JPH10504128A - 記憶媒体にサーボ・パターンを書き込む方法およびシステム - Google Patents

記憶媒体にサーボ・パターンを書き込む方法およびシステム

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JPH10504128A JP8513517A JP51351796A JPH10504128A JP H10504128 A JPH10504128 A JP H10504128A JP 8513517 A JP8513517 A JP 8513517A JP 51351796 A JP51351796 A JP 51351796A JP H10504128 A JPH10504128 A JP H10504128A
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Abstract

(57)【要約】 内部記録ヘッド(14a)を有する記録装置(10)内にある記憶媒体(12a)上にサーボ・パターンを書き込む技法。内部記録ヘッド(14a)を使用して記憶媒体(12a)上にタイミング・パターンを生成し、内部記録ヘッド(14a)を半径方向に位置決めするために半径方向の位置決め値を求める。タイミング・パターンと半径方向の位置決め値とによって判断された場所に内部記録ヘッド(14a)を使用して、サーボ・パターンを書き込む。

Description

【発明の詳細な説明】 記憶媒体にサーボ・パターンを書き込む方法およびシステム 技術分野 本発明は、一般には記録装置に関し、具体的には、外部センサを使用しない記 憶媒体へのサーボ・パターンの書込みに係わる。 背景技術 データ処理システムなどのシステム用の情報は一般に磁気ディスクなどの記憶 媒体に記憶される。ディスクを製造する際、一般にはいくつかの内部ヘッドを有 するディスク・ドライブをサーボライタと呼ばれるマスタリング機構に取り付け る。サーボライタは、書込みヘッドに結合されたディスク表面上に磁気情報のパ ターンを書き込めるように、少なくとも1つのヘッドの半径方向および円周方向 の位置を見つけ出す、ディスク・ドライブの外側に配置されたセンサを有する。 このパターンは、通常の動作中にディスク・ドライブがデータ記憶のためにトラ ックとセクタを探し出すために使用するマスタ基準となる。 各ディスク・ドライブをサーボライタに直列に取り付けなければならないため 、マスタリング機構上でサーボ書込みを行うプロセスは高くつく。さらに、セン サはアクチュエータ とディスク・スピンドル・モータとにアクセスすることができなければならない ため、ディスクの機械的境界条件が変更される。これには機械クランピングとフ ァイルの分解が必要な場合がある。 サーボ情報を書き込む1つのプロセスについては、1983年11月8日に発 行され、ノーザン・テレコム社に譲渡された「Embedded Servo Track Following System and Method for Writing Servo Tracks」という名称の米国特許第44 14589号に記載されている。米国特許第4414589号では、移動する読 み書きヘッドを磁気記憶ディスクに対して位置決めするサーボ・トラック追従シ ステムが記載されている。半径方向の位置または情報トラックを識別するために ディスク上のセクタに複数のサーボ・トラックを記録する。固定クロック・トラ ック・ヘッドに1つのパルスを書込み、移動するヘッド上に書き込まれた中間ク ロック・トラックに位相ロック・ループし、次に固定クロック・トラック・ヘッ ドに書き込まれた最終クロック・トラックに位相ロック・ループすることによっ て、クロック・トラックを書き込む。次にヘッドを限界停止位置まで移動し、基 準トラックを書き込むことによって、半径方向のトラック密度を決定する。その 後、最終的な平均トラック密度に関係する所定の割合だけ基準トラックの振幅を 縮小するのに十分な量だけヘッドをずらす。次に、別の基準トラックを書込み、 再び所定の割合だけその第2の基準トラックの振幅を縮小するのに十分な量だけ ヘッ ドを再び第2の基準トラックからずらす。ディスクが基準トラックでいっぱいに なるまでこれを続ける。このようにして得られた平均トラック密度が不満足な場 合は縮小数値を調整し、このプロセスを繰り返す。 サーボ情報を書き込む他の技法は、1985年7月23日に発行され、パイオ ニア・リサーチ社に譲渡された「Servowriter System for Magnetic Disk Drive s」という名称の米国特許第4531167号に記載されている。米国特許第4 531167号では、ディスクにサーボ・トラックを書き込む前に、まず、ディ スクに動作全体のタイミング基準の役割を果たすマスター・クロック・トラック を別個のヘッドで書き込む必要がある。次にディスクの表面全体にEVENサー ボ情報を書き込むことによってディスクにサーボ・バーストを書き込む。これは 、まず、アームを外側クラッシュ・ストップまで移動し、次にディスク1回転ご とにアームを半径方向にデータ・トラック幅より少ない距離だけ移動させること によって行う。その後、アームを再び外側クラッシュ・ストップに接する位置ま で駆動し、ヘッドによってディスク・ドライブのいくつかのセクタにODDサー ボ情報が書き込まれるようにする。ODDサーボ情報の書込みに使用したアーム がディスクの内径に達したら、アームが外側クラッシュ・ストップから内側クラ ッシュ・ストップまで進むのに要するステップ数を、ディスク上に実際に必要な トラック数と比較する。実際のステップ数が実際に必要なトラック数と異なる場 合、 次の操作でステップ数がディスク上の必要トラック数と正確に等しくなるように 、マイクロプロセッサによって求めた特定の偏り量を適用する。 上記の各手続きは、ヘッドの円周位置を判断する際に使用するタイミング・パ ターンを書き込むために、外部タイミング・センサを必要とする。さらに、外部 センサが必要なために、クリーン・ルーム環境が必要である。さらに、後でサー ボ・パターンの書込みに使用するトラック・ピッチを求めるために、ディスク全 体の情報を書き込む。これは時間がかかり、高くつく。したがって、クリーン・ ルーム環境が不要な、ディスク上にサーボ・パターンを書き込む技法が必要であ る。さらに、外部センサが不要なサーボ・パターンの書込み技法が必要である。 さらに、どのヘッドが記録装置で最も幅の広いトラックを書き込むかを判断する 方法が必要である。また、ディスク全体の情報を書き込まずに記録装置のトラッ ク・ピッチを判断する方法が必要である。さらに、外部クロック源をなくし、そ れによってサーボ・パターンを書き込むヘッドとクロック源との間の相対的な移 動から生じる誤差の可能性を少なくするタイミング情報の書込み技法が必要であ る。 発明の開示 内部記録ヘッドを有する記録装置内に収容された記憶媒体上にサーボ・パター ンを書き込む方法を提供することによって、従来の技術の欠点を克服し、追加の 利点が得られる。内 部記録ヘッドを使用して記憶媒体上にタイミング・パターンを生成し、内部記録 ヘッドを半径方向に位置決めするために使用する半径位置決め値を求める。生成 されたタイミング・パターンと半径位置決め値とによって求めた場所にサーボ・ パターンを書き込む。 一実施例では、複数のトラックを有する記憶媒体上にタイミング・パターンを 生成するために、複数のトラックのうちの最初のトラックに複数の遷移を書き込 み、複数の遷移の各対の間の時間間隔を求め、求めた各時間間隔と所定の名目間 隔との間の偏差を求め、複数のトラックのうちの第2のトラックに複数の遷移を 書き込む。複数の遷移の各第1の部分を第1の所定の時間遅延時に書き込み、複 数の遷移の各第2の部分を第2の所定の時間遅延時に書き込む。 他の実施例では、N個のトラックから成る記録媒体を有する記録装置のトラッ ク・ピッチを求める。複数のN個のトラックのうちのいくつかに遷移を書き込み 、書き込んだ各遷移に付随するリードバック信号を得て、そのリードバック信号 を比較してトラック・ピッチを判断する。 他の実施例では、記録装置内の複数の記録ヘッドのうちのどのヘッドが最も幅 広いトラックを書き込むかを判断する。複数の記録ヘッドのそれぞれによって第 1の遷移を書き込み、複数の記録ヘッドの1つによって第2の遷移書き込む。第 2の遷移は、第2の遷移と同じ記録ヘッドで書き込まれた第1の遷移から所定の 距離に書き込む。各記録ヘッドを第2の遷 移を使用して位置決めし、第1の遷移のそれぞれに付随する振幅信号を読取り、 位置決めされた記録ヘッドと比較する。この比較から、最も広く書き込む記録ヘ ッドを判断する。 他の実施例では、複数の内部記録ヘッドを有する記録装置内にある複数の記憶 媒体のうちの1つの記憶媒体上にタイミング・パターンを生成する。複数の記憶 媒体のそれぞれに、複数の内部記録ヘッドのうちの少なくとも1つが付随してい る。タイミング・パターンを表す第1の複数の遷移を、複数の内部記録ヘッドの うちの第1の内部記録ヘッドで書き込む。複数の内部記録ヘッドのうちの第1お よび第2の内部記録ヘッドを位置決めする。位置決めされた第1の記録ヘッドで 第1の複数の遷移を読み取り、位置決めされた第2のヘッドで第2の複数の遷移 を書き込む。第1と第2の記録ヘッドを位置決めし直し、位置決めし直した第2 の記録ヘッドで第2の複数の遷移を読み取り、位置決めし直した第1の記録ヘッ ドで第3の複数の遷移を書き込む。 本発明の他の態様では、記録装置内にある記憶媒体上にサーボ・パターンを書 き込むシステムを提供する。このシステムは、内部記録ヘッドを使用して記憶媒 体上にタイミング・パターンを生成する手段と、内部記録ヘッドを半径方向に位 置決めするために使用する半径位置決め値を判断する手段と、内部記録ヘッドを 使用して記憶媒体上にサーボ・パターンを書き込む手段とを備える。サーボ・パ ターンはタイミング・パターンと半径方向位置決め値とによって判断された場所 に 書き込まれる。 本発明の他の態様では、記録装置を提供する。この記録装置は、記録装置内に 位置決めされた記憶媒体と、記憶媒体上にタイミング情報とサーボ・パターンを 書き込むための記録装置内の内部記録ヘッドとを備える。一実施例では、この記 録装置を密封する。 本発明の技法により、外部センサやクリーン・ルーム環境を必要とせずに記憶 媒体上にサーボ・パターンを書き込むことができる。さらに、全ディスクの情報 の書き込みを必要とせずに記録装置のトラック・ピッチを判断する技法を提供す る。さらに、外部クロック源を必要とせずにタイミング・パターンを書き込む。 本発明の技法により、以前よりも容易に、しかもより正確にタイミング情報とサ ーボ・パターンを書き込むことができる。 図面の簡単な説明 本発明に関する主題については、本明細書の末尾にある請求の範囲で個々に示 し、明確に請求する。本発明の上記およびその他の目的、特徴、および利点は、 添付図面を参照しながら以下の詳細な説明を読めば明らかになろう。 第1a図は、本発明のサーボ・パターン書込み技法を組み込むディスク・ドラ イブの一実施例を示す図である。 第1b図は、本発明の原理による、複数の記録ディスクを有するディスク・ド ライブの側面の一例を示す図である。 第2図は、本発明のサーボ・パターン書込み技法に付随する論理の一例を示す 図である。 第3図は、本発明の原理により最も幅広いトラックを書き込むヘッドを判断す る技法に付随する論理の一例を示す図である。 第4図は、本発明の原理により、N個の円周方向パイ区分に分割されたディス ク表面の一例を示す図である。 第5図は、本発明の原理による、信号振幅と記録ヘッドのオフトラック位置と の関係を示すグラフの一例を示す図である。 第6図は、本発明の原理による、トラック・ピッチを判断する技法に付随する 論理の一実施例を示す図である。 第7図は、本発明の原理による、1区分に書き込まれた4つのバーストを持つ N個の円周方向パイ区分に分割されたディスク表面の一例を示す図である。 第8図は、本発明の原理による、リードバック信号振幅と正しいトラック・ピ ッチがある記録ヘッドの半径方向の位置との関係を示すグラフの一例を示す図で ある。 第9図は、本発明の原理による、リードバック信号振幅と不適切なトラック・ ピッチがある記録ヘッドの半径方向の位置との関係を示すグラフの一例を示す図 である。 第10図は、本発明の原理による、第1図のディスク・ドライブ内に位置決め されたディスク上へのタイミング・パターンの書込みに付随する論理の一実施例 を示す図である。 第11図は、ディスク・ドライブの非反復速度ジッタ・スペクトル密度のグラ フの一例を示す図である。 第12図は、第11図のディスク・ドライブのジッタと時間間隔との関係のグ ラフの一例を示す図である。 第13図は、本発明の原理による、rmsジッタとステップ番号との関係を示 すグラフの一例を示す図である。 第14a図は、本発明の原理による、奇数番号の遷移から偶数番号の遷移を生 成する際に名目時間間隔にはしたを加えない半径方向のタイミング・マーク軌跡 を示す図である。 第14b図は、本発明の原理による、奇数番号の遷移から偶数番号の遷移を生 成する際に名目時間間隔にはした1を加えた半径方向のタイミング・マーク軌跡 を示す図である。 第14c図は、本発明の原理による、奇数番号の遷移から偶数番号の遷移を生 成する際に名目時間間隔にはした1/2を加えた半径方向のタイミング・マーク 軌跡を示す図である。 第15図は、本発明の原理による、半径方向のタイミング・マークに沿った位 置決めの誤差とステップ番号との関係を図示するグラフの一例を示す図である。 第16図は、本発明の原理による、1つのディスク面上へのサーボ・パターン の書込みに付随する論理の一例を示す図である。 第17図は、本発明の原理による、第16図のサーボ・パターンを他のディス ク面に伝播させる操作に付随する論理の一例を示す図である。 第18図は、本発明の原理による、2つのヘッドを使用してディスク表面上に タイミング情報を書き込む操作に付随する論理の一実施例を示す図である。 発明を実施するための最良の形態 本発明の原理により、記憶媒体上にサーボ・パターンを書き込む方法および装 置を提供する。