JPH10511586A - 血管内ガイドワイヤー及び方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 血管内ガイドワイヤー（１１）が近位端と遠位端とを備える可撓性の細長い部材（１２）を有する。可撓性の細長い管状部材（２１）が可撓性の細長い部材（１２）に同軸に配置され、近位端と遠位端とを有する。可撓性の細長い管状部材（２１）の近位端は、可撓性の細長い管状部材（２１）に対して軸線運動を防止するように可撓性の細長い部材（１２）の近位端に結合されるので、可撓性の細長い部材（１２）の近位端の部分が自由に保持される。コイル組立体（３１）が可撓性の細長い部材（１２）の遠位端に固定される。

Description

【発明の詳細な説明】 血管内ガイドワイヤー及び方法 本発明は血管内ガイドワイヤー及び方法に関する。 人体の血管内を通り抜けるためのガイドワイヤーがこれまで提供されてきた。 しかし、改良されたトルク伝達能力を有する血管内ガイドワイヤーの必要性が依 然としてある。 一般的には、本発明の目的は改良されたトルク伝達能力を有する血管内ガイド ワイヤーを提供することである。 本発明の他の目的は、ねじれ抵抗とトルク伝達と遠位端の剛性との間の平衡が 達成される上記特徴のガイドワイヤーを提供することである。 本発明の他の目的はつぶれない先端を有する上記特徴のガイドワイヤーを提供 することである。 本発明の他の目的は経済的に製造される上記特徴のガイドワイヤーを提供する ことである。 本発明の追加の目的及び特徴は、好ましい実施形態が添付図面とともに詳細に 説明される、以下の説明から明らかになる。 図１は本発明に援用される血管内ガイドワイヤーの側面立面図である。 図２は図１に示したガイドワイヤーの近位部分の拡大断面図である。 図３は図１に示したガイドワイヤーの中間部分の拡大断面図である。 図４は図１に示したガイドワイヤーの別の部分の拡大断面図である。 図５は図４に示したガイドワイヤーの部分の分解図である。 図６は図１に示したガイドワイヤーの遠位端の拡大立面図である。 図７は図１に示したものと同様のガイドワイヤーの部分断面図であるが、ガイ ドワイヤーの変形実施形態を示す。 図８はおおよそ３００ｃｍの長さを有し、在来のガイドワイヤーの長さのおお よそ２倍の長さである、本発明に援用するガイドワイヤーの部分の部分側面立面 図である。 図９は本発明に援用するガイドワイヤーの別の実施形態の側面立面図である。 一般的には、本発明の血管内ガイドワイヤーは、近位端と遠位端とを有する可 撓性の細長い中実部材と、可撓性の細長い固体部材に同軸に配置された可撓性の 細長い管状部材とからなる。コイルが可撓性の細長い部材の遠位端に取り付けら れる。スクリュータイプ接続がコイルばねと可撓性の細長い管状部材との間に提 供される。 図面の図１乃至図６により詳細に示すように、本発明の血管内ガイドワイヤー １１は、近位端１３と遠位端１４とを有する可撓性の細長い部材１２からなる。 典型的には、可撓性の細長い部材１２はステンレス鋼のような中実材料で作られ 、例えば１７５乃至１８０センチメートルのような、適当な長さを有する。可撓 性の細長い部材は又、ねじれを阻止するために形状記憶材料で形成されてもよい 。しかし、以下に説明するように、ガイドワイヤー１１は、用途に応じて９０乃 至３００センチメートルの範囲の長さを有する。しばしばコアワイヤー又はマン ドレルと呼ばれる可撓性の細長い部材１２は、例えば０．００６インチ（０．１ ５ｍｍ）乃至０．０２２インチ（０．５６ｍｍ）のような適当な直径を有し、好 ましい範囲は、０．００７５インチ（０．１９ｍｍ）乃至０．０１４インチ（０ ．３６ｍｍ）である。コアワイヤー１２は、直径を０．００３インチ（０．０７ ６ｍｍ）乃至０．０１８インチ（０．４６ｍｍ）まで減少させ、好ましくは０． ００５インチ（０．１３ｍｍ）乃至０．０１４インチ（０．３６ｍｍ）の直径に 減少させる、１乃至５センチメートルの範囲の長さの第１のテーパー１５を備え 、これに続いて、２乃至１５センチメートルの長さを有し、別の直径を０．００ ２インチ（０．０５ｍｍ）乃至０．００８インチ（０．２ｍｍ）まで減少させる 他のテーパー１６を備え、これに続いて、１乃至５センチメートルの長さで、直 径を０．００２インチ（０．０５ｍｍ）乃至０．０１０インチ（０．２５ｍｍ） まで、好ましくは直径を０．００２インチ（０．０５ｍｍ）乃至０．００４イン チ（０．