JPH1054312A - 鉱油又は植物から得られるエンジン用及び加熱用燃料を処理する装置 - Google Patents

鉱油又は植物から得られるエンジン用及び加熱用燃料を処理する装置

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JPH1054312A
JPH1054312A JP9083879A JP8387997A JPH1054312A JP H1054312 A JPH1054312 A JP H1054312A JP 9083879 A JP9083879 A JP 9083879A JP 8387997 A JP8387997 A JP 8387997A JP H1054312 A JPH1054312 A JP H1054312A
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heating
fuel
engine
tin
reaction element
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JP9083879A
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Christian Koch
クリスチアン・コッホ
Getsutsueruman Georugu
ゲオルグ・ゲッツェルマン
Shiyuterutsuiku Yurugen
ユルゲン・シュテルツィク
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IAT Technologies Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M27/00Apparatus for treating combustion-air, fuel, or fuel-air mixture, by catalysts, electric means, magnetism, rays, sound waves, or the like
    • F02M27/02Apparatus for treating combustion-air, fuel, or fuel-air mixture, by catalysts, electric means, magnetism, rays, sound waves, or the like by catalysts
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M31/00Apparatus for thermally treating combustion-air, fuel, or fuel-air mixture
    • F02M31/02Apparatus for thermally treating combustion-air, fuel, or fuel-air mixture for heating
    • F02M31/12Apparatus for thermally treating combustion-air, fuel, or fuel-air mixture for heating electrically
    • F02M31/125Fuel
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J2219/00Chemical, physical or physico-chemical processes in general; Their relevant apparatus
    • B01J2219/00002Chemical plants
    • B01J2219/00018Construction aspects
    • B01J2219/0002Plants assembled from modules joined together
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、環境及び健康に対して実際上何
らの悪影響も及ぼさないような、鉱油又は植物から得ら
れるエンジン用及び加熱用燃料を処理する装置を提供す
ることを課題とする。 【解決手段】 液状のエンジン用又は暖房用の燃料を熱
する加熱装置(3)と、少なくとも部分的に表面の錫合
金から成る少なくとも1つの反応エレメント(4)を含
