JPH1054957A - 光アイソレータ - Google Patents

光アイソレータ

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JPH1054957A
JPH1054957A JP9137314A JP13731497A JPH1054957A JP H1054957 A JPH1054957 A JP H1054957A JP 9137314 A JP9137314 A JP 9137314A JP 13731497 A JP13731497 A JP 13731497A JP H1054957 A JPH1054957 A JP H1054957A
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JP
Japan
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polarizer
light
light beam
optical
faraday rotator
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Pending
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JP9137314A
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English (en)
Inventor
Ki-Seuk Seung
耆碩 成
Jae-Chun Yun
在春 尹
Je-Se Yeon
濟世 延
Young-Jin Song
永眞 宋
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Samsung Electronics Co Ltd
Original Assignee
Samsung Electronics Co Ltd
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Priority claimed from KR1019960080100A external-priority patent/KR100224898B1/ko
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02FOPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
    • G02F1/00Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
    • G02F1/01Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour 
    • G02F1/09Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour  based on magneto-optical elements, e.g. exhibiting Faraday effect
    • G02F1/093Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour  based on magneto-optical elements, e.g. exhibiting Faraday effect used as non-reciprocal devices, e.g. optical isolators, circulators

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2つの光ファイバの間に設けられ一方向への
光線は伝達し、逆方向への光線は遮断する光アイソレー
タを提供する。 【解決手段】 第1光ファイバ30からの出射光を平行
光線に変える第1GRINレンズ110と、平行光線を
正常光線の第1光線51と異常光線の第2光線52とに
複屈折させ透過させる第1ポーラライザー120と、第
1光線51と第2光線52を各々一方向に回転させ透過
させるファラデー回転子130と、ファラデー回転子1
30の偏光回転方向と逆方向に第1ポーラライザー12
0の結晶光軸との角が約45°の結晶光軸を有し、第1
光線51を異常光線に、第2光線52を正常光線に変え
て出射させる第2ポーラライザー140と、第2ポーラ
ライザー140を透過した第1及び第2光線51,52
