JPH10502904A - 高真空精油装置及び方法 - Google Patents

高真空精油装置及び方法

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JPH10502904A JP8523427A JP52342796A JPH10502904A JP H10502904 A JPH10502904 A JP H10502904A JP 8523427 A JP8523427 A JP 8523427A JP 52342796 A JP52342796 A JP 52342796A JP H10502904 A JPH10502904 A JP H10502904A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は高真空精油装置及び方法を開示する。この装置および方法では、高真空(1〜10-4Torr)および360℃以下の条件で蒸発及び蒸留を行い、熱分解を避けつつ加熱蒸発させることで、高品質油を製造することができる。蒸発ガスは、高真空気体遠心比重分離機によって遠心力で分離、液化される。蒸発および蒸留工程は、油の硫黄成分の蒸発を防止する360℃未満の温度で行われ、硫黄成分は濃縮スラッジオイルとともに抜き取られ、このようにして、高価な従来の脱硫工程を用いることなく、粗製または重質油の蒸留および脱硫を行う。特に真空熱分解装置は、減圧環境下で油熱分解を行い、従来の高圧油分解工場と比較して50%以上のコスト低減を達成できる。

Description

【発明の詳細な説明】 高真空精油装置及び方法 技術分野 本発明は、全般的に高真空精油装置及び方法に関し、特に真空熱分解装置と真 空気体遠心比重分離機により容易に粗精油を軽質油と重質油とに分離し、多段階 軽質油真空気体遠心比重分離機により種々の軽質油を生産し、かつ高真空形成維 持装置及び真空油再生供給装置を重質油高真空気体遠心比重分離と共に用いた高 真空蒸留で種々の重質油を生産し、これによって高価な脱硫行程を行わなくても 精油および脱硫を行うための、このような高真空精油装置及び方法の改善に関す る。 背景技術 従来の精油装置及び方法は、常圧蒸留と減圧蒸留の二つに大別される。典型的 な減圧蒸留法において、高真空発生及び維持技術が末熱で高真空(1〜10-4To rr)蒸留を実行できないことが注目されていた。 したがって、従来の減圧蒸留法では、高真空蒸留よりも高い温度で行う必要が あった。高温での蒸留では、高粘度の高重質油と超高重質油は、370℃以上5 70℃の間の高温で油の熱分解温度を越えて加熱され、蒸発させて蒸留塔で蒸留 されていた。この点において、典型的な減圧法は、油質が下がり、精油施設が複 雑で、大きくなければならず、これによってコストが増加し、油分解工程におけ る危険性があるという問題があった。のみならず、一定温度と蒸気圧下で蒸発、 蒸留して得た高粘度油であるといえども蒸留気体比重分離装置及び技術がなく、 同じ品質の高純度油を生産することが非常に難しかった。加えて、典型的な重質 油分解施設を用いて軽油を生産した場合、分解施設は、最大圧力170kg/cm2 、最高温度450℃の高圧高温熱分解反応塔を用いる必要があった。したがって 、この分解施設は、巨大化、価格上昇を避けることができず、かつ170kg/cm2 という超高圧に対する危険性も高かった。 発明の概要 従って、本発明の目的は、以上のような問題点を解消でき、1〜10-4Torrの 高真空と360℃以下の蒸発温度で蒸発、蒸留を行うので、油を加熱したときに 熱分解の恐れがなく、高粘度油の生産が比較的容易であり、従来の蒸留塔の代わ りに高真空気体遠心比重分離機を用いて蒸留気体を液化させるので、360℃以 下の比較的低温で蒸発および蒸留で行うことを含む高真空精油法を用いて同一品 質の高純度油を生産し、かつこのため、370℃以上の高温になって始めて蒸発 する硫黄成分は蒸発できず、液体状態で最終スラッジと共に排出されて処理する ことにより別度の高価脱硫施設が必要なく精油と脱硫を行うことができる高真空 精油装置及び方法を提供することにある。 本発明の他の目的は、真空熱分解装置が稼働し、油が熱分解装置の加熱チュー ブを通過する間、オイルポンプ圧が形成されるが、これは油分解蒸発工程におけ る危険の原因とはならず、熱分解装置の加熱チューブ末端と真空気体遠心比重分 離機の間にある真空管路での急激な真空環境変化及び管路拡大によって気化、膨 張、冷却、加速されながら真空気体遠心比重分離機の中に導入されるので既存の 超高圧熱分解装置とは異なり爆発の危険がなく、種々の軽質油と重質油の生産が 可能で、最近の傾向であるコスト低減に資する装置の小型化が可能な高真空精油 装置を提供することにある。 上記目的を達成するために、本発明は、油水分離貯蔵槽:該油水分離貯蔵槽に 、第1ポンプおよびオイルフィルタを介して接続され、かつ油を圧送する第2ポ ンプを備えた第1中間ターミナル:この第1ターミナルに接続され、ターミナル からの油を予熱する熱交換器:該熱交換器に接続され、予熱された油を分解する 真空熱分解装置:および真空管路を介して熱分解装置に接続され、遠心力にて比 重で軽質油から重質油を分離する真空気体遠心比重分離機又は第1分離機からな り、真空熱分解法で軽質油から重質油を分離する油分離ユニットと:比重による 気化油分離ユニットの第1分離機に接続され、フロートバルブを備えて重質油の レベルが所定のレベルを越えたときに選択的に開閉する、第1分離機から導出さ れる重質油を一時的に保持する重質油中間ターミナル又は第2ターミナル:第2 ター ミナルの底部に順次接続され、種々の重質油、即ち高重質油、重質油及び機械油 を、その底部の各々に収集する第2〜4分離機であって、収集された油が直接そ れらのタンクに各々抜き取られる一方、第3分離機に収集された重質油は、間接 的にオイルクーラによってタンクに抜き取られる、重質油を種類によって分離す るための高真空気体遠心比重分離機又は第2〜4分離機:高重質油タンクに接続 され、硫黄含有高重質油の脱硫を行う高真空蒸発脱硫機:脱硫機に順次接続され る一対の高真空気体遠心比重分離機又は第5及び第6分離機であって、第5及び 