JPH10501462A - 自然の圧力による逆浸透によって海水を淡水化するプラントおよび方法 - Google Patents

自然の圧力による逆浸透によって海水を淡水化するプラントおよび方法

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JPH10501462A JP8530011A JP53001196A JPH10501462A JP H10501462 A JPH10501462 A JP H10501462A JP 8530011 A JP8530011 A JP 8530011A JP 53001196 A JP53001196 A JP 53001196A JP H10501462 A JPH10501462 A JP H10501462A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、逆浸透によって海水を淡水化するためのプラントに関する。淡水化プラントは、海水入口(1)と、海水輸送手段(2)と、海水柱設立手段(3)と、逆浸透淡水化手段(4)と、淡水化された水の輸送手段(5)と、塩水輸送手段(6)とを備え、上記逆浸透淡水化手段は、海水柱(3)の下端領域(3b)に位置するとともに海水面の上方または下方に位置する。海水柱を設立する手段(3)は、海水柱の重量が実質上逆浸透現象を生じさせるのに寄与する圧力を加えるような高さを有し、その結果、海水が淡水化された水と塩水に分離される。淡水化プラントは、上記海水柱(3)の頂部領域(3a)の所定高さに設けられ,かつ上記海水柱に連通する少なくとも1つの海水高架水槽(7)を備える。本発明は、上記淡水化プラントに対応する淡水化の方法にも関する。

Description

【発明の詳細な説明】発明の名称 自然の圧力による逆浸透によって海水を淡水化するプラントおよび方法発明の技術分野 本発明は、廃水の飲料水化および海水の淡水化の技術分野に適合する。本発明 は、より詳しくは、複雑な保守作業なしに低エネルギコストで浄化されあるいは 淡水化された水を得ることを可能にする建設費の安い設備によって、淡水または 浄化された水を得ることを可能にする淡水化システムを提供する。発明の背景 海水の淡水化および廃水の浄化は、従来、2つの一般的なシステム、換言すれ ば、水を蒸発させるとともに水蒸気を再凝結させて集めること、およびフィルタ を通し,または逆浸透淡水化の場合は半透膜を通して水を濾過することによって 行なわれている。 浸透による淡水化は、船舶における海水の飲料水化装置および種々の沿岸地域 における特定住民や農業に淡水を供給する淡水化プラントに用いられている。 逆浸透は、海水に大きな圧力(略70気圧)を加えて強制的にフィルタまたは 膜を透過させることを意味し、かかる高圧の発生には、高価で比較的複雑な装置 の他に、高エネルギ消費を必要とする。このことは、沿岸地域に大量の真水を供 給するとともに、建設に非常に多くの投資を必要とし、保守が複雑で高価な大き な淡水化プラントに特に影響し、その結果、上述の高エネルギ消費と共に淡水化 された水の高価格をもたららす。 上述の高エネルギコストを克服するため、スペイン国特許ES-A-488,215号 は、逆浸透の静水圧システムによる淡水化プラントを開示しており、このプラン トは、地盤に掘られた幾つかの井戸によって、浸透モジュールに重量が圧力とし て作用する水柱を設立して逆浸透の現象を起こさせて、従来のプラントの羽根車 ポンプの代替としている。このプラントは、淡水化された水の立方メータあたり のエネルギコストを従来の淡水化プラントのエネルギコストよりも減少させるが 、まだ高いエネルギコストを必要とする。発明の目的 本発明は、従来の淡水化プラントの上述の不都合を克服するため、および淡水 化された水の立方メートルあたりのエネルギコストとプラントの建設費をさらに 減じるために用いられる。さらに、本発明の他の目的は、淡水化設備が操業,建 設場所,保守と修理に関して実質上の柔軟性をもつ可能性を提供することである 。本発明の概要 発明の名称に示され、かつ請求項で定義されるように、本発明は、逆浸透の淡 水化プラントに関連し、このプラントは、逆浸透モジュールに必要な圧力を作る ために、設立された海水柱の重量が圧力として上記逆浸透モジュールに作用する ことを利用している。この淡水化プラントは、陸上に設けられる。上記逆浸透モ ジュールは、このモジュールに必要とされる圧力を得るために必要な海水柱の高 さを決定するプラントの地形上の起こりうる位置に応じて、標準海水面自体また はこれよりも低い位置に設置されることができる。 上記淡水化プラントの主たる特徴は、このプラントが海水を蓄積するための高 架水槽を有することである。この高架水槽は、電気料金がより安い時間帯にポン プで揚げた所定量の海水を蓄積することを可能にし、このプラントは、電気エネ ルギを消費することなしに1日の上記時間帯以外の時間に操業されて、揚水のた めに費やされるエネルギがより安くなるようになっている。その上、このプラン トは、従来のプラントでそうであったような一連のポンプの一定した操業である か否かに拘わらず、浸透モジュールに安定した一定の圧力が加わることを保証す るのを可能にする。 一方、高架水槽を上昇させたことは、逆浸透処理で生じる塩水を、ポンプによ る揚水を全く必要とせずに所定の高さまで揚げることを可能にする。このことは 、一方で、塩水の強い腐食性の攻撃に曝されるポンプを備える必要がないという 利点をもたらし、他方で、上記高架水槽が水を蓄積するという条件下で、淡水化 プラントの操業を停止することを要さずに、保守および修理作業を実行すること を可能にするという利点をもたらす。 本発明の淡水化プラントの好ましい実施例では、海に接近した陸地の位置およ び構成による起こりうる山岳上の特性を利用することができる。換言すれば、標 準海水面の上方に位置するプラントにおいて、淡水化のための浸透モジュール上 に十分な静水圧を作用させる水柱を載せるに十分高い海に接近した山の高さを利 用することができる。この場合、上記プラントは、パイプラインを壁または立坑 内に設けて実質上上記山の内部に建設されるか、あるいは別のパイプラインを山 の外郭に沿って鉛直でなく傾斜させて設置して上記山の外側に建設される。こう して、建設費用および保守が高くなる地盤に非常に深い井戸を掘削する必要およ びこの深さに地下の回廊を建設する必要が回避される。 