JPH1050444A - 回転コネクタ - Google Patents
回転コネクタInfo
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- JPH1050444A JPH1050444A JP20600296A JP20600296A JPH1050444A JP H1050444 A JPH1050444 A JP H1050444A JP 20600296 A JP20600296 A JP 20600296A JP 20600296 A JP20600296 A JP 20600296A JP H1050444 A JPH1050444 A JP H1050444A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gear
- movable body
- rotation
- cable
- rotary connector
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Electric Cable Arrangement Between Relatively Moving Parts (AREA)
- Steering Controls (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ケーブルに過大張力及び突っ張りを発生させ
ない。 【解決手段】 回転コネクタ10では、可動体12の天
面12Aにギア駆動用凸部30が形成されており、ギア
駆動用凸部30の先端部30Aがギア32の歯部32
A、32B、32C、32Dと係合することによって、
ギア32が回転するようになっている。ギア32の凹部
32E、32F、32G、32Hの何れか一つには、ポ
ジション固定用板バネ36が係合している。ギア32を
挟んで固定体20と反対側にはケース側に固定されたス
トッパ40が配設されており、ギア32の歯部32Dが
当接するようになっている。従って、ギア32の歯部3
2Dがストッパ40に当接した状態では、ギア32の回
転が阻止され、更に可動体12の回転が阻止されるよう
になっている。
ない。 【解決手段】 回転コネクタ10では、可動体12の天
面12Aにギア駆動用凸部30が形成されており、ギア
駆動用凸部30の先端部30Aがギア32の歯部32
A、32B、32C、32Dと係合することによって、
ギア32が回転するようになっている。ギア32の凹部
32E、32F、32G、32Hの何れか一つには、ポ
ジション固定用板バネ36が係合している。ギア32を
挟んで固定体20と反対側にはケース側に固定されたス
トッパ40が配設されており、ギア32の歯部32Dが
当接するようになっている。従って、ギア32の歯部3
2Dがストッパ40に当接した状態では、ギア32の回
転が阻止され、更に可動体12の回転が阻止されるよう
になっている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は回転コネクタに係
り、特に自動車のステアリング装置等に用いられる回転
コネクタに関する。
り、特に自動車のステアリング装置等に用いられる回転
コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のステアリング装置等に用
いられる回転コネクタでは、ステアリングホイールの中
立位置で、可動体が両方向に同程度回転するように取付
る必要があり、可動体が何れか一方に回転した状態で組
付けられると、両方向の回転量に差が生じる。この結
果、ケーブルに、巻き取り時の過大な張力、あるいは、
巻き広がり時の突っ張りの一方が発生して、ケーブルが
損傷する恐れがある。
いられる回転コネクタでは、ステアリングホイールの中
立位置で、可動体が両方向に同程度回転するように取付
る必要があり、可動体が何れか一方に回転した状態で組
付けられると、両方向の回転量に差が生じる。この結
果、ケーブルに、巻き取り時の過大な張力、あるいは、
巻き広がり時の突っ張りの一方が発生して、ケーブルが
損傷する恐れがある。
【0003】これを改善する回転コネクタの一例が実開
平1−161590号に示されるている。
平1−161590号に示されるている。
【0004】図6に示される如く、この回転コネクタ7
0では、固定筒体71とで固定体を構成する中板72に
形成した螺旋状溝74に沿って移動するボール76と、