第6分離機の真空度及び液化温度に応じて脱硫機からの蒸発ガスを超重質油及び 高重質油に液化し、超重質油及び高重質油をオイルクーラでそのタンクに供給す る高真空気体遠心比重分離又は第5及び第6分離機:および相互に接続され、第 4〜6分離機で液化しなかった残余のガスを凝縮および液化する第1〜3コンデ ンサーであって、第1コンデンサーは、第1ガス管路及び第1真空管路の両方を 介して第4分離機に、かつ第2ガス管路及び第2真空管路の両方を介して第6分 離機に共通して接続され、第1〜3コンデンサーで凝縮および液化された油は、 タンクに保持され、第3コンデンサーの底部は、高真空ポンプに接続される第1 〜3コンデンサー:からなる油分離ユニットに接続されて、重質油を分離し、種 類で分かれた種々の重質油を生産する重質油生産ユニットと:重質油生産ユニッ トの第3コンデンサーに高真空ポンプを介して接続され、重質油生産ユニットの 真空油を再生産する真空油再生供給ユニットと:油分離ユニットの第1分離機に 順次接続される軽質油高真空気体遠心比重分離機又は第7〜9分離機であって、 種々の軽質油を各々底部に液化・収集し、この第7〜9分離機のオイルがこれら に接続されたオイルラインのオイルクーラによってタンクに抜き取られる第7〜 9分離機:相互に接続され、第7〜9分離機で液化しなかった残余のガスを凝縮 ・液化する第4〜6凍結コンデンサーであって、第4コンデンサーはガス管路及 び真空管路を介して第9分離機の底部に接続され、第4〜6コンデンサーの凝縮 オイルはオイルラインを介してタンクに抜き取られる第4〜6凍結コンデンサー :第6コンデンサーに真空ポンプを介して接続され、第4〜6コンデンサーで液 化しなかった残余のガスを加圧するガスコンプレッサー:ガスコンプレッサーに 接続され、ガスコンプレッサーの加圧された気体を液化するガスクーラであって 、 ガスクーラの液化ガスが液化ガス貯蔵器に保持されるガスクーラ:およびガスク ーラに接続され、ガスクーラで液化されなかった最終ガスを燃焼させるバックフ ァイア防止装置からなる、第1分離機の頂部に接続されて軽質油を分離し、種類 別の種々の軽質を生産する軽質油生産ユニットと、からなる高真空精油装置を提 供する。 また本発明は、第1中間ターミナルがそのフロートバルブで開放されたときに 、第1ターミナルから熱交換機に供給される粗製又は原料油を熱交換器で予熱す る工程と、この予熱された油を真空熱分解装置のバーナーで370〜600℃の 高温に加熱し、予熱された油を小径のコイリング管路を流通させて熱分解する工 程と、熱分解された油を真空管路に導入し、この真空管路に油が導入された瞬間 、第1分離機の真空条件に遭遇させ、これを蒸発、膨張、冷却、加速させて蒸気 ガスと重質油分子を形成する工程と、第1真空気体遠心比重分離機内で蒸発気体 と重質油分子とを、この第1分離機内の真空度によって200〜300m/sec の速度で下向き旋回させ、遠心力によって比重で軽質油から硫黄ガスと重質油分 子とを遠心分離し、かつ遠心力でこの第1分離機の内壁(温度260〜360℃ )近傍で硫黄ガスと重質油分子とを冷却液化させることにより、重質油を軽油か ら分離する工程と、第2中間ターミナルで液化硫黄と重質油分子とを収集し、液 化硫黄と重質油分子とを処理し、比重により重質油を遠心力で分離し、高真空蒸 発脱硫装置で超重質油及び重質油を蒸留することによって種々の重質油を生産す る工程と、第1分離機の中央に集まった末液化軽質油ガスを、ガス管路を介して 第1分離機から排出させ、軽質油蒸発ガスを別々に処理して、種類別の軽質油を 分離、生産することによって、種々の軽質油を生産する工程とからなる高真空精 油方法も提供する。 図面の簡単な説明 本発明の上記及び他の目的、特徴及び利点は、以下の図面を参照した以下の詳 細な説明より明らかとなる。これらの図中: 図1は、本発明の精油装置の全体を示す概略図であり; 図2は、本発明の精製装置の油分離ユニット及び真空熱分解装置を通過した重 質油から軽質油を分離する本発明の工程を示す図であり; 図3は、本発明の精製装置の重質油生産装置を示す図であり; 図4は、本発明の精製装置の軽質油生産装置を示す図であり; 図5は、本発明の真空装置の真空油再生供給装置を示す図であり; 図6は、本発明の精製装置における油分離ユニットの真空気体遠心比重分離機 の斜視断面図である。 好ましい実施例の説明 図1は、本発明の精油方法の装置フロー全体を示す図であり、図2は真空熱分 解装置を通過した重質油から軽質油を分離するための本発明の精製装置及び方法 の油分離ユニットを示す図である。図示されるように、本発明の精製装置は、真 空熱分解装置を通過した重質油から軽質油を分離する油分離ユニットAを有して いる。この分離ユニットAでは油水分離貯蔵槽1からオイルフィルタ9を通じて 第1ポンプ10によって濾過吸引された粗製又は原料油2が第1中間ターミナル 11に貯蔵され、このターミナル11の第2ポンプ13によって熱交換器17に 送って原料油を予熱させて熱分解装置18に送り、コイリング管路19を通過さ せると同時に、バーナー20で加熱した後、コイリングパイプ19の末端と、第 1分離機23の間に介在する、拡大径を有した真空管路22を通じて真空気体遠 心比重分離機(第1分離機)23に送って軽質油及び重質油を分離する。 図3は本発明の精製装置の重質油生産ユニットBを示す図である。図示される ように、前記油分離ユニットAで軽質油から分離された重質油27をフロートバ ルブ31により、所定レベル以上で開放させて供給する中間ターミナル29に貯 蔵し、この第2ターミナル29から、フロートバルブ31が開放したときに供給 される重質油は、上から下に送るように順次連結形成された第2〜4の高真空気 体遠心比重分離機56、57、58各々の底部に収集される。 