同様に、山の高さが、水柱全体を標準海水面の上に設立するのに十分でない場 合は、パイプラインを収容するために地盤に井戸が掘削され、従って、上記水柱 の一部は海水面上に残り、一部は海水面下に残ることになる。上記水柱は、海水 面と同じ高さに浸透モジュールを設置して海水面上に設立することもでき、水柱 高さの差を上記浸透モジュールの入口に設けた羽根車ポンプによって補う。 本発明の他の有利な実施例は、塩水が,入るときよりも低い圧力だが逆浸透モ ジュールから高い圧力で出てくるので、この塩水の残留エネルギを利用した電気 エネルギ発生手段を備えている。この電気エネルギ発生手段は、発電機に連結さ れたタービンで構成することができる。このタービンは、逆浸透モジュールから 直接出てくる塩水または高架水槽に予め蓄積された塩水によって動かされる。こ の塩水は、浸透モジュールから出てくるときに持っている残留圧力のお陰で上記 高架水槽まで上昇する。 こうして、揚水における電気エネルギの消費は、電気エネルギの生産に組み合 わせることができ、生産された電気エネルギが電気料金の最も高い時間帯に商用 電力網に戻され、あるいは生産された電気エネルギがプラントの電力供給自体に 用いられるので、結果として生じるコストが最小になる。 かくて、本発明の上述の好ましい実施例による淡水化プラントは、海に接近し た山の内部または外部で略750メートルの十分な高さに本質的に設けられ、逆浸 透モジュールは、海水面と同一の高さに設置される。 この場合、上記プラントは、本質的に次の構成要素からなる。即ち、 −高架水槽へ揚水するためのポンプを備えた海水入口と、 −海水と淡水化された水と塩水を輸送するために必要な導管またはパイプライ ンと、 −特定の蓄積容積を有して海水を蓄積するための高架水槽と、 −好ましくは、塩水を蓄積するための高架タンクと、 −標準海水面と等しい高さに設けられ、半透膜をもつ逆浸透モジュールと、 −好ましくは、発電機に連結されたタービンからなる電気エネルギ発生手段と 、 −上記高架水槽の出口に設けられた海水の前処理手段と、 −設備と必要な補助装置への接近と保守のための回廊またはトンネルとからな る。 海水を蓄積するために設けられる上記高架水槽の高度は、この高架水槽の下に 設立される水柱の高さが、この水柱によって加えられる圧力が上記逆浸透モジュ ールに逆浸透現象を生じさせるに十分になるようなものである。 同様に、塩水を蓄積するために上記高架タンクが設けられる高度は、ポンプ揚 水を要さずに自然の圧力によって塩水が到達しうる最大の高さに等しい。 このようにして、このプラントの操業および海水を淡水化する処理は、次のと おりである。即ち、 −海からの海水は、上記海水入口によって集められ、上記高架水槽にポンプで 揚水される。この揚水は、好ましくは電気料金が安い時間帯に行なわれる。 −同時に、海水は上記高架水槽から絶えず出てきて、前処理されて、上記逆浸 透モジュールの上に水柱を設立する上記導管またはパイプラインへ通っていく。 −上記逆浸透モジュールで逆浸透現象が生じると、典型的には未処理の水流の 45%が淡水化された水、未処理の水流の55%が塩水として夫々得られる。 −上記塩水は、逆浸透モジュールから出てくるときに持っている残留圧力によ って(それが1つある場合は)塩水の高架タンクまで上昇し、このタンクに蓄積さ れうる。 −続いて、プラントの必要のため、または商用システムにエネルギを戻すのを 可能にするために、上記塩水は、タービンを動かしてプラント自体の必要に合わ し,あるいは電力網に戻すために用い得る電気エネルギを発生する目的のために 、上記高架タンクから落下せしめられることができる。続いて、塩水は海に注ぎ 込まれる。 −淡水化された水は、商用の配水システムに直接送られるか、タンクに蓄積さ れることができる。 海に接近した土地が十分には高くない場合は、上記水柱は、部分的に(または 全部を)地中の穴に、換言すれば海水面より下に作られることができる。その上 、(水柱自体が逆浸透現象を生じさせるに十分な圧力を加えられない場合には)補 完として、上記逆浸透モジュール上の圧力は、海水柱が加える圧力を増加させる ポンプによって増加せしめられることができる。 上述の処理の結果、淡水化された水の立方メートルあたりの全エネルギコスト は、電気エネルギの自己生成により、または消費と生成に対応する電気料金の差 の補償によって、およびこのエネルギを商用電力網に戻すことによって実質上低 減される。図面の簡単な説明 図1は、本発明の第1の好ましい実施の形態の概略図である。 図2は、本発明の第2の好ましい実施の形態の概略図である。 図3は、本発明の第3の好ましい実施の形態の概略図である。 図4は、本発明の第4の好ましい実施の形態の概略図である。 図5は、主パイプラインの可能な実施の形態の断面図であり、この主パイプライ ンは塩水と前処理された塩水と濃縮塩水とを搬送するためのダクトまたはチャン ネルを収容する。 図6は、本発明の第5の実施の形態である。 図7は、第6の実施の形態である。 図8は、図5と図7による実施の形態の地下部分の実施の形態である。発明の実施の形態 以下に図を参照しながら、本発明の4つの好ましい実施の形態について説明が なされる。 図1で分かるように、第1の実施の形態による脱塩プラントは、対応する半浸 透性の膜(14)が付いた逆浸透モジュール(4)を有し、海面と同一レベルに配置 されている。このプラントは、海に接する地形の高さ、例えば山の適当な特性を 利用して建設され得る。逆浸透モジュール(4)の上に設置された塩水(海水)柱( 3)は、逆浸透の現象を生じるように、それらの重量がモジュール上に十分な圧 力を働かせるような高さで海面および逆浸透モジュールよりも上のある。 脱塩(淡水化)プラントは、塩水(海水)入口(1)と幾つかのポンプ手段(8)とを 有して、幾つかの塩水(海水)導管手段(2)を介して塩水(海水)を上記入口(1)か ら高水頭槽(高架水槽)(7)へポンプでくみ上げる。上記水頭槽(7)から、塩水は 塩水の条件付けを行う幾つかの前処理手段(9)を通過する。次に、塩水(3)柱が 塩水柱(3)の底端部(3b)の近傍に配置された逆浸透モジュール(4)の上に設置 される。図1において、前処理手段(9)から逆浸透モジュール(4)への測定され た塩水柱(3)の高さは、レベルBとCとの和に相当する。