１ｍｍ）まで減少させる別のテーパー１７を備える。該テーパー１７に は又、０．００１インチ（０．０２５ｍｍ）乃至０．００５インチ（０．１３ｍ ｍ）の範囲の厚さ、０．００４インチ（０．１ｍｍ）乃至０．００６インチ（０ ．１５ｍｍ）の範囲の幅を有するほぼ矩形の断面をなし、０．５乃至１．５セン チメートルの長さを有する平らな遠位端１８が設けられている。平らな遠位端１ ８は移行領域１９に隣接し、移行領域１９はテーパー１７に隣接する円筒形領域 ２０に隣接する。 可撓性の細長い管状部材２１がコアワイヤー１２に同軸に配置され、０．０１ インチ（０．２５ｍｍ）乃至０．００３２インチ（０．０８ｍｍ）の範囲の外径 、好ましくは０．０１４インチ（０．３６ｍｍ）乃至０．０１８インチ（０．４ ６ｍｍ）の直径、０．００１０インチ（０．０２５ｍｍ）乃至０．００４０イン チ（０．１ｍｍ）に及ぶ範囲の肉厚を有する、普通、ハイポチューブと呼ばれる ステンレス鋼管の形態をなしてよい。所望ならば、ハイポチューブ２１は又、形 状記憶合金で形成することができるから該ハイポチューブはねじれを阻止する。 可撓性の細長い管状部材２１は近位端２２及び遠位端２３を備え、典型的には、 コアワイヤー１２の外面と可撓性の細長い管状部材２１との間に、例えば０．０ ０１インチ（０．０２５ｍｍ）乃至０．００３インチ（０．０７６ｍｍ）の環状 間隙即ち凹部２４を作るように寸法決めされている。可撓性の細長い管状部材２ １の近位端２２は、コアワイヤー１２の近位端１３が自由であるが、はんだ又は 接着剤２６のような適当な手段によって、環状部材の近位端２２に結合されるよ うに、位置決めされている。遠位端２３は、はんだ又は接着剤２７によってコア ワイヤー１２の中間部分に結合される。可撓性の細長い管状部材２１の遠位端２ ３は、第１のテーパー１５を越えてコアワイヤー１２の上に延びるが、以下に説 明する理由のために、第２のテーパー１６に及ばない。 近位端３２と遠位端３３とを有する近位コイル３１が設けられている。典型的 には、近位コイルは２５乃至４５センチメートルの範囲内の長さを有し、所望な らば、放射線不透過性である金属で形成されてもよい。しかし、このことは必要 ではなく、典型的には銅又はステンレス鋼で形成されてよい。近位端３７及び遠 位端３８を有する遠位コイル３６も、設けられる。遠位コイルは放射線不透過性 材料で形成され、典型的には１乃至５センチメートルの範囲の長さを有する。放 射線不透過性材料はプラチナ又はプラチナタングステン合金のような適当な材料 のものである。 特に図３に示すように、近位コイル３１の近位端３２を可撓性の細長い管状部 材２１の遠位端２３に固定するための手段が設けられ、該手段は近位コイル３１ の遠位端３２の巻きを螺旋スロット４１にねじ込むことによって形成され、且つ 、上述したはんだ又は接着剤２７によってそこに保持されるネジ連結部からなる 。近位コイル３１の遠位端３３は、はんだ又は接着剤４５によって遠位コイル３ ６の近位端３７に、又コアワイヤー１２に固定される。遠位コイル３６の遠位端 ３８は、ステンレス鋼のような適当な材料で形成された先端ハウジング４６にネ ジ取り付けされる。示すように、先端ハウジング４６は形状が円筒形であり、遠 位コイル３６の遠位端３８がねじ込まれる螺旋スロット４７を備える。コアワイ ヤー１２の平らな遠位端１８は遠位コイル３６の中を通って先端ハウジング４６ の中へ延び、図示したように、遠位コイル３６の巻き及び先端ハウジング４６の 中へ延びるエポキシ又ははんだ４９のような適当な手段によって先端ハウジング に保持される。エポキシ又は紫外線硬化ポリマーのような適当な材料で形成され た先端５１が先端ハウジング４６に設けられたボア５２の中へ延びる。先端５１ が、傾斜環状面５４をもった外方に面した平面５３を備えているので、ガイドワ イヤー１１は非外傷性先端を有する。 近位コイル３１と遠位コイル３６との間のはんだ結合部ではなく、図１、図４ 及び図５に示すように別の構造を利用することができ、この構造は米国特許第5, 174,295号に説明された仕方で形成された螺旋スロット５７を備えた、例えば２ ｍｍのような適当な長さを有する別のカップリング即ちコネクター５６からなる 。近位コイル３１の遠位端３３はカップリング即ちコネクター５６の近位端の螺 旋スロット５７にねじ込まれ、遠位コイル３６の近位端３７はカップリング即ち コネクター５６の遠位端で螺旋スロット５７にねじ込まれる。更に、はんだ５８ を螺旋スロット５７内に設けて、コネクター５６とコイル３１及び３６との間に 永久的な結合を形成する。 