第2及び第4分離機の油74及び76は、直接タンク79及び77に各々抜き 取られ、一方第3分離機の重質油75は、オイルクーラ72により、タンク78 に抜き取られ、前記タンク79からの高重質油74は、タンク79に接続された 高真空蒸発脱硫装置Dに供給され、この脱硫装置Dの蒸発器84からの蒸発気体 を上方から下方に連結された一対の高真空気体遠心比重分離機(第5及び第6分 離機)85、86内で下向き旋回させながら液化して底部に各々超高重質油と高 重質油89、90として収集し、冷却器87を経てタンク95、96に貯蔵し、 第4の高真空気体遠心比重分離機58の底部からの第1ガス管64を第1真空管 路65に、第6分離機86の底部からの第2ガス管64Aは、真空管路「65A 」に接続し、第1及び第2ガス管65、65Aを共通して第1〜3コンデンサー 66、67、68に接続してそれぞれ第1〜3のコンデンサー66、67、68 の液化液をタンク88に貯蔵させ、第3のコンデンサー68を真空油再生供給装 置Eの高真空ポンプ69に接続する。 図4は、本発明の精製装置の軽質油生産ユニットCを示す図であり、図1〜4 に示すように、第1分離機23の頂部は、軽質油真空気体遠心比重分離機32の 頂部に、ガス管路28を介して接続されている。軽質油生産ユニットCは、上記 分離機に加えて、2つの軽質油真空気体遠心比重分離機を備えており、第7〜9 分離機32、33、34は、上から下に配列されて第1分離機23から軽質油を 供給される。分離機32、33、34において、それぞれの底部に収集される軽 質油、軽油及び灯油38、39、40はオイルラインO.Lの冷却器73を通じ てそれぞれのタンク38、39、40に貯蔵させるようにし、液化されなかった ガスは第9の真空気体遠心比重分離機34の底部からのガス管路64B及び真空 管路65Bを通じて第4〜6コンデンサー41、42、43で凝縮液化してその 底部に収集され、この液化油71をオイルラインO.Lを通じてタンク71Tに 貯蔵させる。 一方、図2に示すように、油分離ユニットAの中間ターミナル11では内部に 流入される原料油レベルによって昇降するフロートバルブ12がレベルスイッチ 14をスイッチングしてソレノイドバルブ16を開閉させ、この動作と同時に作 動する第二ポンプ13で原料油を熱交換器17に送る。この熱交換器17は、真 空熱分解装置18の比較的小さい直径のコイルリング管路19に接続される。コ イリング管路19は、比較的大きい直径の真空管路22を介して第一分離機23 の頂部に連結される。熱分解装置18は、前記コイリング管路19を加熱するバ ーナー20とその対向側のボイラー21を備え、熱分解装置18のボイラー21 から延されるスチーム管路8が前記熱交換器、油水比重分離機4及び油水分離貯 蔵槽1を順次通過し、ボイラー21からのスチームが油の熱と順次熱交換するよ うに構成される。 図6に示すように、遠心力で粗製または原料油を重質油および軽質油に分離す る第1分離機23は、冷却水チャンバー24に囲繞され、ポンプ26と循環管路 30とにより冷却水25を循環するようにし、このチャンバー内壁に充填剤層W を有して中心には円筒Pが設置される。この円筒上部はガス管路28を介して軽 質油生産ユニットCの第7分離機32頂部に連結される。冷却水25をチャンバ ー24内で循環させるために、冷却水貯蔵槽の冷却水25は、冷却水ポンプ26 で圧送され冷却水循環パイプ30を流れる。第1分離機23内には充填材層がW 形成され、この充填材Wの間に筒状の隙間が形成される。円筒Pは充填材W間の 隙間に垂直に配置され、この円筒Pの頂部は、軽質油生産ユニットCの第7分離 機32にガス管28を介して接続される。第1分離機23の頂部において、冷却 水チャンバー24と充填材Wを貫通する真空管路22は、第1分離機に接続され る。円筒の周りにはスパイラル板Sが設けられ、これによって分離機23内壁と 円筒P外壁の間に上下に螺旋形通路が形成される。螺旋形通路は、円筒P下部に 連通され、次いで円筒Pを介してガス管路28に接続される。 そして、中間ターミナル29に収集された重質油を処理する図3の第2〜4分 離機56、57、58は、上下に配列して連結された少なくとも2台以の分離機 で形成されていてもよく、必要によっては並列設置されていてもよい。それぞれ の分離機56、57、58は、その外周側に冷却水チャンバー24が設けられ、 かつ充填材Wおよび円筒Pを備えている。各々の分離機56、57、58に充填 材Wが設けられ、円筒Pは、第1分離機23で説明したのと同様に垂直に設置さ れる。円筒Pの周りに設けられたスパイラル板Sは、それぞれの分離機56、5 7、58と円筒Pとの間に螺旋形通路を形成し、この螺旋形通路は、ガス管を介 して下方の分離機に接続され、次いでコンデンサー66、67、68にガス管6 4を介して接続される。本発明において、第1分離機23から供給される軽質油 を種類別に分離させる図4の第7〜9分離機32、33、34及び高重質油と超 重質油を分離させるための第5、6分離機85、86とは、第2〜4分離機 56、57、58で説明したのと同様に構成されている。しかしながら、図中、 分離機32〜34とコンデンサー41〜43を接続するガス管は、64、65B で表される一方、分離機85および86をコンデンサー66〜68に接続するガ ス管は、64および65Aで表される。 図3の高真空蒸発脱硫装置Bでは、熱交換排気管がオイルチャンバーO.Cに 囲繞され、オイルチャンバーO.C.の一端に配設されたバーナー81で加熱し たオイルチャンバーO.C.内のオイル74は循環管路83を介して蒸発器84 に送られる。この蒸発器84底部からの管路83はポンプ82を配設され、次い でオイルチャンバーO.C.に延びる。この管路83は、蒸発器84およびオイ ルチャンバーO.C.間の油循環を制御するバルブ94を備え、この循環管路8 3のポンプ82およびバルブ94間からスラッジ排出管83が分岐している。ス ラッジ排出管91は、スラッジオイル92の排出を制御するバルブ93を備えて いる。一方、蒸発器84の頂部は、第5分離機85の頂部に、オーバフロー防止 手段O.B.を介して接続され、蒸発器84の蒸気ガスは、手段O.B.によっ て分離機85に連通される。 一方、図5の真空油再生供給ユニットE及び図4の軽質油生産ユニットCの真 空油再生供給ユニット45は同一な構成であって、例えば、図5のユニットEの 構造を、以下に説明する。 コンデンサー68の下方に連結された、廃真空油を再生するための高真空維持 用真空油再生供給装置Eでは、コンデンサー68で凝縮されなかったガスが高真 空ポンプ69で流入されて真空ポンプ排気口107に排気される。高真空ポンプ 69の廃真空油は、フロートバルブを備えた廃真空油中間ターミナル(第3ター ミナル)70に供給される。 