JPH10501127A - 搾乳ユニットのための接続装置 - Google Patents

搾乳ユニットのための接続装置

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JPH10501127A JP8500735A JP50073596A JPH10501127A JP H10501127 A JPH10501127 A JP H10501127A JP 8500735 A JP8500735 A JP 8500735A JP 50073596 A JP50073596 A JP 50073596A JP H10501127 A JPH10501127 A JP H10501127A
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Abstract

(57)【要約】 滑り弁(31)を有する弁箱(9)と接続部材(8)とを備えた牛乳管路(4)に搾乳ユニット(1)を接続するための接続装置。接続部材(8)は弁箱(9)に取外し自在に接続されるような構造になっている。案内手段(44)は接続部材(8)の接続作業中に弁箱(9)に対して接続部材(8)を確実に案内するために設けられている。滑り弁(31)は、閉位置において上記開口(30)を覆うように、そして開位置において上記開口(30)の覆いを外すようになっている。本発明によると、受け部材(43)は、接続部材(8)が弁箱(9)に向かって移動している間、接続部材(8)が上記案内手段(44)によって弁箱(9)に嵌め込まれる位置まで接続部材(8)を案内するようになっている。他の手段として、それぞれある所定の位置で、滑り弁(31)に接続部材(8)を連結し、そして滑り弁(31)から接続部材(8)を切り離すために、連結装置(47)が備えられている。

Description

【発明の詳細な説明】 搾乳ユニットのための接続装置 発明の分野 本発明は、搾乳配管施設において牛乳管路に搾乳ユニットを接続するための接 続装置に関する。 背景 このような接続装置に伴う問題は、当該施設全体にわたって洗浄溶剤がすすぎ 落とされるための搾乳配管施設の洗浄中に、規定の衛生上の要求を満たすために 、牛乳の付着している面は全て洗い清めることができなければならないというこ とである。 特許SE−C−174 540号には、公知の接続装置の1つが記載されてお り、これには牛乳管路に取り付けられている弁箱と搾乳ユニットに接続されてい る接続部材とが含まれている。この接続部材を弁箱に接続するとき、接続部材の ノブがほぼ半球状の本体の窪みに正確に嵌め込まれなければならず、その後に、 牛乳管路と搾乳ユニットとの連絡がなされるように、接続部材の開口が弁箱の開 口のちょうど正面にくる位置へ、上記本体を手で回転させなければならない。 上述の接続装置においては、接続部材は上記の半球状の本体と一緒に回転させ なければならず、そのため接続操作に望ましくない複雑さが生じるという欠点が ある。 特許DE−A−2 637 117号には、確かに回転動作を必要としない接 続装置が記載されているが、この装置では、接続がなされる前に、接続部材の2 本の継管が弁箱の対応する2つの穴に正確に嵌め込まれなければならないので、 それが重大な欠点になっている。搾乳者は更に、弁箱に接続部材を接続するため に、2つの動作、すなわち最初は弁箱への移動、その後に垂直な移動を行わなけ ればならない。 特許DE−4 003 367号には、上述の回転動作を必要としないもう一 つの接続装置が記されている。この装置は受け部材を備えているが、これは図面 に示されているように、牛乳管路に垂直に取り付けられるものなので、この部材 を持ち上げなければならず、これは搾乳者には不必要な作業である。そのうえ、 上記接続部材は、一方向に向かって弁箱まで動かし、その後に弁箱内で全く別の 方向に動かさなければならないので、一度の動作で弁箱に接続できない。 R.J.フルウッド・アンド・ブランド社は『ダリ・ライン・ステーション』 という名称の弁箱とそして『ダリ・ライン・グライド』という名称の接続部材を 備えている接続装置を製造し、そして市販している。この接続部材は確かに1回 の動作で弁箱に接続することができるが、弁箱は、この接続部材を接続している 間に、またこれを取り外している間にも、周囲の空気が大量に牛乳管路の中に吸 い込まれるという望ましくないことが生じる形状となっている。 搾乳ユニットを1頭の牛からもう1頭の牛に移動させるとき、接続部材に搾乳 ユニットを連結する牛乳管の中に、ほとんど常に少量の牛乳が残っている。真空 源に接続されているこの牛乳管に接続部材を接続している間に、上記の少量の牛 乳が弁箱にかかる。フルウッドにより市販されている弁箱においては、この弁箱 の表面にかかった少量の牛乳は、搾乳施設の洗浄中に自動的に洗い流されないの で、細菌の繁殖を防ぐために搾乳の度ごとに手で洗い流さなければならないよう な設計になっている。 本発明の1つの目的は、好ましくは実質的に接続部材の1方向の動作で、接続 装置を容易に弁箱に接続できる、論議されている種類の接続装置を供することで ある。 本発明のもう1つの目的は、接続部材の接続中および取外し中における、牛乳 への空気の混入と牛乳の漏出とを防止するか、または少なくとも最小限に抑える ような、弁箱内の弁と接続部材との協働関係を達成することである。 本発明の更にもつ1つの日的は、搾乳配管設備の自動洗浄のみで済ませられる ように、牛乳による接続装置の汚染を防止することである。 本発明の第1の態様によれば、搾乳配管施設における牛乳管路に搾乳ユニット を接続するための接続装置であって、上記牛乳管路には流路を囲みかつ1つの穴 を有する壁体があり、そして上記搾乳ユニットには牛乳を搾り出すための空洞が あり、 − 1つの開口を有し、牛乳管路の壁体にある穴を経由してこの開口が牛乳管路 の流路と連絡するように牛乳管路に取り付けられるようになっている弁箱と、 − 1本の貫通通路を有し、この貫通通路が搾乳ユニットの空洞と連絡するよう に搾乳ユニットに接続されるようになっており、更にこの貫通通路が弁箱の開口 にも連絡するように弁箱に取外し自在に接続されるようになっている接続部材と 、 − 接続部材の直進運動中において、所定の運動経路にしたがって、接続部材を 弁箱に対して第1の位置から第2の位置まで確実に案内する案内手段であり、こ の第2の位置においては接続部材の貫通通路は、弁箱の開口と、牛乳管路の壁体 の穴とを経て、牛乳管路の流路に連絡される案内手段と、 − 閉位置においては、弁箱の上記開口を覆い、そして開位置においてはこの開 口の覆いから外れ、そのうえこの弁部材が上記第1と第2の位置との間の中間位 置にあり、接続部材が確実に案内されて直進運動を行なっている最中のみ、その 閉位置からその開位置への方向に移動するように接続部材によって動作させられ 、開位置においては弁箱の上記開口が接続部材の貫通通路と連絡するように配置 された弁部材と、そして − 弁箱に向かう接続部材の運動中に、上記案内手段によって接続部材が弁箱に 嵌め込まれるように接続部材を上記第1の位置に案内するための受け部材と、 を備えた搾乳配管施設における牛乳管路に搾乳ユニットを接続するための接続装 置が供される。 弁部材は滑り弁によって構成されていることが好ましい。それによって、接続 部材の接続中および取外し中における牛乳の漏出の危険が最小限に抑えられる。 上記第1の位置から上記第2の位置に向かう方向への接続部材の移動中に、滑 り弁が確実に接続部材に接続されるように接続部材を滑り弁に接続するための連 結装置が備えらることが好ましく、この連結装置は更に、上記第2の位置から第 1の位置の方向に移動させられているとき、接続部材の上記中間位置において接 続部材が滑り弁から解放されるようになっている。こうして、接続部材の接続中 および取外し中における牛乳への空気混入の危険が最小限に抑えられる。 