JPH10503897A - イメージを表すデータの有損失の圧縮及び伸張アルゴリズム - Google Patents

イメージを表すデータの有損失の圧縮及び伸張アルゴリズム

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Abstract

(57)【要約】 ソース・イメージを表すデータを圧縮及び伸張する方法を開示する。ラスタ化されたソース・イメージを表すデータを圧縮する方法は以下のステップを備える。ラスタ化されたソース・イメージを表すデータは、各々が空白ラインのみを含む複数の第1のセクションと、各々が非空白イメージを表すデータを含む複数の第2のセクションとに区分される。複数の第1のセクションの各セクションは個々の空白ライン・コードワードによって表される。複数の第2のセクションの各セクションは更に複数のブロックに区分され、各ブロックはPピクセルのLラインとパターンとを有する。区分された各ブロックに対して、各々がPピクセルのLライン及び区分されたブロックのパターンに最も近似する所定のパターンを有する複数Vのコード・ベクトルのうちの1つが選択される。区分された各ブロックは、複数のコード・ベクトルのうちの選択された1つを表す個々の非空白コードワードによって表される。従って、圧縮されたイメージは、空白ライン又はコード・ベクトルの何れかを表す連続するコードワードによって表される。連続するコードワードによって表される圧縮されたイメージを伸張する方法は以下のステップを備える。空白ライン・コードワードに応答して、空白ラインがラスタ化された再生されたイメージを表すデータに挿入される。各非空白コードワードに応答して、各非空白コードワードによって表されるコード・ベクトルのパターンがラスタ化された再生されたイメージを表すデータに挿入される。この伸張の結果が、ラスタ化された再生されたイメージである。

Description

【発明の詳細な説明】 イメージを表すデータの有損失の圧縮及び伸張アルゴリズム 本発明はイメージを表すデータを圧縮及び伸張するのに用いる有損失のアルゴ リズムに関する。 イメージ情報を或る位置から別の位置に送信することやイメージ情報を記憶す ることがしばしば必要である。例えば、ファクシミリ送信システムでは、イメー ジ情報は送信器から受信器へ電話線を通じて送信される。イメージを表すには大 量のデータが必要であるので、送信時間を短縮するために送信器でイメージ・デ ータ(イメージを表すデータ)を圧縮し、イメージを再生するために受信器で受 信したデータを伸張することが必要であることが知られている。別の例としては 、今日のデータ処理システムは、例えば、オフィスでの紙の使用を減らすための イメージ処理能力を提供する。そのようなデータ処理システムでは、イメージ・ データをデータ処理システムの記憶装置に記憶することが必要である。イメージ を記憶するのに必要な記憶容量を減らすために、イメージ・データを圧縮し、圧 縮されたデータを記憶装置に記憶することが有用であることが知られている。イ メージを必要とするときには、記憶装置から圧縮されたデータが検索され、伸張 され、データ処理システムによって更なる処理が行われ、そして、例えば、ディ スプレイ装置に表示される。 2レベル(bilevel)・イメージを圧縮及び伸張するアルゴリズムが幾つか現 存し、それらは、例えば、パックビッツ(PackBits)、CCITT G3及びG 4、JBIGなどである。これらのアルゴリズムのすべてはイメージを圧縮する が、イメージに関するすべての情報を保つ。即ち、イメージが圧縮され、次に、 それらアルゴリズムのうちの任意のものによって伸張され、そして、再生された イメージは元のイメージの完全なコピーである。このようなアルゴリズムではイ メージ情報が全く失われないので、このようなアルゴリズムをロスレス(無損失 、lossless)圧縮アルゴリズムという。 しかしながら、幾つかの場合には、通信プロセスに影響することなく幾らかの イメージ情報を損失してもよい。例えば、ファクシミリ送信及びオフィス−ベー スのイメージ・プロセッサにおいて、ユーザは、再生されたイメージの元のイメ ージに対する忠実度よりも、イメージ、例えば、タイピングされたメッセージに よって表される情報を気にする。即ち、ファクシミリ・メッセージを受信した人 又はタイピングされた紙の検索されたイメージを見る人がそのメッセージを読め るかぎり、文字の再生されたイメージが元のイメージの文字と全く同じではなく ても、それは成功されたものと考えられる。従って、そのようなシステムでは、 ユーザが性能低下に気づかない有損失(ロッシ、lossy)圧縮アルゴリズムを用 いることができる。 更に、有損失のイメージ・圧縮/伸張アルゴリズムは、一般に無損失アルゴリ ズムよりも少ないデータ量にイメージを圧縮することが知られている。イメージ ・データの量が減少されると、イメージはより少ない時間で送信され、その結果 、送信のための電話料金が低くなる。ユーザは、有損失アルゴリズムを用いるイ メージ送信システムおいて、無損失アルゴリズムを用いるシステムよりも、例え ば、より速い送信時間やより低い電話料請求書など、性能が向上していることに 気づくであろう。従って、有損失イメージ圧縮/伸張アルゴリズムは、幾らかの イメージの低下が受け入れ可能であるシステムには望ましい。 本発明の原理に従うと、ラスタ化した(rasterized)ソース・イメージを表す データを圧縮する方法は以下のステップを備える。ソース・イメージを表すデー タ(ソース・イメージ・データ)は、各々が空白ラインのみを含む第1の複数の セクションと、各々が非空白イメージを表すデータを含む第2の複数のセクショ ンとに区分される。第1の複数のセクションの各セクションは個々の空白ライン ・コードワードによって表される。第2の複数のセクションの各セクションは、 各々がPピクセルのLライン及びパターンを有する複数のブロックに更に区分さ れる。区分された各ブロックに対して、各々がPピクセルのLライン及び所定パ ターンを有する複数Vのコード・ベクトルのうちの区分されたブロックのパター ンに最も近似する1つが選択される。区分された各ブロックは、複数のコード・ ベクトルのうちの選択された1つを表す個々の非空白コードワードによって表さ れる。従って、圧縮されたイメージは、空白ライン又はコード・ベクトルを表す 連 続するコードワードによって表される。 連続するコードワードで表される圧縮化イメージを伸張する方法は以下のステ ップを備える。空白ライン・コードワードに従って、空白ラインがラスタ化され た再生されたイメージを表すデータに挿入される。各非空白コードワードによっ て表されるコード・ベクトルのパターンは、各非空白コードワードに応答して、 ラスタ化された再生されたイメージを表すデータに挿入される。この伸張によっ て、ラスタ化された再生されたイメージが生成される。 図面は以下のようである。 図1は本発明に従うイメージ圧縮/伸張を用いるファクシミリ送信システムの ブロック図である。 図2は本発明に従うイメージ圧縮/伸張を用いるデータ処理システムのブロッ ク図である。 図3は本発明に従うイメージ・データを圧縮する方法を示すフローチャートで ある。 図4はイメージをブロックに区分するプロセスを示すイメージの図である。 図5は本発明に従うイメージの圧縮に用いられる例示的なコード・ブックを示 す図である。 図6は本発明に従う以前に圧縮されたイメージを表すデータを伸張する方法を 示すフローチャートである。 図1は本発明に従ったイメージ圧縮/伸張を用いるファクシミリ送信システム 10のブロック図である。図1において、例えば紙のようなハード・コピーのイ メージとして示されるイメージ5が、送信器20から受信器50に送信媒体40 、例えば電話線、を通じて送信され、対応するイメージ5’が生成される。図1 において、初期イメージを含む紙が送信器20に供給される。送信器20はシリ アルに接続されたスキャナ22、メモリ24、イメージ・コンプレッサ(圧縮器 )26、ハフマン・エンコーダ28を含む。結果的なイメージ信号は送信媒体4 0に供給される。 前に送信されたイメージ信号は送信媒体40から受信器50によって受信され る。受信器50はシリアルに接続されたハフマン・デコーダ52、イメージ・エ キスパンダ(伸張器)54、メモリ56、プリンタ58を含む。