JPH1050048A - ハードデイスクドライブの着脱装置 - Google Patents

ハードデイスクドライブの着脱装置

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JPH1050048A
JPH1050048A JP21922096A JP21922096A JPH1050048A JP H1050048 A JPH1050048 A JP H1050048A JP 21922096 A JP21922096 A JP 21922096A JP 21922096 A JP21922096 A JP 21922096A JP H1050048 A JPH1050048 A JP H1050048A
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JP
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lever member
chassis
hard disk
disk drive
lever
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JP21922096A
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Inventor
Yoshiaki Kayukawa
義明 粥川
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Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ハードデイスクドライブの交換作業を容易化さ
せ得るハードデイスクドライブの着脱装置を実現し難か
つた。 【解決手段】ハードデイスクドライブ側に連動して回転
するカム機構を構成する第1及び第2のレバー部材を設
けると共に、第2のレバー部材の周端部に第1の突起部
を設ける一方、シヤーシ側に、ハードデイスクドライブ
のシヤーシ内部への挿入量を規制する規制手段と、ハー
ドデイスクドライブが規制手段により規制されるシヤー
シ内部の最奥部に挿入された状態で第1のレバー部材が
第1の回転方向に回転されたときに第2のレバー部材の
第1の突起部がハードデイスクドライブのシヤーシへの
挿入方向と逆方向から当接する係合部と、この状態で第
1のレバー部材が第1の回転方向と逆方向に回転しない
ように第1のレバー部材をロツクするロツク手段とを設
けるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 発明の属する技術分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図1〜図7) 発明の実施の形態 (1)実施例によるRAIDの全体構成(図1〜図7) (2)第1及び第2のロツク機構部の構成(図2〜図
7) (3)実施例の動作及び効果(図1〜図7) (4)他の実施例(図1〜図7) 発明の効果
【0002】
【発明の属する技術分野】本発明はハードデイスクドラ
イブの着脱装置に関し、例えばRAID(Redundand Ar
ray of Inexpensive Disks)に適用して好適なものであ
る。
【0003】
【従来の技術】近年、放送局用のAV(Audio Visual)
機器にも、画像データ及び音声データ等の各種データを
記憶する記憶手段として、複数台のハードデイスクドラ
イブ(HDD:Hard Disc Drive )からなるRAIDと
呼ばれる記憶装置を利用したものが登場している。
【0004】この場合RAIDは、上述のように複数台
のHDDを搭載しており、さらにこれら各HDDをそれ
ぞれ個別に並列して駆動させることができるため、記憶
容量が大きく、また高速転送レートを達成し得る利点が
ある。またRAIDにおいては、例えば1つのHDD内
に他のHDDに格納したデータのパリテイデータを格納
しておくことで、当該他のHDDが故障した場合におい