フロートバルブは、第3ターミナル70に導入された真空油のレベルが所定レ ベル以上の時に、選択的にターミナル70の底部を解放する。この時、ターミナ ル70の真空油がオイルヒーター101および蒸発器102に順次供給され、蒸 発器102では、真空油が蒸発処理され、水分と揮発性油類成分が真空油から蒸 発、除去する。したがって、真空油が再生される。再生された真空油はオイル冷 却器103に供給され、次いで真空油ラインV.O.Lを介して高真空ポンプ 69および補助真空ポンプ105に送られる。一方、蒸発器102の蒸気ガスは 、オーバフロー口O.Bを経てコンデンサー104に導入され、蒸気ガスはコン デンサー104で凝縮液化される。真空ラインA.Lがこのコンデンサー104 と補助真空ポンプ105の間に延び、このポンプ105は、ポンプ69について 説明下のと同様に、排気口107を備えている。ポンプ105は廃真空油中間タ ーミナル70に接続される。フロートバルブによって中間ターミナル70が開放 されたとき、中間ターミナル70の廃真空油は、廃真空油ラインW.V.O.L を通じてオイルヒーター101に供給され、次いで蒸発器102および冷却器1 03に導入され、このようにしてユニットEで再生されて再循環される。 以上の精油装置を用いた精油方法を、以下に説明する。 図2の油分離ユニットAでは、油水分離貯蔵槽1の粗製または原料油2は、第 1中間ターミナル11に供給される。油2は、フロートバルブ12によってター ミナル11が開放されたときに、熱交換器17に供給されて、熱交換器17内で 予熱される。予熱された原料油は、真空熱分解装置18のコイルリング管路19 に送ってバーナー20で、370℃〜600℃の高温で加熱して熱分解する。装 置18の熱分解油は、次いで比較的大径の真空管路22に進入させた瞬間に、第 1分離機23の真空環境に遭遇させることで、管路22を通過させながら真空ガ スおよび重質油分子を蒸発、膨張、冷却、加速させる。第1分離機23では、分 解油ガスおよび重質油分子が、第1分離機23の真空度によって200〜300 m/secの速度で下向き旋回し、比重が大きい硫黄成分蒸発気体と重質油分子は この分離機の内壁(温度260〜360℃)で冷却液化され、その後重質油中間 ターミナル29で収集される。ターミナル29の重質油は、その後、図3のユニ ットBの重質油生産工程に付される。一方、第1分離機23内で液化されなかっ た蒸発ガス及び軽質油分子はガス管路28を介して第1分離機23から排出され 、図4のユニットCの軽質油生産工程に付される。 第1分離機23からの重質油を種々の重質油に分離するために、ターミナル2 9から流入される重質油を順次上から下に配列された第2〜4分離機56〜58 に供給する。分離機56〜58では、重質油が、それぞれの蒸発温度(320〜 260℃)と真空度(1〜10-4Torr)にしたがって蒸発および液化 され、硫黄成分を含有した高重質油74は第2の分離機56(内壁温度320℃ )で、重質油75は第3の分離機57(内壁温度約300℃)で、機械油76は 第4の分離機58(内壁温度約260℃)でそれぞれ高真空気体遠心比重分離方 法で液化される。第2分離機56からの高重質油74は高真空蒸発脱硫工程を経 て第5、6分離機85、86で蒸発および液化される。したがって、高重質油は 、高粘度で蒸発液化温度330〜360℃の超高重質油89と蒸発液化温度20 0℃以上の高重質油90に分離される。分離機85および86で液化されなかっ た微量のガス分子と、第4分離機58で液化されなかったガス分子は共により蒸 気圧が低いコンデンサー66〜68に導入して液化させ、ここでも液化されなか った残余の微量のガスは高真空ポンプ69で吸引して外気に排出する。この高真 空ポンプ69は、廃真空油を再生させるための真空油再生供給循環工程を遂行し 、本発明の精製装置の所望の高真空を発生及び維持させる。 一方、高真空蒸発脱硫工程では、第2分離機56からの高重質油74を加熱器 80のバーナー81によって加熱し、次いで発器84内にて、真空度1〜10-4 Torr、蒸発温度300〜360℃で加熱蒸発させて、硫黄の蒸発を防止する。蒸 発器84底部に収集された硫黄スラッジオイルはスラッジ排出ライン91を通じ てタンク97に排出してもよく、加熱器80に再循環させてもよい。高真空ポン プの真空油再生供給循環工程では、高真空ポンプ69のシリンダーの中に吸入さ れた蒸発ガスと排気真空油とが混合されて、油質が悪くなった廃真空油は、第3 中間ターミナル70に収集される。フロートバルブがターミナル70を開放した とき、廃真空油は廃真空油ラインW.V.O.Lを介して、補助真空ポンプ10 5の作動により発生した真空吸引力で蒸発器102に吸引される。蒸発器102 内では、廃真空油は200〜300℃に加熱され、水分と揮発性油類成分が蒸発 する。蒸発器102の蒸発ガスは、コンデンサー104に吸入されて凝縮液化す る。液化しなかったガスは補助真空ポンプ105で外気に排気する。蒸発器10 2底部に収集された再生真空油はオイル冷却器103に排出され、次いで高真空 ポンプ69と補助真空ポンプ105とに供給する。一方、真空ポンプ69および 105のオイルチャンバーと連結された中間ターミナル70内の廃真空油は、オ イルヒーター101方向に、吸入、加熱、蒸発させながら循環し、上述し たように再生供給する。 軽質油分離工程では、第1分離機23の軽質油は、ガス管路28を介して真空 気体遠心比重分離機(第7〜9分離機)32、33、34に導入される。分離機 32〜34では、軽質油は、分離機32〜34と、真空ポンプ44およびコンデ ンサー41、43とに近づくほど高くなる真空度(5〜20Torr)によって加速 され下方に旋回しながら遠心力によって比重で分離および液化される。分離機3 2〜34では、軽質油は、内壁温度約200℃の第7の真空気体遠心比重分離機 32では軽質油38が、内壁温度約30℃の第8および9の真空気体遠心比重分 離機34ではガス油39および灯油40がそれぞれ液化されるように、遠心力に よって比重で分離液化され、油38〜40は、その冷却によって冷却後貯蔵され る。