血管内ガイドワイヤー１１の操作及び使用を今、以下に簡単に説明する。ガイ ドワイヤー１１を、冠状動脈の障害又は狭窄を治療することが望まれる、在来の 血管形成手術に利用するのが望ましい仮定する。ガイドワイヤー１１を案内カテ ーテルを通して大腿動脈に導入し、放射線不透過性遠位コイル３６の場所を検知 することにより、Ｘ線透視してガイドワイヤー１１の進行を観察しながら、在来 の仕方で所望場所まで操縦する。本発明のガイドワイヤー１１の使用は、これが ねじれ剛性であり且つ当業者に周知の手術で医者によって僅かな曲がり又は形状 を遠位端に定めるることができるように遠位端が可撓性である点で特に有利であ る。ガイドワイヤー１１のねじれ剛性のため、ガイドワイヤーを冠状動脈の所望 位置へ進めている間に、ガイドワイヤー１１の近位端を医者が回転させて、ガイ ドワイヤー１１の遠位端の所望の回転運動を生じさせる。これにより、医者は、 例えば曲げとして血管で遭遇されるねじれを通り抜け、動脈系の望ましくない支 流を回避することができる。コアワイヤーに同軸のハイポチューブを持ったガイ ドワイヤー１１の構造、近位コイルと遠位コイルとの間の接合部の使用、ハイポ チューブ及び、コイル自体は又、ガイドワイヤー１１のねじれ剛性を増大させる ので、近位端の回転と遠位端の回転との間にホイッピングなしに実質的に１対１ の対応がある。第１のテーパー１５がハイポチューブ２１の内部にあるように第 １のテーパー１５を備えることによって、採用された構造は、ハイポチューブ２ １の遠位端近くまで延びるガイドワイヤーの大部分全体にわたって実質的に最大 のねじれ剛性を提供しながら、第１のテーパー１５を越えて延び、コイル３１及 び３６の中に遠位方向に延びる領域における、剛性移行を良好にすることも可能 にする。この、剛性の漸次の移行をもたらすことによって、ガイドワイヤーのね じれ抵抗及びトルク伝達特性を最大にしながら、コイル３１及び３６付近のガイ ドワイヤーの遠位端に剛性と可撓性との間の所望の平衡を達成することが可能で ある。 以前に説明したようにガイドワイヤー１１の遠位端の先端は、該先端が、血管 内を前進中、障害物に遭遇したときに崩壊する、先端の可能性を減ずる改良され たカラム強度を有するような仕方で構成されている。接着材料４９は、先端ハウ ジング４６及び遠位コイル３６の遠位端を包含する先端に１乃至３ｍｍ延びるボ ンドを形成する。かかる構造では、先端が、追加のカラム強度を与え、先端の崩 壊を妨げる、上述したように、例えば、１乃至３ｍｍの比較的長い部分を有する ことを理解することができる。 ガイドワイヤー１１を位置決めした後、バルーンカテーテル、及び、ガイドワ イヤーと共に利用されるように設計された他の装置は、ガイドワイヤー１１を利 用してバルーンカテーテルのような装置を狭窄に前進させ、血管形成を行うこと ができる。血管形成手術が完了した後、ガイドワイヤー１１は在来の方法で除去 される。 ガイドワイヤー１１の他の実施形態を図７に示す。図７に示すガイドワイヤー １１ａはガイドワイヤー１１に非常に似ている仕方で構成され、主な相違は、ハ イポチューブ２１ａをコアワイヤー１２ａに組み立てる前に、複数の穴６１がハ イポチューブ２１ａの側壁に開けられ、ハイポチューブ２１ａの長手方向に間隔 が隔てられていることである。その後、ハイポチューブ２１ａはコアワイヤー１ ２ａに摺動させられ、図１に示したものと同様な遠位ボンド６２が、コアワイヤ ー１２ａとハイポチューブ２１ａとの間の環状凹部２４ａへの接着剤の吸上作用 によって形成される。次いで、図７に示すような在来の真空装置６３の使用によ って僅かに真空を環状凹部２４ａに作る。その後、追加の接着剤６４を穴６１を 介して環状凹部２４ａに導入し、最遠位穴から最近位穴６１に向けて進め、つい には、環状凹部２４ａにコアワイヤー１２ａの長手方向に間隔が隔てられた複数 の接着接合部が提供される。次いで、真空装置６３をはずし、最後の接着ボンド ６６をハイポチューブ２１ａの近位端及びコアワイヤー１２ａに設置する。 かかる構造では、実際には、コアワイヤー１２ａ及びハイポチューブ２１ａが 、ガイドワイヤー１１の近位端からガイドワイヤー１１の遠位端へのトルク伝達 を助ける一体のねじれ本体を形成するように、コアワイヤーの長手方向に延びる 、ハイポチューブ２１ａとコアワイヤー１２ａとの間に連続する間隔が隔てられ たボンドを形成することによって、ガイドワイヤー１１の追加のねじれ剛性が提 供されることを理解することができる。 