JPH10502888A - 無段階的に調整可能なリニアアクチュエータ - Google Patents

無段階的に調整可能なリニアアクチュエータ

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JPH10502888A
JPH10502888A JP8505108A JP50510895A JPH10502888A JP H10502888 A JPH10502888 A JP H10502888A JP 8505108 A JP8505108 A JP 8505108A JP 50510895 A JP50510895 A JP 50510895A JP H10502888 A JPH10502888 A JP H10502888A
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ピックルス、ジョーゼフ
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アイティーティー・オートモーティブ・インコーポレーテッド
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Abstract

(57)【要約】 リニアアクチュエータ(210)は、回転可能なシャフト(232)の回りに固定された回転可能部材(270)を囲むハウジング(220)を備える。第1,第2可動部材(290,292)がハウジング(220)内に往復動可能に装着される。可動部材(290,292)は、ハウジング(220)の対向端部で回転可能部材(270)に係合しかつ回転可能部材を軸受面(256,258)から離隔し、回転可能部材(270)とシャフト(232)との回転を防止する第1位置と、回転可能部材(270)から離隔し、回転可能部材(270)を軸方向に移動してベアリング(290,292)の1と係合可能とし、回転可能部材(270)とシャフト(232)との自由な回転を可能とする第2位置との間を移動することができる。各可動部材(290,292)上で傾斜して延びる対の傾斜面(294,296)が、ハウジング(220)の傾斜したガイドスロット(266,268)内を摺動して可動部材(290,292)を案内する。

Description

【発明の詳細な説明】 無段階的に調整可能なリニアアクチュエータ 同時係属出願の表示 本願は、ジョセフ ピックルス(Joseph Pickles)による、「 車両シート用の無段階的に調整可能なリニアアクチュエータ」と題する1994 年6月17日付けの同時係属出願第08/262,044号の一部継続出願である。 発明の背景 発明の分野 本発明は、一般的には、リニアアクチュエータに関し、より詳細には、車両の シート部材を位置決めするためのリニアアクチュエータに関する。当該技術の説明 車両シート組立体には、通常、車両に固定された下部レールに移動可能に装着 された上部レールの水平方向前後位置を調整するためのシートアジャスタが設け られており、更に、車両の床に装着されたシートレール組立体に対して、枢動可 能なシートバックの傾斜位置を調整するためのシートリクライナが設けられるも のもある。1の形式のシートアジャスタは、下部レールに対して上部レールを解 除可能にロックするために、複数の別個の離隔したポジションあるいは戻り止め を備える。 シートリクライナとして使用可能な他の形式のシートアジャスタは、ねじ係合 したリードねじとナットとから形成されて、ユーザが選択可能な無数のシート調 整位置を提供するリニアアクチュエータを用いる。シートの可動部材の1を、車 両シートの他の部材に対してユーザが選択した調整位置に固定するために、ナッ トを固定位置に解除可能にロックし、ナットとリードねじとの回転を防止する種 々の手段が用いられる。この形式のリニアアクチュエータは、無段階的なシート 調整位置を形成することができるが、しかし、このようなリニアアクチュエータ は、負荷の作用下すなわちシートにユーザの重さが作用している状態でシート位 置を調整したときに、信頼できる滑らかな解除作用を行うことができない。 更に、車両シート組立体には、動力駆動あるいは手動操作のいずれかの形式の ものがある。動力駆動と手動操作とのシートアジャスタ及び/又はシートリクラ イナの機能上の必要性の差異、特に手動操作型のシートアジャスタにおける手動 操作用ロッキングバーに係合される離隔した戻り止めの一般的な使用に対する差 異により、各動力駆動あるいは手動操作式のシートアジャスタ及び/又はシート リクライナに対して別のレール組立体が必要とされる。これにより、シート組立 体の形式が増大し、全ての動力駆動あるいは手動操作式の車両シート組立体に対 する部材の共通化によって得られる利点が減じられることになる。 したがって、滑らかで信頼性のあるロックおよびロック解除を行うことのでき る車両シート用のリニアアクチュエータが望まれている。更に、シート調整位置 を無段階的とすることが可能な車両シート用リニアアクチュエータが望まれてい る。更に、シート組立体が動力駆動あるいは手動操作であるかに拘らず、シート レールおよび駆動機構の主要部を含む共通のシート組立体構造を可能とする車両 シート用のリニアアクチュエータが望まれている。最後に、簡単な構造と、信頼 できる作動と、小さな全体サイズと、最小の重量とを有する車両シート用のリニ アアクチュエータを提供するこどが望ましい。 発明の概要 本発明は、車両シートの2つの相対移動可能な部材の位置を制御するために理 想的に適合するリニアアクチュエータである。 1の実施例では、リニアアクチュエータは、ねじ付きシャフトを有し、このね じ付きシャフトは雌ねじ付き内孔を有する回転可能部材にねじ係合する。この回 転可能部材は、車両シートの1の部材に装着されたハウジング内に配置される。 ハウジングの両端にベアリング手段が装着され、回転可能部材の両端部に対する 低抵抗の回転面を形成する。ベアリング手段と回転可能部材とは、所定の寸法関 係に配置され、これにより、リニアアクチュエータがロック解除位置にあるとき に、回転可能部材を僅かな距離に軸方向に移動し、シャフト上の1の方向の軸方 向荷重の作用するシャフトが回転可能部材の1をベアリング手段と低抵抗係合さ せ、このようなシャフト上の軸方向荷重の作用下で、回転可能部材を回転可能と する。ベアリング手段の1との低回転抵抗係合から、回転可能部材が双方のベア リング手段との係合を解除される位置にこの回転可能部材を移動するために、回 転可能部材移動手段がハウジング上に設けられる。この移動手段が回転可能部材 非係合位置にあるときに、移動手段と回転可能部材とねじ付きシャフトとは、高 回転抵抗結合を形成し、この結合により回転可能部材の回転が阻止され、したが って、回転可能部材とねじ係合するシャフトの動きが防止される。 好ましい実施例では、拡大された環状カラーが回転可能部材に形成される。ロ ック手段あるいは部材がカラーに隣接配置されてこれに係合し、回転可能部材を 非回転可能位置に移動する。 移動手段は、第1,第2可動部材と、ハウジング内に装着され、第1,第2可 動部材を回転可能部材と係合させかつ非係合とする移動手段とを有するのが好ま しい。 移動手段は、ハウジング内に回転可能に装着されたドライブピンを有するのが 好ましい。解除レバーがドライブピンに取付けられ、解除レバーが双方向に回動 されたときに、ドライブピンを双方向に回転する。一対のドライブフィンガがド ライブピンに装着され、ドライブピンが双方向に回転されたときに第1,第2可 動部材に交互に係合し、解除レバーの回動方向にしたがって第1,第2可動部材 に係合しかつ係合を解除する。 リニアアクチュエータは、更に、回転可能部材と係合し、係合解除する第1, 第2位置間で可動部材の動きを案内するために、可動部材とハウジングとに形成 されたガイド手段を有する。ガイド手段は、各可動部材に装着されかつ外方に延 びる少なくとも一対のタブを備え、これらのタブはハウジングの側壁部に形成さ れたガイドスロットを通して摺動可能に延在するのが好ましい。タブとガイドス ロットとの双方は、回転可能部材の環状カラーの平面に対して傾斜配置され、可 動部材を回転可能部材に向く方向及び離隔する方向に移動する。 好ましい実施例では、各可動部材は、2対のタブを有し、これらのタブはハウ ジングの離隔したガイドスロットを通して延びる。第1可動部材とハウジングの 対応するガイドスロットとの対のタブは、可動部材の平面に対して同じ角度に傾 斜して配置される。しかし、第1可動部材のタブは、第2可動部材の対のタブか ら逆方向に傾斜して延びる。 