JPH1056164A - 固体撮像装置 - Google Patents

固体撮像装置

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Publication number
JPH1056164A
JPH1056164A JP8212502A JP21250296A JPH1056164A JP H1056164 A JPH1056164 A JP H1056164A JP 8212502 A JP8212502 A JP 8212502A JP 21250296 A JP21250296 A JP 21250296A JP H1056164 A JPH1056164 A JP H1056164A
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JP
Japan
Prior art keywords
light
insulating film
solid
imaging device
state imaging
Prior art date
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Pending
Application number
JP8212502A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidenori Shibata
英紀 柴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】画素を微細化してもスミア特性の劣化を伴わず
に十分な感度を得る。 【解決手段】この発明は、遮光膜5に設けられた開口部
を介して光が入射され電荷を発生する受光部6と当該電
荷を転送する電荷転送部7とを有する固体撮像装置であ
って、上記遮光膜5上に第1の絶縁膜21が形成され、
上記第1の絶縁膜21上の少なくとも遮光膜5の開口部
の側壁部に第1の絶縁膜21よりも屈折率の高い第2の
絶縁膜22が形成され、上記入射した光により発生した
電荷が上記電荷転送部7に漏れ込むことを防ぐものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、その一部に開口が
設けられた遮光膜を有する構造の固体撮像装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ビデオカメラや電子スチルカメラ
等では、固体撮像素子(CCD;Charge Coupled Device) を
用いた固体撮像装置が一般に使用されているが、カメラ
システム等においてはシステム自体の小型化を図るべく
チップ寸法を縮小することが嘱望されており、撮像素子
の単位画素の微細化が素子開発の一つの大きな課題とな
っている。
【0003】このような微細化により影響を受ける特性
としては、「感度」と「スミア」が挙げられる。上記固
体撮像装置において、その遮光膜の開口を広げると感度
は向上するが、その反面、スミア特性が劣化してしま
う。このように、感度とスミアは遮光膜の開口寸法をパ
ラメータとして相反する特性となっている。
【0004】ここで、図3には従来技術に係る固体撮像
装置の例としてIT(Inter line Transfer) −CCDの
断面構造を示し説明する。図3に示されるように、半導
体基板1上にゲート絶縁膜2を介して例えば多結晶シリ
コンからなる転送電極3が形成され、当該転送電極3上
に例えばシリコン酸化膜からなる層間絶縁膜4、更に金
属による遮光膜5が形成されている。半導体基板1中に
は受光部6と電荷転送部7が隣接して形成されている。
遮光膜5は受光部6に光が選択的に入射するようにその
一部が開口されている。遮光膜5上には第1の平坦化層
8、色フィルタ9、第2の平坦化層10が積層され、最
上部にはマイクロレンズ11が形成された構造になって
いる。
【0005】このような構成において、固体撮像装置に
入射した光はマイクロレンズ11により集光され、色フ
ィルタ9、第1の平坦化層8を介して遮光膜5の開口を
通過して受光部6に入射し信号電荷を発生させる。この
電荷は電荷転送部7に転送され、各転送電極3に例えば
2相又は4相のクロックパルスが与えられると、それに
同期して1電極ずつ順番に転送される。
【0006】ここで、上記「スミア」とは、入射光によ
り発生した電荷が受光部6のみならず転送部7に漏れ込
むことにより発生する為の信号を言うが、遮光膜5の開
口端部へ斜めに入射した光が転送部7へ漏れ込むことが
一つの大きな要因となっている。このため、スミアの影
響を軽減すべく、設計的に遮光膜5の開口端部と転送部
7との距離を斜め光が入射しない十分な距離とすること
がされている。
【0007】一方、「感度」は、上記マイクロレンズ1
1の集光能力と開口の寸法により決定される。従って、
画素を微細化しても十分な感度を得られるようにする為
に遮光膜5の開口寸法の割合の低下を最小限に抑えるこ
とがされている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術においては、スミア特性を劣化させない遮光膜5
の端部と転送部7の距離は画素寸法によらず略一定とな
るため、画素の微細化における開口割合の確保はスミア
特性の劣化を招くといった問題が生じる。
【0009】即ち、上記構造では、感度を確保するため
に開口の割合を維持するとスミア特性の劣化を伴い、ス
ミア特性の劣化を抑制するための遮光膜5の開口と転送
部7の距離を確保すると十分な感度が得られないという
問題があった。本発明は、上記問題に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、画素を微細化してもス
ミア特性の劣化を伴わずに十分な感度を得ることにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の固体撮像装置は、遮光膜に設けられた開口
部を介して光が入射され電荷を発生する受光部と当該電
荷を転送する電荷転送部とを有する固体撮像装置におい
て、上記遮光膜上に形成された第1の絶縁膜と、上記第
1の絶縁膜上の少なくとも遮光膜の開口部の側壁部に形
成された第1の絶縁膜よりも屈折率の高い第2の絶縁膜
とを具備し、上記入射した光が上記電荷転送部に漏れ込
むことを防ぐことを特徴とする。
【0011】そして、上記第1の絶縁膜をシリコン酸化
膜とし、上記第2の絶縁膜をシリコン窒化膜とすること
を特徴とする。このように、遮光膜上に屈折率の低い第
1の絶縁層と屈折率が第1の絶縁層膜よりも高い第2の
絶縁層が形成される。これにより、本発明の固体撮像装
置では、斜めに入射する光が転送部に入射することを抑
制し、画素の微細化においてもスミア特性の劣化を伴わ
ず十分な感度を得るといった作用を奏する。
【0012】
【実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の実施例
について説明する。図1は実施の形態に係る固体撮像装
置の画素部の断面構造を示す図である。この図1に示さ
れるように、半導体基板1上にはゲート絶縁膜2を介し
て例えば多結晶シリコンからなる転送電極3が形成さ
れ、当該転送電極3上には例えばシリコン酸化膜からな
る層間絶縁膜4、更に金属による遮光膜5が形成されて
いる。半導体基板1中には受光部6と電荷転送部7が隣
接して形成されている。遮光膜5は受光部6に光が選択
的に入射するようにその一部が開口されている。遮光膜
5上には第1の平坦化層8、色フィルタ9、第2の平坦
化層10が積層され、最上部にはマイクロレンズ11が
形成された構造になっている。
【0013】そして、上記遮光膜5上に、屈折率の低い
第1の絶縁膜21が形成され、更に第1の絶縁膜21の
少なくとも遮光膜5の開口側壁部に屈折率が第1の絶縁
膜よりも高い第2の絶縁膜22が形成されている。
【0014】このような構成において、固体撮像装置に
入射した光はマイクロレンズ11により集光され、色フ
ィルタ9、第1の平坦化層8を介して遮光膜5の開口を
通過して受光部6に入射し信号電荷を発生させる。この
電荷は電荷転送部7に転送され、各転送電極3に例えば
2相又は4相のクロックパルスが与えられると、それに
同期して1電極ずつ順番に転送される。特に、この実施
の形態に係る固体撮像装置では、電荷転送部7に入射す
る光を第1の絶縁膜21と第2の絶縁膜の屈折率の違い
により低減している。
【0015】以下、図2には上記遮光膜5の開口端部周
辺の拡大図を示し、このような従来構造と本発明の構造
との入射光の光路の相違を説明する。この図2において
は、従来構造における斜め入射光の光路と本発明による
光路とを比較して示している。ここでは、一例として、
第1の絶縁膜に屈折率が約1.45であるシリコン酸化
膜を用い、第2の絶縁膜に屈折率が約2.0であるシリ
コン窒化膜を用いた場合の光路の屈折の様子を示してい
る。
【0016】前述したような従来構造では遮光膜5の開
口部近傍では屈折率として均一なため、図のように斜め
に入射した光A及びBは直進し、図中A”,B”で示す
光路上を進み、転送部6方向へ入射することになる。
【0017】これに対して、本発明の構造では、入射光
Aの場合は第2の絶縁膜で遮光膜5方向に屈折し、光路
A´上を進み、遮光膜5で遮られる。また、入射光Bの
場合は第1,第2の絶縁膜の界面で、第1の絶縁膜の屈
折率に対して第2の絶縁膜の屈折率が高い為に光は全反
射し、光路B´上を進み遮光膜5で遮られる。
【0018】このように本発明によれば電荷転送部7に
入射する光を大幅に低減することができるため、スミア
の劣化を伴わず開口付近の拡大が可能となる。以上、本
発明の実施の形態について説明したが、本発明はこれに
限定される事なく、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の
改良・変更が可能であることは勿論である。例えば、上
記実施の形態では、第1の絶縁膜、第2の絶縁膜として
シリコン酸化膜、シリコン窒化膜を採用する例を説明し
たが、上記屈折率の条件を満たせば他の部材も採用でき
ることは勿論である。
【0019】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
斜めに入射する光の光路を屈折させ転送部への入射を抑
制することで、画素を微細化してもスミア特性の劣化を
伴わずに十分な感度を得る固体撮像装置を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る固体撮像装置の画素
部の断面構造を示す図である。
【図2】本発明の効果を説明する遮光膜開口近傍の拡大
図である。
【図3】従来技術に係る固体撮像装置の画素部の断面構
造を示す図である。
【符号の説明】
1…半導体基板 2…ゲート絶縁膜 3…転送電極 4…層間絶縁膜 5…遮光膜 6…受光部 7…電荷転送部 8…第1の平坦化層 9…色フィルタ 10…第2の平坦化層 11…マイクロレンズ 21…第1の絶縁膜 22…第2の絶縁膜

