JPH10507200A - 下りものの凝集及び回収のためのレクチンの使用方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 下りものを、下りものを含む血液を凝集させることができる１以上のレクチンと接触させることにより凝固させて、その血液を少なくとも部分的に凝固させ、それにより、それが容易に制御及び回収されるようにする。このレクチンは、単独、生又は配合形態、又は膣内又は膣外デバイスと共に、適用されることができる。トキシックショック症候群は、トキシックショックを引き起こす微生物の感染能力を減少させることができる１以上のレクチンにより防止される。

Description

【発明の詳細な説明】 下りものの凝集及び回収のためのレクチンの使用方法 本発明の背景 本発明の分野 本発明は、一般に、下りもの（menstrual flow）の回収及び制御のための方法 に、そしてより特に、下りものを凝集及び制御するための膣内又は膣外でのレク チン(lectins)の使用に関する。 従来技術の簡単な説明 女性は、常に、彼女らの生殖サイクルの月経の不便に対処しなければならない 。さまざまな形状及び吸収性の外部吸収性パッド及び内部吸収性タンポン、並び に液体での月経排出物をトラップするための非吸収性回収デバイスを含むさまざ まな製品が、この問題に対処するために長年にわたり紹介されてきた。これらの 製品の全てが、洩れ（ときどき衣服の染みを導く）、嗅い、不便さ、よごれ(mes siness)、及び／又は感染の可能性を含む、使用時における限定をもつ。これら の問題は、下りものの排出が、主に非凝固の血液から成り、そしてそれ故、直ち に流れる低粘度液体であり（これにより、デバイスを通過するか又はその周囲の 洩れの原因となり）、染み（特に、デバイス洩れが生じる場合の衣服の、並びに デバイス挿入又は除去の間の指及び手の染み）についての高い可能性をもち、そ して強い嗅いそしてさらに感染、例えば、トキシックショック症候群(Toxic sho ck syndrome(TSS))を広げることができる微生物を、直ちに宿し及びそれに栄養 を与えることができるという事実から派生する。結果として、純粋に機械的なデ バイス、例えば、パッド、 タンポン又は非吸収性コレクターは、非凝集血液に固有の液体特性のためにその 有効性において限定されることは、明らかである。 従って、下りものの制御のための純粋に機械的な手段に取って代わるか又はこ れを強化するかのいずれかの方法についての必要性が存在する。 本発明の要約 血液を凝集させることができる１以上のレクチンが、少なくとも部分的にその 血液を凝固させるためにその月経血液と接触され、それにより、それを制御及び 回収し易くするところの本発明の方法により、月経排出物の回収及び制御の改良 された方法についての必要性が、今般、軽減された。レクチンは、単独、又は配 合形態で、又は膣内又は膣外デバイスと共に、適用されることができる。 従って、本発明の目的は、ヒト及び他の月経のある動物における下りもの(men strual discharge)を回収及び制御する改良された方法を提供することである。 さらなる目的は、下りものを膣内で凝固させることである。 さらなる目的は、下りものを膣外で凝固させることである。 さらなる目的は、TSSに対する予防方法を提供することである。 本発明の他の目的は、以下の詳細な説明から明らかになるであろう。 本発明の詳細な説明及び好ましい態様 レクチンは、細胞を凝集（凝固）させ又は多糖類又は複合糖質(glycoconjugat es)オリゴー又は多糖類に結合したタンパク質又は脂質）を沈澱させる非免疫起 源の炭水化物結合性タンパク質である。それらは、植物及び動物源の両方に広く 分布し、それから単離され てきた。生きた細胞とのそれらの反応は、オリゴー又は多糖類を作り上げる糖残 基の特定の配置に対する抗体様の特異性をもって結合するそれらの能力に基づく 。 複合糖質は、多細胞動物（哺乳類を含む）における細胞膜の表面上並びに単細 胞生物の表面上に豊富にある。同様に、バクテリアの細胞壁及び莢膜（capsules ）及びウイルスのエンベロープは、構造多糖類及び／又は糖タンパク質を含む。 この細胞表面に現われるこれらの分子の炭水化物部分は、構造及び組成において かなりの多様性を示し、これは、細胞のタイプを区別するのに役立ち、そしてそ の細胞と接触するようになる他の細胞又は材料に対するシグナルとして役立つ。 