JPH10503941A - 外科用切断用具 - Google Patents

外科用切断用具

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JPH10503941A JP7529449A JP52944995A JPH10503941A JP H10503941 A JPH10503941 A JP H10503941A JP 7529449 A JP7529449 A JP 7529449A JP 52944995 A JP52944995 A JP 52944995A JP H10503941 A JPH10503941 A JP H10503941A
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ハゴップ、サミュエル、マヌシャキアン
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ハゴップ、サミュエル、マヌシャキアン
マーティン、クリストファー、ワイセルバーグ
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Abstract

(57)【要約】 手術場所に吸引力を加えることができるようにする手段が設けられた外科用切断用具を提供する。用具は、例えば、外科用鋏又は外科用メスである。用具には焼灼を行うための手段、及び/又は外科医が手術を行う組織をクランプするための手段が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】 外科用切断用具 本発明は外科用切断用具に関する。 このような用具、例えば外科用鋏又は外科用メスを使用する場合には、外科医 は、通常は、用具の使用によって放出された血液及び他の体液を除去するように 、外科用用具が使用されている場所で吸引を行えるアシスタントを少なくとも一 人必要とする。そうでない場合には、外科医の視界が妨げられてしまう。このよ うなアシスタントは、更に、補助的な仕事、例えば焼灼を行う。 しかしながら、アシスタントを必要とすることには多くの欠点がある。これら の欠点の一つは、外科医が作業するのと同じ場所でアシスタントが作業を行うた めに外科医の行動が妨げられ、そして行動が困難になり、少なくとも手術が長引 いてしまうということである。更に、吸引及び焼灼を行うのにアシスタントが要 らない場合には、外科医を補助する他の仕事でアシスタントを更に有用に使うこ ともでき、場合によっては、アシスタントを全く必要としない。 本発明によれば、使用している箇所に吸引力を加えることができるようにする 手段を備えた外科用切断用具が提供される。本発明の二つの特定の形態では、外 科用用具は、外科用鋏又は外科用メスである。随意であるが、外科用用具には焼 灼を行うための手段が設けられていてもよい。 本発明による外科用切断用具には、外科医が手術を行っている組織をクランプ するための手段が設けられているのがよい。 本発明を、添付図面を参照して以下に詳細に説明する。 第1図は、本発明による外科用鋏の図であり、 第2図は、第1図の鋏で使用できる一つの種類のブレードの先端部の拡大図で あり、 第3図は、第1図の鋏で使用するための別の種類の先端部の拡大図であり、 第4図は、本発明による外科用鋏の第2実施例を示す図であり、 第5a図乃至第5d図は、第4図の鋏で使用できる鋏の先端部の形体の第1の 組み合わせを示す図であり、 第6a図乃至第6d図は、第4図の鋏で使用できる先端部の形態の第2の組み 合わせを示す図であり、 第7a図乃至第7d図は、外科用鋏へのクランプの組み込みを示す図であって 、それぞれ鋏を閉じた状態での平面図、鋏を開いた状態での平面図、鋏を閉じた 状態での側面図、及びブレードの構造を明瞭に示すためにブレードを分離した状 態での側面図であり、 第8図は、焼灼を行うための手段を組み込んだ鋏を示す図であり、 第9図は、吸引手段及び焼灼手段の両方を組み込んだ本発明の外科用メスの側 面図であり、 第10図は、第9図に対して直角方向から見た、外科用メスの背側の平面図で あって、明瞭化を図るために鉗子チップ及び金属製の延長部を省略した図であり 、 第11図は、変形例の外科用メスのブレードをその非切断縁部から見た図であ り、 第12図は、外科用メスを取り外し自在に受け入れるための手段が設けられた 吸引/焼灼ユニットの側面図であり、 第13図は、第12図の13−13線断面図であり、 第14図は、ブレードホルダを持つ鉗子の形体の他の実施例の図であり、 第14a図及び第14b図は、それぞれ第14図の鉗子のA−A線及びB−B 線での拡大断面図であり、 第15図は、第14図の鉗子を、第14図の方向と直角な方向から見た図であ り、 第16図は、第15図の鉗子をブレードを所定位置に取り付けた状態で示す図 であり、 第17図は、第15図の鉗子を第15図の方向に対して180°の方向から見 た図である。 