JPH10510154A - 都市固形廃棄物処理設備及び乳酸製造方法 - Google Patents

都市固形廃棄物処理設備及び乳酸製造方法

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Abstract

(57)【要約】 廃棄物を処理する方法に関し、都市固形廃棄物は分離されて処理され、再利用可能なゴム、金属、プラスチック、ガラスが取り出され、廃棄物における残りの有機部分が乳酸及びその他の化学製品を作るために利用される。ある一つのプロセスでは前処理工程において希硫酸を用いて、製造された乳酸を汚染したり廃棄物から得られる糖の発酵を阻害する重金属を廃棄物のセルロース成分から減少する。別のプロセスでは、都市固形廃棄物のセルロース成分中にある重金属は、硫酸を用いた加水分解後に、イオン交換プロセスにより除去される。経済的で、エネルギー効率よく都市固形廃棄物から乳酸を製造するプロセスもまた開示されている。

Description

【発明の詳細な説明】 都市固形廃棄物処理設備及び乳酸製造方法 発明の背景 発明の分野 本発明は、利用可能な材料を取り出して再利用するための、都市固形廃棄物( MSW)(埋め立てられた、又は自治体から得られた廃棄物)、下水スラッジ、 スクラップタイヤ用の自動処理プロセスと設備、及び乳酸を商業的に製造する方 法と設備に関する。 関連技術 一般に、固形廃棄物や廃棄物スラッジは埋立処分及び/又は焼却処分される。 埋立や焼却に対する環境規制から、固形廃棄物の代替処分が必要とされている。 焼却により発生する汚染に関する公衆の抗議活動により、多くの焼却設備の建設 プロジェクトが中止に追い込まれている。埋立に対する問題への対応として、政 府は自然環境を保護するために廃棄物の再利用を要請し、固形廃棄物を埋立地に 持ち込むことを禁止している。 固形廃棄物から再利用可能材料を回収するために、また燃料を製造するために 、さらに商業的に利用可能な基板を製造するために、数多くの技術が開発されて いる。 例えば、米国特許5,198,074号には、竹からエタノールを製造する方 法が開示されている。この方法は、竹を薄切りし、粉砕し、洗浄し、そして加圧 して水分を除去するものである。続いて、セルロースは蒸気を用いて事前に加水 分解して分解糖とし、さらに発酵してエタノールとされる。 米国特許5,184,780号には、固形廃棄物を処理して段ボール紙、鉄金 属、プラスチック製品、紙、ガラスのような再利用可能な材料を再生するために 、一以上の処理ラインを備えた固形物処理装置が開示されている。 米国特許5,135,861号には、発酵反応又は柑橘類から自然に発生する 有機酸を触媒として用いて加水分解される生物資源からエタノールを生成するこ とが開示されている。 米国特許5,104,419号には、固形廃棄物(例えば都市の固形廃棄物) からメタノールを製造する方法が開示されている。この方法では、固形廃棄物を 部分的に酸化し燃焼し、上記固形廃棄物を介して燃焼ガス、酸素、二酸化炭素を 導き、揮発性成分から上記ガスの低揮発性成分を分離し、そして上記揮発性成分 を二酸化炭素と反応してメタノールを生成する。 米国特許5,060,871号には、粒子の大きさ、密度、及び/又は導電率 の違いを利用して合金粒子を分離する方法が開示されている。 米国特許5,036,005号には、糖分から燃料程度のエタノールを連続的 に発酵生成する方法が開示されており、そこでは発酵微生物に対して毒性の無い 溶剤を入れた溶媒抽出塔の中でエタノールが取り出される。 米国特許5,009,672号には、高圧の圧縮工程、スクリーニング工程、 及び磁気的分離工程により都市の固形廃棄物成分を再生して取り出す方法が開示 されている。取り出された腐敗しやすい有機成分は次に嫌気性の発酵処理が施さ れて電力の生成に直接利用できる生物学的ガスが得られる。 米国特許4,974,781号には、紙を再パルプ化するために蒸気と熱を材 料に作用させる紙とプラスチックの分離プロセスが開示されている。再パルプ化 された材料は次にパルプ化できない材料から分離された後、再利用されるか、焼 却されるか、又は化学処理の供給用在庫として再利用される。 米国特許4,952,503号には、イーストを除去するために遠心分離工程 を用いたエタノールの連続製造プロセスが開示されている。 米国特許4,874,134号には、段ボール紙、鉄金属、非鉄金属、プラス チック製品、紙や金属の容器、及び堆肥に処理される生物学的に品質改良可能な 廃棄物のような再生可能な材料を取り出すために固形廃棄物を処理する方法が開 示されている。大型の高価なもの、処理不能な材料、及び回収できる材料は最初 に取り出され、第一鉄金属の破片は次に磁気的に分離され、その後廃棄物は粉砕 され、第二鉄金属の破片は次に磁気的に分離され、その後紙の破片が空気作用に より分離されて堆肥にできる生物学的に品質改良可能な破片が得られる。 米国特許4,692,167号には、粉砕、磁気的な鉄金属の分離、スクリー ニング、乾燥、重力分離、回転分離、スクリーニング、及び圧縮粒子化により粒 状固形物を製造する廃棄物処理装置が開示されている。 米国特許4,650,689号には、セルロース材料を圧力下でHClのよう な高濃縮無機酸化ガスにさらしてセルロース材料からエタノールを分離するプロ セス、及び高温水を用いて発酵可能な糖分を含む麦芽汁とする処理プロセスが開 示されている。 米国特許4,612,286号には、反流動拡散処理構造の中で発酵可能な材 料を有する生物資源の酸加水分解の方法が開示されている。好ましくは、酸は体 積で2から10%の硫酸を含む。 米国特許4,553,977号には、アルミニウムの缶を分離して再生可能な 繊維製品を分離する有機物の豊富な破片を得る回転ふるいスクリーンで固形廃棄 物を分離する方法が開示されている。有機物は、紙パルプを取り出すためにパル ピングを行って、又はそのようなパルピングを行うことなく分離され、燃料とし て利用される。 米国特許4,541,530号には、廃棄物を均質化し磁気的に処理すること により処理済の固形廃棄物の非金属粒子から金属粒子を分離し、金属濃縮物(例 えばアルミニウム濃縮物)を得る方法が開示されている。 米国特許4,384,897号には、2段階の加水分解処理により生物資源材 料を処理する方法が開示されている。この方法の第1段階では、容易に加水分解 される多糖類が解重合される。次に、第2段階では、解重合の容易でない多糖類 が加水分解される。上記生物資源は第1と第2の加水分解過程の間に分子酸素と の接触により感作される。上記酸はカルシウムカーボネート又は水酸化物のよう な基材により中和されて、エタノールを得る発酵に適した溶剤が得られる。 米国特許4,341,353号には、ディスクスクリーンと空気分級器を用い て廃材から燃料や再生利用可能なものを取り出す方法が開示されている。 米国特許4,288,550号には、加水分解処理することなく澱粉をエタノ ールに直接変換するために、イーストを作るエタノールの存在下で嫌気性生物発 酵物により台所くずを消化し、その後当該生成物を嫌気性発酵物を作るメタンに さらしてメタンを得る方法が開示されている。 米国特許4,069,145号には、電磁渦電流式分離装置の中で高導電性の 粒子を低導電性の粒子を分離する方法が開示されている。 米国特許4,063,903号には、無機成分を取り除いて有機成分を燃料又 は燃料補充物に変換する固形廃棄物処理装置が開示されている。粉砕された材料 は酸で処理され、加熱されて乾燥され、粉砕されて細かく分類された燃料物とな る。 乳酸は多くの食料中で自然に生じ、処理肉、海産食物、マヨネーズ及びサラダ ドレッシングの中で微生物による腐敗を防止する防腐剤、パン製品や充填材やト ッピングに使用される脂肪酸ラクチレートや1−及び2−グリセリドのエステル のような乳化剤を製造する生材料、ソフトドリンク、マーガリン、ジャム、ゼリ ー、キャンデー、ワイン及びビールの芳香剤として使用される。医薬用途として は静脈注射や透析の液を含む。米国では毎年4000万ポンドの乳酸(その殆ど が輸入されている)が消費されている。 最近、100%腐敗可能でかつ食品及び薬品管理局により使用承認されたポリ 硫酸(PLA)プラスチックの開発により、乳酸製品が注目を集めている(U.S. Department of Energy,Innovations for Tomorrow,National Reusable Energy Laboratory,Golden,CO(1992),pp.1-2)。PLAは、現在包装消費物に使用さ れている多くの熱可塑性プラスチックの特徴を備え、環境的に良性のポリマーの 仲間の基礎となるかもしれない(Lipinsky,E.S.et al.,Chem.Engin.Progresses 8 :26(1986))。 乳酸製造バクテリアの主なものは以下の属、ストレプトコッカス、ペジオコッ カス、ルーコノストック及びラクトバシラス(乳酸桿菌)(Murray,R.G.E.,Be rgey's Mannual of Determinative Bacteriology,Vol.2,Sneath,P.H.A.,ed.,Wi lliams and Wilkins,Baltimore,MD(1986),p.1209)である。また、主な乳酸 製造用ラクトバシラス種は、ラクトバシラス・アラビノサス、ラクトバシラス・ ペントサス、ラクトバシラス・プランタルム、ラクトバシラス・キシロサス、ラ クトバシラス・デルブリュッキイ、ラクトバシラス・ブルガリカス、ラクトバシ ラス・カセイ及びラクトバシラス・レイチマニイ(McCaskey,T,A.et al.,Apppl. Biochem.Biotech.45-46: 555(1994))。 発明の概要 本発明は、都市固形廃棄物と下水スラッジ(好ましくは、下水スラッジケーキ の形をしたもの)を処理して再利用可能材料を回収すると共に利用可能な商用乳 酸を製造する、自動化された効率のよい方法を提供することである。 本発明の他の目的は、既存の埋立を再利用して古い埋立の将来的な環境への影 響を排除する方法を提供することである。 本発明の別の目的は、実質的に環境に悪影響を与えることのない処理設備を提 供することである。 都市固形廃棄物と下水スラッジを連続自動処理して利用可能な材料を回収して 再利用し、また商業的な乳酸を製造する方法は、 (a)都市固形廃棄物を大型処理設備に配送し、 (b)タイヤ、大きな鉄金属と非鉄金属、プラスチック及びガラスを上記廃棄物 から除去してセルロース成分を得て、 (c)上記工程(b)で得たセルロース成分を切断し、 (d)希硫酸(約1−10%)で、約0.25−4時間、温度約40−100℃ で、上記切断したセルロース成分と適宜下水スラッジとを処理して実質的に残留 重金属を可溶性にして、可溶成分と非可溶成分とを得て、 (e)上記工程(d)で得た可溶成分を上記非可溶成分から取り除き、 (f)上記工程(e)で得た非可溶成分を乾燥し、 (g)上記工程(f)で得た乾燥した非可溶成分を非可溶成分に対して1:1の 重量を有する濃硫酸(約70%)で処理して部分的に加水分解された混合物を得 て、 (h)工程(g)で得た部分的に加水分解された混合物を、温度約80℃から約 100℃の温度で水で希釈して、約1重量部の加水分解された材料に対して例え ば約4から6重量部の水を含む溶液を得て、 (i)上記工程(h)で得た希釈混合物を約1から4時間、約80℃から約10 0℃で攪拌して消化材料を得て、 (j)上記工程(i)で得た消化混合物から固体を除いて濾液を得て、 (k)上記濾液を酸を含む溶液と糖を含む溶液に分離し、 (l)上記糖を含む溶液を約1%から20%の糖に濃縮し、 (m)上記工程(l)で得た濃縮された糖を含む溶液のpHを約4.5から7. 5に調節し、 (n)乳酸バクテリアを用いて、約25℃から約50℃で、上記工程(m)で得 た溶液を発酵して乳酸を含む溶液を得て、そして (o)上記工程(n)で得た溶液から乳酸を処理して商業的に満足できる形の乳 酸を得る、工程を含む。 本発明はまた、乳酸を製造すると共に、都市固形廃棄物(MSW)及び/又は 下水スラッジのセルロース成分から実質的にすべての重金属と塩化物を除去する 方法で、 (a)都市固形廃棄物のセルロース成分を切断し、 (b)上記工程(a)で切断された成分及び/又は下水スラッジを、上記固形成 分に対して1:1の濃硫酸(約70%)を用いて、約30℃から80℃で処理し て、部分的に加水分解された混合物を得て、 (c)上記工程(b)で得た部分的に加水分解された混合物を、約80℃から1 00℃の水で希釈して、液体と固体の比率が例えば約5:1で硫酸濃度が約12 %の懸濁液を得て、 (d)上記工程(c)で得た希釈された混合物を例えば約1から4時間、約80 ℃から100℃で攪拌して消化材料を得て、 (e)実質的にすべての重金属を含む非可溶成分を上記工程(d)で得た可溶成 分から除去し、そして (f)上記可溶成分を処理して商業的に満足できる形の乳酸を得る、工程を含む 。 