連結装置には少なくも1つの連結部材が含まれていることが有利であって、こ の連結部材は、接続部材が上記中間位置にあり、接合しているが作動していない ときには、接続位置または取外し位置に自由に移動することできるが、滑り弁が その中間位置とその上記第2の位置との間を移動している間で接続部材が滑り弁 を作動させているときには、連結部材は滑り弁と接続部材との関係をほぼ不動に 保たせるようになっている。こうして、接続部材と滑り弁との確実な接続が達成 される。 接続部材がその中間位置と上記第2の位置との間にあるときには、弁箱は、連 結部材を上記接続位置に保つような形状であることが望ましい。このようにして 、滑り弁と接続部が共通の動きをしている間に滑り弁と上記接続部材との望まし くない遊離が発生することが防止される。 本発明の第2の態様によれば、搾乳配管施設における牛乳管路に搾乳ユニット を接続するための接続装置であって、上記牛乳管路には流路を囲みかつ1つの穴 を有する壁体があり、そして上記搾乳ユニットには牛乳を搾り出すための空洞が あり、 − 1つの開口を有し、牛乳管路の壁体にある穴を経由してこの開口が牛乳管路 の流路と連絡するように牛乳管路に取り付けられるようになっている弁箱と、 − 1本の貫通通路を有し、この貫通通路が搾乳ユニットの空洞と連絡するよう に搾乳ユニットに接続されるようになっており、更にこの貫通通路が弁箱の開口 にも連絡するように弁箱に取外し自在に接続されるようになっている接続部材と 、 − 接続部材の直進運動中において、所定の運動経路にしたがって、接続部材を 弁箱に対して第1の位置から第2の位置まで確実に案内する案内手段であり、こ の第2の位置においては接続部材の貫通通路は、弁箱の開口と、牛乳管路の壁体 の穴とを経て、牛乳管路の流路に連絡される案内手段と、 − 閉位置においては、弁箱の上記開口を覆い、そして開位置においては、接続 部材の貫通通路と連絡するように、この開口の覆いから外れる滑り弁と、そして − 接続部材が上記第1と第2の位置との間の中間位置にあり、接続部材が確実 に案内されて直進運動を行なっているときに、滑り弁が確実に接続部材に接続さ れるように接続部材を滑り弁に接続させるようになっている連結装置であって、 更に接続部材が上記第2の位置から第1の位置に向かう方向に移動させられてい るとき、接続部材の上記中間位置において接続部材を滑り弁から解放するように なっている連結装置と、 を備えた搾乳配管施設における牛乳管路に搾乳ユニットを接続するための接続装 置が示唆されている。 連結装置には少なくも1つの連結部材が含まれていることが好ましく、この連 結部材は、接続部材が上記中間位置にあり、接合しているが作動していないとき には、接続位置または取外し位置に自由に移動することできるが、滑り弁がその 中間位置とその上記第2の位置との間を移動している間で接続部材が滑り弁を作 動させているときには、連結部材は滑り弁と接続部材との関係をほぼ不動に保た せるようになっている。こうして、接続部材と滑り弁との確実な接続が達成され る。 接続部材がその中間位置と上記第2の位置との間にあるときには、弁箱は、連 結部材を上記接続位置に保つような形状であることが好ましい。これによって、 滑り弁は、その運動中における望ましくない接続部材からの遊離が防止される。 弁箱に向かう接続部材の運動中に、上記案内手段によって接続部材が弁箱に嵌 め込まれるように接続部材を上記第1の位置に案内するための受け部材が設けら れていることが都合がよい。こうして、接続部材は1回の動きで弁箱に接続する ことができる。 図面の簡単な説明 本発明は以下の図面を参照しながら下記により詳細に説明される。 図1は、本発明による接続装置を備えている搾乳設備を示す。 図2Aは、牛乳管路と接続部材に取り付けられている弁箱とを含む、図1に示 されている接続装置を示す。 図2Bは、別の方向から見た、図2Aに示されている接続装置を示す。 図3A〜3Dは、接続部材を弁箱に接続している途中の各段階における、接続 部材と、弁箱と、そしてこの弁箱に配置されている滑り弁とを示している、部分 的な断面を含む斜視図である。 図4A〜4Eは、接続部材の弁箱への接続および滑り弁への連結の各段階を示 す。 図5A〜5Cは、図3A〜3Dと図4A〜4Eに示されている滑り弁とその細 部を示す。 図6Aと6Bは、異なる2方向から見たシーリング部材を示す。 詳細な説明 図1には、搾乳中の牛、すなわちその乳頭に搾乳ユニット1の乳頭カップ2を 取り付けられている牛が示されている。搾乳ユニット1は、制御ユニット5と本 発明による接続装置6とを経由して搾乳配管施設の真空管路3と牛乳管路4に接 続されている。当該の接続装置6は、ここでは接続された状態で示されている。 制御ユニット5はフック7を有し、これによって真空管路3に吊り下げられてい る。 図2Aには、牛乳管路4に取り付けられ、かつこれと接続されている弁箱9に 連結されようとしている接続部材8を含む、本発明による接続装置6が示されて いる。弁箱9はホース10を有し、ホース10は真空管路3に接続されている。 図2Bに示されているように、接続部材8はハンドル11を有し、このハンド ルは第1の突出部12と第2の突出部13とを備えている。第1の貫通通路14 aは、第1の管取付け部16の開口15から第1の突出部12の開口17まで、 ハンドル11を貫通して延びている(図3A参照)。第2の貫通通路14bは、 第2の管取付け部19の開口18から第2の突出部13の開口20までハンドル 11を貫通して延びている(図3A参照)。管取付け部16、19は共に、図2 Aに示されているように、管21、22に接続され、制御ユニット5を経由して 搾乳ユニット1に到っている(図1参照)。 第1の突出部12は更に6か所の凸部23を備え、この凸部23は弁箱9にお けるシーリングを容易にするという役割があるが、その詳細は後に説明されるで あろう。 第2の突出部13は斜縁24と凹部25を備えており、その各機能は図3Dに 関する記述において説明されることになろう。 接続部材8にはまた、プッシュハンドル26とラチェット27を含む鎖錠装置 が備えられおり(図2B参照)、このラチェットは弁箱9の縁部28に留められ るようになっている(図2A参照)。 図3Aは弁箱9の断面図である。弁箱9を牛乳管路4に取付けるために、弁箱 9は通し開口30を有する第1の接続部29を備え、この接続部29は牛乳管路 4の壁体に開けられている穴に差し込まれる。弁箱9は、弁箱9の内側と牛乳管 路4の内部の流路との間に密封接続がなされるように、把持部材(図示されてい ない)によって牛乳管路4に固定することができる。 弁箱9には滑り弁31が備えられており、この滑り弁は、図3Aに示されてい る位置では第1の接続部29の開口30を覆っている。この弁におけるシーリン グを確実にするために、開口30はシーリング部材32(図6Aと6Bも参照) で囲まれている。 滑り弁31は平坦な下面を有し、そして一方の端に止め部材33aを備え、こ の部材は弁箱9の対応する縁部33bに当接することが可能となっている(図3 b参照)。 滑り弁31はまた4箇所の凸部34を有し(図5A参照)、この凸部は弁箱9 の上部壁体(図示されていない)に接し、そして滑動することによって、当該の 滑り弁と、弁箱9のシーリング部材32とのシーリングを一層促進するようにな っている。 滑り弁31には、更にまたほぼU字形の肩部35も備えられており、この肩部 35は、滑り弁31が所望の位置にない場合、この弁を働かせるために長くて細 い部材を受け入れるようになっている。弁箱9は長くて細い部材を受け入れるた めの穴36を有し、このようにして上記のような動作を可能にする。 弁箱9はまた、ホース10の中に挿入されることになる通し開口38を有する 第2の接続部37が備えられており、このホースは真空管路3に接続される。