JPH10506293A - イオン導入サンプリング装置および方法 - Google Patents

イオン導入サンプリング装置および方法

Info

Publication number
JPH10506293A
JPH10506293A JP8503246A JP50324696A JPH10506293A JP H10506293 A JPH10506293 A JP H10506293A JP 8503246 A JP8503246 A JP 8503246A JP 50324696 A JP50324696 A JP 50324696A JP H10506293 A JPH10506293 A JP H10506293A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
collection
glucose
reservoir
electrode
collection reservoir
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8503246A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3328290B2 (ja
Inventor
ジャネット タマダ,
ノーシン ティー. アジミ,
ルイス レウン,
リチャード ケイ−ティー リー,
フィリップ ジェイ. プラント,
バスカー ブイ. バハヤニ,
マイケル カオ,
マイケル ジェイ. ターニー,
プレマ ヴィジャヤクマー,
Original Assignee
シグナス, インコーポレイテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by シグナス, インコーポレイテッド filed Critical シグナス, インコーポレイテッド
Publication of JPH10506293A publication Critical patent/JPH10506293A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3328290B2 publication Critical patent/JP3328290B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/145Measuring characteristics of blood in vivo, e.g. gas concentration, pH value; Measuring characteristics of body fluids or tissues, e.g. interstitial fluid, cerebral tissue
    • A61B5/14532Measuring characteristics of blood in vivo, e.g. gas concentration, pH value; Measuring characteristics of body fluids or tissues, e.g. interstitial fluid, cerebral tissue for measuring glucose, e.g. by tissue impedance measurement

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Emergency Medicine (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)
  • Electrotherapy Devices (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 目標物質の経皮モニタのためのイオン導入装置であって、装置は、第1および第2の収集リザーバーであって、第1の収集リザーバーが、第1のイオン導電性媒体(111)を有し、第2の収集リザーバーが、第2のイオン導電性媒体(113)を有する、第1および第2の収集リザーバー;第1の導電性媒体(111)に接触する第1のイオン導入電極(162)、および第2の導電性媒体(113)に接触する第2のイオン導入電極(164);少なくとも1つの導電性媒体(111、113)内に含まれる該目標物質を検知するためのセンサー;およびイオン導入電源(224);を有するイオン導入装置。導電性媒体(111、113)は、イオン導電性ヒドロゲルまたはイオン導電性媒体を含有する吸上材料のいずれかである。本発明は、また、目標物質の経皮モニタのためのイオン導入装置と共に用いられる収集リザーバーを含み、収集リザーバーは、pHが約4.0〜約10.0の範囲であるイオン導電性ヒドロゲルおよび目標物質と反応性の酵素を有する。本発明は、また、経皮モニタ装置を用いるための方法を含む。特に、本発明は、患者の血液グルコースレベルの連続的なインビボモニタのための方法であり、(a)患者の組織表面の収集部位に収集リザーバーを配置する工程;(b)グルコースまたはグルコース代謝産物を収集リザーバーへ移動させるために、収集部位に電気エネルギーを付加する工程;(c)グルコースまたはグルコース代謝産物の濃度について収集リザーバーを分析する工程;(d)工程(c)において測定された濃度を血液グルコースレベルと相関させる工程;および(e)実質的に連続的に工程(a)〜(d)を行う工程;とを包含する。

