JPH10510469A - パルプ漂白プラントにおけるオゾン含有ガスの再処理方法 - Google Patents

パルプ漂白プラントにおけるオゾン含有ガスの再処理方法

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JPH10510469A
JPH10510469A JP9508601A JP50860197A JPH10510469A JP H10510469 A JPH10510469 A JP H10510469A JP 9508601 A JP9508601 A JP 9508601A JP 50860197 A JP50860197 A JP 50860197A JP H10510469 A JPH10510469 A JP H10510469A
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ラウンサヴィル、ジェフリー
ミナミ、シュスケ
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ベロイト・テクノロジーズ・インコーポレイテッド
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    • D21C11/00Regeneration of pulp liquors or effluent waste waters
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Abstract

(57)【要約】 オゾン含有ガスをスクラバに供給する過程と、当該ガスがスクラバを通って流れるにつれてガスのオゾン濃度を減少させる過程と、を有するパルプ漂白プラントに存在するオゾン含有ガスを再処理する方法。オゾン濃度を減少させる過程は、オゾン含有ガスとアルカリ性媒体との間に密接な接触を提供し、それによってオゾン含有ガスをオゾンを実質的に含まないガスに変換するように、アルカリ性媒体をスクラバに供給する過程と、スクラバ内のアルカリ性媒体と逆流関係でオゾン含有ガスを流す過程とを有する。アルカリ性媒体は下記のうちの1つを有する、即ち、苛牲ソーダ溶液又は白液、後酸素段階濾液、弱黒液、パルプ漂白プラントのEo段階からの濾液である。本方法は、更に、スクラバからオゾン含有ガス及びアルカリ性媒体を別々に排出する過程を有する。オゾン含有ガスは、パルプ漂白段階でパルプと部分的に反応済みのオフガスを有するか、あるいは新しい漂白ガスを有し、キャリヤガス内のオゾン濃度は重量比にして約6%から約14%の範囲であり、新しい漂白ガスはオゾン発生器からスクラバに直接供給されるものとする。

Description

【発明の詳細な説明】 パルプ漂白プラントにおけるオゾン含有ガスの再処理方法 クロス・リファレンス 本出願は、1995年8月7日に出願された「パルプ漂白におけるオゾンガス の破壊方法」と題する米国暫定特許出願第60/001,945の優先利益を請 求する。 発明の背景 1.0 技術分野 本発明は、パルプ及び製紙業界において使用されるリグノセルロース材料の漂 白全般に、特にパルプ漂白プラントに存在するオゾン含有ガスを再処理する方法 に関する。 2.0 背景技術 オゾンガスは、水と廃棄物処理及び或る種の半導体製造工程を含む多種多様な 産業用途に用いられてきた。さらに、最近では、漂白処理に塩素の使用(及びそ れに付随する環境問題)を避けるために、木材パルプ及び他のリグノセルロース 材料用の漂白試薬としてオゾンを使用するために多くの努力がなされている。 オゾンは最初のうちはリグノセルロース材料を漂白するための理想的な物質で あるように見えるが、オゾンの極めて顕著な酸化特性とそれが比較的高コストで あることから、リグノセルロース材料のオゾン漂白のための満足できる装置及び 方法の開発が制限されていた。 オゾンガスは非常に不安定かつ腐食性であり、濃度が低い場合であっても非常 に有毒である。環境保護防局(EPA)の大気質ガイドラインは、大気中オゾン 濃度が体積比率0.12ppm未満でなければならないと指定している。