JPH105075A - 木製回転椅子等の脚部の組立構造 - Google Patents

木製回転椅子等の脚部の組立構造

Info

Publication number
JPH105075A
JPH105075A JP18421896A JP18421896A JPH105075A JP H105075 A JPH105075 A JP H105075A JP 18421896 A JP18421896 A JP 18421896A JP 18421896 A JP18421896 A JP 18421896A JP H105075 A JPH105075 A JP H105075A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main member
leg
mounting
legs
swivel chair
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP18421896A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Nakamoto
博昭 仲本
Koichi Tsuchiya
晃一 土屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SHIZUOKA KINZOKU KOGYO KK
Original Assignee
SHIZUOKA KINZOKU KOGYO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SHIZUOKA KINZOKU KOGYO KK filed Critical SHIZUOKA KINZOKU KOGYO KK
Priority to JP18421896A priority Critical patent/JPH105075A/ja
Publication of JPH105075A publication Critical patent/JPH105075A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Tables And Desks Characterized By Structural Shape (AREA)
  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
  • Chairs Characterized By Structure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 木製回転椅子等の、脚部が三本乃至五本の支
脚と主部材とによって構成されている台状の家具や器具
の、脚部の組立や分解、即ち主部材への支脚の取付けと
取外しを簡単、且つ確実に行うことの出来る構造を提供
する。 【構成】 台盤部と脚部とから成り、脚部は主部材と三
本乃至五本の支脚からなっていて、それぞれの支脚を主
部材にほゞ等間隔的に取りつけるように構成された台状
の家具や器具の、主部材の側面に支脚の取付け面を70〜
80度程度下向きに傾斜させて形成すると共に、下面から
は取付ボルトを打ち込むための窪を削設して、この取付
け面に支脚の接合面を当てゝ、その上部では、主部材と
支脚との間に固定ピンを嵌挿し、下部では、窪から支脚
に向けてほゞ水平に(取付け面に対して70〜80度程度の
角度で)取付ボルトを締め込んで支脚を主部材に固定さ
せ、取りつけるように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、木製の回転椅子等の台
状物の、中央に主部材があり、それに三本乃至五本の支
脚が取付けられた脚部の組立構造に関する。
【0002】
【従来の技術】普通、椅子やテーブルのような装飾性を
有する家具や器具は、製造段階で最終製品の状態にまで
仕上げられ、組み立てられる。殊に、木製の回転椅子の
ように、台盤部(座盤)と脚部とから成っていて、かな
りの重量が加えられるものであって、しかも脚部は主部
材と複数本の支脚とから成り、夫々の支脚が主部材にほ
ゞ等間隔的に取付けられた台状の家具や器具は、製造段
階で完成品にまで仕上げられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来の
木製回転椅子等の台状の家具や器具は、製造段階で完成
品の状態にまで組上げられるので、丈夫であって、購入
すると直ちに使用することが出来る利点があるが、反
面、一般の人がこれを組み立てたり、分解したりするこ
とは全く不可能である。しかもこの種の台状の家具や器
具は、各構成部品の占める容積は小さいにも関わらず完
成品の見掛けの容積が大きいために、運搬、移動その他
の取り扱いが厄介であるし、不使用時の処置も面倒であ
ると云う不具合がある。このようなことから従来から、
製造段階では台盤部と脚部とを別体にし、更に脚部の主
部材と支脚とを別体にしておいて、必要に応じて、例え
ばこれを使用する人が随時組み立てたり分解したりする
ことが出来るようにした台状の家具や器具を作ろうとす
る試みがなされた。ところが、例えば回転椅子では座盤
には数十kg程度以上の重量が加えられて、それが支脚に
対して開脚させる力として作用するため、主部材への支
脚の取付け部位にガタが生じ、更には支脚が外れたり、
破損したりする事故が生じるため、実現化することが出
来なかった。本発明は、木製回転椅子等の、脚部が複数
本(主として三本乃至五本)の支脚と主部材とによって
構成されている台状の家具や器具の、脚部の組立や分
解、即ち主部材への支脚の取付けと取外しを簡単、且つ
確実に行うことの出来る構造を提供することを課題とし
ている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、台盤部と脚部
とから成り、脚部は主部材と複数本の支脚からなってい
て、それぞれの支脚を主部材にほゞ等間隔的に取り付け
るように構成された台状の家具や器具の、主部材の側面
に支脚の取付け面を形成すると共に、下面からは支脚を
ボルト締めするための窪を削設し、一方、支脚には上記
取付け面と合致する接合面を形成して、この取付け面に
支脚の接合面を当てゝ、その上部では、主部材と支脚と
の間に固定ピンを嵌挿して支脚のこの部分が取付ボルト
を中心として横ズレすることのないようにし、下部で
は、窪から支脚に向けて取付ボルトをねじ込んで支脚を
主部材に固定させ、取り付けるように構成した手段によ
り上記した課題を解決している。主部材を逆円錐状に形
成するなどして、取付け面を70〜80度程度下向きに傾斜
させて形成し、取付ボルトをほゞ水平に打ち込むことに
より、これを取付け面に対して70〜80度程度の角度で打
ち込んだものとすることができる。固定ピンも取付け面
に対して70〜80度程度の角度で嵌め込んだものとするこ
とができる。
【0005】
【作用】台盤部に加重が加えられると、その加重は支脚
に対してa点を中心として開脚しようとする力として作
用する。即ちこの加重により、支脚には各部位がa点を
中心とする円周上を外方に向かって移行しようとする傾
向が生じる。従って、図3に示すように、支脚が取付ボ
ルトによりボルト締めされている点(O)は、矢印pの
方向(取付け面に対して垂直方向)に移行しようとする