を第2光ファイバ40の端部に集束させる第2GRIN
レンズ150とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバを用い
た光学装置に係り、特に2つの光ファイバの間に設けら
れ、一方向への光線は通過させ、逆方向への光線は遮断
する光アイソレータに関する。
【0002】
【従来の技術】一般の光アイソレータは光線の偏光モー
ドを用いて逆方向光線を遮断する。図8を参照すれば、
従来の偏光モードを用いた光アイソレータは、第1光フ
ァイバ18と第2光ファイバ19との間の光路上に配置
され、第1光ファイバ18から第2光ファイバ19へ向
かう順方向の光線は透過させ、その逆方向の光線は遮断
する。前記光アイソレータは第1及び第2光ファイバ1
8,19の端部が各々挿入され、整列される第1及び第
2ガラスフェルール11,17を有する。第1光ファイ
バ18を通過して出射された光線は、第1GRINレン
ズ(GRaded INdex lens)12を透過しながら平行光線
となる。この平行光線は複屈折結晶ウェッジ(birefrin
gent crystal wedge)状の第1ポーラライザー(polari
zer)13と、ファラデー回転子14と、第2ポーララ
イザー15と、第2GRINレンズ16とを透過して前
記第2光ファイバ19へ向かう。
【0003】図9に示されたように、前記第1GRIN
レンズ12を通過した順方向光線20は、第1ポーララ
イザー13を透過しながら前記第1ポーラライザー13
の複屈折性に起因して2つの光線、即ち正常光線21と
異常光線22とに分岐される。正常光線21は前記第1
ポーラライザー13の正常屈折率noに応じて屈折され
た光線であり、この正常光線21は第1ポーラライザー
13の結晶光軸(図示せず)と平行した偏光方向を有す
る。異常光線22は前記第1ポーラライザー13の異常
屈折率neに応じて屈折された光線であり、この異常光
線22は第1ポーラライザー13の結晶光軸に対して垂
直の偏光方向を有する。
【0004】前記第1ポーラライザー13を透過した正
常光線21及び異常光線22のそれぞれの偏光方向は、
ファラデー回転子14により45°回転される。次い
で、偏光方向が回転された正常光線21と異常光線22
は、第2ポーラライザー15を透過しながら屈折され、
再び平行光線となる。前記第2ポーラライザー15は、
第1ポーラライザー13と同様に、複屈折結晶ウェッジ
状からなり、その結晶光軸(図示せず)は前記第1ポー
ラライザー13の結晶光軸に対してファラデー回転子1
4により光線が回転される方向に45°方向づけられて
いる。従って、前記第1ポーラライザー13を経た正常
光線21は第2ポーラライザー15においても正常光線
21′となり、前記第1ポーラライザー13を経た異常
光線22は第2ポーラライザー15においても異常光線
22′となる。
【0005】前記第2ポーラライザー15を透過した正
常光線21″と異常光線22″は各々第2ポーラライザ
ー15の出射面に対する出射角θが同一である。即ち、
正常光線21″及び異常光線22″は所定幅Sほど離れ
て相互平行している。前記第2ポーラライザー15を通
過した光線21″,22″は第2GRINレンズ16
(図8参照)で結合され、第2光ファイバ19の端部に
収束される。
【0006】図10を参照すれば、第2光ファイバ19
から第1光ファイバ18の方へ向かう逆方向光線23
は、第2ポーラライザー15の複屈折性により正常光線
24と異常光線25とに分岐される。正常光線24は前
記第2ポーラライザー15の正常屈折率noに応じて屈
折された光線であり、異常光線25は前記第2ポーララ
イザー15の異常屈折率neに応じて屈折された光線で
ある。
【0007】前記逆方向正常光線24及び異常光線25
はファラデー回転子14を通過しながら順方向光線21
(図9参照)の回転方向と逆方向に45°回転される。
従って、前記ファラデー回転子14を通過した正常光線
24は前記第1ポーラライザー13の結晶光軸に対して
垂直の偏光方向を有し、異常光線24′に変わる。ま
た、前記ファラデー回転子14を通過した異常光線25
は前記第1ポーラライザー13の結晶光軸と平行した偏
光方向を有し、正常光線25′に変わる。2つの光線が
互いに変わることにより、第1ポーラライザー13を透
過した光線24″,25″のθ±Δθに変えられ、2つ
の光線24″,25″は互いに平行にはならない。前記
2つの光線24″,25″は第1GRINレンズ12
(図8参照)により集束されるが、その焦点は前記第1
光ファイバ18の入力端に位置されない。よって、逆方
