム通過部24に設けた座屈防
止コイルのピッチ間に振動子ユニット16の送受信面を
配置する必要が無くなるので、体腔内に挿入する前の超
音波プローブ本体10の振動子ユニット16をアウター
シース20内で位置調整する必要がなくなって使用時の
手間が省けると共に、前記微調整用ハンドル41b及び
シャフト41cが不要になる。
【0051】また、座屈防止コイル26のピッチPとボ
ールねじ39のピッチとを合わせる必要がなくなるの
で、前記ボールねじ39のピッチを任意に設定すること
が可能になる。このため、ボールねじ39のピッチを例
えば、座屈防止コイル26のピッチPより小さくするこ
とによって、振動子ユニット16が一回転するときの超
音波プローブ本体10のリニア方向への移動量の小さ
い、リニア方向の画像分解能の高い超音波画像を得るこ
とができる。
ールねじ39のピッチとを合わせる必要がなくなるの
で、前記ボールねじ39のピッチを任意に設定すること
が可能になる。このため、ボールねじ39のピッチを例
えば、座屈防止コイル26のピッチPより小さくするこ
とによって、振動子ユニット16が一回転するときの超
音波プローブ本体10のリニア方向への移動量の小さ
い、リニア方向の画像分解能の高い超音波画像を得るこ
とができる。
【0052】さらに、アウターシース20に外力が加わ
った場合、金属製の座屈防止コイル26と同様に補強部
材になって、超音波ビーム通過部24の座屈や潰れ等の
変形を防止することができる。
った場合、金属製の座屈防止コイル26と同様に補強部
材になって、超音波ビーム通過部24の座屈や潰れ等の
変形を防止することができる。
【0053】図8は本発明の第2実施形態にかかる三次
元走査用超音波プローブの他の構成及び作用を示す説明
図である。
元走査用超音波プローブの他の構成及び作用を示す説明
図である。
【0054】本実施形態の三次元走査用超音波プローブ
は、同図(A),(B)に示すようにアウターシース2
0の超音波ビーム通過部24に、前記第1実施形態のよ
うにアウターシース座屈防止部材として座屈防止コイル
26を配設する代わりに、座屈防止リング51をピッチ
Pで複数配設している。この座屈防止リング51は、ス
テンレス鋼や真鍮等の金属製部材や超音波減衰率の大き
な樹脂で形成されている。その他の構成は前記第1実施
形態と同様であり、同部材には同符号を付して説明を省
略する。
は、同図(A),(B)に示すようにアウターシース2
0の超音波ビーム通過部24に、前記第1実施形態のよ
うにアウターシース座屈防止部材として座屈防止コイル
26を配設する代わりに、座屈防止リング51をピッチ
Pで複数配設している。この座屈防止リング51は、ス
テンレス鋼や真鍮等の金属製部材や超音波減衰率の大き
な樹脂で形成されている。その他の構成は前記第1実施
形態と同様であり、同部材には同符号を付して説明を省
略する。
【0055】上述のように構成した三次元走査用超音波
プローブの作用を説明する。同図(A)に示すように超
音波プローブ本体10の先端がアウターシース20の最
も先端側に移動した状態から、リニア走査のために超音
波プローブ本体10を後退させる。すると、同図(B)
に示すようにアウターシース20内に空隙部27が生じ
る。この状態で、アウターシース20に外力が加わった
場合、前記第1実施形態と同様に座屈防止リング51が
補強部材となって、超音波ビーム通過部24は座屈や潰
れ等の変形をすることなくある曲率で撓む。
プローブの作用を説明する。同図(A)に示すように超
音波プローブ本体10の先端がアウターシース20の最
も先端側に移動した状態から、リニア走査のために超音
波プローブ本体10を後退させる。すると、同図(B)
に示すようにアウターシース20内に空隙部27が生じ
る。この状態で、アウターシース20に外力が加わった
場合、前記第1実施形態と同様に座屈防止リング51が
補強部材となって、超音波ビーム通過部24は座屈や潰
れ等の変形をすることなくある曲率で撓む。
【0056】なお、本実施形態の場合、同図(C)に示
すようにラジアル走査を行ってから超音波プローブ本体