一実施例では、ディスク・ドライブなどの記録装置内にある1つ または複数の磁気ディスク上にサーボ・パターンを書き込む。第1a図および第 1b図を参照すると、一実施例ではディスク・ドライブ10は1つまたは複数の 磁気ディスク12a〜12b(まとめて磁気ディスク12と呼ぶ)と、1つまた は複数の内部記録ヘッド14a〜14d(まとめて記録ヘッド14と呼ぶ)と、 サスペンション機構16と、アクチュエータ18と、アクチュエータ取付け部品 20と、1つまたは複数のクラッシュ・ストップ22と、アクチュエータ駆動機 構24と、読み書きコントローラ26と、コンピュータ28と、プログラマブル 遅延発生機構30と、時間間隔測定システム32とを備える。これらの構成要素 のそれぞれについては以下で詳述する。 各磁気ディスクはたとえば、情報を受け取ることができる2つの面を有し、各 面は複数のトラック13を有する。本発明の原理によると、内部記録ヘッド14 を使用して磁気ディスタ12の1つまたは複数の面上にタイミング情報やサーボ ・パターンなどの情報を書き込む。ディスク12の内径にス ピンドル・モータ5(第1b図)があり、当技術分野で周知のように、磁気ディ スク12を回転させるために使用する。第1a図に示すように、記録ヘッド14 はサスペンション機構16に取り付けられている。 サスペンション機構16は、記録ヘッドが垂直方向に移動することができるよ うにし、アクチュエータ18に接続されている。アクチュエータ18は、たとえ ば、ボイス・コイル・モータ23に接続されたボール・ベアリング19を備えた 標準の可動コイル・アクチュエータである。第1b図に示すように、モータ23 は1つまたは複数の磁石21を備える。ボール・ベアリング19の各側に、クラ ッシュ・ストップ22があり、アクチュエータの可動範囲を制限するために使用 される。アクチュエータ18はアクチュエータ取付け部品20を介してベース・ プレート25に取り付けられている。一実施例では、アクチュエータ取付け部品 20は1本または複数のねじを使用してアクチュエータをベース・プレートに取 り付ける。 ワイヤ27aを介してベース・プレート25に結合されたアクチュエータ駆動 機構24は、ボイス・コイル・モータ23に電流を供給するパワー・トランジス タなどの電子回路を備える。 ベース・プレート25にはワイヤ27bを介して読み書きコントローラ26も 結合されており、後述するように本発明の原理によりディスク上の磁気遷移の読 み書きを行うために 使用される。 読み書きコントローラ26とアクチュエータ駆動機構24にはそれぞれバス2 9aおよび29bを介してコンピュータ28が結合されている。コンピュータ2 8にはたとえば、情報を保管する記憶装置を有する標準のパーソナル・コンピュ ータが含まれる。 コンピュータ28にはIEEEバス31を介してプログラマブル遅延発生機構 30が結合されている。プログラマブル遅延発生機構30は、たとえばヒューレ ット・パッカードのHP8118Aであり、以下で詳述するように所与の遷移が 書き込まれる時点を制御するために使用される。 コンピュータ28にはIEEEバス33を介して時間間隔測定システム32も 結合され、本発明の原理により、必要な時間間隔を測定するために使用される。 一実施例では、時間間隔測定システム32はヒューレット・パッカードが提供す るHP5372Aタイム・アナライザを含む。 当業者なら、第1a図および第1b図に示すディスク・ドライブには多くの変 形があり得ることがわかるであろう。たとえば、ディスク・ドライブはただ1つ の磁気ディスクとただ1つの記録ヘッドを有することもできる。 本発明の原理によると、ディスク・ドライブ10を使用して磁気ディスク12 のうちの1つまたは複数の磁気ディスク上にサーボ・パターンを書き込む。サー ボ・パターンは1つまたは複数のディスク面上の特定の場所に書き込まれ、した がって、サーボ・パターンを書き込む前に、サーボ・パターンの書込みに使用す る記録ヘッドの半径方向の位置決め情報と円周方向の位置決め情報(θ)を判断 する。サーボ・パターンを書込む際に使用する技法の一実施例について以下に詳 述する。 第2図を参照すると、一実施例では、ディスク・ドライブ10のどの記録ヘッ ドが最も広いトラックを書き込むかを判断する(ステップ50「最も広いヘッド を見つける」)。この実施例では、以下で詳述するように、最も広いトラックを 書き込むヘッドがタイミング・パターンとサーボ・パターンの書込みに使用する 望ましいヘッドである。記録ヘッドが1つしかない場合は、そのヘッドが最も広 いトラックを書き込むヘッドである。最も広いヘッドを判断する方法について、 第3図を参照しながら詳述する。 第3図を参照すると、本発明の原理により、ディスク・ドライブまたはその他 の記録装置のどの記録ヘッドが最も広いトラックを書き込むかを判断するために 、ディスク・ドライブ内にある各ディスク面をN個の円周方向区分に分割する( ステップ52「各ディスク面をN個の円周方向区分に分割する」)。一実施例で は、Nは16に設定され、したがってディスク面は第4図に示すように16個の 円周方向区分に分割される。当技術分野で周知のように、ディスク面を分割する ために、索引を使用して最初のセクタを識別する。その後、互いに所定の距離だ け離れた位置にパターンを書き込むこと によって任意の数のセクタを画定することができる。 第3図および第4図を参照すると、各面をN個のセクタに分割した後、1セク タおきにAセクタとラベル付けし、残りのセクタにBセクタとラベル付けする( ステップ54「1セクタおきに”A”とラベル付けし、残りのセクタに”B”と ラベル付けする」)。その後、アクチュエータ18をクラッシュ・ストップ22 に接して保持しながら、各記録ヘッド14を使用してそれぞれのディスク面に振 幅バースト(すなわち1つまたは複数の磁気遷移)を書き込む。具体的には、本 発明の原理により、ディスク面の最初のトラックの各Aセクタに振幅バーストを 書き込む(ステップ56「トラック#1のAセクタにすべてのヘッドを使用して 振幅バーストを書き込む」)。 情報のバーストを書き込んだ後、アクチュエータ18を所定の距離だけ移動さ せる(ステップ58「アクチュエータを所定の量だけ移動する」)。一実施例で は、この所定の距離はヘッド14aなどの記録ヘッドの信号振幅とヘッドのオフ トラック位置との関係に基づく。振幅とオフトラック位置とのほぼ線形の関係の 一例を、第5図に示す。第5図に示すように、振幅が最大値のとき、記録ヘッド はそのトラックの真上(すなわち30ミクロン)にあり、記録ヘッドがその最大 振幅の半分の位置(すなわち約0.5)にあるとき、記録ヘッドはそのトラック からほぼ半分(すなわち15ミクロン)の位置にある。1つの事例では、ヘッド 14aからのリード バック信号がその最大振幅の半分(すなわちトラックから半分)の位置になるま でアクチュエータを移動する。半分の振幅位置で、修正されたヘッド信号をサン プリングすることによって行われるサーボ制御を行いながら、ヘッド14aに対 応するディスク面の第2のトラック上のBセクタにヘッド14aで振幅バースト を書き込む(ステップ60「トラック#2のBセクタにヘッド1で振幅バースト を書き込む」)。 第2のトラックから半径方向に移動することによって、Bバーストを使用して 位置情報を供給することができる。たとえば、特定の間隔(振幅バースト)中に ヘッドをゲート制御してBバーストに対応する磁気遷移から信号を読み取ること ができる。サンプル・ホールド回路を使用して、バースト間の間隔中にリードバ ック信号の振幅に対応する電圧を一定に保持する。これによって、適切な位置信 号がサーボ・ループに入力され、アクチュエータが位置決めされる。一実施例で は、リードバック信号の所与の振幅をサーボ制御するときに、低帯域幅によるサ ーボ制御ループを使用する。そうすると、ヘッド位置は磁気サーボ信号の反復的 変化に従うのではなく、全セクタ・バーストの平均になる。Bバーストの振幅を サーボ・システムの位置信号(すなわちサーボ・オン)として使用して、ディス ク・ドライブのすべての記録ヘッドの下でAバーストからの振幅信号を読み取っ て比較する(ステップ62「Aバーストからの信号を比較する」)。一実施例で は、電圧計やディジタル・オシロスコープなどの標準測定手段を 使用してAバーストからの信号の読み取りと比較を行う。信号が1つのヘッドを 除くすべてのヘッドから失われた点で、そのヘッドが最も広いトラックを読み書 きするヘッドであると判断される。 上述の実施例では複数のAバーストおよびBバーストを使用するが、1つのA バーストと1つのBバーストのみを使用することも可能である。 第2図に戻って参照すると、一実施例では、最も広いトラッタを書き込むヘッ ド(以下ヘッドWと呼ぶ)を判断した後、本発明の原理に従ってそのヘッドを使 用してディスク・ドライブのトラック・ピッチを求める(ステップ64「トラッ ク・ピッチを求める」)。 第6図および第7図を参照すると、一実施例では、ディスク・ドライブのトラ ック・ピッチを求めるために、ヘッドWに対応するディスク面をN個の円周方向 のパイ区分に分割する(ステップ70「ディスク面を分割する」)。第7図に示 すように、一実施例ではディスク面を16個の区分68に分割し、各区分68は 複数のトラック71を有する。典型的には、ディスク面は1インチ当たり約40 00トラックのトラック密度(すなわちデータ・トラックの幅がトラックの幅の 2倍であって、1つのデータ・トラックが他のデータ・トラックに重ならない2 000本のデータ・トラック)を有する。 再び第6図を参照すると、ディスク面を分割した後、アクチュエータ18をク ラッシュ・ストップに接して保持し、ヘ ッドWを使用して各区分の最初のトラックに振幅バースト(Aバーストと呼ぶ) を書き込む(ステップ72「ヘッドWでトラック#1にAバーストを書き込む」 )(第7図を参照)。(他の実施例では、最も広いトラックを書き込むヘッド以 外のヘッドを使用して最初のトラックにAバーストを書き込むこともできる。さ らに、最初のトラック以外のトラックにバーストを書き込むこともできる。)振 幅バーストを書き込んだ後、たとえば最も広いトラックを書き込むヘッドからの 振幅が最大振幅の半分になるか、またはトラック間に適切な間隔ができると推測 される振幅になるように、アクチュエータ18を所定の距離だけ移動させる(ス テップ74「アクチュエータを位置決めする」)。 アクチュエータを位置決めした後、アクチュエータをその位置に保持し、各区 分の第2のトラックにBバーストを書き込む(ステップ76「ヘッドWを使用し てトラック#2にBバーストを書き込む」)。同様に、Bバーストをサーボ・オ ンにすることによって各区分の第3のトラックにCバーストを書き込み(ステッ プ78「ヘッドWを使用してトラック#3にCバーストを書き込む」)、Cバー ストをサーボ・オンにして各区分の第4のトラックにDバーストを書き込む(ス テップ80「ヘッドWを使用してトラック#4にDバーストを書き込む」)。 最も広いトラックを書き込むヘッドを使用してトラックに4つのバースト(A 、B、C、およびDバースト)を書き込 んだ後各バーストからのリード・バック信号を比較することによってトラック・ ピッチを求めることができる(ステップ82「バーストA、B、C、Dからのリ ード・バック信号を比較する」)。トラック・ピッチが所望のレベルの場合、ヘ ッドWが第2のトラック上の中心にあるときに、Bバーストからのリード・バッ ク信号が最大値であり、第4のトラックからの振幅信号はない。すなわち、トラ ック・ピッチがヘッド幅と等しい場合、Dバーストからの振幅は、オントラック 振幅より−40dB下のように、ゼロに近くになるように設定されたしきい値よ り下になる。さらに、AバーストとCバーストの両方からの信号は、第2のトラ ックを書き込んだときにサーボされた振幅と等しい。上述の例を第8図に示す。 第8図では参照番号83の位置でBバーストの振幅が最大であり、Dバーストの 振幅がゼロに近く、バーストAとバーストCの振幅が等しい。 トラック・ピッチが適切な場合(問い合わせ84「トラック・ピッチは適切か ?」)、このプロセスは終了し、バーストBを書き込んだときにサーボされたバ ーストAからの振幅の値(Q1と呼ぶ)を後述のように使用して、サーボ・パタ ーンを書き込む(ステップ85「終了」)。しかし、リードバック信号が第9図 に示すようである場合は、トラック・ピッチは大きすぎ、後述のようにAバース トの新しい振幅を求める(ステップ86「Aバーストの新しい振幅を求める」) 。 具体的には、第9図を参照すると、Q1はバーストBが書 き込まれたときにサーボされたバーストAからの振幅を示す。その位置(R1) で、バーストDからの信号はまだゼロに近くない。バーストAからの信号がQ2 に等しい新しい位置R2にサーボすることによって、バーストDからの信号がゼ ロに近い事前定義されたしきい値まで下がる。この位置で、バーストCからの信 号はQ3に等しい。したがって、トラック・ピッチが大きすぎる場合は常に、Q 2>Q1>Q3という結果になる。同様に、トラック・ピッチが小さすぎる場合 は、Q2<Q1<Q3となる。 前述のように、トラック・ピッチが不適切な場合はAバーストの新しい振幅Q 1newを求める。一実施例では、振幅がQ1である領域でリードバック信号が 線形の場合、Aバーストの新しい振幅を求めるために、以下の式を使用すること ができる。 Q1new=1/2(Q3+Q1old) 第6図に戻って参照すると、Q1newを求めた後、流れはステップ72「ヘ ッドWを使用してトラック#1にAバーストを書き込む」に移る。(本明細書で はQ1またはQ1newを半径方向位置決め値と呼ぶ。)Aバーストを書き込ん だ後、最も広いトラックを書き込むヘッドからの振幅がQ1newに等しい値に なるようにアクチュエータを位置決めする(ステップ74「アクチュエータを位 置決めする」)。この位置で、最も広いトラックを書き込むヘッドを使用して第 2のトラックにBバーストを書き込む。その後、流れは前述 のように続く。 