JPH10510636A - 光学サーキュレータ - Google Patents

光学サーキュレータ

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JPH10510636A JP9507049A JP50704997A JPH10510636A JP H10510636 A JPH10510636 A JP H10510636A JP 9507049 A JP9507049 A JP 9507049A JP 50704997 A JP50704997 A JP 50704997A JP H10510636 A JPH10510636 A JP H10510636A
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Abstract

(57)【要約】 投入ビームを直交偏光性(polarization)を有する2本のビームに分けると共に、直交偏光性を有する2本のビームを1本のビームに結合するために、互いに隣接状態で配置されている単一または複数の複屈折水晶板(10)を含む、入射口および出射口からの光を循環的に伝達するためのマルチポートサーキュレータ。偏光ビーム分離キューブ(14)がビームの偏光方向に基づきそれと反対方向にビームを導入することにより、実質的にビームの s-偏光または p-偏光の何れか一方のみを反射させる。第1分割(10)および結合(30)複屈折水晶と当該偏光依存形ビーム分離キューブとの間に設定されている偏光回転子(32、34)により、互いに平行となる2つの直交偏光ベクトルまたは互いに直交となる平行偏光ベクトルが作り出される。

Description

【発明の詳細な説明】 光学サーキュレータ 発明分野 本発明は光通信で使用する光学サーキュレータに関連する。 発明の背景 現行の一方向光ファイバ通信のビット積載量を2倍にするためには、光学サー キュレータを使用してそれを実現している。光学サーキュレータは、全二重通信 を一本の光ファイバリンク上で行う受動非可逆装置である。従って2本のファイ バ上で動作する代表的な光ファイバ通信リンクは、各リンク端部に光学サーキュ レータを設置することにより、迅速且つ経済的に2方向単一ファイバ通信リンク へと変換することができる。 伝統的な3dBカップラよりはるかに大きな光学サーキュレータの主たる利点の 一つは、損失の不利を非常に小さく抑えることができる点にある。3dB カップラ をファイバリンクの各端部に取り付けた場合、最低でも6dBの挿入損失が発生す る。検出限界付近で動作する接続部に於いては、この追加的な6dB損失により2 方向通信を実行不能とする。 真の光学サーキュレータに於ける挿入損失および漏話は、装置が単純であるこ とまた経費が安いことと同様に重要な要素である。挿入損失とは、光学サーキュ レータ内部に発射された光と装置から出てくる電力との間の電力差である。また 挿入損失の大きな原因は、光の吸収と結合損失にある。 光学サーキュレータに関する先行技術としては、Kuwaharaに発行された米国特 許第4,650,289号、Emkeyに発行された米国特許第4,464,022 号、Schmittらに発 行された米国特許第4,859,014号がある。但しこれらの参照文献に於いて説明さ れている通りに作製した光学サーキュレータについては、その挿入損失および /または漏話が非常に高いか、或いは非常に複雑で高価なものとなっている。こ のため現在の光学サーキュレータよりも挿入損失や漏話が小さく、より単純な構 造の光学サーキュレータが必要となっている。 本発明により構造の単純さおよび挿入損失や漏話が先行技術の光学サーキュレ ータより小さくなっている一つの要因は、複屈折水晶や偏光分離キューブを有す る折り曲げ構造を使用していることにある。 偏光回転子等のその他のエレメントと接触状態にある複屈折水晶を使用してい るより最近の先行技術光学サーキュレータとしては、1993年4月20日に発行され たKoga名義の米国特許第5,204,771号がある。この発明ではそれが目的とする機 能を十分に発揮するように思われるが、Kogaの構造では本発明の折り曲げ構造よ りも大型の装置となっている。Kogaの構造には別の意味に於いても制限がある。 例えばどのポートを逆方向に循環できるかについて限界がある。Kogaの装置では ポート数が4カ所の装置に於いて逆方向の制御を可能としているが、ポート数が 3カ所の装置の場合、ポート3からポート1への逆方向信号伝達が用意されてい ないかまたは不可能となっている。 更により最近に発行された1995年11月28日付けのChengらを名義人とする米国 特許第5,471,340号では、その装置はKogaの構造よりも単純な構造となっている が、必要とされる複屈折水晶のサイズが大きいために製造コストが非常に高価と なっている。またこの装置の場合、十分に循環機能を実行することができないと 言う制限もある。 このため既知の先行技術装置に於ける多くの限界を克服することが、本発明の 目的である。 また折り曲げ構造のコンパクトな光学サーキュレータを供給することも、もう 一つの発明の目的である。 発明の概要 本発明に従い以下を構成要素とする、入射口および出射口からの光を循環的に 伝達するためのマルチポート光学サーキュレータ:投入ビームを直交偏光性を有 する2本のビームに分けると共に、直交偏光性を有する2本のビームを1本のビ ームに結合するための分割および結合手段;少なくともビームのs-偏光およびp- 偏光の一つのみを実質的に反射する手段から構成される、ビームの偏光方向によ りビームを実質的にその反対方向に導入するための折り曲げ手段;および当該第 1分割結合手段と当該偏光依存形ビーム折り曲げ手段との間に設定されている、 互いに平行な二つの直交ベクトルまたは互いに直交する二つの平行偏光ベクトル を成立させるための偏光回転手段。 また本発明の別の局面に従い以下を構成要素とする、入射口および出射口から の光を循環的に伝達するためのマルチポート光学サーキュレータ:投入ビームを 直交偏光性を有する2本のビームに分けると共に、直交偏光性を有する2本のビ ームを1本のビームに結合するための第1分割結合手段;投入ビームを直交偏光 性を有する2本のビームに分けると共に、直交偏光性を有する2本のビームを1 本のビームに結合するための第2分割結合手段;ビームの偏光方向によりビーム を実質的にその反対方向に導入するための偏光依存形ビーム折り曲げ手段;当該 第1分割結合手段と当該ビーム折り曲げ手段との間に配置されている、互いに平 行な二つの直交ベクトルまたは互いに直交する二つの平行偏光ベクトルを成立さ せるための第1偏光回転手段;および当該第2分割結合手段と当該ビーム折り曲 げ手段との間に配置されている、互いに平行な二つの直交ベクトルまたは互いに 直交する二つの平行偏光ベクトルを成立させるための第2偏光回転手段。 