JPH1055568A - 光ピックアップ装置 - Google Patents
光ピックアップ装置Info
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- JPH1055568A JPH1055568A JP9109804A JP10980497A JPH1055568A JP H1055568 A JPH1055568 A JP H1055568A JP 9109804 A JP9109804 A JP 9109804A JP 10980497 A JP10980497 A JP 10980497A JP H1055568 A JPH1055568 A JP H1055568A
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- Japan
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- prism
- laser beam
- laser
- optical
- silicon substrate
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- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B7/00—Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
- G11B7/12—Heads, e.g. forming of the optical beam spot or modulation of the optical beam
- G11B7/135—Means for guiding the beam from the source to the record carrier or from the record carrier to the detector
- G11B7/1359—Single prisms
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
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- G11B7/12—Heads, e.g. forming of the optical beam spot or modulation of the optical beam
- G11B7/135—Means for guiding the beam from the source to the record carrier or from the record carrier to the detector
- G11B7/1353—Diffractive elements, e.g. holograms or gratings
-
- G—PHYSICS
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- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
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- G11B7/123—Integrated head arrangements, e.g. with source and detectors mounted on the same substrate
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- G11B7/135—Means for guiding the beam from the source to the record carrier or from the record carrier to the detector
- G11B7/1372—Lenses
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- G11B7/135—Means for guiding the beam from the source to the record carrier or from the record carrier to the detector
- G11B7/1372—Lenses
- G11B7/1378—Separate aberration correction lenses; Cylindrical lenses to generate astigmatism; Beam expanders
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B7/00—Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
- G11B2007/0003—Recording, reproducing or erasing systems characterised by the structure or type of the carrier
- G11B2007/0006—Recording, reproducing or erasing systems characterised by the structure or type of the carrier adapted for scanning different types of carrier, e.g. CD & DVD
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Optical Head (AREA)
- Optical Recording Or Reproduction (AREA)
- Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 各光学部品を一体型に製作することによっ
て、組立て及び調整を容易にする光ピックアップ装置を
提供する。 【解決手段】 光ディスクの記録面と平行にシリコン基
板が設置される。その上部に透過型プリズムが設置され
る。プリズムの一側面に回折格子面が形成される。プリ
ズムの内部には部分反射・部分透過のためのビームスプ
リッターが斜めに設置される。レーザ光源部から照射さ
れたレーザビームは回折格子面を透過した後、上記ビー
ムスプリッターによって反射される。この反射されたビ
ームはプリズムの上面の選択的透光部を透過した後、対
物レンズによって光ディスク上にフォーカシングされ
る。光ビームは、選択的透光部の内側円形部は全透過
し、周辺部は半透過する。光ディスクから反射されたビ
ームはビームスプリッターを部分透過してから、プリズ
ムの下面の反射面によって反射され、プリズムの上面の
フォトデテクターに受光される。
て、組立て及び調整を容易にする光ピックアップ装置を
提供する。 【解決手段】 光ディスクの記録面と平行にシリコン基
板が設置される。その上部に透過型プリズムが設置され
る。プリズムの一側面に回折格子面が形成される。プリ