む反応装置(1)とを有する。この錫合金は、錫に加え
られる最大重量割合の合金元素として0.2ないし20
重量%の銅を含み、反応エレメントは、ばらばらである
か或いは互いに付着している高々5mmの横方向寸法の
複数の粒体からなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉱油又は植物から
得られるエンジン用及び暖房用燃料を処理する装置に関
し、それは、それらを熱する加熱装置と、流れが通過で
きるようになっていて、少なくとも部分的に表面上の錫
合金から成る少なくとも一つの反応エレメントを含む反
応装置とを有する。
【0002】
【従来の技術】点火核を形成することにより液状の暖房
用及びエンジン用の燃料の燃焼特性を改善することが可
能であることが知られており、それは、均一度の高い燃
焼プロセスを保証し、従って排ガス中の窒素酸化物排出
量及び一酸化炭素の割合を減少させ、そしてディーゼル
燃料との関係では煤煙を確実に減少させる。この目的の
ために、その製造中に又はタンクに満たすときにエンジ
ン用又は暖房用の燃料と添加剤とが混合される。また、
独立のタンクから計量装置を介して添加剤を燃料又は燃
焼用空気に混ぜ込むことも可能である。この方法との関
係では、添加剤が高価で、また多くの場合に有毒である
ことは、不利である。主として、特に効果の大きい有機
金属物質と関係する添加剤は有毒である。従って、その
様な有毒の材料を濃縮した形で製造し販売しなければな
らないことになるであろうから、添加剤をエンジン用又
は暖房用の燃料に供給したり或いはそれをタンクに充填
するための濃縮液として分配することを危険を伴わずに
実行することは不可能である。
【0003】上記の種類の装置は既に公知であり、その
反応エレメントは、水銀、鉛及びアンチモンを合金元素
として含む錫合金の、約25mmの横方向寸法を持つ大
きな粒体から成っていた。これにより燃焼の進行に明ら
かに影響を及ぼすことは可能であったけれども、自動車
や暖房設備にこの様な装置を広く使用することは、反応
装置の有毒成分の一部が排ガスを通して大気に達するの
で、不可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、燃焼特性の改善に関しては上述した装置に匹敵する
結果をもたらすけれども、環境を汚染する程度は相当に
低くて、たとえ広く使用されても健康に対する害は少な
く、最善の設計をすれば環境及び健康に対して実際上何
らの悪影響も及ぼさないような、鉱油又は植物から得ら
れるエンジン用及び加熱用燃料を処理する装置を提供す
ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明により、反応エレ
メントの表面の錫合金は、錫に加えられる最大重量割合
の合金元素として0.2ないし20重量%の銅を含み、
反応エレメントは、ばらばらであるか或いは互いに付着
している高々5mmの直径の複数の粒体から成り、この
様な構成により上記の目的を達成する。通常の不純物を
除いて、反応エレメントの表面の錫合金は前記の範囲内
の比率の銅だけを含んでいるのが好ましい。この場合、
反応エレメントの表面の錫合金の銅の比率が約2〜8重
量%であるとき、特に良好な結果を得ることができる。
これまでのところ、4〜5重量%の銅の含有率が最善で
あることが試験で分かっている。
【0006】本発明の装置を使ったときのエンジンの効
率の向上と排ガスの改善とは容易に測定できるけれど
も、反応エレメントの材料の消費が余りにも少ないの
で、これまでのところ、利用できる測定装置でその量を
測定することは不可能であった。この場合、実際の運転
ではエンジン用又は暖房用の燃料の成分が反応装置に付
着するという事実を考慮しなければならない。いずれに
せよ、この反応装置の使用可能時間は自動車エンジンの
耐用年数を上回るので、交換は不要である。
【0007】反応装置の材料の消費量があまりに少なく
て、それを計測することが実際上不可能であり、また、
錫及び銅という元素は気楽に許容できる元素であるの
で、本発明の装置を広く使用しても暖房用及びエンジン
用燃料の消費量が減少し、排ガスが改善するという生態
学的に有利な効果に付随する有害な副作用を受け入れる
必要はない。けれども、所望の有益な効果との関係で、
エンジン用又は暖房用の燃料を反応装置を通して流す前
に加熱すること、及び反応エレメントの実効表面積をな
