JPH10501619A - 自在取出しプレート - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 複数の異なる型の収集容器又は管（20）上で作動する自在取出しプレート（40）。自在取出しプレートは様々な管の栓又は蓋（26）を突き通すために整列し位置させる自在ボタン（42）を含んでいる。自在ボタンは引出しプレートに取付けられ、取出しプレートは管位置決め整列位置と管突通し及び吸引位置と管解放位置とに駆動される。自在取出しプレートはまたバーコード表示を得るバーコードタブ（76）と種々の管のための突通し針整列部とを含むことができる。

Description

【発明の詳細な説明】 自在取出しプレート 技術分野 本発明は広く自動血液学分析装置において突き通す標本収集容器に関する。さ らに詳細には本発明は複数の異なる大きさと型の収集容器を受け容れることので きる血液学分析装置のための自在取出しプレートに向けられるものである。 背景技術 自動化された血液及び血液細胞分析装置は周知である。これらの分析装置は典 型的にはそのままの又は予め用意された血液標本の一部分を利用している。この 血液標本が目的物から採取された時、この標本は通常薬瓶又は試験管のような収 集容器の中に置かれる。HIVウイルス又は肝炎のような、高度に伝染性の病気に 操作者がさらされる可能性があるため、試験管は典型的にはゴムの栓により閉鎖 される。血液標本採取装置の多くの型式が開発され、一般的には試験管の栓を突 き通す操作を伴ない血液標本の一部を吸い出すようにする。針の探針又はカニュ ーレが次に試験管から取外されそして栓が試験管の中に密封された血液標本の残 りを保持する。 本発明の譲受人、フロリダ、マイアミのコールター会社によって販売されてい るSTKS血液学分析器のような、自動血液学分析装置においては、複数の標本収集 容器又は管が管受け台又はカセットの中に置かれている。このカセットは次に血 液学分析装置の中に配置され吸引位置へと動かされる。各管は別々に吸引位置に 動かされ栓が移送針によって突き通されそして標本の一部分が血液学分析装置の 中での分析のため取出される。 現在、それぞれが異なった大きさと形状を有する４つの主要な型式の管が存在 する。吸引位置での各管の整列が管センサー又は管検知器によって確認される。 本発明にしたがって利用できる１つの自己調節管検知器は、同時に出願され本明 細書に参照例として記載されている“自己−調節管検知器”なる名称の米国特許 出願シリーズ番号08／250,264号に開示されている。吸引位置において、血液学 分析装置は管と栓を整列し位置させ移送針により突き通す作用をする取出しプレ ートを含んでいる。現在、これは、それぞれの型の管に対し１つずつの４つの異 なる取出しプレートを必要としている。さらに、１つの型の管だけが各取出しプ レートにより作動することができ、カセットが単一の対応型の管のみと共に位置 ぎめされることを必要としている。 他の型の管を利用するのが必要となった時には、この取出しプレートは他の型 の管に対応する取出しプレートに取替えなければならない。これは操作者の作用 ではなく、取出しプレートが正しく取付けられ作動しているのを保証するために 保守型式の手段を必要とする。 したがって、いかなる型式の取出しプレートにも適合できまた異なった管を血 液学分析装置の中で取扱うのに十分な融通性のある自在型取出しプレートを提供 することが望まれている。 発明の開示 本発明は複数の異なる型の管に対して作動することのできる自在取出しプレー トを提供する。この自在取出しプレートは、様々な管の栓又は蓋を突き通すため に整列し位置させるための自在ボタンを含んでいる。自在ボタンは取出しプレー トに取付けられ、このプレ ートは管の位置決め及び整列位置へと駆動することができる。プレートと管は次 に突通し位置、吸入位置及び管解放位置へと動かされる。自在取出しプレートは またバーコードタブを含み様々な管からの間違ったバーコードの読取りをなくす るようにする。 図面の簡単な説明 図１は本発明の自在取出しプレートを利用することのできる１つの血液学分析 装置の前面図である。 図２は図１の２−２線に沿った血液学分析装置の側面図である。 図３は本発明の自在取出しプレートの斜面図である。 図４は図３の自在取出しプレートの一部切断側面図である。 図５は本発明の取出しプレートの前面図である。 図６Ａから図６Ｉは本発明の自在ボタンの異なった型の管もまた断面で示され る切断側面図である。 発明を実施するための形態 図１と２を参照すると、血液学分析装置10の全体が示されている。