JPH10505537A - 半導体製造時に粒子数を超低カウント数とする方法および装置 - Google Patents

半導体製造時に粒子数を超低カウント数とする方法および装置

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JPH10505537A
JPH10505537A JP8507392A JP50739296A JPH10505537A JP H10505537 A JPH10505537 A JP H10505537A JP 8507392 A JP8507392 A JP 8507392A JP 50739296 A JP50739296 A JP 50739296A JP H10505537 A JPH10505537 A JP H10505537A
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ラジヴ ブシャン
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、汚染物を導入することなくウェーハから化学薬品および粒子をすすぎ洗いするためのウェーハすすぎ洗い装置に関する。この装置は、ウェット・ベンチのところでのすすぎ洗い中に使用する水およびガスを濾過することによってウェーハ上の粒子のカウント数を低減する。この装置は、すすぎ洗いユニットと、局限水フィルタ・バンクと、局限ガス濾過装置と、H22注入ユニットと、補助化学薬品注入ユニットと、他の構成要素を作動させるコントローラとを包含する。水フィルタ・バンクは、多段濾過装置を提供し、水の圧力に実質的な低下を生じさせることなく粒子を除去する。H22注入ユニットは、H22の局部的な源を提供し、フィルタおよびすすぎ洗い機を洗浄すると共にすすぎ洗い中のウェーハ上での自然酸化物の生成を制御する機構を提供する。補助化学薬品注入ユニットはすすぎ洗いユニットに化学添加物を与えてウェーハ洗浄工程の効率を高める。ガス濾過装置は、すすぎ洗いユニットおよび注入ユニットに清浄ガスを与える。清浄ガスは各注入ユニット内の化学薬品上ならびにすすぎ洗い機内の水の上に清浄雰囲気を与える。

Description

【発明の詳細な説明】 半導体製造時に粒子数を超低カウント数とする方法および装置 発明の背景発明の分野 本発明は、超小型電子装置で用いる湿式処理装置に関する。一層詳しくは、本 発明は、半導体装置製造段階の後の洗浄、たとえば、予拡散洗浄、湿式エッチン グ法、フォトレジスト除去その他の洗浄作業に用いる装置に関する。関連技術の説明 粒子汚染は、半導体チップの歩留まり損失の重大な原因である。チップの形状 寸法が小さくなるにつれて、非常に小さい粒子、たとえば、直径0.1ミクロン 未満の粒子でも、歩留まりや製品信頼性を低下させるという欠陥の原因となり得 る。この問題の重要性にもかかわらず、工業知識や工業技術には大きなギャップ が存在する。この問題は、特に、湿式処理法とすすぎ洗い装置の場合に急である 。 超小型電子装置は、代表的には、化学溶液やすすぎ洗い液を用いて処理される 。たとえば、半導体ウェーハは、代表的には、シリコンの表面に種々の材料を埋 設、拡散あるいは塗布することによって作られる。工程の湿式エッチング段階で は、エッチングしようとしている一群のウェーハを、化学溶液内に置いた、ボー トと呼ばれる容器内に置く。その後、ボートを化学溶液から取り出し、脱イオン (DI)水ですすぎ洗いしてエッチングを停止させる。すすぎ洗い液はウェーハ にたまたま付着した粒子を除去する助けともなり得る。残念ながら、すすぎ洗い 過程で用いられる水はウェーハに付着する粒子を導入する可能性がある。Handbo ok of Quality Integrated Circuit Manufacturing by Robert Zorich,ISBN 01 2-781870-7が、回路製造技術およびその重要性を記載しており、この文献の開示 内容は参考資料としてここに援用する。 半導体製造業でのいくつかの作業では、ウェーハ上に酸化層がまったくないこ とが必要である。しかしながら、弗化水素酸(HF)に漬けた後、保護酸化層が 形成される前に裸のウェーハになんらかの粒子が接触した場合、これらの粒子は ウェーハに強力に付着する可能性がある。さらに、裸のシリコンが酸素にさらさ れたときにはいつでも生じる薄い保護酸化層は、それ以降の反応および汚染を防 ぐように作用し得るが、粒子汚染を常に低減するとは限らない。たとえば、空気 との接触からウェーハ上に酸化層が形成された場合、水がウェーハの表面から粒 子を効果的に洗い流すことはあり得ない。 ウェーハ洗浄のための技術 ウェーハから粒子を除去する或る種の技術は重大な欠点を有する。たとえば、 湿式化学洗浄は粒子を加える可能性がある。スクラビングはサブミクロン粒子の 除去には不適であり、ウェーハを損傷する可能性がある。加圧流体噴流はウェー ハを損傷する可能性があり、また、静電気電荷を蓄積することにもなり、これも ウェーハを損傷する可能性がある。超音波洗浄はウェーハを損傷する可能性があ り、反応性溶液の使用を許さず、キャビテーションを制御するのを難しくする。 メガソニックス(megasonics)は化学溶液からの汚染を招く可能性がある。可剥 性ポリマーは重合体残渣の付着層を残す可能性があり、効果的でないことが立証 されている。オゾンと共に紫外光を用いることも粒子除去に効果的であるとは立 証されておらず、ウェーハに損傷を与える可能性もある。 ウェーハをすすぎ洗いする一般的な技術は2つあるが、これらの技術は共にD I水のタンク内にボートを置くことを伴う。カスケードすすぎ洗いは、DI水の 連続流を使用するが、この流れはタンクの頂縁を越えてこぼれる、すなわち、滝 のように落下する。急速廃棄式すすぎ洗いはできるだけ急速にタブから水を抜く 。 すすぎ洗い中の汚染源 すすぎ洗い工程で水を汚染する粒子はすすぎ洗い水および空気から来る。水で 運ばれる粒子はDI水分配装置のパイプから導入される可能性がある。半導体工 場では、代表的には、DI水は中央設備のところにある局限水源から浄化され、 分配ネットワークによって工場全体を通じてウェット・ベンチに供給される。純 水が中央設備を出たとしても、パイプ内で成長するバクテリアがすすぎ洗い装置 に侵入し、ウェーハを汚染する可能性がある。加えて、配管それ自体の内面が粒 子を導入する可能性もある。 工場全体を通じて清浄空気・水分配ネットワークを作動させることは経済上の 問題を提起する。製造工程の種々の部分が空気と水の清浄度について異なった要 求を持つ。たとえば、ポストHF湿式処理では、きわめて清浄な空気と水を要求 する一方で、他の作業では粒子汚染に影響されることは少ないかもしれない。洗 浄設備を作動させるコストは必要な水の清浄度および体積に関係する。集中洗浄 装置だけを用いる場合、最も必要とする作業の要件に工場全体を合わせ、それに 合わせて空気と水のすべてを浄化しなければならない。