JPH10506157A - 植物油をベースとする化学柔軟化組成物を含有する紙製品 - Google Patents

植物油をベースとする化学柔軟化組成物を含有する紙製品

Info

Publication number
JPH10506157A
JPH10506157A JP8510964A JP51096496A JPH10506157A JP H10506157 A JPH10506157 A JP H10506157A JP 8510964 A JP8510964 A JP 8510964A JP 51096496 A JP51096496 A JP 51096496A JP H10506157 A JPH10506157 A JP H10506157A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
fatty acyl
paper product
web
group
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Ceased
Application number
JP8510964A
Other languages
English (en)
Inventor
バン ファン,ディーン
デニス トロハーン,ポール
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Procter and Gamble Co
Original Assignee
Procter and Gamble Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Procter and Gamble Co filed Critical Procter and Gamble Co
Publication of JPH10506157A publication Critical patent/JPH10506157A/ja
Ceased legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21HPULP COMPOSITIONS; PREPARATION THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASSES D21C OR D21D; IMPREGNATING OR COATING OF PAPER; TREATMENT OF FINISHED PAPER NOT COVERED BY CLASS B31 OR SUBCLASS D21G; PAPER NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D21H21/00Non-fibrous material added to the pulp, characterised by its function, form or properties; Paper-impregnating or coating material, characterised by its function, form or properties
    • D21H21/14Non-fibrous material added to the pulp, characterised by its function, form or properties; Paper-impregnating or coating material, characterised by its function, form or properties characterised by function or properties in or on the paper
    • D21H21/22Agents rendering paper porous, absorbent or bulky
    • D21H21/24Surfactants
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21HPULP COMPOSITIONS; PREPARATION THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASSES D21C OR D21D; IMPREGNATING OR COATING OF PAPER; TREATMENT OF FINISHED PAPER NOT COVERED BY CLASS B31 OR SUBCLASS D21G; PAPER NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D21H17/00Non-fibrous material added to the pulp, characterised by its constitution; Paper-impregnating material characterised by its constitution
    • D21H17/03Non-macromolecular organic compounds
    • D21H17/05Non-macromolecular organic compounds containing elements other than carbon and hydrogen only
    • D21H17/07Nitrogen-containing compounds

Abstract

(57)【要約】 ペーパータオル、化粧紙、トイレットティッシュなどの柔軟な吸収性紙製品の製造で有用な繊維状セルロース物質を開示する。紙製品は、植物油をベースとする第四級アンモニウム化学柔軟化化合物を含有する。好ましい植物油をベースとする第四級アンモニウム化学柔軟化化合物の例としては、ジオレイルジメチルアンモニウムクロリド〔即ち、ジ(オクタデカ−z−9−エニル)ジメチルアンモニウムクロリド〕(DODMAC)およびジエルシルジメチルアンモニウムクロリド〔即ち、ジ(ドコサ−z−13−エニル)ジメチルアンモニウムクロリド)(DEDMAC)が挙げられる。紙製品特性要件に応じて、植物油の脂肪アシル基の飽和量を調整することができる。不飽和植物油をベースとするアシル基を使用する利益を最大限にするために調整することが必要である変数としては、脂肪アシル基のヨウ素価(IV)、および脂肪アシル基中のシス/トランス異性体重量比が挙げられる。