或る医療手術では、交換ワイヤーの必要性、或いは、交換ワイヤーの使用を必 要としないバルーンカテーテルの使用をなくすため、上述したように、長さが例 えば３００ｃｍのいう長いガイドワイヤーを提供するのが望ましいことが分かっ ている。 ガイドワイヤー１１の近位端を、該近位端に延長ガイドワイヤーを配置する仕 方で形成することができる。近位端１３は形状がコアワイヤーの長さに沿って円 筒形であるコアワイヤーを利用するので、１９９３年９月２４日に出願された継 続中の出願番号第08/126,522号に説明されているような取付装置が利用できる。 かかるガイドワイヤーが図８に示すガイドワイヤー組立体７１に示され、以前に 説明したタイプのガイドワイヤー１１が利用され、ガイドワイヤーの近位端１３ が、例えば１９ｍｍ（０．７５インチ）乃至２５．４ｍｍ（１インチ）の適当な 長さを有するステンレス鋼のような適当な材料で形成されたスリーブ７２中に結 合される。スリーブ７２にはボア７３が設けられている。ガイドワイヤー１１の 近位端１３はボア７３の一端に挿入され、熱可塑性接着剤７４のような適当な手 段によってそこに一時的に結合される。典型的には、スリーブ７２はガイドワイ ヤーの外径より大きな直径を有しないのが望ましい。例えば、ガイドワイヤー１ １が０．３６ｍｍ（０．０１４インチ）の外径を有するならば、スリーブは同様 に０．３６ｍｍ（０．０１４インチ）より大きな直径を有すべきではない。延長 ワイヤー７６が、スリーブ７２のボア７３の他端に取り付けられた延長ワイヤー の遠位端を有し、熱硬化性接着剤即ちはんだ７７のような適当な手段によってそ こに永久的に固定される。延長ワイヤー７６は、ステンレス鋼又はねじれに対向 するための形状記憶合金で形成された単一中実ワイヤーの形態であってもよい。 延長ワイヤー７６は単一部材であるので、かかるワイヤーは所望ならば、ガイド ワイヤー１１の直径よりも小さい直径で作ることができる。かくして、例えば、 延長ワイヤー７６は、該ワイヤーをスリーブ７２のボア７３内に容易に取り付け ることができるように、０．２５ｍｍ（０．０１０インチ）乃至０．３６ｍｍ（ ０．０１４インチ）より僅かに小さい直径を有する。延長ワイヤー７６は、ガイ ドワイヤー組立体７１で望まれる全長に応じて、例えば１００乃至１５０ｃｍと いう適当な長さのものである。 かかるガイドワイヤー組立体７１の操作及び使用は、上述したガイドワイヤー １１の使用と大変似ている。しかし、ガイドワイヤー組立体７１は、血管形成バ ルーンカテーテル、アテレクトミー装置、超音波装置等のような異なった装置と の多数カテーテル交換に利用するのが望ましい医療用途では特に有用である。ガ イドワイヤー組立体７１は、失敗なしにガイドワイヤー組立体７１での装置の多 数交換に耐えることができるように十分に頑丈なものである。 本発明を実施するガイドワイヤー１１の他の実施形態を図９に示す。ガイドワ イヤー８１は図１に示すものに似た多くの点があり、主な相違は可撓性の細長い 部材１２ａが可撓性の細長い部材１２よりも大きな直径を有し、近位端まで延び る中実コアワイヤーの形態であることである。かくして、実質的にガイドワイヤ ーの全長にわたって、コアワイヤー１２ａは最大のトルク伝達を提供するために 最大の直径を有し、可撓性の細長い管状部材２１ａは図１に示す可撓性の細長い 管状部材２１よりもかなり短く、ガイドワイヤーの近位端は、溝が掘られ又は傾 斜がついた環状面８２に接合され、ハイポチューブ２１ａは、図示するように溶 接、或いは、変形例としてはんだ（図示せず）ような適当な手段によって面８２ に固着される。ガイドワイヤー８１の残部は、ガイドワイヤー１１と同じ方法で 構成される。かくして、かかる構成では、ガイドワイヤーにわたって延びるハイ ポチューブの必要性なしに、ガイドワイヤーの断面積を増大させるので、最大の トルク伝達能力を有するガイドワイヤーが提供されることが理解できる。ガイド ワイヤーの所望の可撓性は、その長さのため、依然として保持される。 前述から、改良されたトルク能力を有し、３００ｃｍまで及びそれ以上長く延 びる長い長さを有するガイドワイヤー組立体に組み込まれる新規で、改良された ガイドワイヤーが提供されたことが理解できる。

