JPH10507434A - 選別機形式の分類システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 選別機形式の分配システムにおいて、運搬される物体の選択的荷下ろしまたは投げ出しが、コンベヤ８からコンベヤに沿った選択された受取りステーションに向かって行われる。これらのステーションの各々は受取りコンテナ１０を備えており、このコンテナ１０は底部排出弁２２と上部開口部を有し、これらは荷下ろし機能におけるいくらかの広がりによって、ある最小サイズを持たなければならない。コンベヤを延長することなくこのようなシステムの容量を増加するために、本発明は、制御された方法で容易に切り替えることのできる二つ以上の作動受取りビンまたはビン区分物をそれぞれの受取りステーションに備える。独立した底弁によって二つの区分に分けられた、すなわち旋回板１８によって分けられた単一の固定コンテナ１０が使用されることが好ましく、この旋回板１８は、コンテナ開口部の完全サイズを維持して、受け取られた物品をそれぞれ二つの区分に選択的に誘導するために、二つの対向する壁に対して旋回可能であり、これら二つの区分から収集された物品の区分物を個別に取り出すことができる。

Description

【発明の詳細な説明】 選別機形式の分類システム 本発明は、選別機形式の分配装置、すなわち互いに分離した物体の流れ用の開 口部と、物体の重要品質、好ましくは物体の重量を検出するためのステーション と、制御ユニット、受取りコンテナ列が連絡された分類経路に沿って物体をさら に運搬するコンベヤ・ラインと、制御ユニットによって制御されて物体を選択的 に荷下ろし、受取りコンテナ中に望みの物体の区分物を蓄積する分別手段と、制 御ユニットによって制御され、受取りコンテナからの区分けされた区分物を出さ せるためのアクチュエーション手段と、およびコンテナの下に位置する、区分け された区分物を受け取って配送するための運搬手段とを有する装置に関する。 この形式の装置は主として、所定の判定規準にしたがって、例えば、マークさ れた重量分布を示す物体にもかかわらず、より高いまたは低い許容範囲で固定さ れた区分物の重量を達成するために、複数の区分物に合体すべき新鮮なまたは冷 凍された食料品を取り扱うために、食品産業において使用されている。 すなわち実際のものは、多少とも粘着性があるか、または冷凍された物体に関 する限り多少とももろいと予想される、包装を解かれた物体を取り扱うことであ り、もちろんそれに応じて装置を改造すべきである。 前記の運搬経路は適当なコンベヤ・ベルトによって構成されているが、分別手 段は分別翼として作られており、この分別翼は適切な場所において物体をそれぞ れの受取りコンテナまたは分配コンテナに誘導または投げ出す瞬間にベルトの上 を選択的に旋回することができ、分別翼はその後直ちに、後続の物体が次に続く コンテナへ自由に通過できるように再び外側に旋回することが好ましい。 受取りコンテナまはた分配コンテナは、粘着性物体と半ばもろい物体のどちら を受け取るのにも適するように、すなわち受け取られた物体がコンテナの出口底 部に到達せずに壁部分に接着するのを避けるための急傾斜の壁と、物体が偶発的 に破壊するほどの速い落下速度でもろい物体が底部に到達するのを避けるための 比較的低い構築高さで、設計すべきである。低い構築高さはもちろん、他の理由 によっても望ましい例えばコンテナの下にコンテナから分配が区分けされた区分 物を受け取るための出口コンベヤ用の空間を設けなければならない。 随意で投出し作用も伴う望ましくは高い作業速度を使用すると、荷下ろしは単 一コンテナにおける物品配送位置のある一定の広がりに関係することになる。す なわち、配送位置は物品のサイズに較べていくらか大きいサイズの開口部を持た なければならない。コンベヤ・ベルトの横断方向から見れば、これは特別の問題 にはならないが、長手方向では、これはある種の過剰長さでコンベヤを構築しな ければならないという結果になり、余分のコストがかかり空間も必要になる。 本発明は、前記のコンベヤが所定の数の受取りコンテナに対して長さを短くし て構築することができるような、特定の形式の装置を提供することを目的とする 。 本発明によって、この点についてはコンテナはすでに互いにかなり接して位置 しているので、コンベヤに沿った受取りコンテナ間の距離の短縮によって得られ るものは多くはなく、また物品配送位置の前記の広がりが容認される限り、コン ベヤの長さ方向におけるコンテナの長さ寸法を短縮することを放棄さえもするこ とが理解される。