JPH1057320A - 筋弛緩用モニター装置および記憶媒体 - Google Patents

筋弛緩用モニター装置および記憶媒体

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JPH1057320A
JPH1057320A JP23595296A JP23595296A JPH1057320A JP H1057320 A JPH1057320 A JP H1057320A JP 23595296 A JP23595296 A JP 23595296A JP 23595296 A JP23595296 A JP 23595296A JP H1057320 A JPH1057320 A JP H1057320A
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JP
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muscle
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timing
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input
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JP23595296A
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Shinichi Miyata
伸一 宮田
Yasuyuki Koizumi
靖幸 小泉
Shigeo Tsuga
茂雄 津賀
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Zeon Corp
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Nippon Zeon Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 筋弛緩薬の投与タイミングなどのイベント情
報と筋の加速度変化などの筋弛緩効果との関係を即座に
知ることができ、各個人毎の筋弛緩薬の効き具合い、あ
るいは回復具合いを正確に判断することができる筋弛緩
用モニター装置およびその装置で検出したデータを処理
するプログラムが格納された記憶媒体を提供すること。 【解決手段】 筋に電気刺激を与える電極パッド4と、
刺激された筋の反応を検出する加速度センサパッド6
と、筋弛緩薬の投入などのイベント情報を入力するキー
ボード38と、加速度センサパッド6により検出された
反応のタイミングおよび大きさと、キーボード38で入
力されたイベント情報のタイミングとを出力表示するC
RT36とを有する筋弛緩モニター装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、筋弛緩モニター装
置およびその装置で検出したデータを処理するプログラ
ムが格納された記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】筋を十分に弛緩させると言うことは、全
身麻酔に欠くことのできない条件である。筋を弛緩させ
る方法としては、中枢神経の抑制、末梢神経の遮
断、神経筋接合部の遮断、筋自体の抑制などが考え
られる。筋弛緩薬は、神経筋接合の遮断によって骨格筋
を可逆的に弛緩させる薬剤であり、神経筋遮断薬とも呼
ばれている。
【0003】筋弛緩薬として要求される条件を次に示
す。第1に、発現効果が速やかであり、十分な筋弛緩作
用を有することである。第2に、調節性に富み、作用時
間が比較的短いことである。第3に、非脱分極性である
ことである。第4に、体内における分解産物に筋弛緩作
用そのほかの副作用がないことである。第5に自立神経
筋遮断やヒスタミン遊離作用がないことである。第6に
蓄積作用がなく拮抗薬(中和剤)が存在することであ
る。
【0004】このような筋弛緩薬としては種々のものが
開発されてきている。
【0005】ところが、筋弛緩薬の感受性には個人差が
あることから、筋弛緩薬の投薬に際しては、前もって試
験投薬を行い、各個人毎に筋弛緩薬の効き具合い、ある
いは回復具合いをモニタリングしたいと言う要請があ
る。また、手術中においても、筋弛緩薬の効きぐあいを
モニタリングし、追加投薬の必要性あるいは拮抗薬の投
薬タイミングを知りたいという要請がある。
【0006】各個人毎に筋弛緩薬の効き具合いをモニタ
リングできれば、各個人毎に神経筋遮断の程度が正確に
評価でき、臨床状況に応じた筋弛緩薬の容量の評価が可
能である。加えて、筋弛緩モニターの使用は、残留遮断
あるいは延長した無呼吸の的確な診断にとって必須とな
ってきている。
【0007】このような筋弛緩モニタリングを行うため
の装置としては、神経刺激装置が用いられるが、通常