【手続補正書】特許法第１８４条の８第１項 【提出日】１９９６年７月１７日 【補正内容】 請求の範囲 １．近位端及び遠位端を有する本質的にステンレス鋼で作られた中実円筒形の可 撓性の細長い部材と、 可撓性の細長い部材に同軸に配置され、且つ、近位端及び遠位端を有する本質 的にステンレス鋼で作られた可撓性の細長い管状部材と、 可撓性の細長い管状部材に対して可撓性の細長い部材の軸線運動を阻止するよ うに、可撓性の細長い管状部材の近位端を可撓性の細長い部材の近位端に結合す る手段と、を有し、 可撓性の細長い部材の近位端の大部分が自由を保持し、 コイル組立体が可撓性の細長い部材の遠位端と、可撓性の細長い管状部材の遠 位端とに固着される、血管内ガイドワイヤー。 ２．可撓性の細長い管状部材の遠位端に形成された螺旋スロットを含む、可撓性 の細長い管状部材にコイル組立体を取り付けるための結合手段とを備え、前記コ イル組立体には、螺旋スロットの内部に配置された巻きを有する近位端が設けら れている、請求の範囲第１項に記載のガイドワイヤー。 ３．前記近位端を前記可撓性の細長い管状部材の前記螺旋スロット中に固着させ る、結合手段とを含む、請求の範囲第２項に記載のガイドワイヤー。 ４．前記コイル組立体は近位コイルと遠位コイルとを含み、遠位コイルは放射線 不透過性材料で作られ、結合手段は近位コイルの遠位端を遠位コイルの近位端に 取り付ける、請求の範囲第１項に記載のガイドワイヤー。 ５．前記結合手段は螺旋スロットを有する円筒形取付体を含み、近位端と遠位端 とを有し、 近位コイルの遠位端はカップリングの近位端の螺旋スロットに配置され、 遠位コイルの近位端はカップリングの遠位端の螺旋スロットに配置される、 請求の範囲第４項に記載のガイドワイヤー。 ６．先端ハウジングが近位端と遠位端とを有し、近位端はそこに螺旋スロットを 有し、遠位コイルの遠位端は先端ハウジングの近位端の螺旋スロットに配置され 、先端が先端ハウジングの遠位端に取り付けられる、請求の範囲第１項に記載の ガイドワイヤー。 ７．近位端及び遠位端を有する本質的にステンレス鋼で作られた中実円筒形の可 撓性の細長い部材と、 可撓性の細長い部材に同軸に配置され、且つ、近位端及び遠位端を有する本質 的にステンレス鋼で作られた可撓性の細長い管状部材と、 可撓性の細長い管状部材に対して可撓性の細長い部材の軸線運動を阻止するよ うに、可撓性の細長い管状部材の近位端を可撓性の細長い部材の近位端に結合す る手段と、を有し、 可撓性の細長い部材の近位端の大部分が自由を保持し、 コイル組立体が可撓性の細長い部材の遠位端と、可撓性の細長い管状部材の遠 位端とに固着され、 可撓性の細長い管状部材の近位端と遠位端の間に形成された間隔が隔てられた ボンドは可撓性の細長い管状部材の近位端を複数の場所で可撓性の細長い部材の 近位端に結合する、血管内ガイドワイヤー。 ８．前記可撓性の細長い管状部材には側壁が設けられ、複数の穴が可撓性の細長 い管状部材と可撓性の細長い部材との間に形成されたボンドとほぼ合致して、可 撓性の細長い管状部材の長手方向に間隔が隔てられ、可撓性の細長い管状部材の 側壁を貫通する、請求の範囲第７項に記載のガイドワイヤー。 ９．延長ワイヤーが近位端と遠位端とを有し、手段が延長ワイヤーの遠位端を可 撓性の細長い部材の近位端に固着させる、請求の範囲第１項に記載のガイドワイ ヤー。 １０．延長ワイヤーの遠位端を可撓性の細長い部材の近位端に固着する前記手段 は、第１の端と第２の端にボアを有するスリーブを有し、 可撓性の細長い部材の金銭端は第１の端のボア内に配置され、 延長ワイヤーの遠位端は第２の端のボアに配置され、 手段は可撓性の細長い部材の近位端と延長ワイヤーの遠位端とをスリーブ中で 結合させる、請求の範囲第９項に記載のガイドワイヤー。 １１．前記延長ワイヤーは、ガイドワイヤーの直径よりも大きくない直径を有す る固体ワイヤーの形態である、請求の範囲第９項に記載のガイドワイヤー。 １２．前記コイル組立体は、可撓性の細長い部材の遠位端並びに先端ハウジング をコイルに固着する結合手段に固着され、前記結合手段は先端ハウジング中に延 び、追加のカラム強度をコイルに提供するようにコイルの少なくとも一部分を包 含し、先端ハウジングに配置された手段は非外傷性の先端を形成する、請求の範 囲第６項に記載のガイドワイヤー。 １３．