JPH1055796A - 蓄電池 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 同じ寸法、形状の集電部材を使用することに
より、構成部品の数を少なくして、容易且つ低コストで
製造できる蓄電池を提供する。 【解決手段】 電槽１に施される電槽蓋２に、３つの同
口径の貫通孔３，３，３を等間隔Ｄ，Ｄを存して穿設
し、該電槽１内に収容した極板群７を構成する複数枚の
正極板４の耳列４ａと複数枚の負極板５の耳列５ａとを
夫々前記の相隣る貫通孔３，３間の間隔Ｄ，Ｄの夫々を
等分して位置せしめ、同じ寸法形状の集電部材１１，１
１により、正極耳列４ａと負極耳列５ａと上記の三つの
貫通孔３，３，３のいずれか２つの貫通孔に貫通した正
極柱８と負極柱９と夫々互いに接続して成る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、蓄電池に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、一つのセルから成る角形蓄電池と
して、その電槽内に上端縁の一側に偏位して耳を突設し
た正極板と上端縁の他側に偏位して耳を突設した負極板
とを、セパレータを介して夫々複数枚積層して成る極板
群を収容し、該電槽に施した該電槽蓋の平坦蓋板に穿設
した３つの貫通孔のうちその２つの貫通孔に正極柱と負
極柱を夫々貫通突設し、その残る貫通孔に安全弁筒体を
取り付け、前記正極板耳列と該正極柱、前記負極板耳列
と該負極柱とをスポット溶接式の断面コ字状の板から成
る集電部材で相互に接続して構成したものは公知であ
る。該蓄電池は、正，負極端子を蓋の両端に位置する形
式のもの或いは正，負極端子のいずれか一方が蓋の中央
に位置する形式のものに構成され、その複数個を用いて
単位電池に組み立て、例えば電気自動車用などに用いら
れる。次に、従来提案されている端子の位置が蓋の中央
に位置する形式の蓄電池について添付図面を参照し説明
する。図９は、その１例の角形蓄電池を示す。即ち、１
つのセルから成る角形蓄電池Ａとして、その電槽Ｂ内に
上端縁の１側に偏位して耳ｐを突設した正極板Ｐと上端
縁の他側に偏位して耳ｎを突設した負極板Ｎとを、セパ
レータＳを介して夫々複数枚積層して成る極板群Ｃを収
容し、該電槽Ｂに施した該電槽蓋Ｄの平坦蓋板の中央に
穿設した貫通孔Ｅに正極柱Ｆを貫通突設し、その右側に
穿設した貫通孔Ｇにその直下に位置する負極柱Ｈを貫通
突設し、その左側に穿設した貫通孔Ｉに安全弁筒体Ｊを
取り付け、前記の左側に位置する該正極耳列ｐ，ｐ，…
と中央に位置する該正極柱Ｆとを、ストラップ式の櫛歯
状板から成る集電部材Ｋで相互に接続し、右側の該負極
耳列ｎ，ｎ，…とその直上の該負極柱Ｈとを前記の集電
部材Ｋとは寸法、形状が異なるスポット溶接式の断面コ
字状の板から成る集電部材Ｌで相互に接続して構成した
ものが提案されている。

【０００３】図１０はその他例の角形蓄電池を示す。即
ち、１つのセルから成る角形蓄電池Ａ′として、上端縁
の中央に耳ｐを突設した正極板Ｐの複数枚と上端縁の１
側に、即ち、図面では右側に偏位して耳ｎを突設した負
極板Ｎの複数枚をセパレータＳを介して積層して成る極
板群Ｃ′を電槽Ｂ内に収容し、電槽Ｄの中央と右側に穿
設した貫通孔Ｅ，Ｇに夫々貫通突設した正極柱Ｆとその
右側に位置する負極柱Ｈとを、夫々の直下に位置する夫
々の正極耳列ｐ，ｐ，…と負極耳列ｎ，ｎ，…に、同じ
寸法形状の集電部材Ｌ，Ｌで夫々相互に接続し、その左
側の貫通孔Ｉに安全弁筒体Ｊを取り付けて構成したもの
が提案されている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】上記角形蓄電池Ａ及び
Ａ′を構成するには、その前者では互いに異なる寸法、
形状の集電部材Ｋ，Ｌを多数用意しなければならない。
また、その後者では集電部材Ｌ，Ｌは同じ形状、寸法の
ものを用意すれば足りるが、耳の位置の異なる正極板及
び負極板を多数枚用意しなければならないので、いずれ
の場合も、寸法、形状の異なる部品を多数作製し用意し
なければならず、部品点数が増え、且つコスト高とな
り、また、蓄電池の組み立てが煩わしいなどの不都合を
もたらす。従って、部品点数の減少、電池製造コストの
低減、組み立て作業の簡易化が望まれる。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明は、上記の不都合
を解消し、要望を満足する蓄電池を提供するもので、電
槽の上面に施された電槽蓋に、一直線上に且つ等しい間
隔を存して同じ口径の３個の貫通孔を配設する一方、該
電槽内に収容した極板群を構成する複数枚の正極板の耳
列と複数枚の負極板の耳列を、中央の貫通孔とその左右
の貫通孔との間隔を等分する中間に夫々位置せしめた構
成を具備することを特徴とする。

