JPH1051020A - 集光集積型光発電装置 - Google Patents

集光集積型光発電装置

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JPH1051020A
JPH1051020A JP8203350A JP20335096A JPH1051020A JP H1051020 A JPH1051020 A JP H1051020A JP 8203350 A JP8203350 A JP 8203350A JP 20335096 A JP20335096 A JP 20335096A JP H1051020 A JPH1051020 A JP H1051020A
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JP
Japan
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wiring board
photovoltaic device
integrated photovoltaic
wiring
lens
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Application number
JP8203350A
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English (en)
Inventor
Ken Tsutsui
謙 筒井
Mitsunori Ketsusako
光紀 蕨迫
Shinichi Muramatsu
信一 村松
Tsuyoshi Uematsu
強志 上松
Hiroyuki Otsuka
寛之 大塚
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy
    • Y02E10/52PV systems with concentrators

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  • Photovoltaic Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】複数の光電変換組板を接合して大規模集光集積
型光発電装置を形成する際、光の損失が無く、構成が単
純で組み立てやすい集光集積型光発電装置を提供するこ
とである。 【解決手段】集光用レンズ11の外形を六角形として、
スペ−サ12の外形を集光用レンズ11と同一とし、ス
ペ−サ12の下方に太陽電池セル21を設置し、さらに
太陽電池セル21の下方に配線板31を設置し、配線板
31の外形を集光用レンズ11およびスペ−サ12の最
外周を結ぶ領域より小さくした。また集光用レンズ11
の六角形の辺の一部を互いに密着し隙間無く列べた。ま
た、配線板31の裏面もしくは配線板31を多層配線と
した配線板層内に、スル−ホ−ルを形成して電極を形成
し、各電極配線パタ−ンを配線板の三辺に延引させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複数の太陽電池セル
と複数のレンズとを用いた集光集積型光発電装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図14は従来の集光集積型光発電装置の
構成図である(特開平7−193267号公報参照)。
図に示すように、レンズ11bは板状に形成され、支持
台41a上に太陽電池セル21aがレンズ11bに対向
した部分に設置されている。支持台41aとレンズ11
bとはスペ−サ12aで支えられており、温度変化によ
って焦点が移動することをスペ−サ12aの熱膨張係数
を適当にあわせることで調整している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の集光集積型光発電装置においては、図14に示すよ
うに一個の集光集積型光発電装置を構成することを想定
しており,集光集積型光発電装置を複数個敷き詰め大規
模集光集積型光発電装置にする構想がなく、大規模集光
集積型光発電装置を構成するには組立技術が複雑にな
り、光の損失が大きく効率も低下するという問題があっ
た。
【0004】本発明は上述の課題を解決するためになさ
れたもので、大規模集光集積型光発電装置を形成する上
で、光の損失が少なく、大規模構成が簡単で組み立てや
すい集光集積型光発電装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明においては、複数の集光用レンズを集積した