10を進退させることによって、断層像を複数枚取り込
み、このデータを合成して三次元表示するという走査方
式をとる。本実施形態の走査方式と前記第1実施形態の
スパイラル走査方式との異なる点は、ラジアル走査を行
う際の始点と終点とが一致する点にある。
すようにラジアル走査を行ってから超音波プローブ本体
10を進退させることによって、断層像を複数枚取り込
み、このデータを合成して三次元表示するという走査方
式をとる。本実施形態の走査方式と前記第1実施形態の
スパイラル走査方式との異なる点は、ラジアル走査を行
う際の始点と終点とが一致する点にある。
【0057】また、本実施形態の場合、座屈防止リング
51のエコーがモニタ35の超音波画像上に描出される
ので、超音波ビーム通過部24に設けた座屈防止リング
51のピッチPの間に振動子ユニット16の送受信部1
6aを配置させる必要がある。このため、前記第1実施
形態と同様な方法で、振動子ユニット16の送受信部1
6aの位置を微調整する。その他の作用は前記第1実施
形態と同様である。
51のエコーがモニタ35の超音波画像上に描出される
ので、超音波ビーム通過部24に設けた座屈防止リング
51のピッチPの間に振動子ユニット16の送受信部1
6aを配置させる必要がある。このため、前記第1実施
形態と同様な方法で、振動子ユニット16の送受信部1
6aの位置を微調整する。その他の作用は前記第1実施
形態と同様である。
【0058】このように、アウターシースの超音波ビー
ム通過部に座屈防止リングを複数設けたことにより、超
音波ビーム通過部の座屈や潰れ等の変形を防止すること
ができる。このことにより、前記第1実施形態と同様、
プローブ本体が滑らかに超音波ビーム通過部を進退して
支障のないリニア走査を行って、良好な三次元画像が得
られる。
ム通過部に座屈防止リングを複数設けたことにより、超
音波ビーム通過部の座屈や潰れ等の変形を防止すること
ができる。このことにより、前記第1実施形態と同様、
プローブ本体が滑らかに超音波ビーム通過部を進退して
支障のないリニア走査を行って、良好な三次元画像が得
られる。
【0059】また、ラジアル走査を行う際の始点と終点
とが一致するため、前記第1実施形態よりも正確なラジ
アル断層像を得ることができる。その他の効果は前記第
1実施形態と同様である。
とが一致するため、前記第1実施形態よりも正確なラジ
アル断層像を得ることができる。その他の効果は前記第
1実施形態と同様である。
【0060】なお、前記座屈防止リング51を、金属製
部材や超音波減衰率の大きな樹脂で形成する代わりに、
超音波の減衰が少ない部材である、例えばポリメチルペ
ンテン等の樹脂部材で形成するようにしてもよい。
部材や超音波減衰率の大きな樹脂で形成する代わりに、
超音波の減衰が少ない部材である、例えばポリメチルペ
ンテン等の樹脂部材で形成するようにしてもよい。
【0061】このように、座屈防止リングを超音波の減
衰の少ない材質で形成することによって、振動子ユニッ
ト16から放射される超音波ビームが座屈防止リングに
当たっても、超音波画像に座屈防止コイルのエコー像が
映らない三次元超音波画像を得ることができる。即ち、
超音波ビーム通過部24に設けた座屈防止リング51の
ピッチ間に振動子ユニット16を配置させる必要が無く
なる。よって、超音波プローブ本体10をアウターシー
ス20内に挿入して体腔内に挿入する前に、振動子ユニ
ット16の位置調整を行う必要がなくなるので使用時の
手間が省けると共に、微調整用ハンドル41b及びシャ
フト41cが不要になる。
衰の少ない材質で形成することによって、振動子ユニッ
ト16から放射される超音波ビームが座屈防止リングに
当たっても、超音波画像に座屈防止コイルのエコー像が
映らない三次元超音波画像を得ることができる。即ち、
超音波ビーム通過部24に設けた座屈防止リング51の
ピッチ間に振動子ユニット16を配置させる必要が無く
なる。よって、超音波プローブ本体10をアウターシー
ス20内に挿入して体腔内に挿入する前に、振動子ユニ
ット16の位置調整を行う必要がなくなるので使用時の
手間が省けると共に、微調整用ハンドル41b及びシャ