意外に、上述の統合されたプロセスにより、下水スラッジ及び/又は都市固形 廃棄物から乳酸が効率よくかつ経済的に製造できる。 図面の簡単な説明 本発明の特徴を含む廃棄物回収方法は添付の略図に示してあり、それは本説明 の一部を形成し、ここで図1は都市固形廃棄物及び/又は下水スラッジを処理す る全体プロセスを詳述するフローチャートである。 符号 装置説明 1A/1B 原材料貯蔵サイロ 2 計量容器 3 前処理室 4 希硫酸貯蔵容器 5A 一次スクリュウプレス 5B 二次スクリュウプレス 6 乾燥機 7 処理済み原料貯蔵容器 8 希硫酸中和容器 9 石灰保持容器 10 石膏ベルトプレス 11 中和された水の貯蔵容器 12 加水分解装置 13 クッキング容器 14 保持容器#1 15 フィルタプレス 16 酸回収貯蔵容器 17 酸回収装置 18 蒸発器 19 保持容器#2 20 反浸透フィルタ 21 アンモニヤとpHのバランス装置 22 乳酸バクテリア注入装置 23 保持容器#3 24 発酵容器 25 乳酸バクテリア及び保持容器 26 乳酸処理装置 27 冷却コイル 28 乳酸貯蔵容器 29A/29B 貯水容器 30 濃硫酸貯蔵容器 31 廃水貯蔵容器(オプション) 32 水ヒータ A リグニン保持容器 B ボイラー原料貯蔵容器 C ボイラー 好適な実施形態の説明 本発明の実施形態において、原料は、都市から直接得られた廃棄物を含む都市 固形廃棄物材料、又は以前に埋立られてその後に回収された都市固形廃棄物であ る。都市固形廃棄物に加えて、原料は、相当量(約35重量%)のセルロース材 料を含む下水スラッジケーキの形をしている下水スラッジでもあり得る。固形廃 棄材料は完全に自動化された受け取りステーションから設備内に入れられる。次 に、廃棄材料は大型コンベヤ上に捨てられる。貴重な大型物品、鉄金属、アルミ ニウムなどの非鉄金属、ガラス、プラスチック、ゴムのような再生可能な材料が 存在し、それらはその後に回収される。そのような品物を回収する方法は公知で 、 例えば米国特許第5,184,780号、5,104,419号、5,060, 871号、5,009,672号、4,974,781号、4,874,134 号、4,692,167号、4,553,977号、4,541,530号、4 ,341,353号、4,069,145号、及び4,063,903号に開示 されている。 スクラップタイヤ材料は別の分離コンベヤ上に分離される。上記コンベヤはス クラップタイヤ処理及びゴム回収装置に伸び、そこでスクラップタイヤが切断さ れて、ゴム、スチール、及び繊維が除去される。 遠隔制御された磁石クレーンが大きな鉄材料を固形廃棄コンベヤから除去する ために使用される。これらの大型材料は次に切断機で処理されて、材料は加工可 能な大きさに小さくなる。その材料は次に再生ビンに送られて梱包を待つ。 大型材料が除去された後に残る廃棄材料は次にトロンメル又はその他のスクリ ーン機構を用いて分類される。スクリーン装置は袋を粉砕して2つの異なる処理 の流れを形成する。適当な分類により、一方の流れは主としてセルロース材料か らなる有機廃棄物を含み、他方の流れは特定の大きさのプラスチック、ガラス及 びゴムからなる金属物を含む。 廃棄物材料は複数の磁気分離装置により処理されて鉄金属が除去される。次に 、廃棄物は渦電流セパレータを通り、非鉄金属が除去される。鉄金属と非鉄金属 は共にビンに搬送されて梱包を待つ。次に、有機廃棄物は切断されて乳酸製造装 置で処理される。この装置は廃棄材料を受け、それを処理して商業的に販売され る乳酸を得る。下水スラッジが使用される場合、これはまず乾燥されて下水スラ ッジケーキが得られる。下水スラッジを脱水して下水スラッジケーキを得るため の方法は従来知られている。例えば、下水スラッジの水分含有量は真空フィルタ により70−75%減少でき、下水スラッジケーキが得られる。一般に下水スラ ッジケーキは大量の再利用材料(アルミニウム、ガラス、プラスチック等)を含 んでおらず、濃硫酸を用いて直接処理してもよいし、乳酸製造装置内で処理して もよい。しかし、必要であれば、下水スラッジケーキを発火乾燥機又はスプレー 乾燥機で乾燥してもよい。乾燥機では、下水スラッジケーキの粒子は高温ガスの 流 れの中で浮遊状態で乾燥されて、瞬時に余分な水分が除去される。ロータリ乾燥 機や関節加熱装置も利用できる。これらの乾燥技術は一般に混和機、ロータリキ ルン乾燥機、乾燥サイクロン及びウエブスクラバーを有する。上述の乾燥技術は 、スラッジ消化及び処理、Public Works 125: D47-D58(1994)に開示されている 。 乳酸プロセスからの副産物の一部は商業的に販売され、及び/又は電気を生成 するために利用され、設備の操業を扶助する。例えば、MSWのセルロース成分 の加水分解後に得られる非可溶材料及び/又は下水スラッジは主としてリグニン 、すなわち維管束植物に見られる自然の芳香族有機ポリマーからなる。リグニン をボイラー燃料として使用することにより、ここで開示されているように処理設 備を操業する全エネルギーコストが著しく減少できることが認められている。ま た、得られたリグニンの驚くべき高い単位ポンド当たりのBTU率(4,000 −13,350)が、きれいな燃焼、塩素処理されていないMSWのプラスチッ ク成分との組み合わせによって増加する。ビニールサイクル(商標)として知ら れている塩素処理されたプラスチック(例えば、PVC)から塩素処理されてい ないプラスチックを分離できる技術は、テネシー州ナッシュビルのナショナル・ リカバリー・テクノロジーズから商業的に利用可能である。ビニールサイクル( 商標)技術は米国特許第5,260,576号に開示されている。複合リグニン /プラスチック材料はボイラー燃料として燃焼でき、これにより開示された乳酸 製造プロセスのエネルギーコストが減少する。 上述のスクリーニング処理後に残る非有機材料は粒状化されて建設材料の添加 物として商業的に利用してもよい。 本発明は完全に自動化されており、操作の各シフト終了時に僅かに日常的なメ ンテナンスを必要とするだけである。完全に自動化されたスクリーニング技術に より不衛生な手による仕分けの必要が無くなる。 本発明により、完全に廃棄物がゼロの設備が得られる。すべての建物は完全に 覆われている。すべての空気汚染物と水汚染物は捕獲されて即座に処理される。 設備に入るすべての材料は処理されて商業的に加工可能な材料に変換される。 これら及びその他の適用と利点は以下の説明及び設計仕様から明らかになる。 表1は、環境保護団体による求められた、乾燥都市固形廃棄物(MSW)の組 成を示す。 本発明は、表1に示す固形廃棄物、埋立から回収された都市固形廃棄物、及び 好ましくは下水スラッジケーキの形をした下水スラッジを受け入れるように設計 されている。最後の2つの供給原料は表1に示したものと異なる組成を有するが 、開示した発明でそれらを使用することに影響はない。装置によって固形廃棄物 が処理される量は、本発明が用いられるコミュニティの大きさによる。装置は2 5トン/時間から125トン/時間まで処理できる。装置は処理量に応じた大き さとされる。 処理できない材料は有害廃棄物、爆発物、及び感染廃棄物である。上記装置は 、冷蔵庫、洗濯機、乾燥機、レンジ、自動車スクラップ金属、大きな材料、小さ な産業廃棄物、及び標準的な都市固形廃棄物を処理できる。本発明の装置は、プ ラスチック、ガラス、ゴム、鉄金属及び非鉄金属を廃棄物から回収するように設 計されている。 トラックは廃棄物を、E&Hシステムズから得られるような大型コンベヤ上に 廃棄する。このコンベヤは、初期切断機(シュレッダー)建物の長さ方向と直交 する。遠隔制御型磁石クレーンが用いられ、大きな金属物が除去される。これら の除去された物は大きさを小さくするために自動予備シュレッダーに置かれる。 サイズが小さくされると、廃棄物は再び装置内に導入され、標準梱包機で梱包用 に保持ビンに入れられる。 マックラナハン・コーポレーションのような出所から一般に利用可能なトロン メルスクリーンが使用されて自動的に袋を開け、小さな不純物を除去してガラス 材料を粉砕する。 乳酸製造の流れでは、材料は連続した5つの磁気分離装置により搬送され、こ れによりすべての鉄金属が実質的に取り除かれる。すなわち、主として金属成分 とセルロース成分からなる廃棄物の流れはトロンメルから一連の傾斜したコンベ ヤに送られる。各コンベヤは当業者の間で周知のドラム又はベルトのような磁気 式分離装置を有する。各コンベヤの出口は次のコンベヤの入口上の所定の高さに 支持されており、磁気スクリーンを通過した材料は一つのコンベヤから次のコン ベヤの間で重力攪拌され、次の磁気式分離装置により残留鉄金属の磁気回収が効 率よく行われる。コンベヤは、鉄金属の完全な自動抽出を所定の集約領域で行う ことができるように設計されている。このコンベヤの設計により、材料混合物の 中からすべての鉄金属の90%が回収できる。抽出された鉄金属は垂直シュート を落下し、設備から再生用の保持ビンに運ばれる。 残留材料は次に、エリーズ式鉄金属分離装置のような渦電流分離装置に運ばれ る。この渦電流分離装置はバクテリアを含む非鉄金属材料の自動除去に利用され る。 渦電流分離装置は磁気分離装置の後に配置され、鉄金属が渦電流分離装置を損 傷することがないことを保証する。鉄金属が渦電流分離装置の中又はその上に存 在すると、この渦電流分離装置に重大かつ費用のかかる損害をもたらす。残りの 廃棄物材料はコンベヤにより衝撃粉砕型シュレッダーに供給され、当該材料は約 マイナス3”からマイナス4”の大きさに小さくされる。材料サイズが小さくな ることにより、乳酸の製造プロセスが促進される。 衝撃粉砕型シュレッダーは爆発耐久囲い板を有し、爆発に関連した埃を減少す る。 材料の流れは2つの別個の通路に分けられる。すなわち、乳酸製造プロセスと 、腐植土製造通路である。これら2つの装置の間での廃棄物の分配は、設備に入 る廃棄物の量に依存する。 上述のように、一般に下水スラッジ又は下水スラッジケーキからなる原料は上 述の仕分けプロセスを迂回することができ、乳酸製造装置で処理するために濃硫 酸で直接処理される。 本発明で採用したプロセスは図1を参照して総合的に説明する。 プロセス図概要 下水スラッジ(及び該下水スラッジからなるケーキ)又はMSWのセルロース 成分中の重金属のレベルは廃棄物の供給源によって大きく変化する。例えば、都 市又は高度に産業化された地域から得られてMSWの数サンプルのセルロース成 分から生じる水解物は、乳酸発酵プロセスが抑制されるか又はその後に製造した 乳酸が汚染されている程度まで相当重金属で汚染されていることを示した。した がって、これらのMSWサンプルは、発酵酒の汚染を防止するために加水分解前 に重金属量を減少するために処理してもよい。他方、汚染の少ないサンプルから の重金属除去はセルロース原料の加水分解後にイオン交換プロセスにより行うこ とができる。 以下の説明では、原料のセルロース成分の重金属量を減少するのに利用可能な 2つの方法を示す。一つは加水分解前に重金属を減少するもので、他方は加水分 解後に重金属を減少するものである。いずれのプロセスを使用するかは原料中の 重金属汚染レベルに基づく。 A.MSWの自動処理方法 第1段階:前処理 符号 1A/IBから11 目的 前処理プロセスの目的は、入ってくる粉砕されたセルロース成分を希硫酸と混 合し、製造された乳酸を汚染し得る重金属を分離すること、又は加水分解された MSW及び/又は下水スラッジのセルロース成分の発酵を防止することである。 固形分は次にプレスされて液体が石灰で処理され、副産物である石膏が得られる 。 石膏は次に除去されて残留固形分が分離されて加水分解装置で糖に分解されるべ く準備される。 本方法により処理されたサンプルは微量金属を備えておらず、上記金属が少な くとも約70%減少している。 説明: 生原料サイロ(符号1Aと1B)は、2インチ(5/8インチ×2インチ)に 予め細かく分解された状態の純粋有機材料を約85%−90%含む原料を受け入 れる。それぞれのサイロは、概ね2日半の原料に相当する約25トンの材料を保 持する。重金属が検出されなかった材料は予備処理が不要であるから、サイロ1 Bに別途貯蔵される。 材料は大型コンベアでサイロ1Aから計量サイロ(符号2)に搬送される。計 量サイロは未処理原料を予備処理室(符号3)に分配されると共に、希硫酸(約 1から10重量%)が温度約40から100℃で原料に混合される。これにより 、原料から重金属と塩化物(金属塩化物と有機塩化物)が分解される。この原料 は次にスクリュウコンベアでスクリュウプレス(符号5Aと5B)に搬送される 。このスクリュウプレスは水分の約60から80%を除去できる。その結果、可 溶成分が非可溶成分から除去される。トレース酸を除去するために二次洗浄が必 要である(符号5B)。