レクチンが、特定の炭水化物部分を認識し、そしてそれに結合するとき、それら は、その結合性基を担持する細胞を架橋及び凝固させることに役立つことができ （これ故、レクチンの代わりに凝集素（aggulutinins）の別名を与える）。 レクチンは、赤血球を凝集させるそれらの能力について特に顕著である。事実 、この現象が、レクチンの発見を導いた。その上、特定のレクチンは、赤血球の 原形質膜内の糖タンパク質の炭水化物部分の特定の変化に伴い、選択的に結合す ることができる。これは、現代の血液型分類技術についての基礎として役立って いる。 白血球及び子宮層からの組織の両方の表面上にある複合糖質も、両方、レクチ ンに結合することができる。 レクチンの代表的なリスト、それらを言及するための略号、及びそれらの源を 、表１に与える。 上に列記したレクチンは、本発明に係る有用なレクチンの代表であるけれども 、同じく本目的に有用である他のレクチンが発見されることができることを理解 すべきである。 本発明に従って、１以上のレクチンが、下りものの構成成物、例えば、赤血球 、白血球、及び下りものを含む子宮組織断片を凝集させる手段として、月経の経 過にわたり投与される。このような凝集は、少なくとも、最も染みになり易い下 りものの成分を固定するのに役立つであろう。 多くのレクチンは、血液を凝集させることができ、そしてそれ故、本発明にお いて有用である。ConA、WGA、及びLCAは、ヒト血液の全てのタイプを凝集させる ことができるレクチンの例である。一般に、膣上皮表面よりも下りものに強く結 合するレクチンが好まし い。 本発明の最も単純な態様においては、レクチンの膣内投与が、生の形態、水溶 液、又は配合形態であって、賦形剤、例えば、軟膏、クリーム、ゼリー、フォー ム、その他の中にレクチンが溶解又は分散されているものの形態で、行われるこ とができる。これらの配合品は、アジュバント、例えば、増粘剤及び／又は潤滑 剤を取り込むこともできる。このような配合品は、手動で、又はデバイス、例え ば、ボンプ、エアロゾール、又はアプリケーターの助けを借りて、デリバリーさ れることができる。このようなデバイスからのデリバリーは、膣内に挿入される ことができる長い管状のアプリケーターを取り込むことにより、しばしば容易に されることができる。衛生的予防措置として、このようなアプリケーターは、一 回の使用後に廃棄されることができる。 生の、溶解又は配合されたレクチンの膣内投与の他の類似の有効な方法は、当 業者に直ちに明らかとなるであろう。本発明のこの態様においては、子宮頸口か ら出る下りもの(menstrual fluid)は、膣内に投与されているレクチンと接触す るようになる。凝集がその後短時間で生じ、ゼラチン化塊の形成を引き起こし、 そしてそれにより、その下りものを固定し、そしてその膣からの洩れを防ぐ。こ の塊は、その後、手動で、又は機械的な方法、例えば、機械的なプローブ又は灌 注(douch)の使用により、その膣からその後除去されることができる。あるいは 、この塊は、正常な、毎日の活動の結果としてその膣壁の動きにより排出される ことができる。 本発明の他の態様は、生の形態、溶液、又は賦形剤に取り込まれた、レクチン の、膣外、女性外部生殖器上又は付近での適用を必然的に伴う。この場合におい ては、下りものは、膣から出る間に凝集される。次に、その凝集された塊は、そ の外部生殖器の領域から、 又は下着から直ちに除去される。 本発明のより好ましい態様においては、レクチン又はレクチンの混合物は、機 械デバイス中へのそれらレクチンの事前取り込みにより膣内に投与されることが できる。このようなデバイスは、固有に吸収性又は非吸収性であることができ又 は吸収性と非吸収性表面の組合せを含むことができる。非吸収性デバイスの例は ：環状、長円状、ひだひだ又は長方形状の断面形状をもつ中身の詰った又は中空 （管状）の柔軟性の棒；環状、長円状、又は長方形状の断面形状をもつ中身の詰 った又は中空（管状）の柔軟性リング；カップ型デバイス、例えば、ダイアフラ ム；又は本分野において先に開示されたさまざまな非吸収性回収デバイスのいず れか、を含む。