【０００６】

【作用】上記の構成により、これら３つの貫通孔のう
ち、所望の２つの貫通孔を選択して正極柱と負極柱を貫
通突設しても、常に同じ寸法、形状の集電部材を用い
て、その左右のいずれの方向においても正極板の耳列と
正極柱との相互接続及び負極板の耳列と負極柱との相互
接続が可能となる。また、正極板及び負極板はいずれも
上記の相隣る貫通孔間の中央に位置するように１側に偏
位した同じ位置に耳を突設した１つの形式の多孔基板を
作製すれば足りる。また、同じ寸法、形状の極柱を多数
作製したものが使用できる。

【０００７】而して、同じ寸法、形状の２個の集電部材
の一端を、該電槽内に収容した極板群の該正極板の耳列
と該負極板の耳列とに夫々接続し、その他端に同じ寸
法、形状の極柱を夫々接続し、その正極柱と負極柱を、
電槽蓋の２つの貫通孔に貫通突設し、その残る１つの貫
通孔に安全弁筒体を取り付けることにより製造が容易で
コストの低下した電池が高能率に得られる。

【０００８】

【発明の実施の形態】図１、図２及び図３は、本発明の
蓄電池の実施の１例を示す。図１は、一セルから成る角
形蓄電池Ｍ１の上面図、図２は、図１のＩＩ−ＩＩ線の
一部裁断面図、図３は、電槽蓋を除去した図１の蓄電池
の斜面図を示す。図面で１は合成樹脂電槽、２は該電槽
の上面に接着剤や融着などで気密に施した電槽蓋を示
す。該電槽蓋２は筐型から成り、その矩形状の上面蓋板
には、その長さ方向の中心線上に、中央とその左右に等
間隔Ｄ，Ｄを存して３つの同径の円形の貫通孔３，３，
３が穿設されている。電槽１内には、複数枚の例えば６
枚の正極板４，４，…と複数枚の例えば７枚の負極板
５，５，…とをその各耳４ａ，４ａ，…が１側にその各
耳５ａ，５ａ，…が他側に整列するようにセパレータ
６，６，…を介在させて積層して組み立てた極板群７を
収容した。本発明によれば、各正極板４の上縁に突設す
る耳４ａの位置及び各負極板５の上縁に突設する耳５ａ
の位置は、図２に示すように、該電槽１内に収容したと
き、前記３つの貫通孔３，３，３の相隣る貫通孔３，３
間の夫々の中心軸線Ｘ−Ｘ間の間隔Ｄ，Ｄを夫々等分
ｄ，ｄする中間線Ｙ−Ｙ上にその各耳４ａ及び５ａの中
心軸線が重なる位置に存するように予め設けられる。換
言すれば、各正，負極板４，５のいずれの場合もその幅
の３分の１の位置に耳４ａ，５ａが夫々突設せしめたも
のを作製しておく。換言すれば、正，負極板４，５に共
通の１つの形式の多孔基板を多数作製し、これに夫々正
極活物質と負極活物質を充填しておく。かくして、その
各正，負極板４，５を交互に積層して成る本発明の極板
群７を該電槽１内に収容したとき、図２に明示のよう
に、正極板４，４，…の耳列４ａ，４ａ，…は、中央の
貫通孔３と図面で右側の貫通孔３との間隔Ｄの中央のＹ
−Ｙ線上に位置し且つ図２の紙面に対し直交する方向に
整列される一方、負極板５，５，…の耳列５ａ，５ａ，
…は、中央の貫通孔３と図面で左側の貫通孔３との間隔
Ｄの中央のＹ−Ｙ線上に位置し且つ図２の紙面に対し直
交する方向に整列するように配備される。換言すれば、
図２示のように、正極板４，４，…の耳列４ａ，４ａ，
…の位置及び負極板５，５，…の耳列５ａ，５ａ，…の
位置はその夫々の中央の貫通孔３と左側の貫通孔３及び
中央の貫通孔３と右側の貫通孔３から夫々全て等距離
ｄ，ｄ及びｄ，ｄに存することゝなる。而も、図２示の
各正極板４の耳４ａと各負極板５の耳５ａの整列位置を
逆にしても、即ち、各正極板４の耳４ａを左側に、各負
極板５の耳５ａを右側に整列させても、その正極耳列４
ａ，４ａ，…及びその負極耳列５ａ，５ａ，…は、夫々
その中央の貫通孔３と左側の貫通孔３及びその中央の貫
通孔と右側の貫通孔３とから夫々等距離ｄ，ｄ及びｄ，
ｄに存することとなる。