他の実施例では、Q1またはQ1newの値がすべてのトラックについて名目 上一定している場合であっても、事前選定したトラック数ごとにQ1またはQ1 newの値を更新する。 以下で詳述するように、オントラック振幅の比率を表すQ1またはQ1new の値を使用してサーボ・パターンを書き込む。しかし、第2図に戻って参照する と、サーボ・パターンを書き込む前に、パターンを配置する円周方向の位置を示 すタイミング・マークを生成する(ステップ90「タイミング・マークを生成す る」)。一実施例では、タイミング・パターンは本発明の原理により生成される 磁気遷移の1組の等間隔の半径方向のタイミング・マークから成る。タイミング ・パターンと後述するサーボ・パターンは、密閉されたディスク・ドライブ内の 内部記録ヘッドを使用して書き込むことができる。外部センサは不要である。 第10図を参照すると、ディスク12上にタイミング・パターンを書き込む一 技法が詳述されている。一実施例では、タイミング・パターンを書き込むために 使用する内部記録ヘッドは最も広いトラックを書き込むヘッドである。最初に、 ヘッドWに付随するディスク(以下ディスクWと呼ぶ)の最も内側のトラック位 置でデリミタ(すなわちクラッシュ・ストップ22)に接してヘッドWを配置す る(ステップ92「ヘッドをデリミタに接して配置する」)。ヘッドをこの場 所に配置した状態で、ディスクの完全な1回転にわたる等時間間隔でディスク面 上に一連の遷移または遷移の一連のバースト(たとえば磁気遷移)を書き込む( ステップ94「ディスクのトラック#1に遷移を書き込む」)。一実施例では、 ディスクは60rpmで回転し、92.56マイクロ秒の時間間隔を選定してデ ィスクWの1トラックに180バーストの遷移が書き込まれるようにする。これ らの180バーストの遷移は、各対がそれぞれ奇数番号の遷移と偶数番号の遷移 を含む遷移の対と考えることができる。たとえば、1対の遷移のバーストは、バ ースト1と2を含む。他の対はバースト3と4を含み、以下同様である。 遷移を書き込んだ後、具体的にはディスクWの次の回転時に、各奇数番号と偶 数番号のバーストの遷移(1−2、3−4など)の間の時間間隔を測定する(ス テップ96「奇数番号と偶数番号の遷移の間の時間間隔を測定する」)。一実施 例では、この時間間隔を測定するために、時間間隔測定システム32を使用する 。各時間間隔を測定した後、コンピュータ28を使用して名目間隔(たとえば9 2.56マイクロ秒)からの各時間間隔の偏差を求める。具体的には、コンピュ ータ28は偏差を求めるために名目間隔から各時間間隔を引き、それらの偏差を コンピュータ28の記憶装置内に記憶する(ステップ98「名目間隔からの各時 間間隔の偏差を記憶する」)。 一実施例では、遷移180と遷移1との間の時間間隔の特 別な名目値を求める(ステップ100「最後の遷移と最初の遷移の間の間隔を測 定する」)。この特別名目間隔を作成するのは、遷移180と遷移1が92.5 6マイクロ秒の名目間隔からの偏差が比較的大きい(すなわち数ナノ秒ではなく マイクロ秒単位である)ためである。これは、遷移180と遷移1が、92.5 6マイクロ秒の間隔ではなく16.67ミリ秒の間隔をおいて書き込まれること による。特別名目値を求めた後、それを遷移180と遷移1との間の間隔として 使用するために、コンピュータの記憶装置に記憶する(ステップ102「間隔を 特別名目値として記憶する」)。 1つのトラックに遷移のバースト(または他の実施例では一連の遷移)を書き 込み、偏差を求めて記憶した後、ヘッドWを最初のトラックから半径方向に所定 の値だけ移動する(ステップ104「ヘッドを所定の値だけ移動する」)。実施 例では、この所定の値はトラックの約半分に等しい。ヘッドをトラックの約半分 だけ移動した後、既存の奇数番号の遷移をトリガ点として使用してヘッドWで新 しい1組の偶数番号の遷移を書き込む(ステップ106「奇数番号の遷移を使用 して次のトラックに情報を書き込む」)。所与の偶数番号の遷移を書き込む時点 は、プログラマブル遅延発生機構30(第1図)によって制御される。プログラ マブル遅延発生機構30は、名目間隔にその遷移の対の記憶測定偏差の半分など のはしたを足した値に設定されている。偶数番号の遷移を書き込んだ後、偶数番 号の遷移をトリガ点として使用して 新しい1組の奇数番号の遷移を生成する(ステップ108「偶数番号の遷移を使 用して次のトラックに情報を書き込む」)。偶数番号の遷移の書き込みと同様に 、プログラマブル遅延発生機構によって制御された時点で所与の奇数番号の遷移 を書き込む。この場合、所与の遷移の対の遅延発生機構はその対の名目間隔に等 しい値に設定されている。前記に加えて、遷移180から遷移1を生成し、第2 のトラックに書き込む。この場合、プログラマブル遅延発生機構は、前述のよう にして算出した特別名目値に、その遷移の対のために記憶装置に記憶されている 測定偏差の半分を足した値に設定する。この偏差は第2のトラックの場合はゼロ であるが、それ以降のトラックの場合はゼロではない。 偶数番号の遷移と奇数番号の遷移を書き込んだ後、奇数−偶数の遷移の各対の 時間間隔を測定し、名目時間間隔(または特別名目間隔)からの各偏差をコンピ ュータ28内にある記憶装置に記憶する(ステップ110「間隔を測定し、偏差 を記憶する」)。 その後で、ディスク上にタイミング情報を受け入れるトラックがまだほかにあ るかどうかを判断する(問い合わせ112「それ以上トラックがあるか?」)。 ディスク上にタイミング情報を受け入れるトラックがそれ以上ない場合、ディス ク面にタイミング・パターンを配置するプロセスは完了する(ステップ114「 終了」)。しかし、ディスクの追加のトラックにタイミング・パターンを書き込 む場合、流れはステ ップ104「ヘッドを所定の値だけ移動する」に戻り、このプロセスを繰り返す 。 上述のプロセスを使用して、等間隔の半径方向のタイミング・マークを設け、 それらをサーボ・パターンの生成のためのトリガ点として使用することができる 。一実施例では、サーボ・パターン情報は、半径方向のタイミング・マーク間の 領域に書き込む。サーボ・パターンを書き込んだ後、半径方向のタイミング・マ ークを消去することができる。さらに、すべての半径方向のタイミング・マーク を使用しなくてもサーボ・パターンを書き込むことができる。 本発明の原理によると、タイミング・ジッタを最小限にするため、サーボ・パ ターンは半径方向のタイミング・マークの後、可能な限りただちに開始すること が望ましい。この可能最小時間は、ヘッドを読み取りから書き込みに切り換える のに要する時間によって求められ、典型的には1マイクロ秒未満である。記録遷 移間のタイミング・ジッタは、回転速度の変化、記録ヘッドの変化、電子部品雑 音、および媒体雑音から生じることがある。(良好な媒体の媒体雑音は典型的に は1ナノ秒rms未満であり、サーボ書き込みに関しては無視することができる 。)ジッタの詳細な作用は、ディスクの特定の機械設計とディスク速度制御機構 の品質とによって異なる。典型的なローエンドのディスク・ドライブの場合に予 測されるジッタの大きさとスペクトルを示す標識として、ハードカード・ディス ク・ドライブのパフォーマンスを測定し た。HP5372Aタイム・アナライザを使用して10KHzの記録パターンに ついて4096の時間間隔の連続したシーケンスをキャプチャした。速度対時間 の関係の記録を得るために、各時間間隔の逆を求めた。その後で、そのデータを 個々の回転別にまとめ、平均をとって変動の繰り返し部分を求めた。この変動の 繰り返し部分をデータから引き、フーリエ変換をとることによって非繰り返し速 度変動を求めた。このハードカードの非繰り返し速度ジッタ・スペクトル密度を 第11図に示す。このグラフに示すように、変動の大部分はかなり低い周波数で 発生し、恐らくモータ速度の変動によるものである。より高い周波数(1900 Hzおよび2800Hz)でいくつかの急峻なピークが見られ、これらはサスペ ンション機構の共振またはボール・ベアリングの瑕疵である。 速度変動の大部分が約30Hz以下の周波数で発生するため、時間間隔ジッタ は、約30ミリ秒より短い時間では時間間隔に従って線形に変化する。この線形 の関係を第12図に示す。この図は、長いシーケンスの記録における間隔のいく つかのグループの合計を出し、より長い間隔のrms変動を計算することによっ て求めた、ナノ秒単位のrmsジッタ対ミリ秒単位の時間間隔の関係のプロット を図示したものである。一例として、92.56マイクロ秒の間隔では、ジッタ は4.9ナノ秒rmsであることがわかる。この値は、この特定のディスク・ド ライブの場合はゼロ間隔における極限ジッタを約3ナノ秒に制限する電子雑音に よる線形射影よりも やや高い。上記の実験から得られたデータは、完全な半径方向のタイミング・マ ーク・パターンをトリガすることによってサーボ・フィールド・グレイ・コード や位相バーストなどのサーボ・パターン情報を数ナノ秒内に揃えることができる ことを証明している。 自己伝播パターン方式では、この同じ最小誤差はこのプロセスのどのサイクル にも適用される。一般に、このようなプロセスは、正味誤差がサイクル数の平方 根として増大する「ランダム・ウォーク」を構成する。2000サイクルを要し 、1サイクル当たり4.9ナノ秒の誤差があるプロセスでは、パターン誤差は2 19ナノ秒になる。グレイ・コードまたは位相バーストにおける典型的な磁気パ ターン期間は約200ナノ秒であるため、この誤差は全く受け入れられない。本 発明の原理によるタイミング・パターンの書き込みに上述の手続きを使用すると 、各半径方向のタイミング・マークに沿ったパターン誤差は、サイクル数に関係 なく1サイクル当たりの最小誤差の約2倍である。(半径方向のタイミング・マ ークの絶対位置における誤差はサイクル数には依存せず、4乗根としてのみ増大 する。これらの誤差はグレイ・コードや位相バーストの配置には影響を与えない 。)したがって、1サイクル当たり4.9ナノ秒の誤差によって、約10ナノ秒 のパターン誤差が生じ、これは磁気パターン期間の5%に過ぎず、取るに足らな い量である。上記に加えて、タイミングが別個のクロック・ヘッドまたは回転エ ンコーダによって 与えられるサーボ書込みの既存の方法に優る、パターン精度向上の可能性が提供 される。そのような既存のシステムでは、クロック源と書込みヘッドとの間の相 対的な物理的移動の結果、タイミング誤差が生じる。この移動は、ヘッドを保持 する構造体の震動またはスピンドルにおける非反復的な振れから生じることがあ る。3600RPMで回転するディスク上の1インチの半径にあるヘッドの場合 、3.7マイクロインチの相対移動により10ナノ秒のタイミング誤差が生じる 。 前述のように、本発明の原理によりタイミング・パターンを書き込む際には、 所定の値のタイミング遅延を使用する。一実施例では、この所定の値は名目値に 測定偏差のはした(Fと呼ぶ)を加えた値である。好ましい一実施例では、この はしたは、以下の3つの場合の比較に基づき、2分の1である。 F=0、F=0.5、およびF=1 第13図に、上記の3つの場合のトラックの周囲にある180本の半径方向の 線の場所におけるrmsジッタ対ステップ番号の関係をグラフにして示す。第1 3図に示すように、たとえば1000ステップあり、各ステップが半トラックに 対応する。グラフに図示されているデータは、8つの異なるモンテカルロ・ラン の平均値である。(モンテカルロ技法は、ランダムな事象によって左右されるプ ロセスを評価するために使用されるコンピュータ・シミュレーションであり、当 業者には周知である。)最初のトラック(たとえばトラック番 号1)を、4.9ナノ秒の標準偏差を有するガウス分布から選択した誤差を使用 して生成し、92.56マイクロ秒間隔での測定ハードカード・ジッタに対応さ せる。新しい偶数番号の遷移の生成には、測定プロセスによる追加の影響を計算 に入れるためにナノ秒オーダの標準偏差を持つ誤差の追加が必要である。偶数番 号の遷移から奇数番号の遷移を生成するには、4.9ナノ秒の誤差を使用する。 このログ−ログ・グラフから、F=0または1とF=0.5とについて、明確に 異なる力の法則が誤差の伝播を制御していることがわかる。 F=0の場合、ステップ・アウトごとに方位角上に2ライン移動することによ って渦巻を形成する完全に独立したランダム・ウォークから成る明確な伝播経路 がある(第14a図参照)。このようなプロセスの場合、rms誤差はステップ 数の平方根として増大する。F=1の場合、誤差は独立した半径方向の経路に沿 って伝播し、この場合もステップ数の平方根として増大する(第14b図参照) 。しかし、F=0.5の場合は、誤差は渦巻状の経路と半径方向の経路との間で 連続的に混じり合い(第14c図参照)、その結果、ステップ数の4乗根として 増大する性質的に異なるタイプのランダム・ウォークとなる。第14a図ないし 第14c図では、最大半径は200ステップに相当し、角偏差が200倍に増大 して可視になっている。 半径方向のタイミング・マークに沿ったタイミング誤差は、隣接するグレイ・ コード遷移または位相バーストに直接影響 を与え、大きい場合には半径方向のタイミング・マーク自体のリードバック振幅 を劣化させる。性質的には、このタイプの誤差は第14a図ないし第14c図に 示すように個々のラインのぎざぎざとして現れる。F=0の場合、(たとえばF =1およびF=0.5などの)誤差測定および修正を利用するどちらの手法の場 合よりもこのタイプの誤差ははるかに大きくなることがわかる。これを第15図 に量的に示す。この図では、半径方向のタイミング・マークに沿った隣接するス テップ間の位置決めのrms誤差をステップ番号との関係でグラフにしてある。 前記のように、これらは8つの異なるランの平均値である。F=0の場合、渦巻 状の伝播経路の結果、トラックの周囲の絶対位置誤差よりもさらに大きいステッ プ間誤差が生じる。F=1とF=0.5の場合は両方とも、(ステップ数には関 係なく)ステップ間誤差は一定しており、4.9ナノ秒の基本間隔雑音の2倍に ほぼ等しい。 全体的なタイミング・パターン誤差は使用する基本間隔におけるジッタと正比 例することに留意されたい。