てもそのHDDを交換した後、新たなHDD内に元のH
DD内に格納されたデータを修復し得るなど、記憶装置
としての信頼性が高い利点もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところでこのようなR
AIDでは、通常、各HDDがそれぞれねじを用いてシ
ステム内の所定位置に固定されており、これにより各H
DDをそれぞれ個別にかつ容易に着脱し得るようになさ
れている。またRAIDのなかには、HDDの着脱をレ
バー操作により行い得るものがあつたが、このようなも
のでも固定には上述のようにねじを用いていた。
【0006】ところが、通常、1台のHDDの固定には
最低でも2個のねじを必要とし、このため従来のRAI
Dでは各HDDの着脱作業が煩雑となる問題があつた。
また従来のRAIDでは、上述のように各HDDの固定
のためにねじを用いており、このため各HDDごとにね
じのためのスペースを必要とするなど、小型化が難しい
問題があつた。
【0007】さらにRAIDでは、通常、故障したHD
Dの交換作業が他のHDDを駆動させた状態で行われ、
このためシステム動作中のねじ締め作業が振動及び衝撃
に弱い他のHDDに悪影響を及ぼす問題があつた。
【0008】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、ハードデイスクドライブの交換作業を容易化させ得
るハードデイスクドライブの着脱装置を提案しようとす
るものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、ハードデイスクドライブの着脱装
置において、ハードデイスクドライブ側に設けられた、
連動して回転するカム機構を構成する第1及び第2のレ
バー部材と、第2のレバー部材の周端部に設けられた第
1の突起部と、ハードデイスクドライブのシヤーシ内部
への挿入量を規制する規制手段と、ハードデイスクドラ
イブが規制手段により規制されるシヤーシ内部の最奥部
に挿入された状態で第1のレバー部材が第1の回転方向
に回転されたときに、当該第1のレバー部材と連動して
回転する第2のレバー部材の第1の突起部がハードデイ
スクドライブのシヤーシへの挿入方向と逆方向から当接
するようにシヤーシ内部の所定位置に突出形成された係
合部と、ハードデイスクドライブが規制手段により規制
されるシヤーシ内部の最奥部に挿入され、かつ第2のレ
バー部材の第1の突起部が係合部と当接して当該係合部
をハードデイスクドライブの挿入方向に付勢した状態
で、第1のレバー部材が第1の回転方向と逆方向に回転
しないように第1のレバー部材をロツクするロツク手段
とを設けるようにした。
【0010】この結果ハードデイスクドライブをシヤー
シ内部に挿入した後、第1のレバー部材を第1の回転方
向に回転させるだけで当該ハードデイスクドライブをシ
ヤーシ内部に固定することができ、またこの状態から第
1のレバー部材を第1の回転方向と逆方向に回転させる
だけでハードデイスクドライブのシヤーシへの固定を解
除することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施例を詳述する。
【0012】(1)実施例によるRAIDの全体構成 図1において、1は全体として本発明を適用したRAI
Dを示し、シヤーシ2の内部に8個のHDDユニツト3
が装着されている。各HDDユニツト3においては、そ
れぞれ図2に示すように、図3のような枠体状のケース
(以下、これをキヤデイと呼ぶ)4の内側にHDD5が
ねじ止めされることにより構成されている。
【0013】この場合キヤデイ4の前面部には、上側及
び下側に、それぞれ第1又は第2のロツク機構部8A、
8Bが設けられており、図4のようにHDDユニツト3
がシヤーシ2内部の所定位置に所定量挿入された状態か
ら各第1のレバー部材6をそれぞれ図4〜図6のように
矢印a又は矢印bで示す回転方向(以下、この回転方向
をロツク方向と呼ぶ)に回転させることにより、当該H
DDユニツト3をシヤーシ2内部に固定し得る一方、こ