この水柱の重量によっ て働く圧力は、逆浸透の現象を生じるのに十分であり、これによって井戸に導か れる塩水(海水)の一部、典型的には塩水の55%は、塩水中にある全塩分が詰め 込まれた濃縮塩水に変換され、かつ、それは高圧で逆浸透モジュール(4)から出 て来る。残る45%は、低圧力で逆浸透モジュール(4)から出て来る脱塩水とな る。 濃縮塩水は濃縮塩水導管手段(6)を通って濃縮塩水槽(11)まで、あるいは直 接電気エネルギー発生手段(10)に導かれる。濃縮塩水はモジュール(4)から出 てくるとき高圧であるので、それは自然圧で上昇することができ、レベルCにあ る濃縮塩水槽(11)にポンプでくみ上げる必要がない。上記濃縮塩水槽(11)に 蓄えられた濃縮塩水は、後に電気エネルギー発生手段(10)によって電気エネル ギーを発生させるために使用できる。同様にして、濃縮塩水は上記浸透モジュー ルの出口から電気エネルギー発生手段(10)に直接通される。次に、濃縮塩水は 海に返される。 脱塩された水は導管手段(5)を通って(図示されていない)槽に導かれるか、ま たは商業用水装置に直接導かれる。 現今では、逆浸透モジュールが必要とする圧力は約70kg/cm2である。この 圧力を達成するために、水柱(3)の高さB+Cは約700mでなければならない 。したがって、前処理手段(9)は700mの高さに配置される。高くされた水頭 槽(7)は、前処理手段(9)および塩水柱(3)の頂端部(3a)に対して40mの高 さAに配置され、その全高は逆浸透モジュールに対してA+B+Cであって74 0mに等しい。この高さの配置で、濃縮塩水は逆浸透モジュールから出るとき、 約69kg/cm2の圧力を持ち、このことは、濃縮塩水槽(11)が配置された64 0mの高さCにポンプでくみ上げる必要もなく濃縮塩水が上昇できることを示す 。 脱塩プラントは、水頭槽の蓄積容量が日々処理される全塩水の2/3に相当す るように建設され得る。濃縮塩水槽は電気エネルギーの発生の要求に従った蓄積 容量を持つ。この好ましい実施の形態において、容量は日々発生する全濃縮塩水 の5/6に相当する。従って、この第1の好ましい実施の形態によるプラントの 操業は下記になる。電気的な比率(電気料金)が低下したとき、塩水が水頭槽にポ ンプでくみ上げられる。濃縮塩水はそれを用いて後に電気エネルギー発生手段を 動かすためにそれに対応する槽に蓄積され、発生したエネルギーを商業ネットワ ーク(商用電力網)に返すか、あるいは他にそれを用いてプラントのポンプや補助 装置に補給する。同様にして、前もって槽に蓄積することなく、濃縮塩水は電気 発生手段を作動させるために濃縮塩水が逆浸透モジュール(4)から出てくるとき に直接使用され得る。 図2は、第1の実施の形態と基本的に同一な脱塩プラントの第2の好ましい実 施の形態を示し、そこでは逆浸透モジュール(4)は海面のレベルより下に配置さ れる。したがって、塩水柱(3)の一部は海面下にあり、その一部は海面上にある 。この実施の形態は、地形の特徴が海面上の必要な高さに十分到達しないときに 適している。 逆浸透モジュール(4)が海面下にあるので、脱塩された水を地表面に上げるこ とが必要であり、これはポンピング(ポンプ)手段(12)によってなされる。これ らのポンピング手段(12)に動力を供給するために、上記発生手段(10)によっ て発生した電気エネルギーを使用され得る。 図3は、本発明の第3の好ましい実施の形態を示す。この実施の形態において 逆浸透モジュール(4)は、図1の実施の形態と同様に、海面と同一レベルに配置 されるが、塩水柱(3)の高さはその重量が逆浸透の現象を生じるために十分な圧 力を働かせるレベルよりも低い。このモジュールでは全必要圧力を達成するため に、水柱が生み出す圧力と要求されている圧力との圧力差をまかなうポンピング 手段(13)が含まれる。 この実施の形態では、濃縮塩水をモジュール(4)の出口から電気的エネルギー 発生手段(10)に直接通すための濃縮塩水槽(11)はなく、代わって電気的エネ ルギー発生手段がポンピング手段(13)に電気を供給する 図4において、第4の好ましい実施の形態を見ることができる。この第4の実 施の形態は図2に示された実施の形態と実質的に同一であるが、脱塩水用の地下 槽(15)を含む点で異なっている。上記槽は逆浸透モジュール(4)に対して高く なった高さDに配置されている。上記高さDは、脱塩された水がモジュールから 出てくるときに、それが持つ圧力によって脱塩水をポンプでくみ上げる必要もな く脱塩水が上記槽に到達することができる高さである。モジュールにおける70 kg/cm2の入力圧力に対して、脱塩された水の圧力は1から2kg/cm2である傾向 があり、これは槽(15)が配置される高さDが約10から20mであることを示 す。 脱塩された水は、後にそれをポンプで地表面にくみ出すために特定の期間、蓄 積されることができる。 図1の実施の形態のプラントは、図3の実施の形態のプラントと同じく、地形 の外部または内部に建設され得る。それが内部に建設された場合には、プラント は一連のトンネルあるいは回廊を含む。塩水導管手段(2)は、濃縮塩水導管手段 (6)と水柱(3)を設置(設立)する手段が建設されることができ、図5において分 かるように、複数の実質的に鉛直なパイプライン(16)が、これらのパイプライ ンより大きな直径を持ち実質的に鉛直な主パイプライン(17)の内側周辺部に配 置されている。 同様に、構造物が外部にあるならば、異なるパイプラインと導管手段はプラン トが配置される地形の輪郭に従いつつ傾いて配置され得る。 図6は本発明の第5の実施の形態を示す。この実施の形態によれば、脱塩プラ ントは同様に海からの塩水を受ける幾つかの第1の井戸(104)を備えている。こ れら第1の井戸(104)の基礎には、逆浸透の現象を実施するのに十分な型式の半 透膜の蓄電池(バッテリー)がある。井戸(104)が塩水で満ちている間、逆浸透の 現象が作り出され、それによって井戸に導入された塩水の一部、典型的には塩水 の55%は、液体廃棄物(「バックウォータ」または濃縮塩水)に変換され、これ は塩水に存在する全塩分が詰め込まれている。そして、それが膜装置(105)から 高圧、例えば約68気圧で出て来る。その場合、膜(105)の上の水柱は約702 メートルの高さがあり、1.03gr/cm3の海水の密度に基づいて、膜(104)が配 置される井戸(104)の基部では70気圧の圧力を生み出す。 井戸に導かれた塩水流の残る45%は、上記膜(105)の上に約702メートル の水柱を有して、出口で比較的低い1から2気圧の残留圧を持つ完全に塩分の無 い飲料水に変換される。 