このボール76を可動板78の径方向に案内するスリッ
ト80とで、位置合せ機構を構成しており、スリット8
0とボール76との位置関係に基づいて組付けることに
より、誤組付けを防止するようになっている。
0では、固定筒体71とで固定体を構成する中板72に
形成した螺旋状溝74に沿って移動するボール76と、
このボール76を可動板78の径方向に案内するスリッ
ト80とで、位置合せ機構を構成しており、スリット8
0とボール76との位置関係に基づいて組付けることに
より、誤組付けを防止するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この回
転コネクタ70では、仮に誤組付けされた場合には、ボ
ール76がスリット80の端部または螺旋状溝74の端
部と当接することにより、可動板78と可動筒体82で
構成される可動体の回転を阻止し、回転超過によるケー
ブル84の損傷を防止するようになっているため、可動
体の回転阻止力が充分で無く、可動体の回転力が強い場
合には、巻取り時の可動体の回転超過により、フラット
ケーブル84に過大張力が発生するか、あるいは巻き広
がり時の可動体の回転超過により、フラットケーブル8
4に突っ張りが発生し、フラットケーブル84が損傷す
る恐れがある。
転コネクタ70では、仮に誤組付けされた場合には、ボ
ール76がスリット80の端部または螺旋状溝74の端
部と当接することにより、可動板78と可動筒体82で
構成される可動体の回転を阻止し、回転超過によるケー
ブル84の損傷を防止するようになっているため、可動
体の回転阻止力が充分で無く、可動体の回転力が強い場
合には、巻取り時の可動体の回転超過により、フラット
ケーブル84に過大張力が発生するか、あるいは巻き広
がり時の可動体の回転超過により、フラットケーブル8
4に突っ張りが発生し、フラットケーブル84が損傷す
る恐れがある。
【0006】本発明は上記事実を考慮し、ケーブルに過
大張力及び突っ張りを発生させない回転コネクタを得る
ことが目的である。
大張力及び突っ張りを発生させない回転コネクタを得る
ことが目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明の
回転コネクタは、固定体と、該固定体に対し回転可能に
装着された可動体と、一端を前記回転体に係止され、他
端を前記可動体に係止されたうえ、前記固定体と前記可
動体の間に収納されたケーブルと、前記固定体と前記可
動体の一方に設けられたギアと、前記固定体と前記可動
体の他方に設けられ、回転の際に前記ギアと係合して前
記ギアを1歯分回転させるギア騒動用凸部と、前記可動
体の回転量が前記ケーブルの巻き取り方向と巻き広がり
方向とのどちらの方向に対しても所定量に達すると、前
記ギアに当接して可動体の回転を阻止するストッパと、
を備えたことを特徴としている。
回転コネクタは、固定体と、該固定体に対し回転可能に
装着された可動体と、一端を前記回転体に係止され、他
端を前記可動体に係止されたうえ、前記固定体と前記可
動体の間に収納されたケーブルと、前記固定体と前記可
動体の一方に設けられたギアと、前記固定体と前記可動
体の他方に設けられ、回転の際に前記ギアと係合して前
記ギアを1歯分回転させるギア騒動用凸部と、前記可動
体の回転量が前記ケーブルの巻き取り方向と巻き広がり
方向とのどちらの方向に対しても所定量に達すると、前
記ギアに当接して可動体の回転を阻止するストッパと、
を備えたことを特徴としている。
【0008】従って、固定体に対して可動体がケーブル
の巻き取り方向と巻き広がり方向とのどちらの方向に回
転しても、固定体と可動体の一方に設けられたギアと、
固定体と可動体の他方に設けられたギア騒動用凸部とが
係合し、ギアを1歯分回転する。さらに、可動体及びギ
アが同方向に回転し、可動体の回転量が所定量に達する
と、ギアがストッパと当接し、可動体の回転が阻止され
る。このため、ケーブルに過大張力及び突っ張りが発生
しない。
の巻き取り方向と巻き広がり方向とのどちらの方向に回
転しても、固定体と可動体の一方に設けられたギアと、
固定体と可動体の他方に設けられたギア騒動用凸部とが
係合し、ギアを1歯分回転する。さらに、可動体及びギ
アが同方向に回転し、可動体の回転量が所定量に達する
と、ギアがストッパと当接し、可動体の回転が阻止され
る。このため、ケーブルに過大張力及び突っ張りが発生
しない。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の回転コネクタの一実施形