Description

【発明の詳細な説明】 植物油をベースとする化学柔軟化組成物を含有する紙製品 技術分野 本発明は、薄葉紙ウェブに関する。より詳細には、本発明は、ペーパータオル 、ナプキン、化粧紙およびトイレットティッシュ製品で使用できる柔軟な吸収性 薄葉紙ウェブに関する。 背景技術 ティッシュまたはペーパーティッシュウェブまたはシートとしばしば呼ばれる ペーパーウェブまたはシートは、現代の社会において多くの用途が見出されてい る。ペーパータオル、ナプキン、化粧紙、トイレットティッシュなどの品目は、 重要商品である。これらの製品の3つの重要な物理的属性は、柔軟性、吸収性、 特に水性システム用吸収性、および強度、特に湿潤時の強度であることが以前か ら認識されている。研究および開発努力は、他のものに深刻な影響を与えること なくこれらの属性の各々の改良並びに同時に2または3つの属性の改良に向けら れてきた。 柔軟性は、消費者が特定の製品を手で持ち、それで皮膚をこすり、またはそれ を手の中でくしゃくしゃにする時に消費者によって知覚される触覚である。この 触覚は、数種の物性の組み合わせである。柔軟性に関連するより重要な物性の1 つは、一般に、製品の原料であるペーパーウェブの剛性であると当業者によって みなされている。剛性は、通常、ウェブの乾燥引張強さおよびウェブを構成する 繊維の剛性に直接依存するとみなされている。 強度は、物理的一体性を維持し且つ使用条件下、特に湿潤時の使用条件下で引 裂、破裂および細断に抵抗する製品およびその成分ウェブの能力である。 吸収性は、液体、特に水溶液または分散液を吸収する製品およびその成分ウェ ブの液体吸収量の能力の尺度である。消費者であるヒトによって知覚されるよう な全吸収性は、一般に、薄葉紙の所定塊が飽和で吸収するであろう液体の合計量 と塊が液体を吸収する速度との組み合わせであるとみなされている。 湿潤強度樹脂を使用してペーパーウェブの強度を高めることは、既知である。 例えば、ウェストフェルトは、セルロース・ケミストリー・エンド・テクノロジ ー、第13巻、第813頁〜第825頁(1979)で多数のこのような材料を 記載し且つそれらの化学的性質を論じた。フライマーク等は、1973年8月2 8日発行の米国特許第3,755,220号明細書において脱結合剤として既知 の或る化学添加剤が製紙法でシート形成時に生ずる自然の繊維対繊維結合を妨害 することを述べている。結合のこの減少は、紙のより柔軟であるか余り手触りの 悪くないシートをもたらす。フライマーク等は、脱結合剤を使用して湿潤強度樹 脂の望ましくない効果を相殺することと共に湿潤強度樹脂を使用してシートの湿 潤強度を高めることを教示し続けている。これらの脱結合剤は、乾燥引張強さを 減少させるが、一般に湿潤引張強さも減少する。 ショーは、1974年6月28日発行の米国特許第3,821,068号明細 書において化学脱結合剤が薄葉紙ウェブの剛性を低下させ、このようにして柔軟 性を高めるのに使用できることも教示している。 化学脱結合剤は、1971年1月12日にハーベイ等に発行の米国特許第3, 554,862号明細書などの各種の文献に開示されている。これらの物質とし ては、トリメチルココアンモニウムクロリド、トリメチルオレイルアンモニウム クロリド、ジ(水素添加)タロージメチルアンモニウムクロリド、トリメチルス テアリルアンモニウムクロリドなどの第四級アンモニウム塩が挙げられている。 エマヌエルソン等は、1979年3月13日発行の米国特許第4,144,1 22号明細書においてビス(アルコキシ(2−ヒドロキシ)プロピレン)第四級 アンモニウムクロリドなどの複雑な第四級アンモニウム化合物を使用してウェブ を柔軟化することを教示している。また、これらの著者は、脂肪アルコールのエ チレンオキシド付加物、プロピレンオキシド付加物などの非イオン界面活性剤の 使用によって脱結合剤により生ずる吸収性の減少を克服しようと試みている。 イリノイ州シカゴのアルマク・カンパニーは、小冊子76−17(1977) においてジメチルジ(水素添加)タローアンモニウムクロリドとポリオキシエチ レングリコールの脂肪酸エステルとの併用が柔軟性と吸収性との両方を薄葉紙ウ ェブに付与できることを開示している。 改良ペーパーウェブに向けられた研究の結果の1つの例示は、1967年1月 31日にサンフォードおよびサイソンに発行の米国特許第3,301,746号 明細書である。この特許に記載の方法によって作られたペーパーウェブの高品質 にも拘らず且つこれらのウェブから形成された製品の商業的な成功にも拘らず、 改良製品を見出すことに向けられた研究努力が続けられてきた。 例えば、ベッカー等は、1979年1月19日発行の米国特許第4,158, 594号明細書において主張している方法が強い柔軟な繊維状シートを形成する であろうことを記載している。より詳細には、彼等は、薄葉紙ウェブ(化学脱結 合剤の添加によって柔軟化されていてもよい)の強度が加工時にウェブの1表面 を、微細パターン化配置でウェブの1表面およびしぼ寄せ表面に接着されている 結合物質(例えば、アクリルラテックスゴム乳濁液、水溶性樹脂またはエラスト マー結合物質)によって微細パターン化配置でしぼ寄せ表面に接着し、しぼ寄せ 表面からウェブをしぼ寄せしてシート材料を形成することによって高めることが できることを教示している。 周知のジアルキルジメチルアンモニウム塩(例えば、ジタロージメチルアンモ ニウムクロリド、ジタロージメチルアンモニウムメチルサルフェート、ジ(水素 添加)タロージメチルアンモニウムクロリドなど)などの通常の第四級アンモニ ウム化合物は、有効な化学柔軟剤である。不幸なことに、これらの第四級アンモ ニウム化合物は、におい問題を受けやすいことがあり且つ分散させることが困難 であることもある。本発明者は、植物油をベースとする第四級アンモニウム塩が 繊維状セルロース物質の柔軟性を高めるための化学柔軟剤としても有効に機能す ることを見出した。植物油をベースとする第四級柔軟剤を使用して作られた薄葉 紙は、動物脂肪をベースとする第四級柔軟剤を使用して作られたティッシュと比 較して改善されたにおいと共に良好な柔軟性および吸収性を示した。加えて、植 物油をベースとする第四級柔軟剤の良好な流動性(低融点)のため、最小限の希 釈剤使用または使用なしで良好な分散が達成できる。 本発明の目的は、柔軟な吸収性トイレットティッシュ紙製品を提供することに ある。 本発明の目的は、柔軟な吸収性化粧紙製品を提供することにある。 本発明の目的は、柔軟な吸収性タオル紙製品を提供することにある。 また、本発明の更に他の目的は、柔軟な吸収性ティッシュ(即ち、化粧紙およ び/またはトイレットティッシュ)およびペーパータオル製品の製法を提供する ことにある。 これらの目的および他の目的は、以下の開示内容から容易に明らかになるであ ろうように本発明を利用することによって達成される。 発明の開示 本発明は、柔軟な吸収性紙製品を提供する。簡潔には、この柔軟紙製品は、 (a)セルロース製紙用繊維、および (b)前記セルロース製紙用繊維の約0.005〜約5.0重量%の式 (R)4-m−N+−〔R2m- (式中、mは1〜3であり;各RはC1〜C6アルキル基、ヒドロキシアルキル基 、ヒドロカルビル基、置換ヒドロカルビル基、ベンジル基、またはそれらの混 合物であり;各R2はC11〜C23ヒドロカルビルまたは置換ヒドロカルビル置換 基であり;X-は柔軟剤相容性陰イオンである) を有する第四級アンモニウム柔軟化化合物(ただし、柔軟化化合物のR2部分は ヨウ素価約5〜約100を有するC12〜C24脂肪アシル基に由来する。好ましく は、脂肪アシル基の大部分は植物油源に由来する) を含む。 好ましくは、第四級アンモニウム化合物は、繊維状セルロース物質に加える前 に、約0.01〜約25.0重量%の濃度に液体担体で希釈する。好ましくは、 液体担体の温度は、約30℃〜約60℃である。好ましくは、繊維状セルロース に加える第四級アンモニウム化合物の少なくとも20%は、保持される。 本発明で使用するのに好適な好ましい第四級アンモニウム化合物の例としては 、式 (CH32−N+(C18352- および (CH32−N+(C22432- を有する化合物が挙げられる。 これらの化合物は、それぞれジオレイルジメチルアンモニウムクロリド(即ち 、ジ(オクタデカ−z−9−エニル)ジメチルアンモニウムクロリド)(DOD MAC)およびジエルシルジメチルアンモニウムクロリド(即ち、ジ(ドコサ− z−13−エニル)ジメチルアンモニウムクロリド)(DEDMAC)とみなす ことができる。オレイルおよびエルシル脂肪アシル基は、天然産植物油(例えば 、オリーブ油、ナタネ油など)に由来するので、微量の他の脂肪アシル基も、存 在することがあることを理解すべきである。天然産植物油の可変組成の議論につ いては、ベイリーのIndustrial Oil and Fat Products、第3版、ジョン・ウィ リー・エンド・サンズ(ニューヨーク、1964)(ここに参考文献と して編入)参照。製品特性要件に応じて、植物油の脂肪アシル基の飽和水準は、 調整できる。 簡潔には、本発明のティッシュウェブの製法は、製紙用完成紙料を前記成分か ら調製し、製紙用完成紙料を長網などの有孔表面上にデポジットし、水をこのデ ポジットされた完成紙料から除去することからなる。 ここですべての%、比率および割合は、特に断らない限り、重量基準である。 発明を実施するための最良の形態 本明細書は本発明とみなされた要旨を特に指摘し且つ明確に請求している請求 の範囲によって締めくくるが、本発明は、以下の詳細な説明の読みおよび添付例 の読みからより良く理解できると考えられる。 ここで使用する薄葉紙ウェブ、ペーパーウェブ、ウェブ、ペーパーシートおよ び紙製品なる用語は、すべて水性製紙用完成紙料を調製し、この完成紙料を長網 などの有孔表面上にデポジットし、水を例えば重力または真空助長水切り(プレ ス有りまたは無し)により、そして蒸発により完成紙料から除去することからな る方法によって作られた紙のシートを意味する。 ここで使用する水性製紙用完成紙料は、製紙用繊維および後述の化学薬品の水 性スラリーである。 本発明の方法における第一工程は、水性製紙用完成紙料の調製である。完成紙 料は、製紙用繊維(以下、木材パルプとも称する)、および少なくとも1種の植 物油をベースとする第四級アンモニウム化合物を含む(それらのすべてを後述す る)。 すべての種類の木材パルプは、通常、本発明で使用する製紙用繊維からなるこ とが予測される。しかしながら、他のセルロース系繊維状パルプ、例えば、リン ター、バガス、レーヨンなどは、使用でき且ついずれも放棄されるものではない 。ここで有用な木材パルプとしては、クラフトパルプ、亜硫酸パルプ、硫酸塩パ ル プなどの化学パルプ並びに例えば砕木パルプ、熱機械パルプ、および化学変性熱 機械パルプ(CTMP)を含めた機械パルプが挙げられる。落葉樹と針葉樹に由 来するパルプは両方とも使用できる。前記カテゴリーのいずれかまたはすべて、 並びに元の製紙を容易にするために使用される填料、接着剤などの他の非繊維物 質を含有していてもよいリサイクル紙に由来する繊維も、本発明で適用できる。 好ましくは、本発明で使用する製紙用繊維は、ナザーン軟材に由来するクラフト パルプからなる。 (A)第四級アンモニウム化合物 本発明は、必須成分として、以下の式を有する第四級アンモニウム化合物約0 .005〜約5.0重量%、より好ましくは約0.03〜約0.5重量%(乾燥 繊維基準で)を含有する: (a)セルロース製紙用繊維、および (b)前記セルロース製紙用繊維の約0.005〜約5.0重量%の式 (R)4-m−N+〔R2m- 〔式中、mは1〜3であり;各R置換基は短鎖C1〜C6、好ましくはC1〜C3ア ルキル基、例えば、メチル(最も好ましい)、エチル、プロピルなど、ヒドロキ シアルキル基、ヒドロカルビル基、置換ヒドロカルビル基、ベンジル基またはそ れらの混合物であり;各R2は長鎖C11〜C23ヒドロカルビルまたは置換ヒドロ カルビル置換基(少なくとも部分的に不飽和(IV約5〜約100、好ましくは 約10〜約85)であり;対イオンX-は柔軟剤相容性陰イオン、例えば、アセ テート、クロリド、ブロミド、メチルサルフェート、ホルメート、サルフェート 、ニトレートなどであることができる) を有する第四級アンモニウム柔軟化化合物。好ましくは、R2の大部分は、C18 〜C24鎖長少なくとも90%を含有する脂肪アシルからなる。より好ましくは、 R2の大部分は、C18、C22およびそれらの混合物少なくとも90%を含有する 脂肪アシルからなる群から選ばれる。 完全飽和アシル基を使用して製造される第四級アンモニウム化合物は、優秀な 柔軟剤である。しかしながら、植物油源に由来する少なくとも部分的に不飽和ア シル基(即ち、IV約5〜約100、好ましくは約85以下、より好ましくは約 10〜約85)を使用して製造される化合物は、多くの利点(より良い流動性な ど)を有し且つ或る条件が満たされる時に消費製品に高度に許容できることが今 や発見された。 不飽和アシル基を使用する利点を得るために調整しなければならない変数とし ては、脂肪アシル基のヨウ素価(IV)、脂肪アシル基中のシス/トランス異性 体重量比が挙げられる。以下のIV値の言及は、脂肪アシル基のIV(ヨウ素価 )を意味し、得られる第四級アンモニウム化合物のIV(ヨウ素価)を意味しな い。 好ましくは、これらの第四級アンモニウム化合物は、IV約5〜約25、好ま しくは約10〜約25、より好ましくは約15〜約20、および約30/70以 上、好ましくは約50/50以上、より好ましくは約70/30以上のシス/ト ランス異性体重量比を有する脂肪アシル基から製造され、低温で貯蔵安定である 。これらのシス/トランス異性体重量比は、これらのIV範囲で最適の濃縮性を 与える。約25以上のIV範囲内においては、シス異性体対トランス異性体の比 率は、より高い濃度が必要とされない限り、余り重要ではない。IVと濃縮性と の間の関係は、以下に記載する。 一般に、ポリ不飽和を減少し且つIVを低下して良好な色を保証するための脂 肪酸の水素添加は、分子中に高いトランス配置度をもたらす。それゆえ、低いI V値を有する脂肪アシル基に由来する第四級アンモニウム化合物は、完全に水素 添加された脂肪酸をタッチ水素添加脂肪酸とIV約5〜約25を与える比率で混 合することによって生成できる。タッチ硬化脂肪酸のポリ不飽和含量は、約30 %以下、好ましくは約10%以下、より好ましくは約5%以下であるべき である。ここで使用するこれらのポリ不飽和%は、100個の基当たりポリ不飽 和である脂肪酸(または脂肪アシル)基の数を意味する。タッチ硬化時に、シス /トランス異性体重量比は、技術上既知の方法、例えば、最適の混合法、特定の 触媒を使用する方法により制御して高いH2有効性などを与える。 第四級アンモニウム化合物の合成 ここで使用する好ましい第四級アンモニウム化合物の合成は、下記の2段階法 によって達成できる:工程A.アミンの合成 (式中、RCl=オレイン酸またはエルカ酸から誘導)アミン N−メチルジアミン(440.9g、3.69モル)およびトリエチルアミン (561.2g、5.54モル)を、添加漏斗、温度計、機械的攪拌機、冷却器 およびアルゴン掃引を備えた22lの3ロフラスコ中のCH2Cl2(12l)に 溶解する。植物油をベースとする脂肪酸塩化物(2.13kg、7.39モル)を CH2Cl22lに溶解し、アミン溶液にゆっくりと加える。次いで、アミン溶液 を35℃に加熱して脂肪アシル塩化物を添加時に溶液に保つ。酸塩化物の添加は 、反応温度を増大して還流した(40℃)。酸塩化物添加は、還流を維持するの に十分な程遅いが、塩化メチレンを冷却器の頂部から失う程迅速ではない。添加 は、1.5時間かけて行うべきである。溶液を追加の3時間還流下に加熱する。 除熱し、反応混合物を2時間攪拌して室温に冷却する。CHCl3(12l)を 加える。この溶液を飽和NaCl 1ガロン、飽和Ca(OH)21ガロンで 洗浄する。有機層を室温で一晩中保持させる。次いで、50%K2CO3で3回抽 出する(各々2ガロン)。その後、2つの飽和NaCl洗浄液(各々2ガロン) で抽出する。これらの抽出時に調製した乳濁液は、CHCl3および/または飽 和塩を添加し、スチーム浴上で加熱することによって分解する。次いで、有機層 をMgSO4で乾燥し、濾過し、濃縮する。収量は、オレイルまたはエルシル前 駆物質アミン2.266kgである。TLCシリカ(Et2O、75%/ヘキサン 25%、Rf 0.69で1スポット)。工程B.第四級化 CH3CN 前駆アミン+CH3Cl→(CH)2+(R)2Cl- 流体になるまで、オレイル/エルシル前駆アミン(2.166kg、3.47モ ル)をCH3CN(1ガロン)を有するスチーム浴上で加熱する。次いで、混合 物をCH3CN(4ガロン)を含有する10ガロンのガラス内張攪拌ファウドラ ー反応器に注ぐ。CH3Cl(25ポンド、液体)を管を介して加え、反応混合 物を80℃に6時間加熱する。CH3CN/アミン溶液を反応器から取り出し、 濾過し、固体を室温で週末かけて乾燥させる。濾液を回転蒸発し、一晩中風乾し 、他の固体と合わせる。収量は、白色の粉末2.125kgである。 第四級アンモニウム化合物は、他の方法によっても合成できる: (C253N (CH3)−N−(H)2+2C2243Cl→CH3−N−〔C22432 ジエタノールメチルアミン0.6モルを還流冷却器、アルゴン(または窒素) 用入口および2個の添加漏斗を備えた3リットルの3口フラスコに入れる。一方 の添加漏斗にトリエチルアミン0.4モルを入れ、第二添加漏斗に塩化メチレン との1:1溶液中の塩化エルシル1.2モルを入れる。塩化メチレン(750ml )をアミンを含有する反応フラスコに加え、35℃に加熱する(水浴)。トリエ チ ルアミンを滴下し、温度を1/2時間かけて攪拌下に40〜45℃に上げる。塩 化エルシル/塩化メチレン溶液を滴下し、不活性雰囲気下で一晩中(12〜16 時間)40〜45℃で加熱する。 反応混合物を室温に冷却し、クロロホルム(1500ml)で希釈する。生成物 のクロロホルム溶液を分液漏斗(4l)に入れ、飽和NaCl、希Ca(OH)2 、50%K2CO3(3回)、最後に飽和NaClで洗浄する。有機相を捕集 し、MgSO4上で乾燥し、濾過し、溶媒をロータリーエバポレーションによっ て除去する。最終乾燥を高真空(0.25mmHg)下で行う。 註:50%K2CO3層はクロロホルム層の下にあるであろう。工程B.第四級化 CH3Cl CH3−N−〔C22432→(CH32−N+−〔C22432Cl- 工程Aからのメチルジエタノールエルシエートアミン0.5モルをアセトニト リル(無水)200〜300mlと一緒にオートクレーブスリーブに入れる。次い で、試料をオートクレーブに挿入し、N2(16275mmHg/21.4気圧)で 3回、CH3Clで1回パージする。反応混合物を3604mmHg/4.7気圧の 圧力下でCH3Cl中で80℃に24時間加熱する。次いで、オートクレーブス リーブを反応混合物から取り出す。試料をクロロホルムに溶解し、溶媒をロータ リーエバポレーションによって除去した後、高真空(0.25mmHg)下で乾燥す る。 好ましい第四級アンモニウム化合物を商業的に製造できる別の方法は、脂肪酸 (例えば、オレイン酸、エルカ酸など)とメチルジエタノールアミンとの反応で ある。周知の反応法は、アミン前駆物質を生成するために使用される。次いで、 第四級化合物は、前記のように塩化メチルとの反応によって生成する。 前記反応法は、一般に、第四級アンモニウム柔軟化化合物の製造のために技術 上周知である。前記IV、シス/トランス比および不飽和率を達成するためには 、これらの方法への通常追加の修正を施さなければならない。 数種の植物油〔例えば、オリーブ油、ナタネ油、サフラワー油、ヒマワリ油、 大豆油、メドーフォーム(meadow foam)油など〕は、第四級アンモニウム化合物 を合成するために脂肪酸源として使用できる。好ましくは、オリーブ油、メドー フォーム油、高オレイン酸サフラワー油、および/または高エルカ酸ナタネ油は 、第四級アンモニウム化合物を合成するために使用される。最も好ましくは、ナ タネ油に由来する高エルカ酸は、第四級アンモニウム化合物を合成するために使 用される。脂肪アシル基が天然産植物油(例えば、オリーブ油、ナタネ油など) に由来するので、微量の他の脂肪アシル基も存在することがあることを理解すべ きである。天然産植物油の様々な組成の議論については、ベイリーの Industria l Oil and Fat Products、第3版、ジョン・ウィリー・エンド・サンズ(ニュー ヨーク、1964)(ここに参考文献として編入)参照。 重要なことに、本発明の植物油をベースとする第四級アンモニウム化合物は、 湿潤剤などの分散剤を使用することなく分散できることが発見された。理論によ って限定するものではないが、優れた分散性は、植物油の良好な流動性(低融点 )のためであると考えられる。このことは、比較的高い融点のため分散助剤を必 要とする通常の動物脂肪をベースとする(例えば、タロー)第四級アンモニウム 化合物と対照的である。植物油は、改善された酸化安定性および加水分解安定性 も与える。加えて、植物油をベースとする柔軟剤を使用して作られた薄葉紙は、 動物脂肪をベースとする柔軟剤を使用して作られた薄葉紙と比較して改善された におい特性と共に良好な柔軟性および吸収性を示す。 本発明は、一般に、限定するものではないが、通常通りフェルトプレスされた 薄葉紙;パターン緻密化薄葉紙、例えば、サンフォード−サイソンおよびその子 孫によって前記米国特許で例示されるもの;および高い嵩高非圧密薄葉紙、例え ば、1974年5月21日発行のサルブッシ・ジュニアの米国特許第3,812 ,000号明細書によって例示されるものを含めて薄葉紙に応用できる。薄葉紙 は、均質または多層構造を有していてもよく;且つそれから作られる薄葉紙製品 は、単一プライまたは多プライ構造を有していてもよい。層状紙ウェブから形成 されるティッシュ構造物は、1976年11月30日発行のモルガン・ジュニア 等の米国特許第3,994,771号明細書(ここに参考文献として編入)に記 載されている。一般に、湿式抄造される複合柔軟嵩高の吸収性紙構造物は、好ま しくは異なる繊維型からなる完成紙料の2個以上の層から製造する。層は、好ま しくは、別個の希薄繊維スラリー流(繊維は典型的にはティッシュ製紙で使用す るような比較的長い軟材および比較的短い硬材繊維である)を1個以上のエンド レス有孔スクリーン上にデポジットすることから形成する。層は、その後、合わ せて層状複合ウェブを形成する。層ウェブは、その後、ウェブに押し進めるため に流体の適用によって開放メッシュ乾燥/捺印ファブリックの表面と同じ形にさ せた後、低密度製紙法の一部分として前記ファブリック上で熱的に予備乾燥する 。