は、尺骨神経に対して刺激を行い、それによる母指内転
筋の収縮を測定する装置が用いられる。具体的にモニタ
ー装置としては、筋測定電位の変化を測定するタイプ
と、筋収縮に伴う運動効果を測定するタイプとがある。
また、最近では、筋反応の加速度そのものを捕らえ、こ
れを筋弛緩モニターの情報源とする装置も開発されてい
る。
【0008】尺骨神経への電気刺激により誘発される母
指内転運動を一つの運動系と考え、ニュートンの運動方
程式を立てると、母指内転力(F)=母指質量(m)×
母指内転加速度(α)が成り立つ。一方、母子の質量は
測定中一定とみなされるので、母指内転力(F)の変化
率と母指内転加速度(α)の変化率とは同じものとな
る。そして、母指内転加速度(α)は、加速度センサに
より測定することができる。 最近では、電気刺激用電
極と加速度センサとを一体的に備えたコンパクトな筋弛
緩用モニター装置が開発されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来例
に係る筋弛緩モニター装置では、筋への電気刺激のタイ
ミングから筋の加速度変化の度合を時間軸で評価できる
ものの、筋弛緩薬の投与タイミングあるいは拮抗薬の投
与タイミングなどのイベント情報との関係が瞬時には分
かり難いという課題があった。従来の装置では、単に電
気刺激のタイミングと筋の加速度変化の度合とを時間軸
で表示する機能はあっても、筋弛緩薬が何時投与された
かを管理する機能がなく、薬剤投与と筋の加速度変化と
の経済的関係を正確に知る方法がなかった。
【0010】すなわち、従来の筋弛緩モニター装置で
は、筋弛緩薬の投与タイミングを調べるためには、モニ
ター装置で得られた加速度データを解析し、筋の加速度
経済的変化から推測するしかなかった。したがって、従
来の装置では、薬の投与タイミングから薬が効き始める
までの時間などを正確に把握することはできなかった。
【0011】本発明は、このような実状に鑑みてなさ
れ、筋弛緩薬の投与タイミングなどのイベント情報と筋
の加速度変化などの筋弛緩効果との関係を即座に知るこ
とができ、各個人毎の筋弛緩薬の効き具合い、あるいは
回復具合いを正確に判断することができる筋弛緩用モニ
ター装置およびその装置で検出したデータを処理するプ
ログラムが格納された記憶媒体を提供することを目的と
する。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る筋弛緩用モニター装置は、筋に電気刺
激を与える電気刺激手段と、刺激された筋の反応を検出
する筋反応検出手段と、筋弛緩薬の投入などのイベント
情報を入力する入力手段と、前記筋反応検出手段により
検出された反応のタイミングおよび大きさと、前記入力
手段で入力されたイベント情報のタイミングとを出力表
示する表示手段とを有する。
【0013】電気刺激手段としては、所定のパルス電圧
が印加される電極パッドなどが例示される。筋反応検出
手段としては、筋の電気信号を検出する電極パッド、筋
に作用する力変動を検出する圧電センサ、あるいは筋の
加速度変位を検出する加速度センサなどを例示すること
ができる。
【0014】入力手段としては、キーボード、マウス、
透明タブレット板などを例示することができる。出力手
段としては、陰極線管(CRT)、液晶表示装置(LC
D)、プラズマ表示装置、プリンタなどを例示すること
ができる。
【0015】本発明に係る筋弛緩モニター装置では、筋
弛緩薬の投与タイミングなどのイベント情報と筋の加速
度変化などの筋弛緩効果との関係が、同一画面あるいは
同一出力紙に同時に表示される。このため、イベント情
報と筋弛緩効果との関係を、即座に知ることができ、各
個人毎の筋弛緩薬の効き具合い、あるいは回復具合いを
正確に判断することができる。
【0016】本発明では、測定装置が、前記電気刺激手
段と筋反応検出手段とを具備し、データ処理装置が、前
記入力手段と表示手段とを具備し、前記測定装置とデー
タ処理装置とがデータ通信手段を介してデータの送受信
を行うことが好ましい。
【0017】データ処理手段としては、たとえばパーソ
ナルコンピュータ、オフィースコンピュータなどが用い
られる。データ処理手段と測定装置とのデータ送受信を
行うデータ通信手段としては、通信ケーブル、赤外線デ
ータ送受信装置などが用いられる。データ処理手段と測
定装置とを別にすることで、患者の近くに設置する機器
の小型化を図ることができ使い易くなる。
【0018】本発明に係る記憶媒体は、筋に電気刺激を
与え、刺激された筋の反応を検出する筋弛緩用モニター
装置からのデータを処理するプログラムが記憶されたコ
ンピュータ読み取り可能な記憶媒体であり、筋弛緩モニ
ター装置により検出された筋反応のタイミングおよび大
きさなどのデータを読み取り、それらデータを時系列に
記憶する処理と、入力手段から入力されたイベント情報
の種類とタイミングを記憶する処理と、前記筋反応のタ