態を図1〜図3に従って説明する。
態を図1〜図3に従って説明する。
【0010】図1に示される如く、本実施形態の回転コ
ネクタ10では、円筒形状の可動体12の中心に軸挿入
孔14が形成されており、この軸挿入孔14内をステア
リングシャフトが貫通すると共に、可動体12がステア
リングシャフトと共に、例えばケーブルの巻き取り方向
となる図1の時計回転方向(図1の矢印A方向)及び、
巻き広がり方向となる反時計回転方向(図1の矢印B方
向)へ回転するようになっている。また、可動体12の
天面12Aには、フラットケーブル取出部16が立設さ
れている。
ネクタ10では、円筒形状の可動体12の中心に軸挿入
孔14が形成されており、この軸挿入孔14内をステア
リングシャフトが貫通すると共に、可動体12がステア
リングシャフトと共に、例えばケーブルの巻き取り方向
となる図1の時計回転方向(図1の矢印A方向)及び、
巻き広がり方向となる反時計回転方向(図1の矢印B方
向)へ回転するようになっている。また、可動体12の
天面12Aには、フラットケーブル取出部16が立設さ
れている。
【0011】可動体12は、円筒形状の固定体20内に
回転可能に収納されており、固定体20の外側壁部20
Aには、フラットケーブル取出部22が形成されてい
る。また、固定体20の外側壁部20Aには、取付フラ
ンジ24、26が形成されており、この取付フランジ2
4、26がビス等によって、車体側に組付けられるケー
スに固定されるようになっている。
回転可能に収納されており、固定体20の外側壁部20
Aには、フラットケーブル取出部22が形成されてい
る。また、固定体20の外側壁部20Aには、取付フラ
ンジ24、26が形成されており、この取付フランジ2
4、26がビス等によって、車体側に組付けられるケー
スに固定されるようになっている。
【0012】固定体20と可動体12との間に形成され
た収納空間内には、例えば、複数本の導体を一対の樹脂
フィルムでラミネートした公知のフラットケーブル28
が、複数回巻いた状態で収納されている。このフラット
ケーブル28の内周端28Aは、可動体12のフラット
ケーブル取出部16から外部へ延設されており、フラッ
トケーブル28の外周端28Bは、固定体20のフラッ
トケーブル取出部22から外部へ延設されている。
た収納空間内には、例えば、複数本の導体を一対の樹脂
フィルムでラミネートした公知のフラットケーブル28
が、複数回巻いた状態で収納されている。このフラット
ケーブル28の内周端28Aは、可動体12のフラット
ケーブル取出部16から外部へ延設されており、フラッ
トケーブル28の外周端28Bは、固定体20のフラッ
トケーブル取出部22から外部へ延設されている。
【0013】図2に示される如く、可動体12の天面1
2Aには、ギア駆動用凸部30が形成されており、この
ギア駆動用凸部30の先端部30Aは、固定体20の外
側壁部20Aから外方へ突出している。固定体20の側
部には、ケース側(固定体20側)に立設された軸21
に回転可能に軸支されたギア32が配設されている。こ
のギア32には90度位相を変えた4つの歯部32A、
32B、32C、32Dが形成されており、これらの歯
部32A、32B、32C、32Dが、ギア駆動用凸部
30と係合することによって、ギア32が図2の時計回
転方向(図1の矢印C方向)及び、反時計回転方向(図
2の矢印D方向)へ回転するようになっている。
2Aには、ギア駆動用凸部30が形成されており、この
ギア駆動用凸部30の先端部30Aは、固定体20の外
側壁部20Aから外方へ突出している。固定体20の側
部には、ケース側(固定体20側)に立設された軸21
に回転可能に軸支されたギア32が配設されている。こ
のギア32には90度位相を変えた4つの歯部32A、
32B、32C、32Dが形成されており、これらの歯
部32A、32B、32C、32Dが、ギア駆動用凸部
30と係合することによって、ギア32が図2の時計回
転方向(図1の矢印C方向)及び、反時計回転方向(図
2の矢印D方向)へ回転するようになっている。
【0014】なお、これらの歯部は、歯部32Dの長さ
が他の歯部32A、32B、32Cの長さより長く設定
されているが、歯部32Dと固定体20とは干渉しない
ようになっている。
が他の歯部32A、32B、32Cの長さより長く設定
されているが、歯部32Dと固定体20とは干渉しない
ようになっている。
【0015】図3に示される如く、ギア32の下面側に
