JPH1056189A - 太陽電池モジュール - Google Patents
太陽電池モジュールInfo
- Publication number
- JPH1056189A JPH1056189A JP8212489A JP21248996A JPH1056189A JP H1056189 A JPH1056189 A JP H1056189A JP 8212489 A JP8212489 A JP 8212489A JP 21248996 A JP21248996 A JP 21248996A JP H1056189 A JPH1056189 A JP H1056189A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- resin sheet
- solar cell
- solar battery
- cell module
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- Withdrawn
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/50—Photovoltaic [PV] energy
Landscapes
- Photovoltaic Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】吸熱により太陽電池セルが高温とならず、変換
効率が低下しない太陽電池モジュールを提供すること。 【解決手段】上面透明樹脂シート３と材質が同じ下面樹
脂シート６に窒化ホウ素等の無機粉体を混入させること
で、熱伝導性を高める。
効率が低下しない太陽電池モジュールを提供すること。 【解決手段】上面透明樹脂シート３と材質が同じ下面樹
脂シート６に窒化ホウ素等の無機粉体を混入させること
で、熱伝導性を高める。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は太陽電池モジュール
に係わり、詳しくは太陽光を効率良く電気エネルギーに
変換することができる太陽電池モジュールに関する。
に係わり、詳しくは太陽光を効率良く電気エネルギーに
変換することができる太陽電池モジュールに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、太陽電池モジュールの変換効率を
上げる手段として、多くの技術が開発されているが、主
に太陽電池セルに関するものであり、その周辺技術は、
多くはない。
上げる手段として、多くの技術が開発されているが、主
に太陽電池セルに関するものであり、その周辺技術は、
多くはない。
【０００３】例えば特開平７−２０２２４３号公報にお
いては、照射された光を吸収し、吸収した光の波長より
長い波長の光に変換する波長変換層を太陽電池セルの上
部に有する太陽電池モジュールである。
いては、照射された光を吸収し、吸収した光の波長より
長い波長の光に変換する波長変換層を太陽電池セルの上
部に有する太陽電池モジュールである。
【０００４】上記記載の公報は太陽電池セル以外の部分
に関する太陽電池モジュールの構造に関する内容であっ
て、波長が短い光を長くし、太陽光吸収効率を上げるこ
とにより変換効率を上げる方法である。
に関する太陽電池モジュールの構造に関する内容であっ
て、波長が短い光を長くし、太陽光吸収効率を上げるこ
とにより変換効率を上げる方法である。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】太陽電池モジュール
は、太陽の光を直接電気エネルギーに変換するものであ
り、クリーン且つ無尽蔵なエネルギーとして注目され各
方面で研究開発されているが、現状で、普及の足かせと
なっている問題点の一つは、変換効率が低く発電コスト
が依然として安くならないことである。
は、太陽の光を直接電気エネルギーに変換するものであ
り、クリーン且つ無尽蔵なエネルギーとして注目され各
方面で研究開発されているが、現状で、普及の足かせと
なっている問題点の一つは、変換効率が低く発電コスト
が依然として安くならないことである。
【０００６】一方、太陽電池の変換効率は太陽電池セル
自体の性能が係わるのは当然であるが、太陽電池モジュ
ールの問題として、太陽電池モジュールの吸熱による温
度上昇による、変換効率の低下が問題である。
自体の性能が係わるのは当然であるが、太陽電池モジュ
ールの問題として、太陽電池モジュールの吸熱による温
度上昇による、変換効率の低下が問題である。
【０００７】本発明は上記従来の問題を解消しようとす
るものであり、その目的とするところは、太陽電池モジ
ュールが吸熱により高温となり変換効率が下がるのを簡
単な方法にて防ぐことにある。