プリンタ58は 、最初に送信されたイメージ5に対応するイメージ5’を含む例えば紙のような ハード・コピーを生成する。送信器20のイメージ・コンプレッサ26及び受信 器50のイメージ・エキスパンダ54は、それぞれ、イメージを表すデータを圧 縮及び伸張するために、それぞれコード・ブック30を用いる。送信器20のコ ード・ブック30は受信器50のコード・ブック30と同一であり、2つのコー ド・ブックを結合する破線が図1に示されている。 オペレーションにおいて、スキャナ22はハード・コピーのイメージ5を処理 し、公知の様式で該イメージを表す信号をピクセルのラスタの形で生成する。示 された実施例ではピクセルは2レベルであり、黒又は白のピクセルを表す。各ピ クセルがグレイ・スケール又はカラー・ピクセルを表すことも可能である。ピク セルのラスタは公知の様式でメモリ24に記憶される。記憶されたピクセルのラ スタはイメージ・コンプレッサ26によってコード・ブック30を用いて処理さ れ、圧縮された形でイメージを表す信号が生成される。圧縮されたイメージを表 す信号は、データを表すコードワードのシーケンスの形である。メモリ24から の以前に記憶されたイメージを表すデータを圧縮する様式は、以下に詳細に説明 する。コードワードのシーケンスが公知の様式でハフマン・エンコーダ28によ って符号化される。ハフマン・エンコーダ28を示しているが、メッセージにお けるコードワードの発生の確率に従って最小サイズの可変長のコードワードを生 成する任意のエンコーダ(本出願では確率エンコーダという)を用いることがで きる。例えば、公知の算術(arithmetic)エンコーダを用いることが可能であ る。ハフマン・コードのシーケンスは公知の様式で送信媒体40に供給される。 例えば、送信媒体40が電話接続である場合、ハフマン・コードはモデムによっ て音声トーンに変換される。 送信媒体40への対応する接続、例えば別のモデム、が受信器50に設けられ る。受信されたハフマン・コードはハフマン・デコーダ52によって復号化され 、イメージ・コンプレッサ26によって前に生成されたコードワードのシーケン スが生成される。(上述したように、エンコーダ28に対応する任意の確率デコ ーダを用いることが可能である。)これらのコードワードはイメージ・エキスパ ン ダ54によってコード・ブック30を用いて処理され、メモリ56にピクセルの ラスタが生成される。受信したコードワードのシーケンスがメモリ56における ピクセルのラスタに伸張される様式は、以下に詳細に説明する。プリンタ58は ピクセルのラスタを処理し、ピクセルのラスタで表されるイメージ5’をプリン トする。 イメージ・コンプレッサ26及びイメージ。エキスパンダ54によっての圧縮 /伸張は、それぞれ、有損失である。即ち、再生されたイメージ5’は元のスキ ャンされたイメージ5と同一ではない。しかしながら、イメージを送信するのに 必要なデータの量は、元のスキャンされたイメージの同一のコピーを送信するの に必要なデータの量よりも減少し、それによって、送信時間が速くなり且つ電話 料を低減させる。 図1はファクシミリ・システムとして示されているが、送信媒体が、例えば公 知のディスク又はテープ・ドライブのような、大容量記憶装置であると考えられ るときにはイメージを記憶するために用いてもよい。そのようなシステムでは、 テープ又はディスク・コントローラがハフマン・エンコーダ28からハフマン・ コードを受信し、それらをディスク又はテープの指定された位置に従来の様式で 記憶する。イメージが所望されるとき、以前に記憶された該イメージを表すハフ マン・コードがディスク又はテープの指定の位置から公知の様式で検索され、受 信器50に供給される。 図1のイメージ圧縮システムはファクシミリ送信システム10において実現さ れたものとして示されているが、データ処理システムにおいても実現され得る。 図2は本発明に従うイメージ圧縮/伸張を用いるデータ処理システムのブロック 図である。図2において、図1のエレメントと類似のエレメントには同じ参照番 号を付けてあり、それらに関しては詳細に説明しない。 図2において、データ処理システム60は、システム・バス68を通じて公知 の様式で結合された中央処理装置(CPU)62、リード/ライト・メモリ(R AM)64、及びリード・オンリ・メモリ(ROM)66を含む。データ処理シ ステム60はまた、イメージ5のハード・コピーを受け取るように示されたスキ ャナ22と、対応するイメージ5’のハード・コピーを作成するように示された プリンタ58を含み、それらは両方とも公知の様式でシステム・バス68に結合 される。データ処理システムは更に、ディスク・ドライブ72をシステム・バス 68に結合する大容量記憶装置アダプタ70、ディスプレイ装置82をシステム ・バス68に結合するディスプレイ・アダプタ80、及び送信媒体40として電 話システムをシステム・バス68に結合する電話会社(TELCO)アダプタ4 2を含む。オペレーションにおいて、CPU62はシステム・バス68を通じて 公知の様式でROM66及び/又はRAM64から命令を読み出し、それら命令 を実行し、ROM66及び/又はRAM64からのデータの読み出し、RAM6 4へのデータを書き込み、及び適当な入力/出力アダプタ(即ち、スキャナ22 、大容量記憶装置70、プリンタ58、ディスプレイ・アダプタ80、TELC Oアダプタ42)へのデータの送信又はそれらからのデータの受信を行う。図2 において、スキャナ22はイメージを含むハード・コピー5を処理し、CPU6 2の制御の下に、該イメージを表すピクセルのラスタをRAM64に記憶する。 CPU62はピクセルのラスタをRAM64から読み出し、それらを処理してコ ード・ブック30(図1)と関連してコードワードのシーケンス(一連のコード ワード)を生成する。コード・ブック30はROM66に永久的に記憶されても よく、また、ディスク・ドライブ72に記憶されてもよく、CPU62の制御の 下にRAM64へ検索される。CPU62はコードワードをRAM64又はディ スク72に一時的に記憶するか、又はそれらが生成されるとそれらを圧縮された イメージを表すハフマン・コードのシーケンス(一連のハフマン・コード)に処 理する。ハフマン・コードのシーケンスはディスク72のファイルに記憶され、 そして/又は送信媒体40を経て遠隔地へ送信するために電話会社アダプタ42 に供給され得る。 圧縮されたイメージを表すハフマン・コードのシーケンスが遠隔地から電話会 社アダプタ42を経て受信されるか、又はハフマン・コードの以前記憶されたフ ァイルがディスク・ドライブ72から検索され得る。電話会社アダプタ42から 受信したハフマン・コードはディスク・ドライブ72に記憶され得る。また、受 信又は検索したハフマン・コードはRAM64に記憶され得る。CPU62はハ フマン・コードのハフマン・デコーディングを行い、コードワードのシーケンス を生成する。それらコードワードはRAM64に記憶されるか、一時的にディス ク・ドライブ72に記憶されるか、又は生成されるにつれて処理され得る。次に 、CPU62はコードワードを処理して受信又は検索したイメージを表すピクセ ルのラスタをRAM64において生成する。ここでも、コード・ブック30をR OM66に永久的に記憶してもよく、又はディスク・ドライブ72のファイルに 記憶してもよい。RAM64のピクセルのラスタは公知の様式でプリンタ58に よってプリントされ、元のイメージ5にに対応するハード・コピー5’が生成さ れるか、又は表示イメージ5''としてディスプレイ装置82に表示される。 データ圧縮/伸張に関して図2のシステムは図1に示すシステムと同様に動作 するが、イメージを表すデータの送信、記憶及び受信に関しての更なる柔軟性を 与える。例えば、図2のデータ処理システムは、大容量記憶装置アダプタ70及 びディスク・ドライブ72とディスプレイ・アダプタ80及びディスプレイ装置 82とをなくし、図1に示すファクシミリ送信システム10として用いることが できる。互換的には、ファクシミリ・システム10を、標準のファクシミリ・シ ステムよりも多くの機能を持たせるように、大容量記憶装置及びディスプレイ能 力を備えて構成してもよい。そのような能力を持つことによって、スキャンされ た及び受信されたイメージが後の検索のために圧縮されディスク・ドライブ72 に記憶され得る。