フト41cが不要になる。
【0062】また、座屈防止リングのピッチPとボール
ねじ39のピッチとを一致させる必要が無くなるので、
前記ボールねじ39のピッチを小さくし、振動子ユニッ
ト16が一回転するときの超音波プローブ本体10のリ
ニア方向移動量を小さくしてリニア方向の画像分解能を
向上させることができる。
ねじ39のピッチとを一致させる必要が無くなるので、
前記ボールねじ39のピッチを小さくし、振動子ユニッ
ト16が一回転するときの超音波プローブ本体10のリ
ニア方向移動量を小さくしてリニア方向の画像分解能を
向上させることができる。
【0063】さらに、アウターシース20に外力が加わ
った場合、座屈防止リング51が補強部材となるため第
2実施形態同様に超音波ビーム通過部24の座屈や潰れ
等の変形が防止されて良好な画像が得られる。
った場合、座屈防止リング51が補強部材となるため第
2実施形態同様に超音波ビーム通過部24の座屈や潰れ
等の変形が防止されて良好な画像が得られる。
【0064】図9は本発明の第3実施形態に係る三次元
走査用超音波プローブの別の構成及び作用を示す説明図
である。図9(A),(B),(C)に示すように本実
施形態の三次元走査用超音波プローブは、前述の実施形
態のように超音波ビーム通過部24にアウターシース座
屈防止部材として座屈防止コイル26や複数の座屈防止
リング51を配設する代わりに、超音波ビーム通過部2
4の長手軸方向に座屈防止ワイヤ52を複数本配設して
いる。
走査用超音波プローブの別の構成及び作用を示す説明図
である。図9(A),(B),(C)に示すように本実
施形態の三次元走査用超音波プローブは、前述の実施形
態のように超音波ビーム通過部24にアウターシース座
屈防止部材として座屈防止コイル26や複数の座屈防止
リング51を配設する代わりに、超音波ビーム通過部2
4の長手軸方向に座屈防止ワイヤ52を複数本配設して
いる。
【0065】前記座屈防止ワイヤ52としては、超音波
の減衰が少ない材質である、例えばポリメチルペンテン
等の樹脂を用いるので、前記実施形態のように微調整用
ハンドル41b及びシャフト41cを駆動ユニット31
に設ける必要がない。
の減衰が少ない材質である、例えばポリメチルペンテン
等の樹脂を用いるので、前記実施形態のように微調整用
ハンドル41b及びシャフト41cを駆動ユニット31
に設ける必要がない。
【0066】なお、座屈防止ワイヤ52を超音波減衰の
少ない材質で形成して、振動子ユニット16から放射さ
れる超音波ビーム座屈防止ワイヤ52に当たっても超音
波画像に座屈防止ワイヤ52のエコー像が映らない三次
元超音波画像を得られるようにしている。その他の構成
は前記第1実施形態と同様であり、同部材には同符号を
付して説明を省略する。
少ない材質で形成して、振動子ユニット16から放射さ
れる超音波ビーム座屈防止ワイヤ52に当たっても超音
波画像に座屈防止ワイヤ52のエコー像が映らない三次
元超音波画像を得られるようにしている。その他の構成
は前記第1実施形態と同様であり、同部材には同符号を
付して説明を省略する。
【0067】上述のように構成した三次元走査用超音波
プローブの作用を説明する。同図(A)に示すように超
音波プローブ本体10の先端がアウターシース20の最
も先端側に位置している状態からリニア走査して、超音
波プローブ本体10を後退させると、同図(B)に示す
ようにアウターシース20内に空隙部27が生じる。し
かし、座屈防止ワイヤ52が補強部材となるため、この
状態でアウターシース20に外力が加わっても、超音波
ビーム通過部24は座屈や潰れなどの変形をすることな
くある曲率で撓む。
プローブの作用を説明する。同図(A)に示すように超
音波プローブ本体10の先端がアウターシース20の最
も先端側に位置している状態からリニア走査して、超音
波プローブ本体10を後退させると、同図(B)に示す
ようにアウターシース20内に空隙部27が生じる。し
かし、座屈防止ワイヤ52が補強部材となるため、この
状態でアウターシース20に外力が加わっても、超音波
ビーム通過部24は座屈や潰れなどの変形をすることな