【０００９】このように本発明によれば、電槽蓋２に配
設した３つの貫通孔と極板群７の複数枚の正極板４，
４，…の耳列４ａ，４ａ，…と複数枚の負極板５，５，
…の耳列５ａ，５ａ，…を夫々のＹ−Ｙ線上に整列して
配備したので、これら３つの貫通孔のうちのいずれか２
つの貫通孔を選択して貫通突設せしめた正極柱８及び負
極柱９の位置は、いずれの場合も、その正極板の耳列及
び負極板の耳列から常に等距離に存するから、同じ寸法
形状の一種類の集電部材１１を多数作製しておくだけ
で、この同じ集電部材を使用して正極柱と正極板の耳列
及び負極柱と負極板の耳列との相互接続ができ、部品を
少なくして而も同じ作業工程で正，負極の配設位置が所
望の各種の形式の本発明の蓄電池が容易迅速に低コスト
に得られることが判る。

【００１０】更に、本発明によれば、電槽蓋２に配設し
た３つの貫通孔３，３，３を全て同じ口径の円形の貫通
孔を形成するので、これらの貫通孔３，３，３の貫通突
設するに適した同じ太さと長さを有する極柱を多数作製
しておけば、これらの極柱を用いてこれら３つの貫通孔
のうちから所望に応じて２つの貫通孔を選択して貫通突
設させ、且つ夫々の集電部材を介して正，負極耳列と夫
々接続された正，負極柱の配置を所望により設定するこ
とができる一方、同形、同大の安全弁筒体１０の多数を
作製しておき、これを、その残る１つの貫通孔３に取り
付けることにより上記各種形式の本発明の蓄電池が低コ
ストで且つ高能率に大量に生産できる。

【００１１】

【実施例】図１〜図３示の実施例の蓄電池Ｍ１において
は、電槽蓋２に配設した３つの貫通孔３，３，３のう
ち、その右側の貫通孔３に正極耳列４ａ，４ａ，…に集
電部材１１を介して接続された正極柱８を貫通突設し、
その中央の貫通孔３に負極耳列５ａ，５ａ，…に集電部
材１１を介して接続された負極柱９を貫通突設し、その
左側の貫通孔３に安全弁筒体１０を気液密に取り付けた
ものである。図面で１０ａは該貫通孔３に気液密に接着
剤で固着した内周に螺条をもつ円弧状の受座を示す。該
安全弁筒体１０は、その基部を該受座１０ａに螺挿結着
して取り付けた。１０ｂはパッキングを示す。これらの
正，負極柱８，９は、貫通孔３，３に貫通する前に、そ
の夫々の基部を、その夫々の正極耳列４ａ，４ａ，…と
負極耳列５ａ，５ａ，…とに夫々、その一端を接続した
例えば、図３に示すような、同一の寸法、形状を有する
ストラップ式の櫛歯状板から成る集電部材１１及び１１
の他端に接続して直立させた後、該電槽蓋２を電槽１に
施すとき、夫々の貫通孔３に貫通突設して形成される。
図面で１２は正，負極柱８，９とその夫々の貫通孔３，
３との間を封口するパッキング、１３は該正，負極柱
８，９の貫通突出部の周面に形成した螺条、１４は該パ
ッキング１２を座金１５を介して該蓋２上面に締め付け
圧着するナットを示す。