イミングおよび大きさを時系列に出力表示すると同時
に、イベント情報の種類とタイミングとを時系列に出力
表示する処理と、をコンピュータに実行させるプログラ
ムが記憶してある。記憶媒体としては、具体的には、磁
気記録ディスク、光磁気記録ディスク、光ディスク、ハ
ードディスク、ROMカードなどを例示することができ
る。
【0019】本発明に係る記憶媒体に記憶してあるプロ
グラムをコンピュータに実行させることで、本発明に係
る筋弛緩モニター装置の機能が改善され、イベント情報
と筋弛緩効果との関係を、即座に知ることができ、各個
人毎の筋弛緩薬の効き具合い、あるいは回復具合いを正
確に判断することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る筋弛緩用モニ
ター装置を、図面に示す実施形態に基づき、詳細に説明
する。
【0021】図1は本発明の一実施形態に係る筋弛緩用
モニター装置の全体構成図、図2は同実施形態に係る装
置のブロック図、図3は同実施形態に係る装置の処理を
示すフローチャート図、図4は図3に示すフローチャー
トの一部詳細なフローチャート図、図5は表示装置での
表示画面の一例を示す概略図である。
【0022】図1に示すように、本実施形態に係る筋弛
緩用モニター装置2は、図2に示す電気刺激手段4Aに
対応する電極パッド4と、刺激された筋の反応を検出す
る図2に示す筋反応検出手段6Aに対応する加速度セン
サパッド6とを有する。図1に示すように、電極パッド
4は、コード8を通して測定装置12に接続してある。
加速度センサパッド6は、コード10を通して測定装置
12に接続してある。コード10は、電極パッド4の内
部を絶縁状態で通り、コード8に対して絶縁状態で一体
化してある。このように配線することで、配線の数を減
らすことができ、装置がコンパクトになる。
【0023】電極パッド4は、患者の手14の尺骨神経
の部分に装着され、その部分に対して電気刺激を印加す
ることが可能になっている。手への装着を確実にするた
めに、電極パッド4の表面には、粘着剤が塗布してある
ことが好ましい。加速度センサパッド6は、患者の手1
4の母指内転筋の位置に装着され、筋の加速度変化を測
定可能になっている。手への装着を確実にするために、
加速度センサパッド6の表面にも、粘着剤が塗布してあ
ることが好ましい。
【0024】図1に示す測定装置12には、図2に示す
パターン選択手段16Aに対応するパターン選択スイッ
チ16が装着してある。スイッチ16を選択的に押すこ
とで、電極パッド4から印加される電気刺激のパターン
を変化させることができる。電気刺激のパターンとして
は、たとえば、単一のパルス状の電圧を所定時間(10
秒または1秒に一回)毎に印加する単一刺激パターン、
0.5秒毎の4つの連続したパルス状の電圧を所定時間
(10〜12秒)毎に印加する四連刺激パターン、50
Hzの連続したパルス状の電圧を5秒程度印加して停止
するテタヌス刺激パターンなどがある。これらの電気刺
激パターンは、患者の状態などに応じて使い分けられ
る。これら電気刺激パターンは、図2に示す刺激パター
ン発生手段17により発生される。刺激パターン発生手
段17は、所定の波形の電圧を発生させるための電気回
路で構成してある。
【0025】図1に示す測定装置12には、電気刺激の
刺激間隔などを変化させるためのスイッチ18や刺激電
圧の出力を変化させるスイッチ20なども装着してあ
る。また、装置12には、加速度センサパッド6からの
出力をリアルタイムで表示することができる液晶表示板
22も装着してある。
【0026】本実施形態では、測定装置12には、デー
タの送受信を行うためのインターフェース24が装着し
てある。このインターフェース24には、データ通信手
段としての通信ケーブル26の一端が着脱自在に装着さ
れる。通信ケーブル26の他端は、図2に示すように、
パーソナルコンピュータ28のインターフェース30に
着脱自在に装着される。
【0027】図1,2に示すように、パーソナルコンピ
ュータ28は、中央演算処理装置(CPU)32と、こ
のCPU32に対して共通バス34で接続された表示手
段としての陰極線管(CRT)36、入力手段としての
キーボード38、メモリ(RAM)40、ハードディス
ク(HDD)42およびフロッピーディスク(FDD)
44を有している。CPU32では、RAM40、HD
D42またはFDD44に記憶されたプログラムに基づ
き、測定装置12からケーブル26を通して取り込んだ
データを処理し、必要に応じて、RAM40、HDD4
2およびFDD44に記憶するようになっている。ま
た、CPU32は、RAM40、HDD42またはFD
D44に記憶されたプログラムに基づき、CRT36で
の表示を制御するようになっている。
【0028】次に、本実施形態に係る筋弛緩用モニター
装置の作用を説明する。
【0029】図3に示すステップS1にて、システムの