作動要素の 特定の詳細は米国特許第3,549,994号と第4,609,017号にさらに十分に記載され、 その詳細は本発明の記載にとっては本質的なものとは考えられない。血液学分析 装置10は複数の管受け器又は管カセット12を含む標本収集容器又は管搬入領域11 を含み、管カセット12はコンベアベルト16のような移送装置によって突通し吸引 部署14の中に供給される。１つの管受け器又はカセット18が複数の収集容器又は 管20を収容する吸引部署14に示されている。 １つの管22が、管22をカセット18の外に部分的に押し出す押出し桿24に整列さ れる。押出し桿24は管22を押し、管22の栓又は蓋26を取出し棒又は取出しプレー ト28に当接する。取出しプレート28は公 知の取出しボタン30を含み、取出しボタン30は蓋26を吸引探針先端又は吸引針32 と整列させ、吸引針32は典型的には押出し桿24によって蓋26を貫通するよう駆動 される。吸引後、管22は典型的には駆動シリンダー34によってカセット18の中に 戻される。 各管又は収集容器20はついで吸引位置に動かされ同様なやり方で作動される。 カセット18の中の管20が全て吸引されると、管受け器18が搬出領域36へと動かさ れる。吸引針32の軸線と整列された、吸引位置の管22の正しい位置と整列はセン サー38によって確認されなければならない。前に述べられたように、センサー38 は固定した位置に配置され様々な大きさの管には適応することができない。 図３から５を参照すると、本発明の自在取出しプレートが参照番号40によって その全体が示されている。自在取出しプレート40は取出しプレート28と作用が同 じでありそして血液学分析装置10と共に同様な吸引作用と分析装置においてプレ ート28の代わりをする。自在取出しプレート40は取出しプレート44上に取付けら れた自在ボタン42を含んでいる。 自在ボタン42は好ましくは一部材に成形され少なくとも自在ボタン42の実質的 な部分の周りに傾斜した周縁の内壁46を含んでいる。傾斜壁46は管20のために整 列及び心出し作用を提供する。第１の栓の基部48が壁46に近接して形成され又は 壁50により壁46から間隔をおいて配されている。基部48は針32が貫通する通路に 適合する大きさとされた中央吸引通路52と整列されるより大きな管の栓に適合す る。通路52はまた好ましくは傾斜壁54（図６Ａ）を含み針32が通路52を通過する のを保証するようにしている。 自在ボタン42は少なくとも第２の栓の基部56を含み、基部56もまた好ましくは 傾斜した周壁58を含みより小さな管の栓と整列しこれを心出しするようにしてい る。自在ボタン42は接着剤又はねじによ り取出しプレート44上に取付けることができるが、好ましくは弾性的に嵌め込ま れそれにより摩耗し又は破壊された自在ボタン42が容易に取替えできるようにす る。自在ボタンは取出しプレート44の溝60（図５）に弾性的に嵌め込むことがで きる。取出しプレート44は自在ボタン42が自在ボタン42の周縁に形成された相補 的な外溝61に弾性的に嵌め込まれる一対のアーム部分62を含んでいる。部分62は 自在ボタン42に形成された一対の突起66（１つだけが図示されている）が挿入さ れる溝64を含んでいる。 自在取出しプレート40は好ましくは任意の公知の技術により取出しプレート44 に形成された開口70の中に取付けられた案内桿68を含んでいる。自在ボタン42は 、棒、工具、又はスクリュードライバーブレード（図示しない）を溝60の底に形 成された解放溝72（図５）の中に挿入することにより取外すことができる。取出 しプレート44はまた好ましくは駆動シリンダー34からの戻し駆動桿（図示しない ）を受け入れる溝74を含んでいる。 自在ボタン42はさらに、自在ボタン42上に成形され又は取付けられたバーコー ド読取り器又は表示フラグ76を含むことができる。フラグ76はバーコード読取り 器（図示しない）に信号を送り吸引されるべき管22上に通常のように形成された バーコード（図示しない）を読取るようにする。フラグ76はまた針の突通し軸線 の整列を確認するのに利用される。フラグ76は好ましくは大きな管22を自在取出 しプレート44に邪魔されないで挿入できるよう片寄り78を含んでいる。 本発明の自在取出しプレート40と共に用いることのできる主な型の管のある種 の例が図６Ａから６Ｉに示されている。ボタン42’の断面を含む自在取出しプレ ート40の一部が管の各々と共に示されている。ボタン部分は全て図６Ａにおいて はヘモガード（ベクトン− ディッキンソンの商標名）ファイブ（５）ミリリットル管80と同一である。