JPH1057289A - 電動清掃機およびその洗剤タンク - Google Patents

電動清掃機およびその洗剤タンク

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JPH1057289A
JPH1057289A JP21471896A JP21471896A JPH1057289A JP H1057289 A JPH1057289 A JP H1057289A JP 21471896 A JP21471896 A JP 21471896A JP 21471896 A JP21471896 A JP 21471896A JP H1057289 A JPH1057289 A JP H1057289A
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JP
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detergent
detergent tank
tank
brush
handle shaft
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JP21471896A
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English (en)
Inventor
Masao Araki
政雄 荒木
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YOKOHAMA TATEMONO KANRI KYODO
YOKOHAMA TATEMONO KANRI KYODO KUMIAI
Original Assignee
YOKOHAMA TATEMONO KANRI KYODO
YOKOHAMA TATEMONO KANRI KYODO KUMIAI
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】使用時における重量バランスに優れ長時間使用
しても疲れにくく、また、洗剤タンクを簡単に着脱でき
るので、特別な固着用の部品は不要であり、本体から取
り外すことで楽に運搬・保管することができ、外した洗
剤タンクへの洗剤補給や、別タンクとの交換も容易であ
り、しかも、モーターの耐久性を損なうことがなく、洗
浄ムラも防ぐことが可能な電動清掃機およびその洗剤タ
ンクを提供する。 【解決手段】フロア上に載置するフード本体20の上面
部に洗剤タンク50を装着するまた、洗剤タンク50
は、フード本体20の上面部に着脱自在であり、簡単に
装着したり取外すこともできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フロア面やフロア
面に敷いたカーペット類(ジュータン等の敷物も含む)
を、電動により回転するブラシで研磨洗浄(ワックスが
け等も含む)する電動清掃機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電動清掃機としては、例
えば、図13及び図14に示すような電動清掃機1が一
般に知られている。この電動清掃機1は、円盤形のフー
ド本体2の一端にハンドル軸3を連結して成り、フード
本体2の下面部に円盤形の各種ブラシ4を取り付け、ハ
ンドル軸3の途中に洗剤タンク5を予め一体的に固着し
て使用するものである。
【0003】洗剤タンク5は、その裏側に組み付けられ
た特別な固定ブラケット5aや締結ボルト等によって、
容易に外れないようハンドル軸3の途中に強固に固着さ
れており、固着したままで外すことなく使用する。洗剤
タンク5の底部には開閉弁を備えた排出口5bが設けら
れており、この排出口5bはホース6を介して、前記フ
ード本体2の上面部にある洗剤注入口2aに連通接続さ
れている。
【0004】ハンドル軸3の上端にあるハンドル3aの
一方側に設けられた操作レバー7を引くと、連動バー7
aが引かれて排出口5bの開閉弁が開き、洗剤タンク5