は、90度位相を変えた4つの凹部32E、32F、3
2G、32Hが形成されており、これらの凹部32E、
32F、32G、32Hは、それぞれ4つの歯部32
A、32B、32C、32Dに対して45度の位相差と
なっている。また、凹部32E、32F、32G、32
Hは側面視でV字状の溝となっており、これらの凹部3
2E、32F、32G、32Hの何れか一つには、下方
側から一方の端部がケース側に片持ち状態で固定された
ポジション固定用板バネ36の他端(自由端)36Aが
係合している。
は、90度位相を変えた4つの凹部32E、32F、3
2G、32Hが形成されており、これらの凹部32E、
32F、32G、32Hは、それぞれ4つの歯部32
A、32B、32C、32Dに対して45度の位相差と
なっている。また、凹部32E、32F、32G、32
Hは側面視でV字状の溝となっており、これらの凹部3
2E、32F、32G、32Hの何れか一つには、下方
側から一方の端部がケース側に片持ち状態で固定された
ポジション固定用板バネ36の他端(自由端)36Aが
係合している。
【0016】ポジション固定用板バネ36の先端部36
Aは、係合方向(図3の矢印E方向)へ付勢されてお
り、ポジション固定用板バネ36の先端部36Aが、凹
部32E、32F、32G、32Hの何れか一つの底部
に当接した状態で、ギア32が停止するようになってい
る。このため、ポジション固定用板バネ36によって、
ギア32の空転が防止されると共に、停止状態では、ギ
ア32の歯部32A、32B、32C、32D何れか一
つが、ギア駆動用凸部30と係合可能な位置(図2にお
ける歯部32Bに位置)に停止するようになっている。
Aは、係合方向(図3の矢印E方向)へ付勢されてお
り、ポジション固定用板バネ36の先端部36Aが、凹
部32E、32F、32G、32Hの何れか一つの底部
に当接した状態で、ギア32が停止するようになってい
る。このため、ポジション固定用板バネ36によって、
ギア32の空転が防止されると共に、停止状態では、ギ
ア32の歯部32A、32B、32C、32D何れか一
つが、ギア駆動用凸部30と係合可能な位置(図2にお
ける歯部32Bに位置)に停止するようになっている。
【0017】図2に示される如く、ギア32を挟んで固
定体20と反対側にはケース側に固定されたストッパ4
0が配設されており、ギア32の歯部32Dが当接する
ようになっている。従って、ギア32の歯部32Dがス
トッパ40に当接した状態(図2の実線で示す状態、及
び二点鎖線で示す状態)では、ギア32の回転が阻止さ
れ、可動体12の回転が阻止されるようになっている。
更に、ギア32の歯部32Dがストッパ40に当接した
状態では、フラットケーブル28に巻き取り方向及び巻
き広がり方向の余裕があるように設定されている。
定体20と反対側にはケース側に固定されたストッパ4
0が配設されており、ギア32の歯部32Dが当接する
ようになっている。従って、ギア32の歯部32Dがス
トッパ40に当接した状態(図2の実線で示す状態、及
び二点鎖線で示す状態)では、ギア32の回転が阻止さ
れ、可動体12の回転が阻止されるようになっている。
更に、ギア32の歯部32Dがストッパ40に当接した
状態では、フラットケーブル28に巻き取り方向及び巻
き広がり方向の余裕があるように設定されている。
【0018】次に、本実施形態の作用を説明する。本実
施形態の回転コネクタ10では、フラットケーブル28
の内周端28Aを、可動体12のフラットケーブル取出
部16に固定し、フラットケーブル28の外周端28B
を、固定体20のフラットケーブル取出部22に固定
し、可動体12と固定体20との間に形成された収納空
間にフラットケーブル28を収納して組付ける。そし
て、この回転コネクタ10を、ステアリングに組付ける
場合には、可動体12と固定体20との間の回転方向に
おける相対位置関係を適正状態で組み込む。この際、例
えば、ギア32の歯部32Dの位置を目安にして、歯部
32Dがストッパ40の反対側の位置となる状態で組込
む。
施形態の回転コネクタ10では、フラットケーブル28
の内周端28Aを、可動体12のフラットケーブル取出
部16に固定し、フラットケーブル28の外周端28B
を、固定体20のフラットケーブル取出部22に固定
し、可動体12と固定体20との間に形成された収納空
間にフラットケーブル28を収納して組付ける。そし
て、この回転コネクタ10を、ステアリングに組付ける
場合には、可動体12と固定体20との間の回転方向に