Description

【発明の詳細な説明】 イオン導入サンプリング装置および方法 発明の背景 本発明は、一般的に血液中の物質の濃度の経皮モニタに関し、特に血液のグル コースの連続的な経皮モニタのための反転イオン導入または電気浸透の使用に関 する。 多くの診断テストが、血液中の物質の量または存在を評価するこによって、ヒ トに対して行われている。当該の1つの血液物質は、血液グルコースである。典 型的には、シリンジを用いることによって、または皮膚を刺すことによって、被 験者から血液サンプルが取り出される。採取される血液の量は、もちろん、テス トに必要な血液量に依存する。その後、血液サンプルが調製され得、当該分野で 公知の技術を用いて様々な物質について特定的にテストされる。 この数年間に、血液を採取することなく、血液グルコースまたは他の物質の濃 度の測定方法が開発されてきた。例えば、Stanleyの米国特許第5,139,023号は、 間質流体の高いグルコース濃度と受容媒体の低いグルコース濃度との間の濃度勾 配に沿ったグルコースの経皮移動を促進するための、天然の胆汁塩などの浸透率 エンハンサーを用いる経皮グルコースモニタ装置を記載している。ある実施形態 において、受容媒体は、被験者の皮膚に接着しているヒドロゲル支持体の水性部 分である。Stanleyは、被験者の皮膚からヒドロゲルを取り出し、グルコースを ヒドロゲルから水に拡散させることによって、ヒドロゲル中のグルコース濃度を 測定した。それから、グルコース濃度について水を分析した。 Sembrowichの米国特許第5,036,861号は、被験者の手首に貼付されたスキンパ ッチを通して被験者の汗を収集するグルコースモニタを記載している。Sembrowi chは、被験者の皮膚にゲルを経皮的に導入するためのイオン導入の使用を記載し ている。ゲルは、エクリン汗腺の分泌メカニズムを刺激するためのコリン作用薬 および汗腺からスキンパッチヘ移動するときの汗からのグルコースの損失を最小 または防ぐ薬剤を含む。Semborowich装置は、ある特定されない方法によって、 収集された汗のグルコースレベルを測定するために電極を用いる。 Schoendorferの米国特許第5,076,273号は、体液中の化学種の測定のための方 法および装置を記載している。被験者の皮膚から現れる汗が、被験者の皮膚に接 着しているパッチに収集される。パッチは、収集された水の部分を除去すること によって結合層の汗を濃縮する。収集された被験体は、パッチの特定の結合相手 と結合し、パッチにおいてその存在を視覚的に示す。 Schroederの米国特許第5,140,985号は、被験者に装着される汗収集装置を記載 している。装置は、血液グルコース濃度の量表示を行い得る電極ベースのグルコ ース検知システムを有する。 Glikfeldの米国特許第5,279,543号は、皮膚を通して皮膚表面のレセプタチャ ンバへ物質をサンプリングするためのイオン導入の使用を記載している。ある実 施形態において、Glikfeldは、体毛のないマウスの皮膚の一方の側面に取り付け られた2つのゲル電極からなるインビトロ装置を記載している。放射能標識され たグルコースが、皮膚の他方側に置かれ、ある期間、電極に電流が付加される。 それから、電極は、従来の液体シンチレーション計数によって放射能含有量につ いて分析される。(Glikfeld、第7欄51行から第8欄1行を参照。)Glikfeld は、このサンプリング方法は、特定のグルコースバイオセンサーまたはグルコー ス選択電極と組合せ得ると示唆しているが、Glikfeldは、その組合せがどのよう に達成され得るかを記載していない。(Glikfeld、第9欄27〜34行を参照。 ) 発明の要旨 本発明は、目標物質または構成要素の血液濃度を非侵入的にモニタするための 一体センサーを有するイオン導入サンプリング装置を提供することによって、先 行技術の経皮モニタ方法および装置を改良する。 本発明の一般的な目的は、反転イオン導入または電気浸透を用いて、皮膚を通 して血液中の物質を抽出する手段を提供することである。好適な実施形態におい て、1つ以上の収集リザーバーが被験者の皮膚と接触して保持される。リザーバ ーは、導電性媒体を含み、そして電極および収集リザーバー部位と被験者の皮膚 の別の部位との間に電位または電流を提供するための手段に接触している。収集 リザーバーは、また、目標物質の濃度を検知および/または数値化するための手 段とも接触している。 本発明は、特に、全血に対して診断テストを行うために、広範で時間消費的な サンプル調製が必要であるとき、被験者から血液を採取するより有利である。本 発明は、また、新生児(血液量が少ない)に対しておよび頻繁にテストを受けな ければならない被験者に対して有利である。 好適な実施形態において、収集リザーバーは、イオン導電性ヒドロゲルまたは イオン導電性媒体を含浸した吸上材料からなる。ヒドロゲルまたは吸上材料を抽 出手段として用いることの利点は、目標物質を目標物質センサーと接触している 半固体媒体へと収集することによって、目標物質が血液中にあるかどうか、また はどのくらいあるかについて、被験者に対して直接のフィードバックがあること である。また,目標物質がヒドロゲルまたは小さな容積の他の媒体へと抽出され るので、物質の濃度は、先行技術の装置のような液体溶液への反転イオン導入抽 出によって得られるより高い。 本明細書に記載の反転イオン導入/電気浸透技術を用いてサンプリングされ得 る多数の異なる物質がある。帯電された(すなわち、負または正のイオン電荷を 有する)物質は、高濃度で抽出される。帯電されていない物質は、低いが数値化 可能な濃度で抽出される。帯電されていない物質の例がグルコースである。明ら かに、サンプリングおよび分析の対象となる体内の他の物質は多い。これらは、 アミノ酸、酵素基質または疾患の状態または状況、疾患の状態または状況の他の 標識、濫用の薬、治療薬および電解質を含むが、これらに限定されない。 1つの電極が正に帯電され、負に帯電された物質を吸引し、他方の電極が負に 帯電され、正に帯電された物質を吸引すると、異なる物質が、各電極で抽出され る。帯電されていない物質は、典型的には、負に帯電された電極において高い濃 度で抽出されるが、何れの電極においても抽出され得る。従って、電極と接触し ている各イオン導電性媒体が、異なる物質について分析され得る。 本発明は、特に(これに限らないが)、患者の血液レベルの連続的なインビボ モニタの方法に関し、以下の工程を包含する。 (a) 患者の組織表面の収集部位に収集リザーバーを配置する工程; (b) グルコースまたはグルコース代謝産物を収集リザーバーへ移動させる ために、収集部位に電気エネルギーを付加する工程; (c) グルコースまたはグルコース代謝産物の濃度について収集リザーバー を分析する工程; (d) 工程(c)において測定された濃度を血液グルコースレベルと相関さ せる工程; (e) 実質的に連続的に工程(a)〜(d)を行う工程; とを包含する。 この方法は、長時間にわたって測定されたグルコースレベルを血液グルコース レベルと相関させ、血液グルコースレベルの変化を追う。 本発明は、また、特に、しかしこれには限らないが、グルコースモニタに関し 、グルコースモニタは、 それぞれ、水および塩水溶液からなる群から選択されるグルコース収集媒体を 含んでいる第1および第2のグルコース収集リザーバー; 正のコネクタおよび負のコネクタを有する電源; コンダクタおよび第1および第2の収集リザーバーを電源の正のコネクタおよ び電源の負のコネクタに電気的に接続するスイッチであって、そのスイッチは、 第1の収集リザーバーが正のコネクタに電気的に接続され、第2の収集リザーバ ーが負のコネクタに電気的に接続される第1の位置、および第2の収集リザーバ ーが正のコネクタに電気的に接続され、第1の収集リザーバーが負のコネクタに 接続される第2の位置を有している、コンダクタおよびスイッチ; とを含む。好適には、グルコースモニタにおいて、第1および第2の収集リザ ーバーが、それぞれ、収集媒体と、およびコンダクタおよびスイッチを介して電 源と電気的に連通している電極をさらに含む。 本発明は、図面を参照して以下に詳細に説明する。 図面の簡単な説明 図1Aは、本発明によるグルコースモニタ装置のブロック図である。 図1Bは、患者に装着された本発明を実施するのに有用なグルコースモニタ装 置を示す。 図1Cは、収集リザーバーアセンブリの分解図である。 図1Dは、図1Cの電極/収集リザーバーアセンブリの断面図である。 図2は、標準的なプロトコルを用いた絶食中の被験者(1)の血液グルコース モニタの結果のグラフである。 図3は、標準的なプロトコルを用いた絶食中の被験者(2)の血液グルコース モニタの結果のグラフである。 図4は、標準的なプロトコルを用いた、図2と同様の被験者(1)の血液経口 グルコース許容モニタ(blood oral glucose tolerance minitoring)の結果のグ ラフである。 図5は、陰極だけを示している、図4と同様の被験者(1)の血液経口グルコ ース許容モニタの結果のグラフである。 図6は、40分の時間差を示している、陰極での図5と同様の被験者(1)の 血液経口グルコース許容モニタの結果のグラフである。 図7は、陰極でのフラックスのドリフトを示している、図2と同様の絶食中の 被験者(1)の血液グルコースモニタの結果のグラフである。 図8は、3時間にわたるフラックスにおける陰極でのドリフトを直線的にした 、図7と同様の絶食中の被験者(1)の血液グルコースモニタの結果のグラフで ある。 図9は、陰極フラックスからの図8と同様の、直線的ドリフトの減算を示して いる、図4と同様の被験者(1)の血液経口グルコース許容モニタの結果のグラ フである。 図10は、図6と同様の40分の時間差を有する、抽出されたグルコースが血 液グルコースと相関することを示す、図9と同様の被験者(1)の血液経口グル コース許容モニタの結果のグラフである。 図11は、標準的なプロトコルを用いた、陽極での相関を示す、被験者(3) の経口グルコース許容モニタの結果のグラフである。 図12は、20分の時間差を示している、図11と同様の被験者(3)の経口 グルコース許容モニタの結果のグラフである。 図13は、標準的なプロトコルを用いた、陽極でのより高いフラックスおよび よりよい相関を示す、被験者(4)の経口グルコース許容モニタの結果のグラフ である。 図14は、20分の時間差を示している、図13と同様の被験者(4)の経口 グルコース許容モニタの結果のグラフである。 図15は、標準的なプロトコルを用いた、陰極および陽極の両方での相関を示 す、被験者(5)の経口グルコース許容モニタの結果のグラフである。 図16は、20分の時間差を示している、図15と同様の被験者(5)の経口 グルコース許容モニタの結果のグラフである。 図17は、標準的なプロトコルを用いた、被験者(6)の右腕での血液経口グ ルコース許容モニタ実験の結果のグラフである。 図18は、交番プロトコルを用いた、被験者(6)の左腕での血液経口グルコ ース許容モニタ実験の結果のグラフである。 図19は、標準的なプロトコルを用いた、被験者(7)の右腕での血液経口グ ルコース許容モニタ実験の結果のグラフである。 図20は、交番プロトコルを用いた、被験者(7)の左腕での血液経口グルコ ース許容モニタ実験の結果のグラフである。 図21は、交番プロトコルを用いた、被験者(6)の絶食中血液グルコースモ ニタ実験の結果のグラフである。 図22は、陰極だけを示している、図21と同様の被験者(6)の絶食中血液 グルコースモニタ実験の結果のグラフである。 図23は、図18と同じ被験者(6)の左腕であるが、図22と同様に陰極に 対して調整されたフラックスを有する、血液グルコースモニタの結果のグラフで ある。 図24は、図18と同じ被験者(6)であるが、時間差および陰極に対して調 整されたドリフトを有する、血液グルコースモニタの結果のグラフである。 図25は、図18と同じ被験者(6)であるが、図21と同様に陽極に対して 調整されたドリフトを有する、血液グルコースモニタの結果のグラフである。 図26は、図18と同じ被験者(6)であるが、時間差および陽極に対して調 整されたドリフトを有する、血液グルコースモニタの結果のグラフである。 図27は、図20と同じ被験者(7)の左腕であるが、時間差および陰極に対 して調整されたドリフトを有する、血液グルコースモニタの結果のグラフである 。 図28は、図20と同じ被験者(7)の左腕であるが、時間差および陽極に対 して調整されたドリフトを有する、血液グルコースモニタの結果のグラフである 。 図29は、直流の数サイクルおよび交番極性の数サイクルを用いた、血液グル コースモニタ実験の結果のグラフである。 図30は、受動および洗い出し対照と比較された、グルコースのイオン導入サ ンプリングの結果のグラフである。 図31は、時間の平方根の関数として表された、皮膚から受動的に抽出された グルコースの蓄積的量のグラフである。各線は、1人の被験者に相当する。 図32は、標準的方法を用いた、pH8.2でのグルコースサンプリングの結 果のグラフである。 図33は、交番極性を用いた、pH8.2でのグルコースサンプリングの結果 のグラフである。 図34Aは、同一平面上のイオン導入電極およびセンサー電極を特徴としてい る本発明の一実施形態の上面図である。 図34Bは、図34Aに示す本発明の実施形態の断側面図である。 図35Aは、センサー電極が、イオン導入電極の上に配置されている本発明の 別の実施形態の上面図である。 図35Bは、図35Aに示す本発明の実施形態の断側面図である。 図36Aは、センサー電極が、イオン導入電極の下に配置されている本発明の 一実施形態の上面図である。 図36Bは、図36Aに示す本発明の実施形態の側面図である。 図37Aは、センサー電極を囲んでいる環状のイオン導入電極を特徴としてい る本発明の一実施形態の上面図である。 図37Bは、図37Aに示す実施形態の側面図である。 図38は、図37の実施形態および取付用ハウジングの分解図である。 図39は、光学検知スキームを示す側面図である。 図40は、本発明によるイオン導入収集システムを示す模式図である。 図41は、本発明によるイオン導入収集システムの一実施形態の分解図である 。 好ましい実施態様の詳細な説明 定義 特に定義されない限り、本願で使用する科学技術用語はすべて、本発明の技術 分野の当業者に一般に理解されている意味と同一の意味を有する。本願に記載す るのと同様または同等の方法および材料は、本発明の実施または試験に使用され 得るが、以下、好ましい方法および材料について記載する。 本願で引用する特許および公報はすべて、その特許および公報が関連する情報 を開示および記載する目的で参考のために援用する。 本願では、以下の用語を使用する。 「収集部位に電気エネルギーを与え、グルコースまたはグルコース代謝産物を 収集リザーバーに移動させる」とは、患者の組織表面に十分な強度および持続時 間を有する電気エネルギーを与え、組織表面上の収集部位において組織の下から グルコースまたはグルコース代謝産物を所定の収集領域に移動させることを意味 する。これには、イオン導入法が含まれる。 本願で使用する「イオン導入法(iontophoresis)」とは、電気エネルギーを 組織に与えることによって、陽イオンもしくは陰イオンまたは非荷電非イオン物 質を組織内で移動させる方法を意味する。従来のイオン導入法では、リザーバー は、組織表面に設けられ、移動される物質源または移動される物質のコレクタと して作用する。 「反転イオン導入法」とは、電位印加時における、血液から収集装置までの上 皮膜を介したイオン荷電物質の動きを指す。「電気浸透(electroosmosis)」と は、電位印加時における、荷電または非荷電物質の収集装置までの膜を介した移 動を指す。