【００１２】図４は、図１の実施例とは逆に、正極板
４，４，…の耳列４ａ，４ａ，…を図面で左側に位置さ
せ、負極板５，５，…の耳列５ａ，５ａ，…を右側に位
置させて交互に積層した極板群７を電槽１内に収容し、
電槽蓋２の中央の貫通孔３から正極柱８を貫通突出さ
せ、図面でその右側の貫通孔３から負極柱９を貫通突出
させた形式の蓄電池Ｍ２を示す。この場合でも、前記と
同一の寸法形状の上記の集電部材１１，１１を介して該
正極柱８と該正極耳列４ａ，４ａ，…とを相互接続し、
該負極柱９と該負極耳列５ａ，５ａ，…とを相互接続す
ることができ、蓄電池の製造が容易にできる。

【００１３】図５示の形式の蓄電池Ｍ３は、電槽蓋２の
中央の貫通孔３に安全弁筒体１０を装着し、その左右両
側の貫通孔３，３に正極柱８と負極柱９とを配設したも
ので、この場合も、電槽１内の極板群７を構成する正極
板４，４，…の耳列４ａ，４ａ，…は、中央の貫通孔３
と左側の貫通孔３との間隔を等分した中央位置に存し且
つ紙面に対し直交する方向に整列され、負極板５，５，
…の耳列５ａ，５ａ，…は、中央の貫通孔３と右側の貫
通孔３との間隔を等分した中央位置に存し且つ紙面と直
交する方向に整列されるので、同一、同形の上記集電部
材１１，１１により、その接続方向が互いに反対となる
だけで、夫々の耳列と極柱とを相互に接続することがで
きる。

【００１４】図６は、上記の図１示の形式の蓄電池Ｍ１
を３個と図４示の形式の蓄電池Ｍ２を３個を交互に積層
し、直列接続して構成した６セルから成る単位電池１６
の１例を示す。図面で１７はセル間接続杆、１８は各
正，負極柱８，９の上端部に螺着し、相隣る蓄電池Ｍ
１，Ｍ２間の正，負極柱８，９にその両端部の孔で挿嵌
せしめた該セル間接続杆１７の両端部を上端から締め付
け固定したナットを示す。この実施例では、全体として
中央形蓄電池に形成され且つその各単セルから成る蓄電
池Ｍ１，Ｍ２の１側に夫々安全弁筒体１０を具備する形
式のものに構成されている。

【００１５】図７は、他の形式の単位電池１６を示し、
図５示の両側に正，負極柱８，９を配設し、その中央に
安全弁筒体１０を取り着けた形式の蓄電池Ｍ３を６個を
積層し、直列に接続して成る単位電池１６に構成したも
ので、これにより、中央に安全弁筒体１０をもつＬ型電
池に構成したものである。

【００１６】図８（ａ）〜（ｃ）は、図６示の形式の単
位電池を更に安定堅牢に構成した場合を示す。即ち、本
発明の各蓄電池をその電槽１の幅方向の両側壁面に上部
と下部に水平方向に延びる断面コ字状の嵌合溝１ａ，１
ａを形成したものを６個重ね合わせて形成される単位電
池１６の両側面に、その上部、下部において各嵌合溝１
ａ，１ａ，…が整合して形成される長手の水平の凹溝に
単位電池の長さと同じ長さの合成樹脂製や木製の長尺枠
板１９，１９を嵌合し、その単位電池１６の両端面にこ
れと同じ面積を有する所望の厚さの合成樹脂成形端板２
０，２０を当て、その両端部において、左右側面の上下
の長尺枠板１９，１９の両端に、ねじ釘などの止め具２
１により連結することにより、これら枠板と端板により
形成される固形囲枠により単位電池１６の四周を固定す
ることにより、安定堅牢な単位電池１６に構成したもの
である。