流 路39は、第2の接続部37の開口38を弁箱9の開口40に接続する。弁座4 2に当接するボール41を備えたボール弁は、図3Aに示されている位置におい て、第2の接続部37の開口38を閉じたままに維持するようになっている。 弁箱9は更にまた受け部材43を備えており、この受け部材は、接続部材8が 弁箱9に向かって進んでいる間、接続部材8を受け入れ、そして第1の位置まで 案内するためのものであって(図3A参照)、この第1の位置で上記接続部材8 は、滑り弁31に向かって接続部材8を確実にガイドされた直進運動で案内する ために配置されている案内手段44に更に嵌め込まれる。 弁箱9にはその上、接続部材8のハンドル11のコネクタ46に対応する、電 気接続用のコネタタ45を備えている。これらのコネクタは図3Aでは、接続さ れていない。 図3Bは弁箱9内において中間位置にある接続部材8を示しており、この中間 位置で、連結部材47は接続部材8の第1の突出部12を滑り弁31に連結する 。 図3Cは、そこでは滑り弁31が弁箱9の接続部29の開口30をもはや完全 に覆っておらず、牛乳管路4(図示されていない)の流路と接続部材8の第1の 通路14aとの間にいくらか連絡がある状態になるまで滑り弁31が動かされた ときの位置にある、弁箱9内の接続部材8を示している。 第2の接続部37に到る弁箱9の流路39において、接続部材8の第2の突出 部13は、ほとんどボール弁のところに達するほど挿入されているが、まだシー リングされてはいない。 図3Dは第2の位置にある接続部材8を示しており、この第2の位置では、接 続部材8の第1の通路14aが牛乳管路4の流路と連絡するように、接続部材8 の第1の突出部12が接続部29の開口30のちょうど正面に位置している。接 続部材8が弁箱9のシーリング部材32を密封するように、接続部材8の凸部2 3は弁箱9の図示されていない壁体に当接している。 更に、ボール41は接続部材8の第2の突出部13の斜縁24を離れて持ち上 げられ、この斜縁の凹部25は、真空管路3(図示されていない)と接続部材8 の第2の通路14bとの連絡を可能にする。 この位置においてまた更に、中央の電源よりの電圧が制御ユニット5の脈動装 置(図示されていない)を始動させるように、コネクタ45、46は一体となっ ている。同時に、ラチェット27は弁箱9の前縁28に固定される。 図4Aは、ほぼ漏斗(じょうご)形をしている受け部材43に挿入される途中 の接続部材8と共に示されている弁箱9の上面図である。この形状のために、受 け部材43は、たとえ接続部材8が弁箱9に向かっていくらか傾斜していても、 これを受け入れる。すなわち受け部材43が接続部材8を受け入れかつ上記第1 の位置において案内手段44にこれを案内する。 上記連結装置47には、接続部材8に接続されている突出部48が含まれ、こ の突出部には腰部、すなわち2つの凹部49がある。この連結装置47には更に 、滑り弁31の2つの連結部材50が含まれる。連結部材50は、この滑り弁3 1と接続部材8との共通の運動方向に交差する方向に滑り弁31に対して自由に 移動することができる。弁箱9には1対の凹部52(また、図4C参照)があり 、突出部48の凹部と同様に、連結部材50を受け入れるようになっている。 連結部材50のそれぞれの動きは、下面51aと、対向面を形成する2つの突 起51bと、そして保持部材53とにより2つの方向(図5A参照)に限定され る。連結部材50は、2つの平行な滑り面50aを有するほぼ楕円形であり(図 5B参照)そして2つの端面50cを有するスリット50bを備えている。滑り 面50aは、突起51bの2つの対向面に対して滑動するようになっている。 保持部材53はほぼE字形の断面を持つ(図5C参照)。すなわちこの部材5 3は2本の外側のアーム53aと1本の中央のアーム53bを持つ。この2本の 外側のアームは、保持部材53を2つの突起51bに接続する手段を構成する。 中央のアーム53bは、連結部材50の動きの自由度を制限するために、連結部 材50のスリット50b内に嵌め込まれるようになっている。 簡明のために、保持部材53は図4A〜4Eにおいては上部の連結部材50か ら取り除かれているが、下部の連結部材50の保持部材53は破線で示されてい る。ただし、図5Aと比較することが望ましい。 図4B〜4Eは、図3A〜3Dにおける接続部材8と滑り弁31のそれぞれの 位置関係を示しているが、いずれも上面図である。 図4Bでは、接続部材8は第1の位置と中間位置との間にある。 図4Cにおいては、接続部材8の凹部49は連結部材50のちょうど正面にあ り、そして接続部材8の運動は突出部48と滑り弁31との接触によって、同一 の方向に幾分後者に向かって移動している。弁箱9の凹部52から壁体55への 移行によって、連結部材50は互いに近づき、そして部分的に突出部48の各凹 部49に入るように移動させられる。 弁箱9の壁体55は連結部材50が互いに遠ざかる方向に移動することを妨げ るので、図4Dにおいては連結部材50はもはや滑り弁31に対して自由に移動 することができない。ここで連結部材50は完全に突出部48の凹部49にはま り込んでおり、こうして滑り弁31は接続部材8に確実に接続される。この連結 は、滑り弁31の端面56(図5A参照)が、接続部材8の第1の突出部12の 端面57に密封状態になるように当接する(図2B参照)ような種類のものであ る。この密封状態の当接は、図3Cにおける参照符号58で図示されている。こ のようにして、周囲の空気が接続部29の開口30を通って牛乳管路に吸い込ま れることが防止されるが、これはもし端面56と57の間にスリットが残されて いるなどの他の場合では、吸い込みが生ずる恐れがある。これらの端面は連結装 置の上述の形態の故に、したがって互いに押し合うことになる。 結果として、接続部材8の第1の通路14aが牛乳管路4と連絡するように、 接続部材8の開口17は図4Eにおいて接続部29の開口30のちょうど正面に 位置する。 図6Aは、図3Aにおいて滑り弁31に面している弁箱9のシーリング部材3 2の側面を示す。シーリング部材32は、ゴムのような何らかの適宜なエラスト マー材で作られる。図6Bは、シーリング部材32の裏側を示し、これには、弁 箱9にシーリング部材を取り付けるための溝59と、第1の接続部29の開口3 0のちょうど正面に位置するようになっている開口60と、そして隙間62を形 成する突起模様61とが含まれている。 確かに、シーリング部材32は中実にすること、すなわち突起模様61なしに することもできるが、後に明らかにするように、ある状態ではシーリング部材の 中央部が当該のシーリング面の周縁部より大きい弾性を有するようにすることが 望ましい。 機能 図1に示されている装備で牛を搾乳するとき、搾乳ユニット1および接続部材 8が取り付けられた制御ユニット5がその牛まで運ばれる。無事に到着した制御 ユニット5のフック7を、例えば真空管路3に掛けて吊り下げる。 こうすれば、真空管路3および牛乳管路4との連絡が達成されるように、1回 の動作で接続部材8を弁箱9に接続することができる。これは、上述の受け部材 43の設計に因っている。同時に、制御ユニット5の脈動装置がコネクタ45、 46を介して電源に接続され、そしてラチェット27は弁箱9の縁部28に係止 される。このようにして、搾乳ユニット1は牛の乳頭に取り付けられる状態にな る。 牛の搾乳が終了すると、片手で接続部材8を握り、プッシュハンドル26を指 で押すと、ラチェット27は弁箱9から外れ、そして接続部材8は1回の引っ張 り動作で弁箱9から離れる。 この動作において、当初滑り弁31は連結装置47によって接続部材8に確実 に連結されている。接続部材8が図4Cに示されている位置にまで引っ張られる と、滑り弁31は再び接続部29の開口30を覆う。引張り方向への滑り弁の連 続的な運動は、ここで弁箱9の縁部33bに当接した止め部材33aによって妨 げられる。