るべく大きくすることが不可欠である。従って、本発明
によれば、反応エレメントを構成する粒体は、最大でも
5mmの横方向寸法、即ち丸い粒体では直径、を持って
いなければならない。
【0008】好ましくは約1〜5mmの最大横方向寸法
を有するばらばらの粒体の形の反応エレメントを用いる
場合には、それを缶に入れておくのが実用的であり、そ
の端の壁を最少の粒体の最大横方向測定値より小さな編
み目幅のスクリーンで構成するのがよい。反応エレメン
トを予め製造しておいて、組立時にそれを1コンポーネ
ントとして扱うことが可能である。好ましい実用的実施
例では、缶の少なくとも1端に、比較的に編み目幅の大
きな内側スクリーンと比較的に編み目幅の細かな外側ス
クリーンとを配置する。エンジン用又は暖房用の燃料が
ばらばらの粒体を確実に通過するように、その缶を、そ
の外周部を囲む少なくとも一つのシールリングを使って
反応装置の外側ハウジングに挿入しておくのがよい。
【0009】別の実用的実施例では、反応エレメント
は、焼結されてブロックを形成している最大横方向寸法
0.05〜1mmの粒体から成る。この場合には、金属
があちこちで溶け合って流れて大きな塊にならず、小さ
な粒体同士の間のスペースがなるべくそのまま残ること
となるように、比較的に小さな割合の銅しか含んでいな
いその様に小さな均一な粒体を焼結するのは困難である
ので、本発明の別の有利な実施例では、粒体に銅の内核
を持たせ、それに例えば真空蒸着により錫の層を付け、
同時に合金を形成する。この製造方法でも、前記の融け
合いを防ぐために余り多くの錫を真空蒸着で付けないよ
うに注意する必要がある。また、反応装置の純粋に錫の
表面は前記の錫合金のように有効ではない。反応装置の
効果を生じさせるメカニズムはこれまでのところ推定も
できていないけれども、反応装置を流れる過程でエンジ
ン用又は暖房用の燃料の炭化水素分子に錫原子が付着し
て化学反応により形成される有機錫化合物の量と、銅の
割合が4〜5%の時に最善の低さで、銅の割合がこれよ
り大きくなると錫の割合が95〜96%より大きくなっ
たときと同じく上昇する錫合金の融点との間におそらく
関係があるのであろう。
【0010】有効な銅・錫合金の表面を有する反応エレ
メント、特に焼結ブロック、を得るために、粒体に錫酸
化物と銅酸化物との内核を持たせることもできる。この
場合には、水素の流れの中で粒体の表面を還元し、還元
された表面層の融点を超えて熱することにより該合金を
作って前記の錫・銅合金の表面層を得ることが可能であ
る。
【0011】本発明の加熱装置は、エンジン用及び暖房
用の燃料を熱するためのPCT加熱エレメントを好まし
く含む。いずれの場合にも、ガス気泡を防止したり、潤
滑能力を維持したりするなどの反応装置内での余り重要
でない条件を考慮しながら、反応装置内でのエンジン用
及び暖房用の燃料の温度を高くできるほど効果が大きい
ことが分かっている。PCT加熱エレメントは、エンジ
ン用又は暖房用の燃料が反応装置に入るときに既に最適
の高温となっているように、液体の流れの中で反応装置
の上流側に適宜配置される。本発明の装置が燃料系統の
一部分であって噴射ポンプ又は気化器の上流側に配置さ
れる場合には、通常の場合、反応装置に入る前のエンジ
ン用燃料を、ガソリンの場合には約40〜80℃に、デ
ィーゼル油の場合には50〜200℃に熱するように加
熱装置を設計する。この場合には、流れの方向において
加熱装置の上流側に、全ての場合に反応装置の上流側
に、エンジン燃料フィルターを取り付けるのがよい。反
応装置の下流側に燃料フィルターを配置すると反応装置
の効果が低下することが分かっている。この負の効果
は、処理されたエンジン燃料と該フィルター内のデポジ
ットとの化学反応の結果であるかも知れない。処理済み
エンジン燃料の処理の効果を時間がたつに連れて弱める
更なる化学反応を考慮すると、エンジン燃料を製造時に
処理して処理済みの状態で長期間貯蔵する代わりに、燃
料を処理後直ちに燃焼させるのが有益であることも分か
っている。
【0012】研究を更に進める過程で、驚くべきこと
に、従来はエンジン用又は暖房用の燃料を製造するには
不適だったいわゆるバイオオイルを本発明の装置でエン
ジン用又は暖房用の燃料にすることが可能であることが
分かった。本発明の装置はこの目的のために流れの方向
において反応装置の上流に触媒を有し、それは、好まし
くは加熱装置と反応装置との間に配置され、更なる加熱
装置を備えており、これにより作動中にそれを約400