ボタ ン42’は壁50を省略した基部48に連結された傾斜壁46を含んでいる。基部56は２ つの傾斜壁部分58’と58''によって基部48に連結されている。ボタン42’はさも なければ前記したボタン42と同じである。 管80は肩部81と蓋又は栓82とを含んでいる。肩部81は面86を有する小さな直径 の端部部分84を含んでいる。部分84の面86は栓の基部48に当接し壁46によって心 出しされ栓82と針通路52との整列を保証するようにしている。 図６Ｂは商標名ヴエノジェクトのもとに販売されているテルモ管90を示す。管 90は大きな栓部分92を含み、栓部分92はさらに壁46により整列されそれにより面 部分94が基部48に当接するようになっている。栓部分92は非常に小さな中央吸引 部分96を有している。吸引部分96はさらに壁46によって整列され基部48に当接す ることができる。凹所のある基部56は部分96のため逃げ部を提供する。管90が単 一の基部48のみを有する取出しプレートの中に置かれたならば、部分96は整列さ れず、針の突通し作用の間部分96が基部に当接したときの不均り合いの力が収集 容器の蓋92を破るようになる。 図６Ｃは正規のファイブ（５）ミリリットル管100を示す。管100は、管100を 壁46と整列させ面部分106を基部48に対し心出しする傾斜した周縁壁104を有する 栓102を含んでいる。 図６Ｄは商標名モノヴエッテのもとに販売されているさらに異なる型のサース テッド管110を示す。管110は管に近接した大きな部分114と長く非常に小さい吸 引延長部116とを有する非常に異なった型の栓112を含んでいる。延長部116は基 部56に当接するよう壁58’と58''とによって案内される斜めの端部部分118を含 んでいる。延長部分116は頻繁には心出しされず従来技術の取出しプレート における誤りのない吸引のため基部56に当接するよう堅く保持される。 分析装置10における広い範囲の管の直径と型とに適合するため、管110は、同 時に出願され参照例として明細書に記載されている“管アダプター”なる名称の 米国特許出願シリーズ番号08／250,201号に開示されているような管アダプター1 20の中に挿入されて示されている。これもまた参照列として記載されている管ア ダプター120と自己調節管検知器との本発明の組合せはさらに分析装置10に利用 することのできる管の直径の大きさと型式に及んでいる。 図６Ｅはカベによって販売されているさらに他の型の管122を示す。管122もま たサーステッドの栓112と同様の栓124を含み、栓124は管122に係合する大きな部 分126と傾斜し壁''58''と基部56とに当接する小さく細長い吸引部分128とを有し ている。管122はアダプター120'に挿入される。 図６Ｆは基部48に当接する拡大肩部分132を含む制御管130を示す。管130は凹 部の設けられた栓134を含んでいる。 図６Ｇはファイブ（５）ミリリットル管100とは大きさだけが相違する標準の セブン（７）ミリリットル管140を示す。 図６Ｈと６Ｉは大きさと管が挿入される管アダプター120''と120'''の大きさ とが相違するツー（２）ミリリットル管150とスリー（３）ミリリットル管160と を示す。管150と160は管150と160を超えて壁58''に当接するよう延びる各栓152 と162とを含んでおり、またアダプター120''と120'''が基部48に当接している。 本発明の多くの変形と変更が上記の教示に照らし可能である。したがって、添 付の請求の範囲内で本発明は詳細に記載されたもの以外にも実施できることが理 解されるべきである。

【手続補正書】特許法第１８４条の８ 【提出日】１９９６年５月９日 【補正内容】 現在、それぞれが異なった大きさと形状を有する４つの主要な型式の管が存在 する。吸引位置での各管の整列が管センサー又は管検知器によって確認される。 本発明にしたがって利用できる１つの自己調節管検知器は、同時に出願された“ 自己−調節管検知器”なる名称の米国特許出願シリーズ番号08／250,264号に開 示されている。吸引位置において、血液学分析装置は管と栓を整列し位置させ移 送針により突き通す作用をする取出しプレートを含んでいる。現在、これは、そ れぞれの型の管に対し１つずつの４つの異なる取出しプレートを必要としている 。さらに、１つの型の管だけが各取出しプレートにより作動することができ、カ セットが単一の対応型の管のみと共に位置ぎめされることを必要としている。 他の型の管を利用するのが必要となった時には、この取出しプレートは他の型 の管に対応する取出しプレートに取替えなければならない。