また、スキャンされた、記憶された、及び受信された圧縮イメ ージは伸張され、ディスプレイ装置82に表示される。このとき、プリンタ58 からのハード・コピーの必要性をなくすこともできる。互換的には、図2のデー タ処理システムをパーソナル・コンピュータのような標準のデータ処理システム に組み入れて、ハード・コピーのイメージのスキャン、圧縮された形でのイメー ジの記憶、以前に記憶された圧縮イメージによって表されるイメージの表示及び /又は印刷、及び圧縮された形でのイメージの送信及び/又は受信の能力を提供 することもできる。 図3は本発明に従ってイメージ・データを圧縮する方法100を示すフローチ ャートである。図4はイメージをブロックに区分するプロセスを示すイメージの 図であり、図5は本発明に従ったイメージの圧縮に用いる例示的なコード・ブッ ク30を示す図である。図4及び図5は、図3に示すイメージを圧縮する方法1 00のオペレーションを理解するのに有用である。図3に示す方法100はイメ ージ・コンプレッサ26(図1)又はCPU62(図2)によって行われる。 図3において、イメージ圧縮方法100はステップ102で開始される。ステ ップ104において、イメージが公知の方法でメモリ24又はRAM64に2レ ベル・ピクセルのラスタとして記憶される。図4はそのようなピクセルのラスタ を示す。図4において、大きい長方形300は2レベル・ピクセルのラスタを表 し、複数のラインからなる。図4の各ラインは水平のストライプで表されている 。各ラインは複数の垂直に整合されたピクセルを含み、各ピクセルはイメージ5 におけるそのピクセルの2つの可能な状態のうちの1つ、黒又は白、を表す。図 4の各ピクセルは正方形で表される。図4を簡単にするために、各ラインのすべ てのピクセルを示さず、ピクセルの一部のみを示している。セクション304及 び308において、個々のピクセルがそれぞれ正方形で表されている。セクショ ン302、306、310においてラインのみが示されているが、すべてのセク ションのすべてのラインが、セクション304及び308に示されたラインと同 じ数のピクセルを含むことを理解すべきである。 イメージがラスタ化されると、イメージは上から下へライン毎に処理され、各 ラインは左から右へピクセル毎に処理される。特定的には、処理は図4に示す最 上部のラインから開始される。図3のステップ106において、空白ライン、即 ち、白ピクセルのみを持つラインが検出される。ステップ106において空白ラ インが検出されると、ステップ108において連続する空白ラインの数が数えら れる。図4において、最上部から7本のライン、即ち、セクション302、が空 白ラインである。従って、ステップ108の結果は7である。連続する空白ライ ンの数が決定されると、ステップ110において、空白ラインの数を表す空白ラ イン・コードワード出される。 空白ラインを示すために用いられ得る幾つかの互換的な符号化方法がある。1 つの方法においては、空白ライン・コードワードの第1ビットが「0」(又は、 互換的に「1」)であり、2進数としてエンコードされた空白ラインの数を含む 固定数のビットが後続する。例えば、8ビット・コードワードに対して、固定数 のビットは7ビットであり、128までの連続する空白ラインを1つのコードワ ードで表すことができる。この符号化方法を用いる場合、例えば、図4に示すイ メージに対して出される第1のコードワードは000001112である。 別の互換的な符号化では、所定の6ビット・コードワード(以下に詳細に説明 する)の固定数の1つが空白ライン・コードワードとして確保され、そのコード ワードによって表される連続する空白ラインの数を含む固定数のビットが後続す る。以下に詳細に説明する例においては、64の所定のコードワードがあり、6 ビット二進識別子によって識別される。空白ラインを表すために最後のコードワ ード(即ち、コードワード63)が選択され、空白ラインの数を表す7ビット・ ワードがそれに後続する場合、この符号化方法を用いての図4に示すイメージに 対して出される第1のコードワード(91正確には、コードワードのシーケンス )は1111112,00001112である。これら2つの方法の何れにおいて も、1つのコードワードで表すことが可能な数よりも多い連続する空白ラインが ある場合、第1のコードワードが出されて最大数の空白ラインが表され、且つ第 2のコードワードが出されて残りのラインが表される。任意の数の連続する空白 ラインを表すために任意の数のシーケンシャルな空白ライン・コードワードが出 される。 ステップ112において、イメージの最後に達したか否か、即ち、最下部のラ インが処理されたかを判定するチェックが行われる。処理すべきラインが残って いない場合、圧縮プロセスは完了し、ステップ124で終了する。しかし、圧縮 すべきイメージが残っている場合、再びステップ106に入る。例の説明を続け る。図4に示すイメージ5の8ラインは空白ではない。(さもなければ、ステッ プ110で以前に出された空白ライン・コードワードに含まれている。)従って 、ステップ114に進む。ステップ114において、イメージは数Lのラインに 区分される。本願の説明において、ラインのこの数をバンドという。本実施例に おいて、L=8である。従って、本実施例において、次の8ライン、セクション 304、が区分されたバンドを形成する。 ステップ116において、ステップ114において区分されたバンド、セクシ ョン304がブロックに区分され、各々は、前に区分さたれバンドのL個のライ ンの各々のP個の垂直に整列したピクセルからなる。本願の説明において、各ラ インのPピクセル×Lラインのこの長方形のアレイをブロックという。本実施例 においてP=8である。従って、ブロック114及び116において8ライン× 8ピクセルの正方形のアレイが区分される。イメージは左から右へと処理される ので、区分された第1のブロックが図4のセクション304の最も左にある正方 形であり、太線で囲み且つ中央に「BLOCK」と記して示している。 ステップ118において、ブロック114及び116において区分されたブロ ックBLOCKに最も近いコード・ベクトルが、コード・ブック30(図1)か ら選択される。一般に、コード・ブック30は所定の数Vのコード・ベクトルを 含む。上記に暗示され且つ以下に詳細に説明するように、1つ又はそれ以上のコ ード・ベクトルが別の使用のために確保されるが、数Vは好適には2の累乗、即 ち、V=2i(iは整数)である。各コード・ベクトルはLラインを有する長方 形アレイであり、各ラインはP個の垂直に整列されたピクセルを含む。即ち、各 コード・ベクトルはイメージ5における区分されたブロックと同じ寸法を持つ。 コード・ベクトルの各ピクセルは黒又は白の何れかである。 図5は本実施例で用いるサンプルのコード・ブックを示す。この実施例におい て、L=8及びP=8(例えば、区分されたブロックのサイズ)であり、V=6 4(即ち、26)である。即ち、64の8×8のコード・ベクトルがコード・ブ ック30にある。上述したように、1つのコードワード及びそれに関連するコー ド・ベクトルが空白ラインを示すために確保され、従って、イメージ・データの 圧縮に63のコード・ベクトルのみが使用可能である。図5において、8ライン ×8ピクセルの63個のブロックが示されている。その各々はコード・ベクトル の下に示された0から62のインデックスによって識別される。ステップ118 において、イメージ5の現在区分されているブロックがそれぞれ図5に示すコー ド・ベクトルのすべてと比較され、すべてのコード・ベクトル中の最も近い(近 似する)コード・ベクトルが選択される。このプロセスは2進ベクトル量子化と して知られる。これは、区分されたブロックのパターンに最も近似するパターン のコード・ベクトルを識別することを意図している。 この比較を行うための例示的な方法は、区分されたブロックとコード・ベクト ルとの対応するピクセルを比較し、一致したピクセルの数を保持する。カウント は最初に0にセットされる。次に、第1のコード・ベクトルの最上ラインの最も 左のピクセルが、区分されたブロックの最上ラインの最も左のピクセルと比較さ れる。もしそれらが同じである場合(即ち、両方が黒又は白の場合)、カウント に1が付加される。