くある曲率で撓む。
【0068】このように、アウターシースの超音波ビー
ム通過部に座屈防止ワイヤを複数設けたことにより、超
音波ビーム通過部の座屈や潰れ等の変形を防止すること
ができる。このことにより、上述の実施形態と同様、超
音波ビーム通過部内をプローブ本体が滑らかに進退して
支障のないリニア走査が行われて良好な画像を得ること
ができる。
ム通過部に座屈防止ワイヤを複数設けたことにより、超
音波ビーム通過部の座屈や潰れ等の変形を防止すること
ができる。このことにより、上述の実施形態と同様、超
音波ビーム通過部内をプローブ本体が滑らかに進退して
支障のないリニア走査が行われて良好な画像を得ること
ができる。
【0069】また、座屈防止ワイヤ52を、超音波の減
衰が少ない材質で形成したことにより、振動子ユニット
16が一回転するときの超音波プローブ本体10のリニ
ア方向移動量を小さくすることによってリニア方向の画
像分解能を向上させることができる。
衰が少ない材質で形成したことにより、振動子ユニット
16が一回転するときの超音波プローブ本体10のリニ
ア方向移動量を小さくすることによってリニア方向の画
像分解能を向上させることができる。
【0070】図10及び図11は本発明の第4実施形態
に係り、図10は三次元走査用超音波プローブのまた別
の構成を示す説明図、図11はプローブ先端部の動きを
示す説明図である。
に係り、図10は三次元走査用超音波プローブのまた別
の構成を示す説明図、図11はプローブ先端部の動きを
示す説明図である。
【0071】図10に示すように本実施形態のアウター
シース20の肉部には、長手軸方向に座屈防止用ワイヤ
挿通部61が1つ以上設けられている。
シース20の肉部には、長手軸方向に座屈防止用ワイヤ
挿通部61が1つ以上設けられている。
【0072】この座屈防止用ワイヤ挿通部61にはアウ
ターシース座屈防止部材として超音波の減衰が少ない材
質である例えばポリメチルペンテン等の樹脂部材で形成
された座屈防止駆動用ワイヤ62が挿通されている。
ターシース座屈防止部材として超音波の減衰が少ない材
質である例えばポリメチルペンテン等の樹脂部材で形成
された座屈防止駆動用ワイヤ62が挿通されている。
【0073】前記座屈防止駆動用ワイヤ62の一端は、
超音波プローブ本体10のシース先端部14aに接続さ
れており、他端は駆動ユニット31に固定されたプーリ
63に掛けられて、リニアベース板37に接続されてい
る。その他の構成は前記第1実施形態と同様である。
超音波プローブ本体10のシース先端部14aに接続さ
れており、他端は駆動ユニット31に固定されたプーリ
63に掛けられて、リニアベース板37に接続されてい
る。その他の構成は前記第1実施形態と同様である。
【0074】上述のように構成した三次元走査用超音波
プローブの作用を説明する。図11(A)に示すように
超音波プローブ本体10のシース先端部14aがアウタ
ーシース20の先端側に最も移動した状態からリニア走
査のために超音波プローブ本体10を後退させていく
と、図11(B)に示すようにアウターシース20内に
空隙部27が生じる。この状態でアウターシース20に
外力が加わっても、座屈防止駆動用ワイヤ62が補強部
材となるため、超音波ビーム通過部24は座屈や潰れ等
の変形することなくある曲率で撓む。
プローブの作用を説明する。図11(A)に示すように
超音波プローブ本体10のシース先端部14aがアウタ
ーシース20の先端側に最も移動した状態からリニア走
査のために超音波プローブ本体10を後退させていく
と、図11(B)に示すようにアウターシース20内に
空隙部27が生じる。この状態でアウターシース20に
外力が加わっても、座屈防止駆動用ワイヤ62が補強部
材となるため、超音波ビーム通過部24は座屈や潰れ等
の変形することなくある曲率で撓む。
【0075】また、座屈防止駆動用ワイヤ62が超音波
の減衰が少ない部材で形成されているため、振動子ユニ
ット16から放射される超音波ビームが座屈防止駆動用
ワイヤ62に当たっても、超音波画像に座屈防止駆動用
ワイヤ62のエコー像が映らない三次元超音波画像が得