第1図、第2図、及び第3図に示す本発明の実施例を参照すると、この実施例 は、指穴18及び20と、ブレード22及び24とを各々有する部材12及び1 4が枢軸16で連結された、外科用鋏10の形態である。 ブレード24は、従来の構造でよいが、ブレード22は本発明の目的のため改 造された先端部26を有している。改造された先端部の一つの形態が第2図に拡 大して示してあり、先端部の他の形態が同じ縮尺で第3図に示してある。鋏は、 本明細書中に説明した鋏の他の実施例と同様に湾曲しており、鋏を平面図で示す 図では、鋏の凹状の側が図面を見る人に向いている。しかしながら、変形例では 、本発明は、本明細書中に説明したその種々の特徴において、真っ直ぐな形状の 鋏にも適用できる。 好ましくは金属製の吸引チューブ28は、その内部を通して何らかの材料を部 材12の一方の縁部まで送ることができる。このチューブは、部材12とは別個 のものであり、部材12に単に取り付けられているに過ぎないが、好ましくは、 部材12に埋め込まれている。このような埋め込みは、例えば、部材12に内孔 を形成し、チューブをこれに長手方向に挿入するか或いは、部材12の後縁に凹 所を形成し、これにチューブを挿入することによって行われる。後者の場合には 、チューブの露呈部分を、例えばはんだ付け材料で覆うのがよい。別の方法は、 別体のチューブ28を持たず、同じ効果を得るのに部材12内の内孔を用いる。 説明を簡単にするため、このような内孔は、以下の説明において、それ自体がチ ューブを形成するものと考えられる。 上記チューブの一端は、吸引源(図示せず)に連結された可撓性管30に取り 付けられている。チューブの他端は、以下に説明するように、先端部26におい て終端する。チューブ28は短い枝管32を有し、この枝管32は、指穴18に 配置されたオリフィス34を介して大気と連通している。オリフィス34により 、少量の空気をチューブ28に入れることができ、従って、オリフィスが開いて いると、先端部26に加えられる吸引の効果が低下する。かくして、外科医は、 指孔18内の指(この指は、通常は、外科医の親指である)を使用してオリフィ ス34を完全に又は部分的に開閉することによって、加えられる吸引の量を制御 することができる。 第2図に示す先端部の実施例では、少なくとも一つの孔36(このような孔が 三つ示してあるが、孔の数はこれ以上でも以下でもよい)がブレードを通って一 方の面から他方の面まで延びている。吸引チューブ28の上流端38は、これら の三つの孔のうちの最も大きな孔の一方の縁部と隣接している。第2図に示す先 端部は、鋏が少なくとも部分的に閉じている場合にだけ顕著な吸引効果を提供し 、従って、鋏を開閉することによって吸引効果を得ることができる。鋏が少なく とも部分的に開いているとき、オリフィス34を開閉することによって追加的な 制御を加えることができる。 第3図に示す先端部の実施例では、第1図及び第3図でわかるように、図面を 見る人の方を向いた先端部の表面、即ち、ブレード24から遠ざかる方を向いた 表面に部分的に円錐形の窪みが形成されている。この場合、吸引は、もっぱらオ リフィス34で制御される。 次に、第4図、第5図、及び第6図を参照して本発明の二つの別の実施例を説 明する。第4図には、ブレード101及び102を持つ外科用鋏が示してある。 ブレードの切断面は、添字Cを使用して示してあり、(1Cはブレード101の 切断面であり、2Cはブレード102の切断面である)、ブレードの外面(即ち 、 互いから遠ざかる方向に向いた面)は、添字Eを使用して示してある(1Eはブ レード101の外面を示し、2Eはブレード102の外面を示す)。 第5a図乃至第5d図は、これらの四つの面の一つの可能な組み合わせを示す 。第5a図に示す面2Cは、一部が円錐形の凹所50を有する。この凹所50の 大きい方の端部は、吸引チューブ28の上流端38と連通している。このことか ら、この実施例では、ブレード102に吸引チューブが設けられているというこ とが理解されよう。これは、面2Eを示す第5c図から更に明瞭にわかる。