もしそれらが異なる場合(即ち、一方が黒で他方が白の場合 )、カウントは変化しない。次に、コード・ベクトルと区分されたブロックとの 最上ラインの第2のピクセルが同様に比較され、以下同様に各ラインの各ピクセ ルが比較される。すべてのピクセルの比較の後の結果的カウントが、区分された ブロックのパターンに対するコード・ベクトルのパターンの近似度の測定値であ る。このカウントは、一致するピクセルが全くない(即ち、コード・ベクトルは 、区分されたブロックの写真のネガティブである)ことを意味する0から、コー ド・ベクトルがブロックの完全なコピーであることを意味する64まである。図 5に示す63個のコード・ベクトルの各々に対して個別のカウントが生成される 。最高のカウントを持つコード・ベクトルが最も近いコード・ベクトルとして選 択される。1つより多いコード・ベクトルが同じ最高のカウントをもつ場合、そ れらの中の任意のものが最も近いものとして選択される。区分されたブロックに 対する個々のコード・ベクトルの近似度を決定する別の方法も可能であり、本発 明に用いられ得る。 ステップ120において、区分されたブロックに最も近いコード・ベクトルと してステップ118において選択されたコード・ベクトルのアイデンティフィケ ーション(ID)番号が、そのブロックを表すコードワードとして出される。上 述したように、コードワードを出すための2つの可能な方法がある。第1の方法 において、上述したように、空白ラインを表すコードワード(ステップ110で 出されたもの)は「0」(又は「1」)の第1ビットを有する。その逆に、コー ド・ベクトルを表すコードワードは「1」(又は「0」)の第1ビットを有し、 2進数で表された選択されたコード・ベクトルのID番号が後続する。本実施例 において、64のコード・ベクトルのID番号は6ビットの2進数で表され得る 。従って、区分されたブロックを表すコードワードは7ビットを有し、「1」( 又は「0」)が先行し、6ビットのIDが後続する。例えば、最も近似するコー ド・ベクトルがID番号27のコード・ベクトルであると決定された場合には、 その 区分されたブロックに対して出されるコードワードは10110112である。 第2の方法では、コード・ベクトルのIDのうちの1つ(例えば、63)が空 白ラインを表すために確保される。残りの63のコード・ベクトルのみが、区分 されたブロックと比較されるパターンを有する。本実施例において、区分された ブロックを表すコードワードは6ビットを有する。例えば、最も近似するコード ・ベクトルがID27(上述のように)を有すると判定された場合、その区分さ れたブロックに対して出されるコードワードは0110112である。 図3のステップ122において、以前に区分されたバンドの最後のブロック( 最も右のブロック)が処理されたかを判定するためのチェックが行われる。もし 処理されていなければ、再びステップ116に入って次のブロックを区分して処 理する。本実施例を続いて説明する。最も左のブロックBLOCKが処理された 後、右にある次のブロック(図4において、このブロックも太線で囲まれている )が区分され、上記で詳細に説明したように、最も近似するコード・ベクトルを 選択し且つそのコード・ベクトルのIDを出す処理が行われる。例えば、この区 分されたブロックに対して最も近似するコード・ベクトルがID10を有すると する。この区分されたブロックに対して出されたコードワードは、従って、7ビ ット・コードワードに対しての00010102であるか又は6ビット・コード ワードに対しての0010102であるかの何れかである。同様にして、左から 右へ処理されて、区分されたバンドのすべての区分されたブロックを表すコード ワードのシーケンスが出される。区分されたバンドの最も右のブロックが処理さ れた後、そのバンドに処理されるべきブロックがなくなり、再びステップ112 に入り、イメージ5の最後のラインが処理されたかが判定され、処理される。 コード・ブック30を記憶するために必要なメモリを増加することなくコード ・ベクトルの数を本質的に倍にすることが可能である。そのようなシステムでは 、選択されたコード・ベクトルの数を表す2進数が付加的なビットを含む。区分 されたブロックは所与のコード・ベクトルの各々と比較されるのみならず、それ らコード・ベクトルの各々の反転されたもの(インバース)又は写真のネガティ ブと比較される。区分されたブロックがコード・ベクトルのインバースに最も近 似する場合には付加的ビットが「1」にセットされ、そうでない場合には「0」 に セットされる。本実施例においてその技術を用いるためにはコード・ベクトルを 識別するために7ビットが必要であり、6ビットが選択されたコード・ベクトル を識別するためのものであり、1ビットが、コード・ベクトルの写真的ネガティ ブ又はポジティブが以前区分されたブロックに最も近似するかを指定するための ものである。選択されたコード・ベクトルを識別する2進数が生成されると、上 記の何れかの方法でコードワードが生成され(即ち、「1」(又は「0」)が先 行する)、7ビットのコード・ベクトルの2進数が続くか、又は7ビットのコー ド・ベクトルの2進数のみが、1つのコードワードが空白ラインを表すために確 保され)続く。 図3に示された圧縮方法の結果はコードワードのシーケンスであり、その各々 は、上から下へ及び左から右へスキャンされるにつれて、或る数の連続する空白 ラインを表すか又はイメージのバンドの連続するブロックに最も近似するコード ・ベクトルを表すかの何れかである。図4に示されるイメージ5に関して、イメ ージ・コンプレッサ26(図1)の出力は、イメージ5の上部の7つの空白ライ ン、即ちセクション302、を表す第1のコードワードと、次に、左から右にス キャンされるバンド、セクション304、の連続するブロックに最も近似するコ ード・ベクトルのIDを表す一連のコードワードと、次に、セクション306の 空白ラインを表す1つのコードワード(若しくは幾つかのコードワード)と、次 に、左から右へスキャンされるセクション308の上部バンドの連続するブロッ クを表す一連のコードワードと、それに続いて、左から右へスキャンされるセク ション308の下部バンドの連続するブロックを表すコードワードと、最後に、 イメージ5の最下部の6つの空白ライン、セクション310、を表すコードワー ドとである。 図6は以前に圧縮されたイメージを表すデータを伸張する本発明に従う方法2 00を示すフローチャートである。図4及び図5を参照することにより図6をよ り良く理解できる。図6において、伸張方法はステップ202で開始される。ス テップ204において、メモリ56(図1)又はRAM64(図2)の一部が、 ラスタ化された伸張されたイメージを保持するためのバッファとして割り当てら れ、クリアされる。このラスタ・バッファは、受信したイメージ5を表すコード ワードを基にして上から下へ及び左から右へ満たされる。従って、ラスタ・バッ ファの最初に満たされる部分は、再生されるイメージ5’の左上側の角を表す。 イメージの伸張が完了したとき、ラスタ・バッファの内容は再生されるイメージ 5’を表す。 図6のステップ206において、第1のコードワードが読まれる。ステップ2 08において、そのコードワードがチェックされ、それが一連の空白ラインを表 すか又は区分されたブロックを表すかが判定される。これは、第1ビットをチェ ックすることによって(上述したように、7ビットのコードワードが用いられる 場合)、又はコードワードが空白ラインを表すために確保されているコード・ベ クトルのIDを含むかをチェックすることによって(上述したように、6ビット のコードワードが用いられる場合)、行われる。 このコードワードが空白ラインを表す場合にはステップ210に進む。ステッ プ210において、このコードワードによって表される空白ラインの数が抽出さ れる。これは、現在のコードワードの後ろの6ビットをマスクすることによって (7ビットのコードワードが用いられる場合)、又は次のコードワードを読み取 ることによって(6ビットのコードワードが用いられる場合)、行われる。何れ の場合においても、抽出された6ビットはそのコードワードによって表される空 白ラインの数を表す。