レンズ板と、上記レンズ板と同一の外形を有するスペ−
サと、上記集光用レンズに対応した太陽電池セルと、上
記太陽電池セルを載置しかつ電気的に接続するための配
線が施された配線板とにより構成し、かつ、上記配線板
の外形が上記レンズ板および上記スペ−サの最外周と同
一か、それ以下である光電変換組板を設ける。
【0006】また、上記スペーサと上記配線板とを接合
する接合剤を有し、上記接合剤内に上記太陽電池セルを
包含する。
【0007】また、光入射面側から見た個々の上記集光
用レンズの外形が六角形であり、上記集光用レンズが複
数個、隙間無く配置された上記レンズ板を設ける。
【0008】また、複数の上記光電変換組板を隣り合わ
せて接合し、上記レンズ板および上記スペ−サの最外周
の六角形の辺部を互いに密着させて隙間無く列べる。
【0009】また、複数の上記光電変換組板を隣り合わ
せて接合し、上記レンズ板および上記スペ−サの最外周
の内、その一部は六角形の辺の五辺を接する構造とし、
且つ上記集光用レンズの六角形の辺を互いに密着させ、
隙間無く列べる。
【0010】また、上記配線板内の配線が上記太陽電池
セルをそれぞれ直列に接続する。
【0011】また、上記集光用レンズおよび上記太陽電
池セルをアレイ状とし、上記配線板内の配線が上記アレ
イの行方向もしくは列方向の内少なくとも一方向に上記
太陽電池セルをそれぞれ直列に接続する。
【0012】また、上記太陽電池セルの出力を取り出す
出力端子部が上記配線板の表面と接する構造とする。
【0013】また、上記配線板の裏面もしくは上記配線
板を多層配線とした配線板層内に、接続する配線とは別
の配線を施す場合、上記配線板にスル−ホ−ルをあけ、
上記配線板一枚当たりの出力を正と負の一対の出力とし
て電極を形成し、各電極パタ−ンは上記配線板の周辺部
まで延引して構成する。
【0014】また、上記レンズ板のアレイは、行方向も
しくは列方向の少なくとも一方は奇数行もしくは奇数列
とする。
【0015】また、上記集光集積型光発電装置を支持台
に設置する。
【0016】また、上記レンズ板の少なくとも一辺の最
外周部の集光用レンズに対向した真下に、上記太陽電池
セルを配置しないで、上記レンズ板の外周部の集光用レ
ンズ群より内側に上記太陽電池セルを配置する。
【0017】また、光入射面側から見た上記集光用レン
ズは、光入射する表面部を平坦にする。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一つの実施の形態
の概要を示す構成図で、(A)は正六角形の集光用レンズ
をアレイ状に配列したレンズ板の平面図、(B)は
(A)のA−A断面図、(C)はレンズ一個分の部分拡大
断面図である。図に示すように、本発明の集光集積型光
発電装置は、集光用レンズ11、スペ−サ12、太陽電
池セル21、配線板31で構成され、集光用レンズ11
とスペ−サ12とは断面の外形を同一とした。また配線
板31の寸法は、重なり合うことを避けるため、集光用
レンズ11およびスペ−サ12の最外周を結ぶ領域の寸
法と同一かそれ以下にした光電変換組板1を構成する。
複数個の集光用レンズ11が集合され、レンズ板11a
が作られる。
【0019】また、スペ−サ12およびスペ−サ12上
に集光用レンズ11をアレイ状に並べたレンズ板11a
は、ガラスあるいは樹脂を鋳型へ注入して形成した。正
六角形の集光用レンズ11をアレイ状にしたことにより
集光用レンズ11を細密充填することができ、集光用レ
ンズ11からの入射光はすべて太陽電池セル21へ無駄
なく入れることができた。ここでは集光用レンズ11を
正六角形としたが、以下の説明で理解されるように、完
全な正六角形でなくとも、すなわち歪んだ六角形でも良
いことは言うまでもない。
【0020】また、スペ−サ12と太陽電池セル21お
よび太陽電池セル21と配線板31は密着する構成とし
た。特に太陽電池セル21と配線板31とを密着させた
ことで、太陽電池セル21の出力を直接配線板31に移
すことができる構造とした。このような構成ではレンズ
面からの太陽電池セル21までの焦点距離を調整して組
み立てる必要はなく、あらかじめレンズ設計にあわせた
スペ−サ12を単に重ね合わせて組み上げることがで
き、簡単な組立工程で集光集積型光発電装置を実現でき
た。さらに配線板31と太陽電池セル21とは導電性ペ
−ストあるいは低温半田を太陽電池セル21もしくは配
線板31の配線にあらかじめ用意しておくことで、配線
板31上に太陽電池セル21を置き、わずかの熱を加え
るだけで接合ができ、ここでも配線組立が簡単にでき配