しかしながら、本発明に関連して、少し異なる概念で、すなわ ち米国特許出願第４７３２２６０号による封筒と小型小包用の郵便物分類システ ムに関連して、予め示唆された特殊な相互分配の原理を利用することが有利に可 能であることが認識されている。この郵便物分類システムでは、各単一受取りス テーションで受け取られた物体をステーション中の複数の受取りコンテナに選択 的に、すなわち分類コンベヤの移動方向と交差する列に配置された郵便袋の形で 分配するために制御されたシステムが使用される。すなわち、個別の受取りステ ーションによって占有される空間内に二つ以上の受取りコンテナがあり、すでに 各ステーションに二つのコンテナがある場合には、コンベヤの長さは半分になる 。これは重要な結果である。前記の周知のシステムは、分類コンベヤから物品を 受け取ってこれらをさまざまな受取り袋に分配することのできる分配システムを 、前記の郵便袋の上に設けるという考えに基づく。基本的には、これは急な側壁 と低い落下高さに関する先に検討した要件とは両立できないことになるが、本発 明によれば、分類コンベヤの側方の受取り位置に選択的に位置決めできる独立し たコンテナ自体またはその上部開口部に基づく、変更された原理を使用すること が 可能である。すなわち、その後物品は個別の分配システムを通過する必要なしに コンテナに直接配送され、これによって、粘着性の物品または冷凍された物品の 営業上の配送を達成することができる。構築高さは低いままにすることができ、 装置の必要な周期的清掃が著しく困難になることはない。 妥当な高速度で装置を運転するとき、各受取りステーションで三つ以上の分配 コンテナを使用することはほとんど現実的ではないが、すでにこれによって、コ ンベヤ長を半分にすることが達成され、分別ユニットの数もそれに応じて減らす ことができる。必要な長さとそれに関連する空間は、両コンテナがコンベアの両 側に配置されている場合には、さらに短縮することができる。 二つのコンテナ間の必要な切替えのためのより直接の配置の可能性は、一対の コンテナをコンベヤ・ベルトに対して相互変位可能な方法に取り付けることであ るが、後述するように、これにはいくつかの問題がある。しかしながら本発明に よって、コンベヤの長さ方向に、物品の予想されるサイズに対応するものよりい くらか大きな長さを示す必要のあるコンテナの既存条件に基づいて、他のより良 い解決策が提供される。すなわちこの長さが必要なのは、各受取りステーション においてコンベヤ・ベルト縁部の上の物品の配送場所に関していくらか広がりが あるためである。通常は、コンテナの関連する過剰長は不必要に大きなコンテナ の底面積を意味し、本発明の好ましい実施形態においては、これは、単一のコン テナの底の中央域近くに上向きに突出した仕切り板が旋回可能に配置され、この 仕切り板はコンテナを二つのコンテナ部分に分割するが、対向する側面の間で旋 回して両コンテナ部分を単一コンテナの正しく置かれた開口部に対応する実際的 に同じ上部開口部で出現させるという効果に使用される。二つのコンテナ部分は 、いずれにしても同時に複数の物品を受け入れてはならず、仕切り板の切替えを 非常に急速に実施することができるので、連続的に動作可能である。ただ、これ らのコンテナ部分は独立して開放が可能な底を備えなければならない。 この旋回可能な板の使用は、少なくとも板の一つの外側位置において、望まし くない傾斜壁に関する上記の問題へのアプローチを呼び出すこともある。旋回板 をコンテナの対向する開口部縁の間で切り替えられるように、比較的大きな角度 だけ移動させなければならないので、この可能な問題がコンテナの望まれる低い 構築高さによって強調されることになる。しかしながら、適切な傾斜板が、粘着 する物品がある場合それが滑落する機会を得るか、または個々に壁から直接離さ れて専用のコンテナ部分中に落下するように、衝撃的にも傾斜位置から旋回する ように作用を受けることができることが本来的に可能である。 したがって、こうして区分された単位コンテナは、従来の外形寸法であり、こ のことは、底部が二つ個々の部分として現れるにも関わらず、底部にも適用され る。同じ理由で下にある出口コンベヤは変らず従来の幅であるが、本発明がそれ によって制限されることはない。 次に、図面を参照して本発明をさらに詳しく説明する。添付の図面において、 第１図は、本発明による装置の斜視図である。 第２図は、本発明による装置の上面図である。 