の状態から各第1のレバー部材6をそれぞれロツク方向
と逆方向(以下、これをロツク解除方向と呼ぶ)に回転
させることによりシヤーシ2へのHDDユニツト3の固
定を解除し得るようになされている。
【0014】またキヤデイ4の前面部には、図3からも
明らかなように、第1及び第2のロツク機構部8A、8
Bの各第1のレバー部材6にそれぞれ対応させて開口部
9Aが設けられたフロントパネル9が取り付けられると
共に、当該フロントパネル9には、特に図2からも明ら
かなように、各開口部9Aの互いに対向する各端部にそ
れぞれフロントパネル9の一部を後方向に屈曲すること
により折曲部9Bが形成されており、かくしてこれら折
曲部9Bによつて各第1のレバー部材6のロツク解除方
向の回転を規制し得るようになされている。
【0015】さらにキヤデイ4の後面部にはフレキシブ
ル基板10が段付きねじ11により上下左右方向に僅か
に移動し得るように取り付けられると共に、フレキシブ
ル基板10には所定位置にコネクタ12が固定され、か
つ当該コネクタ12の各端子は、それぞれフレキシブル
基板10に形成された配線パターンを介してHDD5の
対応する入出力端子と導通接続されている。これにより
HDD5がフレキシブル基板10及びコネクタ12を順
次介して外部と信号をやり取りし得るようになされてい
る。
【0016】一方シヤーシ2においては、図1からも明
らかなように、全体として前面が開口した箱状に形成さ
れており、図7に示すように、開口部2A近傍の内部上
面及び内部下面にそれぞれ断面コ字状の第1又は第2の
曲げ部20AX、20AYが開口部2Aに沿つて設けら
れている。
【0017】またシヤーシ2の内部上面及び内部下面に
は、それぞれ対応するHDDユニツト3の上端部又は下
端部を挟み込み得るように一対の板状の第1又は第2の
ガイド部20BX、20BYが各HDDユニツト3にそ
れぞれ対応させて複数組ずつ設けられており、かくして
これら各一対の第1及び第2のガイド部20BX、20
BYによつて対応するHDDユニツト3の装填方向及び
取出し方向をガイドし得るようになされている。
【0018】さらにシヤーシ2の内部の上側及び下側に
は、各HDDユニツト3にそれぞれ対応させて、それぞ
れ前面の開口部2Aから所定の奥行き位置に第1又は第
2のストツパ20CX、20CYが設けられており、か
くしてこれら第1及び第2のストツパ20CX、20C
Yによつて各HDDユニツト3のシヤーシ2内部への挿
入位置を規制し得るようになれている。
【0019】さらにシヤーシ2内部の奥部には、各HD
Dユニツト3の装填位置にそれぞれ対応させてインター
フエース回路が形成されたインターフエース基板21が
固定配置されると共に、当該インターフエース基板21
の前端部にはHDDユニツト3のコネクタ12と対向す
るようにコネクタ22が固定されている。この場合コネ
クタ22は、図6のようにHDDユニツト3が第1及び
第2のストツパ20CX、20CYにより規制されるシ
ヤーシ2内部の最奥部に挿入された状態のときに当該H
DDユニツト3のコネクタ12と嵌合するように前後方
向の位置が選定されており、かくしてこの状態のときに
HDDユニツト3のHDD5がコネクタ12及びコネク
タ22を介して外部と信号のやり取りを行い得るように
なされている。
【0020】この実施例の場合、シヤーシ2の内部上側
に設けられた第1の曲げ部20AX、各第1のガイド部
20BX及び第1のストツパ20CXは、いずれも1枚
の板20Xを板金加工することにより形成されると共
に、これと同様にしてシヤーシ20の内部下側に設けら
れた第2の曲げ部20AY、各第2のガイド部20BY
及び第2のストツパ20CYも、1枚の板20Yを板金
加工することにより形成されている。
【0021】(2)第1及び第2のロツク機構部の構成 ここで、HDDユニツト3の第1及び第2のロツク機構
部8A、8Bは、図2からも明らかなように、連動して
回転するカム機構を構成する第1及び第2のレバー部材
6、7から構成されている。実際上第1のレバー部材6
においては、レバー部6Aの後端部に、周側面に第1及