℃に加熱する。該触媒は、例えば、燃料が通過すること
のできるハニカム状のコージエライトの支持本体から成
り、これは例えばLaCoO等の適当な触媒物質でコ
ーティングされる。上記の温度で触媒にクラッキング・
プロセスが生じ、バイオオイルの長い分子鎖がより短い
炭化水素鎖に変換され、その燃焼特性は、後に、該処理
の最終生成物を直後にエンジン用又は暖房用の燃料とし
て使用できるように本発明の反応装置による処理で改善
される。
【0013】流れの方向において互いの背後に触媒と反
応装置とを配置するという本発明の構成の利点は、クラ
ッキングのために必要な触媒でのバイオオイルの加熱を
同時に反応装置での処理にも利用できるという点にあ
る。触媒で必要な温度は反応装置に使用される温度より
かなり高いので、好ましい実施例では、エンジン用又は
暖房用の燃料管路の流れの方向において触媒の下流側に
及び/又は反応装置の下流側に熱交換器が設けられ、そ
の中を既に触媒で処理されている又は触媒で処理される
べきエンジン用又は暖房用の燃料が流れる。その熱交換
器のうちの少なくとも1つには分流器が設けられ、それ
はバーナー又はエンジンの吸気管路に結合される。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、添付図面を参照して本発明
の模範的実施例について説明する。
【0015】図1に示されている反応装置は、図1にお
いて下端に入り口開口部2のあるハウジング1を有す
る。その場所に反応装置ハウジング1の内部に例えばP
CTエレメントの形の加熱装置3があり、これは、精巧
な制御装置無しで、入り口2を通って反応装置ハウジン
グ1に流入する燃料を例えば70℃の所定温度に加熱す
る。また、エンジン又はヒーターで熱せられた加熱流体
によって加熱装置3を運転することもできる。
【0016】この例では、2つの反応エレメント4が背
中合わせに反応装置ハウジング1に挿入されている。流
れの方向においてその下流側に目の細かいスクリーン5
が配置されていて、図1で反応装置ハウジング1の上の
端で処理チャンバを閉じている。反応エレメント4は、
外周部に流れギャップが生じないように、反応装置ハウ
ジング1に関して外周シール6及び7により処理チャン
バ内に密封されている。この様にして、燃料を入り口開
口部2から反応エレメント4を通して図1で反応装置ハ
ウジングの上端の出口開口部8へ流す。
【0017】図2は図1の装置の反応エレメント4の1
つを拡大して示している。それは、缶状の外囲9と、図
2においてそれぞれ上及び下の正面端10、11とから
成っている。2つのスクリーン10、11は編み目のサ
イズが異なっていて、スクリーン11のは粗く、スクリ
ーン10のは細かい。例えば、スクリーン11ではそれ
は0.5〜3mmで、スクリーン10のは0.01ない
し0.15mmである。外囲9とスクリーン10、11
とにより画定される内部チャンバは図の模範的ケースで
は菱形のような形状を有する反応粒体12で満たされて
いる。それらは80〜99.8%の錫と0.2〜20%
の銅との合金から成っている。その最大寸法、即ちその
最大直径は約5mmである。微粒体即ち反応粒体は外囲
9内でばらばらの形になっている。その挿入後、好まし
くは初めにそれらを酸化物除去のために例えば蟻酸、酢
酸、又は蓚酸などの有機酸に浸し、次に暖房用オイル又
はガソリンに浸す。この前処理後、反応エレメント4を
貯蔵及び取り付けすることができる。
【0018】実用的実施例では、反応装置ハウジング1
の内径は70mmであり、長さは200mmである。入
口及び出口開口部は10mmのクリアランスを有する。
PCT加熱エレメント付きの加熱装置3は、120℃の
最高温度に達し、140Wの熱出力を有する。反応エレ
メント4の外囲99はアルミニウムから成る。その外径
は66mmで長さは45mmである。平らな反応粒体1
2は96重量%の錫と4重量%の銅との合金から成って
いて、その直径は3mmである。内側スクリーン11の
編み目幅は1mmであり、スクリーン10のは0.08
mmである。出口開口部8の正面の、もっと編み目の細
かなスクリーン5の編み目幅は0.04mmである。反
応装置ハウジング1への据え付けの前に、反応エレメン
ト4を酢酸に浸し、次にディーゼル油に浸してある。実
用的実施例では3個の反応エレメント4を背中合わせに
設けてある。外囲9と反応装置ハウジング1との間のシ
ール6、7は、ゴム製のシールリングであり、その外径