ブレ ード101の面1Cは部分的に円錐形の凹所52を有し、この凹所52は、その 先端を除いて、面2Cの凹所50と合一する。先端では、三角形の開口部54が ブレードを貫通しており、従って、これは面1E(第5b図参照)にも見えてい る。鋏が少なくとも実質的に閉じているとき、鋏によって、手術箇所に孔54を 通して吸引力が加えられる。鋏が開いている場合には、吸引力は溝50及び52 を介して加えられる。 第6a図乃至第6d図は、使用できる変形例の面の組を示す。この実施例では 、吸引チューブ28がブレード101に設けられ、この吸引チューブ28の上流 端38が第6d図に示す面1Cに開放したている。このため、面2Eは、通常の ブレードの面であり、本発明を適用することによる特徴が全くない。 第7a図乃至第7d図は、患者の組織をクランプするための手段を外科用鋏に どのようにして設けるのかを示す。簡単にするため、第7a図乃至第7d図には 、鋏に吸引力を提供するための手段は設けられていない。しかしながら、必ずし も吸引手段が設けられていなくてもよいが、第7a図乃至第7d図に示す構造に は、このような吸引手段を設けることができるということは理解されよう。 第7a図乃至第7d図の鋏は、一対のブレード201及び202を持つものと して示してある。第7c及び第7dに示してあるように、ブレード202の先端 部には、ブレード201の先端部と重なり合うクランプ部材204が設けられて いる。ブレード201の先端部には、一部を切り欠いて凹所を形成した部分が設 けられており、この部分とクランプ部分204が噛み合うようになっている。そ のため、鋏を閉じると、ブレード201に形成された第7d図に示す面206が 、第7d図において図面を見る人から見えない方のクランプ部分204の面と当 接する。 第8図は、焼灼を行うための焼灼器を外科用鋏に設けることを示す。鋏を構成 する一方の部材301(他方の部材には参照番号302が附してある)に沿って 延び、その先端部306で終端するとともに、部材301の残りの部分から電気 的に絶縁された導線304が、電源の一方の端子(正極であるように示してある が、負極であってもよい)に接続される。導線304は、先端部306と電気的 に接触した箇所以外は部材301から絶縁されているということは理解されよう 。他方の導線308は、部材301に直接的に電気的に接続されており、部材3 02には枢軸16を通して間接的に接続されている。かくして、二極式焼灼器が 形成される。単極式焼灼器が所望である場合には、導線304及び308のうち の一方を省略し、他の接続を患者の身体に行う。第8図を簡単にするため、鋏に 吸引力を提供するための手段は示してない。しかしながら、このような吸引手段 は、必ずしも設けられていなくてもよいが、設けられていてもよいということは 理解されるべきである。更に、第8図の焼灼器装置は、吸引装置とともに又は吸 引装置なしで、第7a乃至第7d図のクランプ装置と組み合わせることができる ということは理解されるべきである。 第9図及び第10図は、外科用メスの形態の本発明の一実施例を示す。これに は、吸引力を提供するための手段、クランプ手段、及び焼灼器が設けられている 。外科用メスは、前記ブレード402を支持するブレードホルダ401を持つハ ンドル400を有する。前記ブレードは切断縁部404及び非切断縁部406を 有する。吸引チューブ408は、ハンドルの下縁部に沿って延び、次いでブレー ド 402の一方の面に沿って延び、吸引チップ410で終端する。吸引チップ41 0は、第10図でわかるように、ブレード402の隣接した面に面している。チ ューブ408の下流端は、吸引源(図示せず)に連結された可撓性管410に連 結されている。 鉗子チップ412が上方に配置されているが、通常は、これはブレード402 の非切断縁部406から間隔が隔てられている。鉗子チップ412は、これが取 り付けられたハンドル400から電気的に絶縁されている。鉗子チップは、可撓 性材料、例えばばね鋼でできており、従って、縁部406に向かって弾性的に押 すことにより組織、例えば出血している組織の一片を鉗子チップと縁部406と の間にクランプすることができる。鉗子チップ412は、金属製の延長部414 (ハンドル400から電気的に絶縁されている)を介して電源の一方の極(ここ では正極として示してある)に接続されている。ハンドル400及び従ってブレ ード402は、この図で負極として示す他方の極に接続されている。従って、上 述のように、出血している組織をクランプすると、この組織には、この組織を通 る電流により焼灼作用が加えられ、クランプと同時に焼灼が行われる。 