次に、スクリュウプレスからの固形分は、一時間当たり 3.25トンの供給率をもってコンベア乾燥機(符号6)に搬送される。コンベ ア乾燥機は原料の水分を約5から10%に減少する。乾燥した非可溶成分は軽く 柔らかなコンシステンシーを有し、空気作用で供給プロセス貯蔵サイロ(符号7 )に送られる。 スクリュウプレスからの液体は、再利用のために希硫酸貯蔵容器(符号4)に パイプ輸送される。また、酸回収システム(符号17)からの希釈された希釈酸 貯蔵容器にパイプ輸送される。上記貯蔵容器からの重金属と沈殿物は中和タンク (符号8)に排泄される。中和タンクの液体は石灰と混合されてベルトプレス( 符号10)にポンプ輸送され、そこで石膏が除去される。残りの中和された液体 はH20と微粒子からなり、微粒子フィルタを介して送られ、システム内で再利 用 するために水収容器(符号11)に返送される。 以下に説明するように、重金属を主に除去する別のイオン交換機が以下に説明 する加水分解工程を実行し、水−非可溶リグニンを再生するために設けてある。 本質的にすべての重金属はリグニンに拘束されることが明らかになっている。 第2段階:加水分解 符号12−16、31、A、B、C 目的: 加水分解プロセスの目的は、材料と濃硫酸(約65から93%、好ましくは約 70%)とを混合することにより、原料の分子構造を糖に分解することである。 糖/酸/水からなる溶液は、固形分が除去された後に所定時間加熱される。溶液 は分離用の酸回復システムに送られる。 説明: 予備処理された原料は貯蔵サイロ(符号7又は符号1B)から加水分解装置( 符号12)に送られ、そこに約70%の濃硫酸が自動的に約1:1の比率で導入 される。指示された場合を除いて、ここで用いているすべての比率及び%の内容 は重量:重量の比率である。約1:1の比率には、重量混合で60:40から4 0:60までを含む。予備処理された原料に対する濃硫酸の比率は重量で約45 :55から55:45が好ましい。 材料は約2から15分間(好ましくは約10分)混合され、加熱容器(13) に水と共に供給され、約88℃まで昇温される。この溶液は約2:1の比率(水 約2重量部に対して加水分解された材料が約1重量部)を有する。この材料は、 約96℃の一定温度に保ちながら、約1から4時間ゆっくりと混ぜられる。この 条件では、セルロースとセミセルロースはグルコースとキシロースにそれぞれ変 換される。この時間の終了時点で、加熱容器は空にされて保持容器(符号14) に送られ、これにより再び加熱容器に材料が装填できる。保持容器は材料温度を 安定させ、フィルタプレス(符号15)への流れを規制する。 保持容器からの材料は次に、例えばフィルタプレス(符号15)にポンプ輸送 することで濾過され、これにより停止した固形分が取り出されて濾過される。固 形分は粉砕され、洗浄され、ボイラの燃料として利用するために乾燥機(符号6 )に返送される。濾過物は次にフィルタプレスから酸再生貯蔵容器(符号16) にポンプ輸送される。 注:廃液貯蔵容器(符号31)からの都市廃水は加水分解システム(符号12) における新鮮な水の代わりとして利用してもよい。廃水中のすべての病原は加水 分解システムで除去される。廃水の窒素含有量が高度に保たれ、アンモニア(発 酵プロセスで有効なイースト栄養物)など窒素含有化合物をさらに追加する必要 はない。 第3段階:酸再生 符号16−19 目的: 酸再生プロセスの目的は、糖/酸/水の溶液から硫酸を再生して酸含有溶液と 糖含有溶液を得ることである。濃硫酸と水はその後システムで再利用される。糖 と水が溶液から除去されると、発酵タンクにパイプ輸送され、発酵されて乳酸に なる。 水の流れから硫酸を再生するために多数の公知方法があるが、発明を実施する ためにいずれを使用してもよい。例えば、水流は糖を保持するために活性炭フィ ルタを搬送され、残留酸をリンスするために水で洗浄される。吸収された糖は加 熱されたアルコールで洗浄して除かれる。エム・アール・モーレとジェイ・ダブ リュー・バリエーの「セルロース残留物と作物からのエタノール」、年間報告、 DOE/SERI、コントラクト番号DK−6−06103−1、テネシー・バ レー・オーソリティ、マッスル・ショールズ、アラバマ州、1987年10月、 pp27−49。その内容はここで言及することによって組み込まれている。し かし、硫酸を糖から分離する当該方法は好適ではないけれども、アルコールは発 酵前に糖溶液から蒸発するから、エネルギー入力を必要とする別の工程を付加し ている。また、吸着と脱着との間の酸の繰り越しの問題があり、これはサイクル とサイクルとの間で窒素サージを用いることで改善することができる。また、7 0℃で飽和しない流出アルコール(エタノール)の問題があり、これは糖容量の 低下を招来する。エタノールの流出率を減少し、脱着サイクルタイムを大きくす れば、糖の脱着が高まり、糖で95から100%が飽和した排水流が得られる。 酸と糖を酸を含む流れと糖を含む流れに分離するためにイオン交換樹脂を使用 するのが好ましい。このような樹脂には、アルドリッチ・ケミカル・カンパニー から商業的に入手可能な、「ゲル」タイプのアンベーライト(商品名)強酸性陽 イオン交換樹脂、例えばIR120PLUSで硫酸に機能性を有するものが含ま れる。糖は再生可能な強酸性樹脂に吸着する。吸着した糖は、純水で樹脂を除去 して再生される。エム・アール・モーレとジェイ・ダブリュー・バリエーの「セ ルロース残留物と作物からのエタノール」、年間報告、DOE/SERI、コン トラクト番号DK−6−06103−1、テネシー・バレー・オーソリティ、マ ッスル・ショールズ、アラバマ州、1987年10月、pp30−39参照。酸 を含む流れと糖を含む流れの連続分離を可能にする装置は、アドバンスト・セパ レーション・テクノロジーズ・インコーポレイティド、レイクランド、フロリダ 州(型 ISEP LC2000)から商業的に入手可能であり、それは強酸性 イオン交換樹脂(FinexCS16G,310ミクロン平均サイズ)を採用し ている。このような装置は、例えば米国特許4,522,726号と4,764 ,276号で開示されており、その内容はここで引用することにより完全に組み 込まれれている。 溶剤を用いて酸と糖を分離することも可能で、そこでは糖の水溶液から選択的 に酸を抽出して除去する。エム・アール・モーレとジェイ・ダブリュー・バリエ ーの「セルロース残留物と作物からのエタノール」、年間報告、DOE/SER I、コントラクト番号DK−6−06103−1、テネシー・バレー・オーソリ ティ、マッスル・ショールズ、アラバマ州、1987年10月、pp39−49 参照。その内容はここで引用することにより組み込まれている。分離はカール( Karr)往復板抽出コラム上で実行できる。コラムは端部に溶剤と加水分解分 離 用に受け取り容器を備えている。混合は、モータに連結されたテフロン板により 行われる。酸−糖の溶液はコラムの頂上部から追加され、それはコラムを降下し 、そこで水溶液が溶剤と十分混合される。溶剤はコラムの底部に追加される。糖 を含む水溶液はコラムの底部から取り出され、酸を含む溶剤は頂上部から取り出 される。次に、酸は、例えば、溶剤の蒸留又は蒸留水で溶剤を洗浄することで、 溶剤から再生される。水性の糖溶液から酸の連続分離用の装置と溶剤は、例えば グリッチ・インコーポレイティド、パーシパイィ、NJから入手可能である。 これらの分離プロセスから得られた糖の流れは残留酸を含むことが期待される 。残留酸は石灰又はアンモニアでpH約4.5から7.5に中和するのが好まし い。 説明: 約10%の糖と、約10%の酸と、約80%の水を含む液体が、酸再生貯蔵容 器(符号16)から酸再生装置(符号17)にポンプ輸送され、この酸再生装置 は液体を酸/水の溶液と糖/水の溶液に分離する。糖/水の溶液は保持容器(符 号19)にポンプ輸送され、再生された酸/水の溶液は蒸発器(符号18)にポ ンプ輸送され、そこで水はこれを蒸発し水貯蔵容器(符号29A)に返送するこ とで酸から除去される。水を除去することで酸の濃度がそのもともとの約70% 程度になる。これにより、システムで再利用するために、酸を蒸発器から濃縮酸 貯蔵容器(符号30)に返送できる。 第4段階:発酵 符号19−24 目的: 必要ならば、発酵前に、糖/水/微量の酸の溶液をカルシウム水酸化物と共に 処理して乳酸発酵抑制剤(例えば、McCaskey,T.A.et al., Appl.Biochem,B iotec.45-46:555(1994)に記載されているような硫酸イオン、フェノール化合物 、及びフルフラール)を除去することができる。また、使用する乳酸バクテリア のための最適な発酵条件(培養温度、接種量、発酵時間及びpHを含む)は日常 的な試験により決定できる。 発酵プロセスの目的は糖の溶液を濃縮して乳酸バクテリアと混ぜて乳酸を製造 することである。ここで使用する乳酸バクテリアは、乳酸を製造するために炭素 源を発酵できる任意の微生物を意味する。さらに、ここで使用する「商業的に満 足できる形の乳酸」とは、固形又は液体の任意の乳酸塩類又は任意の形の乳酸を 意味し、それは商業的に販売又は利用できるものである。糖の溶液は蒸発(例え ば、熱及び/又は真空を加えて)によって、又は逆浸透フイルタを用いて、約1 %から20%に濃縮される。 発酵が終了すると、乳酸バクテリアは乳酸溶液の処理前に除去してもよい。 説明: 保持容器(符号19)から、糖、水、及び微量の酸(約0.1%)が逆浸透フ ィルタ(符号20)を介してポンプ輸送され、溶液中のある程度の水が除去され 、糖の濃度が約1%から20%とされる。アンモニアを添加して、最適な発酵の ために必要なpHバランスを約4.5から7.5に保つためにpHが注意深く監 視することもできる。この時点で、乳酸(乳酸発酵に欠くことのできない養分が あれば該養分)が追加され(Prescott and Dunn,Industrial Microbiology,3rd.E d.,McGraw-Hill Book Company,Inc.(1959)pp.304-330)、混合され、保持容器( 符号27)さらに発酵タンク(符号24)にポンプ輸送される。冷却コイル(符 号27)により発酵に必要な温度約25−50℃に保たれる。発酵が完了すると 、発酵液が計量されてフィルタ、保持容器(符号25)に送られ、そこで乳酸バ クテリアが除去されてバクテリア貯蔵容器にパイプ輸送される。残りの液は計量 されて保持容器(符号25)に送られて処理を待つ。 第5段階:乳酸プロセス 符号25−26 目的: 乳酸プロセスの目的は、発酵プロセスで得られた乳酸を精製し濃縮することで ある 説明: 発酵プロセスで得られた乳酸液は石灰で処理し、蒸発器(符号18)で濃縮さ れた後、結晶化パンにポンプ輸送され、そこでカルシウム乳酸が得られる。イオ ン交換樹脂を使用して発酵プロセスで製造された硫酸を濃縮し精製するのが好ま しい。例えば、イオン交換アンバーライト樹脂(ミズーリ州セントルイスのシグ マ・ケミカルから入手可)を使用してもよい。また、例えば米国特許第4,52 2,726号と第4,764,276号に記載されている装置(発酵液からの乳 酸を連続して濃縮と精製が可能なもの)を採用してもよい。 B.MSWから重金属を除去するイオン交換プロセス MSW又は下水スラッジに通常見られる重金属汚染の程度は十分に低く、セル ロース成分の酸加水分解後に得られる非可溶性の破片に対応して残留することが 知られている。したがって、加水分解物に残留している可溶重金属の濃度は、得 られた乳酸を著しく汚染したり発酵を妨げるレベルよりも十分に低いものである 。このような発見に基づき、本発明はさらに、MSW及び/又は下水スラッジの セルロース成分から重金属を加水分解後に除去する効果的なプロセスに関する。 原料を処理する工程は、予め細かく砕かれた原料からの重金属を除去が加水分 解工程後まで遅延される点を除いて、上述したものと同一である。そのようにす ることで、希硫酸を用いてセルロース材料の前処理を含む工程が不要となり、そ のために二次的な洗浄が不要になるし、時間がかかり、大きなエネルギーを必要 とする予備加熱された原料の乾燥が不要になる。したがって、希硫酸で予め粉砕 された原料を予備加熱することなく、原料は直接加水分解装置に送ることができ 、そこでは約70%濃硫酸が自動的に約1:1(酸/サンプル)の割合で導入さ れる。この懸濁質は次に約30−80℃で好ましくは約2−20分間(又はさら に好ましくは約2−15分間)混合された後、加熱容器に送られる。この加熱容 器では、懸濁質は約80から100℃の温度の水で液体−固体比率が5:1、硫 酸濃度が約12%になるまで希釈される。この材料は、約80から100℃の一 定温度に保ちながら約1から4時間かきまぜられる。このような条件では、セル ロースとセミセルロースは、87から100%グルコースとキシロースに変換さ れ る。 加水分解が完了すると、加熱容器は空にされて原料は保持容器に入れられる。 これにより、加熱容器に原料を再充填できる。