ここでも液化されなかった揮発性油類は真空度がより高い−20℃の条件の 冷凍コンデンサー41、42、43で液化させて貯蔵し、ここでも液化されなか ったLPGとかメタンガスなどはガス圧縮機46で圧縮した後−40℃のガス冷 却器47で液化させて液化ガス貯蔵槽40に貯蔵する。ガス冷却器47でも液化 しなかった最終ガスはレギュレータ49とチェックバルブ50を通過させ、次い でバックファイヤ防止装置中の水52を通過させた後、バックファイヤ防止装置 の末端に配設した点火装置53により点火して燃焼処理する。 なお、図中、符号3は比重分離された廃油中の水であり、5、6、7は水管路 、15はチェックバルブ、62、63はガス管路、92はスラッジオイル、93 、94は制御バルブ、100は真空ポンプ、106はコンデンサーレシーバータ ンクである。 以上のような精油装置の精油方法では、油2を水から比重で分離する原料油貯 蔵槽1の原料油2は、必要なときに、不純物濾過フィルタ9を通過し、これによ って不純物が濾過された状態で吸入ポンプ10に吸入されて油中間ターミナル1 1に送られる。中間ターミナル内の原料油量が増加して所定レベルを越えたとき 、フロートバルブ12が持ち上げられて中間ターミナル11のポンプ13の吸入 口を開放し、次いでレベルスイッチ14を押し上げ、このようにしてスイッチ1 4がONとなると同時にソレノイドバルブ16が開放されてポンプ13が作動す る。したがって、油が管路を介して熱交換器17に送られ、次いで熱分解装置 18のコイリング管路19に供給される。油2は、熱交換器17を通過するとと もに、スチーム管路8と熱交換し、所定の温度に予熱されるが、スチームは熱分 解装置18のボイラー21によって発生され、スチーム管路8内を油水分離機4 に向かって逆方向に流動する。予熱された油は、熱分解装置18内のコイリング 管路19内を流動し、このコイリング管路19を通過する間に装置18のバーナ ー20で約370〜600℃に加熱されて熱分解および蒸発させられる。熱分解 油は、管路22に進入した瞬間、急激に大きくなる管路の直径と管路22に連続 する第1分離機23内の真空環境の影響で蒸発、膨張、冷却、加速される。第1 分離機23では、蒸発ガスおよび重質油分子が、螺旋形通路中を、第1分離機2 3の真空度によって高速(200〜300m/sec)で下向きに旋回し、より比 重が重い硫黄蒸発気体と重質油分子は第1分離機23の冷却水チャンバー24の 内壁上で、遠心力によって比重で分離される。重質油ガス分子は、第2分離機2 3における冷却水チャンバー24内壁の低い温度(260〜360℃)によって 冷却、液化されて重質油27となり、中間ターミナル29に収集される。冷却水 チャンバー24と内壁との間には温度調節用充填材Wが配設されており、重質油 液化温度を260〜360℃以内に維持している。 そして、第1分離機23で液化されなかった軽いガス分子および軽質油粒子は ガス管路28を介して軽油生産ユニットCの第7分離機32に導入される。第1 分離機23では、熱分解装置18で処理された油が、上述したように軽質油38 および重質油27に分離される。軽質油38および重質油27の品質は、熱分解 装置18のバーナー20の加熱温度によって左右される。勿論、中間ターミナル 19内の重質油も更に装置18での真空熱分解工程で再処理し、再加熱、再熱分 解させて軽質油に転換してもよい。この場合、軽質油の生産効率を増加させるこ とができる。 油水分離装置4内の水と油とは熱分解装置18のボイラー21から延びるスチ ーム管路8を通じて流れるスチーム廃熱により適正温度に加熱され、水と油とで 比重で分離される。 一方、軽質油生産ユニットCにおける第7分離機32の頂部に導入された軽質 油ガスは、真空ポンプ44とコンデンサー41、43に近づくほど高くなる真空 度(5〜20Torr)によって加速され、分離機32〜34内を旋回しながら下降 し、遠心力によって比重で分離および液化される。分離機32〜34では、内壁 温度約200℃の第7分離機32では軽質油38が、内壁温度約160℃の第8 分離機33では軽油が、内壁温度約30℃の第9分離機34では灯油が液化され るように、軽質油が遠心力によって比重で分離及び液化される。油38〜40は 、その油冷却装置73によって冷却し、さらに各タンクに貯蔵する。分離機32 〜34でも液化されなかった揮発性油類71は真空度がより高い、−20℃の冷 凍コンデンサー41〜43に導入して液化する。冷凍コンデンサー41〜43で も液化されなかったLPGとかメタンガスなどはガス圧縮機46で圧縮した後、 −40℃のガス冷却器47で液化させて液化ガス貯蔵タンク48に貯蔵する。こ のガス冷却器47でも液化されなかった最終ガスは、レギュレータ49とチェッ クバルブ50を通過させ、更にバックファイヤ防止装置51中の水52を通過さ せる。水52を通過させた最終ガスは、バックファイヤ防止装置51の末端に配 設した点火装置53によって点火し、火炎54状態で燃焼させる。この際、バッ クファイヤ防止装置51内の水52はバックファイヤ防止装置51の末端で燃焼 処理される火炎54とガス冷却器47からチェックバルブ50を経てバックファ イヤ防止装置51内に進入するガスとを遮断してバックファイヤを防止する役割 を果たす。真空ポンプ100はガス冷却器内の真空条件を与える。軽質油生産ユ ニットCの真空ポンプ44と連結された真空油再生供給装置45の作用は重質油 生産ユニットBの以下の説明で詳述する。 硫黄成分含有重質油は、第1分離機23内で硫黄ガスと共に液化されて中間タ ーミナル29に流入する。重質油のレベルがターミナル29内で所定レベルを越 えたとき、フロートバルブ31が上昇し、ターミナル29から第1分離機56に 延びる重質油ライン55が開放される。したがって、ターミナル29の重質油2 7が第2〜4分離機に供給される。第2〜4分離機56〜58では、重質油27 は、それぞれの液化温度(320〜260℃)と真空度(1〜10-4Torr)にし たがって、遠心力により比重で分離され、かつ種類別に液化されてタンクに貯蔵 される。即ち、硫黄含有高重質油74は内壁温度約320℃の第2分離機56で 、高重質油より炭素鎖が短く液化温度が低い重質油75は内壁温度約 300℃の第3分離機57で、そして、より軽い機械油76は内壁温度約260 ℃の第4分離機58でそれぞれ遠心力により比重で分離および液化されて高重質 油74、重質油75、機械油76に分けられてオイル冷却器72で冷却された後 、それぞれの種類別にタンク79、78、77に収集される。 