られる。
の減衰が少ない部材で形成されているため、振動子ユニ
ット16から放射される超音波ビームが座屈防止駆動用
ワイヤ62に当たっても、超音波画像に座屈防止駆動用
ワイヤ62のエコー像が映らない三次元超音波画像が得
られる。
【0076】従って、ボールねじ39のピッチを小さく
して、振動子ユニット16が一回転するときの超音波プ
ローブ本体10のリニア方向移動量を小さく設定するこ
とにより、リニア方向分解能を高めることができる。
して、振動子ユニット16が一回転するときの超音波プ
ローブ本体10のリニア方向移動量を小さく設定するこ
とにより、リニア方向分解能を高めることができる。
【0077】さらに、座屈防止駆動用ワイヤ62の一端
をプーリ63を介してリニアベース板37に接続してい
るため、座屈防止駆動用ワイヤ62と超音波プローブ本
体10とが一体になって移動する。
をプーリ63を介してリニアベース板37に接続してい
るため、座屈防止駆動用ワイヤ62と超音波プローブ本
体10とが一体になって移動する。
【0078】このことにより、図11(C)に示すよう
にアウターシース20に設けた超音波ビーム通過部24
に多少の凸部64ができていて超音波プローブ本体10
のシース先端部14aが引っかかりそうな場合、プロー
ブ先端部12が座屈防止駆動用ワイヤ62による引っ張
り力によって凸部64を押しつぶすように前進する。
にアウターシース20に設けた超音波ビーム通過部24
に多少の凸部64ができていて超音波プローブ本体10
のシース先端部14aが引っかかりそうな場合、プロー
ブ先端部12が座屈防止駆動用ワイヤ62による引っ張
り力によって凸部64を押しつぶすように前進する。
【0079】また、図11(D)に示すようにアウター
シース20に変形部65がある場合でも、図11(C)
と同様に超音波プローブ本体10のシース先端部14a
が座屈防止駆動用ワイヤ62による引っ張り力によって
引っ張られてプローブ先端部12が変形部43を乗り越
えて前進する。
シース20に変形部65がある場合でも、図11(C)
と同様に超音波プローブ本体10のシース先端部14a
が座屈防止駆動用ワイヤ62による引っ張り力によって
引っ張られてプローブ先端部12が変形部43を乗り越
えて前進する。
【0080】このように、アウターシースの肉部に座屈
防止用ワイヤ挿通部を設け、この座屈防止用ワイヤ挿通
部に座屈防止駆動ワイヤを挿通させることで、この座屈
防止駆動ワイヤが超音波ビーム通過部の座屈または潰れ
等の変形を防止することができる。
防止用ワイヤ挿通部を設け、この座屈防止用ワイヤ挿通
部に座屈防止駆動ワイヤを挿通させることで、この座屈
防止駆動ワイヤが超音波ビーム通過部の座屈または潰れ
等の変形を防止することができる。
【0081】また、プローブ本体がアウターシース先端
に前進する際に抵抗を受けた場合、プローブ本体のシー
ス先端部が座屈防止駆動ワイヤによって引っ張られるの
で、プローブ先端部が抵抗に抗して前進してリニア移動
に支障が起こらない。
に前進する際に抵抗を受けた場合、プローブ本体のシー
ス先端部が座屈防止駆動ワイヤによって引っ張られるの
で、プローブ先端部が抵抗に抗して前進してリニア移動
に支障が起こらない。
【0082】さらに、万一、超音波ビーム通過部に凸部
や変形部があった場合でも、プローブ本体のシース先端
部が座屈防止駆動ワイヤによって引っ張られて、プロー
ブ本体が凹凸部や変形部に引っかからずに前進して良好
な画像を得ることができると共に、プローブを破壊する
ことがない。
や変形部があった場合でも、プローブ本体のシース先端
部が座屈防止駆動ワイヤによって引っ張られて、プロー
ブ本体が凹凸部や変形部に引っかからずに前進して良好
な画像を得ることができると共に、プローブを破壊する
ことがない。
【0083】なお、本実施形態の場合、図12に示すよ
うに超音波プローブ本体10のシース14を設けずに、
座屈防止駆動用ワイヤ62を振動子ユニット16に回動
自在に配設したジョイント66に連結して配設するよう
にしてもよい。このことにより、シース14が不要の超
音波プローブ本体10を構成することができる。
