JPH1051351A - 双方向無線装置 - Google Patents

双方向無線装置

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JPH1051351A
JPH1051351A JP8207425A JP20742596A JPH1051351A JP H1051351 A JPH1051351 A JP H1051351A JP 8207425 A JP8207425 A JP 8207425A JP 20742596 A JP20742596 A JP 20742596A JP H1051351 A JPH1051351 A JP H1051351A
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JP
Japan
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antenna
transmission
reception
feeding point
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JP8207425A
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English (en)
Inventor
Masayasu Miyake
正泰 三宅
Kaoru Someya
薫 染谷
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1つのアンテナを送受信に共用でき、かつ、
送受信効率を向上でき、送受信双方でより適切に整合を
とることができる双方向無線装置を提供する。 【解決手段】 送信時には、バイアス印加用端子aを順
バイアス、バイアス印加用端子bを逆バイアスとする。
この結果、ダイオードD1,D3がオフ状態になり、ダ
イオードD2がオン状態となるので、送信用トランジス
タ10からの送信電力が送受共用アンテナ2の給電点2
bに供給されるとともに、コンデンサC4によって送受
共用アンテナ2の整合がとられ、送信電力の受信用トラ
ンジスタ11への供給が阻止される。一方、受信時にお
いては、バイアス印加用端子aを逆バイアス、バイアス
印加用端子bを順バイアスとする。この結果、ダイオー
ドD1,D3がオン状態となり、ダイオードD2がオフ
状態となる。このため、受信信号は、コンデンサC5、
ダイオードD3を介して受信用トランジスタ11に供給
され、コンデンサC3によって送受共用アンテナ2の整
合がとられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、双方向通信に対応
した双方向無線装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、携帯電話機やPHS(Person
al Handy Phone System)端末、PDA(Personal Digi
tal Assistant)、実用化が考えられている双方向ペー
ジャ等の双方向無線装置では、無線による送受信を可能
にするために、屋内外に設置された公衆基地局との間で
無線通信を行うための送受信回路およびアンテナを有し
ている。
【0003】図9は、従来の双方向無線装置の一例の略
構成を示すブロック図である。図において、双方向無線
装置は、1つの送受共用アンテナ2を有し、所定のタイ
ミングでアンテナ切り換えスイッチ1を切り換えること
により、送受共用アンテナ2において電流の流れが直交
する位置に設けられた一方の給電点2aを、送信回路3
または受信回路4に接続することで、双方向通信を可能
にしている。また、送受共用アンテナ2の他方の給電点
2bには、整合をとるための整合回路5が設けられてい
る。
【0004】また、図10は、従来の双方向無線装置の
他の略構成例を示すブロック図である。なお、図9に対
応する部分には同一の符号を付けている。図において、
双方向無線装置は、送信用、受信用にそれぞれ別個に送
信アンテナ6、受信アンテナ7を有し、送信アンテナ6
の一方の給電点6aに接続された送信回路3で送信し、
受信アンテナ7の一方の給電点7aに接続された受信回
路4で受信することで、双方通信を可能にしている。ま
た、上述した図9と同様に、送信アンテナ6および受信
アンテナ7のそれぞれの他方の給電点6b,7bには、
整合をとるための整合回路5,5が設けられている。
【0005】また、図11は、従来の双方向無線装置の
他の略構成例を示すブロック図である。なお、図9に対
応する部分には同一の符号を付けている。図において、
双方向無線装置は、1つの送受共用アンテナ2を有し、
該送受共用アンテナ2の一方の給電点2aを介して、ト
ラップ回路8,9を介して、送信用トランジスタ10に
より送信し、受信用トランジスタ11により受信するこ
とで双方向通信を可能にしている。また、トラップ回路
8,9は、送信時に送信信号に含まれる受信周波数帯の
信号(サイドバンド成分)をカットすることで、受信用
トランジスタ11に送信信号が供給されるのを阻止す
る。また、上述した図9と同様に、送受共用アンテナ2
の給電点2bには、整合をとるためのコンデンサCが設
けられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図9に示す
従来の双方向無線装置では、1つの送受共用アンテナ2