これは操作者の作用 ではなく、取出しプレートが正しく取付けられ作動しているのを保証するために 保守型式の手段を必要とする。 したがって、いかなる型式の取出しプレートにも適合できまた異なった管を血 液学分析装置の中で取扱うのに十分な融通性のある自在型取出しプレートを提供 することが望まれている。 発明の開示 本発明は複数の異なる型の管に対して作動することのできる自在取出しプレー トを提供する。 吸引部分96はさらに壁46によって整列され基部48に当接することができる。凹 所のある基部56は部分96のため逃げ部を提供する。管90が単一の基部48のみを有 する取出しプレートの中に置かれたならば、部分96は整列されず、針の突通し作 用の間部分96が基部に当接したときの不均り合いの力が収集容器の蓋92を破るよ うになる。 図６Ｃは正規のファイブ（５）ミリリットル管100を示す。管100は、管100を 壁46と整列させ面部分106を基部48に対し心出しする傾斜した周縁壁104を有する 栓102を含んでいる。 図６Ｄは商標名モノヴエッテのもとに販売されているさらに異なる型のサース テッド管110を示す。管110は管に近接した大きな部分114と長く非常に小さい吸 引延長部116とを有する非常に異なった型の栓112を含んでいる。延長部116は基 部56に当接するよう壁58’と58''とによって案内される斜めの端部部分118を含 んでいる。延長部分116は頻繁には心出しされず従来技術の取出しプレートにお ける誤りのない吸引のため基部56に当接するよう堅く保持される。 分析装置10における広い範囲の管の直径と型とに適合するため、管110は、同 時に出願された“管アダプター”なる名称の米国特許出願シリーズ番号08／250, 201号に開示されているような管アダプター120の中に挿入されて示されている。 管アダプター120と自己調節管検知器との組合せはさらに分析装置10に利用する ことのできる管の直径の大きさと型式に及んでいる。 図６Ｅはカベによって販売されているさらに他の型の管122を示す。 請求の範囲 １．血液学分析装置のための自在取出しプレート（42）であって、前記分析装 置が、前記取出しプレートを駆動する手段と、管の栓（82；92；102；112；134 ；152；162）を含む標本管（80-90；100；110；122；130；140；150；160）とを 含み、標本管の栓を一時的に保持し、突き通し、そして解放するようにしている 、自在取出しプレートにおいて、 細長い取出しプレート（44）と、 前記取出しプレートの第１の端部に取付けられた自在ボタン（42）であって、 貫通して形成され各端部に前記ボタンの開口を形成している吸引通路（52）を含 み、また前記吸引通路開口の実質的周縁部分の周りに形成された少なくとも２つ の異なる大きさの管の栓の基部（48，56）を含み、前記基部の各々が異なる大き さの管の栓に適合し、前記第１の栓の基部（48）が、第１の周縁と周縁に形成さ れた周縁の傾斜した壁（46）とを有し第１の管案内及び整列構造が得られるよう にし、前記第２の栓の基部（56）は前記第１の周縁より小さい第２の周縁が形成 され実質的に前記第１の栓の基部と前記第２の栓の基部との間に形成された第２ の周縁の傾斜した壁（58）を含み第２の小さな管案内及び整列構造が得られるよ うにし、前記第１及び第２の管案内及び整列構造が前記吸引通路（52）を実質的 に取巻いている、自在ボタン（42） とを具備している自在取出しプレート。 ２．前記取出しプレートが前記第１の端部に形成された溝（60）を有し、前記 自在ボタン（42）が前記溝に取外し自在に取付けられていることを特徴とする請 求項１に記載の自在取出しプレート。 ３．前記取出しプレートと前記自在ボタン（42）とにそれぞれ形 成され前記自在ボタンを前記取出しプレート（44）に取外し自在に弾性的に嵌め 込む弾性嵌合手段（62，61）を有することを特徴とする請求項２に記載の自在取 出しプレート。 ４．前記自在ボタン（42）が一部材に成形され、前記弾性嵌合手段が前記自在 ボタンに成形された溝（64）と突起（66）の一方と前記取出しプレートに形成さ れた相補的な突起（66）又は溝（64）とを含んでいることを特徴とする請求項３ に記載の自在取出しプレート。 ５．前記自在ボタンに形成され自在ボタンから延びるバーコード表示及び整列 フラグ（76）を有することを特徴とする請求項１に記載の自在取出しプレート。 ６．