一方、タンク79内の高重質油74は高重質油加熱器80に導入され、ポンプ 82の圧送力によって循環管路83を通過して循環する。この際、蒸発器84の 真空度を1〜10-4Torrに維持しながら高重質油加熱器80に設置されたバーナ ー81で300〜360℃にて加熱し、300〜360℃の温度で高真空条件下 蒸発が起こるようにする。高重質油74の中の硫黄成分を除いた高重質油の高真 空蒸留を実施する。高真空蒸留の結果、蒸発液化温度330〜360℃の第5分 離機85では高粘度の超高重質油89が、液化温度約200℃以上の第6分離機 86では高重質油90がそれぞれ液化され、次いでオイル冷却器87で冷却され た後、タンク95とタンク90に貯蔵される。蒸発および凝縮の結果、硫黄成分 が濃縮された蒸発器84のスラッジオイル92は、抜取りバルブを調節し、排出 ライン91を介してスラッジタンク97に排出した後、別度のスラッジ処理工程 に付される。 第6分離機86でも液化されなかったガス分子は蒸気圧がより低いコンデンサ ー66〜68で液化させてコンデンサーレシーバータンク88貯蔵する。残余の ガスは高真空ポンプ69の排気口107を通じて大気中に排気する。 終わりに、高真空精油装置の所望の高真空を達成するための、偏心ロータによ りソリッドベーンが回転する真空油シーリング型過湾曲シリンダー高真空ポンプ 69(whole vane rotation vacuum oil sealing)と、本発明の高真空精油方法 を達成し、高真空を維持するための真空油再生供給ユニットEを以下に説明する 。 高真空ポンプ69は、重質油生産ユニットBの末端部に真空油再生供給ユニッ トEと共に設置される。本発明の精油装置の高真空蒸留工程によって、水分、灯 油、軽油およびガソリンなどの蒸発ガスがポンプ69のシリンダー内に吸引され 、ベーンの回転によって真空油とともにシリンダー内を回転する。したがって、 蒸気ガスが真空油と混合されて、ベーンとシリンダー間をシーリングする真空油 の品質を悪化させ、急激に高真空ポンプ69の真空度を失わせる。したがって、 こ のような問題を解決するために、真空油に混合して含有される蒸気圧の高い成分 、例えばガソリン、水分、灯油、軽油などは、真空油の品質を回復させるために 、廃真空油から除去する必要がある。水分および揮発性油類を廃真空油から除去 して真空油の当初の品質を回復させるためには、水分および揮発性油類が混入し て品質が低下した廃真空油を、フロートバルブが設けられた廃真空油中間ターミ ナル70内に導入する。フロートバルブがターミナル70を開放したとき、ター ミナル70の廃真空油は、真空ポンプ105によって形成されたオイルヒーター 101の吸引力によって、廃真空油ラインW.V.O.Lを介して蒸発器102 に流入する。廃真空油は、蒸発器102に流入しながら、スチームヒータまたは 他の熱交換手段によって、200〜300℃に加熱される。加熱された廃真空油 は、次に蒸発器102の中に吸入され、このときに真空油より蒸気圧の高い水分 と揮発性油類成分が蒸発し、蒸発器102より真空度が高いコンデンサー104 に吸入されてコンデンサー104内で液化される。コンデンサー104で液化さ れなかった残余のガスは真空ポンプ105および真空ポンプ排気口107を経て 外気に放出される。 一方、水分と揮発性油類成分などが蒸発、除去された再生真空油は、蒸発器1 02の底部に収集され、次いでオイル冷却器103を介して下向に流れ、冷却さ れる。再生、冷却された真空油は、真空油供給ラインV.O.Lを介して高真空 ポンプ69と補助真空ポンプ105に供給される。ターミナル70内の廃真空油 は廃真空ラインW.V.O.Lを介してオイルヒーター101方向に吸引循環さ れ、前述したように真空油再生供給工程で処理される。 以上のように本発明の精油装置および方法は、繰り返し実施された実験および 実際のテストに基づいている。実施化技術として商業的プラントにこの装置およ び方法を適用することには何ら問題はない。勿論、必要に応じて、他の真空手段 、例えば高速エジェクタなどを用いることもできる。そして、必要ならば、自動 バルブ制御装置を適用することも可能である。 本発明の好ましい実施例が説明のために開示されたが、当業者は、特許請求の 範囲で開示された本発明の範囲および思想から離れることのない、種々の変更、 付加及び置換が可能であることを理解するであろう。 本発明の装置および方法を用いた、実験例を以下の表1および2に示した。実 験油は、各々表1および表2の廃油からの再生機械油である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 リー,ダエ,スング 大韓民国 ソウル 135−010,カングナム −ク,#275 ノンヒュン−ドング,ヤン グジ アパートメント ビー−307 (72)発明者 シン,ホー,ケウン 大韓民国 ソウル 100−372,チュング− ク,マンリ−ドング 2−ガ,40

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.油水分離貯蔵槽; 該油水分離貯蔵槽に、第1ポンプおよびオイルフィルタを介して接続され、か つ油を圧送する第2ポンプを備えた第1中間ターミナル; この第1ターミナルに接続され、ターミナルからの油を予熱する熱交換器; 該熱交換器に接続され、予熱された油を分解する真空熱分解装置;および 真空管路を介して熱分解装置に接続され、遠心力にて比重で軽質油から重質油 を分離する真空気体遠心比重分離機又は第1分離機; からなり、真空熱分解法で軽質油から重質油を分離する油分離ユニットと、 比重による気化油分離ユニットの第1分離機に接続され、フロートバルブを備 えて重質油のレベルが所定のレベルを越えたときに選択的に開閉する、第1分離 機から導出される重質油を一時的に保持する重質油中間ターミナル又は第2ター ミナル; 第2ターミナルの底部に順次接続され、種々の重質油、即ち高重質油、重質油 及び機械油を、その底部の各々に収集する第2〜4分離機であって、収集された 