第9図及び第10図には、二極式焼灼器が示してあるが、一方の又は他方の電 気的接続を省略し、患者の身体に接続を行うことによって単極焼灼器を形成でき る。 第11図は、先端部に三角形の部品416が形成された変形例の外科用メスの ブレードを示す。部品416は、適当な手段でブレードに固定された別の部品で あってもよいし、ブレードの製造段階においてブレードと一体に形成された部品 であってもよい。鉗子チップの遠位端には、好ましくは、ブレードに形成された 三角形部品416と同じ形状及び大きさの三角形部品が形成されている。 第12図及び第13図は、吸引/焼灼複合ユニット500を示す。これは、例 えば金属又はプラスチック材料製の吸引チューブ502及びこれに固定された金 属製鉗子部材504からなる。鉗子部材504は、弾性的に撓むことができ、チ ューブ502に向かって押圧することができる。電源の一方の端子506を鉗子 部材504に電気的に接続する。他方の極は、吸引チューブ502が導電性材料 でできている場合(この場合には、チューブ及び鉗子部材を互いに電気的に絶縁 しなければならない)には、吸引チューブ502に接続され、チューブが非導電 性材料でできている場合には、導電性の導線がチューブを通って極から延びて、 チューブ出口510のところで現れる。チューブ502の他端は、吸引源(図示 せず)に接続されている。 複数のU字形状案内体512が、チューブ502から、鉗子部材504から遠 ざかる方向に延びている。これらの案内体は互いに整合しており、外科用メス( 図示せず)を好ましくは取り外し自在に受け入れることができる整列した開口部 514を構成する。このようにして、外科医は、特定の手術に合わせて随意に、 外科用メスを単独で、又は吸引及び/又は焼灼ユニットと組み合わせて使用でき る。変形例では、吸引/焼灼ユニットを外科用メスなしで使用できる。吸引/焼 灼ユニットは、所望であれば、使い捨ての物品として経済的に製造されるように 、十分に簡単なものである。 第14図乃至第17図の実施例は、互いに向かって弾性的に移動できる第1及 び第2の鉗子アーム601及び602を持つ鉗子600の形態である。第2鉗子 アーム602は、ブレードホルダ604が取り付けられた凹所領域603を有す る。ブレードホルダは、外科用ブレード606のスロット605に受け入れられ るような形状を有いている。 鉗子アーム601には、吸引チューブ607が設けられている。吸引チューブ 607は鉗子アーム601に形成されているか或いはこのアームに埋め込まれて いる。吸引チューブ607の基端は負圧源に連結でき、先端は開放した先端部6 08で終端する。 鉗子の基端は、プラスチック又は他の絶縁材料製のアームハウジング610を 支持する。(ハウジング610は、内部構造が見えるように透明であるように示 してある)。鉗子アーム601及び602は、ハウジング内に固定的に保持され ており、互いに電気的に絶縁されている。部分601a及び602aは、鉗子部 材の先端チップが焼灼器として作用できるようにするための二極電源の夫々の極 に電気的に接続するため露呈されている。変形例では、単極焼灼法で使用するた め、鉗子アームの一方だけを電源に電気的に接続する。 かくして、第14図乃至第17図に示す実施例は、吸引力及び焼灼の両方を加 えることができる鉗子として、及び切断用具として使用できる。切断機能を使用 しないことが所望の任意の特定の状況では、ブレード606を簡単に外すことが できる。 吸引力を加えるための手段なしで、上述の種々の特徴を使用できるということ に着目されたい。例えば、外科用切断用具にクランプを行う特徴及び/又は焼灼 を行う特徴を吸引なしで提供でき鉗子/外科用メス複合ユニットを吸引なしで提 供できる。更に、吸引を行う特徴及びクランプを行う特徴を、第12図及び第1 3図におけるように、しかし外科用メス案内手段なしで、切断用具ではない一つ の用具に組み合わせることができる。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1996年5月24日 【補正内容】 請求の範囲 1.互いに向き合った切断面と、外面とを各々有する第1及び第2のブレード と、用具による手術を行っている箇所に吸引力を加えるられるようにする吸引手 段とを備え、この吸引手段は、一方のブレードの切断面に開放された吸引開口部 で終端する吸引通路を有し、両切断面は、両ブレードを閉じたときに、両切断面 間に、吸引力を前記吸引開口部の前方に伝えるための経路を画成するように形成 されている、外科用鋏。 