第３図と第４図は、この装置における受入れコンテナの端面図である。 第５図は、この装置の側面図である。 第６図は、変更された実施形態の概略端面図である。 この基本概念において、第１図に示す装置は、供給ベルト２、記憶制御コンピ ュータ６に接続された計重（重量計測）ベルト４、および片側または両側に取り 付けられた受入れコンテナ１０の列が取り付けられている分類ベルト８を有する 、従来の選別機である。これらのコンテナに対向して、第２図の右側に示すよう に、コンピュータ６によって制御される転換翼１２が設けられている。物品が計 測されてベルト８の上に移動され、さまざまなコンテナに選択的に荷下ろしされ 、選択された判定基準にしたがってコンテナの中へ物品区分物を蓄積できるよう に、転換翼はベルト８を横断して旋回される。第２図の左側には、付属のコンテ ナに向かって旋回される翼１２の代わりに、それぞれのコンテナから外側に旋回 される翼１４を使用することが可能で、これによって互いに相対して位置するコ ンテナを取り扱えることが示され、こうすると、所定の個数のコンテナについて 、ベルト８の長さを半分にすることができる。 各コンテナ列の下に、第１図のコンベヤ・ベルト１６を取り付けることが好ま しく、このコンベヤ１６は、コンテナの中のコンピュータ制御式底弁を介して区 分けされた区分物がコンテナから送り出されるとき、その区分けされた区分物を 受け取る。 これまで記載した内容では、システムは従来の技術を示している。 本発明によれは、各コンテナ中に直立した仕切り板１８が配置されており、こ の仕切り板は、例えばシリンダ２０によってベルト８の隣接外側縁に向かって、 またそこから離れるように旋回することができる。これについては、それぞれ第 ３図と第４図に示す二つの位置を参照のこと。第１図に示すように、コンテナの 底は、個別の引っ込み式の底弁板２２を備えているか、またはこの底弁板として 設計されており、これは、それぞれの区画の底を開閉するための個別のシリンダ ２４、２６によって内側および外側に押される。コンテナはこの仕切り板１８に よって分けられる。底弁板２２及びシリンダ２４、２６は区分物を出させるため のアクチュエーション手段を構成している。 コンピュータ６は、特定の物品を受け取るコンテナ１０を選択するように予め 組まれているので、この選択はさらに、仕切り板１８の位置に応じて、ここでは 各々のコンテナ１０の二つの区画によって構成される二つのコンテナ・ユニット の各々に結びつける。したがってこのような選択は、それぞれの受入れ区画の動 作形成のために仕切り板１８を切り替えるシリンダ２０の作動も含める。これに 関連して、コンピュータは、それぞれの区画の底弁２２の選択的開放を引き起こ すので、最終結果として選別機は、実際の受入れコンテナ占有数と比較して２倍 の数の受入れコンテナととして作動することになる。こうして、ベルト８の長さ を半分にすることができる。 コンテナ１０の最も内側の上縁は、コンベヤ・ベルト８の関連する外側縁のす ぐ外側のわずかに下側に位置し、またコンテナの外側後壁は、ベルト８から投げ 出される物品を直接捕獲するために、さらに上向きに突出している。旋回板１８ がその直立位置においてはほとんど外部後壁と同様に突出し、これによって物品 をコンテナの最も内側の空間部分に導くための同じ目的が達成されることが、第 ３図から注目されよう。 第４図に示す旋回板１８の傾斜位置においては、旋回板１８は、受け取られる 粘着性の物品がこの板に粘着するかもしれない危険性があるほどの小さな傾斜に 近くなる。しかし、旋回板１８が、物品がコンテナに送られた直後に（第４図を 参照）、突然上向きに旋回されることになり、これによって受け入れられた物品 が最も外側のコンテナ区分に容易に滑動するか、または投げ出される。それから コンピュータは、次の関連物品を受け入れるための準備として、旋回板１８を直 立したままにするか、または第４図の位置に旋回させるように制御する。 原則として、旋回板１８を、これがベルトの長さ方向に旋回できるように、図 示する位置と交差するように配置することもできる。 第６図の右側に、一つの可能な代替案として、いっしょに構成された二つのコ ンテナ２８を使用することが示されており、これらのコンテナは全体として、ど ちらかのコンテナの作動のために下部軸３０の周りに傾斜することができる。第 ６図の左側に示すように、ベルト８の外側縁に沿った各コンテナ位置において、 相互変位可能なコンテナ列３２が設けられており、このコンテナ列３２は何らか の適切な方法によって、ベルト８の外側縁に対するさまざまな受取り動作位置と 好ましくは単一の送出し位置との間で変位することができる。