「反転イオン導入法」および「電気浸透」とは、本願では同義語とし て用いられ、イオン導電性媒体を介して上皮膜に電位を印加したときのイオン荷 電または非荷電物質の上皮膜を介した移動を指す。 本願で使用する「サンプリング」または「モニタ」とは、組織を介して有機体 から物質を抽出することを意味する。組織または皮膚は、天然または人工組織で あり得、天然または人工皮膚、血管組織、腸管組織等の植物または動物種のもの であり得る。本願で使用する「人工の」とは、インビボまたはインビトロで増殖 または培養され、有機体の組織として機能するが、すでに存在する源または宿主 (host)からは実際に由来しないまたは切除されない単層または複数層の細胞の 凝集を意味する。被験体/患者または宿主有機体は、温血動物を含み得、特に、 ラット、マウス、ブタ、イヌ、ネコ、ウシ、ヒツジ、ウマおよび特に人間などの 哺乳類である。組織がヒトの皮膚である場合、組織表面は、角質層表面または口 腔、鼻腔、もしくは膣腔などにおける粘膜組織である。 「上皮層」とは、皮膚および粘膜などの膜表面を指す。一般的な材料および方法 本発明の方法および装置は、患者の血液中の物質のレベルを経皮によりサンプ リングし、定量または限定するために用いられ得る。まず、この方法および装置 を、グルコースまたはグルコース代謝産物を経皮によりサンプリングし、定量ま たは限定するために使用する場合について説明する。言うまでもなく、本発明の 方法および装置は、他の物質を経皮によりサンプリングし、定量または定義する のにも用いられ得る。 例えば、糖尿病の診断および治療のために、血液中のグルコースまたはグルコ ース代謝産物をサンプリングし、定量または定義する必要がある。これは、針を 収集リザーバー/コンテナに挿入することによる侵襲的な採血をせずに行われる ことが好ましい。最大の効果を得るためには、サンプリングおよび定量はまた、 実質的に連続して行われなければならず、測定されたグルコース値は、実際の血 液グルコースレベルを追跡する必要がある。 このように、本発明の方法は、身体からのグルコースまたはグルコース代謝産 物のレベルを連続してモニタするのに有用である。この方法はまた、半連続的ま たは一回の測定方法で血液グルコースレベルを測定するのにも用いられ得る。方 法は、収集部位において組織に電流を与える電極または他の手段、グルコースを 収容する少なくとも1つの収集リザーバーまたはサンプリングチャンバ、および グルコース濃度測定システムを備えた装置によって実施され得る。以下、方法お よび装置の好ましい実施態様をより詳細に説明する。 本発明の方法によると、グルコース収集リザーバーは、患者の組織表面、例え ば、患者の皮膚または粘膜上皮の角質層の収集部位に配置される。電気エネルギ ーは、組織の収集部位に与えられ、組織からグルコースまたはグルコース代謝産 物が収集リザーバーに移動される。収集リザーバーは、定期的に分析され、グル コースまたはグルコース代謝産物濃度が測定され、この測定された濃度値は、患 者の血液グルコースレベルと相関される。これらの工程は、繰り返され、患者の 血液グルコースレベルは実質的に連続してモニタされ、患者の血液グルコースレ ベルの変化が追跡される。 方法の好ましい実施態様において、2つの電極は、1つまたは複数の収集部位 で組織に電気エネルギーを与える。2つの収集リザーバーは、各電極にまたは電 極付近に1つずつ設けられる。印加電流は、好ましくは、約0.01から約2mA/cm2 の範囲である。電気エネルギーを与えるとき、電極の極性は、約0.1Hz(10秒毎 に1スイッチ)から1時間毎に約1スイッチの範囲のレートで交番し、各電極は 、交互に陰極または陽極となる。グルコースは、両リザーバーで収集されるが、 陰極として作用するリザーバー内で測定されるのが最も好ましい。換言すると、 グルコース濃度がモニタされるリザーバーは、電極の極性が交番するのに合わせ て交替する。 本発明のグルコースサンプリング方法における極性の反転は、以下の利点を有 する。(1)非交番極性プロトコルと比較して、本発明の交番極性方法では、血 液とイオン導入によって抽出されたサンプルとの間の相関関係の予想外に向上す る、(2)規格化されたフラックスレートが特に予想外に増加する、および(3 )非交番システムで発生するAgCl電極上のAgClめっきの劣化またはpH変化が防止 される。 極性スイッチングは、手動または自動であり得る。極性スイッチングは、いか なる周波数でもよく、特に20秒毎に約1サイクルから4時間毎に約1サイクルの 間の周波数、20秒毎に約1サイクルから2時間毎に約1サイクルの間が好ましく 、1分毎に約1サイクルから2時間毎に約1サイクルの間、または10分毎に約1 サイクルから1時間毎に約1サイクルの間、特に半時間毎に約1サイクルがより 好ましい。サイクルとは、各方向の電流の1インターバルを意味する。所定サイ クルにおける電気エネルギーの印加は、収集媒体のグルコース分析中に停止し得 る。 好ましい方法において、グルコース収集媒体の一部またはすべては、収集リザ ーバーから抽出され、グルコース濃度が分析される。1つの好ましい分析方法は 、他の分析方法も使用され得るが、高圧液体クロマトグラフィー(HPLC)である。 血液グルコースレベルに関する有用な情報を提供するために、収集媒体で検出 されるグルコース濃度は、患者の血液のグルコースと相関関係がなければならな い。収集媒体グルコースは、nmole/cm2・hrなどのフラックス単位で計算される 。この情報は、測定されたグルコースフラックスに対応する血液グルコース値( 例えば、mg/dlで表される)に変換されなければならない。 血液グルコース濃度と測定グルコースフラックスとの相関関係は、4つの変数 で表現され得る。血液グルコース濃度値と測定されたグルコースフラックス値と の間の時間のずれ、測定されたグルコースフラックス値の経時的線形ドリフト、 ならびに時間のずれおよびドリフト補正グルコースフラックスデータと血液グル コース濃度とを関連づける直線の傾きおよび切片(即ち、最低血液グルコース値 、それ未満になるとグルコースフラックスは検出されない)。測定されたグルコ ースフラックスと、実際の血液グルコース濃度との相関関係は、血液グルコース データとグルコースフラックスデータとを関連づける較正手法によって成し遂げ られる。 時間のずれは、所定の許容範囲の時間軸に沿った曲線に最良に適合する、血液 グルコース曲線とグルコースフラックス曲線との間の一定の時間シフトとして定 義される。時間シフトの量は、公知の曲線比較アルゴリズムを用いて、手動また はコンピュータまたは他のプロセッサを利用して自動で決定され得る。時間シフ トは、図5および6、図9および10、図11および12、図13および14、図15および 16、図23および24、ならびに図25および26に例示される。 ドリフトは、所定の血液グルコース濃度に対する測定されたグルコースフラッ クスの経時線形変化として定義される。ドリフトは、時間変数の一定倍数によっ て、プロットされたグルコースフラックス曲線を血液グルコース濃度曲線に対し てグルコースフラックス軸に沿ってシフトさせることによって、最良適合を成し 遂げるようて計算される。一定の倍数値は、多くの様々な方法で計算され得る。 例えば、「ベースライン」条件下(即ち、患者が絶食中であるため、血液グルコ ースレベルが一定である)の所定時間に所定の被験体から得られる実験データは 、同一の患者に対して同一回数経口グルコース許容テストしたときに、測定され たグルコースフラックスデータからポイント毎に減算され得る。 他の例として、所定の患者に対するベースラインデータの線形適合(例えば、 最小二乗線形回帰から得られる)は、経口グルコース許容テスト中に得られる実 験データから減算され得る。このアプローチは、図8(ベースラインデータ)、 図5(ドリフト無調整実験データ)、図9(ドリフト調整実験データ)、および 図10(時間のずれおよびドリフト調整実験データ)に例示される。 測定されたグルコースフラックス値はまた、最初にベースライン値を得ずに補 正され得る。1つのアプローチは、ドリフト時間定数値を見積もり、その見積も りに基づいてドリフトを調整し、ドリフト補正された測定値と測定血液グルコー ス値との間の相関関係を決定することである。見積もられたドリフト時間定数は 、次に、増加または減少され、測定されたグルコースフラックス値と血液グルコ ース値との間の受け入れ可能な許容が成し遂げられるまで相関関係は再計算され 得る。 ドリフト時間定数はまた、患者の皮膚の電気抵抗(グルコースフラックス値ド リフトと同様に経時的に変化し得る)などの異なる生理的パラメータ、または患 者の血液のpHなどの経時的に比較的一定なパラメータを測定することによっても 計算され得る。 最後に、時間補正値とドリフト補正値との間の関係の傾きおよび切片は、デー タの直線最良適合を用いて計算される。これらの工程は、手動または適切にプロ グラムされたプロセッサもしくはコンピュータによって成し遂げられ得る。 ある量の非組織グルコースは、図2、3および21に示されるグルコースモニタ 方法および装置を適用する前に角質層に存在し得る。従って、好ましい実施態様 において、サンプリング開始と分析時間との間に時間のずれがある。この時間の ずれは、約1時間であり得る。 本発明の方法は、不確定期間実質的に連続して成し遂げられ得る。本発明の方 法はまた、測定された(即ち、相関された)血液グルコースレベルに応答して患 者を治療する工程を包含し得る。 装置が極性を交番することによって動作されるとき、本発明の装置の収集リザ ーバー/サンプリングチャンバは、極性を交番する電極および極性を交番する不 感対向電極(indifferent couterelectrode)を備え、サンプリングチャンバ内 の電極が、サンプリング中に陽極、陰極、またはその両方として動作する単一チ ャンバ(1)、陽極および陰極チャンバが極性が交番するときに交互の部位にあ る2つのチャンバ(2)、または陰極と陽極との間で信号を平均化し得る処理中 に極性が交番する2つ以上のチャンバ(3)の形態であり得る。 被験体から目的の物質のサンプルを収容する収集リザーバー/サンプリングチ ャンバは、電極手段を封入する粘着パッチの形態であり得る。パッチ用の広範囲 な種類の粘着剤は、イオン導入法技術において公知である。 図1Aは、本発明による連続したグルコースモニタをブロック図の形態で示す。 モニタは、グルコース収集媒体を含む収集リザーバー200を有する。導電体209お よび210ならびにスイッチ212を介して、正コネクタ207および負コネクタ208をそ れぞれ有する電源206に接続された一対の電極202および204は、組織表面からリ ザーバー200にグルコースを移動させるための電流を提供する。スイッチ212は、 手動または自動コントローラ213によって制御され得る。モニタが設けられた分 析器214は、グルコース収集リザーバー200のグルコース濃度を測定し、グルコー スフラックスを計算する。キャリブレータ216は、計算されたグルコースフラッ クスと血液グルコース濃度とを相関させる。 図1B〜1Dは、本発明の方法を実施する好ましい装置の図である。図1Bに示され るように、2つの電極/リザーバーアセンブリ110は、患者の組織表面114におけ る収集部位112に取り付けられる。電極/リザーバーアセンブリ110は、電源120 に接続されている。 図1Cは、電極/リザーバーアセンブリ110の分解図である。要素101は、パッチ の皮膚接触表面の粘着剤保護層である放出ライナ(release liner)であり、要 素102は、チューブであり得るサンプルポートで、これを介してサンプルが除去 される、要素103は、収集リザーバー/サンプルチャンバ用の上部ハウジングを 形成し、処理が進行するときに電極の状態の観察を可能にするポリマー層であり 得るトップ層であり、要素104は、粘着剤が一側面にコーティングされた発泡層 であり、電極と皮膚との接触を防止し、収集リザーバー/サンプルチャンバの壁 として作用し、要素105は、電極の極性に応じて、陰極(即ち、電子ドナー)ま たは陽極(即ち、電子レセプター)のいずれかとして作用する電極であり、要素 107は、電極105およびサンプルポート102を定位置に保持するトランスファ粘着 層であり、要素108は、電極105と皮膚との間に配置され、電極と皮膚との接触を 防止する保護層である。 図示されるように、層104および107は、それぞれ、収集リザーバーのハウジン グの一部を含み、収集リザーバーを皮膚に開放させる。 放出ライナ101は、パッチの皮膚接触表面の粘着剤保護層である。このライナ は、当該技術分野で従来より公知の任意の適切な可撓性材料であり得る。このラ イナは、通常の移動によって裂けたりしないように十分に強く、しかし手で力を いくらか加えただけで簡単に除去されなければならない。 サンプルポート102は、サンプルが除去されるチューブであり得る。 トップ層103は、収集リザーバー/サンプルチャンバのハウジングの上壁を形 成し、好ましくは透明であり、処理が進行するときに状態の観察を可能にするポ リマー層などの、当該技術分野で従来より公知の任意の可撓性材料であり得る。 経皮パッチのトップ層として従来より使用される任意の透明ポリマー材料が使用 され得る。好ましくは、トップ層は、ポリエステルまたは好ましくはポリエチレ ンで形成される。 発泡層104は、電極と皮膚との接触を防止し、サンプルチャンバの壁として作 用する、一側面に粘着剤がコーティングされた任意の医学グレード発泡層(発泡 テープ)である。組織およびサンプリングされる材料と適合する、経皮パッチに 従来より使用される任意のコーティングされた発泡層(発泡テープ)が用いられ 、好ましくは、発泡テープは、一側面が3M#9772などのアクリレート(acrylate ) 粘着剤でコーティングされた独立気泡ポリオレフィンフォームである。 電極105は、Ag/AgClまたは他の任意の電極材料で形成され得る。電極105は、 電気ワイヤ/リード線を介して電源に取り付けられる。 トランスファ粘着層107は、電極およびサンプルポートを所定位置に保持する トランスファ粘着層である。粘着剤は、電極を間に挟んで層を共に保持し得る当 該技術分野で従来より公知の任意の粘着剤であり得る。例えば、粘着剤は、3M#1 525、Medical Transfer Adhesiveであり得る。 保護層108は、電極105と皮膚との間に配置され、電極が皮膚に接触するのを防 止する。保護層は、一側面が粘着層でコーティングされたポリウレタン膜であり 、その粘着層によって保護層は電極と接触する。皮膚と適合する任意の従来の接 着剤が使用され得る。例えば、保護層は、Acutekテープ(Flexcon-Deraflex NRU 100 clear H566 spec 50K-9(アクリル粘着剤でコーティングされたナイロン強 化キャストポリウレタン))。 図1Dは、収集部位112に配置された電極/リザーバーアセンブリ110の断面であ る。収集リザーバー/サンプリングチャンバ116は、好ましくは、電気導電媒体 /流体で充填される。電極間に電流を伝導し得る任意の流体が使用され得る。適 切な流体は、水、水性食塩水、および、好ましくは、約4から約9の範囲のpHを 有する水性緩衝食塩水を含む。好ましい流体は、約pH7から約pH9のpHを有する 水性重炭酸ナトリウムで緩衝した塩化ナトリウム溶液である。明らかに、流体は 、サンプリングされることが所望される材料(即ち、グルコース)に不活性であ り、皮膚と適合するものである。収集媒体は、電極105と組織表面との間に電気 回路接続を提供する。 上記の収集リザーバーの代わりに、当該技術分野で公知のように、収集マトリ クスが提供され得る。また、皮膚と直接接触する電極が、上記のような導電流体 中に浸漬された電極の代わりに使用され得る。 