このような 米国特許第3,845,766号；Zalucki、米国特許第3,841,333号；並びにWaldron、米 国特許第3,626,942号及び米国特許第3,404,682号中に開示されている。このよう なデバイスは、典型的には、柔軟性のポリマー、例えば、合成熱可塑性又は天然 ゴムから作られる。本発明に好適な吸収性デバイスの例は、一般に、天然又は合 成の繊維から作られた慣用のタンポンである。タンポンは、本発明のために特に 好ましいデバイスである。他の膣内吸収性デバイスは、本分野において、例えば 、Davis、米国特許第3,983,874号；Steiger、米国特許第3,216,422号；及びNola n、米国特許第3,128,767号中に開示されている。 レクチンは、さまざまな手段により上記デバイスのいずれかに取り込まれるこ とができる。このような手段は、そのデバイスの表面上にレクチン溶液をスプレ ーし、そしてその溶媒の消散の結果としてフィルムが形成することを許容するこ とを含む。他の手段は、レクチンの溶液中にそのデバイスを浸し、そしてそのレ クチンがフィ ルム内でその後に乾燥されることを許容することである。さらに他の手段は、ア ジュバント、例えば、潤滑剤又は増粘剤を含むレクチン配合物を用いてそのデバ イスをスプレーし又は浸漬することである。あるいは、生又は溶解形態における レクチン、又はさまざまなアジュバントとの組合せにおけるレクチンは、それら レクチンの全部又は一部がそのデバイス上表面上に晒されるように、そのデバイ スの製造の間に、粉砕され又は他の方法でそのデバイス中に分散されることがで きる。中空リザーバー及び透過性壁をもつデバイスは、レクチン含有液を充填さ れることができる。デバイスのさまざまな修正が、露出レクチンの表面積を増加 させ、そしてそれにより本発明の効率を高めるために、行われることができる。 これは、例えば、細孔性材料からデバイスを構築し、又は高い表面積対容積比を もつ付属体（appendages）、例えば、小さな長球(spheroids)を取り込むことで ある。 下りものの凝集に有用なレクチンの膣内投与のための他のデバイス及びそれら の変種は、当業者に明らかであろう。本発明のこの態様においては、子宮頸口か ら出る下りものは、その膣内デバイスの外部又は内部表面上のレクチン分子と接 触するようになる。凝集は、その後短時間で生じ、そのデバイスの表面上で下り ものの固定化を引き起こしこのようにしてその膣からの洩れを防止する。このデ バイスは、その後、手動又は機械的プローブによりその膣から都合よく除去され ることができる。 他の好ましい態様においては、レクチンは、機械的デバイス中へのレクチンの 事前取り込みにより膣外で使用される。このようなデバイスは、固有に吸収性又 は非吸収性であり又は吸収性と非吸収性表面の組合せを含むことができる。しか しながら、最も典型的には、このデバイスは、主に吸収性タイプのもの、例えば 、パッド、ナ プキン、パンティー、又はパンティー・ライナーである。このようなデバイスは 、一般に、織り又は不織りのいずれかに拘らず天然又は合成繊維から作られ、そ して一般に、女性外部生殖器と合うようにデザインされる。レクチンは、さまざ まな手段により上記デバイスのいずれかの中に取り込まれることができる。この ような手段は、そのデバイスの表面上にレクチン溶液をスプレーし、そしてその 溶媒の消散の結果としてフィルムが形成することを許容する。他の手段は、レク チンの溶液中に吸収性デバイスを浸漬し、それによりその溶液をそのデバイスに 含浸させ、そして次にレクチンがコーティングまで乾燥することを許容すること である。さらに他の手段は、アジュバント、例えば、湿潤剤（moisturizers）又 は増粘剤を含むレクチン配合品をそのデバイスにスプレーし又はそれに浸漬する ことである。あるいは、生形態又は溶解形態におけるレクチン、又はさまざまな アジュバントとの組合せにおけるレクチンを、それらレクチンの全部又は一部が そのデバイスの外部及び内部表面の両方の上で露出するように、そのデバイスの 製造の間に、粉砕され又はその他の方法でそのデバイス中に分散されることがで きる。本発明の方法に好適な非吸収性膣外デバイスは、外部女性生殖器に合うよ うにデザインされた、好ましくは、柔軟なポリマー材料から構築された中身のあ るシールド（solid shield）である。このシールドの内部表面は、上述の技術の いずれかを利用することによりレクチンによりコートされることができる。 