2.一対の指穴を備え、前記吸引通路には、大気に開放した制御開口部が使用 者の指で少なくとも部分的に閉鎖できるよう、一方の指グリップの領域に設けら れている、請求項1に記載の鋏。 3.経路は、一方又は両方のブレードを貫通した少なくとも一つの孔を介して 一方又は両方のブレードの外面と連通している、請求項1又は2に記載の鋏。 4.複数の前記孔は、互いに長手方向に間隔が隔てられている、請求項3に記 載の鋏。 5.経路は、少なくとも一方のブレードの切断面に形成された窪みによって部 分的に形成されている、請求項1乃至4のうちのいずれか一項に記載の鋏。 6.一方のブレードの先端に他方のブレードに向かって延びる突起が形成され ており、前記他方のブレードには、鋏を閉じたときに前記突起を受け入れるよう になった凹所が設けられており、これによって、材料を突起と凹所との間にクラ ンプできようになっている、請求項1乃至5のうちのいずれか一項に記載の鋏。 7.鋏を焼灼器として使用できるように、鋏に少なくとも一つの電気接続を形 成する手段が設けられている、請求項1乃至6のうちのいずれか一項に記載の鋏 。 8.一方のブレードの先端に電気的に接続された第1導電体と、鋏のいずれか の場所に電気的に接続された第2導電体とを備えた、請求項7に記載の鋏。 9.ハンドル及びこのハンドルに取り付けられたブレードを持つ外科用メスの 形体の外科用切断用具であって、用具による手術を行っている箇所に吸引力を加 えられるようにするための吸引手段が設けられた、外科用切断用具。 10.前記吸引手段は、ブレードの先端に位置するか又はこの先端と隣接する吸 引開口部において終端する吸引通路を有する、請求項9に記載の用具。 11.ブレードは、切断縁部及び背縁部を有し、材料を背縁部との間にクランプ するため、クランプ部材が、押圧力に抗して前記背縁部に向かって移動できるよ うに取り付けられている、請求項9又は10に記載の用具。 12.外科用メスが焼灼器として作動できるように、ブレードに電気的に接続さ れた第1導電体及びクランプ部材に電気的に接続された第2導電体を備えた、請 求項11に記載の用具。 13.クランプ部材は拡大クランプチップで終端する、請求項11又は12に記 載の用具。 14.鉗子/外科用メス複合ユニットの形態であり、互いに向かって弾性的に移 動可能な第1及び第2の鉗子アーム、一方のアームに取り付けられた外科用メス ブレードと、用具による手術を行っている箇所に吸引力を加えられるようにする ための吸引手段とを備えた、外科用切断用具。 15.外科用メスブレードが、他方のアームから遠ざかる方向に向いたアームの 表面に固定的に取り付けられている、請求項14に記載の用具。 16.前記吸引手段は、一方の鉗子アームの先端に位置するか又はこの先端と隣 接して設けられた吸引開口部において終端する吸引通路を有する、請求項15に 記載の用具。 17.外科用メスが焼灼器として作動できるように、少なくとも一方の鉗子アー ムに電気的接続を形成する手段を備えた、請求項15又は16に記載の用具。 18.請求項9乃至17のうちのいずれか一項に記載の外科用切断用具を形成 する上で外科用メスブレードと関連して使用するための用具ユニットであって、 ブレード自体の代わりに外科用メスブレードを受け入れるための手段を備えてい る、用具ユニット。 19.外科用切断用具を形成する上で外科用メスと関連して使用するための用具 ユニットであって、外科用メスブレードを持つ外科用メスを取り外し自在に受け 入れるための案内構造と、外科用メスがこの案内構造に受け入れられたとき、外 科用メスが置かれた場所に又はその近くに吸引力を加えるため、案内構造によっ て支持された吸引手段とを備え、案内体構造及び吸引手段が、案内/吸引複合ア ッセンブリを形成する、用具ユニット。 20.材料を間にクランプするため、クランプ部材が前記アッセンブリに向かっ て押圧力に抗して移動できるように取り付けられている、請求項19に記載の用 具ユニット。 21.クランプ部材に電気的に接続された第1導電体及び前記アッセンブリに電 気的に接続された第2導電体のうちの少なくとも一方を有する、請求項20に記 載の用具ユニット。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.用具による手術箇所に吸引力を加えることができるようにするための吸引 手段を備えた外科用切断用具。 2.互いに向き合った切断面及び外面を各々有する第1及び第2のブレードを 持つ鋏の形態である、請求項1に記載の用具。 3.