力が働くことゝなる。このとき取付ボルトがその方向に
対して10〜20度程度ズレた方向に向けて打ち込まれてい
ると、これにより支脚が抜ける傾向が阻止されて、支脚
は極めて強固に、且つ確実に主部材への固定されるので
ある。又、この家具や器具が傾けられるなどして台盤部
に斜め方向の加重が加えられると、その加重は支脚に対
してb点を中心として閉脚しようとする力として作用す
る。従って、支脚の固定ピンが嵌挿されている点は、b
点を中心とする円軌道に沿って、取付け面に対して垂直
方向に向かって移行しようとする力が働くことゝなる。
このとき固定ピンがその方向に対して10〜20度程度ズレ
た方向に向けて打ち込まれていると、支脚のその箇所が
抜ける傾向が阻止されて、支脚は極めて強固に、且つ確
実に主部材への固定されるのである。
【0006】
【実施例】以下、本発明を木製回転椅子を例にして具体
的に説明する。この実施例では、木製回転椅子は座盤1
と脚とから成っており、脚は主部材2と複数本(主とし
て三本乃至五本)の支脚3とにより構成されている。座
盤1は、通常のこの種のものと同様の形状をしているも
のであって、その上面は人が腰を載せるに適したように
仕上げられている。座盤1の底面の中央部には、直径が
数十mm〜百数十mm程度の、下面を平滑に仕上げられた回
転盤11が取り付けられていて、これが座盤1の滑り面を
構成している。主部材2は上端部分が支脚3の取り付け
端よりも僅かに突出して形成されて、支脚3の上端縁が
座盤1の下面に接触することのないようにされており、
その上面と回転盤11との間にスラストワッシャ4が挟設
されている。このスラストワッシャ4は、主部材2の見
かけ上の上面を構成していて、主部材2の上面に代わっ
て回転盤11に当接している。又、その上面が平滑に仕上
げられていて、主部材2の滑り面として機能するように
なっている。主部材2の中心線上には支軸12が嵌挿され
ており、その上端がスラストワッシャ4を貫通して突出
していて、それに回転盤11が取り付けられていて、回転
盤11(座盤1)が回転自在になっている。
【0007】主部材2の側面には、70〜80度程度下向き
に傾斜した支脚の取付け面21が支脚3の取り付け本数に
対応した箇所に形成されており、下面からは、その直径
の0.6 〜0.8 倍程度の直径の窪22が削設されていて、こ
こからの取付け面21に向けて取付ボルト用差込孔24がほ
ゞ水平方向に向けて貫通して穿けられていて、ここから
支脚3に向けて木質用取付ボルト5を打ち込むようにな
っている。又、取付け面21の上部には嵌挿孔23が穿けら
れていて、ここに固定ピン6を嵌挿するようになってい
る。支脚3の上部には、主部材1の取付け面21に合致す
る形状の接合面31が形成されており、その上部には、こ
の接合面31を取付け面21に当てたときに、嵌挿孔23と合
致する位置に嵌挿孔32が穿けられていて、両者が直線的
に連続するようになっている。又、主部材2に穿けられ
た取付ボルト用差込孔24と合致する位置には、取付ボル
ト5よりも若干細い予備孔33が穿けられていて、取付ボ
ルト5のねじ込みを容易にしている。符号7は下蓋であ
って、主部材2の下面を覆って装飾性を高めている。
【0008】この回転椅子の脚を組み立てるときは、主
部材2の取付け面21に穿けられた嵌挿孔23か、又は支脚
3の接合面31に穿けられた嵌挿孔32の何れか一方に固定
ピン6を挿し込み、その突出している部分を他方の嵌挿
孔に挿し入れながら、主部材2の取付面21に支脚3の接
合面31を合致させる。するとその下方では、主部材2に
穿けられた差込孔24に支脚3に穿けられた予備孔33が合
致するので、窪22の内側から差込孔24に木質用取付ボル
ト5を挿し込み、更にそれを予備孔33にまで挿し進めて
ボルト締めをし、しかして支脚3を主部材2の所定の箇
所に取り付け、固定する。
【0009】尚、この実施例では、主部材2の形状につ
いては特に限定はしない。例えば図1、図2に示すよう
に、上端から下方に向かって次第に細くして、逆円錐台
状に形成してもよいし、逆三角錐台状や逆四角錐台状、
逆五角錐台状とすることも出来るし、又は図3に示すよ
うに上端から下端まで同一の太さにして、円筒状や三角
筒状、或いは四角筒状としても、もとより差し支えな
い。又、取付け面21を形成する位置についても、主部材
2が逆三角錐台状や逆四角錐台状等であるときは、夫々
の面の位置に形成することが出来るし、稜の位置に形成
することも出来る。勿論、支脚3の接合面31は、取付け
面21の形状に対応した凹面形状とすることは云うまでも
ない。
【00010】図では、取付ボルト用差込孔24を取付け
面21に対して10〜20度程度ズレた方向に向けて穿孔した
実施例を示している。これは、座盤1に対して上から加
重が加えられたときに、支脚3が取付ボルト5から抜け
ようとする傾向を阻止して、支脚3は極めて強固に、且
つ確実に主部材2に固定するものである。則ち、座盤1
に対して上からの加重が加えられると、その加重は支脚
3に対して開脚しようとする力として作用する。すると
その力は、支脚3が取付ボルト5によりボルト締めされ
ている箇所を、接合面31の上端(a点)を中心とする円
周の方向(取付け面に垂直な方向)に移行させようとす
る力(取付ボルト5を抜こうとする力)として作用す
る。ところがこのとき取付ボルト5をその方向に対して
10〜20度程度ズレた方向に向けて打ち込んでおくと、こ
れにより支脚3が取付ボルト5から抜ける傾向が阻止さ
れることゝなる。又、この家具や器具が傾けられるなど
して座盤1に斜め方向の加重が加えられると、その加重
は支脚3に対してb点を中心として閉脚しようとする力
として作用する。すると、支脚3の固定ピン6が嵌挿さ
れている点は、b点を中心とする円軌道に沿って、取付
け面31に対して垂直方向に向かって移行しようとする力
が働くことゝなる。従って、固定ピン6を取付け面21に
対して10〜20度程度ズレた方向に向けて嵌挿すると、支
脚3が固定ピン6から抜けようとする傾向が阻止され
て、支脚3は極めて強固に、且つ確実に主部材2に固定
するのである。
【00011】
【発明の効果】以上詳述したように本発明に係る木製回
転椅子等の脚部の組立構造は、固定ピンと取付ボルトと
により支脚を主部材に取付けるものであり、固定ピンは
主部材と支脚の所定の位置に予め穿孔された嵌挿孔に挿
し込むに過ぎないので、組み立てと分解の操作を極めて
簡単に行うことがことが出来る利点がある。殊に、取付
ボルトや固定ピンを取付け面に対して10〜20度程度ズレ
た方向に向けて嵌める構造にすると、支脚に開脚傾向や
閉脚傾向が作用しても、支脚が取付ボルトや固定ピンか
ら抜ける傾向が阻止されて、支脚は極めて強固に、且つ
確実に主部材への固定されるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す木製回転椅子の縦断正
面図である。
【図2】同上要部を示す縦断正面図である。
【図3】支脚に開脚傾向が加えられたときの作用を示す
説明図である。
【符号の説明】 1 座盤 2 主部材 3 支脚 4 スラストワッシャ 5 取付ボルト 6 固定ピン 7 下蓋 11 回転盤 12 支軸 21 取付け面 22 窪 23 嵌挿孔 24 差込孔 31 接合面 32 嵌挿孔 33 予備孔