ズムの内部には部分反射・部分透過のためのビームスプ
リッターが斜めに設置される。レーザ光源部から照射さ
れたレーザビームは回折格子面を透過した後、上記ビー
ムスプリッターによって反射される。この反射されたビ
ームはプリズムの上面の選択的透光部を透過した後、対
物レンズによって光ディスク上にフォーカシングされ
る。光ビームは、選択的透光部の内側円形部は全透過
し、周辺部は半透過する。光ディスクから反射されたビ
ームはビームスプリッターを部分透過してから、プリズ
ムの下面の反射面によって反射され、プリズムの上面の
フォトデテクターに受光される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光ピックアップ装置
に関し、より詳しくは各光学部品を一体型に製作するこ
とによって、組立て及び調整を容易にする光ピックアッ
プ装置に関する。
に関し、より詳しくは各光学部品を一体型に製作するこ
とによって、組立て及び調整を容易にする光ピックアッ
プ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、レーザディスクまたはコンパクト
ディスクなどの光学ディスクを使用するデータ再生/記
録システムが開発されている。このような光学情報の再
生/記録システムは各種の多様な情報の記録/再生を行
う。例えば、音楽の再生のためのデジタルオーディオデ
ィスクプレーヤー及び映像の再生のためのデジタルビデ
オディスクプレーヤーなどがある。これらの光学情報再
生/記録システムはその情報媒体だけでなく情報再生装
置も段々小型化されつつあり、また、一般的にビデオデ
ィスクとHDTV(High Definition Television)の記
録を互換可能にするなど、互換可能なシステムも開発さ
れている。一般的な光ピックアップ装置の構成及び動作
は、アメリカ特許第4、767、921号または第4、
868、377号等に開示されている。
ディスクなどの光学ディスクを使用するデータ再生/記
録システムが開発されている。このような光学情報の再
生/記録システムは各種の多様な情報の記録/再生を行
う。例えば、音楽の再生のためのデジタルオーディオデ
ィスクプレーヤー及び映像の再生のためのデジタルビデ
オディスクプレーヤーなどがある。これらの光学情報再
生/記録システムはその情報媒体だけでなく情報再生装
置も段々小型化されつつあり、また、一般的にビデオデ
ィスクとHDTV(High Definition Television)の記
録を互換可能にするなど、互換可能なシステムも開発さ
れている。一般的な光ピックアップ装置の構成及び動作
は、アメリカ特許第4、767、921号または第4、
868、377号等に開示されている。
【0003】以下では、図1に基づいて従来の光ピック
アップ装置を具体的に説明する。図1は従来の一般的な
光ピックアップ装置の概略図である。同図において、1
1はレーザビームを発生させる光源のレーザダイオード
である。上記レーザダイオード11から発光したレーザ
ビームは回折格子12を透過しながら3ビームに回折さ
れる。上記回折ビームはビームスプリッター13に向か
う。ここで、上記ビームスプリッター13は2つの直角
プリズムを、その傾斜面(45°)が対面するように設
置し、プリズムの上記傾斜面にはコーティング層13a
を形成することで、入射したビームの直進性を保障する
一方、上記入射ビームの一部は透過し他の一部は入射ビ
ームと90°の角度をなして反射するようになる。
アップ装置を具体的に説明する。図1は従来の一般的な
光ピックアップ装置の概略図である。同図において、1
1はレーザビームを発生させる光源のレーザダイオード
である。上記レーザダイオード11から発光したレーザ
ビームは回折格子12を透過しながら3ビームに回折さ
れる。上記回折ビームはビームスプリッター13に向か
う。ここで、上記ビームスプリッター13は2つの直角
プリズムを、その傾斜面(45°)が対面するように設
置し、プリズムの上記傾斜面にはコーティング層13a
を形成することで、入射したビームの直進性を保障する
一方、上記入射ビームの一部は透過し他の一部は入射ビ
ームと90°の角度をなして反射するようになる。
【0004】上記回折ビームはこのビームスプリッター
13によって光ディスク15に向かって反射する。上記
ビームスプリッター13から反射したビームは光ディス
ク15等のような記録媒体の前方に設置された対物レン
ズ14を通過して光ディスクの記録面15a上にフォー
カスされる。フォトデテクター16に受光されたビーム
の像から上記ディスクに対するピックアップ装置の位置
正確度、即ち、フォーカシングエラー及びトラッキング
エラーが検出され、これに基いてフォーカシング及びト
ラッキングを制御することができる。また、上記ディス
ク15の記録面のピットによって決定される反射光量を
基にして情報の再生が行われる。
13によって光ディスク15に向かって反射する。上記
ビームスプリッター13から反射したビームは光ディス
ク15等のような記録媒体の前方に設置された対物レン
ズ14を通過して光ディスクの記録面15a上にフォー
カスされる。フォトデテクター16に受光されたビーム
の像から上記ディスクに対するピックアップ装置の位置
正確度、即ち、フォーカシングエラー及びトラッキング
エラーが検出され、これに基いてフォーカシング及びト
ラッキングを制御することができる。また、上記ディス
ク15の記録面のピットによって決定される反射光量を
基にして情報の再生が行われる。
【0005】ところが、かかる従来の光ピックアップ装
置はビームスプリッター、回折格子、レーザダイオー
ド、光検出器などの光学部品がそれぞれ別個に製作さ
れ、各部品をそれぞれ正確な位置に配置しなければなら
ないため、光ピックアップ装置の組立て及び調整が非常
に難しいという問題点があった。また、最近の光ディス
クプレーヤーに対する小型化の傾向に応えて、光ピック
アップ装置を小型化する必要もある。
置はビームスプリッター、回折格子、レーザダイオー
ド、光検出器などの光学部品がそれぞれ別個に製作さ
れ、各部品をそれぞれ正確な位置に配置しなければなら
ないため、光ピックアップ装置の組立て及び調整が非常
に難しいという問題点があった。また、最近の光ディス
クプレーヤーに対する小型化の傾向に応えて、光ピック
アップ装置を小型化する必要もある。
【0006】また、従来の光ピックアップ装置によれ
ば、ディスクの記録容量が相異なる場合、1つの光ピッ
クアップ装置によって記録または再生を行うことができ
ない。即ち、ディスクの記録容量が4倍になった場合、
これによりディスク上のピットの幅は1/2に縮小され
る。従って、デジタルビデオディスクはデジタルオーデ
ィオディスクに比べてフォーカスされたスポットのサイ
ズが1/2になるように構成しなければならず、従来の
光ピックアップ装置によってデジタルビデオディスク及
びデジタルオーディオディスクを再生するためには、そ
れぞれ異なる光ピックアップ装置を使用しなければなら
ない。即ち、デジタルオーディオディスク及びデジタル