好ましくは、電源120は、手動または自動プログラム可能スイッチなどの、サ ンプリング中に電源の極性を反転させる手段を有する。1つの適切な電源は、Io med Phoresor2 イオン導入電源である。 また、モニタが15分より長く行われる場合、データには矛盾がなく、交番極性 実施態様を用いない場合は、陰極のデータが通常最も有効である。当業者は、背 景グルコース、時間のずれ、およびドリフトについて、被験者間、または所定の 被験者および異なるイオン導入装置設計の使用に変動があることを認識し得る。 これらは、標準方法、および個体および/または装置の背景グルコース、時間の ずれ、およびドリフトに対して調整された相関関係によって決定される。 本発明の他の装置は、皮膚または他の上皮層に接触する1つ以上のリザーバー からなる。本発明は、任意の上皮層に使用されるように意図されているが、いく つかの表面は、除去される目的の物質によって、より所望され得る。例えば、粘 膜は、非イオン化物質に対して低バリアを有し、また通常、血管の濃度がより高 く、非荷電物質の除去により望ましい支持体である。 リザーバーは、それぞれ、イオン導電性媒体を有する。導電媒体は、好ましく は、高いイオン導電率をもたらすのに十分な量のイオン物質を含むヒドロゲルで ある。本発明の好ましい実施態様によるゲルの組成は、以下に詳細に説明する。 他の実施態様において、イオン導電性媒体は、0.5%の重炭酸ナトリウムでpH8.0 に緩衝された0.5%NaCl溶液などのイオン導電性電解液に浸漬されたスポンジ、ガ ーゼパッド、または他の材料などの吸上材料であり得る。 第1イオン導入電極は、1つのリザーバー(被験体の上皮膜に接触した)に接 触し、第2イオン導入電極は、上皮膜に接触した第2リザーバーまたは上皮膜に 接触した他のイオン導電性媒体に接触する。電源は、2つの電極間に電位を与え 、当該技術分野で公知の方法で、上皮膜上で反転イオン導入法を行う。好ましく は、リザーバー内の目的物質の存在、および可能ならばそのレベルを感知するよ うに選択されたセンサは、リザーバーに接触する。センサと連通するディスプレ イは、リザーバー内の目的物質の存在および(可能ならば)そのレベルを示す。 適切に較正されると、ディスプレイは、被験体血液内の目的物質の濃度を示し得 る。このモニタは、実質的に連続して、定期的にまたは必要に応じて行われ得る 。 図34において、好ましくはAgまたはAg/AgClで形成される2つのイオン導入電 極16および18は、リザーバー12および14に接触している。各リザーバーは、導電 媒体11および13を有し、そのそれぞれは、被験体上皮膜15に接触している。好ま しい実施態様において、両リザーバーの導電媒体は、ヒドロゲルである。あるい は、導電媒体は、吸上材料内のイオン導電性溶液である。電源24は、イオン導入 電位を提供する。 センサ装置(ポテンシオスタットなど、図示されていない)と共に用いられ、 イオン導電性媒体内の抽出物質を検出および/または定量するセンサ電極アセン ブリ28および30もまた、両リザーバーの導電媒体と接触している。センサ電極ア センブリ28および30は、導電体29および31をそれぞれ介してセンサ装置に接続さ れ得る。多くのタイプの電極をベースとしたセンサおよび感知方法が、当該技術 分野で公知である。例えば、目的の抽出物質がグルコースの場合、グルコースセ ンサは、グルコースに特異的な酵素をイオン導電性媒体に設け、グルコースとグ ルコースに特異的な酵素との間の反応産物を検出する2または3個の電極をイオ ン導電性媒体と接触させて配置することによって形成され得る。 ハウジング50は、好ましくは、両リザーバーおよび両セットの電極を取り囲む 。ハウジング50は、導電媒体を皮膚と接触させて保持するように設計される。ハ ウジングはまた、電気手段およびセンサへのアクセスを提供し得る。 他の実施態様は、図35に示される。この実施態様において、センサ電極アセン ブリ28、30は、イオン導入電極16および18上方のリザーバーの導電媒体に配置さ れている。好ましい導電媒体は、再び、ヒドロゲルである。但し、吸上材料とイ オン導電性媒体との組合せも代わりに使用され得る。この実施態様において、イ オン導入電極は、多孔性であるか、または網目状材料で形成される。抽出された 物質は、イオン導入電極を介してセンサ電極アセンブリ28および30に拡散し得る 。多孔性電極は、例えば、プラスチック、セラミック、金属メッシュ、またはそ の組合せで形成され得る。 電極の孔のサイズは、約200μmから1mmの範囲でなければならない。最適には 、孔は、>500μmのサイズでなければならない。理想的には、孔の数は、高多孔 性を電極に与えるのに十分でなければならない。さらに、ヒドロゲルは、毛細管 作用によって多孔電極に導入され、電極間にイオン導電性を形成する。 図36に示される他の実施態様において、センサ電極アセンブリ28および30のセ ットは、イオン導入電極16および18の下方の各リザーバーの導電媒体内に配置さ れている。従って、センサ電極は、図35に示されるイオン導入電極について上述 したように、好ましくは、多孔性(例えば、網目状材料で形成される)である。 再び、好ましい導電媒体はヒドロゲルであるが、吸上材料内のイオン導電性媒体 もまた使用され得る。 さらに他の実施態様では、電極は、図37Aおよび37Bに示されるように配置され ている。図37Aおよび37Bは、それぞれが導電媒体111および113、好ましくは円筒 形ヒドロゲルパッドを有する2つのリザーバー112および114を備えたイオン導入 収集装置110を示す。リング形状のイオン導入電極116および118は、導電媒体111 および113に設けられている。電極116は、3つのセンサ電極128、132および134 を取り囲んでいる。センサ動作電極128は、アーチ形状の基準電極132および対向 電極134によって取り囲まれている。ガードリング140は、センサ電極とイオン導 入電極116との間を通り、イオン導入回路からの信号ノイズを最小にする。導電 体(図示されていない)は、電極およびガードリングから外部の電源および接地 源ならびにセンサ装置(図示されていない)まで延長する。リザーバー114は、 同様の電極配置を有する。この実施態様は、センサ動作電極のサイズを最小にす る一方、ヒドロゲルパッド内に得られる空間を利用し、センサからの信号を最大 にし得る利点を有する。他の実施態様のように、イオン導電性媒体に浸漬された 吸上材料もまた、ヒドロゲルパッドの代わりに使用され得る。 図37は、円筒形収集リザーバー、ならびにリング形状およびアーチ形状電極を 示すが、言うまでもなく、他のリザーバーおよび電極構造も本発明の範囲を逸脱 せずに同様に使用され得る。 図37の実施態様に適切なハウジングは、図38に分解形態で示される。組み立て られると、この実施態様の全体のサイズおよび外観は、腕時計と同様である。 図37の電極アセンブリは、電極板160上の素子162および164として図38に示さ れる。換言すると、図38の電極アセンブリ162は、図37の電極118、130、136、13 8および142に対応し、図38の電極アセンブリ164は、図37の電極116、128、132、 134および140に対応する。コネンクタ166は、電極と、電源、接地源、およびセ ンサ装置との間に電気的接続を提供する。 本実施態様において、リザーバー112および114は、そのそれぞれの電極アセン ブリ162および164から分離可能である。しかし、組立られると、導電媒体は、電 極アセンブリと接触する。電極板160ならびに導電媒体111および113は、ハウジ ング150内に配置される。使用の際には、ストラップ168は、パッド111および113 が皮膚と接触するように、装置を被験体の皮膚15に対して保持する。さらに、電 源(例えば、再充電可能または非充電可能電池)は、ストラップ上に配置され得 る。好ましい実施態様において、導電媒体111および113は、ヒドロゲルパッドで ある。但し、吸上材料/イオン導電性媒体の組合せもまた使用され得る。 さらに他の実施態様において、図39に示されるように、光学センサが用いられ 得る。光学センサは、イオン導電性媒体に直接接触する必要はない。あるいは、 2つのセンサが設けられ、1つは、各イオン導入電極に物理的に近接して配置さ れ、各電極で抽出された物質を測定する。これらのセンサは、同一の抽出物質ま たは異なる抽出物質に対して選択可能である。図38に示される実施態様は、光学 比色センサ44を用いて抽出された物質を検出および測定する。光源46、48によっ て生成される光の強度は、変色化学的作用を有する導電媒体(例えば、ヒドロゲ ルパッド)から反射される。光源46、48は、LEDである。さらに、バッフル(図 示されていない)は、光源と検出器との間に配置され、光が検出器に直接到達す るのを防止する。TiO2(または他の反射材料)は、導電媒体に添加され、ベース ライン反射率を増加させ得る。 本実施態様において、ハウジング50の内部は、使用されるセンサが光学センサ である場合に発生し得る迷光の反射を減少させるために、黒一色に着色され得る 。あるいは、ハウジングは、光方向づけ素子として作用するために形成および鏡 面仕上げされ、最大量のLED強度をヒドロゲルに方向づけ、以下に説明する図38 の実施態様の検出器に最大量の反射光を集光し得る。 導電媒体が比較的透明および半透明のヒドロゲルである実施態様において、ダ ブルパス吸光セル(図示されていない)は、TiO2でコーティングされた多孔性膜 またはAl2O3多孔性膜などの反射材料をヒドロゲルの皮膚側に配置することによ って形成され得る。本実施態様において、LEDからの光は、ヒドロゲルを透過し 、反射し、ヒドロゲルを再び透過し得る。 ヒドロゲルまたは吸上材料のいかなる実施態様においても、導電媒体は、好ま しくは、粘着剤を用いて上皮膜に取り付けられる。粘着特性は、導電媒体に固有 (いくつかのヒドロゲルの場合のように)であるか、別の粘着素子を用いて導電 媒体に添加され得る。導電媒体が、十分な粘着性をもっていない場合、導電媒体 を皮膚と接触させて保持する個別の手段(ストラップなど)が用いられ得る。 上記の実施態様において、リザーバーは、物理的に離されてハウジング50内に 設けられている。必要に応じて、非多孔性電気絶縁素子が、2つのイオン導電性 媒体間に配置され接触を防止する。 本発明で使用されるヒドロゲルは、(1)イオン導電性であり、(2)センサ 酵素に快適な環境を提供し、(3)センサ動作を干渉してはならない。上記の実 施態様でモニタグルコースに使用される適切なイオン導電およびバイオ感知ヒド ロゲルの調製例は以下の通りである。NaClおよびNaHCO3(食物グレード)を水に 溶解し、約0.1%から約1.0%の範囲、好ましくは、約0.5の溶液を形成する。架橋 アクリル酸ポリマー(好ましくは、B.F.Goodrichから入手されるCarbopol 934 PNF)をNaCl・NaHCO3・H2O溶液に懸濁する。得られた溶液のpHをOaktron pH Tes ter1でテストし、食物グレード水酸化ナトリウム(Malinckrodtから得られる) を用いて、約pH4.0から約pH10.0、好ましくは約pH6.0から約pH8.0に調整する。 所望される実際のpHは、バイオセンサに使用される酵素に依存し、本願で提供さ れる範囲は、グルコース検出用である。約50I.U.から約100,000I.U.、好ましく は、約300I.U.から約5000I.U.の範囲のグルコースオキシダーゼは、pH調整NaCl ・H2O Carbopol溶液に添加される。グルコースオキシダーゼの実際の量は、生成 物の所望の貯蔵寿命、生成物の所期の使用寿命、および保存中の酵素の安定性に 依存する。 他の物質を溶液に添加してもよい。これらは、限定はされないが、例えば、他 の塩、他の緩衝剤、増粘剤、殺生物剤、保存剤、および酵素安定剤を含む。 他の実施態様において、導電媒体を乾燥形態で保存することが可能である。乾 燥形態は、限定されないが、脱水ゲル、または装置を適切に動作させるのに必要 な成分を含むスポンジを含む。次に、水または電解溶液を、導電媒体が皮膚に取 り付けられる前に媒体に添加し、媒体を脱水する。乾燥保存の利点は、保存中に 媒体の成分を安定させ、貯蔵寿命を長くできることである。 実際には、電位(直流またはより複雑な波形)を、電流が第1電極から第1導 電媒体を介して皮膚に流れ、皮膚から第2導電媒体を介して第2電極に戻るよう に、2つのイオン導入電極16および18の間に与える。この電流の流れによって、 反転イオン導入法または電気浸透法を用いて、皮膚を介して物質が1つまたは2 つのリザーバー12および/または14に抽出される。電位は、1994年6月24日付け で提出された、同時係属米国特許出願第08/265,048号、「Method of Continuous Iontophoretic Measurement of Chemical Species in Body Fluids」に記載さ れるように与えられ得る。この開示を本願では参考のために援用する。 例として、グルコースを抽出するためには、印加電流密度は、好ましくは、約 0.01から約2mA/cm2の範囲である。好ましい実施態様において、グルコースの抽 出を容易にするために、電気エネルギーは、電極16、18に与えられ、電極の極性 は、約0.1Hz(10秒毎に1スイッチ)から1時間毎に約1スイッチの範囲のレー トで交番され、各電極は、交互に陰極または陽極になる。 極性スイッチングは、手動または自動であり得る。極性スイッチングは、任意 の周波数でよく、特に、20秒毎に約1サイクルから4時間毎に約1サイクルの間 、好ましくは、20秒毎に約1サイクルから2時間毎に約1サイクルの間、より好 ましくは、1分毎に約1サイクルから2時間毎に約1サイクル、または10分毎に 約1サイクルから1時間毎に約1サイクル、および特に約半時間毎に約1サイク ルであり得る。サイクルとは、各方向における電流の1インターバルを意味する 。所定サイクルにおける電気エネルギーの印加は、収集媒体のグルコース分析中 に停止し得る。 上記のように、イオン導入電極は、電源に接続され、センサ電極は、センサ装 置に接続される。図40は、好ましい実施態様によるイオン導入モニタシステムの 要素を示す回路ブロック図である。イオン導入電極208およびセンサ電極210は、 システムの収集リザーバー部204に設けられている。これらの電極は、各リザー バーの導電媒体と接触している。必要に応じて、収集リザーバーでの温度をモニ タし、センサ信号の温度補正を可能にする選択温度感知素子206(サーミスタ) も含まれる。 システムの電力および制御部202は、コントローラ212(マイクロプロセッサな ど)、電源214、およびディスプレイ(または他の出力)216を有する。例えば、 ディスプレイは、患者に現在および前回の分析物(例えば、グルコース)レベル 示数をスクロールさせ、患者にそのレベルの変化に対して注意を促すのに用いら れ得る。電源214は、2つの部分を有するように示され、1つは、イオン導入機 能であり、1つは感知機能である。2つの部分は、イオン導入および感知機能に 選択されるアプローチに応じて、勿論、必ずしも必要でない。システムには、ま た、光学アラーム218、選択入力/出力ポート220、および周期的なグルコース示 数などのデータを保存および呼び出すメモリ222が含まれる。 1つの実施態様において、収集リザーバー部204は、1つのハウジング(図38 に示されるハウジングなど)に収容され、システムの電力および制限部202は、 個別のハウジングに収容される。電気導電体は、2つのハウジングを接続し、電 力、制御信号およびデータを搬送する。 他の実施態様は、図41に示される。この実施態様において、電力および制御素 子は、システムのリザーバー部と同一のハウジング内に収容されている。