更に、第1,第2可動部材は、互いに連結され、移動手段により同時に移動さ れて回転可能部材と係合し、係合を解除する。 本発明の無段階的に調整可能なリニアアクチュエータは、車両シート組立体上 で水平位置に用いてもよく、ハウジングが車両レール組立体の1のレールと、シ ートバックリクライナとして作用する枢動可能なシートバック枢動リンクに取付 けられたねじ付きシャフトの一端とに取付けられる。 これに代え、リニアアクチュエータは車両シート組立体のほぼ垂直位置に装着 し、ねじ付きシャフト一端をシートレール組立体に枢動可能に結合し、リニアア クチュエータのハウジングをシートバックフレームに装着して、同様にリニアア クチュエータをシートバックリクライナとして作用させてもよい。 更に、リニアアクチュエータを車両シート組立体に装着し、ねじ付きシャフト を下部シートレールに固定状態に装着してもよい。回転可能部材を囲むハウジン グは、可動部材が非係合位置にあるときに上部レールに作用する軸方向力が回転 可能部材を回転させ、固定された下部レールに対して上部レールの水平方向前後 の平行移動を可能とするように、可動の上部レールに取付けられる。 他の実施例では、リニアアクチュエータは、ハウジングを通して延びる回転可 能なシャフトを有する。回転可能部材はハウジング内に配置され、シャフトの回 りに固定状態に連結される。ベアリング手段がハウジングの両端に装着され、回 転可能部材の両端部のための低抵抗回転面を形成する。ベアリング手段及び回転 可能部材は、所定の寸法関係に配置され、リニアアクチュエータが非ロック位置 にあるときに回転可能部材とシャフトとを、シャフト上で1方向に作用する軸方 向荷重の作用下で軸方向に短い距離移動し、回転可能部材をベアリング手段の1 と低抵抗で回転係合させ、シャフトにこのような軸方向荷重を作用させた状態で 回転可能部材とシャフトとを回転させる。 更に、ハウジングには、回転可能部材をベアリング手段の1との係合から、回 転可能部材がベアリング手段の双方と非係合の非回転位置に変位するための手段 が装着される。この移動手段は、回転可能部材に係合したときに、回転に対する 高抵抗結合を形成し、回転可能部材とシャフトとの回転を防止する。 移動手段は、第1,第2可動部材を備え、これらの可動部材のそれぞれは、回 転可能部材と係合し、第1,第2可動部材が回転可能部材を両ベアリング手段か ら係合解除する第1位置と、回転可能部材から離隔して解除される第2位置との 間を移動できるのが好ましい。第1,第2可動部材を第1,第2位置間で移動す るための手段が、更に、ハウジング内に装着され、第1,第2可動部材に連結さ れる。 移動手段は、更に、ハウジング内に移動可能に装着されたドライブピンを備え る。解除レバーがドライブピンに取付けられ、解除レバーが双方向に回動された ときに、ドライブピンを双方向に回転する。一対のドライブフィンガがドライブ ピンに装着され、ドライブピンが双方向に回転されたときに同時に移動するよう に連結された第1,第2可動部材に交互に係合しかつ移動する。 この実施例のリニアアクチュエータは、更に、第1,第2可動部材が回転可能 部材と係合し、係合解除する第1,第2位置間で移動するように案内するガイド 手段を備える。ガイド手段は、ハウジングの両側に形成され、ハウジングの長手 方向軸線に対して非垂直となる角度に配置されたガイドスロットを備えるのが好 ましい。第1,第2可動部材のそれぞれに傾斜面が形成され、ガイドスロットの 1に摺動可能に係合し、第1,第2可動部材を案内して、ドライブピンと解除レ バーとが双方向に回転したときに、回転可能部材と係合させ、係合解除する。 この実施例では、回転可能部材はシャフト上に固定状態に装着されたボディの 形態である。拡大されて半径方向外方に延びるカラーがボディの中間部に形成さ れ、第1,第2可動部材が第1ロック位置に移動されたときに、第1,第2可動 部材に係合される対向した側面を有する。 シートアジャスタに用いられる本リニアアクチュエータのこの後者の実施例で は、ねじ付きドライブナットが、対応するねじを形成されたシャフト上に装着可 能であり、可動部材が回転可能部材から解除されたときにシャフトが回転される と、このシャフトに沿ってドライブナットが平行移動する。ドライブナットとシ ートバックとの間に結合されたリンク機構は、シートボットムあるいはシートレ ール組立体に対するシートバックの傾斜位置を調整する。 シートアジャスタに用いる場合には、ドライブナットはシャフト上にねじ係合 可能に装着され、ドライブナットは上側シートレールに固定状態に結合される。 そして、回転可能シャフトは下側レールに回転可能に装着され、これにより、シ ャフトが回転すると、ドライブナットがシャフトに沿って平行移動され、車両に 固定状態に装着された下側レールに対して上側レールを相対移動される。 本発明の無段階的に調整可能なリニアアクチュエータは、車両シートの2つの 相対移動可能な部材間でユーザが選択可能な無数の位置を提供すると共に、簡単 かつ軽量の小さなパッケージサイズで無段階的に位置調整を可能とする。更に、 本発明のリニアアクチュエータは、小さな力でロック位置から解放できると共に 、リニアアクチュエータが完全に係合あるいはロックされた位置にあるときに、 シートボットムに対するシートバックの固定(chucking)あるいは望ましくない 移動を防止する。回転可能部材がシャフトに固定状態に連結される実施例では、 本発明のリニアアクチュエータは、車両シート組立体が動力駆動あるいは手動操 作式であるかに拘らず、どのような車両シート組立体にも一般的に用いることが できる。これは、種々の車両シート組立体の部材を共通化すると共にこの共通化 によるコスト上の利点を有し、これは、動力駆動シートアジャスタあるいは手動 駆動シートアジャスタ用として形成されたシートレール組立体を、動力駆動およ び手動操作式シートアジャスタの双方に使用可能な単一のシートレール組立体に 置換えることが可能なためである。最後に、リニアアクチュエータは、回転可能 部材の回転に対して高抵抗力を形成し、この抵抗力はねじ付きシャフトに作用す る力の増加に比例して増大する。 図面の簡単な説明 本発明の種々の特徴、利点および他の用途は、以下の詳細な説明および図面か らより明らかとなり、ここに、 第1図は、シートリクライナとして使用するために装着された本発明のリニア アクチュエータの第1実施例を側部立面図であり、 第2図は、第1図に示すリニアアクチュエータの拡大した側部立面図であり、 第3図は、第2図に示すリニアアクチュエータの一部を分解した底部立面図で あり、 第4図は、ハウジングの一部を除去した状態でロック解除位置に示すリニアア クチュエータの側部立面図であり、 第5図は、ほぼ第4図の5−5線に沿う断面図であり、 第6図は、ロック位置のリニアアクチュエータを示す第4図と同様な一部の側 部立面図であり、 第7図は、ほぼ第6図の7−7線に沿う断面図であり、 第8図は、垂直シートリクライナとして使用するために装着されたリニアアク チュエータの第1実施例の側部立面図であり、 第9図は、車両シートアジャスタとして使用するために装着されたリニアアク チュエータの第1実施例を示す斜視図であり、 第10図は、シートリクライナおよびシートアジャスタの双方に用いられるリ ニアアクチュエータの第2実施例の側部立面図であり、 第11図は、第10図に示すリニアアクチュエータの1ハウジング部の側部立 面図であり、 第12図は、ほぼ第11図の12−12線に沿い、組立てられたハウジングを 示す断面図であり、 第13図は、2つの同じ可動部材の一方の斜視図であり、 第14図は、リニアアクチュエータの第2実施例の部材のロック位置を示す一 部の長手方向断面図であり、 第15図は、ロック解除位置におけるリニアアクチュエータの第2実施例の部 材を示す一部の長手方向断面図であり、 第16図は、ハウジングの上部の一部を決済したリニアアクチュエータの平面 図である。 好ましい実施例の説明 図面、特に第1図から第7図を参照すると、本発明の教示にしたがって形成さ れ、車両シートリクライナ用のアクチュエータとして用いられる無段階的に調整 可能なリニアアクチュエータ10の第1実施例が記載されている。 通常と同様に、車両シートは対向したレール組立体12を備え、第1図には、 この一方のみを示す。各レール組立体12は、下側ガイド(track)すなわちレ ール14を備え、この下側レールは車両の床に固定状態に装着される。上側レー ル16は、下側レール14内に摺動可能に装着され、この下側レール14に対し て水平方向前後に移動することができる。 