ステップ212において、ラスタ・バッファにおける次に 満たされるべきラインから始まる以前割り当てられたラスタの一部が、このコー ドワードによって表される空白ラインの数を表すデータで満たされる。もしステ ップ204においてラスタが白ピクセルを表すデータに対してクリアされると、 ステップ212はラスタ・バッファにおいて空白ラインの下の次の満たされるべ きラインヘ単にスキップする。 ステップ214においてチェックが行われ、処理すべきコードワードが残って いるかが判定される。読み取られるべきコードワードが残っていない場合、ステ ップ224で伸張方法を終了する。そうでない場合には、再びステップ206に 進み、次のコードワードが読み取られる。ステップ208において、コードワー ドが区分されたブロックを表すことが判定されると、ステップ216に進む。ス テップ216において、ラスタ・バッファにおける次の8ラインからなるバンド が区分される。次に、そのバンドの最も左の8つの垂直に整列したピクセルが、 最初に満たされるように区分される。コードブック30(図5)のコード・ベク トルのIDがコードワードから抽出される。これは、7ビットのコードワードが 用いられる場合にはコードワードの後ろの6ビットをマスクすることによって、 又は6ビットのコードワードが用いられる場合には6ビットのコードワードをそ のまま取り入れることによって、行われる。このIDは、そのIDによって表さ れるコード・ベクトルの8ライン×8ピクセルのパターンを検索するためのコー ドブック30へのインデックスとして用いられる。そのコード・ベクトルの8ラ イン×8ピクセルのパターンは、コードブック30から、ラスタ・バッファの新 しく区分された8ライン×8ピクセルのブロックにコピーされる。ステップ22 0でチェックが行われ、現在のバンドのすべてのブロックが満たされたかが判定 される。満たされていない場合、再びステップ216に戻る。そのバンドの次の 8つの垂直に整列したビットが、次に満たされるべく区分される。次の区分され たブロックを表す次のコードワードが読み取られ、このコードワードのIDによ って表されるコード・ベクトルのパターンがラスタ・バッファの新しく区分され たブロックにコピーされる。バンドが完全に満たされるまでブロックが左から右 へ満たされていく。ステップ220において、バンドが満たされたと判定される と、ステップ214に再び進み、上述のように、処理されるべきコードワードが 残っているかが判定される。 上記の実施例の説明を続ける。図4を参照すると、伸張されたイメージ5’を 表すラスタ・バッファは、イメージを表す第1のコードワードに応答して最上部 が7つの空白ラインで満たされる。第2のコードワードに応答して、第1のバン ド(セクション304)の最も左のブロックは、ID27を持つコード・ベクト ル(図5)からのパターンを含む。第3のコードワードに応答して、右側にある 次のブロックはID10を持つコード・ベクトルからのパターンで満たされ、以 下、同様に処理されていく。セクション306及び310の空白ラインは正確に 表され、セクション304及び308のブロックは個々のコード・ベクトル・パ ターンを含む。 以前に圧縮されたイメージの伸張の結果は、空白ライン又はコードブック30 の64(又は、選択される符号化方法によっては63)のコード・ベクトルから 選択された8×8のブロックからなるイメージである。このイメージは元のイメ ージと完全に同じであるコピーではなく、元のイメージを表す幾らかの情報が失 われている。即ち、この符号化方法は有損失符号化方法である。しかしながら、 イメージがプリントされるとき(プリンタ58により)又は表示されるとき(デ ィスプレイ装置82により)、元のイメージ5のブロックは、該元のイメージ5 のブロックのパターンに最も類似するコードブック30からのコード・ベクトル ・パターンによって表される。再生されたイメージ5’又は5''を読む人は、該 再生されたイメージ5’又は5''が元のイメージ5と異なっていても、元のイメ ージ5のメッセージを識別することができる。例えば、イメージ5がタイピング されたメッセージである場合には、再生されたイメージ5’のタイピングされた 各文字が元のイメージの対応する文字と全く同じでなくとも、読む人はその文字 が何であるかを判定でき、従って、再生されたイメージ5’からタイピングされ たメッセージを読むことができる。 再び図5を参照する。コードブック30の各コード・ベクトルは白及び黒のピ クセルの個々の所定のパターンを有する。それらのパターンは予め定められ、一 定であり、且つ圧縮及び伸張されるイメージのタイプの分析を基にする。例えば 、ファクシミリ・システムにおいて、大量のサンプルの代表的ファクシミリ・イ メージは、どのコード・ベクトルのセットが最も認識され得る再生イメージを可 能とするかを判定するための公知の一般化ルロイド・アルゴリズム(generalize d Lloyd algorithm)用いて、アプリオリ(a priori)で分析される。次に、そ れらのパターンを持つコードブック30が生成され、各ファクシミリ・システム 10に永久的に含ませられる。互換的には、圧縮されるイメージ5がオン−ザ− フライで公知の一般化ルロイド・アルゴリズムを用いて分析され、再生イメージ 5’における歪みが最小となるコード・ベクトルのセットが生成される。 図1を参照すると、このオン−ザ−フライの分析はイメージ・コンプレッサ2 6によって行われ、それが新しいコード・ベクトルを生成し、それらをコードブ ック30に記憶する。これは、イメージ・コンプレッサ26からコードブック3 0への部分的に消えた線によって示されている。次に、分析されたイメージ5が 圧縮される。これらの新しく生成されたコード・ベクトルは、次に、ファクシミ リ送信の一部として送信されるか又は大容量記憶装置の圧縮イメージ・ファィル の一部として記憶される。上記の実施例において、64個の8×8のコード・ベ クトルは512バイトの記憶容量を必要とする。これらのコード・ベクトルが受 信又は検索されるとき、イメージ・エキスパンダ54はそれらをコードブック3 0に記憶する。これは、イメージ・エキスパンダ54からコードブック30への 部分的に消えた線によって示されている。受信又は検索された圧縮イメージのデ ータは、次に、それらのコード・ベクトルを用いて伸張される。 アプリオリ又はオン−ザ−フライの何れかでのイメージ分析はまた、上述の圧 縮/伸張方法の他のパラメータを変更する。例えば、各コード・ベクトルにおけ るライン数L及びピクセル数Pとイメージ・ラスタにおける対応するブロック、 及びLとPで表される縦横比が変更され得る。更に、コードブック30のコード ・ベクトルの数Vも変更され得る。或るコード・ベクトル及びブロック・サイズ (LxP)に対して、コード・ベクトルの数Vが増加すると、イメージを表すの に必要なビットの数が増加するが、元のイメージに対する再生イメージの忠実度 が増加する。コード・ベクトル及びブロック・サイズ(LxP)が減少すると、 イメージにおけルブロックの数がより多くなり、それらのブロックを表すために より多くのコードワードが必要となる。しかしながら、各ブロックの有り得るパ ターンのサブセットを表すのに必要なコード・ベクトルがより少なくなり、従っ て、各コードワードにおけるビットの数が減少し、コードワードの数の増加を相 殺する。各コード・ベクトル及びイメージ・ラスタのブロックののライン数Lが 適切に選択されると空白ライン・コードの使用が最大化され、従って、イメージ を表すのに必要なビット数が最小化される。ピクセル数Pは、次に、所望の縦横 比を維持するために調節される。しかし、これらはパラメータL、P、Vを適切 に選択することによって行われ得る最適化の例である。当業者は他の最適化が行 われ得ることを認識するであろう。上述の例示的パラメータ、即ち、L=8、P =8、V=64が、再生イメージ5’のユーザビリティに関して満足のいく性能 を提供することが見いだされている。 上述したように、イメージが上記の方法を用いて圧縮されると幾らかのイメー ジ情報が損失されるので、従って、再生されるイメージは元のイメージの完全な コピーではない。しかしながら、一旦イメージが圧縮された後、更に情報を損失 することなく、上述のプロセスを用いてそれを繰り返して伸張及び圧縮すること ができる。即ち、後に行われる圧縮及び伸張では、元のイメージからの伸張され たイメージの忠実度が更に低下しない。