層状ウェブは、繊維型に関して成層化してもよく、またはそれぞれの層の繊維 含量は本質上同じであってもよい。薄葉紙は、好ましくは、坪量10g/m2〜 約65g/m2および密度約0.60g/cc以下を有する。好ましくは、坪量は 、約35g/m2以下であろうし;且つ密度は、約0.30g/cc以下であろう 。最も好ましくは、密度は、0.04g/cc〜約0.20g/ccであろう。 通常通りプレスされた薄葉紙およびこのような紙の製法は、技術上既知である 。このような紙は、典型的には、製紙用完成紙料を有孔フォーミングワイヤー上 にデポジットすることによって作る。このフォーミングワイヤーは、しばしば、 技術上長網と称する。一旦完成紙料がフォーミングワイヤー上にデポジットする と、それは、ウェブと称する。ウェブは、ウェブをプレスし、高温で乾燥するこ とによって脱水する。記載したばかりの方法に従ってウェブを作るための特定の 技術 および典型的な装置は、当業者に周知である。典型的な方法においては、低コン システンシーパルプ完成紙料は、加圧ヘッドボックスに用意する。ヘッドボック スは、湿潤ウェブを形成するためにパルプ完成紙料の薄いデポジットを長網上に 送達するための開口部を有する。次いで、ウェブは、典型的には、真空脱水によ って約7%〜約25%(全ウェブ重量基準)の繊維コンシステンシーに脱水し、 ウェブを対向機械的部材、例えば、円筒ロールにより生ずる圧力に付すプレス操 作によって更に乾燥する。 次いで、脱水されたウェブは、ヤンキードライヤーとして技術上既知の流れド ラム装置によって更にプレスし且つ乾燥する。圧力は、ウェブに対してプレスす る対向円筒ドラムなどの機械的装置によってヤンキードライヤーで生ずることが できる。また、真空は、ヤンキー表面に対してプレスする時にウェブに適用して もよい。多重ヤンキードライヤードラムは、使用してもよく、それによって追加 のプレスが場合によってドラム間で受けられる。形成する薄葉紙構造物は、以下 、通常のプレスした薄葉紙構造物と称する。繊維が湿っている際にウェブが実質 的な全機械的圧縮力に付され、次いで、圧縮状態にある際に乾燥される(場合に よって、しぼ寄せ)ので、このようなシートは、圧密されると考えられる。 パターン緻密化薄葉紙は、比較的低い繊維密度の比較的高い嵩フィールドおよ び比較的高い繊維密度の一連の緻密化帯を有することによって特徴づけられる。 高い嵩フィールドは、或いは、枕領域のフィールドと特徴づけられる。緻密化帯 は、或いは、ナックル領域と称する。緻密化帯は、高い嵩フィールド内で個別に (discretely)離間してもよく、または高い嵩フィールド内に完全または部分的 に相互連結してもよい。パターン緻密化ティッシュウェブの好ましい製法は、1 967年1月31日にサンフォードおよびサイソンに発行の米国特許第3,30 1,746号明細書、1976年8月10日にペーター・ジー・エイヤーズに発 行の米国特許第3,974,025号明細書、1980年3月4日にポール・ ディー・トロクハンに発行の米国特許第4,191,609号明細書、1987 年1月20日にポール・ディー・トロクハンに発行の米国特許第4,637,8 59号明細書(それらのすべてをここに参考文献として編入)に開示されている 。 一般に、パターン緻密化ウェブは、好ましくは、製紙用完成紙料を長網などの 有孔フォーミングワイヤー上にデポジットして湿潤ウェブを形成し、次いで、ウ ェブを一連の支持体に対して並置することによって製造する。ウエブは、一連の 支持体に対してプレスし、それによって一連の支持体と湿潤ウェブとの間の接点 に地理学的に対応する位置でウェブ中に緻密化帯を生ずる。この操作時に圧縮さ れないウェブの残部を高い嵩フィールドと称する。この高い嵩フィールドは、流 体圧力、例えば、真空型装置またはブロースルー乾燥機でのものの適用により、 またはウェブを一連の支持体に対して機械的にプレスすることにより更に脱緻密 化する(dedensify)ことができる。ウェブは、高い嵩フィールドの圧縮を実質上 回避するような方法で脱水し、場合によって予備乾燥する。このことは、好まし くは、流体圧力、例えば、真空型装置またはブロースルー乾燥機でのものにより 、或いはウェブを一連の支持体(高い嵩フィールドは圧縮されない)に対して機 械的にプレスすることにより達成される。脱水、任意の予備乾燥および緻密化帯 の形成の操作は、行われる加工工程の合計数を減少するために一体化または部分 的に一体化してもよい。緻密化帯の形成、脱水および任意の予備乾燥後に、ウェ ブは、好ましくは依然として機械的プレスを回避しながら、完了まで乾燥する。 好ましくは、薄葉紙表面の約8%〜約55%は、高い嵩フィールドの密度の少な くとも125%の相対密度を有する緻密化ナックルからなる。 一連の支持体は、好ましくは、圧力の適用時に緻密化帯の形成を容易にする一 連の支持体として作動するナックルのパターン化変位を有する捺印担体ファブリ ックである。ナックルのパターンは、前記の一連の支持体を構成する。捺印担体 ファブリックは、1967年1月31日発行のサンフォードおよびサイソンの米 国特許第3,301,746号明細書、1974年5月21日発行のサルブッシ ・ジュニア等の米国特許第3,821,068号明細書、1976年8月10日 発行のエイヤーズの米国特許第3,974,025号明細書、1971年3月3 0日発行のフリードベルグ等の米国特許第3,573,164号明細書、196 9年10月21日発行のアムネウスの米国特許第3,473,576号明細書、 1980年12月16日発行のトロクハンの米国特許第4,239,065号明 細書および1985年7月9日発行のトロクハンの米国特許第4,528,23 9号明細書(これらのすべてをここに参考文献として編入)に開示されている。 好ましくは、完成紙料は、先ず、長網などの有孔フォーミング担体上で湿潤ウ ェブに成形する。ウェブを脱水し、捺印ファブリックに移す。完成紙料は、或い は、最初に捺印ファブリックとしても作動する有孔支持担体上にデポジットして もよい。一旦成形したら、湿潤ウェブは、脱水し、好ましくは約40%〜約80 %の所定の繊維コンシステンシーに熱的に予備乾燥する。脱水は、サクションボ ックスまたは他の真空装置またはブロースルー乾燥機で行うことができる。捺印 ファブリックのナックル捺印は、ウェブを完全まで乾燥する前に前記のようにウ ェブにインプレスする。このことを達成するための1つの方法は、機械的圧力の 適用による方法である。このことは、例えば、捺印ファブリックをヤンキードラ イヤーなどの乾燥ドラムの面に対して支持するニップロールをプレスすることに よって行うことができる(ここでウェブはニップロールと乾燥ドラムとの間に配 置される)。また、好ましくは、ウェブは、サクションボックスなどの真空装置 またはブロースルー乾燥機での流体圧力の適用により乾燥完了前に捺印ファブリ ックに対して成形する。流体圧力は、別個の爾後プロセス段階またはそれらの組 み合わせにおいて初期脱水時に緻密化帯の押圧を誘起するために適用してもよい 。 非圧密非パターンの緻密化薄葉紙構造物は、1974年5月21日にジョセフ ・エル・サルブッシ・ジュニアおよびペーター・エヌ・イアノスに発行の米国特 許第3,812,000号明細書および1980年6月17日にヘンリー・イー ・ベッカー、アルバート・エル・マコネルおよびリチャード・シュッテに発行の 米国特許第4,208,459号明細書(それらの両方ともここに参考文献とし て編入)に記載されている。一般に、非圧密非パターンの緻密化薄葉紙構造物は 、製紙用完成紙料を長網などの有孔フォーミングワイヤー上にデポジットして湿 潤ウェブを形成し、ウェブを水切りし、ウェブが少なくとも80%の繊維コンシ ステンシーを有するまで追加の水を機械的圧縮なしに除去し、ウェブをしぼ寄せ することによって製造する。水は、真空脱水および熱乾燥によってウェブから除 去する。得られた構造物は、比較的非圧密繊維の柔軟であるが弱い高い嵩シート である。結合物質は、好ましくは、しぼ寄せ前にウェブの部分に適用する。 圧密非パターンの緻密化ティッシュ構造物は、技術上通常のティッシュ構造物 として通常既知である。一般に、圧密非パターンの緻密化薄葉紙構造物は、製紙 用完成紙料を長網などの有孔ワイヤー上にデポジットして湿潤ウェブを形成し、 ウェブを水切りし、ウェブが25〜50%のコンシステンシーを有するまで追加 の水を均一な機械的圧密(プレス)の助けによって除去し、ウェブをヤンキーな どの熱ドライヤーに移し、ウェブをしぼ寄せすることによって製造する。全体と して、水は、真空、機械的プレスおよび熱装置によってウェブから除去する。得 られた構造物は、強く且つ一般に単数の密度を有するが、嵩、吸収性および柔軟 性が非常に低い。 本発明の薄葉紙ウェブは、柔軟な吸収性薄葉紙ウェブが必要とされるいかなる 応用でも使用できる。本発明の薄葉紙ウェブの特に有利な用途は、ペーパータオ ル、トイレットティッシュおよび化粧紙製品においてである。例えば、本発明の 2つの薄葉紙ウェブは、1968年12月3日にウェルズに発行の米国特許第 3,414,459号明細書(ここに参考文献として編入)によって教示のよう にエンボスし、向き合った関係で一緒に接着的に固着して2プライペーパータオ ルを形成できる。 分析法および試験法 ここで使用されるか薄葉紙ウェブ上に保持される処理化学薬品の量の分析は、 応用可能な技術で受け入れられているいかなる方法によっても行うことができる 。 A.第四級アンモニウム化合物の定量的分析 例えば、薄葉紙によって保持されるジオレイルジメチルアンモニウムクロリド (DODMAC)、ジエルシルジメチルアンモニウムクロリド(DEDMAC) などの第四級アンモニウム化合物の量は、DODMAC/DEDMACを有機溶 剤で溶剤抽出した後、指示薬として臭化ジミジウムを使用して陰イオン/陽イオ ン滴定を行うことによって求めることができる。これらの方法は、例示であり且 つ薄葉紙によって保持される特定の成分の量を測定するのに有用であることがあ る他の方法を排除することを意味しない。 B.親水性(吸収性) 薄葉紙の親水性は、一般に、水でぬれる薄葉紙の傾向を意味する。薄葉紙の親 水性は、乾燥薄葉紙が水で完全にぬれるようになるのに必要とされる時間を測定 することによって多少定量化してもよい。この時間は、「ぬれ時間」と称する。 ぬれ時間のための終始一貫した反復可能な試験を与えるために、下記方法は、ぬ れ時間測定のために使用してもよい:第一に、薄葉紙構造物の約4 3/8イン チ×4 3/4インチ(約11.1cm×12cm)の条件調整試料単位シート(紙 試料の試験用環境条件はTAPPI法T402に明記のように23+1℃および RH50+2%である)を用意し;第二に、シートを四(4)つの並置された四 半分に折り、次いで、直径が約0.75インチ(約1.9cm)〜約1インチ(約 2.5cm)のボールにくしゃくしゃに丸め;第三に、丸められたシートを 23±1℃の蒸留水の本体の表面上に置き、タイマーを同時に始動し;第四に、 タイマーを停止し、丸められたシートのぬれが完了した時に読み取る。完全なぬ れが、目視的に観察される。 本発明の薄葉紙態様の親水性特性は、勿論、製造直後に測定してもよい。しか しながら、疎水性の実質的な増大は、薄葉紙を製造した後最初の2週間、即ち、 紙が製造後二(2)週間経過した後に生ずることがある。