シートバック18は、シートバックフレーム20とシートバック枢動リンク2 2との間の枢動結合により、シートレール組立体12に枢動可能に装着されてい る。シートバック枢動リンク22は、一端をシートバックフレーム20に結合さ れ、他端をリニアアクチュエータ10の可動部材に結合されている。リニアアク チュエータ10を作動すると、以下に詳細に説明するように、シートバック18 がシートレール組立体12に対して回動する。 なお、特定のシートに用いる場合は、2つのリニアアクチュエータが用いられ 、各リニアアクチュエータが、2つのシートレール組立体の一方に装着される。 このように用いる場合には、2つのリニアアクチュエータを連結して同時に移動 させ、あるいは、互いに完全に独立させることも可能である。 リニアアクチュエータ10のより詳細な図が第2図,第3図および第4図に示 してある。このリニアアクチュエータ10は適宜の形態をとることが可能なハウ ジング30を備える。このハウジング30は、単一の成形部材であるのが好まし いが、これに代え、2または3の互いに連結あるいは結合された部材から形成す ることもできる。例示目的だけであるが、ハウジング30は、頂壁32と、この 頂壁32から延びる対向した側壁34,36とを含むほぼU字状形状を有する。 頂壁32と互いに離隔した側壁34,36とは、内部チャンバを形成し、この内 部チャンバ内に、リニアアクチュエータ10の所定の作動部材が装着される。ハ ウジング30は、金属あるいは高強度プラスチック等の好適な材料で形成するこ とができる。 ハウジング10は、好適手段で上側レール16に固定状態に結合されかつ枢動 ピン40によりハウジング30に枢動可能に結合されたブラケット38により、 シートレール組立体12に枢動可能に装着することができる。このブラケット3 8は、リニアアクチュエータ10のハウジング30をシートレール組立体12に 強固に取り付けることが可能であるが、しかし、枢動ピン40を中心とするハウ ジング30の枢動運動を不能とする。 ねじ付きリードねじ等のシャフト44は、ハウジング30を通して横方向に延 びる。このシャフト44は、対向した第1,第2端部46,48を有する。ワッ シャの形態のストッパ50がシャフト44の第1端部46上に装着される。シャ フト44の反対側の第2端部48は、平坦状の端部に形成され、対向する外側面 に形成されたねじ52を有する。開口54が、シャフト44の平坦状の第2端部 48に形成され、第1図に示すように、シャフト44の第2端部48を、シート バック枢動リンク22に枢動可能に取付けるファスナを受入れる。 コイルばね56等の付勢手段が、第2端部48の近部でシャフト44の回りに 配置されている。ばね56は、第1図に示すように、シャフト44の平坦な端部 48とハウジング30の一端部との間で着座している。リニアアクチュエータ1 0が、シートバック18の移動を可能とする解除位置にあるときに、ばね56は ハウジング30とシャフト44の第2端部48との間で通常の付勢力を形成し、 第1図に示すように、ほぼ有立した位置に向け、シートバック18を常時付勢す る。 第3図および第4図に示すように、回転可能部材60がハウジング30内に装 着されている。回転可能部材60は、対向する第1,第2端部64,66間に延 びた雌ねじ付き貫通孔62を有するナットの形態であるのが好ましい。回転可能 部材あるいはナット60は、堅固な(solid)外側壁あるいは外側面68を有す る。係合部材が回転可能部材60上に形成されている。係合部材は、第1,第2 端部64,66間で回転可能部材60上に形成された拡径環状カラー65である のが好ましい。このカラー65は、回転可能部材60の側壁68から半径方向外 方に延びる対向した側面67,69を有する。 第4図に示すように、回転可能部材60は、ハウジング30の対向端部に装着 された2つのベアリング手段70,72間に装着される。第2図および第3図に 示すように、各ベアリング手段70,72は、タブ80によりハウジング30の 側壁34,36間に固定状態に装着され、これらのタブ80は各ベアリング手段 70,72の両側から外方に延び、ハウジング30の各職壁34,36内で開口 82内に密に装着される。 ベアリング手段70,72が、鋼等の金属材料で形成される場合は、軸受レー ス内に装着された複数の軸受ボールの形態のベアリング74が、各ベアリング手 段70,72の内側レース76内に装着され、回転可能部材60の第1,第2端 部64,66のそれぞれに凹設させて形成された環状シート78に係合する。 貫通孔71が各ベアリング手段70,72を通して延びる。更に、環状スリー ブ73が各ベアリング手段70の外面に形成され、孔71と整合可能な貫通孔を 有する。回転可能なシャフト44は、ベアリング手段70,72の孔71および スリーブ73を通して延びる。 ベアリング手段70,72は、後述するように、回転可能部材60の回転のた めの低抵抗あるいは低摩擦面を形成する。なお、ベアリング手段70,72が好 適な樹脂で形成される場合は、ベアリング74は排除することができ、これは、 ベアリング手段あるいは部材70,72自体は、回転可能部材60の第1,第2 端部64,66のための低抵抗面を形成する。 本発明の好ましい実施例によると、ベアリング手段70,72、あるいは、少 なくともその内側凹部あるいはベアリングシート面76が、回転可能部材60上 でシート78と所定の寸法関係で配置される。この寸法関係は、リニアアクチュ エータ10が回転可能部材から解除されてシャフト44に軸方向力が作用したと きに、回転可能部材60を僅かな量、すなわち例示のみであるが約0.020イ ンチだけベアリング手段70,72間で軸方向に移動可能とする。 リニアアクチュエータ10は、更に回転可能部材移動手段84を備える。この 移動手段84は、離隔した第1,第2可動部材86,88を備えており、それぞ れ平坦な板状形態で例示してある。可動部材86,88は、ハウジング30内に 装着されており、後述するように、第1,第2位置間を移動することができる。 第2図および第4図に示すように、リニアアクチュエータ10は、更に、第1, 第2位置間で第1,第2可動部材86,88の動きを案内するためのガイド手段 を備える。ガイド手段は、少なくとも1で、かつ、複数であるのが好ましい傾斜 配置されたタブ90を備え、これらのタブは可動部材86,88のそれぞれに形 成される。好ましい実施例では、第1可動部材86は傾斜配置の第1対のタブ9 0と、離隔配置の第2対のタブ92とを備える。これらの対のタブ90,92は 、平坦状の可動部材86に装着されあるいはこれに一体的に形成され、第4図に 示すように、第1可動部材86で形成された平面に対して所定の同じ角度に配向 されている。 第2可動部材88は、第1対のタブ94と、この第1対のタブ94から離隔し た第2対のタブ96とを備える。これらのタブ94,96も、第2可動部材88 上に一体的に形成されあるいはこれに装着され、第2可動部材88の平面から所 定の同じ角度で配向されている。 第1,第2可動部材86,88は、回転可能部材60上でかつ拡大環状カラー 67の両側でハウジング30内に装着されている。この配置では、第1可動部材 86上の対のタブ90,92が、環状カラー67の第1側面67の平面に対して 鋭角に配置される。第2可動部材88の対のタブ94,96も同じ鋭角で配置さ れているが、しかし、第4図および第6図に詳細に示すように、環状カラー65 の第2側面69からタブ90,92とは反対方向に延びる。 第2図に示すように、ガイド手段も、例えば離隔したガイドスロット100, 102などの好適に形成されたガイドスロットを備え、これらのガイドスロット 100,102は、ハウジング30の側壁34,36のそれぞれに整合した複数 の対として配置される。ガイドスロット100,102は、同じに形成され、各 側壁34,36上で同じ線上に整合されている。ガイドスロット100は、ほぼ V字状形状を有し、基部104と2つの外方に傾斜して延びるサイドスロット1 06,108とから形成される。サイドスロット106,108は、それぞれ可 動部材86,88の第1対のタブ90,94を摺動可能に受入れる。ガイドスロ ット102もV字状形状を有し、基部109とサイドスロット110,111と から形成され、これらのサイドスロットは第1,第2可動部材86,88の第2 対のタブ92,96を摺動可能に受入れる。 可動部材86,88のそれぞれに、ロックプレート86,88を貫通して回転 可能部材60を挿通するための孔が形成される。特に、第5図および第6図に示 すように、第1可動部材86に孔112が形成され、第2可動部材88に孔11 4が形成される。