さらに 、労働衛生安全管理局(OSHA)のガイドラインは、人体をオゾンに8時間露 出しうるのは大気中体積比率最大オゾン濃度0.1ppmに相当することを規定 している。 処理が完了した後でオゾン含有ガスが含まれている状況においては、オゾンの 腐食性のため、そのオゾン含有ガスを引き続き使用することに問題を生じること があり得る。従って、上記どちらの状況においても、オゾンがパルプと反応する パルプ漂白段階から排出する接触ガス内の残留オゾンを破壊することが望ましい 。 木材パルプ漂白接触ガス内に存在する残留オゾンを破壊する公知の一方法は熱 破壊である。この方法においてはオゾン含有接触ガスは熱破壊装置に供給され、 ここで、オゾンを2原子酸素に解離するためにオゾンガスは通常350℃よりも 高い温度に加熱される。 残留オゾンを破壊するための他の公知の方法は、オゾンを分解させる固体触媒 を使用する。これらの方法は、比較的少量(体積)のオゾン含有ガスを用いる工 業用途には好都合であるが、パルプ漂白用途に用いる場合には次のような制約が ある。 パルプ漂白用においてオゾンを破壊するために熱方法を用いると、この種の用 途には比較的多量(体積)のガスが必要とされ、かつ、ガス内の残留オゾンを破 壊するように熱破壊装置を運転するために相当多量の電力が必要とされるので、 非常に高くつくことになる。 さらに、様々な理由から、パルプ漂白プラント内のパルプの流れが警告なしに 中断されることは珍しくない。このような場合、熱破壊装置は、パルプ漂白工程 からの接触ガス、及び、オゾン発生器からの非常に高いオゾン濃度の新しい漂白 ガス追加量の両方を処理することが要求される。 オゾンの分解は発熱性であるので、新しい漂白ガスが突然入力されると、熱破 壊装置の内部温度を急速に増加させることがある。これは、結果的に、熱破壊装 置に苛酷な熱応力を生じ、構成要素の故障をもたらすことがある。 オゾンと木材パルプとの反応期間中には、残留オゾンを破壊するために用いら れる固体触媒の効力を弱くする揮発性有機化合物(VOC)が生成され、それに より、固体触媒の効力を著しく損なうことがある。さらに、固体触媒床に供給さ れた接触ガス内に存在する残留パルプ繊維が触媒床内に集積し、それによって、 ガス流を制約して、気体と固体の接触面積を減少させることもある。 以上、木材パルプ漂白作業に用いられるオゾン含有ガス内の残留オゾンを破壊 する従来の方法に存在することが知られている制約を説明した。このため、上記 制約の1つ以上を克服する代替方法を提供することが望ましいことは明白である 。従って、以下に更に充分に説明する特徴を備えた、適当な代替方法を提供する 。 発明の開示 本発明の1つの態様では、以上の課題は、パルプ漂白プラントに存在するオゾ ン含有ガスを再処理する方法であって、 オゾン含有ガスをスクラバに供給する過程と、 ガスがスクラバを通って流れるにつれてオゾン含有ガスのオゾン濃度を減少さ せる過程であって、 アルカリ性媒体をスクラバに供給する過程と、 スクラバ内においてオゾン含有ガスとアルカリ性媒体との間の密接な接触を 提供し、これによって、オゾン含有ガスを実質的にオゾンを含まないガスに変換 するために、スクラバ内においてオゾン含有ガスをアルカリ性媒体と逆流関係に 流す過程と、を有するオゾン濃度減少過程を有し、 さらに、実質的にオゾンを含まないガスとアルカリ性媒体をスクラバから別々 に排出する過程とを有する方法を提供することによって達成される。 図面の簡単な説明 本発明の上記および他の態様は、添付図面に関連づけて考察すれば以下の発明 の詳細な説明から更に明白になるであろう。 図は、オゾン含有ガスを再処理するための本発明の方法を組み込んだパルプ漂 白プラントの一部を図示している。 発明を実施するための最良の形態 さて図面を参照すると、図は、本発明に従ってオゾン含有気体漂白試薬を使用 し、中間または高濃度木材パルプのようなリグノセルロース材料を漂白するため のパルプ漂白プラント10の部分を説明している。パルプ漂白プラント10は、 ブラウンストック洗浄プラント(図示せず)および酸素脱リグニンプラント(図 示せず)をも含むパルプミルに含まれており、これらの各プラントはパルプミル 内においてプラント10に先行する。 