び第2の突起6BX、6BYが突出形成されたカム部6
Bを一体成形することにより構成されており、カム部6
Bのほぼ中央部を貫通する軸23を中心としてロツク方
向及びロツク解除方向に自在に回転し得るようになされ
ている。
【0022】一方第2のレバー部材7においては、第1
のレバー部材6の第1及び第2の突起6BX、6BYに
対応させて周側部に突出形成された第1〜第3の突起7
A〜7Cを有し、全体のほぼ中央部を貫通する軸24を
中心として自在に回転し得るようになされている。この
場合第2のレバー部材7の第2の突起7Bの形成位置
は、図2のように第1のレバー部材6がフロントパネル
9の折曲部9Bにより規制されるロツク解除方向の限界
まで回転した状態のときに、第1のレバー部材6の第1
及び第2の突起6BX、6BY間に位置するように選定
されている。
【0023】これによりこの第1及び第2のロツク機構
部8A、8Bにおいては、第1のレバー部材6をロツク
方向又はロツク解除方向に回転させたときに、当該第1
のレバー部材6の第1又は第2の突起6BX、6BYを
介して第2のレバー部材7の第2の突起7Bに回転力を
与えることができ、かくして当該第2のレバー部材7を
軸23を中心として対応する第1のレバー部材6と逆方
向に第1のレバー部材6と連動して回転させ得るように
なされている。
【0024】この第2のレバー部7の周端部には、第1
及び第3の突起7A、7C間に位置するように第4の突
起7Dが設けられている。この場合第4の突起7Dにお
いては、図2のように第1のレバー部材6がロツク解除
方向の回転限界に位置した状態でHDDユニツト3をシ
ヤーシ2内に挿入したときに、図4のようにその先端部
がシヤーシ2内部の対応する第1又は第2の曲げ部20
AX、20AYの表面側と当接するように位置及び長さ
が選定されており、かくしてHDDユニツト3が必要以
上にシヤーシ2内部に嵌め込まれるのを未然に防止し得
るようになされている。
【0025】さらに第2のレバー部材7の周側面には、
第1及び第4の突起7A、7D間に位置するように第5
の突起7Eが突出形成されている。この場合第5の突起
7Eは、図4のように第1のレバー部材6がロツク解除
方向の回転限界に位置した状態でHDDユニツト3をシ
ヤーシ2内部に装填したときに、その先端部がシヤーシ
2内部の対応する第1又は第2の曲げ部20AX、20
BXの先端と接触せず、かつこの状態から第2のレバー
部材7をある程度回転させたときに図5のようにその先
端部がシヤーシ2の対応する第1又は第2の曲げ部20
AX、20AYの裏面側と当接するようにその高さ及び
位置が選定されている。
【0026】かくしてこの第1及び第2のロツク機構部
8A、8Bでは、図4の状態から各第1のレバー部材6
をロツク方向に回転させて図5のように各第2のレバー
部材7の第5の突起7Eをシヤーシ2内部の対応する第
1又は第2の曲げ部20AX、20BXの裏面側に当接
させた後、さらに第1のレバー部材6をレバー部6Aが
第2のレバー部材7の外側面に当接するまでロツク方向
に回転(すなわち第1のレバー部材6をロツク方向の回
転限界まで回転)させたときに、各第2のレバー部材7
の第5の突起7Eがシヤーシ2内部の対応する第1又は
第2の曲げ部20AX、20AYの裏面側を前方向に押
すように作用することにより、その反作用によつてHD
Dユニツト3を全体としてシヤーシ2内部に押し込むこ
とができるようになされている。
【0027】このとき第2のレバー部材7の第2の突起
7Bの高さは、図6のように第1のレバー部材6がロツ
ク方向の回転限界まで回転する直前に当該第1のレバー
部材6の第1の突起6BXの頂点が当該第のレバー部材
7の第2の突起7Bの頂点を越えるように選定されてい
る。かくして第1及び第2のロツク機構部8A、8Bに
おいては、第1のレバー部材6がロツク方向の回転限界
まで回転された状態のときには、第2のレバー部材7の
第2の突起7Bが第1のレバー部材6の第1の突起6B
Xを当該第1のレバー部材6がロツク解除方向に回転し
ないように支えることにより、当該第1のレバー部材6