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台盤部と脚部とから成り、脚部は主部材
    と複数本の支脚からなっていて、それぞれの支脚を主部
    材にほゞ等間隔的に取り付けるように構成された台状の
    家具や器具に於いて、主部材は外周面に支脚の取付け面
    を形成して、その上部に固定ピンの嵌挿孔を穿孔すると
    共に、下面から窪を削設して、その内周面と取付け面と
    の間に、取付ボルト用差込孔を貫通させて穿孔し、支脚
    の上部には上記取付け面と合致する接合面を形成し、こ
    の接合面の上記嵌挿孔と差込孔に対応する位置に嵌挿孔
    と予備孔を穿孔したことを特徴とする木製回転椅子等の
    脚部の組立構造。
  2. 【請求項2】 主部材は70〜80度程度の逆円錐台状、逆
    三角錐台状、逆四角錐台状、又は逆五角錐台状に形成し
    たものである請求項1の木製回転椅子等の脚部の組立構
    造。
  3. 【請求項3】 主部材は、円筒状、三角筒状、四角筒
    状、又は五角筒状に形成したものである請求項1の木製
    回転椅子等の脚部の組立構造。
  4. 【請求項4】 取付ボルト用差込孔を取付け面に対して
    10〜20度程度ズレた方向に向けて穿孔したことを特徴と
    する請求項1、又は2の木製回転椅子等の脚部の組立構
    造。
  5. 【請求項5】 固定ピンを取付け面に対して10〜20度程
    度ズレた方向に向けて嵌挿したことを特徴とする請求項
    1、2、又は3の木製回転椅子等の脚部の組立構造。
JP18421896A 1996-06-25 1996-06-25 木製回転椅子等の脚部の組立構造 Pending JPH105075A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18421896A JPH105075A (ja) 1996-06-25 1996-06-25 木製回転椅子等の脚部の組立構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18421896A JPH105075A (ja) 1996-06-25 1996-06-25 木製回転椅子等の脚部の組立構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH105075A true JPH105075A (ja) 1998-01-13