ディプ レイ216は、ハウジング150の頂部に設けられている。電池224は、電源の一部で ある。マイクロプロセッサ、メモリ、および他の回路成分は、ハウジング150内 に配置されたPC板226に設けられている。 本発明のイオン導入収集システムを用いて血液グルコース濃度をモニタするプ ロセスは以下の通りである。この例は、実質的に、収集リザーバーの導電媒体に ついて上述したように形成された2つのヒドロゲルパッド、図37に示される電極 アセンブリ、および図38および41に示されるハウジング配置を使用する。 モニタプロセスは、ハウジング内の電極アセンブリと接触するように2つのヒ ドロゲルパッドを配置することによって開始する。次に、ハウジングを、パッド が被験体の皮膚に接触するように被験体に張り付ける。次に、電力をイオン導入 電極に与え、収集プロセスを開始する。 グルコースが被験体の皮膚を通してヒドロゲルパッドまで移動するとき、グル コースは、パッド内のグルコースオキシダーゼと反応し、過酸化水素を生成する 。過酸化水素の存在によって、パッド内の過酸化水素の濃度に比例する電流がセ ンサ動作電極で生成する。電流は、システムコントローラにょって解釈される信 号を与え、グルコース濃度値をディスプレイに提供する。この電流は、システム が、 イオン導入収集システムによって測定される被験体の実際の血液グルコース濃度 を表示するように、被験体血液グルコースと相関され得る。例えば、システムは 、標準ピンプリック技術を用いて被験体の血液をサンプリングし、血液グルコー ス(例えば、One Touch Basic,LifeScan,Milpitas,CAを用いて)を分析し、 血液中で測定されたグルコース濃度とリザーバー内のイオン導入によって抽出さ れたグルコース濃度とを相関させることによって、被験体の実際の血液グルコー ス濃度に較正され得る。モニタは、実質的に連続して、定期的にまたは必要に応 じて成し遂げられ得る。 ヒドロゲルパッドは、所定のモニタ期間を提供するのに十分なある量のグルコ ースオキシダーゼを含む。その期間が終了した後、ユーザは、使用済みのヒドロ ゲルパッドを新しいものと交換しなければならない。本発明は、ヒドロゲルパッ ドがイオン導入収集システムの他のものから容易に分離し得る設計を提供するこ とによって動作を容易にする。 他の実施態様において、システムは、ヒドロゲルパッドが動作するか否かを決 定するシステムが設けられ得る。例えば、新しいパッドは、イオン導入収集プロ セスの駆動前には、実質的に過酸化水素を含まない(例えば、80μM未満)。シ ステムが、始動時(即ち、イオン導入電位をイオン導入電極に与える前に)、し きい値量を越える過酸化水素の存在を検出する場合、システムは、パッドを新し いパッドと取り替えなければならないことをユーザに知らせ得る(例えば、アラ ームを駆動することにより)。 さらに他の実施態様において、2つのヒドロゲルパッドは、例えば、絶縁体を 設けてヒドロゲルを2つの機能素子に分離することによって、単一素子として形 成され得る。 他の改変は、当業者に明白であり得る。 実施例 以下の実施例は、本発明を例示するために提供され、本発明を限定するものと 見なされてはならない。実施例1 連続イオン導入抽出を、実験開始前の夜12時間および実験中絶食した被験体に 対しておこなった。これらの実験では、それぞれがAgまたはAgCl電極をパッチの 水性サンプリングチャンバに挿入した2つの粘着剤サンプリングパッチを、前腕 に貼付した。イオン導入パッチは、パッチ毎に2.85cm2の収集表面積およびパッ チ毎に0.4mLの収集リザーバー容量を有していた。チャンバは、水、U.S.P.(米 国薬局方)0.45%の塩化ナトリウムで充填された。直流またはDCプロトコル(標 準プロトコル)については、密度0.32mA/cm2の電流を15分間与え、5分間の休止 期間と取り、その間に食塩水を分析用に除去し、次に新鮮な食塩水と交換した。 5分間の休止期間に、血液グルコースを標準フィンガプリックテスト(One Touc h Basic,LifeScan,Milpitas,CA)法によって測定し、イオン導入抽出グルコー スと比較した。15分間のイオン導入および5分間の休止/サンプリング手法を3 から5時間繰り返した。イオン導入によって抽出したサンプルをHPLCによって分 析した。 受動コントロールについては、電流を印加しなかったこと以外は同一の手法を 用いた。 これらの実験の結果を図2および3に示す。各図において、血液グルコース濃 度(mg/dL)は、分単位の時間に対して与えられる。「x」は、血液グルコース に関し、黒塗り三角は、陽極におけるイオン導入グルコースに関し、黒塗り四角 は、陰極におけるイオン導入電気導入グルコースに関し、白抜き丸は、受動グル コースに関してである。 図2から3のデータは、(1)連続した抽出によって、皮膚(角質層、表皮、 または真皮)のグルコースから干渉(interference)を洗い出した、(2)安定 状態は1時間未満で達成された、(3)特に陰極においてグルコースフラックス のドリフトがあった、および(4)陰極フラックスは、受動フラックスよりも大 きい陽極フラックスよりも大きかったことを示した。実施例2 実験の前の夜12時間絶食した(1)糖尿病でない被験体に対して行った。テス トを開始して1時間後、75gmのグルコースを経口投与した。血液グルコースレベ ルは、100から800mg/dLに増加した。イオン導入により投与し、標準DCプロトコ ルを用いて、実施例1に記載されるようにグルコースをモニタした。テストの結 果を図4〜10に示す。 図4は、実験の結果を示す。各図において、血液グルコース濃度(mg/dL)は 、分単位の時間に対して与えられる。「x」は、血液グルコースに関し、黒塗り 三角は、陽極におけるイオン導入グルコースに関し、黒塗り四角は、陰極におけ るイオン導入グルコースに関し、白抜き丸は、受動グルコースに関する。図5は 、図4におけるのと同一のデータを示すが、陰極(最良の応答)に関するデータ のみを示す。図6は、図5におけるのと同一のデータを示すが、血液グルコース と比較してイオン導入抽出グルコースが40分間「シフト」し、40分間の時間のず れを示している。図6において、抽出されたグルコースフラックスは、時間のず れがあり、血液グルコースとは完全に相関していなかったことが理解される。フ ラックスは、実験の開始時に血液グルコースと比較して比較的に低く、実験の終 了時に血液グルコースよりも比較的高かった。図7は、図2と同一のデータを示 すが、陰極に関するデータのみを示す。図8は、図7のデータへの線形適合を示 す。図8のデータは、実験開始前に皮膚のグルコースから干渉を除去するために 、抽出の1時間前に得られた抽出サンプルを除外した。図9は、図5と同一のデ ータを示すが、経時的なグルコースフラックス値のドリフトについて調整するた めに、図5のデータから図8の線形適合の式を減算している。図10は、ドリフト を調整した図6のデータを示す。図10は、ずれおよびドリフトを調整したイオン 導入抽出グルコースと血液グルコースとの間に強い相関関係があったことを示す 。 全体として、図4〜10のデータは、(a)陰極におけるグルコース抽出と血液 グルコースとの間に相関関係があり、(b)陰極フラックスは、受動フラックス よりも大きな陽極フラックスよりも大きく、(c)血液グルコースの変化と抽出 グルコースの変化との間に約40分の時間のずれがあり、(d)血液グルコースと は独立した線形ドリフトがあったことを示した。実施例3 上記に実施例2に記載したのと同様の手法に従って、経口グルコース許容テス トを被験体(3)、(4)、および(5)に対して行った。これらのテストの結 果を図11〜16に示す。各図において、血液グルコース濃度(mg/dL)は、分単位の 時間に対して与えられる。「x」は、血液グルコースに関し、黒塗り三角は、陽 極におけるイオン導入グルコースに関し、黒塗り四角は、陰極におけるイオン導 入グルコースに関する。 図11および12は、被験体(3)に関する。データは、(a)血液グルコースと 、陰極におけるイオン導入抽出グルコースとの間にわずかな相関関係があったが 、陽極においてははるかに良好な相関関係があった、(b)陰極フラックスは、 陽極フラックスよりも大きかった、(c)陽極フラックスは、わずかなフラック スおよび20分の時間のずれで血液グルコースを追跡したことを示す。 図13および14は、被験体(4)に関する。データは、(a)血液グルコースと 陰極におけるイオン導入抽出グルコースとの間にわずかな相関関係があったが、 陽極においてははるかに良好な相関関係があった、(b)他の被験体と違って、 陽極フラックスは、陰極フラックスよりも大きかった、(c)陽極フラックスは 、わずかなドリフトおよび20分の時間のずれで血液グルコースを追跡したことを 示す。 図15および16は、被験体(5)に関する。データは、(a)血液グルコースと 、陽極および陰極の両方におけるイオン導入抽出グルコースとの間に相関関係が あった、(b)陰極フラックスは、陽極フラックスよりも大きかった、(c)陰 極および陽極フラックスは、わずかなドリフトおよび20分の時間のずれで血液グ ルコースを追跡した。実施例4 血液グルコースモニタ実験を行った。この実験では、陽極部位と陰極部位との 間の直流からなる標準イオン導入プロトコルと、抽出中に電極が陽極および陰極 として作用する本発明の交番極性イオン導入プロトコルとを比較した。 本発明の交番極性プロトコル法は、電源の極性が各5分の休止期間にスイッチ されること以外は、標準プロトコルと同一であった。このように、1回の15分期 間の陰極チャンバは、次の15分期間の陽極チャンバとなり、またその逆となった 。 上記の実施例2および3に記載されるのと同様の手法に従って、経口グルコー ス許容テストを被験体(6)および(7)に対して行った。これらの実験の結果 を図17から20に示す。これらの図は、標準プロトコルの結果と、同一被験者に対 して同時に行った本発明の交番極性法の結果とを比較するグラフである。 図17および19は、被験体(6)および(7)の右腕に対してそれぞれ実施した 標準(DC)法を示し、図18および20は、被験者(6)および(7)の左腕に対し てそれぞれ実施した本発明の交番極性プロトコル法を示す。各図において、血液 グルコース濃度(mg/mL)は、分単位の時間に対して与えられる。「x」は、血 液グルコースに関し、黒塗り三角は、陽極におけるイオン導入グルコースに関し 、黒塗り四角は、陰極におけるイオン導入グルコースに関する。 図17および19と、図18から20とをそれぞれ比較すると分かるように、本発明の 極性法は、特に陽極応答に対して、より応答し、より良好な相関関係を与えた。 上記の結果は、イオン導入の直流標準(DC)モードと比較した、交番極性から のサンプリングプロファイルの向上、または抽出中のサイクリング期間に陽極お よび陰極またはその両方として二者択一的に作用する単一なサンプリング電極の 使用を示す。 以下は、以下に記載するように、データが時間のずれおよび/またはドリフト について相関されるテスト結果である。 連続イオン導入抽出を、図18に示すように被験体(6)に対して行ったが、プ ロトコルにおいて、被験体は、実験の開始前の夜12時間および実験中に絶食した (非経口グルコース許容テスト)。結果を図21および22に示す。図21および22は 、被験体(6)に対して陽極および陰極フラックスにおいてドリフトがあったこ とを示す。 図23は、図18の被験体(6)の血液グルコースモニタの結果のグラフであるが 、図22の陰極に関するフラックス値を図18の陰極に関するフラックス値から減算 している。 図24は、図23の被験体(6)の血液グルコースモニタの結果のグラフであるが 、図22のように、20分の時間のずれおよびドリフトに対して陰極フラックスが調 整 してある。 図25は、図18の被験体(6)の血液グルコースモニタの結果のグラフであるが 、図21の陽極に関するフラックス値を図18の陽極に関するフラックス値から減算 している。 図26は、図25の被験体(6)の血液グルコースモニタの結果のグラフであるが 、図25のように、40分の時間のずれおよびドリフトに対して陽極フラックスが調 整してある。 図27は、交番極性プロトコル下での、図20と同一の被験体(7)の血液グルコ ースモニタの結果のグラフであるが、陰極フラックスは、時間のずれおよび線形 ドリフトに対して調整されている。 図28は、交番極性プロトコル下での、図20と同一の被験体(7)の血液グルコ ースモニタの結果のグラフであるが、陽極フラックスは、時間のずれおよび線形 ドリフトに対して調整されている。 全部で12の通常の被験体をテストした。結果を以下の表1に要約する。 データは、イオン導入による投与の交番極性実施態様では、応答なしおよび長 い時間のずれの発生率は低かった。実施例5 食塩水を、それぞれが電極を有する2つの粘着サンプリングパッチのそれぞれ に注入した。0.32mA/cm2の電流を電極を介して15分間印加した。次に、食塩水を 除去し、血液グルコースフィンガプリック測定を行い、新鮮な食塩水を5分間の 休止期間に再注入した。この手法を全部で5時間15回繰り返した。この実施例に おいて、JK1-17-94、電流をDCで8サンプル期間印加した。9個目のサンプル期 間で、電流を、15分毎のスイッチの交番極性プロトコルにスイッチした。結果を 図29に示す。プロトコルを直流から交番極性にスイッチすると、フラックスに突 然激しい増加がある。実施例6 グルコースモニタを被験体の腹部側の前腕に対して行った。収集リザーバーは 、0.55mLの容量を保持する、面積10cm2の薄い可撓性のプラスチック装置であっ た。比較的大きな表面積 対 容量比は、妥当な抽出能率を提供した。収集リザ ーバーは、0.1Mの塩化ナトリウムを保持し、Ag/AgCl電極を収容した。イオン導 入電流を、カスタム構築のコンピュータ制御電源から電極に送った。不必要なセ ンセーションを避けるため、サンプリングを0.25mA/cm2で行った。電源が駆動さ れているとき、電流は、約30秒の期間最終一定値に「ランプ」された。電流は、 5および60分の期間流れた。実験の開始前に、皮膚部位を60秒間塩化ナトリウム 接触させておいた。次に、この溶液「ワッシュ(wash)」を分析のために除去し、 電流を駆動する前に交換した。いくつかの制御測定(非電流)も行った。これら のなかで最も大規模なものは、時間の関数として、収集リザーバー溶液を充填し 、リザーバーを空にし、溶液を交換することを繰り返すことであった。これによ り、皮膚グルコースの受動抽出が決定できた。グルコースの分析には、電流滴定 検出を用いるDionexクロマトグラフィーシステムを利用した。各アッセイに50uL 分を 使用した。検出限定は0.6uMであった。これらの実験の結果を図30〜31に示す。 図30は、能動およびワッシュコントロールと比較した、陰極および陽極におけ るグルコースのイオン導入サンプリングの結果である。 図31は、時間の平方根の関数としてプロットした、皮膚から受動的に抽出した グルコースの累積量のグラフである。各ラインは、単一被験体に対応する。実施例7 改良緩衝溶液を用いる2つのイオン導入抽出を、図17および18と同様の被験体 (A)に対して同時に行った。1つは、標準(DC)プロトコルを用いて右腕に対 して行い、もう1つは、交番極性プロトコルを用いて左腕に対して行った。イオ ン導入によって投与し、以下の改変を行ってグルコースを上記の実施例4に記載 されるようにモニタした。1:9の割合で、U.S.P.(米国薬局方)0.45%の塩化 ナトリウムに混合した、U.S.P(米国薬局方)重炭酸ナトリウム緩衝溶液、5%、 pH7〜9を、0.45%の塩化ナトリウムの代わりにコレクタ溶液として使用した。 結果を図32および33に示す。 