最高の純度にするのは比 較的少量の空気と水だけでよいので、この集中水浄化装置は無駄に高価であると いうことなる。 集中浄化に依存する配水系統で生じる汚染を排除する助けとすべく、系全体を パージするとよい。たとえば、H22パージとDI水フラッシュを行えば、DI 水系で生じるバクテリアを除去することができる。しかしながら、このような集 中装置では、系をパージしている間、ウェーハを製造することはできず、生産遅 れといくつかの作業のシャットダウンを招くことになる。その結果、このような 作業段階は、汚染問題が大きくなったときにのみ実施するとよいのであるが、こ れにより、ウェーハが系のパージ段階の間に水の中のかなりのレベルの不純物に さらされることになる。 空気で運ばれる汚染物 すすぎ洗い装置でも、ウェーハは、すすぎ洗い液タンクに移されつつある際に 空気にさらされたときに空気の運ぶ汚染物にさらされることになる。ウェーハを 処理する1つの方法では、ウェーハをいっぱいのタンクに入れ、このタンクを繰 り返し空にしたり、DI水で満たしたりする。ウェーハは、この反復工程が開始 すると、水に浸される。急速廃棄系では、水がタンクから出るにつれて周囲空気 が水に代わって入る。これにより、ウェーハが空気の運ぶ汚染物に触れることに なる。タンクが再び水で満たされるにつれて、DI水がウェーハまわりの空気に 代わって入ることになる。 すすぎ洗い系では、その中のタンクにDI水が入るときに生じる気泡から生じ る汚染の傾向もある。非常に小さい気泡は微小気泡と呼ばれている。気泡は、水 を運ぶパイプまたは流路が寸法を変えたり、空気と混じり合うところで生じる乱 流や圧力変化から生じる。気泡は粒子を捕らえる可能性があり、気泡がウェーハ 表面と接触した場合にこれらの粒子がウェーハ表面に付着する可能性がある。 溶解酸素 すすぎ洗い水内の溶解酸素も問題を提起する。溶解酸素はDI水を含む金属材 料の腐食度に影響する。イオン交換樹脂も溶解酸素で酸化され、すすぎ洗い液を 劣化させ、その寿命を短縮する。加えて、パイプおよび機器内のバクテリアの増 殖が溶解酸素で加速される。したがって、工場ではDI水内の溶解酸素の量を減 らしつつある。しかしながら、溶解酸素を除去すると、ウェーハ上での本来の酸 化膜の形成を妨げる可能性がある。 粒子保護技術 ウェーハは、プロセスの種々の段階で空気の運ぶ汚染物にさらされる。空気で 運ばれる汚染物からウェーハを保護する1つの方法では、或る段階と次の段階と の間での搬送中に特殊な囲い内にウェーハを置く。しかしながら、これはDI水 、化学物質およびすすぎ洗い機器内の空気の中の不純物の問題を解決しない。汚 染を最小限に抑える別の方法では、すすぎ洗い段階中およびその後にウェーハを 洗浄し、乾燥するイソプロピル・アルコール(IPA)蒸気を使用する。これは 環境上望ましくないし、高価である。 或る用途では、1つまたはそれ以上の洗浄剤を含む溶液でウェーハを浄化する のが有用である。これを行う1つの方法では、1つの洗浄剤を入れた1つのタン ク内にウェーハを漬け、次いで、ウェーハを異なったすすぎ洗い液タンクに移す 。この方法では、複数のタンクを必要とするし、1つのタンクから別のタンクに 移されつつあるときにウェーハが汚染物にさらされることになる。 発明の概要 本発明の一局面は、DI水および空気の質が平均的あるいは比較的低い工場で も湿式処理装置での粒子数を低カウント数とする装置および方法を提供する。種 々の実施例においては、本発明は、DI水および空気の使用時点浄化、洗浄、バ クテリア駆除およびプロセス改善用の添加物の注入、充填率、流量および廃棄率 のパラメータ制御、ならびに気泡および微小気泡の発生を防ぐ機構を含む。 本発明の一実施例は、荷電フィルタおよびニュートラルフィルタを用いて使用 時点DI水浄化装置を提供する。この濾過装置は、低粒子カウント数を得ながら 圧力降下を低く抑えながら流量を高く維持するように設計してある。付加的な特 徴では、電磁的外乱で生じる可能性のある偶発的な粒子放出を防ぐために遮蔽装 置を設ける。寿命を延ばし、流れ特性を改良し、フィルタ有効性を維持するため に多段フィルタ装置を設けてもよい。 本発明の別の局面は、多段濾過装置によって使用時点濾過した窒素、空気また は不活性ガスを与えて空気で運ばれる粒子でウェーハを汚染するのを防ぐ。一実 施例において、窒素は局限フィルタを通り、すすぎ洗い液タンクのカバーに設け た分配装置に流れる。これにより、すすぎ洗い水を覆って窒素ブランケットを与 え、空気内の粒子がウェーハと接触するのを防ぐことができる。この窒素ブラン ケットは、ウェーハの表面に自然に酸化物が形成されるのを遅らせる助けともな り得る。濾過された加圧空気または不活性ガスを窒素の代わりに用いて汚染を低 減することもできる。 本発明の一局面は、H22を制御しながら注入してDI水内での自然酸化物生 成を加速すると共に、先に付与したすべての化学物質を除去することができる。 水内での自然酸化層の形成により、ウェーハ表面は空気中で形成された自然酸化 層よりも粒子を引き付けなくなる。加えて、制御しながら注入したH22のパー ジはバクテリアの増殖を制御する助けとなる。 本発明の一局面は、少量の酸、溶剤、界面活性剤あるいは特殊な洗浄剤を注入 するのに使用できる補助インゼクタを提供する。このような装置は、添加剤の導 入を制御しながら行い、或る種の用途、たとえば、予拡散洗浄やフォトレジスト 除去で洗浄、すすぎ洗いプロセスの効果を増強する。これにより、個別の洗浄プ ロセスの必要がなくなる。 本発明の一局面は、自動・プログラマブル・モニタリング制御装置によって充 填、流量、カスケード式すすぎ洗い、スプレイおよび廃棄サイクル時間の最適化 、制御を行う。コントローラは、すべての可変要素、たとえば、DI水流量、充 填時間、廃棄時間、カスケードすすぎ洗い時間、急速廃棄回数、窒素流量、過酸 化水素の注入および補助化学物質の使用を制御するようにプログラムされる。 本発明の一局面は、種々の処理用途に対して最適化し得る種々のすすぎ洗いモ ードを提供する。疎水性(ポストHF)ウェーハの場合、すすぎ洗い機は「カス ケード」モードあるいは「オーバーフロー」モードで作動する。あるいは、DI 水レベルを最高レベルからウェーハの頂面の直ぐ上のレベルまで下降させるのに 部分廃棄を行ってもよい。カスケード・サイクルおよび部分廃棄サイクルによれ ば、全すすぎ洗いサイクル中ウェーハを確実に水面下に沈めておくことができる 。 本発明の別の局面は、ウェーハの粒子汚染を招く可能性のある気泡および微小 気泡を防ぐ。これは、角隅をなくした円筒形のタンク・デザインを用いることに よって達成される。別の特徴においては、DI水がタンクに入る部位付近にスク リーンを設置して生じたいかなる気泡をも破壊するようにしてもよい。 本発明は、湿式処理装置における粒子および欠点をかなり手ごろなコストで有 意に減らすことができ、これは大規模、小規模両方の製造業者にとって有利であ る。また、これは、平均的なDI水純度で工場のダイ歩留まりを改善することが できる。 