ビデオディスクに記録されたそれぞれのデータの正確な
再生のためには、デジタルオーディオディスク上にはフ
ォーカスされるビームスポットの直径が約1.6μmの
デジタルオーディオディスク用の光ピックアップ装置を
使用し、デジタルビデオディスク上にはフォーカスされ
るビームスポットの直径が約0.8μmのデジタルビデ
オディスク用の光ピックアップ装置を使用しなければな
らない。
ば、ディスクの記録容量が相異なる場合、1つの光ピッ
クアップ装置によって記録または再生を行うことができ
ない。即ち、ディスクの記録容量が4倍になった場合、
これによりディスク上のピットの幅は1/2に縮小され
る。従って、デジタルビデオディスクはデジタルオーデ
ィオディスクに比べてフォーカスされたスポットのサイ
ズが1/2になるように構成しなければならず、従来の
光ピックアップ装置によってデジタルビデオディスク及
びデジタルオーディオディスクを再生するためには、そ
れぞれ異なる光ピックアップ装置を使用しなければなら
ない。即ち、デジタルオーディオディスク及びデジタル
ビデオディスクに記録されたそれぞれのデータの正確な
再生のためには、デジタルオーディオディスク上にはフ
ォーカスされるビームスポットの直径が約1.6μmの
デジタルオーディオディスク用の光ピックアップ装置を
使用し、デジタルビデオディスク上にはフォーカスされ
るビームスポットの直径が約0.8μmのデジタルビデ
オディスク用の光ピックアップ装置を使用しなければな
らない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、各光
学部品を一体型に製作することによって、組立て及び調
整を容易にする光ピックアップ装置を提供することにあ
る。本発明の他の目的は、異なる大きさを有する二重の
ビームフォーカスを形成することによって、密度の異な
る2種類のディスクを再生し得る光ピックアップ装置を
提供することにある。
学部品を一体型に製作することによって、組立て及び調
整を容易にする光ピックアップ装置を提供することにあ
る。本発明の他の目的は、異なる大きさを有する二重の
ビームフォーカスを形成することによって、密度の異な
る2種類のディスクを再生し得る光ピックアップ装置を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的の達成のために
本発明は、光ディスクの記録面と平行に設置され、上部
に光学素子を安置するためのシリコン基板;上記シリコ
ン基板上に配置され、入射したビームを透過させるプリ
ズム;上記シリコン基板上に上記プリズムから離隔して
配置され、レーザビームを発生するためのレーザ光源を
有するレーザ光源部;上記レーザ光源部と向かい合う上
記プリズムの一側面に形成され、上記レーザ光源から照
射されたレーザビームを回折させるための回折格子面;
上記プリズムの内部に形成され、入射したレーザビーム
を部分反射・部分透過させるビームスプリッターであっ
て、上記レーザ光源から照射され回折格子面を透過して
入射したレーザビームが上記シリコン基板の上方に設置
される光ディスクに向かって部分反射するように、シリ
コン基板に対して所定の角度で傾斜するように形成され
たビームスプリッター;上記プリズムの下面に形成され
る反射面で、上記光ディスクから反射された後、上記ビ
ームスプリッターに回帰して上記ビームスプリッターを
部分透過したレーザビームを反射させるための反射面;
上記プリズム上面の所定の位置に形成され、上記反射面
によって反射されたレーザビームを受光するための受光
手段;及び上記プリズムと上記光ディスクとの間に配置
され、プリズムを経由したレーザビームを光ディスク上
にフォーカシングさせるための対物レンズ;を含む光ピ
ックアップ装置を提供する。
本発明は、光ディスクの記録面と平行に設置され、上部
に光学素子を安置するためのシリコン基板;上記シリコ
ン基板上に配置され、入射したビームを透過させるプリ
ズム;上記シリコン基板上に上記プリズムから離隔して
配置され、レーザビームを発生するためのレーザ光源を
有するレーザ光源部;上記レーザ光源部と向かい合う上
記プリズムの一側面に形成され、上記レーザ光源から照
射されたレーザビームを回折させるための回折格子面;
上記プリズムの内部に形成され、入射したレーザビーム
を部分反射・部分透過させるビームスプリッターであっ
て、上記レーザ光源から照射され回折格子面を透過して
入射したレーザビームが上記シリコン基板の上方に設置
される光ディスクに向かって部分反射するように、シリ
コン基板に対して所定の角度で傾斜するように形成され
たビームスプリッター;上記プリズムの下面に形成され
る反射面で、上記光ディスクから反射された後、上記ビ
ームスプリッターに回帰して上記ビームスプリッターを
部分透過したレーザビームを反射させるための反射面;
上記プリズム上面の所定の位置に形成され、上記反射面
によって反射されたレーザビームを受光するための受光
手段;及び上記プリズムと上記光ディスクとの間に配置
され、プリズムを経由したレーザビームを光ディスク上
にフォーカシングさせるための対物レンズ;を含む光ピ
ックアップ装置を提供する。
【0009】上記プリズムの反射面にはレーザビームの
光路の短縮のためのフレネルレンズを一体として設置す
る。上記レーザ光源と向かい合って回折格子が設置され
るプリズムの側面には、レーザビームの光路を短縮する
ために、フレネルレンズを一体に設置する。上記光ピッ
クアップ装置は、上記プリズムの上面に形成され、上記
ビームスプリッターによって反射し上部の光ディスクに
向かうレーザビームを透過させるための選択的透光部を
さらに含み、上記選択的透光部はレーザビームを第1透
過率で透過させる内側円形部と、レーザビームを第2透
過率で透過させる周辺部とで構成される。上記第1透過
率は第2透過率より大きく設定される。上記第1透過率
は1の全透過面で、上記第2透過率は1/2の半透過面
であるのが望ましい。
光路の短縮のためのフレネルレンズを一体として設置す
る。上記レーザ光源と向かい合って回折格子が設置され
るプリズムの側面には、レーザビームの光路を短縮する
ために、フレネルレンズを一体に設置する。上記光ピッ
クアップ装置は、上記プリズムの上面に形成され、上記
ビームスプリッターによって反射し上部の光ディスクに
向かうレーザビームを透過させるための選択的透光部を
さらに含み、上記選択的透光部はレーザビームを第1透
過率で透過させる内側円形部と、レーザビームを第2透
過率で透過させる周辺部とで構成される。上記第1透過
率は第2透過率より大きく設定される。上記第1透過率
は1の全透過面で、上記第2透過率は1/2の半透過面
であるのが望ましい。
【0010】ディスク上にフォーカシングされたスポッ
トサイズ間の差は選択的透光部の内側円形部を透過した
ビームの最外郭の入射角を適切に選択することによって
調節が可能である。上記のように、本発明の光ピックア
ップ装置によれば、ビームスプリッター、回折格子、レ
ーザダイオード、光検出器などの各光学部品が一体とし
て製作され、製作時に各部品が適切な位置に固定配置さ