当該技術分野において公知であるように、木材パルプは、木材チップの蒸解、 再生紙の再パルプ化、或いは、他の供給源から得られ、一般に、例えばプラント 10のようなパルプ及び製紙ミルにおいて、水に懸濁した状態で処理される。こ こで使用する用語「濃度」は、水に対する乾燥パルプ繊維の測定比、更に詳しく 言うと、一定重量のパルプスラリ即ち「パルプストック」における乾燥パルプ繊 維の重量を百分率で表すために用いられている。 風乾濃度(a.d.%)、絶乾濃度(o.d.%)、或いは、無水濃度(m. f.%)等の様々な定義が用いられる。これらの値を測定するための実験室技法 は、例えばタッピースタンダードマニュアル(TAPPI Standards Manual)のような当該分野でよく知しられている参考文献に記載されて いる。パルプ及び製紙工場において有用なストック濃度の範囲を説明するために 広く使用されている用語は次の通りである。 低濃度 − 約4〜6%o.d.以下 中間濃度 − 約9〜18%o.d. 高濃度 − 約18〜20%o.d.以上であるが、更に 一般的には約25%o.d以上 パルプ漂白プラント10は、酸素または空気のような、キャリヤガス内にオゾ ンを発生させるために効果的な従来のオゾン発生器12を含む。供給ガス14は 、オゾン発生器に供給され、空気または増酸素ガスのいずれかを含んでも差し支 え ない。当該技術分野において公知であるように、オゾンを発生させる方法のため 、オゾンは一般にキャリヤガス内に比較的低濃度の状態で利用可能である。一般 に、キャリヤガスとして酸素を使用する場合、現行技術によって商業的に利用可 能なオゾン濃度は重量比にして約6%から約14%の範囲である。 ここで使用する用語「オフガス」とは、酸素キャリヤガス、並びに、パルプと オゾンとの反応の副産物として生成されるガス等の均衡状態で存在する他のガス 及び蒸気内のオゾン混合物のことである。 用語「新しい漂白ガス」とは、パルプと反応したことがなく、従って、反応副 生ガスを含まない、オゾン発生器12から供給された、酸素キャリヤガス内のオ ゾン濃度が重量比にして約6%から約14%までのオゾン混合物を表す。 オゾン発生器12によって生成された新しい漂白ガスを含むオゾン含有ガスは 、オゾン発生器12から導管20を経てバルブ18の入口16に供給される。パ ルプ漂白プラント10が正常作動している場合、新規漂白ガスは第1の出口22 を経てパルプ18から排出し、導管26を経てパルプ漂白段階24に供給される 。 中間または高濃度木材パルプを含む木材パルプ28も、同様に、パルプ漂白段 階24に供給される。パルプ漂白段階は、各反応器内でパルプと反応する新しい 漂白ガス内のオゾンの少なくとも一部分と共に、少なくとも1つの反応器を含む か、複数の反応器(図示せず)を含んでも差し支えない。 パルプ漂白段階24の1つ又は複数の反応器内でオゾンがパルプと反応するこ とにより、パルプ漂白ステージ24に供給される新しい漂白ガスは、パルプと反 応しなかった残留オゾンと二酸化炭素を含む反応ガスの副生物とを含むオフガス に変換される。パルプ漂白段階24から排出するオフガスは、導管34を経てバ ルブ32の第1の入口30に供給される。 パルプ漂白プラント10が正常な作動している場合には、オフガスはバルブ3 2の出口34を経てバルブ32から排出し、後で更に詳細検討するように、スク ラバ38内で実質的に完全に破壊される残留オゾンと共に、導管40を経てスク ラバ38のガス入口36に供給される。スクラバ38内で残留オゾンを破壊する 方法は、本発明の中心的特徴を構成する。 パルプ漂白プラント10の正常な停止期間中は、オゾン発生器12から供給さ れる新しい漂白ガスは、比較的低いオゾン濃度のオフガスに変換され、次に、導 管34と40及びバルブ32を経てスクラバ38の入口36に供給されるパルプ 漂白段階24を経て排出される。 ただし、パルプ漂白段階24への木材パルプ28の流れが急激に中断された場 合には、バルブ18の第1の出口22が閉じられ、オゾン発生器12から供給さ れる新しい漂白ガスをバルブ18の入口16を経て流出され、第2の出口42を 経てバルブ18から排出させる。 次に、新しい漂白ガスは、導管44を通ってバルブ32の第2の入口46へ流 れ、その結果、新しい漂白ガスはパルプ漂白段階24をバイパスする。