図32は、0.45%の塩化ナトリウム溶液を用いた同一の被験体(6)に対する図1 7と比較した、pH8.2の重炭酸ナトリウム緩衝食塩水溶液を用いる直流プロトコル に関する陰極でのフラックスの著しい向上を示した。 図33は、0.45%の塩化ナトリウム溶液を用いた同一の被験体(6)に対する図1 8と比較した、pH8.2の重炭酸ナトリウム緩衝食塩水溶液を用いる交番極性プロト コルに関する陰極でのフラックスの著しい向上を示した。 さらに、図32および33の比較は、直流法の交番極性法において、重炭酸ナトリ ウム溶液に関して陽極抽出の向上があったことを示した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ,UG), AM,AT,AU,BB,BG,BR,BY,CA,C H,CN,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB ,GE,HU,IS,JP,KE,KG,KP,KR, KZ,LK,LR,LT,LU,LV,MD,MG,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TM,TT, UA,UG,UZ,VN (72)発明者 レウン, ルイス アメリカ合衆国 カリフォルニア 94070, サン カルロス,マドロナ ストリート 16 (72)発明者 リー, リチャード ケイ−ティー アメリカ合衆国 カリフォルニア 94555, フレモント,タン オーク ドライブ 5698 (72)発明者 プラント, フィリップ ジェイ. アメリカ合衆国 カリフォルニア 94086, サニーベール,エム−116, サウス フェア オークス 655 (72)発明者 バハヤニ, バスカー ブイ. アメリカ合衆国 カリフォルニア 94539, フレモント,ミッション リッジ コー ト 63 (72)発明者 カオ, マイケル アメリカ合衆国 カリフォルニア 94086, サニーベール,ルーズベルト アベニュ ー 308 (72)発明者 ターニー, マイケル ジェイ. アメリカ合衆国 カリフォルニア 95112, サン ホセ,ノース シックスス スト リート 368 (72)発明者 ヴィジャヤクマー, プレマ アメリカ合衆国 カリフォルニア 94539, フレモント,サウザー ランド ウェイ 43493 【要約の続き】 明は、患者の血液グルコースレベルの連続的なインビボ モニタのための方法であり、(a)患者の組織表面の収 集部位に収集リザーバーを配置する工程;(b)グルコ ースまたはグルコース代謝産物を収集リザーバーへ移動 させるために、収集部位に電気エネルギーを付加する工 程;(c)グルコースまたはグルコース代謝産物の濃度 について収集リザーバーを分析する工程;(d)工程 (c)において測定された濃度を血液グルコースレベル と相関させる工程;および(e)実質的に連続的に工程 (a)〜(d)を行う工程;とを包含する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.目標物質の経皮モニタのためのイオン導入装置であって、該装置は、 イオン導電性ヒドロゲルまたは吸上材料のいずれか、およびイオン導電性溶液 を有する収集リザーバー; 第1および第2のイオン導入電極; 該目標物質のためのセンサー;および イオン導入電源; を有するイオン導入装置。 2.前記リザーバーが、イオン導電性ヒドロゲルを有する、請求項1に記載の装 置。 3.前記リザーバーが、吸上材料およびイオン導電性溶液を有する、請求項1に 記載の装置。 4.第2のリザーバーをさらに有する装置であって、該第2のリザーバーが、第 2のイオン導電性ヒドロゲルまたは吸上材料のいずれか、およびイオン導電性溶 液を有する、請求項1に記載の装置。 5.ハウジングおよび前記第1および第2のリザーバーを該ハウジング内に、そ れぞれ、前記第1および第2のイオン導入電極と接触して、別々に保持するため の手段をさらに有する、請求項4に記載の装置。 6.前記センサーが、センサー電極アセンブリを有する、請求項1に記載の装置 。 7.前記センサーが、複数のセンサー電極を有し、該センサー電極および前記第 1のイオン導入電極が、実質的に同じ面に配置されている、請求項1に記載の装 置。 8.前記リザーバーは、電極接触面を有し、前記センサー電極および前記第1の イオン導入電極が、該電極接触面と接触するようになっている、請求項7に記載 の装置。 9.前記センサーが、前記リザーバー内に酵素を有する、請求項6に記載の装置 。 10.目標物質情報を表示するためのディスプレイをさらに有する、請求項6に 記載の装置。 11.目標物質の経皮モニタのためのイオン導入装置であって、該装置は、 第1および第2の収集リザーバーであって、該第1の収集リザーバーが、第1 のイオン導電性ヒドロゲルを有し、該第2の収集リザーバーが、第2のイオン導 電性ヒドロゲルを有する、第1および第2の収集リザーバー; 該第1のヒドロゲルに接触する第1のイオン導入電極、および該第2のヒドロ ゲルに接触する第2のイオン導入電極; 少なくとも1つのヒドロゲル内に含まれる該目標物質を検知するためのセンサ ー;および イオン導入電源; を有するイオン導入装置。 12.前記センサーが、前記第1のヒドロゲルと接触する第1のセンサー電極ア センブリおよび前記第2のヒドロゲルと接触する第2のセンサー電極アセンブリ を有する、請求項11に記載の装置。 13.前記収集リザーバー、前記イオン導入電極、前記センサー電極アセンブリ および前記電源を含むハウジングをさらに有する、請求項12に記載の装置。 14.前記イオン導入電極および前記センサー電極アセンブリと接触する前記第 1および第2のヒドロゲルを別々に保持するための手段をさらに有する、請求項 12に記載の装置。 15.前記第1および第2のヒドロゲルが、それぞれ、電極接触面を有し、前記 センサー電極アセンブリおよび前記第1のイオン導入電極が、それぞれの電極接 触面と接触するようになっている、請求項14に記載の装置。 16.前記別々に保持するための手段は、前記イオン導入電極および前記センサ ー電極アセンブリが配置されている電極ボードを有する、請求項15に記載の装 置。 17.目標物質情報を表示するためのディスプレイをさらに有する、請求項11 に記載の装置。 18.前記収集リザーバー、前記イオン導入電極、前記センサー電極アセンブ リ、前記電源および前記ディスプレイを含むハウジングをさらに有する、請求項 17に記載の装置。 19.目標物質の経皮モニタのためのイオン導入装置と共に用いられる収集リザ ーバーであって、該収集リザーバーは、pHが約4.0〜約10.0の範囲である イオン導電性ヒドロゲルおよび該目標物質と反応性の酵素を有する収集リザーバ ー。 20.前記酵素が、グルコースオキシダーゼである、請求項19に記載の収集リ ザーバー。 21.前記ヒドロゲルが、80μMより少ない過酸化水素濃度を有する、請求項 20に記載の収集リザーバー。 22.前記ヒドロゲルが、イオン導入電極と接触するようになっている電極接触 面をさらに有する、請求項19に記載の収集リザーバー。 23.前記電極接触面は、さらにセンサー電極と接触するようになっている、請 求項22に記載の収集リザーバー。 24.前記ヒドロゲルが、実質的なシリンダー形状を有し、前記電極接触面が、 該ヒドロゲルシリンダーの一方の端部の円形面である、請求項23に記載の収集 リザーバー。 25.目標物質の経皮モニタの方法であって、該方法は、 第1および第2の収集リザーバー、前記第1のリザーバーと接触する第1のイ オン導入電極、および前記第2のリザーバーと接触する第2のイオン導入電極、 少なくとも1つのリザーバー内に含まれる該目標物質を検知するためのセンサー ならびにイオン導入電源を有する経皮モニタ装置を設ける工程; 該第1および第2のリザーバーのそれぞれの面を被験者の上皮膜に当てる工程 ; 該第1および第2のイオン導入電極にイオン導入電位を付加する工程; 該目的物質のための少なくとも1つの該収集リザーバーをモニタする工程; 該第1および第2のリザーバーの少なくとも1つを新しいリザーバーと交換す る工程; とを包含する方法。 26.前記モニタ工程が、実質的に連続的に行われる、請求項25に記載の方法 。 27.前記モニタ工程が、周期的に行われる、請求項25に記載の方法。 28.前記目標物質の濃度を表示する工程をさらに包含する、請求項25に記載 の方法。 29.前記表示工程で表示された濃度は、前記被験者の血液内の前記目標物質の 濃度と相関される、請求項28に記載の方法。 30.前記目標物質がグルコースであり、前記モニタ工程が、収集リザーバー内 の電流を検知する工程を包含する、請求項25に記載の方法。 31.前記イオン導入電位を付加する工程前の収集リザーバー内の電流を検知し 、該電流が閾量を越えるかどうかを測定する工程をさらに包含する、請求項30 に記載の方法。 32.患者の血液グルコースレベルの連続的なインビボモニタのための方法であ って、該方法は、 (a) 該患者の組織表面の収集部位に収集リザーバーを配置する工程; (b) グルコースまたはグルコース代謝産物を該収集リザーバーへ移動させ るために、該収集部位に電気エネルギーを付加する工程; (c) グルコースまたはグルコース代謝産物の濃度について該収集リザーバ ーを分析する工程; (d) 工程(c)において測定された該濃度を血液グルコースレベルと相関 させる工程; (e) 実質的に連続的に工程(a)〜(d)を行う工程; とを包含する方法。 33.前記組織面の収集部位に収集リザーバーを配置する工程は、角質層表面の 収集部位にサンプリングチャンバを配置することを包含する、請求項32に記載 の方法。 34.前記収集リザーバーを配置する工程は、前記収集部位にサンプリングチャ ンバを配置することを包含し、該サンプリングチャンバは、収集媒体を含み、か つ該収集媒体と前記組織表面との間の接触を可能にする少なくとも1つの開口 部を有する、請求項32に記載の方法。 35.前記サンプリングチャンバを配置する工程は、前記収集媒体が電気的に導 電性であり、前記収集リザーバーが、電源に取り付けられ、かつ該収集媒体と電 気的に連通している電極をさらに有するサンプリングチャンバを配置することを 包含し、前記付加工程は、該電極に電流を供給する工程を包含する、請求項34 に記載の方法。 36.前記収集リザーバーは、第1の収集部位における第1の収集リザーバーで あり、前記方法は、前記組織面の第2の収集部位に第2の収集リザーバーを配置 する工程をさらに包含し、前記付加工程は、グルコースまたはグルコース代謝産 物を該第1および第2の収集リザーバー中に移動させるために、該第1および第 2の収集部位に電気エネルギーを付加する工程を包含し、分析工程は、グルコー スまたはグルコース代謝産物の濃度について該第1および第2の収集リザーバー を分析することを包含する、請求項32に記載の方法。 37.前記付加工程は、前記第1の極性での前記電圧の付加の後、前記第1およ び第2の収集リザーバーを交互に分析することをさらに包含する、請求項36に 記載の方法。 38.前記分析工程は、前記第1の極性での前記電圧の付加後、前記第1および 第2の収集リザーバーを交互に分析することを包含する、請求項37に記載の方 法。 39.前記付加工程は、前記収集リザーバーと一体化した電極に電気エネルギー を供給することによって行われる、請求項32に記載の方法。 40.前記電気エネルギーを付加する工程は、前記収集部位に直流電流を付加す ることを包含する、請求項32に記載の方法。 41.前記電気エネルギーを付加する工程は、0.1〜2mA/cm2の範囲の電 流を付加することを包含する、請求項32に記載の方法。 42.前記電気エネルギーが、直流電流である、請求項32に記載の方法。 43.前記電気エネルギーを付加する工程が、前記分析工程の間、電気エネルギ ーの付加を中断する工程を包含する、請求項32に記載の方法。 44.前記分析工程は、パルスされた電流滴定検出を包含する、請求項32に 記載の方法。 45.前記分析工程は、高性能液体クロマトグラフィー(HPLC)を含む、請 求項32に記載の方法。 46.前記組織表面は、前記患者の皮膚の角質層表面であり、前記分析工程が、 該角質層表面における非組織グルコースの涸渇を可能にするために、前記付加工 程と前記分析工程との間の時間を遅らせる工程を包含する、請求項32に記載の 方法。 47.前記遅延工程は、前記分析工程の開始後約1時間、前記分析工程の実施を 遅らせることを包含する、請求項46に記載の方法。 48.前記収集リザーバーは、収集媒体を含み、前記分析工程は、該収集リザー バーから該収集媒体の少なくとも1部分を抽出する工程を包含する、請求項32 に記載の方法。 49.収集リザーバーグルコースレベルと患者の血液グルコースレベルとの間の 相関データを提供する工程をさらに包含する、請求項32に記載の方法。 50.前記相関工程は、血液グルコースレベルとグルコースフラックスとの間の 時間差を補償することも包含する、請求項49に記載の方法。 51.前記相関工程は、グルコースフラックスドリフトを補償することも包含す る、請求項50に記載の方法。 52.前記相関工程は、グルコースフラックスドリフトを補償することも包含す る、請求項51に記載の方法。 53.工程(d)において測定された血液グルコースレベルに応じて前記患者を 治療する工程をさらに包含する、請求項32に記載の方法。 54.前記電気エネルギーの付加は、交番極性で行われるイオン導入による、請 求項32に記載の方法。 55.それぞれ、水および塩水溶液からなる群から選択されるグルコース収集媒 体を含んでいる第1および第2のグルコース収集リザーバー; 正のコネクタおよび負のコネクタを有する電源; コンダクタおよび該第1および第2の収集リザーバーを該電源の正のコネクタ および該電源の負のコネクタに電気的に接続するスイッチであって、該スイッチ は、該第1の収集リザーバーが該正のコネクタに電気的に接続され、該第2の収 集リザーバーが該負のコネクタに電気的に接続される第1の位置、および該第2 の収集リザーバーが該正のコネクタに電気的に接続され、該第1の収集リザーバ ーが該負のコネクタに電気的に接続される第2の位置を有している、コンダクタ およびスイッチ; とを含むグルコースモニタ。 56.前記第1および第2の電極が、それぞれ、前記第1および第2の収集リザ ーバーの前記収集媒体と、ならびにコンダクタおよびスイッチを介して電源と電 気的に連通している、請求項55に記載のグルコースモニタ。 57.収集媒体グルコース濃度分析器および収集媒体グルコース濃度を血液グル コースと相関させる較正手段をさらに有する、請求項56に記載のグルコースモ ニタ。 58.収集媒体グルコース濃度分析器および収集媒体グルコース濃度を血液グル コースと相関させる較正手段をさらに有する、請求項55に記載のグルコースモ ニタ。 59.前記スイッチが、手動スイッチである、請求項55に記載のグルコースモ ニタ。 60.前記スイッチが、自動プログラム可能なスイッチである、請求項55に記 載のグルコースモニタ。
JP50324696A 1994-06-24 1995-06-23 イオン導入サンプリング装置および方法 Expired - Lifetime JP3328290B2 (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US26504894A 1994-06-24 1994-06-24
US37393195A 1995-01-10 1995-01-10
US08/373,931 1995-01-10
US08/265,048 1995-01-10
PCT/US1995/007692 WO1996000110A1 (en) 1994-06-24 1995-06-23 Iontophoretic sampling device and method