は70mm、内径は65mmである。
【0019】図面に示されていない或る模範的実施例と
の関係では、反応粒体12の直径はわずか0.5mmで
ある。それには銅の核があり、その表面は真空蒸着によ
って錫で覆われている。錫−銅合金の融点は銅及び錫自
身の融点より低いので、銅核の表面の所望の合金は錫の
真空蒸着中に少なくとも銅核の表面を錫の融点より僅か
に低い温度に熱することで得られる。この様にして作ら
れた微粒体は焼結に適している。この様にして、外囲9
を付けても付けなくてもシールリング6、7により反応
装置ハウジング1に挿入することのできる多孔質のブロ
ックを作ることができる。これを据え付ける前に、有機
酸ですすぎ、その後にガソリン又はディーゼル油ですす
ぐこともできる。全体として、図2のばら詰め反応エレ
メント4よりも製造工程が幾分高価であるけれども、微
粒体がより小さく反応エレメントの外回りの寸法がより
小さいので、ばら詰め反応エレメント4と同じく有効な
表面積が得られる。従って、焼結ブロックを反応エレメ
ントとして使用する場合には、筒形の反応装置ハウジン
グ1の内径を例えばわずか44mmとし、長さを150
mmとすることができる。6mmのクリアランスのある
入口開口部及び出口開口部を設ける。加熱装置3はこの
場合にも最高温度120℃のPCT加熱エレメントを包
含し、その熱出力はこの場合には45Wである。前記焼
結ブロックの形の反応装置本体を2個だけ設ける。
【0020】最後に述べた模範的実施例に関して修正さ
れた反応装置では、2個の反応装置本体は、直径が約
0.3mmの錫及び銅の酸化物の粒体から得られた焼結
ブロックから成る充てん剤が詰められている外径40m
m、長さ35mmのアルミニウム製カバーから成る。こ
の場合には、錫酸化物と銅酸化物との重量比はほぼ98
対2であった。材料を1、000℃で焼結し、該材料は
約30%の吸水率を示した。この焼結ブロックを水素の
流れの中で300℃で30分間にわたって表面還元し
た。その後、据え付けの前に反応粒体を酢酸及びガソリ
ンに順に浸した。
【0021】図3に示されている装置は、多部材ハウジ
ング20内の3つの反応エレメント22から成る反応装
置を含んでいる。図1及び2の模範的実施例の場合と同
じく、反応エレメント22は、外囲内の両端のスクリー
ンの間に上記合金割合を有する錫−銅合金から成るばら
ばらの粒状反応材料をそれぞれ包含することができる。
しかし、反応エレメント22は、例えば、真空蒸着によ
り表面に錫を付着させてから焼結した銅粒体から成る焼
結ブロックであってもよい。それらの焼結ブロックを直
接ハウジング20内に入れてもよく、また初めに外囲の
中に入れ、次にそれを反応装置ハウジング20に入れて
もよい。
【0022】処理されるべき菜種油の流路に、触媒24
が反応エレメント22と直列に、流れ方向においてその
上流側に、置かれている。触媒24は、LaCoO
コーティングされているコージエライトから成るハニカ
ム状触媒であり、菜種油の長い分子鎖にクラッキングを
生じさせると共にその酸素含有量を還元する。作動中、
これは、その中に配置されている加熱装置26によって
約400℃の温度に熱せられる。更に、複数のPCT加
熱エレメントを有する加熱装置28が流れ方向において
触媒24の上流側に設けられている。また、図3に示さ
れている装置は触媒24と反応エレメント22との間に
第1熱交換器30を有するとともに、流れ方向において
反応エレメント22の下流側に第2熱交換器32を有す
る。
【0023】出口側で、熱交換器30及び32はそれぞ
れ蒸化器34又は36に結合されており、これらは、図
示されていないバーナーの吸気管路に通じる蒸気管路3
8と各々結合されている。
【0024】この装置において、植物から得られる菜種
油又はその他の油は、供給管路40を通して熱交換器3
2の中に導入され、従って、反応エレメント22から流
出する完成した処理済み暖房用オイルから熱を吸収し、
熱交換器32を通過した後、管路42を介してバーナー
(図示せず)へ流れる。
【0025】既に熱交換器32で前もって熱せられてい
る菜種油は、気水分離器36が配設されている管路44
を介して、触媒24と反応エレメント22との間の、よ
り高温の熱交換気30に送られる。菜種油は、そこで更
に熱せられて、気水分離器34が配置されている管路4
6を介して熱交換気30から出てゆく。気水分離器34
は、熱交換器で生じた蒸気を除去するための管路38と