本発明のこの態様においては、膣開口から出る下りものは、その膣外デバイス の外部表面又は内部表面上のレクチン分子と接触するようになる。凝集は、その 後短時間で生じ、そのデバイスの表面上でその下りものの固定を引き起こす。他 の変種及び修正は、当業者に明らかであろう。 本発明の方法が、一般に、膣から下りものが逃げ、そしてそれにより、その月 経のある者についての、不所望の洩れ、衣服の染み、不安、及び不快を引き起こ す機会を減少させる。 下りものは、頻繁に、悪臭の顕出を導くことができ又はさまざまな感染を導く ことができる微生物を宿すので、本発明の他の利点は、このような事件を改善す ることである。なぜなら、微生物は、硬化した培地、例えば、凝集した血液中で はより遅く成長し及び増殖するからである。これは、本発明の他の態様であって 、TSSの顕出を導く病原体が、その病原体についての結合特異性をもつレクチン を含むことにより中和されることができるものにも関する。スタフィロコッカス ・アウレウス(Staphylococcus aureus)は、TSSについての主要な病原体として関 係しており、そして本発明の特に好ましい態様においては、S.aureusに結合する レクチン（単数又は複数）が吸収性膣内デバイス、例えば、タンポン中に含浸さ れ又はその上にコートされる。このようなレクチンは、血液凝固性レクチンに加 え、又はその代わりに添加され、そしてまた、膣外吸収性デバイスと共に使用さ れることができる。 さまざまなレクチンが、上記目的のために、単独又は併合して使用されること ができる。例えば、S.aureusは、レクチンWGA(Davidson，SK et al，J Clin Mic robiol 15：547-53(1982))，ConA(Reeder，NJ et al，J.Immunol 196：344-40(1 971))、及びLIP(Gilbride KJ et al，Prog Clin Biol Res 29：525-35(1979))に より結合されることができる。WGAとConAは、バクテリア表面上に発現するＮ− アセチル−Ｄ−グルコサミン残基についての結合アフィニティーをもち(Doyle， RJ，Lectin-Microorganism Interactions，Marcel-Dekker(New York)，43-55(19 94))、そしてS.aureusの株は、このような残基を発現することが知られている(S lifkin，M， Lectin-Microorganism Interactions，Marcel-Dekker(New York)，144-5(1994)) 。 本発明のさらに他の利点は、レクチンにより与えられる下りもののより効率的 な固定のために、慣用の衛生パッド及びタンポンが、レクチンを取り込んで、よ りコンパクトにリデザインされ、それ故、より快適で、かつ、より目立たない製 品形態となる。 本発明の各態様は、ヒト女性と月経のある他の雌哺乳類、例えば、雌ネコ又は 雌イヌの両方に適用されるであろうことを意図される。それらの動物の月経物を 回収するために吸収性のナプキンを使用するそのようなネコ及びイヌのオーナー は、洩れの回避、付随するカーペット及び家具の染み、及び臭いの減少のために 、本発明の方法を使用することができるであろう。 実施例エクス・ビボにおけるヒト血液の凝集 トリティカム・ブルガリス(Triticum vulgaris)(WGA、小麦麦芽凝集素(agglut inin))からの高度精製の、本質的に無塩のレクチンを、ヒト赤血球を凝集させる その能力についてテストした。このレクチンは、Ａ，Ｂ，Ｏ及びAB型の赤血球上 に存在するＮ−アセチルグルコサミン及び／又はサリチル酸炭水化物残基を含む 細胞に特異的であるので、それは、これらの赤血球型について非特異的なレクチ ンとして定義される。赤血球を、0.15Ｍ塩化ナトリウムを含む0.01Ｍリン酸ナト リウム、pH7.2（PBS）10容量で３回洗浄し、そし2.5％懸濁液に希釈した。１mg ／mlレクチン（50μｌ）の２倍の逐次希釈を、Ｖ−底又はＵ−底マイクロタイタ ー・プレート内でPBSを用いて行った。次に、50μｌの新たに調製した2.5％赤血 球懸濁液を各ウェルに添加した。これらのプレートを緩やかにたたき、そし て赤血球を室温（約22℃）において放置して沈澱させた。