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001338791A Division JP2002191582A (ja) 1994-06-24 2001-11-02 イオン導入サンプリング装置および方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10506293A true JPH10506293A (ja) 1998-06-23
JP3328290B2 JP3328290B2 (ja) 2002-09-24

Family

ID=26950929

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP50324696A Expired - Lifetime JP3328290B2 (ja) 1994-06-24 1995-06-23 イオン導入サンプリング装置および方法
JP2001338791A Withdrawn JP2002191582A (ja) 1994-06-24 2001-11-02 イオン導入サンプリング装置および方法

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001338791A Withdrawn JP2002191582A (ja) 1994-06-24 2001-11-02 イオン導入サンプリング装置および方法

Country Status (11)

Country Link
EP (2) EP0766578B1 (ja)
JP (2) JP3328290B2 (ja)
AT (1) ATE196741T1 (ja)
AU (1) AU2944995A (ja)
CA (1) CA2193885C (ja)
DE (1) DE69519023T2 (ja)
DK (1) DK0766578T3 (ja)
ES (1) ES2150001T3 (ja)
GR (1) GR3034387T3 (ja)
PT (1) PT766578E (ja)
WO (1) WO1996000110A1 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003521953A (ja) * 1998-09-10 2003-07-22 アルテア テクノロジーズ,インコーポレイティド 検体の検出および/または連続的監視用の属性の補償
JP2004510453A (ja) * 1998-07-21 2004-04-08 スペクトルクス,インコーポレイティド 連続状分析物監視用のシステムおよび方法
JP2009168622A (ja) * 2008-01-16 2009-07-30 Tdk Corp 代謝物濃度を測定する方法及びこれに用いられる電気化学センサ
JP2010256330A (ja) * 2009-03-30 2010-11-11 Sysmex Corp 血中濃度−時間曲線下面積を用いた血液中の測定対象成分の濃度変動の推定方法及び装置
JP2012068263A (ja) * 2000-03-17 2012-04-05 Sontra Medical Inc 体液の非侵襲性のサンプリングおよび分析のためのシステム、方法およびデバイス
JP2019516452A (ja) * 2016-04-26 2019-06-20 ザ ユニバーシティ オブ バース 物質の非侵襲性モニタリング用多重経皮抽出および検出装置ならびに使用方法
JP2020525186A (ja) * 2017-06-28 2020-08-27 フンダシオン テクナリア リサーチ アンド イノヴェイション 活性剤の制御かつモニタされた経皮送出のためのデバイス及び方法及びその用法