このように、ぬれ時間 は、好ましくは、このような2週間の終わりに測定する。従って、室温での2週 間経過期間の終わりに測定されるぬれ時間は、「2週間ぬれ時間」と称する。 C.密度 薄葉紙の密度は、その用語をここで使用する時には、紙の坪量÷カリパー(cal iper)と計算される平均密度である(適当な単位換算をそこに組み込む)。ここ で使用する薄葉紙のカリパーは、圧縮荷重95g/平方インチ(15.5g/cm2 )に付した時の紙の厚さである。 任意成分 製紙で常用されている他の化学薬品は、繊維状物質の柔軟性、吸収性および本 発明の第四級アンモニウム柔軟化化合物の柔軟性増進作用に有意に悪影響を及ぼ さない限りは、ここに記載の化学柔軟化組成物、または製紙用完成紙料に添加で きる。A.湿潤剤 本発明は、任意成分として、乾燥繊維重量基準で約0.005〜約3.0重量 %、より好ましくは約0.03〜1.0重量%の湿潤剤を含有してもよい。 (1)ポリヒドロキシ化合物 本発明で湿潤剤として使用できる水溶性ポリヒドロキシ化合物の例としては、 グリセロール、重量平均分子量約150〜約800を有するポリグリセロールお よび重量平均分子量約200〜約4000、好ましくは約200〜約1000、 最も好ましくは約200〜約600を有するポリオキシエチレングリコールおよ びポリオキシプロピレングリコールが挙げられる。重量平均分子量約200〜約 600を有するポリオキシエチレングリコールが、特に好ましい。前記ポリヒド ロキシ化合物の混合物も、使用してもよい。特に好ましいポリヒドロキシ化合物 は、重量平均分子量約400を有するポリオキシエチレングリコールである。こ の物質は、コネティカット州ダンベリーのユニオン・カーバイド・カンパニーか ら商品名「PEG−400」で市販されている。 (2)非イオン界面活性剤(アルコキシ化物質) 本発明で湿潤剤として使用できる好適な非イオン界面活性剤としては、エチレ ンオキシドおよび場合によってプロピレンオキシドと脂肪アルコール、脂肪酸、 脂肪アミンなどとの付加生成物が挙げられる。 後述の特定の種類のアルコキシ化物質のいずれも、非イオン界面活性剤として 使用できる。好適な化合物は、一般式 R2−Y−(C24O)z−C24OH (式中、固体組成物と液体組成物との両方の場合のR2は第一級、第二級および 分枝鎖アルキルおよび/またはアシルヒドロカルビル基;第一級、第二級および 分枝鎖アルケニルヒドロカルビル基;および第一級、第二級および分枝鎖アルキ ル置換フェノールヒドロカルビルおよびアルケニル置換フェノールヒドロカルビ ル基であり;前記ヒドロカルビル基は炭素数約8〜約20、好ましくは約10〜 約18のヒドロカルビル鎖長を有する) の実質上水溶性の界面活性剤である。より好ましくは、液体組成物の場合のヒド ロカルビル鎖長は、約16〜約18個の炭素原子であり、且つ固体組成物の場合 のヒドロカルビル鎖長は、約10〜約14個の炭素原子である。本発明のエトキ シ化非イオン界面活性剤の場合の一般式においては、Yは、典型的には、−O− 、−C(O)O−、−C(O)N(R)−、または−C(O)N(R)R−(式 中、 R2およびRは、存在する時には、前に与えた意味を有し、且つ/またはRは、 水素であることができる)であり、且つzは少なくとも約8、好ましくは少なく とも約10〜11である。柔軟剤組成物の性能および通常安定性は、より少ない エトキシレート基が存在する時に減少する。 本発明の非イオン界面活性剤は、HLB(親水性親油性バランス)約7〜約2 0、好ましくは約8〜約15によって特徴づけられる。勿論、R2およびエトキ シレートの数を定義することによって、界面活性剤のHLBは、一般に、決定さ れる。しかしながら、ここで有用な非イオンエトキシ化界面活性剤は、濃縮液体 組成物の場合には、比較的長鎖R2基を含有し且つ比較的高度にエトキシ化され ていることに留意すべきである。短いエトキシ化基を有するより短いアルキル鎖 界面活性剤は、所要のHLBを有することがあるが、ここで余り有効ではない。 非イオン界面活性剤の例は、次の通りである。本発明の非イオン界面活性剤は 、これらの例には限定されない。例において、整数は、分子中のエトキシル(E O)基の数を定義する。 線状アルコキシ化アルコール a.線状第一級アルコールアルコキシレート ここに記載の範囲内のHLBを有するn−ヘキサデカノールおよびn−オクタ デカノールのデカエトキシレート、ウンデカエトキシレート、ドデカエトキシレ ート、テトラデカエトキシレートおよびペンタデカエトキシレートは、本発明の 文脈で有用な湿潤剤である。組成物の粘度/分散性調整剤としてここで有用な例 示のエトキシ化第一級アルコールは、n−C18EO(10)およびn−C10EO (11)である。「オレイン」鎖長範囲内の混合天然または合成アルコールのエ トキシレートも、ここで有用である。このような物質の特定例としては、オレイ ンアルコールEO(11)、オレインアルコールEO(18)、およびオレイン アルコールEO(25)が挙げられる。 b. 線状第二級アルコールアルコキシレート ここに記載の範囲内のHLBを有する3−ヘキサデカノール、2−オクタデカ ノール、4−エイコサノールおよび5−エイコサノールのデカエトキシレート、 ウンデカエトキシレート、ドデカエトキシレート、テトラデカエトキシレート、 ペンタデカエトキシレート、オクタデカエトキシレート、およびノナデカエトキ シレートは、本発明で湿潤剤として使用できる。本発明で湿潤剤として使用でき る例示のエトキシ化第二級アルコールは、2−C16EO(11)、2−C20EO (11)、および2−C16EO(14)である。 線状アルキルフェノキシ化アルコール アルコールアルコキシレートの場合と同様に、ここに記載の範囲内のHLBを 有するアルキル化フェノール、特に一価アルキルフェールのヘキサエトキシレー トからオクタデカエトキシレートは、本組成物の粘度/分散性調整剤として有用 である。p−トリデシルフェノール、m−ペンタデシルフェノールなどのヘキサ エトキシレートからオクタデカエトキシレートは、ここで有用である。本発明の 混合物の湿潤剤として有用な例示のエトキシ化アルキルフェノールは、p−トリ デシルフェノールEO(11)およびp−ペンタデシルフェノールEO(18) である。 ここで使用する時且つ技術上一般に認識されるように、非イオン処方物中のフ ェニレン基は、炭素数2〜4のアルキレン基の均等物である。本目的では、フェ ニレン基を含有する非イオン界面活性剤は、アルキル基中の炭素原子と各フェニ レン基の場合の約3.3個の炭素原子との和として計算された等価数の炭素原子 を有するとみなされる。 オレフィンアルコキシレート 第一級と第二級との両方のアルケニルアルコール、および直前に開示のものに 対応するアルケニルフェノールは、ここに記載の範囲内のHLBにエトキシ化で き且つ本発明で湿潤剤として使用できる。 分枝鎖アルコキシレート 周知の「オキソ」法から入手できる分枝鎖第一級および第二級アルコールは、 エトキシ化でき且つ本発明で湿潤剤として使用できる。 前記エトキシ化非イオン界面活性剤は、本組成物で単独または組み合わせで有 用であり且つ「非イオン界面活性剤」なる用語は、混合非イオン界面活性剤を包 含する。 界面活性剤の量は、使用されるならば、好ましくは薄葉紙の乾燥繊維重量に対 して約0.01〜約2.0重量%である。界面活性剤は、好ましくは、8個以上 の炭素原子を有するアルキル鎖を有する。例示の陰イオン界面活性剤は、線状ア ルキルスルホネート、およびアルキルベンゼンスルホネートである。例示の非イ オン界面活性剤は、クロダ・インコーポレーテッド(ニューヨーク州ニューヨー ク)から入手できるクロデスタ(Crodesta)SL−40などのアルキルグリコシ ドエステル;1977年3月8日にW.K.ラングドン等に発行の米国特許第4 .011,389号明細書に記載のようなアルキルグリコシドエーテル;および グリコ・ケミカルズ・インコーポレーテッド(コネティカット州グリーンウィッ チ)から入手できるペゴスパース(pegosperse)200ML、ローン・ポーレン ク・コーポレーション(ニュージャージー州クランベリー)から入手できるイゲ パル(IGEPAL)RC−520などのアルキルポリエトキシ化エステルを含めてア ルキルグリコシドである。 B. 強度添加剤 添加してもよい他の種類の化学薬品としては、ティッシュウェブの乾燥引張強 さおよび湿潤破裂強さを増大させるための強度添加剤が挙げられる。本発明は、 任意成分として、乾燥繊維重量基準で約0.01〜約3.0重量%、より好まし くは約0.3〜約1.5重量%の水溶性強度添加剤樹脂を含有してもよい。 (a)乾燥強度添加剤 乾燥強度添加剤の例としては、カルボキシメチルセルロース、およびACCO ケミカル・ファミリーからの陽イオン重合体、例えば、ACCO 711および ACCO 514が挙げられ、ACCOケミカルファミリーが好ましい。これら の物質は、ニュージャージー州ウェインのアメリカン・シアナミド・カンパニー から市販されている。 (b)永久湿潤強度添加剤 ここで有用な永久湿潤強度樹脂は、数種を有することができる。一般に、以前 に見出され且つ将来製紙技術で実用性を見出すであろう樹脂は、ここで有用であ る。多数の例は、ウェストフェルトによる前記論文(ここに参考文献として編入 )に示されている。 通常の場合には、湿潤強度樹脂は、水溶性陽イオン物質である。即ち、樹脂は 、製紙用完成紙料に加える時点で水溶性である。以後の出来事、例えば、架橋は 、樹脂を水中で不溶性にさせるであろうことが全く可能であり且つ予想されさえ する。更に、若干の樹脂は、限定されたpH範囲などの特定の条件下でのみ可溶 性である。 湿潤強度樹脂は、一般に、製紙用繊維上、製紙用繊維内、または製紙用繊維間 にデポジットした後に架橋または他の硬化反応を受けると考えられる。実質量の 水が存在する限りは、架橋または硬化は、通常、生じない。 各種のポリアミド−エピクロロヒドリン樹脂は、特定の実用性を有する。これ らの物質は、アミノ基、エポキシ基、アゼチジニウム基などの反応性官能基が設 けられた低分子量重合体である。特許文献は、このような物質の製法の説明を多 く記載している。1972年10月24日にケイムに発行の米国特許第3,70 0,623号明細書および1973年11月13日にケイムに発行の米国特許第 3,772,076号明細書は、このような特許の例であり且つ両方ともここに 参考文献として編入する。 デラウェア州ウィルミントンのハーキュレス・インコーポレーテッドによって キメン(Kymene)557Hおよびキメン2064なる商標で販売されているポリ アミド−エピクロロヒドリン樹脂は、本発明で特に有用である。これらの樹脂は 、一般に、ケイムへの前記特許明細書に記載されている。 本発明で有用な塩基活性化ポリアミド−エピクロロヒドリン樹脂は、ミズーリ 州セントルイスのモンサント・カンパニーによってサント・レス(Santo Res) 31などのサント・レス商標で販売されている。これらの種類の物質は、一般に 、1974年12月17日にペトロビッチに発行の米国特許第3,855,15 8号明細書、1975年8月12日にペトロビッチに発行の米国特許第3,89 9,388号明細書、1978年12月12日にペトロビッチに発行の米国特許 第4,129,528号明細書、1979年4月3日にペトロビッチに発行の米 国特許第4,147,586号明細書、および1980年9月16日にバン・エ エナムに発行の米国特許第4,222,921号明細書(すべてをここに参考文 献として編入)に記載されている。 