をこの状態にロツクし得るようになされている。
【0028】なおシヤーシ2においては、第1及び第2
の曲げ部20AX、20AYから対応する第1又は第2
のストツパ20CX、20CYまでの距離L1が、図6
の状態のときの第2のレバー部材7の第5の突起7Eの
先端からHDDユニツト3のキヤデイ4の後側面までの
長さL2よりも僅かに(実施例では3〔mm〕程度)小さ
く選定されており、かくして図6の状態のときにシヤー
シ2内部の第1の曲げ部20AX及び第1のストツパ2
0CXによつてHDDユニツト3の上端部を挟むように
して保持すると共に、シヤーシ2内部の第2の曲げ部2
0AY及び第1のストツパ20CYによつて当該HDD
ユニツト3の下端部を挟むようにして保持することによ
り、当該HDDユニツト3をシヤーシ2内部に固定保持
し得るようになされている。
【0029】かかる構成に加え第1及び第2のロツク機
構部8A、8Bの場合、図2からも明らかなように、第
1のレバー部材6のレバー部6Aの腹側面には、当該第
1のレバー部材6がロツク方向の回転限界まで回転した
ときに第2のレバー部材7と当接する部位に例えばゴム
等の緩衝材からなる緩衝部材30が取り付けられてい
る。
【0030】これによりこの第1及び第2のロツク機構
部8A、8Bにおいては、第1のレバー部材6がロツク
方向に回転され、当該第1のレバー部材6の第1の突起
6BXの先端部が第2のレバー部材7の第2の突起7B
の頂点を越えて第1のレバー部材6がセルフロツクされ
るときに、第1のレバー部材6のレバー部6Aの腹側面
が第2のレバー部材7の周側面に当たるときの衝撃を緩
和し、かくしてこの衝撃によるHDDユニツト3のHD
D5の動作に悪影響を与えるのを未然に防止し得るよう
になされている。
【0031】(3)実施例の動作及び効果 以上の構成において、HDDユニツト3をシヤーシ2内
部に装着する場合、まず図4のようにHDDユニツト3
の各第1のレバー部材6がロツク解除方向の回転限界に
位置した状態で、当該HDDユニツト3を各第2のレバ
ー部材7の第4の突起7Cの先端がシヤーシ2内部の対
応する第1又は第2の曲げ部20AX、20AYに当接
するまでシヤーシ2の内部に挿入する。
【0032】この場合図4のように、HDDユニツト3
の各第2のレバー部材7の第4の突起7Cの先端がシヤ
ーシ2内部の対応する第1又は第2の曲げ部20AX、
20AYに当接した状態では、当該HDDユニツト3の
コネクタ12とシヤーシ2内部のコネクタ22とは嵌合
しない。次いでHDDユニツト3の各第2のレバー部材
7の第4の突起7Cの先端がシヤーシ2内部の対応する
第1又は第2の曲げ部20AX、20AYに当接した段
階で、各第1のレバー部材6をそれぞれロツク方向に回
転させる。
【0033】このとき第1のレバー部材6の回転に伴い
第2のレバー部材7が回転し、まず第2のレバー部材7
の第5の突起7Eの先端がシヤーシ2内部の対応する第
1又は第2の曲げ部20AX、20AYの裏面に当接
し、この後当該各第2のレバー部材7の第5の突起7E
がそれぞれ対応する第1又は第2の曲げ部20AX、2
0AYの裏面側を前方向に押すことによりHDDユニツ
ト3が全体として後方向に移動する。この結果HDDユ
ニツト3のコネクタ12は、当該HDDユニツト3の後
方向への移動に伴つてシヤーシ2内部のコネクタ22と
徐々に嵌合して行く。
【0034】さらにこの後HDDユニツト3の後退に伴
つて当該HDDユニツト3の後側面がシヤーシ2内部の
第1及び第2のストツパ20CX、20CYと当接し、
当該HDDユニツト3の後退が停止する。
【0035】この状態からさらに各第1のレバー部材6
をロツク方向に回転させると、各第1のレバー部材6が
ロツク方向の回転限界の近くまで回転した段階におい
て、これら各第1のレバー部材6の各第1の突起6BX
がそれぞれ対応する第2のレバー部材7の第2の突起7
Bの頂点を越えて、各第1のレバー部材6がセルフロツ
クされ、かくしてHDDユニツト3がシヤーシ2内部の
第1の曲げ部20AX及び第1のストツパ20CXにそ