図面の簡単な説明 ここで発明の実施態様を以下の図面と共に説明することにする。 第1図は、本発明の第1実施態様に従った光学サーキュレータの概要図である 。 第1a図は、ポート1からポート2へと送られる第1図の装置の異なるインター フェースに於ける光の状態を示す概略図である。 第1b図は、ポート2からポート3へと送られる第1図の装置の異なるインター フェースに於ける光の状態を示す概略図である。 第1c図は、光学サーキュレータの別の実施態様に従った概要図である。 第1d図は第1c図で示されている光学サーキュレータに類似する別の実施態様の 光学サーキュレータの概要図であるが、この実施態様では水晶板の向きが各もう 一方のポートグループに於いて転換されている。 第2図および第3図は、本発明に従った別の実施態様の光学サーキュレータの 概要図である。 第3a図は第1a図および第1b図と同様の概略図であるが、第3図で示されている サーキュレータの動作状態を示す図である。 第4図、第5図および第6図は、本発明に従った光学サーキュレータの別の実 施態様である。 第5a図および第5b図は第1a図および第1b図と同様の概略図であるが、第5図で 示されているサーキュレータの動作状態を示す図である。 詳細説明 ここで第1a図を参照するが、第1a図では第1〜第3の投入送出ボート8a〜8cを 有する光学サーキュレータが示されている。この実施態様ではY.I.G水晶またはB i追加薄膜水晶を使用しているファラデー回転素子形式の複屈折水晶板10が、第 1投入送出ポート8aおよび第2投入送出ポート8bと非可逆回転手段13aとの間に 配置されている。Bi追加薄膜水晶の構成としては、例えば(YbTbBi)3Fe5O12と(Gd Bi)3(GeAlGa)5O12の組合せまたはY.I.GとY3xBixFe5O12との組合せを含む。 方解石、ルチルまたはYVO4複屈折水晶を屈折水晶板10として使用するのが好ま しい。また波長板形式の可逆住回転手段12aおよび12bが水晶板10に隣接して設定 されている。このほか偏光ビーム分離器14を組み合わせた鏡または直角プリズム 13形式のビーム折り曲げ手段が、第3ポートと回転手段13aとの間に配置されて いる。第3ポート8cは複屈折水晶板30に連結されており、非可逆および可逆回転 手段32と34が水晶板30とビーム折り曲げ手段13および14との間に配置されている 。 次に動作中に於いては第1ポート8aに入った光は、その後入射出射ポート1側 から仕向先である第2ポート8bまでの通路上の各光学素子に入射し出射する。第 1a図にはZ10、Z12a、12b、Z13、Z14の状態と同時に、端面10〜端面14を示す。右 下の小文字「F」および「R」は、第1a図で示されている光学素子の正面および背 面に対応する。入射出射ポート1から注入される光はZ10F状態にあり、第1屈折 水晶板10によりL11光とL12光に分離された後Z10R状態になる。互いに直角をなす L11光およびL12光の電界振動は、L11光とL12光が可逆波長板12aを通過するため 同一方向に進む。この時の偏光状態はZ12aRに示すとおりである。また13aにより 45度回転させられたL11とL12は、Z13aRで示されているとおり垂直配向となって いる。ビーム折り曲げ手段13および14は、その偏光状態を保持しているZ13/14に 於いてL11光およびL12光の方向を反転させる。次にZ13aFおよびZ12bFでの各12a 回転子と12b回転子により、ビームを結合用複屈折水晶に対して直交となるよう に回転させZ10Fで示されている状態とする。8bから8cに向かってポート2からポ ート3まで光が伝達されたときに同様の事象が発生するが、偏光ビーム分離器が 水平方向に偏光された光(Z13aR状態)をZ32とZ34の状態で各回転子32と34a、34b まで通過させて、Z30の複屈折水晶30により結合させる。 ここで第1c図に移る。第1c図では別の配置が示されているが、小さめの複屈 折水晶板10aおよび10bが第1a図で示されている単一で大型の複屈折板10と置き換 えられている。また10aおよび10bに続いて追加水晶板10c、10d.....10jが互いに 並列状態で設定されており、Nポート光学サーキュレータを提供している。都合 の良いことには、これにより大型で高価な複屈折水晶を用意する必要性が排除さ れる。光はプリズム13、15、16.....22により各ポートから次のポートまで指向 される。複屈折水晶板10a〜10jに隣接して、可逆回転手段12a〜12jが波長板形式 で取り付けられている。また非可逆回転手段13a〜13jが、各々回転手段12a〜12j と隣接状態で設置されている。 第1d図に別の実施態様を示すが、ここではプリズム形式のビーム折り曲げ手段 13および14が、第1a図で示されているこれらの手段とは別の配向となっている。 この配置の場合ポート1、ポート2、ポート5およびポート7が装置の第一位側 にあるが、第1c図に於いてはポート1、ポート2、ポート4が提示されている装 置の第一位側にある。 第2図、第3図、第4図、第5図および第6図では、完全折り曲げ構造を有す る本発明による別の実施態様が示されている。折り曲げ構造を使用することによ り装置の製造に必要となるエレメント数が少なくなり、これにより装置の製作費 用が実質的に軽減されるほか、都合が良いことには、全てのポートが装置の一方 の側に配置されることになる。 第2図および第3図で示されている光学サーキュレータには、第1〜第3の投 入送出ポート8a〜8cが装備されている。また複屈折水晶板10が第1投入送出ポー ト8aと第2投入送出ポート8bの間に配置されており、光は水晶板10を通って8aか ら8bへと移動して波長板形状の可逆回転手段12aに入る。次に光は非可逆回転子1 3aに入り、偏光ビーム分離器16を通過してから第2ビーム分離器20を通る。これ ら二つのビーム分離器16および18はビームを折り曲げたあと、ビームを第2ポー トに向かって実質的に反対方向へ導入するための手段として機能 する。次にビームは13aと第2回転子12bを通り、第2ポート8bに於いて複屈折水 晶板10により結合される。第2ポート8bから第3ポート8cに移動する光は同様の 方法で伝達されるが、第3図の90度回転鏡20aおよび第2図の20bがビーム分離器 18の端面部に取り付けられており、偏光された光を第3のビーム分離器22に向け る。18、20aおよび22が共同でビームの折り曲げを行い、第2ポート8bから第3 ポート8cへと反対方向へとビームを案内する。そのあとビームは14と第3の回転 子12cを通り、ポート8cに於いて水晶板10により結合される。 次に第3図と動作時の状態を示す第3a図、第3b図を参照する。第1ポート8aに 入った光は、その後入射出射ポート1側から仕向先である第2ポート8bまでの通 路上の各光学素子に入射し出射する。