油が直接それらのタンクに各々抜き取られる一方、第3分離機に収集された重質 油は、間接的にオイルクーラによってタンクに抜き取られる、重質油を種類によ って分離するための高真空気体遠心比重分離機又は第2〜4分離機; 高重質油タンクに接続され、硫黄含有高重質油の脱硫を行う高真空蒸発脱硫機 ; 脱硫機に順次接続される一対の高真空気体遠心比重分離機又は第5及び第6分 離機であって、第5及び第6分離機の真空度及び液化温度に応じて脱硫機からの 蒸発ガスを超重質油及び高重質油に液化し、超重質油及び高重質油をオイルクー ラでそのタンクに供給する高真空気体遠心比重分離又は第5及び第6分離機;お よび 相互に接続され、第4〜6分離機で液化しなかった残余のガスを凝縮および液 化する第1〜3コンデンサーであって、第1コンデンサーは、第1ガス管路及び 第1真空管路の両方を介して第4分離機に、かつ第2ガス管路及び第2真空管路 の両方を介して第6分離機に共通して接続され、第1〜3コンデンサーで凝縮お よび液化された油は、タンクに保持され、第3コンデンサーの底部は、高真空ポ ンプに接続される第1〜3コンデンサー; からなる油分離ユニットに接続されて、重質油を分離し、種類で分かれた種々の 重質油を生産する重質油生産ユニットと、 重質油生産ユニットの第3コンデンサーに高真空ポンプを介して接続され、重 質油生産ユニットの真空油を再生産する真空油再生供給ユニットと、 油分離ユニットの第1分離機に順次接続される軽質油高真空気体遠心比重分離 機又は第7〜9分離機であって、種々の軽質油を各々底部に液化・収集し、この 第7〜9分離機のオイルがこれらに接続されたオイルラインのオイルクーラによ ってタンクに抜き取られる第7〜9分離機; 相互に接続され、第7〜9分離機で液化しなかった残余のガスを凝縮・液化す る第4〜6凍結コンデンサーであって、第4コンデンサーはガス管路及び真空管 路を介して第9分離機の底部に接続され、第4〜6コンデンサーの凝縮オイルは オイルラインを介してタンクに抜き取られる第4〜6凍結コンデンサー; 第6コンデンサーに真空ポンプを介して接続され、第4〜6コンデンサーで液 化しなかった残余のガスを加圧するガスコンプレッサー; ガスコンプレッサーに接続され、ガスコンプレッサーの加圧された気体を液化 するガスクーラであって、ガスクーラの液化ガスが液化ガス貯蔵器に保持される ガスクーラ;および ガスクーラに接続され、ガスクーラで液化されなかった最終ガスを燃焼させる バックファイア防止装置; からなる、第1分離機の頂部に接続されて軽質油を分離し、種類別の種々の軽 質を生産する軽質油生産ユニットと、 からなることを特徴とする高真空精油装置。 2.前記油分離ユニットの第1ターミナルが、さらに 第1ターミナルに導入される油のレベルに応じて垂直方向に移動可能なフロー トバルブと、 前記垂直方向移動可能なフロートバルブにより操作されるレベルスイッチと、 前記レベルスイッチによって操作され、次いで第2ポンプを操作するソレノイ ドバルブとを備え、 これによって、第1ターミナルの油を、第2ポンプの圧送動作で熱交換器に供 給することを特徴とする請求項1に記載の高真空精油装置。 3.前記真空熱分解装置が、さらに 一端が熱交換器に接続され、他端がより大きい直径の真空管路を介して第1分 離機の頂部に連結されるコイリング管路と、 前記熱分解装置の対抗する端部に配置された、前記コイリング管路を加熱する ためのバーナーおよびボイラーと、 前記ボイラーから延出され、順次熱交換器、油水比重分離機及び油水分離貯蔵 槽を通過し、ボイラーから発生したスチームが、熱交換器、油水比重分離機及び 油水分離貯蔵槽の油と熱交換するようにしたスチーム管と、 を備えることを特徴とする請求項1に記載の高真空精油装置。 4.前記第1分離機が、 第1分離機を囲繞し、冷却水ポンプで圧送され、かつ冷却水循環管路を循環す る冷却水で第1分離機を冷却する冷却水チャンバーと、 内側に筒状のスペースが形成されるように、第1分離機内に配設される充填材 と、 前記充填材の内側に形成されたスペースに配置され、頂部が軽油生産ユニット の第7分離機の頂部に接続されるシリンダーと、 前記冷却水チャンバーと充填材層とを貫通して、第1分離機の頂部に連結され る真空管路と、 第1分離機の内壁およびシリンダーの外壁間に螺旋形通路が形成されるように 、前記シリンダーの廻りに形成され、該螺旋形通路がシリンダーの底部およびシ リンダーを通過するガス管に連通されるようにするスパイラル板と、 を備えることを特徴とする請求項1に記載の高真空精油装置。 5.第2〜4分離機、第5および6分離機、および第7〜9分離機の各組が 、少なくとも2基の上下に配列連結された分離機から成り、各分離機の各々が、 分離機を囲繞する冷却水チャンバーと、 内側に筒状スペースが形成されるように分離機内に配置される温度調節用充填 剤層と、 上下方向の螺旋形通路がシリンダーの廻りに形成されるように、前記シリンダ ーの廻りに配置され、該螺旋形通路がガス管を介して下方の分離機に連通される ようにしたスパイラル板と、 を備えることを特徴とする請求項1に記載の高真空精油装置。 6.前記高真空蒸発脱硫装置Dが、 排気管と、 前記排気管を囲繞し、内部の油がバーナーで加熱されると共に、油循環ポンプ によって圧送され、かつ循環管路を介して蒸発器に供給されるオイルチャンバー と、 前記ポンプおよび蒸発器と前記オイルチャンバーとの間の油循環を制御するた めの循環バルブを備えた循環管路と、 前記ポンプ及び循環バルブの間から分岐しかつスラッジタンクに向かって延出 され、硫黄スラッジオイルが、スラッジ排出ラインを介してスラッジタンクに排 出されるか、またはオイルチャンバーに再循環されるようにするスラッジ排出バ ルブを備えたスラッジ排出管路と、 蒸発蒸留された超高重質油が第7分離機に導入されるように、第7分離機頂部 間に延びるパイプに配設されたオーバフロー防止手段と、 を備えることを特徴とする請求項1に記載の高真空精油装置。 7.