るものであり、その目的とするところは、太陽電池モジ
ュールが吸熱により高温となり変換効率が下がるのを簡
単な方法にて防ぐことにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】請求項１記載の本発明
は、最上層から透明板、上面透明樹脂シート、太陽電池
セル、下面樹脂シート、最下層が樹脂フィルムにてなる
積層体である太陽電池モジュールにおいて、下面樹脂シ
ートが熱伝導率が樹脂単体の熱伝導率よりすぐれたもの
であることを特徴とする太陽電池モジュールである。
は、最上層から透明板、上面透明樹脂シート、太陽電池
セル、下面樹脂シート、最下層が樹脂フィルムにてなる
積層体である太陽電池モジュールにおいて、下面樹脂シ
ートが熱伝導率が樹脂単体の熱伝導率よりすぐれたもの
であることを特徴とする太陽電池モジュールである。
【０００９】本発明の構成で使用できる素材を具体的に
記載すると、透明板にはガラスまたはプラスチックが使
用できる。
記載すると、透明板にはガラスまたはプラスチックが使
用できる。
【００１０】上面透明樹脂シートには、エチレン・ビニ
ルアセテート共重合樹脂（ＥＶＡ）、ポリビニルブチラ
ール（ＰＶＢ）、ポリエチレンテレフタレート（ＰＥ
Ｔ）またはブタジエン系樹脂等が使用される。
ルアセテート共重合樹脂（ＥＶＡ）、ポリビニルブチラ
ール（ＰＶＢ）、ポリエチレンテレフタレート（ＰＥ
Ｔ）またはブタジエン系樹脂等が使用される。
【００１１】太陽電池セルは、シリコン単結晶、シリコ
ン多結晶、アモルファスシリコンなどのいずれでもよ
い。
ン多結晶、アモルファスシリコンなどのいずれでもよ
い。
【００１２】下面樹脂シートは、不透明フィルムであっ
てもよく、ＥＶＡ、ＰＶＢ、ＰＥＴ、ブタジエン系樹
脂、フッ化ビニル樹脂等の樹脂にアルミニウム、鉄、銅
等の金属粉体や窒化ホウ素やダイヤモンド等の無機粉体
など高い熱伝導率を有するものを添加したものを使用す
る。
てもよく、ＥＶＡ、ＰＶＢ、ＰＥＴ、ブタジエン系樹
脂、フッ化ビニル樹脂等の樹脂にアルミニウム、鉄、銅
等の金属粉体や窒化ホウ素やダイヤモンド等の無機粉体
など高い熱伝導率を有するものを添加したものを使用す
る。
【００１３】金属粉体等の電気伝導体を用いる場合は、
用いる金属粉体の添加量を加減するか、あるいは表面処
理を施し、絶縁性を保持することが好ましい。
用いる金属粉体の添加量を加減するか、あるいは表面処
理を施し、絶縁性を保持することが好ましい。
【００１４】最下層の樹脂フィルムには、フッ化ビニル
樹脂、フッ化ビニリデン樹脂等が用いられ、その厚さは
数十μから数百μであり、水分の浸入を防ぐためにフッ
化ビニル樹脂層とアルミニウム層が積層されたものが好
適に用いられる。また樹脂フィルムは下面樹脂シートよ
りも薄いものが用いられる。
樹脂、フッ化ビニリデン樹脂等が用いられ、その厚さは
数十μから数百μであり、水分の浸入を防ぐためにフッ
化ビニル樹脂層とアルミニウム層が積層されたものが好
適に用いられる。また樹脂フィルムは下面樹脂シートよ
りも薄いものが用いられる。
【００１５】（作用）本発明の太陽電池モジュールで
は、下面樹脂シートは熱伝導率が良く、最下層の樹脂フ
ィルムが薄いので、効率よく太陽電池セルの熱を太陽電
池モジュールの下面ににがす。
は、下面樹脂シートは熱伝導率が良く、最下層の樹脂フ
ィルムが薄いので、効率よく太陽電池セルの熱を太陽電
池モジュールの下面ににがす。
【００１６】
【発明の実施の形態】以下、本発明太陽電池モジュール
の実施の形態を図面に基づいて説明する。図１は本発明
の太陽電池モジュールの一実施例を分解して示す概略図
である。
の実施の形態を図面に基づいて説明する。図１は本発明
の太陽電池モジュールの一実施例を分解して示す概略図
である。
【００１７】図１において、本発明の太陽電池モジュー
ル１は上面から透明板２、上面透明樹脂シート３、太陽
電池セル４、インターコネクタ５、下面樹脂シート６、
樹脂フィルム７で構成されている。実施及び比較例にお
いては、透明板２を厚み３．２mmのガラス、上面樹脂シ
ート３を厚み０．６mmのブチルゴムシート、太陽電池セ
ル４を多結晶のシリコン、インターコネクタ５は銅線に
金メッキを施したもの、下面樹脂シート６を上面透明樹
脂シート３と同質なものと、３と同質なものに、平均粒
径が５０〜１００μｍの窒化ホウ素を約１０重量％混入
したものの２つの効率を比較した。また、温度測定で
は、太陽電池セルに温度センサを取り付けた。
ル１は上面から透明板２、上面透明樹脂シート３、太陽
電池セル４、インターコネクタ５、下面樹脂シート６、
樹脂フィルム７で構成されている。実施及び比較例にお
いては、透明板２を厚み３．２mmのガラス、上面樹脂シ
ート３を厚み０．６mmのブチルゴムシート、太陽電池セ