第3図にはZ10、Z12a、12b、Z13a、Z16お よびZ18の状態と同時に、端面10〜端面18を示す。右下の小文字「F」および「R 」は、第2図で示されている光学素子の正面および背面に対応する。入射出射ポ ート1から注入される光はZ10F状態にあり、第1屈折水晶板10によりL11光とL12 光に分離された後Z10R状態になる。互いに直角をなすL11光およびL12光の電界振 動は、L11光とL12光が可逆波長板12aを通過するため同一方向に進む。この時の 偏光状態はZ12aRに示すとおりである。また13aにより45度回転させられたL11とL 12は、Z13aRで示されているとおり垂直配向となっている。ビーム折り曲げ手段1 6および18は、その偏光状態を保持しているZ16/18に於いてL11光およびL12光の 方向を反転させる。次にビームはZ13aFおよびZ12bFの各13a回転子と12b回転子に より、Z10F状態で示される結合用複屈折水晶に対して直交するビームとなる。8b から8cに向かってポート2からポート3まで光が伝達されたときに同様の事象が 発生するが、偏光ビーム分離器18が水平方向に偏光された光を鏡20aまたは20b( 第3図または第2図)まで通過させ、ビーム分離器22および回転子13aおよび12c を通る通路に従いL11とL12を8cのポータ3 へ反射させ、水晶板30により結合させる。 勿論第2図および第3図で示されている装置の場合、ポート1やポート2また はポート3と同様の方法で折り曲げられる複数の別のポートを設定し得る構造で あるため、第3のポートの下に第4のポートというようにポートを追加すること ができる。その他第2図および第3図で示されている方法と同じ方法で実質的に 機能する様々な実施態様については、第4図および第5図にて見ることができる 。第4図では、第2図および第3図のポート1とポート3に隣接する2台のビー ム分離器が、鏡または直角プリズムに置き換えられている。この置き換えにより 、ポート3に発射された光がポート1に循環反射される完全3ポートサーキュレ ータが提供される。第5図の装置には更に多くの光学素子が取り付けられている 。例えば単一の水晶板10を使用する代わりに、10a、10b、10cの3枚の板が使わ れている。第3a図や第3b図と異なり、第5c図および第5d図では投入ポートが送出 ポートと異なる水晶板内にあるため、光路長のバランスを取るほか偏光モードの 分散を実質的に最小限としている。 ここで第5a図に移る。第5a図には第5図と似通った別の実施態様が示されてい るが、第5図の実施態様では単一ファラデー回転子13bのみが取り付けられてい るため、第5a図のサーキュレータよりも分離能力が劣る1段階サーキュレータと なっている。第5b図にも更に本発明による別の実施態様を示しているが、この実 施態様では第5図の装置ではあるがビーム分離手段16a〜16dが取り付けられてい る。 第6図には、第5図の実施態様に基づくNポート折り曲げ光学サーキュレータ の別の取り合わせが示されているが、ここでは全てのNポートが装置の同一側に 配置されている。勿論この実施態様ではプリズム16、18、22.....N と組み合わ されている鏡形式の屈折面20a〜20N-1が、装置の折り曲げ手段としてその役割を 果たしている。 本発明によるサーキュレータの様々な実施態様により、先行技術を越える数多 くの利点が説明されている。これらの実施態様は高価なコンポーネントをあまり 必要としないため、その構築費は多くの先行技術のサーキュレータより安価とな る。 本発明の意図および範囲を逸脱することなく、このほか数多くの実施態様を構 想し得る。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1997年6月19日 【補正内容】 第3a図は第1a図および第1b図と同様の概略図であるが、第3図で示されている サーキュレータの動作状態を示す図である。 第4図、第5図および第6図は、本発明に従った光学サーキュレータの別の実 施態様である。 第5a図および第5b図は第1a図および第1b図と同様の概略図であるが、第5図で 示されているサーキュレータの動作状態を示す図である。 詳細説明 ここで第1図を参照するが、第1図では第1〜第3の投入送出ポート8a〜8cを 有する光学サーキュレータが示されている。この実施態様ではY.I.G水晶またはB i追加薄膜水晶を使用しているファラデー回転素子形式の複屈折水晶板10が、第 1投入送出ポート8aおよび第2投入送出ポート8bと非可逆回転手段13aとの間に 配置されている。Bi追加薄膜水晶の構成としては、例えば(YbTbBi)3Fe5O12と(Gd Bi)3(GeAlGa)5O12の組合せまたはY.I.GとY3xBixFe5O12との組合せを含む。 方解石、ルチルまたはYVO4複屈折水晶を屈折水晶板として使用するのが好まし い。また波長板形式の可逆性回転手段12aおよび12bが水晶板10に隣接して設定さ れている。このほか偏光ビーム分離器14を組み合わせた鏡または直角プリズム13 形式のビーム折り曲げ手段が、第3ポートと回転手段13aとの間に配置されてい る。第3ポート8cは複屈折水晶板30に連結されており、非可逆および可逆回転手 段32と34が水晶板30とビーム折り曲げ手段13および14との間に配置されている。 次に動作中に於いては第1ポート8aに入った光は、その後入射出射ポート1側 から仕向先である第2ポート8bまでの通路上の各光学素子に入射し出射する。第 1a図にはZ10、Z12a、12b、Z13、Z14の状態と同時に、端面10〜端面14を示す。右 下の小文字「F」および「R」は、第1a図で示されている光学素子の正面 および背面に対応する。入射出射ポート1から注入される光はZ10F状態にあり、 第1屈折水晶板10によりL11光とL12光に分離された後Z10R状態になる。互いに直 角をなすL11光およびL12光の電界振動は、L11光とL12光が可逆波長板12aを通過 するため同一方向に進む。この時の偏光状態はZ12aRに示すとおりである。また1 3aにより45度回転させられたL11とL12は、Z13aRで示されているとおり垂直配向 となっている。ビーム折り曲げ手段13および14は、その偏光状態を保持している Z13/14に於いてL11光およびL12光の方向を反転させる。次にZ13aFおよびZ12bFで の各13a回転子と13b回転子により、ビームを結合用複屈折水晶に対して直交とな るように回転させZ10Fで示されている状態とする。8bから8cに向かってポート2 からポート3まで光が伝達されたときに同様の事象が発生するが、偏光ビーム分 離器が水平方向に偏光された光(Z13aR状態)をZ32とZ34の状態で各回転子32と34a 、34bまで通過させて、Z30の複屈折水晶30により結合させる。 ここで第1c図に移る。