これは、モータ速度制御機構を改善し、より良好な リードバック信号調整を使用することによって大幅に減らすことができる。半径 方向のタイミング・マーク・パターンに分離された遷移ではなく、遷移のバース トを使用することによって、ジッタの電子成分をさらに減らすこともできる。半 径方向のタイミング・マーク間の基本間隔をさらに短くすれば、電子部品の影響 がさらに低減することになる。 本発明の原理により、半径方向のタイミング・マーク・パターンの生成に要す る合計時間は、1000トラック(2000ステップ)から成るパターンの場合 で約2分と見積もられる。これは、各伝播ステップを行うのに4回転かかるとい う前提に基づいている。半トラックのヘッド移動と、偶数番号の遷移の書込みと 、奇数番号の遷移の書込みと、奇数から偶数への間隔の測定とのためにそれぞれ 1回転ずつである。 当業者には、本発明の精神から逸脱することなく上述の手続きのいくつかの変 形が可能であることがわかるであろう。一例として、2分の1以外の誤差修正( すなわち測定偏差のはした)を使用することもできる。他の可能性として、偶数 番号の遷移から奇数番号の遷移の生成における部分誤差修正を使用することもで きる。実験中に、これはトラックの周囲の絶対位置誤差には全く影響を与えない ことがわかったが、ラインに沿ったステップ間位置決め誤差はわずかに少なくな る。 以上、ディスク・ドライブの内部記録ヘッドを使用してディスク面上にクロッ ク・トラック情報を書き込む技法について説明した。第2図に戻って参照すると 、タイミング・パターンを生成した後、サーボ・パターンを書き込む(ステップ 120「1つの面にサーボ・パターンを書き込む」)。 第16図を参照すると、最も広いトラックを書き込むヘッドと、そのヘッドの 半径方向の位置決めを行うオントラック振幅のはした(すなわちQ1またはQ1 new)とを使用し てサーボ・パターンを書き込む一技法が詳述されている。具体的には、最も広い トラックを書き込むヘッド(ヘッドW)を、ヘッドWに付随するディスク面(す なわち面W)の最も内側のトラックでクラッシュ・ストップに戻す(ステップ1 22「ヘッドをデリミタまで移動する」)。 この位置で、振幅バーストAを書き込む(ステップ124「バーストAを書き 込む」)。3タイミング・マークごとに(タイミング・マーク1、4、7など) トリガされて、30マイクロ秒の名目遅延と10マイクロ秒の幅で振幅バースト Aが書き込まれる。すなわち、振幅バーストAはタイミング・マークの30マイ クロ秒後に10マイクロ秒間書き込まれる。当業者なら、バーストはタイミング ・マークごとに書き込むこともその他の任意の所望の間隔で書き込むこともでき 、3タイミング・マークごとというのは一例に過ぎないことがわかるであろう。 3タイミング・マークごとにAバーストを書き込んだ後、前述のようにヘッド WをQ1またはQ1newで表された半径位置にある最初のAバーストでヘッド Wをサーボする(ステップ126「ヘッドをサーボする」)。ヘッドWをこの半 径位置に位置決めした状態で、3つ目ごとのタイミング・マーク(2、5、8な ど)によって表される円周方向の位置に振幅バーストBを書き込む(ステップ1 28「バーストBを書き込む」)。3つ目ごとのタイミング・マークの後に1マ イクロ秒の名目遅延と10マイクロ秒の幅で各Bバーストを 書き込む。 振幅AバーストとBバーストを書き込んだ後、3タイミング・マークごとに( 1、4、7など)トリガされるセクタ・ヘッダを書き込む(ステップ130「セ クタ・ヘッダを書き込む」)。セクタ・ヘッダは、サーボ識別フィールドとグレ イ・コード情報を含み、1マイクロ秒の名目遅延と29マイクロ秒未満の合計存 続時間で書き込まれる。 セクタ・ヘッドを書き込んだ後、上記で求めたQ1またはQ1newの信号レ ベル比までヘッドWを振幅バーストBでサーボする(ステップ132「ヘッドを サーボする」)。ヘッドWをこの半径位置に置いたまま、3つ目のタイミング・ マーク(1、4、7など)ごとにトリガされる振幅バーストCを40マイクロ秒 の名目遅延と10マイクロ秒の幅で書き込む(ステップ134「バーストCを書 き込む」)。 その後、ヘッドWをCバーストでQ1またはQ1newの信号レベル比までサ ーボし(ステップ136「ヘッドをサーボする」)、3つ目のタイミング・マー ク(2、5、8など)ごとにトリガされる振幅バーストDを10マイクロ秒の名 目遅延と10マイクロ秒の幅で書き込む(ステップ138「バーストDを書き込 む」)。 バーストCおよびDを書き込んだ後、セクタ・ヘッダを書き込む(ステップ1 40「セクタ・ヘッダを書き込む」)。ステップ130でセクタ・ヘッダを書き 込んだのと同様に、サーボ識別フィールドとグレイ・コード情報を含むセクタ・ ヘッダを3つ目のタイミング・マーク(1、4、7など)の後に書き込み、1マ イクロ秒の名目遅延と29マイクロ秒未満の合計存続期間とで書き込む。 セクタ・ヘッダを書き込んだ後、振幅バーストDでヘッドWをQ1またはQ1 newの信号レベル比までサーボする(ステップ142「ヘッドをサーボする」 )。この位置で、バーストAを30マイクロ秒の名目遅延と10マイクロ秒の幅 で書き込む(ステップ144「バーストAを書き込む」)。前と同様に、バース トAの書き込みは3つ目のタイミング・マーク(1、4、7など)ごとにトリガ される。 バーストAを書き込んだ後、このディスク面全体のうちの他の部分にさらにサ ーボ・パターンを生成したい場合(問い合わせ146「書き込む情報がそれ以上 あるか?」)、流れはステップ126に戻り、このプロセスを繰り返す。それ以 外の場合は、本発明の原理により1つのディスク面にサーボ・パターンを書き込 むプロセスは完了する(ステップ148「終了」)。 この時点で、他の任意の使用可能なディスク面にサーボ・パターンを生成する ことができる(ステップ160「他の面にサーボ・パターンを生成する」)(第 2図)。これは、以下に述べるように、前に書き込んだサーボ・パターンからの 情報を使用して行う。 第17図を参照すると、他のディスク面にサーボ・パターンを生成する一技法 が説明されている。最初に、最も広いト ラックを書き込むヘッドを面WのBバーストでQ1またはQ1newの信号レベ ルまでサーボする(ステップ162「Bバーストで1つのヘッドをサーボする」 )。次にヘッドWは面W上の3つ目ごとのタイミング・マーク(すなわちタイミ ング・マーク1、4、7など)を読み取り(ステップ164「タイミング・マー クを読み取る」)、第2の面上で第2のヘッドの書き込み操作をトリガする。こ れはディスク・ドライブ内のどのヘッドでもよく、それに対応するどの面でもよ い。第2のヘッドは40マイクロ秒の名目遅延でCバーストを書き込む(ステッ プ166「第2のヘッドでCバーストを書き込む」)。 その後、ヘッドWは面WのDバーストでQ1またはQ1newの信号比にサー ボする(ステップ168「1つのヘッドをDバーストでサーボする」)。ヘッド Wをこの半径方向の位置に位置決めした状態で、ヘッドWは面W上の3つ目ごと のタイミング・マーク(たとえば1、4、7など)を読み取り(ステップ170 (「タイミング・マークを読み取る」)、第2のヘッドをトリガして書き込み操 作を行わせる。第2のヘッドは第2の面に30マイクロ秒の名目遅延で振幅バー ストAを書き込む(ステップ172「第2のヘッドでAバーストを書き込む」) 。 AバーストとCバーストを書き込んだ後、面W上のサーボ・パターンがそれ以 上ある場合(問い合わせ174「それ以上情報があるか?」)、流れはステップ 162に戻り、この プロセスを繰り返す。以上は、サーボ・パターンがBバーストとDバーストでは なくAバーストとCバーストで構成されていることを仮定しており、これらは一 時的なものに過ぎず、サーボ点として使用される。BバーストとDバーストは、 データ・トラックが配置されることになる場所を表し、したがってBバーストと Dバーストは上書きされる。 さらに他の面にサーボ・パターンを生成する場合は、第2の面にセクタ・ヘッ ド情報を配置する。第2の面上にあるCバーストで第2のヘッドをQ1またはQ 1newの信号レベル比までサーボする(ステップ176「第2のヘッドをCバ ーストでサーボする」)。この位置でサーボしている間に、面W上の3つ目ごと のタイミング・マーク(たとえば1、4、7など)でヘッドWをトリガし、第2 のヘッドで1マイクロ秒の名目遅延と29マイクロ秒未満の合計存続時間でセク タ・ヘッダを書き込む(ステップ178「セクタ・ヘッダを書き込む」)。 その後、第2のヘッダを第2の面上にあるAバーストでQ1またはQ1new の信号レベル比にサーボする(ステップ180「第2のヘッドをAバーストでサ ーボする」)。面W上で3つ目ごとのタイミング・マーク(たとえば1、4、7 など)でヘッドWをもう一度トリガし、第2のヘッダを書き込む(ステップ18 2「セクタ・ヘッダを書き込む」)。前と同様に、セクタ・ヘッダはサーボ識別 フィールドとグレイ・コード情報を含み、1マイクロ秒の名目遅延と29マイク ロ秒未満の合計遅延で書き込まれる。 書き込むセクタ情報がそれ以上ある場合(問い合わせ184「それ以上セクタ 情報があるか?」)、流れはステップ176に移り、このプロセスを繰り返す。 それ以外の場合は、すべてのセクタ情報が書き込まれ、もう1つのディスク面上 にサーボ・パターンを生成するプロセスは完了する(ステップ186「終了」) 。以上のプロセスを使用して所望の数のディスク面にサーボ・パターンを生成す ることができることは明らかであろう。第2図に戻って参照すると、サーボ・パ ターンが他の面に伝播した後、このプロセスは完了する(ステップ190「終了 」)。 以上のプロセスの結果、ディスク面の60個のセクタに振幅バースト・パター ンが書き込まれる。位相符号化パターンが必要であるとすれば、振幅バーストが 半径方向の情報に使用されることになり、ヘッドはタイミング・マークから入手 可能なタイミング情報を使用して位相符号化パターンを書き込む。当業者なら、 本発明の技法を使用して3つ以上のバーストを使用してサーボ・パターンを書き 込むことができ、2つのバーストは一例に過ぎないことがわかるであろう。 以上、ディスク面上にサーボ・パターンを書き込む一実施例について説明した 。以下では、第2図と第18図を参照しながら、サーボ・パターンを書き込む他 の実施例について説明する。第2図を参照すると、この第2の実施例では、上記 で詳述したようにして最も広いヘッドと、トラック・ピッチ とを判断する。しかし、タイミング・パターンの生成は上記のプロセスとは異な り、これについて第18図を参照しながら詳述する。 本発明の原理によると、この実施例では、タイミング・パターンを書き込むた めに選択するヘッドは最も広いトラックを書き込まないヘッドのうちの1つであ る。ここではこの選択されたヘッドをヘッド1と呼ぶが、これはディスク・ドラ イブ内の最も広いトラックを書き込むヘッド以外のどのヘッドでもよいことに留 意されたい。しかし他の実施例では、このヘッドは最も広いトラックを書き込む ヘッドとすることもできる。第18図を参照すると、選択されたヘッド(ヘッド 1)を使用して、ヘッド1に対応するディスク面の第1のトラックにタイミング ・パターンを表す磁気遷移を書き込む。ここではこの面を面1と呼ぶ(ステップ 200「1つのヘッドでクロック・トラックを書き込む」)。一実施例では、ク ロック・トラックはディスク面上に約2.5MHzで書き込まれ、ディスク面上 のすべての半径方向の位置に書き込まれる。 ヘッド1で第1のクロック・トラックを書き込んだ後、アクチュエータ18を 所定の距離だけ移動する(ステップ202「アクチュエータを所定の距離だけ移 動する」)。一実施例では、リードバック信号の振幅がオントラック信号のほぼ 半分になるまでアクチュエータを移動する。アクチュエータは修正されたヘッド 信号をサンプリングすることによってこ の2分の1振幅位置にサーボ位置決めされる。アクチュエータをこのように位置 決めする間に、ヘッド1は前に第1の面に書き込まれたパターンを読み取り、第 2のヘッド(ヘッド2と呼ぶ)は第1のヘッドによってパターン読み取りに位相 ロックされた第2の面(面2)にパターンを書き込み、それによって異なるディ スク面に新しいクロック・トラックができる(ステップ204「ヘッド1からパ ターンを読み取り、ヘッド2でパターンを書き込む」)。ヘッド1と同様に、ヘ ッド2は必ずしもディスク・ドライブの2番目のヘッドである必要はなく、ディ スク・ドライブ内のどのヘッドでもよい。 第2のディスク面にタイミング情報を書き込んだ後、第2のヘッドを位置決め する(ステップ206「ヘッド2を位置決めする」)。具体的には、第2のヘッ ドは書き込みモードから読み取りモードに切り換えられて、前に書き込まれた遷 移を読み取る。この信号は振幅信号に変換され、アクチュエータがQ1またはQ 1newの振幅信号レベルに位置決めされる。この位置で、第2のヘッドは第2 の面上のクロック情報を読み取り、ヘッド1によって第1の面上の第1のクロッ ク・トラックに隣接して第2のクロック・トラックが書き込まれる(ステップ2 08「ヘッド2からパターンを読み取り、ヘッド1でパターンを書き込む」)。 その後、そのディスク面にさらにクロック情報を入れたい場合(問い合わせ2 10「それ以上の情報があるか?」)、流れはステップ202に戻る。一実施例 では、ディスク面全 体(すなわち半径方向のすべての位置)にタイミング情報を配置することが望ま しい。全ディスク面にクロック・トラッタが書き込まれるまでこのプロセスを繰 り返すことによって、アクチュエータのどの半径方向の位置でもヘッドの円周方 向の位置がわかる。このプロセス中の半径方向の位置の精度は、リード・バック 信号が位相ロックされ、コヒーレントに増加する限り、それほど重要ではない。 以上、2つの内部記録ヘッドを使用して専用クロック面に書き込む技法につい て説明した。上記の例では、2つの記録ヘッドが異なるディスク面に書き込むが 、これは不可欠のことではない。2つのヘッドが同じ面に書き込むことも可能で ある。