ル４を多結晶のシリコン、インターコネクタ５は銅線に
金メッキを施したもの、下面樹脂シート６を上面透明樹
脂シート３と同質なものと、３と同質なものに、平均粒
径が５０〜１００μｍの窒化ホウ素を約１０重量％混入
したものの２つの効率を比較した。また、温度測定で
は、太陽電池セルに温度センサを取り付けた。
【００１８】それぞれの積層体は真空貼り合わせ装置に
より貼り合わせられ、温度は約１００℃から１４０℃程
度の中で行い、その後防湿性能の高いブチルゴムで太陽
電池モジュール端部を封止し、温度センサにて温度を測
定した。
より貼り合わせられ、温度は約１００℃から１４０℃程
度の中で行い、その後防湿性能の高いブチルゴムで太陽
電池モジュール端部を封止し、温度センサにて温度を測
定した。
【００１９】上記２つの太陽電池モジュールの変換効率
を下記の条件および公式で比較する。
を下記の条件および公式で比較する。
【００２０】気温：２５℃、裏面および表面は自然対流
のみを考慮、日射量：１ｋＷ／m2、ηｏは気温２５℃の
時の変換効率、Ｔは太陽電池セル温度（℃）である。 変換効率：η＝｛１−０．００４５（Ｔ−２５）｝・η
ｏ ：ηｏ＝１７％
のみを考慮、日射量：１ｋＷ／m2、ηｏは気温２５℃の
時の変換効率、Ｔは太陽電池セル温度（℃）である。 変換効率：η＝｛１−０．００４５（Ｔ−２５）｝・η
ｏ ：ηｏ＝１７％
【００２１】上面透明樹脂シート（ブチルゴム）と同じ
材料で下面樹脂シートにしたものの太陽電池セル温度か
ら気温を引いた差、すなわち（Ｔ−２５）が２３．２℃
であり、窒化ホウ素を混入したものは２１℃であった。
この結果上式により前者１５．２％、後者１５．４％と
いう結果となった。
材料で下面樹脂シートにしたものの太陽電池セル温度か
ら気温を引いた差、すなわち（Ｔ−２５）が２３．２℃
であり、窒化ホウ素を混入したものは２１℃であった。
この結果上式により前者１５．２％、後者１５．４％と
いう結果となった。
【００２２】以上の結果より、窒化ホウ素を混入した下
面樹脂シートを用いた側の太陽電池セルの変換効率が高
かった。
面樹脂シートを用いた側の太陽電池セルの変換効率が高
かった。
【００２３】以上、本発明の実施例と比較例により詳述
してきたが、具体的な構成は上記の実施例に限定され
ず、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更などがあ
っても本発明に含まれる。
してきたが、具体的な構成は上記の実施例に限定され
ず、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更などがあ
っても本発明に含まれる。
【００２４】例えば、上記実施例では、混入物質は窒化
ホウ素としたが、高い熱伝導率を有するものであれば、
ダイヤモンドを用いてもよい。
ホウ素としたが、高い熱伝導率を有するものであれば、
ダイヤモンドを用いてもよい。
【００２５】
【発明の効果】本発明の太陽電池モジュールは、下面樹
脂シートが高熱伝導率であるので、太陽電池セルが吸収
した熱が太陽電池モジュールの下面に熱伝導により放散
されるため、太陽電池モジュールの温度が上昇しにくい
ので、太陽電池セルの加熱による、変換効率の低下が少
ない。
脂シートが高熱伝導率であるので、太陽電池セルが吸収
した熱が太陽電池モジュールの下面に熱伝導により放散
されるため、太陽電池モジュールの温度が上昇しにくい
ので、太陽電池セルの加熱による、変換効率の低下が少
ない。
【００２６】
【図１】本発明における太陽電池モジュールの断面側面
図である。 １ 太陽電池モジュール ２ 透明板 ３ 上面透明樹脂シート ４ 太陽電池セル ５ インターコネクタ ６ 下面樹脂シート ７ 樹脂フィルム
図である。 １ 太陽電池モジュール ２ 透明板 ３ 上面透明樹脂シート ４ 太陽電池セル ５ インターコネクタ ６ 下面樹脂シート ７ 樹脂フィルム
Claims (1)
- 【請求項１】 最上層から透明板、上面透明樹脂シー
ト、太陽電池セル、下面樹脂シート、最下層が樹脂フィ
ルム、にてなる積層体である太陽電池モジュールにおい
て、下面樹脂シートの熱伝導率が樹脂単体の熱伝導率よ
りすぐれていることを特徴とする太陽電池モジュール。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8212489A JPH1056189A (ja) | 1996-08-12 | 1996-08-12 | 太陽電池モジュール |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8212489A JPH1056189A (ja) | 1996-08-12 | 1996-08-12 | 太陽電池モジュール |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1056189A true JPH1056189A (ja) | 1998-02-24 |