の上端部を挟まれ、かつ第2の曲げ部20AY及び第2
のストツパ20CYにその下端部を挟まれるようにして
固定保持される。
【0036】なおこれと逆の手順により、シヤーシ2内
部に装填されたHDDユニツト3を当該シヤーシ2内部
から取り出すことができる。
【0037】ここでこのRAID1では、上述のように
第1のレバー部材6をロツク方向又はロツク解除方向に
回転させるだけシヤーシ2内部への各HDDユニツト3
の固定を行うことができる。従つてこのRAID2で
は、例えばねじ締めによりシヤーシに対する各HDDユ
ニツトのの固定を行う従来のRAIDに比べて格段的に
各HDDユニツト3の着脱を容易化させることができ
る。またこのRAID1では、このようにHDDユニツ
ト3のシヤーシ2への固定にねじを用いていないため、
ねじ止めのためのスペースを必要とせず、その分全体と
して小型化することができる。
【0038】さらにこのRAID1では、上述のように
各HDDユニツト3を、シヤーシ2内部の第1の曲げ部
20AX及び第1のストツパ20により上端部を挟み、
かつ第2の曲げ部20AY及び第2のストツパ20CY
により下端部を挟むようにしてしてシヤーシ2内部にお
いて固定保持するようになされているため、当該RAI
D1の搬送時にも振動や衝撃に耐えて各HDDユニツト
3を確実に所定状態に保持することができる利点もあ
る。
【0039】以上の構成によれば、RAID1におい
て、各HDDユニツト3の前面部に連動して回転するカ
ム機構構成の第1及び第2のレバー部材6、7を配設す
ると共に、第2のレバー部材7の周端部に第5の突起7
Eを設け、かつシヤーシ2内部の奥部にHDDユニツト
3のシヤーシ2内部への挿入量を規制する第1及び第2
のストツパ20CX、20CYを設けると共に、第1の
レバー部材6を所定のロツク方向に回転させたときに第
2のレバー部材7の第5の突起7Eがその裏面に当接す
るようにシヤーシ2内部に第1及び第2の曲げ部20A
X、20AYを配2するようにしたことにより、各第1
のレバー部材6をロツク方向又はロツク解除方向に回転
させるだけでシヤーシ2に対する各HDDユニツト3の
固定及びその解除を行うことができ、かくしてHDDユ
ニツト3の交換作業を容易化させるHDDユニツト3の
着脱機構を実現できる。
【0040】(4)他の実施例 なお上述の実施例においては、本発明をRAID1に適
用するようにした場合について述べたが、本発明はこれ
に限らず、要は、一側面に開口部が設けられたシヤーシ
の内部にハードデイスクドライブを当該開口部を介して
挿入するようにして装着するこの他種々の装置に適用し
て好適なものである。
【0041】また上述の実施例においては、第1及び第
2のレバー部材6、7を図2のように形成するようにし
た場合について述べたが、本発明はこれに限らず、要
は、連動して回転するカム機構を構成することができる
のであれば、第1及び第2のレバー部材6、7の形状と
しては、この他種々の形状を適用できる。
【0042】さらに上述の実施例においては、HDDユ
ニツト3のシヤーシ2内部への挿入量を規制する規制手
段として第1及び第2のストツパ20CX、20CYを
適用するようにした場合について述べたが、本発明はこ
れに限らず、例えばシヤーシ2内部のコネクタ22によ
りHDDユニツト3のシヤーシ2内部への挿入量を規制
することができるのであれば、第1及び第2のストツパ
20CX、20CYを省略してコネクタ22を規制手段
として併用するようにしても良く、要は、HDDユニツ
ト3のシヤーシ2内部への挿入量を規制することができ
るのであれば規制手段としては、この他種々の規制手段
を適用できる。
【0043】さらに上述の実施例においては、第2のレ
バー部材7の第5の突起7Eが係合するシヤーシ2内部
の係合部を、一枚の板20X、20Yを折り曲げること
により図2のような曲げ部20AX、20AYとして形
成するようにした場合について述べたが、本発明はこれ
に限らず、要は、HDDユニツト3が第1及び第2のス
トツパにより規制されるシヤーシ2内部の最奥部に挿入