内の洗剤がブラシ4に注がれる。また、フード本体2の
上面部中央には、ブラシ4を回転駆動するためのモータ
ー8が取り付けられており、ハンドル軸3の上端にある
ハンドル3aの他方側には、モーター8の起動スイッチ
であるスイッチレバー9が設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような従来の電動清掃機1では、フード本体2の上面
部中央にモーター8がある関係上、このモーター8と干
渉しないよう洗剤タンク5をハンドル軸3の途中に固着
するため、装置全体としての重量バランスがよくなかっ
た。特に、洗剤タンク5内が洗剤で満たされている場
合、比較的高い位置となるハンドル軸3の途中の重量が
相当大きくなり、かかる重量を支えるために使用者の腕
や肩が疲れやすく、長時間使用すると疲労感がたまると
いう問題点があった。
【0006】また、洗剤タンク5は、ハンドル軸3の途
中に特別な固定ブラケット5a等を介して一体的に固着
され、そのまま外すことなく使用するものである。従っ
て、特別な固着用の部品が別途必要となり、また、洗剤
タンク5内に洗剤が残っていれば、使用前後における移
動の際にも洗剤タンク5がある分だけ重く、しかも、洗
剤タンク5から洗剤がこぼれぬようにハンドル軸3を常
時立てたままの状態で運搬・保管しなければならず、使
用前後の運搬等が非常に面倒であるという問題点もあっ
た。
【0007】更に、洗剤タンク5はハンドル軸3の途中
の高い位置に固定されたままであるため、洗剤タンク5
に洗剤を補給する作業が面倒であり、また、既に洗剤が
充填された別タンクと気軽に交換するわけにもいかず、
使い勝手の面でまだまだ改良の余地があった。その他、
前述した如く装置全体として重量バランスがよくないこ
とから、ブラシ4のフロア面に対する接地圧にも偏在が
生じ、それによりモーター8の耐久性が損なわれたり、
洗浄ムラが生じるおそれもあった。
【0008】本発明は、以上のような従来技術が有する
問題点に着目してなされたもので、使用時における重量
バランスに優れ長時間使用しても疲れにくく、また、洗
剤タンクを簡単に着脱できるので、特別な固着用の部品
は不要であり、本体から取り外すことで楽に運搬・保管
することができ、外した洗剤タンクへの洗剤補給や、別
タンクとの交換も容易であり、しかも、モーターの耐久
性を損なうことがなく、洗浄ムラも防ぐことが可能な電
動清掃機およびその洗剤タンクを提供することを目的と
している。
【0009】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ための本発明の要旨とするところは、次の各項に存す
る。
【0010】1 フロア面やフロア面に敷いたカーペッ
ト類を、電動により回転するブラシ(40)で研磨洗浄
する電動清掃機(10)において、前記ブラシ(40)
を下面部に装着した状態でフロア上に載置するフード本
体(20)と、該フード本体(20)より上方に延びる
ハンドル軸(30)と、前記フード本体(20)の上面
部に着脱自在に装着でき、前記ブラシ(40)側に垂ら
す洗剤を収容する洗剤タンク(50)とを具備して成る
ことを特徴とする電動清掃機(10)。
【0011】2 前記洗剤タンク(50)内の洗剤をブ
ラシ(40)側に任意に垂らすための排水機構を備え、
前記排水機構は、前記フード本体(20)の上面部にあ
る洗剤注入口(23)に合致するよう前記洗剤タンク
(50)の底面部に設けられた洗剤排出口(57)と、
該洗剤排出口(57)を開閉するバルブ(63)と、該
バルブ(63)に一端が固結され他端が洗剤タンク(5
0)の外側に突出する連動ピン(64)と、該連動ピン
(64)の他端が固結され、前記バルブ(63)が閉じ
る通常位置とバルブ(63)が開く引き位置とに移動可
能に洗剤タンク(50)の外壁に設けられたスライダ
(65)と、該スライダ(65)に対して取外し自在に
下端を連結でき、前記ハンドル軸(30)に設けられた
操作レバー(61)に上端が押引き可能に固着されたケ