ここで有用な他の水溶性陽イオン樹脂は、ポリアクリルアミド樹脂、例えば、 コネティカット州スタンフォードのアメリカン・シアナミド・カンパニーによっ てパレッツ(Parez)631NCなどのパレッツ商標で販売されているものである 。これらの物質は、一般に、1971年1月19日にコシア等に発行の米国特許 第3,556,932号明細書および1971年1月19日にウイリアムズ等に 発行の米国特許第3,556,933号明細書(すべてをここに参考文献として 編入)に記載されている。 本発明で有用な他の種類の水溶性樹脂としては、アクリル乳濁液および陰イオ ンスチレン−ブタジエンラテックスが挙げられる。これらの種類の樹脂の多数の 例は、1974年10月29日発行のメイゼル・ジュニア等の米国特許第3,8 44,880号明細書(ここに参考文献として編入)に与えられている。 本発明で実用性を見出すなお他の水溶性陽イオン樹脂は、尿素ホルムアルデヒ ドおよびメラミンホルムアルデヒド樹脂である。これらの多官能反応性重合体は 、数千程度の分子量を有する。より普通の官能基としては、窒素含有基、例えば 、アミノ基および窒素に結合されたメチロール基が挙げられる。 余り好ましくないが、ポリエチレンイミン型樹脂は、本発明で実用性を見出す 。 製法を含めて前記水溶性樹脂のより完全な説明は、TAPPIモノグラフシリ ーズNo.29,Wet Strength In Paper and Paperboard,テクニカル・アソシエ ーション・オブ・ザ・パルプ・エンド・ペーパー・インダストリー(ニューヨー ク;1965年)(ここに参考文献として編入)で見出すことができる。ここで 使用する「永久湿潤強度樹脂」なる用語は、水性媒体に入れた時に、ペーパーシ ートが少なくとも2分より長い時間初期湿潤強度の大部分を保つことを可能にさ せる樹脂を意味する。 (c)一時湿潤強度添加剤 前記湿潤強度添加剤は、典型的には、永久湿潤強度を有する紙製品、即ち、水 性媒体に入れた時に時間を経ても初期湿潤強度の実質的な部分を保持する紙を生 ずる。しかしながら、若干の種類の紙製品における永久湿潤強度は、不要な望ま しくない性質であることがある。トイレットティッシュなどの紙製品は、一般に 、短時間の使用後に腐敗システムなどに処分する。紙製品が加水分解抵抗性強度 特性を永久に保持するならば、これらのシステムの目詰りが生ずることがある。 より最近、製造業者は、湿潤強度が所期の用途に十分であるが次いで水中でのソ ーキング時に減衰するようにするために一時湿潤強度添加剤を紙製品に添加して きた。湿潤強度の減衰は、腐敗システムを通しての紙製品の流れを容易にする。 好適な一時湿潤強度樹脂の例としては、変性デンプン一時湿潤強度剤、例えば 、 ナショナル・スターチ・エンド・ケミカル・コーポレーション(ニューヨーク州 ニューヨーク)によって市販されているナショナル・スターチ(National Starc h)78−0080が挙げられる。この種の湿潤強度剤は、ジメトキシエチル− N−メチル−クロロアセトアミドを陽イオンデンプン重合体と反応させることに よって製造できる。変性デンプン一時湿潤強度剤は、1987年6月23日発行 のソラレク等の米国特許第4,675,394号明細書(ここに参考文献として 編入)にも記載されている。好ましい一時湿潤強度樹脂としては、1991年1 月1日発行のブジョーククイストの米国特許第4,981,557号明細書(こ こに参考文献として編入)に記載のものが挙げられる。 前記の永久湿潤強度樹脂と一時湿潤強度樹脂との両方の種類および特定例に関 しては、前記樹脂は、性質が例示であり且つ本発明の範囲を限定することを意味 しないことを理解すべきである。 相容性湿潤強度樹脂の混合物も、本発明の実施で使用できる。 任意の化学添加剤の前記リストは、性質が単に例示であることが意図され且つ 本発明の範囲を限定することを意味しない。 以下の例は、本発明の実施を例示するが、それを限定することを意図するもの ではない。 例1 本例の目的は、植物油をベースとする第四級アンモニウム化合物〔例えば、ジ オレイルジメチルアンモニウムクロリド(DODMAC)またはジエルシルジメ チルアンモニウムクロリド(DEDMAC)〕の水性分散液を調製するために使 用できる方法を例示することである。 DODMACの2%分散液を以下の方法に従って調製する:1.既知重量のD ODMACを秤量し;2. DODMACを約50℃(122°F)に昇温し; 3. 希釈水をpH約3および約50℃(122°F)で予備コンディショニン グ し;4. 適当な混合を与えて、DODMAC柔軟化組成物の水性サブミクロン 分散液を調製し;5. 光学顕微鏡技術を使用して、小胞分散液の粒径を測定す る。粒径範囲は、約0.1〜1.0μmである。 DEDMACの2%分散液を以下の方法に従って調製する:1.既知重量のD EDMACを秤量し;2. DEDMACを約50℃(122°F)に昇温し; 3. 希釈水をpH約3および約50℃(122°F)で予備コンディショニン グし;4. 適当な混合を与えて、DEDMAC柔軟化組成物の水性サブミクロ ン分散液を調製し;5. 光学顕微鏡技術を使用して、小胞分散液の粒径を測定 する。粒径範囲は、約0.1〜1.0μmである。 例2 本例の目的は、植物油をベースとする第四級柔軟剤(DODMAC)および永 久湿潤強度樹脂の化学柔軟剤組成物で処理された柔軟な吸収性ペーパータオルシ ートを作るためにブロースルー乾燥製紙技術を使用する方法を例示することであ る。 パイロット規模の長網抄紙機を本発明の実施において使用する。第一に、化学 柔軟剤の1%溶液を例1における方法に従って調製する。第二に、NSKの3重 量%水性スラリーを通常の再パルパー中で調製する。NSKスラリーを穏やかに リファイニングし、永久湿潤強度樹脂(即ち、デラウェア州ウィルミントンのハ ーキュレス・インコーポレーテッドによって市販されているキメン(Kymen e)557H)の2%溶液をNSKストックパイプに乾燥繊維の1重量%の割合 で加える。キメン557HのNSKへの吸着をインラインミキサーによって高め る。カルボキシメチルセルロース(CMC)の1%溶液をインラインミキサー後 に乾燥繊維の0.2重量%の割合で加えて繊維状基体の乾燥強度を高める。CM CのNSKへの吸着は、インラインミキサーによって高めることができる。次い で、化学柔軟剤(DODMAC)の1%溶液をNSKスラリーに乾 燥繊維の0.1重量%の割合で加える。化学柔軟剤混合物のNSKへの吸着も、 インラインミキサーによって高めることができる。NSKスラリーをファンポン プによって0.2%に希釈する。第三に、CTMPの3重量%水性スラリーを通 常の再パルパー中で調製する。非イオン界面活性剤(ペゴスパース)を再パルパ ーに乾燥繊維の0.2重量%の割合で加える。化学柔軟剤混合物の1%溶液をス トックポンプ前にCTMPストックパイプに乾燥繊維の0.1重量%の割合で加 える。化学柔軟剤混合物のCTMPへの吸着は、インラインミキサーによって高 めることができる。 CTMPスラリーをファンポンプによって0.2%に希釈する。処理された完 成紙料混合物(NSK/CTMP)をヘッドボックス中でブレンドし、長網上に デポジットして初期ウェブを形成する。脱水を、長網を通して生じ且つデフレク ターおよび真空ボックスによって助長する。長網は、84本の縦方向のモノフィ ラメント/インチおよび76本の横方向のモノフィラメント/インチを有する5 ひ口の朱子織形状を有する。初期湿潤ウェブを長網から移動点で約22%の繊維 コンシステンシーにおいて240個の線形アイダホセル/平方インチ、ナックル 面積34%およびフォトポリマー深さ14ミルを有するフォトポリマーファブリ ックに移す。ウェブが約28%の繊維コンシステンシーを有するようになるまで 、更なる脱水を真空助長水切りによって行う。パターン化ウェブを空気吹込みに よって予備乾燥して約65重量%の繊維コンシステンシーとする。次いで、ウェ ブをポリビニルアルコール(PVA)の0.25%水溶液を含む噴霧しぼ寄せ接 着剤でヤンキードライヤーの表面に接着する。ウェブをドクターブレードで乾式 しぼ寄せする前に、繊維コンシステンシーを概算96%に増大させる。ドクター ブレードは、ベベル角約25°を有し且つ衝撃角約81°を与えるようにヤンキ ードライヤーに関して配置し;ヤンキードライヤーを約800fpm(フィート/ 分)(約244m/分)で操作する。乾燥ウェブを700fpm(214m/分) の速 度でロールに成形する。 ウェブの2プライは、エンボスし且つPVA接着剤を使用して一緒に積層する ことによってペーパータオル製品に成形する。ペーパータオルは、坪量約26# /3M平方フィートを有し、化学柔軟剤(DODMAC)約0.2%および永久 湿潤強度樹脂約1.0%を含有する。得られたペーパータオルは、柔軟であり、 吸収性であり且つぬれた時に非常に強い。 例3 本例の目的は、植物油をベースとする第四級柔軟剤(DEDMAC)および時 湿潤強度樹脂の化学柔軟剤組成物で処理された柔軟な吸収性トイレットティッシ ュペーパーを作るためにブロースルー乾燥/加層製紙技術を使用する方法を例示 することである。 パイロット規模の長網抄紙機を本発明の実施において使用する。第一に、化学 柔軟剤の1%溶液を例1における方法に従って調製する。第二に、NSKの3重 量%水性スラリーを通常の再パルパー中で調製する。NSKスラリーを穏やかに リファイニングし、一時湿潤強度樹脂(即ち、ニューヨーク州ニューヨークのナ ショナル・スターチ・エンド・ケミカル・コーポレーションによって市販されて いるナショナル・スターチ78−0080)の2%溶液をNSKストックパイプ に乾燥繊維の0.75重量%の割合で加える。一時湿潤強度樹脂のNSK繊維へ の吸着をインラインミキサーによって高める。NSKスラリーをファンポンプに おいてコンシステンシー約0.2%に希釈する。第三に、ユーカリ類繊維の3重 量%水性スラリーを通常の再パルパー中で調製する。化学柔軟剤混合物の1%溶 液をストックポンプ前にユーカリ類ストックパイプに乾燥繊維の0.2重量%の 割合で加える。化学柔軟剤混合物のユーカリ類繊維への吸着は、インラインミキ サーによって高めることができる。ユーカリ類スラリーをファンポンプにおいて コンシステンシー約0.2%に希釈する。 処理された完成紙料混合物(NSK30%/ユーカリ類70%)をヘッドボッ クス中でブレンドし、長網上にデポジットして初期ウェブを形成する。脱水を、 長網を通して生じ且つデフレクターおよび真空ボックスによって助長する。長網 は、84本の縦方向のモノフィラメント/インチおよび76本の横方向のモノフ ィラメント/インチを有する5ひ口の朱子織形状を有する。初期湿潤ウェブをフ ォトポリマーワイヤーから移動点で約15%の繊維コンシステンシーにおいて5 62個の線形アイダホセル/平方インチ、ナックル面積40%およびフォトポリ マー深さ9ミルを有するフォトポリマーファブリックに移す。ウェブが約28% の繊維コンシステンシーを有するようになるまで、更なる脱水を真空助長水切り によって行う。パターン化ウェブを空気吹込みによって予備乾燥して約65重量 %の繊維コンシステンシーとする。次いで、ウェブをポリビニルアルコール(P VA)の0.25%水溶液を含む噴霧しぼ寄せ接着剤でヤンキードライヤーの表 面に接着する。