うに超音波プローブ本体10のシース14を設けずに、
座屈防止駆動用ワイヤ62を振動子ユニット16に回動
自在に配設したジョイント66に連結して配設するよう
にしてもよい。このことにより、シース14が不要の超
音波プローブ本体10を構成することができる。
【0084】図13は本発明の第5実施形態に係る三次
元走査用超音波プローブのまた他の構成を示す説明図で
ある。図に示すように本実施形態の三次元走査用超音波
プローブのアウターシース20の肉部には長手軸方向に
ワイヤ配設孔71が1本以上設けられており、このワイ
ヤ配設孔71にはアウターシース座屈防止部材として座
屈防止用ワイヤ72が配設されている。
元走査用超音波プローブのまた他の構成を示す説明図で
ある。図に示すように本実施形態の三次元走査用超音波
プローブのアウターシース20の肉部には長手軸方向に
ワイヤ配設孔71が1本以上設けられており、このワイ
ヤ配設孔71にはアウターシース座屈防止部材として座
屈防止用ワイヤ72が配設されている。
【0085】前記座屈防止用ワイヤ72の一端部は、ア
ウターシース20の樹脂製成形部24aに固定されてお
り、他端部はアウターシース20の外部に導かれてい
る。このワイヤの他端部には把持部73が設けられてい
る。その他の構成は前記第1実施形態と同様であり、同
部材には同符号を付して説明を省略する。
ウターシース20の樹脂製成形部24aに固定されてお
り、他端部はアウターシース20の外部に導かれてい
る。このワイヤの他端部には把持部73が設けられてい
る。その他の構成は前記第1実施形態と同様であり、同
部材には同符号を付して説明を省略する。
【0086】図に示すようにプローブ先端部12が後退
すると、アウターシース20内に空隙部27が生じる
が、座屈防止用ワイヤ72が補強部材となるため、この
部分に外力が加わっても座屈または潰れ等の変形が起こ
らない。
すると、アウターシース20内に空隙部27が生じる
が、座屈防止用ワイヤ72が補強部材となるため、この
部分に外力が加わっても座屈または潰れ等の変形が起こ
らない。
【0087】また、把持部73を押し引き操作すること
によって、アウターシース20及びプローブ挿入部11
が湾曲動作するので、座屈防止用ワイヤ72の押し引き
量を調整することで、プローブ先端部を任意に湾曲させ
ることができる。
によって、アウターシース20及びプローブ挿入部11
が湾曲動作するので、座屈防止用ワイヤ72の押し引き
量を調整することで、プローブ先端部を任意に湾曲させ
ることができる。
【0088】このように、アウターシースの肉部に設け
たワイヤ配設穴に座屈防止ワイヤを配設することで、超
音波ビーム通過部の座屈または潰れ等の変形を防止する
ことができる。
たワイヤ配設穴に座屈防止ワイヤを配設することで、超
音波ビーム通過部の座屈または潰れ等の変形を防止する
ことができる。
【0089】また、座屈防止ワイヤの押し引き量を調節
することで、プローブ先端部を任意の状態に湾曲させる
ことができ、三次元超音波プローブの診断部位への移動
を容易に行うことができる。
することで、プローブ先端部を任意の状態に湾曲させる
ことができ、三次元超音波プローブの診断部位への移動
を容易に行うことができる。
【0090】なお、本発明は、以上述べた実施形態のみ
に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範
囲で種々変形実施可能である。
に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範
囲で種々変形実施可能である。
【0091】[付記]以上詳述したような本発明の前記
実施形態によれば、以下の如き構成を得ることができ
る。
実施形態によれば、以下の如き構成を得ることができ
る。
【0092】(1) 超音波送受信部を有する超音波プ
ローブ本体と、この超音波プローブ本体に接続され、前
記超音波送受信部をプローブ本体の軸方向に対して回転
及び進退移動の少なくとも一方の動作をさせる駆動手段
と、前記超音波プローブ本体を被覆して、前記超音波送