起動を行うと、ステップS2にて、図2に示すCPUの
動作により、図1,2に示すCRT36の画面に、新規
データの作成画面を表示する。その画面にて、新規デー
タの作成か、既存ファイルの表示かを、キーボード38
またはマウスなどの入力手段で選択する。
【0030】新規データの作成を選択すると、図3に示
すステップS3にて、患者情報の登録を行う。データの
入力は、図1,2に示すキーボード38から行う。な
お、既に入力してある患者情報を、FDD44から入力
することもできる。患者情報としては、患者の名前、担
当医、病名、身長、体重などである。
【0031】次に、図3に示すステップS4にて、CR
T36の画面を、データ画面表示とする。入力された患
者に関するデータは、たとえば図5に示す画面のA部に
表示される。
【0032】次に、図1に示す測定装置12での測定を
開始し、電極パッド4から患者の手に電気刺激を加え、
加速度センサパッド6で筋の加速度を検出する。それら
のデータは、測定装置12内のメモリに一時記憶され、
同時に、図3に示すステップS5にてデータの受信を開
始し、データは、ケーブル26を通してパーソナルコン
ピュータ28へと送信される(図3および図4に示すス
テップS6)。
【0033】それらのデータは、図2に示すパーソナル
コンピュータ28のCPU32により処理され、図4に
示すステップS6aにて、図2に示すRAM40、HD
D42またはFDD44などの記憶媒体に時系列に記憶
される。
【0034】ステップS6と平行して、あるいはその後
に、図3,4に示すステップS7では、図1,2に示す
キーボード38などの入力手段からイベント情報が入力
されたか否かを判断する。イベント情報としては、筋弛
緩薬あるいは拮抗薬の種類(薬品名)、投与量などがあ
る。投入時刻はキーボードなどから入力して得られる
が、投入時刻などのイベント情報を入力手段で入力した
時点でCPUの処理により自動的に発生させることによ
り得ることもできる。
【0035】次に、図4に示すステップS7aでは、そ
のイベント情報の種類と時刻とを、図2に示すパーソナ
ルコンピュータ28のCPU32により筋の加速度デー
タの時系列と一致するよう処理し、図2に示すRAM4
0、HDD42またはFDD44などの記憶媒体に時系
列に記憶する。その後、またはステップS6および/ま
たはステップS7と同時に、図4に示すステップS7b
にて、筋反応データとイベント情報とを、図5に示すよ
うに、同時表示する。
【0036】図5に示すように、CRT36の画面に
は、メイングラフ50とサブグラフ52とが表示され
る。メイングラフ50では、横軸Bに時間軸があり、縦
軸Cの数字は%であり、筋弛緩薬投与前の筋反応(加速
度)を100%として、筋反応の変化を棒グラフ状に表
わしてある。また、画面中、ST,T4,TET,PT
C,DBSは、ある時刻で選択した電気刺激のパターン
を示している。さらに、画面中、Dの表示部分に記載さ
れた数字01,02…は、イベント情報のタイミングで
あり、その内容は、Eに示す表示部分に記載してある。
本実施形態では、01が筋弛緩薬投入のタイミングを示
し、02が拮抗剤の投入タイミングを示す。なお、サブ
グラフ52は、メイングラフ50の一部を拡大したもの
である。
【0037】本実施形態では、画面中のコマンド枠部分
にマウスなどの入力装置でカーソルを移動させ、選択実
行することにより、そのコマンド枠部分の命令を実行す
ることができる。たとえば、確認したい箇所の反応値の
絶対値を知りたい場合には、その箇所を指定すること
で、画面中のF部分に実数が表示される。また、メイン
グラフまたはサブグラフを拡大して観察したい場合に
は、画面中のG部分のコマンド枠を選択実行すれば良
い。
【0038】図5に示す画面を観察することで、イベン
ト情報と筋弛緩効果との関係を、仮に手術中であって
も、即座に知ることができ、各個人毎の筋弛緩薬の効き
具合い、あるいは回復具合いを正確に判断することがで
きる。
【0039】次に、筋弛緩のモニター操作が完了した場
合には、図3,4に示すステップS8にて受信を終了さ
せ、ステップS9にてファイルをクローズにし、ステッ
プS10にて、これらのデータをHDD42またはFD
D44などの不揮発性メモリに記憶させる。その後、ス
テップS10にてシステムを終了する。
【0040】なお、図3に示すステップS2にて、既存
データの表示および修正を選択した場合には、ステップ
S12にて既存データを呼び出し、ステップS13にて
データを画面に表示する。その表示画面は、図5に示す
ものと同様である。その画面にて、ステップS14で
は、既存データの表示および修正が可能である。
【0041】既存データの修正を行った場合には、図3
に示すステップS15にて、データの更新保存を行い、
その後ステップS16にてファイルをクローズとし、シ
ステムを終了する(ステップS11)。
【0042】本実施形態では、上述した動作をパーソナ