れるため、光ピックアップ装置の組立て及び調整が非常
に容易になる。
トサイズ間の差は選択的透光部の内側円形部を透過した
ビームの最外郭の入射角を適切に選択することによって
調節が可能である。上記のように、本発明の光ピックア
ップ装置によれば、ビームスプリッター、回折格子、レ
ーザダイオード、光検出器などの各光学部品が一体とし
て製作され、製作時に各部品が適切な位置に固定配置さ
れるため、光ピックアップ装置の組立て及び調整が非常
に容易になる。
【0011】また、最近の光ディスクプレーヤーに対す
る小型化の傾向に応えて、フレネルレンズ等のような、
光路を短縮し得る光学素子を利用し光検出器などのよう
な素子をプリズム内にコンパクトに配置できるようにし
て、光ピックアップ装置を大幅に小型化した。さらに、
本発明の光ピックアップ装置によれば、レーザビームが
選択的透光部を透過する時、内側円形部を全透過したレ
ーザビームはディスク上により大きなビームスポットを
形成し、周辺部を半透過したレーザビームはより小さく
て弱いビームスポットを形成することにより、1つの光
ピックアップ装置によって互いに異なる大きさの二重の
ビームフォーカスを形成することができる。
る小型化の傾向に応えて、フレネルレンズ等のような、
光路を短縮し得る光学素子を利用し光検出器などのよう
な素子をプリズム内にコンパクトに配置できるようにし
て、光ピックアップ装置を大幅に小型化した。さらに、
本発明の光ピックアップ装置によれば、レーザビームが
選択的透光部を透過する時、内側円形部を全透過したレ
ーザビームはディスク上により大きなビームスポットを
形成し、周辺部を半透過したレーザビームはより小さく
て弱いビームスポットを形成することにより、1つの光
ピックアップ装置によって互いに異なる大きさの二重の
ビームフォーカスを形成することができる。
【0012】結果として、再生しようとするディスクの
厚さが変化する場合、本発明の光ピックアップ装置によ
れば、ディスクの厚さの変化に伴って発生する球面収差
を、開口数の小さな選択的透光部の内側円形部を透過し
たビームによって大幅に減少させることができるため、
密度の異なるディスクを1つの光ピックアップ装置によ
って再生することができる。従って、記録容量の異なる
デジタルオーディオディスクとデジタルビデオディスク
の場合でも、本発明の光ピックアップ装置を使用すれ
ば、両方のディスクの再生が可能である。
厚さが変化する場合、本発明の光ピックアップ装置によ
れば、ディスクの厚さの変化に伴って発生する球面収差
を、開口数の小さな選択的透光部の内側円形部を透過し
たビームによって大幅に減少させることができるため、
密度の異なるディスクを1つの光ピックアップ装置によ
って再生することができる。従って、記録容量の異なる
デジタルオーディオディスクとデジタルビデオディスク
の場合でも、本発明の光ピックアップ装置を使用すれ
ば、両方のディスクの再生が可能である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の光ピックアップ装置を詳細に説明する。図2は本発明
による光ピックアップ装置の概略図である。同図に示す
ように、上部に光学素子を安置するためのシリコン基板
110が光ディスク180の記録面185と平行に設置
される。上記シリコン基板110上には透過型プリズム
160が配置される。プリズム160は直方体形状であ
って、その対面は相互平行で交差する面は相互直交す
る。上記シリコン基板110上には上記プリズム160
から離隔した位置に、レーザビームを発生するためのレ
ーザ光源部130が設置される。このレーザ光源部13
0はレーザビームを発生するためのレーザダイオード1
31と、上記レーザダイオード131を上部に安置する
ために上記シリコン基板110の上面に接触するように
設置され防熱機能を有する支持体132とで構成され
る。
の光ピックアップ装置を詳細に説明する。図2は本発明
による光ピックアップ装置の概略図である。同図に示す
ように、上部に光学素子を安置するためのシリコン基板
110が光ディスク180の記録面185と平行に設置
される。上記シリコン基板110上には透過型プリズム
160が配置される。プリズム160は直方体形状であ
って、その対面は相互平行で交差する面は相互直交す
る。上記シリコン基板110上には上記プリズム160
から離隔した位置に、レーザビームを発生するためのレ
ーザ光源部130が設置される。このレーザ光源部13
0はレーザビームを発生するためのレーザダイオード1
31と、上記レーザダイオード131を上部に安置する
ために上記シリコン基板110の上面に接触するように
設置され防熱機能を有する支持体132とで構成され
る。
【0014】上記レーザ光源部130と向かい合う上記
プリズム160の一側面には上記レーザダイオード13
1から照射されたレーザビームを回折させるための回折
格子面140が一体として形成される。上記プリズムの
内部には入射したレーザビームを部分反射・部分透過さ
せるためのビームスプリッター面161が形成される。
このビームスプリッター面161は回折格子面140及
びプリズム160の上面と、それぞれ45°の角度をな
すように傾斜して形成される。こうして、上記レーザダ
イオード131から照射され回折格子面140を透過し
て45°の入射角で入射したレーザビームが、上記シリ
コン基板110の上方に平行に設置される光ディスク1
80に向かって45°の反射角で部分反射されるように
設置される。
プリズム160の一側面には上記レーザダイオード13
1から照射されたレーザビームを回折させるための回折
格子面140が一体として形成される。上記プリズムの
内部には入射したレーザビームを部分反射・部分透過さ
せるためのビームスプリッター面161が形成される。
このビームスプリッター面161は回折格子面140及
びプリズム160の上面と、それぞれ45°の角度をな
すように傾斜して形成される。こうして、上記レーザダ
イオード131から照射され回折格子面140を透過し
て45°の入射角で入射したレーザビームが、上記シリ
コン基板110の上方に平行に設置される光ディスク1
80に向かって45°の反射角で部分反射されるように
設置される。
【0015】上記プリズム160の下面には反射面16
5が形成される。さらに、この反射面165の所定の位
置にはレーザビームをより集束させて光路を短縮するた
めのフレネルレンズ166が設置される。上記フレネル
レンズ166は、光ディスク180から反射されて、ビ
ームスプリッター面161を部分透過したレーザビーム
の光経路上に設置される。
5が形成される。さらに、この反射面165の所定の位
置にはレーザビームをより集束させて光路を短縮するた
めのフレネルレンズ166が設置される。上記フレネル
レンズ166は、光ディスク180から反射されて、ビ
ームスプリッター面161を部分透過したレーザビーム
の光経路上に設置される。
【0016】上記プリズム160の上面の所定の位置に
は、上記反射面165のフレネルレンズ166によって
集束し反射されたレーザビームを受光するためのフォト
デテクター190が一体として設置される。上記プリズ