WGAは、室温における １時間のインキュベーション後10〜20μｇレクチン／mlのレンジの濃度において ヒト赤血球を凝集させることが判明した。 50μｌのWGA溶液（１mgレクチン／ml）と１：１混合された未洗浄の全血（50 μｌ）も、５〜10秒以内に赤血球を凝集させるであろう。他の哺乳類、例えば、 ヒツジ及びウサギの赤血球は、同様のやり方で、そしてレクチンの凡そ同一の濃 度レンジにおいてWGAにより凝集される。 これまで本発明を記載してきたが、本発明の本質又は本質的特徴から逸脱せず に他の特定の形態又は変種において具現化されることができることを理解すべき である。従って、上記の態様は、全ての点で、限定的にではなく説明として考慮 されるべきであり、本発明の範囲は、以上の記載によるよりもむしろ添付クレー ムにより示され、そしてそのクレームの意味の範囲及び均等物の範囲内にある変 更の全てが、本発明内に包含されることが意図される。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ポター，リチャード シー. アメリカ合衆国，モンタナ 59868−0719, シーレー レイク，ピー．オー．ボックス 719．ウォルベリン ドライブ 275

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．ヒト及び他の動物における下りものを凝固させる方法であって、その下り ものの構成成分の少なくとも１を凝集させることができる少なくとも１のレクチ ンと下りものを接触させることを特徴とする方法。 ２．請求項１に記載の方法であって、そのレクチンが、赤血球、白血球、及び ／又はその下りものを含む組織断片を凝集させることができるような方法。 ３．請求項１に記載の方法であって、そのレクチンが、WGA、SBA、ConA、及び LCAから成る群から選択されるような方法。 ４．請求項１に記載の方法であって、そのレクチンが、膣内に投与されるよう な方法。 ５．請求項４に記載の方法であって、そのレクチンが、生の形態にあるような 方法。 ６．請求項４に記載の方法であって、そのレクチンが、賦形剤又はアジュバン トを含む媒体中に含まれるような方法。 ７．請求項４に記載の方法であって、そのレクチンが、吸収性デバイス中に含 まれるような方法。 ８．請求項４に記載の方法であって、そのレクチンが、非吸収性デバイス中に 含まれるような方法。 ９．請求項１に記載の方法であって、そのレクチンが、膣外に適用されるよう な方法。 10．請求項９に記載の方法であって、そのレクチンが、生の形態にあるような 方法。 11．請求項９に記載の方法であって、そのレクチンが、賦形剤又はアジュバン トを含む媒体中に含まれるような方法。 12．請求項９に記載の方法であって、そのレクチンが吸収性デバイス中に含ま れるような方法。 13．請求項９に記載の方法であって、そのレクチンが、非吸収性デバイス中に 含まれるような方法。 14．病原体微生物により引き起こされるヒトにおけるトキシックショック症候 群の防止方法であって、その微生物の感染能力を減少させるのに有効な量におい て、その微生物の感染能力を減少させることができる少なくとも１のレクチンを 、トキシックショック症候群を引き起こす病原体微生物による感染の危険にある ヒトに投与することを特徴とする方法。 15．請求項14に記載の方法であって、その微生物が、スタフィロコッカス・ア ウレウス(Staphylococcus aureus)の株であるような方法。 16．請求項14に記載の方法であって、そのレクチンが、WGA、SBA、ConA、及び LIPから成る群から選ばれるような方法。 17．請求項14に記載の方法であって、そのレクチンが、膣内に投与されるよう な方法。 18．請求項14に記載の方法であって、そのレクチンが、生の形態にあるような 方法。 19．請求項14に記載の方法であって、そのレクチンが、賦形剤又はアジュバン トを含む媒体中に含まれるような方法。 20．請求項14に記載の方法であって、そのレクチンが、吸収性デバイス中に取 り込まれるような方法。 21．請求項20に記載の方法であって、その吸収性デバイスが、タンポンである ような方法。 22．請求項20に記載の方法であって、その吸収性デバイスが、膣外に適用され るような方法。