を備え、送受信の切り換えにスイッチ1を用いるので、
スイッチ素子の挿入損失が生じる。このため、送信時の
パワーロス、あるいは受信時のNF劣化を生じるという
問題がある。また、アンテナ切り換えスイッチ1に通過
電力の大きいものを必要とするため、高価なものを用い
なければならないという問題がある。
【0007】また、図10に示す従来の双方向無線装置
では、送受信にそれぞれ専用のアンテナ6,7を用いて
おり、その構成は容易に考えられるが、有用な利点が得
られず、コストアップにつながり、携帯性を重視した双
方向無線装置では実現性に乏しいという問題がある。
【0008】また、図9および図11に示す従来の双方
向無線装置では、整合回路5または整合用のコンデンサ
Cは、送受信において固定的であるため、整合をとるの
が難しいという問題がある。
【0009】そこで本発明は、1つのアンテナを送受信
に共用でき、かつ、送信時のパワーロス、受信時のNF
劣化を防止でき、送受信双方でより適切に整合をとるこ
とができる双方向無線装置を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1記載の発明による双方向無線装置は、2つの位置
をそれぞれ第1の給電点、第2の給電点とした1つのア
ンテナと、前記第2の給電点に送信信号を供給し、前記
アンテナから送信する送信手段と、前記アンテナで受信
された受信信号を前記第1の給電点を介して受信する受
信手段とを具備し、前記アンテナを送受信において共用
することを特徴とする。
【0011】また、好ましい態様として、例えば請求項
2記載のように、前記第1の給電点側に接続され、第1
のバイアス電圧に応じて、前記アンテナを送信用に整合
する第1の整合素子と、前記第2の給電点側に接続さ
れ、第2のバイアス電圧に応じて、前記アンテナを受信
用に整合する第2の整合素子とを具備するようにしても
よい。
【0012】また、好ましい態様として、例えば請求項
3記載のように、前記第2の給電点に供給された送信信
号が前記第1の給電点を介して前記受信手段に供給され
ないようにするため、前記第1の給電点と前記受信手段
との間に送信信号入力阻止手段を設けるようにしてもよ
い。
【0013】また、好ましい態様として、前記送信信号
入力阻止手段は、例えば請求項4記載のように、前記第
2のバイアス電圧に応じて、オン/オフ状態となるダイ
オードであってもよい。
【0014】また、好ましい態様として、前記送信信号
入力阻止手段は、例えば請求項5記載のように、送信信
号に含まれる受信周波数帯の信号をカットするトラップ
手段であってもよい。
【0015】上記目的達成のため、請求項6記載の発明
による双方向無線装置は、2つの位置をそれぞれ第1の
給電点、第2の給電点とした1つのアンテナと、前記第
1の給電点に送信信号を供給し、前記アンテナから送信
する送信手段と、前記アンテナで受信された受信信号を
前記第1の給電点を介して受信する受信手段と、前記第
2の給電点側に接続され、送受信周波数に応じて、前記
アンテナを整合する整合手段と、前記アンテナを送受信
で共用することを特徴とする。
【0016】また、好ましい態様として、前記整合手段
は、例えば請求項7記載のように、送受信周波数に応じ
た制御電圧を発生する電圧発生手段と、前記電圧発生手
段によって発生された制御電圧に応じて容量が変化する
可変容量ダイオードとを備えるようにしてもよい。
【0017】また、好ましい態様として、例えば請求項
8記載のように、前記第1の給電点に供給された送信信
号が前記受信手段に供給されないようにするため、前記
第1の給電点と前記受信手段との間に送信信号入力阻止
手段を設けるようにしてもよい。
【0018】また、好ましい態様として、前記送信信号
入力阻止手段は、例えば請求項9記載のように、バイア
ス電圧に応じて、オン/オフ状態となるダイオードであ
ってもよい。
【0019】また、好ましい態様として、前記送信信号
入力阻止手段は、例えば請求項10記載のように、送信
信号に含まれる受信周波数帯の信号をカットするトラッ
プ手段であってもよい。
【0020】上記目的達成のため、請求項11記載の発
明による双方向無線装置は、2つの位置をそれぞれ第1
の給電点、第2の給電点とした第1のアンテナと、前記
第1のアンテナに対して直交する位置に配設され、2つ
の位置をそれぞれ第1の給電点、第2の給電点とした第
2のアンテナと、送信信号を送出する送信手段と、前記
第1のアンテナの第1の給電点または前記第2のアンテ
ナの第2の給電点のいずれか一方を前記送信手段に選択
的に接続する第1の切換手段と、受信信号を受信する受
信手段と、前記第1のアンテナの第1の給電点または前
記第2のアンテナの第2の給電点のいずれか一方を前記
受信手段に選択的に接続する第2の切換手段とを具備
し、前記第1の切換手段と前記第2の切換手段とを連動
させることにより、第1のアンテナおよび第2のアンテ
ナを送受信で用いることを特徴とする。
【0021】また、好ましい態様として、例えば請求項
12記載のように、前記第1のアンテナの第2の給電点
に接続され、受信時における前記第1のアンテナを整合
する第1の受信整合手段と、前記第1のアンテナの第2
の給電点に接続され、送信時における前記第1のアンテ
ナを整合する第1の送信整合手段と、前記第1および第
2の切換手段と連動し、前記第1のアンテナが受信に用
いられる場合、前記第1の受信整合手段を有効とし、前