本発明の別の局面は、ウェーハ上の粒子カウント数を1ウェーハあたり数百か らゼロ付近まで減らすことができる。これはすすぎ洗い装置付近に使用時点フィ ルタを設けることによって達成される。これにより、分配系統から生じる粒子を 排除あるいはかなり減らすことができる。 本発明の別の局面は、ウェーハ欠陥の源を排除することによって半導体製造時 間を短縮できる。すすぎ洗いウェット・ベンチ付近にフィルタを設置することに よって、分配系統から来る粒子の数を減らすことができる。さらに、局限フィル タを用いれば、集中水設備全体をシャットダウンすることなく各ウェット・ベン チをそれ自体のスケジュールに維持することができる。これによれば、製造業者 は、工場のかなりの部分を常時運転状態に維持することができる。このスケジュ ール上の融通性により、製造業者は、全系統に及ぶシャットタウンの間待機する ことなく、問題が生じたときに各ウェット・ベンチ問題により多くの注意を払う ことができる。 本発明の別の局面は、工場稼働コストを低減することができる環境上安全なウ ェーハ洗浄法を提供する。これは、所望に応じてすすぎ洗い水に化学薬品を添加 し、付加的な化学薬品タンクの必要性を排除することによって達成される。さら に、すすぎ洗い装置における他の特徴はウェーハ粒子カウント数を、洗浄用化学 薬品を使用する必要性を排除あるいは低減するレベルまで減らすことができる。 本発明の別の局面は、付加的なシールを必要としないすすぎ洗い機の自動シー ル式ダンプドアを提供する。これは円錐形あるいは他の凸状の形をしたドアを用 いることによって達成される。 図面の簡単な説明 第1図は、すすぎ洗い装置の実施例の主要構成要素を示す。 第2図は、ウェット・ベンチまわりの主要構成要素の実施例の配置を示す。 第3図は、すすぎ洗い機の実施例の右側面外面図を示す。 第4図は、すすぎ洗い機の実施例の左側面外面図を示す。 第5図は、すすぎ洗い機の実施例の外面正面図を示す。 第6図は、第5図のA−A線に沿った、すすぎ洗い水の入っているすすぎ洗い 機の実施例の横断面図である。 第7図は、第5図のB−B線に沿った、すすぎ洗い機の蓋の横断面図である。 第8図は、ガス・ディフーザ・ユニットの側面図である。 第9図は、第6図のC−C線に沿った、すすぎ洗い機の基部の横断面を示す。 第10図は、水路に挿入することのできるベンチュリ・インゼクタの2分割例 の横断面を示す。 第11図は、ベンチュリ・インゼクタの形に構成した水路の横断面を示す。 第12図は、フィルタ・バンクの横断面を示す。 第13図は、フィルタを収容するフィルタ組立体ハウジングの横断面を示す。 第14図は、組立体シール、スクリュウオン・キャップおよびフィルタ・ボデ ーの横断面を示す。 第15図は、フィルタ・バンクの構造を示す。 第16図は、パージャーの構造を示す。 第17図は、H22インゼクタの構造を示す。 第18図は、化学薬品貯蔵容器キャップの構造を示す。 第19図は、補助インゼクタの構造を示す。 好ましい実施例の詳細な説明 以下の説明は、本発明を実施することを意図した最良の形態を示す。添付図面 において、同様の参照符号は同様の部分を示す。 第1、2図は本装置の実施例の主要構成要素間の接続を示している。中央源( 図示せず)からのDI水は水入口パイプ92を通して給送される。水は、システ ム入口弁7を通り、フィルタ・パイプ93を経てフィルタ・バンク2内に入る。 フィルタ・バンク2はDI水から粒子を濾過する。濾過されたDI水はすすぎ洗 いパイプ94を通ってすすぎ洗い機1に進む。1つまたはそれ以上のウェーハ( 図示せず)がすすぎ洗い機1内に置かれ、DI水ですすぎ洗いされる。DI水は 、次に、排水パイプを通ってシステムを出て、廃水処理を受ける。 中央供給源からガス入口チューブ8を経てパージャー3に窒素その他のガスが 給送される。パージャー3はガスを濾過して粒子を除去すると共に、処理を容易 にすべく清浄ガスの溜めともなる。これにより、すすぎ洗い装置の他の部分で使 用するための清浄ガスを得ることができる。清浄ガスは補助インゼクタ・ガス・ チューブ96によって補助インゼクタ5に送られる。清浄ガスは、H22注入ガ ス供給チューブ98によってH22インゼクタ4にも送られる。清浄ガスは すすぎ洗いガス供給チューブ97によってすすぎ洗い機1に送られる。酸素を含 まないすすぎ洗い機1で清浄ガスを使用することによって、ウェーハの表面に自 然の酸化層が生じるのを防ぐことができる。コントローラ6は、システムを通じ て流体の流量を設定することができるマイクロプロセッサベースの制御装置であ る。ガスを運ぶチューブは、窒素および濾過済み空気を供給するために半導体製 造工場では普通に使用されるようなTeflon管で作る。 H22インゼクタ4はフィルタ・バンク2およびすすぎ洗い機1で使用するた めのH22を提供する。H22は、システムが洗浄モードで作動しているときに すすぎ洗い機1およびフィルタ・バンク2におけるいかなるバクテリアも低減ま たは排除するのに使用できる。H22はすすぎ洗い工程ですすぎ洗い機1に注入 してウェーハ上の自然酸化物生成を制御することができる。H22はH22イン ゼクタ4からH22ソース管路56に流れる。H22フィルタ管路99への、そ してそこからフィルタ・バンク2へのH22の流れはフィルタ弁57によって制 御できる。同様に、H22すすぎ洗い機管路95への、そしてそこからすすぎ洗 い機1へのH22の流れはすすぎ洗い機弁58によって制御できる。フィルタ弁 57およびすすぎ洗い機弁58はコントローラ6で操作する。H22は、ポンプ (図示せず)あるいはパージャー3によって与えられるガスの圧力によってフィ ルタ・バンク2またはすすぎ洗い機1内へ圧送され得る。H22は接合部115 にある簡単なT字形接続部でフィルタ・パイブ93に入ることができる。あるい は、以下に説明するように、ベンチュリ効果インゼクタ(図示せず)を接合部1 15に設置してもよい。 補助インゼクタ5は、ウェーハを洗浄するためにすすぎ洗い水に添加し得る他 の化学薬品、たとえば、普通の酸、溶剤、界面活性剤あるいは洗浄溶液を収容す る。すすぎ洗い機1への化学薬品の流れは補助化学薬品弁66によって制御する 。化学薬品はガス圧力によって押し進めてもよいし、補助化学薬品ソース管路6 4および補助化学薬品管路89を通してすすぎ洗い機1内へ圧送されてもよい。 コントローラ6は、プログラムに従って上記の弁を開閉し、水およびガスの流 量を調整し、流体がすすぎ洗い機1内の或るレベルに達したときにそれを検知す る普通のプロセス制御コンピュータである。JPC Control Model 971DSE-362を使 用してもよい。JPC Controlは、102 Compass Point Drive,Suite D,St.Charle s,MO,63301に設置する。特に、コントローラ6は、DI水流量、充填時間、廃 棄時間、カスケードすすぎ洗い時間、急速廃棄回数、システムを通るガスの流量 、H22およびすすぎ洗い水への他の添加物の注入量を管理する。 