ム160の上面には選択的透光部150が一体として設
置される。この選択的透光部150は上記ビームスプリ
ッター面161から部分反射されたレーザビームを第1
透過率で透過させる内側円形部151と、上記レーザビ
ームを第2透過率で透過させる周辺部152とで構成さ
れる。上記選択的透光部150は環形の周辺部152を
有する円形の透光板であるのが望ましい。上記第1透過
率は第2透過率より大きく設定される。例えば、内側円
形部151は全透過面として、環形の周辺部152は半
透過面として、それぞれ設定される。
は、上記反射面165のフレネルレンズ166によって
集束し反射されたレーザビームを受光するためのフォト
デテクター190が一体として設置される。上記プリズ
ム160の上面には選択的透光部150が一体として設
置される。この選択的透光部150は上記ビームスプリ
ッター面161から部分反射されたレーザビームを第1
透過率で透過させる内側円形部151と、上記レーザビ
ームを第2透過率で透過させる周辺部152とで構成さ
れる。上記選択的透光部150は環形の周辺部152を
有する円形の透光板であるのが望ましい。上記第1透過
率は第2透過率より大きく設定される。例えば、内側円
形部151は全透過面として、環形の周辺部152は半
透過面として、それぞれ設定される。
【0017】上記プリズム160の上面の選択的透光部
150と上記光ディスク180との間には対物レンズ1
70が設置され、選択的透光部150を経由したレーザ
ビームを光ディスク180の記録面185上にフォーカ
シングさせる。上記対物レンズ170は最小の球面収差
を有するように非球面レンズで構成される。上記選択的
透光部150の周辺部152を透過したビームが0.6
mmのデジタルビデオディスク(DVD)を再生し得る
ように、DVD用レンズを使用するのが望ましい。
150と上記光ディスク180との間には対物レンズ1
70が設置され、選択的透光部150を経由したレーザ
ビームを光ディスク180の記録面185上にフォーカ
シングさせる。上記対物レンズ170は最小の球面収差
を有するように非球面レンズで構成される。上記選択的
透光部150の周辺部152を透過したビームが0.6
mmのデジタルビデオディスク(DVD)を再生し得る
ように、DVD用レンズを使用するのが望ましい。
【0018】以下では、前記した本実施例における動作
を説明する。レーザダイオード131からプリズム16
0に向かってレーザビームが照射される。このレーザビ
ームはプリズム160の側面の回折格子面140を透過
しながら3ビームに分割される。この分割されたビーム
はビームスプリッター面161に45°の角度で入射す
る。このビームは上記ビームスプリッター面161によ
って一部は透過し、他の一部は入射光に対して90°の
角度で反射され、上記光ディスク180に向かって進行
する。上記ビームはプリズム160の上面に設置された
選択的透光部150を経由するが、選択的透光部150
の内側円形部151は全透過し、周辺部152は半透過
する。
を説明する。レーザダイオード131からプリズム16
0に向かってレーザビームが照射される。このレーザビ
ームはプリズム160の側面の回折格子面140を透過
しながら3ビームに分割される。この分割されたビーム
はビームスプリッター面161に45°の角度で入射す
る。このビームは上記ビームスプリッター面161によ
って一部は透過し、他の一部は入射光に対して90°の
角度で反射され、上記光ディスク180に向かって進行
する。上記ビームはプリズム160の上面に設置された
選択的透光部150を経由するが、選択的透光部150
の内側円形部151は全透過し、周辺部152は半透過
する。
【0019】上記透過したビームは、光ディスク180
とプリズム160との間に設置されたDVD用の対物レ
ンズ170によって光ディスク180の記録面185上
にフォーカシングされる。この時、円形の透光板150
の内側円形部151を全透過したビームは対物レンズ1
70を経由してディスク180上にθ1の角度でフォー
カシングされる。同時に、円形の透光板150の周辺部
152を半透過したビームは対物レンズ170を経由し
てディスク180上にθ2の角度でフォーカシングされ
る。
とプリズム160との間に設置されたDVD用の対物レ
ンズ170によって光ディスク180の記録面185上
にフォーカシングされる。この時、円形の透光板150
の内側円形部151を全透過したビームは対物レンズ1
70を経由してディスク180上にθ1の角度でフォー
カシングされる。同時に、円形の透光板150の周辺部
152を半透過したビームは対物レンズ170を経由し
てディスク180上にθ2の角度でフォーカシングされ
る。
【0020】ディスク180上にθ1及びθ2の角度で
それぞれ集束するレーザビームは当該ディスクの記録ピ
ットから反射する。その後、上記反射ビームは対物レン
ズ170を経由してプリズム160の円形透光板150
を透過し、ビームスプリッター面161に回帰する。こ
の回帰した光情報を有するビームは上記ビームスプリッ
ター面161を半透過した後、プリズム160の下面に
形成された反射面165によって反射され、また同時
に、反射面165に設置されたフレネルレンズ166に
よってより大きな幅で集束する。上記反射されたビーム
はプリズム160の上面に設置されたフォトデテクター
190に受光されて元の信号に復調される。
それぞれ集束するレーザビームは当該ディスクの記録ピ
ットから反射する。その後、上記反射ビームは対物レン
ズ170を経由してプリズム160の円形透光板150
を透過し、ビームスプリッター面161に回帰する。こ
の回帰した光情報を有するビームは上記ビームスプリッ
ター面161を半透過した後、プリズム160の下面に
形成された反射面165によって反射され、また同時
に、反射面165に設置されたフレネルレンズ166に
よってより大きな幅で集束する。上記反射されたビーム
はプリズム160の上面に設置されたフォトデテクター
190に受光されて元の信号に復調される。
【0021】ここで、円形の透光板150の内側円形部
151及び周辺部152によって、2つの互いに異なる
開口数(N.A.:numerial aperature)が発生する。
この互いに異なる2つの開口数によってディスク180
上に大きさの異なる2つのビームスポットが形成される
が、これにより光量にも差が生じる。
151及び周辺部152によって、2つの互いに異なる
開口数(N.A.:numerial aperature)が発生する。
この互いに異なる2つの開口数によってディスク180
上に大きさの異なる2つのビームスポットが形成される
が、これにより光量にも差が生じる。
【0022】N.A.1=ηsinθ1で、N.A.2
=ηsinθ2である。(ここで、ηは媒質の屈折率
を、θは光軸と最外郭の入射ビームとの間の角度をそれ
ぞれ意味する。) この時、ビームの半径W0=K*λ/N.A.(Kは常
数)であり、焦点深度(focal depth)D0=R*λ/
(N.A.)2となる(Rは常数)。従って、N.A.