線材料コストの低減が図れた。
【0021】図2は本発明のもう一つの実施の形態の概
要を示す構成図である。図に示すように、スペーサ12
と配線板31とを接合する接合剤22として、透明な樹
脂、例えばメタアクリレート系樹脂を用い、接合剤22
内に太陽電池セル21を包含するようにした。この実施
の形態では、スペーサ12と太陽電池セル21は接合剤
22により隔てられた構成にした。先の実施の形態のよ
うに、スペーサ12と太陽電池セル21を密着させた場
合、スペーサ12と太陽電池セル21は全てのセル部分
で密着することはなく、微細な間隙がランダムに生じ
る。これは光反射量が場所によって変化する原因にな
る。それに対し本実施の形態では、光学的には各セルは
すべて同量の光が入射し、発電量がセル間で均一とな
り、無駄な損失を防ぐことができた。
【0022】このようにして得た集光集積型光発電装置
の光電変換組板1を複数個接続して大規模集光集積型光
発電装置を構成することができる。図3に示すように、
六角形の辺の一部が連続的につながった2個の光電変換
組板1の外周部を互いに接するように噛み合わせ、隣り
合う光電変換組板1を密着させた。更に、図4に、4個
の光電変換組板1を接合し、大規模集光集積型光発電装
置を構成する場合を示した。レンズ板11aには横方向
に7(奇数)個、縦方向に7(奇数)個の集光用レンズ
11を備えたものである。このレンズ板11aの凹凸部
を噛み合わせ、図4(b)のようにした。この場合、レ
ンズ板11aを数段組み合わせると各段ごとにズレ(D
=レンズピッチの1/2)が生じる。下層の配線板31
との接続にはこの点を考慮することで大規模集光集積型
光発電装置を形成することができた。
【0023】図5には、レンズ板11aとして、横方向
に6(偶数)個、縦方向に7(奇数)個のレンズ11を
備えた場合を示した。この場合には図5(b)から明ら
かなように、各段ごとのズレがなく、配線板間の接続も
スムースに行うことができた。
【0024】このように、レンズ板11aの外周部にお
いて、六角形の集光用レンズ11の辺が2辺でる部分の
レンズ板11a間の噛み合わせにおいて、2辺の外周部
が連続する方向を行とするなら、レンズ板11aには偶
数行の集光用レンズ11群を並べることで良好な配線が
できた。当然2辺の外周部が連続する方向が列であるな
ら、レンズ板11aには偶数列の集光用レンズ11群を
並べることで同様な効果が得られることは容易に理解さ
れるであろう。
【0025】繋ぎ合わせた複数の集光集積型光発電装置
の間に平面的な隙間はないため、入射光はすべて太陽電
池セル21へ入射させることができた。こうして得た大
規模集光集積型光発電装置は組立が極めて簡単で、しか
も入射光の損失のない良好な発電装置を得ることができ
た。
【0026】図6は図1の集光用レンズ11の配置構成
に対し、さらに配線板31の中まで集光用レンズ11の
欠落部を作り、一方このレンズ欠落部11Aに対応する
部分に太陽電池セル21を用意した配置構成の例を示し
た。このレンズ欠落部11Aは正六角形のレンズの一辺
が開かれており、他の五辺は集光用レンズ11およびス
ペ−サ12の外周になっている。こうすることで複数の
光電変換組板1の組み合わせは単に接合部を噛み合わせ
ることで自動的に位置決めされ、隣りあう集光集積型光
発電装置は極めてしっかりと密着させて接合することが
でき、入射光のロスが極めて少ない良好な大規模集光集
積型光発電装置を得ることができた。上記の説明では行
方向の噛み合わせについて述べたが、列方向についても
同様に行えることは容易に理解される。
【0027】図7は、配線板31内の配線の実施の形態
を示した説明図、(A)はレンズ面から透かして配線状
況を示した平面図とその断面図、(B)は太陽電池セル2
1と配線板31を示した図である。配線板31は樹脂製
の薄いプリント基板、あるいはフレキシブルプリント基
板でよい。図に示すように、複数の太陽電池セル21は
全て平面図の図中では上側に正電極が、下側に負電極が
くる様に配列した。その後、隣り合う太陽電池セル21
の上面(正)と下面(負)とを直列に接続するように配
線32を施した。この場合、アレー状に並べられた太陽
電池セル21を行方向あるいは列方向に直列に接続する
ことが効率的である。従って上部の正電極35、下部の
負電極36はそれぞれ配線板31の正負の出力端子とな
り、配線材料のコスト低減が図れた。
【0028】図7(B)では、正電極35、負電極36
は配線板31上の太陽電池セル21が積載された面に形
成した。この様に正電極35、負電極36は配線板31