記第1のアンテナが送信に用いられる場合、前記第1の
送信整合手段を有効とする第3の切換手段と、前記第2
のアンテナの第1の給電点に接続され、受信時における
前記第2のアンテナを整合する第2の受信整合手段と、
前記第2のアンテナの第1の給電点に接続され、送信時
における前記第2のアンテナを整合する第2の送信整合
手段と、前記第1および第2の切換手段と連動し、前記
第2のアンテナが受信に用いられる場合、前記第2の受
信整合手段を有効とし、前記第2のアンテナが送信に用
いられる場合、前記第2の送信整合手段を有効とする第
4の切換手段とを具備するようにしてもよい。
【0022】また、好ましい態様として、例えば請求項
13記載のように、当該双方向無線装置の取り付け方向
を検出する取り付け方向検出手段を具備し、前記取り付
け方向検出手段によって検出された取り付け方向に応じ
て、前記第1ないし第4の切換手段を駆動し、前記第1
のアンテナおよび前記第2のアンテナのどちらを送信用
または受信用として用いるかを切り換えるようにしても
よい。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、P
HS端末等の双方向無線装置に適用した一実施例とし
て、図面を参照して説明する。 A.第1実施例の構成 A−1.双方向無線装置の構成 図1は本発明の第1実施例による双方向無線装置の構成
を示す回路図である。なお、図9に対応する部分には同
一の符号を付けている。図において、送受共用アンテナ
2の給電点2bには、コンデンサC1を介して、コンデ
ンサC2、および該コンデンサC2に並列接続された送
信用トランジスタ(のコレクタ)20が接続されてい
る。また、同給電点2bには、上記コンデンサC2およ
び送信用トランジスタ10に並列に、コンデンサC3を
介して、逆方向にダイオードD1、および該ダイオード
D1に並列接続されたコイル(または抵抗)21が接続
されている。なお、給電点2a,2bは、アンテナを流
れる電流が直交する位置に設けられる。
【0024】上記コイル21の一端は、後述するコイル
23の一端に接続されており、該共通接続点は、送受信
を切り換えるためのバイアス印加用端子bとして用いら
れる。また、上記ダイオードD1は、送受信時にバイア
ス印加用端子a(後述),bに印加されるバイアス電圧
により、オン/オフ状態となり、オン状態のとき、コン
デンサC1,C2,C3を、受信時における送受共用ア
ンテナ2を整合する整合素子として機能させ、オフ状態
のとき、上記送信用トランジスタ10からの送信電力を
送受共用アンテナ2の給電点2bに供給する。
【0025】一方、送受共用アンテナ2の給電点2aに
は、整合用のコンデンサC4を介して、逆方向にダイオ
ードD2、および該ダイオードD1に並列接続されたコ
イル(または抵抗)22が接続されている。該コイルの
一端は、送受信を切り換えるためのバイアス印加用端子
aとして用いられる。また、同給電点2aには、コンデ
ンサC5を介して、上記コイル22に並列接続されたコ
イル(または抵抗)23が接続されている。
【0026】また、同給電点2aには、逆流防止用のダ
イオードD3、コイル24、コンデンサC6,C7およ
び受信用トランジスタ(ベース)25が接続されてい
る。ダイオードD2は、送受信時にバイアス印加用端子
a,bに印加されるバイアス電圧により、オン/オフ状
態となり、オン状態のとき、コンデンサC4を、送信時
における送受共用アンテナ2を整合する整合素子として
機能させる。また、ダイオードD3は、送受信時にバイ
アス印加用端子a,bに印加されるバイアス電圧によ
り、オン/オフ状態となり、オフ状態のとき(送信
時)、送信電力が受信用トランジスタ11に供給される
のを阻止する。
【0027】A−2.第1実施例の動作 次に、上述した第1実施例の動作を説明する。まず、送
信時においては、バイアス印加用端子aを順バイアスと
し、バイアス印加用端子bを逆バイアスとする。この結
果、ダイオードD1がオフ状態になり、送信用トランジ
スタ10からの送信電力が送受共用アンテナ2の給電点
2bに供給される。このとき、ダイオードD2がオン状
態となるので、コンデンサC4によって送受共用アンテ
ナ2の整合がとられる。また、ダイオードD3がオフ状
態となるので、送信電力が受信用トランジスタ11に供
給されるのが阻止される。
【0028】一方、受信時においては、バイアス印加用
端子aを逆バイアスとし、バイアス印加用端子bを順バ
イアスとする。この結果、ダイオードD1,D3がオン
状態となり、ダイオードD2がオフ状態となる。このた
め、コンデンサC1,C2,C3で決まる値を、送受共
用アンテナ2の給電点2bで整合がとれるように設定し
ておけば、送受共用アンテナ2は、受信アンテナとして
動作し、受信信号は、コンデンサC5、ダイオードD3
を介して受信用トランジスタ11に供給される。
【0029】このように、本第1実施例では、アンテナ
を切り換えるスイッチを用いることなく、1つのアンテ
ナを送受信に共用できるので、送信時のパワーロス、受
信時のNF劣化を防止でき、かつ、送受信双方の整合を
とることができる。なお、上述した第1実施例におい
て、ダイオードD1,D2のアノード(またはカソー
ド)側に、使用する電源の半分程度の電圧を供給してお
くことにより、電源(またはグランド)の電位でのスイ
ッチングが可能となる。
【0030】B.第2実施例 B−1.第2実施例の構成 次に、図2は本発明の第2実施例による双方向無線装置