された状態で第1のレバー部材6がロツク方向に回転さ
れたときに、第2のレバー部材7の第5の突起7EがH
DDユニツト3のシヤーシ2への挿入方向と逆方向から
当接するように突出形成するのであれば、第2のレバー
部材7の第5の突起7Eが係合する係合部の形状として
は、この他種々の形状を適用できる。
【0044】さらに上述の実施例においては、第1のレ
バー部材6の第1の突起6BXと、第2のレバー部材7
の第2の突起7Bの形成位置及び形状を所定状態に選定
することにより第1のレバー部材6をロツク方向の回転
限界の位置にロツクし得るようにした場合について述べ
たが、本発明はこれに限らず、要は、HDDユニツト3
が第1及び第2のストツパ20AX、20AYにより規
制されるシヤーシ2内部の最奥部に挿入され、かつ第2
のレバー部材7の第5の突起7Eがシヤーシ2内部の対
応する第1又は第2の曲げ部20AX、20AYと当接
した状態で、第1のレバー部材6がロツク解除方向に回
転しないように第1のレバー部材6をロツクすることが
できるのであれば、第1のレバー部材6をロツクするロ
ツク手段としてはこの他種々の構成のロツク手段を適用
できる。
【0045】さらに上述の実施例においては、第2のレ
バー部材7の第4の突起7Dを、図2のように第1のレ
バー部材6がロツク解除方向の回転限界に位置した状態
でHDDユニツト3をシヤーシ2内に挿入したときに、
図4のようにその先端部がシヤーシ2内部の対応する第
1又は第2の曲げ部20AX、20AYの表面側と当接
するように形成するようにした場合について述べたが、
本発明はこれに限らず、要は、少なくとも第2のレバー
部材6の第5の突起7Eがシヤーシ2内部の対応する第
1又は第2の曲げ部20AX、20AYと接触しない角
度に第1のレバー部材6が位置した状態でHDDユニツ
ト3をシヤーシ2内部に挿入したときに、当該HDDユ
ニツト3の挿入方向側から対応する第1又は第2の曲げ
部20AX、20AYとその先端部が当接するように第
4の突起7Dを設けるようにすれば良い。
【0046】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、ハードデ
イスクドライブ側に連動して回転するカム機構を構成す
る第1及び第2のレバー部材を設けると共に、第2のレ
バー部材の周端部に第1の突起部を設ける一方、シヤー
シ側に、ハードデイスクドライブのシヤーシ内部への挿
入量を規制する規制手段と、ハードデイスクドライブが
規制手段により規制されるシヤーシ内部の最奥部に挿入
された状態で第1のレバー部材が第1の回転方向に回転
されたときに第2のレバー部材の第1の突起部がハード
デイスクドライブのシヤーシへの挿入方向と逆方向から
当接する係合部と、この状態で第1のレバー部材が第1
の回転方向と逆方向に回転しないように第1のレバー部
材をロツクするロツク手段とを設けるようにしたことに
より、第1のレバー部材を第1の回転方向又はこれと逆
方向に回転させるだけでハードデイスクドライブをシヤ
ーシ内部に固定し、又は当該固定を解除し得るようにす
ることができ、かくしてハードデイスクドライブの交換
を容易化し得るハードデイスクドライブの着脱装置を実
現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例によるRAIDの全体構成を示す略線的
な斜視図である。
【図2】HDDユニツトの構成を部分的に断面をとつて
示す側面図である。
【図3】キヤデイの構成を示す斜視図である。
【図4】シヤーシへのHDDユニツトの装着手順を部分
的に断面をとつて示す側面図である。
【図5】シヤーシへのHDDユニツトの装着手順を部分
的に断面をとつて示す側面図である。
【図6】シヤーシへのHDDユニツトの装着手順を部分
的に断面をとつて示す側面図である。
【図7】シヤーシの構成を示す側面図である。
【符号の説明】
1……RAID、2……シヤーシ、3……HDDユニツ
ト、4……キヤデイ、5……HDD、6、7……レバー
部材、6BX、6BY、7A〜7E……突起、8A、8