向光線23は遮断される。
【0008】前記のように構成された従来の光アイソレ
ータにおいて、第1及び第2ポーラライザー13,15
を通過しながら分岐されて相互平行に第2光ファイバ1
9に向かう正常光線21″(図9参照)と異常光線2
2″との間の光路差はウォークオフ(walk-off)と定義
される。従って、2つの光線21″,22″が第2GR
INレンズ16(図8参照)により集束される場合、前
記ウォークオフにより2本の光線21″,22″の間に
時間遅延が生じ、偏光モードディスパージョン(disper
sion)が発生する。
【0009】このような問題点を鑑みた従来の他の光ア
イソレータがE-Tek Dynamics,Inc.に許容された米国特
許番号第5,557,692号“OPTICAL ISOLATOR WITH LOW POL
ARIZATION MODE DISPERSION”に開示されている。ここ
に開示された光アイソレータは前記図8、図9、及び図
10に示された光アイソレータの光路上の複屈折板をさ
らに具備することによりウォークオフを減らしている。
しかし、光アイソレータの部品数が増加するという問題
点がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前述したよう
な問題点を鑑みて案出されたものであって、光学部品の
追加なくウォークオフを減らしうる偏光モードを用いた
光アイソレータを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明は、第1及び第2光ファイバとの間の光路上に配
置され、入射光線の偏光モードに応じて第1光ファイバ
からの出射光は第2光ファイバに伝達し、前記第2光フ
ァイバからの出射光は遮断する光アイソレータにおい
て、前記第1光ファイバからの出射光を平行光線に変え
る第1GRINレンズと、前記光路上に設けられ、前記
平行光線をその結晶光軸により正常光線の第1光線と異
常光線の第2光線とに複屈折させ透過させる第1ポーラ
ライザーと、前記光路上に設けられ、前記第1ポーララ
イザーを透過した第1光線及び第2光線を各々一方向に
回転させ透過させるファラデー回転子と、前記光路上に
設けられ、前記第1ポーラライザーの結晶光軸に対し
て、前記ファラデー回転子の偏光回転方向と逆方向に約
45°角度を成す結晶光軸を有し、前記ファラデー回転
子を通過した第1光線を異常光線に、第2光線を正常光
線に変えて出射させる第2ポーラライザーと、前記第2
ポーラライザーと前記第2光ファイバとの光路上に配置
され、前記第2ポーラライザーを透過した第1及び第2
光線を前記第2光ファイバの端部に集束させる第2GR
INレンズとを含んでなることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施形態による光ア
イソレータは、図1に示されたように、第1光ファイバ
30と第2光ファイバ40との間の光路上に配置され、
第1光ファイバ30から第2光ファイバ40の方に順次
に設けられた第1GRINレンズ110、第1ポーララ
イザー120、ファラデー回転子130、第2ポーララ
イザー140、及び第2GRINレンズ150を含んで
構成される。
【0013】前記第1及び第2光ファイバ30,40の
端部は各々第1及び第2ガラスフェルール35,45に
より固定されて整列されることが望ましい。前記第1G
RINレンズ110は前記第1光ファイバ30から出射
された発散光線を平行光線に変える。前記第1ポーララ
イザー120は複屈折結晶ウェッジ状を有し、入射光線
50を第1及び第2光線51,52に分岐させる。前記
第1光線51は前記第1ポーラライザー120の正常屈
折率noに応じて屈折された正常光線であり、前記第2
光線52は前記第1ポーラライザー120の異常屈折率
eに応じて屈折された異常光線である。
【0014】図2に示されたように、前記第1ポーララ
イザー120の結晶光軸120′は、Y−Z平面上でY
軸に対して22.5°傾いている。前記第1光線51は
第1ポーラライザー120の結晶光軸120′と平行し
たDoに指示された偏光方向を有し、前記第2光線52
は結晶光軸120′に対して垂直のDeに指示された偏
光方向を有する。
【0015】前記第2ポーラライザー140は前記第1
ポーラライザー120と同様に複屈折結晶ウェッジ状よ
りなり、その結晶光軸140′はY−Z平面上でY軸に
対して−22.5°傾いている。即ち、第2ポーラライ
ザー140の結晶光軸140′は、前記第1ポーラライ
ザー120の結晶光軸120′に対し、前記ファラデー