次に、新 しい漂白ガスは、バルブ32の出口34及び導管40を経てスクラバ38のガス 入口36に供給される。従って、これらの状況において、スクラバ38に供給さ れるオゾン含有ガス内のオゾン濃度は、プラント10の正常作動および正常停止 期間中にスクラバ38に供給されるオフガス内に存在するオゾン濃度より非常に 高くても差し支えない。 スクラバ38は、実質的に垂直に配置され、その中に、内部チャンバ50を形 成するほぼ円筒形のハウジング48を有するのが好ましい。図に示すように、ス クラバ38のガス入口36は、内部チャンバ50の下側部分52と流体的に導通 している。更に、スクラバ38は、それぞれチャンバ50の上側部分58と流体 的に導通したガス出口54と液体入口56、及び、チャンバ50の下側部分52 と流体的に導通した流体出口60を有する。 図に示す例示的実施例において、スクラバ38は、更に垂直に間隔を保つ複数 のトレイ62を備えており、各々のトレイ62は、ハウジング48の内壁に取り 付けられていて、そこから半径方向に内側に向かって伸延する。あるいは、トレ イ62をスクラバ38から省き、オゾン並びにアルカリ性媒体66に抵抗性の材 料によって作られた複数のリング、サドル、ビード、または、ボールから成るこ とが好ましいパッキング媒体(図示せず)と代えても差し支えない。ただし、十 分な接触面積を備えさえすれば、他の適当なパッキング媒体を使用してもよい。 アルカリ性媒体66の流れは、スクラバ38の液体入口56に供給される。ア ルカリ性媒体66は、苛牲ソーダ溶液;主として苛牲ソーダ、硫化ナトリウム、 及び炭酸ナトリウムから成る白液;プラント10のEo段階(図示されない酸化 抽出段階)からの濾液;プラント10に先行する酸素脱リグニンプラントからの 後酸素段階濾液;或いは、酸素脱リグリンプラント及びプラント10の両方に先 行するブラウンストック洗浄プラントから当該技術分野において弱黒液ともよば れるブラウンストック洗浄濾液を伴って供給されるブラウンストック洗浄濾液の うちの1つを含むことが好ましい。 前述のアルカリ性媒体は、関連パルプミル内の様々な供給源(図示せず)から 容易に入手可能であり、各々のアルカリ性媒体のアルカリ濃度は溶液1リットル 当たり約1gから約100gの範囲である。スクラバ38のガス入口36に供給 されたオゾン含有ガスはスクラバ38を通って上方へ流れるが、スクラバ38の 液体入口56に供給されるアルカリ性媒体66は重力の作用でスクラバ38を通 って下方へ流れる。従って、オゾン含有ガスとアルカリ性媒体66は、スクラバ 38内において相互に逆流関係を保って流れ、その結果、スクラバ38内におけ るオゾン含有ガスとアルカリ性媒体66との間に密接な接触を提供する。 図に示す例示的実施例において、スクラバ38を通るオゾン含有ガスとアルカ リ性媒体66の流路は、垂直に間隔を保ったトレイ62によって確立される。そ の代りに、トレイ62がパッキング媒体によって代置される場合には、スクラバ 38を通るオゾン含有ガスとアルカリ性媒体66の流路はパッキング媒体によっ て決定される。パッキング媒体用にリング、サドル、ビード、或いはボールを使 用すると、オゾン含有ガスとアルカリ性媒体66との間の密接な接触を容易にす る非常に広い表面積が得られる。 オゾン含有ガスとアルカリ性媒体66との間に密接な接触があることにより、 オゾンが2原子酸素へ解離するため、ガス内に存在するオゾンは実質的に完全に 破壊され、それにより、オゾン含有ガスは実質的にオゾンを含まないガスに変換 される。その結果、スクラバ38のガス出口54を通って排出する実質的にオゾ ンを含まないガスのオゾン濃度は許容限度に適合する程度に低下する。 ここで用いられる用語「実質的にオゾンを含まないガス」は、通常の装置を用 いて測定した場合に少なくとも検出可能な限界内のオゾンを含まないガスも含ま れることを意図している。 本発明の更なる利点として、オゾン含有ガスがオフガスを含み、かつ、アルカ リ性媒体66が苛牲ソーダ溶液または白液のいずれかを含む場合、スクラバ38 内におけるオゾン含有ガスとアルカリ性媒体66との間の密接な接触の結果とし て、オゾン含有ガス内に存在するあらゆる二酸化炭素がアルカリ性媒体66によ って実質的に完全に吸収される。 