前記吸引手段は、第1ブレードの先端にある又は先端と隣接した吸引開口 部で終端する吸引通路を有する、請求項2に記載の用具。 4.鋏は一対の指穴を有し、前記通路には、大気に開放した制御開口部が、使 用者の指で少なくとも部分的に閉鎖できるよう一方の指グリップの領域に設けら れている、請求項3に記載の用具。 5.吸引開口部は、少なくとも一つの孔を持つブレードチップ部分に又はこの チップ部分と隣接して配置されている、請求項3又は4に記載の用具。 6.複数の前記孔は、互いに長手方向に間隔が隔てられている、請求項3又は 4に記載の用具。 7.吸引開口部は、外面に窪みが形成されたブレードチップ部分に又はこれと 隣接して配置されている、請求項3又は4に記載の用具。 8.各ブレードには、その切断面の先端部に窪みが形成されており、前記吸引 開口部は第1ブレードの先端部の窪みと連通しており、前記先端部の少なくとも 一方を貫通した孔が吸引力をその外面と連通させる、請求項3又は4に記載の用 具。 9.前記孔は、第2ブレードの先端部を貫通している、請求項8に記載の用具 。 10.前記孔は、第1ブレードの先端部を貫通している、請求項8に記載の用具 。 11.一方のブレードの先端に他方のブレードに向かって延びる突起が形成さ れており、前記他方のブレードには、鋏を閉じたときに前記突起を受け入れるよ うになった凹所が設けられており、これによって、材料を突起と凹所との間にク ランプできるようになっている、請求項2乃至10のうちのいずれか一項に記載 の用具。 12.鋏を焼灼器として使用できるように、鋏に少なくとも一つの電気接続を形 成する手段が設けられている、請求項2乃至11のうちのいずれか一項に記載の 用具。 13.一方のブレードの先端に電気的に接続された第1導電体、及び鋏のいずれ かの場所に電気的に接続された第2導電体を有する、請求項12に記載の用具。 14.ハンドル及びこのハンドルに取り付けられたブレードを有する外科用メス の形態である、請求項1に記載の用具。 15.前記吸引手段は、ブレードの先端に位置するか又はこの先端と隣接する吸 引開口部において終端する吸引通路を有する、請求項14に記載の用具。 16.ブレードは、切断縁部及び背縁部を有し、材料を背縁部との間にクランプ するため、クランプ部材が、押圧力に抗して前記背縁部に向かって移動できるよ うに取り付けられている、請求項14又は15に記載の用具。 17.外科用メスが焼灼器として作動できるように、ブレードに電気的に接続さ れた第1導電体及びクランプ部材に電気的に接続された第2導電体を有する、請 求項16に記載の用具。 18.クランプ部材は拡大クランプ先端部で終端する、請求項16又は17に記 載の用具。 19.鉗子/外科用メス複合ユニットの形態であり、互いに向かって弾性的に移 動可能な第1及び第2の鉗子アーム、及び一方のアームに取り付けられた外科用 メスブレードを有する、請求項1に記載の用具。 20.前記吸引手段は、一方の鉗子アームの先端に位置するか又はこの先端と 隣接して設けられた吸引開口部において終端する吸引通路を有する、請求項19 に記載の用具。 21.外科用メスが焼灼器として作動できるように、少なくとも一方の鉗子アー ムに電気的接続を形成するための手段が設けられている、請求項19又は20に 記載の用具。 22.請求項14乃至21のうちのいずれか一項に記載の外科用切断用具を形成 する上で外科用メスブレードと関連して使用するための用具ユニットであって、 ブレード自体の代わりに外科用メスブレードを受け入れるための手段を備えてい る用具ユニット。 23.請求項1記載の外科用切断用具を形成する上で外科用メスと関連して使用 するための用具ユニットであって、外科用メスブレードを持つ外科用メスを取り 外し自在に受け入れるための案内構造と、外科用メスがこの案内構造に受け入れ られたとき、外科用メスが置かれた場所に又はその近くに吸引力を加えるため、 案内構造によって支持された吸引手段とを備え、案内体構造及び吸引手段が、案 内/吸引複合アッセンブリを形成する、用具ユニット。 24.材料を間にクランプするため、クランプ部材が前記アッセンブリに向かっ て押圧力に抗して移動できるように取り付けられている、請求項23に記載の用 具ユニット。 25.クランプ部材に電気的に接続された第1導電体及び前記アッセンブリに電 気的に接続された第2導電体のうちの少なくとも一方を有する、請求項24に記 載の用具ユニット。
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