前記真空油再生供給ユニットが、 第1〜3コンデンサーで凝縮されなかった残余のガスを圧送し、真空ポンプ排 気口に供給する高真空ポンプと、 真空油のレベルが所定レベルを越えたときに選択的に開放されるフロートバル ブを備えた真空油中間ターミナル、または第3ターミナルと、 第3ターミナルに順次接続される、オイルヒーター、および廃真空油を蒸発さ せ、廃真空油から水分および揮発性油成分を蒸発除去して真空油を再生し、再生 真空油はオイル冷却器及び高真空ポンプに供給されるとともに、真空油ラインを 介して補助ポンプに供給される蒸発器と、 前記蒸発器にオーバーフロー防止手段によって接続され、蒸発器の蒸発ガスを 凝縮液化するコンデンサーと、 排気口を有し、かつコンデンサーに真空管路を介して接続され、コンデンサー 内でも液化されなかったガスを排気口から排気し、かつ第3ターミナルに接続さ れて該ターミナルに廃真空油ラインを介して導入された廃真空油が再生され、か つフロートバルブで第3ターミナルが開放されときに真空油再生供給ユニットに 循環されるようにした補助真空ポンプとを備えることを特徴とする請求項1に記 載の高真空精油装置。 8.第1中間ターミナルがそのフロートバルブで開放されたときに、第1タ ーミナルから熱交換機に供給される粗製又は原料油を熱交換器で予熱する工程と 、 この予熱された油を真空熱分解装置のバーナーで370〜600℃の高温に加 熱し、予熱された油を小径のコイリング管路を流通させて熱分解する工程と、 熱分解された油を真空管路に導入し、この真空管路に油が導入された瞬間、第 1分離機の真空条件に遭遇させ、これを蒸発、膨張、冷却、加速させて蒸気ガス と重質油分子を形成する工程と、 第1真空気体遠心比重分離機内で蒸発気体と重質油分子とを、この第1分離機 内の真空度によって200〜300m/secの速度で下向き旋回させ、遠心力に よって比重で軽質油から硫黄ガスと重質油分子とを遠心分離し、かつ遠心力でこ の第1分離機の内壁(温度260〜360℃)近傍で硫黄ガスと重質油分子とを 冷却液化させることにより、重質油を軽油から分離する工程と、 第2中間ターミナルで液化硫黄と重質油分子とを収集し、液化硫黄と重質油分 子とを処理し、比重により重質油を遠心力で分離し、高真空蒸発脱硫装置で超重 質油及び重質油を蒸留することによって種々の重質油を生産する工程と、 第1分離機の中央に集まった末液化軽質油ガスを、ガス管路を介して第1分離 機から排出させ、軽質油蒸発ガスを別々に処理して、種類別の軽質油を分離、生 産することによって、種々の軽質油を生産する工程とからなる高真空精油方法。 9.重質油生産工程が、第1ターミナルに収集された重質油を順次第2〜4 分離機に供給し、第2〜4分離機の液化温度(320〜260℃)および真空度 (1〜10-4Torr)に応じて蒸発液化して、硫黄成分を含有した高重質油は内壁 温度約320℃の第2分離機で、重質油は内壁温度約300℃の第3分離機で、 機械油は内壁温度約260℃の第4分離機で、高真空気体遠心比重分離によって 各々液化されるようにし、第2分離機の高重質油を高真空蒸発脱硫工程に付した 後、第5、6分離機で液化蒸発させて、高粘度の超高重質油と、蒸発液化温度約 200℃以上の高重質油とに分離し、第5、6分離機で液化されなかった微量の ガス分子は第4分離機で液化されなかったガス分子と共に蒸気圧がより低い複数 のコンデンサーに供給してここで液化させ、これらコンデンサーでも液化されな かった残余のガスは高真空ポンプ圧送排気させるか、または燃焼させる、ことに よって行われることを特徴とする請求項8に記載の高真空精油方法。 10.高真空蒸発脱硫工程が、第2分離機の高重質油をオイル加熱器のバーナ ーにより加熱し、次いで真空度1〜10-4Torrおよび温度300〜360℃の蒸 発器で加熱して高真空で硫黄を蒸発させることなく蒸発させ、蒸発器で濃縮され た硫黄スラッジオイルをスラッジ排出ラインを介してタンク排出するか、加熱器 に再循環させることで行われることを特徴とする請求項9に記載の高真空精油方 法。 11.高真空ポンプの真空油再生循環工程が、真空油とともに高真空ポンプの シリンダー中へ吸入された蒸気の混合により品質が低下した廃真空油を第3ター ミナルに収集し、フロートバルブが第3ターミナルを開放したとき、補助真空ポ ンプの作動で形成されたオイルヒーター内の吸引力によって、油加熱ラインを介 して廃真空油を蒸発器に吸入し、該廃真空油をオイル加熱器によって200〜3 00℃に加熱して、油の水分および揮発性油類成分を蒸発させ、蒸発器の蒸発ガ スはより真空度の高いコンデンサーに吸入させて凝縮液化し、コンデンサーで液 化しなかったガスを補助真空ポンプで外気に放出させ、蒸発器底部の再生真空油 はオイル冷却器に供給し、次いで真空油供給ラインを介して補助真空ポンプに供 給し、高真空ポンプおよび補助真空ポンプのオイルチャンバーに連結された第3 ターミナルの廃真空油をオイルヒーター方向に循環させて、吸引、加熱、蒸発さ せて廃真空油を使用可能な真空油に再生すること、で行われることを特徴とする 請求項9に記載の高真空精油方法。 12.軽質油分離工程が、第1分離機の軽質油をガス管路を介して真空気体遠 心比重分離機(第7〜9分離機)に供給し、軽質油分子を5〜20Torrの真空度 によって加速し旋回下降させ、第7〜9分離機間の距離に反比例し、真空ポンプ および冷凍コンデンサーに近づくほど高められる上記真空度により、遠心力によ って比重で分離液化して、内壁温度約200℃の第7分離機では軽質油が、内壁 温度約160℃の第8分離機では軽油が、内壁温度約30℃の第9分離機では灯 油がそれぞれ遠心力によって比重で分離液化されるようにし、第7〜9分離機の 油をオイル冷却器によって冷却後そのタンクに貯蔵し、第7〜9分離機で液化さ れなかった揮発性油類を真空度がより高い低温−20℃の冷凍コンデンサーに導 入して液化し、冷凍コンデンサーでも液化されなかったLPGおよびメタンガス などをガス圧縮機で圧縮した後−40℃のガス冷却器で液化させて液化ガス貯蔵 タンクで貯蔵し、ガス冷却器でも液化しなかった最終ガスはレギュレータおよび チェックバルブを通過させ、バックファイヤ防止装置中の水を通過させ、次いで バックファイヤ防止装置の点火装置によって点火燃焼処理する、ことで行われる ことを特徴とする請求項8に記載の高真空精油方法。
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