出口54を通ってスクラバ38から排出するガスは、導管70及び72を経て プラント10のパルプ漂白段階68に供給するか、或いは、その代わりに、導管 70及び導管74(鎖線で示す)を経てオゾン発生器12に供給または再循環し てもよい。 パルプ漂白段階68は、プラント10のパルプ漂白段階24の上流または下流 どちらに配置しても差し支えないことに注意されたい。オフガスがオゾン発生器 12に再循環される場合には、オゾン発生器12の効率に悪影響を及ぼすことを 回避するために二酸化炭素を吸収することが重要であり、また、オフガスがパル プ漂白段階68に供給される場合には、存在する一切の二酸化炭素を吸収するこ とが有利である。 例えば、パルプ漂白段階68がEo段階を含み、かつ、二酸化炭素の存在がこ の段階におけるパルププ処理に悪影響を及ぼすこともあり得る。アルカリ性媒体 は液体出口60を通ってスクラバ38から排出し、矢印76によって示すように 更に処理するために、関連のパルプミルの他の部分に供給されることもある。 本発明は、パルプ漂白プラントにおいて用いられるオゾン含有ガス内の残留オ ゾンを破壊するためのコスト効率の良い方法を提供する。既知のオゾン熱破壊装 置の運転と関連した比較的高価な電気コストが回避される。更なる利点として、 場合によっては、本発明の方法は、既知の熱または触媒破壊装置では達成されな いかもしれないガス内に存在する一切の二酸化炭素を実質的に完全に吸収(アル カリ性媒体による)することにもなる。更に、各アルカリ性媒体は一般に、パル プ漂白プラント10を含むパルプミル内の様々な供給源から入手可能であり、こ れによって本発明の方法のコスト効率は更に高められる。 以上の説明は本発明の好適な実施例を特に詳細に説明しているが、以下の請求 項の範囲によって定義されている本発明の真の精神及び範囲から逸脱することも なく、様々な変更及び代替及び修正を実施できることを理解されたい。従って、 本発明は、以上の好適な特定の実施例によって制限されることはなく、以下の請 求の範囲だけによって定義されるものである。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1997年8月14日 【補正内容】 れる固体触媒の効力を弱くする揮発性有機化合物(VOC)が生成され、それに より、固体触媒の効力を著しく損なうことがある。さらに、固体触媒床に供給さ れた接触ガス内に存在する残留パルプ繊維が触媒床内に集積し、それによって、 ガス流を制約して、気体と固体の接触面積を減少させることもある。 WO−A−9318226は、オゾン濃度を減少させるためにアルカリ溶液を 使ったスクラバにオフガスを通すことによりオゾン漂白プラントのオフガスを再 処理することを開示している。種々のアルカリ溶液源が示されており、また、E PO 526383は、酸化白液及び抽出濾液の使用を示している。 これまでに公知のシステムでは、もし漂白容器へのパルプ供給が中断されると 、スクラバに供給されるオゾン含有ガス中のオゾン濃度は、典型的なオフガスよ りも相当に高いものとなるだろう。 しかしながら、それらの高濃度オゾン含有ガスはスクラバへ届くように全プロ セス装置を通って流れる。 以上、木材パルプ漂白作業に用いられるオゾン含有ガス内の残留オゾンを破壊 する従来の方法に存在することが知られている制約を説明した。このため、上記 制約の1つ以上を克服する代替方法を提供することが望ましいことは明白である 。従って、以下に更に充分に説明する特徴を備えた、適当な代替方法を提供する 。 