第2図は、第1図に示すシステム構成要素をどうすればウェット・ベンチ内に 据え付けることができるかを示している。すすぎ洗い機1はシンク・エッジ19 0で部分的に示すシンク内に着座している。コントローラ6はウェット・ベンチ ・ヘッド・ケース91内に位置している。フィルタ・バンク2はウェット・ベン チ・プレナム90の下に設置してもよい。フィルタ・バンク2ができるだけすす ぎ洗い機1に接近していると望ましい。フィルタ・バンク2の位置に応じて、距 離は2、3インチほどに短くなり得る。H22インゼクタ4、パージャー3およ び補助インゼクタ5はウェット・ベンチ・プレナム90の下方またはウェット・ ベンチの背後に位置するキャスタ180、181、182、183に取り付けた カート内に位置する。これは、代表的には、数フィートの距離で済む。H22、 パージャー3および補助インゼクタ5はすすぎ洗い機1とフィルタ・バンク2の 近くに位置していなければならない。 第3図は、すすぎ洗い機1の右側面外面を示している。すすぎ洗い機1の前部 は図面の左側にある。すすぎ洗い機1は、蓋24、フランジ23、外側バレル2 14、内側バレル213、ベース21を包含する。蓋24はヒンジ280、28 1(第6−7図)に枢着してあり、フランジ23と接触する。フランジ23は外 側バレル214上にある。内側バレル214はリング20上にある。内側バレル 213はベース21上にある。ダンプ・ドア210がピストン211に取り付け てある。ピストン211はピストン取り付け用プレート28内でベース21に可 動状態で連結してある。ピストン取り付け用プレート28はピストン取り付け用 ストラット270、271、272、273(このうちストラット270、27 3が第3図に示してある)によってベース21に連結してある。ダンプ・ドア2 10は下降位置で示してある。化学薬品流路403をH22すすぎ洗い管路95 (第1−2図)あるいは補助化学薬品管路89(第1−2図)に連結して もよい。 第4図はすすぎ洗い機1の左側面外面を示している。すすぎ洗い機ガス・チュ ーブ22が普通のJacoフィッティング(図示せず)ですすぎ洗い機ガス供給チュ ーブ97(第1−2図)に連結してある。第2の化学薬品流路402がH22す すぎ洗い機管路95(第2−3図)あるいは補助化学薬品管路89(第2−3図 )に連結してもよい。 第5図はすすぎ洗い機1の前部外面を示す。すすぎ洗い機パイプ94(第1− 2図)が第1の水路400に接続している。 第6図は第5図のA−A線に沿ったすすぎ洗い機1の横断面図を示している。 蓋24はすすぎ洗い水面240上方に着座するポケット230を形成する形状と なっている。すすぎ洗い水は第1水路400を通って内側バレル213に入る。 すすぎ洗い水はギャップ29を通って内側バレル213の頂縁を越えて滝のよう に流れ、内側バレル孔225を通って排水パイプ9(第1図)に流れることがで きる。内側バレル孔224、225のような内側バレルはリング20に沿って分 布させる。 内側バレル孔225を通って出たすすぎ洗い水はセンサ700に当たる。セン サ700は、すすぎ洗い水の酸性度を検出する普通のpHセンサでもよいし、す すぎ洗い水の電気抵抗値を測定する普通の抵抗値モニタであってもよい。これに より、水中の不純物のレベルをコントローラ6に与えることができる。コントロ ーラ6は、次に、システムの動作を調整することができる。 ピストン211はダンプ・ドア210を下方へ移動させてすすぎ洗い水を孔2 20を通して内側バレル213から逃がすことができる。 ベース21および内側バレル213は、鋭い縁や角隅を減らしたり、なくした りするような形状になっていなければならない。内側バレル213を円筒形に作 ると、この目標を達成できる。水にさらされる表面を滑らかにすることにより、 バクテリアが増殖する場所をなくし、また、粒子が捕らえられる場所をなくすこ とができる。加えて、これはすすぎ洗い中に水流を均一にする助けともなる。乱 流水は気泡を生成する可能性があり、これらの気泡が汚染物を捕らえ、ウェーハ 表面に運ぶおそれがある。孔に向かってベースを傾斜させることにより、気泡を 壊し、水を保護し、ベース・スロープ226で示すようにタンクの中央にウェー ハ・ボートを位置決めする助けとなる。ここで、傾斜角227が10から30度 であると満足できると考えられる。ベース後縁228は、すすぎ洗い機1の内側 でベース21が内側バレルに出会う縁を示している。 内側バレル213はウェーハ・ボートおよびそのハンドルの大部分を収容する に充分な大きさでなければならない。一実施例において、内側バレル213は、 直径約12インチであり、高さ約16インチである。あるいは、内側バレル21 3は、ウェーハ・ボートのみを収容するに充分な大きさとしてもよい。オペレー タは、ボートからハンドルを取り外したり、ハンドルを空気にさらしたままとす ることもできる。これはDI水を節約するが、ハンドルを取り外したり、再据え 付けしたりする作業が水に粒子を導入する可能性がある。 ディフーザ25はパージャー3によって与えられるガスをポケット230およ び内側バレル213内に均一に分配する。第6図は、内側バレル213にDI水 を満たしたときの、蓋24、ポケット230、ディフーザ25、内側キャビティ 231、すすぎ洗い機ガス・チューブ22、すすぎ洗い水面240の関係を示し ている。ガスは蓋24を通してすすぎ洗い機ガス・チューブ22によってディフ ーザ25の内側キャビティ231に入る。次に、ガスはガス孔260、261、 262、263、264、265、266、267を通ってポケット230に入 る。これは水の表面を覆うガス・ブランケットを与える。ガスはギャップ29ま たはフランジ23、蓋24間の任意の小さいギャップを通して漏出することがで きる。ガスを大気圧よりも高い圧力に維持すると、空気で運ばれる粒子が内側バ レル213内に流入するのを助けることができる。これはフランジ23、蓋24 間にシールを設ける必要をなくす。 すすぎ洗い水面240と蓋24の下面の間のスペースはすすぎ洗い機1で必要 とされる清浄ガスの量を最小限に抑えるほど小さくなければならない。ギャップ 29は約4分の1インチ(6.3mm)から半インチ(12.7mm)であると好ま しい。ポケット230のサイズはウェーハ・ボート上のハンドルの露出部分の寸 法によって決めなければならない。 コントローラ6は、空気圧でピストン211を昇降させ、内側バレル213内 の水面を制御する。普通のダンプ・ドア・ピストンも満足できる。ピストン21 1の頂部にはダンプ・ドア210がある。ダンプ・ドア210は円錐形となって おり、ベース21の孔220の縁をシールし、すすぎ洗い水の流れを上方へ向け 、内側バレル213内に流入させる助けとなる。普通のダンプ・ドアは扁平であ り、シールを使用している。シールは粒子汚染の原因となり得るし、保守上の問 題を提起する可能性がある。 孔220の頂部にはメッシュ212が着座しており、すすぎ洗い水が水路40 0を通って孔220に入るときに生成あるいは存在する可能性のある気泡を破壊 する。