Family
ID=16623506
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8212489A Withdrawn JPH1056189A (ja) | 1996-08-12 | 1996-08-12 | 太陽電池モジュール |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1056189A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11354819A (ja) * | 1998-06-12 | 1999-12-24 | Toyota Autom Loom Works Ltd | 太陽電池モジュール |
| WO2009041561A1 (ja) * | 2007-09-26 | 2009-04-02 | Toyo Tanso Co., Ltd. | 太陽電池ユニット |
| US20100108140A1 (en) * | 2008-03-14 | 2010-05-06 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Device capable of thermally cooling while electrically insulating |
| EP2281311A2 (en) | 2008-04-14 | 2011-02-09 | BP Corporation North America Inc. | Thermal conducting materials for solar panel components |
| CN102202884A (zh) * | 2009-10-13 | 2011-09-28 | Bp北美公司 | 用于太阳能电池板部件的导热材料 |
| JP2013239744A (ja) * | 2013-08-08 | 2013-11-28 | Toyo Tanso Kk | 太陽電池ユニット |
| CN109226066A (zh) * | 2018-07-05 | 2019-01-18 | 陕西省石油化工研究设计院 | 一种实现太阳能电池组件中晶硅片完整回用的eva去除方法 |
-
1996
- 1996-08-12 JP JP8212489A patent/JPH1056189A/ja not_active Withdrawn
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11354819A (ja) * | 1998-06-12 | 1999-12-24 | Toyota Autom Loom Works Ltd | 太陽電池モジュール |
| WO2009041561A1 (ja) * | 2007-09-26 | 2009-04-02 | Toyo Tanso Co., Ltd. | 太陽電池ユニット |
| JP2009081301A (ja) * | 2007-09-26 | 2009-04-16 | Toyo Tanso Kk | 太陽電池ユニット |
| US20100108140A1 (en) * | 2008-03-14 | 2010-05-06 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Device capable of thermally cooling while electrically insulating |
| EP2281311A2 (en) | 2008-04-14 | 2011-02-09 | BP Corporation North America Inc. | Thermal conducting materials for solar panel components |
| CN102202884A (zh) * | 2009-10-13 | 2011-09-28 | Bp北美公司 | 用于太阳能电池板部件的导热材料 |
| JP2013239744A (ja) * | 2013-08-08 | 2013-11-28 | Toyo Tanso Kk | 太陽電池ユニット |
| CN109226066A (zh) * | 2018-07-05 | 2019-01-18 | 陕西省石油化工研究设计院 | 一种实现太阳能电池组件中晶硅片完整回用的eva去除方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20060825 |