近位端及び遠位端を有する本質的にステンレス鋼で作られた中実円筒形の 可撓性の細長い部材と、 可撓性の細長い部材に同軸に配置され、且つ、近位端及び遠位端を有する本質 的にステンレス鋼で作られた可撓性の細長い管状部材と、 可撓性の細長い管状部材に対して可撓性の細長い部材の軸線運動を阻止するよ うに、可撓性の細長い管状部材の近位端を可撓性の細長い部材の近位端に結合す る手段と、を有し、 可撓性の細長い部材の近位端の大部分が自由を保持し、 コイル組立体が可撓性の細長い部材の遠位端と、可撓性の細長い管状部材の遠 位端とに固着され、 先端ハウジングが近位先端と遠位先端とを有し、 近位先端は近位先端に螺旋スロットを有し、 遠位コイルの遠位端は先端ハウジングの近位端の螺旋スロットに配置され、 先端が先端ハウジングの遠位端に取り付けられ、 前記コイル組立体は可撓性の細長い部材の遠位端に固定され、 結合手段が先端ハウジングをコイルに固定し、 前記結合手段は先端ハウジング中に延び、追加のカラム強度をコイルに提供す るためにコイルの少なくとも一部分を包囲し、 先端ハウジングに配置された手段が非外傷性先端を形成し、 前記コイル組立体は長手方向軸線を有し、 先端ハウジングに配置された前記手段は、非外傷性先端を形成し、且つ、長手 方向軸線に対して実質的に直角に延びるほぼ平らな面を有するポリマー材料を含 み、 角度がつけられた面が平らな面に隣接する、血管内ガイドワイヤー。 １４．直径を有し且つ近位端と遠位端とを有する金属製の可撓性の細長い部材と 、 可撓性の細長い部材の少なくとも一部分に同軸に配置され、且つ、可撓性の細 長い部材に固着された、近位端と遠位端とを有する金属製の可撓性の細長い管状 部材と、 可撓性の細長い部材の遠位端に固着されたコイル組立体と、 近位端から数えて第１の移行部を拡径部から縮径部に有する前記可撓性の細長 い部材と、 前記第１の移行部は可撓性の細長い管状部材の遠位端の近位の可撓性の細長い 管状部材内に配置され、 手段が可撓性の細長い部材と可撓性の細長い管状部材との間のボンドを形成す るように前記第１の移行部に近づく、血管内ガイドワイヤー。 １５．前記可撓性の細長い部材には、可撓性の細長い管状部材の遠位端の追加の 移行遠位部が設けられ、コイル組立体の内部に配置される、請求の範囲第１４項 に記載のガイドワイヤー。 １６．可撓性の細長い管状部材の近位端は可撓性の細長い部材の近位端の遠位に 配置される、請求の範囲第１４項に記載のガイドワイヤー。 １７．スリーブの近位端と遠位端との間に間隔が隔てられたスリーブの側壁に間 隔が隔てられた複数の穴を形成し、 コアワイヤーに亘ってスリーブを摺動させ、 スリーブの遠位端から近位端に延びる環状空間を形成するように、スリーブの 遠位端をコアワイヤーに結合させ、 コアワイヤーとスリーブとの間の環状空間を真空にし、 ボンド媒介をコアワイヤーとスリーブとの間の環状凹部内に吸い上げさせるよ うに真空にひかれている間、ボンド媒介を、遠位端から近位端に連続的にはじま る穴中に導入し、 真空を解除し、その後、スリーブの近位端とコアワイヤーとの間にボンド媒介 を挿入させる、ことを含む、 内側コアワイヤーとコアワイヤーに同軸に配置された外側スリーブとを有する ガイドワイヤーのねじれ剛性を増大させるための方法。 １８．近位端と遠位端とを有する可撓性の細長い部材と、 可撓性の細長い部材に同軸に配置され、且つ、近位端と遠位端とを有する、可 撓性の細長い管状部材と、 可撓性の細長い部材の遠位端に固着されるコイル組立体と、 可撓性の細長い管状部材の近位端と遠位端との間に形成され、可撓性の細長い 管状部材の近位端と遠位端との間に配置された複数の場所で可撓性の細長い管状 部材を可撓性の細長い部材に結合させる、複数の間隔が隔てられたボンドと、を 有する、血管内ガイドワイヤー。 １９．近位端と遠位端とを有し、金属で作られた中実円筒形の可撓性の細長い部 材と、 可撓性の細長い部材の遠位端に同軸に配置された金属で作られた可撓性の細長 い管状部材と、 可撓性の細長い管状部材のものと同じ大きさの直径を有する可撓性の細長い管 状部材の近位に延びる可撓性の細長い部材の部分と、 可撓性の細長い管状部材が、最大トルク伝達をガイドワイヤーに提供する最大 の直径を有することができるように、可撓性の細長い管状部材の長さよりかなり 大きい長さを有する前記可撓性の細長い部材と、 可撓性の細長い部材と可撓性の細長い管状部材との間に滑らかで均一な直径の 外面移行部を提供するために、可撓性の細長い管状部材の近位端と可撓性の細長 い部材との間に結合を形成する手段と、 可撓性の細長い部材の遠位端と、可撓性の細長い管状部材の遠位端とに固着さ れるコイル組立体と、を有する、血管内ガイドワイヤー。 ２０．