発明の開示 本発明の1つの態様では、以上の課題は、パルプ漂白プラントに存在するオゾ ン含有ガスを再処理する方法であって、 (1) パルプ漂白容器とバイパス導管とに導通され、前記パルプ漂白容器にパルプ が供給されているときは同パルプ漂白容器に開放され前記バイパス導管には閉じ られ、前記パルプ漂白容器にパルプが供給されていないときは同パルプ漂白容器 に閉じられ前記バイパス導管には開放されるようにした第1バルブにオゾン含有 ガスを供給し; 前記パルプ漂白容器にパルプが供給されているときは次の (a)〜(d)の過程を行い: (a) パルプを漂白しオゾン含有オフガスを生成するよう前記パルプ漂白容器に オゾン含有ガスを流すこと; (b) 前記漂白容器からスクラバへ前記オゾン含有オフガスを流すこと; (c) 前記スクラバへアルカリ性媒体を供給すること; (d) 前記スクラバ内で前記オゾン含有オフガスと前記アルカリ性媒体とをよく 接触させて同オゾン含有オフガスを実質的に無オゾンガスに変えるよう前記スク ラバ内で前記アルカリ性媒体に対し逆流関係で前記オゾン含有オフガスを流すこ と; 前記パルプ漂白容器にパルプが供給されていないときは次の (e)〜(h)の過程を行い: (e) 前記オゾン含有ガスを前記バイパス導管に流すこと; (f) 前記バイパス導管から前記スクラバへ前記オゾン含有ガスを流すこと; (g) 前記スクラバへアルカリ性媒体を供給すること; (h) 前記スクラバ内で前記オゾン含有ガスと前記アルカリ性媒体とをよく接触 させて同オゾン含有ガスを実質的に無オゾンガスに変えるよう前記スクラバ内で 前記アルカリ性媒体に対し逆流関係で前記オゾン含有ガスを流すこと; (2) 前記実質的に無オゾンガス及び前記アルカリ性媒体を別々に前記スクラバか ら排出する。 図面の簡単な説明 本発明の上記および他の態様は、添付図面に関連づけて考察すれば以下の発明 の詳細な説明から更に明白になるであろう。 図は、オゾン含有ガスを再処理するための本発明の方法を組み込んだパルプ漂 本発明の更なる利点として、オゾン含有ガスがオフガスを含み、かつ、アルカ リ性媒体66が苛牲ソーダ溶液または白液のいずれかを含む場合、スクラバ38 内におけるオゾン含有ガスとアルカリ性媒体66との間の密接な接触の結果とし て、オゾン含有ガス内に存在するあらゆる二酸化炭素がアルカリ性媒体66によ って実質的に完全に吸収される。 出口54を通ってスクラバ38から排出するガスは、導管70及び72を経て プラント10のパルプ漂白段階68に供給するか、或いは、その代わりに、導管 70及び導管74(鎖線で示す)を経てオゾン発生器12に供給または再循環し てもよい。 パルプ漂白段階68は、プラント10のパルプ漂白段階24の上流または下流 どちらに配置しても差し支えないことに注意されたい。オフガスがオゾン発生器 12に再循環される場合には、オゾン発生器12の効率に悪影響を及ぼすことを 回避するために二酸化炭素を吸収することが重要であり、また、オフガスがパル プ漂白段階68に供給される場合には、存在する一切の二酸化炭素を吸収するこ とが有利である。 例えば、パルプ漂白段階68がEo段階を含み、かつ、二酸化炭素の存在がこ の段階におけるパルププ処理に悪影響を及ぼすこともあり得る。アルカリ性媒体 は液体出口60を通ってスクラバ38から排出し、矢印76によって示すように 更に処理するために、関連のパルプミルの他の部分に供給されることもある。 本発明は、パルプ漂白プラントにおいて用いられるオゾン含有ガス内の残留オ ゾンを破壊するためのコスト効率の良い方法を提供する。既知のオゾン熱破壊装 置の運転と関連した比較的高価な電気コストが回避される。更なる利点として、 場合によっては、本発明の方法は、既知の熱または触媒破壊装置では達成されな いかもしれないガス内に存在する一切の二酸化炭素を実質的に完全に吸収(アル カリ性媒体による)することにもなる。更に、各アルカリ性媒体は一般に、パル プ漂白プラント10を含むパルプミル内の様々な供給源から入手可能であり、こ れによって本発明の方法のコスト効率は更に高められる。 本発明は、以上の好適な特定の実施例によって制限されることはなく、以下の 請求の範囲だけによって定義されるものである。 請求の範囲 1.