第1c図では別の配置が示されているが、小さめの複屈折 水晶板10aおよび10bが第1a図で示されている単一で大型の複屈折板10と置き換え られている。また10aおよび10bに続いて追加水晶板10c、10d.....10jが互いに並 列状態で設定されており、N ポート光学サーキュレータを提供している。都合の 良いことには、これにより大型で高価な複屈折水晶を用意する必要性が排除され る。光はプリズム13、15、16.....22により各ポートから次のポートまで指向さ れる。複屈折水晶板10a〜10jに隣接して、可逆回転手段12a〜12jが波長板形式で 取り付けられている。また非可逆回転手段13a〜13jが、各々回転手段12a〜12jと 隣接状態で設置されている。 第1d図に別の実施態様を示すが、ここではプリズム形式のビーム折り曲げ手段 13および14が、第1a図で示されているこれらの手段とは別の配向となっている。 この配置の場合ポート1、ポート2、ポート5およびポート7が装置の第 一位側にあるが、第1c図に於いてはポート1、ポート2、ポート4が提示されて いる装置の第一位側にある。 ここで第5a図に移る。第5a図には第5図と似通った別の実施態様が示されてい るが、第5図の実施態様では単一ファラデー回転子13bのみが取り付けられてい るため、第5a図のサーキュレータよりも分離能力が劣る1段階サーキュレータと なっている。第5b図にも更に本発明による別の実施態様を示しているが、この実 施態様では第5図の装置であるがビーム分離手段16a〜16dが取り付けられている 。 第6図には、第5図の実施態様に基づくNポート折り曲げ光学サーキュレータ の別の取り合わせが示されているが、ここでは全てのNポートが装置の同一側に 配置されている。勿論この実施態様ではプリズム16、18、22.....N と組み合わ されている鏡形式の屈折面20a〜20N-1が、装置の折り曲げ手段としてその役割を 果たしている。 本発明によるサーキュレータの様々な実施態様により、先行技術を越える数多 くの利点が説明されている。これらの実施態様は高価なコンポーネントをあまり 必要としないため、その構築費は多くの先行技術のサーキュレータより安価とな る。 請求の範囲 1.以下を構成要素とする、入射口(8a、8b;8a、8b、8c、8d.....8j)および出 射口(8b、8c;8b、8c、8d....8h)からの光を循環的に伝達するためのマルチポー ト光学サーキュレータで、投入ポート(8a、8b;8a、8b、8c、8d.....8j)内に発 射された投入ビームを直交偏光性を有する2本のビームに分けると共に、直交偏 光性を有する2本のビームを別のポート(8b、8c;8b、8c、8d....8h)で1本のビ ームに結合するための分割および結合手段(10;10a;10b;10c;10j;30);ビー ム折り曲げ手段(13、14;13、14、15;13、14、15.....22);および互いに平行 な二つの直交ベクトルまたは互いに直交する二つの平行偏光ベクトルを成立させ るための、当該分割(10;10a;10b;10c;10j;30)結合(10;10a;10b;10c;10 j;30)手段と当該ビーム折り曲げ手段(13、14;13、14、15;13、14、15.....22 )との間に設定されている偏光回転手段(13a、13a、13b.....13j;12a、12b;12a 、12b、12.....12j)で、ビーム折り曲げ手段が少なくともビームのs-偏光および p-偏光の一つのみを実質的に反射する手段から構成される、ビームの偏光方向に よりその2本のビームを出射口(8b;8c;.....8h)に向けて実質的に反対方向に 案内する目的に於いて、入射口(8a;8b;.....8j)からの2本のビームを受光す るために光学的に連結されていると言う特性を有するもの。 2.クレーム1で定義されているマルチポート光学サーキュレータで、ビーム折 り曲げ手段(13、14;13、14、15;13、14、15.....22)に少なくとも偏光依存形 部分反射体が含まれるもの。 3.以下を構成要素とする、入射口(8a)および出射口(8b;8c)からの光を循環的 に伝達するためのマルチポート光学サーキュレータで、投入ポート(8a)内に発射 された投入ビームを直交偏光性を有する2本のビームに分けると共に、直交偏光 性を有する2本のビームを別のポート(8b;8c)で1本のビームに結合するための 第1分割結合手段(10;10a);投入ポート(8b;8c)内に発射された投入ビームを直 交 偏光性を有する2本のビームに分けると共に、直交偏光性を有する2本のビーム を別のポート(8b;8c)で1本のビームに結合するための第2分割結合手段(10b; 30);ビーム折り曲げ手段(13、14);互いに平行な二つの直交ベクトルまたは互 いに直交する二つの平行偏光ベクトルを成立させるための、当該第1分割結合手 段と当該ビーム折り曲げ手段との間に配置されている第1偏光回転手段(12a); および互いに平行な二つの直交ベクトルまたは互いに直交する二つの平行偏光ベ クトルを成立させるための、当該第2分割結合手段と当該ビーム折り曲げ手段と の間に配置されている第2偏光回転手段(12b;34a)で、当該ビーム折り曲げ手段 が偏光依存形の手段であり、また第1分割結合手段(10;10a)により分割された 2本のビームを、ビームの偏光方向により実質的に反対方向に案内するための手 段となっているという特性を有するもの。 4.クレーム3で定義されているマルチポート光学サーキュレータで、少なくと も偏光依存形部分反射体をビーム折り曲げ手段(13、14;13、14、15;13、14、1 5.....22)の構成要素とするもの。 5.クレーム1で定義されているマルチポート光学サーキュレータで、複屈折結 晶板を、投入ビームを直交偏光性を有する2本のビームに分けると共に、直交偏 光性を有する2本のビームを1本のビームに結合するための分割(10;10a;10b;1 0c;10j;30)および結合(10;10a;10b;10c;10j;30)手段の構成要素とするも の。 6.クレーム1で定義されているマルチポート光学サーキュレータで、互いに隣 接する状態で配置されている複数の複屈折水晶板(10a、10b;10a、10b.....10j) を、投入ビームを直交偏光性を有する2本のビームに分けると共に、直交偏光性 を有する2本のビームを1本のビームに結合するための分割および結合手段の構 成要素とするもの。 7.クレーム6で定義されているマルチポート光学サーキュレータで、折り曲げ 構造とするための反射手段(20a.....20N-1および16、18、22.....N)を含むもの 。 8.クレーム1で定義されているマルチポート光学サーキュレータで、分割結合 手段とビーム折り曲げ手段との間に配置されている可逆回転手段(12a、12b、12a .....12j)および非可逆回転手段(13a、13b、12a.....13j)を、偏光回転手段の構 成要素とするもの。 