も結合されている。管路46は、菜種油又はその他の原
油をハニカム状触媒24の容器48に運び、この中で、
加熱装置28は、熱交換器内で前もって熱せられている
原油が触媒24に入る前に該原油を更に熱する。追加の
加熱装置26によって加熱を行うので、触媒24の中の
原油は約400℃の温度に到達する。このプロセスで、
原油の長い分子鎖に割れ目が生じると共に酸素含有量が
還元される。この様にして処理されたなお高温の油は、
後に熱交換器30で冷やされるけれども、反応エレメン
ト22に入るときに例えば200℃の温度をなお有す
る。この反応装置は充分な数の点火核を燃料油の中に生
じさせるので、油が熱交換器32を通って流れた後に管
路32を介して反応装置ハウジング20から出てゆくと
きには、その油は充分に清浄な燃焼に、即ちエンジン燃
料としての燃焼に適するようになっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係るエンジン燃料を処
理する装置の縦断面図である。
【図2】図1の反応装置の反応エレメントのうちの一つ
の縦断面図である。
【図3】上流側に触媒が結合されている、図1の装置に
類似している装置の縦断面図である。
【符号の説明】
1、20 反応装置 3、28 加熱装置 4、22 反応エレメント
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02M 31/12 321K (71)出願人 597045697 27−29, LOWER PEMBROKE STREET, DUBLIN 2, IRELAND (72)発明者 ゲオルグ・ゲッツェルマン ドイツ連邦共和国、70191 シュツットガ ルト、ヴィルケンヴァルトストラーセ 90 (72)発明者 ユルゲン・シュテルツィク ドイツ連邦共和国、96049 バンベルク、 アプト−ヴォルフラム−リング 9

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉱油又は植物から得られるエンジン用及
    び暖房用の燃料を加熱するための加熱装置(3、28)
    と、少なくとも部分的に表面が錫合金から成る少なくと
    も1つの反応エレメント(4、22)を含み且つ流れが
    中を通るようになっている反応装置(1、20)とを有
    する燃料処理装置において、 反応エレメント(4、22)の表面上の錫合金は、錫に
    加えられた最大重量%割合の合金元素として0.2〜2
    0重量%の銅を含んでおり、反応エレメント(4、2
    2)は、ばらばらであるか或いは互いに付着している高
    々5mmの直径の複数の粒体から成ることを特徴とする
    鉱油又は植物から得られるエンジン用及び加熱用燃料を
    処理する装置。
  2. 【請求項2】 反応エレメント(4、22)の表面の錫
    合金は、0.2〜20重量%の銅と通常の不純物だけを
    含んでいることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】 反応エレメント(4、22)の表面の錫
    合金の銅の割合は約2〜8重量%であることを特徴とす
    る請求項1又は2に記載の装置。
  4. 【請求項4】 反応エレメント(4、22)の表面の錫
    合金の銅の割合は約4〜5重量%であることを特徴とす
    る請求項3記載の装置。
  5. 【請求項5】 反応エレメントは、約1〜5mmの最大
    横方向寸法を持つばらばらの粒体(12)から成ること
    を特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の装
    置。
  6. 【請求項6】 反応エレメント(4、22)は、缶状の
    外囲(9)に内蔵されており、その端壁は、最少の粒体
    (12)の最大横方向寸法より小さな編み目幅のスクリ
    ーン(10、11)により形成されていることを特徴と
    する請求項5に記載の装置。
  7. 【請求項7】 比較的に大きな編み目幅の内側スクリー
    ン(11)と比較的に小さな編み目幅の外側スクリーン
    (10)とが缶(9)の少なくとも一端に配置されてい
    ることを特徴とする請求項6に記載の装置。
  8. 【請求項8】 内側スクリーン(11)は0.5〜3m
    mの編み目幅を有し、外側スクリーン(10)は0.0