Family

ID=16149439

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18421896A Pending JPH105075A (ja) 1996-06-25 1996-06-25 木製回転椅子等の脚部の組立構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH105075A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018018489A1 (zh) * 2016-07-28 2018-02-01 蔡宗贤 用于椅子的椅脚结构

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018018489A1 (zh) * 2016-07-28 2018-02-01 蔡宗贤 用于椅子的椅脚结构

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4487389A (en) Wall mounted device for supporting articles
US4712758A (en) Nested hub knock-down pedestal
US6574924B2 (en) Fitting for walls or panels
JPS6141601A (ja) 支持トロリ
US4644876A (en) Knockdown table or the like
US20070227994A1 (en) Build-Up Furniture
KR100698948B1 (ko) 수납선반용 결속구
US5230491A (en) Table leg assembly
US4823709A (en) Apparatus and method for attaching a table leg to a table top
US5295755A (en) Shock mount
EP0585515B1 (en) Chair with armrests
JP2001182723A (ja) 家具等の継手構造
GB2178817A (en) Removable leg assembly
JPH105075A (ja) 木製回転椅子等の脚部の組立構造
EP0036430B1 (en) Clamping device
US20040041064A1 (en) Leg support for furniture
EP0699040B1 (en) Hub for a rotatable chair
KR102281859B1 (ko) 목재 테이블의 조립구조 및 조립방법
WO1992003663A1 (en) Securing device
US3405897A (en) Base for supporting an object
JP3398781B2 (ja) 被支持体の取付構造
US5258900A (en) Chandelier assembly and kit having arm locking plates
US20020114663A1 (en) Trunk element connecting structure for an artificial christmas tree
JP2001340152A (ja) 脚端具取付構造
CA2647464C (en) Worksurface leg mount system