JPH10507565A - データ記憶装置用におけるヘッド・ロード・アンロード用ウイング取付け装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 磁気ディスクドライブ装置において、ヘッド１８，１９が磁気ヘッドに近接して取付けられたウイング４３，４４によって磁気ディスク１４にロード・アンロードされる。ウイングは、ヘッドを分離するため向合った斜面４１，４２上に乗上げる円筒形ロッドであり、そこでヘッドはディスクの両側で移動してディスク上に適切に一緒に運ばれることができる。ウイングはロッドを固定する締まり嵌め式テーパ付き切欠きを有する取付装置５０，５１によってウィンチェスタヘッド組立体の懸垂アーム４５，４６に取付けられる。

Description

【発明の詳細な説明】 データ記憶装置におけるヘッド・ロード・アンロード用ウイング取付け装置関連出願 同時に出願された米国特許出願第３２４８９５号「データ記憶装置におけるヘ ッド・ロード・アンロードおよび清掃」を引用によって本明細書に援用する。発明の背景 本発明は読取り／書込みヘッドを担持して記録媒体に接触させるアクチュエー タ、とくにヘッドのロード・アンロード（loading and unloading）および清掃 用ウイング取付装置に関するものである。 ジョーンズ他の米国特許第４７４０８５１号およびグリフィス他の米国特許第 ４６６３６７７号各明細書は、本発明の譲受人によって製造される形式のロード ・アンロード可能な媒体磁気ディスク駆動装置を開示している。可撓性記録媒体 を有するカートリッジがディスク駆動装置に挿入される。モータは、磁気読取り ／書込みヘッドと係合するディスクを回転する。 平面からの可撓性ディスク端部の安定性および振動、ならびに組立体の公差に よる変動は、一対の対向するヘッドをディスクに対してロード・アンロードする ことにおいて困難性を生ずる。一般にロード・アンロードは、回転し、振動する ディスクの端部でヘッドが損傷しないように、垂直方向の大きなヘッド変位を必 要とする。また、大きな垂直方向変位でヘッドがロード・アンロードされるとき 、ヘッドの予荷重の低下が生じ得る。 ヘッド・ロード・アンロード用およびヘッド清掃用の改良装置が、前記共願明 細書に記載されている。このヘッド・ロード・アンロード装置は、可撓性のヘッ ド懸垂アームに対するウイングの取付けを必要とする。 本発明の目的は、磁気媒体に対するヘッド・ロード・アンロード用および磁気 ヘッド清掃用の改良された取付装置を得ることにある。発明の要約 本発明によれば、ヘッドの動きがウイングの動きに緊密に追従するように、磁 気ヘッド懸垂装置に対するウイングとして、円筒形ロッドが近接してヘッドに取 付けられる。ウイングは、ロッドを固定するため締まり嵌め式（干渉嵌合式）テ ーパ付き切欠きを有する装置に取付けられる。二つの取付装置が、ヘッド懸垂ア ームの両側に設けられる。ロッドはヘッドを横切って横方向に延長する。各取付 装置における切欠きが上方に延在し、切欠き内にウイングが圧入される。ウイン グは、作動中に離脱しないようにロック（錠止）される。切欠きは、大きい力で なければウイングを取外しできないように、ウイングをロックするためのテーパ が付与されている。ウイングは、固定取付けを確実にするため、接着剤または他 の二次的技術を用いることなしにＸ，ＹおよびＺ軸内に拘束される。 本発明の前記および他の目的、特徴および利点は下記の詳細な説明および請求 項の記載から一層よく理解されるだろう。図面の簡単な説明 第１図はカバーを取外した本発明のディスク駆動装置（ディスクドライブ）を 示す。 第１Ａ図は前期ディスク駆動装置で使用される形式のカートリッジを示す。 第２図は関連する出願のヘッド・ロード・アンロード機構を示す。 第３図はヘッド懸垂アームの平面図を示す。 第４図はヘッド懸垂アームの側面図を示す。 第４Ａ図は本発明のウイング取付装置を示す。好適な実施例の説明 第１図はカートリッジ１０（第１Ａ図）が記録媒体１４を収容する形式のディ スク駆動装置を示す。カートリッジは１１において駆動装置に挿入される。