の変化につれて、ビームサイズ及び焦点深度が変化す
る。これにより、円形透光板150の周辺部152を通
過して対物レンズ170により最外郭の入射角θ2でフ
ォーカシングされるビームの方が、内側円形部151を
通過して最外郭の入射角θ1でフォーカシングされるビ
ームより、ビームのサイズ及び焦点深度が小さい。その
理由は、ビームのサイズはN.A.に、また焦点深度は
(N.A.)2 にそれぞれ反比例するためである。
=ηsinθ2である。(ここで、ηは媒質の屈折率
を、θは光軸と最外郭の入射ビームとの間の角度をそれ
ぞれ意味する。) この時、ビームの半径W0=K*λ/N.A.(Kは常
数)であり、焦点深度(focal depth)D0=R*λ/
(N.A.)2となる(Rは常数)。従って、N.A.
の変化につれて、ビームサイズ及び焦点深度が変化す
る。これにより、円形透光板150の周辺部152を通
過して対物レンズ170により最外郭の入射角θ2でフ
ォーカシングされるビームの方が、内側円形部151を
通過して最外郭の入射角θ1でフォーカシングされるビ
ームより、ビームのサイズ及び焦点深度が小さい。その
理由は、ビームのサイズはN.A.に、また焦点深度は
(N.A.)2 にそれぞれ反比例するためである。
【0023】こうして、0.6mmのデジタルビデオデ
ィスクを再生しようとする場合、透光板150を透過し
て対物レンズ170により光ディスク180上に集束し
たレーザビームは、ディスク180上に大きさが約0.
8μmのビームスポットを形成することでデジタルビデ
オディスクを再生することができる。本対物レンズ17
0はDVD用レンズを使用するため、デジタルビデオデ
ィスクの記録面上に球面収差を発生することなしに、正
確なフォーカシングが可能である。
ィスクを再生しようとする場合、透光板150を透過し
て対物レンズ170により光ディスク180上に集束し
たレーザビームは、ディスク180上に大きさが約0.
8μmのビームスポットを形成することでデジタルビデ
オディスクを再生することができる。本対物レンズ17
0はDVD用レンズを使用するため、デジタルビデオデ
ィスクの記録面上に球面収差を発生することなしに、正
確なフォーカシングが可能である。
【0024】一方、1.2mmのデジタルオーディオデ
ィスクを再生しようとする場合は、ビームが円形の透光
板150を透過する時、光軸付近のビームは内側円形部
151を全透過し、周辺部のビームは周辺部152を半
透過した後、対物レンズ170により集束するため、デ
ィスク上にフォーカシングされるレーザビームの開口数
はより小さくなってN.A.1となる。従って、デジタ
ルビデオディスクより0.6mmだけ厚いことによって
発生する球面収差(Spherical Aberration)が大幅に減
少し、また、ディスク180上に1.6μmのより大き
なビームスポットを形成することにより、ピット幅の大
きなデジタルオーディオディスクの再生も正確に行うこ
とができるようになる。
ィスクを再生しようとする場合は、ビームが円形の透光
板150を透過する時、光軸付近のビームは内側円形部
151を全透過し、周辺部のビームは周辺部152を半
透過した後、対物レンズ170により集束するため、デ
ィスク上にフォーカシングされるレーザビームの開口数
はより小さくなってN.A.1となる。従って、デジタ
ルビデオディスクより0.6mmだけ厚いことによって
発生する球面収差(Spherical Aberration)が大幅に減
少し、また、ディスク180上に1.6μmのより大き
なビームスポットを形成することにより、ピット幅の大
きなデジタルオーディオディスクの再生も正確に行うこ
とができるようになる。
【0025】即ち、デジタルオーディオディスクの再生
時には、デジタルビデオディスクより0.6mmだけ厚
くなるため、これによる球面収差が発生する。ここで、
球面収差は(△d/8)×{(n2ー1)/n3}×
(N.A.)4である。(ここで、△dはディスクの厚
さの差、nはディスクの屈折率、N.A.は開口数を意
味する)
時には、デジタルビデオディスクより0.6mmだけ厚
くなるため、これによる球面収差が発生する。ここで、
球面収差は(△d/8)×{(n2ー1)/n3}×
(N.A.)4である。(ここで、△dはディスクの厚
さの差、nはディスクの屈折率、N.A.は開口数を意
味する)
【0026】従って、球面収差があまり発生しない光軸
付近を透過するビームは円形の透光板150の内側円形
部151を全透過し、上記球面収差の発生が大きいレン
ズ周縁部を透過するビームは円形の透光板150の周辺
部152を半透過するようにすることで、開口数が小さ
くなってN.A.1=ηsinθ1となるように調整す
ることができ、これにより、球面収差は(N.A.)4
に比例して大幅に減少するようになる。また、開口数が
小さくなってN.A.1=ηsinθ1となるため、ビ
ームのサイズは(N.A.)に半比例してディスク18
0上にサイズが1.6μmのより大きなビームスポット
を形成する。その結果、ピット幅の大きいデジタルオー
ディオディスクの再生が可能となる。
付近を透過するビームは円形の透光板150の内側円形
部151を全透過し、上記球面収差の発生が大きいレン
ズ周縁部を透過するビームは円形の透光板150の周辺
部152を半透過するようにすることで、開口数が小さ
くなってN.A.1=ηsinθ1となるように調整す
ることができ、これにより、球面収差は(N.A.)4
に比例して大幅に減少するようになる。また、開口数が
小さくなってN.A.1=ηsinθ1となるため、ビ
ームのサイズは(N.A.)に半比例してディスク18
0上にサイズが1.6μmのより大きなビームスポット
を形成する。その結果、ピット幅の大きいデジタルオー
ディオディスクの再生が可能となる。
【0027】上記のように、本発明の光ピックアップ装
置によれば、ビームスプリッター、回折格子、レーザダ
イオード、光検出器などの各光学部品が一体として製作
され、製作時に各部品が適切な位置に固定配置されるた
め、光ピックアップ装置の組立て及び調整が非常に容易
になる。また、最近の光ディスクプレーヤーに対する小
型化の傾向に応えて、フレネルレンズ等のような、光路
を短縮し得る光学素子を利用し光検出器などのような素
子をプリズム内にコンパクトに配置できるようにして、
光ピックアップ装置を大幅に小型化した。
置によれば、ビームスプリッター、回折格子、レーザダ
イオード、光検出器などの各光学部品が一体として製作
され、製作時に各部品が適切な位置に固定配置されるた
め、光ピックアップ装置の組立て及び調整が非常に容易
になる。また、最近の光ディスクプレーヤーに対する小
型化の傾向に応えて、フレネルレンズ等のような、光路