パルプ漂白プラントにおけるオゾン含有ガスのオゾン濃度を減少させるため の方法であって; (1)パルプ漂白容器とバイパス導管とに導通され、前記パルプ漂白容器にパル プが供給されているときは同パルプ漂白容器に開放され前記バイパス導管には閉 じられ、前記パルプ漂白容器にパルプが供給されていないときは同パルプ漂白容 器に閉じられ前記バイパス導管には開放されるようにした第1バルブにオゾン含 有ガスを供給し; 前記パルプ漂自容器にパルプが供給されているときは次の (a)〜(d)の過程を行い: (a)パルプを漂白しオゾン含有オフガスを生成するよう前記パルプ漂白容 器にオゾン含有ガスを流すこと; (b)前記漂白容器からスクラバへ前記オゾン含有オフガスを流すこと; (c)前記スクラバへアルカリ性媒体を供給すること; (d)前記スクラバ内で前記オゾン含有オフガスと前記アルカリ性媒体とを よく接触させて同オゾン含有オフガスを実質的に無オゾンガスに変えるよう前記 スクラバ内で前記アルカリ性媒体に対し逆流関係で前記オゾン含有オフガスを流 すこと; 前記パルプ漂白容器にパルプが供給されていないときは次の (e)〜(h)の過程を行い: (e)前記オゾン含有ガスを前記バイパス導管に流すこと; (f)前記バイパス導管から前記スクラバへ前記オゾン含有ガスを流すこと ; (g)前記スクラバへアルカリ性媒体を供給すること; (h)前記スクラバ内で前記オゾン含有ガスと前記アルカリ性媒体とをよく 接触させて同オゾン含有ガスを実質的に無オゾンガスに変えるよう前記スクラバ 内で前記アルカリ性媒体に対し逆流関係で前記オゾン含有ガスを流すこと; (2)前記実質的に無オゾンガス及び前記アルカリ媒体を別々に前記スクラバか ら排出する; ことを特徴とするパルプ漂白プラントにおけるオゾン含有ガスの再処理方法。 2.前記アルカリ性媒体が苛性ソーダ溶液を有する請求項1に記載の方法。 3.前記アルカリ性媒体が白液を有する請求項1に記載の方法。 4.前記アルカリ性媒体が酸素脱リグニンからの後酸素段階濾液を有する請求項 1に記載の方法。 5.前記アルカリ性媒体が弱黒液を有する請求項1に記載の方法。 6.前記アルカリ性媒体がパルプ漂白プラントのEo段階からの濾液を有する請 求項1に記載の方法。 7.前記アルカリ性媒体の濃度が約1gアルカリ/リットル溶液から約100g アルカリ/リットル溶液の範囲である請求項1に記載の方法。 8.請求項1に記載の方法において、さらに、 オフガスが前記スクラバを通って流れるにつれて前記オゾン含有オフガスの 二酸化炭素濃度を減少させる過程を有する方法。 9.請求項1に記載の方法において、別々に排出する前記過程が、 前記スクラバの液体出口からアルカリ性媒体を排出する過程と; 実質的にオゾンを含まないガスを前記スクラバのガス出口からオゾン発生器 に排出する過程とを有する方法。 10.請求項1に記載の方法において、別々に排出する前記過程が、 前記スクラバの液体出口からアルカリ性媒体を排出する過程と; 実質的にオゾンを含まないガスを前記スクラバのガス出口からパルプ漂白プ ラントのパルプ漂白段階に排出する過程とを有する方法。 11.請求項1に記載の方法において: 前記スクラバが、実質的に垂直方向に設けられ、その中に、内部チャンバを 形成するほぼ円筒形のハウジングを含み、前記内部チャンバが上側部分と下側部 分とを備え、前記スクラバが、更に前記内部チャンバの下側部分と流体的に導通 するガス入口と液体出口、及び前記内部チャンバの上側部分と流体的に導通する ガス出口と液体入口とを有し; 前記過程(b)が、オゾン含有オフガスを前記スクラバのガス入口に供給す る過程を有し; 前記過程(f)は、前記オゾン含有ガスを前記スクラバのガス入口に供給す る過程をさらに有し; 前記過程(c)及び(g)が、アルカリ性媒体を前記スクラバの液体入口に 供給する過程を更に有し; 別々に排出する前記過程が、 オゾンを実質的に含まないガスを前記スクラバのガス出口から排出する過程 と; アルカリ性媒体を前記スクラバの液体出口から排出する過程とを有する方法 。 12.請求項1に記載の方法において、前記過程(b)が、 前記漂白容器に対し前記第1バルブと反対側に配設されて同漂白容器と前記 スクラバとの間、及び前記バイパス導管と前記スクラバの間を導通し、前記漂白 容器へパルプが供給されているときは同漂白容器と前記スクラバの間を導通する が、同漂白容器へパルプが供給されていないときは前記バイパス導管と前記スク ラバの間を連通するようにした第2バルブへ前記オゾン含有オフガスを流す過程 をさらに有する方法。 13.請求項12に記載の方法において、前記過程(b)が、 前記オゾン含有ガスを前記第2バルブに流し、かつ、前記過程(f)が前記 オゾン含有ガスを前記第2バルブに流す過程をさらに有する方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),BR,CA,CN,J P,RU,SE (72)発明者 ミナミ、シュスケ アメリカ合衆国、ニューハンプシャー 03060、ナシュア、シェリー−アン アヴ ェニュー、44