回転子130の偏光回転方向と反対方向に45°の角度
を成す。
【0016】前記ファラデー回転子130は入射される
光線51,52を45°回転させる。前記第1ポーララ
イザー120を透過した第1光線51の偏光方向Do
前記ファラデー回転子130により45°回転され、D
o′に指示された偏光方向に変わる。第1光線51の変
わった偏光方向Do′は前記第2ポーラライザー140
を透過しながら異常光線となる。また、前記第1ポーラ
ライザー120を透過した第2光線52の偏光方向De
は前記ファラデー回転子130により45°回転されD
e′に指示された偏光方向に変わる。前記第2光線52
の変わった偏光方向De′は前記第2ポーラライザー1
40の結晶光軸140′と平行になるので、前記第2光
線52は前記第2ポーラライザー140を通過しながら
正常光線となる。
【0017】前記第1及び第2ポーラライザー120,
140の形は前記ファラデー回転子130を中心に線対
称され、第1及び第2ポーラライザー120,140は
各々その下面が上面より広いウェッジ状である。図3は
第1及び第2ポーラライザー120,140、及びファ
ラデー回転子130を通過する順方向光線50の進行経
路を示す。図面を参照すれば、X軸と平行に進行する光
線50が前記第1ポーラライザー120に入射される
際、第1面121で光線50の入射角θiは前記第1ポ
ーラライザー120の第1面121の傾斜角φ1と同一
である。
【0018】前記第1面121を経る光線50は前記第
1ポーラライザー120の複屈折特性により進行経路の
相異なる第1光線51と第2光線52とに分岐される。
前記第1光線51は前記第1ポーラライザー120の正
常屈折率noに応じて屈折された正常光線であり、前記
第2光線52は前記第1ポーラライザー120の異常屈
折率neに応じて屈折された異常光線である。
【0019】前記第1面121に対して第1光線51の
出射角θ1と第2光線52の出射角θ1′はスネルの法則
によれば次のようである。
【数5】 ここで、nairは空気の屈折率である。従って、前記第
1ポーラライザー120の第2面122に対する第1光
線51及び第2光線52の入射角は各々φ1−θ1及びφ
1−θ1′である。そして、前記第2面122における第
1光線51の出射角θ2と第2光線52の出射角θ2′は
各々次のようである。
【0020】
【数6】 また、ファラデー回転子130の第3面131に対する
第1光線51の出射角θ3と第2光線52の出射角θ3
は各々次のようである。
【数7】
【0021】ここで、ファラデー回転子130の屈折率
fは2本の光線51,52に対して同一である。ま
た、第4面132における第1光線51の出射角θ4
第2光線52の出射角θ4′は各々次のようである。
【数8】 ここで、出射角θ4は(3)式の出射角θ2と同一なのが
わかる。また、出射角θ4′は(4)式の出射角θ2′と
同一なのがわかる。
【0022】前記第2ポーラライザー140の第5面1
41における第1光線51の出射角θ5と第2光線52
の出射角θ5′は次のようである。
【数9】 ここで、前記第1光線51は、第1及び第2ポーラライ
ザー120,140の結晶光軸120′,140′方向
と、前記ファラデー回転子130の回転方向と、前記第
2ポーラライザー140の異常屈折率neとに応じて屈
折角が決められる異常光線となる。反面、第2光線52
は、第1及び第2ポーラライザー120,140の結晶
光軸120′,140′方向と、前記ファラデー回転子
130の回転方向と、前記第2ポーラライザー140の
正常屈折率noとに応じて屈折角が決められる正常光線
となる。
【0023】第6面142における第1光線51の入射
角及び第2光線52の入射角は各々θ5+φ2、θ5′+
φ2である。ここで、φ2は第6面142の傾斜角であ
り、前記第1面121の傾斜角φ1と同一である。第6
面142における第1光線51の出射角θ6と第2光線
52の出射角θ6′は各々次のようである。
【0024】
【数10】 ここで、nair=1、θi=φ1、φ1=φ2=4°、n0
2.45、ne=2.709の場合、前記式等を解く
と、第6面142における第1光線51の出射角θ6
θ6=−16.848°であり、第2光線52の出射角
θ6′はθ6′=−16.842°である。これにより前
記第2ポーラライザー140を透過した第1及び第2光
線51,52はほぼ平行であることがわかる。
【0025】また、第1光線51及び第2光線52のZ
軸方向への変位h,h′は各々次のようである。
【数11】 ここで、t1はX軸上における第1ポーラライザー12