これらの孔112,114は適宜の形状とすることができるが 、好ましい実施例では、これらの孔は、孔112を囲む第1可動部材86の周縁 部115、および、第2可動部材88の孔114を囲む周縁部118で形成され るほぼU字状形状を有する。 移動手段も、シャフト44に軸方向の力が作用したときにシャフト44の回り を回転可能部材60が自由に回転できる第4図および第5図に示す回転可能部材 解除位置と、第6図および第7図に示す係合位置との間で可動部材86,88を 移動するための手段を備え、この係合位置では、回転可能部材が回転しないよう にロックされ、これにより、シャフト44に軸方向の力が作用しても、シャフト 44の対応した平行移動あるいは動きが防止される。 係合第1位置と分離第2位置との間で第1,第2可動部材86,88を同時に 移動できるようにするため、第1,第2可動部材86,88が脚部120で連結 されており、この脚部は第2可動部材88に一体的に形成され、この第2可動部 材の一端からほぼ垂直に延びる。脚部120は、外側端部121を有し、この外 側端部は、第3図および第4図に示すように、第1可動部材86に形成された相 手方の孔122内に摺動可能に収容されかつこの孔を通して延びる。 第3図に示すように、可動手段は、更に、ほぼ弧状のレバー部132と環状の 結合端部134とを有する解除レバー130を備える。内側のスプライン付き孔 136が結合端部134の内側に延びる。小さなファスナー収容孔138が、孔 136から結合端部134の外面に延びる。 解除レバーシャフトあるいはドライブピン140は、ハウジング30の側壁3 4,36の孔内に回転可能に装着される。解除レバーシャフト140は、第1小 径端部142を有し、この第1小径端部はハウジング30の側壁34に形成され た孔141を貫通する。この端部142は、拡大された中間部144から一体的 に延びる。スプライン付きシャフト146は、解除レバーシャフト140の拡大 部144から延び、ハウジング30の側壁36の外側に配置される。スプライン シャフト144のスプラインは、解除レバー130の内側スプラインと噛合い、 解除レバー130の回動運動を、解除レバーシャフト140に伝達してこれを回 転する。 図示しないファスナーが、解除レバー130の孔138を通して、解除レバー シャフト140の端部に形成された孔147内に延び、解除レバー130をシャ フト140に取付ける。 第3図および第4図に示すように、一対の弧状に離隔したドライブフィンガ1 50,152が、解除レバーシャフト140の拡大部144上に一体的に形成さ れる。ドライブフィンガ150,152の内側端部は、互いに離隔し、第2プレ ート88から延びる垂直な脚部120の端部121の両側に配置される。この態 様により、リニアアクチュエータ10の回転可能部材係合位置に対応する第1位 置と、リニアアクチュエータ10の回転可能部材解除位置に対応する第2位置と の間で、解除レバー130を回転すると、解除レバーシャフト140が回転され 、ドライブフィンガ152あるいはドライブフィンガ152が交互にプレート8 8の脚部120に接触する。第1,第2位置間における解除レバー130の回転 方向にしたがって、それぞれのドライブフィンガ150,152と脚部120と の係合により、互いに連結された第1,第2可動部材86,88が第4図および 第5図に示すロック解除位置から、第6図および第7図に示すロック位置に移動 される。 例えばコイルばね160である付勢ばねは、一端部がハウジング30の側壁3 2の一端部に結合され、他端部が解除レバー130に結合され、リニアアクチュ エータ10のロック位置に対応する第1位置に、解除レバー130を常時付勢す る。 作動に際し、本発明のリニアアクチュエータ10は、解除レバー130を常時 第1位置に付勢する付勢ばね160により、通常は第1図,第6図および第7図 に示す回転可能部材係合位置を占める。この位置では、第1,第2可動部材86 ,88の対のタブ90,92,94,96が、ハウジング30の各側壁34,3 6内のサイドスロット106,108,110,111の下端に配置される。更 に、可動部材86,88は、回転可能部材60の環状カラー65の側面67,6 9に係合する。第1,第2可動部材86,88と回転可能部材60の環状カラー 65との間のこの係合は、回転可能部材60を、両ベアリング手段70,72か ら分離する。回転可能部材60のねじとシャフト44との間の摩擦力、および、 可動部材86,88と回転可能部材60のカラー65との間の摩擦力に関連した この解除は、回転可能部材60の回転に対して大きな抵抗を形成する。回転可能 部材60がこのようにロックされて回転を防止されるため、シートレール組立体 12に対するシャフト44の移動およびシートバック18の枢動も防止される。 更に、回転可能部材60およびシャフト44を強固にロックすることで、車両の 振動によるシートバックの噛合い(chucking)あるいは移動が最小となる。 シートレール組立体12に対するシートバック18の傾斜位置を調整必要があ る場合、解除レバー130をロック解除される第2位置に回動する。この解除レ バー130の回動により、解除レバーシャフト140が回転され、ドライブフィ ンガ152が第2可動部材88の脚部120の端部121に係合され、第2可動 部材88および連結された第1可動部材86を、第6図および第7図に示す係合 位置から、第4図および第5図に示す分離位置に移動する。可動部材86,88 のこの摺動中に、第1,第2可動部材86,88のタブ90,92,94,96 がガイドスロット100,102の底部104,109から離れ、サイドスロッ ト106,108,110,111に沿って摺動し、可動部材86,88を軸方 向に移動して第4図に示すように環状カラー65との係合位置から離隔する。可 動部材86,88が回転可能部材60から係合解除されると、回転可能部材60 は第4図に符号75で示すように僅かな距離を軸方向に自由に移動し、シャフト 44の軸方向荷重の方向にしたがってベアリング手段70,72の一方に係合す る。例えば、シートバック18に作用する回転力により、第4図の矢印77の方 向に沿ってシャフト44に軸方向荷重が作用すると、シャフト44および回転可 能部材60は、左に向けて軸方向に移動し、回転可能部材60の第2端部66上 の軸受シート78をベアリング手段72に係合させる。この係合は小さな回転抵 抗を形成し、回転可能なシャフト44に作用する軸方向荷重の下で、回転可能部 材60を自由に回転させる。この結果、回転可能部材60が自由に回転するため 、このような軸方向荷重でシャフト44が平行移動し、これにより、枢動リンク 22が枢動可能となり、シートバックフレーム20およびシートバック18が枢 動する。シートバック18がシートレール組立体12に対して所要の傾斜位置に あるときに、解除レバー130が解除され、このレバーは付勢ばね160を通じ て解除レバーシャフト140を反対方向に回転させ、これにより、ドライブフィ ンガ150を可動部材88の脚部122の端部121に係合させ、連結された可 動部材86,88を第6図および第7図に示す係合位置に摺動させて戻す。 矢印77と反対方向に向けてシャフト44に軸方向荷重が作用すると、シャフ ト44および回転可能部材60は第4図で見たときに右方に僅かな距離を軸方向 に沿って移動し、回転可能部材60の第1端部64の軸受シート78をベアリン グ手段70と係合させ、再度、回転可能部材60を回転可能な状態とする。 更に、リニアアクチュエータ10が第6図および第7図に示すロック位置にあ るときに、シートバック18に作用する軸方向荷重はシートバックフレーム20 および枢動リンク22を介してシャフト44に伝達され、シャフト44とナット 60との間のねじ結合部を介して車体に伝達され、更に、ナット60から可動手 段86,88および外方に延びるタブ90,92,94,96を介して、シート レール組立体12に強固に装着されたハウジング30に伝達される。 本発明のリニアアクチュエータ10は、第8図に示すように垂直シートリクラ イナとして用いることもできる。この実施例では、リニアアクチュエータ10は シートバックフレーム20内に配置され、ブラケット38により、これに枢動可 能に結合される。更に、シャフト44の第2端部48は、シャフト44の第2端 部48の孔54を通して延びる好適なファスナにより、上側レールすなわちレー ル16の一端に枢動可能に結合される。 