更に引く運動を続けると、連結部材50は接続部材8の凹部49から 外れて、弁箱9の凹部52に入り、接続部材8は滑り弁31から離れる。このよ うにして、接続部材8は弁箱9から取り外すことができる。 搾乳ユニット1および接続部材8が取り付けられた制御ユニット5が、次に搾 乳される牛の所に運ばれる。制御ユニット5を接続部材8に接続する牛乳の管2 1内には、このとき多くの場合、少量の牛乳が残留している。接続部材8を弁箱 9に接続している間に、この少量の牛乳は図3Cと4Dに示されている位置にお いて、シーリング部材32の開口60のない部分に向かって急速に集まるが、こ れは、接続部材8の開口17と接続部29の開口30とに小さな重なり部分が生 じて、牛乳の管21の内部はすでに牛乳管路4よりの真空による影響を受けてい るからである。 もしシーリング部材32が接続部29の開口を囲むように、すなわち楕円形で はなくほぼ円形になるように形成されているだけであれば、牛乳は弁部材により 覆われていない弁箱9の表面にかかるであろう。確かにシーリング部材32が図 6Aと6Bに示されているような楕円形であっても、中実すなわち突起61や隙 間62がなければ、上述のような少量の牛乳がシーリング部材32にかかるとき に、牛乳が漏出する恐れがでてくるであろう。すなわち、この少量の牛乳の運動 エネルギーが適宜な方法で吸収されない限り、この牛乳は、接続部材8とシーリ ング部材32との間から漏れる恐れがあるほどの速度で、シーリング部材に打ち 当たる。隙間を形成している突起模様61のために、シーリング部材32に少量 の牛乳が当たったとき、この部材32の中央部の窪みによって、このようなエネ ルギーの吸収を行うことができ、一方では漏出が起こらないように、接続部材8 と、シーリング部材32の他の部分とのシーリングが維持される。 連結部材50の数は、これに属する凹部49、52を含めた部材も含み、確か に2つである必要はない。性能上の安全性のためにたとえ2つの方が好ましいと しても、1つの連結部材50でも充分であろう。 この連結部材は上述されたような厳密な形態ではなく、バネで押されたボール のような他の形状の連結部材でもよい。 また、接続部材8および滑り弁31の凸部23、34の数も、それぞれ6個で あったり4個であったりする必要はなく、シーリングを確保するためにはもっと 少ない数、おそらく2個でも充分であろう。 滑り弁は、例えば図4A〜4Eに示されているような直進運動を行う必要がな いことに留意されたい。本発明の枠内において、代替として軸を中心とする回転 運動を行うことも可能であろう。 ボール弁は確かに、例えば滑り弁のような他の種類の弁に変えることができる 。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1996年6月6日 【補正内容】 補正明細書 搾乳ユニットのための接続装置 発明の分野 本発明は、搾乳配管施設において牛乳管路に搾乳ユニットを接続するための接 続装置に関する。 背景 このような接続装置に伴う問題は、当該施設全体にわたって洗浄溶剤がすすぎ 落とされるための搾乳配管施設の洗浄中に、規定の衛生上の要求を満たすために 、牛乳の付着している面は全て洗い清めることができなければならないというこ とである。 特許SE−C−174 540号には、公知の接続装置の1つが記載されてお り、これには牛乳管路に取り付けられている弁箱と搾乳ユニットに接続されてい る接続部材とが含まれている。この接続部材を弁箱に接続するとき、接続部材の ノブがほぼ半球状の本体の窪みに正確に嵌め込まれなければならず、その後に、 牛乳管路と搾乳ユニットとの連絡がなされるように、接続部材の開口が弁箱の開 口のちょうど正面にくる位置へ、上記本体を手で回転させなければならない。 上述の接続装置においては、接続部材は上記の半球状の本体と一緒に回転させ なければならず、そのため接続操作に望ましくない複雑さが生じるという欠点が ある。 特許DE−A−2 637 117号には、確かに回転動作を必要としない接 続装置が記載されているが、この装置では、接続がなされる前に、接続部材の2 本の継管が弁箱の対応する2つの穴に正確に嵌め込まれなければならないので、 それが重大な欠点になっている。搾乳者は更に、弁箱に接続部材を接続するため に、2つの動作、すなわち最初は弁箱への動き、その後に垂直な動きを行わなけ ればならない。 もう一つの公知の接続装置は、特許SE−C−170 120号に記載されて おり、そしてこれは管路に取り付けられる弁箱と、接続部材とを備えている。接 続部材を弁箱に接続するときには、接続部材を先ず弁箱にある円柱形のせん孔内 に嵌め込まなければならない。その後、接続部材の案内手段を弁箱の対応する案 内手段に注意深く嵌め込む必要がある。 特許DE−4 003 367号には、上述の回転動作を必要としないもう一 つの接続装置が記されている。この装置は受け部材を備えているが、これは図面 に示されているように、牛乳管路に垂直に取り付けられるものなので、この部材 を持ち上げなければならず、これは搾乳者には不必要な作業である。そのうえ、 上記接続部材は、一方向に向かって弁箱まで動かし、その後に弁箱内で全く別の 方向に動かさなければならないので、一度の動作で弁箱に接続できない。 R.J.フルウッド・アンド・ブランド社は『ダリ・ライン・ステーション』 という名称の弁箱とそして『ダリ・ライン・グライド』という名称の接続部材を 備えている接続装置を製造し、そして市販している。この接続部材は確かに1回 の動作で弁箱に接続することができるが、弁箱は、この接続部材を接続している 間に、またこれを取り外している間にも、周囲の空気が大量に牛乳管路の中に吸 い込まれるという望ましくないことが生じる形状となっている。 搾乳ユニットを1頭の牛からもう1頭の牛に移動させるとき、接続部材に搾乳 ユニットを連結する牛乳管の中に、ほとんど常に少量の牛乳が残っている。真空 源に接続されているこの牛乳管に接続部材を接続している間に、上記の少量の牛 乳が弁箱にかかる。フルウッドにより市販されている弁箱においては、この弁箱 の表面にかかった少量の牛乳は、搾乳施設の洗浄中に自動的に洗い流されないの で、細菌の繁殖を防ぐために搾乳の度ごとに手で洗い流さなければならないよう な設計になっている。 本発明の1つの目的は、好ましくは実質的に接続部材の1方向の動作で、接続 装置を容易に弁箱に接続できる、論議されている種類の接続装置を供することで ある。 本発明のもう1つの目的は、接続部材の接続中および取外し中における、牛乳 への空気の混入と牛乳の漏出とを防止するか、または少なくとも最小限に抑える ような、弁箱内の弁と接続部材との協働関係を達成することである。 本発明の更にもつ1つの目的は、搾乳配管設備の自動洗浄のみで済ませられる ように、牛乳による接続装置の汚染を防止することである 明によれば、搾乳配管施設における牛乳管路に搾乳ユニットを接続するた めの接続装置であって、上記牛乳管路には流路を囲みかつ1つの穴を有する壁体 があり、そして上記搾乳ユニットには牛乳を搾り出すための空洞があり、 − 1つの開口を有し、牛乳管路の壁体にある穴を経由してこの開口が牛乳管路 の流路と連絡するように牛乳管路に取り付けられるようになっている弁箱と、 − 1本の貫通通路を有し、この貫通通路が搾乳ユニットの空洞と連絡するよう に搾乳ユニットに接続されるようになっており、更にこの貫通通路が弁箱の開口 にも連絡するように弁箱に取外し自在に接続されるようになっている接続部材と 、 − 接続部材の直進運動中において、所定の運動経路にしたがって、接続部材を 弁箱に対して第1の位置から第2の位置まで確実に案内する案内手段であり、こ の第2の位置においては接続部材の貫通通路は、弁箱の開口と、牛乳管路の壁体 の穴とを経て、牛乳管路の流路に連絡される案内手段と、 − 閉位置においては、弁箱の上記開口を覆い、そして開位置においては、接続 部材の貫通通路と連絡するように、この開口の覆いから外れる滑り弁と、そして − 接続部材が上記第1と第2の位置との間の中間位置にあり、接続部材が確実 に案内されて直進運動を行なっているときに、滑り弁が確実に接続部材に接続さ れるように接続部材を滑り弁に接続させるようになっている連結装置であって、 更に接続部材が上記第2の位置から第1の位置に向かう方向に移動させられてい るとき、接続部材の上記中間位置において接続部材を滑り弁から解放するように なっている連結装置と、 を備えた搾乳配管施設における牛乳管路に搾乳ユニットを接続するための接続装 置が示唆されている。 