ルコンピュータ28に行わせるためのプログラムは、フ
ロッピーディスク、光ディスク、光磁気ディスク、RO
Mカードなどの外部記憶媒体に記憶され、パーソナルコ
ンピュータ28により読み取られて実行される。
【0043】なお、本発明は、上述した実施形態に限定
されるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変する
ことができる。
【0044】たとえば、上述した実施形態では、筋反応
検出手段6Aとして、加速度センサパッド6を用いた
が、本発明では、これに限定されず、筋に作用する力変
動を測定する圧電素子などを用いた圧力センサパッド、
あるいは筋電流を検知する電流センサなどを用いること
もできる。
【0045】また、上記実施形態では、患者の近くに設
置する測定装置12の小型化の要請から、測定装置とパ
ーソナルコンピュータ28とをケーブル26で接続した
が、場合によっては、パーソナルコンピュータ28を構
成する装置の内部に、測定装置12を組み込んでも良
い。
【0046】また、ケーブル26を用いずに、赤外線デ
ータ送受信装置などにより、非接触式でデータの送受信
を行っても良い。
【0047】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明に係る
筋弛緩モニター装置によれば、筋弛緩薬の投与タイミン
グなどのイベント情報と筋の加速度変化などの筋弛緩効
果とが同一の時系列で記録されるので、その関係が、経
時的に同一画面あるいは同一出力紙に同時に表示され
る。このため、イベント情報と筋弛緩効果との関係を、
即座に知ることができ、各個人毎の筋弛緩薬の効き具合
い、あるいは回復具合いを正確に判断することができ
る。
【0048】本発明において、データ処理手段と測定装
置とを別にし、これらの間をデータ通信手段でデータの
送受信を行うことで、患者の近くに設置する機器(測定
装置)の小型化を図ることができ使い易くなる。
【0049】また、本発明に係る記憶媒体に記憶してあ
るプログラムをコンピュータに実行させることで、本発
明に係る筋弛緩モニター装置の機能が改善され、イベン
ト情報と筋弛緩効果との関係を、即座に知ることがで
き、各個人毎の筋弛緩薬の効き具合い、あるいは回復具
合いを正確に判断することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施形態に係る筋弛緩用モニ
ター装置の全体構成図である。
【図2】図2は同実施形態に係る装置のブロック図であ
る。
【図3】図3は同実施形態に係る装置の処理を示すフロ
ーチャート図である。
【図4】図4は図3に示すフローチャートの一部詳細な
フローチャート図である。
【図5】図5は表示装置での表示画面の一例を示す概略
図である。
【符号の説明】
2… 筋弛緩用モニター装置 4… 電極パッド 4A… 電気刺激手段 6… 加速度センサパッド 6A… 筋反応検出手段 12… 測定装置 14… 手 26… 通信ケーブル 28… パーソナルコンピュータ 36… CRT 38… キーボード

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筋に電気刺激を与える電気刺激手段と、 刺激された筋の反応を検出する筋反応検出手段と、 筋弛緩薬の投入などのイベント情報を入力する入力手段
    と、 前記筋反応検出手段により検出された反応のタイミング
    および大きさと、前記入力手段で入力されたイベント情
    報のタイミングとを出力表示する表示手段とを有する筋
    弛緩用モニター装置。
  2. 【請求項2】 測定装置が、前記電気刺激手段と筋反応
    検出手段とを具備し、 データ処理装置が、前記入力手段と表示手段とを具備
    し、 前記測定装置とデータ処理装置とがデータ通信手段を介
    してデータの送受信を行う請求項1に記載の筋弛緩用モ
    ニター装置。
  3. 【請求項3】 筋に電気刺激を与え、刺激された筋の反
    応を検出する筋弛緩用モニター装置からのデータを処理
    するプログラムが記憶されたコンピュータ読み取り可能
    な記憶媒体であり、 筋弛緩モニター装置により検出された筋反応のタイミン
    グおよび大きさなどのデータを読み取り、それらデータ
    を時系列に記憶する処理と、 入力手段から入力されたイベント情報の種類とタイミン
    グを記憶する処理と、 前記筋反応のタイミングおよび大きさを時系列に出力表
    示すると同時に、イベント情報の種類とタイミングとを
    時系列に出力表示する処理と、 をコンピュータに実行させるプログラムを記憶した、コ
    ンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
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