の構成を示す回路図である。なお、図1に対応する部分
には同一の符号を付けて説明を省略する。本第2実施例
では、特に、送受信にそれぞれ異なる搬送周波数を割り
当てるFDMA(周波数分割多元接続)を用いる双方向
無線装置に適用している。図において、トラップ回路8
は、送信時、送信用トランジスタ10から供給される送
信信号の受信周波数帯の信号(サイドバンド成分)をカ
ットすることで、受信用トランジスタ11に送信信号が
供給されるのを阻止する。
【0031】また、トラップ回路9は、送信時、送受共
用アンテナ2を介して送信用トランジスタ10から供給
される送信周波数帯の信号をカットすることで、受信用
トランジスタ11に送信信号が供給されるのを阻止す
る。なお、送信電力が比較的小さい場合、言い換える
と、トラップ回路8のみで、送信信号の受信周波数帯の
信号(サイドバンド成分)をカットすることができる場
合には、トラップ回路9を設けなくてもよいことは言う
までもない。
【0032】B−2.第2実施例の動作 次に、上述した第2実施例の動作について説明する。ま
ず、送信時においては、バイアス印加用端子aを順バイ
アスとし、バイアス印加用端子bを逆バイアスとする。
この結果、ダイオードD1がオフ状態になり、送信用ト
ランジスタ10からの送信電力がトラップ回路8を介し
て送受共用アンテナ2の給電点2bに供給される。この
とき、トラップ回路8によって、送信信号の受信周波数
帯の信号(サイドバンド成分)がカットされる。さら
に、送受共用アンテナ2を介して、受信用トランジスタ
11側に漏れる送信信号は、トラップ回路9によって、
送信周波数帯の信号がカットされるので、受信用トラン
ジスタ11に送信信号が供給されるのが阻止される。ま
た、ダイオードD2がオン状態となるので、コンデンサ
C4によって送受共用アンテナ2の整合がとられる。
【0033】一方、受信時においては、バイアス印加用
端子aを逆バイアスとし、バイアス印加用端子bを順バ
イアスとする。この結果、ダイオードD1がオン状態と
なり、ダイオードD2がオフ状態となる。このため、コ
ンデンサC3によって受信時における送受共用アンテナ
2の整合がとられ、該送受共用アンテナ2で受信された
受信信号は、トラップ回路9を介して、受信用トランジ
スタ11に供給される。
【0034】このように、本第2実施例では、FDMA
等で送受信の周波数が異なる場合において、アンテナを
切り換えるスイッチを用いることなく、1つのアンテナ
を送受信に共用できるので、送信時のパワーロス、受信
時のNF劣化を防止でき、かつ、送受信双方の整合をと
ることができる。なお、上述した第1実施例と同様に、
ダイオードD1,D2のアノード(またはカソード)側
に、使用する電源の半分程度の電圧を供給しておくこと
により、電源(またはグランド)の電位でのスイッチン
グが可能となる。
【0035】C.第3実施例 C−1.第3実施例の構成 次に、図3は本発明の第3実施例による双方向無線装置
の構成を示す回路図である。なお、図1または図2に対
応する部分には同一の符号を付けて説明を省略する。図
において、電圧発生器35は、送信時には、送信周波数
ftに応じた電圧を発生し、コイル(または抵抗)36
を介して可変容量ダイオードD4のカソードに供給する
一方、受信時には、受信周波数frに応じた電圧を発生
し、コイル(または抵抗)36を介して可変容量ダイオ
ードD4のカソードに供給する。可変容量ダイオードD
4は、上記電圧発生器35からの電圧に応じた容量とな
ることで、コンデンサC10の容量と可変容量ダイオー
ドD4の容量とに応じた容量により、送受共用アンテナ
2の整合をとる。したたがって、送受共用アンテナ2
は、送信時には、送信周波数ftに応じて整合がとら
れ、受信時には、送信周波数frに応じて整合がとられ
ることになる。
【0036】C−2.第3実施例の動作 次に、上述した第3実施例の動作について説明する。ま
ず、送信時においては、バイアス印加用端子bを逆バイ
アスとする。この結果、送信用トランジスタ10からの
送信信号は、トラップ回路8を介して送受共用アンテナ
2の給電点2aに供給される。このとき、トラップ回路
8によって、送信信号の受信周波数帯の信号(サイドバ
ンド成分)がカットされる。このとき、ダイオードD3
はオフ状態となるので、上記送信信号が受信用トランジ
スタ11に供給されるのが阻止される。また、電圧発生
器35では、送信周波数ftに応じた発生された電圧が
可変容量ダイオードD4に供給されるので、送信周波数
ftに応じて、送受共用アンテナ2の整合が取られる。
【0037】一方、受信時においては、バイアス印加用
端子bを順バイアスとする。この結果、ダイオードD3
がオン状態となるので、送受共用アンテナ2で受信され
た受信信号は、ダイオードD3を介して受信用トランジ
スタ11に供給される。また、電圧発生器35では、受
信周波数frに応じた発生された電圧が可変容量ダイオ
ードD4に供給されるので、受信周波数frに応じて、
送受共用アンテナ2の整合が取られる。
【0038】このように、本第3実施例では、アンテナ
を切り換えるスイッチを用いることなく、1つのアンテ
ナを送受信に共用できるので、送信時のパワーロス、受
信時のNF劣化を防止でき、かつ、送受信周波数に応じ
てアンテナ整合を行うので、広い周波数帯で送受信双方
の整合をとることができる。