近位端と遠位端とを有する可撓性の細長い部材と、 可撓性の細長い部材に同軸に配置された可撓性の細長い管状部材と、 可撓性の細長い部材の遠位端と可撓性の細長い管状部材の遠位端とに固着され たコイル組立体と、を有し、 前記コイル組立体は、 近位端と遠位端とを有するコイルと、 近位端と遠位端とを有するハウジングと、 ハウジングの近位端をコイルの遠位端に固定する手段と、 ハウジングの遠位端に取り付けられた先端と、を有し、 前記先端は外方に面した平らな面を有する、 血管内ガイドワイヤー。 ２１．前記先端には外方に面した平らな面に隣接した傾斜した環状面が設けられ ている、請求の範囲第２０項に記載のガイドワイヤー。 ２２．前記コイル組立体は近位端と遠位端とを有する先端ハウジングを含み、ハ ウジングの近位端はコイルの遠位端に固着され、ハウジングの遠位端は先端に固 着される、請求の範囲第２０項に記載のガイドワイヤー。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 カーズ ラヴィ エス アメリカ合衆国 カリフォルニア州 94087 サニーヴェイル イースト ホー ムスタッド ロード 1087 (72)発明者 チェチェルスキー ヴィクター アメリカ合衆国 カリフォルニア州 94043 マウンテン ヴィュー アルヴィ ン ストリート 2534

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．近位端及び遠位端を有する可撓性の細長い部材と、 可撓性の細長い部材に同軸に配置され、且つ、近位端及び遠位端を有する可撓 性の細長い管状部材と、 可撓性の細長い管状部材に対して可撓性の細長い部材の軸線運動を阻止するよ うに、可撓性の細長い管状部材の近位端を可撓性の細長い部材の近位端に結合す る手段と、を有し、 可撓性の細長い部材の近位端の部分が自由を保持し、コイル組立体が可撓性の 細長い部材の遠位端に固着される、血管内ガイドワイヤー。 ２．可撓性の細長い管状部材の遠位端に形成された螺旋スロットを含む、可撓性 の細長い管状部材にコイル組立体を取り付けるための結合手段とを備え、前記コ イル組立体には、螺旋スロットの内部に配置された巻きを有する近位端が設けら れている、請求の範囲第１項に記載のガイドワイヤー。 ３．前記近位端を前記可撓性の細長い管状部材の前記螺旋スロット中に固着させ る、結合手段とを含む、請求の範囲第２項に記載のガイドワイヤー。 ４．前記コイル組立体は近位コイルと遠位コイルとを含み、遠位コイルは放射線 不透過性材料で作られ、結合手段は近位コイルの遠位端を遠位コイルの近位端に 取り付ける、請求の範囲第１項に記載のガイドワイヤー。 ５．前記結合手段は螺旋スロットを有する円筒形カップリングを含み、近位端と 遠位端とを有し、 近位コイルの遠位端はカップリングの近位端の螺旋スロットに配置され、 遠位コイルの近位端はカップリングの遠位端の螺旋スロットに配置される、 請求の範囲第４項に記載のガイドワイヤー。 ６．先端ハウジングが近位端と遠位端とを有し、近位端はそこに螺旋スロットを 有し、遠位コイルの遠位端は先端ハウジングの近位端の螺旋スロットに配置され 、先端が先端ハウジングの遠位端に取り付けられる、請求の範囲第１項に記載の ガイドワイヤー。 ７．可撓性の細長い管状部材の近位端と遠位端との間に形成された間隔が隔てら れたボンドは、可撓性の細長い管状部材を、可撓性の細長い管状部材の近位端と 遠位端との間に配置された複数の場所で可撓性の細長い部材に結合させる、請求 の範囲第１項に記載のガイドワイヤー。 ８．前記可撓性の細長い管状部材には側壁が設けられ、複数の穴が可撓性の細長 い管状部材と可撓性の細長い部材との間に形成されたボンドとほぼ合致して、可 撓性の細長い管状部材の長手方向に間隔が隔てられ、可撓性の細長い管状部材の 側壁を貫通する、請求の範囲第７項に記載のガイドワイヤー。 ９．延長ワイヤーが近位端と遠位端とを有し、手段が延長ワイヤーの遠位端を可 撓性の細長い部材の近位端に固着させる、請求の範囲第１項に記載のガイドワイ ヤー。 １０．延長ワイヤーの遠位端を可撓性の細長い部材の近位端に固着する前記手段 は、第１の端と第２の端にボアを有するスリーブを有し、 可撓性の細長い部材の近位端は第１の端のボア内に配置され、 延長ワイヤーの遠位端は第２の端のボアに配置され、 手段は可撓性の細長い部材の近位端と延長ワイヤーの遠位端とをスリーブ中で 結合させる、請求の範囲第９項に記載のガイドワイヤー。 １１．