保持容器は加水分解物の温度を安 定させると共にその流れをフィルタプレスに向ける。このフィルタプレスでは、 固形分が除去されて濾過物が得られる。この濾過物は酸を含む溶液と糖を含む溶 液に分離され、糖を含む溶液が処理されて乳酸が製造される。 非可溶成分はフィルタプレスから回収されて乾燥され、随時MSWの非塩化プ ラスチック成分と混合され、例えば複合発電用のエネルギを作るためのボイラ燃 料として利用され、発電された電気は販売されるか処理設備の操業に利用される 。必要ならば、非可溶成分に係る重金属のレベルは、燃焼前に、水によるリンス に続く1−10%塩水を用いた処理により減少することができる。本発明を概略 説明したが、本発明は以下の例を参照することにより理解することができる。こ れらの例は説明のためのものであって、発明はそれに限定されるものではない。 上述した出願、特許、及び刊行物の完全なテキストはそれらの全部を引用するこ とで組み込まれている。 例 例1 希硫酸を用いた前処理によるMSWから重金属の除去 都市固形廃棄物(あらゆる固形分を含む)のサンプルの重金属含有量を分析し た。結果は以下の通りである(表2)。 200gの2%硫酸水に入れたMSWのサンプル20gを2時間加熱して還流 した。固形分を濾過し、洗浄し、分析した(表3)。 これらのデータは、単に希釈し熱い酸で洗浄することにより、MSW中の重金 属のレベルが減少することを示す。 例2 イオン交換プロセスによるMSWからの重金属の除去 複数のMSWのサンプルを混ぜて複合サンプルを作った。4つのサンプルを複 合サンプルから取り出し、以下の方法により、セルロース、リグニン、及び灰の 量を分析した。 複合MSWのサンプルはマイクロウェーブ・オーブン中で水分1%以下まで乾 燥され、20メッシュスクリーンを通過するまで粉砕した。そのサンプルは次に 同等量(重量)の10%硫酸と共に混合され、約100℃の温度で2時間加熱し た。加熱後、液体を濾過で取り除き、固形分を回収し、洗浄し、乾燥し、計量し た。10%硫酸を用いた処理による重量ロスはMSWサンプル中のセミセルロー ス成分の含有量を示している。回収された固形分は次に70%硫酸と混合し、固 形分1部に対して水5部有する反応装置に入れ、マイクロウェーブ・オーブン中 で約3時間、温度100℃で加熱した。固形分は続いてスラリーから濾過され、 グルコースの量を求めた。濾過された固形分を次に乾燥し、約600℃の温度で 加熱し、そして灰の量を求めた。各サンプルにおけるリグニンの量は、サンプル に含まれる灰の重量とサンプルの全体重量との差から求めた。 結果は表4に示してあり、複合サンプルは、セルロース、リグニン、灰、及び 半セルロースに関して均質であった。 MSWの100gサンプルと70%硫酸の100g(酸:サンプルの比率が1 :1)を、黒色ペーストが形成されるまで完全に混合した。20分の混合時間中 、温度は約30℃に維持した。反応混合物は次に約88℃に予熱した水に加え、 水対固形分が5:1で硫酸濃度約12%とする。このスラリーは次に約100℃ で約2〜3時間加熱され、加水分解プロセスを終了する。これが終了すると、加 水分解物の液体と残留固形分を分離し、炭水化物と重金属を分析した。 加水分解物残留固形分の分析 加水分解プロセスから得た残留固形分を、上述した手順を用いて、セルロース 、リグニン、及び灰について分析した。結果を表5に示す。 これらの結果から、本発明の加水分解条件はMSW及び/又は下水スラッジの セルロース含有量を著しく減少するために十分なものであることがはっきりと示 された。 加水分解液の分析 加水分解液は公知量の水酸化ナトリウムで中和される。中和されたサンプルは 次に、YSIモデル20グルコース分析器を用いてグルコース含有量を分析した 。この処理の結果から、加水分解物には約10%の糖を含むことが明らかになっ た。糖の理論製造量は10.4%である。その差は、分析誤差とグルコースの一 部が分解することによるものである。 重金属に対する加水分解物と非可溶成分の分析 オリジナルの複合MSWサンプル、水解物の残留固形分、水解物液(水解物の 重金属は乾燥重量に依存する)を分析して、銅、亜鉛、クロム、ニッケル、及び 鉄の量を求めた。この分析の結果を表6に示す。 オリジナルの予備加水分解MSW原料はほぼ予想通りの重金属を含んでいた。 しかし、驚くことに、加水分解工程後の非可溶性残留物は予備処理実験から予想 していた以上に高濃度の重金属を含んでいた。発明者は特定の理論に拘束される ことを望まないが、重金属を拘束する低級イオン交換樹脂に変換する加水分解反 応の際に、残留固形分が部分的に酸化したのかもしれない。残留物は90%以上 の銅、55%のクロム、及び20−30%の亜鉛、ニッケル、及び鉄を含んでい た。また、水解物中の重金属の多くは、酸/糖の分離中に酸の流れと共に進み、 それによりさらに重金属の含有量が減少することが期待される。水解物から本来 は重金属の全部を除去する本イオン交換プロセスにより処理されたサンプルは、 約90%の銅、約55%のクロム、及び20−30%の亜鉛、ニッケル、及び鉄 を非可溶成分中に有するものである。 例3 重金属が加水分解及び発酵に及ぼす影響 再生された酸に含まれるCu、Zn、Cr、Ni、及びFeの増加がセルロー スMSWの加水分解に影響を及ぼすか否か判断するために以下の手法を用いた。 重金属を全く含まないセルロース材料であるコットンリントを、表6に示すデー タに基づいて期待した20倍濃度で、70%酸にCu、Zn、Cr、Ni、及び Feの硫酸塩を加えるという点を除いて、上述した手法を用いて加水分解した。 セルロースからグルコースへの変換を測定し、重金属(コントロール)を加えず に得た変換と比較した。二つの反応が行われ、重金属を含むサンプルについてセ ルロースとグルコースの変換率は、コントロールに対する86%と87%に比べ て85%と87%であった。これらの実験結果から、MSW水解物水溶液成分に 予想されるレベルの20倍までの重金属濃度は著しく加水分解に影響を及ぼすも のでないことが明らかになった。 これらの結果から、MSW又は下水スラッジから重金属を除去する予備処理工 程は、重金属汚染による問題を防止するために必ずしも必要ではないことが明ら かである。その理由は、一般に原料に見られる重金属の多くは加水分解段階で製 造される固形残留物と共に除去されるからである。しかし、重金属により高度に 汚染されたMSW及び/又は下水スラッジでは、セルロース原料を前処理するか ここで説明する発酵前に加水分解する必要があるかもしれない。 例4 発酵前の水解物からの重金属除去 水解物中に重金属が大量に存在すると、発酵プロセスに支障を生じるか、製造 された乳酸が汚染される。したがって、水解物中に大量の重金属が検出された場 合には、以下の手法がその除去に用いられる。 pHが約10.5−11になるまで、水解物に石灰を加えた。石膏と過剰な石 灰をスラリーから除去し、水解物の重金属濃度を測定した。水解物における重金 属は表7の結果に示すように減少した。 表7の結果は、石灰を加えると水解物中の重金属濃度が著しく減少することを 示す。なお、銅とクロムは石灰を加えることで80%−90%除去される。した がって、表7に示すように、著しく発酵プロセスを妨害するか製造された乳酸を 汚染する重金属濃度の水解物が得られた場合、石灰を加えることによりこのよう な問題を解消できる。 例5 加水分解後に得られる残留物からの重金属除去 必要ならば、燃焼前の加水分解後に得られた可溶成分に関係する重金属量を減 少するために以下の処理が行い得る。非可溶成分は回収されて室温で1%NaC lで洗浄した。一旦洗浄すると、非可溶成分をNaCl水溶液から分離し、重金 属の量を測定した。非可溶成分の重金属は表8に示す結果にしたがって減少した 。 これらの結果は、加水分解後に得られた非可溶成分の重金属量は、燃料として 燃焼する前に、塩洗浄により減少できることを示している。 例6 硫酸から糖の分離 以下の例において、4.5%の糖と4.2%の酸(重量比)を含む硫酸から糖 を分離するために、アドバンスト・セパレーション・テクノロジー・インコーポ レイティド、レイクランド エフエルの、Finex CS16G樹脂(310 ミクロンの平均サイズ)を用いたISEP LC200を利用した。 樹脂の量は1.22ft3であった。糖/酸の溶液の供給は0.082BV(ベ ッド・ボリューム)/時間であった。樹脂は供給量1ガロンに対して1。65ガ ロンの水で洗浄した。結果は以下の通りであった。 このように、ISEP装置は効果的に糖を硫酸から分離でき、これにより硫酸 をプロセス中で再利用することができる。 例7 加水分解により製造されたリグニンと石膏の分析 開示された加水分解プロセスにより製造されたリグニンと石膏材料の物理的及 び化学的な特徴を決定するために、本発明にしたがって、典型的なMSWサンプ ルを仕分け、粉砕し、加水分解した。得られたリグニンはEPAとASTM試験 基準にしたがって分析し、前後の物理的及び化学的特徴を調べた。必要な場合に は、リグニンは毒性容脱法(TCLP)により分析した。この方法は、酢酸又は ナトリウムアセテート溶液のいずれかを用いた18時間抽出と、金属、農薬、及 び半揮発性有機成分を含む汚染物の浸出液の分析を含む。TCLPの詳細はTest Methods for Evaluating Solid Waste,Physical/Chemical Methods,EP A Publication SW-846,に記載されている。本分析の結果は図10に示す。 表10に表された結果は、上述した加水分解処理で得られてリグニンは満足で きる程度の不純物と驚くべき高いBTU/lb量を得た。したがって、本発明に かかるMSW及び/又は下水スラッジのセルロース成分処理から得られたリグニ ンは高価な燃料源となる。 製造された石膏はまたEPAとASTM基準にしたがって分析した。本分析の 結果を図11に示し、開示プロセスで生じた石膏は建設用添加剤又はその他の適 当な目的に使用するのに適している。 例8 MSWからの乳酸の製造 本発明の全体プロセスは以下の例の中でさらに詳細に説明する。 生原料貯蔵サイロ(符号1A/1B) 説明: これらの場所は、85%−90%の純有機材料からなる原料を受け入れる。原 料として利用される材料には、処理された綿廃棄物、小枝の草、紙パルプ、テキ スタイル・バッグ・ハウス残留物、農業廃棄物、テンサイ糖廃棄物、カンショ糖 廃棄物、都市固形廃棄物(MSW)のセルロース成分、及び所望の有機物含有量 を有するその他のあらゆる類似原料が利用できる。MSWのセルロース成分又は 大きな粒子からなるその他の原料は2インチ又は粒子サイズ(5/8インチ×2 インチ)まで粉砕される。原料によっても異なるが、各サイロには約25トンの 材料が貯蔵され、これは2日と半日(2−1/2)の供給量に等しい。希硫酸プ ロセスの前処理で処理されなければならない材料は符号1Aのサイロに貯蔵され 、前処理の必要でない材料は符号IBのサイロに貯蔵される。 投入: 必要に応じて補給される。乳酸製造システムは、一日に原料10トンを処理す るように設計されている。サイロはバッチシステムで材料を受け入れ、平均的に 、搬送量は41.7lbs/分(8時間/日、5日/週)である。 排出: 計量容器へ送るの材料は41.7lbs/分(8時間/日、5日/週)である 。 仕様: 生原料貯蔵サイロは10フィートを基本高さとして建設されている。この基本 単位は、鋼材を溶接した12ゲージのシートで建設されており、種々の容積条件 に応じてボルト止めされる。 各サイロは約2日と半日分の貯蔵領域(15lbs/ft3)を有する。貯蔵 能力はサイロに存在する原料に応じて変化する。 計量容器(符号2) 説明: 生原料貯蔵サイロ(符号1A)からの材料は、1分当たり41.7ポンドの割 合で計量されて、可変速度予想装置による前処理室(符号3)に運ばれる(貯蔵 サイロ1Bからの材料は前処理されず)。この計量容器により、前処理室(符号 3)に搬送される原料の量が正確に制御できる。 投入: 生原料貯蔵サイロ1Aからの材料:41.71bs/分(8時間/日、5日/ 週)。 排出: 前処理室への材料:41.7lbs/分(8時間/日、5日/週)。 仕様: 計量容器は鋼材を溶接した12ゲージのシートからなり、スクリュウ搬送装置 を有する供給ホッパを有し、これにより前処理室(符号3)に一定量送ることが できる。 計量容器は適当な能力:670ft3(標準密度15lbs/ft3として半日 分)を有する。 貯蔵能力はサイロに存在する原料に応じて変化する。 前処理室(符号3) 説明: 生原料は計量されて1分間に41.7ポンドの割合で前処理室に送られる。希 硫酸(1%−2%濃度)が40から100℃の温度で希硫酸貯蔵容器(符号4) から毎分250ポンドの割合で前処理室に注入され、原料と混合される。混合率 は約4:1から6:1(原料1ポンドに対して1%−2%濃度の硫酸が4から6 ポンドの割合)である。