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1996年5月9日 【補正内容】 日本文明細書第1ページ第1行ないし第3ページ第7行に対応 (英文明細書第1ページないし第2ページに対応) 『イメージを表すデータの有損失の圧縮及び伸張アルゴリズム 本発明はイメージを表すデータを圧縮及び伸張するのに用いる有損失のアルゴ リズムに関する。 イメージ情報を或る位置から別の位置に送信することやイメージ情報を記憶す ることがしばしば必要である。例えば、ファクシミリ送信システムでは、イメー ジ情報は送信器から受信器へ電話線を通じて送信される。イメージを表すには大 量のデータが必要であるので、送信時間を短縮するために送信器でイメージ・デ ータ(イメージを表すデータ)を圧縮し、イメージを再生するために受信器で受 信したデータを伸張することが必要であることが知られている。別の例としては 、今日のデータ処理システムは、例えば、オフィスでの紙の使用を減らすための イメージ処理能力を提供する。そのようなデータ処理システムでは、イメージ・ データをデータ処理システムの記憶装置に記憶することが必要である。イメージ を記憶するのに必要な記憶容量を減らすために、イメージ・データを圧縮し、圧 縮されたデータを記憶装置に記憶することが有用であることが知られている。イ メージを必要とするときには、記憶装置から圧縮されたデータが検索され、伸張 され、データ処理システムによって更なる処理が行われ、そして、例えば、ディ スプレイ装置に表示される。 2レベル(bilevel)・イメージを圧縮及び伸張するアルゴリズムが幾つか現 存し、それらは、例えば、パックビッツ(PackBits)、CCITT G3及びG 4、JBIGなどである。これらのアルゴリズムのすべてはイメージを圧縮する が、イメージに関するすべての情報を保つ。即ち、イメージが圧縮され、次に、 それらアルゴリズムのうちの任意のものによって伸張され、そして、再生された イメージは元のイメージの完全なコピーである。このようなアルゴリズムではイ メージ情報が全く失われないので、このようなアルゴリズムをロスレス(無損失 、lossless)圧縮アルゴリズムという。 コムラに付与された1977年11月15日に発行されたアメリカ合衆国特許 第4,058,674号「グラフィック情報圧縮方法及びシステム」において、無 損失圧縮アルゴリズムが開示されている。この特許において、圧縮されるイメー ジを表すデータの各空白ラインは論理「0」で表され、非空白ラインは論理「1 」で表され、そのラインのデータを表すデータが後続する。 しかしながら、幾つかの場合には、通信プロセスに影響することなく幾らかの イメージ情報を損失してもよい。例えば、ファクシミリ送信及びオフィス−ベー スのイメージ・プロセッサにおいて、ユーザは、再生されたイメージの元のイメ ージに対する忠実度よりも、イメージ、例えば、タイピングされたメッセージに よって表される情報を気にする。即ち、ファクシミリ・メッセージを受信した人 又はタイピングされた紙の検索されたイメージを見る人がそのメッセージを読め るかぎり、文字の再生されたイメージが元のイメージの文字と全く同じではなく ても、それは成功されたものと考えられる。従って、そのようなシステムでは、 ユーザが性能低下に気づかない有損失(ロッシ、lossy)圧縮アルゴリズムを用 いることができる。 更に、有損失のイメージ・圧縮/伸張アルゴリズムは、一般に無損失アルゴリ ズムよりも少ないデータ量にイメージを圧縮することが知られている。イメージ ・データの量が減少されると、イメージはより少ない時間で送信され、その結果 、送信のための電話料金が低くなる。ユーザは、有損失アルゴリズムを用いるイ メージ送信システムおいて、無損失アルゴリズムを用いるシステムよりも、例え ば、より速い送信時間やより低い電話料請求書など、性能が向上していることに 気づくであろう。従って、有損失イメージ圧縮/伸張アルゴリズムは、幾らかの イメージの低下が受け入れ可能であるシステムには望ましい。 クヌドソンに付与された1981年7月28日に発行されたアメリカ合衆国特 許第4,281,312号「イメージのデジタル・エンコーディングを行うシステ ム」において、有損失イメージ圧縮アルゴリズムが示されている。この特許にお いて、圧縮されるイメージを表すデータは8ライン×8ピクセルのブロックに分 割される。各ブロックは、各々が8ピクセルの8ライン及び所定のパターンを有 する64パターンのセットとビット毎に比較される。イメージ・データのブロッ クに最も近似するパターンを表すコードが出される。各ブロックはそのようにし て符号化される。 本発明の原理に従うと、ラスタ化した(rasterized)ソース・イメージを表す データを圧縮する方法は以下のステップを備える。ソース・イメージを表すデー タ(ソース・イメージ・データ)は、各々が空白ラインのみを含む第1の複数の セクションと、各々が非空白イメージを表すデータを含む第2の複数のセクショ ンとに区分される。第1の複数のセクションの各セクションは個々の空白ライン ・コードワードによって表される。第2の複数のセクションの各セクションは、 各々がPピクセルのLライン及びパターンを有する複数のブロックに更に区分さ れる。区分された各ブロックに対して、各々がPピクセルのLライン及び区分さ れたブロックのパターンに最も近似する所定パターンを有する複数Vのコード・ ベクトルのうちの1つが選択される。区分された各ブロックは、複数のコード・ ベクトルのうちの選択された1つを表す個々の非空白コードワードによって表さ れる。従って、圧縮されたイメージは、空白ライン又はコード・ベクトルを表す 連続するコードワードによって表される。 連続するコードワードで表される圧縮化イメージを伸張する方法は以下のステ ップを備える。空白ライン・コードワードに従って、空白ラインがラスタ化され た再生されたイメージを表すデータに挿入される。各非空白コードワードによっ て表されるコード・ベクトルのパターンは、各非空白コードワードに応答して、 ラスタ化された再生されたイメージを表すデータに挿入される。この伸張によっ て、ラスタ化された再生されたイメージが生成される。』 日本文明細書「請求の範囲」に対応 (英文明細書「請求の範囲」に対応) 『請求の範囲 1. 垂直に整列されたピクセルのラインを有するラスタ化されたソース・イ メージを表すデータ(300)を、連続するイメージを表すコードワードを含む 圧縮されたイメージを表すデータに圧縮する方法において、 前記ソース・イメージを表すデータ(300)を、イメージを表すデータの空 白ライン(302、306、310)と非空白ライン(304、308)とに区 分するステップ(106)と、 近接する空白ラインをセクション(302、306、310)にグループ化し 、各セクションを個々の空白ライン・コードワードで表すステップ(108、1 10)と、 非空白ライン、及び場合によっては近接する空白ラインをも、をLラインのバ ンド(304、308)にグループ化するステップ(114)と、 各バンドを、各々がPピクセルのLライン及びパターンを有する複数のブロッ ク(BLOCK)に区分するステップ(116−122)と、 各区分されたブロックに対して、 PピクセルのLライン及び所定のパターンを有する複数Vのコード・ベ クトル(30)のうちの、前記区分されたブロックのパターンに最も近似する1 つを選択するステップ(118)と、 各区分さたれブロックを、前記複数のコード・ベクトルのうちの選択さ れた1つを表す個々の非空白コードワードによって表すステップ(120)と を備える、 方法。 2. 請求項1に記載の方法において、 近接する空白ラインをセクションにグループ化する前記ステップ(108)の 前に、ラスタ化されたソース・イメージを表すデータの最上部ラインを現在のラ インとして指定し、 イメージを複数の非空白バンドに区分する前記ステップは、現在のラインが空 白ラインであるかを判定するステップ(106)を備え、前記現在のラインが空 白ラインでない場合に、 最上部ラインが現在のラインであるL個の近接するラインからなる前記 ラスタ化されたソース・イメージを表すデータにおけるラインの現在のバンドを 区分し且つ最も左のピクセルを現在のピクセルとして指定し(114)、 最も左のピクセルが前記現在のピクセルである前記現在のバンドにおけ る各ラインのP個の近接した垂直に整列されたピクセルからなるブロックを形成 し(116)、 前記現在のピクセルのPピクセル右のピクセルを現在のピクセルとして 指定し、 前記現在のバンドの各ピクセルがブロックに形成されるまで、前記の形 成するステップと前記の指定するステップとを繰り返し、 現在のラインのLライン下のラインを現在のラインとして指定する、 ことを更に特徴とする方法。 