これは、まさに海からの塩水と同じ割合で、かつ従来のプラントにおけると同 様の前処理装置(116)に一度かけられ、水は第1の井戸(104)に導かれ、水の略半 分が新鮮な水に変換されることを意味する。一方、濃縮塩水の密度(鉛直の井戸( 104)に導かれた塩水が通常の海水である場合には、約1.06gr/cm3)を考慮し て、塩水を受ける第1の井戸(104)の隣りに、膜(105)の出力レベルの上の(取入 れ口の第1井戸(104)は702mの深さを持つので)約646mに建てられた井戸(1 09)の第2の蓄電池を通って、濃縮塩水は上昇する。 濃縮塩水が第2井戸(109)の内部で達する静的なレベルから地表面まで、濃縮 塩水をポンプでくみ上げるのを避けるために、したがって、濃縮塩水がくみ上げ られねばならないときの非常に高価で微妙なポンプのコスト自体は勿論、このポ ンプのくみ上げに伴うエネルギコストを避けるために、図6に示す好ましい実施 の形態では、濃縮塩水が第2の蓄電池の第2の井戸(109)の口を通って自然圧に よって排水路に到達するように、装置が設計されている。 この効果を達成するために、第1塩水注入井戸(104)の口における負荷を増加 することが必要であり、海水の密度を一度考慮すると63mだけである。この目 的のために、脱塩プラントは水頭槽(117)が与えられており、装置において生じ る負荷の損失ばかりでなく、我々が扱っている流体の異なる密度負荷も一度考慮 されており、その水頭槽は井戸の口のレベルより約70m上に配置される。この 水頭槽は上記膜(105)において一定圧にするためのものであり、それは良好な作 業およびその作業中に基本的なものであって、同時にそれはいかなるタイプのポ ンプでくみ上げることも無く濃縮塩水が地表面に到達することを達成する。論理 的には、地表面に対して或る高さに配置された水頭槽(117)を使用する際には、 天然の塩水を受ける第1井戸(104)の深さは上記高さの応じて減少され得る。 前処理装置(116)において一度適切な前処理を受けた海水は、ポンプ(118)によ って水頭槽(117)にくみ上げられる。 上述の場合、典型的には、全天然塩水の45%に相当する淡水は、1から2気 圧の残留圧で膜を通過し、その1から2気圧は膜装置の出力レベルの上の10と 20mとの間の高さに相当する。この深さから、水は第3の井戸の装置(107)を通 って水の分配のために準備さられている地表面槽(110)にポンプでくみ上げられ る。 本発明の第6の実施の形態によると、図5と図7と図8とに示すように、塩水 用、濃縮塩水用、脱塩水用のそれぞれ第1の井戸(104)、第2の井戸(109)および /または第3の井戸(107)は、より大きな直径を持つ主井戸(19)の内部に収容さ れ得る。この場合、第1の井戸(104)と第2の井戸(109)と第3の井戸(107)は、 上記主井戸(19)に配置されたパイプラインおよび/または第1の井戸(19)の内側 垂直壁によって構成されることができ、それらによって上記第1の井戸(104)と 第2の井戸(109)と第3の井戸(107)とに対応するダクトが形成される。 図7では、概略的に、第6の実施の形態による脱塩プラントを見ることができ る。これは図6に示された実施の形態と実質的に一致する。しかし、それは主井 戸を含み、主井戸には第1の井戸(104)と第2の井戸(109)と第3の井戸(107)と が配置されている。この井戸の構造を形成するこの方法は、井戸の実際の履行を 容易にすることができ、続いてコストの低減が伴う。図7では、また、地下の脱 塩水槽(115)をみることができる。 図8では、図7に示された実施の形態による本発明の地下部分の実施の形態の 斜視図である。より大きな井戸(119)は、第1の井戸(104)と第2の井戸(109)と を備え、それらは上記大きな井戸(19)の内部を2つに分割する鉛直な壁によって 分離されている。第1井戸(104)と第2井戸(109)は、脱塩チャンバ(112)でそれ らの底部によって連絡されており、その脱塩チャンバの内部には半透性のフィル タまたは膜(105)が収容されている。この実施の形態によると、上記半透性のフ ィルタまたは膜(105)は、第1の井戸(104)に通じる第1の実質的に水平なダクト (123)と第2の井戸(109)に通じる実質的に水平なダクト(124)との間に配置され る。脱塩チャンバ(122)は脱塩水の出口を持ち、この出口はダクト(125)によって 第4の井戸(126)と通じる。かつ、この井戸を介して、一連の地下の脱塩水槽(11 5)と通じる脱塩ポンピングチャンバ(121)と通じる。この脱塩水ポンピングチャ ンバ(121)は、或る圧力の下で水がフィルタまたは膜(15)から生じるならば、上 記フィルタまたは膜(15)の脱塩水出力レベルの上の或る高さ(例えば、15メー トル)に配置されてもよく、したがって、ポンピングを必要とせずに、水は脱塩 ポンピングチャンバ(121)まで上昇できる。地下脱塩槽(115)とポンピングチャン バ(121)から、脱塩水は、第4の井戸(126)の内部に収容されたダクトまたは第2 の井戸(107)を通って地表面にポンプでくみ上げられる。第4の井戸(126)はリフ ト(112)も収容できる。 続く分配用に準備された地表面の飲料水の立方メートル当たりのエネルギー生 産コストは、例えば、上述された第2の実施の形態によるプラントであって20 0,000m3/dayの生産量のあるプラントに対して算定されることができる。 この算定は今日存在する商業装置に基づいている。 塩水を水頭槽(117)にまでポンプでくみ上げるために、適当な寸法の地下の淡 水槽(115)と水頭槽(117)を用いて、十分な水がこれらの槽に貯蔵されることがで きる。この淡水を地表面にくみ上げるのは、主として夜に行われ、これは夜間料 金を使用する可能性を示唆している。それ故に、日中のプラントの生産は、液体 廃棄物が何等かのポンピングの必要がある第2井戸(109)を通って地表面まで上 がるとすれば、実質的にポンピングすることなく、遂行され得る。 基本的に、第1の操業の段階において海から海水を取り、かつ濾過装置によっ て不純物の無いものにするというポンプの消費量に対応して0.7Kw.hのエネル ギコストを算定することができる。この消費量は、今日、最悪の濾過条件に対す る古典的プラントに相当する最大値である。さらに、全天然の塩水を水頭槽に上 昇させるために0.50Kw.hの消費量が算定される。 最後に、脱塩された飲料水を640mの深さから分配槽に上げるために2.01 Kw.hの消費量を算定できる。 したがって、全消費量は3.21Kw.hとなる。 現在、従来の脱塩プラントにおいては、70気圧の圧力で膜装置を通り天然の 塩水の100%をポンプでくみ上げる必要があるために、消費される最小値とし て、同一の濾過条件に対して、かつ従来使用されているタービンポンプで得られ るエネルギーの最大回収を考慮して、対応する全消費量が4.6Kw.hになる。 本発明によって達成されるエネルギー節約は、かなりのものであることが分か る。