おける相対位置関係を適正状態で組み込む。この際、例
えば、ギア32の歯部32Dの位置を目安にして、歯部
32Dがストッパ40の反対側の位置となる状態で組込
む。
【0019】組込みが完了した状態で、ステアリングシ
ャフトの回転操作により可動体12が、図2の矢印A方
向(ケーブルの巻き取り方向)に回転すると、ギア駆動
用凸部30の端部30Aが、ギア32の歯部32Dに係
合し、ギア32を図2の矢印D方向に90度回転する。
さらに、可動体12が、図2の矢印A方向に一回転する
と、ギア駆動用凸部30の端部30Aが、ギア32の歯
部32Aに係合し、ギア32を図2の矢印D方向に90
度回転する。さらに、可動体12が、図2の矢印A方向
に一回転すると、ギア駆動用凸部30の端部30Aが、
ギア32の歯部32Bに係合し、ギア32を図2の矢印
D方向に回転しようとするが、この場合には、ギア32
の歯部32Dがストッパ40に当接する(図2の実線で
示す状態)ため、可動体12はこれ以上図2の矢印A方
向には回転できない。即ち、可動体12は、ケーブルの
巻き取り方向への回転が阻止され、この状態で、フラッ
トケーブル28に巻き取り方向の余裕があるため、フラ
ットケーブル28に過大張力は発生しない。
ャフトの回転操作により可動体12が、図2の矢印A方
向(ケーブルの巻き取り方向)に回転すると、ギア駆動
用凸部30の端部30Aが、ギア32の歯部32Dに係
合し、ギア32を図2の矢印D方向に90度回転する。
さらに、可動体12が、図2の矢印A方向に一回転する
と、ギア駆動用凸部30の端部30Aが、ギア32の歯
部32Aに係合し、ギア32を図2の矢印D方向に90
度回転する。さらに、可動体12が、図2の矢印A方向
に一回転すると、ギア駆動用凸部30の端部30Aが、
ギア32の歯部32Bに係合し、ギア32を図2の矢印
D方向に回転しようとするが、この場合には、ギア32
の歯部32Dがストッパ40に当接する(図2の実線で
示す状態)ため、可動体12はこれ以上図2の矢印A方
向には回転できない。即ち、可動体12は、ケーブルの
巻き取り方向への回転が阻止され、この状態で、フラッ
トケーブル28に巻き取り方向の余裕があるため、フラ
ットケーブル28に過大張力は発生しない。
【0020】一方、この状態で、ステアリングシャフト
の回転操作により可動体12が、図2の矢印B方向(ケ
ーブルの巻き広がり方向)に回転すると、ギア駆動用凸
部30の端部30Aが、一回転する毎に、ギア32の歯
部32B、32A、32D、32Cと係合し、ギア32
を図2の矢印C方向に回転する。さらに、可動体12
が、図2の矢印B方向に一回転すると、ギア駆動用凸部
30の端部30Aが、ギア32の歯部32Bに係合し、
ギア32を図2の矢印C方向に回転しようとするが、こ
の場合には、ギア32の歯部32Dがストッパ40に当
接する(図2の二点鎖線で示す状態)ため、可動体12
はこれ以上図2の矢印B方向には回転できない。即ち、
可動体12は、ケーブルの巻き広がり方向への回転が阻
止され、この状態で、フラットケーブル28に巻き広が
り方向の余裕があるため、フラットケーブル28に突っ
張りは発生しない。
の回転操作により可動体12が、図2の矢印B方向(ケ
ーブルの巻き広がり方向)に回転すると、ギア駆動用凸
部30の端部30Aが、一回転する毎に、ギア32の歯
部32B、32A、32D、32Cと係合し、ギア32
を図2の矢印C方向に回転する。さらに、可動体12
が、図2の矢印B方向に一回転すると、ギア駆動用凸部
30の端部30Aが、ギア32の歯部32Bに係合し、
ギア32を図2の矢印C方向に回転しようとするが、こ
の場合には、ギア32の歯部32Dがストッパ40に当
接する(図2の二点鎖線で示す状態)ため、可動体12
はこれ以上図2の矢印B方向には回転できない。即ち、
可動体12は、ケーブルの巻き広がり方向への回転が阻
止され、この状態で、フラットケーブル28に巻き広が
り方向の余裕があるため、フラットケーブル28に突っ
張りは発生しない。
【0021】従って、本実施形態の回転コネクタ10で
は、停止機構がフラットケーブル28の巻取り時、また
は巻き広がり時の双方に確実に作用するため、フラット
ケーブル28の過大張力及び突っ張りが発生しない。こ
のため、フラットケーブル28の損傷を確実に防止でき
る。
は、停止機構がフラットケーブル28の巻取り時、また
は巻き広がり時の双方に確実に作用するため、フラット
ケーブル28の過大張力及び突っ張りが発生しない。こ