9.複数の隣接状態で連続するモジュールを構成要素とするマルチポート光学サ ーキュレータで、各モジュールがマルチポート(8a;8b;.....8j)の一つを提供す るほか、各モジュールが、投入ビームを直交偏光住を有する2本のビームに分け ると共に、直交偏光性を有する2本のビームを1本のビームに結合するための分 割および結合手段(10a、10b.....10j)を構成要素とするもの;ビーム折り曲げ手 段が、少なくともビームの s-偏光および p-偏光の一つのみを実質的に反射する 手段から構成される、ビームの偏光方向によりビームを実質的に反対方向に導入 するための偏光依存形手段であるという特性を有するビーム折り曲げ手段(13;1 4;.....22);および互いに平行な二つの直交ベクトルまたは互いに直交する二 つの平行偏光ベクトルを成立させるための、当該分割結合手段と当該ビーム折り 曲げ手段(13;14;.....22)との間に設定されている偏光回転手段(12a;12b;13a;1 3b)を構成要素とするもの。 10.クレーム9で定義されている装置で、全てのマルチポートが装置の同一側に 配置されているもの。 11.クレーム9で定義されている装置で、少なくとも分割結合手段(10a、10b... ..10j)とビーム折り曲げ手段(13;14;.....22)との間に配置された可逆(12a、1 2b;12a.....12j)および非可逆(13a、13b、13a.....13j)回転手段が、サーキュ レータに含まれるもの。 【図1】 【手続補正書】 【提出日】1998年1月27日 【補正内容】 明細書 光学サーキュレータ 発明分野 本発明は光通信で使用する光学サーキュレータに関連する。 発明の背景 現行の一方向光ファイバ通信のビット積載量を2倍にするためには、光学サー キュレータを使用してそれを実現している。光学サーキュレータは、全二重通信 を一本の光ファイバリンク上で行う受動非可逆装置である。従って2本のファイ バ上で動作する代表的な光ファイバ通信リンクは、各リンク端部に光学サーキュ レータを設置することにより、迅速且つ経済的に2方向単一ファイバ通信リンク へと変換することができる。 伝統的な3dBカップラよりはるかに大きな光学サーキュレータの主たる利点の 一つは、損失の不利を非常に小さく抑えることができる点にある。3dBカップラ をファイバリンクの各端部に取り付けた場合、最低でも6dBの挿入損失が発生す る。検出限界付近で動作する接続部に於いては、この追加的な6dB損失により2 方向通信を実行不能とする。 真の光学サーキュレータに於ける挿入損失および漏話は、装置が単純であるこ とまた経費が安いことと同様に重要な要素である。挿入損失とは、光学サーキュ レータ内部に発射された光と装置から出てくる電力との間の電力差である。また 挿入損失の大きな原因は、光の吸収と結合損失にある。 光学サーキュレータに関する先行技術としては、Kuwaharaに発行された米国特 許第 4,650,289号、Emkeyに発行された米国特許第 4,464,022 号、Schmittらに発行された米国特許第4,859,014号がある。但しこれらの参照文 献に於いて説明されている通りに作製した光学サーキュレータについては、その 挿入損失および/または漏話が非常に高いか、或いは非常に複雑で高価なものと なっている。このため現在の光学サーキュレータよりも挿入損失や漏話が小さく 、より単純な構造の光学サーキュレータが必要となっている。 本発明により構造の単純さおよび挿入損失や漏話が先行技術の光学サーキュレ ータより小さくなっている一つの要因は、複屈折水晶や偏光分離キューブを有す る折り曲げ構造を使用していることにある。 偏光回転子等のその他のエレメントと接触状態にある複屈折水晶を使用してい るより最近の先行技術光学サーキュレータとしては、1993年4月20日に発行され たKoga名義の米国特許第5,204,771号がある。この発明ではそれが目的とする機 能を十分に発揮するように思われるが、Kogaの構造では本発明の折り曲げ構造よ りも大型の装置となっている。Kogaの構造には別の意味に於いても制限がある。 例えばどのポートを逆方向に循環できるかについて限界がある。Kogaの装置では ポート数が4カ所の装置に於いて逆方向の制御を可能としているが、ポート数が 3カ所の装置の場合、ポート3からポート1への逆方向信号伝達が用意されてい ないかまたは不可能となっている。 更により最近に発行された1995年11月28日付けのChengらを名義人とする米国 特許第5,471,340号では、その装置はKogaの構造よりも単純な構造となっている が、必要とされる複屈折水晶のサイズが大きいために製造コストが非常に高価と なっている。またこの装置の場合、十分に循環機能を実行することができないと 言う制限もある。 このため既知の先行技術装置に於ける多くの限界を克服することが、 本発明の目的である。 また折り曲げ構造のコンパクトな光学サーキュレータを供給することも、もう 一つの発明の目的である。 発明の概要 本発明に従い以下を構成要素とする、入射口および出射口からの光を循環的に 伝達するためのマルチポートサーキュレータ。 投入ビームを直交偏光性を有する2本のビームに分けると共に、直交偏光性を 有する2本のビームを1本のビームに結合するための分割および結合手段;少な くともビームの s-偏光および p-偏光の一つのみを実質的に反射する手段から構 成される、ビームの偏光方向によりビームを実質的にその反対方向に導入するた めの折り曲げ手段;および 当該第1分割結合手段と当該偏光依存形ビーム折り曲げ手段との間に設定されて いる、互いに平行な二つの直交ベクトルまたは互いに直交する二つの平行偏光ベ クトルを成立させるための偏光回転手段。 また本発明の別の局面に従い以下を構成要素とする、入射口および出射口から の光を循環的に伝達するためのマルチポートサーキュレータ。 投入ビームを直交偏光性を有する2本のビームに分けると共に、直交偏光性を 有する2本のビームを1本のビームに結合するための第1分割結合手段;投入ビ ームを直交偏光性を有する2本のビームに分けると共に、直交偏光性を有する2 本のビームを1本のビームに結合するための第2分割結合手段;ビームの偏光方 向によりビームを実質的にその反対方向に導入するための偏光依存形ビーム折り 曲げ手段;当該第1分割結合手段と当該ビーム折り曲げ手段との間に配置されて いる、互いに平行な二つの直交ベクトルまたは互いに直交する二つの平行偏光ベ クトル を成立させるための第1偏光回転手段;および当該第2分割結合手段と当該ビー ム折り曲げ手段との間に配置されている、互いに平行な二つの直交ベクトルまた は互いに直交する二つの平行偏光ベクトルを成立させるための第2偏光回転手段 。 