第8図に示す垂直シートリクライナにおけるリニアアクチュエータ10の作動 は、上述しかつ第1図から第7図に示したものとほぼ同じであり、リニアアクチ ュエータ10の可動部材86,88が回転可能部材60に係合したときに、回転 可能部材60は回転を防止され、これにより、シャフト44の第2端部の孔54 を通して延びる枢動ピンを中心としたシャフト44の枢動が防止される。しかし 、上述のように、解除レバー30がロック解除位置に回転されると、回転可能部 材は自由に回転し、この実施例では、シャフト44を旋回(traverse)させる。 これは、シートレール組立体12に対してユーザが望む位置まで、シートバック 18の傾斜位置を旋回して調整することを可能とする。選択した傾斜位置に達す ると、解除レバー30が解除され、自動的にロック位置に戻り、シートレール組 立体12に対するシートバックのそれ以上の動きが防止される。 第9図に示すように、本発明のリニアアクチュエータ10は、水平方向前後の シートアジャスタとして使用するために装着することもできる。この実施例では 、リニアアクチュエータ10のハウジング30は、上側レール16およびハウジ ング30の頂壁32に固定状態に結合される好適な形態のブラケット150によ り、上側シートレール16に固定状態に装着される。 更に、シャフト44は、互いに離隔しかつ下側レール14に固定状態に装着さ れたブラケット152,154により、下側レール14に固定状態でかつ回転し ないように装着されている。カラー156,158がそれぞれのブラケット15 2,154上に装着され、シャフト44のそれぞれの第1,第2端部46,48 を固定状態に収容する。 第9図に示すリニアアクチュエータ10の作用は、上述の2つの実施例につい て記載したものと同じであり、解除レバー130がロック位置にあるときに、シ ートレール組立体12の上側レール16に前後方向の力が作用しても、リニアア クチュエータ10の回転可能部材60は回転およびシャフト44に沿う長手方向 の移動を阻止される。しかし、解除レバー130がロック解除位置に回転された ときに、リニアアクチュエータ10の回転可能部材60は自由に回転し、シャフ ト44と共に旋回する。これは、ユーザが上側レール16に水平方向前後の力を 作用させることにより、下側レール14に対して上側レール16の水平方向前後 位置を手動で調整できるようにする。このような軸方向力により、シャフト44 の回りの回転可能部材60の回転を通じて、上側レール16が移動することにな る。 次ぎに第10図を参照すると、本発明にしたがって形成されたリニアアクチュ エータ210の第2実施例が記載されている。この実施例では、リニアアクチュ エータ210はシートリクライナとして用いられている。第10図に示すほぼ同 一のリニアアクチュエータ211が、以下に詳細に説明するように、シートアジ ャスタとして用いられている。 第10図に示すように、車両シートは、2つの同じレール組立体の一方である レール組立体212を備える。各レール組立体212は、車両の床に固定状態に 装着される下側レール214を備える。上側レール216は、下側レール214 内に摺動可能に装着されており、下側レール214に対して水平方向前後に移動 することができる。 シートバックフレーム222を含むシートバック220は、上側レール216 に枢動可能に結合されている。雌ねじ付き内孔を有する移動ナット223がリン ク224の一端に装着されている。リンクの他端は、リンク制御ブラケット22 5に枢動可能に結合されている。リンク制御ブラケット225の他端は、好適な 枢動ピン226により、シートバックフレーム222に枢動可能に結合される。 シートバックリクライナ220の作動に関する詳細は、本願出願人に譲渡された 米国特許第5,306,073号を参照することにより明らかとなり、シートバ ックリクライナ機構に関するこの米国特許の内容はその全体がここに含まれるも のである。 リニアアクチュエータ210は、回転可能シャフト232の回りに配置された 金属製ハウジング230を備える。回転可能シャフト232は、回転可能で雄ね じ付きのドライブシャフトを備えるのが好ましく、このドライブシャフトは上側 レール216のチャンネル部内に配置される。段部234が、このシャフト23 2の一端に形成され、上側レール216の一端に装着されたスラスト面236に 当接する。シャフト232の狭い端部が段部234から突出し、スラスト面23 6の孔を通して延び、C形クリップ238あるいは他の好適なファスナにより、 所定位置で回転可能に保持され、シャフト232が第10図の左方向に移動する のを規制する。 第11図,第12図および第16図に詳細に説明するように、ハウジング23 0は2つの噛合い連結されたハウジング部242,244から形成されている。 対応する孔246,248が、第11図および第12図に示すように、各ハウジ ング部242,244に形成され、図示しない好適なファスナを収容して2つの ハウジング部242,244を強固に結合して、共に固定されたハウジング23 0として完成する。 更に、各ハウジング部242,244に拡大孔250が形成されている。これ らの孔250は、第12図および第16図に示すように同軸状に整合され、後述 する回転可能ドライブピンを収容する。 更に、追加の孔252が各ハウジング部242,244に形成されている。こ れらの孔252も図16に示す長い装着ピン254を受入れるために同軸状に整 合しており、このピンは上側レール216内に延びてハウジング230を上側レ ール216に固定状態に装着する。図示しない好適な保持クリップあるいはファ スナが、装着ピン254上にハウジング230を保持するために用いられる。 第11図に示すように、シート(seat)256の形態の第1ベアリング手段が ハウジング230の一端に形成されている。シート256の対応した形状部が、 ハウジング部242,244のそれぞれに形成されている。反対側の第2ベアリ ング手段あるいはシート258も、第1ベアリングシート256から離隔しかつ 軸方向に整合したハウジング230の孔259の端部に形成されている。例示の みであるが、第1ベアリングシート256は、第11図に示すようにほぼ環状の 形状を有する。第2ベアリングシート258は低摩擦面の形態であり、この低摩 擦面は、第1ベアリングシート256に装着されるものとして記載した別個の軸 受レース260と軸受ボール262とを必要としない軸受として作用する。 第11図に示すベアリング262とベアリングシートあるいは面258とは、 例示のためにのみ記載したものである。同じベアリングシート256とレース2 60とベアリング262とを、ハウジング230の両端に配置してもよいことが 理解される。これに代え、低摩擦軸受面258を、ハウジング230の両対向端 部に形成することもできる。 ハウジングも、回転可能シャフト232を受入れるハウジング230の一端に 形成された端部孔264を備える。第10図に示す長い管状スリーブ265が回 転可能シャフト232を囲み、孔264から長手方向に沿って外方に延びる。 以下に詳細に説明する一対の逆に傾斜したガイドスロット266,268が各 ハウジング部242,244に形成される。これらのガイドスロット266,2 68は、ハウジング230の長手方向軸線に対する垂線から、例えば18°であ る所定の角度で延びる。 第14図および第15図に示すように、金属材料で形成するのが好ましい回転 可能部材270が、好ましくはシャフト232の一端で回転可能シャフト232 上に固定状態に連結あるいは装着されている。回転可能部材270は好適な手段 、例えばモールド成形、あるいは、シャフト232上における回転可能部材27 0の他の成形方法、あるいは、別個の回転可能部材270を好適なファスナでシ ャフト232に固定することにより、シャフト232上に固定状態に装着される 。この方法では、回転可能部材270は、回転可能シャフト232と共に回転す る。回転可能部材270は、ほぼ円形の断面部272と、この円形の断面部27 2上 の中間部に形成された拡大管状カラー274とを有する管状部材の形態である。 カラー274は、円形部272よりも大きな径を有し、円形部272の外周部か ら半径方向外方に延びる。対向する側面276,278が円形部272に形成さ れる。 第1軸受シート280が回転可能部材270の一端に形成され、後述するよう にベアリング262に係合する。回転可能部材270の他端は、段付き状に縮径 されて長手方向に延びる管状端部282として形成され、この管状端部は第2軸 受面284内に延びる。軸受面284は、後述するようにハウジング230の軸 受面258に当接する。 第13図は、第1,第2可動部材あるいはロックプレート290,292の一 方を示し、これらの双方が第14図および第15図に記載されている。