0の厚さであり、t2は第1ポーラライザー120とフ
ァラデー回転子130との間のギャップであり、t3
ファラデー回転子130の厚さであり、t4はファラデ
ー回転子130と第2ポーラライザー140との間のギ
ャップである。そして、t5及びt5′は各々第1及び第
2光線51,52が各々出射される地点における第2ポ
ーラライザー140の厚さである。
【0026】即ち、
【数12】 である。ここで、T5は第2ポーラライザー140の最
大厚さであり、Hは第1ポーラライザー140の下面か
ら前記光線50の入射地点までの高さである。前記t1
はT1−Htanφ1で表現され、T1は第1ポーラライザー
120の最大厚さである。
【0027】前記第1面121と前記第6面142との
間の第1光線51の経路長さ及び第2光線52の経路長
さは次のように示しうる。
【数13】 ここで、t1、t2、t3、及びt4により決められる値を
各々L,Mとし、
【数14】 とする際、(15)式と(16)式は各々次のように表
現される。
【数15】
【0028】第1光線51と第2光線52との経路長さ
の差Δl=l−l′は(17)式と(18)式とに基づ
き次のように示しうる。
【数16】 ここで、Δlは偏光モードディスパージョンを決める値
であって、その値が最小となることが望ましい。このた
め、次の式を満足させることが望ましい。
【数17】 即ち、t5及びt5′を決定する要素である前記第2ポー
ラライザー140の厚さ調節によって光路長さを調節す
ることにより光アイソレータの偏光モードディスパージ
ョンを補償しうる。
【0029】一方、図4を参照すれば、前記第2光ファ
イバ40から出射され、前記第1光ファイバ30の方へ
向かう光線の場合において、前記第2ポーラライザー1
40から分岐された正常光線の第1光線61は、前記フ
ァラデー回転子130及び第1ポーラライザー120を
通過した後にも正常光線であり、前記第2ポーラライザ
ー140から分岐された異常光線の第2光線62は、前
記ファラデー回転子130及び第1ポーラライザー12
0を通過した後にも異常光線である。これは前記ファラ
デー回転子130の偏光回転方向と、前記第1及び第2
ポーラライザー120,140の各結晶光軸により決め
られる。第1光ファイバ30の方へ向かう第1及び第2
光線61,62の出射角は相異なるが、これを詳しく説
明すれば次のようである。
【0030】第6面142に入射される光線60は前記
第2ポーラライザー140の複屈折特性により進行経路
の相異なる第1光線61と第2光線62とに分岐され
る。前記第1光線61は前記第2ポーラライザー140
の正常屈折率noに応じて屈折された正常光線であり、
前記第2光線62は前記第2ポーラライザー140の異
常屈折率neに応じて屈折された異常光線である。
【0031】光線の入射角がψiの場合、前記第6面1
42における前記第1光線61の出射角ψiと第2光線
62の出射角ψi′は各々スネルの法則によれば次のよ
うである。
【数18】 従って、第5面141における第1光線61及び第2光
線62の入射角は各々φ2−ψ1とφ2−ψ1′である。そ
して、前記第5面141における第1光線61の出射角
ψ2と、第2光線62の出射角ψ2′は各々次のようであ
る。
【0032】
【数19】 第4面132における第1光線61の出射角ψ3と第2
光線62の出射角ψ3′は各々次のようである。
【数20】 また、第3面131における第1光線61の出射角ψ4
と第2光線62の出射角ψ4′は各々次のようである。
【数21】
【0033】ここで、出射角ψ4は(24)式の出射角
ψ2と同一なのがわかる。また、出射角ψ4′は(25)
式の出射角ψ2′と同一なのがわかる。また、第2面1
22における第1光線61の出射角ψ5と第2光線62
の出射角ψ5′は次のようである。
【数22】 第1面121における第1光線61の入射角は各々ψ5
+φ1、ψ5′+φ1である。ここで、φ1は第1面121
の傾斜角であり、第6面142の傾斜角φ2と同一であ
る。
【0034】第1面121における第1光線61の出射
角ψ6と第2光線62の出射角ψ6′は各々次のようであ
る。
【数23】 (22)式、(24)式、(30)式から(32)式を
定理すると次のようである。
【数24】
【0035】また、(23)式、(25)式、(31)
式から(33)式を定理すると次のようである。
【数25】 ここで、ψi=−16.84°、φ1=φ2=4°、n0
2.45、ne=2.709、nair=1の場合、第1面
121における第1光線61の出射角ψ6はψ6=−2.