図面の簡単な説明 ここで発明の実施態様を以下の図面と共に説明することにする。 第1図は、本発明の第1実施態様に従った光学サーキュレータの概要図である 。 第1a図は、ポート1からポート2へと送られる第1図の装置の異なるインター フェースに於ける光の状態を示す概略図である。 第1b図は、ポート2からポート3へと送られる第1図の装置の異なるインター フェースに於ける光の状態を示す概略図である。 第1c図は、光学サーキュレータの別の実施態様に従った概要図である。 第1d図は第1c図で示されている光学サーキュレータに類似する別の実施態様の 光学サーキュレータの概要図であるが、この実施態様では水晶板の向きが各もう 一方のポートグループに於いて転換されている。 第2図および第3図は、本発明に従った別の実施態様の光学サーキュレータの 概要図である。 第3a図は第1a図および第1b図と同様の概略図であるが、第3図で示されている サーキュレータの動作状態を示す図である。 第4図、第5図および第6図は、本発明に従った光学サーキュレータの別の実 施態様である。 第5a図および第5b図は第1a図および第1b図と同様の概略図である が、第5図で示されているサーキュレータの動作状態を示す図である。 詳細説明 ここで第1図を参照するが、第1図では第1〜第3の投入送出ポート8a〜8cを 有する光学サーキュレータが示されている。この実施態様ではY.I.G水晶またはB i追加薄膜水晶を使用しているファラデー回転素子形式の複屈折水晶板10が、第 1投入送出ポート8aおよび第2投入送出ポート8bと非可逆回転手段13aとの間に 配置されている。Bi追加薄膜水晶の構成としては、例えば(YbTbBi)3Fe5O12と(Gd Bi)3(GeAlGa)5O12の組合せまたはY.I.GとY3xBixFe5O12との組合せを含む。 方解石、ルチルまたはYVO4複屈折水晶を屈折水晶板10として使用するのが好ま しい。また波長板形式の可逆性回転手段12aおよび12bが水晶板10に隣接して設定 されている。このほか偏光ビーム分離器14を組み合わせた鏡または直角プリズム 13形式のビーム折り曲げ手段が、第3ポートと回転手段13aとの間に配置されて いる。第3ポート8cは複屈折水晶板30に連結されており、非可逆および可逆回転 手段32と34が水晶板30とビーム折り曲げ手段13および14との間に配置されている 。 次に動作中に於いては第1ポート8aに入った光は、その後入射出射ポート1側 から仕向先である第2ポート8bまでの通路上の各光学素子に入射し出射する。第 1a図にはZ10、Z12a、Z12b、Z13、Z14の状態と同時に、端面10〜端面14を示す。 右下の小文字「F」および「R」は、第1図で示されている光学素子の正面および 背面に対応する。入射出射ポート1から注入される光はZ10F状態にあり、第1屈 折水晶板10によりL11光とL12光に分離された後Z10R状態になる。互いに直角をな すL11光およびL12光の電界振動は、L11光とL12光が可逆波長板12aを 通過するため同一方向に進む。この時の偏光状態はZ12aRに示すとおりである。 また13aにより45度回転させられたL11とL12は、Z13aRで示されているとおり垂直 配向となっている。ビーム折り曲げ手段13および14は、その偏光状態を保持して いるZ13/14に於いてL11光およびL12光の方向を反転させる。次にZ13aFおよびZ12 bFの各13a回転子と12b回転子により、ビームを結合用複屈折水晶に対して直交と なるように回転させZ10Fで示されている状態とする。8bから8cに向かってポート 2からポート3まで光が伝達されたときに同様の事象が発生するが、偏光ビーム 分離器が水平方向に偏光された光(Z13aR状態)をZ32とZ34の状態で各回転子32と3 4a、34bまで通過させて、Z30の複屈折水晶30により結合させる。 ここで第1c図に移る。第1c図では別の配置が示されているが、小さめの複屈折 水晶板10aおよび10bが第1図で示されている単一で大型の複屈折板10と置き換え られている。また10aおよび10bに続いて追加水晶板10c、10d.....10jが互いに並 列状態で設定されており、Nポート光学サーキュレータを提供している。都合の 良いことには、これにより大型で高価な複屈折水晶を用意する必要性が排除され る。光はプリズム13、15、16.....22により各ポートから次のポートまで指向さ れる。複屈折水晶板10a〜10jに隣接して、可逆回転手段12a〜12jが波長板形式で 取り付けられている。また非可逆回転手段13a〜13jが、各々回転手段12a〜12jと 隣接状態で設置されている。 第1d図に別の実施態様を示すが、ここではプリズム形式のビーム折り曲げ手段 13および14が、第1c図で示されているこれらの手段とは別の配向となっている。 この配置の場合ポート1、ポート2、ポート5が装置の第一位側にあるが、第1c 図に於いてはポート1、ポート2、ポ ート4が提示されている装置の第一位側にある。 第2図、第3図、第4図、第5図および第6図では、完全折り曲げ構造を有す る本発明による別の実施態様が示されている。折り曲げ構造を使用することによ り装置の製造に必要となるエレメント数が少なくなり、これにより装置の製作費 用が実質的に軽減されるほか、都合が良いことには、全てのポートが装置の一方 の側に配置されることになる。 第2図および第3図で示されている光学サーキュレータには、第1〜第3の投 入送出ポート8a〜8cが装備されている。また複屈折水晶板10が第1投入送出ポー ト8aと第2投入送出ポート8bの間に配置されており、8aから光は水晶板10を通っ て波長板形状の可逆回転手段12aに入る。次に光は非可逆回転子13aに入り、偏光 ビーム分離器16を通過してから第2ビーム分離器18を通る。これら二つのビーム 分離器16および18はビームを折り曲げたあと、ビームを第2ポートに向かって実 質的に反対方向へ導入するための手段として機能する。次にビームは13aと第2 回転子12bを通り、第2ポート8bへ複屈折水晶板10により結合される。第2ポー ト8bから第3ポート8cに移動する光は同様の方法で伝達されるが、第3図の90度 回転鏡20aおよび第2図の20bがビーム分離器18の端面部に取り付けられており、 偏光された光を第3のビーム分離器22に向ける。18、20a(20b)および22が共同 でビームの折り曲げを行い、第3のビーム分離器22から第3ポート8cへと反対方 向へとビームを案内する。そのあとビームは13aと第3の回転子12cを通り、ポー ト8cへ水晶板10により結合される。 次に第2図、第3図と動作時の状態を示す第3a図、第3b図を参照する。第1ポ ート8aに入った光は、その後入射出射ポート1側から仕向先である第2ポート8b までの通路上の各光学素子に入射し出射する。 第3a図にはZ10、Z12a、12b、Z13a、Z16およびZ18の状態と同時に、端面10〜端面 18を示す。