ーブル(62)とを具備して成ることを特徴とする1項
記載の電動清掃機(10)。
【0012】3 前記フード本体(20)は円盤形であ
り、その上面部の略中央に前記ブラシ(40)を回転駆
動するためのモーター(21)が取り付けられており、
前記洗剤タンク(50)は、前記フード本体(20)の
上面部にて前記モーター(21)を周回しかつ前記ハン
ドル軸(30)の基端に干渉しないよう略C字形に成形
され、該洗剤タンク(50)に持ち運び用の把手(5
8)を設けたことを特徴とする1項または2項記載の電
動清掃機(10)。
【0013】4 1項,2項または3項に記載された前
記洗剤タンク(50)。
【0014】次に前述した解決手段に基づく作用を説明
する。1項に係る電動清掃機(10)によれば、フロア
上に載置するフード本体(20)の上面部に洗剤タンク
(50)を装着するから、従来技術の如く使用者がつか
むハンドル軸(30)にタンク重量が偏在することがな
く、使用時における重量バランスに優れる。
【0015】従って、使用者が腕や肩に過度に重さを直
接感じることがなく、長時間使用しても疲れにくい。洗
剤タンク(50)内が洗剤で満たされている場合には、
装置全体の重心が低くなって安定性も増す。ここで洗剤
とは、一般の液体洗剤のみならず、洗浄に用いる単なる
水や、その他液体ワックス等も含むものである。
【0016】また、洗剤タンク(50)は、前記フード
本体(20)の上面部に着脱自在であり、簡単に装着し
たり取外すこともできるため、使用前後に運搬する際に
は洗剤タンク(50)を外して本体とは別々に運んだ
り、保管しておくことも可能となる。
【0017】しかも、洗剤タンク(50)を外しておけ
ば、従来技術の如く洗剤がこぼれぬようにタンク付きハ
ンドル軸(30)を常時注意深く立てたままの状態で運
搬・保管する必要もなく、ハンドル軸(30)を傾けて
も何ら問題なく、使用前後の運搬・保管を簡単に行え
る。
【0018】更に、電動清掃機(10)の使用中に洗剤
タンク(50)内の洗剤が空になれば、これを外して予
め用意しておいた洗剤充填済の別タンクと気軽に交換す
ることができ、洗剤充填にかかる時間のロスがなくなり
継続的に清掃することが可能となる。また、洗剤タンク
(50)を床に置いて洗剤充填の作業ができ、洗剤を高
く持ち上げる必要がなく楽である。
【0019】また、2項に係る電動清掃機(10)によ
れば、前記洗剤タンク(50)内の洗剤をブラシ(4
0)側に任意に垂らすための排水機構を備えるから、使
用者は清掃する際に必要な量だけ前記洗剤タンク(5
0)内の洗剤をブラシ(40)側に排出できる。具体的
には、ハンドル軸(30)に設けられた操作レバー(6
1)を引くと、ハンドル軸(30)の下方へ延びるケー
ブル(62)が引っ張られ、該ケーブル(62)の下端
が連結されているスライダ(65)が洗剤タンク(5
0)の外壁上にて通常位置から引き位置へと移動する。
【0020】すると、スライダ(65)に固結されてい
る連動ピン(64)が引かれて、洗剤タンク(50)の
洗剤排出口(57)を開閉するバルブ(63)が開き、
洗剤排出口(57)から洗剤が流出し、この洗剤はフー
ド本体(20)側の洗剤注入口(23)に入ってブラシ
(40)側へ導かれる。
【0021】以上の排出機構のうち洗剤タンク(50)
自体に形成された洗剤排出口(57)とそのバルブ(6
3)の他、連動ピン(64)やスライダ(65)も洗剤
タンク(50)の付属物である。かかる洗剤タンク(5
0)をフード本体(20)に着脱する際、洗剤タンク
(50)側のスライダ(65)は、簡単に前記ケーブル
(62)の下端に取付けたり外したりできるため、排水
機構が洗剤タンク(50)の着脱に支障をきたすことは
ない。
【0022】3項に係る電動清掃機(10)によれば、
前記洗剤タンク(50)を、前記フード本体(20)の
上面部にてその略中央にあるモーター(21)を周回
し、かつフード本体(20)の一端より延びるハンドル
軸(30)の基端に干渉しないように略C字形に成形し
たから、フード本体(20)の上面部のスペースをうま