ここでは、予め一 杯になったコンテナ区分３２の底弁は取出しベルト１６の上に位置する。またこ こでは原則として、変位はベルトの長さ方向に実施することができるが、このた めにはベルトに沿って余分の空間が必要となる。 これらの最後に述べた実施形態は、コンテナ区分が部分的にベルト８の下側戻 り走行部の下で移動可能でなければならないという制約を必要とするが、戻り走 行部がむしろ上側コンベヤ走行部の近くに支えられている場合、または物体が、 コンテナ１０の後部または特にいちばん先の壁から、何らの支援なしに物体を受 け入れることができるほど正確に、コンベヤから送り出される場合には、この制 約は容認可能であろう。 供給され取り扱われる「物体」はさらに小さな物体の区分物から構成されるこ ともあることに、留意すべきである。 本発明はまた、供給される物体を分配する開示された方法も含む。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ， ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ，ＵＧ)， ＡＭ，ＡＴ，ＡＴ，ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，Ｃ Ａ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＺ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＥ，ＤＫ，ＤＫ ，ＥＥ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＨＵ， ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ，Ｌ Ｒ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ， ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＴ，ＵＡ，Ｕ Ｇ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．互いに分離される物体の流れ用の開口部と、物体の重要品質、好ましくは 物体の重量を検出して記録するためのステーションと、制御ユニットと、受取り コンテナの列が連結された分類経路に沿って物体をさらに運搬するためのコンベ ヤ・ラインと、制御ユニットによって制御されて物体を選択的に荷下ろしし、受 取りコンテナ中に望みの物体の区分物を蓄積するための分別手段と、制御ユニッ トによって制御され、受取りコンテナから区分けされた区分物を出させるための アクチュエーション手段と、およびコンテナの下に位置する、区分けされた区分 物を受け取って配送するための運搬手段とを有する選別機形式の分配装置であっ て、前記受取りステーションは、各々が複数のまたは好ましくは二つだけの受取 りコンテナを含み、物体を受け取るためにこれらのコンテナを選択的に作動させ る切替え手段を有する形式のものであり、これらの切替え手段は、コンベヤ・ラ インから物体を直接受け取るのに適した位置に選択されたコンテナの開口部を位 置付けるために、コンテナ自体またはコンテナの区分物を移動させる手段を有す ることを特徴とする選別機形式の分配システム。 ２．受取りステーションにおける一対の受取りコンテナが、単一コンテナとし て一緒に構築され、このコンテナは中央底部域に直立した旋回可能に取り付けら れた旋回板を有し、この旋回板は対向する外部位置の間で移動可能であり、ここ で上部コンテナ開口部は、旋回板のそれぞれの対向側においてコンテナ部分のい ずれにも連絡し、これらの部分が好ましくは独立して作動可能な排出手段を備え ている請求項１に記載のシステム。 ３．旋回板が、その外部分の少なくとも一つにおいて、受け取られる物体用の 下向きに傾斜した案内板を形成し、制御ユニットが、各物体のコンテナへの配送 の後に投げ出す効果を伴うこともある旋回板の立上がりを起こさせるように適合 されている請求項２に記載の装置。 ４．単一の受取りステーションが、互いに固く連結されているがコンベヤ・ラ インに関して交差して移動可能であるように取り付けられた受取りコンテナを含 み、それによってコンテナのそれぞれの開口部が適切な受取り位置に位置付けら れる請求項１に記載の装置。