可動部材 290,292は同じ構造であるのが好ましく、単に逆に配置されるだけである ため、可動部材290に関する以下の説明は、可動部材292にも同様にあては まることを理解されたい。 可動部材290は、アルミニューム等の強くかつ軽量の材料から形成される。 第13図および第14図に示すように、可動部材290は頂部中央脚部291と 対向する傾斜面294,296とから形成されたU字状形状を有し、これらの傾 斜面294,296は可動部材290を通る垂直面から例えば18°等の所定の 角度に配置されている。弧状面298が頂部中央脚部291の下縁部において傾 斜面294,296間に延び、第14図に示すように、回転可能部材270上の 環状カラー274の周部の回りに配置される。 第1突起300が可動部材290の頂部中央部291の一側から延びる。第2 突起302は、頂部中央脚部291の反対側の側部から延びる。可動部材290 の頂部中央脚部291の反対側に、内方に延びる開口304も形成され、この開 口は第2突起302に整合する。 可動部材290,292が第14図に示すようにハウジング230内で逆向き に配置されると、可動部材290上の第1突起300が可動部材290,292 の対応する対から外方に延びる。可動部材290の第2突起302は可動部材2 92の開口304に摺動可能に係合する。同様に、可動部材292の第2突起3 02は、第1可動部材290の開口304と摺動可能に係合する。可動部材29 0,292の連結された突起302および開口304は、可動部材290,29 2が後述するように互いの方向に向けあるいは互いに離隔する方向に移動すると きにこれらの第1,第2可動部材290,292の整合状態を維持しつつ、同時 に移動させる。 係合面308が可動部材290の各傾斜面294,296の一側に形成され、 同様な係合面310が可動部材292の一側に形成される。可動部材290,2 92が第14図に示すように連結されると、係合面308,310が互いに対向 する。使用の際、係合面308,310が移動され、回転可能部材270の環状 カラー274の側面276,278に係合する。 更に、第14図に示す装着位置では、可動部材290,292のそれぞれの傾 斜面294,296がハウジング部242,244に形成されたガイドスロット 266,268に摺動可能に係合する。このようにして、ガイドスロット266 ,268は、後述するように第1,第2位置間で可動部材290,292を案内 する。 第14図および第15図に示すように、全体を符号314で示すドライブ部材 がドライブピン316上に固定状態に装着され、このドライブピンは、結合され たハウジング部242,244の整合孔250を通して回転可能に延びる。ドラ イブ部材314は一対の離隔したドライブフィンガ318,320を備え、これ らのドライブフィンガは第14図に示すように第1可動部材290上の突起30 0の両側に係合する。 第10図および第16図に示すレバー322は、一端がドライブピン316に 固定状態に結合される。この態様で、レバー322が第10図および第16図に 示す通常の第1位置から、回転された第2位置に移動されると、ドライブピン3 16とドライブ部材314とが回転し、この結果、第1可動部材290およびこ の第1可動部材290に連結された第2可動部材292の突起300が、レバー 322とドライブピン316とドライブ部材314との回転方向にしたがって側 方に移動する。 本発明のリニアアクチュエータ210の第2実施例の作動について、リニアア クチュエータ210の部材を通常のロックされた第1位置に示す第14図を参照 して説明する。この位置では、リニアアクチュエータ210は回転可能シャフト 232をロックされた回転不能位置に保持する。 第16図を簡単に参照すると、付勢ばね324が一端でハウジング部242に 結合され、他端でドライブ部材314で結合され、ドライブ部材314を第10 図に示す第1通常位置に常時付勢する。 付勢ばね324がドライブ部材314を通常のロックされた第1位置に回動す ると、ドライブフィンガが第1可動部材290の突起300に係合し、第1可動 部材290およびこれに結合された第2可動部材292を第14図に示す配置で 見て上方に、第1,第2可動部材290,292の係合面308,310がそれ ぞれ回転可能部材270の環状カラー274の側面276,278にそれぞれ係 合するロックされた第1位置に向けて摺動する。このような係合中に、可動部材 290,292はその間に回転可能部材270の環状カラー274を心だしし、 回転可能部材270およびこれに固定状態に結合されたシャフト232を、例え ば0.02インチの僅かな距離を軸方向に移動し、これにより回転可能部材27 0上の軸受面280,284をハウジング230内のベアリング手段262,2 58のそれぞれとの係合を解除する。この移動は、回転可能部材270を、ベア リング手段258,262の一方との低摩擦係合を解除し、回転可能部材270 を、シャフト232に軸方向荷重が作用してもこのシャフト232の回転を防止 する高回転抵抗位置に移動する。このようにして、シートバックリクライナ22 0は、シートバック組立体212に対する枢動が防止される。 シートレール組立体212に対するシートバック220の傾斜位置を調整する ことが必要な場合は、解除レバー322を第15図に示す配置でみて時計方向に 、ロック解除される第2位置に向けてストッパ330に係合するまで回動する。 解除レバー322のこの回動により、第15図に示すようにドライブ部材314 が第2位置に回転される。このような回転中、ドライブフィンガ318は、第1 可動部材290の突起300に係合し、第1可動部材290およびこれに連結さ れた第2可動部材292を、第15図に示すロック解除された第2位置に向け、 ハウジング230のガイドスロット266,268内を下方に付勢する。このよ う な第1,第2可動部材290,292の摺動中、第1,第2可動部材290,2 92のそれぞれの係合面308,310は回転可の部材270の側面276,2 78との係合を解除される。この回転可能部材270からの可動部材290,2 92の係合解除により、回転可能部材270およびこれに結合されたシャフト2 32を、例えばシートレール組立体212に対するその枢軸結合部を中心として シートバックリクライナ220がいずれかの方向に回動されることで形成される どのような軸方向荷重がこのシャフト232に作用していても、例えば0.02 インチの僅かな距離を軸方向に移動させることができる。シャフト232および これに固定状態に装着された回転可能部材270のこのような軸方向移動により 、シャフト232の移動方向にしたがって、回転可能部材270の軸受面280 ,284の一方がハウジング230内の対応するベアリング手段262,258 と低摩擦係合されるようになる。ベアリング手段262,258の一方とのこの 係合により回転抵抗が低くなり、この低回転抵抗により、回転可能部材270と シャフト232とが回転可能なシャフト232に作用する軸方向荷重の下で回転 可能部材270とシャフト232とを自由に回転可能とする。シャフト232の 回転により、ドライブナット223がシャフト232に沿って平行移動し、上述 のように互いに連結されたリンク224とリンク制御ブラケット225とを通じ てシートバックリクライナ220が回動する。シートバックリクライナ220が 所要の傾斜位置にある場合は、ユーザは解除レバー322を解放し、これにより 、上述のように第1,第2可動部材290,292が第14図に示すようにロッ クされた第1位置に戻り、シートバックリクライナ220を所要の傾斜位置にロ ックする。 第10図を再度参照すると、本発明のリニアアクチュエータ210をシートア ジャスタに使用する態様が記載されている。この使用態様では、リニアアクチュ エータ210は回転可能部材270を備え、この回転可能部材は回転可能なシャ フト340の一端に固定された状態に連結される。回転可能なシャフト340の 他端は、上側レール216の一端に装着されたスラスト面236に当接され、C 形クリップ238等の好適なファスナにより、スラスト面236に対して回転可 能ではあるが固定された状態に装着される。 ドライブナット342は、シャフト340とねじ係合される。ドライブナット 342は、好適なブラケット344に回転可能に装着され、このブラケットは上 側レール216に固定状態に結合される。