前記延長ワイヤーは、ガイドワイヤーの直径よりも大きくない直径を有す る固体ワイヤーの形態である、請求の範囲第９項に記載のガイドワイヤー。 １２．前記コイル組立体は、可撓性の細長い部材の遠位端並びに先端ハウジング をコイルに固着する結合手段に固着され、前記結合手段は先端ハウジング中に延 び、追加のカラム強度をコイルに提供するようにコイルの少なくとも一部分を包 含し、先端ハウジングに配置された手段は非外傷性の先端を形成する、請求の範 囲第６項に記載のガイドワイヤー。 １３．前記コイル組立体は長手方向軸線を有し、非外傷性先端を形成する先端ハ ウジングに配置される前記手段は、長手方向軸線と、平面に隣接する角度をもっ た面とに対して実質的に直角に延びる全体的に平らな面を有するポリマー材料を 含む、請求の範囲第１２項に記載のガイドワイヤー。 １４．直径を有し且つ近位端と遠位端とを有する可撓性の細長い部材と、 可撓性の細長い部材の少なくとも一部分に同軸に配置され、且つ、可撓性の細 長い部材に固着された、近位端と遠位端とを有する可撓性の細長い管状部材と、 可撓性の細長い部材の遠位端に固着されたコイル組立体と 近位端から数えて第１の移行部を拡径部から縮径部に有する前記可撓性の細長 い部材と、 可撓性の細長い管状部材の遠位端の近位の可撓性の細長い管状部材内に配置さ れる前記第１の移行部とを、有する、血管内ガイドワイヤー。 １５．前記可撓性の細長い部材には、可撓性の細長い管状部材の遠位端の追加の 移行遠位部が設けられ、コイル組立体の内部に配置される、請求の範囲第１４項 に記載のガイドワイヤー。 １６．可撓性の細長い管状部材の近位端は可撓性の細長い部材の近位端の遠位に 配置される、請求の範囲第１３項に記載のガイドワイヤー。 １７．スリーブの近位端と遠位端との間に間隔が隔てられたスリーブの側壁に間 隔が隔てられた複数の穴を形成し、 コアワイヤーに亘ってスリーブを摺動させ、 スリーブの遠位端から近位端に延びる環状空間を形成するように、スリーブの 遠位端をコアワイヤーに結合させ、 コアワイヤーとスリーブとの間の環状空間を真空にし、 ボンド媒介をコアワイヤーとスリーブとの間の環状凹部内に吸い上げさせるよ うに真空にひかれている間、ボンド媒介を、遠位端から近位端に連続的にはじま る穴中に導入し、 真空を解除し、その後、スリーブの近位端とコアワイヤーとの間にボンド媒介 を挿入させる、ことを含む、 内側コアワイヤーとコアワイヤーに同軸に配置された外側スリーブとを有する ガイドワイヤーのねじれ剛性を増大させるための方法。 １８．近位端と遠位端とを有する可撓性の細長い部材と、 可撓性の細長い部材に同軸に配置され、且つ、近位端と遠位端とを有する、可 撓性の細長い管状部材と、 可撓性の細長い部材の遠位端に固着されるコイル組立体と、 可撓性の細長い管状部材の近位端と遠位端との間に形成され、可撓性の細長い 管状部材の近位端と遠位端との間に配置された複数の場所で可撓性の細長い管状 部材を可撓性の細長い部材に結合させる、複数の間隔が隔てられたボンドと、を 有する、血管内ガイドワイヤー。 １９．近位端と遠位端とを有する可撓性の細長い部材と、 可撓性の細長い部材の遠位端に同軸に配置された可撓性の細長い管状部材と、 可撓性の細長い管状部材のものと同じ大きさの直径を有する可撓性の細長い管 状部材の近位に延びる可撓性の細長い部材の部分と、 可撓性の細長い管状部材が、最大トルク伝達をガイドワイヤーに提供する最大 の直径を有することができるように、可撓性の細長い管状部材の長さよりかなり 大きい長さを有する前記可撓性の細長い部材と、 可撓性の細長い部材の遠位端と、可撓性の細長い管状部材の遠位端とに固着さ れるコイル組立体と、を有する、血管内ガイドワイヤー。 ２０．近位端と遠位端とを有する可撓性の細長い部材と、 可撓性の細長い部材に同軸に配置された可撓性の細長い管状部材と、 可撓性の細長い部材の遠位端と可撓性の細長い管状部材の遠位端とに固着され たコイル組立体と、を有し、 前記コイル組立体は、 近位端と遠位端とを有するコイルと、 ハウジングの遠位端に取り付けられた先端と、を有し、 前記先端は外方に面した平らな面を有する、 血管内ガイドワイヤー。 ２１．前記先端には外方に面した平らな面に隣接した傾斜した環状面が設けられ ている、請求の範囲第２０項に記載のガイドワイヤー。 ２２．前記コイル組立体は近位端と遠位端とを有する先端ハウジングを含み、ハ ウジングの近位端はコイルの遠位端に固着され、ハウジングの遠位端は先端に固 着される、請求の範囲第２０項に記載のガイドワイヤー。