ディスク面を1ステップずつ横切ることによって専用クロック面ができる まで、一方のヘッドがパターンを読み取り、他方のヘッドがパターンを書き込む 。 第2図に戻って参照すると、タイミング情報が生成された後、上記で詳述した ように最も広いトラックを書き込むヘッドを使用してディスク面の1つにサーボ ・パターンを書き込む。その後、サーボ・パターンをクロック情報が入ったディ スク面を除くすべてのディスク面に伝播させる。 他の実施例では本発明により、クロック情報が入った面にサーボ・パターンを 書き込むこともできる。これを実現するために、第2の面(すなわち元のクロッ ク面以外の面)の半径方向のセクタ情報の間にクロック情報を書き込む。第2の 面の半径方向のセクタを第1のクロック面に対して円周方向 にシフトすると、すべてのシータ位置でクロック情報を入手することができる。 第2の面上のクロック情報を使用して元のクロック面にサーボ・パターンを書き 込む。 以上、外部センサを使用せずにサーボ・パターンを書き込む技法について説明 した。本明細書では好ましい実施例を図示し、詳述したが、当業者なら、本明細 書の精神から逸脱することなく様々な修正、追加、代用、および同様のものを加 えることができることがわかるであろう。したがって、それらは請求の範囲で規 定されている本発明の範囲内に入るものとみなされる。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1997年3月10日 【補正内容】 WO94/11864には、複数のトラック上に遷移を書き込むステップを有 し、トラックの間隔を初期半径方向位置決め値によって決定する、記録装置の記 憶媒体に書き込むトラックの所望のトラック・ピッチを求める技法が記載されて いる。 発明の開示 内部記録ヘッドを有する記録装置内に収容された記憶媒体上にサーボ・パター ンを書き込む方法を提供することによって、従来の技術の欠点を克服し、追加の 利点が得られる。内部記録ヘッドを使用して記憶媒体上にタイミング・パターン を生成し、内部記録ヘッドを半径方向に位置決めするために使用する半径位置決 め値を求める。生成されたタイミング・パターンと半径位置決め値とによって求 めた場所にサーボ・パターンを書き込む。 一実施例では、複数のトラックを有する記憶媒体上にタイミング・パターンを 生成するために、複数のトラックのうちの最初のトラックに複数の遷移を書き込 み、複数の遷移の各対の間の時間間隔を求め、求めた各時間間隔と所定の名目間 隔との間の偏差を求め、複数のトラックのうちの第2のトラックに複数の遷移を 書き込む。複数の遷移の各第1の部分を第1の所定の時間遅延時に書き込み、複 数の遷移の各第2の部分を第2の所定の時間遅延時に書き込む。 請求の範囲 1.記録装置の記憶媒体に書き込むトラックの所望のトラック・ピッチを求める 方法であって、 複数のトラックの間隔が初期半径方向位置決め値によって決定される複数のト ラックに遷移を書き込むステップと、 前記複数のトラックのそれぞれに書き込まれた前記遷移に付随するリード・バ ック信号を入手するステップと、 前記リード・バック信号を互いに比較してトラック・ピッチが適切か否かを判 断し、適切でない場合にはその後のトラックを書き込むための第2の半径方向位 置決め値を求めるステップとを含む方法。 2.前記複数のトラックが4個のトラックを含むことを特徴とする、請求項1に 記載の方法。 3.前記書き込むステップが、 (a)前記記録装置の記録ヘッドをデリミタに接して配置するステップと、 (b)前記位置決めされた記録ヘッドを使用して、前記トラックの1つに遷移 を書き込むステップと、 (c)前記記録ヘッドを前記トラックのうちの他の1つのトラックにある所定 の場所に位置決めし直すステップと、 (d)前記位置決めし直された記録ヘッドを使用して、前記トラックのうちの 前記他の1つのトラックに遷移を書き込 むステップと、 (e)前記複数のトラックのそれぞれに情報が書き込まれるまでステップ(c )と(d)を繰り返すステップとを含むことを特徴とする、請求項1に記載の方 法。 4.前記位置決めし直すステップ(c)の所定の場所が、前記記録ヘッドからの 前記リード・バック信号が前記記録ヘッドの最大振幅の約半分である位置を含む ことを特徴とする、請求項3に記載の方法。 5.前記比較ステップが所定の式を使用して前記第2の半径方向位置決め値を求 めることを特徴とする、請求項1に記載の方法。 6.内部記録ヘッドを有する記録装置内にある記憶媒体上にサーボ・パターンを 書き込む方法であって、 前記内部記録ヘッドを使用して前記記憶媒体上にタイミング・パターンを生成 するステップと、 請求項1に記載の方法を使用して記憶媒体上に書き込むトラックの所望のトラ ック・ピッチを求めるステップと、 前記内部記録ヘッドを使用して前記記憧媒体上の、前記タイミング・パターン と前記半径方向の位置決め値とによって求められた場所にサーボ・パターンを書 き込むステップとを含む方法。 7.前記記録装置が複数の内部記録ヘッドを含み、前記方法が前記複数の記録ヘ ッドのうちのどの記録ヘッドが最も広く書き込むかを判断するステップをさらに 含むことを特徴とす る、請求項6に記載の方法。 8.記録装置が複数の記憶媒体を含み、前記複数の記憶媒体のそれぞれがそれに 付随する前記複数の内部記録ヘッドのうちの少なくとも1つの内部記録ヘッドを 有し、前記複数の内部記録ヘッドのうちのどの内部記録ヘッドが最も広く書き込 むかを判断する前記ステップが、 前記複数の内部記録ヘッドのそれぞれによって第1の遷移を書き込むステップ と、 前記複数の内部記録ヘッドのうちの1つによって書き込まれた前記第1の遷移 から半径方向の所定の距離に、前記複数の内部記録ヘッドのうちの前記1つによ って第2の遷移を書き込むステップと、 前記第2の遷移を使用して前記複数の内部記録ヘッドを位置決めするステップ と、 前記位置決めされた記録ヘッドによって、前記第1の遷移のそれぞれに付随す る振幅信号を読み取って比較し、前記複数の内部記録ヘッドのうちのどの内部記 録ヘッドが最も広く書き込むかを判断するステップとを含むことを特徴とする、 請求項7に記載の方法。 9.前記所定の半径方向の距離が、前記第2の遷移を書き込むために使用される 前記内部記録ヘッドのうちの前記1つの内部記録ヘッドのリード・バック信号が その最大振幅の約半分になる位置であることを特徴とする、請求項8に記載の方 法。 10.最も広く書き込むと判断された前記内部記録ヘッドを使用して前記タイミ ング・パターンを生成することを特徴とする、請求項7に記載の方法。 11.最も広く書き込むと判断された前記内部記録ヘッドを使用して前記サーボ ・パターンを書き込むことを特徴とする、請求項7に記載の方法。 12.前記生成するステップが、 前記記憶媒体の複数のトラックのうちの第1のトラックに第1の複数の遷移を 書き込むステップと、 第2の複数の遷移の第1の部分のそれぞれを対応する第1の時間遅延で書き込 み、前記第2の複数の遷移の第2の部分のそれぞれを対応する第2の時間遅延で 書き込む、前記記憶媒体の前記複数のトラックの第2のトラックに前記第2の複 数の遷移を書き込むステップとを含むことを特徴とする、請求項6に記載の方法 。 13.前記第1の複数の遷移の各対の間の時間間隔を求めるステップと、 求められた各時間間隔と所定の名目間隔との間の偏差の量を求めて前記第1の 複数の遷移の各対が対応する所定の偏差の量を有するようにするステップとをさ らに含む、請求項12に記載の方法。 14.前記第1の時間遅延のそれぞれが前記所定の名目間隔と前記第1の複数の 遷移の対に関係する偏差の量との関数に基づいて求められ、前記第2の複数の遷 移の前記第1の部分 のそれぞれが前記第1の複数の遷移の前記対のうちの1対に対応することを特徴 とする、請求項13に記載の方法。 15.前記第1の時間遅延のそれぞれが前記所定の名目間隔に前記第1の複数の 遷移の対に関係する偏差の量の関数を加えた値を含み、前記第2の複数の遷移の 前記第1の部分のそれぞれが前記第1の複数の遷移の前記対のうちの1対に対応 することを特徴とする、請求項13に記載の方法。 16.前記複数の遷移の前記対が奇数番号の遷移と偶数番号の遷移とを含むこと を特徴とする、請求項13に記載の方法。 17.前記記録装置が複数の内部記録ヘッドと複数の記録媒体を含み、各前記複 数の記録媒体のそれぞれがそれに付随する前記複数の内部記録ヘッドのうちの少 なくとも1つを有し、前記生成するステップが、 前記複数の内部記録ヘッドのうちの第1の内部記録ヘッドを使用してタイミン グ・パターンを表す第1の複数の遷移を書き込むステップと、 前記複数の内部記録ヘッドのうちの前記第1の内部記録ヘッドと前記複数の内 部記録ヘッドのうちの第2の内部記録ヘッドとを位置決めするステップと、 前記複数の内部記録ヘッドのうちの前記位置決めされた第1の内部記録ヘッド を使用して前記第1の複数の遷移を読み取り、前記複数の内部記録ヘッドのうち の前記位置決めされた第2の記録ヘッドを使用してタイミング・パターンを表す 第2の複数の遷移を書き込むステップと、 前記複数の内部記録ヘッドのうちの第1と第2の内部記録ヘッドを位置決めし 直すステップと、 前記複数の内部記録ヘッドのうちの前記位置決めし直された第2の内部記録ヘ ッドを使用して前記第2の複数の遷移を読み取り、前記複数の内部記録ヘッドの うちの前記位置決めし直された第1の内部記録ヘッドを使用して第3の複数の遷 移を書き込むステップとをさらに含むことを特徴とする、請求項6に記載の方法 。 18.複数のトラックを有する記憶媒体上にタイミング・パターンを生成する方 法であって、 前記記憶媒体上の第1の半径方向位置に第1の複数の遷移を書き込むステップ と、 前記第1の複数の遷移の選択された対の間の時間間隔を求めるステップと、 求められた各時間間隔と所定の名目間隔との間の偏差の量を求め、前記第1の 複数の遷移の選択された各対が対応する求められた偏差の量を有するようにする ステップと、 第2の複数の遷移のそれぞれが前記第1の複数の遷移のうちの先行する1つに 続く対応する時間遅延で書き込まれ、前記対応する時間遅延が前記名目時間間隔 と前記対応する求められた偏差の量の関数とによって求められ、その結果、前記 第1の複数の遷移の書き込みに付随するランダムな誤差の伝播が前記第2の複数 の遷移の書き込みにおいて低減され、それによって前記第2の複数の遷移を前記 第1の複数の遷移の それぞれと整列させる際のランダムな誤差が低減される、前記記憶媒体上の第2 の半径方向位置に前記第2の複数の遷移を書き込むステップとを含む方法。 19.時間間隔を求める前記ステップと、偏差の量を求める前記ステップと、前 記複数のトラックのそれぞれについて第2の複数の遷移を書き込む前記ステップ とを繰り返すステップをさらに含む、請求項18に記載の方法。 20.前記第2の複数の遷移が、各第1の部分が対応する第1の時間遅延で書き 込まれる遷移の第1の部分と、各第2の部分が対応する第2の時間遅延で書き込 まれる遷移の第2の部分とを含むことを特徴とする、請求項18に記載の方法。 21.前記第1の時間遅延のそれぞれが前記所定の名目間隔に前記第1の複数の 遷移の対に関係する偏差の量のはしたを加えた値を含み、前記第2の複数の遷移 の前記第1の部分が前記第1の複数の遷移の前記対のうちの1対に対応すること を特徴とする、請求項20に記載の方法。 22.前記第1の複数の遷移の対が奇数番号の遷移と偶数番号の遷移とを含むこ とを特徴とする、請求項20に記載の方法。 23.前記第2の複数の遷移の前記第2の部分が複数の奇数番号の遷移を表し、 前記第2の時間遅延のそれぞれが所定の名目間隔を含むことを特徴とする、請求 項22に記載の方法。 24.前記第1の半径方向位置に書き込まれた前記偶数番号の遷移をトリガ点と して使用して、前記複数の奇数番号の遷 移が書き込まれることを特徴とする、請求項23に記載の方法。 25.前記第2の複数の遷移の前記第1の部分が複数の偶数番号の遷移を表し、 前記第1の時間遅延のそれぞれが前記所定の名目間隔に前記第1の複数の遷移の 対に関係する偏差の量のはしたを加えた値を含み、前記第2の複数の遷移の前記 第1の部分のそれぞれが前記第1の複数の遷移の前記対のうちの1対に対応する ことを特徴とする、請求項20に記載の方法。 26.前記第1の半径方向位置に書き込まれた前記奇数番号の遷移をトリガ点と して使用して、前記複数の偶数番号の遷移が書き込まれることを特徴とする、請 求項25に記載の方法。 27.各記憶媒体がそれに付随する複数の内部記録ヘッドのうちの少なくとも1 つの記録ヘッドを有する、複数の内部記録ヘッドを有する記録装置内にある複数 の記憶媒体の1つにタイミング・パターンを生成する方法であって、 (a)前記複数の内部記録ヘッドのうちの第1の内部記録ヘッドを使用して、 タイミング・パターンを表す第1の複数の遷移を書き込むステップと、 (b)前記複数の内部記録ヘッドのうちの第1の内部記録ヘッドと前記複数の 内部記録ヘッドのうちの第2の内部記録ヘッドを位置決めするステップと、 (c)前記複数の内部記録ヘッドのうちの前記位置決めさ れた第1の内部記録ヘッドを使用して前記第1の複数の遷移を読み取り、前記複 数の内部記録ヘッドのうちの前記位置決めされた第2の内部記録ヘッドを使用し て第2の複数の遷移を書き込むステップと、 (d)前記複数の内部記録ヘッドのうちの前記第1と第2の内部記録ヘッドを 位置決めし直すステップと、 (e)前記複数の内部記録ヘッドのうちの前記位置決めし直された第2の内部 記録ヘッドを使用して前記第2の複数の遷移を読み取り、前記複数の内部記録ヘ ッドのうちの前記位置決めし直された第1の内部記録ヘッドを使用して第3の複 数の遷移を書き込むステップとを含む方法。 28.前記複数の記憶媒体のうちの前記1つの表面全体に前記タイミング・パタ ーンが生成されるまでステップ(b)ないし(e)を繰り返すステップをさらに含 む、請求項27に記載の方法。 29.前記位置決めし直すステップが、前記複数の複数の内部記録ヘッドのうち の前記第1と第2の内部記録ヘッドを、前記第1の複数の遷移に付随する振幅信 号がその最大値の約半分である場所に移動するステップを含むことを特徴とする 、請求項27に記載の方法。 30.