の上面にあっても大規模集光集積型光発電装置を得るこ
とができ、スルーホールを配線板31に用いることな
く、配線コストを低減することができた。この配線32
により、出力電圧(V)は太陽電池セル21一個の出力電
圧(V1)、太陽電池セル21の数(n)とすればV=V1
×nとなり、出力電流は一個の太陽電池セル21のそれ
と同じものとなる。この場合、電流が少ないため配線3
2は細い配線で充分となり、配線コストの低減が図れ
た。
【0029】次に図7(C)に大規模集光集積型光発電装
置に適した配線板31の配線図を示した。出力ポイント
に近いところにスル−ホ−ル34を形成し、配線板31
の裏面側に出力を引き出すようにし、裏面側に正電極3
5と負電極36とを形成した。図7(D)は負電極36付
近の拡大断面を示すもので、太陽電池セル21が配線板
31上の配線32に面接触して出力が取り出され、配線
板31に開けられたスル−ホ−ル34を通して該出力を
配線板31裏面の負電極36、もしくは多層板にした配
線板31の層内の負電極36へ電気的に接続したもので
ある。このような構成は正電極35においても同様であ
る。
【0030】また、図7(E)は配線板31内の太陽電池
セル21を行方向に順次、正負の面を上下入れ替えて設
置した場合の配線32の接続法を示した図である。この
ような場合も、大規模集光集積型光発電装置を簡単に実
現することができた。
【0031】図8(A)、(B)、(C)、(D)、
(E)、(F)は配線板31の裏面の代表的配線パタ−
ンを示したものである。ここで示した六種の配線パタ−
ンは2つの配線パタ−ンに分かれている。図中上方の配
線パタ−ンは正電極35、下方は負電極36である。図
に示すように、この配線パタ−ンの特徴は正負両電極と
も配線板31の三辺の周辺部まで配線パタ−ンを延引し
ていることである。図8(C)、(D)の配線パタ−ンの
中ほどを取り除いた配線パタ−ンが(E)、(F)である。
(C)、(D)に比較して(E)、(F)では配線材料が少なく
コストの低減が図れた。
【0032】以上のように、配線板にスル−ホ−ルを形
成し、配線板一枚当たりの出力を正と負の一対の出力と
して電極を形成し、各電極配線パタ−ンは配線板の少な
くとも三辺に延引させることにより、配線板間を直列接
続あるいは並列接続することも自由に選択でき、しかも
配線板間の電極の接続は極めて簡単に接続することがで
きた。
【0033】図9は図8(A)の配線パターンを大規模集
光集積型光発電装置に適用した図で、配線板31の裏面
の電極接合部33による配線パタ−ンの接続方法を示し
たものである。ひとつの集光集積型光発電装置の配線板
31の領域はX1とY1とで示した。各配線板31はそ
れぞれの正電極35が隣り合う配線板31の負電極36
と接続している。この電極接合部33による配線パタ−
ンの接続方法の重要な点は、単純に隣りあうすぐ近くの
電極と接合するだけで直列接続をすることができること
である。
【0034】このような配線を行う上で重要なことは、
行もしくは列方向の少なくとも一方は奇数行あるいは奇
数列とすることである。出力は正出力端子37および負
出力端子38から得ることができた。図から理解される
ように、配線板31を180度回転させたものを隣りあわ
せるだけで上記配線が簡単に得られる。
【0035】また配線板31の向きを揃えて行方向に正
電極35と正電極35、または、負電極36と負電極3
6を電極接合部33により結線すれば、並列接続が実現
できることが理解されるであろう。行間の配線は外部配
線により並列あるいは直列接続しても良いことは当然で
ある。以上説明したように、配線板31の並べ方だけで
直列接続でも並列接続でも任意に配線可能となる。
【0036】図10は図9と同様な配線パターンの配線
板31を用いて、電極接合部33を変えて並列接続を行
なった場合を示した。ひとつの配線板31の領域はX1
とY1とで示した。列方向には配線板31の外側で図の
ように接続し列方向単位の並列接続を行った。出力は正
出力端子37および負出力端子38から得ることができ
た。この場合、配線板31の正電極35と負電極36と
を配線板31の三辺の周辺部まで延引したことにより、
単に隣りあう配線板31の正電極35を電極接合部33
により結線することで、自由な組み合わせの配線を実現
することができる。
【0037】図11(A)は図8(D)の正電極35、負電
極36による例を示した。図に示すように、図10の場
合と同様に配線板31の三辺の周辺部に正電極35と負
電極36とが延引されていることから、隣りあう配線板
31の正電極35を電極接合部33によって接続するだ