右下の小文字「F」および「R」は、第2図、第3図で示されている光 学素子の正面および背面に対応する。入射出射ポート1から注入される光はZ10F 状態にあり、第1屈折水晶板10によりL11光とL12光に分離された後Z10R状態にな る。互いに直角をなすL11光およびL12光の電界振動は、L11光とL12光が可逆波長 板12aを通過するため同一方向に進む。この時の偏光状態はZ12aRに示すとおりで ある。また13aにより45度回転させられたL11とL12は、Z13aRで示されているとお り垂直配向となっている。ビーム折り曲げ手段16および18は、その偏光状態を保 持しているZ16/18に於いてL11光およびL12光の方向を反転させる。次にビームは Z13aFおよびZ12bFの各13a回転子と12b回転子により、Z10F状態で示される結合用 複屈折水晶に対して直交するビームとなる。8bから8cに向かってポート2からポ ート3まで光が伝達されたときに同様の事象が発生するが、偏光ビーム分離器18 が水平方向に偏光された光を鏡20aまたは20b(第3図または第2図)まで通過させ 、ビーム分離器22および回転子13aおよび12cを通る通路に従いL11とL12を8cのポ ータ3へ反射させ、水晶板10により結合させる。 勿論第2図および第3図で示されている装置の場合、ポート1やポート2また はポート3と同様の方法で折り曲げられる複数の別のポートを設定し得る構造で あるため、第3のポートの下に第4のポートというようにポートを追加すること ができる。その他第2図および第3図で示されている方法と同じ方法で実質的に 機能する様々な実施態様については、第4図および第5図にて見ることができる 。第4図では、第2図および第3図のポート1とポート3に隣接する2台のビー ム分離器が、鏡 または直角プリズムに置き換えられている。この置き換えにより、ポート3に発 射された光がポート1に循環反射される完全3ポートサーキュレータが提供され る。第5図の装置には更に多くの光学素子が取り付けられている。例えば単一の 水晶板10を使用する代わりに、10a、10b、10cの3枚の板が使われている。第3a 図や第3b図と異なり、第5c図および第5d図では投入ポートが送出ポートと異なる 水晶板面にあるため、光路長のバランスを取るほか偏光モードの分散を実質的に 最小限としている。 ここで第5a図に移る。第5a図には第5図と似通った別の実施態様が示されてい るが、第5a図の実施態様では単一ファラデー回転子13bのみが取り付けられてい るため、第5図のサーキュレータよりもアイソレーション能力が劣る1段階サー キュレータとなっている。第5b図にも更に本発明による別の実施態様を示してい るが、この実施態様では第5図の装置とは配置が異なるビーム分離手段16a〜16d が取り付けられている。 第6図には、第5図の実施態様に基づくNポート折り曲げ光学サーキュレータ の別の取り合わせが示されており、全てのNポートが装置の同一側に配置されて いる。勿論この実施態様ではプリズム16、18、22.....Nと組み合わされている鏡形 式の屈折面20b〜20N-1が、装置の折り曲げ手段としてその役割を果たしている。 本発明によるサーキュレータの様々な実施態様により、先行技術を越える数多 くの利点が説明されている。これらの実施態様は高価なコンポーネントをあまり 必要としないため、その構築費は多くの先行技術のサーキュレータより安価とな る。 請求の範囲 1.入射口および出射口からの光を循環的に伝達するためのマルチポート光学サ ーキュレータで、投入ポート内に発射された投入ビームを直交偏光性を有する2 本のビームに分けると共に、直交偏光性を有する2本のビームを別のポートで1 本のビームに結合するための分割結合手段と;ビーム折り曲げ手段と;互いに平 行な二つの直交ベクトルまたは互いに直交する二つの平行偏光ベクトルを成立さ せるための、前記分割結合手段と前記ビーム折り曲げ手段との間に配置されてい る偏光回転手段と;を有し、ビーム折り曲げ手段は少なくともビームのs-偏光お よびp-偏光の一つのみを実質的に反射する構成と成し、前記ビーム折り曲げ手段 は入射口から第一方向に於いて伝達されている2本のビームを受光するために光 学的に連結されているが、ビームの偏光方向によりその2本のビームを出射口に 向けて第一方向と実質的に反対方向へ案内する目的に於いて設定されていると言 う特性を有するマルチポート光学サーキュレータ。 2.クレーム1で定義されているマルチポート光学サーキュレータで、ビーム折 り曲げ手段に少なくとも偏光依存形部分反射体が含まれているマルチポート光学 サーキュレータ。 3.入射口および出射口からの光を循環的に伝達するためのマルチボート光学サ ーキュレータで、投入ポート内に発射された投入ビームを直交偏光性を有する2 本のビームに分けると共に、直交偏光性を有する2本のビームを別のポートで1 本のビームに結合するための第1分割結合手段と;投入ポート内に発射された投 入ビームを直交偏光性を有する2本 のビームに分けると共に、直交偏光性を有する2本のビームを別のポートで1本 のビームに結合するための第2分割結合手段と;ビーム折り曲げ手段と;互いに 平行な二つの直交ベクトルまたは互いに直交する二つの平行偏光ベクトルを成立 させるための、前記第1分割結合手段と前記ビーム折り曲げ手段との間に配置さ れている第1偏光回転手段と;互いに平行な二つの直交ベクトルまたは互いに直 交する二つの平行偏光ベクトルを成立させるための、前記第2分割結合手段と前 記ビーム折り曲げ手段との間に配置されている第2偏光回転手段と;を有し、前 記ビーム折り曲げ手段は偏光依存形の手段であり、また前記第1分割結合手段に より分割され、第一方向に於いてそこに入射される2本のビームを、ビームの偏 光方向によりその第一方向とは実質的に反対方向に案内するための手段となって いるという特性を有するマルチポート光学サーキュレータ。 4.クレーム3で定義されているマルチポート光学サーキュレータで、少なくと も偏光依存形部分反射体をビーム折り曲げ手段の構成要素とするマルチポート光 学サーキュレータ。 5.クレーム1で定義されているマルチポート光学サーキュレータで、複屈折結 晶板を、投入ビームを直交偏光性を有する2本のビームに分けると共に、直交偏 光性を有する2本のビームを1本のビームに結合するための分割結合手段の構成 要素とするマルチポート光学サーキュレータ。 6.クレーム1で定義されているマルチポート光学サーキュレータで、 互いに隣接する状態で配置されている複数の複屈折水晶板を、投入ビームを直交 偏光性を有する2本のビームに分けると共に、直交偏光性を有する2本のビーム を1本のビームに結合するための分割結合手段の構成要素とするマルチポート光 学サーキュレータ。 7.