連続供給処理の間、混合室では10分の滞留時間が維持 され、これにより重金属を生原料から分離できる。処理された原料は連続的に計 量されて第1のスクリュウプレス(符号5A)に毎分291.7ポンドの割合で 送られる。 投入: 原料:41.7lbs/分(8時間/日、5日/週) 希釈酸(1%−2%):250lbs/分(8時間/日、5日/週) 排出: 第1スクリュウプレス(符号5A)への材料:291.7(8時間/日、5日 /週) 仕様: 前処理室は、耐漏洩用のトラフを有するスクリュウコンベアからなる。その室 は耐酸性材料と耐腐食性シールで作られている。搬送される材料は前処理室に1 0分の滞留し、約20フィートの長さとされる。 前処理室は適当な容積すなわち66.7ft3(500ガロン)を有し、その 容積はサイロ内の原料に応じて変化する。 希硫酸貯蔵容器(符号4) 説明: 希硫酸(1%−2%濃度)の貯蔵。希硫酸は前処理室(符号3)に毎分250 ポンドの割合でパイプ輸送される。第1のスクリュウプレス(符号5A)(水分 の75%が除去される)から再生利用された再生希硫酸は毎分187.5ポンド の割合で返送される。希硫酸貯蔵容器は、溶液の一部を除去すると共に希硫酸中 和容器(符号8)に1分当たり27.4ポンド/分の割合でパイプ輸送するため に、空気抜き弁を備えている。希硫酸貯蔵容器は約8000ガロン収容できるよ うに設計されている。 投入: 再生された希酸:187.5ポンド/分(8時間/日、5日/週) メイクアップ用希酸:36.0ポンド/分(8時間/日、5日/週) メイクアップ用水:54.0ポンド/分(8時間/日、5日/週) 排出: 前処理室(符号3)への液体:250ポンド/分(8時間/日、5日/週) 希硫酸/石灰中和容器(符号8):27.4ポンド/分(8時間/日、5日/ 週) 仕様: 希硫酸貯蔵容器は耐酸性の高級樹脂で作られており、頂上部と側部、及びエポ キシで被覆したかごの無いはしごを備えている。 希硫酸容器は1,070ft3(8,000ガロン)の容積を有する。 第1のスクリュウプレス(符号5A) 説明: 中和された原料は、前処理室(符号3)から毎分291.7ポンドの割合で第 1のスクリュウプレスに排出される。圧縮率が制御されているので、毎分約18 7.5ポンドの割合で希硫酸の60%−80%が除去される(75%の水分除去 率)。希硫酸は次に再生のために希硫酸貯蔵容器(符号4)に返送される。スク リュウプレスの作用により固形分が圧縮され、それは粉砕されて、水の引き入れ 口を有する混合式スクリュウコンベアにより第2のスクリュウプレスに搬送され 、これにより第2のスクリュウプレス(符号5B)に搬送されながら材料が洗浄 される。 投入: 291.7ポンド/分(8時間/日、5日/週) 排出: 希硫酸貯蔵容器への液体:187.5ポンド/分(8時間/日、5日/週) 第2のスクリュウプレスへの固形分:104ポンド/分(8時間/日、5日/ 週) 仕様: 第1のスクリュウプレスは耐腐食性材料で構成され、約10分の滞留時間を有 するものでなければならない。最低でも60%の液体を抽出するものが要求され る。 第2のスクリュウプレス(符号5B) 説明: 中和された原料は第1のスクリュウプレス(符号5A)から第2のスクリュウ プレスに毎分104ポンドの割合で搬送される。水は水収容器(29B)からス クリュウコンベアに毎分187.5ポンドの割合でパイプ輸送され、第1のスク リュウプレス(5A)からの固形分と混合される。固形分と水が混合されること により、硫酸の痕跡が固形材料から除去される。第2のスクリュウプレスは混合 物を圧縮し、これにより毎分約187.5ポンドの割合で60%−80%の水が 取り除かれる。水は次に水収容器(符号29B)に返送される。第2のスクリュ ウプレスの作用により固形分が圧縮され、これは続いて粉砕され、乾燥機(符号 6)に搬送される。 投入: 第1のスクリュウプレス(符号5A)からの固形分:104ポンド/分(8時 間/日、5日/週) 水収容器(符号29B)からの水:187.5ポンド/分(8時間/日、5日 /週) 排出: 乾燥機(符号6)への固形分:104ポンド/分(8時間/日、5日/週) 水収容器(符号29B)への水:187.5ポンド/分(8時間/日、5日/ 週) 仕様: 第2のスクリュウプレスは耐腐食材料で構成され、約10分の滞留時間を有す るものでなければならない。最低でも60%の液体を抽出するものが要求される 。 乾燥機(符号6) 説明: 材料は、約30%−50%の水分含有量をもって第2のスクリュウプレス(符 号5B)から毎分約104ポンドの割合で受け入れられる。乾燥機は毎時間4. 00トンの処理能力を有し、水分含有量が約5%−10%の製品を製造する。乾 燥した材料は軽く毛羽程度のコンシステンシーを有する。乾燥された材料は次に 空気で処理済み原料貯蔵容器(符号7)に搬送される。 投入: 第2のスクリュウプレス(符号5B)からの固形分:104ポンド/分(8時 間/日、5日/週) 排出: 処理済み原料貯蔵サイロ(符号7)への固形分:45.0ポンド/分(8時間 /日、5日/週) 乾燥プロセスの液体損失:59.1ポンド/分(8時間/日、5日/週) 仕様: 原料処理量 4.00 TPH 適正な乾燥と冷却制限のために、空気、温度、及び滞留時間の設計条件と可変 とする。 複数のファン、空気ロック、及び内部のダクト作用により入ってくる空気を制 御する。 製造混合物に適した編成されるか溝付きの板状エプロン 標準構造(食料品程度の構造は必要でない) 製品を均等に乾燥し混合すると共に熱損を制御するために完全に制御された領 域を揺する2つの通路設計 処理済み原料貯蔵容器(符号7) 説明: 処理済み原料は乾燥機(符号6)から貯蔵容器に毎分45ポンドの割合で空気 輸送される。容器は25トン(約2日半の供給量)の原料を収容するように設計 されている。材料は計量されて加水分解装置(符号12)に毎分27.8ポンド の割合で正確に送られる。 投入: 乾燥機(符号6)からの固形分:45ポンド/分(8時間/日、5日/週) 排出: 加水分解装置(符号12)への固形分:27.8ポンド/分(24時間/日、5 日/週、1時間操業し1時間休憩する) 仕様: 処理済み原料貯蔵容器は鋼材を溶接した耐腐食性を有する12ゲージのシート で構成され、約2日半の収容能力(標準的に15ポンド/ft3を使用)を有す る。 貯蔵能力はサイロにある原料の密度に依存する。サイロは原料に必要な5%− 10%の水分を維持する。 希硫酸中和容器(符号8) 説明: 重金属や微粒子が希硫酸貯蔵容器(符号4)の底部に沈殿する。汚染物質を含 む希硫酸(1%ないし2%濃度)は、希硫酸貯蔵容器(符号4)の底部から希硫 酸中和容器へ毎分27.5ポンドの割合でパイプにより送られる。週に1度、汚 染された酸性溶液は1020ポンドの石灰で処理される。石灰は酸性物と反応し 、重金属を捕えて石膏を形成する。その液体は、石膏ベルトプレス(符号10) へ毎分142.8ポンドの割合でパイプにより送られる。 投入: 希硫酸貯蔵容器(符号6)からの溶液:27.5ポンド/分(8時間/日、5 日/週)。 石灰保持容器(符号9)からの石灰:1,020ポンドの石灰が週に1度その 容器に人手により加えられる。1,020ポンド全部が同時に加えられるとき、 石灰は平均で毎分2.1ポンド加えられる(8時間/日、週末の1日)。 排出: 石膏ベルトプレス(符号10)への溶液:142.8ポンド/分(8時間/日 、週末の1日)。 仕様: プレミアム/イソ樹脂製、最上部と側部のマンウェイ、エポキシコートしたは しご(ケージなし)、容量800ガロン、公称で内径10フィート4インチ×高 さ16フィート7インチ、4つの固定用取っ手および引き上げ脚を最小限備えた 平坦な底部。 石灰保持容器(符号9) 説明: この容器は、希硫酸の定期的な中和および重金属の回収のための石灰を保持す る。液体または乾燥状態のいずれかの石灰が、希硫酸中和容器(符号8)へ毎分 2.1ポンド(1,020ポンド/週)のおおよその割合で人手で加えられる。 投入: 石灰:必要に応じて入れ替える。 排出: 希硫酸中和容器(符号8)への石灰:乾燥石灰1,020ポンドが希硫酸中和 容器(符号8)へ週に1度人手で加えられる。1,020ポンド全部が同時に加 えられるとき、石灰は平均で毎分2.13ポンド加えられる(8時間/日、週末 の1日)。 仕様: 石灰がばら荷で購入されれば、容器は荷おろしシュートを用いて乾燥状態の石 灰1,500ポンドを収容する。袋入りで購入されれば、その容器は必要なく、 乾燥石灰の袋はパッレト上に積まれる。 石膏ベルトプレス(符号10) 説明: 液体は希硫酸中和容器(符号8)から石膏ベルトプレスへ毎分142.8ポン ドの割合でポンプにより送られる。石膏は中和された液体から分離され、保持容 器へ毎分3.91ポンドの割合で搬送される。中和された液体は中和水保持容器 (符号11)へ毎分136.6ポンドの割合でパイプにより送られる。 投入: 希硫酸中和容器(符号8)からの溶液:142.8ポンド/分(8時間/日、 週末の1日)。 排出: 石膏:3.9ポンド/分(8時間/日、週末の1日)。 中和水貯蔵容器(符号11)への水:138.9ポンド/分(8時間/日、週 末の1日)。 仕様: 中和された混合物を脱水して石膏から水を分離するためのニップローラを備え た高圧ベルトプレス。水分含有量が約50%の生産物が得られる。 中和水保持容器(符号11) 説明: 水貯蔵容器(符号29A)および石膏ベルトプレス(符号10)からの濾過さ れた液体は、前処理工程で要求される希硫酸の平衡を保つために必要なときに中 和水保持容器へ分配される。中和水保持容器は3000ガロンの容量を有する。 投入: 石膏ベルトプレス(符号10)からの水:136.6ポンド/分(8時間/日 、週末の1日)。 水貯蔵容器(符号29A)からの水:26.6ポンド/分(8時間/日、5日 /週)。 排出: 希硫酸貯蔵容器(符号4)への水:54.0ポンド/分(8時間/日、5日/ 週)。 仕様: イソフタル樹脂製、最上部と側部のマンウェイ、エポキシコートしたはしご( ケージなし)、8000ガロンを収容する大きさに形成され、内径7フィート6 インチ×高さ10フィートの公称サイズ。4つの固定用取っ手および引き上げ脚 を最小限備えた平坦な底部。 加水分解装置(加水分解器)(符号12) 説明: 加水分解装置の目的は、固形物をセルロースおよびヘミセルロースへ分解する ことにある。原料はいずれかの貯蔵容器(符号7または1B)から毎分27.8 ポンドの割合で供給される。濃硫酸(70%濃度)は濃硫酸貯蔵容器(符号30 )から毎分27.8ポンドの割合で加水分解器へ自動注入される。連続供給装置 では、原料と酸性物が約10分間連続的に混合される。2つの材料は、加水分解 器から蒸解容器(符号13)へ毎分55.6ポンドの割合で排出されるゲルを形 成する。加水分解器は、装置を清掃して残留物を蒸解容器へ運ぶために88℃の 温水が自動的にかけられる。加水分解装置によって原料が供給され、装置を清掃 し、かつ蒸解容器(符号13)を満たすのに約1時間要する。加水分解装置は1 時間稼働して1つの蒸解容器を満たす。それから装置は、2つめの蒸解容器を満 たすためにその工程を再開するまで1時間休止する。 投入: 貯蔵容器(符号7または1B)からの原料:27.8ポンド/分(24時間/ 日、5日/週、1時間稼働して1時間休止する動作を交互に行う)。 濃硫酸貯蔵容器(符号30)からの濃縮された硫酸:27.8ポンド/分(2 4時間/日、5日/週、1時間稼働して1時間休止する動作を交互に行う)。 排出: 蒸解容器(符号13)へのゲル:55.6ポンド/分(24時間/日、5日/ 週、1時間稼働して1時間休止する動作を交互に行う)。 仕様: 加水分解装置は、漏れ防止トラフを備えたスクリューコンベヤからなる。その チャンバは、耐酸性材料と腐食防止シールで構成される。搬送される材料には加 水分解装置において10分の滞留時間があり、それに応じた大きさ(約15フィ ートの長さ)に形成される。 加水分解装置は、約55.6ポンド/分の処理能力を有する。 蒸解容器(2個)(符号13) 説明: 各蒸解容器は独立して稼働され、ポリエチレン樹脂で構成され、それぞれ12 50ガロンの大きさ(直径約6フィートで高さ6フィート8インチ)に形成され ている。各タンクは、反応に要求される約95℃−99℃の温度に維持するため に、アジテータと温度検出器を備える。各タンクは、熱損失をできるだけ小さく するために、厚さ2インチのポリウレタン断熱材で覆われている。加水分解され た材料は、88℃の水、790ガロンに入れられる。その水は、毎分111ポン ド(毎分13.3ガロン)の割合で、水加熱器(符号32)から蒸解容器に流れ 込む。蒸解容器内における生成物の割合は、2から4部の水、一部の70%濃度 硫酸、および一部の原料である。蒸解容器での滞留時間は2時間で、加えて、1 時間の注入時間と1時間の排出時間がある。2時間の滞留時間の目的は、原材料 をさらに分解して、セルロースを糖に変えるためである。