【手続補正書】特許法第184条の7第1項 【提出日】1996年9月23日 【補正内容】 訂正請求の範囲 1.少なくとも1つの海水入口(1,101)と、 上記海水入口からやって来る海水を導くための手段(2)と、 海水柱を設立するための手段(3,104)と、 上記海水柱(3,104)の底部端(3b)の領域に、かつ標準海水面の以下の高さに設 けられた逆浸透淡水化手段(4,105)と、 上記逆浸透淡水化手段(4,105)からやって来る塩水を導く手段(6,109)とを備え 、 上記海水柱を設立するための手段(3,104)は、この海水柱が、上記逆浸透淡水 化手段(4,105)において逆浸透現象を生じさせて、海水を淡水化された水と塩水 に分離するのに実質上寄与する圧力を加えるような高さを有する淡水化プラント において、 この淡水化プラントは、海水面の上方の所定の高さに設けられた少なくとも1 つの海水高架水槽(7,117)を備え、この海水高架水槽(7,117)は、上記海水柱と連 通するとともに、上記塩水が揚水を要することなく地表に到達するに十分な高さ に設けられていることを特徴とする淡水化プラント。 2.請求項1に記載の淡水化プラントにおいて、上記海水入口から上記海水高架 水槽(7,117)へ海水を揚水するためのポンプ手段(8,118)を備えることを特徴とす る淡水化プラント。 3.請求項2に記載の淡水化プラントにおいて、上記海水高架水槽(7,117)は、 上記淡水化プラントに上記ポンプ手段(8,118)から海水を受けることなくかなり の時間に亘って海水を供給するに十分な海水蓄積容積を有することを特徴とする 淡水化プラント。 4.請求項3に記載の淡水化プラントにおいて、上記海水蓄積容積は、毎日処理 される全海水の2/3に相当することを特徴とする淡水化プラント。 5.請求項1乃至4のいずれか1つに記載の淡水化プラントにおいて、この淡水 化プラントは、上記海水高架水槽(7,117)から出てくる海水の前処理をするため の前処理手段(9,116)を備え、この前処理装置は、上記海水高架水槽(7,117)と上 記海水柱(3,104)の頂部領域(3a)との間に設けられることを特徴とする淡水化プ ラント。 6.請求項5のに記載の淡水化プラントにおいて、上記前処理手段(9,116)は、 上記海水高架水槽(7,117)の下方略40メートルに設けられることを特徴とする淡 水化プラント。 7.請求項1乃至6のいずれか1つに記載の淡水化プラントにおいて、上記海水 柱(3,104)は、略700メートルの高さを有することを特徴とする淡水化プラント。 8.請求項1乃至7のいずれか1つに記載の淡水化プラントにおいて、上記海水 高架水槽は、上記逆浸透淡水化手段の上方略740メートルに設けられることを特 徴とする淡水化プラント。 9.請求項1乃至8のいずれか1つに記載の淡水化プラントにおいて、この淡水 化プラントは、上記塩水の残留エネルギを利用することによって電気エネルギを 発生するための手段(10)を備えることを特徴とする淡水化プラント。 10.請求項9に記載の淡水化プラントにおいて、上記電気エネルギを発生する ための手段(10)は、発電機に連結されるとともに上記逆浸透淡水化手段からやっ て来る塩水によって動かされる少なくとも1つのタービンを備えることを特徴と する淡水化プラント。 11.請求項9または10に記載の淡水化プラントにおいて、この淡水化プラン トは、上記逆浸透淡水化手段(4,105)の高さよりも高い所に設けられた塩水を蓄 えるための塩水タンク(11)を備えることを特徴とする淡水化プラント。 12.請求項11に記載の淡水化プラントにおいて、塩水導管手段(6,109)が、 上記逆浸透淡水化手段(4,105)の出口から上記塩水タンク(11)に上記塩水を導く ことを特徴とする淡水化プラント。 13.請求項11に記載の淡水化プラントにおいて、上記塩水導管手段(6,109) が、上記逆浸透淡水化手段(4,105)の出口から上記タービンへ上記塩水を導くこ とを特徴とする淡水化プラント。 14.請求項12に記載の淡水化プラントにおいて、上記塩水タンク(11)が設け られる高さは、揚水を要さずに上記塩水がこの塩水タンクに到達するようなもの であることを特徴とする淡水化プラント。 15.請求項11乃至14のいずれか1つに記載の淡水化プラントにおいて、上 記塩水タンク(11)の蓄積容積は、毎日生じる全塩水の5/6に相当することを特 徴とする淡水化プラント。 16.請求項11乃至15に記載の淡水化プラントにおいて、上記逆浸透淡水化 手段(4,105)は、標準海水面と海水面下640メートルの間の高さに設けられること を特徴とする淡水化プラント。 17.請求項1乃至16のいずれか1つに記載の淡水化プラントにおいて、上記 海水柱(3,104)の高さは、この海水柱の重量が、上記逆浸透淡水化手段(4,105)に おいて逆浸透現象を生じさせるに十分な圧力を加えるようなものであることを特 徴とする淡水化プラント。 18.請求項16に記載の淡水化プラントにおいて、上記塩水タンク(11)からや って来る塩水は、上記電気エネルギを発生するための手段(10)のタービンを所定 時間だけ動かすことを特徴とする淡水化プラント。 19.請求項17に記載の淡水化プラントにおいて、この淡水化プラントは、上 記逆浸透淡水化手段(4,105)からやって来る淡水化された水を地表へ揚水するた めのポンプ手段(12)を備えることを特徴とする淡水化プラント。 20.請求項18または19に記載の淡水化プラントにおいて、上記淡水化され た水を地表へ揚水するに必要なエネルギは、少なくとも部分的に上記電気エネル ギを発生するための手段(10)から得られることを特徴とする淡水化プラント。 21.