964°であり、第1面121における第2光線62の
出射角ψ6′はψ6′=−5.047°である。これによ
り前記第2ポーラライザー140を透過した第1及び第
2光線61,62が相互平行しないことわかる。従っ
て、逆方向の光線は遮断される。
【0036】次に、図5に基づいて本発明の第2実施形
態による光アイソレータを詳しく説明する。ここで、前
述した図面と同じ部材符号は同一な機能をする同一な部
材である。本実施形態の特徴によれば、前記第1光ファ
イバ30の端部に設けられる第1GRINレンズ11
0′は第1ホルダー38により、前記第1光ファイバ3
0を整列させる第1ガラスフェルール35′と結合され
る。前記第1ポーラライザー120の入射面、即ち第1
面121と対向する第1GRINレンズ110′の出射
面112は前記第1面121と平行するように傾けて形
成する。このような構成によれば、前記第1GRINレ
ンズの110′の屈折率と空気の屈折率との差により第
1光ファイバ30からの光線を所望の位置に屈折させう
るので、前記第1光ファイバ30をX軸と平行した方向
に配置しうる。
【0037】同様に、前記第2光ファイバ40の端部に
設けられる第2GRINレンズ150′は第2ホルダー
48により、前記第2光ファイバ40を整列させる第2
ガラスフェルール45′と結合される。また、前記第2
GRINレンズ150′の入射面151は前記第2ポー
ラライザー140の出射面、即ち第6面142と平行に
なるように傾けて形成する。前述したように前記第2光
ファイバ40をX軸と平行した方向に配置しうる。
【0038】前述したように、第1GRINレンズと第
2GRINレンズとの構造を改善することにより第1及
び第2光ファイバ30,40の光学的整列を容易にしう
る。次に、図6に基づき本発明の第3実施形態による光
アイソレータを詳しく説明する。ここで、前述した図面
と同じ部材符号は同一な機能をする同一な部材を示す。
本実施形態による光アイソレータは、前記第1光ファイ
バ30の光学的整列を容易にしうるように前記第1GR
INレンズ110と前記第1ポーラライザー120との
間の光路上に設けられたプリズム160をさらに具備す
る。
【0039】前記第1GRINレンズ110と対向する
前記プリズム160の入射面161は入射光軸Xに垂直
であり、出射面162は前記第1ポーラライザー120
の入射面、即ち第1面121と平行になるように傾けて
形成する。従って、前記第1光ファイバ30から出射さ
れた光線50を屈折させ、その進行方向が変えられるの
で前記第1光ファイバ30の光学的整列を容易にしう
る。ここで、前記プリズム160の入射面161はX軸
に垂直に形成されるものと限定されることではなく、入
射光線50に対する臨界屈折角内の角度で形成すること
もできる。
【0040】図7を参照すれば、本発明の第4実施形態
による光アイソレータは、前記第2光ファイバ40の光
学的位置整列を容易にしうるように前記第2ポーラライ
ザー140と前記第2GRINレンズ150との間の光
路上に設けられたプリズム170をさらに具備する。前
記プリズム170の入射面171は、前記第2ポーララ
イザー140の出射面、即ち第6面142と平行になる
ように傾けて形成することが望ましい。従って、前記第
2ポーラライザー140を透過した光線を屈折させその
進行方向が変えられるので前記第2光ファイバ40の光
学的整列を容易にしうる。図示されない本発明のさらに
他の実施形態による光アイソレータは図6及び図7に示
されたプリズム160,170を両方具備することもで
きる。
【0041】
【発明の効果】前述したように、前記第1ポーラライザ
ーの結晶光軸に対して前記第2ポーラライザーの結晶光
軸を前記ファラデー回転子130の偏光回転方向と反対
方向に約45°回転させることにより、順方向光線50
に対し、第1ポーラライザー120を通過した正常光線
は異常光線に変え、異常光線は正常光線に変える。これ
により、光学部品の追加なく第1光線と第2光線とを平
行に出射させると同時に第1光線と第2光線との間の光
路差を調節することにより偏光モードディスパージョン
をもたらすウォークオフを減らしうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態による光アイソレータ
の光学的構成を示した正面図である。
【図2】 本発明の第1実施形態による第1ポーラライ
ザー、ファラデー回転子、及び第2ポーラライザーを示