2時間の滞留時間帯の 最後には、毎分166.7ポンドの割合でその容器から保持容器#1(符号14 )へ移される。移されて空になった後、その容器は加水分解装置(符号12)か ら生成物を受け取るために備える。 投入: 加水分解装置(符号12)からのゲル:55.6ポンド/分(24時間/日、 5日/週、1時間作動して1時間休止する動作を交互に行う)。 水加熱器(符号32)からの水:111ポンド/分(24時間/日、5日/週 、1時間作動して1時間休止する動作を交互に行う)。 排出: 保持容器#1(符号14)への液体生成物:166.7ポンド/分(24時間 /日、5日/週、1時間作動して1時間休止する動作を交互に行う)。 仕様: 内径6インチ×高さ80インチ、イソフタル樹脂製、凹状底部、2フィートの 間隔のための鋼製脚、ボルト締めカバーが付いたフランジ付き最上部、18イン チQAマンウェイ、鋼製アジテータ支持アセンブリ、88℃に維持するための温 度検出部、および厚さ2インチのポリウレタン断熱材。 保持容器#1(符号14) 説明: 各蒸解容器(符号13)からこのタンクに1時間の間に毎分166.7ポンド の割合で排出する。蒸解容器(符号13)内での2時間の滞留時間のために、保 持容器#1への充填と充填の間には1時間の時間差がある。保持容器は原料を冷 却するとともに、蒸解容器に新たな原料を充填するのを可能にする。そのタンク は、600ガロンの容量があり、ポリエチレンで構成され、断熱材は有していな い。そのタンクは、フィルタープレス(符号15)へ毎分83.3ポンドの安定 した流動量で排出するようにその大きさが形成されている。 投入: 蒸解容器(符号13)からの液体:166.7ポンド/分(24時間/日、5 日/週、1時間作動して1時間休止する動作を交互に行う)。 排出: フィルタープレス(符号15)への液体:83ポンド/分(24時間/日、5 日/週)。 仕様: 内径42インチ×高さ82インチ、イソフタル樹脂製、30°コーン状底部、 2フィートの間隔のための鋼製脚、18インチQAマンウェイ付きドーム状(閉 じた)最上部、4つの固定用取っ手と引き上げ脚を最小限有する平坦な底部。 フィルタープレス(符号15) 説明: 保持容器#1(符号14)からの原料は、毎分83ポンドの割合でフィルター プレスにパイプで送られる。薄膜のフィルタープレスは、液体混合物から浮遊固 形物を除去するために使用する。除去された固形物は、約30ないし50%の水 分含有量を有し、洗浄を待つためにリグニン保持容器(符号A)に毎分5.2ポ ンドの割合で入れられる。そのプレスからの液体原料は、酸回収貯蔵容器(符号 16)へ毎分78ポンドの割合でパイプにより送られる。 投入: 保持容器#1(符号14)からの液体:83ポンド/分(24時間/日、5日/ 週)。 排出: リグニン保持容器(符号A)への固形物:5.2ポンド/分(24時間/日、 5日/週)。 酸回収貯蔵容器(符号16)への液体:78ポンド/分(24時間/日、5日 /週)。 仕様: 毎分83ポンドの液体を受け取る薄膜フィルタープレス。プレスフレーム一式 、PLCコントロールシステム、ドリップトレイ、マニホールドを有するメンブ エン・プレート・パック−パネル、配線等を含む自動制御装置。 酸回収貯蔵容器(符号16) 説明: フィルタープレス(符号15)からの液体は、毎分78ポンドの割合で酸回収 貯蔵容器にポンプで送られる。酸回収貯蔵容器は、酸回収装置(符号17)が1 日24時間、週7日稼働することを可能にする。酸回収貯蔵容器は、酸回収装置 (符号17)用に液体生成物19,000ガロン(2日分)を収容するように設 計されている。この大きさの貯蔵容器は、酸回収装置(符号17)の週末の稼働 を容易に可能にする。液体生成物は、毎分55.8ポンドの割合で酸回収装置(符 号17)にパイプで送られる。 投入: フィルタープレス(符号15)からの液体:78ポンド/分(24時間/日、 5日/週)。 排出: 酸回収装置(符号17)への液体:55.8ポンド/分(24時間/日、5日 /週)。 仕様: 内径11フィート9インチ×高さ24フィート2インチ、イソフタル樹脂製、 最上部と側部のマンウェイ、エポキシコートしたはしご(ケージなし)。4つの 固定用取っ手と引き上げ脚を最小限有する平坦な底部 酸回収装置(符号17) 説明: 酸回収貯蔵容器(符号16)からの液体は、毎分55.8ポンドの流動量で酸 回収装置にポンプで送られる。水もまた、毎分118ポンドの割合で水貯蔵容器 (符号29A)からパイプで送られる。酸回収装置内では、硫酸の約96ないし 99%および糖の約92ないし99%が回収され、2つの異なった生成物の流れ に分けられる。硫酸溶液(この段階で5%硫酸に濃縮されている。)は、蒸発器 (符号18)に毎分116.2ポンドの割合でポンプで送られる。前処理工程が 稼働していれば、その酸性溶液は、毎分36ポンドの割合で希硫酸貯蔵容器(符 号4)に、および、毎分80ポンドの割合で蒸発器にパイプで送られる。糖溶液 (9ないし12%の糖に濃縮されている。)は、逆浸透性フィルタ(符号20) への後の投入のために、保持容器#2(符号19)に毎分58.1ポンドの割合 でポンプで送られる。 投入: 酸回収貯蔵容器(符号16)からの液体:55.8ポンド/分(24時間/日 、 7日/週)。 水貯蔵容器(符号29A)からの水:118.5/分(24時間/日、7日/ 週)。 排出: 保持容器#2(符号19)への糖溶液:58.10ポンド/分(24時間/日 、7日/週)。 蒸発器(符号18)への酸性溶液:116.2ポンド/分(8時間から24時 間、かつ5日/週で、週末は1日24時間)。 前処理工程稼働中の8時間の間: 投入: 酸回収貯蔵容器(符号16)からの液体:55.8ポンド/分(24時間/日 、7日/週)。 水貯蔵容器(符号29A)からの水:118.5ポンド/分(24時間/日、 7日/週)。 排出: 保持容器#2(符号19)への糖溶液:58.1ポンド/分(24時間/日、 7日/週)。 蒸発器(符号18)への酸性溶液:80ポンド/分(0時間から8時間で、5 日/週)。 希釈酸貯蔵溶液(符号4)への酸性溶液:36ポンド/分(0時間から8時間 で、5日/週)。 仕様: 1日24時間、週7日間、糖/酸/水の溶液を処理するように設計されたイオ ン交換装置は、フロリダのレイクランドにあるアドバンス・セパレーション・テ クノロジ社のもの(型番号ISEP LC2000)を利用できる。アドバンス・ セパレーション・テクノロジ社の強酸性のイオン交換樹脂(Finex SC16 G、310ミクロンサイズ)が使用される。 蒸発器(符号18) 説明: 酸性溶液は、酸回収装置(符号17)から毎分116.2ポンドの割合でポン プにより送られる。水が硫酸から蒸発して酸性濃縮度が70%(最初の状態)に 戻ることができる。濃縮された酸は、再利用のために濃硫酸貯蔵容器(符号30) に毎分8.3ポンドの割合でポンプにより送られる。蒸発した水は、蒸発器によ って回収されて液化され、再利用のために水貯蔵容器(符号29)に毎分107 .9ポンドの割合でパイプで送られる。前処理工程が稼働している8時間の間、 この領域での量は次のようになる:1)酸性溶液投入:80ポンド/分、2)濃 縮酸性物排出:5.7ポンド/分、3)水排出:74.5ポンド/分。 投入: 酸回収装置(符号17)からの酸性溶液:116.2ポンド/分(8時間から 24時間、5日/週で、週末は1日24時間)。 排出: 濃硫酸貯蔵容器(符号30)への濃縮酸性溶液::8.30ポンド/分(8時 間から24時間、5日/週で、週末は1日24時間)。 水貯蔵容器(符号30)への水:107.9ポンド/分(8時間から24時間 、5日/週で、週末は1日24時間)。 前処理工程稼働中の8時間の間: 投入: 酸回収装置(符号17)からの酸性溶液:80ポンド/分(0時間から8時間 、5日/週)。 排出: 濃硫酸貯蔵容器(符号30)への濃縮酸性溶液:5.7ポンド/分(0時間か ら8時間、5日/週)。 水貯蔵容器(符号30)への水:74.5ポンド/分(0時間から8時間、5 日/週)。 仕様: H2SO4を最小限70%の濃度に戻している液体流において酸性物から水を 除去するためのプレート蒸発器または同等のもの。 保持容器#2(符号19) 説明: 糖溶液が、酸回収装置(符号17)から保持容器#2へ毎分58.1ポンド/ 分の割合でパイプにより送られる。その容器は酸回収装置(符号17)から糖/ 水の溶液を受け取るように設計され、逆浸透性フィルタ(符号20)への溶液の 連続的な流れのための供給源となる。糖溶液は、保持容器(容量600ガロン) から逆浸透性フィルタへ毎分58.1ポンドの割合でパイプにより送られる。 投入: 酸回収装置(符号17)からの糖溶液:58.1ポンド/分(24時間/日、 7日/週)。 排出: 逆浸透性フィルタ(符号20)への糖溶液:58.1ポンド/分(24時間/ 日、7日/週)。 仕様: 内径48インチ×高さ80インチ、イソフタル樹脂製、平坦な底部、18イン チのQAマンウェイ付きの閉じた最上部。4つの固定用取っ手および引き上げ脚 を最小限備えた平坦な底部。 逆浸透性フィルタ(符号20) 説明: 糖溶液が保持容器#2(符号19)から逆浸透性フイルタへ毎分58.1ポン ドの割合でパイプにより送られる。逆浸透性フィルタの目的は、溶液中の糖濃縮 度を高めることにある。フィルタは糖濃縮度を1%から約20%(発酵のための 最適糖濃縮度)に増加させる。それから糖溶液は、アンモニアおよびpH均衡装 置へ毎分34.1ポンドの割合でパイプにより送られる。抽出された水は、水貯 蔵容器(符号29A)へ毎分24.0ポンドの割合でポンプにより送られる。 投入: 保持容器#2(符号19)からの糖溶液:58.1ポンド/分(24時間/日 、7日/週)。 排出: アンモニアおよびpH均衡装置(符号21)への糖溶液:34ポンド/分(2 4時間/日、7日/週)。 水貯蔵容器(符号29A)への水:24ポンド/分(24時間/日、7日/週) 。 仕様: 糖/水の溶液を濃縮するために特別に設計された極小(nano)濾過装置。 アンモニアおよびp均衡装置(符号21) 説明: アンモニアおよびpH均衡装置は、アンモニア貯蔵容器と、糖溶液へのアンモ ニア注入のためのインラインインジェクタとからなる。糖溶液は、逆浸透性フィ ルタ(符号20)からアンモニアおよびpH均衡装置へ毎分34ポンドの割合で パイプにより送られる。pHバランスが厳重に監視されている間は、正確な量の アンモニアが毎分約0.0047ポンドの割合で溶液に自動的に注入される。ア ンモニアは、pHバランスをおおよそ6に安定させ、乳酸バクテリアが糖と反応 するのに理想的な環境をつくる。この全体の工程が、乳酸バクテリア注入装置( 符号22)への毎分34ポンドの流量の溶液の流れとして行われる。 投入: 逆浸透性フィルタ(符号20)からの糖溶液:34ポンド/分(24時間/日 、7日/週)。 アンモニア貯蔵容器からのアンモニア:0.1ポンド/分(24時間/日、7 日/週)。 必要とされる補給アンモニア:484ポンド/週。 排出: 乳酸バクテリア注入装置(符号22)への糖/アンモニアの溶液:34ポンド /分(24時間/日、7日/週)。 仕様: 糖、水、および微量酸性物の流れに正確な量のアンモニアを注入する値制御ユ ニット。ユニットは、pHバランスを監視してその流れに適量のアンモニアを加 えるようにコントロールインジェクタに指示するpHバランスセンサを含む。 乳酸バクテリア注入装置(符号22) 説明: 乳酸バクテリア注入装置は、アンモニアおよびpH均衡装置と同様にオンライ ン装置である。乳酸バクテリア注入装置は、乳酸バクテリア貯蔵容器と、糖/ア ンモニアの溶液に乳酸バクテリア注入のためのインラインインジェクタとからな る。糖溶液は、アンモニアおよびpH均衡装置(符号21)から乳酸バクテリア 注入装置へ毎分34ポンドの割合でパイプにより送られる。正確な量の乳酸バク テリアが、毎分0.85ポンドのおおよその割合でその溶液に自動的に注入され る。この全体の乳酸バクテリア注入工程が、保持容器#3(符号23)への毎分 35ポンドの流量の溶液の流れとして行われる。 投入: アンモニアおよびpH均衡装置(符号21)からの糖/アンモニアの溶液:3 4ポンド/分(24時間/日、7日/週)。 乳酸バクテリア貯蔵容器からのイースト:0.85ポンド/分(24時間/日 、7日/週)。 必要とされる補給乳酸バクテリア:今のところ未定である。すべてのバクテリ アをフィルタ装置(符号25)で回収できれば、ごく少量の補給バクテリアで足 りることになる。 排出: 保持容器#3(符号23)への糖/アンモニア/バクテリアの溶液:35ポン ド/分(24時間/日、7日/週)。 仕様: 発酵のために糖および水の流れに正確な量のバクテリアを注入する値制御ユニ ット。容量1000ガロン、内径6フィート×高さ5フィート6インチ、イソフ タル樹脂製、平坦な底部、閉じられた最上部、エポキシコートされたはしご(ケ ージなし)。 