請求項9または10に記載の淡水化プラントにおいて、上記海水柱(3,104 )の高さは、この海水柱の重量が上記逆浸透淡水化手段(4)において逆浸透現象を 生じるさせるに十分な圧力を加えるに必要な高さよりも低いものであることを特 徴とする淡水化プラント。 22.請求項21に記載の淡水化プラントにおいて、上記逆浸透淡水化手段(4,1 05)において逆浸透現象を生じるさせるに必要な圧力は、上記海水柱によって加 えられる圧力を、少なくとも1つのポンプによって加えらえる圧力で補完して達 成されることを特徴とする淡水化プラント。 23.請求項22に記載の淡水化プラントにおいて、上記ポンプ(13)を動かすに 必要なエネルギは、上記電気エネルギを発生するための手段(10)から来ることを 特徴とする淡水化プラント。 24.請求項1乃至23のいずれか1つに記載の淡水化プラントにおいて、上記 逆浸透淡水化手段(4,105)は、フィルタまたは半透膜(14)からなることを特徴と する淡水化プラント。 25.請求項1乃至24のいずれか1つに記載の淡水化プラントにおいて、この 淡水化プラントは、淡水化された水を蓄えるためのタンク(15,110,115)を備える ことを特徴とする淡水化プラント。 26.請求項25に記載の淡水化プラントにおいて、上記タンク(15,110,115)は 、上記逆浸透淡水化手段(4,105)の上方に、淡水化された水が上記タンクに揚水 を要することなく自然の圧力によって到達するような高さに上げられていること を特徴とする淡水化プラント。 27.請求項1乃至26のいずれか1つに記載の淡水化プラントにおいて、上記 海水導管手段(2)と塩水導管手段(6,109)と上記海水柱を設立するための手段(3, 104)とは、本質的に鉛直な主パイプライン内に設けられた本質的に鉛直な複数 のパイプライン(16)からなり、上記主パイプラインの直径は、上記複数のパイプ ラインの直径よりも大きいことを特徴とする淡水化プラント。 28.請求項27に記載の淡水化プラントにおいて、より大きい直径をもつ上記 主パイプライン(17,119)は、スライドプラットホーム(19)のための自由内部空間 (18)を備えることを特徴とする淡水化プラント。 29.請求項1乃至26のいずれか1つに記載の淡水化プラントにおいて、上記 塩水導管手段と上記海水柱を設立する手段とは、地中に設けられた第1と第2の 井戸を備えることを特徴とする淡水化プラント。 30.請求項1乃至26のいずれか1つに記載の淡水化プラントにおいて、この 淡水化プラントは、上記海水高架水槽(7,117)が立坑内に収容されたパイプライ ンによって上記逆浸透淡水化手段(4,105)に連通した状態で地下にあることを特 徴とする淡水化プラント。 31.自然の圧力により逆浸透によって海水を淡水化するための方法であって、 海水は、内部に逆浸透淡水化手段(4,105)が備えられた少なくとも1つの導管 に導かれ、上記逆浸透淡水化手段は、海水面よりも下の高さに設けられ、 上記逆浸透淡水化手段(4,105)は、上記導管内で上記逆浸透淡水化手段の上に 設けられる海水柱(3,104)が、上記逆浸透淡水化手段(4,105)において逆浸透現象 を生じさせるのに実質上寄与する圧力を加えるように設けられて、淡水化された 水と塩水が得られるような淡水化方法において、 上記海水を上記導管に導く前に、この海水は、上記逆浸透淡水化手段から来る 塩水が揚水を要することなく上記地表に到達するに十分な高さに設けられた高架 水槽(7,117)に導かれることを特徴とする淡水化方法。 32.請求項31に記載の淡水化方法において、上記逆浸透処理の結果得られる 塩水は、発電機に連結された少なくとも1つのタービンを動かすために用いられ 、発生されたエネルギは、淡水化での消費自体のためや電力網に戻すために用い られることを特徴とする淡水化方法。 33.請求項31または32に記載の淡水化方法において、上記海水は、所定時 間の間だけ上記海水高架水槽(7,117)へポンプで揚水されることを特徴とする淡 水化方法。 34.請求項33に記載の淡水化方法において、上記海水高架水槽(7,117)に導 かれた海水は、海水の揚水に対応する時間長を補完する時間の間だけ上記海水高 架水槽内に蓄積されることを特徴とする淡水化方法。 35.請求項34に記載の淡水化方法において、海水を蓄積する所定の蓄積時間 は、毎日の全操業時間の2/3に相当することを特徴とする淡水化方法。 36.請求項31乃至38のいずれか1つに記載の淡水化方法において、上記逆 浸透淡水化手段(4,105)から来る上記塩水は、上記タービンに取り込まれる前に 、揚水を要することなく自然の圧力によってその高さまで上昇するような高さに 設けられた高架の上記塩水タンク(11)に導かれることを特徴とする淡水化方法。 37.請求項36に記載の淡水化方法において、上記塩水は、上記塩水タンク(1 1)に特定時間だけ蓄積されることを特徴とする淡水化方法。 38.請求項37に記載の淡水化方法において、上記所定時間は、毎日の全操業 時間の5/6に相当することを特徴とする淡水化方法。 39.請求項38に記載の淡水化方法において、上記塩水は、毎日の上記全操業 時間の1/6に相当する時間の間だけ上記タービンを動かすことを特徴とする淡 水化方法。 40.請求項36乃至39のいずれか1つに記載の淡水化方法において、発生さ れた電気エネルギは、飲料水が上記逆浸透淡水化手段(4,105)から出てきたとき に、この淡水化された水を輸送するためのポンプ(12)に供給するために用いられ ることを特徴とする淡水化方法。 41.請求項31乃至39のいずれか1つに記載の淡水化方法において、発生さ れた電気エネルギは、上記塩水を推進するとともに上記海水柱(3,104)の重量に よって加えられる圧力を補完するポンプ(13)に供給するために用いられることを 特徴とする淡水化方法。 42.請求項31乃至41のいずれか1つに記載の淡水化方法において、この淡 水化方法は、高さを設立するために淡水化プラントのあり得る地形上の位置を利 用するものであり、 上記逆浸透淡水化手段(4,105)と、 上記海水高架水槽(7,117)と、 上記タービンとが、 上記ポンプによって用いられる電気エネルギ消費と上記タービンによって生産 される電気エネルギの生産との差が最小になるのを可能にするように設けられて いることを特徴とする淡水化方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 P9502446 (32)優先日 1995年12月12日 (33)優先権主張国 スペイン(ES) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),AU,BG,BR,CA,CN,GE,I S,JP,KP,KR,LR,MX,NO,NZ,PL ,RO,SG,TR,US,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.