連結装置には少なくも1つの連結部材が含まれていることが好ましく、この連 結部材は、接続部材が上記中間位置にあり、接合しているが作動していないとき には、接続位置または取外し位置に自由に移動することできるが、滑り弁がその 中間位置とその上記第2の位置との間を移動している間で接続部材が滑り弁を作 動させているときには、連結部材は滑り弁と接続部材との関係をほぼ不動に保た せるようになっている。こうして、接続部材と滑り弁との確実な接続が達成され る。 接続部材がその中間位置と上記第2の位置との間にあるときには、弁箱は、連 結部材を上記接続位置に保つような形状であることが好ましい。これによって、 滑り弁は、その運動中における望ましくない接続部材からの遊離が防止される。 弁箱に向かう接続部材の運動中に、上記案内手段によって接続部材が弁箱に嵌 め込まれるように接続部材を上記第1の位置に案内するための受け部材が設けら れていることが都合がよい。こうして、接続部材は1回の動きで弁箱に接続する ことができる。 図面の簡単な説明 本発明は以下の図面を参照しながら下記により詳細に説明される。 図1は、本発明による接続装置を備えている搾乳設備を示す。 図2Aは、牛乳管路と接続部材に取り付けられている弁箱とを含む、図1に示 されている接続装置を示す。 図2Bは、別の方向から見た、図2Aに示されている接続装置を示す。 図3A〜3Dは、接続部材を弁箱に接続している途中の各段階における、接続 部材と、弁箱と、そしてこの弁箱に配置されている滑り弁とを示している、部分 的な断面を含む斜視図である。 図4A〜4Eは、接続部材の弁箱への接続および滑り弁への連結の各段階を示 す。 図5A〜5Cは、図3A〜3Dと図4A〜4Eに示されている滑り弁とその細 部を示す。 図6Aと6Bは、異なる2方向から見たシーリング部材を示す。 詳細な説明 図1には、搾乳中の牛、すなわちその乳頭に搾乳ユニット1の乳頭カップ2を 取り付けられている牛が示されている。搾乳ユニット1は、制御ユニット5と本 発明による接続装置6とを経由して搾乳配管施設の真空管路3と牛乳管路4に接 続されている。当該の接続装置6は、ここでは接続された状態で示されている。 制御ユニット5はフック7を有し、これによって真空管路3に吊り下げられてい る。 図2Aには、牛乳管路4に取り付けられ、かつこれと接続されている弁箱9に 連結されようとしている接続部材8を含む、本発明による接続装置6が示されて いる。弁箱9はホース10を有し、ホース10は真空管路3に接続されている。 図2Bに示されているように、接続部材8はハンドル11を有し、このハンド ルは第1の突出部12と第2の突出部13とを備えている。第1の貫通通路14 aは、第1の管取付け部16の開口15から第1の突出部12の開口17まで、 ハンドル11を貫通して延びている(図3A参照)。第2の貫通通路14bは、 第2の管取付け部19の開口18から第2の突出部13の開口20までハンドル 11を貫通して延びている(図3A参照)。管取付け部16、19は共に、図2 Aに示されているように、管21、22に接続され、制御ユニット5を経由して 搾乳ユニット1に到っている(図1参照)。 第1の突出部12は更に6か所の凸部23を備え、この凸部23は弁箱9にお けるシーリングを容易にするという役割があるが、その詳細は後に説明されるで あろう。 第2の突出部13は斜縁24と凹部25を備えており、その各機能は図3Dに 関する記述において説明されることになろう。 接続部材8にはまた、プッシュハンドル26とラチェット27を含む鎖錠装置 が備えられおり(図2B参照)、このラチェットは弁箱9の縁部28に留められ るようになっている(図2A参照)。 図3Aは弁箱9の断面図である。弁箱9を牛乳管路4に取付けるために、弁箱 9は通し開口30を有する第1の接続部29を備え、この接続部29は牛乳管路 4の壁体に開けられている穴に差し込まれる。弁箱9は、弁箱9の内側と牛乳管 路4の内部の流路との間に密封接続がなされるように、把持部材(図示されてい ない)によって牛乳管路4に固定することができる。 弁箱9には滑り弁31が備えられており、この滑り弁は、図3Aに示されてい る位置では第1の接続部29の開口30を覆っている。この弁におけるシーリン グを確実にするために、開口30はシーリング部材32(図6Aと6Bも参照) で囲まれている。 滑り弁31は平坦な下面を有し、そして一方の端に止め部材33aを備え、こ の部材は弁箱9の対応する縁部33bに当接することが可能となっている(図3 b参照)。 滑り弁31はまた4箇所の凸部34を有し(図5A参照)、この凸部は弁箱9 の上部壁体(図示されていない)に接し、そして滑動することによって、当該の 滑り弁と、弁箱9のシーリング部材32とのシーリングを一層促進するようにな っている。 滑り弁31には、更にまたほぼU字形の肩部35も備えられており、この肩部 35は、滑り弁31が所望の位置にない場合、この弁を働かせるために長くて細 い部材を受け入れるようになっている。弁箱9は長くて細い部材を受け入れるた めの穴36を有し、このようにして上記のような動作を可能にする。 弁箱9はまた、ホース10の中に挿入されることになる通し開口38を有する 第2の接続部37が備えられており、このホースは真空管路3に接続される。流 路39は、第2の接続部37の開口38を弁箱9の開口40に接続する。弁座4 2に当接するボール41を備えたボール弁は、図3Aに示されている位置におい て、第2の接続部37の開口38を閉じたままに維持するようになっている。 弁箱9は更にまた受け部材43を備えており、この受け部材は、接続部材8が 弁箱9に向かって進んでいる間、接続部材8を受け入れ、そして第1の位置まで 案内するためのものであって(図3A参照)、この第1の位置で上記接続部材8 は、滑り弁31に向かって接続部材8を確実にガイドされた直進運動で案内する ために配置されている案内手段44に更に嵌め込まれる。 弁箱9にはその上、接続部材8のハンドル11のコネクタ46に対応する、電 気接続用のコネクタ45を備えている。これらのコネクタは図3Aでは、接続さ れていない。 図3Bは弁箱9内において中間位置にある接続部材8を示しており、この中間 位置で、連結部材47は接続部材8の第1の突出部12を滑り弁31に連結する 。 図3Cは、そこでは滑り弁31が弁箱9の接続部29の開口30をもはや完全 に覆っておらず、牛乳管路4(図示されていない)の流路と接続部材8の第1の 通路14aとの間にいくらか連絡がある状態になるまで滑り弁31が動かされた ときの位置にある、弁箱9内の接続部材8を示している。 第2の接続部37に到る弁箱9の流路39において、接続部材8の第2の突出 部13は、ほとんどボール弁のところに達するほど挿入されているが、まだシー リングされてはいない。 図3Dは第2の位置にある接続部材8を示しており、この第2の位置では、接 続部材8の第1の通路14aが牛乳管路4の流路と連絡するように、接続部材8 の第1の突出部12が接続部29の開口30のちょうど正面に位置している。接 続部材8が弁箱9のシーリング部材32を密封するように、接続部材8の凸部2 3は弁箱9の図示されていない壁体に当接している。 