く利用して、洗剤タンク(50)を安定した状態で確実
に装着することができる。また、洗剤タンク(50)に
持ち運び用の把手(58)を設けたから、洗剤タンク
(50)を簡単に持ち上げたり運ぶことができる。
【0023】以上に述べた各項に係る電動清掃機(1
0)は、4項に係る洗剤タンク(50)によって実現さ
れるものである。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明を代表
する一の実施形態を説明する。図1〜図12は本発明の
一の実施形態を示している。本実施形態に係る電動清掃
機10は、木やコンクリート等のフロア面や、フロア面
に敷いたカーペットやジュータン等の敷物類を、電動に
より回転するブラシ40で研磨洗浄する装置である。図
1および図2に示すように、電動清掃機10は、フード
本体20と、ハンドル軸30と、ブラシ40、それに前
記フード本体20の上面部に着脱自在に装着でき洗剤タ
ンク50を具備して成る。
【0025】フード本体20は、後述するブラシ40を
下面部に装着した状態でフロア上に載置するものであ
り、図示した如く円盤形に形成されている。フード本体
20の上面部の略中央には、カバーに収められた減速機
付きのモータ21が、上方に円柱形に出っ張るように設
けられている。また、フード本体20の上面部の前側に
は取っ手22が設けられ、その側方には洗剤注入口23
が開設されている。なお、洗剤注入口23には、注入時
に洗剤が漏れるのを防止する漏斗24が取付けられてい
る。
【0026】ハンドル軸30は、使用者が手で持って前
記フード本体20を移動操作するための部位であり、フ
ード本体20の一端より上方に延びている。ハンドル軸
30上端の頭部31には、左右に延びる一対のハンドル
32,32が設けられ、各ハンドル32の下側にはモー
ター21の起動スイッチであるスイッチレバー33が取
付けられている。
【0027】また、一方のハンドル32の傍らには、後
述する排出機構の操作レバー61も取付けられている。
また、ハンドル軸30の頭部31からはプラグ付きの電
源コード34が延出している。この電源コード34の余
分な長さ分は、ハンドル軸30の略中間部に突設された
コード掛け36と前記ハンドル32との間に巻き掛けら
れるようになっている。
【0028】また、ハンドル軸30の基端は、角度調整
機構37を介してフード本体20の一端に連結されてお
り、足踏ペダル37aを押すことで所望の角度に何段階
かに調整できるように構成されている。角度調整機構3
7の下側には運搬の際に使う車輪38が設けられてい
る。また、角度調整機構37のすぐ上のハンドル軸30
の基端からは、モータ21にプラグ39aを介してつな
げる接続コード39が延出している。
【0029】ブラシ40は、フード本体20の下面部に
合致する大きさの円盤形の取付板41に植毛されて成
り、ブラシ自体の材質としては、ナイロン等の合成樹脂
や針金等を用途や清掃現場に合せて適宜選択すればよ
い。なお、取付板41は、フード本体20の下面部に設
けられている係止爪(図示せず)に容易に取付けられる
ようになっている。
【0030】洗剤タンク50は、前記フード本体20の
上面部に着脱自在に装着でき、ブラシ40側に垂らす洗
剤を収容する容器である。ここで洗剤とは、一般の液体
洗剤のみならず、洗浄に用いる単なる水や、その他液体
ワックス等も含むものである。洗剤タンク50は強化プ
ラスチック等から一体成形されており、フード本体20
の上面部にてモーター21を周回し、かつハンドル軸3
0の基端に干渉しないように、図示たしたような略C字
形に成形されている。
【0031】更に詳しく言えば、図3〜図6に示すよう
に洗剤タンク50は、略C字形の天井壁51および底面
壁52と、曲面をなす内側壁53および外側壁54、そ
れに一対の端面壁55,55から成る。内側壁53はモ
ーター21の外径にほぼ合致し、外側壁54はフード本
体20の外径にほぼ合致するような大きさに設定されて
いる。
【0032】また、底面壁52の略中央と両端には、そ