【0039】D.第4実施例 D−1.第4実施例の構成 次に、図4は本発明の第4実施例による双方向無線装置
の構成を示す回路図である。なお、図1ないし図3に対
応する部分には同一の符号を付けて説明を省略する。図
において、送受共用アンテナ37,38は、送信用アン
テナとしても、受信用アンテナとしても用いることがで
きるようになっており、実際には、使用状況に応じて、
どちらか一方が選択的に用いられる。
【0040】送受共用アンテナ37の給電点37bに
は、並列接続されたコンデンサC11,C12が接続さ
れている。コンデンサC11は、受信整合用コンデンサ
であり、コンデンサC12は、送信整合用コンデンサで
ある。コンデンサC11,C12は、スイッチ39によ
ってどちらか一方が選択的にグランドに接続されるよう
になっている。また、送受共用アンテナ37の給電点3
7aは、スイッチ40の一方の固定端子およびスイッチ
41の一方の固定端子に接続されている。
【0041】次に、送受共用アンテナ38の給電点38
bは、スイッチ40の他方の固定端子およびスイッチ4
1の他方の固定端子に接続されている。また、送受共用
アンテナ37の給電点38aには、並列接続されたコン
デンサC13,C14が接続されている。コンデンサC
13は、受信整合用コンデンサであり、コンデンサC1
4は、送信整合用コンデンサである。コンデンサC1
3,C14は、スイッチ42によって、どちらか一方が
選択的にグランドに接続されるようになっている。
【0042】次に、スイッチ40は、その可動端子に送
信回路3が接続されており、該送信回路3からの送信信
号を、送受共用アンテナ37または送受共用アンテナ3
8のどちらか一方に選択的に供給する。また、スイッチ
41は、その可動端子に受信回路4が接続されており、
送受共用アンテナ37または送受共用アンテナ38のど
ちらか一方で受信された受信信号を選択的に受信回路4
に供給する。
【0043】上述したスイッチ39〜42は連動するよ
うになっており、スイッチ40とスイッチ41は、一方
が送受共用アンテナ37を選択している場合には、他方
は送受共用アンテナ38を選択するように、互いに、異
なるアンテナを選択する。また、スイッチ39とスイッ
チ42とは、一方が受信整合用コンデンサ(C11,C
13)を選択している場合には、他方は送信整合用コン
デンサ(C12,C14)を選択するようになってい
る。すなわち、スイッチ39は、送受共用アンテナ37
がスイッチ40によって選択されているとき、コンデン
サC12を選択し、送受共用アンテナ37がスイッチ4
1によって選択されているとき、コンデンサC11を選
択する。また、スイッチ42は、送受共用アンテナ38
がスイッチ40によって選択されているとき、コンデン
サC14を選択し、送受共用アンテナ38がスイッチ4
1によって選択されているとき、コンデンサC13を選
択する。
【0044】D−2.第4実施例の動作 次に、上述した第4実施例の動作について説明する。例
えば、受信状態において、スイッチ41によって送受共
用アンテナ37が選択されている場合、言い換えると、
送受共用アンテナ37が受信用アンテナとして機能して
いる場合には、スイッチ39によって受信整合用コンデ
ンサC11を選択し、該受信整合用コンデンサC11に
よって受信用に送受共用アンテナ37の整合をとる。
【0045】また、上記受信状態から送信状態に移行す
る場合には、スイッチ41を送受共用アンテナ38に切
り換えるとともに、スイッチ40を送受共用アンテナ3
7に切り換え、送受共用アンテナ37を送信用アンテナ
として用いる。さらに、スイッチ39を送信整合用コン
デンサC12に切り換え、該送信整合用コンデンサC1
2によって送信用に送受共用アンテナ37の整合をと
る。送受共用アンテナ38を用いる場合にも同様の動作
を行う。したがって、送受共用アンテナ37,38のい
ずれのアンテナも送受信の双方に用いられる。
【0046】このように、本第4実施例では、2つのア
ンテナを切り換えることにより、例えば、受信状態のよ
いアンテナを選択的に用いるようにすれば、安定した送
受信を行うことができる。また、送受共用アンテナ3
7,38を、図5に示すように、装置の筐体に対して、
直交するように配設することにより、偏波ダイバシティ
アンテナとして用いることができる。さらに、送受共用
アンテナ37,38の各々の指向性を変えることによ
り、使用状況に応じて最適なアンテナを使用できる。
【0047】E.第5実施例 E−1.第5実施例の構成 次に、本発明の第5実施例について説明する。本第5実
施例では、上述した第4実施例による双方向無線装置を
双方向ページャに適用したものである。一般に、ページ
ャに用いられるループアンテナは、通常、8字形の指向
性パターンを有する。また、ページャの送信基地局は、
200〜300mの高さに設けられたアンテナで、半径
数キロのサービスエリアを有する。一方、双方向ページ
ャの受信基地局は、ページャの送信電力を小さくして消
費電力を抑えるために、送信基地局の数倍の数を配置す
る。また、送信基地局は、全信号を同期させて送信する
ことが可能であるが、双方向ページャからの送信信号
は、非同期にせざるを得ない。したがって、受信基地局
のアンテナを高くし過ぎると、サービスエリア外からの
信号衝突が懸念され、比較的低く設置される。
【0048】ここで、図6は、本第5実施例による双方
向ページャの送受信時におけるアンテナの指向性を示す
概念図である。また、図7は、双方向ページャの取り付