【００１７】

【発明の効果】このように本発明によれば、電槽に施さ
れる電槽蓋に、一直線上に、等間隔で同じ口径の３つの
貫通孔を穿設する一方、該電槽内に収容された極板群を
構成する複数枚の正極板の耳列と複数枚の負極板の耳列
とを、上記の３つの貫通孔の夫々の間隔を二等分する位
置に配列するように位置せしめたので、これら３つの貫
通孔のいずれか２つを任意選択して正極柱と負極柱とを
貫通突設しても、これらの正，負極柱と正極耳列、負極
耳列とを夫々相互に接続する集電部材は、同じ寸法、形
状の１種類で足り、従来の蓄電池に比し、部品数を少な
くすることができ、また、その接続作業も簡単となり、
また、集電部材を左，右のいずれの方向において、正，
負耳列と正，負極柱とを相互に接続でき、安価で且つ作
業能率良く蓄電池を製造できる。また、該電槽蓋に、同
じ寸法、形状の極柱と、同一寸法、形状の集電部材と、
電槽に収容したとき、各正極板と各負極板の夫々の耳の
位置が相隣る貫通孔間の中央の下位に位置するような位
置に耳を夫々突設した正極板と負極板とを夫々多数作製
しておくことにより、これらの同じ構成部材を使用し
て、電槽蓋に負極柱及び正極柱の配設位置を所望により
異にした各種の蓄電池を所望により製造でき、従来のよ
うに、正極柱や負極柱の位置が異なるごとに、長さや形
状の異なる集電部材を作製しておくに比し、低コストで
且つ容易に各種の蓄電池が得られる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明の実施の１例の蓄電池の平面図。

【図２】 図１のＩＩ−ＩＩ線裁断側面図。

【図３】 図１の蓄電池の電槽蓋を除いた平面図。

【図４】 本発明の変形例の蓄電池の図２に類似の図。

【図５】 本発明の更に変形例の蓄電池の図２に類似の
図。

【図６】 本発明の蓄電池を直列にセル間接続して成る
単位電池の１例の平面図。

【図７】 本発明の蓄電池を直列にセル間接続して成る
単位電池の変形例の平面図。

【図８（ａ）】 本発明の蓄電池を直列にセル間接続し
て成る固定囲枠を備えた単位電池の側面図。

【図８（ｂ）】 図８（ａ）の蓄電池の平面図。

【図８（ｃ）】 図８（ａ）の蓄電池の端面図。

【図９】 従来の蓄電池の１例の一部を裁除した裁断側
面図。

【図１０】 従来の蓄電池の他例の一部を裁除した裁断
側面図。

【符号の説明】 １ 電槽 ２ 電槽蓋 ３
貫通孔 ４ 正極板 ４ａ 正極耳 ５
負極板 ５ａ 負極耳 ６ セパレータ ７
極板群 ８ 正極柱 ９ 負極柱 １
０ 安全弁筒体 Ｍ１，Ｍ２，Ｍ３ 本発明の蓄電池 １
６ 単位電池

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 籔本 俊昭 福島県いわき市常磐下船尾町杭出作23−６ 古河電池株式会社いわき事業所内 (72)発明者 野村 哲郎 福島県いわき市常磐下船尾町杭出作23−６ 古河電池株式会社いわき事業所内 (72)発明者 永野 貢 宮城県仙台市青葉区中山７丁目２番１号 東北電力株式会社研究開発センター内 (72)発明者 佐藤 文夫 宮城県仙台市青葉区中山７丁目２番１号 東北電力株式会社研究開発センター内 (72)発明者 小山 健 宮城県仙台市青葉区中山７丁目２番１号 東北電力株式会社研究開発センター内

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 電槽の上面に施された電槽蓋に、一直線
   上に且つ等しい間隔を存して同じ口径の３個の貫通孔を
   配設する一方、該電槽内に収容した極板群を構成する複
   数枚の正極板の耳列と複数枚の負極板の耳列を、中間の
   貫通孔とその左右の貫通孔との間隔を等分する中央線上
   に夫々位置せしめたことを特徴とする蓄電池。
2. 【請求項２】 同じ寸法、形状の２個の集電部材の一端
   を、該電槽内に収容した極板群の該正極板の耳列と該負
   極板の耳列とに夫々接続し、その他端に同じ寸法、形状
   の極柱を夫々接続し、その正極柱と負極柱を、電槽蓋の
   ２つの貫通孔に貫通突設し、その残る１つの貫通孔に安
   全弁筒体を取り着けて成る請求項１記載の蓄電池。