れぞれフード本体20の上面部にある取っ手22やモー
ター21の下端縁に係合し、位置ずれを防止する脚部5
2aが形成されている。なお、3つの脚部52aを、底
面壁52の全長に亘り略C字形に連続するよう形成して
もよい。底面壁52の一端側には洗剤排出口57が設け
られている。かかる洗剤排出口57は、洗剤タンク50
をフード本体20に装着した際に、丁度フード本体20
の洗剤注入口23(漏斗24)に合致する位置に配され
ている。また、天井壁51には把手58と洗剤投入口5
6が設けられている。
【0033】図3〜図6中では省略してあるが、洗剤タ
ンク50の洗剤投入口56には注入口器70(図1及び
図2参照)が装着されている。詳しくは図7〜図9に示
すように、注入口器70は、洗剤投入口56に嵌入させ
る挿入管71と、該挿入管71の上端側に一体成形さ
れ、左右に延びるように広がる受口部72とから成る。
受口部72は、挿入管71の軸線に対してやや斜めに傾
くように開口している。また、受口部72には、図10
及び図11に示すようなキャップ部材73を装着すると
よい。
【0034】更にまた電動清掃機10は、前記洗剤タン
ク50内の洗剤をブラシ40側に任意に垂らすための排
水機構を備えている。図12および図1に示すように排
水機構は、洗剤タンク50の洗剤排出口57と、バルブ
63と、連動ピン64と、スライダ65と、操作レバー
61およびケーブル62を具備して成る。洗剤排出口5
7には、下方に突出するバルブケース管57aが連通接
続されており、バルブケース管57a内に洗剤排出口5
7を開閉するバルブ63が内装されている。バルブ63
はスプリング(図示せず)によって、洗剤排出口57を
塞ぐ閉じ位置に付勢されている。
【0035】バルブ63には連動ピン64の下端が固結
されており、洗剤タンク50内にて上向に延びる連動ピ
ン64の上端は、天井壁51の小孔を通って外側に突出
する。この連動ピン64の上端は、カバーブラケット6
6の下端片にある挿通孔66bを通ってスライダ65の
下端片にある固定孔65bに一体に固結されている。ス
ライダ65は、連動ピン64を介して連結されたバルブ
63が閉じ位置にある際の通常位置と、連動ピン64を
介してバルブ63を引っ張り上げて洗剤排出口57を開
く引き位置とに移動可能である。
【0036】スライダ65は、カバーブラケット66を
介して洗剤タンク50の天井壁51に取付けられてい
る。図1に示す如くスライダ65は、カバーブラケット
66の内側に上下移動可能に収まっている。操作レバー
61から延びているケーブル62は、アウターケーシン
グ62aと、その内に移動可能に内装されたインナーワ
イヤー62bとから成る。ケーブル62はその下端が、
スライダ65に対して取外し自在に下端を連結できるよ
うに設定されている。
【0037】詳しく言えば、アウターケーシング62a
の下端には、カバーブラケット66の上端片に当接させ
る座金62cが設けられ、その中央より更に延出したイ
ンナーブル62bの下端62dは、カバーブラケット6
6の上端片ある挿通溝66aを通って、スライダ65の
下端片にある掛止溝65aに着脱自在に取付けられるよ
うになっている。なお、ケーブル62の途中はハンドル
軸30に ケーブル留め35によって留められている。
【0038】次に作用を説明する。電動清掃機10によ
って、フロア面やその上に敷いたカーペットやジュータ
ン等を研磨洗浄する場合、先ずフード本体20の下面部
に用途や清掃現場に合せて選択したブラシ40を取り付
け、電源コード34を近くのコンセントにつなげてお
く。
【0039】そして図1に示すように、洗剤タンク50
をフード本体20の上面部に装着する。この時、把手5
8をつかんで洗剤タンク50を持ち上げ、一対の端面壁
55,55間をハンドル軸30の基端側に向けて、内側
壁53をモーター21周囲に滑らすように下ろせば簡単
に装着できる。なお、洗剤タンク50の装着に関し、特
別な固着用の別部品は一切必要ない。
【0040】洗剤タンク50は、フード本体20の上面
部でモーター21を周回し、かつハンドル軸30の基端