け方向を示す模式図である。さらに、図8は、双方向ペ
ージャの取り付け方向を検知する水銀スイッチの構造を
示す断面図である。上述した条件を考慮すると、図6に
示すように、双方向ページャ50では、受信時における
アンテナの指向性(輻射パターン)51は、送信基地局
60のアンテナ61が200〜300mの高さに設けら
れているので、仰角が高く、送信時におけるアンテナの
指向性(輻射パターン)52は、受信基地局62のアン
テナ63が比較的低く設けられているので、仰角が低く
なる。
【0049】通常、ページャ(双方向、片方向)は、腰
のベルト等に取り付けて用いられることが多い。このと
き、ページャ50を取り付ける方向には、第4実施例で
説明した2つの送受共用アンテナ37,38を備えた双
方向無線装置を用いた場合、図7(a)、(b)に示す
ように、ベルト70に対して縦横両方向が考えられる。
この場合、図7(a)に示す取り付け方式では、送受共
用アンテナ37が横方向となり、送受共用アンテナ38
が縦方向となる。また、図7(b)に示す取り付け方式
では、送受共用アンテナ37が縦方向となり、送受共用
アンテナ38が横方向となる。したがって、上述した図
6に示す指向性に合致させるためには、取り付ける方向
に応じて、2つの送受共用アンテナ37,38のどちら
を送信用または受信用として用いるかを切り換える必要
がある。
【0050】そこで、本第5実施例では、双方向無線装
置(双方向ページャ)50がどちらの方向でベルト70
に取り付けられているかを検出するために、図8に示す
ように、水平方向に配設された水銀スイッチ71と、垂
直方向に配設された水銀スイッチ72とを用いている。
水銀スイッチ71,72には、各々、水銀73,74が
封入されており、また、それぞれの両端には、1対の電
極80,81,82,83が設けられている。したがっ
て、どの電極が閉じているかで、双方向無線装置(双方
向ページャ)50の取り付け方向を検知することができ
る。
【0051】E−2.第5実施例の動作 次に、上述した第5実施例の動作について説明する。例
えば、水銀スイッチ72の電極83が閉じている場合に
は、双方向無線装置(双方向ページャ)50は、図7
(a)に示すように、横方向に取り付けられていること
がわかる。この場合、スイッチ40によって送受共用ア
ンテナ38を選択し、スイッチ42によって送信整合用
コンデンサC14を選択することにより、送受共用アン
テナ38を送信用アンテナとして用い、また、スイッチ
41によって送受共用アンテナ37を選択し、スイッチ
39によって受信整合用コンデンサC11を選択するこ
とにより、送受共用アンテナ37を受信用アンテナとし
て用いる。
【0052】一方、例えば、水銀スイッチ71の電極8
1が閉じている場合には、双方向無線装置(双方向ペー
ジャ)50は、図7(b)に示すように、縦方向に取り
付けられていることがわかる。この場合、スイッチ40
によって送受共用アンテナ37を選択し、スイッチ39
によって送信整合用コンデンサC12を選択することに
より、送受共用アンテナ37を送信用アンテナとして用
い、また、スイッチ41によって送受共用アンテナ38
を選択し、スイッチ42によって受信整合用コンデンサ
C13を選択することにより、送受共用アンテナ38を
受信用アンテナとして用いる。
【0053】このように、本第5実施例では、双方向無
線装置(双方向ページャ)50の取り付け方向を水銀ス
イッチ71,72によって検知し、該検知結果に応じて
2つの送受共用アンテナ37,38を切り換えることに
より、取り付け方向を意識することなく、送受信の指向
性に自動的に合致させることができる。
【0054】
【発明の効果】請求項1ないし5記載の発明によれば、
送信手段は、アンテナの第2の給電点に送信信号を供給
することにより、アンテナから送信し、受信手段は、ア
ンテナで受信された受信信号をアンテナの第1の給電点
を介して受信することで、アンテナを送受信において共
用するようにしたので、1つのアンテナを送受信に共用
でき、かつ、送信時のパワーロス、受信時のNF劣化を
防止できるという利点が得られる。
【0055】特に、請求項2記載の発明によれば、アン
テナの第1の給電点側に接続された第1の整合素子によ
って、第1のバイアス電圧に応じて、アンテナを送信用
に整合し、アンテナの第2の給電点側に接続された第2
の整合素子によって、第2のバイアス電圧に応じて、ア
ンテナを受信用に整合するようにしたので、送受信双方
でより適切に整合をとることができるという利点が得ら
れる。
【0056】また、請求項6ないし10記載の発明によ
れば、送信手段は、アンテナの第1の給電点に送信信号
を供給することにより、アンテナから送信し、受信手段
は、アンテナで受信された受信信号を第1の給電点を介
して受信するとともに、アンテナの第2の給電点側に接
続された整合手段によって、送受信周波数に応じて、ア
ンテナを整合するようにしたので、1つのアンテナを送
受信に共用でき、かつ、送信時のパワーロス、受信時の
NF劣化を防止でき、送受信双方でより適切に整合をと
ることができるという利点が得られる。
【0057】また、請求項11ないし13記載の発明に
よれば、第1のアンテナと第2のアンテナとを直交する
位置に配設し、第1の切換手段によって、第1のアンテ
ナの第1の給電点または第2のアンテナの第2の給電点
のいずれか一方を送信手段に選択的に接続し、第2の切