少なくとも1つの海水入口(1,101)と、 上記海水入口からやって来る海水を導くための手段(2)と、 海水柱を設立するための手段(3,104)と、 上記海水柱(3,104)の底部端(3b)の領域に設けられた逆浸透淡水化手段(4,105) と、 上記逆浸透淡水化手段(4,105)からやって来る淡水化された水を導く手段(5,10 7)と、 上記逆浸透淡水化手段(4,105)からやって来る塩水を導く手段(6,109)とを備え 、 上記海水柱を設立するための手段(3,104)は、この海水柱が、上記逆浸透淡水 化手段(4,105)において逆浸透現象を生じさせて、海水を淡水化された水と塩水 に分離するのに実質上寄与する圧力を加えるような高さを有する淡水化プラント において、 この淡水化プラントは、上記海水柱(3,104)の頂部領域(3a)の上方の所定の高 さに設けられた少なくとも1つの海水高架水槽(7,117)を備え、この海水高架水 槽(7)は、上記海水柱と連通していることを特徴とする淡水化プラント。 2.請求項1に記載の淡水化プラントにおいて、上記海水入口から上記海水高架 水槽(7,117)へ海水を揚水するためのポンプ手段(8,118)を備えることを特徴とす る淡水化プラント。 3.請求項2に記載の淡水化プラントにおいて、上記海水高架水槽(7,117)は、 上記淡水化プラントに上記ポンプ手段(8,118)から海水を受けることなくかなり の時間に亘って海水を供給するに十分な海水蓄積容積を有することを特徴とする 淡水化プラント。 4.請求項3に記載の淡水化プラントにおいて、上記海水蓄積容積は、毎日処理 される全海水の2/3に相当することを特徴とする淡水化プラント。 5.請求項1乃至4のいずれか1つに記載の淡水化プラントにおいて、この淡水 化プラントは、上記海水高架水槽(7,117)から出てくる海水の前処理をするため の前処理手段(9,116)を備え、この前処理装置は、上記海水高架水槽(7,117)と上 記海水柱(3,104)の頂部領域(3a)との間に設けられることを特徴とする淡水化プ ラント。 6.請求項1乃至5のいずれか1つに記載の淡水化プラントにおいて、この淡水 化プラントは、上記塩水の残留エネルギを利用することによって電気エネルギを 発生するための手段(10)を備えることを特徴とする淡水化プラント。 7.請求項6に記載の淡水化プラントにおいて、上記電気エネルギを発生するた めの手段(10)は、発電機に連結されるとともに上記逆浸透淡水化手段からやって 来る塩水によって動かされる少なくとも1つのタービンを備えることを特徴とす る淡水化プラント。 8.請求項6または7に記載の淡水化プラントにおいて、この淡水化プラントは 、上記逆浸透淡水化手段(4,105)の高さよりも高い所に設けられた塩水を蓄える ための塩水タンク(11)を備えることを特徴とする淡水化プラント。 9.請求項8に記載の淡水化プラントにおいて、塩水導管手段(6,109)が、上記 逆浸透淡水化手段(4,105)の出口から上記塩水タンク(11)に上記塩水を導くこと を特徴とする淡水化プラント。 10.請求項8に記載の淡水化プラントにおいて、上記塩水導管手段(6,109)が 、上記逆浸透淡水化手段(4)の出口から上記タービンへ上記塩水を導くことを特 徴とする淡水化プラント。 11.請求項9に記載の淡水化プラントにおいて、上記塩水タンクが設けられる 高さは、揚水を要さずに上記塩水がこの塩水タンクに到達するようなものである ことを特徴とする淡水化プラント。 12.請求項8乃至11のいずれか1つに記載の淡水化プラントにおいて、上記 塩水タンク(11)の蓄積容積は、毎日生じる全塩水の5/6に相当することを特徴 とする淡水化プラント。 13.請求項8乃至12に記載の淡水化プラントにおいて、上記逆浸透淡水化手 段(4)は、標準海水面と同じ高さに設けられることを特徴とする淡水化プラント 。 14.請求項13に記載の淡水化プラントにおいて、上記海水柱(3,104)の高さ は、この海水柱が、上記逆浸透淡水化手段(4,105)において逆浸透現象を生じさ せるに十分な圧力を加えるようなものであることを特徴とする淡水化プラント。 15.請求項14に記載の淡水化プラントにおいて、上記塩水タンク(11)からや って来る塩水は、上記電気エネルギを発生するための手段(10)のタービンを所定 時間だけ動かすことを特徴とする淡水化プラント。 16.請求項13乃至15のいずれか1つに記載の淡水化プラントにおいて、上 記海水柱の高さは700mであり、上記前処理手段は上記海水高架水槽の上方60m に設けられ、上記塩水タンクは上記逆手浸透淡水化手段の上方640mに設けられ ることを特徴とする淡水化プラント。 17.請求項8乃至12のいずれか1つに記載の淡水化プラントにおいて、上記 逆浸透淡水化手段(4)は、上記海水面と640mの間の高さに設けられることを特徴 とする淡水化プラント。 18.請求項17に記載の淡水化プラントにおいて、上記海水柱の高さは、この 海水柱の重量が上記逆浸透淡水化手段(4)において逆浸透現象を生じるさせるに 十分な圧力を加えるようなものであることを特徴とする淡水化プラント。 19.請求項18に記載の淡水化プラントにおいて、上記塩水タンクからやって 来る上記塩水は、上記電気エネルギを発生するための手段(10)のタービンを所定 時間だけ動かすことを特徴とする淡水化プラント。 20.請求項18に記載の淡水化プラントにおいて、この淡水化プラントは、上 記逆浸透淡水化手段(4)からやって来る淡水化された水を地表へ揚水するための ポンプ手段(12)を備えることを特徴とする淡水化プラント。 21.請求項19または20に記載の淡水化プラントにおいて、上記淡水化され た水を地表へ揚水するに必要なエネルギは、少なくとも部分的に上記電気エネル ギを発生するための手段(10)から得られることを特徴とする淡水化プラント。 22.請求項6または7に記載の淡水化プラントにおいて、上記逆浸透淡水化手 段(4)は、海水面と同じ高さであることを特徴とする淡水化プラント。 