メッシュ212は、また、内側バレル213内への水流を滑らかにもする 。メッシュ212のメッシュ・スペーシングが4分の1インチ(6.3mm)であ ると適当であろう。 第7図は蓋24の内側を示す。この図は第5図のB−B線から見たものである 。ディフーザ25はガス孔260、261、262、263、264、265、 266、267と共に示してある。同様に表示した鎖線は付加的なガス孔を示し ている。これらのガス孔は、ポケット230、内側バレル213内へのガスの流 れを均一にするように設けなければならない。1つまたはそれ以上の孔の別のパ ターン、配置も可能である。すすぎ洗いガス・チューブ22は、パージャー3か ら第1図に示すようにすすぎ洗い機1に入る清浄ガスの通路となる。ヒンジ28 0、281は普通のものであり、図示したように設置する。 第8図は第5図のA−A線に沿ったディフーザ25の横断面を示している。こ の図は、また、内側キャビティ231とガス孔260、261、262、263 、264、265、266、267のいくつかとの間の関係も示している。 第9図は、ダンプ・ドア210、ピストン211上方の、第6図のC−C線に 沿ったベース21の横断面を示している。ここには、孔220、メッシュ212 、第1水路400、第2水路401が示してある。これらの流路は、DI水が孔 220に入るルートを与える。一実施例では、第1化学薬品流路402は第1水 路400と交差し、第1化学薬品流路403は第2水路401と交差する。他の 実施例では、これらの交差する流路はベンチュリ効果インゼクタを形成 するように構成することができる。 第10図は第1水路400(第9図)のためのベンチュリ効果インゼクタの横 断面図を示している。この実施例では、インゼクタは、水入口部250をベース 21の外部から第1水路400に挿入し、ベース外壁面416および水路隆起4 20と接触させることによって形成される。水出口部255は第1水路400に 挿入し、孔壁面415と面一にする。孔壁面415はベース21の、孔220の 円筒形壁面を形成する部分である。水路隆起420は、ベース21を構成したと きに第1水路400の一部として形成する。第1化学薬品流路402は水路隆起 420のところで第1水路400に入る。すすぎ洗い機パイプ94(第1−2図 )は水入口部250に取り付けてある。 第11図は第1水路400におけるベンチュリ効果インゼクタの別の実施例を 示している。ここでは、水路400は別体の挿入片を用いることなく第10巣に 示す形になっている。すすぎ洗い機パイプ94(第1−2図)は形成した入口部 251に取り付けることができる。 ベンチュリ効果インゼクタは、或る流路内の1つの流体の流れ特性における変 化を利用して第2の流体を同じ流路に吸引する。第11図に示す実施例を用いる 場合、DI水は第1流路400の入口部430に流入する。この第1水路は中央 部431に向かって狭くなって行く。DI水の同じ質量流量を保つために、DI 水は第1水路400の中央部431内で速度を高める。第1水路400の横断面 が拡大して出口部を形成するとき、水の速度が遅くなり、それ相当に圧力が低下 する。この水圧低下が化学薬品を第1水路402から第1水路400内に吸引す る。ベンチュリ効果インゼクタを用いることによって、化学薬品の給送ポンプの 必要性がなくなる。 第1水路400に用いたと同じ技術は第2水路401に適用できる。加えて、 別の実施例では、1つまたはそれ以上の化学薬品をシステムに添加することがで きる。もちろん、どこかで化学薬品を水と混合する必要がない場合には、第1化 学薬品流路402あるいは第2化学薬品流路403または両方を省略してもよい 。 DI水と接触しているすすぎ洗い機1の構成要素はPVDFで作らなければならな い。これは、ダンプ・ドア210、ベース21、内側バレル213を含む。他の 構成要素は、PVDFあるいはポリプロピレンのようなプラスチックで作ってもよい 。一実施例において、ベース21と内側バレル213は一体構造に成形してもよ いが、フランジ23と外側バレル214は別の片として成形する。あるいは、ベ ース21を一体片として成形してもよい。内側バレル213と外側バレル214 はPVDFのシートで作ってもよく、ベース21に取り付けてもよい。 第12図はフィルタ・バンク2の実施例の横断面を示している。図示実施例で は、2つのフィルタ・ハウジング組立体がある。第1フィルタ・ハウジング組立 体はスクリュウオン・キャップ314、2つの通気プラグ350、351、フィ ルタ・ボデー314を包含する。第2フィルタ・ハウジング組立体は、スクリュ ウオン・キャップ331、通気プラグ352、353、フィルタ・ボデー330 で同様に構成してある。各フィルタ・ハウジング組立体は円筒形であり、フィル タ・ハウジング支持プレート39の孔内に保持される。このフィルタ・ハウジン グ支持プレート39は、いくつかのプレート取り付けボルト370、371、3 72ならびにベース支持プレート310およびブラケット311によってフィル タ・バンク・ケーシング31に取り付けてある。他の取り付け機構を用いること もできる。フィルタ・バンク蓋32はスクリュウ36でフィルタ・バンク・ケー シング31に取り付けてある。あるいは、ボルトを使用してもよいし、フィルタ ・バンク蓋32をフィルタ・バンク・ケーシング31にシールしてもよい。ケー シング・プラグ340は、第1フィルタ・ハウジング組立体の通気プラグ350 、351へのアクセスを与える。別のケーシング・プラグ341は第2フィルタ ・ハウジング組立体の通気プラグ352、353へのアクセスを与える。ケーシ ング・プラグ340、341および通気プラグ350、351、352、353 を除去して取り外し可能なニードル弁(図示せず)を各フィルタ・ハウジング組 立体に挿入することができる。ニードル弁は、フィルタ・バンク2をウェット・ ベンチ内に配置したときにフィルタ・ハウジング組立体から空気を取り出す機構 となる。通気プラグ350、351、352、353およびケーシング・プラグ 340、341はニードル弁と嵌合するサイズである。適当なニードル弁の一例 としては、Galtek Needle Valve 部品番号204−30があ る。 DI水は水入口312によってフィルタ・パイプ93からフィルタ・バンク2 に入る。水は第1フィルタ・ハウジング組立体を通ってインターステージ・パイ プ313に流れる。次に、DI水は第2フィルタ・ハウジング組立体を通して出 口カップリング316に流れる。すすぎ洗い機パイプ94(第1−2図)は出口 カップリング316に接続している。 第13図は市販のフィルタを挿入した第1フィルタ・ハウジング組立体の中心 線に沿った横断面図を示す。スクリュウオン・キャップ315はねじ山388に よってフィルタ・ボデー314に取り付けてある。DI水は水入口312を通っ て入り、フィルタ380まわりを循環する。DI水は、矢印で示すように、フィ ルタ380を通って内側コア382に流れる。DI水は水出口386を通って内 側コア382から出る。