クレーム6で定義されているマルチポート光学サーキュレータで、折り曲げ 構造とするための反射手段を含むマルチポート光学サーキュレータ。 8.クレーム1で定義されているマルチポート光学サーキュレータで、分割結合 手段とビーム折り曲げ手段との間に配置されている可逆回転手段および非可逆回 転手段を、偏光回転手段の構成要素とするマルチポート光学サーキュレータ。 9.複数の隣接状態で連続するモジュールを構成要素とするマルチポート光学サ ーキュレータで、各モジュールがマルチポートの一つを提供するほか、各モジュ ールが、投入ビームを直交偏光性を有する2本のビームに分けると共に、直交偏 光性を有する2本のビームを1本のビームに結合するための分割結合手段を構成 し、ビーム折り曲げ手段と;互いに平行な二つの直交ベクトルまたは互いに直交 する二つの平行偏光ベクトルを成立させるための、前記分割結合手段と前記ビー ム折り曲げ手段との間に配置されている偏光回転手段と;を有し、ビーム折り曲 げ手段は少なくともビームの s-偏光および p-偏光の一つのみを実質的に反射す る手段から構成されて、ビームの偏光方向に依存して第一方向に於いてそこに入 射されているビームを、その第一方向とは実質的に反対方向 に導入するための偏光依存形手段となっている特性を有するマルチポート光学サ ーキュレータ。 10.クレーム9で定義されているマルチポート光学サーキュレータで、全てのマ ルチポートが装置の同一側に配置されているマルチポート光学サーキュレータ。 11.クレーム9で定義されているマルチポート光学サーキュレータで、少なくと も分割結合手段とビーム折り曲げ手段との間に配置された可逆および非可逆回転 手段が、サーキュレータに含まれているマルチポート光学サーキュレータ。 【図1】 【図1】 【図1】 【図1】 【図2】 【図3】 【図3】 【図4】 【図5】 【図5】 【図5】 【図6】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CZ, DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,HU,I S,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN, MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,S D,SE,SG,SI,SK,TJ,TM,TR,TT ,UA,UG,US,UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.以下を構成要素とする、入射口および出射口からの光を循環的に伝達するた めのマルチポート光学サーキュレータで:投入ビームを直交偏光性を有する2本 のビームに分けると共に、直交偏光性を有する2本のビームを1本のビームに結 合するための分割および結合手段;少なくともビームの s-偏光および p-偏光の 一つのみを実質的に反射する手段から構成される、ビームの偏光方向によりビー ムを実質的に反対方向に導入するためのビーム折り曲げ手段;および互いに平行 な二つの直交ベクトルまたは互いに直交する二つの平行偏光ベクトルを成立させ るための、当該第1分割結合手段と当該ビーム折り曲げ手段との間に設定されて いる偏光回転手段。 2.クレーム1で定義されているマルチポート光学サーキュレータで、ビーム折 り曲げ手段に少なくとも偏光依存形部分反射体が含まれるもの。 3.以下を構成要素とする、入射口および出射口からの光を循環的に伝達するた めのマルチポート光学サーキュレータで:投入ビームを直交偏光住を有する2本 のビームに分けると共に、直交偏光性を有する2本のビームを1本のビームに結 合するための第1分割結合手段;投入ビームを直交偏光性を有する2本のビーム に分けると共に、直交偏光性を有する2本のビームを1本のビームに結合するた めの第2分割結合手段;ビームの偏光方向によりビームを実質的に反対方向に導 入するためのビーム折り曲げ手段;互いに平行な二つの直交ベクトルまたは互い に直交する二つの平行偏光ベクトルを成立させるための、当該第1分割結合手段 と当該ビーム折り曲げ手段との間に配置されている第1偏光回転手段;および互 いに平行な二つの直交ベクトルまたは互いに直交する二つの平行偏光ベクトルを 成立させるための、当該第2分割結合手段と当該ビーム折り曲げ手段との間に配 置されている第2偏光回転手段。 4.クレーム3で定義されているマルチポート光学サーキュレータで、少なくと も偏光依存形部分反射体をビーム折り曲げ手段の構成要素とするもの。 5.クレーム1で定義されているマルチポート光学サーキュレータで、複屈折結 晶板を、投入ビームを直交偏光性を有する2本のビームに分けると共に、直交偏 光住を有する2本のビームを1本のビームに結合するための分割および結合手段 の構成要素とするもの。 6.クレーム1で定義されているマルチポート光学サーキュレータで、互いに隣 接する状態で配置されている複数の複屈折水晶板を、投入ビームを直交偏光性を 有する2本のビームに分けると共に、直交偏光性を有する2本のビームを1本の ビームに結合するための分割および結合手段の構成要素とするもの。 7.クレーム6で定義されているマルチポート光学サーキュレータで、全てのポ ートが当該ビーム折り曲げ手段に隣接する状態で配置されているほか、当該反射 手段が当該ビーム折り曲げ手段に隣接するような折り曲げ構造とするための反射 手段を含むもの。 8.クレーム1で定義されているマルチポート光学サーキュレータで、分割結合 手段とビーム折り曲げ手段との間に配置されている可逆回転手段および非可逆回 転手段を、偏光回転手段の構成要素とするもの。 9.複数の隣接状態で連続するモジュールを構成要素とするマルチポート光学サ ーキュレータで、各モジュールがマルチポートの一つを提供するほか、各モジュ ールが、投入ビームを直交偏光性を有する2本のビームに分けると共に、直交偏 光性を有する2本のビームを1本のビームに結合するための分割および結合手段 を構成要素とするもの;少なくともビームの s-偏光および p-偏光の一つのみを 実質的に反射する手段から構成される、ビームの偏光方向によりビームを実質的 に反対方向に導入するためのビーム折り曲げ手段;および互いに平行な二つの直 交ベクトルまたは互いに直交する二つの平行偏光ベクトルを成立させるための、 当該第1分割結合手段と当該ビーム折り曲げ手段との間に設定されている偏光回 転手段を構成要素とするもの。 10.クレーム9で定義されている装置で、全てのマルチポートが装置の同一側に 配置されているもの。 11.クレーム9で定義されている装置で、少なくとも分割結合手段とビーム折り 曲げ手段との間に配置された可逆および非可逆回転手段が、サーキュレータに含 まれるもの。
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