Families Citing this family (88)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ATE250928T1 (de) * 1995-07-12 2003-10-15 Cygnus Therapeutic Systems Hydrogelpflaster
US5735273A (en) 1995-09-12 1998-04-07 Cygnus, Inc. Chemical signal-impermeable mask
WO1997024059A1 (en) 1995-12-28 1997-07-10 Cygnus, Inc. Continuous monitoring of physiological analyte
US5954685A (en) * 1996-05-24 1999-09-21 Cygnus, Inc. Electrochemical sensor with dual purpose electrode
ZA975326B (en) 1996-06-18 1998-01-14 Alza Corp Device and method for enhancing transdermal flux of agents being delivered or sampled.
US6527716B1 (en) 1997-12-30 2003-03-04 Altea Technologies, Inc. Microporation of tissue for delivery of bioactive agents
US6139718A (en) * 1997-03-25 2000-10-31 Cygnus, Inc. Electrode with improved signal to noise ratio
WO1998014768A2 (en) * 1997-10-06 1998-04-09 Schwartz Sorell L Transdermal chemical monitoring device
US6022316A (en) * 1998-03-06 2000-02-08 Spectrx, Inc. Apparatus and method for electroporation of microporated tissue for enhancing flux rates for monitoring and delivery applications
US6587705B1 (en) 1998-03-13 2003-07-01 Lynn Kim Biosensor, iontophoretic sampling system, and methods of use thereof
DE19814084B4 (de) 1998-03-30 2005-12-22 Lts Lohmann Therapie-Systeme Ag D2-Agonist enthaltendes transdermales therapeutisches System zur Behandlung des Parkinson-Syndroms und Verfahren zu seiner Herstellung
EP1077634B1 (en) * 1998-05-13 2003-07-30 Cygnus, Inc. Monitoring of physiological analytes
CA2329411C (en) 1998-05-13 2004-01-27 Cygnus, Inc. Collection assemblies for transdermal sampling system
EP1078258B1 (en) 1998-05-13 2003-07-30 Cygnus, Inc. Device for predicting physiological values
PT1077636E (pt) 1998-05-13 2004-06-30 Cygnus Therapeutic Systems Processamento de sinal para medicao de analitos fisiologicos
JPH11347014A (ja) 1998-06-05 1999-12-21 Hisamitsu Pharmaceut Co Inc イオントフォレーシスデバイス構造体及び生体内成分の検出方法
US7037277B1 (en) 1998-07-21 2006-05-02 Spectrx, Inc. System and method for fluid management in a continuous fluid collection and sensor device
US7384396B2 (en) 1998-07-21 2008-06-10 Spectrx Inc. System and method for continuous analyte monitoring
IL141774A0 (en) 1998-09-04 2002-03-10 Powderject Res Ltd Monitoring methods using particle delivery methods
US6602678B2 (en) 1998-09-04 2003-08-05 Powderject Research Limited Non- or minimally invasive monitoring methods
US6918874B1 (en) 1998-09-10 2005-07-19 Spectrx, Inc. Attribute compensation for analyte detection and/or continuous monitoring
WO2000018289A1 (en) 1998-09-30 2000-04-06 Cygnus, Inc. Method and device for predicting physiological values
US6180416B1 (en) 1998-09-30 2001-01-30 Cygnus, Inc. Method and device for predicting physiological values
WO2000024455A1 (en) * 1998-10-28 2000-05-04 Cygnus, Inc. Kit and method for quality control testing of an iontophoretic sampling system
US20040171980A1 (en) 1998-12-18 2004-09-02 Sontra Medical, Inc. Method and apparatus for enhancement of transdermal transport
EP1135052A1 (en) * 1999-02-12 2001-09-26 Cygnus, Inc. Devices and methods for frequent measurement of an analyte present in a biological system
AU4239300A (en) * 1999-04-16 2000-11-02 Johnson & Johnson Consumer Companies, Inc. Electrotransport delivery system comprising internal sensors
JP2002542498A (ja) 1999-04-22 2002-12-10 シグナス, インコーポレイテッド 干渉種を除去するための方法およびデバイス
US6669663B1 (en) 1999-04-30 2003-12-30 Medtronic, Inc. Closed loop medicament pump
AU6076200A (en) 1999-07-08 2001-01-30 Johnson & Johnson Consumer Companies, Inc. Exothermic bandage
US6890553B1 (en) 1999-07-08 2005-05-10 Johnson & Johnson Consumer Companies, Inc. Exothermic topical delivery device
US20030078499A1 (en) 1999-08-12 2003-04-24 Eppstein Jonathan A. Microporation of tissue for delivery of bioactive agents
US7133717B2 (en) 1999-08-25 2006-11-07 Johnson & Johnson Consumer Companies, Inc. Tissue electroperforation for enhanced drug delivery and diagnostic sampling
US7113821B1 (en) 1999-08-25 2006-09-26 Johnson & Johnson Consumer Companies, Inc. Tissue electroperforation for enhanced drug delivery
MXPA02009487A (es) 2000-03-29 2003-03-10 Univ Virginia Metodo, sistema y producto de programa de computadora para la evaluacion del control glucemico en la diabetes a partir de datos de auto-monitoreo.
US7404815B2 (en) 2000-05-01 2008-07-29 Lifescan, Inc. Tissue ablation by shear force for sampling biological fluids and delivering active agents
US7141034B2 (en) 2000-06-08 2006-11-28 Altea Therapeutics Corporation Transdermal drug delivery device, method of making same and method of using same
WO2002015778A1 (en) * 2000-08-18 2002-02-28 Cygnus, Inc. Analyte monitoring device alarm augmentation system
AU2001290719B2 (en) * 2000-09-11 2006-06-22 Alza Corporation Transdermal electrotransport device and method for manufacturing same
US6508545B2 (en) 2000-12-22 2003-01-21 Hewlett-Packard Company Apparatus for providing ink to an ink jet print head
WO2003000127A2 (en) 2001-06-22 2003-01-03 Cygnus, Inc. Method for improving the performance of an analyte monitoring system
EP1270041A1 (en) 2001-06-22 2003-01-02 Universite De Geneve Device for non-invasively determining the relative levels of two substances present in a biological system
US20030065285A1 (en) * 2001-07-23 2003-04-03 Higuchi William I. Method and apparatus for increasing flux during reverse iontophoresis
US8260393B2 (en) 2003-07-25 2012-09-04 Dexcom, Inc. Systems and methods for replacing signal data artifacts in a glucose sensor data stream
US8010174B2 (en) 2003-08-22 2011-08-30 Dexcom, Inc. Systems and methods for replacing signal artifacts in a glucose sensor data stream
US9918665B2 (en) 2002-03-11 2018-03-20 Nitto Denko Corporation Transdermal porator and patch system and method for using same
CA2480550C (en) 2002-03-22 2011-07-12 Cygnus, Inc. Improving performance of an analyte monitoring device
US6823202B2 (en) 2002-04-01 2004-11-23 Iomed, Inc. Iontophoretic power supply
US7099713B2 (en) 2002-06-28 2006-08-29 Battelle Memorial Institute Skin conduction and transport systems
DE10234673B4 (de) 2002-07-30 2007-08-16 Schwarz Pharma Ag Heißschmelz-TTS zur Verabreichung von Rotigotin und Verfahren zu seiner Herstellung sowie Verwendung von Rotigotin bei der Herstellung eines TTS im Heißschmelzverfahren
ES2456068T3 (es) 2002-08-13 2014-04-21 University Of Virginia Patent Foundation Método, sistema y producto de programa informático para el procesamiento de datos de auto-supervisión de glucemia (SMBG) para mejorar la autogestión diabética
US7150975B2 (en) 2002-08-19 2006-12-19 Animas Technologies, Llc Hydrogel composition for measuring glucose flux
US7018345B2 (en) 2002-12-06 2006-03-28 Hisamitsu Pharmaceutical Co., Inc. Iontophoresis system
JP4381705B2 (ja) 2003-03-26 2009-12-09 シスメックス株式会社 経皮的分析物抽出システムと分析システムおよび経皮的分析物抽出方法と分析方法
US8282549B2 (en) 2003-12-09 2012-10-09 Dexcom, Inc. Signal processing for continuous analyte sensor
DE202004021824U1 (de) 2003-08-15 2011-04-28 Animas Technologies Llc Mikroprozessoren und Vorrichtungen zur Überwachung von physiologischen Analyten
US20140121989A1 (en) 2003-08-22 2014-05-01 Dexcom, Inc. Systems and methods for processing analyte sensor data
US8016811B2 (en) 2003-10-24 2011-09-13 Altea Therapeutics Corporation Method for transdermal delivery of permeant substances
EP1547592A1 (en) 2003-12-23 2005-06-29 Schwarz Pharma Ag Intranasal formulation of rotigotine
EP1561418B1 (en) 2004-02-03 2011-08-17 Sysmex Corporation Analyzer, cartridge, cartridge kit
JP4817692B2 (ja) * 2004-08-04 2011-11-16 シスメックス株式会社 分析装置
JP2006167428A (ja) 2004-11-16 2006-06-29 Sysmex Corp 分析物抽出装置、分析装置、分析物抽出方法および分析方法
CN100518641C (zh) * 2005-01-19 2009-07-29 希森美康株式会社 分析仪及其采样盒
US7545272B2 (en) 2005-02-08 2009-06-09 Therasense, Inc. RF tag on test strips, test strip vials and boxes
ATE484233T1 (de) 2005-12-16 2010-10-15 Bayer Healthcare Llc Sensorenanordnung zur transdermalen analyse und verfahren zu ihrer anwendung
EP1963832A2 (en) * 2005-12-16 2008-09-03 Bayer Healthcare, LLC Dual transdermal analyte sensor assembly and methods of using the same
WO2007076017A2 (en) * 2005-12-27 2007-07-05 Bayer Healthcare Llc Electrochemical sensor system using a substrate with at least one aperature and method of making the same
CA2636174C (en) 2006-01-05 2022-07-05 University Of Virginia Patent Foundation Method, system and computer program product for evaluation of blood glucose variability in diabetes from self-monitoring data
JP2007244736A (ja) 2006-03-17 2007-09-27 Toshiba Corp 生体成分測定装置及び生体成分測定方法
JP4916748B2 (ja) 2006-03-30 2012-04-18 シスメックス株式会社 分析装置および分析方法
ATE546203T1 (de) 2006-09-22 2012-03-15 3M Innovative Properties Co Verfahren zur verhinderung des rissigwerdens von filtermedien beim komprimieren von zwei oder mehr filtermedienschichten
US20080154513A1 (en) 2006-12-21 2008-06-26 University Of Virginia Patent Foundation Systems, Methods and Computer Program Codes for Recognition of Patterns of Hyperglycemia and Hypoglycemia, Increased Glucose Variability, and Ineffective Self-Monitoring in Diabetes
BRPI0810969A2 (pt) 2007-04-27 2015-01-27 Echo Therapeutics Inc Dispositivo de permeação da pele para a detecção de analito ou liberação transdermal de fármaco
GB2457660A (en) * 2008-02-19 2009-08-26 Sphere Medical Ltd Methods of calibrating a sensor in a patient monitoring system
EP2399205B1 (en) 2009-02-25 2020-04-08 University Of Virginia Patent Foundation Cgm-based prevention of hypoglycemia via hypoglycemia risk assessment and smooth reduction insulin delivery
ES2349841B1 (es) * 2009-05-11 2011-11-04 Consejo Superior De Investigaciones Científicas (Csic) Dispositivo no invasivo par la deteccion de metabolitos en el sudor.
JP5572016B2 (ja) * 2009-08-04 2014-08-13 シスメックス株式会社 組織液抽出用デバイス、その製造方法、及び該デバイスを用いた組織液の分析方法
IT1396965B1 (it) * 2009-12-09 2012-12-20 Mauro Dispositivo terapeutico
US9588113B2 (en) 2012-02-22 2017-03-07 Church & Dwight Co., Inc. Methods for electronic analyte assaying
WO2014159235A1 (en) * 2013-03-14 2014-10-02 Becton, Dickinson And Company Continuous glucose monitoring on-body sensor
CN109843372B (zh) * 2016-08-19 2023-06-16 辛辛那提大学 长时间汗液刺激
GB2554455A (en) * 2016-09-29 2018-04-04 Feeligreen Sa Skin treatment device and method for delivery of an active ingredient into the human skin by means of iontophoresis, using an array of electrodes
WO2019069109A1 (es) * 2017-10-04 2019-04-11 Shimomoto Sanchez David Dispositivo biosensor y método para la medición de glucosa de manera no invasiva
CN108742647A (zh) * 2018-04-30 2018-11-06 中山市京春电子科技有限公司 一种便携式血糖检测设备
DE102018119137B4 (de) * 2018-08-07 2021-08-19 Pac Tech-Packaging Technologies Gmbh Verfahren und Vorrichtung zur Reparatur einer Prüfkontaktanordnung
CN109222995A (zh) * 2018-08-17 2019-01-18 安徽国科生物科技有限公司 糖尿病穿戴医疗组合设备
CN109044368A (zh) * 2018-08-17 2018-12-21 安徽国科生物科技有限公司 一种糖尿病无创智能检测系统
DE102019118864A1 (de) * 2019-07-11 2021-01-14 OSRAM Opto Semiconductors Gesellschaft mit beschränkter Haftung Tragbares sensorsystem mit messpflaster

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4708716A (en) * 1983-08-18 1987-11-24 Drug Delivery Systems Inc. Transdermal drug applicator
US5013293A (en) 1987-05-28 1991-05-07 Drug Delivery Systems Inc. Pulsating transdermal drug delivery system
KR970011449B1 (ko) * 1988-01-29 1997-07-11 더 리전트 오브 디 유니버시티 오브 캘리포니아 이온전기 영동형 비침입 검체 채취 또는 이송 장치 및 방법
US5076273A (en) 1988-09-08 1991-12-31 Sudor Partners Method and apparatus for determination of chemical species in body fluid
US5139023A (en) 1989-06-02 1992-08-18 Theratech Inc. Apparatus and method for noninvasive blood glucose monitoring
US5069908A (en) * 1989-06-19 1991-12-03 Henley International, Inc. Crosslinked hydrogel and method for making same
US5140985A (en) 1989-12-11 1992-08-25 Schroeder Jon M Noninvasive blood glucose measuring device
US5036861A (en) * 1990-01-11 1991-08-06 Sembrowich Walter L Method and apparatus for non-invasively monitoring plasma glucose levels
US5224927A (en) * 1990-11-01 1993-07-06 Robert Tapper Iontophoretic treatment system

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004510453A (ja) * 1998-07-21 2004-04-08 スペクトルクス,インコーポレイティド 連続状分析物監視用のシステムおよび方法
JP2012020158A (ja) * 1998-07-21 2012-02-02 Guided Therapeutics Inc 連続状分析物監視用のシステムおよび方法
JP2013009992A (ja) * 1998-07-21 2013-01-17 Guided Therapeutics Inc 連続状分析物監視用のシステムおよび方法
JP2003521953A (ja) * 1998-09-10 2003-07-22 アルテア テクノロジーズ,インコーポレイティド 検体の検出および/または連続的監視用の属性の補償
JP2012068263A (ja) * 2000-03-17 2012-04-05 Sontra Medical Inc 体液の非侵襲性のサンプリングおよび分析のためのシステム、方法およびデバイス
JP2009168622A (ja) * 2008-01-16 2009-07-30 Tdk Corp 代謝物濃度を測定する方法及びこれに用いられる電気化学センサ
JP2010256330A (ja) * 2009-03-30 2010-11-11 Sysmex Corp 血中濃度−時間曲線下面積を用いた血液中の測定対象成分の濃度変動の推定方法及び装置
JP2019516452A (ja) * 2016-04-26 2019-06-20 ザ ユニバーシティ オブ バース 物質の非侵襲性モニタリング用多重経皮抽出および検出装置ならびに使用方法
JP2020525186A (ja) * 2017-06-28 2020-08-27 フンダシオン テクナリア リサーチ アンド イノヴェイション 活性剤の制御かつモニタされた経皮送出のためのデバイス及び方法及びその用法

Also Published As

Publication number Publication date
EP1016433A1 (en) 2000-07-05
GR3034387T3 (en) 2000-12-29
EP0766578A1 (en) 1997-04-09
EP0766578B1 (en) 2000-10-04
DE69519023D1 (de) 2000-11-09
ATE196741T1 (de) 2000-10-15
PT766578E (pt) 2001-01-31
CA2193885A1 (en) 1996-01-04
JP2002191582A (ja) 2002-07-09
WO1996000110A1 (en) 1996-01-04
DK0766578T3 (da) 2000-10-23
ES2150001T3 (es) 2000-11-16
DE69519023T2 (de) 2001-06-13
CA2193885C (en) 2003-11-25
JP3328290B2 (ja) 2002-09-24
AU2944995A (en) 1996-01-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3328290B2 (ja) イオン導入サンプリング装置および方法
US8046043B2 (en) Extraction device, analyzer, extraction method, and analysis method
CA2332112C (en) Monitoring of physiological analytes
JP3155523B2 (ja) バイオセンサー、イオン浸透サンプリングシステムおよびその使用方法
US7066884B2 (en) System, method, and device for non-invasive body fluid sampling and analysis
JP3350053B2 (ja) 交番極性を用いる物質のサンプリング装置およびモニタ
US4853091A (en) Method and apparatus for the electrochemical determination of oxygen concentration
JP2006068492A (ja) 分析装置および分析方法
JP2002525150A (ja) 生理的数値を予測する方法および装置
CN109414230A (zh) 用于取样一种或多种分析物的装置
EP1225831A2 (en) Non-invasive body fluid sampling and analysis
US7693573B2 (en) Method for non-invasively determining the relative levels of two biological substances
JP4340463B2 (ja) 経皮的分析物測定システムおよび経皮的分析物測定装置
JP2004290523A (ja) 経皮的分析物測定システムおよび経皮的分析物測定方法
CN118830834A (en) Method for quantifying body fluid secretion volume through ion concentration and monitoring system

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070712

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080712

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080712

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090712

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090712

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100712

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110712

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110712

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120712

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120712

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130712

Year of fee payment: 11

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term