組立体シール360がDI水が漏出し、粒子が侵入する のを防ぐ。一実施例では、組立体シール360はDupontの市販するKalrezブラン ドのシールであってもよい。第14図は、フィルタ・ボデー314とスクリュウ オン・キャップ315の間の組立体シールの拡大図を示している。 第2フィルタ・ハウジング組立体は第1の組立体と同じ構造を有する。各フィ ルタ・ハウジング組立体の寸法および接続パイプの寸法は、フィルタ380の寸 法に合わせて調節しなければならない。 フィルタ・バンク2の一実施例は、第1フィルタ・ハウジング組立体において はPall Ultrafine Filtration Company の市販するモデル番号AB1NA3ZEのような 0.2ミクロン正電荷フィルタを用い、第2フィルタ・ハウジング組立体におい てはPallモデル番号AB1NI3ZEのような0.1ミクロン正電荷フィルタを用いる。 適切なフイルタは、Pall Ultrafine Filtration Company,Electronics Filter Group,2200 Northern Boulevard,East Hills,NY 11548-1289 から得ることが できる。別の実施例では、第2段フィルタとして負電荷フィルタを使用すること になろう。 DI水内に見出される多くの粒子は負に荷電される。したがって、正電荷フィ ルタを用いると、フィルタの定格サイズよりも小さい粒子を含む多くの粒子を捕 らえることができる。第2段として未荷電フィルタあるいは負電荷フィルタを用 いる場合には、残っている粒子の多くを除去することができる。このフィルタの 組み合わせは、粒子を捕らえる際に特に有効である。このフィルタ組み合わせは ほんの少しの圧力低下を伴うが、効果的に粒子を減らすことができる。 各フィルタ・ハウジング組立体におけるフィルタは粒子を捕らえるのに電荷を 使用し得る。近くでの放電による粒子の偶発的な放出を防ぐため、第12図に示 すフィルタ・バンク・ケーシング31およびフィルタ・バンク蓋32の内部には 導電性シールド317と接地端子38が設けてあり、ファラデー・ケージ内にフ ィルタ・ハウジング組立体を閉じ込めている。導電性シールド317はステンレ ススチールあるいはアルミニウムから作ってもよい。 一実施例において、フィルタ・ボデー314およびスクリュウオン・キャップ 315、331、水入口312、インターステージ・パイプ313および出口カ ップリング316はPVDFで作ってある。これらの構成要素は、普通の高品質プラ スチック溶接技術で相互に結合してある。別の実施例では、フィルタ・バンク・ ケーシング31およびフィルタ・バンク蓋32はポリプロピレンで作り、普通の 高品質プラスチック溶接技術を用いて組み立てことができる。 第15図はフィルタ・バンクをどのようにして相互に連結してフィルタ交換時 間を短縮できるかを示している。使用したフィルタは結局は詰まることになる。 フィルタの詰まる時間はフィルタを流れる水の量に関係する。流体は一次流体入 口106から正電荷フィルタ100、101に入る。正電荷フィルタ100、1 01は並列に接続して単一の正電荷フィルタとしてもよい。次に、流体は中間接 続部107を通って未荷電あるいは負電荷のフィルタ110、111に流れる。 これらのフィルタ110、111も並列接続して単一のフィルタとしてもよい。 このように複数のフィルタを使用することによって、全体積のほんの一部が単一 のフィルタを通って流れるために、個々のフィルタの寿命を延ばすことができる 。 第16図はパージャー3を示す。外部源からのガスはガス入口チューブ8を通 って第1ガス・フィルタ42と第2ガス・フィルタ43に入る。次に、濾過され たガスはガス・タンク40を満たす。Millipore フィルタ番号WGFGO1HB1 が有効 であることがわかっている。これは1/4インチ(6.3mm)NPTMを持つ3イ ンチ(76.2mm)×2インチ(50.8mm)のフィルタである。このフィルタ は0.003ミクロンまで除去できる。他のガス・フィルタを使用してもよい。 付加的なガス・フィルタを使用してもよい。この目的で用いる好ましいガスは窒 素であり、これは容易に入手できるし、安価である。あるいは、他のガスを使用 してもよい。ウェーハの酸化が望ましい或る種の用途では、濾過した空気を用い てもよい。 すすぎ洗い機1へのガスの流れはすすぎ洗い機ガス弁47とすすぎ洗い機流量 計44を用いてコントローラ6によって調整する。H22インゼクタ4へのガス の流れはH22ガス弁48とH22流量計45を用いてコントローラ6で調節す る。補助インゼクタ5へのガスの流れは補助インゼクタ・ガス弁49と補助イン ゼクタ流量計46を用いてコントローラ6で調節する。一実施例において、流量 計とガス弁を組み合わせて1つの装置としてもよい。このような装置の例として は、Dwyer の部品番号VFA-22-55Vがある。ガス・タンク40は、タンク40内の 圧力が大きすぎるようになったときにタンクからガスを解放する逃がし弁を有す る。普通の逃がし弁を使用できる。ガス入口チューブ8は逆流を防ぐ普通のレギ ュレータ(図示せず)を有する。 ガス・タンク40内の濾過済みのガスは、内側バレル213の、DI水で満た されていない部分を満たすのに使用する。第6図において、すすぎ洗い機1内の すすぎ洗い水を内側バレル213から急速に取り出す場合、パージャー3が均等 量の濾過済みのガスを急速に与える必要がある。すすぎ洗い水がギャップ29を 通って滝状に落下する場合、パージャー3はガスをそれほど急速に送る必要はな い。加えて、ガス・タンク40内の濾過済みのガスは、後述するように、H22 インゼクタ4内のH22を追い出し、また、補助インゼクタ5内の化学薬品を追 い出すのにも使用できる。 一実施例において、ガス・タンク40はポリプロピレンで作ってもよい。ガス ・タンク40を完全にシールする前に、第1ガス・フィルタ42および第2ガス ・フィルタ43をガス・タンク40ないに設置する。普通の高品質プラスチック 溶接技術を用いて側面を互いに取り付けてもよい。 補助インゼクタ・ガス・チューブ96は、普通のJacoフィッティングで補助イ ンゼクタ5および補助インゼクタ・ガス弁49に取り付けてある。すすぎ洗い機 ガス供給チューブ97は、普通のJacoフィッティングですすぎ洗い機1とすすぎ 洗い機ガス弁47に取り付けてある。H22インゼクタ・ガス供給チューブは、 普通のJacoフィッティングでH22インゼクタ4およびH22ガス弁48に取り 付けてある。 H22インセクタ4が第17図に示してある。これは、H22ボトル保持ラッ ク510によってH22インゼクタ・ケーシング50内に固着した、H22の製 造業者の供給するH22のH22ボトル51を収容している。H22液面センサ 59がH22ボトル保持ラック510に取り付けてあり、H22ボトル51内の 流体レベルの指示をコントローラ6に与える。これは普通の液面センサで充分で ある。