    1〜0.15mmの編み目幅を有することを特徴とする
    請求項7に記載の装置。
  9. 【請求項9】 缶(9)は、その外周を囲む少なくとも
    一つのシールリング(6、7)により、反応装置の外側
    ハウジング(1、20)の中に挿入されることを特徴と
    する請求項6〜8のいずれか一項に記載の装置。
  10. 【請求項10】 反応エレメント(4、22)は、約
    0.05〜1mmの最大横方向寸法の粒体(12)から
    成っており、それらは互いに焼結されてブロックとなっ
    ていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に
    記載の装置。
  11. 【請求項11】 粒体(12)は銅の内核を有し、それ
    に例えば真空蒸着によって錫の層が設けられ、同時に合
    金が形成されることを特徴とする請求項1〜10のいず
    れか一項に記載の装置。
  12. 【請求項12】 粒体(12)は錫酸化物と銅酸化物と
    の内核を有し、それに還元プロセス及び熱処理によって
    作られた錫−銅合金の表面層が設けられていることを特
    徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載の装置。
  13. 【請求項13】 加熱装置(3、28)はPCT加熱エ
    レメントを含むことを特徴とする請求項1〜12のいず
    れか一項に記載の装置。
  14. 【請求項14】 前記装置はエンジン燃料管路の噴射ポ
    ンプ又は気化器の上流側の一部分であり、加熱装置
    (3)は、エンジン燃料を該燃料が該反応エレメント
    (4)に入る前にガソリンの場合には約40〜80℃
    に、ディーゼル油の場合には50〜200℃に熱するよ
    うになっていることを特徴とする請求項1〜13のいず
    れか一項に記載の装置。
  15. 【請求項15】 前記装置はエンジン用又は暖房用の燃
    料の管路のバーナー又はエンジン噴射ポンプの上流側の
    一部分であり、触媒手段(24)が流れの方向において
    反応装置(22)の上流側に配置されることを特徴とす
    る請求項1〜13のいずれか一項に記載の装置。
  16. 【請求項16】 触媒手段(24)は、加熱装置(2
    8)と反応装置(22)との間に配置されることを特徴
    とする請求項15に記載の装置。
  17. 【請求項17】 触媒手段(24)は別の加熱装置(2
    6)を備えており、運転中これにより触媒を約400℃
    の温度に熱することができることを特徴とする請求項1
    5又は16に記載の装置。
  18. 【請求項18】 触媒手段(24)は、コージエライト
    のハニカム状支持本体から成り、それは触媒物質でコー
    ティングされていて燃料が該本体を通って流れることが
    できるようになっていることを特徴とする請求項15〜
    17のいずれか一項に記載の装置。
  19. 【請求項19】 触媒物質はLaCoOであることを
    特徴とする請求項18に記載の装置。
  20. 【請求項20】 熱交換器(30、32)が暖房用又は
    エンジン用の燃料の管路に流れの方向において触媒手段
    (24)の下流側及び/又は反応装置(30、32)の
    下流側に配置されており、それを通って触媒手段(2
    4)で既に処理されている暖房用又はエンジン用の燃料
    が流れると共に、触媒手段(24)でなお処理されるべ
    き燃料が流れる様になっていることを特徴とする請求項
    15〜19のいずれか一項に記載の装置。
  21. 【請求項21】 少なくとも一つの熱交換器(30、3
    2)に気水分離器(34、35)が設けられており、そ
    れはバーナー又はエンジンの吸気管路に結合されている
    ことを特徴とする請求項20に記載の装置。
JP9083879A 1996-05-14 1997-04-02 鉱油又は植物から得られるエンジン用及び加熱用燃料を処理する装置 Pending JPH1054312A (ja)

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US08/738526 1996-10-28
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