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.パルプ漂白プラントに存在するオゾン含有ガスを再処理する方法であって 、 オゾン含有ガスをスクラバに供給する過程と、 ガスが前記スクラバを通って流れるにつれてオゾン含有ガスのオゾン濃度を減 少させる過程とを有し、減少させる前記過程では、 アルカリ性媒体をスクラバに供給する過程と、 前記スクラバ内においてオゾン含有ガスとアルカリ性媒体との間の密接な接 触を提供し、これによって、オゾン含有ガスを実質的にオゾンを含まないガスに 変換するために、前記スクラバ内においてオゾン含有ガスをアルカリ性媒体と逆 流関係に流す過程とを有し、 さらに、実質的にオゾンを含まないガス及びアルカリ性媒体を前記スクラバ から別々に排出する過程とを有する方法。 2.前記アルカリ性媒体が苛牲ソーダ溶液を有する請求項1に記載の方法。 3.前記アルカリ性媒体が白液を有する請求項1に記載の方法。 4.前記アルカリ性媒体が後酸素段階濾液を有する請求項1に記載の方法。 5.前記アルカリ性媒体が弱黒液を有する請求項1に記載の方法。 6.前記アルカリ性媒体がパルプ漂白プラントのEo段階からの濾液を有する 請求項1に記載の方法。 7.前記アルカリ性媒体の濃度が約1gアルカリ/リットル溶液から約100 gアルカリ/リットル溶液の範囲である請求項1に記載の方法。 8.請求項1に記載の方法であって、 オゾン含有ガスが、パルプ漂白プラントのパルプ漂白過程内においてパルプと 部分的に反応済みのオフガスを有し、 オゾン含有ガスを供給する前記過程が、パルプ漂白段階からのオフガスを前記 スクラバに供給する過程を有する方法。 9.請求項8に記載の方法であって、さらに、 オフガスが前記スクラバを通って流れるにつれてオフガスの二酸化炭素濃度を 減少させる過程を有する方法。 10.請求項1に記載の方法であって、 オゾン含有ガスが新しい漂白ガスを有し、新しい漂白ガスが前記スクラバに入 る前におけるキャリヤガス内の新しい漂白ガスの濃度が重量比にして約6%から 重量比にして約14%であり、 オゾン含有ガスを供給する前記過程が、新しい漂白ガスとパルプとの反応に一 切干渉することなしに新しい漂白ガスをオゾン発生器から前記スクラバに供給す る過程を有する方法。 11.請求項1に記載の方法であって、別々に排出する前記過程が、 前記スクラバの液体出口からアルカリ性媒体を排出する過程と、 実質的にオゾンを含まないガスを前記スクラバのガス出口からオゾン発生器に 排出する過程とを有する方法。 12.請求項1に記載の方法であって、別々に排出する前記過程が、 前記スクラバの液体出口からアルカリ性媒体を排出する過程と、 実質的にオゾンを含まないガスを前記スクラバのガス出口からパルプ漂白プラ ントのパルプ漂白段階に排出する過程とを有する方法。 13.請求項1に記載の方法であって、 前記スクラバが、実質的に垂直方向に設けられ、その中に、内部チャンバを形 成するほぼ円筒形のハウジングを含み、前記内部チャンバが上側部分と下側部分 とを備え、前記スクラバが、更に前記内部チャンバの下側部分と流体的に導通す るガス入口と液体出口、及び前記内部チャンバの上側部分と流体的に導通するガ ス出口と液体入口とを有し、 オゾン含有ガスを供給する前記過程が、オゾン含有ガスを前記スクラバのガス 入口に供給する過程を有し、 アルカリ性媒体を供給する前記過程が、アルカリ性媒体を前記スクラバの液体 入口に供給する過程を有し、 別々に排出する前記過程が、 オゾンを実質的に含まないガスを前記スクラバのガス出口から排出する過程と 、 アルカリ性媒体を前記スクラバの液体出口から排出する過程とを有する方法。
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