各記憶媒体がそれに付随する複数の記録ヘッドのうちの少なくとも1つの 記録ヘッドを有する、複数の記憶媒体を有する記録装置の内の複数の記録ヘッド のうちのどの記録ヘッドが最も広く書き込むかを判断する方法であって、 前記複数の記録ヘッドのそれぞれを使用して第1の遷移を書き込むステップと 、 前記複数の記録ヘッドの1つを使用して、前記複数の記録ヘッドのうちの前記 1つの記録ヘッドを使用して書き込まれた第1の遷移から所定の距離に第2の遷 移を書き込むステップと、 前記第2の遷移を使用して前記複数の記録ヘッドのそれぞれを位置決めするス テップと、 前記位置決めされた記録ヘッドを使用して前記第1の遷移のそれぞれに付随す る振幅信号を読み取って比較し、それによって前記複数の記録ヘッドのうちのど の記録ヘッドが最も広く書き込むかを判断するステップとを含む方法。 31.前記位置決めするステップが、前記第2の遷移を振幅信号に変換するステ ップを含むことを特徴とする、請求項30に記載の方法。 32.記録装置の記憶媒体上に書き込むトラックの所望のトラック・ピッチを求 めるシステムであって、 複数のトラックの間隔が初期半径方向位置決め値によって決定される、複数の トラック上に遷移を書き込む手段と、 前記複数のトラックのそれぞれに書き込まれる前記遷移に付随するリード・バ ック信号を入手する手段と、 前記リード・バック信号を互いに比較してトラック・ピッチが適切か否かを判 断し、適切でない場合はその後のトラックを書き込む第2の半径方向位置決め値 を求める手段とを含 むシステム。 33.前記複数のトラックが4個のトラックを含むことを特徴とする、請求項3 2に記載のシステム。 34.前記書き込む手段が、 (a)前記記録装置の記録ヘッドをデリミタに接して位置決めする手段と、 (b)前記位置決めされた記録ヘッドを使用して、前記トラックのうちの前記 複数のトラックの1つのトラックに遷移を書き込む手段と、 (c)前記記録ヘッドを前記トラックのうちの他の1つのトラック上の所定の 場所に位置決めし直す手段と、 (d)前記位置決めし直された記録ヘッドを使用して、前記トラックのうちの 前記他の1つのトラックに遷移を書き込む手段と、 (e)前記複数のトラックのそれぞれに情報が書き込まれるまで、前記手段( c)および(d)の操作を繰り返す手段とを含むことを特徴とする、請求項32 に記載のシステム。 35.前記位置決めし直す手段(c)の所定の場所が、前記記録ヘッドからの前 記リード・バック信号が前記記録ヘッドの最大振幅の約半分である位置を含むこ とを特徴とする、請求項34に記載のシステム。 36.前記比較手段が所定の式を使用して前記第2の半径方向位置決め値を求め ることを特徴とする、請求項32に記載のシステム。 37.内部記録ヘッドを有する記録装置内にある記憶媒体上にサーボ・パターン を書き込むシステムであって、 前記内部記録ヘッドを使用して前記記憶媒体上にタイミング・パターンを生成 する手段と、 請求項32に記載のシステムを使用して記憶媒体上に書き込むトラックの所望 のトラック・ピッチを求める手段と、 前記内部記録ヘッドを使用して前記記憶媒体上の、前記タイミング・パターン と前記半径方向位置決め値とによって求められた場所にサーボ・パターンを書き 込む手段とを含むシステム。 38.前記記録装置が複数の内部記録ヘッドを含み、前記方法が前記複数の記録 ヘッドのうちのどの記録ヘッドが最も広く書き込むかを判断するステップをさら に含むことを特徴とする、請求項37に記載のシステム。 39.記録装置が複数の記憶媒体を含み、前記複数の記憶媒体のそれぞれがそれ に付随する前記複数の内部記録ヘッドのうちの少なくとも1つの内部記録ヘッド を有し、前記複数の内部記録ヘッドのうちのどの内部記録ヘッドが最も広く書き 込むかを判断する前記手段が、 前記複数の内部記録ヘッドのそれぞれによって第1の遷移を書き込む手段と、 前記複数の内部記録ヘッドのうちの1つによって書き込まれた前記第1の遷移 から半径方向の所定の距離に、前記複数の内部記録ヘッドのうちの前記1つによ って第2の遷移を書 き込む手段と、 前記第2の遷移を使用して前記複数の内部記録ヘッドを位置決めする手段と、 前記位置決めされた記録ヘッドによって、前記第1の遷移のそれぞれに付随す る振幅信号を読み取って比較し、前記複数の内部記録ヘッドのうちのどの内部記 録ヘッドが最も広く書き込むかを判断する手段とを含むことを特徴とする、請求 項38に記載のシステム。 40.前記所定の半径方向の距離が、前記第2の遷移を書き込むために使用され る前記内部記録ヘッドのうちの前記1つの内部記録ヘッドのリード・バック信号 がその最大振幅の約半分になる位置であることを特徴とする、請求項39に記載 のシステム。 41.最も広く書き込むと判断された前記内部記録ヘッドを使用して前記タイミ ング・パターンを生成することを特徴とする、請求項38に記載のシステム。 42.最も広く書き込むと判断された前記内部記録ヘッドを使用して前記サーボ ・パターンを書き込むことを特徴とする、請求項38に記載のシステム。 43.前記生成する手段が、 前記記憶媒体の複数のトラックのうちの第1のトラックに第1の複数の遷移を 書き込む手段と、 第2の複数の遷移の第1の部分のそれぞれが対応する第1の時間遅延で書き込 まれ、前記第2の複数の遷移の第2の部 分のそれぞれが対応する第2の時間遅延で書き込まれる、前記記憶媒体の前記複 数のトラックの第2のトラックに前記第2の複数の遷移を書き込む手段とを含む ことを特徴とする、請求項37に記載のシステム。 44.前記第1の複数の遷移の各対の間の時間間隔を求める手段と、 求められた各時間間隔と所定の名目間隔との間の偏差の量を求めて、前記第1 の複数の遷移の各対が対応する求められた偏差の量を有するようにする手段とを さらに含む、請求項43に記載のシステム。 45.前記第1の時間遅延のそれぞれが前記所定の名目間隔と前記第1の複数の 遷移の対に関係する偏差の量との関数に基づいて求められ、前記第2の複数の遷 移の前記第1の部分のそれぞれが前記第1の複数の遷移の前記対のうちの1つに 対応することを特徴とする、請求項44に記載のシステム。 46.前記第1の時間遅延のそれぞれが前記所定の名目間隔に前記第1の複数の 遷移の対に関係する偏差の量のはしたを加えた値を含み、前記第2の複数の遷移 の前記第1の部分が前記第1の複数の遷移の前記対のうちの1対に対応すること を特徴とする、請求項44に記載のシステム。 47.前記複数の遷移の前記対が奇数番号の遷移と偶数番号の遷移を含むことを 特徴とする、請求項44に記載のシステム。 48.前記記録装置が複数の内部記録ヘッドと複数の記録媒 体を含み、各前記複数の記録媒体のそれぞれがそれに付随する前記複数の内部記 録ヘッドのうちの少なくとも1つを有し、前記生成する手段が、 前記複数の内部記録ヘッドのうちの第1の内部記録ヘッドを使用してタイミン グ・パターンを表す第1の複数の遷移を書き込む手段と、 前記複数の内部記録ヘッドのうちの前記第1の内部記録ヘッドと前記複数の内 部記録ヘッドのうちの第2の内部記録ヘッドとを位置決めする手段と、 前記複数の内部記録ヘッドのうちの前記位置決めされた第1の内部記録ヘッド を使用して前記第1の複数の遷移を読み取り、前記複数の内部記録ヘッドのうち の前記位置決めされた第2の記録ヘッドを使用してタイミング・パターンを表す 第2の複数の遷移を書き込む手段と、 前記複数の内部記録ヘッドのうちの第1と第2の内部記録ヘッドを位置決めし 直す手段と、 前記複数の内部記録ヘッドのうちの前記位置決めし直された第2の内部記録ヘ ッドを使用して前記第2の複数の遷移を読み取り、前記複数の内部記録ヘッドの うちの前記位置決めし直された第1の内部記録ヘッドを使用して第3の複数の遷 移を書き込む手段とをさらに含むことを特徴とする、請求項37に記載のシステ ム。 49.複数のトラックを有する記憶媒体上にタイミング・パターンを生成するシ ステムであって、 前記記憶媒体上の第1の半径方向位置に第1の複数の遷移を書き込む手段と、 前記第1の複数の遷移の選択された対の間の時間間隔を求める手段と、 求められた各時間間隔と所定の名目間隔との間の偏差の量を求め、前記第1の 複数の遷移の選択された各対が対応する求められた偏差の量を有するようにする 手段と、 第2の複数の遷移のそれぞれが前記第1の複数の遷移のうちの先行する1つに 続く対応する時間遅延で書き込まれ、前記対応する時間遅延が前記名目時間間隔 と前記対応する求められた偏差の量の関数とによって求められ、その結果、前記 第1の複数の遷移の書き込みに付随するランダムな誤差の伝播が前記第2の複数 の遷移の書き込みにおいて低減され、それによって前記第2の複数の遷移を前記 第1の複数の遷移のそれぞれと整列させる際のランダムな誤差が低減される、前 記記憶媒体上の第2の半径方向位置に前記第2の複数の遷移を書き込む手段とを 含むシステム。 50.時間間隔を求める前記手段の操作と、偏差の量を求める前記手段と、前記 複数のトラックのそれぞれについて第2の複数の遷移を書き込む前記手段とを繰 り返す手段をさらに含む、請求項49に記載のシステム。 51.前記第2の複数の遷移が、各第1の部分が対応する第1の時間遅延で書き 込まれる遷移の第1の部分と、各第2の部分が対応する第2の時間遅延で書き込 まれる遷移の第2の 部分とを含むことを特徴とする、請求項49に記載のシステム。 52.前記第1の時間遅延のそれぞれが前記所定の名目間隔と前記第1の複数の 遷移の対に関係する偏差の量との関数に基づいて求められ、前記第2の複数の遷 移の前記第1の部分のそれぞれが前記第1の複数の遷移の前記対のうちの1つに 対応することを特徴とする、請求項51に記載のシステム。 53.前記第1の複数の遷移の対が奇数番号の遷移と偶数番号の遷移とを含むこ とを特徴とする、請求項51に記載のシステム。 54.前記第2の複数の遷移の前記第2の部分が複数の奇数番号の遷移を表し、 前記第2の時間遅延のそれぞれが所定の名目間隔を含むことを特徴とする、請求 項53に記載のシステム。 55.前記第1の半径方向位置に書き込まれた前記偶数番号の遷移をトリガ点と して使用して、前記複数の奇数番号の遷移が書き込まれることを特徴とする、請 求項54に記載のシステム。 56.前記第2の複数の遷移の前記第1の部分が複数の偶数番号の遷移を表し、 前記第1の時間遅延のそれぞれが前記所定の名目間隔に前記第1の複数の遷移の 対に関係する偏差の量のはしたを加えた値を含み、前記第2の複数の遷移の前記 第1の部分のそれぞれが前記第1の複数の遷移の前記対のうちの1対に対応する ことを特徴とする、請求項51に記載の システム。 57.前記第1の半径方向位置に書き込まれた前記奇数番号の遷移をトリガ点と して使用して、前記複数の偶数番号の遷移が書き込まれることを特徴とする、請 求項56に記載のシステム。 58.各記憶媒体がそれに付随する複数の内部記録ヘッドのうちの少なくとも1 つの記録ヘッドを有する、複数の内部記録ヘッドを有する記録装置内にある複数 の記憶媒体の1つにタイミング・パターンを生成するシステムであって、 (a)前記複数の内部記録ヘッドのうちの第1の内部記録ヘッドを使用して、 タイミング・パターンを表す第1の複数の遷移を書き込む手段と、 (b)前記複数の内部記録ヘッドのうちの第1の内部記録ヘッドと前記複数の 内部記録ヘッドのうちの第2の内部記録ヘッドを位置決めする手段と、 (c)前記複数の内部記録ヘッドのうちの前記位置決めされた第1の内部記録 ヘッドを使用して前記第1の複数の遷移を読み取り、前記複数の内部記録ヘッド のうちの前記位置決めされた第2の内部記録ヘッドを使用して第2の複数の遷移 を書き込む手段と、 (d)前記複数の内部記録ヘッドのうちの前記第1と第2の内部記録ヘッドを 位置決めし直す手段と、 (e)前記複数の内部記録ヘッドのうちの前記位置決めし直された第2の内部 記録ヘッドを使用して前記第2の複数の 遷移を読み取り、前記複数の内部記録ヘッドのうちの前記位置決めし直された第 1の内部記録ヘッドを使用して第3の複数の遷移を書き込む手段とを含むシステ ム。 59.前記複数の記憶媒体のうちの前記1つの表面全体に前記タイミング・パタ ーンが生成されるまでステップ(b)ないし(e)を繰り返すステップをさらに 含む、請求項58に記載のシステム。 60.前記位置決めし直す手段が、前記複数の複数の内部記録ヘッドのうちの前 記第1と第2の内部記録ヘッドを、前記第1の複数の遷移に付随する振幅信号が その最大値の約半分である場所に移動する手段を含むことを特徴とする、請求項 58に記載のシステム。 61.各記憶媒体がそれに付随する複数の記録ヘッドのうちの少なくとも1つの 記録ヘッドを有する、複数の記憶媒体を有する記録装置の内の複数の記録ヘッド のうちのどの記録ヘッドが最も広く書き込むかを判断するシステムであって、 前記複数の記録ヘッドのそれぞれを使用して第1の遷移を書き込む手段と、 前記複数の記録ヘッドの1つを使用して、前記複数の記録ヘッドのうちの前記 1つの記録ヘッドを使用して書き込まれた第1の遷移から所定の距離に第2の遷 移を書き込む手段と、 前記第2の遷移を使用して前記複数の記録ヘッドのそれぞれを位置決めする手 段と、 前記位置決めされた記録ヘッドを使用して前記第1の遷移 のそれぞれに付随する振幅信号を読み取って比較し、それによって前記複数の記 録ヘッドのうちのどの記録ヘッドが最も広く書き込むかを判断する手段とを含む システム。 62.前記位置決めする手段が、前記第2の遷移を振幅信号に変換する手段を含 むことを特徴とする、請求項61に記載のシステム。 63.記録装置内にある記憶媒体と、 前記記憶媒体上にタイミング・パターンを生成し、前記内部記録ヘッドを半径 方向に位置決めするために使用する半径方向位置決め値を求めるためのパターン を生成し、前記記憶媒体上にサーボ・パターンを書き込む、前記記録装置内の内 部記録ヘッドとを含み、 前記記録装置は請求項32に記載のシステムをさらに含むことを特徴とする記 録装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヤルムチャク、エドワード、ジョン アメリカ合衆国ニューヨーク州ソマーズ、 フランクリン ドライブ (番地なし)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.