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遮光膜に設けられた開口部を介して光が
    入射され電荷を発生する受光部と当該電荷を転送する電
    荷転送部とを有する固体撮像装置において、 上記遮光膜上に形成された第1の絶縁膜と、 上記第1の絶縁膜上の少なくとも遮光膜の開口部の側壁
    部に形成された第1の絶縁膜よりも屈折率の高い第2の
    絶縁膜と、を具備し、上記入射した光が上記電荷転送部
    に漏れ込むことを防ぐことを特徴とする固体撮像装置。
  2. 【請求項2】 上記第1の絶縁膜をシリコン酸化膜と
    し、上記第2の絶縁膜をシリコン窒化膜とすることを特
    徴とする請求項1に記載の固体撮像装置。
JP8212502A 1996-08-12 1996-08-12 固体撮像装置 Pending JPH1056164A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006156578A (ja) * 2004-11-26 2006-06-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd 固体撮像装置の製造方法
CN100437977C (zh) * 2005-01-27 2008-11-26 索尼株式会社 制造固态成像器件的方法和固态成像器件及照相机

Cited By (3)

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JP2006156578A (ja) * 2004-11-26 2006-06-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd 固体撮像装置の製造方法
JP4494173B2 (ja) * 2004-11-26 2010-06-30 パナソニック株式会社 固体撮像装置の製造方法
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