更に、ボール41は接続部材8の第2の突出部13の斜縁24を離れて持ち上 げられ、この斜縁の凹部25は、真空管路3(図示されていない)と接続部材8 の第2の通路14bとの連絡を可能にする。 この位置においてまた更に、中央の電源よりの電圧が制御ユニット5の脈動装 置(図示されていない)を始動させるように、コネクタ45、46は一体となっ ている。同時に、ラチェット27は弁箱9の前縁28に固定される。 図4Aは、ほぼ漏斗(じょうご)形をしている受け部材43に挿入される途中 の接続部材8と共に示されている弁箱9の上面図である。この形状のために、受 け部材43は、たとえ接続部材8が弁箱9に向かっていくらか傾斜していても、 これを受け入れる。すなわち受け部材43が接続部材8を受け入れかつ上記第1 の位置において案内手段44にこれを案内する。 上記連結装置47には、接続部材8に接続されている突出部48が含まれ、こ の突出部には腰部、すなわち2つの凹部49がある。この連結装置47には更に 、滑り弁31の2つの連結部材50が含まれる。連結部材50は、この滑り弁3 1と接続部材8との共通の運動方向に交差する方向に滑り弁31に対して自由に 移動することができる。弁箱9には1対の凹部52(また、図4C参照)があり 、突出部8の凹部と同様に、連結部材50を受け入れるようになっている。 連結部材50のそれぞれの動きは、下面51aと、対向面を形成する2つの突 起51bと、そして保持部材53とにより2つの方向(図5A参照)に限定され る。連結部材50は、2つの平行な滑り面50aを有するほぼ楕円形であり(図 5B参照)そして2つの端面50cを有するスリット50bを備えている。滑り 面50aは、突起51bの2つの対向面に対して滑動するようになっている。 保持部材53はほぼE字形の断面を持つ(図5C参照)。すなわちこの部材5 3は2本の外側のアーム53aと1本の中央のアーム53bを持つ。この2本の 外側のアームは、保持部材53を2つの突起51bに接続する手段を構成する。 中央のアーム53bは、連結部材50の動きの自由度を制限するために、連結部 材50のスリット50b内に嵌め込まれるようになっている。 簡明のために、保持部材53は図4A〜4Eにおいては上部の連結部材50か ら取り除かれているが、下部の連結部材50の保持部材53は破線で示されてい る。ただし、図5Aと比較することが望ましい。 図4B〜4Eは、図3A〜3Dにおける接続部材8と滑り弁31のそれぞれの 位置関係を示しているが、いずれも上面図である。 図4Bでは、接続部材8は第1の位置と中間位置との間にある。 図4Cにおいては、接続部材8の凹部49は連結部材50のちょうど正面にあ り、そして接続部材8の運動は突出部48と滑り弁31との接触によって、同一 の方向に幾分後者に向かって移動している。弁箱9の凹部52から壁体55への 移行によって、連結部材50は互いに近づき、そして部分的に突出部48の各凹 部49に入るように移動させられる。 弁箱9の壁体55は連結部材50が互いに遠ざかる方向に移動することを妨げ るので、図4Dにおいては連結部材50はもはや滑り弁31に対して自由に移動 することができない。ここで連結部材50は完全に突出部48の凹部49にはま り込んでおり、こうして滑り弁31は接続部材8に確実に接続される。この連結 は、滑り弁31の端面56(図5A参照)が、接続部材8の第1の突出部12の 端面57に密封状態になるように当接する(図2B参照)ような種類のものであ る。この密封状態の当接は、図3Cにおける参照符号58で図示されている。こ のようにして、周囲の空気が接続部29の開口30を通って牛乳管路に吸い込ま れることが防止されるが、これはもし端面56と57の間にスリットが残されて いるなどの他の場合では、吸い込みが生ずる恐れがある。これらの端面は連結装 置の上述の形態の故に、したがって互いに押し合うことになる。 結果として、接続部材8の第1の通路14aが牛乳管路4と連絡するように、 接続部材8の開口17は図4Eにおいて接続部29の開口30のちょうど正面に 位置する。 図6Aは、図3Aにおいて滑り弁31に面している弁箱9のシーリング部材3 2の側面を示す。シーリング部材32は、ゴムのような何らかの適宜なエラスト マー材で作られる。図6Bは、シーリング部材32の裏側を示し、これには、弁 箱9にシーリング部材を取り付けるための溝59と、第1の接続部29の開口3 0のちょうど正面に位置するようになっている開口60と、そして隙間62を形 成する突起模様61とが含まれている。 確かに、シーリング部材32は中実にすること、すなわち突起模様61なしに することもできるが、後に明らかにするように、ある状態ではシーリング部材の 中央部が当該のシーリング面の周縁部より大きい弾性を有するようにすることが 望ましい。 機能 図1に示されている装備で牛を搾乳するとき、搾乳ユニット1および接続部材 8が取り付けられた制御ユニット5がその牛まで運ばれる。無事に到着した制御 ユニット5のフック7を、例えば真空管路3に掛けて吊り下げる。 こうすれば、真空管路3および牛乳管路4との連絡が達成されるように、1回 の動作で接続部材8を弁箱9に接続することができる。これは、上述の受け部材 43の設計に因っている。同時に、制御ユニット5の脈動装置がコネクタ45、 46を介して電源に接続され、そしてラチェット27は弁箱9の縁部28に係止 される。このようにして、搾乳ユニット1は牛の乳頭に取り付けられる状態にな る。 牛の搾乳が終了すると、片手で接続部材8を握り、プッシュハンドル26を指 で押すと、ラチェット27は弁箱9から外れ、そして接続部材8は1回の引っ張 り動作で弁箱9から離れる。 この動作において、当初滑り弁31は連結装置47によって接続部材8に確実 に連結されている。接続部材8が図4Cに示されている位置にまで引っ張られる と、滑り弁31は再び接続部29の開口30を覆う。引張り方向への滑り弁の連 続的な運動は、ここで弁箱9の縁部33bに当接した止め部材33aによって妨 げられる。更に引く運動を続けると、連結部材50は接続部材8の凹部49から 外れて、弁箱9の凹部52に入り、接続部材8は滑り弁31から離れる。このよ うにして、接続部材8は弁箱9から取り外すことができる。 搾乳ユニット1および接続部材8が取り付けられた制御ユニット5が、次に搾 乳される牛の所に運ばれる。制御ユニット5を接続部材8に接続する牛乳の管2 1内には、このとき多くの場合、少量の牛乳が残留している。接続部材8を弁箱 9に接続している間に、この少量の牛乳は図3Cと4Dに示されている位置にお いて、シーリング部材32の開口60のない部分に向かって急速に集まるが、こ れは、接続部材8の開口17と接続部29の開口30とに小さな重なり部分が生 じて、牛乳の管21の内部はすでに牛乳管路4よりの真空による影響を受けてい るからである。 もしシーリング部材32が接続部29の開口を囲むように、すなわち楕円形で はなくほぼ円形になるように形成されているだけであれば、牛乳は弁部材により 覆われていない弁箱9の表面にかかるであろう。確かにシーリング部材32が図 6Aと6Bに示されているような楕円形であっても、中実すなわち突起61や隙 間62がなければ、上述のような少量の牛乳がシーリング部材32にかかるとき に、牛乳が漏出する恐れがでてくるであろう。すなわち、この少量の牛乳の運動 エネルギーが適宜な方法で吸収されない限り、この牛乳は、接続部材8とシーリ ング部材32との間から漏れる恐れがあるほどの速度で、シーリング部材に打ち 当たる。隙間を形成している突起模様61のために、シーリング部材32に少量 の牛乳が当たったとき、この部材32の中央部の窪みによって、このようなエネ ルギーの吸収を行うことができ、一方では漏出が起こらないように、接続部材8 と、シーリング部材32の他の部分とのシーリングが維持される。 