に干渉しないように略C字形に成形したから、フード本
体20の上面部の空スペースをうまく利用でき、洗剤タ
ンク50を安定した状態で確実に装着することができ
る。また、洗剤タンク50の底面壁52にある3つの脚
部52aが、それぞれフード本体20の取っ手22やモ
ーター21の下端縁に係合するため、使用中にむやみに
ガタつくこともない。
【0041】以上のように、フロア上に載置するフード
本体20の上面部に洗剤タンク50を装着するから、従
来技術の如く使用者がつかむハンドル軸30にタンク重
量が偏在することがなく、使用時における重量バランス
に優れる。従って、使用者が腕や肩に過度に重さを直接
感じることがなく、長時間使用しても疲れにくい。
【0042】洗剤タンク50内が洗剤で満たされている
場合には、装置全体の重心が低くなって安定性も増す。
また、重量バランスがよいことから、ブラシ40のフロ
ア面に対する接地圧がほぼ均一となり、それによりモー
ター21の耐久性が向上し、洗浄ムラも生じにくくな
る。
【0043】洗剤タンク50は、フード本体20の上面
部に着脱自在であり、簡単に装着したり取外すこともで
きるため、使用前後に運搬する際には洗剤タンク50を
外して本体とは別々に運んだり、保管しておくことも可
能となる。しかも、洗剤タンク50を外しておけば、従
来技術の如く洗剤がこぼれぬようにタンク付きハンドル
軸30を常時注意深く立てたままの状態で運搬・保管す
る必要もなく、ハンドル軸30を傾けても何ら問題な
く、使用前後の運搬・保管を簡単に行える。
【0044】洗剤タンク50の洗剤投入口56には、予
め注入口器70を装着しておき、ここから洗剤、水ある
いはワックス等を充填する。この時洗剤を高く持ち上げ
る必要がなく楽である。また、電動清掃機10の使用中
に洗剤タンク50内の洗剤が空になれば、これを外して
予め用意しておいた洗剤充填済の別タンクと気軽に交換
することができ、洗剤充填にかかる時間のロスがなくな
り継続的に清掃することが可能となる。
【0045】また、洗剤タンク50をフード本体20に
装着した際には、操作レバー61から延びるケーブル6
2下端を洗剤タンク50側のスライダ65に連結して、
排水機構を使用可能な状態にする。すなわち、ケーブル
62のアウターケーシング62aの下端にある座金62
cを、カバーブラケット66の上端片に当接させ、イン
ナーワイヤー62bの下端62dを、カバーブラケット
66の上端片ある挿通溝66aを通して、スライダ65
の下端片にある掛止溝65aに引っ掛ければよい。ケー
ブル62の下端は、洗剤タンク50側のスライダ65に
簡単に取付けたり外したりできるため、排水機構が洗剤
タンク50の着脱に支障をきたすことはない。
【0046】排水機構をセットした状態で操作レバー6
1を引くと、ハンドル軸30の下方へ延びるケーブル6
2のインナーワイヤー62bが引っ張られ、その下端6
2dが連結されているスライダ65が、カバーブラケッ
ト66の内側で通常位置から引き位置へと移動する。す
ると、スライダ65に固結されている連動ピン64が引
かれて、洗剤タンク50の洗剤排出口57を開閉するバ
ルブ63が開き、洗剤排出口57から洗剤が流出する。
この洗剤はフード本体20側の洗剤注入口23に入って
ブラシ40側へ導かれる。
【0047】ハンドル32を握ってフード本体20を移
動させつつ、必要に応じて操作レバー61を引いて洗剤
を排水しながらフロアを洗浄する。スイッチレバー33
を引くとモーター21が起動して、ブラシ40が回転し
フロアを洗浄することができる。なお、本発明に係る電
動清掃機の構成は図示した実施の形態に限定されるもの
ではない。
【0048】
【発明の効果】本発明に係る電動清掃機によれば、フロ
ア上に載置するフード本体の上面部に洗剤タンクを装着
するから、使用者がつかむハンドル軸に重量が偏在する
ことがなく、使用時における重量バランスに優れ、使用
者が腕や肩に過度に重さを直接感じることがなく、長時
間使用しても疲れにくい。
【0049】また、洗剤タンクはフード本体の上面部に