3. 請求項1に記載の方法において、 前記ラスタ化されたソース・イメージを表すデータ(300)の各ピクセルは 2つのレベルのうちの1つを有し、 各コード・ベクトル(30)の各ピクセルは2つのレベルのうちの1つを有し 、 複数Vのコード・ベクトルのうちの1つを選択する前記ステップ(120)は 、 区分されたブロック(BLOCK)と前記複数のコード・ベクトル(3 0)との対応するピクセルの個々のレベルを比較するステップと、 コード・ベクトルを表すための同じレベルを有する対応するピクセルを 数え、且つ反転コード・ベクトルを表すための異なるレベルを有する対応するピ クセルを数えるステップと、 前記複数のコード・ベクトルの各々に対して前記比較するステップと前 記数えるステップとを繰り返すステップと、 最も高い計数を有するコード・ベクトルを選択するステップと を備え、 各区分さたれブロックを個々の非空白コードワードによって表す前記ステップ (120)は、選択された前記コード・ベクトルを表すデータ及び前記選択され たコード・ベクトルが反転コード・ベクトルであるかを表すデータを含む非空白 コードワードを出すステップを備える、 ことを特徴とする方法。 4. イメージを表すデータを、垂直に整列されたピクセルのラインを有する ラスタ化された再生されたイメージ(300)を表すデータに伸張する方法であ って、前記イメージを表すデータは請求項1に記載の方法に従って圧縮されてお り、且つ各コードワードが複数の空白ライン(302、306、310)か又は 各々がLライン及びPピクセルと所定のパターンとを有する複数Vのコード・ベ クトルのうちの1つかを表す連続するイメージを表すコードワードを含むことを 特徴とする方法において、 空白ライン・コードワードに応答して複数の空白ラインを前記ラスタ化された 再生されたイメージを表すデータに挿入するステップ(210、212)と、 コード・ベクトル・コードワードに応答して前記コード・ベクトルのパターン を前記ラスタ化された再生されたイメージを表すデータに挿入するステップ(2 16、218、220)と を備える方法。 5. 請求項4に記載の方法において、 各空白ライン・コードワードは、空白ライン・コードワードによって表される 幾つかの空白ライン(302、306、310)を表すデータを含み、 前記ラスタ化された再生されたイメージを表すデータ(300)の最上部ライ ンを現在のラインとして指定するステップを更に備え、 空白ラインを挿入する前記ステップは、 前記空白ライン・コードワードによって表される空白ラインの数を抽出 するステップ(210)と、 前記現在のラインから始まる空白ラインの抽出された数を表す前記ラス タ化された再生されたイメージを表すデータにおける連続するラインにラスタ・ データを挿入するステップ(212)と、 最も下の挿入されたラインに続くラインを新しい現在のラインとして指 定するステップと を備える、 を特徴とする方法。 6. 請求項4に記載の方法において、 前記ラスタ化された再生されたイメージを表すデータ(300)の最上部ライ ンを現在のラインとして指定するステップを更に備え、 コード・ベクトルのパターンを挿入する前記ステップは、 前記ラスタ化された再生されたイメージを表すデータを最上部ラインが 現在のラインであるL個の近接するラインからなるラインの現在のバンドに区分 し、最も左のピクセルを現在のピクセルとして指定するステップと、 前記現在のバンドを、最も左のピクセルが現在のピクセルである前記現 在のバンドにおける各ラインのP個の近接する垂直に整列されたピクセルからな るブロックに更に区分するステップと、 前記コード・べクトルのコードワードによって表されるコード・べクト ルのパターンを前記ブロックにコピーするステップ(216、218)と、 前記現在のピクセルのPピクセル右のピクセルを新しい現在のピクセル として指定するステップと、 コード・ベクトルのパターンが前記現在のバンドの各ブロックにコピー されるまで、前記ブロックに区分するステップ、前記コピーするステップ、及び 前記指定するステップを繰り返すステップ(220)と、 現在のラインのLライン下のラインを新しい現在のラインとして指定す るステップと を備える、 ことを特徴とする方法。 7. 請求項6に記載の方法において、 前記コード・ベクトルのコードワードは選択された前記コード・ベクトルが反 転コード・ベクトルであるかを示す情報を含み、 前記コピーするステップ(218)は、コード・ベクトルが反転コード・ベク トルであることを反転コード・ベクトルを示す前記情報が示す場合に、前記コー ド・ベクトルのコードワードによって表される前記コード・ベクトルの反転パタ ーンを前記ブロックにコピーするステップを備える、 ことを特徴とする方法。』
───────────────────────────────────────────────────── 【要約の続き】 よって表される圧縮されたイメージを伸張する方法は以 下のステップを備える。空白ライン・コードワードに応 答して、空白ラインがラスタ化された再生されたイメー ジを表すデータに挿入される。各非空白コードワードに 応答して、各非空白コードワードによって表されるコー ド・ベクトルのパターンがラスタ化された再生されたイ メージを表すデータに挿入される。この伸張の結果が、 ラスタ化された再生されたイメージである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. ピクセルのラインを有するラスタ化されたソース・イメージを表すデー タを、連続するイメージを表すコードワードを含む圧縮されたイメージを表すデ ータに圧縮する方法において、 前記ソース・イメージを表すデータを、各々が空白ラインのみを含む第1の複 数のセクションと、各々が非空白イメージを表すデータを含む第2の複数のセク ションとに区分するステップと、 前記第1の複数のセクションの各セクションを個々の空白ライン・コードワー ドで表すステップと、 前記第2の複数のセクションの各セクションを、各々がPピクセルのLライン 及びパターンを有する複数のブロックに更に区分するステップと、 区分された各ブロックに対して、 PピクセルのLライン及び所定のパターンを有する複数Vのコード・ベ クトルのうちの、前記区分されたブロックのパターンに最も近似する1つを選択 するステップと、 区分された各ブロックを、前記複数Vのコード・ベクトルのうちの選択 された1つを表す個々の非空白コードワードによって表すステップと を備える方法。 2. 請求項に記載の方法において、 代表的イメージの分析によってアプリオリで複数のコード・ベクトルを生成す るステップ を更に備える方法。 3. 請求項2に記載の方法において、 前記代表的イメージの分析は一般化ルロイド・アルゴリズムを用いる 方法。 4. 請求項1に記載の方法において、 前記複数のコード・ベクトルは前記ソース・イメージを表すデータを分析する ことによって生成され、かつ、前記圧縮されたイメージを表すデータは前記複数 のコード・ベクトルを更に含む、 方法。 5. 請求項4に記載の方法において、 前記ソース・イメージを表すデータの分析は一般化ルロイド・アルゴリズムを 用いる、 方法。 6. 