連結部材50の数は、これに属する凹部49、52を含めた部材も含み、確か に2つである必要はない。性能上の安全性のためにたとえ2つの方が好ましいと しても、1つの連結部材50でも充分であろう。 この連結部材は上述されたような厳密な形態ではなく、バネで押されたボール のような他の形状の連結部材でもよい。 また、接続部材8および滑り弁31の凸部23、34の数も、それぞれ6個で あったり4個であったりする必要はなく、シーリングを確保するためにはもっと 少ない数、おそらく2個でも充分であろう。 滑り弁は、例えば図4A〜4Eに示されているような直進運動を行う必要がな いことに留意されたい。本発明の枠内において、代替として軸を中心とする回転 運動を行うことも可能であろう。 ボール弁は確かに、例えば滑り弁のような他の種類の弁に変えることができる 。 補正された請求の範囲 .搾乳配管施設における牛乳管路に搾乳ユニット(1)を接続するための接 続装置であって、前記牛乳管路(4)には流路を囲みかつ1つの穴を有する壁体 があり、そして前記搾乳ユニット(1)には牛乳を搾り出すための空洞があり、 − 1つの開口(30)を有し、前記牛乳管路(4)の前記壁体にある前記穴を 経由して該開口(30)が前記牛乳管路(4)の前記流路と連絡するように前記 牛乳管路(4)に取り付けられるようになっている弁箱(9)と、 − 1本の貫通通路(14a)を有し、該貫通通路(14a)が搾乳ユニット( 1)の前記空洞と連絡するように前記搾乳ユニット(1)に接続されるようにな っており、更に該貫通通路(14a)が前記弁箱(9)の前記開口(30)にも 連絡するように前記弁箱(9)に取外し自在に接続されるようになっている接続 部材(8)と、 − 前記接続部材(8)の直進運動中において、所定の運動経路にしたがって、 前記接続部材(8)を前記弁箱(9)に対して第1の位置から第2の位置まで確 実に案内する案内手段(44)であり、前記第2の位置においては前記接続部材 (8)の前記貫通通路(14a)は、前記弁箱(9)の前記開口(30)と、前 記牛乳管路(4)の前記壁体の前記穴とを経て、前記牛乳管路(4)の前記流路 に連絡する案内手段(44)と、そして − 閉位置においては、前記弁箱(9)の前記開口(30)を覆い、そして開位 置においては、前記接続部材(8)の前記貫通通路(14a)と連絡するように 、該開口(30)の覆いから外れる滑り弁(31)と、 を備える牛乳管路(4)に搾乳ユニット(1)を接続するための接続装置におい て、 − 前記接続部材(8)が前記第1と第2の位置との間の中間位置にあり、前記 接続部材(8)が確実に案内されて直進運動を行なっているときに、前記滑り弁 (31)が確実に前記接続部材(8)に接続されるように前記接続部材(8)を 前記滑り弁(31)に接続するようになっている連結装置(47)であって、更 に前記接続部材(8)が前記第2の位置から第1の位置に向かう方向に移動させ られているとき、前記接続部材(8)の前記中間位置において前記接続部材(8 )を前記滑り弁(31)から解放するようになっている連結装置(47)を有す る、 ことを特徴とする、搾乳配管施設における牛乳管路に搾乳ユニット(1)を接続 するための接続装置。 .少なくとも前記接続部材(8)が前記第2の位置から前記第1の位置の方 向に移動させられるとき、前記接続部材(8)は前記滑り弁(31)をシールす るような形状である、特許請求の範囲第項記載の接続装置。 .前記連結装置(47)には少なくも1つの連結部材(50)が含まれてお り、前記接続部材(8)が前記中間位置にあり、接合しているが作動していない ときには、該連結部材(50)が接続位置または取外し位置に自由に移動するこ とできるが、前記滑り弁(31)がその中間位置とその前記第2の位置との間を 移動している間で前記接続部材(8)が前記滑り弁(31)を作動させていると きには、前記連結部材(50)は前記滑り弁(31)と前記接続部材(8)との 関係をほぼ不動に保たせるようになっている、特許請求の範囲第項または第 項記載の接続装置。 .前記接続部材(8)がその中間位置と前記第2の位置との間にあるときに は、前記弁箱(9)は前記連結部材(50)を前記接続位置に保つような形状で ある、特許請求の範囲第項記載の接続装置。 .前記弁箱(9)に向かう前記接続部材(8)の運動中に、前記案内手段( 44)によって前記接続部材(8)が前記弁箱(9)に嵌め込まれるように、前 記接続部材(8)を前記第1の位置に案内するための受け部材(43)が設けら れている、特許請求の範囲第項から項までのいずれか1項に記載の接続装置 。 .前記弁箱(9)内の前記接続部材(8)の運動が、前記接続部材(8)が 前記受け部材(43)にまで移動した方向とほぼ同じ方向に生じるように、弁箱 (9)が配置されかつ取り付けられている、特許請求の範囲第項記載の接続装 置。 .前記滑り弁が前記中間位置にあるときには該滑り弁に対して、そして前記 接続部材(8)が前記中間位置にあるときには該接続部材(8)の前記貫通通路 (14a)に対して、前記弁箱(9)の前記開口(30)をシールするためのシ ーリング部材(32)が備えられており、そして前記開口(30)の周縁が前記 貫通通路(14a)の周縁に外接しているとき、少なくとも前記貫通通路(14 a)をシールする程度まで該シーリング部材(32)が前記第1の位置の方向に 延伸して形成されている、前記特許請求の範囲のいずれか1項に記載の接続装置 。 .シーリング部材(32)はある所定域内において該所定域の効果を促進す るための隙間(62)を形成する多数の突起(61)を備えている、特許請求の 範囲第項記載の接続装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ,UG), AM,AT,AT,AU,BB,BG,BR,BY,C A,CH,CN,CZ,CZ,DE,DE,DK,DK ,EE,ES,FI,FI,GB,GE,HU,IS, JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LK,LR,L T,LU,LV,MD,MG,MN,MW,MX,NO ,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG, SI,SK,SK,TJ,TT,UA,UG,US,U Z,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.搾乳配管施設における牛乳管路(4)に搾乳ユニット(1)を接続するた めの接続装置であって、前記牛乳管路(4)には流路を囲みかつ1つの穴を有す る壁体があり、そして前記搾乳ユニット(1)には牛乳を搾り出すための空洞が あり、 − 1つの開口(30)を有し、前記牛乳管路(4)の前記壁体にある前記穴を 経由して該開口(30)が前記牛乳管路(4)の前記流路と連絡するように前記 牛乳管路(4)に取り付けられるようになっている弁箱(9)と、 − 1本の貫通通路(14a)を有し、該貫通通路(14a)が搾乳ユニット( 1)の前記空洞と連絡するように前記搾乳ユニット(1)に接続されるようにな っており、更に該貫通通路(14a)が前記弁箱(9)の前記開口(30)にも 連絡するように前記弁箱(9)に取外し自在に接続されるようになっている接続 部材(8)と、 − 前記接続部材(8)の直進運動中において、所定の運動経路にしたがって、 前記接続部材(8)を前記弁箱(9)に対して第1の位置から第2の位置まで確 実に案内する案内手段であり、前記第2の位置においては前記接続部材(8)の 前記貫通通路(14a)は、前記弁箱(9)の前記開口(30)と、前記牛乳管 路(4)の前記壁体の前記穴とを経て、前記牛乳管路(4)の前記流路に連絡す る案内手段(44)と、そして − 閉位置においては、前記弁箱(9)の前記開口(30)を覆い、そして開位 置においては該開口(30)の覆いから外れ、そのうえ該弁部材(31)が前記 第1と第2の位置との間の中間位置にあり、前記接続部材(8)が確実に案内さ れて直進運動を行なっている最中のみ、その閉位置からその開位置への方向に移 動するように前記接続部材(8)によって動作させられ、開位置においては前記 弁箱(9)の前記開口(30)が前記接続部材(8)の前記貫通通路(14a) と連絡するように配置された弁部材(31)と、 を備える牛乳管路(4)に搾乳ユニット(1)を接続するための接続装置におい て、 − 前記弁箱(9)に向かう前記接続部材(8)の運動中に、前記案内手段(4 4)によって前記接続部材(8)が前記弁箱(9)に嵌め込まれるように前記接 続部材(8)を前記第1の位置に案内するための受け部材(43)が設けられて いる、 ことを特徴とする、搾乳配管施設における牛乳管路(4)に搾乳ユニット(1) を接続するための接続装置。 