このようにして、シャフト232に関 する上述の説明と同様にシャフト340を回転すると、ドライブナット342が 回転され、ドライブナット342と車両シート組立体212の上側レール216 とが下側レール214に対して平行移動され、下側レール214に対する上側レ ール216の位置が調整される。なお、このような下側レール214に対する上 側レール216の平行移動は、上側レール216に作用する軸方向荷重の方向に したがって双方向に行われる。 このリニアアクチュエータ10の第2実施例のユニークな構造は、車両シート 組立体の構造に大きな利点を与えるものであり、これは、シート組立体が動力駆 動のシートアジャスタあるいはシートリクライナ、および、手動操作のシートア ジャスタあるいはシートリクライナに本発明のリニアアクチュエータを用いるか 否かに拘らず、このような車両シート組立体212の下側および上側レール21 4,216を同じに形成することができるからである。これは、種々の車両シー ト組立体について、構造部材の共通化を可能とし、全体の製造コストを低減する 。 概略すると、シートリクライナ用アクチュエータあるいはシートアジャスタ用 アクチュエータとして車両シートに使用するために理想的に適したユニークな無 段階調整可能なリニアアクチュエータを開示している。本発明のリニアアクチュ エータは、簡単に形成され、小さくかつコンパクトなサイズを持ち、軽量である 。更に、このリニアアクチュエータは、信頼でき、滑らかかつ小さな力で解除で きる一方、係合位置にあるときに、例えばシートバックとシートボットムとの間 等の、シートの固定された部材に対するシートの可動部材の固定あるいは移動が 防止される。本発明のリニアアクチュエータは、水平に装着されるシートリクラ イナ、垂直に装着されるシートリクライナあるいは水平方向前後のシート位置ア ジャスタとして用いることもできる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 車両に固定状態に装着された下側レールと、この下側レール内に可動に装 着された上側レールと、上側レールと下側レールとの一方に装着されたシートバ ックフレーム部材とからなるレール組立体を備える車両シート用リニアアクチュ エータであって、 回転可能なシャフトと、 回転可能なシャフトの回りに装着されたハウジングと、 ハウジング内に配置され、回転可能シャフトの回りに固定状態に連結されかつ この回転可能シャフトと共に回転可能な回転可能部材と、 ハウジングの対向する端部に装着され、回転可能部材の軸受面を形成する第1 ,第2ベアリング手段とを備え、この第1,第2ベアリング手段は、離隔してそ の間の回転可能部材の軸方向移動を可能とし、回転可能シャフトにおける軸方向 荷重の作用下で、第1,第2ベアリング手段の一方と回転可能に係合させ、更に 、 ハウジングに装着され、回転可能部材を、第1,第2ベアリング手段との係合 位置から、第1,第2ベアリング手段の双方から係合解除された回転不能位置に 移動する手段を備える、リニアアクチュエータ。 2. 移動手段は、 ハウジング内に配置された第1,第2可動部材を備え、これらの可動部材は、 第1,第2可動部材が回転可能部材を第1,第2ベアリング手段の双方から係合 解除する、回転可能部材に係合した第1位置から、回転可能部材と係合解除した 第2位置に移動可能であり、更に、 ハウジング内に装着されかつ第1,第2可動部材に連結され、第1,第2可動 部材を第1,第2位置間で移動する手段を備える請求項1に記載のリニアアクチ ュエータ。 3. 可動手段は、 ハウジング内に装着されかつ第1,第2可動部材に結合され、第1,第2可動 部材を第1,第2位置間で駆動する双方向に回転可能なドライブ手段を備える請 求項2に記載のリニアアクチュエータ。 4. 可動手段は、更に、 第1,第2可動部材とハウジングとに形成され、第1,第2位置間で、第1, 第2可動手段の動きを案内するガイド手段を備える請求項3に記載のリニアアク チュエータ。 5. ガイド手段は、 ハウジングの両側に形成され、ハウジングの長手方向軸線に対して非垂直の角 度で配置された一対のガイドスロットと、 第1,第2可動部材のそれぞれの両側に形成された傾斜面とを備え、各傾斜面 は、ガイドスロットの1に摺動可能に係合し、第1,第2可動部材を回転可能部 材に向けかつこれから離隔する方向に案内する、請求項4に記載のリニアアクチ ュエータ。 6. 回転可能部材は、 回転可能シャフトに固定状態に装着されかつこの回転可能シャフトと共に回転 可能なボディと、 ボディの対向端間に形成された半径方向に拡大したカラーとを備え、このカラ ーに、対向した第1,第2側面が形成される、請求項2に記載のリニアアクチュ エータ。 7. 第1,第2可動部材は、それぞれカラーの第1,第2側面に隣接して配置 され、 第1,第2可動部材のそれぞれは、第1,第2可動部材が第1位置に配置され たときに、カラーの第1,第2側面の一方に係合可能な係合面を備える請求項6 に記載のリニアアクチュエータ。 8. 回転可能なシャフトは、雄ねじ付きシャフトであり、 リニアアクチュエータは更に、 回転可能なシャフトに係合する雌ねじ付き孔を有し、回転可能なシャフトが回 転したときに、この回転可能なシャフトに沿って平行移動するドライブナットと 、 シートバックとドライブナットとに結合され、回転可能なシャフトに沿ってド ライブナットが非回向移動するときに、シートバックを回動させるリンク機構と を備える、請求項1に記載のリニアアクチュエータ。 9. 第1,第2可動部材を連結し、可動手段により、第1,第2可動部材を同 時に移動させる手段を更に備える請求項2に記載のリニアアクチュエータ。 10. 連結手段は、 第1,第2可動部材のそれぞれに形成されかつこれから外方に延びる第1突起 と、 第1,第2可動部材のそれぞれに形成された開口とを備え、 これらの第1,第2可動部材は、ハウジング内に互いに逆向きに配置され、第 1,第2可動部材のそれぞれの第1突起が、第1,第2可動部材の他方の第1開 口に摺動可能に係合する請求項9に記載のリニアアクチュエータ。 11. 可動手段は、 ハウジング内に回転可能に装着されたドライブ部材と、 このドライブ部材に固定状態に連結され、双方向に回動されたときにドライブ 部材を双方向に回転する解除レバーと、 第1,第2可動部材の少なくとも一方から外方に延びる第2突起と、 ドライブ部材上に装着されかつ第2突起に係合し、ドライブ部材が双方向に回 転するときに、第1,第2位置間で、互いに連結された第1,第2可動部材を移 動するドライブフィンガ手段とを備える請求項10に記載のリニアアクチュエー タ。 12. 第1,第2ベアリング手段は、ハウジングに形成された軸受シート内に 装着された複数のベアリングの少なくとも1と、ハウジングに形成された低摩擦 軸受面とを備える請求項1に記載のリニアアクチュエータ。 13. ハウジングは、車両シートの上側レールに装着され、 回転可能なシャフトの一端は、車両シートの上側レールに回転可能に結合され る請求項1に記載のリニアアクチュエータ。 14. 前記回転可能なシャフトは、車両シートの下側レールに回転可能に装着 され、 この回転可能なシャフトの回りに、ねじ付きドライブナットがねじ係合させて 装着され、 回転可能なシャフトの回転により、ドライブナットが回転可能なシャフトに沿 って平行移動され、上側レールが下側レールに対して平行移動されるように、ド ライブナットを回転可能に装架するブラケットが、車両シートの上側レールに固 定状態に結合される請求項1に記載のリニアアクチュエータ。 15. ドライブ手段に作用し、第1,第2可動部材を回転可能な部材に係合す る第1位置に駆動する位置に、ドライブ手段を付勢する付勢手段を更に備える請 求項3に記載のリニアアクチュエータ。 16. 移動手段が回転可能部材を第1,第2ベアリング手段との係合から移動 する位置に、移動手段を付勢する付勢手段を更に備える請求項1に記載のリニア アクチュエータ。 17. 