のため、フラットケーブル28の損傷を確実に防止でき
る。
【0022】また、本実施形態の回転コネクタ10で
は、ギア32の凹部32E、32F、32G、32に、
係合方向(図3の矢印E方向)へ付勢されたポジション
固定用板バネ36の先端部36Aが係合するため、ギア
32の位置ずれを防止することができるため、可動体1
2を所定の回転量で確実に回転阻止できる。
は、ギア32の凹部32E、32F、32G、32に、
係合方向(図3の矢印E方向)へ付勢されたポジション
固定用板バネ36の先端部36Aが係合するため、ギア
32の位置ずれを防止することができるため、可動体1
2を所定の回転量で確実に回転阻止できる。
【0023】以上に於いては、本発明を特定の実施形態
について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に
限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々
の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかで
ある。例えば、図4に示される如く、ギア32、ポジシ
ョン固定用板バネ36及びストッパ40を可動体12の
天面12Aに設けた構成としても良い。
について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に
限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々
の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかで
ある。例えば、図4に示される如く、ギア32、ポジシ
ョン固定用板バネ36及びストッパ40を可動体12の
天面12Aに設けた構成としても良い。
【0024】また、本実施形態では、可動体12とギア
32のそれぞれの回転軸が互いに平行になる構成とした
が、これに代えて、図5に示される如く、固定体20の
外側壁部20Aにギア32、ポジション固定用板バネ3
6及びストッパ40を配設し、可動体12とギア32の
それぞれの回転軸が互いに直交する構成としても良い。
32のそれぞれの回転軸が互いに平行になる構成とした
が、これに代えて、図5に示される如く、固定体20の
外側壁部20Aにギア32、ポジション固定用板バネ3
6及びストッパ40を配設し、可動体12とギア32の
それぞれの回転軸が互いに直交する構成としても良い。
【0025】また、ギア32の歯部32A、32B、3
2C、32D及び凹部32E、32F、32G、32H
の個数及び形状は本実施形態の形状には限定されず、可
動体12に必要とされる回転量及びピッチ等に応じて適
宜変更可能である。さらに、ケーブルも、フラットケー
ブル28に限定されない。
2C、32D及び凹部32E、32F、32G、32H
の個数及び形状は本実施形態の形状には限定されず、可
動体12に必要とされる回転量及びピッチ等に応じて適
宜変更可能である。さらに、ケーブルも、フラットケー
ブル28に限定されない。
【0026】
【発明の効果】請求項1記載の本発明の回転コネクタ
は、固定体と、固定体に対し回転可能に装着された可動
体と、一端を回転体に係止され、他端を可動体に係止さ
れたうえ、固定体と可動体の間に収納されたケーブル
と、固定体と可動体の一方に設けられたギアと、固定体
と可動体の他方に設けられ、回転の際にギアと係合して
ギアを1歯分回転させるギア騒動用凸部と、可動体の回
転量がケーブルの巻き取り方向と巻き広がり方向とのど
ちらの方向に対しても所定量に達すると、ギアに当接し
て可動体の回転を阻止するストッパと、を備えた構成と
したので、ケーブルに過大張力及び突っ張りを発生させ
ないという優れた効果を有する。
は、固定体と、固定体に対し回転可能に装着された可動
体と、一端を回転体に係止され、他端を可動体に係止さ
れたうえ、固定体と可動体の間に収納されたケーブル
と、固定体と可動体の一方に設けられたギアと、固定体
と可動体の他方に設けられ、回転の際にギアと係合して
ギアを1歯分回転させるギア騒動用凸部と、可動体の回
転量がケーブルの巻き取り方向と巻き広がり方向とのど
ちらの方向に対しても所定量に達すると、ギアに当接し
て可動体の回転を阻止するストッパと、を備えた構成と
したので、ケーブルに過大張力及び突っ張りを発生させ
ないという優れた効果を有する。
【図1】本発明の一実施形態に係る回転コネクタを示す