2.前記弁箱(9)内の前記接続部材(8)の運動が、前記接続部材(8)が 前記受け部材(43)にまで移動した方向とほぼ同じ方向に生じるように、弁箱 (9)が配置されかつ取り付けられている、特許請求の範囲第1項記載の接続装 置。 3.前記弁部材は滑り弁(31)により構成されている、特許請求の範囲第1 項または第2項記載の接続装置。 4.前記第1の位置から前記第2の位置の方向への前記接続部材(8)の移動 中に、前記滑り弁(31)が確実に前記接続部材(8)に接続されるように、前 記接続部材(8)を前記滑り弁(31)に接続するための連結装置(47)が備 えられており、該連結装置(47)は更に前記第2の位置から前記第1の位置の 方向に移動させられているとき、前記接続部材(8)の前記中間位置において前 記接続部材(8)を前記滑り弁(31)から解放するようになっている、特許請 求の範囲第3項記載の接続装置。 5.少なくとも前記接続部材(8)が前記第2の位置から前記第1の位置の方 向に移動させられるとき、前記接続部材(8)は前記滑り弁(31)をシールす るような形状である、特許請求の範囲第4項記載の接続装置。 6.前記連結装置(47)には少なくも1つの連結部材(50)が含まれてお り、前記接続部材(8)が前記中間位置にあり、接合しているが作動していない ときには、該連結部材(50)が接続位置または取外し位置に自由に移動するこ とできるが、前記滑り弁(31)がその中間位置とその前記第2の位置との間を 移動している間で前記接続部材(8)が前記滑り弁(31)を作動させていると きには、前記連結部材(50)は前記滑り弁(31)と前記接続部材(8)との 関係をほぼ不動に保たせるようになっている、特許請求の範囲第4項または第5 項記載の接続装置。 7.前記接続部材(8)がその中間位置と前記第2の位置との間にあるときに は、前記弁箱(9)は前記連結部材(50)を前記接続位置に保つような形状で ある特許請求の範囲第6項記載の接続装置。 8.搾乳配管施設における牛乳管路に搾乳ユニット(1)を接続するための接 続装置であって、前記牛乳管路(4)には流路を囲みかつ1つの穴を有する壁体 があり、そして前記搾乳ユニット(1)には牛乳を搾り出すための空洞があり、 − 1つの開口(30)を有し、前記牛乳管路(4)の前記壁体にある前記穴を 経由して該開口(30)が前記牛乳管路(4)の前記流路と連絡するように前記 牛乳管路(4)に取り付けられるようになっている弁箱(9)と、 − 1本の貫通通路(14a)を有し、該貫通通路(14a)が搾乳ユニット( 1)の前記空洞と連絡するように前記搾乳ユニット(1)に接続されるようにな っており、更に該貫通通路(14a)が前記弁箱(9)の前記開口(30)にも 連絡するように前記弁箱(9)に取外し自在に接続されるようになっている接続 部材(8)と、 − 前記接続部材(8)の直進運動中において、所定の運動経路にしたがって、 前記接続部材(8)を前記弁箱(9)に対して第1の位置から第2の位置まで確 実に案内する案内手段(44)であり、前記第2の位置においては前記接続部材 (8)の前記貫通通路(14a)は、前記弁箱(9)の前記開口(30)と、前 記牛乳管路(4)の前記壁体の前記穴とを経て、前記牛乳管路(4)の前記流路 に連絡する案内手段(44)と、そして − 閉位置においては、前記弁箱(9)の前記開口(30)を覆い、そして開位 置においては、前記接続部材(8)の前記貫通通路(14a)と連絡するように 、該開口(30)の覆いから外れる滑り弁(31)と、 を備える牛乳管路(4)に搾乳ユニット(1)を接続するための接続装置におい て、 − 前記接続部材(8)が前記第1と第2の位置との間の中間位置にあり、前記 接続部材(8)が確実に案内されて直進運動を行なっているときに、前記滑り弁 (31)が確実に前記接続部材(8)に接続されるように前記接続部材(8)を 前記滑り弁(31)に接続するようになっている連結装置(47)であって、更 に前記接続部材(8)が前記第2の位置から第1の位置に向かう方向に移動させ られているとき、前記接続部材(8)の前記中間位置において前記接続部材(8 )を前記滑り弁(31)から解放するようになっている連結装置(47)を有す る、 ことを特徴とする、搾乳配管施設における牛乳管路に搾乳ユニット(1)を接続 するための接続装置。 9.少なくとも前記接続部材(8)が前記第2の位置から前記第1の位置の方 向に移動させられるとき、前記接続部材(8)は前記滑り弁(31)をシールす るような形状である、特許請求の範囲第8項記載の接続装置。 10.前記連結装置(47)には少なくも1つの連結部材(50)が含まれて おり、前記接続部材(8)が前記中間位置にあり、接合しているが作動していな いときには、該連結部材(50)が接続位置または取外し位置に自由に移動する ことできるが、前記滑り弁(31)がその中間位置とその前記第2の位置との間 を移動している間で前記接続部材(8)が前記滑り弁(31)を作動させている ときには、前記連結部材(50)は前記滑り弁(31)と前記接続部材(8)と の関係をほぼ不動に保たせるようになっている、特許請求の範囲第8項または第 9項記載の接続装置。 11.前記接続部材(8)がその中間位置と前記第2の位置との間にあるとき には、前記弁箱(9)は前記連結部材(50)を前記接続位置に保つような形状 である、特許請求の範囲第10項記載の接続装置。 12.前記弁箱(9)に向かう前記接続部材(8)の運動中に、前記案内手段 (44)によって前記接続部材(8)が前記弁箱(9)に嵌め込まれるように、 前記接続部材(8)を前記第1の位置に案内するための受け部材(43)が設け られている、特許請求の範囲第8項から11項までのいずれか1項に記載の接続 装置。 13.前記弁箱(9)内の前記接続部材(8)の運動が、前記接続部材(8) が前記受け部材(43)にまで移動した方向とほぼ同じ方向に生じるように、弁 箱(9)が配置されかつ取り付けられている、特許請求の範囲第11項記載の接 続装置。 14.前記滑り弁が前記中間位置にあるときには該滑り弁に対して、そして前 記接続部材(8)が前記中間位置にあるときには該接続部材(8)の前記貫通通 路(14a)に対して、前記弁箱(9)の前記開口(30)をシールするための シーリング部材(32)が備えられており、そして前記開口(30)の周縁が前 記貫通通路(14a)の周縁に外接しているとき、少なくとも前記貫通通路(1 4a)をシールする程度まで該シーリング部材(32)が前記第1の位置の方向 に延伸して形成されている、前記特許請求の範囲のいずれか1項に記載の接続装 置。 15.シーリング部材(32)はある所定域内において該所定域の効果を促進 するための隙間(62)を形成する多数の突起(61)を備えている、特許請求 の範囲第12項記載の接続装置。
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