着脱自在であり、簡単に装着したり取外すこともできる
ため、使用前後に運搬する際には洗剤タンクを外して本
体とは別々に運んだり保管しておくことができ、従来技
術の如く洗剤がこぼれぬようにタンク付きハンドル軸を
常時注意深く立てたままの状態で運搬・保管する必要も
ない。
【0050】更に、使用中に洗剤タンク内の洗剤が空に
なれば、これを外して予め用意しておいた洗剤充填済の
別タンクと気軽に交換することができ、洗剤充填にかか
る時間のロスがなくなり継続的に清掃することが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一の実施形態に係る電動清掃機を示す
正面図である。
【図2】本発明の一の実施形態に係る電動清掃機を示す
側面図である。
【図3】本発明の一の実施形態に係る電動清掃機を構成
する洗剤タンクを示す平面図である。
【図4】本発明の一の実施形態に係る電動清掃機を構成
する洗剤タンクを示す平面図である。
【図5】図3のV−V線断面図である。
【図6】図3のVI−VI線断面図である。
【図7】本発明の一の実施形態に係る電動清掃機を構成
する注入口器を示す正面図である。
【図8】本発明の一の実施形態に係る電動清掃機を構成
する注入口器を示す平面図である。
【図9】本発明の一の実施形態に係る電動清掃機を構成
する注入口器を示す側面図である。
【図10】本発明の一の実施形態に係る電動清掃機を構
成する注入口器のキャップ部材を示す平面図である。
【図11】図3のXI−XI線断面図である。
【図12】本発明の一の実施形態に係る電動清掃機の排
水機構を分解して示す斜視図である。
【図13】従来例の電動清掃機を示す側面図である。
【図14】従来例の電動清掃機を示す正面図である。
【符号の説明】
10…電動清掃機 20…フード本体 30…ハンドル軸 40…ブラシ 50…洗剤タンク 57…洗剤排出口 61…操作レバー 62…ケーブル 63…バルブ 64…連動ピン 65…スライダ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フロア面やフロア面に敷いたカーペット類
    を、電動により回転するブラシで研磨洗浄する電動清掃
    機において、 前記ブラシを下面部に装着した状態でフロア上に載置す
    るフード本体と、該フード本体より上方に延びるハンド
    ル軸と、前記フード本体の上面部に着脱自在に装着で
    き、前記ブラシ側に垂らす洗剤を収容する洗剤タンクと
    を具備して成ることを特徴とする電動清掃機。
  2. 【請求項2】前記洗剤タンク内の洗剤をブラシ側に任意
    に垂らすための排水機構を備え、 前記排水機構は、前記フード本体の上面部にある洗剤注
    入口に合致するよう前記洗剤タンクの底面部に設けられ
    た洗剤排出口と、該洗剤排出口を開閉するバルブと、該
    バルブに一端が固結され他端が洗剤タンクの外側に突出
    する連動ピンと、該連動ピンの他端が固結され、前記バ
    ルブが閉じる通常位置とバルブが開く引き位置とに移動
    可能に洗剤タンクの外壁に設けられたスライダと、該ス
    ライダに対して取外し自在に下端を連結でき、前記ハン
    ドル軸に設けられた操作レバーに上端が押引き可能に固
    結されたケーブルとを具備して成ることを特徴とする請
    求項1記載の電動清掃機。
  3. 【請求項3】前記フード本体は円盤形であり、その上面
    部の略中央に前記ブラシを回転駆動するためのモーター
    が取付けられており、 前記洗剤タンクは、前記フード本体の上面部にて前記モ
    ーターを周回しかつ前記ハンドル軸の基端に干渉しない
    よう略C字形に成形され、該洗剤タンクに持ち運び用の
    把手を設けたことを特徴とする請求項1または2記載の
    電動清掃機。
  4. 【請求項4】請求項1,2または3に記載された前記洗
    剤タンク。
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