斜視図である。
斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る回転コネクタを示す
平面図である。
平面図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る回転コネクタのギア
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図4】本発明の他の実施形態に係る回転コネクタを示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図5】本発明の他の実施形態に係る回転コネクタを示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図6】従来の実施形態に係る回転コネクタを示す斜視
図である。
図である。
10 回転コネクタ 12 可動体 20 固定体 28 フラットケーブル(ケーブル) 30 ギア駆動用凸部 32 ギア 32A 歯部 32B 歯部 32C 歯部 32D 歯部 32E 凹部 32F 凹部 32G 凹部 32H 凹部 36 ポジション固定用板バネ 40 ストッパ
Claims (1)
- 【請求項1】 固定体と、 該固定体に対し回転可能に装着された可動体と、 一端を前記回転体に係止され、他端を前記可動体に係止
されたうえ、前記固定体と前記可動体の間に収納された
ケーブルと、 前記固定体と前記可動体の一方に設けられたギアと、 前記固定体と前記可動体の他方に設けられ、回転の際に
前記ギアと係合して前記ギアを1歯分回転させるギア騒
動用凸部と、 前記可動体の回転量が前記ケーブルの巻き取り方向と巻
き広がり方向とのどちらの方向に対しても所定量に達す
ると、前記ギアに当接して可動体の回転を阻止するスト
ッパと、 を備えたことを特徴とする回転コネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20600296A JPH1050444A (ja) | 1996-08-05 | 1996-08-05 | 回転コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20600296A JPH1050444A (ja) | 1996-08-05 | 1996-08-05 | 回転コネクタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1050444A true JPH1050444A (ja) | 1998-02-20 |
Family
ID=16516289
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20600296A Pending JPH1050444A (ja) | 1996-08-05 | 1996-08-05 | 回転コネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1050444A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19855051A1 (de) * | 1997-12-08 | 1999-06-10 | Valeo Electronique | Drehschalter mit begrenzter Drehung, insbesondere für Kraftfahrzeuge |
-
1996
- 1996-08-05 JP JP20600296A patent/JPH1050444A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19855051A1 (de) * | 1997-12-08 | 1999-06-10 | Valeo Electronique | Drehschalter mit begrenzter Drehung, insbesondere für Kraftfahrzeuge |
DE19855051B4 (de) * | 1997-12-08 | 2006-11-02 | Valeo Electronique | Drehschalter mit begrenzter Drehung, insbesondere für Kraftfahrzeuge |
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