保持容器#3(符号23) 説明: 糖/アンモニア/バクテリアの溶液は、乳酸バクテリア注入装置(符号22) から保持容器#3へ毎分35ポンドの割合でパイプにより送られる。保持容器の 大きさは、12時間のうちにまる1日分の溶液で発酵容器(符号24)を満たせ るようにしてある。溶液は、保持容器#3から発酵容器(符号24)へ、12時 間の間に毎分70ポンドの割合でパイプにより送られる。 投入: イースト注入装置(符号22)からの糖/アンモニア/バクテリアの溶液:3 5ポンド/分(24時間/日、7日/週)。 排出: 発酵容器(符号24)への糖/アンモニア/バクテリアの溶液:70ポンド/ 分(12時間/日、7日/週)。 仕様: 容量3,000ガロン、内径7フィート6インチ×高さ10フィート1インチ 、ネキサスベール(Nexus veil)をもったプレミアム/イソ樹脂製、側部と最上 部の24インチマンウェイを含む、およびエポキシコートしたはしご(ケージな し)。 発酵容器(3個)(符号24) 説明: 糖/アンモニア/バクテリアの溶液は、保持容器#3(符号23)から発酵容 器へ毎分70ポンドの割合でパイプにより送られる。発酵容器は6500ガロン の容量を有する。発酵容器が満たされたとき、混合物は発酵反応を開始するため に25℃から50℃に加熱される。発酵工程の間に、乳酸バクテリアによって糖 が乳酸に換えられる。一旦反応が始まると、その反応によって熱が発生する。混 合物の温度を約25ないし50℃に保つために冷却コイル(符号27)が使用さ れ、それにより温度上昇を防止する。発酵が完了すると、発酵溶液は、約2時間 の間に毎分419.8ポンドの割合でバクテリアフィルタおよび蒸留液保持容器 (符号25)へパイプで送られる。それから、発酵容器はスチーム洗浄され、次 回分に備える。 投入: 保持容器#3(符号23)からの糖/アンモニア/バクテリアの溶液:70ポ ンド/分(12時間/日、7日/週)。 排出: バクテリアフィルタおよび蒸留液保持容器(符号25)への発酵溶液:419 .8ポンド/分(2時間/日、7日/週)。 仕様: 容量6,500ガロン、内径10フィート4インチ×高さ11フィート、イソ フタル樹脂製、平坦な底部、閉じた最上部、側部と最上部の24インチマンウェ イ、およびエポキシコートしたはしご(ケージなし)。 乳酸バクテリアフィルタおよび蒸留液保持容器(符号25) 説明: 乳酸バクテリアフィルタおよび蒸留液保持容器は、バクテリアを捕らえてバク テリア注入装置(符号22)と保持容器に戻すためのトラップフィルタと、流れ を乳酸処理装置(符号26)に向けて調節するとともに発酵容器(符号24)に 短い排出時間(約2時間)を与えるための蒸留液保持容器とからなる。乳酸バク テリア溶液は、発酵容器(符号24)からバクテリアフィルタへ毎分419.8 ポンドの割合でパイプにより送られる。トラップフィルタは溶液からバクテリア を回収し、該バクテリアを注入装置へ毎分10.2ポンドの割合でポンプにより 送る。残りの乳酸溶液は保持容器へ毎分409.6ポンドの割合でパイプにより 送られる。バクテリアフィルタおよび保持容器は、毎分34ポンドの割合で乳酸 バクテリア溶液の流れを乳酸処理装置(符号26)に向けて調節する。 投入: 発酵容器(符号23):419.8ポンド/分(2時間/日、7日/週)。 排出: バクテリア注入装置(符号22)へのバクテリア:10.2ポンド/分(時間 /日、7日/週)。 仕様: 容量6,500ガロン、内径10フィート4インチ×高さ11フィート、イソ フタル樹脂製、平坦な底部、閉じた最上部、側部と最上部の24インチマンウェ イ、およびエポキシコートしたはしご(ケージなし)。 乳酸処理装置(符号26) 説明: 乳酸処理装置は、発酵処理で製造された乳酸を濃縮及び精製するのに適当なプ ロセス及び/又は装置であればよい。例えば、発酵プロセスから得られた乳酸溶 液は石灰と共に処理され、蒸発器(符号18)で濃縮され、結晶パンにポンプ輸 送され、そこで再生乳酸が得られる。発酵プロセスで製造された乳酸を濃縮し精 製するのにイオン交換樹脂を使用してもよい。例えば、ミズーリ州セントルイス のシグマ・ケミカル社から入手可能なイオン交換アンバーライトを使用してもよ い。また、例えば、発酵溶液から乳酸を連続して濃縮し精製できる、米国特許第 4,522,726号と第4,764,276号に開示の装置を採用してもよい 。 冷却コイル(符号27) 説明: 冷却コイルは、発酵容器(符号24)の加熱および冷却のための基本的な熱交 換器である。コイルは、発酵反応を始めさせるために、ボイラからのスチームの 熱を利用する。反応が始まったのち、発酵容器から熱を奪うためにため池からの 冷却水を利用する。冷却コイルは、発酵容器(符号21)の温度を約25から5 0℃に維持する。 投入: ため池からの水:必要に応じて(24時間/日、7日/週)。 ボイラからのスチーム:必要に応じて50ポンドpsig(ポンド−力/平方イン チゲージ)。 排出: ため池への水:必要に応じて(24時間/日、7日/週)。 ボイラへのスチーム:必要に応じて50ポンドpsig。 仕様: 冷却コイルのための水は必要に応じて投入される。 冷却コイルのためのボイラスチームは必要に応じて供給される。 乳酸貯蔵容器(符号28) 説明: 回収された乳酸は乳酸貯蔵容器に毎分4.6ポンド(乾燥原料1トン当たり1 00ガロンを標準とした場合)の割合でパイプにより送られる。乳酸貯蔵容器は 、毎週タンカートラックによって毎分340ポンドの割合で空にされる。すべて の貯蔵タンクは、米国機械学会(ASME)公認のものであるとともに、環境保 護庁(EPA)や他のすべての環境関連官庁だけでなく、州または地方の法令お よび産業規制のどれにも適合する。収容される原料のために、原料のいかなるこ ぼれやもれを無くすための法令や規制に明記されている110%容量の防護壁が 設けてある。 投入: 蒸留塔(符号26)からの乳酸:4.6ポンド/分(24時間/日、7日/週 )。 排出: タンカートラックへの乳酸:340ポンド/分(2時間/日、週1回)。仕様 : 内径10フィート4インチ×高さ13フィート5インチ、プレミアム470樹 脂/イソフタル、平坦な底部、閉じた最上部、側部と最上部のマンウェイ、エポ キシコートしたはしご。4つの固定用取っ手および引き上げ脚を最小限備えた平 坦な底部。 水貯蔵容器(符号29A) 説明: 乳酸生産工程、前処理工程、および設備内で使用されるきれいな水は、水貯蔵 容器に貯蔵されている。水は必要に応じていろいろな場所にパイプで送られるこ とになる。おおよその水の流れは以下に記載の通りである: 投入: 逆浸透性フィルタ(符号20)からの水:24ポンド/分(24時間/日、7 日/週)。 蒸発器(符号18)からの水:74.5ポンド/分(0時間ないし8時間の間 、週5日)。 蒸発器(符号18)からの水:107.9ポンド/分(8時間ないし24時間 の間で、週末)。 補給水:408,000ポンド/週。 排出: 中和水貯蔵容器(符号11)への水:26.6ポンド/分(8時間/日、5日 /週)。 ウォータヒータ(符号32)への水:111ポンド/分(24時間/日、5日 /週、1時間稼働して1時間休止する動作を交互に行う)。 酸回収装置(符号17)への水:118ポンド/分(24時間/日、7日/週) 。 仕様: 内径11フィート9インチ×高さ31フィート7インチ、イソフタル樹脂製、 最上部と側部の24インチマンウェイ、エポキシコートしたはしごおよびケージ 。4つの固定用取っ手および引き上げ脚を最小限備えた平坦な底部。容器のおお よ その容量は25,600ガロンである。 水貯蔵容器(符号29B) 説明: 前処理工程において循環する水は、水貯蔵容器(符号29B)に貯蔵されてい る。水は前処理工程で回収された微量の重金属や酸性物を除去するために使用さ れる。水は第2スクリュープレス(符号5B)へ毎分187.5ポンドの割合で パイプにより送られる。それから水は、第2スクリュープレスから毎分187. 5ポンドの割合で戻される。定期的に、約20ポンドの石灰を用いて水を中和し てもよい。検査が中和から中和までの間の正確な日数を決めることになる。 投入: 第2スクリュープレス(符号5B)からの水:187.5ポンド/分(8時間 /日、5日/週)。 排出: 第2スクリュープレス(符号5B)への水:187.5ポンド/分(8時間/ 日、5日/週)。 仕様: 容量3000ガロン、内径7フィート6インチ×高さ10フィート1インチ、 ネキサスベールをもつプレミアム/イソフタル樹脂製、側部と最上部の24イン チマンウェイ、およびエポキシコートしたはしご(ケージなし)。4つの固定用 取っ手および引き上げ脚を最小限備えた平坦な底部。 濃硫酸貯蔵容器(符号30) 説明: 濃硫酸容器は、工程において用いられる70%濃硫酸の貯蔵容器として使用で きる。容器は蒸発器(符号18)から濃縮酸性物を、前処理工程の稼働中の8時 間の間は毎分5.7ポンドの割合で、また、残り16時間の稼働中および週末に は毎分8.30ポンドの割合で受け取る。濃硫酸は、濃硫酸貯蔵容器から加水分 解装置へ、1時間はポンプで送り1時間は休止するという動作を交互に行いなが ら、毎分27.8ポンドの割合で送られる。濃縮酸性物貯蔵容器は、米国機械学 会公認のものであるとともに、環境保護庁や他のすべての環境関連官庁だけでな く、州または地方の法令および産業規制のどれにも適合する。収容される原料の ために、原料のいかなるこぼれやもれを無くすための法令や規制に明記されてい る110%容量の防護壁が設けてある。 投入: 蒸発器(符号18)からの濃硫酸:5.7ポンド/分(0時間ないし8時間で 5日/週) 蒸発器(符号18)からの濃硫酸:8.30ポンド/分(8時間ないし24時 間で、5日/週および週末)。 必要となる補給硫酸:22,500ポンド/週。 排出: 加水分解装置(符号30)への濃硫酸:27.8ポンド/分(24時間/日、 5日/週、1時間稼働して1時間休止する動作を交互に行う)。 仕様: 内径10フィート4インチ×高さ16フィート7インチ、プレミアム/イソフ タル樹脂製、最上部と側部のマンウェイ、エポキシコートしたはしごおよびケー ジ。4つの固定用取っ手および引き上げ脚を最小限備える平坦な底部。容器のお およその容量は10,400ガロンである。 廃水貯蔵容器(オプション)(符号31) 説明: 都市の廃水または下水を蒸解容器(符号13)に加える水の代用として使用す ることができる。すべてのバクテリアや病原菌は、硫酸や93℃以上の温度によ って殺される。廃水中にある固形物はわずかであり、リグニンのBTU(基本伝 送単位または英国熱量単位)能力を減少させることはない。廃水の高い窒素含有 量が乳酸バクテリアの養分として作用するだけでなく、適度な発酵に必要とされ るアンモニア(適正な発酵に必要な窒素養分の供給源)の量を減少させる。(仮 に用いた場合)廃水は、ウォータヒータ(符号32)に毎分111ポンドの割合 でパイプにより送られる。 投入: 水源からの廃水:必要に応じて大量に配水される。廃水が専らきれいでない水 とともに補給水として使用される場合、必要量は400,000ポンド/週にな る。平均で、配水の割合は55.6ポンド/分(24時間/日、5日/週)。 排出: ウォータヒータ(符号32)への廃水:111ポンド/分(24時間/日、5 日/週、1時間ポンプで送り1時間休止する動作を交互に行う)。 仕様: 内径10フィート4インチ×高さ16フィート7インチ、イソフタル樹脂製、 最上部と側部の24インチマンウェイ、エポキシコートしたはしご(ケージなし) 。4つの固定用取っ手および引き上げ脚を最小限備えた平坦な底部。容器のおお よその容量は10,400ガロンである。 ウォータヒータ(符号32) 説明: 水貯蔵容器(符号29A)からのきれいな水は、ウォータヒータへ毎分111 ポンドの割合でパイプにより送られる(廃水を使用した場合、その液体は廃水貯 蔵容器(符号31)から同じ割合で送られることになる)。水は約88℃に加熱 され、1時間ポンプで送られ1時間休止しながら蒸解容器(符号13)へ毎分1 11ポンドの割合でパイプにより送られる。 投入: 水貯蔵容器(符号29A)または廃水貯蔵容器(符号31)からの水:111 ポンド/分(24時間/日、5日/週、1時間ポンプで送り1時間休止する動作 を交互に行う)。 排出: 蒸解容器(符号12)への水:111ポンド/分(24時間/日、5日/週、 1時間ポンプで送り1時間休止する動作を交互に行う)。 仕様: 間接加熱式温水貯蔵ヒータ、直径36インチ×長さ52インチ、銅コート内側 ライニングとジャケット付き断熱材を有する125PSIG用に設計された縦型 ASMEタンク。タンク容量は200ガロンである。 この装置には、P&Tリリーフ弁、圧力と温度のゲージ、非鉄チューブシート 付き単一壁タンクヒータ、自動スチームコントロールバルブ、インレットスチー ム濾過器、ドリップトラップ、およびF&Tトラップが設けてある。