換手段によって、第1のアンテナの第1の給電点または
第2のアンテナの第2の給電点のいずれか一方を受信手
段に選択的に接続するようにしたので、1つのアンテナ
を送受信に共用できるとともに、使用状況に応じてどち
らを用いるかを使い分けでき、また、送信時のパワーロ
ス、受信時のNF劣化を防止できるという利点が得られ
る。
【0058】特に、請求項12記載の発明によれば、第
1のアンテナが受信に用いられる場合、第3の切換手段
によって、第1のアンテナの第2の給電点に接続された
第1の受信整合手段を有効とし、第1のアンテナが送信
に用いられる場合、第1のアンテナの第2の給電点に接
続された第1の送信整合手段を有効とし、また、第2の
アンテナが受信に用いられる場合、第4の切換手段によ
って、第2のアンテナの第1の給電点に接続されている
第2の受信整合手段を有効とし、第2のアンテナが送信
に用いられる場合、第2のアンテナの第1の給電点に接
続されている第2の送信整合手段を有効とするようにし
たので、送受信双方でより適切に整合をとることができ
るという利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による双方向無線装置の略
構成を示す回路図である。
【図2】本発明の第2実施例による双方向無線装置の略
構成を示す回路図である。
【図3】本発明の第3実施例による双方向無線装置の略
構成を示す回路図である。
【図4】本発明の第4実施例による双方向無線装置の略
構成を示す回路図である。
【図5】第4実施例による双方向無線装置でのアンテナ
配置を示す模式図である。
【図6】本第5実施例による双方向ページャの送受信時
におけるアンテナの指向性を示す概念図である。
【図7】双方向ページャの取り付け方向を示す模式図で
ある。
【図8】双方向ページャの取り付け方向を検知する水銀
スイッチの構造を示す断面図である。
【図9】従来の双方向無線装置の一例による略構成を示
すブロック図である。
【図10】従来の双方向無線装置の他の例による略構成
を示すブロック図である。
【図11】従来の双方向無線装置の他の例による略構成
を示すブロック図である。
【符号の説明】
2 送受共用アンテナ(アンテナ) 2a 給電点(第1の給電点) 2b 給電点(第2の給電点) 3 送信回路(送信手段) 4 受信回路(受信手段) 8,9 トラップ回路(トラップ手段) 10 送信用トランジスタ(送信手段) 11 受信用トランジスタ(受信手段) 35 電圧発生器(整合手段、電圧発生手段) 37 送受共用アンテナ(第1のアンテナ) 37a 給電点(第1の給電点) 37b 給電点(第2の給電点) 38 送受共用アンテナ(第2のアンテナ) 38a 給電点(第1の給電点) 38b 給電点(第2の給電点) 39 スイッチ(第3の切換手段) 40 スイッチ(第1の切換手段) 41 スイッチ(第2の切換手段) 42 スイッチ(第4の切換手段) 71,72 水銀スイッチ(取り付け方向検出手段) C3 コンデンサ(第2の整合素子) C4 コンデンサ(第1の整合素子) D3 ダイオード(送信信号入力阻止手段) D4 可変容量ダイオード(整合手段) C11 コンデンサ(第1の受信整合手段) C12 コンデンサ(第1の送信整合手段) C13 コンデンサ(第2の受信整合手段) C14 コンデンサ(第2の送信整合手段)

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つの位置をそれぞれ第1の給電点、第
    2の給電点とした1つのアンテナと、 前記第2の給電点に送信信号を供給し、前記アンテナか
    ら送信する送信手段と、 前記アンテナで受信された受信信号を前記第1の給電点
    を介して受信する受信手段とを具備し、 前記アンテナを送受信で共用することを特徴とする双方
    向無線装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の給電点側に接続され、第1の
    バイアス電圧に応じて、前記アンテナを送信用に整合す
    る第1の整合素子と、 前記第2の給電点側に接続され、第2のバイアス電圧に
    応じて、前記アンテナを受信用に整合する第2の整合素
    子とを具備することを特徴とする請求項1記載の双方向
    無線装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の給電点に供給された送信信号
    が前記第1の給電点を介して前記受信手段に供給されな
    いようにするため、前記第1の給電点と前記受信手段と
    の間に送信信号入力阻止手段を設けることを特徴とする
    請求項1記載の双方向無線装置。
  4. 【請求項4】 前記送信信号入力阻止手段は、前記第2
    のバイアス電圧に応じて、オン/オフ状態となるダイオ
    ードであることを特徴とする請求項1記載の双方向無線
    装置。
  5. 【請求項5】 前記送信信号入力阻止手段は、送信信号
    に含まれる受信周波数帯の信号をカットするトラップ手
    段であることを特徴とする請求項1記載の双方向無線装
    置。
  6. 【請求項6】 2つの位置をそれぞれ第1の給電点、第
    2の給電点とした1つのアンテナと、 前記第1の給電点に送信信号を供給し、前記アンテナか
    ら送信する送信手段と、 前記アンテナで受信された受信信号を前記第1の給電点