受信部の移動範囲に超音波ビーム通過部を設けたアウタ
ーシースと、このアウターシースに設けた超音波ビーム
通過部の内周または外周の少なくとも一方に設けたアウ
ターシース座屈防止部材と、を具備する三次元走査用超
音波プローブ。
ローブ本体と、この超音波プローブ本体に接続され、前
記超音波送受信部をプローブ本体の軸方向に対して回転
及び進退移動の少なくとも一方の動作をさせる駆動手段
と、前記超音波プローブ本体を被覆して、前記超音波送
受信部の移動範囲に超音波ビーム通過部を設けたアウタ
ーシースと、このアウターシースに設けた超音波ビーム
通過部の内周または外周の少なくとも一方に設けたアウ
ターシース座屈防止部材と、を具備する三次元走査用超
音波プローブ。
【0093】(2)前記アウターシース座屈防止部材が
コイル状である付記1記載の三次元走査用超音波プロー
ブ。
コイル状である付記1記載の三次元走査用超音波プロー
ブ。
【0094】(3)前記アウターシース座屈防止部材が
リング部材である付記1記載の三次元走査用超音波プロ
ーブ。
リング部材である付記1記載の三次元走査用超音波プロ
ーブ。
【0095】(4)前記アウターシース座屈防止部材が
超音波減衰の少ない材質で形成した付記1記載の三次元
走査用超音波プローブ。
超音波減衰の少ない材質で形成した付記1記載の三次元
走査用超音波プローブ。
【0096】(5)超音波送受信部を有する超音波プロ
ーブ本体と、この超音波プローブ本体に接続され、前記
超音波送受信部をプローブ本体の軸方向に対して回転及
び進退移動の少なくとも一方の動作をさせる駆動手段
と、前記超音波プローブ本体を被覆して、超音波ビーム
が通過するアウターシースとを具備する三次元走査用超
音波プローブにおいて、前記アウターシースに長手方向
に伸びる座屈防止用ワイヤ挿通部を1本または複数設
け、この座屈防止用ワイヤ挿通部に座屈防止駆動用ワイ
ヤを挿通した三次元走査用超音波プローブ。
ーブ本体と、この超音波プローブ本体に接続され、前記
超音波送受信部をプローブ本体の軸方向に対して回転及
び進退移動の少なくとも一方の動作をさせる駆動手段
と、前記超音波プローブ本体を被覆して、超音波ビーム
が通過するアウターシースとを具備する三次元走査用超
音波プローブにおいて、前記アウターシースに長手方向
に伸びる座屈防止用ワイヤ挿通部を1本または複数設
け、この座屈防止用ワイヤ挿通部に座屈防止駆動用ワイ
ヤを挿通した三次元走査用超音波プローブ。
【0097】(6)前記アウターシースに長手軸方向に
伸びるワイヤ配設穴を1本または複数設け、このワイヤ
配設穴に一端部がアウターシースの先端部に固定され、
他端部がはアウターシースの外側に導かれる座屈防止用
ワイヤを設けた付記5記載の三次元走査用超音波プロー
ブ。
伸びるワイヤ配設穴を1本または複数設け、このワイヤ
配設穴に一端部がアウターシースの先端部に固定され、
他端部がはアウターシースの外側に導かれる座屈防止用
ワイヤを設けた付記5記載の三次元走査用超音波プロー
ブ。
【0098】(7)前記座屈防止用ワイヤのアウターシ
ースの外側に導かれる他端部に把持部を設けた三次元走
査用超音波プローブ。
ースの外側に導かれる他端部に把持部を設けた三次元走
査用超音波プローブ。
【0099】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ア
ウターシースが外力の影響で座屈したり変形することな
く、常にアウターシース内のプローブ本体が滑らかに進
退して良好な超音波画像を得られる三次元超音波プロー
ブを提供することができる。
ウターシースが外力の影響で座屈したり変形することな
く、常にアウターシース内のプローブ本体が滑らかに進
退して良好な超音波画像を得られる三次元超音波プロー
ブを提供することができる。
【図1】図1ないし図7は本発明の第1実施形態に係
り、図1は超音波三次元画像診断システムの概略構成を
示す説明図
り、図1は超音波三次元画像診断システムの概略構成を
示す説明図
【図2】プローブ本体の構成を示す説明図
【図3】図2のプローブ本体のプローブ先端部を説明す
る拡大図
る拡大図