を短縮し得る光学素子を利用し光検出器などのような素
子をプリズム内にコンパクトに配置できるようにして、
光ピックアップ装置を大幅に小型化した。
【0028】さらに、本発明の光ピックアップ装置によ
れば、レーザビームが選択的透光部を透過する時、内側
円形部を全透過したレーザビームはディスク上により大
きなビームスポットを形成し、周辺部を半透過したレー
ザビームはより小さくて弱いビームスポットを形成する
ことにより、1つの光ピックアップ装置によって互いに
異なる大きさの二重のビームフォーカスを形成すること
ができる。
れば、レーザビームが選択的透光部を透過する時、内側
円形部を全透過したレーザビームはディスク上により大
きなビームスポットを形成し、周辺部を半透過したレー
ザビームはより小さくて弱いビームスポットを形成する
ことにより、1つの光ピックアップ装置によって互いに
異なる大きさの二重のビームフォーカスを形成すること
ができる。
【0029】結果として、再生しようとするディスクの
厚さが変化する場合、本発明の光ピックアップ装置によ
れば、ディスクの厚さの変化によって発生する球面収差
を、開口数の小さな選択的透光部の内側円形部を透過し
たビームによって大幅に減少することができるため、密
度の異なるディスクを1つの光ピックアップ装置によっ
て再生することができる。従って、記録容量の異なるデ
ジタルオーディオディスク及びデジタルビデオディスク
の場合、本発明の光ピックアップ装置を使用すれば、両
方のディスクの再生が可能である。
厚さが変化する場合、本発明の光ピックアップ装置によ
れば、ディスクの厚さの変化によって発生する球面収差
を、開口数の小さな選択的透光部の内側円形部を透過し
たビームによって大幅に減少することができるため、密
度の異なるディスクを1つの光ピックアップ装置によっ
て再生することができる。従って、記録容量の異なるデ
ジタルオーディオディスク及びデジタルビデオディスク
の場合、本発明の光ピックアップ装置を使用すれば、両
方のディスクの再生が可能である。
【0030】結果として、本発明の光ピックアップ装置
によれば、再生しようとするディスクの厚さに変化があ
る場合、ディスクの厚さの変化に伴って発生する球面収
差を、開口数の小さな選択的透光部の内側円形部を透過
したビームによって大幅に減少させることができるた
め、密度が互いに異なるディスクを1つの光ピックアッ
プ装置によって再生することができる。従って、本発明
の光ピックアップ装置を使用すれば、記録容量の相違す
るデジタルオーディオディスク及びデジタルビデオディ
スクの両方の再生が可能となる。
によれば、再生しようとするディスクの厚さに変化があ
る場合、ディスクの厚さの変化に伴って発生する球面収
差を、開口数の小さな選択的透光部の内側円形部を透過
したビームによって大幅に減少させることができるた
め、密度が互いに異なるディスクを1つの光ピックアッ
プ装置によって再生することができる。従って、本発明
の光ピックアップ装置を使用すれば、記録容量の相違す
るデジタルオーディオディスク及びデジタルビデオディ
スクの両方の再生が可能となる。
【0031】以上、本発明を上記の実施例に基づいて具
体的に説明したが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で変更及び改良
が可能なことは勿論である。
体的に説明したが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で変更及び改良
が可能なことは勿論である。
【図1】従来の光ピックアップ装置の概略図である。
【図2】本発明による光ピックアップ装置の概略図であ
る。
る。
110 シリコン基板 130 レーザ光源部 140 回折格子面 150 選択的透光部 160 プリズム 161 ビームスプリッター面 166 フレネルレンズ 170 対物レンズ 180 光ディスク 190 フォトデテクター
Claims (9)
- 【請求項1】 光ディスクの記録面と平行に設置され、
上部に光学素子を安置するためのシリコン基板;上記シ
リコン基板上に配置され、入射したビームを透過させる
プリズム;上記シリコン基板上に上記プリズムから離隔
して配置され、レーザビームを発生するためのレーザ光
源を有するレーザ光源部;上記レーザ光源部と向かい合
う上記プリズムの一側面に形成され、上記レーザ光源か
ら照射されたレーザビームを回折させるための回折格子
面;上記プリズムの内部に形成され、入射したレーザビ
ームを部分反射・部分透過させるビームスプリッターで
あって、上記レーザ光源から照射され回折格子面を透過
して入射したレーザビームが上記シリコン基板の上方に
設置される光ディスクに向かって部分反射するように、
シリコン基板に対して所定の角度で傾斜するように形成
されたビームスプリッター;上記プリズムの下面に形成
される反射面で、上記光ディスクから反射された後、上
記ビームスプリッターに回帰して上記ビームスプリッタ
ーを部分透過したレーザビームを反射させるための反射
面;上記プリズムの上面の所定の位置に形成され、上記
反射面によって反射されたレーザビームを受光するため
の受光手段;及び上記プリズムと上記光ディスクとの間
に配置され、プリズムを経由したレーザビームを光ディ
スク上にフォーカシングさせるための対物レンズ;を含
むことを特徴とする光ピックアップ装置。 - 【請求項2】 上記プリズムの反射面にはレーザビーム
の光路の短縮のためにフレネルレンズを一体として設置
することを特徴とする請求項1記載の光ピックアップ装
置。 - 【請求項3】 上記レーザ光源と向かい合って回折格子
が設置されるプリズムの側面には、レーザビームの光路
を短縮するために、フレネルレンズを一体に設置するこ
とを特徴とする請求項1記載の光ピックアップ装置。 - 【請求項4】 光ディスクの記録面と平行に設置され、
上部に光学素子を安置するためのシリコン基板;上記シ
リコン基板上に配置され、入射したビームを透過させる
プリズム;上記シリコン基板上に上記プリズムから離隔
して配置され、レーザビームを発生するためのレーザ光
源を有するレーザ光源部;上記レーザ光源部と向かい合
う上記プリズムの一側面に形成され、上記レーザ光源か
ら照射されたレーザビームを回折させるための回折格子
面;上記プリズムの内部に形成され、入射したレーザビ
ームを部分反射・部分透過させるビームスプリッターで
あって、上記レーザ光源から照射され回折格子面を透過
して入射したレーザビームが上記シリコン基板の上方に
設置される光ディスクに向かって部分反射するように、
シリコン基板に対して所定の角度で傾斜するように形成
されたビームスプリッター;上記プリズムの上面に形成