自在取出しプレート（42）であって、血液学分析装置に用いるようになっ ており、複数の異なる型の標本管（80〜90；100：110；122；130；140；150；16 0）を吸引針（32）と整列させ各標本管の一端に位置する管の栓を突通し該管の 内部から液体を吸引するようにし、前記異なる型の標本管の各々が管の型から管 の型へと形状が異なる特有の管の栓を有し、前記取出しプレートが取出しボタン （42）の取付けられた細長いプレート部材（44）を具備し、前記取出しボタンが 貫通して形成された吸引通路（52）を有するハウジングを具備している自在取出 しプレート（42）において、前記取出しボタンのハウジングが一対の同心の円形 の、前記通路を取巻く栓の基部（48，56）を区画形成し、前記基部が軸方向に間 隔をおいて配され無端の傾斜した壁（58）によって連結されていることを特徴と する自在取出しプレート。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁶ 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ Ｇ０１Ｎ 35/10 0271−2Ｊ Ｇ０１Ｎ 35/06 Ａ (72)発明者 ホスキンソン，ジェームズ アメリカ合衆国，フロリダ 33326，サン ライズ，ノース ウィンド サークル 15831 (72)発明者 ケタント，エツァー アメリカ合衆国，フロリダ 33161，ノー ス マイアミ，ノースイースト マイアミ コート 12105 (72)発明者 クリストウ，キリアコス アメリカ合衆国，フロリダ 33016，マイ アミ レイクス，ブレックネス プレース 14744

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．血液学分析装置のための自在取出しプレートであって、前記分析装置が、 取出しプレートを駆動する手段と、突通し、吸引しまた標本管の解放をするため の管の栓を含む標本管とを含む、自在取出しプレートにおいて、 細長い取出しプレートと、 前記取出しプレートの第１の端部に取付けられた自在ボタンであって、貫通形 成された吸引通路を含み、該吸引通路の各端部に前記ボタンの開口を形成し、さ らに前記吸引通路の開口の実質的周縁部分の周りに形成された少なくとも２つの 異なった大きさの管栓の基部を含み、前記基部の各々が異なった大きさの管の栓 に適合し、前記第１の栓の基部が第１の周縁と周縁に形成された周縁の傾斜した 壁とを有し第１の管案内部と整列構造とが得られるようにし、前記第２の栓の基 部に前記第１の周縁よりも小さく実質的に前記第１の栓の基部と前記第２の栓の 基部との間に形成された第２の周縁の傾斜した壁を含む第２の周縁が形成され第 ２の小さな管案内部と整列構造とが得られるようにし、前記第１及び第２の管案 内整列構造が実質的に前記第１の通路の開口を取巻いている、自在ボタン とを具備し、 前記分析装置が、前記取出しプレートを駆動する手段と、前記管の栓を前記管 ・栓の基部の一方に位置させることにより標本管を突通し、吸引し、解放するた めの管の栓を含む標本管とを含んでいる、自在取出しプレート。 ２．前記取出しプレートが前記第１の端部に形成された溝を有し、前記自在ボ タンが前記溝に取外し自在に取付けられていることを特徴とする請求項１に記載 の自在取出しプレート。 ３．前記取出しプレートと前記自在ボタンとに形成され前記自在ボタンを前記 取出しプレートに取外し自在に弾性的に嵌め込む弾性嵌合手段を有することを特 徴とする請求項２に記載の自在取出しプレート。 ４．前記自在ボタンが一部材に成形され、前記弾性嵌合手段が、前記自在ボタ ンに成形された溝と突起の一方と前記取出しプレートに形成された相補的な突起 又は溝とを含んでいることを特徴とする請求項３に記載の自在取出しプレート。 ５．前記自在ボタンに形成され自在ボタンから延びているバーコード表示及び 整列フラグを有することを特徴とする請求項１に記載の自在取出しプレート。 ６．前記第２の周縁壁が前記第１及び第２の栓の基部の間の２つの傾斜部分に 形成されていることを特徴とする請求項１に記載の自在取出しプレート。 ７．前記取出しプレートと前記自在ボタンとに形成され前記自在ボタンを前記 取出しプレートに取外し自在に弾性嵌合させる弾性嵌合手段を含み、前記自在ボ タンが一部材に成形され前記弾性嵌合手段が前記自在ボタンに成形された溝と突 起の一方と前記取出しプレートに形成された相補的な突起又は溝とを含んでいる 請求項２に記載の自在取出しプレート。 ８．前記自在ボタンに形成され自在ボタンから延びているバーコードフラグを 有することを特徴とする請求項７に記載の自在取出しプレート。