車両に固定状態に装着された下側レールと、下側レールに移動可能に装 着されて下側レールに対して平行移動する上側レールと、上側レールと下側レー ルとの一方に装着されたシートバックフレームとからなるレール組立体を備える 車両シート用リニアアクチュエータであって、 複数の外ねじを形成された回転可能なシャフトと、 このシャフトに固定状態に連結されてこのシャフトと共に回転可能な回転可能 部材と、 回転可能な部材に形成され、回転可能な部材の外面から半径方向外方に延びる 対向した側面を有する拡大環状カラーと、 対向した端部を有し、前記回転可能部材が装着されるハウジングと、 それぞれハウジングの対向した端部に装着され、回転可能な部材のために低抵 抗の第1,第2軸受面を形成する第1,第2ベアリング手段と、 ハウジング内で、それぞれ回転可能な部材の環状カラーの対向した側面の1に 近接して配置される第1,第2可動部材と、 ハウジングに装着され、第1,第2可動部材が環状カラーの対向する側面に係 合しかつ回転可能な部材を第1,第2ベアリング手段の双方との係合から解除し 、回転可能部材との甲摩擦結合を形成して回転可能部材と回転可能シャフトとの 回転を防止する第1位置と、第1,第2可動部材が環状カラーから離隔し、ねじ 付きシャフトの1方向における軸方向荷重の作用下で第1,第2ベアリング手段 の1に係合させる回転可能部材の軸方向移動を可能とし、これにより回転可能部 材 および回転可能シャフトの回転を可能とする第2位置との間で、第1,第2可動 部材を移動するための手段と、を備えるリニアアクチュエータ。 18. 可動手段は、 ハウジングに装着されかつ第1,第2可動部材に結合され、第1,第2位置間 で第1,第2可動部材を駆動するための双方向に回転可能なドライブ手段を備え る請求項17に記載のリニアアクチュエータ。 19. 可動手段は、更に、 第1,第2可動部材およびハウジングに形成され、第1,第2位置間で第1, 第2可動手段の移動を案内するガイド手段を備える請求項18に記載のリニアア クチュエータ。 20. ガイド手段は、 ハウジングの対向する側に形成され、ハウジングの長手方向軸線に対して非垂 直の角度で配置された一対のガイドスロットと、 第1,第2可動部材のそれぞれの両側に形成された傾斜面とを備え、各傾斜面 は、ガイドスロットの1に摺動可能に係合し、第1,第2可動部材を回転可能部 材に向けかつこれから離隔する方向に案内する、請求項19に記載のリニアアク チュエータ。 21. 第1,第2可動部材のそれぞれは、第1,第2可動部材が第1位置に配 置されたときに、カラーの第1,第2側面の1に係合可能な係合面を有する請求 項17に記載のリニアアクチュエータ。 22. 回転可能なシャフトに係合する雌ねじ付き孔を有し、回転可能なシャフ トが回転したときに、この回転可能なシャフトに沿って平行移動するドライブナ ットと、 シートバックとドライブナットとに結合され、回転可能なシャフトに沿ってド ライブナットが非回向移動するときに、シートバックを回動させるリンク機構と を備える、請求項17に記載のリニアアクチュエータ。 23. 第1,第2可動部材を連結し、可動手段により、第1,第2可動部材を 同時に移動させる手段を更に備える請求項17に記載のリニアアクチュエータ。 24. 連結手段は、 第1,第2可動部材のそれぞれに形成されかつこれから外方に延びる第1突起 と、 第1,第2可動部材のそれぞれに形成された開口とを備え、 これらの第1,第2可動部材は、ハウジング内に互いに逆向きに配置され、第 1,第2可動部材のそれぞれの第1突起が、第1,第2可動部材の他方の第1開 口に摺動可能に係合する請求項23に記載のリニアアクチュエータ。 25. 可動手段は、 ハウジング内に回転可能に装着されたドライブ部材と、 このドライブ部材に固定状態に連結され、双方向に回動されたときにドライブ 部材を双方向に回転する解除レバーと、 第1,第2可動部材の少なくとも一方から外方に延びる第2突起と、 ドライブ部材上に装着されかつ第2突起に係合し、ドライブ部材が双方向に回 転するときに、第1,第2位置間で、互いに連結された第1,第2可動部材を移 動するドライブフィンガ手段とを備える請求項24に記載のリニアアクチュエー タ。 26. 第1,第2ベアリング手段は、ハウジングに形成された軸受シート内に 装着された複数のベアリングの少なくとも1と、ハウジングに形成された低摩擦 軸受面とを備える請求項17に記載のリニアアクチュエータ。 27. 前記回転可能なシャフトは、車両シートの下側レールに回転可能に装着 され、 この回転可能なシャフトの回りに、ねじ付きドライブナットがねじ係合させて 装着され、 回転可能なシャフトの回転により、ドライブナットが回転可能なシャフトに沿 って平行移動され、上側レールが下側レールに対して平行移動されるように、ド ライブナットを回転可能に装架するブラケットが、車両シートの上側レールに固 定状態に結合される請求項17に記載のリニアアクチュエータ。 28. ドライブ手段に作用し、第1,第2可動部材を回転可能な部材に係合す る第1位置に駆動する位置に、ドライブ手段を付勢する付勢手段を更に備える請 求項18に記載のリニアアクチュエータ。 29. 可動手段が第1,第2可動部材を回転可能部材の環状カラーと係合する 第1位置に移動する位置に、可動手段を付勢する付勢手段を更に備える請求項1 7に記載のリニアアクチュエータ。 30. サポートに対して、可動部を調整しかつ移動不能とするリニアアクチュ エータであって、 回転可能なシャフトと、 サポートに結合され、かつ、回転可能なシャフトの回りに装着されたハウジン グと、 このハウジング内に配置され、回転可能なシャフトに固定状態に連結されかつ この回転可能なシャフトと共に回転可能である回転可能部材と、 ハウジングの対向する端部に装着され、回転可能部材の軸受面を形成する第1 ,第2ベアリング手段とを備え、この第1,第2ベアリング手段は、離隔してそ の間の回転可能部材の軸方向移動を可能とし、回転可能シャフトにおける軸方向 荷重の作用下で、第1,第2ベアリング手段の一方と回転可能に係合させ、更に 、 ハウジングに装着され、回転可能部材を、第1,第2ベアリング手段との係合 位置から、回転可能シャフトの回転を防止する回転不能位置に移動する手段を備 える、リニアアクチュエータ。 31. 移動手段は、 ハウジング内に配置された第1,第2可動部材を備え、各可動部材は、第1, 第2可動部材が回転可能部材を第1,第2ベアリング手段の双方から係合解除す る、回転可能部材に係合した第1位置から、回転可能部材と係合解除した第2位 置に移動可能であり、更に、 ハウジング内に装着されかつ第1,第2可動部材に連結され、第1,第2可動 部材を第1,第2位置間で移動する手段を備える請求項30に記載のリニアアク チュエータ。 32. 可動手段は、 ハウジング内に装着されかつ第1,第2可動部材に結合され、第1,第2可動 部材を第1,第2位置間で駆動する双方向に回転可能なドライブ手段を備える請 求項31に記載のリニアアクチュエータ。 33. 可動手段は、更に、 第1,第2可動部材とハウジングとに形成され、第1,第2位置間で、第1, 第2可動手段の動きを案内するガイド手段を備える請求項32に記載のリニアア クチュエータ。 34. 回転可能部材は、 回転可能シャフトに固定状態に装着されかつこの回転可能シャフトと共に回転 可能なボディと、 ボディの対向端間に形成された半径方向に拡大したカラーとを備え、このカラ ーに、対向した第1,第2側面が形成される、請求項31に記載のリニアアクチ ュエータ。 35. 第1,第2可動部材は、それぞれカラーの第1,第2側面に隣接して配 置され、 第1,第2可動部材のそれぞれは、第1,第2可動部材が第1位置に配置され たときに、カラーの第1,第2側面の一方に係合可能な係合面を備える請求項3 4に記載のリニアアクチュエータ。 36. 第1,第2可動部材を連結し、可動手段により、第1,第2可動部材を 同時に移動させる手段を更に備える請求項31に記載のリニアアクチュエータ。 37. 可動手段は、 ハウジング内に回転可能に装着されたドライブ部材と、 このドライブ部材に固定状態に連結され、双方向に回動されたときにドライブ 部材を双方向に回転する解除レバーと、 第1,第2可動部材の少なくとも一方から外方に延びる突起と、 ドライブ部材上に装着されかつ突起に係合し、ドライブ部材が双方向に回転す るときに、第1,第2位置間で、互いに連結された第1,第2可動部材を移動す るドライブフィンガ手段とを備える請求項36に記載のリニアアクチュエータ。 38. 第1,第2ベアリング手段は、ハウジングに形成された軸受シート内に 装着された複数のベアリングの少なくとも1と、ハウジングに形成された低摩擦 軸受面とを備える請求項30に記載のリニアアクチュエータ。 39. 移動手段が回転可能部材を第1,第2ベアリング手段との係合から移動 する位置に、移動手段を付勢する付勢手段を更に備える請求項30に記載のリニ アアクチュエータ。 40. ドライブ手段に作用し、第1,第2可動部材を回転可能な部材に係合す る第1位置に駆動する位置に、ドライブ手段を付勢する付勢手段を更に備える請 求項32に記載のリニアアクチュエータ。
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