され、上記ビームスプリッターによって反射し上部の光
ディスクに向かうレーザビームを透過させるための選択
的透光部であって、レーザビームを第1透過率で透過さ
せる内側円形部及びレーザビームを第2透過率で透過さ
せる周辺部とで構成される選択的透光部;上記プリズム
の下面に形成される反射面で、上記光ディスクから反射
された後、上記ビームスプリッターに回帰して上記ビー
ムスプリッターを部分透過したレーザビームを反射させ
るための反射面;上記プリズムの上面の所定の位置に形
成され、上記反射面によって反射されたレーザビームを
受光するための受光手段;及び上記プリズムと上記光デ
ィスクとの間に配置され、選択的透光部を経由したレー
ザビームを光ディスク上にフォーカシングさせるための
対物レンズ;を含むことを特徴とする光ピックアップ装
置。 - 【請求項5】 上記第1透過率は第2透過率より大きく
設定されることを特徴とする請求項4記載の光ピックア
ップ装置。 - 【請求項6】 上記第1透過率は1の全透過面で、上記
第2透過率は1/2の半透過面であることを特徴とする
請求項4記載の光ピックアップ装置。 - 【請求項7】 上記選択的透光部は環形の周辺部を有す
る円形の透光板であることを特徴とする請求項4記載の
光ピックアップ装置。 - 【請求項8】 ディスク上にフォーカシングされたスポ
ットサイズ間の差は選択的透光部の内側円形部を透過し
たレーザビームの最外郭の入射角を適切に選択すること
によって調節が可能であることを特徴とする請求項4記
載の光ピックアップ装置。 - 【請求項9】 光ディスクの記録面と平行に設置され、
上部に光学素子を安置するためのシリコン基板;上記シ
リコン基板上に配置され、入射したビームを透過させる
プリズム;上記シリコン基板上に上記プリズムから離隔
して配置され、レーザビームを発生するためのレーザ光
源を有するレーザ光源部;上記レーザ光源部と向かい合
う上記プリズムの一側面に形成され、上記レーザ光源か
ら照射されたレーザビームを回折させるための回折格子
面;上記プリズムの内部に形成され、入射したレーザビ
ームを部分反射・部分透過させるビームスプリッターで
あって、上記レーザ光源から照射され回折格子面を透過
して入射したレーザビームが上記シリコン基板の上方に
設置される光ディスクに向かって部分反射するように、
シリコン基板の表面に対して所定の角度で傾斜するよう
に形成されたビームスプリッター;上記プリズムの上面
に形成され、上記ビームスプリッターによって反射し上
部の光ディスクに向かうレーザビームを透過させるため
の選択的透光部であって、レーザビームを全透過させる
内側円形部及びレーザビームを半透過させる周辺部とで
構成される選択的透光部;上記プリズムの下面に形成さ
れる反射面で、上記光ディスクから反射された後、上記
ビームスプリッターに回帰して上記ビームスプリッター
を部分透過したレーザビームを反射させるための反射
面;上記プリズムの反射面にレーザビームの光路の短縮
のために一体として設置されたフレネルレンズ;上記プ
リズム上面の所定の位置に形成され、上記反射面のフレ
ネルレンズによって反射されたレーザビームを受光する
ための受光手段;及び上記プリズムと上記光ディスクと
の間に配置され、選択的透光部を経由したレーザビーム
を光ディスク上にフォーカシングさせるための対物レン
ズ;を含むことを特徴とする光ピックアップ装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
KR96-13002 | 1996-04-26 | ||
KR1019960013002A KR0174473B1 (ko) | 1996-04-26 | 1996-04-26 | 광 픽-업 장치 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1055568A true JPH1055568A (ja) | 1998-02-24 |
Family
ID=19456770
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9109804A Pending JPH1055568A (ja) | 1996-04-26 | 1997-04-25 | 光ピックアップ装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1055568A (ja) |
KR (1) | KR0174473B1 (ja) |
GB (1) | GB2312547A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3696496B2 (ja) * | 2000-10-10 | 2005-09-21 | アルプス電気株式会社 | 複合光学部品及びそれを用いた複合光学ユニット |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR950005031B1 (ko) * | 1986-02-24 | 1995-05-17 | 소니 가부시끼가이샤 | 초점 검출 장치 |
JP2508478B2 (ja) * | 1987-02-06 | 1996-06-19 | ソニー株式会社 | 光学ヘツド |
JP2590902B2 (ja) * | 1987-07-30 | 1997-03-19 | ソニー株式会社 | 発光・受光複合素子 |
US5164930A (en) * | 1990-07-25 | 1992-11-17 | Pioneer Electronic Corporation | Optical pickup |
-
1996
- 1996-04-26 KR KR1019960013002A patent/KR0174473B1/ko not_active IP Right Cessation
-
1997
- 1997-04-25 JP JP9109804A patent/JPH1055568A/ja active Pending
- 1997-04-25 GB GB9708506A patent/GB2312547A/en not_active Withdrawn
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR0174473B1 (ko) | 1999-04-15 |
GB2312547A (en) | 1997-10-29 |
GB9708506D0 (en) | 1997-06-18 |
KR970071552A (ko) | 1997-11-07 |
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