ウェブをドクターブレードで乾式しぼ寄せする前に、繊維コンシ ステンシーを概算96%に増大させる。ドクターブレードは、ベベル角約25° を有し且つ衝撃角約81°を与えるようにヤンキードライヤーに関して配置し; ヤンキードライヤーを約800fpm(フィート/分)(約244m/分)で操作 する。乾燥ウェブを700fpm(214m/分)の速度でロールに成形する。 ウェブを1プライ薄葉紙製品に変換する。薄葉紙は、坪量約18#/3M平方 フィートを有し、植物油をベースとする第四級アンモニウム柔軟剤(DEDMA C)約0.1%および一時湿潤強度樹脂約0.2%を含有する。重要なことに、 得られた薄葉紙は、柔軟であり、吸収性であり且つ化粧紙および/またはトイレ ットティッシュとして使用するのに好適である。 例4 本例の目的は、植物油をベースとする第四級柔軟剤(DEDMAC)および乾 燥強度添加剤樹脂で処理された柔軟な吸収性トイレットティッシュペーパーを作 るためにブロースルー乾燥製紙技術を使用する方法を例示することである。 パイロット規模の長網抄紙機を本発明の実施において使用する。第一に、化学 柔軟剤の1%溶液を例1における方法に従って調製する。第二に、NSKの3重 量%水性スラリーを通常の再パルパー中で調製する。NSKスラリーを穏やかに リファイニングし、乾燥強度樹脂(即ち、オハイオ州フェアフィールドのアメリ カン・シアナミド・カンパニーによって市販されているAcco514、Acc o711)の2%溶液をNSKストックパイプに乾燥繊維の0.2重量%の割合 で加える。乾燥強度樹脂のNSK繊維への吸着をインラインミキサーによって高 める。NSKスラリーをファンポンプにおいてコンシステンシー約0.2%に希 釈する。第三に、ユーカリ類繊維の3重量%水性スラリーを通常の再パルパー中 で調製する。化学柔軟剤混合物の1%溶液をストックポンプ前にユーカリ類スト ックパイプに乾燥繊維の0.2重量%の割合で加える。化学柔軟剤のユーカリ類 繊維への吸着は、インラインミキサーによって高めることができる。ユーカリ類 スラリーをファンポンプにおいてコンシステンシー約0.2%に希釈する。 処理された完成紙料混合物(NSK30%/ユーカリ類70%)をヘッドボッ クス中でブレンドし、長網上にデポジットして初期ウェブを形成する。脱水を、 長網を通して生じ且つデフレクターおよび真空ボックスによって助長する。長網 は、84本の縦方向のモノフィラメント/インチおよび76本の横方向のモノフ ィラメント/インチを有する5ひ口の朱子織形状を有する。初期湿潤ウェブをフ ォトポリマーワイヤーから移動点で約15%の繊維コンシステンシーにおいて5 62個の線形アイダホセル/平方インチ、ナックル面積40%およびフォトポリ マー深さ9ミルを有するフォトポリマーファブリックに移す。ウェブが約28% の繊維コンシステンシーを有するようになるまで、更なる脱水を真空助長水切り によって行う。パターン化ウェブを空気吹込みによって予備乾燥して約65重 量%の繊維コンシステンシーとする。次いで、ウェブをポリビニルアルコール( PVA)の0.25%水溶液を含む噴霧しぼ寄せ接着剤でヤンキードライヤーの 表面に接着する。ウェブをドクターブレードで乾式しぼ寄せする前に、繊維コン システンシーを概算96%に増大させる。ドクターブレードは、ベベル角約25 °を有し且つ衝撃角約81°を与えるようにヤンキードライヤーに関して配置し ;ヤンキードライヤーを約800fpm(フィート/分)(約244m/分)で操 作する。乾燥ウェブを700fpm(214m/分)の速度でロールに成形する。 ウェブの2プライは、プライ結合技術を使用して一緒に積層することによって 薄葉紙製品に成形する。薄葉紙は、坪量約23#/3M平方フィートを有し、化 学柔軟剤(DEDMAC)約0.1%および乾燥強度樹脂約0.1%を含有する 。重要なことに、得られた薄葉紙は、柔軟であり、吸収性であり且つ化粧紙およ び/またはトイレットティッシュとして使用するのに好適である。 例5 本例の目的は、植物油をベースとする第四級柔軟剤(DEDMAC)および乾 燥強度添加剤樹脂で処理された柔軟な吸収性トイレットティッシュペーパーを作 るために通常の乾燥製紙技術を使用する方法を例示することである。 パイロット規模の長網抄紙機を本発明の実施において使用する。第一に、化学 柔軟剤の1%溶液を例3における方法に従って調製する。第二に、NSKの3重 量%水性スラリーを通常の再パルパー中で調製する。NSKスラリーを穏やかに リファイニングし、乾燥強度樹脂(即ち、ニュージャージー州ウェインのアメリ カン・シアナミド・カンパニーによって市販されているAcco514、Acc o711)の2%溶液をNSKストックパイプに乾燥繊維の0.2重量%の割合 で加える。乾燥強度樹脂のNSK繊維への吸着をインラインミキサーによって高 める。NSKスラリーをファンポンプにおいてコンシステンシー約0.2%に希 釈する。第三に、ユーカリ類繊維の3重量%水性スラリーを通常の再パルパー中 で調製する。化学柔軟剤混合物の1%溶液をストックポンプ前にユーカリ類スト ックパイプに乾燥繊維の0.2重量%の割合で加える。化学柔軟剤混合物のユー カリ類繊維への吸着は、インラインミキサーによって高めることができる。ユー カリ類スラリーをファンポンプにおいてコンシステンシー約0.2%に希釈する 。 処理された完成紙料混合物(NSK30%/ユーカリ類70%)をヘッドボッ クス中でブレンドし、長網上にデポジットして初期ウェブを形成する。脱水を、 長網を通して生じ且つデフレクターおよび真空ボックスによって助長する。長網 は、84本の縦方向のモノフィラメント/インチおよび76本の横方向のモノフ ィラメント/インチを有する5ひ口の朱子織形状を有する。初期湿潤ウェブを長 網から移動点で約15%の繊維コンシステンシーにおいて通常のフェルトに移す 。ウェブが約35%の繊維コンシステンシーを有するようになるまで、更なる脱 水を真空助長水切りによって行う。次いで、ウェブをヤンキードライヤーの表面 に接着する。ウェブをドクターブレードで乾式しぼ寄せする前に、繊維コンシス テンシーを概算96%に増大させる。ドクターブレードは、ベベル角約25°を 有し且つ衝撃角約81°を与えるようにヤンキードライヤーに関して配置し;ヤ ンキードライヤーを約800fpm(フィート/分)(約244m/分)で操作す る。乾燥ウェブを700fpm(214m/分)の速度でロールに成形する。 ウェブの2プライは、プライ結合技術を使用して一緒に積層することによって 薄葉紙製品に成形する。薄葉紙は、坪量約23#/3M平方フィートを有し、化 学柔軟剤(DEDMAC)約0.1%および乾燥強度樹脂約0.1%を含有する 。重要なことに、得られた薄葉紙は、柔軟であり、吸収性であり且つ化粧紙およ び/またはトイレットティッシュとして使用するのに好適である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ,UG), AM,AU,BB,BG,BR,BY,CA,CN,C Z,EE,FI,GE,HU,IS,JP,KG,KP ,KR,KZ,LK,LR,LT,LV,MD,MG, MK,MN,MX,NO,NZ,PL,RO,RU,S G,SI,SK,TJ,TM,TT,UA,UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. (a)セルロース製紙用繊維、および (b)前記セルロース製紙用繊維の約0.005〜約5.0重量%の式 (R)4-m−N+−〔R2m- (式中、mは1〜3であり;各RはC1〜C6アルキル基、ヒドロキシアルキル基 、ヒドロカルビル基、置換ヒドロカルビル基、ベンジル基、またはそれらの混合 物であり;各R2はC11〜C23ヒドロカルビルまたは置換ヒドロカルビル置換基 であり;X-は柔軟剤相容性陰イオンである) を有する第四級アンモニウム柔軟化化合物(ただし、柔軟化化合物のR2部分は ヨウ素価約5〜約100を有するC12〜C24脂肪アシル基に由来する) を含んでなることを特徴とする、柔軟な紙製品。 2. 前記脂肪アシル基の大部分が植物油源に由来する、請求項1に記載の紙 製品。 3. 前記脂肪アシル基のヨウ素価が約10〜約85である、請求項2に記載 の紙製品。 4. 前記脂肪アシル基が約50/50より大きいシス/トランス異性体重量 比を有する、請求項3に記載の紙製品。 5. R2の大部分がC18〜C24鎖長少なくとも90%を含有する脂肪アシル からなる、請求項3に記載の紙製品。 6. R2の大部分がC18少なくとも90%を含有する脂肪アシルからなる、 請求項5に記載の紙製品。 7. R2の大部分がC22少なくとも90%を含有する脂肪アシルからなる、 請求項5に記載の紙製品。 8. 湿潤剤約0.005%〜約3.0%を更に含む、請求項1に記載の紙製 品。 9. 前記湿潤剤が水溶性ポリヒドロキシ化合物である、請求項8に記載の紙 製品。 10. 前記湿潤剤が線状アルコキシ化アルコールである、請求項8に記載の 紙製品。 11. 前記湿潤剤が線状アルキルフェノキシ化アルコールである、請求項8 に記載の紙製品。 12. 各RがC1〜C3アルキル基である、請求項2に記載の紙製品。 13. 各Rがメチル基である、請求項12に記載の紙製品。 14. mが2である、請求項2に記載の紙製品。 15. 脂肪アシル基のポリ不飽和量が約30%以下である、請求項3に記載 の紙製品。 16. 脂肪アシル基のポリ不飽和量が約10%以下である、請求項15に記 載の紙製品。 17. X-がクロリド、アセテート、メチルサルフェート、およびそれらの 混合物からなる群から選ばれる、請求項12に記載の紙製品。 18. 前記の植物油をベースとする脂肪アシル基の大部分がオリーブ油に由 来する、請求項6に記載の紙製品。 19. 前記の植物油をベースとする脂肪アシル基の大部分がナタネ油に由来 する、請求項7に記載の紙製品。 20. 前記の植物油をベースとする脂肪アシル基の大部分が高オレイン酸サ フラワー油に由来する、請求項6に記載の紙製品。 21. 前記の植物油をベースとする脂肪アシル基の大部分がメド−フォーム 油に由来する、請求項7に記載の紙製品。 22. 前記紙製品がペーパータオルである、請求項1に記載の紙製品。 23. 前記紙製品が化粧紙である、請求項1に記載の紙製品。 24. 前記紙製品がトイレットティッシュである、請求項1に記載の紙製品 。
JP8510964A 1994-09-20 1995-09-14 植物油をベースとする化学柔軟化組成物を含有する紙製品 Ceased JPH10506157A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/308,896 US5510000A (en) 1994-09-20 1994-09-20 Paper products containing a vegetable oil based chemical softening composition
US08/308,896 1994-09-20
PCT/US1995/011600 WO1996009437A1 (en) 1994-09-20 1995-09-14 Paper products containing a vegetable oil based chemical softening composition