B……ロツク機構部、12、22……コネクタ、20A
X、20AY……曲げ部、20BX、20BY……ガイ
ド部、20CX、20CY……ストツパ、30……緩衝
部材。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一側面に開口部が設けられたシヤーシの内
    部に上記開口部を介して装着されるハードデイスクドラ
    イブの着脱装置において、 上記ハードデイスクドライブ側に設けられた、連動して
    回転するカム機構を構成する第1及び第2のレバー部材
    と、 上記第2のレバー部材の周端部に設けられた第1の突起
    部と、 上記シヤーシ内部の奥部に配設され、上記ハードデイス
    クドライブの上記シヤーシ内部への挿入量を規制する規
    制手段と、 上記ハードデイスクドライブが上記規制手段により規制
    される上記シヤーシ内部の最奥部に挿入された状態で上
    記第1のレバー部材が第1の回転方向に回転されたとき
    に、当該第1のレバー部材と連動して回転する上記第2
    のレバー部材の上記第1の突起部が上記ハードデイスク
    ドライブの上記シヤーシへの挿入方向と逆方向から当接
    するように上記シヤーシ内部の所定位置に突出形成され
    た係合部と、 上記ハードデイスクドライブが上記規制手段により規制
    される上記シヤーシ内部の最奥部に挿入され、かつ上記
    第2のレバー部材の上記第1の突起部が上記係合部と当
    接した状態で、上記第1のレバー部材が上記第1の回転
    方向と逆方向に回転しないように上記第1のレバー部材
    をロツクするロツク手段とを具えることを特徴とするハ
    ードデイスクドライブの着脱装置。
  2. 【請求項2】上記第1のレバー部材は、 ユーザが操作するためのレバー部と、 上記レバー部の一端部に一体成形された上記第2のレバ
    ー部と係合するカム部とからなり、 上記第1のレバー部材を上記第1の回転方向に回転させ
    たときに上記第2のレバー部材と当接する上記第1のレ
    バー部材の上記レバー部の所定部位に緩衝材からなる緩
    衝部材が取り付けられたことを特徴とする請求項1に記
    載のハードデイスクドライブの着脱装置。
  3. 【請求項3】上記第2のレバー部材は、 少なくとも上記第2のレバー部材の上記第1の突起部が
    上記シヤーシ内部の上記係合部と接触しない角度に上記
    第1のレバー部材が位置した状態で上記ハードデイスク
    ドライブを上記シヤーシ内部に挿入したときに、上記ハ
    ードデイスクの挿入方向側から上記係合部とその先端部
    が当接するように周端部に第2の突起部が設けられたこ
    とを特徴とする請求項1に記載のハードデイスクドライ
    ブの着脱装置。
JP21922096A 1996-08-01 1996-08-01 ハードデイスクドライブの着脱装置 Pending JPH1050048A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011524059A (ja) * 2009-04-17 2011-08-25 テラダイン、 インコーポレイテッド 格納装置搬送、クランピングおよびテスト
US8363395B2 (en) 2009-10-15 2013-01-29 Buffalo Inc. Release mechanism for electronic device unit and disk array device
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CN108628413A (zh) * 2017-03-20 2018-10-09 慧与发展有限责任合伙企业 机箱和硬盘驱动器
CN108628413B (zh) * 2017-03-20 2021-06-22 慧与发展有限责任合伙企业 机箱、硬盘驱动器及系统

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