けで容易に大規模集光集積型光発電装置を実現すること
ができ、出力は正出力端子37および負出力端子38か
ら得ることができた。
【0038】なお図11(B)の断面図で示したように、
接続した大規模集光集積型光発電装置を機械的強度が充
分な例えば板厚 1 mm の樹脂製支持台41上に載せ、大
規模集光集積型光発電装置を各所にマウントしやすくし
た。さらに大規模集光集積型光発電装置にラミネ−ト処
理を施したり、保護板硝子を被せるなどにより、集光集
積型光発電装置のマウントがしやすくなり、また、機械
的強度の増強が図れる。
【0039】図12は図1と同様な集光集積型光発電装
置において、図12(A)に平面図、(B)にC−C断
面図、(C)にD−D断面図を示した。図に示すよう
に、配線板31の最外周に近い集光用レンズ11の真下
には太陽電池セル21を取り除いた構成とした。これは
言い換えると配線板に設置された太陽電池セル21配置
領域より広い領域まで集光用レンズ11を並べたことに
なる。このような構成にしたことで、斜め入射の光が隣
の太陽電池セル21に入るような極端な条件下でも、各
太陽電池セル21には全て定まった一定の光量が入射
し、発電出力電流の太陽電池セル21間のバラツキを小
さくでき、太陽電池セル21間の出力のアンバランスが
避けられた。本例では行方向断面図で説明したが、太陽
電池セル21列方向に対しても太陽電池セル21配置領
域より広い領域まで集光用レンズ11を並べることが有
効であることは言うまでもない。
【0040】図13には、図1と同様な構成の集光集積
型光発電装置において、集光用レンズ11の上下が反転
している構成図を示した。図に示すように、集光用レン
ズ11を上下反転させることにより、集光用レンズ11
の集光能力は変わりないが、光の入射する表面は平坦と
なり、さらに、光入射面に無反射コ−ティング層51を
備えることにより、入射光を有効に取り込むことができ
た。また、光入射面が平面であるため,本装置を稼働中
に塵埃が光入射面に溜まりにくいという効果があり、さ
らに光入射面が汚れた場合の洗浄も、その表面が平面で
あるため簡単に清掃ができるといった効果もある。
【0041】
【発明の効果】以上述べたように、複数の太陽電池セル
と複数の集光用レンズとをアレイ状に列べた集光集積型
光発電装置において、集光集積型光発電装置を複数併設
して大規模集光集積型光発電装置を形成する際に、光の
損失が無く、構成が単純で組み立てやすい集光集積型光
発電装置を得ることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一つの実施の形態の概要を示す構成図
で、(A)は正六角形の集光用レンズをアレイ状に配列し
たレンズ板の平面図、(B)は(A)のA−A断面図、
(C)はレンズ一個分の部分拡大断面図である。
【図2】本発明のその他の実施の形態の概要を示す構成
図である。
【図3】隣り合う集光集積型光発電装置を接合させて構
成した大規模集光集積型光発電装置の平面図である。
【図4】4個の集光集積型光発電装置の接合した大規模
集光集積型光発電装置の平面図である。
【図5】4個の集光集積型光発電装置の接合した他の大
規模集光集積型光発電装置の平面図である。
【図6】配線板の中まで集光用レンズの欠落部を作り、
一方このレンズ欠落部に対応する部分に太陽電池セルを
用意した配置構成の大規模集光集積型光発電装置の平面
図である。
【図7】配線板内の配線の実施の形態を示した集光集積
型光発電装置の平面図および断面図である。
【図8】配線板の裏面の代表的配線パタ−ンを示した図
である。
【図9】図5(A)の配線パターンを大規模集光集積型光
発電装置に適用した図である。
【図10】図6と同様な配線パターンを用いて、電極接
合部を変えて並列接続を行なった場合の説明図である。
【図11】図5(D)の配線パターンを有する大規模集光
集積型光発電装置の平面図および断面図である。
【図12】外周部の集光用レンズを除いた集光集積型光
発電装置の説明図で、(A)に平面図、(B)にC−C
断面図、(C)にD−D断面図を示した。
【図13】集光用レンズの上下を反転させた構成図であ
る。
【図14】従来の装置の概要を示す断面図である。
【符号の説明】
1・・・光電変換組板 11・・集光用レンズ 11A・レンズ欠落部 11a・レンズ板 11b・従来の技術の集光用レンズ 12・・スペ−サ 12a・従来の技術のスペ−サ 21・・太陽電池セル 21a・従来の技術の太陽電池セル 22・・接合材 31・・配線板 32・・配線 33・・電極接合部 34・・スル−ホ−ル 35・・正電極 36・・負電極 37・・正出力端子 38・・負出力端子 41・・支持台 41a・従来の技術の支持台 51・・無反射コ−ティング層