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10506157A true JPH10506157A (ja) 1998-06-16

Family

ID=23195838

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8510964A Ceased JPH10506157A (ja) 1994-09-20 1995-09-14 植物油をベースとする化学柔軟化組成物を含有する紙製品

Country Status (13)

Country Link
US (1) US5510000A (ja)
EP (1) EP0782646B1 (ja)
JP (1) JPH10506157A (ja)
KR (1) KR970706437A (ja)
AT (1) ATE237029T1 (ja)
AU (1) AU705927B2 (ja)
BR (1) BR9508972A (ja)
CA (1) CA2200182C (ja)
DE (1) DE69530309T2 (ja)
MY (1) MY132014A (ja)
TW (1) TW300934B (ja)
WO (1) WO1996009437A1 (ja)
ZA (1) ZA957951B (ja)

Families Citing this family (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3454997B2 (ja) * 1995-12-06 2003-10-06 河野製紙株式会社 保湿性を有する水解紙及びその製造方法
US5698076A (en) * 1996-08-21 1997-12-16 The Procter & Gamble Company Tissue paper containing a vegetable oil based quaternary ammonium compound
US5840403A (en) * 1996-06-14 1998-11-24 The Procter & Gamble Company Multi-elevational tissue paper containing selectively disposed chemical papermaking additive
US5814188A (en) * 1996-12-31 1998-09-29 The Procter & Gamble Company Soft tissue paper having a surface deposited substantive softening agent
US6096152A (en) * 1997-04-30 2000-08-01 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Creped tissue product having a low friction surface and improved wet strength
US5851352A (en) * 1997-05-12 1998-12-22 The Procter & Gamble Company Soft multi-ply tissue paper having a surface deposited strengthening agent
EP1012391A1 (en) * 1998-06-12 2000-06-28 Fort James Corporation Method of making a paper web having a high internal void volume of secondary fibers and a product made by the process
US6969443B1 (en) 1998-12-21 2005-11-29 Fort James Corporation Method of making absorbent sheet from recycle furnish
US6241850B1 (en) 1999-06-16 2001-06-05 The Procter & Gamble Company Soft tissue product exhibiting improved lint resistance and process for making
WO2001025214A1 (en) * 1999-10-01 2001-04-12 Hercules Incorporated Method of producing low-odor imidazolines, imidazolines produced thereby and paper and paper products containing the same
US6464830B1 (en) 2000-11-07 2002-10-15 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Method for forming a multi-layered paper web
US6797117B1 (en) * 2000-11-30 2004-09-28 The Procter & Gamble Company Low viscosity bilayer disrupted softening composition for tissue paper
US6547928B2 (en) * 2000-12-15 2003-04-15 The Procter & Gamble Company Soft tissue paper having a softening composition containing an extensional viscosity modifier deposited thereon
US20030121627A1 (en) * 2001-12-03 2003-07-03 Sheng-Hsin Hu Tissue products having reduced lint and slough
US7311853B2 (en) * 2002-09-20 2007-12-25 The Procter & Gamble Company Paper softening compositions containing quaternary ammonium compound and high levels of free amine and soft tissue paper products comprising said compositions
US6752905B2 (en) * 2002-10-08 2004-06-22 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Tissue products having reduced slough
JP2006505637A (ja) * 2002-10-17 2006-02-16 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー ティッシュペーパー柔軟化組成物及びこれを含むティッシュペーパー
US6861380B2 (en) * 2002-11-06 2005-03-01 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Tissue products having reduced lint and slough
US6887350B2 (en) * 2002-12-13 2005-05-03 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Tissue products having enhanced strength
US7329420B1 (en) * 2006-04-06 2008-02-12 Maria Lukacs Herbal remedy system
US20080271867A1 (en) * 2007-05-03 2008-11-06 The Procter & Gamble Company Soft tissue paper having a chemical softening agent applied onto a surface thereof
US20080271864A1 (en) * 2007-05-03 2008-11-06 The Procter & Gamble Company Soft tissue paper having a chemical softening agent applied onto a surface thereof
US7867361B2 (en) 2008-01-28 2011-01-11 The Procter & Gamble Company Soft tissue paper having a polyhydroxy compound applied onto a surface thereof
US7972475B2 (en) 2008-01-28 2011-07-05 The Procter & Gamble Company Soft tissue paper having a polyhydroxy compound and lotion applied onto a surface thereof
US8328984B2 (en) 2009-05-19 2012-12-11 The Procter & Gamble Company Web substrate having optimized emboss design
US8282775B2 (en) 2009-05-19 2012-10-09 The Procter & Gamble Company Web substrate having optimized emboss area
US8163130B2 (en) 2010-08-19 2012-04-24 The Proctor & Gamble Company Paper product having unique physical properties
US8211271B2 (en) 2010-08-19 2012-07-03 The Procter & Gamble Company Paper product having unique physical properties

Family Cites Families (40)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2683087A (en) * 1948-02-10 1954-07-06 American Cyanamid Co Absorbent cellulosic products
US2683088A (en) * 1952-06-10 1954-07-06 American Cyanamid Co Soft bibulous sheet
US3301746A (en) * 1964-04-13 1967-01-31 Procter & Gamble Process for forming absorbent paper by imprinting a fabric knuckle pattern thereon prior to drying and paper thereof
NL135226C (ja) * 1966-11-09 1900-01-01
US3554862A (en) * 1968-06-25 1971-01-12 Riegel Textile Corp Method for producing a fiber pulp sheet by impregnation with a long chain cationic debonding agent
CA978465A (en) * 1970-04-13 1975-11-25 Scott Paper Company Fibrous sheet material and method and apparatus for forming same
US3844880A (en) * 1971-01-21 1974-10-29 Scott Paper Co Sequential addition of a cationic debonder, resin and deposition aid to a cellulosic fibrous slurry
US3812000A (en) * 1971-06-24 1974-05-21 Scott Paper Co Soft,absorbent,fibrous,sheet material formed by avoiding mechanical compression of the elastomer containing fiber furnished until the sheet is at least 80%dry
US3755220A (en) * 1971-10-13 1973-08-28 Scott Paper Co Cellulosic sheet material having a thermosetting resin bonder and a surfactant debonder and method for producing same
US3817827A (en) * 1972-03-30 1974-06-18 Scott Paper Co Soft absorbent fibrous webs containing elastomeric bonding material and formed by creping and embossing
US3974025A (en) * 1974-04-01 1976-08-10 The Procter & Gamble Company Absorbent paper having imprinted thereon a semi-twill, fabric knuckle pattern prior to final drying
US3994771A (en) * 1975-05-30 1976-11-30 The Procter & Gamble Company Process for forming a layered paper web having improved bulk, tactile impression and absorbency and paper thereof
US4144122A (en) * 1976-10-22 1979-03-13 Berol Kemi Ab Quaternary ammonium compounds and treatment of cellulose pulp and paper therewith
SE425512B (sv) * 1978-07-21 1982-10-04 Berol Kemi Ab Settt for framstellning av absorberande cellulosamassa med anvendning av nonjoniska emnen och katjoniskt retentionsmedel samt medel for genomforande av settet
US4191609A (en) * 1979-03-09 1980-03-04 The Procter & Gamble Company Soft absorbent imprinted paper sheet and method of manufacture thereof
US4300981A (en) * 1979-11-13 1981-11-17 The Procter & Gamble Company Layered paper having a soft and smooth velutinous surface, and method of making such paper
US4432833A (en) * 1980-05-19 1984-02-21 Kimberly-Clark Corporation Pulp containing hydrophilic debonder and process for its application
US4441962A (en) * 1980-10-15 1984-04-10 The Procter & Gamble Company Soft, absorbent tissue paper
US4351699A (en) * 1980-10-15 1982-09-28 The Procter & Gamble Company Soft, absorbent tissue paper
US4425186A (en) * 1981-03-24 1984-01-10 Buckman Laboratories, Inc. Dimethylamide and cationic surfactant debonding compositions and the use thereof in the production of fluff pulp
US4377543A (en) * 1981-10-13 1983-03-22 Kimberly-Clark Corporation Strength and softness control of dry formed sheets
US4447294A (en) * 1981-12-30 1984-05-08 The Procter & Gamble Company Process for making absorbent tissue paper with high wet strength and low dry strength
US4637859A (en) * 1983-08-23 1987-01-20 The Procter & Gamble Company Tissue paper
US4529480A (en) * 1983-08-23 1985-07-16 The Procter & Gamble Company Tissue paper
US4795530A (en) * 1985-11-05 1989-01-03 Kimberly-Clark Corporation Process for making soft, strong cellulosic sheet and products made thereby
US4853086A (en) * 1986-12-15 1989-08-01 Weyerhaeuser Company Hydrophilic cellulose product and method of its manufacture
US4940513A (en) * 1988-12-05 1990-07-10 The Procter & Gamble Company Process for preparing soft tissue paper treated with noncationic surfactant
US4959125A (en) * 1988-12-05 1990-09-25 The Procter & Gamble Company Soft tissue paper containing noncationic surfactant
US4981557A (en) * 1988-07-05 1991-01-01 The Procter & Gamble Company Temporary wet strength resins with nitrogen heterocyclic nonnucleophilic functionalities and paper products containing same
US5066414A (en) * 1989-03-06 1991-11-19 The Procter & Gamble Co. Stable biodegradable fabric softening compositions containing linear alkoxylated alcohols
JPH04100995A (ja) * 1990-08-10 1992-04-02 Nippon Oil & Fats Co Ltd 紙用柔軟剤組成物
US5217576A (en) * 1991-11-01 1993-06-08 Dean Van Phan Soft absorbent tissue paper with high temporary wet strength
US5223096A (en) * 1991-11-01 1993-06-29 Procter & Gamble Company Soft absorbent tissue paper with high permanent wet strength
US5264082A (en) * 1992-04-09 1993-11-23 Procter & Gamble Company Soft absorbent tissue paper containing a biodegradable quaternized amine-ester softening compound and a permanent wet strength resin
US5262007A (en) * 1992-04-09 1993-11-16 Procter & Gamble Company Soft absorbent tissue paper containing a biodegradable quaternized amine-ester softening compound and a temporary wet strength resin
US5240562A (en) * 1992-10-27 1993-08-31 Procter & Gamble Company Paper products containing a chemical softening composition
US5279767A (en) * 1992-10-27 1994-01-18 The Procter & Gamble Company Chemical softening composition useful in fibrous cellulosic materials
US5312522A (en) * 1993-01-14 1994-05-17 Procter & Gamble Company Paper products containing a biodegradable chemical softening composition
US5334286A (en) * 1993-05-13 1994-08-02 The Procter & Gamble Company Tissue paper treated with tri-component biodegradable softener composition
US5415737A (en) * 1994-09-20 1995-05-16 The Procter & Gamble Company Paper products containing a biodegradable vegetable oil based chemical softening composition

Also Published As

Publication number Publication date
EP0782646A1 (en) 1997-07-09
CA2200182A1 (en) 1996-03-28
BR9508972A (pt) 1997-12-30
CA2200182C (en) 2002-07-23
TW300934B (ja) 1997-03-21
WO1996009437A1 (en) 1996-03-28
DE69530309D1 (de) 2003-05-15
DE69530309T2 (de) 2004-01-22
ATE237029T1 (de) 2003-04-15
ZA957951B (en) 1996-06-04
US5510000A (en) 1996-04-23
EP0782646B1 (en) 2003-04-09
AU705927B2 (en) 1999-06-03
KR970706437A (ko) 1997-11-03
AU3552795A (en) 1996-04-09
MY132014A (en) 2007-09-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3810434B2 (ja) 植物油をベースとする生分解性化学柔軟化組成物を含有する紙製品
JPH10506157A (ja) 植物油をベースとする化学柔軟化組成物を含有する紙製品
JP3183885B2 (ja) 高い永久湿潤強度を有する柔軟な吸収性薄葉紙
JP3193052B2 (ja) 生分解性第四級化アミン‐エステル柔軟化化合物と一時湿潤強度樹脂とを含有する柔軟な吸収性薄葉紙
KR100318061B1 (ko) 식물성 오일 기재 4급 암모늄 화합물을 함유하는 티슈 페이퍼
MXPA97002166A (en) Paper products containing a chemical softening composition based on vegetable oil, biodegrated
JPH08512104A (ja) 生分解性の化学軟化剤組成物および結合剤物質を含んで成る多層ティッシュペーパーウェブおよびその製造方法
JP3194958B2 (ja) 繊維状セルロース材料に有用な、無水で自己乳化性の化学軟化剤組成物
JP3428650B2 (ja) 繊維状セルロース材料に有用な、無水、自己乳化性で生分解性の化学軟化剤組成物
CN1163645A (zh) 含有植物油基的化学柔软剂的纸制品
JPH08505663A (ja) 生分解性化学柔軟化組成物を含有する紙製品
MXPA97002134A (en) Paper products containing a vege-based chemical compositioner based on oil
CA2153315A1 (en) Paper products containing a biodegradable chemical softening composition

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050426

A313 Final decision of rejection without a dissenting response from the applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A313

Effective date: 20050905

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20051025