    を介して受信する受信手段と、 前記第2の給電点側に接続され、送受信周波数に応じ
    て、前記アンテナを整合する整合手段と、 前記アンテナを送受信で共用することを特徴とする双方
    向無線装置。
  7. 【請求項7】 前記整合手段は、 送受信周波数に応じた制御電圧を発生する電圧発生手段
    と、 前記電圧発生手段によって発生された制御電圧に応じて
    容量が変化する可変容量ダイオードとを備えることを特
    徴とする請求項6記載の双方向無線装置。
  8. 【請求項8】 前記第1の給電点に供給された送信信号
    が前記受信手段に供給されないようにするため、前記第
    1の給電点と前記受信手段との間に送信信号入力阻止手
    段を設けることを特徴とする請求項6記載の双方向無線
    装置。
  9. 【請求項9】 前記送信信号入力阻止手段は、バイアス
    電圧に応じて、オン/オフ状態となるダイオードである
    ことを特徴とする請求項8記載の双方向無線装置。
  10. 【請求項10】 前記送信信号入力阻止手段は、送信信
    号に含まれる受信周波数帯の信号をカットするトラップ
    手段であることを特徴とする請求項8記載の双方向無線
    装置。
  11. 【請求項11】 2つの位置をそれぞれ第1の給電点、
    第2の給電点とした第1のアンテナと、 前記第1のアンテナに対して直交する位置に配設され、
    2つの位置をそれぞれ第1の給電点、第2の給電点とし
    た第2のアンテナと、 送信信号を送出する送信手段と、 前記第1のアンテナの第1の給電点または前記第2のア
    ンテナの第2の給電点のいずれか一方を前記送信手段に
    選択的に接続する第1の切換手段と、 受信信号を受信する受信手段と、 前記第1のアンテナの第1の給電点または前記第2のア
    ンテナの第2の給電点のいずれか一方を前記受信手段に
    選択的に接続する第2の切換手段とを具備し、 前記第1の切換手段と前記第2の切換手段とを連動させ
    ることにより、第1のアンテナおよび第2のアンテナを
    送受信で用いることを特徴とする双方向無線装置。
  12. 【請求項12】 前記第1のアンテナの第2の給電点に
    接続され、受信時における前記第1のアンテナを整合す
    る第1の受信整合手段と、 前記第1のアンテナの第2の給電点に接続され、送信時
    における前記第1のアンテナを整合する第1の送信整合
    手段と、 前記第1および第2の切換手段と連動し、前記第1のア
    ンテナが受信に用いられる場合、前記第1の受信整合手
    段を有効とし、前記第1のアンテナが送信に用いられる
    場合、前記第1の送信整合手段を有効とする第3の切換
    手段と、 前記第2のアンテナの第1の給電点に接続され、受信時
    における前記第2のアンテナを整合する第2の受信整合
    手段と、 前記第2のアンテナの第1の給電点に接続され、送信時
    における前記第2のアンテナを整合する第2の送信整合
    手段と、 前記第1および第2の切換手段と連動し、前記第2のア
    ンテナが受信に用いられる場合、前記第2の受信整合手
    段を有効とし、前記第2のアンテナが送信に用いられる
    場合、前記第2の送信整合手段を有効とする第4の切換
    手段とを具備することを特徴とする請求項11記載の双
    方向無線装置。
  13. 【請求項13】 当該双方向無線装置の取り付け方向を
    検出する取り付け方向検出手段を具備し、 前記取り付け方向検出手段によって検出された取り付け
    方向に応じて、前記第1ないし第4の切換手段を駆動
    し、前記第1のアンテナおよび前記第2のアンテナのど
    ちらを送信用または受信用として用いるかを切り換える
    ことを特徴とする請求項12記載の双方向無線装置。
JP8207425A 1996-08-06 1996-08-06 双方向無線装置 Abandoned JPH1051351A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002526956A (ja) * 1998-09-28 2002-08-20 アルゴン・アーベー 無線通信装置及びアンテナシステム
JP2004512759A (ja) * 2000-10-20 2004-04-22 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 時分割システム用トランシーバ
JP2005301354A (ja) * 2004-04-06 2005-10-27 Matsushita Electric Works Ltd Icカード読取装置
KR100550784B1 (ko) * 1998-12-07 2006-06-23 엘지전자 주식회사 이동통신 단말기에서의 수신신호 경로 제어회로
JP2011239340A (ja) * 2010-05-13 2011-11-24 Nec Casio Mobile Communications Ltd 無線通信装置及び無線通信システム
JP2012199754A (ja) * 2011-03-22 2012-10-18 Hitachi Kokusai Electric Inc 携帯無線通信装置

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