パージャー3からの清浄ガスは、H22インゼクタ・ガス・チューブ53 を通ってH22インゼクタ・ケーシングに入り、そこからボトル・キャップ52 に入り、H22ボトル51内の流体の表面上方に清浄な雰囲気を与える。流体は 、ポンプ入口管路54およびボトル管路550を通してポンプ55によってH2 2ボトル51から取り出すことができる。この種の用途に適したポンプとして は、Fluid Metering Inc.,29 Orchard Street,Box 179,Oyster Bay,NY 1177 1 の市販するモデルQC216 がある。ボトル管路550の流体中の端はH22ボト ル51の底付近に置かなければならない。ポンプ55はコントローラ6で作動さ せる。 ポンプ55はH22をH22ソース管路56を通してフィルタ弁57およびす すぎ洗い機弁58に押し込む。これにより、H22をフィルタ・バンク2および すすぎ洗い機1内に導入し、洗浄することができる。さらに、H22をすすぎ洗 い機1内へ導入することにより、酸素源を与えることによってウェーハ表面での 酸化物の生成を促進することができる。すすぎ洗い水に酸素を局部的に導入する と、DI水分配システム全体の溶解酸素を減らすことができると共に、水中のウ ェーハに自然酸化層を形成するという利点を得ることができる。 あるいは、H22を、第10図に関連して説明したように、ベンチュリ効果イ ンゼクタでDI水に吸い込んでもよい。ベンチュリ効果インゼクタは第1図に示 す接合部115で使用してもよい。あるいは、第17図に示すポンプ55を使 用する代わりに、パージャー3からのガスの圧力を用いてシステムにH22を注 入してもよい。 ポンプ入口管路54、H22ソース管路56およびH22ボトル管路550は Teflonで作る。H22インゼクタ・ガス・チューブ53は、通常はガス管路の製 造工場で用いられるTeflonであってもよい。他の適当な材料を使用してもよい。 ボトル・キャップ52は、化学薬品供給のために工業規格のボトルに嵌合する サイズである。これは第18図により詳しく示してある。ボトル・キャップ52 は、ねじ付き流体孔527とねじ付きガス孔528を持つキャップ・ハウジング 520を包含する。ポンプ入口管路54の端にねじが切ってあり、外側流体ナッ ト521によってキャップ・ハウジング520に固着してある。ボトル管路55 0はねじが切ってあり、内側流体ナット522によってキャップ・ハウジング5 20に固着してある。H22インゼクタ・ガス・チューブ53はガス・ナット5 23によってキャップ・ハウジング520に固着してある。ナット521、52 2、523およびキャップ・ハウジング520はPVDFで作ってもよい。 第18図に示すボトル・キャップ52を使用することによって、いくつかの利 点を得ることができる。まず、H22製造業者のボトルから別の貯蔵容器にH2 2を移すことなく、H22製造業者のボトルをシステムに直接使用することが できる。これは汚染物の源を排除することになる。H22の表面を覆う雰囲気と して濾過済みのガスを使用することにより、汚染源を排除できると共に、ガスに もよるが、H22の有効性を損なう化学的な相互反応も減らすことができる。加 えて、加圧ガスはH22をDI水内に充分に押し込むことができる。 すすぎ洗い装置におけるウェーハ洗浄作用は、普通の酸、溶剤、界面活性剤、 洗浄溶液を使用することによって向上し得る。第19図に示す補助インゼクタ5 はコントローラ6の制御の下にこれらの添加剤を添加することができる。補助イ ンゼクタ5は化学薬品ボトル61を包含する。この化学薬品ボトルは、代表的に は、補助インゼクタ・ラック610によって補助インゼクタ・ケーシング67内 に固着した、化学薬品製造業者の供給するボトルである。化学薬品ボトル61は 、H22インゼクタ4で用いるボトル・キャップ52に構造的に類似したディス ペンサ・キャップ62を有する。ディスペンサ・キャップ62の寸法は製造業者 の供給する容器で決まる。パージャー3からの清浄ガスは、H22インゼクタ4 で用いたと同じ技術を用いて化学薬品面の上方に清浄な雰囲気を与えることがで きる。補助インゼクタ・ガス・チューブ96(第1−2図)は、普通のJacoフィ ッティングで補助化学薬品インゼクタ・ガス・チューブ63に連結してある。 化学薬品ボトル61から流体を吸い出す圧力はすすぎ洗い機1の水路400、 401(第9図)にあるベンチュリ効果インゼクタから得ることができる。ある いは、パージャー3の提供するガスから得ることもできる。あるいは、ポンプを 用いてもよい。コントローラ6で作動させる補助化学薬品弁66で、化学薬品ボ トル61内の化学薬品をすすぎ洗い機1に流入させることができる。 補助化学薬品レベル・センサ69は低液体レベルの指示値を与える。補助イン ゼクタ蓋600は化学薬品ボトル61へのアクセスを与える。 化学薬品ボトル61で用いる化学薬品が危険である可能性があるため、補助イ ンゼクタ・ケーシング67を補助インゼクタ二次ケーシング68で取り囲むこと によって二重収容システムとしてもよい。補助インゼクタ・ケーシング67と補 助インゼクタ二次ケーシング68はポリプロピレンで作ってもよく、普通の高品 質プラスチック溶接技術を用いて構成してもよい。 作動 本システムは種々の作動モードを有する。すすぎ洗いモードはシステムを用い てウェーハをすずぎ洗いする。洗浄モードでは、システムをH22でパージする 。フィルタ据え付けモードでは、フィルタ・バンク2内のフィルタがその有効寿 命の終わりに達した時にシステムに新しいフィルタ・バンク2を据え付けること ができる。 すすぎ洗いモードはシステムが移動するDI水で満たされたときに始まる。第 6図に示すように、内側バレル213内のDI水はギャップ29を通して滝状に 落下する。オペレータ(普通は人間であるが、ロボットの可能性もある)は、ウ ェーハのボートを持ちながら蓋24を開き、ボートを内側バレル213内に置き 、蓋24を閉ざし、コントローラ6の前部パネルにあるボタンを押すことによっ てコントローラを始動する。コントローラ6は特定の用途の必要性から導かれる プログラムしたすすぎ洗いサイクルを操作する。 作動時、コントローラ6はすすぎ洗い機ガス弁47を開き、すすぎ洗い機流量 計44を監視する。流れるガスがガス・ブランケットで滝のように落下するすす ぎ洗い水の表面を覆うことになる。代表的には、このようなガスは窒素であるが 、用途に応じて、他のガスを使用してもよい。 すすぎ洗いサイクルの1部分では、先の化学処理段階で適用された酸または化 学薬品をウェーハから洗い落とすまでDI水を内側バレル213上に滝状に流れ させ続ける。コントローラ6は、酸が除去されたかどうかを第6図のセンサ70 0を読むことによって決めることができる。 自然酸化物生成が望ましい場合には、H22をDI水に導入することができる 。H22インゼクタ4がポンプを使用している場合、コントローラ6はポンプ5 5を起動し、すすぎ洗い弁58を開く。コントローラ6は、H22ガス弁48を 調節することによってパージャー3からのガスの流量を変える必要もあるかも知 れない。