した斜視図である。
【図3】 図2に示された第1ポーラライザー、ファラ
デー回転子、及び第2ポーラライザーを順次に通過する
順方向光線の進行経路を示した正面図である。
【図4】 図2に示された第2ポーラライザー、ファラ
デー回転子、及び第1ポーラライザーを順次に通過する
逆方向光線の進行経路を示した正面図である。
【図5】 本発明の第2実施形態による光アイソレータ
の光学的構成を示した概略的な正面図である。
【図6】 本発明の第3実施形態による光アイソレータ
の光学的構成を示した概略的な正面図である。
【図7】 本発明の第4実施形態による光アイソレータ
の光学的構成を示した概略的な正面図である。
【図8】 従来の光アイソレータを示した概略的なダイ
アグラムである。
【図9】 図8に示された第1ポーラライザー、ファラ
デー回転子、及び第2ポーラライザーを順次に通過する
順方向光線の進行経路を示した図面である。
【図10】 図8に示された第2ポーラライザー、ファ
ラデー回転子、及び第1ポーラライザーを順次に通過す
る逆方向光線の進行経路を示した図面である。
【符号の説明】
30 第1光ファイバ 40 第2光ファイバ 110,110′ 第1GRINレンズ 120 第1ポーラライザー 130 ファラデー回転子 140 第2ポーラライザー 150,150′ 第2GRINレンズ 35,35′ 第1ガラスフェルール 45,45′ 第2ガラスフェルール 38 第1ホルダー 48 第2ホルダー 160,170 プリズム 120′ 結晶光軸 140′ 結晶光軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 1997 9555 (32)優先日 1997年3月20日 (33)優先権主張国 韓国(KR) (72)発明者 宋 永眞 大韓民国京畿道水原市八達區梅灘洞416番 地

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1及び第2光ファイバとの間の光路上
    に配置され、入射光線の偏光モードに応じて第1光ファ
    イバからの出射光は第2光ファイバに伝達し、前記第2
    光ファイバからの出射光は遮断する光アイソレータにお
    いて、 前記第1光ファイバからの出射光を平行光線に変える第
    1GRINレンズと、 前記光路上に設けられ、前記平行光線をその結晶光軸に
    より正常光線の第1光線と異常光線の第2光線とに複屈
    折させ透過させる第1ポーラライザーと、 前記光路上に設けられ、前記第1ポーラライザーを透過
    した第1光線及び第2光線を各々一方向に回転させ透過
    させるファラデー回転子と、 前記光路上に設けられ、前記第1ポーラライザーの結晶
    光軸に対して、前記ファラデー回転子の偏光回転方向と
    逆方向に約45°角度を成す結晶光軸を有し、前記ファ
    ラデー回転子を通過した第1光線を異常光線に、第2光
    線を正常光線に変えて出射させる第2ポーラライザー
    と、 前記第2ポーラライザーと前記第2光ファイバとの光路
    上に配置され前記第2ポーラライザーを透過した第1及
    び第2光線を前記第2光ファイバの端部に集束させる第
    2GRINレンズとを含んでなることを特徴とする光ア
    イソレータ。
  2. 【請求項2】 前記第1ポーラライザーの厚さt1と、
    前記第1ポーラライザーと前記ファラデー回転子との間
    のギャップt2と、前記ファラデー回転子の厚さt3と、
    前記ファラデー回転子と前記第2ポーラライザーとの間
    のギャップt4とにより決定される値を、 【数1】 とする際、 前記第1ポーラライザーと前記第2ポーラライザーとの
    間における前記第1光線と第2光線の各経路長さl及び
    l′は、 【数2】 であり、 第1光線と第2光線との経路長さの差Δl=l−l′
    は、 【数3】 の場合、 【数4】 を満足し、 但し、no,neは各々第1及び第2ポーラライザーにお
    ける正常屈折率と異常屈折率、 nairは空気の屈折率、 nfはファラデー回転子の屈折率、 t1は入射光線の入射される地点における第1ポーララ
    イザーの厚さ、 t2は第1ポーラライザーとファラデー回転子との間の
    ギャップ、 t3はファラデー回転子の厚さ、 t4はファラデー回転子と第2ポーラライザーとの間の