23.請求項6,7,22のいずれか1つに記載の淡水化プラントにおいて、上記 海水柱(3)の高さは、この海水柱が上記逆浸透淡水化手段(4)において逆浸透現象 を生じるさせるに十分な圧力を加えるに必要な高さよりも低いものであることを 特徴とする淡水化プラント。 24.請求項23に記載の淡水化プラントにおいて、上記逆浸透淡水化手段(4) において逆浸透現象を生じるさせるに必要な圧力は、上記海水柱によって加えら れる圧力を、少なくとも1つのポンプによって加えらえる圧力で補完して達成さ れることを特徴とする淡水化プラント。 25.請求項24に記載の淡水化プラントにおいて、上記ポンプを動かすに必要 なエネルギは、上記電気エネルギを発生するための手段(10)から来ることを特徴 とする淡水化プラント。 26.請求項1乃至25のいずれか1つに記載の淡水化プラントにおいて、上記 逆浸透淡水化手段(4)は、半透フィルタまたは半透膜(14)からなることを特徴と する淡水化プラント。 27.請求項1乃至26のいずれか1つに記載の淡水化プラントにおいて、この 淡水化プラントは、淡水化された水を蓄えるためのタンク(15,110,115)を備える ことを特徴とする淡水化プラント。 28.請求項27に記載の淡水化プラントにおいて、上記タンク(15,110)は、上 記逆浸透淡水化手段の上方に、淡水化された水が上記タンクに揚水を要すること なく自然の圧力によって到達するような高さに持ち上げて設けられていることを 特徴とする淡水化プラント。 29.請求項1乃至28のいずれか1つに記載の淡水化プラントにおいて、上記 海水導管手段(2)と塩水導管手段(6)と上記海水柱を設立するための手段(3,104) とは、本質的に鉛直な主パイプライン内に設けられた本質的に鉛直な複数のパイ プライン(16)からなり、上記主パイプラインの直径は、上記複数のパイプライン の直径よりも大きいことを特徴とする淡水化プラント。 30.請求項29に記載の淡水化プラントにおいて、より大きい直径をもつ上記 主パイプライン(17)は、スライドプラットホーム(19)のための自由内部空間を備 えることを特徴とする淡水化プラント。 31.請求項1乃至28のいずれか1つに記載の淡水化プラントにおいて、上記 海水導管手段と上記塩水導管手段と上記海水柱を設立するための手段とは、上記 淡水化プラントが設けられる海に接近した地形の外郭に沿った複数の傾いたパイ プラインからなることを特徴とする淡水化プラント。 32.請求項1乃至28のいずれか1つに記載の淡水化プラントにおいて、この 淡水化プラントは、海に最も近い適切な特性の標高を利用して外部に設けられて いることを特徴とする淡水化プラント。 33.請求項1乃至28のいずれか1つに記載の淡水化プラントにおいて、この 淡水化プラントは、上記海水高架水槽(7,117)が立坑内に収容されたパイプライ ンによって上記逆浸透淡水化手段(4,105)に連通した状態で地下にあることを特 徴とする淡水化プラント。 34.自然の圧力により逆浸透によって海水を淡水化するための方法において、 海水は、海水入口(1)から高架水槽(7,117)に導かれ、 上記海水は、逆浸透淡水化手段(4,105)が内部に備えられた少なくとも1つの 導管に導かれ、 上記逆浸透淡水化手段(4,105)は、上記導管内で上記逆浸透淡水化手段の上に 設けられる海水柱(3,104)が、上記逆浸透淡水化手段(4,105)において逆浸透現象 を生じさせるのに実質上寄与する圧力を加えるように設けられていることを特徴 とする淡水化方法。 35.請求項34に記載の淡水化方法において、上記逆浸透処理の結果得られる 塩水は、発電機に連結された少なくとも1つのタービンを動かすために用いられ 、発生されたエネルギは、淡水化での消費自体のためや電力網に戻すために用い られることを特徴とする淡水化方法。 36.請求項35に記載の淡水化方法において、上記海水は、所定時間の間だけ 上記海水高架水槽(7,117)へポンプで揚水されることを特徴とする淡水化方法。 37.請求項36に記載の淡水化方法において、上記海水高架水槽(7,117)に導か れた海水は、海水の揚水に対応する時間長を補完する時間の間だけ上記海水高架 水槽内に蓄積されることを特徴とする淡水化方法。 38.請求項37に記載の淡水化方法において、海水を蓄積する所定の蓄積時間 は、毎日の全操業時間の2/3に相当することを特徴とする淡水化方法。 39.請求項34乃至38のいずれか1つに記載の淡水化方法において、上記逆 浸透淡水化手段(4)から来る上記塩水は、上記タービンに取り込まれる前に、揚 水を要することなく自然の圧力によってその高さまで上昇するような高さに設け られた高架の上記塩水タンク(11)に導かれることを特徴とする淡水化方法。 40.請求項39に記載の淡水化方法において、上記塩水は、上記塩水タンク(1 1)に所定時間だけ蓄積されることを特徴とする淡水化方法。 41.請求項40に記載の淡水化方法において、上記所定時間は、毎日の全操業 時間の5/6に相当することを特徴とする淡水化方法。 42.請求項41に記載の淡水化方法において、上記塩水は、毎日の上記全操業 時間の1/6に相当する時間の間だけ上記タービンを動かすことを特徴とする淡 水化方法。 43.請求項39乃至42のいずれか1つに記載の淡水化方法において、発生さ れた電気エネルギは、飲料水が上記逆浸透淡水化手段(4)から出てきたときに、 この飲料水を輸送するためのポンプ(12)に供給するために用いられることを特徴 とする淡水化方法。 44.請求項34乃至42のいずれか1つに記載の淡水化方法において、発生さ れた電気エネルギは、上記塩水を推進するとともに上記海水柱(3)の重量によっ て加えられる圧力を補完するポンプ(13)に供給するために用いられることを特徴 とする淡水化方法。 45.請求項34乃至44のいずれか1つに記載の淡水化方法において、この淡 水化方法は、高さを設立するために淡水化プラントのあり得る地形上の位置を利 用するものであり、 上記逆浸透淡水化手段(4)と、 上記海水高架水槽(7)と、 上記タービンとが、 上記ポンプによって用いられる電気エネルギ消費と上記タービンによって生産 される電気エネルギの生産との差が最小になるのを可能にするように設けられて いることを特徴とする淡水化方法。
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