【図4】ラジアル走査及びリニア走査するための駆動構
造を示す説明図
造を示す説明図
【図5】アウターシースの挿入部の拡大断面図
【図6】アウターシースに対するプローブ先端部の動き
を示す説明図
を示す説明図
【図7】座屈防止コイルの作用を示す説明図
【図8】本発明の第2実施形態にかかる三次元走査用超
音波プローブの他の構成及び作用を示す説明図
音波プローブの他の構成及び作用を示す説明図
【図9】本発明の第3実施形態に係る三次元走査用超音
波プローブの別の構成及び作用を示す説明図
波プローブの別の構成及び作用を示す説明図
【図10】図10及び図11は本発明の第4実施形態に
係り、図10は三次元走査用超音波プローブのまた別の
構成を示す説明図
係り、図10は三次元走査用超音波プローブのまた別の
構成を示す説明図
【図11】プローブ先端部の動きを示す説明図
【図12】座屈防止駆動用ワイヤのプローブ本体への別
の連結方法を示す図
の連結方法を示す図
【図13】本発明の第5実施形態に係る三次元走査用超
音波プローブのまた他の構成を示す説明図
音波プローブのまた他の構成を示す説明図
【図14】従来の三次元走査用超音波プローブのアウタ
ーシースの座屈状態を示す説明図
ーシースの座屈状態を示す説明図
10…超音波プローブ本体 20…アウターシース 24…超音波ビーム通過部 26…アウターシース座屈防止部材 31…駆動ユニット
Claims (1)
- 【請求項1】 超音波送受信部を有する超音波プローブ
本体と、 この超音波プローブ本体に接続され、前記超音波送受信
部をプローブ本体の軸方向に対して回転及び進退移動の
少なくとも一方の動作をさせる駆動手段と、 前記超音波プローブ本体を被覆して、前記超音波送受信
部の移動範囲に超音波ビーム通過部を設けたアウターシ
ースと、 このアウターシースに設けた超音波ビーム通過部の内周
または外周の少なくとも一方に設けたアウターシース座
屈防止部材と、 を具備することを特徴とする三次元走査用超音波プロー
ブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22277796A JPH1057378A (ja) | 1996-08-23 | 1996-08-23 | 三次元走査用超音波プローブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22277796A JPH1057378A (ja) | 1996-08-23 | 1996-08-23 | 三次元走査用超音波プローブ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1057378A true JPH1057378A (ja) | 1998-03-03 |
Family
ID=16787737
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22277796A Withdrawn JPH1057378A (ja) | 1996-08-23 | 1996-08-23 | 三次元走査用超音波プローブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1057378A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003520058A (ja) * | 1998-12-08 | 2003-07-02 | ボストン サイエンティフィック リミテッド | ループ状撮像カテーテル |
-
1996
- 1996-08-23 JP JP22277796A patent/JPH1057378A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003520058A (ja) * | 1998-12-08 | 2003-07-02 | ボストン サイエンティフィック リミテッド | ループ状撮像カテーテル |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20031104 |