内部記録ヘッドを有する記録装置内にあり、各半径方向領域が複数のトラッ クを有する複数の半径方向領域を含む記憶媒体上にサーボ・パターンを書き込む 方法であって、 前記内部記録ヘッドを使用して前記記憶媒体上にタイミング・パターンを生成 するステップと、 前記複数の半径方向領域のうちの少なくとも1つについて、前記領域内に前記 内部記録ヘッドによって伝播されたパターンから、前記記録ヘッドを半径方向に 位置決めするために使用する半径方向位置決め値を求めるステップと、 前記内部記録ヘッドを使用して前記記憶媒体上の、前記タイミング・パターン と前記半径方向位置決め値とによって求められた場所にサーボ・パターンを書き 込むステップとを含む方法。 2.前記記録装置が複数の内部記録ヘッドを含み、前記方法が前記複数の記録ヘ ッドのうちのどの記録ヘッドが最も広く書き込むかを判断するステップをさらに 含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。 3.記録装置が複数の記憶媒体を含み、前記複数の記憶媒体のそれぞれがそれに 付随する前記複数の内部記録ヘッドのうちの少なくとも1つの内部記録ヘッドを 有し、前記複数の内部記録ヘッドのうちのどの内部記録ヘッドが最も広く書き込 むかを判断する前記ステップが、 前記複数の内部記録ヘッドのそれぞれによって第1の遷移を書き込むステップ と、 前記複数の内部記録ヘッドのうちの1つによって書き込まれた前記第1の遷移 から半径方向の所定の距離に、前記複数の内部記録ヘッドのうちの前記1つによ って第2の遷移を書き込むステップと、 前記第2の遷移を使用して前記複数の内部記録ヘッドを位置決めするステップ と、 前記位置決めされた記録ヘッドによって、前記第1の遷移のそれぞれに付随す る振幅信号を読み取って比較し、前記複数の内部記録ヘッドのうちのどの内部記 録ヘッドが最も広く書き込むかを判断するステップとを含むことを特徴とする、 請求項2に記載の方法。 4.前記所定の半径方向の距離が、前記第2の遷移を書き込むために使用される 前記内部記録ヘッドのうちの前記1つの内部記録ヘッドのリード・バック信号が その最大振幅の約半分になる位置であることを特徴とする、請求項3に記載の方 法。 5.最も広く書き込むと判断された前記内部記録ヘッドを使用して前記タイミン グ・パターンを生成することを特徴とする、請求項2に記載の方法。 6.最も広く書き込むと判断された前記内部記録ヘッドを使用して前記サーボ・ パターンを書き込むことを特徴とする、請求項2に記載の方法。 7.前記記憶媒体がN個のトラックを含み、前記半径方向位置決めを求めるステ ップが、 前記N個のトラックよりも少ない数の前記N個のトラックのうちの一部に少な くとも1つの遷移を書き込むステップと、 前記N個のトラックのうちの前記一部のそれぞれに書き込まれた前記少なくと も1つの遷移のリード・バック信号を入手するステップと、 前記リード・バック信号から前記半径方向位置決め値を求めるステップとを含 むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。 8.前記生成するステップが、 前記記憶媒体の複数のトラックのうちの第1のトラックに第1の複数の遷移を 書き込むステップと、 第2の複数の遷移の第1の部分のそれぞれを対応する第1の時間遅延で書き込 み、前記第2の複数の遷移の第2の部分のそれぞれを対応する第2の時間遅延で 書き込む、前記記憶媒体の前記複数のトラックの第2のトラックに前記第2の複 数の遷移を書き込むステップとを含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法 。 9.前記複数の遷移の前記対が奇数番号の遷移と偶数番号の遷移とを含むことを 特徴とする、請求項8に記載の方法。 10.前記記録装置が複数の内部記録ヘッドと複数の記録媒体を含み、各前記複 数の記録媒体のそれぞれがそれに付随する前記複数の内部記録ヘッドのうちの少 なくとも1つを有し、 前記生成するステップが、 前記複数の内部記録ヘッドのうちの第1の内部記録ヘッドを使用してタイミン グ・パターンを表す第1の複数の遷移を書き込むステップと、 前記複数の内部記録ヘッドのうちの前記第1の内部記録ヘッドと前記複数の内 部記録ヘッドのうちの第2の内部記録ヘッドとを位置決めするステップと、 前記複数の内部記録ヘッドのうちの前記位置決めされた第1の内部記録ヘッド を使用して前記第1の複数の遷移を読み取り、前記複数の内部記録ヘッドのうち の前記位置決めされた第2の記録ヘッドを使用してタイミング・パターンを表す 第2の複数の遷移を書き込むステップと、 前記複数の内部記録ヘッドのうちの第1と第2の内部記録ヘッドを位置決めし 直すステップと、 前記複数の内部記録ヘッドのうちの前記位置決めし直された第2の内部記録ヘ ッドを使用して前記第2の複数の遷移を読み取り、前記複数の内部記録ヘッドの うちの前記位置決めし直された第1の内部記録ヘッドを使用して第3の複数の遷 移を書き込むステップとをさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法 。 11.複数のトラックを有する記憶媒体上にタイミング・パターンを生成する方 法であって、 前記記憶媒体上の第1の半径方向位置に第1の複数の遷移を書き込むステップ と、 前記第1の複数の遷移の選択された対の間の時間間隔を求めるステップと、 求められた各時間間隔と所定の名目間隔との間の偏差の量を求め、前記第1の 複数の遷移の選択された各対が対応する求められた偏差の量を有するようにする ステップと、 第2の複数の遷移のそれぞれが前記第1の複数の遷移のうちの先行する1つに 続く対応する時間遅延で書き込まれ、前記対応する時間遅延が前記名目時間間隔 と前記対応する求められた偏差の量の関数とによって求められ、その結果、前記 第1の複数の遷移の書き込みに付随するランダムな誤差の伝播が前記第2の複数 の遷移の書き込みにおいて低減され、それによって前記第2の複数の遷移を前記 第1の複数の遷移のそれぞれと整列させる際のランダムな誤差が低減される、前 記記憶媒体上の第2の半径方向位置に前記第2の複数の遷移を書き込むステップ とを含む方法。 12.前記第1の複数の遷移の対が奇数番号の遷移と偶数番号の遷移とを含むこ とを特徴とする、請求項11に記載の方法。 13.前記第2の複数の遷移の前記第1の部分が複数の偶数番号の遷移を表し、 前記第1の時間遅延のそれぞれが前記所定の名目間隔に前記第1の複数の遷移の 対に関係する偏差の量のはしたを加えた値を含み、前記第2の複数の遷移の前記 第1の部分のそれぞれが前記第1の複数の遷移の前記対のうちの1対に対応する ことを特徴とする、請求項11に記載の 方法。 14.前記第1の半径方向位置に書き込まれた前記奇数番号の遷移をトリガ点と して使用して、前記複数の偶数番号の遷移が書き込まれることを特徴とする、請 求項13に記載の方法。 15.前記第2の複数の遷移の前記第2の部分が複数の奇数番号の遷移を表し、 前記第2の時間遅延のそれぞれが所定の名目間隔を含むことを特徴とする、請求 項12に記載の方法。 16.前記第1の半径方向位置に書き込まれた前記偶数番号の遷移をトリガ点と して使用して、前記複数の奇数番号の遷移が書き込まれることを特徴とする、請 求項15に記載の方法。 17.N個のトラックを有する記憶媒体を含む記録装置のトラック・ピッチを判 断する方法であって、 前記N個のトラックのうちの前記N個のトラックより少ない複数のトラックに 遷移を書き込むステップと、 前記N個のトラックのうちの前記複数のトラックのそれぞれに書き込まれた前 記遷移に付随するリード・バック信号を入手するステップと、 前記リード・バック信号を比較して前記トラック・ピッチを判断するステップ とを含む方法。 18.前記N個のトラックのうちの前記複数のトラックが4個のトラックを含む ことを特徴とする、請求項17に記載の方法。 19.前記書き込むステップが、 (a)前記記録装置の記録ヘッドをデリミタに接して位置決めするステップと 、 (b)前記位置決めされた記録ヘッドを使用して、前記N個のトラックのうち の前記複数のトラックの1つのトラックに遷移を書き込むステップと、 (c)前記記録ヘッドを前記N個のトラックのうちの前記複数のトラックの他 の1つのトラックにある所定の場所に位置決めし直すステップと、 (d)前記位置決めし直された記録ヘッドを使用して、前記N個のトラックの うちの前記複数のトラックの前記他の1つのトラックに遷移を書き込むステップ と、 (e)前記N個のトラックのうちの前記複数のトラックのそれぞれに情報が書 き込まれるまでステップ(c)と(d)を繰り返すステップとを含むことを特徴 とする、請求項17に記載の方法。 20.前記位置決めし直すステップ(c)の所定の場所が、前記記録ヘッドから の前記リード・バック信号が前記記録ヘッドの最大振幅の約半分である位置を含 むことを特徴とする、請求項19に記載の方法。 21.前記トラック・ピッチが適切か否かを判断するステップと、 前記トラック・ピッチが不適切な場合に前記記録ヘッドの前記リード・バック 信号の値を調整するステップとをさらに 含む、請求項19に記載の方法。 22.前記調整するステップが所定の式を使用して前記調整された値を求めるス テップを含むことを特徴とする、請求項21に記載の方法。 23.前記調整された値を使用して前記N個のトラックのうちの前記複数のトラ ックのそれぞれに情報を書き込むステップをさらに含むことを特徴とする、請求 項22に記載の方法。 24.各記憶媒体がそれに付随する複数の記録ヘッドのうちの少なくとも1つの 記録ヘッドを有する、複数の記憶媒体を有する記録装置の内の複数の記録ヘッド のうちのどの記録ヘッドが最も広く書き込むかを判断する方法であって、 前記複数の記録ヘッドのそれぞれを使用して第1の遷移を書き込むステップと 、 前記複数の記録ヘッドの1つを使用して、前記複数の記録ヘッドのうちの前記 1つの記録ヘッドを使用して書き込まれた第1の遷移から所定の距離に第2の遷 移を書き込むステップと、 前記第2の遷移を使用して前記複数の記録ヘッドのそれぞれを位置決めするス テップと、 前記位置決めされた記録ヘッドを使用して前記第1の遷移のそれぞれに付随す る振幅信号を読み取って比較し、それによって前記複数の記録ヘッドのうちのど の記録ヘッドが最も広く書き込むかを判断するステップとを含む方法。 25.前記位置決めするステップが、前記第2の遷移を振幅 信号に変換するステップを含むことを特徴とする、請求項24に記載の方法。 26.各記憶媒体がそれに付随する複数の内部記録ヘッドのうちの少なくとも1 つの記録ヘッドを有する、複数の内部記録ヘッドを有する記録装置内にある複数 の記憶媒体の1つにタイミング・パターンを生成する方法であって、 (a)前記複数の内部記録ヘッドのうちの第1の内部記録ヘッドを使用して、 タイミング・パターンを表す第1の複数の遷移を書き込むステップと、 (b)前記複数の内部記録ヘッドのうちの第1の内部記録ヘッドと前記複数の 内部記録ヘッドのうちの第2の内部記録ヘッドを位置決めするステップと、 (c)前記複数の内部記録ヘッドのうちの前記位置決めされた第1の内部記録 ヘッドを使用して前記第1の複数の遷移を読み取り、前記複数の内部記録ヘッド のうちの前記位置決めされた第2の内部記録ヘッドを使用して第2の複数の遷移 を書き込むステップと、 (d)前記複数の内部記録ヘッドのうちの前記第1と第2の内部記録ヘッドを 位置決めし直すステップと、 (e)前記複数の内部記録ヘッドのうちの前記位置決めし直された第2の内部 記録ヘッドを使用して前記第2の複数の遷移を読み取り、前記複数の内部記録ヘ ッドのうちの前記位置決めし直された第1の内部記録ヘッドを使用して第3の複 数の遷移を書き込むステップとを含む方法。 27.前記複数の記憶媒体のうちの前記1つの表面全体に前記タイミング・パタ ーンが生成されるまでステップ(b)ないし(e)を繰り返すステップをさらに 含む、請求項26に記載の方法。 28.前記位置決めし直すステップが、前記複数の複数の内部記録ヘッドのうち の前記第1と第2の内部記録ヘッドを、前記第1の複数の遷移に付随する振幅信 号がその最大値の約半分である場所に移動するステップを含むことを特徴とする 、請求項26に記載の方法。 29.内部記録ヘッドを有する記録装置内にある、各半径方向領域が複数のトラ ックを有する複数の半径方向領域を含む記憶媒体にサーボ・パターンを書き込む システムであって、 前記内部記録ヘッドを使用して前記記憶媒体上にタイミング・パターンを生成 する手段と、 前記複数の半径方向領域のうちの少なくとも1つについて、前記領域内に前記 内部記録ヘッドによって伝播されたパターンから、前記記録ヘッドを半径方向に 位置決めするために使用する半径方向位置決め値を求める手段と、 前記内部記録ヘッドを使用して前記記憶媒体上の、前記タイミング・パターン と前記半径方向位置決め値とによって求められた場所にサーボ・パターンを書き 込む手段とを含むシステム。 30.前記記録装置が複数の内部記録ヘッドを含み、前記システムが前記複数の 記録ヘッドのうちのどの記録ヘッドが最 も広く書き込むかを判断する手段をさらに含むことを特徴とする、請求項29に 記載のシステム。 31.記録装置が複数の記憶媒体を含み、前記複数の記憶媒体のそれぞれがそれ に付随する前記複数の内部記録ヘッドのうちの少なくとも1つの内部記録ヘッド を有し、前記複数の内部記録ヘッドのうちのどの内部記録ヘッドが最も広く書き 込むかを判断する前記手段が、 前記複数の内部記録ヘッドのそれぞれによって第1の遷移を書き込む手段と、 前記複数の内部記録ヘッドのうちの1つによって書き込まれた前記第1の遷移 から半径方向の所定の距離に、前記複数の内部記録ヘッドのうちの前記1つによ って第2の遷移を書き込む手段と、 前記第2の遷移を使用して前記複数の内部記録ヘッドを位置決めする手段と、 前記位置決めされた記録ヘッドによって前記第1の遷移のそれぞれに付随する 振幅信号を読み取って比較し、前記複数の内部記録ヘッドのうちのどの内部記録 ヘッドが最も広く書き込むかを判断する手段とを含むことを特徴とする、請求項 30に記載のシステム。 