フロントページの続き (72)発明者 上松 強志 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 大塚 寛之 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光の入射側から順に、複数の集光用レンズ
    を集積したレンズ板と、上記レンズ板と同一の外形を有
    するスペ−サと、上記集光用レンズに対応した太陽電池
    セルと、上記太陽電池セルを載置しかつ電気的に接続す
    るための配線が施された配線板とにより構成され、か
    つ、上記配線板の外形が上記レンズ板および上記スペ−
    サの最外周を結ぶ領域と同一か、それ以下である光電変
    換組板を有することを特徴とする集光集積型光発電装
    置。
  2. 【請求項2】上記スペーサと上記配線板とを接合する接
    合剤を有し、上記接合剤内に上記太陽電池セルを包含す
    ることを特徴とする請求項1に記載の集光集積型光発電
    装置。
  3. 【請求項3】光入射面側から見た個々の上記集光用レン
    ズの外形が六角形であり、上記集光用レンズが複数個、
    隙間無く配置された上記レンズ板を有することを特徴と
    する請求項1または請求項2に記載の集光集積型光発電
    装置。
  4. 【請求項4】複数の上記光電変換組板を隣り合わせて接
    合し、上記レンズ板および上記スペ−サの最外周の六角
    形の辺部を互いに密着させて、隙間無く列べることを特
    徴とする請求項3に記載の集光集積型光発電装置。
  5. 【請求項5】複数の上記光電変換組板を隣り合わせて接
    合し、上記レンズ板および上記スペ−サの最外周の内、
    その一部は六角形の辺の五辺を接する構造とし、且つ上
    記集光用レンズの六角形の辺を互いに密着させ、隙間無
    く列べることを特徴とする請求項3に記載の集光集積型
    光発電装置。
  6. 【請求項6】上記配線板内の配線が上記太陽電池セルを
    それぞれ直列に接続することを特徴とする請求項1、請
    求項2または請求項3に記載の集光集積型光発電装置。
  7. 【請求項7】上記集光用レンズおよび上記太陽電池セル
    をアレイ状に並べ、上記配線板内の配線が上記アレイの
    行方向もしくは列方向の内少なくとも一方向に上記太陽
    電池セルをそれぞれ直列に接続することを特徴とする請
    求項1、請求項2または請求項3に記載の集光集積型光
    発電装置。
  8. 【請求項8】上記太陽電池セルの出力を取り出す出力端
    子部が上記配線板の表面と接する構造とすることを特徴
    とする請求項1、請求項2または請求項3に記載の集光
    集積型光発電装置
  9. 【請求項9】上記配線板の裏面もしくは上記配線板を多
    層板にした配線板層内に、接続する配線とは別の配線を
    施す場合、上記配線板にスル−ホ−ルをあけ、上記配線
    板一枚当たりの出力を正と負の一対の出力として電極を
    形成し、各電極パタ−ンは上記配線板の周辺部まで延引
    して構成することを特徴とする請求項1、請求項2また
    は請求項3に記載の集光集積型光発電装置。
  10. 【請求項10】上記レンズ板のアレイは、行方向もしく
    は列方向の少なくとも一方は奇数行もしくは奇数列であ
    ることを特徴とする請求項1、請求項2または請求項3
    に記載の集光集積型光発電装置。
  11. 【請求項11】上記集光集積型光発電装置を支持台に設
    置することを特徴とする請求項1、請求項2または請求
    項3に記載の集光集積型光発電装置。
  12. 【請求項12】上記レンズ板の少なくとも一辺の最外周
    部の集光用レンズに対向した真下に、上記太陽電池セル
    を配置しないで、上記レンズ板の外周部の集光用レンズ
    群より内側に上記太陽電池セルを配置することを特徴と
    する請求項1、請求項2または請求項3に記載の集光集
    積型光発電装置。
  13. 【請求項13】光入射面側から見た上記集光用レンズの
    上下の向きを反転させて、表面部に平坦面を形成するこ
    とを特徴とする請求項1、請求項2または請求項3に記
    載の集光集積型光発電装置。
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