H22インゼクタ4はポンプなしでも使用できる。この実施例では、コ ントローラ6はすすぎ洗い弁58を開き、H22ガス弁48を通るパージャー3 からのガスの流量をH22流量計45を観察することによって調節する。H22 は、水路400または401にあるベンチュリ効果インセクタを用いてDI水に 導入してもよい。 コントローラ6は、補助化学薬品弁66、補助インゼクタ・ガス弁49を制御 し、補助インゼクタ流量計46を観察することによって補助インゼクタ5からす すぎ洗い機1に入る化学薬品の流れを調節することができる。すすぎ洗い機1が 水路400または401にベンチュリ効果インゼクタを有する場合、ベンチュリ 効果で化学薬品を補助ディスペンサ・ユニット61から吸引することになる。 カスケード式すすぎ洗いに加えて、システムは急速廃棄すすぎ洗いも行い得る 。これは、コントローラ6でピストン211を作動させてダンプ・ドア210 を下降させることによって達成され得る。水は孔220を通って廃水パイプ9に 流入する。コントローラ6は、ダンプ・ドア210が開いたままとなっている時 間を制御することによって流体レベル低下を制御し得る。コントローラ6は、ま た、ダンプ・ドア210が落下する高さを制御することによって廃棄率を制御す ることができる。或る種の用途は、すべての水を除去することによって最も良く 役立てることができるが、他の用途は、ウェーハを水で覆ったままにするときに 最良の作動を行なう。内側バレル213内の水を急速に廃棄するとき、コントロ ーラ6はすすぎ洗い機ガス弁47を開くことによってパージャー3からのガスの 流量を高めなければならない。これにより、パージャー3からの清浄ガスで水が 抽出されるにつれて残るスペースを満たすことができる。さもなければ、すすぎ 洗い機1の外からの汚染空気が侵入するおそれがある。急速廃棄中に清浄ガスで 正の圧力を維持することによって、空気で運ばれる汚染物の可能性を減らすこと ができる。ガスが酸素を欠いている場合には、正の圧力を維持することによって 酸化物の生成を防ぐことができる。急速廃棄とカスケード式すすぎ洗いを繰り返 した後、蓋24を開き、ウェーハ・ボートを取り出す。 時には、システムをH22でパージし、DI水でフラッシュしてシステム内で 増殖するバクテリアを排除あるいは低減することが有用なこともある。オペレー タは、コントローラ6の前面パネルにあるボタンを押すことによって洗浄モード を開始する。コントローラ6は、次に、作動モードにおけるよりも多いH22を 注入することができる。ただし、すすぎ洗い機弁58を作動させずに、フィルタ 弁57を開く。フィルタ・パイプ93からのDI水はフィルタ・バンク2および すすぎ洗い機1を通してH22を運ぶことになる。若干のプログラムで設定した 時間の後、コントローラ6はフィルタ弁57を閉ざし、水でのフラッシングを続 けることができる。このモードでは、工場内の1つのベンチを、残りの工場部分 における生産を停止させることなくパージすることができる。 フィルタ据え付けモードでは、フィルタ・バンク2全体を取り出して交換する 。コントローラ6はフィルタ・パイプ93およびすすぎ洗い機1から遮断される 。フィルタ・パイプ93およびすすぎ洗い機1に接続することによって新しいフ ィルタ・バンクを据え付ける。ケーシング・プラグ340、341および通気 プラグ350、351、352、353を取り外し、ニードル弁を挿入し、開く 。コントローラ6はシステム入口弁7のところでDI水に作用してシステムをD I水で再充填する。挿入したニードル弁により、据え付け中にフィルタ・バンク 2内に捕らえられていた空気の大部分を逃がすことができる。空気を除去した後 、ニードル弁を取り外し、ケーシング・プラグ340、341および通気プラグ 350、351、352、353を再び据え付ける。 フィルタ・ハウジング組立体内のフィルタは、フィルタ・バンク蓋32を取り 外し、スクリュウオン・キャップ315をフィルタ・ボデー314から外すこと によって交換できる。次に、フィルタ380を取り外し、交換することができる 。 当業者には明らかなように、本発明の範囲内に留まりながら前述の好ましい実 施例において多くの変更が可能である。本発明は、ウェーハを洗浄する使用時点 DI水粒子低減ユニット・システムに限定するつもりはないが、窒素あるいは加 圧空気の使用時点濾過を行なってすすぎ洗いされたウェーハのための保護ブラン ケットの提供、バクテリアの排除および阻止のために過酸化水素の使用時点付与 、ウェーハをすすぎ洗いしながらの自然酸化物生成の制御した加速および抑制、 すすぎ洗い工程時の化学薬品の制御した注入、すすぎ洗いシステムでの気泡、微 小気泡の低減および阻止を含む。したがって、本発明は好ましい実施例に限定さ れるものではなく、あるいは、材料、形状配置、寸法、用途、ここで使用される パラメータの範囲の特殊な選定に限定されるものではないことは了解されたい。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 21/304 341 H01L 21/306 J 21/306 B01D 35/02 Z (72)発明者 ブシャン アベイ ケー アメリカ合衆国 カリフォルニア 94306 パロ アルト マムフォード プレイス 3838 (72)発明者 ブシャン ラジヴ アメリカ合衆国 カリフォルニア 94306 パロ アルト マムフォード プレイス 3838 (72)発明者 プリ スラジ アメリカ合衆国 カリフォルニア 94024 ロス アルトス ウッドヴュー テラス 1265

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 正電荷フィルタ出口部を備えた正荷電フィルタと、 この正荷電フィルタ出口部に接続した第2フィルタ入口部を備えた第2フ ィルタとを包含することを特徴とするフィルタ・バンク。 2. 請求の範囲第1項のフィルタ組立体において、さらに、 前記正荷電フィルタと前記第2フィルタとを保持し、内容物まわりにファ ラデー・ケージを形成しているハウジング を包含することを特徴とするフィルタ組立体。 3. ウェーハすすぎ洗い装置であって、 流体出口を有するフィルタ・バンクと、 この流体出口に接続してあり、この流体出口が2フィート(約60cm)以 内に設置してあるすすぎ洗い機と を包含することを特徴とするウェーハすすぎ洗い装置。 4. 請求の範囲第3項記載のウェーハすすぎ洗い装置において、前記流体出口 が前記すすぎ洗い装置の1フィート(約30cm)以内にあることを特徴とするウ ェーハすすぎ洗い装置。 5. ウェーハすすぎ洗い方法であって、 流体および1つまたはそれ以上のウェーハを収容しているバレルから流体 の若干量を廃棄すると共にこの廃棄された流体の占めていた体積分を濾過済みの ガスで置き換えることを包含することを特徴とするウェーハすすぎ洗い方法。
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