32.前記所定の半径方向の距離が、前記第2の遷移を書き込むために使用され る前記内部記録ヘッドのうちの前記1つの内部記録ヘッドのリード・バック信号 がその最大振幅の約半分になる位置であることを特徴とする、請求項31に記載 のシステム。 33.最も広く書き込むと判断された前記内部記録ヘッドを使用して前記タイミ ング・パターンを生成することを特徴とする、請求項30に記載のシステム。 34.最も広く書き込むと判断された前記内部記録ヘッドを使用して前記サーボ ・パターンを書き込むことを特徴とする、請求項30に記載のシステム。 35.前記記憶媒体がN個のトラックを含み、前記半径方向位置決めを求める手 段が、 前記N個のトラックよりも少ない前記N個のトラックのうちの一部に少なくと も1つの遷移を書き込む手段と、 前記N個のトラックのうちの前記一部のそれぞれに書き込まれた前記少なくと も1つの遷移のリード・バック信号を入手する手段と、 前記リード・バック信号から前記半径方向位置決め値を求める手段とを含むこ とを特徴とする、請求項29に記載のシステム。 36.前記生成する手段が、 前記記憶媒体の複数のトラックのうちの第1のトラックに第1の複数の遷移を 書き込む手段と、 第2の複数の遷移の第1の部分のそれぞれが対応する第1の時間遅延で書き込 まれ、前記第2の複数の遷移の第2の部分のそれぞれが対応する第2の時間遅延 で書き込まれる、前記記憶媒体の前記複数のトラックの第2のトラックに前記第 2の複数の遷移を書き込む手段とを含むことを特徴とする、請求項29に記載の システム。 37.前記複数の遷移の前記対が奇数番号の遷移と偶数番号の遷移とを含むこと を特徴とする、請求項29に記載のシステム。 38.前記記録装置が複数の内部記録ヘッドと複数の記録媒体を含み、各前記複 数の記録媒体のそれぞれがそれに付随する前記複数の内部記録ヘッドのうちの少 なくとも1つを有し、前記生成する手段が、 前記複数の内部記録ヘッドのうちの第1の内部記録ヘッドを使用してタイミン グ・パターンを表す第1の複数の遷移を書き込む手段と、 前記複数の内部記録ヘッドのうちの前記第1の内部記録ヘッドと前記複数の内 部記録ヘッドのうちの第2の内部記録ヘッドとを位置決めする手段と、 前記複数の内部記録ヘッドのうちの前記位置決めされた第1の内部記録ヘッド を使用して前記第1の複数の遷移を読み取り、前記複数の内部記録ヘッドのうち の前記位置決めされた第2の記録ヘッドを使用してタイミング・パターンを表す 第2の複数の遷移を書き込む手段と、 前記複数の内部記録ヘッドのうちの第1と第2の内部記録ヘッドを位置決めし 直す手段と、 前記複数の内部記録ヘッドのうちの前記位置決めし直された第2の内部記録ヘ ッドを使用して前記第2の複数の遷移を 読み取り、前記複数の内部記録ヘッドのうちの前記位置決めし直された第1の内 部記録ヘッドを使用して第3の複数の遷移を書き込む手段とをさらに含むことを 特徴とする、請求項29に記載のシステム。 39.複数のトラックを有する記憶媒体上にタイミング・パターンを生成するシ ステムであって、 前記記憶媒体上の第1の半径方向位置に第1の複数の遷移を書き込む手段と、 前記第1の複数の遷移の選択された対の間の時間間隔を求める手段と、 求められた各時間間隔と所定の名目間隔との間の偏差の量を求め、前記第1の 複数の遷移の選択された各対が対応する求められた偏差の量を有するようにする 手段と、 第2の複数の遷移のそれぞれが前記第1の複数の遷移のうちの先行する1つに 続く対応する時間遅延で書き込まれ、前記対応する時間遅延が前記名目時間間隔 と前記対応する求められた偏差の量の関数とによって求められ、その結果、前記 第1の複数の遷移の書き込みに付随するランダムな誤差の伝播が前記第2の複数 の遷移の書き込みにおいて低減され、それによって前記第2の複数の遷移を前記 第1の複数の遷移のそれぞれと整列させる際のランダムな誤差が低減される、前 記記憶媒体上の第2の半径方向位置に前記第2の複数の遷移を書き込む手段とを 含むシステム。 40.前記第1の複数の遷移の対が奇数番号の遷移と偶数番 号の遷移とを含むことを特徴とする、請求項39に記載のシステム。 41.前記第2の複数の遷移の前記第1の部分が複数の偶数番号の遷移を表し、 前記第1の時間遅延のそれぞれが前記所定の名目間隔に前記第1の複数の遷移の 対に関係する偏差の量のはしたを加えた値を含み、前記第2の複数の遷移の前記 第1の部分のそれぞれが前記第1の複数の遷移の前記対のうちの1対に対応する ことを特徴とする、請求項39に記載のシステム。 42.前記第1の半径方向位置に書き込まれた前記偶数番号の遷移をトリガ点と して使用して、前記複数の偶数番号の遷移が書き込まれることを特徴とする、請 求項41に記載のシステム。 43.前記第2の複数の遷移の前記第2の部分が複数の奇数番号の遷移を表し、 前記第2の時間遅延のそれぞれが所定の名目間隔を含むことを特徴とする、請求 項40に記載のシステム。 44.前記第1の半径方向位置に書き込まれた前記偶数番号の遷移をトリガ点と して使用して、前記複数の奇数番号の遷移が書き込まれることを特徴とする、請 求項43に記載のシステム。 45.N個のトラックを有する記憶媒体を含む記録装置のトラック・ピッチを判 断するシステムであって、 前記N個のトラックのうちの前記N個のトラックより少な い複数のトラックに遷移を書き込む手段と、 前記N個のトラックのうちの前記複数のトラックのそれぞれに書き込まれた前 記遷移に付随するリード・バック信号を入手する手段と、 前記リード・バック信号を比較して前記トラック・ピッチを判断する手段とを 含むシステム。 46.前記N個のトラックのうちの前記複数のトラックが4個のトラックを含む ことを特徴とする、請求項45に記載のシステム。 47.前記書き込む手段が、 前記記録装置の記録ヘッドをデリミタに接して位置決めする手段と、 前記位置決めされた記録ヘッドを使用して、前記N個のトラックのうちの前記 複数のトラックの1つのトラックに遷移を書き込む手段と、 前記記録ヘッドを前記N個のトラックのうちの前記複数のトラックの他の1つ のトラックにある所定の場所に位置決めし直す手段と、 前記位置決めし直された記録ヘッドを使用して、前記N個のトラックのうちの 前記複数のトラックの前記他の1つのトラックに遷移を書き込む手段とを含むこ とを特徴とする、請求項45に記載のシステム。 48.前記位置決めし直す手段の所定の場所が、前記記録ヘッドからの前記リー ド・バック信号が前記記録ヘッドの最大 振幅の約半分である位置を含むことを特徴とする、請求項47に記載のシステム 。 49.前記トラック・ピッチが適切か否かを判断する手段と、 前記トラック・ピッチが不適切な場合に前記記録ヘッドの前記リード・バック 信号の値を調整する手段とをさらに含む、請求項47に記載のシステム。 50.前記調整する手段が所定の式を使用して前記調整された値を求める手段を 含むことを特徴とする、請求項49に記載のシステム。 51.前記調整された値を使用して前記N個のトラックのうちの前記複数のトラ ックのそれぞれに情報を書き込む手段をさらに含むことを特徴とする、請求項5 0に記載のシステム。 52.各記憶媒体がそれに付随する複数の記録ヘッドのうちの少なくとも1つの 記録ヘッドを有する、複数の記憶媒体を有する記録装置の内の複数の記録ヘッド のうちのどの記録ヘッドが最も広く書き込むかを判断するシステムであって、 前記複数の記録ヘッドのそれぞれを使用して第1の遷移を書き込む手段と、 前記複数の記録ヘッドの1つを使用して、前記複数の記録ヘッドのうちの前記 1つの記録ヘッドを使用して書き込まれた第1の遷移から所定の距離に第2の遷 移を書き込む手段と、 前記第2の遷移を使用して前記複数の記録ヘッドのそれぞれを位置決めする手 段と、 前記位置決めされた記録ヘッドを使用して前記第1の遷移 のそれぞれに付随する振幅信号を読み取って比較し、それによって前記複数の記 録ヘッドのうちのどの記録ヘッドが最も広く書き込むかを判断する手段とを含む システム。 53.前記位置決めする手段が、前記第2の遷移を振幅信号に変換する手段を含 むことを特徴とする、請求項52に記載のシステム。 54.各記憶媒体がそれに付随する複数の内部記録ヘッドのうちの少なくとも1 つの記録ヘッドを有する、複数の内部記録ヘッドを有する記録装置内にある複数 の記憶媒体の1つにタイミング・パターンを生成するシステムであって、 前記複数の内部記録ヘッドのうちの第1の内部記録ヘッドを使用して、タイミ ング・パターンを表す第1の複数の遷移を書き込む手段と、 前記複数の内部記録ヘッドのうちの第1の内部記録ヘッドと前記複数の内部記 録ヘッドのうちの第2の内部記録ヘッドを位置決めする手段と、 前記複数の内部記録ヘッドのうちの前記位置決めされた第1の内部記録ヘッド を使用して前記第1の複数の遷移を読み取り、前記複数の内部記録ヘッドのうち の前記位置決めされた第2の内部記録ヘッドを使用して第2の複数の遷移を書き 込む手段と、 前記複数の内部記録ヘッドのうちの前記第1と第2の内部記録ヘッドを位置決 めし直す手段と、 前記複数の内部記録ヘッドのうちの前記位置決めし直され た第2の内部記録ヘッドを使用して前記第2の複数の遷移を読み取り、前記複数 の内部記録ヘッドのうちの前記位置決めし直された第1の内部記録ヘッドを使用 して第3の複数の遷移を書き込む手段とを含むシステム。 55.前記位置決めし直す手段が、前記複数の複数の内部記録ヘッドのうちの前 記第1と第2の内部記録ヘッドを、前記第1の複数の遷移に付随する振幅信号が その最大値の約半分である場所に移動する手段を含むことを特徴とする、請求項 54に記載のシステム。 56.前記記録装置内にあり、各半径方向領域が複数のトラックを有する複数の 半径方向領域を含む記憶媒体と、 前記記録装置内にあり、前記記憶媒体上にタイミング・パターンを生成し、内 部記録ヘッドを半径方向に位置決めするために使用する半径方向位置決め値を求 めるためのパターンを生成し、前記記憶媒体上にサーボ・パターンを書き込む内 部記録ヘッドと、 前記複数の半径方向領域のうちの少なくとも1つの領域について、前記領域内 に前記内部記録ヘッドによって伝播されたパターンから、前記内部記録ヘッドを 半径方向に位置決めするために使用する半径方向位置決め値を求める手段とを含 む記録装置。 57.半径方向位置決め値を求めるステップがすべての半径方向領域について半 径方向位置決め値を求めるステップを含むことを特徴とする、請求項1に記載の 方法。 58.前記第1の複数の遷移の各対の間の時間間隔を求めるステップと、 求めた各時間間隔と所定の名目間隔との間の偏差の量を求めて、前記第1の複 数の遷移の各対が対応する求められた偏差の量を有するようにするステップとさ らに含む、請求項8に記載の方法。 59.前記第1の時間遅延のそれぞれが前記所定の名目間隔と前記第1の複数の 遷移の対に関係する偏差の量との関数に基づいて求められ、前記第2の複数の遷 移の前記第1の部分のそれぞれが前記第1の複数の遷移の前記対のうちの1つに 対応することを特徴とする、請求項58に記載の方法。 60.前記第1の時間遅延のそれぞれが前記所定の名目間隔に前記第1の複数の 遷移の対に関係する偏差の量のはしたを加えた値を含み、前記第2の複数の遷移 の前記第1の部分が前記第1の複数の遷移の前記対のうちの1対に対応すること を特徴とする、請求項58に記載の方法。 61.前記第1の時間遅延のそれぞれが前記所定の名目間隔と前記第1の複数の 遷移の対に関係する偏差の量との関数に基づいて求められ、前記第2の複数の遷 移の前記第1の部分のそれぞれが前記第1の複数の遷移の前記対のうちの1対に 対応することを特徴とする、請求項58に記載の方法。 62.時間間隔を求める前記ステップと、偏差の量を求める前記ステップと、前 記複数のトラックのそれぞれについて第2の複数の遷移を書き込む前記ステップ とを繰り返すステッ プをさらに含む、請求項11に記載の方法。 63.半径方向位置決め値を求める前記手段が、すべての半径方向領域について 半径方向位置決め値を求める手段を含むことを特徴とする、請求項29に記載の システム。 64.前記第1の複数の遷移の各対の間の時間間隔を求める手段と、 求められた各時間間隔と所定の名目間隔との間の偏差の量を求めて、前記第1 の複数の遷移の各対が対応する求められた偏差の量を有するようにする手段とを さらに含む、請求項36に記載のシステム。 65.前記第1の時間遅延のそれぞれが前記所定の名目間隔と前記第1の複数の 遷移の対に関係する偏差の量との関数に基づいて求められ、前記第2の複数の遷 移の前記第1の部分のそれぞれが前記第1の複数の遷移の前記対のうちの1対に 対応することを特徴とする、請求項64に記載のシステム。 66.前記第1の時間遅延のそれぞれが前記所定の名目間隔に前記第1の複数の 遷移の対に関係する偏差の量の関数を加えた値を含み、前記第2の複数の遷移の 前記第1の部分のそれぞれが前記第1の複数の遷移の前記対のうちの1対に対応 することを特徴とする、請求項64に記載のシステム。 67.前記第1の時間遅延のそれぞれが前記所定の名目間隔と前記第1の複数の 遷移の対に関する偏差の量との関数に基づいて求められ、前記第2の複数の遷移 の前記第1の部分のそれぞれが前記第1の複数の遷移の前記対のうちの1対に対 応することを特徴とする、請求項69に記載のシステム。 68.前記第2の複数の遷移が、各第1の部分が対応する第1の時間遅延で書き 込まれる遷移の第1の部分と、各第2の部分が対応する第2の時間遅延で書き込 まれる遷移の第2の部分とを含むことを特徴とする、請求項11に記載の方法。 69.前記第2の複数の遷移が、各第1の部分が対応する第1の時間遅延で書き 込まれる遷移の第1の部分と、各第2の部分が対応する第2の遅延時間で書き込 まれる遷移の第2の部分とを含むことを特徴とする、請求項39に記載のシステ ム。
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