請求項1に記載の方法において、 前記ラスタ化されたイメージを表すデータのラインのピクセルは垂直に整列さ れており、 前記ラスタ化されたソース・イメージを表すデータの最上部ラインを現在のラ インとして指定するステップを更に備え、 前記イメージを複数のセクションに区分する前記ステップは、前記現在のライ ンが空白ラインであるかを判定するステップを備え、 前記第2の複数のセクションの各セクションを複数のブロックに区分する前記 ステップは、前記現在のラインが空白ラインではない場合に、 最上部ラインが現在のラインであるL個の近接するラインからなる前記 ラスタ化されたソース・イメージを表すデータにおけるラインの現在のバンドを 区分し、最も左にあるピクセルを現在のピクセルとして指定するステップと、 最も左にあるピクセルが前記現在のピクセルである前記現在のバンドに おける各ラインのP個の近接する垂直に整列したピクセルからなるブロックを形 成するステップと、 前記現在のピクセルのPピクセル右側のピクセルを現在のピクセルとし て指定するステップと、 前記現在のバンドの各ピクセルがブロックに形成されるまで、前記形成 するステップ及び前記指定するステップを繰り返すステップと、 前記現在のラインのLライン下のラインを現在のラインとして指定する ステップと を備える、 方法。 7. 請求項6に記載の方法において、 前記第1の複数のセクションの各セクションを個々の空白ライン・コードワー ドで表す前記ステップは、現在のラインが空白ラインの場合に、 前記現在のラインから始まる幾つかの連続する空白ラインを数えるステ ップと、 連続する空白ラインの数を表すデータを含む空白ライン・コードワード を出すステップと、 第1の非空白ラインを現在のラインとして指定するステップと を備える、 方法。 8. 請求項1に記載の方法において、 前記ラスタ化されたソース・イメージを表すデータの最上部ラインを現在のラ インとして指定するステップを更に備え、 前記イメージを複数のセクションに区分する前記ステップは、前記現在のライ ンが空白ラインであるかを判定するステップを備え、 前記第1の複数のセクションの各セクションを個々の空白ライン・コードワー ドで表す前記ステップは、現在のラインが空白ラインの場合に、 前記現在のラインから始まる幾つかの連続する空白ラインを数えるステ ップと、 連続する空白ラインの数を表すデータを含む空白ライン・コードワード を出すステップと、 第1の非空白ラインを現在のラインとして指定するステップと を備える、 方法。 9. 請求項1に記載の方法において、 前記ラスタ化されたソース・イメージを表すデータにおける各ピクセルは2つ のレベルのうちの1つのレベルを有し、 各コード・ベクトルにおける各ピクセルは2つのレベルのうちの1つのレベル を有し、 複数Vのコード・ベクトルのうちの1つを選択する前記ステップは、 区分されたブロックと前記複数のコード・ベクトルの1つとの個々の対 応するピクセルのレベルを比較するステップと、 同じレベルを有する対応するピクセルの数を数えるステップと、 前記複数のコード・ベクトルの各々に対して前記比較するステップと前 記数えるステップとを繰り返すステップと、 最も高い計数を有するコード・ベクトルを選択するステップと を備え、 区分された各ブロックを個々の非空白コードワードによって表す前記ステップ は、選択された前記コード・ベクトルを表すデータを含む非空白コードワードを 出すステップを備える 方法。 10. 請求項9に記載の方法において、 前記選択するステップは、反転コード・ベクトルを表す異なるレベルを有する 対応するピクセルの数を数えるステップを更に備え、 区分された各ブロックを個々の非空白コードワードによって表す前記ステップ は、選択された前記コード・ベクトルを表すデータ及び前記選択されたコード・ ベクトルが反転コード・ベクトルであるかを表すデータを含むコードワードを出 すステップを備える 方法。 11. 請求項1に記載の方法において、 連続するコードワードを確率符号化するステップ を更に備える方法。 12. 請求項1に記載の方法において、 L=8、P=8、V=64である 方法。 13. 連続するイメージを表すコードワードであって、各々が、空白ライン か又は各々がLライン及びPピクセルを有する複数Vのコードワードのうちの1 つかを表すコードワードと、所定のパターンとを含む圧縮されたイメージを表す データを、ピクセルのラインを有するラスタ化された再生されたイメージを表す データに伸張する方法において、 空白ライン・コードワードに応答して空白ラインを前記ラスタ化された再生さ れたイメージを表すデータに挿入するステップと、 コード・ベクトル・コードワードに応答して前記コード・ベクトルのパターン を前記ラスタ化された再生されたイメージを表すデータに挿入するステップと を備える方法。 14. 請求項13に記載の方法において、 前記連続するイメージを表すコードワードは確率符号化され、 確率符号化されたコードワードを確率復号化するステップを更に備える 方法。 15. 請求項13に記載の方法において、 代表的イメージの分析によってアプリオリで複数のコード・ベクトルを生成す るステップ を更に備える方法。 16. 請求項15に記載の方法において、 前記代表的イメージの分析は一般化ルロイド・アルゴリズムを用いる 方法。 17. 請求項13に記載の方法において、 前記圧縮されたイメージを表すデータは前記複数のコード・ベクトルを更に含 む、 方法。 18. 請求項13に記載の方法において、 各空白ライン・コードワードは空白ライン・コードワードによって表される幾 つかの空白ラインを表すデータを含み、 前記ラスタ化された再生されたイメージを表すデータの最上部ラインを現在の ラインとして指定するステップを更に備え、 空白ラインを挿入する前記ステップは、 前記空白ライン・コードワードによって表される空白ラインの数を抽出 するステップと、 前記現在のラインから始まる空白ラインの抽出された数を表す前記ラス タ化された再生されたイメージを表すデータの連続するラインにラスタ・データ を挿入するステップと、 最も底部の挿入されたラインに後続するラインを現在のラインとして指 定するステップと を備える、 方法。 19. 請求項13に記載の方法において、 前記ラスタ化された再生されたイメージを表すデータにおけるピクセルは垂直 に整列され、 前記ラスタ化された再生されたイメージを表すデータの最上部ラインを現在の ラインとして指定するステップを更に備え、 前記コード・ベクトルのパターンを挿入する前記ステップは、 前記ラスタ化された再生されたイメージを表すデータを、最上部のライ ンが現在のラインであるL個の近接するラインからなるラインの現在のバンドに 区分し、最も左にあるピクセルを現在のピクセルとして指定するステップと、 前記現在のバンドを、最も左にあるピクセルが現在のピクセルである前 記現在のバンドにおける各ラインのP個の近接する垂直に整列したピクセルから なるブロックに更に区分するステップと、 前記コード・ベクトル・コードワードによって表される前記コード・ベ クトルのパターンを前記ブロックにコピーするステップと、 現在のピクセルのPピクセル右のピクセルを現在のピクセルとして指定 するステップと、 コード・ベクトルのパターンが前記現在のバンドの各ブロックにコピー されるまで、前記ブロックに区分するステップと、前記コピーするステップと、 前記指定するステップとを繰り返すステップと、 現在のラインのLライン下のラインを現在のラインとして指定するステ ップと を備える、 方法。 20. 請求項19に記載の方法において、 前記コード・ベクトル・コードワードは選択された前記コード・ベクトルが反 転コード・ベクトルであるかを示す情報を含み、 前記コピーするステップは、もし反転コード・ベクトルを表す前記情報が、コ ード・ベクトルが反転コード・ベクトルであることを示す場合に、前記コード・ ベクトル・コードワードによって表されるコード・ベクトルの反転パターンを前 記ブロックにコピーするステップを備える、 方法。 21. 請求項19に記載の方法において、 各空白ライン・コードワードは空白ライン・コードワードによって表される幾 つかの空白ラインを表すデータを含み、 空白ラインを挿入する前記ステップは、 前記空白ライン・コードワードによって表される空白ラインの数を抽出 するステップと、 前記現在のラインで始まる空白ラインの抽出された数を表す前記ラスタ 化された再生されたイメージを表すデータにおける連続するラインにラスタ・デ ータを挿入するステップと、 最も底部の挿入されたラインに続くラインを現在のラインとして指定す るステップと を備える、 方法。 22. 請求項13に記載の方法において、 L=8、P=8、V=64である 方法。
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