    ギャップ、 t5及びt5′は各々第1及び第2光線が出射される地点
    における第2ポーラライザーの厚さ、 θ1及びθ1′は各々第1ポーラライザーの入射面におけ
    る第1及び第2光線の出射角、 θ2及びθ2′は各々第1ポーラライザーの出射面におけ
    る第1及び第2光線の出射角、 θ3及びθ3′は各々ファラデー回転子の入射面における
    第1及び第2光線の出射角、 θ4及びθ4′は各々ファラデー回転子の出射面における
    第1及び第2光線の出射角、 θ5及びθ5′は各々第2ポーラライザーの入射面におけ
    る第1及び第2光線の出射角であることを特徴とする請
    求項1記載の光アイソレータ。
  3. 【請求項3】 前記第1及び第2ポーラライザーは、各
    々その下面が上面より広い複屈折結晶ウェッジ状として
    前記ファラデー回転子を基準に相互線対称されることを
    特徴とする請求項1記載の光アイソレータ。
  4. 【請求項4】 前記第1ポーラライザーの光線入射面と
    対向される前記第1GRINレンズの光線出射面は、前
    記第1ポーラライザーの光線入射面と平行していること
    を特徴とする請求項1記載の光アイソレータ。
  5. 【請求項5】 前記第1光ファイバの端部を整列させる
    第1ガラスフェルールと、 前記第1GRINレンズを前記第1ガラスフェルールに
    結合させる第1ホルダーとをさらに含むことを特徴とす
    る請求項4記載の光アイソレータ。
  6. 【請求項6】 前記第2ポーラライザーの光線出射面と
    対向される前記第2GRINレンズの光線入射面は、前
    記第2ポーラライザーの光線出射面と平行していること
    を特徴とする請求項1記載の光アイソレータ。
  7. 【請求項7】 前記第2光ファイバの端部を整列させる
    第2ガラスフェルールと、 前記第2GRINレンズを前記第2ガラスフェルールに
    結合させる第2ホルダーとをさらに含むことを特徴とす
    る請求項6記載の光アイソレータ。
  8. 【請求項8】 前記第1GRINレンズと前記第1ポー
    ラライザーとの間の光路上に配置され、通過される光線
    を屈折透過させ光線の進行経路を変換するプリズムをさ
    らに含んでなることを特徴とする請求項1記載の光アイ
    ソレータ。
  9. 【請求項9】 前記第1ポーラライザーの光線入射面と
    対向される前記プリズムの光線出射面は、前記第1ポー
    ラライザーの光線入射面と平行していることを特徴とす
    る請求項8記載の光アイソレータ。
  10. 【請求項10】 前記第2ポーラライザーと第2GRI
    Nレンズとの間の光路上に配置され、通過される光線を
    屈折透過させ光線の進行経路を変換するプリズムをさら
    に含んでなることを特徴とする請求項1記載の光アイソ
    レータ。
  11. 【請求項11】 前記第2ポーラライザーの光線出射面
    と対向される前記プリズムの光線入射面は、前記第2ポ
    ーラライザーの光線出射面と平行していることを特徴と
    する請求項10記載の光アイソレータ。
JP9137314A 1996-05-27 1997-05-27 光アイソレータ Pending JPH1054957A (ja)

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KR1019960018025A KR0175552B1 (ko) 1996-05-27 1996-05-27 광 아이솔레이터
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KR199618025 1997-03-20
KR1019970009555A KR100224900B1 (ko) 1997-03-20 1997-03-20 광 아이솔레이터
KR19979555 1997-03-20
KR199680100 1997-03-20
KR199680099 1997-03-20

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DE19721959A1 (de) 1997-12-04
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Effective date: 19990316