プラ ットホーム１２の位置１３にモータが取付けられる。モータはカートリッジ内の 可撓性ディスクを回転する。 第１Ａ図に示されたカートリッジは、モータによって回転されるように内部に 回転可能に装架されたハブ１６を有するディスク１４を含む。 アクチュエータによって動かされる読取り／書込み用対向ヘッド１８，１９が ディスクの両側に係合する。 キャリッジ（担持体）を動かしてヘッドを記録媒体に接離させるボイスコイル モータは、外側帰還路部材２０を有する。第２図はキャリッジ組立体に装架され たコイル２２を示す。コイル２２が付勢されると、それが磁石と相互作用してキ ャリッジを直線的に動かし、ヘッド１８，１９がディスクの同心トラックに係合 する。キャリッジ組立体は二つの軽量アーム２４，２６を有する。キャリッジ組 立体は、円筒形部材（好適例としては、細い案内ワイヤ）である中央案内軌道２ ８上を動く。キャリッジ組立体は円筒形案内軌道が貫通する二つのブッシュを有 する。 ヘッド・ロード・アンロード装置４０が第２図に示されており、反対位置にあ る第１の斜面（４１が図示されている）および反対位置にある第２の斜面（４２ ，４２Ｂ，４２Ｃが図示されている）を有する。 ウイング４３，４４は、アクチュエータキャリッジが磁気ディスクに対して接 近、離隔するとき、反対位置にある斜面上に乗上げる。 磁気ヘッド１８，１９は懸垂アーム４５，４６に可撓性をもって装架されてい る。第３図は懸垂アーム４５の平面図である。ウイング４３はアーム４５の横断 方向に延在し、ウイング取付装置５０，５１によって所定位置に保持されている 。第４図はウイング取付装置５１の側面図であり、第４Ａ図は該装置の詳細を示 している。ウイング取付装置５１は、ロッド４３用の締まり嵌め式切欠きを有す るステンレス鋼部材である。切欠きの底部はロッド４３の直径に適合するが、切 欠きはウイングがテーパ付き切欠きに押込まれた後それを所定位置に確実にロッ クするため頂部で狭くなっている。このことは確実な取付けを確保するため接着 剤または他の二次的方法を使用することなしにＸ，ＹおよびＺ軸においてロッド ４３を拘束する。それによって作動中のウイングの飛出しが防止される。ウイン グは、大きな力でなければ除去できない。 本発明の具体例が図示されかつ説明されたが、各種変形形態が発明の真の精神 および範囲内にある。したがって請求項は全てのかかる変形形態を包含すること を意図している。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．読取り／書込みヘッドを動かして記録媒体に係合させるアクチュエータに おいて、 前記ヘッドを動かして前記記録媒体と係合せしめるキャリッジ組立体と、 前記ヘッドを前記キャリッジ組立体に可撓性をもって装架する手段と、 前記ヘッドに近接して装架されたウイングと、 ヘッド・ロード・アンロード装置とを含み、 前記記録媒体上に前記ヘッドを位置決めするために、また前記キャリッジが前 記記録媒体から離れる方向に動く際に、前記記録媒体から前記ヘッドをアンロー ドするために、前記ヘッド・ロード・アンロード装置上に前記ウイングが乗る、 前記ウイングが前記キャリッジを横断して延在する円筒形ロッドであり、また 二つのウイング取付装置が、前記ヘッドに近接して、前記ヘッドの両側に一つ ずつ、前記キヤリッジ組立体に装架され、各取付装置が、前記ヘッド取付装置に 前記ロッドを固定する締まり嵌め式テーパ付き切欠きを有する改良がなされたア クチュエータ。 ２．前記切欠きが上向き開口を有し、前記切欠きの底部が前記ロッドの直径に 適合するには十分に広く、前記取付装置はロッドが前記切欠きに押込まれた後前 記ロッドをロックするために、前記ロッドの直径よりも小さい前記切欠き用開口 を形成する上部を有する請求項１に記載された装置。 ３．前記ウイング取付装置が、ウィンチェスタ・ヘッド組立体の可撓性懸垂ア ームに取付けられた請求項１に記載された装置。 ４．前記ウイング取付装置がステンレス鋼である請求項１に記載された装置。 ５．前記ウイング取付装置が取付けを確実にするため三つの拘束軸線において 前記ウイングをロックする請求項１に記載された装置。