容量は、1 00PSIGスチームで、1000GPH(ガロン/時間)16℃ないし88℃ である。この装置は、使用状態にないときには、1000GPHの連続負荷と2 00ガロンの貯蔵容量を与える。 リグニン保持容器(符号A) 説明: 材料が洗浄および中和領域へ手動で移送されるまで微粉砕されたリグニンが貯 蔵されている簡単な保持容器。リグニンは、フィルタープレス(符号15)から 毎分5.2ポンドの割合で除去される。リグニンは第2スクリュープレス(符号 5B)へ人手で充填され、そこで毎分15.6ポンドのおおよその割合で洗浄さ れてからドライヤ(符号6)によって乾燥される。乾燥後、リグニンは1ポンド あたり10,000ないし13,350BTUを運び、ボイラー原料貯蔵容器( 符号B)に送られる。 投入: フィルタープレス(符号15)からのリグニン:5.2ポンド/分(24時間 /日、5日/週、人手作業)。 排出: 第2スクリュープレス(符号5B)へのリグニン:15.6ポンド/分(8な いし16時間、5日/週)。 仕様: 移動可能な貯蔵ホッパ、大きさ約6フィート×6フィート×5フィートで貯蔵 容量が約180立法フィート。 ボイラー原料貯蔵容器(符号B) 説明: 微粉砕されたリグニンならびに木片、および/または非塩素系プラスティック の簡単な貯蔵容器。リグニン/木片又はリグニン/非塩素系プラスチック混合物 がボイラー燃料として役立つ。リグニンはボイラー原料貯蔵容器へ毎分15.6 ポンドの割合で搬送される。ボイラー燃料が燃やされる割合は、時間当たり38 00ポンドのスチーム産出状態で毎分約15.8ポンドになる。 投入: ドライヤ(符号6)からのリグニン:15.6ポンド/分(8時間/日、5日 /週)。 木片:必要に応じて(リグニン産出量による)。排出: 排出: ボイラー原料貯蔵ホッパ、大きさ10フィート×10フィート×16フィート で貯蔵容量が約1600立法フィート。 ボイラ(符号C) 説明: パッケージボイラは装置用のスチームおよび温水を発生させるために使用され る。スチームおよび温水を必要とする装置の構成要素は、蒸解容器(符号13) 、酸回収装置(符号17);発酵容器(符号24)である。スチーム発生装置は 、125PSIGで送られる約3800ポンド/時間のスチームを産出するため に、最大950ポンド/時間のリグニン/木片の燃料を燃焼するように設計され ている。 投入: ボイラー原料貯蔵容器(符号B)からのボイラー燃料:15.8ポンド/分( 24時間/日、7日/週)。 排出: スチーム:3800ポンド/時間(24時間/日、7日/週)。 仕様: ボイラー装置は、燃料供給装置、接線方向燃焼装置、HRTボイラー圧力容器 、機械式集塵機、誘引ファンと煙突、復水回収およびボイラー供給装置、ボイラ ー供給ポンプと制御装置、制御パネルと薬液注入装置および軟水器を含む。 固形廃棄物処理装置の要約 固形廃棄物、廃棄汚泥、スクラップタイヤおよび生産される使用に適した商品 の処理工程は、排出物のない装置である。この装置は十分に密閉され、臭気制御 がなされている。すべての水は使用後に濾過されて浄化されており、すべてのに おいとほこりが集められて除去されている。本実施例では10トン/日の工程を 説明したが、本実施例は1日当たり50ないし1,000トンの工程に容易にス ケールアップできる。変わる点は、工程が稼働する際の1日当たりの流量および /または時間数である。 本発明は十分に説明されているので、本発明またはそのすべての実施例の範囲 に影響しない別のパラメータだけでなく、実施の形態に均等な広い範囲内におい て実施できることが通常の当業者によって理解されるであろう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,SZ,U G),AL,AM,AT,AU,BB,BG,BR,B Y,CA,CH,CN,CZ,DE,DK,EE,ES ,FI,GB,GE,HU,IS,JP,KE,KG, KP,KR,KZ,LK,LR,LS,LT,LU,L V,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI, SK,TJ,TM,TT,UA,UG,UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.都市固形廃棄物から乳酸を製造する方法であって以下の工程を含むものであ る。 (a)都市固形廃棄物を得る工程 (b)タイヤ、大きな鉄金属と非鉄金属、プラスチック、ガラス及びゴムを廃棄 物から除去してセルロース成分を得る工程 (c)工程(b)で得たセルロース成分を粉砕する工程 (d)粉砕したセルロース成分を、希硫酸を用い、40から100℃の温度で処 理して残っている重金属をほぼ溶解して可溶性成分と非可溶性成分を得る工程 (e)工程(d)で得た可溶性成分を非可溶性成分から取り除く工程 (f)工程(e)で得た非可溶性成分を乾燥する工程 (g)工程(f)で得た乾燥非可溶成分を、非可溶成分に対して重量で約1:1 の濃硫酸を用いて処理し、部分的に水解した混合物を得る工程 (h)約80℃から100℃の温度の水で工程(g)で得た部分的に水解した混 合物を希釈する工程 (i)工程(h)で得た希釈混合物を約100℃の温度でかきまぜて消化材料と する工程 (j)工程(i)で得た消化材料から固形分を除いて濾液を得る工程 (k)濾液を酸を含む溶液と糖を含む溶液に分離する工程 (l)糖を含む溶液を糖分約1−20%に濃縮する工程 (m)工程(l)で得た濃縮された糖を含む溶液のpHを約4.5から7.5に 調節する工程 (n)工程(m)で得た溶液を乳酸バクテリアを用いて発酵して乳酸を含む溶液 を得る工程、 (o)工程(n)で得た溶液を処理して商業的に満足できる形の乳酸を得る工程 2.工程(e)において、可溶成分が非可溶成分からスクリュウプレス内で分離 される請求項1の方法。 3.工程(h)において、水は廃水又は有機窒素を含む汚水である請求項1の方 法。 4.工程(j)において、消化された混合物はフィルタプレスで濾過される請求 項1の方法。 5.工程(k)において、濾液は連続イオン排除クロマトグラフィにより酸を含 む溶液と糖を含む溶液に分離される請求項1の方法。 6.工程(k)において、濾液は連続反流排除クロマトグラフィにより酸を含む 溶液と糖を含む溶液に分離される請求項1の方法。 7.工程(l)において、糖を含む溶液は逆浸透フィルタを用いて約1−20% の糖に濃縮される請求項1の方法。 8.工程(m)において、工程(l)で得た濃縮された糖を含む溶液のpHがア ンモニアを加えることにより約4.5から7.5に調節される請求項1の方法。 9.工程(o)において、乳酸バクテリアが乳酸処理の前にフィルタにより溶液 から除去される請求項1の方法。 10.工程(g)で得た部分的に水解した材料を約80から100℃の水で希釈 して、重量で約1部の部分的に水解した材料に対して約4から6部の水を含む溶 液を得る請求項1の方法。 11.工程(g)の乾燥非可溶成分が上記濃硫酸による処理の前に下水スラッジ 又は下水スラッジケーキと混合される請求項1の方法。 12.都市固形廃棄物から乳酸を製造する方法であって以下の工程を含むもので ある。 (a)都市固形廃棄物を得る工程 (b)タイヤ、大きな鉄金属と非鉄金属、プラスチック、ゴム及びガラスを廃棄 物から除去してセルロース成分を得る工程 (c)工程(b)で得たセルロース成分を粉砕する工程 (d)粉砕したセルロース成分を約0.25から4時間、約40から100℃の 温度で、1から10%の希硫酸を用いて処理し、残っている重金属をほぼ溶解し て可溶性成分と非可溶性成分を得る工程 (e)工程(d)で得た可溶性成分を非可溶性成分からスクリュウプレスで取り 除く工程 (f)工程(e)で得た非可溶性成分を乾燥する工程 (g)工程(f)で得た乾燥非可溶成分を、非可溶成分に対して約1:1の濃硫 酸で、約10分間、約30から80℃の温度で処理し、部分的に水解した混合物 を得る工程 (h)工程(g)で得た部分的に水解した混合物を、約80℃から100℃の温 度の水を用いて希釈し、重量で約1部の部分的に水解した材料に対して約4から 6部の水を含む溶液を得る工程 (i)工程(h)で得た希釈混合物を、約1から4時間、約100℃の温度でか きまぜて消化材料を得る工程 (j)工程(i)で得た消化材料をフィルタプレスで濾過して濾液を得る工程 (k)連続イオン排除クロマトグラフィにより、濾液を酸を含む溶液と糖分を含 む溶液に分離する工程 (l)逆浸透フィルタを用いて、糖を含む溶液を糖分約1−20%に濃縮する工 程 (m)工程(l)で得た濃縮された糖を含む溶液のpHを約4.5から7.5に 調節する、 (n)工程(m)で得た溶液を乳酸バクテリアを用いて、約25から約40℃の 温度で発酵して乳酸を含む溶液を得る工程 (o)工程(n)で得た溶液から乳酸バクテリアを濾過する工程 (p)工程(o)で得た濾過された溶液を処理して商業的に満足できる形の乳酸 を得る工程 13.工程(g)の乾燥した非可溶成分が上記濃硫酸による処理の前に下水スラ ッジ又は下水スラッジケーキと混合される請求項12の方法。 14.都市固形廃棄物から乳酸を製造する方法であって以下の工程を含むもので ある。 (a)都市固形廃棄物を得る工程 (b)タイヤ、大きな鉄金属と非鉄金属、プラスチック、ガラス及びゴムを廃棄 物から除去してセルロース成分を得る工程 (c)工程(b)で得たセルロース成分を粉砕する工程 (d)工程(c)で得た粉砕したセルロース成分を、固形分に対して重量で約1 :1の濃硫酸を用いて、部分的に水解した混合物を得る工程 (e)工程(d)で得た部分的に水解した混合物を、約80から100℃の温度 の水で希釈する工程 (f)工程(e)で得た希釈混合物を約100℃の温度でかき混ぜて消化材料を 得る工程 (g)工程(f)で得た消化混合物から固形分とほぼすべての重金属を取り除く 工程 (h)濾液を酸を含む溶液と糖を含む溶液とに分離する工程 (i)糖を含む溶液を糖分約1−20%に濃縮する工程 (j)工程(i)で得た濃縮された糖を含む溶液のpHを約4.5から7.5に 調節する工程 (k)乳酸バクテリアを用いて工程(j)で得た溶液を発酵して乳酸を含む溶液 を得る工程 (l)工程(k)で得た溶液を処理して商業的に満足できる形の乳酸を得る工程 15.工程(e)において、工程(d)で得た部分的に水解した材料を約80か ら100℃の水で希釈して、重量で約1部の部分的に水解した材料に対して約4 から6部の水を含む溶液を得る請求項14の方法。 16.工程(d)の粉砕されたセルロース成分を上記濃硫酸による処理の前に下 水スラッジ又は下水スラッジケーキと混合する請求項14の方法。 17.都市固形廃棄物のセルロース成分から乳酸を製造する方法であって、以下 の工程を有するものである。 (a)都市固形廃棄物のセルロース成分を粉砕する工程 (b)工程(a)で得たセルロース成分を酸で加水分解し、可溶成分と非可溶成 分とを得る工程 (c)工程(b)で得た可溶成分と非可溶成分とを分離する工程 (d)工程(c)で得た可溶成分を、連続イオン排除クロマトグラフィにより、 酸を含む溶液と糖を含む溶液に分離する工程 (e)逆浸透フィルターを用いて、糖を含む溶液を糖分約1−20%に濃縮する 工程 (f)アンモニアを用いて、工程(e)で得た濃縮した糖を含む溶液のpHを約 4.5から7.5に調整する工程 (g)工程(f)で得た溶液を、乳酸バクテリアを用いて、約25から40℃の 温度で発酵し、乳酸を含む溶液を得る工程 (h)工程(g)で得た溶液から乳酸バクテリアを除去する工程 (i)工程(h)で得た溶液を処理して商業的に満足できる形の乳酸を得る工程 (j)工程(c)で得た非可溶成分を乾燥する工程 (k)工程(j)で得た乾燥非可溶成分をボイラー燃料として燃焼してエネルギ ーを得る工程 18.工程(j)で得られた非可溶成分が工程(k)の燃焼前に非塩化プラスチ ックと混合される請求項17の方法。 19.工程(b)のセルロース成分が上記酸を用いた加水分解の前に下水スラッ ジ又は下水スラッジケーキと混合される請求項17の方法。 20.都市固形廃棄物のセルロース成分を加水分解した後に得られた非可溶成分 が乾燥されてボイラー燃料として燃焼されてエネルギーが作られる、請求項1, 12又は14の方法。 21.乳酸バクテリアが、ストレプトコッカス、ペジオコッカス、ルーコノスト ック及びラクトバチラスからなる属の群から選択されたものである請求項1,1 2,14又は17の方法。 22.乳酸バクテリアが、ラクトバシラス・アラビノサス、ラクトバシラス・ペ ントサス、ラクトバシラス・プランタルム、ラクトバシラス・キシロサス、ラク トバシラス・デルブリュッキイ、ラクトバシラス・ブルガリカス、ラクトバシラ ス・カセイ及びラクトバシラス・レイチマニイ及びストレプトコッカス・ラクシ スの種の群から選択されたものである請求項1,12,14又は17の方法。
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